JP3586304B2 - ぬいぐるみ玩具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、子犬などの愛玩動物を模した形態を有し、その手足部などを作動させる駆動部を内蔵したぬいぐるみ玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなぬいぐるみ玩具の一例として、実開平6−19797号公報に記載されたものが知られている。これは、愛玩用ぬいぐるみ玩具が有する外観性(可愛らしさ等)を損なうことなく、子猫のような愛玩動物を模した動作を実現するために、ぬいぐるみ本体の頭部に自然光の変化を感知する光センサを配設し、使用者がぬいぐるみの鼻の部分に付属品の刷毛を接触させたり、手をかざしたりすると、当該光センサが光量の変化を検出し、その検出信号に応じて内部の制御部がスイッチ動作をして駆動部と音声出力部とを作動させる。これにより、ぬいぐるみの手足部を動かすと共に動物の鳴き声を発生するものである。更に、ぬいぐるみ本体の内部に配置された機械的な構成の駆動部を弾性体で包み、当該駆動部と電源部を分断することによって電源部のサイズを極力小さくし、感触の良いぬいぐるみ玩具としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のぬいぐるみ玩具では、使用者が直接オン・オフするスイッチに代えて、光の変化で所定の動作をさせるようにしているが、その動作は鳴き声の発生と手足部の駆動に限られている。すなわち、この玩具は、単なるスイッチ操作でなく、実際の愛玩動物のように使用者の意図に応じた動作をするものであるが、使用者の目に見える(視覚的な)動作としては、上記のように手足部が駆動されるだけであり、この点では従来の玩具と変わるところはない。
【0004】
本発明は、視覚的な動作として上記のぬいぐるみ玩具のように手足部が駆動されるだけでなく、その手足部の動作に伴って或いはその動作と共に、更に愛玩動物らしい動作ないし態度を実現する構成を備えることにより、一層愛玩性が増したぬいぐるみ玩具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のぬいぐるみ玩具は、少なくとも2つの手部又は足部を突設したぬいぐるみ本体と、該ぬいぐるみ本体の内部から手部又は足部の内部へ延びて回動自在に設けられた少なくとも2本の駆動軸と、上記ぬいぐるみ本体の内部に設けられて駆動軸を回動させる駆動部と、上記2つの手部又は足部の間に位置し、駆動軸の回動による手部又は足部の動きに伴って変動するように形成された付属品と、一端に該付属品を取り付け、他端は前記ぬいぐるみ本体の手部又は足部の上方に形成された首部の正面部分に取り付けられる紐とを備え、前記紐は、前記首部の正面から前記2つの手部又は足部の間までの長さを有することを特徴とする。
【0006】
本発明実施態様では、付属品は、紐の一端を結び付けたボール形状体から成る
【0007】
紐の他端は、ぬいぐるみ本体の首部の正面部分に着脱可能に構成されることが好ましい
【0008】
もう1つの実施態様では、上記駆動部は、ぬいぐるみ本体の内部から手部又は足部の上方に形成された頭部又は他の突出部の内部へ延びて回動自在な第3の駆動軸を有し、この第3の駆動軸を上記2本の駆動軸と同時に駆動するように構成される。
【0009】
更にもう1つの実施態様では、ぬいぐるみ本体の内部に、上記駆動部へ給電する電源ボックスを収納する間隙が設けられ、この間隙部分は、電源ボックスをぬいぐるみ本体の外側から入れたり取り出したりできる出入口を有する袋状に形成される。
【0010】
更にもう1つの実施態様では、上記電源ボックスは電池を収納するケースから成り、このケースは、収納した電池の極が接触する接点と、電池から駆動部への給電をオン・オフする電源スイッチとを有し、上記出入口から上記接点と電池の極との間に電気的な絶縁体を挿入できるように構成される。
【0011】
【作用及び効果】
本発明においては、ぬいぐるみ本体の内部に設けられた駆動部が駆動軸を回動させることにより、ぬいぐるみ本体に突設した少なくとも2つの手部又は足部が回動する。かかる動作は、公知のぬいぐるみ玩具と同様である。しかしながら、一端に付属品を取り付けた紐を備え、この紐は、首部の正面から2つの手部又は足部の間までの長さを有するので、紐の他端を首部に装着して付属品を吊り下げるようにすれば、付属品はそのまま2つの手部又は足部の間に位置する。そして、ぬいぐるみ本体の回動する手部又は足部に挟まれた状態になると、その回動に従って付属品が回転する。これにより、子犬のような愛玩動物が骨のような物体を回したり、じゃれたりしているような動作になり、ぬいぐるみの可愛らしさが一層際立つことになる。
【0012】
本発明の実施態様によると、ボール形状体から成る付属品に一端を結び付けた紐の他端をぬいぐるみ本体に装着することで、上記付属品がぬいぐるみ本体から離れてしまうことなく、愛玩動物がボールを回したりじゃれたりしてボールと戯れる動作を継続できると共に、付属品の紛失も防止される。
【0013】
また、紐の他端をぬいぐるみ本体に着脱可能とすることにより、紐の他端をぬいぐるみ本体から外せば、ぬいぐるみ本体だけにすることができるのに加えて、使用者が紐を持って付属品のボール部分をぬいぐるみ本体の2つの手部又は足部の間に位置させることにより、上記のようにボールを回したりじゃれたりする動作を行わせることができる。更に、付属品それ自体を紐の付いたボール玩具として遊ぶこともできる
【0014】
更にもう1つの実施態様によると、駆動部が第3の駆動軸を駆動することにより、ぬいぐるみ玩具は、2つの手部又は足部の回動と同時に頭部又は尻尾のような突出部も作動させる。これにより、子犬のような愛玩動物が手足だけでなく、頭や尻尾も振る動作になるので、ぬいぐるみの可愛らしさが一層増す。
【0015】
もう1つの実施態様によると、ぬいぐるみ本体の内部の間隙部分を形成する袋に電源ボックスを収納するので、ぬいぐるみの外観を損なわないことに加えて、その袋の出入口から電源ボックスを入れたり出したりすることができ、電池の交換等が容易になるという効果が得られる。
【0016】
更にもう1つの実施態様によると、上記袋の出入口から電源ボックスの接点と電池の極との間に電気的な絶縁体を挿入しておくと、電源スイッチをオンにしても駆動部への給電がないので、ぬいぐるみ玩具を運搬したり飾っておく場合等に電池の消費を抑制できることに加えて、ぬいぐるみ玩具を玩具店などの店頭に飾った状態で、上記絶縁体を引き抜くだけで駆動部への給電が開始され、ぬいぐるみ玩具が動作するので、宣伝効果が上がる。
【0017】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例として子犬の形態に作られたぬいぐるみ玩具1の外観図である。このぬいぐるみ玩具1は、子犬の形態のぬいぐるみ本体2に柔軟な感触を与えるポリエステル製の繊維から成る弾性体(いわゆるクッション材、図示省略)を内蔵し、その内部に後述の駆動部21(図2)を収納している。
【0018】
ぬいぐるみ本体2は、子犬の頭を模した頭部3と、前足を模した左右の手部4L,4Rと、後足を模した左右の足部5L,5Rと、尻尾を模した尾部6とを突出させている。子犬が頭、手足あるいは尻尾を振ったり回したりするような動作を実現するため、この実施例では、頭部3と手部4L,4Rが、それぞれ本体2との結合部を中心として回動可能である。特に、手部4L,4Rは、後述のようなボール遊びを実現するため、付属品のボールを両側から挟んで所定方向に回動するように構成されている。なお、本発明によれば、ぬいぐるみ本体から突出した部分については、少なくとも、ボールを両側から挟むことができる手部又は足部が回動可能であればよい。
【0019】
頭部3の正面には鼻7が設けられているが、この鼻7を形成する部材は、後述のように、ぬいぐるみ本体2の顔面部分の裏側に配置された支持部材25(図2及び図7)に取り付けられ、更に、この鼻7の上方位置の内側に光センサ24が配置されている。その詳細については、後で説明する。
【0020】
実施例のぬいぐるみ玩具1は、ボール形状の付属品10を備えている。この付属品10は、回動可能な2つの手部4Lと4Rの間に位置したとき、それらの回動に伴って回転するように形成された球状の籠部11と、この籠部11に一端を結び付けた紐12とから成る。籠部11は、上下2つの半球体11aと11bに分けられ、内部に小球13を入れて2つの半球体11a,11bの円環部を接着剤で接合することにより形成されている。そして、上部の半球体11aの頂点位置に、紐12の一端を結び付ける半環状の凸部11cが設けられている。
【0021】
紐12は、ぬいぐるみ本体2の首部8の正面から2つの手部4Lと4Rの間までの距離に相当する長さを有する。そして、紐12の他端は、ほぼ円形の結合板14から突出した環状の凸部15に結び付けられている。結合板14の片側の円盤面(図1では見えない側の面)には、互いに引掛けられる鉤止片を多数突出させて配置した支持体から成るフック型ファスナー(いわゆるマジックファスナー或いはマジックテープ)16が固着されている。
【0022】
一方、ぬいぐるみ本体2の首部8の正面部分にも、上記フック型ファスナー16と接合する繊維状のファスナー17が固着されており、これに結合板14のファスナー16を着脱することにより、紐12の他端がぬいぐるみ本体2の首部8に着脱可能となっている。なお、ぬいぐるみ本体2側のファスナー17としては、外観上及び感触の点で、この実施例のように繊維状のものを用いることが好ましい。
【0023】
図2に示すように、ぬいぐるみ本体2の内部には、電源である乾電池19(図4)を収納する電源ボックス20と、この電源から後述の制御回路部50(図4)を介して必要な電圧が供給される駆動部21と、この駆動部21の正面からぬいぐるみ本体2の左右の手部4L,4Rの内部へ延びた回動自在な2本の駆動軸22a,22bと、駆動部21の正面側に設けられた音声出力部23と、鼻7の上部内側に光センサ24を配置するための支持部材25とが、ぬいぐるみ本体2内に充満した前記弾性体に包囲されるようにして配置されている。
【0024】
また、図3に示すように、ぬいぐるみ本体2において電源ボックス20を収納する部分は、底から電源ボックス20を入れたり取り出したりできる出入口9を有する袋状に形成されている。この出入口9は、使用者が指などで押し開かない限り、出入口9に設けた上記のようなファスナー9aによって閉じられている。
【0025】
駆動軸22a,22bは、補強のため、図5に示すように断面が十字形の棒状部材22’で形成され、その先端部は屈曲してぬいぐるみ本体2の手部4L,4Rの内部に位置し、各軸の先端には円筒状のキャップ26が装着されている。
【0026】
再び図2において、駆動部21は、上記2本の駆動軸22a,22bの他に、上方に突出した第3の駆動軸27を有する。この第3の駆動軸27も、断面が十字形の棒状部材で形成されている。そして、その下端部を中心として、ぬいぐるみ本体2の左右方向に揺動可能すなわち所定の角度範囲で回動自在であり、後述のように、駆動部21により2本の駆動軸22a,22bと同時に駆動される。第3の駆動軸27の上端部27aは、頭部3の内部に位置し、且つ補強のため、2枚の円板を上方から見て十字形に配置すると共にそれらの間を円形の平板で結合した形状に作られている。
【0027】
更に図4に示すように、駆動部21は、前後2つのケース部材30a,30bを接合して形成されるケース30を有し、後部のケース部材30bの内部に、左右の駆動軸22a,22bを回転させる駆動機構が収納されている。この駆動機構は、モータ32、このモータ32の回転出力軸に固着された小プーリ33、この小プーリ33の回転がベルト34を介して伝達される大プーリ35、この大プーリ35と同軸で回転するピニオン36、このピニオン36と噛み合う大歯車37、この大歯車と同軸で回転する小歯車38、この小歯車と噛み合う大歯車39、この大歯車39と噛み合うように前記左手部4の駆動軸22aに設けられた左手駆動ピニオン40、上記大歯車37と噛み合う大歯車41、この大歯車と同軸で回転する小歯車42、この小歯車と噛み合う大歯車43、及び、この大歯車43と噛み合うように前記右手部4の駆動軸22bに設けられた右手駆動ピニオン44により、構成されている。
【0028】
また、駆動部21の後部ケース部材30bには、第3の駆動軸27の下端部から前後に突出した軸31aを回転自在に支持する軸受部31が設けられると共に、ケース部材30bの内部に、第3の駆動軸27を揺動させる駆動機構が収納されている。この駆動機構は、上記左手駆動ピニオン40と噛み合っている大歯車39と同軸で、その後方に一体回転するように配置された回転板45と、この回転板45の背面側の偏心位置に突設した偏心ピン46と、一端部にこの偏心ピン46が緩く嵌合する孔を有し、他端部に上記第3の駆動軸27の下方延長部27bから前後に突出した軸27cが嵌合する孔を有する揺動板47とで、構成されている。
【0029】
ぬいぐるみ玩具1においては、駆動部21等の作動を制御する制御回路部50が、後部ケース部材30bの内部下方に配置される。この制御回路部50には、これと電源ボックス20に接続したリード線51を介して電源が供給される。そして、制御回路部50は、駆動部21のモータ32、音声出力部23及び光センサ24に対し、それぞれリード線52、53及び54により、電気的に接続されている。なお、制御回路部50と光センサ24とを接続するリード線54は、その途中に設けられた一対のコネクタ55によって接続されており、必要に応じて切り離すことができる。
【0030】
電源ボックス20は、電池19(この場合、2本)を収納するケースから成り、このケースは、前述のように、電池19の交換等のため、ぬいぐるみ本体2の底部に設けた出入口9から入れたり出したりすることができる。
【0031】
更に、電源ボックス20には、図6に示すように、収納した2本の電池19の極(1本は+極、他の1本は−極)が接触する接点板20aと、電池19から制御回路部50への給電をオン・オフする電源スイッチ20b(図2及び図4)と、図3に示すように、ぬいぐるみ本体2の出入口9から接点板20aと電池19の一方の極(この場合、+極)との間に、細長い板状の電気的絶縁体60の上方に屈曲した先端部60aを挿入するためのスリット20cとが設けられている。
【0032】
従って、玩具底部の出入口9から電源ボックス20のスリット20cを通って接点板20aと電池19の極との間に絶縁体60の先端部60aを挿入しておくと、電源スイッチ20bをオンにしても制御回路部50への給電がないので、ぬいぐるみ玩具1を運搬したり飾っておく場合等に電池19の消費を抑制できることに加えて、ぬいぐるみ玩具1を玩具店などの店頭に飾った状態で、絶縁体60を引き抜くだけで制御回路部50への通電が開始される。従って、ぬいぐるみ玩具1は、後述のように動作できるので、宣伝効果が上がる。
【0033】
音声出力部23は、スピーカ或いは圧電ブザーのような発音体から成り、駆動部21の前部のケース部材30aに設けられた開口部の裏面側に装着される。上記制御回路部50は、この発音体から子犬等の動物の鳴き声を模した音声を発生させるための電気信号を出力する音声合成または音声発生回路を備えている。
【0034】
光センサ24は、図7及び図8に示すように、ぬいぐるみ本体2の鼻7を形成する部材を装着する支持部材25の上部に取り付けられる。詳細には、支持部材25は上下方向に長い形で、ぬいぐるみ本体2の顔面部分の裏側に設置されるが、この支持部材25の上部には、前面側に突出した凸部25aが設けられると共に、その裏面側から光センサ24を挿入できる穴25bが形成されている。この穴25bに装着された光センサ24は、ぬいぐるみ本体2の正面側から顔面部分の布地を通って穴25bに入る光量を検知し、その光量の変化に応じて検知出力が変化するものである。上記制御回路部50は、この光センサ24からの検知信号の変化に応じて、上記駆動部21のモータ32及び音声出力部23を駆動する電気信号を一定時間(その長さは、予め任意に設定できる。)出力するように構成されている。従って、使用者が鼻7の近くに手をかざすと、光センサ24が光量の変化を検知し、駆動部21のモータ32が始動すると共に、音声出力部23から動物の鳴き声が出る。モータ32の駆動方向すなわち電源からモータへの通電の極性は、後述のように左右の駆動軸22a,22bをそれぞれ図の矢印方向に回動させるように定められている。
【0035】
この実施例の場合、鼻7は、ほぼ黒色に着色された樹脂成形部材から成る。このため、光センサ24を鼻7の内側に配置すると光の検知が困難になるので、上記支持部材25により、光センサ24は鼻7の上方に配置される。
【0036】
また、鼻7を形成している部材は後方に突出し、ぬいぐるみ本体2の顔面部分の布地に設けられた穴を通る部分を備えており、この後方突出部分は、支持部材25の下部に設けられた孔25cに挿入される。そして、挿入後は簡単に抜けないようにするため、鼻7の後方突出部分に逆止め段部7aが設けられている。
【0037】
図1のぬいぐるみ玩具1は、以上の構成により、次のように動作する。
【0038】
まず、使用者が、ぬいぐるみ玩具1の鼻7の近くに手をかざすか、或いは前述の公知のぬいぐるみ玩具のように鼻7に刷毛等を接触すると、頭部3内の光センサ24が光量の減少を検知し、その検知信号が制御回路部50に送られる。これに応じて、制御回路部50は、駆動部21のモータ32と音声出力部23を駆動する信号を出力する。このため、駆動部21では、モータ32の出力軸が所定方向に回転し、その回転力が小プーリ33からベルト34を介して大プーリ35に伝達されるので、この大プーリ35と同軸のピニオン36から大歯車37及びこれと同軸の小歯車38を経て、大歯車39が回転する。これにより、左手駆動ピニオン40を介して駆動軸22aが図の矢印方向に回動され、左手部4Lを回動させる。一方、大歯車37から大歯車41及びこれと同軸の小歯車42を経て、大歯車43が回転する。これにより、右手駆動ピニオン44を介して駆動軸22bが図の矢印方向に駆動され、右手部4Rを回動させる。
【0039】
かくして、手部4L,4Rは、それぞれ本体2との結合部を中心として回動するので、付属品10の紐12の他端部を結び付けた結合板14のファスナー16を、ぬいぐるみ本体2の首部8のファスナー17に付着させて接合しているときは、紐12に吊り下げられた籠部11が、2つの手部4Lと4Rの間に位置し、上記のように図4の矢印方向に(下から上へ)回動する手部4Lと4Rによって、交互に持ち上げられる。これにより、ボール状の籠部11はランダムに回転し、ぬいぐるみ玩具1が両手(動物の前足)でボールを回したり、じゃれたりしているような動作となる。そして、この実施例では、籠部11内の小球13もランダムに転がるので、面白さが増大する。このとき、紐12の他端はぬいぐるみ本体2に装着されているので、付属品10がぬいぐるみ本体2から離れてしまうことはなく、左右の手部4L,4Rが回動する間、ボールを回したりじゃれたりする動作が継続する。
【0040】
また、上記のように接合した2つのファスナーを分離することで紐12の他端をぬいぐるみ本体2から外した場合には、使用者が紐12を持って籠部11をぬいぐるみ本体の2つの手部又は足部の間に位置させることで、上記と同様にボールを回したりじゃれたりする動作を行わせることができる。勿論、付属品10それ自体をボール玩具として遊んだり、アクセサリーとして用いることもできる。
【0041】
更に、この実施例では、モータ32の回転出力により、左手駆動ピニオン40と噛み合っている大歯車39と同軸の回転板45も回転し、その偏心ピン46を介して揺動板47が揺動するので、揺動板47の他端部の孔に嵌合した軸27cを備えた第3の駆動軸27が、図4の矢印で示すように左右に揺動する。これにより、ぬいぐるみ玩具1は、2つの手部4L,4Rの回動と同時に頭部3が回動し、子犬のような愛玩動物が頭を振る動作を行う。
【0042】
以上の動作は、制御回路部50がモータ32を駆動する信号を出力する間(予め設定した時間)継続し、その時間経過したとき、鳴き声と共に停止する。
【0043】
上記実施例では、左右の手部4L,4Rと頭部3が駆動されるようになっているが、これに加えて、或いは左右の足部5L,5Rや尾部6を同様に駆動するように構成してもよい。特に、左右の足部5L,5Rを上記の手部4L,4Rのように回動させる場合には、その間にボール形状の付属品を挟むようにすれば、上記と同様のボール遊びが実現される。なお、付属品は、ボール形状のものに限らず、例えば子犬がじゃれる骨の形など、ぬいぐるみ本体の形態に応じて任意に定められる形状でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のぬいぐるみ玩具の外観図。
【図2】図1のぬいぐるみ玩具の内部に収納されている部材を示す図。
【図3】図1のぬいぐるみ玩具の下方から見た斜視図。
【図4】図2の駆動部の内部構成を示す図。
【図5】図1のぬいぐるみ玩具の駆動軸の形状を示す図。
【図6】玩具の電源ボックスからの給電を停止する手段を示す図。
【図7】図1のぬいぐるみ玩具の鼻部と光センサの支持部材を示す図。
【図8】図7の支持部材に鼻部と光センサを取り付けた状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
1…ぬいぐるみ玩具、2…ぬいぐるみ本体、3…頭部、4L,4R…手部、5L.5R…足部、6…尾部、7…鼻、8…首部、9…出入口、10…付属品、11…籠部、12…紐、13…小球、14…結合板、15…凸部、16,17…ファスナー、19…電池、20…電源ボックス、21…駆動部、22a,22b…駆動軸、23…音声出力部、24…光センサ、25…支持部材、26…キャップ、27…第3の駆動軸、30…ケース、31…軸受部、50…制御回路部、60…電気的絶縁体。

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの手部又は足部を突設したぬいぐるみ本体と、該ぬいぐるみ本体の内部から前記手部又は足部の内部へ延びて回動自在に設けられた少なくとも2本の駆動軸と、前記ぬいぐるみ本体の内部に設けられて前記駆動軸を回動させる駆動部と、前記2つの手部又は足部の間に位置し、前記駆動軸の回動による当該手部又は足部の動きに伴って変動するように形成された付属品と、一端に該付属品を取り付け、他端は前記ぬいぐるみ本体の手部又は足部の上方に形成された首部の正面部分に取り付けられる紐とを備え、前記紐は、前記首部の正面から前記2つの手部又は足部の間までの長さを有することを特徴とするぬいぐるみ玩具。
  2. 前記付属品は前記紐の一端を結び付けたボール形状体から成ることを特徴とする請求項1記載のぬいぐるみ玩具。
  3. 前記紐の他端は前記首部の正面部分に着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のぬいぐるみ玩具。
  4. 前記駆動部は、前記ぬいぐるみ本体の内部から前記手部又は足部の上方に形成された頭部又は他の突出部の内部へ延びて回動自在な第3の駆動軸を有し、該第3の駆動軸を前記2本の駆動軸と同時に駆動するように構成されている請求項1〜3のいずれか記載のぬいぐるみ玩具。
  5. 前記ぬいぐるみ本体の内部に、前記駆動部へ給電する電源ボックスを収納する間隙が設けられ、この間隙部分は、前記電源ボックスを前記ぬいぐるみ本体の外側から入れたり取り出したりできる出入口を有する袋状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のぬいぐるみ玩具。
  6. 前記電源ボックスは電池を収納するケースから成り、該ケースは、収納した電池の極が接触する接点と、該電池から前記駆動部への給電をオン・オフする電源スイッチとを有し、前記出入口から前記接点と前記電池の極との間に電気的な絶縁体を挿入できるように構成されていることを特徴とする請求項5記載のぬいぐるみ玩具。
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