JP3586294B2 - Method and apparatus for interrogating a remote transponder - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は一般的には隣接するトランスポンダを検出するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来技術】
本発明の好ましい実施例は、複数のトランスポンダからの応答信号の期間を測定することにより、隣接するトランスポンダの存在を検出するものである。米国特許第5,053,774 号および特許出願第07/981,635号(いずれもジョセフ・H・シューマン(Josef H. Schuermann )によりテキサスインスツルメント社に譲渡されている)に記載の実施例では、RF質問パルスへの通常の応答期間は、約20msで、この間にトランスポンダは通常128ビットの応答メッセージを発生するように作動できる。この20msの期間後、トランスポンダの出力はスケルチされる。応答信号のスケルチ化はバーストのエンド部(励振信号が終了したとき)によりトリガーされるトランスポンダのタイマーによって実行される。このタイマーは、128(ビット)までカウントアップし、その後トランスポンダの充電コンデンサを放電する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
デバイスまたは装置が設けられた対象を、所定位置にてその存在に関し、非接触状態で、かつ所定距離離間して識別または検出を可能とする、デバイスまたは装置に対する要望は大きい。更に2つ以上のトランスポンダが互いに隣接しているかとうかを判別できるようにする別の要望もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、2つ以上のトランスポンダが隣接しているかどうかを判別するよう、隣接するトランスポンダ間の結合を利用する最初のものである。2つのトランスポンダが隣接していると、双方がチャージアップされ、RF質問パルスに別々に応答する。従って一方のトランスポンダが応答信号を送り、他方のトランスポンダはこの信号電界内に入る。この放射信号は他方のトランスポンダの共振回路で維持されている振動と干渉する。このクロス結合した応答の干渉はトランスポンダの各々の共振回路でビートを生じさせる。このビート現象は同調がずれている楽器を同調する際に音楽家が聴く現象に類似している。楽器の周波数が異なっていると、協働的干渉(音響信号の位相が合っており、音の強度が増す)および破壊的干渉(音響信号の位相が180度ずれ、音の強度が低下する)の、時間と共に変化するパターンを聴くことができる。このような、時間と共に変化するパターンはビートと称されている。
【0005】
このようなビート効果は双方のトランスポンダで生じ得る。破壊的干渉の期間はいずれのトランスポンダにもバーストのエンド部効果を刺激し、タイマーを繰り返しリセットさせる(バーストのエンド部によりタイマーをリセットするようになっているからである)。タイマーのリセットによりデータ信号を送信するためのロジックおよびトランスポンダに対する新しい128msのウィンドーがオープンする。従って、トランスポンダの放電機能は、このビート効果により繰り返し無効にされ、トランスポンダは充電コンデンサが完全に放電するまで送信する。
【0006】
好ましい実施例のトランスポンダと他のトランスポンダ、例えば本発明の出願人以外のメーカーにより製造されたトランスポンダとの間でもビート効果が生じる。他のタイプのトランスポンダとの干渉は共振回路でビートを生じさせ、タイマーを繰り返しリセットさせる。
【0007】
【実施例】
図1を参照すると、説明すべきトランスポンダ装置は、質問器10とトランスポンダ12とを含む。質問器10は、オペレータの手で保持され、キー14を押すとRF質問パルスを送信するように製造することが好ましい。この質問器10は、RF信号を受信し、信号に含まれる情報を検出できる。トランスポンダ12からはRF信号が送信され、トランスポンダ12は、本実施例では、好ましくは質問パルスと同一周波数を有するRF信号を戻すことにより、RF質問パルスの送信に応答するようになっている。RF信号は周波数シフトキーイング(FSK)変調を使用して、トランスポンダ12によりデータ変調される。質問器10には固定ユニットとして製造されたベースユニット16が連動している。質問器10とトランスポンダ12とベースユニット16の機能およびそれらの相互作用については、後により詳細に説明する。まず、これらユニットの構成について説明する。
【0008】
質問器10は、機能シーケンスの制御を行うマイクロプロセッサ18を中央制御ユニットとして含む。RF発振器20は、マイクロプロセッサ18の出力端22における信号により、作動状態にセットされるとすぐにRF発振信号を発生する。このRF発振器20の出力信号はスイッチ24およびアンプ26を介するか、またはスイッチ28およびアンプ30を介して、カップリング(結合)コイル32へ供給できる。スイッチ24および28は、マイクロプロセッサの出力端34および36で発生される信号を補助にして、マイクロプロセッサによりそれぞれ制御される。カップリングコイル32にはコイル38とコンデンサ40とから成る共振回路のコイル38が結合されている。コイル38およびコンデンサ40にスイッチ42によりブリッジ接続できる抵抗器44が直列となっており、抵抗器44とアースとの間に別のスイッチ46が設けられている。スイッチ42および46はマイクロプロセッサにより制御され、マイクロプロセッサはその出力端48および50に対応する制御信号を発生する。スイッチ46が閉じていると、コイル38およびコンデンサ40から成る共振回路は、並列共振回路として作動するが、一方、スイッチ46が開いていると、この共振回路は直列共振回路として作動する。コイル38は、送受信コイルとして作動し、このコイルは発振器20によりこのコイルに供給されるRF質問パルスを送信すると共に、トランスポンダ12により送り返されたRF信号を受信する。
【0009】
共振回路により受信されたRF信号は、受信RF信号を増幅し、パルス成形のためこれら信号を制限するようになっている2つのアンプ52、54へ供給される。これらアンプには必要な受信感度を保証する並列共振回路56が接続されている。アンプ54の出力端はクロック発生器58に接続されており、クロック発生器は供給された信号からクロック信号を発生すると共にこのクロック信号をマイクロプロセッサ18の入力端60へ供給する。
【0010】
更に、アンプ54の出力信号は、復調器62へ供給され、復調器62はこれに印加された信号を復調すると共に、この復調信号をマイクロプロセッサ18の入力端64に供給する。
【0011】
受信されたRF信号内に含まれる情報は、復調器62で復調された後、マイクロプロセッサ18を介してランダムアクセスメモリ66へ供給され、この情報はメモリ66に記憶できる。マイクロプロセッサ18とランダムアクセスメモリ66との間には、双方向性接続回路68が配置されており、この回路はマイクロプロセッサ18からランダムアクセスメモリ66への情報の入力および逆方向への情報の転送も可能にしている。ランダムアクセスメモリ66に記憶される情報は、ジャック70にて取り出すことができる。
【0012】
マイクロプロセッサ18により信号が供給されるディスプレイユニット72は、オペレータが受信RF信号に含まれるデータを見ることができるようにしている。
質問器10はポータブル装置であるので、電源として再充電可能なバッテリー74が設けられている。バッテリー74の出力電圧はスイッチ76を閉じた後、質問器10内の所定チップのうちの「+」と表示されたターミナルに供給される。しかしながらこの供給電圧はマイクロプロセッサ18により制御される別個のスイッチ78を介して2つのアンプ52、54、クロック発生器58および復調器62へ供給される。
【0013】
バッテリー74はコイル80内で誘導され、整流器82内で整流され、コンデンサ84により平滑化された電圧によって充電できる。この電圧はベースユニット16内のコイル112を介してコイル80内で誘導されることが好ましい。充電センサー86はコイル18内で充電電圧が誘導されたこと、すなわちバッテリー74の充電作業が行われていることを検出し、次にマイクロプロセッサ18の入力端88は対応するメッセージ信号を発生する。
【0014】
マイクロプロセッサ18の出力端92からの信号により制御される別のスイッチ90は、閉状態においてアンプ94を介しカップリングコイル96へRF発振器20の出力信号を供給できる。スイッチ90は一般にトランスポンダ12との間でのデータ転送を初期化するよう、トランスポンダ12のRF質問パルスの送信を附勢するのに用いられる。。
【0015】
RF発振器20は変調器98により変調できる。この目的に必要な変調信号はマイクロプロセッサ18によりスイッチ100を介して変調器98へ供給でき、スイッチ100はマイクロプロセッサの出力端102からの信号により制御される。マイクロプロセッサ18からの変調信号は、カップリングコイル104に対してスイッチ100も閉じている際に供給される。
【0016】
図1にも示されているベースユニット16は、固定ユニットであり、この固定ユニットはジャック106を介して主電源ネットワークに接続されている。電源108では充電電圧発生器110のための作動電圧が発生され、その発生器の出力信号はコイル112に供給される。電源108と充電電圧発生器110との間にはスイッチ114が挿入されており、質問器10がベースユニット16に設置される時はいつも、スイッチ114は閉じられる。このスイッチは質問器10の境界線に設けられた一種の作動ボタン116として図1に示されている。質問器10をベースユニット16に設置すると、コイル112と80とがトランスの一次巻線および二次巻線のように協働するように、コイル112および80はベースユニットおよび質問器10内に空間的に配置されている。このように、バッテリー74は、必要な場合に非接触状態で充電できる。質問器10内のコイル96および104は、質問器10をベースユニット16に設置した場合、コイル118に空間的に極めて接近するように配置されている。このように一方のコイル96およびコイル104と他方のコイル118との間で、非接触状態での信号の伝送が可能である。復調器120はコイル118から生じた信号を復調するように働く。
【0017】
図2に示される好ましい実施例のトランスポンダ12はRF質問パルスを受信するための、コイル132およびコンデンサ134を有する並列共振回路130を含む。並列共振回路130にはエネルギー蓄積器として作動するコンデンサ136が接続されている。更に、並列共振回路130はRFバス138にも接続されている。この共振回路130は当業者に周知のように、受信機兼送信機として働く。クロック再生回路はRFバス138からのRF信号を受信し、ほぼ正方形の波形を有するクロック信号139を再生する。RFバス138に接続されたバーストエンド部検出器142は、RFバス138におけるRFキャリアのパワーレベルをモニタする機能を有する。かかるRFキャリアは質問器10からのRF質問パルスを受信すると、RFバス138に発生する。バーストエンド部検出器142は、RFバス138におけるRFキャリアのパワーレベルが所定スレッショルド値よりも低下するとすぐに、その出力端に所定値のRFスレッショルド信号を発生する。このRFキャリアはダイオード144をRFバス138に接続することにより整流され、その結果コンデンサ136が充電される。このコンデンサ136に蓄積されるエネルギーはRF質問パルスに含まれるエネルギーに比例する。従って、RF質問パルスを受信した後にコンデンサ136からDC電圧を取り出すことができる。コンデンサ136に接続されたツェナーダイオード146の機能は、タップより取り出しできるDC電圧が、実際の構成、例えば集積回路内のダイオード146のツェナー電圧で決まる値を越えないように保証することにあり、ツェナーダイオード146の機能は電圧を制限するため、当業者に周知の多数の回路によって達成できる。ツェナーダイオード146は、RFバス138上の電圧が過度に大きくならないように、同様な機能を奏する。最初、トランスポンダ12の質問がなされる際、質問器10はトランスポンダ12の充電のため、トランスポンダにRF信号を送る。この作動を充電フェーズと称す。
【0018】
パワーオンリセット(PORと称するが、図示せず)回路は、スタート検出回路154にPOR信号を送る。このPOR信号は、Vccレベルをモニタし、Vccレベルが所定のDCスレッショルドよりも低いレベルから所定のDCスレッショルドよりも高いレベルまで上昇すると、起動される。一般にこのPOR信号は、トランスポンダの充電フェーズ内で発生する。POR回路は当業者に周知であり、回路を既知のステートに初期化できるよう、「ステートマシン」として知られている、ほとんどすべてのクラスの回路で共通に用いられている。スタート検出回路154は、POR信号を受信すると、バースト検出回路142の端部の出力端150をモニタする。出力端150ではバースト信号のエンド部(EOB)が発生される。肯定的なステートのパワーオンリセット信号の後に肯定的なステートのEOBが検出されると、スタート検出回路154はスイッチ156を介してクロック再生回路140にパワーを送るように切り替える。クロック再生回路140は共振回路130からの信号をクリーンアップし、再生RFクロックを発生することが好ましい。再生RFクロックは矩形波であることが好ましい。スタート検出回路154の出力信号は、その後のPORが受信されるまで正の値のままである。クロック再生器140を除くトランスポンダのうちのすべての部品には、連続してVccが供給されているが、低パワーCMOS技術を利用することにより、非作動状態(すなわちクロック再生器140が作動していない状態)の時、無視できる量のパワーしか消費しないことが好ましい。
【0019】
図2を参照すると、分周器158はクロック信号139を受け、その周波数を8分する。プラック(pluck)回路192は、分周器158から受信される分周されたクロック信号によりトリガーを引かれるごとに短いパルスを送ることが好ましい。このプラック回路192は、電界効果トランジスタすなわちFET190を瞬間的に導通状態にし、共振回路が充電コンデンサ136からの電気エネルギーを得るように、RFバス138を介して共振回路130とアースとの間に導通路を形成することにより、共振回路130の振動を維持する。このプラック回路192は、ギターの弦をトラッキング操作することにより、ギターの弦の振動を維持するように、共振回路130の振動を維持することを記述するため、比喩的に名称を決めたものである。このプラッキング(plucking)操作が一時的にRFバス138上の電圧をスレッショルドよりも低く低下し、バースト検出回路142の端部のトリガーを引き、この回路を附勢するには、パルスの幅は、FET190の所定のチャンネル抵抗に対して充分ではない。第2分周器160は分周器160の出力端におけるクロック周波数を元のクロック周波数の16分の1にするよう、クロック信号139の周波数を更に2分する。
【0020】
次に図2を更に参照し、好ましい実施例の読み出し回路について説明する。第2分周器160の出力端は、出力シフトレジスター172のシフトクロック入力信号が入力され、データを元のクロック周波数の16分の1の周波数でこのレジスター172を通過させる。出力シフトレジスター172は、スタート部検出回路154の出力端からの「ロード」信号をそのシフト/ロード入力端174で受信すると、データバス220を介しメモリ168または他のソースからの並列ロードを受ける。出力シフトレジスター172のこのローディングの後に、スタート部検出回路154からの信号は、正となるので、レジスター172のシフト/ロード入力端174でシフト信号が受信される。このシフト信号が正である間、データはシフトクロック入力端176で受信されるクロック信号により、元のクロック周波数の16分の1で出力シフトレジスターを通過するようにシフトされる。図に示すように、データはデータ通路182を介し出力シフトレジスター172を通って再循環し、データ通路182を介してFETすなわち変調器200のゲートに信号を送る。出力シフトレジスターのデータは、所定時間(プリビット時間、pre−bit−time)の間、低レベルであることが好ましく、内部にロードされたデータに応じて高レベルまたは低レベルとなる。本実施例では、このプリビット時間は、質問器の受信コイル38がパワーバーストオーバーロード(power busrt overload)(充電フェーズ)から回復できるように使用され、下記に述べるように、読み出し機能と書き込み機能とを分けるのに使用される。出力シフトレジスター172の出力信号が低レベルの間は、FET200は導通状態にはない。出力シフトレジスター172の出力が高い間は、FET200は導通状態であり、よってコンデンサ198は共振回路130に接続され、その共振周波数を低下する。本質的に、FET200は出力シフトレジスター172の制御下にあるスイッチとして作動し、コンデンサ198を接続したり、接続されない状態のままにしたりして、共振回路130の周波数を変調する。このように、FET200に印加されたデータに応答して、共振回路130の共振周波数、すなわちキャリア周波数の周波数変調が行われる。共振回路130の元の共振周波数が1ビット期間にわたって維持されると、低レベルすなわちゼロ信号が表示され、コンデンサ198と平行な元の共振回路130の並列な新しい共振周波数が1ビット期間内で生じる際は、高レベルすなわち「1」信号が表示される。
【0021】
次に、更に図2を参照して、放電論理回路の作動について説明する。タイマー184は、入力端186で分周器160の出力信号を受信し、クロック信号の周波数を128分の他のいくつかに分周する。好ましいデータ伝送ビット長は128であるので、タイマー184の分周比は、本例では、128分のいくつかである。このビット長を変える場合、タイマー184の分周比はこれに対応して変えることが好ましい。ダイオード210は、タイマー184から、電界効果トランジスタ、すなわちFET216のゲート上の電荷を既知の期間中維持するコンデンサ212と抵抗器214との並列RC回路への、単方向電流を維持する。コンデンサ212は、ダイオード210を介してタイマー184により充電できるが、抵抗器214を介して放電しなければならない。FET216のゲートが抵抗器214とコンデンサ212との並列回路により、スレッショルド電圧よりも高く維持されていると、FET216は充電コンデンサ136に対しアースへの低インピーダンス放電路を形成するように働く。このように、トランスポンダ12から質問器10への全データフレーム(本例では128ビット(読み出しフェーズ))が送信された後に、トランスポンダ12内の残留エネルギーが充電コンデンサ136を横断する短絡回路によって除かれる。このような動作により、トランスポンダは次の充電フェーズ中に正しく初期化され、その後の充電がブロックできるよう、不定、すなわち正しくない状態に留まらないように保証できる。更にこの機能により、質問器10のフィールド内の各トランスポンダ12は同一の起動条件を有する。
【0022】
次に、図2に示したトランスポンダ12の回路を更に参照して、トランスポンダ12にデータを書き込みできる回路(書き込み機能)について説明する。本発明の好ましい実施例では、質問器10は図4に示すようなRF質問パルスをパルスポーズ変調(pulse pause modulation,PPM)できる。この信号は、RSバス138上で表示される。当業者に周知のように、パルスポーズ変調システムはキャリア波(搬送波)を交互に附勢し、除勢することにより作動する。キャリアが除勢されている期間中は、バーストエンド部検出器142はRFエネルギーの低下を検出し、附勢される。スタート部検出回路154がPOR信号により起動可能とされた後、スタート部検出回路154はスタートビット(図4参照)により生じた第1EOB信号により起動される。後述するように、各データビットステータス(data bit status)はキャリア波の位相のずれの有無によって伝送されるので、この好ましい実施例ではスタートビットを用いるが、スタートビットを伝送する必要のない別の実施例も可能である。位相のずれとして知られるキャリアが附勢されている期間は、読み出しフェーズのプリビット時間よりも短い。位相がずれている間は出力シフトレジスター172は、シフトし始めるので、本実施例ではこの特定の条件を用いる。しかしながら、プリビット時間は位相ずれ時間よりも長いので、出力シフトレジスターはいずれもシフトできず、ゼロをシフトするので、実際にFET200は、附勢も反転もされずにキャリア138の望ましくない変調は起きない。キャリアが復帰する際にEOB信号が除勢される。EOB信号の附勢および除勢により、EOB信号の切り替えにかかわらず、スタート部検出回路154は、新しいPOR信号が受信されるまで出力をアクティブに維持するので、スイッチ156を介してクロック再生回路140への給電を維持する。
【0023】
第4分周器162が設けられているが、この分周器は第2分周器160からのクロック信号を受け、クロック信号を再び16分の1に分周し、入力シフトレジスター228のクロック入力端227に入力クロック信号を供給するようになっている。好ましい実施例では、書き込みデータの割合は共振周波数、すなわち受信クロック周波数の265分の1である。データが安定している間、入力シフトレジスター228内にデータをシフトするような措置を講じなければならない。これは次のようにして保証できる。第4分周器162は、ANDゲート155を介してスタート部検出回路154により附勢される。バーストエンド部検出回路142により受信される各連続するゼロビット、すなわち低ビットは、バースト検出回路の出力端150を正にする。この正の信号はANDゲート155の負論理入力端で受信される。この負論理入力端は当業者に周知のようにANDゲート155の入力端における丸表示で表示されている。AND機能の定義によりANDゲート155の出力信号は負にされるので、第4分周器162はクリアされ、入力クロックは入力データに同期化される。
【0024】
エンド部検出回路234は、入力シフトレジスター228にあるビットの組み合わせが入ると、データフレームのエンド部を検出し、先にコマンドレコーダ230によりプログラミングコマンドが受信されている場合、プログラミングロジック232を附勢する。このデータは次に並列データバス220を介して入力シフトレジスター228からメモリ168または他のメモリへ転送される。データを転送するメモリは、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)であることが好ましい。
【0025】
バーストエンド部検出器142は、一般にパルスポーズ変調(PPM)復調器として作動する。無線通信の分野ではその他多くの変調法が知られており、バーストエンド部検出器の代わりにかかる別の変調法のために、別の復調器を使用することも可能である。
【0026】
この好ましい実施例においては、テストロジック236を介してテストシーケンスを初期化するための工夫もなされている。テストロジック236は、コマンドレコーダ230からの信号およびデータバス220からのデータを受信し、ロジック回路設計分野で一般に実施されているような多数のテストルーチンを初期化できる。これらテストルーチンの結果は、データバス220に置き、シフトレジスター172により電界効果トランジスタ200を介して変調回路へ出力できる。
【0027】
本発明の好ましい実施例では、プログラマブルチューニング(同調)ネットワーク238が設けられている。このプログラマブルチューニングネットワーク238は、並列コンデンサ240のネットワークをスイッチングすることにより作動し、各コンデンサ240は電界効果トランジスタ、すなわちFET242を介してアースされている。各電界効果トランジスタは、ラッチ244に接続されており、このラッチ244は、コマンドレコーダ230からのラッチ信号246の制御によりデータバス220を介してメモリ168またはコマンドレコーダ230からのデータを受信し、ラッチする。電界効果トランジスタ242を導通するオン状態に切り替えることにより、これに関連するコンデンサ240は並列共振回路130と並列に接続される。こうして容量が増すことにより、並列共振回路130の共振周波数が低下する。電界効果トランジスタ242を導通していないオフ状態に切り替えると、これに関連するコンデンサはフローティング状態となり、並列共振回路130に影響しない。FETとコンデンサの対240、242のネットワーク238は、当業者に周知のように、各コンデンサ240の相対値の組み合わせに応じて、容量を増した多くの異なる値を提供できる。これとは別に、ラッチ244は、データを内部に固定的に格納するように、ワンタイムプログラマブル(OTP)メモリにすることができ、デバイスはプログラマブルチューニングネットワーク(Programmable tuning network)238の値をセットするように、永久的にプログラムできる。
【0028】
本明細書に記載した実施例における分周器の分周比は、各設計の詳細に適合するように選択される。この分周比は各場合において、これらを設計した仕事を最適に実行するように選択しなければならない。
【0029】
図1〜2と共に図3を参照して、RF質問パルスを送信するコイル38のレンジ内に、少なくとも2つのトランスポンダ12、12aが存在すると仮定する。パワー/送信回路300はコイル38を駆動するように設けられている。別の構成として、送信アンテナとして別個のアンテナを設け、コイル38を受信アンテナとして使用することも可能である。しかしながら、コイル38は送信兼受信アンテナとして作動することが好ましい。パワー/送信回路300は好ましくは図1の好ましい実施例の質問器10の発振器20と、アンプ26とから成ることが好ましい。トランスポンダ12、12aの並列共振回路130(図2)のコイル132は、共振回路130が刺激されて振動するように、このRF質問パルスを受信する。整流ダイオード144によりRFバス138の部分におけるRF振動は、整流され、直流によりコンデンサ136が充電される。その後、トランスポンダ12、12aのエネルギーの供給のため、コンデンサ136に充電されたエネルギーしか使用されない。読み取り回路302は、トランスポンダの応答を受信するように設けられている。この読み取り回路302は、マイクロプロセッサにキャリア検出(CD)信号を発生できるクロック発生器58から成ることが好ましく、すなわちマイクロプロセッサ18は、クロック信号の有無をキャリアの検出として解釈できる。タイマー304は、質問器10のマイクロプロセッサ18内に設けられることが好ましい。タイマー304はクロック信号が存在している期間を測定する。読み取り回路302およびタイマー304の出力端からデータ信号が得られると、デコーダ304は、a)データが有効でCD≦20msである良好な読み取りが行われたかどうか、b)CDが検出されないような読み取りが行われなかったかどうか、c)CD≧20msで、したがって3つ以上のトランスポンダが質問器に接近して存在していたかどうかを判別することが可能である。デコーダ306の機能は好ましい質問器10のマイクロプロセッサ18内にあることが好ましい。
【0030】
次に図4を参照すると、RF質問パルスの受信の終了した状態でRFバス138におけるRFレベルが低下し始める。バーストエンド部検出器142は、このレベル増加を検出し、パワーレベルが所定レベルより低く低下するとすぐに、その出力端150で所定値のEOB信号を発生する。タイマー184はEOBによりリセットされる。
【0031】
プラック回路192において、励起パルスが終了した後、電界効果トランジスタ190は非導通状態になるので、コイル132をそれ以上の電流が流れることはできない。しかしながら、並列共振回路130は高品質となっているので、RFキャリアの振動は即座に停止せず、共振回路は減衰振動しながら振動を続ける。RFキャリア波の周波数を2分の1にする分周器158は、第2の振動期間後モノフロップ(monoflop)192へ信号を送り、このためフロップ192はトリガーが引かれる。このモノフロップ192は、保持時間の間電界効果トランジスタ190へ維持パルスを印加する。保持時間の間プラック回路192からの保持パルスにより、コイル132に電流を流す。このことは、短時間の間RFキャリア波発生器へエネルギーをポンピング(pumping)することを意味している。分周器158を使用しているので、このポンピング効果(pumping effect)はRFキャリア波のn分の1の振動期間の後に生じる。
【0032】
データがメモリ168に固定的に記憶され、これらデータはトランスポンダ12、12aに一義的に割り当てられているものと仮定する。このデータは例えば128個のビットから構成できる。クロック入力端176に印加されるクロック信号のタイミングで、メモリ168内の情報は出力シフトレジスター172に転送される。この転送操作を行うには、128個のパルスが必要である。その理由は、シフトレジスター172に128のデータビットの情報全てが含まれているからである。タイマー184は、クロックパルスをカウントすることによりデータの転送が完了したことを判断する。タイマー184は128個のパルスを受信した後、ダイオード210を介してFET216へ送る信号をその出力端188で発生する。好ましいデータ伝送ビット長は、128であるので、本例では、タイマー184の分周比は128分の1となっている。このビット長を変えなければならない場合、これに対応して第3タイマー184の分周比も変えることが好ましい。ダイオード210は、タイマー184から既知の時間の間、電界効果トランジスタ、すなわちFET216のゲート上の電荷を維持するコンデンサ212および抵抗器214の並列RC回路への単方向電流を維持する。コンデンサ212はダイオード210を介し、タイマー184により充電できるが、抵抗器214を介して放電しなければならない。FET216は抵抗器214とコンデンサ212との並列回路によりFET216のゲートがスレッショルド電圧よりも高く維持されると、アースまでの充電コンデンサ136のための低インピーダンス放電路を形成するように働く。このようにトランスポンダ12から質問器10までの全てのデータフレーム(本例では128ビット(読み出しフェーズ))が送信された後に、トランスポンダ内の残りのエネルギーは充電コンデンサ136を横断する短絡回路によって、通常除かれる。この作用により、次の充電フェーズの間に、トランスポンダが正しく初期化され、次の充電が阻止されないように、不定、すなわち正しくない状態に留まらないように保証される。
【0033】
2つ以上のトランスポンダ12、12aが隣接する場合、質問器10はトランスポンダ12、12aからの妨害信号を有効データとみなすことを防止するように、かかる条件を検出することが好ましい。隣接トランスポンダ12、12aの間のクロスカップリングの結果を活用することにより、質問器10はトランスポンダ12、12aが隣接していることを検出できる。かかる条件が検出されると、質問器10はトランスポンダ12、12aの、より力強いまたは選択的なアドレス指定、またはユーザーへの通知のような措置をとることができる。2つのトランスポンダ12、12aが隣接している場合には、双方が充電され、別々に応答する。例えば、両者の密な結合のために、一方のトランスポンダ12が回答し、他方のトランスポンダ12aがその電界内に入る。このような密な結合によりトランスポンダの共振回路130の各々のうちで、ビートが生じるが、この理由は両者の周波数がわずかに異なっているからにすぎないからである。このような破壊的な妨害(すなわち、一方のトランスポンダ12の共振回路130における信号が、他方のトランスポンダ12aからの結合信号と180度位相がずれるような妨害)により、バーストエンド部検出器142はタイマー184をリセットする。タイマー184をリセットすると、応答のための新しい128ビットのウィンドーがオープンする。このことは、各トランスポンダ12、12a内で連続的に生じる。従って、共振回路130内の信号振動エネルギーが20ms後に減衰する代りに、自然の振動が通常の寄生ダンピング効果によって減衰し得る。実施例では、この新しい時間は約40msである。
【0034】
別のタイプのトランスポンダがあるかどうか、すなわち好ましいトランスポンダ12に隣接する好ましい実施例として本明細書に述べたタイプのトランスポンダでないトランスポンダがあるかどうかを判断できる。かかるケースでは、他のトランスポンダは損失が多い(すなわち低いQ値で作動し、好ましいトランスポンダ12からの機能の間でより多くのエネルギーを消費する)ので、トランスポンダは自己の振動からより多くのエネルギーを隣接するトランスポンダへ送り、隣接するトランスポンダよりも早く放電する。従って実施例ではトランスポンダは40msでなく、約30msで放電できる。いずれの場合にせよ、放電時間は20msよりも長く、振動は通常の質問サイクルの間に減衰する。
【0035】
以上で数個の好ましい実施例について説明したが、本発明の範囲は特許請求の範囲にあり、上記記載の実施例と異なる実施例をも含むと解すべきである。
【0036】
例えば、マイクロコンピュータはメモリを必要とするものであるが、マイクロプロセッサはメモリを必要としないものであることを意味するように、ある文脈ではマイクロコンピュータが用いられている。本明細書では、かかる用語が同義語であり、均等物を意味するような用語の使用となっている。フレーズすなわち処理回路または制御回路は、ASIC(特殊用途集積回路)、PAL(プログラマブルアレイロジック)、PLA(プログラマブルロジックアレイ)、デコーダ、メモリ、ソフトウェアに基づかないプロセッサまたは他の回路、または任意の種類のアーキテクチャのマイクロプロセッサおよびマイクロコンピュータのデジタルコンピュータ、またはそれらの組み合わせを含む。メモリデバイスはSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)、DRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)、疑似スタティックRAM、ラッチ、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ)、EPROM(消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ)、レジスターまたは当業者に知られた他のメモリデバイスを含む。これらを含む用語は、本発明の解釈に際し限定的なものではないと解釈すべきである。
【0037】
フルデュプレックス(全二重)トランスポンダ構造または半デュプレックス(半二重)構造に構成することも可能である。周波数シフトキーイング(FSK)変調法は、可能なデータ変調法と考えられるが、これのみならず、パルスポーズ変調、振幅シフトキーイング(ASK)、直交AM(QAM)変調、直交位相シフトキーイング(QPSK)またはその他の変調法も可能である。異なるタイプのマルチプレクシング、例えば時間または周波数変調のクロス信号インターフェアレンスを防止するのに実行できる。ディスクリート部品またはシリコン、ヒ化ガリウムまたは他の電子材料ファミリーで構成した完全集積回路で構成することも可能なだけでなく、光をベースにした、または他の技術をベースにした形態で構成することも可能である。また、本発明の種々の実施例は、ハードウェア、ソフトウェアまたはマイクロコード化されたハードウェアを使用できるし、またはこれらで具体化できると解すべきである。
【0038】
以上で、図示した実施例を参照して本発明について説明したが、この説明は限定的なものと解すべきでない。この説明を参照すれば、当業者には、図示した実施例の種々の変形例およびその組み合わせのみならず、本発明のその他の実施例について考えつくことができよう。従って、添付した特許請求の範囲はかかる変形例または実施例を含むものである。
【0039】
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(1)a)質問器からRF質問パルスを送り、
b)前記RF質問パルスを第1および第2トランスポンダにより受信し、
c)前記RF質問パルスを終了させ、
d)前記第1トランスポンダで前記RF質問パルスの終了を検出し、
e)前記第1トランスポンダで所定の期間を有するRF応答を初期化し、
f)前記第1トランスポンダで前記第2トランスポンダからのRF信号を検出し、
g)前記第2トランスポンダからの前記RF信号の検出時に、前記第1トランスポンダにおける前記RF応答の期間を変更することを備えた、リモートトランスポンダに質問する方法。
【0040】
(2)前記質問器により前記RF応答を受信する工程およびそのRF応答の期間を分析し、前記第1および第2トランスポンダの双方が前記質問器の近くにあるかどうかを判断する工程を更に備えた、第1項記載の方法。
(3)前記第1および第2トランスポンダの一方を前記質問器により選択的にアドレス指定する工程を更に含む、第2項記載の方法。
(4)前記第1トランスポンダは半デュプレックストランスポンダである、第1項記載の方法。
(5)前記第2トランスポンダは半デュプレックストランスポンダである、第1項記載の方法。
【0041】
(6)前記第2トランスポンダは全デュプレックストランスポンダである、第1項記載の方法。
(7)前記第1トランスポンダは前記RF質問パルスを受信し、前記RF質問パルスに応答して、発振を行うための共振回路を有する第1項記載の方法。
(8)前記第2トランスポンダからの前記RF信号を前記第1トランスポンダ内で検出することは、前記第1トランスポンダの共振回路内で生じた前記発振と前記第2トランスポンダからのRF信号との破壊的な干渉を検出することにより行われる第7項記載の方法。
(9)前記期間は、前記共振回路における発振の所定回数をカウントするカウンターにより選択される第1項記載の方法。
【0042】
(10)a)質問器からRF質問パルスを送り、
b)前記質問器の近くに第1および第2トランスポンダ(前記第1および第2トランスポンダの各々はコイルとコンデンサとの並列回路を含む共振回路を有する)を設け、
c)前記RF質問パルスを前記トランスポンダの各々のコイルにより受信し、
d)前記RF質問パルスから前記共振回路への信号エネルギーの結合により生じた発振を、前記トランスポンダの各々の前記共振回路内で発生させ、
e)前記質問器からのRF質問パルスを終了させ、
f)前記第1トランスポンダ内で前記RF質問パルスの終了を検出し、
g)前記第1トランスポンダ内で所定期間を有するRF応答を初期化し、
h)前記第1トランスポンダの共振回路に生じた前記発振と前記第2トランスポンダからのRF信号との破壊的な干渉を検出し、
i)前記第1トランスポンダ内で前記RF応答の期間を変更し、
j)前記質問器により前記RF応答を受信し、そのRF応答の期間を分析して前記第1および第2トランスポンダが前記質問器の近くにあるかどうかを判断する諸工程を備えた、リモートトランスポンダを質問するための方法。
【0043】
(11)a)RF質問パルスを送信し、かつRF応答を受信するよう作動できる質問器と、
b)前記質問器に接近する第1および第2トランスポンダであって、少なくとも前記第1トランスポンダは前記質問器からの前記RF質問パルスを受信し、前記RF質問パルス内の信号エネルギーにより発振するよう作動できる共振回路を有する)と、
c)RF質問パルスのエンド部を受信するよう、前記共振回路と電気的に結合したトランスポンダのバーストのエンド部検出器と、
d)前記RF質問器にRF応答を送信するための前記バーストエンド部検出器と電気的に結合したトランスポンダの送信機と、
e)前記トランスポンダからの応答メッセージが完了したことを判断し、前記送信機を不能にするためのトランスポンダのカウンターと、
f)隣接するトランスポンダからの応答を検出し、前記トランスポンダのカウンターをリセットするよう、前記トランスポンダに設けられた応答信号検出器とを備えた、リモートトランスポンダを質問するための装置。
【0044】
(12)前記トランスポンダのバーストエンド部検出器および前記トランスポンダの送信機は、これらを制御するための介入制御回路を有する第11項記載の装置。
(13)前記質問器は前記RF応答を受信するためのアンテナを有する第11項記載の装置。
(14)前記質問器は前記トランスポンダから戻された有効データを検出するための前記アンテナと電気的に結合した読み出し回路を更に含む第13項記載の装置。
【0045】
(15)前記質問器は前記第1トランスポンダからの前記RF応答の期間を測定するための前記アンテナと電気的に結合したタイマー回路を更に含む第14項記載のトランスポンダ。
(16)前記質問器は前記読み出し回路および前記タイマー回路と電気的に結合したデコーダを更に含む第15項記載のトランスポンダ。
【0046】
(17)質問器からのRF質問パルスが2つ以上のトランスポンダにより受信されたかどうかを判断するための質問器であって、 a)トランスポンダにRF質問パルスを送信するための送信アンテナと、
b)前記トランスポンダのうちの少なくとも一つからのRF応答を受信するための受信アンテナと、
c)前記受信アンテナと電気的に結合し、前記RF応答からデータ信号を抽出するよう作動できる読み出し回路と、
d)前記受信アンテナと電気的に結合し、前記RF応答の期間を測定するよう作動できるタイマーと、
e)前記読み出し回路および前記タイマーと電気的に結合し、他のトランスポンダと干渉することなく、単一のトランスポンダから有効な応答を受信したかどうかを前記読み出し回路および前記タイマーから受信した信号を解釈するように作動できるデコーダとを備えた質問器。
(18)前記送信アンテナは前記受信アンテナと同一アンテナである第17項記載の質問器。
【0047】
(19)リモートトランスポンダを質問する方法は、質問器(10)からRF質問パルスを送り、第1および第2トランスポンダ(12、12a)によりRF質問パルスを受信し、トランスポンダ(12、12a)の各々の共振回路(130)内で振動を生じさせる工程を有する。前記振動はRF質問パルスから共振回路(130)への信号エネルギーの結合によって生じる。RF質問パルスが終了すると、第1トランスポンダ(12)はパルスの終了を検出し、所定の期間を有する第1RF応答を初期化する。第1トランスポンダ(12)では、第2トランスポンダ(12a)からの第2RF応答も検出するが、この第1トランスポンダの応答は第2RF応答に影響される。隣接するトランスポンダにより影響された応答と影響されない応答に対する第1トランスポンダ(12)における応答時間差は、質問器内で検出できるので、質問器はこれが受信したRF応答が一致しない場合を検出できる。
【0048】
関連特許の参照
下記の本願出願人を譲渡人とする米国特許および特許出願を参考例として援用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましい質問器およびベースユニットのブロック回路図。
【図2】好ましいトランスポンダのブロック回路図。
【図3】最も顕著な特徴を示す好ましい装置のより一般的なブロック図。
【図4】近接したトランスポンダからの影響がない通常のトランスポンダと、非常に近接した他のトランスポンダに対するトランスポンダとに応じたアンテナ信号の信号波形図。
【符号の説明】
10 質問器
12 第1トランスポンダ
12a 第2トランスポンダ
130 共振回路[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates generally to a method and apparatus for detecting adjacent transponders.
[0002]
[Prior art]
The preferred embodiment of the present invention detects the presence of adjacent transponders by measuring the duration of response signals from a plurality of transponders. Examples described in U.S. Pat. No. 5,053,774 and patent application Ser. No. 07 / 981,635, both assigned to Texas Instruments, Inc. by Joseph H. Schumann. In a typical response period to the RF interrogation pulse is about 20 ms, during which the transponder can operate to generate a response message, typically 128 bits. After this 20 ms period, the output of the transponder is squelched. Squelching of the response signal is performed by a transponder timer triggered by the end of the burst (when the excitation signal ends). This timer counts up to 128 (bits) and then discharges the transponder charging capacitor.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
There is a great demand for a device or apparatus that enables identification or detection of an object provided with the device or apparatus at a predetermined position in a non-contact state and at a predetermined distance with respect to its existence. Furthermore, it can be determined whether two or more transponders are adjacent to each other. To There is another request to do so.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is the first to utilize the coupling between adjacent transponders to determine if two or more transponders are adjacent. When two transponders are adjacent, both are charged up and respond separately to the RF interrogation pulse. Thus, one transponder sends a response signal and the other transponder enters this signal field. This radiated signal interferes with the vibration maintained in the other transponder's resonant circuit. This interference of the cross-coupled response causes a beat in each resonant circuit of the transponder. This beat phenomenon is similar to what a musician listens to when tuning an out-of-tune instrument. If the instrument frequencies are different, cooperative interference (the sound signals are in phase and the sound intensity increases) and destructive interference (the sound signal is 180 degrees out of phase and the sound intensity decreases) You can hear the patterns that change over time. Such a pattern that changes with time is called a beat.
[0005]
Such a beat effect can occur in both transponders. During the period of destructive interference, any transponder stimulates the end-of-burst effect, causing the timer to be reset repeatedly (because the end-of-burst resets the timer). Resetting the timer opens a new 128 ms window for the logic and transponder to transmit the data signal. Therefore, the transponder's discharging function is repeatedly disabled by this beat effect, and the transponder transmits until the charging capacitor is completely discharged.
[0006]
Beat effects also occur between the transponder of the preferred embodiment and other transponders, such as those manufactured by manufacturers other than the applicant of the present invention. Interference with other types of transponders causes beats in the resonant circuit, causing the timer to reset repeatedly.
[0007]
【Example】
Referring to FIG. 1, the transponder device to be described includes an interrogator 10 and a
[0008]
The interrogator 10 includes a microprocessor 18 for controlling a function sequence as a central control unit. The
[0009]
The RF signal received by the resonant circuit is supplied to two
[0010]
Further, the output signal of the amplifier 54 is supplied to a
[0011]
After the information contained in the received RF signal is demodulated by the
[0012]
A
Since the interrogator 10 is a portable device, a
[0013]
[0014]
Another switch 90 controlled by a signal from the output end 92 of the microprocessor 18 can supply the output signal of the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
A power-on reset (POR, not shown) circuit sends a POR signal to the
[0019]
Referring to FIG. 2,
[0020]
Next, the readout circuit of the preferred embodiment will be described with further reference to FIG. The output terminal of the
[0021]
Next, the operation of the discharge logic circuit will be described with reference to FIG.
[0022]
Next, a circuit (write function) capable of writing data to the
[0023]
A
[0024]
The
[0025]
[0026]
In the preferred embodiment, there is also a provision for initializing the test sequence via the
[0027]
In the preferred embodiment of the present invention, a programmable tuning (tuning)
[0028]
The divider ratios of the dividers in the embodiments described herein are selected to suit the details of each design. This division ratio must in each case be chosen so as to perform optimally the task of designing them.
[0029]
Referring to FIG. 3 in conjunction with FIGS. 1-2, assume that there are at least two
[0030]
Referring now to FIG. 4, the RF level on the
[0031]
In the
[0032]
It is assumed that the data is permanently stored in the memory 168 and that these data are uniquely assigned to the
[0033]
If two or
[0034]
It can be determined whether there is another type of transponder, that is, a transponder that is not of the type described herein as a preferred embodiment adjacent to the
[0035]
Although several preferred embodiments have been described above, it should be understood that the scope of the present invention is defined by the appended claims, and includes embodiments different from the above-described embodiments.
[0036]
For example, microcomputers are used in some contexts to mean that microcomputers require memory while microprocessors do not require memory. In this specification, such terms are synonymous and use of the terms are intended to mean equivalents. The phrase or processing or control circuit may be an ASIC (Special Purpose Integrated Circuit), PAL (Programmable Logic Array), PLA (Programmable Logic Array), decoder, memory, non-software based processor or other circuit, or any type of Includes an architecture microprocessor and a microcomputer digital computer, or a combination thereof. Memory devices are SRAM (static random access memory), DRAM (dynamic random access memory), pseudo static RAM, latch, EEPROM (electrically erasable programmable read only memory), EPROM (erasable programmable read only memory), Includes registers or other memory devices known to those skilled in the art. These terms should not be construed as limiting in interpreting the present invention.
[0037]
It is also possible to configure a full-duplex (full-duplex) transponder structure or a half-duplex (half-duplex) structure. Frequency shift keying (FSK) modulation is considered as a possible data modulation method, but is not limited to this, but also includes pulse pause modulation, amplitude shift keying (ASK), quadrature AM (QAM) modulation, quadrature phase shift keying (QPSK). Or other modulation methods are possible. Different types of multiplexing, such as time or frequency modulation, can be performed to prevent cross signal interference. Not only can it be composed of discrete components or fully integrated circuits composed of silicon, gallium arsenide or other electronic material families, but also in a light-based or other technology-based form Is also possible. It should also be understood that various embodiments of the present invention may employ or be embodied in hardware, software or microcoded hardware.
[0038]
Although the invention has been described with reference to the illustrated embodiment, this description is not to be construed as limiting. With reference to this description, those skilled in the art will be able to contemplate other embodiments of the present invention, as well as various modifications and combinations of the embodiments shown. It is therefore intended that the appended claims encompass any such modifications or embodiments.
[0039]
With respect to the above description, the following items are further disclosed.
(1) a) Send an RF interrogation pulse from the interrogator,
b) receiving the RF interrogation pulse by first and second transponders;
c) terminating the RF interrogation pulse;
d) detecting the end of the RF interrogation pulse with the first transponder;
e) initializing an RF response having a predetermined period with the first transponder;
f) detecting the RF signal from the second transponder with the first transponder;
g) A method of interrogating a remote transponder upon detecting the RF signal from the second transponder, comprising changing a duration of the RF response at the first transponder.
[0040]
(2) receiving the RF response by the interrogator and analyzing a period of the RF response to determine whether both the first and second transponders are near the interrogator. 2. The method according to
3. The method of
The method of
(5) The method according to (1), wherein the second transponder is a half-duplex transponder.
[0041]
(6) The method according to (1), wherein the second transponder is a full-duplex transponder.
(7) The method according to
(8) Detecting the RF signal from the second transponder in the first transponder includes destruction of the oscillation generated in the resonance circuit of the first transponder and the RF signal from the second transponder. 8. The method of
(9) The method according to (1), wherein the period is selected by a counter that counts a predetermined number of oscillations in the resonance circuit.
[0042]
(10) a) Send an RF interrogation pulse from the interrogator,
b) Providing first and second transponders (each of said first and second transponders having a resonant circuit including a parallel circuit of a coil and a capacitor) near said interrogator;
c) receiving the RF interrogation pulse by each coil of the transponder;
d) generating in the resonance circuit of each of the transponders an oscillation caused by coupling of signal energy from the RF interrogation pulse to the resonance circuit;
e) terminating the RF interrogation pulse from the interrogator;
f) detecting the end of the RF interrogation pulse in the first transponder;
g) initializing an RF response having a predetermined time period in said first transponder;
h) detecting destructive interference between the oscillation generated in the resonance circuit of the first transponder and the RF signal from the second transponder;
i) changing the duration of the RF response within the first transponder;
j) receiving the RF response by the interrogator and analyzing the duration of the RF response to determine whether the first and second transponders are near the interrogator; Way to ask a question.
[0043]
(11) a) an interrogator operable to transmit RF interrogation pulses and receive an RF response;
b) first and second transponders approaching the interrogator, wherein at least the first transponder is operable to receive the RF interrogation pulse from the interrogator and oscillate with signal energy in the RF interrogation pulse; Having a resonant circuit that can
c) a transponder burst end detector that is electrically coupled to the resonant circuit to receive an RF interrogation pulse end;
d) a transponder transmitter electrically coupled with the burst end detector for transmitting an RF response to the RF interrogator;
e) a transponder counter for determining that the response message from the transponder has been completed and disabling the transmitter;
f) A device for interrogating a remote transponder, comprising a response signal detector provided on said transponder to detect a response from an adjacent transponder and reset a counter of said transponder.
[0044]
(12) The apparatus according to (11), wherein the transponder burst end detector and the transponder transmitter have an intervention control circuit for controlling them.
(13) The apparatus according to (11), wherein the interrogator has an antenna for receiving the RF response.
14. The apparatus of claim 13, wherein said interrogator further comprises a readout circuit electrically coupled to said antenna for detecting valid data returned from said transponder.
[0045]
15. The transponder of
(16) The transponder according to (15), wherein the interrogator further includes a decoder electrically coupled to the read circuit and the timer circuit.
[0046]
(17) An interrogator for determining whether an RF interrogator pulse from an interrogator has been received by more than one transponder, comprising: a) a transmitting antenna for transmitting an RF interrogator pulse to the transponder;
b) a receiving antenna for receiving an RF response from at least one of said transponders;
c) a readout circuit electrically coupled to the receiving antenna and operable to extract a data signal from the RF response;
d) a timer electrically coupled to the receiving antenna and operable to measure a duration of the RF response;
e) electrically coupled with the readout circuit and the timer and interpreting the signals received from the readout circuit and the timer as to whether a valid response has been received from a single transponder without interfering with other transponders; An interrogator with a decoder operable to execute.
(18) The interrogator according to (17), wherein the transmitting antenna is the same antenna as the receiving antenna.
[0047]
(19) A method of interrogating the remote transponder includes transmitting an RF interrogation pulse from the interrogator (10), receiving the RF interrogation pulse by the first and second transponders (12, 12a), and transmitting each of the transponders (12, 12a). Generating a vibration in the resonance circuit (130). The oscillation is caused by the coupling of signal energy from the RF interrogation pulse into the resonant circuit (130). When the RF interrogation pulse ends, the first transponder (12) detects the end of the pulse and initializes a first RF response having a predetermined period. The first transponder (12) also detects a second RF response from the second transponder (12a), but the response of the first transponder is affected by the second RF response. The response time difference at the first transponder (12) for the response affected and the response not affected by the adjacent transponder can be detected in the interrogator, so that the interrogator can detect the case where the RF responses received by it do not match.
[0048]
Related patent references
The following U.S. patents and patent applications assigned to the assignee of the present application are incorporated by reference.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block circuit diagram of a preferred interrogator and base unit.
FIG. 2 is a block diagram of a preferred transponder.
FIG. 3 is a more general block diagram of a preferred device showing the most salient features.
FIG. 4 is a signal waveform diagram of an antenna signal according to a normal transponder having no influence from a nearby transponder and a transponder with respect to another very close transponder.
[Explanation of symbols]
10 Interrogator
12 First transponder
12a Second transponder
130 Resonant circuit
Claims (2)
a)質問器からRF質問パルスを送り、
b)前記RF質問パルスを第1および第2トランスポンダにより受信し、
c)前記RF質問パルスを終了させ、
d)前記第1トランスポンダで前記RF質問パルスの終了を検出し、
e)前記第1トランスポンダで所定の期間を有するRF応答を初期化し、
f)前記第1トランスポンダで前記第2トランスポンダからのRF信号を検出し、
g)前記第2トランスポンダからの前記RF信号の検出時に、前記第1トランスポンダに おける前記RF応答の期間を変更する、ことを備えた方法。 In the method of asking the remote transponder,
a) sending an RF interrogation pulse from the interrogator,
b) receiving the RF interrogation pulse by first and second transponders;
c) terminating the RF interrogation pulse;
d) detecting the end of the RF interrogation pulse with the first transponder;
e) initializing an RF response having a predetermined period with the first transponder;
f) detecting the RF signal from the second transponder with the first transponder;
g) upon detection of said RF signals from said second transponder, to change the period of the RF response definitive to the first transponder, the method comprising the.
a)RF質問パルスを送信し、かつRF応答を受信するよう作動できる質問器を有し、
b)前記質問器に接近する第1および第2トランスポンダを有し、少なくとも前記第1トランスポンダは共振回路を有し、該共振回路は前記質問器から前記RF質問パルスを受信し、かつ前記RF質問パルス内の信号エネルギーにより発振するように作動し、
c)RF質問パルスのエンド部を受信するよう、前記共振回路と電気的に結合したトランスポンダのバーストのエンド部検出器を有し、
d)前記RF質問器にRF応答を送信するための前記バーストエンド部検出器と電気的に結合したトランスポンダの送信機を有し、
e)前記第1トランスポンダからの応答メッセージが完了したことを判断し、前記送信機を不能にするためのトランスポンダのカウンターを有し、
f)隣接するトランスポンダからの応答を検出し、前記トランスポンダのカウンターをリセットするよう、前記第1トランスポンダに設けられた応答信号検出器を有する、装置。 In an apparatus for interrogating a remote transponder,
a) having an interrogator operable to transmit RF interrogation pulses and receive an RF response;
b) having first and second transponders approaching the interrogator, at least the first transponder has a resonance circuit, the resonance circuit receiving the RF interrogation pulse from the interrogator, and the RF interrogation Operate to oscillate by the signal energy in the pulse ,
to receive an end portion of c) RF interrogation pulse has an end portion of burst detector of the resonant circuit and electrically coupled transponder,
d) it has a transmitter of the burst end portion detector electrically coupled to the transponder for transmitting an RF response to the RF interrogator,
e) determining that the response message from the first transponder is finished, a counter of the transponder for disabling said transmitter,
f) An apparatus comprising a response signal detector provided on the first transponder to detect a response from an adjacent transponder and reset a counter of the transponder.
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