JP3581854B2 - Corner guide for cable overhead line - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電柱間にケーブルを架線する際に使用するケーブル架線用コーナガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電柱間にケーブルを架線する工法としては、図16に示すような工法が採用されている。
【0003】
具体的には、まず、図16(a)に示すように、例えば3本の電柱a1、a2、a3に吊線バンドbを取付けた後、各電柱a1、a2、a3に延線ローラcを取付け、これら延線ローラcに延線ロープdを通して電柱a1、a2、a3からなる2つの径間に架線する。次に、上述のように架線した延線ロープdの一端に吊線eの一端を連結し、延線ロープdを電柱a3側に巻き取りながら、吊線eを電柱a3側に到達させて吊線バンドbに吊線eを止着することで、この吊線eを電柱a1、a2、a3間に架線する[図16(b)参照]。
【0004】
続いて、図16(b)に示すように、吊線eに複数の金車fを取付けながら当該金車fに延線ロープdを通し、この状態で延線ロープdの一端に図16(c)に示すケーブルgの一端を連結して当該延線ロープfを電柱a3側に巻き取ることで、図16(c)に示すように上記金車fを介してケーブルgを電柱a1、a2、a3間に架線する。
【0005】
この後、図16(d)に示すように、金車fを取り外しながらハンガーhを吊線eに引っ掛け、このハンガーhによって吊線eとケーブルgとを一体的にすることで架線作業を終了する(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−89032号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のケーブルの架線工法では、延線ロープdを使用した吊線eの架線作業、並びに延線ロープdを使用したケーブルgの架線作業という複数の架線作業を行う必要があり、架線に要する作業時間が長くなるという問題があった。
【0008】
また、図16(b)に示すような延線ロープdを通しながら金車fを吊線eに取付ける作業や、図16(d)に示すような金車fを取外しながらハンガーhを吊線eに引っ掛ける作業には、高所作業車iが必要であり、この高所作業車iを移動させながらの作業にも時間がかかり、上述の問題と相まってさらに作業時間が長くなるという問題があった。また、交通量の多い場所などでは高所作業車iによる作業に支障を来しさらなる作業の遅れを招く場合があるとともに、通行人や走行車輌の邪魔になるだけでなく作業者にとっても危険を伴う作業になるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のケーブル架線用コーナガイドは、ケーブルをその途中部において所定角度のカーブを描きながら電柱間に架線させる際に、このカーブの部位に設けるケーブル架線用コーナガイドであって、上記ケーブル架線用コーナガイドは、前記電柱に固定する取付金具と、両端に前記電柱間に架線されるガイドロープの一端を把持する把持部が設けられるとともに、途中部が移動金車のローラを案内する湾曲状のガイドレールと、吊線にハンガーを介して保持されたケーブルを案内するガイドローラ部とで構成され、該ガイドローラ部は、ケーブルの案内方向に沿って所定間隔を隔ててそれぞれ垂直軸を持って回転自在に設けられた複数のローラから構成され、これら複数のローラは、両端2つのローラが鼓状に、その内側2つのローラが上端に鍔部を有して下端部が若干径大のテーパ状に、真ん中2つのローラが樽状に形成されるとともに、両端2つのローラが他のローラよりも若干中側に位置するように対称配置されてなるものである。
【0010】
請求項2に係る発明のケーブル架線用コーナガイドは、前記ガイドレール及び前記ガイドローラ部が基台上に配設され、この基台が前記取付金具に着脱自在に設けられたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
ケーブルの架線工法としては、例えば図1に示すような一直線状に立設された3本の電柱X1、X2、X3間に、図2に示すようにハンガーA2を介して吊線A1に一体的に保持されたケーブルA(以下、これらを総称してケーブルA等という)を直線状に架線している。
【0013】
このケーブルの架線工法には、ガイドロープ1、このガイドロープ1を支持するガイドロープ用支持金具2、移動金車3、並びに吊線A1とケーブルAの各先端を延線ロープBに連結するための連結金具4が主要部材として使用され、まず、これら各部材について説明する。
【0014】
ガイドロープ1は、前記ケーブルA等の架線に際して予め電柱X1、X2、X3間に所定の張力で架線するためのもので、このガイドロープ1に沿って後述する移動金車3のローラ31aが転動する。
【0015】
このガイドロープ1は、移動金車3を介してケーブルA等を支持可能な強度を有するものが用いられ、例えば、軽くて引張特性に優れた芳香族ポリアミド系繊維[ケブラー(商品名)]などの線材が用いられる。
【0016】
前記ガイドロープ用支持金具2は、中央の電柱X2の所定の位置に取付けるもので、前記ガイドロープ1の途中部を支持するようになされている。
【0017】
このガイドロープ用支持金具2の具体的な構成は、図3及び図4に示すように、垂直部21aとこの垂直部21aの途中部から延設された水平部21bとで略T字状に形成された本体部21と、上記水平部21bの先端に設けられ前記ガイドロープ1の途中部を把持する把持部22とを主要部として備えている。
【0018】
本体部21は、その垂直部21aが電柱X2への取付部位となり、上記水平部21bが前方に張出すように当該垂直部21aを電柱X2の所定の高さ位置に沿わせ、この状態で図示しないチェーンなどからなる専用バンド等の固定部材によって電柱X2に強固に取付けられる。
【0019】
前記把持部22は、連結部材22bの左右に設けられた一対の把持材22aからなり、連結部材22bが前記水平部21bの先端に固設されたブラケット23を介してボルト・ナットにより取付けられている。
【0020】
この連結部材22bとブラケット23との取付構造は、図5に示すように連結部材22bとブラケット23のそれぞれ外側に座金25を介して両者をボルト・ナット24で締め付けることにより固定されている。上記ボルト・ナット24は、そのナット24aに緩み止めが付いており、このボルト・ナット24を使用することで、両者を少し緩めた状態で締め付ける構造になされている。このような構造にすることで、連結部材22bはブラケット23に対して若干ではあるが前後などに可動することができ、これにより把持材22bに後述するようにガイドロープ1を把持した際に当該ガイドロープ1の状態の変化などに追従できるようになされている。
【0021】
前記把持材22aは、上端部にガイドロープ1を把持するための把持孔22cが形成されるとともに、この把持孔22cの中心を境にして前後に分割されている。従って、ボルト22dを緩めて把持孔22cを開放し、ガイドロープ1をこの把持孔22cに挿入した後に再びボルト22dを締め付けることによって、ガイドロープ1が把持材22aに安定的に把持される。
【0022】
また、前記水平部21bの先端の前記把持部22よりも基端側には、前記ガイドロープ1を架線する際に、このガイドロープ1をガイドロープ用支持金具2に仮止めするための仮止めリング26が設けられている。仮止めリング26は、棒状部材を所定の隙間26aを持って環状に湾曲形成したもので、この隙間26aを通じてガイドロープ1を容易に環状内部に配置することができるようになされている。なお、ガイドロープ1を架線する具体的な手法については後述する。
【0023】
さらに、水平部21bの中間部下方には、ケーブルA等の架線に際して使用される延線ロープB(図1参照)を支持する受け材27が設けられている。この受け材27は、下端部が上方に折返された折返部27aになされており、この折返部27aに延線ロープBを引っ掛けるようになされている。従って、折返部27aに延線ロープBを引っ掛けることにより、当該延線ロープBの垂れ下がりを防止するとともに、延線ロープBを通じてケーブルAを架線する際においては当該延線ロープBのガイド的な役目を果たすようになされている。
【0024】
前記移動金車3は、図6乃至図8に示すように、ローラ31aが回転自在に設けられた支持部31と、この支持部31から垂下された連結ロッド32と、連結ロッド32の下端部に設けられた保持部33とから構成されている。
【0025】
支持部31は、所定間隔を隔てて配置された支持板31b、31b間にローラ31aを回転自在に支持しており、このローラ31aにより前記ガイドロープ1に沿って移動金車3が移動可能になされている。支持板31b、31bの下端部は、下方に八の字状に延長されたガイド31c、31cになされており、このガイド31c、31cによってガイドロープ1上を転動するローラ31aが不用意に当該ガイドロープ1から脱落しないようになされている。
【0026】
連結ロッド32は、内部が中空の筒状に形成されたもので、この内部に後述する保持部33での吊線A1の保持を解除するための解除ロッド37が遊嵌されている。この解除ロッド37の上端には、前記連結ロッド32から上方に突出されたリング状の解除把持部38が連設されている。
【0027】
前記保持部33は、吊線A1を着脱自在に保持するもので、受け金具34と、係止金具35とから構成されている。
【0028】
受け金具34は、側面から見てV字状に形成されたもので、上部側となる一片の先端縁が当該先端縁に固設されたピン34aによりアーム36の下端に回動自在にピン連結されている。アーム36の上端部は、前記連結ロッド32の下端部から水平に突設されたブラケット32aの先端部に回動自在に支持されている。
【0029】
係止金具35は、上端部が前記解除ロッド37に連設されている。詳しくは、解除ロッド37の下端にブラケット37aが連結ロッド32の下端部に形成されたスリット32bを通じて当該連結ロッド32の外方に突設されており、このブラケット37aの先端部に係止金具35の上端部が回動自在に支持されている。
【0030】
また、係止金具35の下端部には、長孔35aが形成されており、この長孔35aに前記受け金具34の一片の先端縁に固設されたピン34aが摺動自在に嵌入されている。
【0031】
係止金具35の先端は、受け金具34の下側となる他片に形成された挿通孔34bを通じて当該他片を下方に貫通した状態で配置され、図7に示すようにこの係止金具35と受け金具34の底部との間で吊線A1を保持するようになされている。
【0032】
そして、この係止金具35は、前記解除ロッド37を連結ロッド32に対して上方に引っ張り上げることで、その長孔35aの長さに見合う分が上方に移動可能になされており、この移動により受け金具34の底部から吊線A1を取り外すことが可能になされている。
【0033】
ところで、前記解除ロッド37は、連結ロッド32の内部に介装されたスプリング37b(図7参照)により下方に付勢されており、この付勢力によって係止金具35が受け金具34とで吊線A1を保持する保持位置に配置されるようになされている。従って、スプリング37bの付勢力に抗して解除ロッド37を解除把手部38を通じて上方に引っ張り上げることで、上述のように係止金具35が保持位置から上方に移動し、受け金具34の底部から吊線A1を取り外すことが可能になる。
【0034】
この際、係止金具35は、図9に示すようにその先端に形成した係合部35bが受け金具34の一片に形成した切欠部34cと係合し、この両者が係合した解除位置で保持されるようになされている。なお、この解除位置からの係止金具35の解除は、解除ロッド37をその位置からやや上方に引っ張りながら係止金具35の係合部35bが受け金具34の切欠部34cから逃げるように当該受け金具34を回動させることで簡単に行うことができる。
【0035】
連結金具4は、図10に示すように、一端部に吊線A1の先端を連結する連結孔41と、ケーブルAの先端を連結する連結孔42とが形成されるとともに、他端部に延線ロープBの終端を連結する連結孔43が形成されており、これら各連結孔41〜43に吊線A1、ケーブルA、延線ロープBが撚り戻し部材を介して連結される。また、連結金具4の上端部には、前記移動金車3の受け金具34の底部と係止金具35の間に係止可能な係止バー44が設けられている。
【0036】
そして、このようなケーブルの架線工法では、以上説明したガイドロープ1、ガイドロープ用支持金具2、移動金車3及び連結金具4が使用される他、図1に示すように繰り出しドラム51、52、繰り出し側ローラ53、54、巻き取り側ローラ55、巻き取りドラム56などの従来から使用されている各部材も使用される。
【0037】
繰り出しドラム51、52は、ケーブルAの繰り出し側となる一方側の電柱X1の近傍に配置されるもので、繰り出しドラム51がケーブルAの繰り出しを行い、繰り出しドラム52が吊線A1の繰り出しを行う。上記繰り出しドラム52には、吊線A1にバックテンションを与えて当該吊線A1の垂れ下がりを防止するためのブレーキ機能が備えられている。そして、これら繰り出しドラム51、52は、例えば運搬に便利なように車輌に搭載されている。
【0038】
繰り出し側ローラ53、54は、上記電柱X1に設置されるもので、繰り出し側ローラ53が前記繰り出しドラム51から繰り出されたケーブルAを電柱X2側に導き、繰り出し側ローラ54が前記繰り出しドラム52から繰り出された吊線A1を電柱X2側に導き、吊線A1とケーブルAの位置関係から繰り出しドラム54が上方に繰り出しドラム53が下方に設置されている。
【0039】
巻き取り側ローラ55は、反対側の電柱X3に設置されるもので、延線ロープBを同じく反対側の電柱X3の近傍に設けられた巻き取りドラム56に導くようになされている。
【0040】
巻き取りドラム56は、上述したように反対側の電柱X3の近傍に配置され、延線ロープBを所定の速度で巻き取ることで、この延線ロープBに連結されたケーブルA等を移動金車3を通じて電柱X3側に引っ張るようになされ、例えば運搬に便利なように車輌に搭載されている。
【0041】
次に、以上説明した各部材を使用して行われるケーブルの架線工法について図1を参照しながら説明する。
【0042】
まず、各電柱X1、X2、X3に後述するケーブルAとともに架線される吊線A1を止着するための吊線バンド(図示省略)を予め所定の高さ位置に設置するとともに、中央の電柱X2には、吊線A1及びケーブルAの架線位置に対応する所定の高さ位置にガイドロープ用支持金具2を固設する。この際、ガイドロープ用支持金具2の仮止めリング26内に、ガイドロープ1の途中部を仮保持させておくとともに、受け材27に延線ロープBの途中部を支持させておく。
【0043】
また、これとともに左右の電柱X1、X3では、繰り出し側ローラ53、54や巻き取り側ローラ55を吊線A1及びケーブルAの架線位置に対応する所定の高さ位置に設置するとともに、これら電柱X1、X3の近傍に繰り出しドラム51、52、巻き取りドラム56を配置する。
【0044】
次に、前記ガイドロープ1の両端を適宜な固縛手段によって左右の電柱X1、X3に所定の張力を持たせた状態で張設する。この後、中央の電柱X2では、ガイドロープ用支持金具2の仮止めリング26に仮保持していたガイドロープ1の途中部をこの仮止めリング26から取出し、その把持部22の把持材22aの把持孔22cに挿入した後、把持材22aをボルトで締め付けてガイドロープ1を当該把持部22に強固に把持させる。これによってガイドロープ1は各電柱X1、X2、X3間に架線される。
【0045】
このように仮止めリング26にガイドロープ1を一旦仮止めした後に、把持部22に完全に把持させることで、電柱X2でのガイドロープ用支持金具2の固定位置が多少ズレていた場合でも、ガイドロープ1を把持部22に容易に把持させることができる。
【0046】
つまり、仮止めリング26での仮止めが無い場合では、ガイドロープ用支持金具2の高さ位置がズレていると、左右の電柱X1、X3間でガイドロープ1を張設すると、把持部22に対するガイドロープ1の途中部の位置が大きくズレることが生じ、当該ガイドロープ1の途中部がその張力により把持部22で把持できないことが起こるため、これを防止するために仮止めリング26にガイドロープ1を予め仮止めしている。この場合、左右の電柱X1、X3と中央の電柱X2との間でガイドロープ1は、ガイドロープ用支持金具2の高さ位置のズレにより幾分傾斜した状態で架線されることになるが、ガイドロープ1は所定の張力を持って移動金車3が円滑に移動できる程度に各電柱X1、X2、X3間に架線されていれば、ケーブルA等の架線には支障を来さないからである。
【0047】
このようにしてガイドロープ1が各電柱X1、X2、X3に架線されると、ケーブルAの繰り出し側となる電柱X1に設けた繰り出し側ローラ53、54にそれぞれ吊線A1とケーブルAとの先端を導き、これら先端を予め配置された延線ロープBの終端と連結金具4を介して連結する。
【0048】
そして、連結金具4の係止バー44に移動金車3の保持部33を係止するとともに、移動金車3のローラ31aをガイドロープ1上に配置し、この状態で巻き取りドラム56を作動させ、延線ロープBを巻き取り側ローラ55を介して当該巻き取りドラム56に巻き取って行く。
【0049】
これにより、延線ロープBに連結された上記吊線A1及びケーブルAが電柱X1側から中央の電柱X2側に引き出され、この引き出し動作とともに、電柱X1では作業者によりハンガーA2を所定の間隔でその内部にケーブルAを挿通させながら吊線A1に引っ掛けて行く。
【0050】
この電柱X1での作業を繰り返すことで、ケーブルA等が所定の長さ電柱X2側に引き出されると、当該電柱X1において新たに移動金車3を用いてその保持部33を吊線A1に係止して保持するとともに、ローラ31aをガイドロープ1上に配置する。移動金車3を取付ける間隔は、延線ロープBの巻き取りによりガイドロープ1に沿ってケーブルA等が円滑に移動できる長さになされている。
【0051】
このような作業を継続して行うことで、吊線A1を保持した移動金車3がガイドロープ1に案内されながらケーブルA等の先端が電柱X2側に移動し、この電柱X2においてこれら移動金車3のローラ31aがガイドロープ用支持金具2の把持部22上を転動して通過して電柱X3側に導かれる。
【0052】
そして、ケーブルA等の先端が電柱X3に到達すると、巻き取りドラム56による延線ロープBの巻き取りを停止し、吊線A1を各電柱X1、X2、X2に予め設置していた吊線固定用の吊線バンドに固定することで、電柱X1、X2、X3間にケーブルA等が同時架線される。
【0053】
この後、ガイドロープ1を緩め、この状態でまず移動金車3を撤去する。この際、移動金車3は、その支持部31のローラ31aが上記ガイドロープ1から外れる場合があるが、この場合でも移動金車3はその保持部33で吊線A1を保持しているので、吊線A1に支持部31が下方になるように反転した状態で垂れ下がることになり、落下することはない。
【0054】
そして、各移動金車3の撤去は、当該各移動金車3を地上から、図示しない操作棒によって各移動金車3の解除把持部38を把持して解除ロッド37を連結ロッド32から引き出し、この引き出しにより保持部33を解除位置にすることで吊線A1から移動金車3を取り外すことで行われる。
【0055】
このように移動金車3を撤去すると、続いてガイドロープ用支持金具2及び固縛手段を撤去してガイドロープ1を電柱X1、X2、X3間から撤去するとともに、繰り出しローラ53、54や巻き取りローラ55を電柱X1、X3から撤去し、これにより電柱X1、X2、X3間へのケーブルA等の架線作業が終了する。
【0056】
以上述べたケーブルの架線工法では、各電柱X1、X2、X3での作業者による各部材の設置作業と、電柱X1での作業者による吊線A1へのハンガーA2の引っ掛け作業を行うことで、ケーブルA等を電柱間X1、X2、X3間に同時に架線することができ、架線に要する作業時間を大幅に短縮することができる。また、各電柱X1、X2、X3での作業だけのため高所作業車を使用する必要がなく、安全な環境で架線作業を行うことができる。
【0057】
なお、上述したケーブルの架線工法は、電柱X1、X2、X3間にケーブルA等を直線状に架線するものであったが、このケーブルの架線工法では、図11に示すようにケーブルA等を途中部において所定角度のカーブを描きながら電柱X4、X5、X6間に同時架線させることもできる。
【0058】
この場合に、中央の電柱X5には本発明のケーブル架線用コーナガイド(以下、単にコーナガイドという)7が設置される。
【0059】
コーナガイド7は、前述した移動金車3、並びにこの移動金車3に保持されたケーブルA等を電柱X5側から次の電柱X6側に案内するものであり、図12及び図13に示すように、電柱X5に固定する取付金具71と、取付金具71に設けられガイドレール73とガイドローラ部74とを有する基台72とを備えている。
【0060】
前記取付金具71は、電柱X5の外周に対応して湾曲状に形成された固定部71aと、この固定部71aから前方に張出して配置され前記基台72を支持する支持部71cとから構成されている。
【0061】
固定部71aは、その一端部にチェーンバンド75の一端が止着されるとともに、他端部に螺子棒71bが連設されている。一方、チェーンバンド75の他端には上記螺子棒71bに挿入可能な締結材75aが連設されている。従って、チェーンバンド75を電柱X5に巻回した状態で締結材75aを螺子棒71bに挿入し、当該螺子棒71bに螺子材75bを螺入して締め付けることで、固定部71aが電柱X5に強固に取付けられる。
【0062】
前記支持部71cは、前記基台72を安定的に支持するように適宜に組み合わされた複数本の支持材71dから構成されており、この支持材71dの途中部下方には先端が前記電柱X5に当接して上記支持材71dを水平状態で支持するための補助支持材71eが設けられている。
【0063】
前記基台72は、湾曲状に形成された平板状のもので、前記支持部71cに複数箇所を螺子止め72aすることで着脱自在に取付けられている。
【0064】
前記ガイドレール73は、基台72の外側縁に沿って湾曲状に形成されたガイド部73aが複数の支持材73bによって所定の高さ位置に配置されたもので、このガイド部73aを前述した移動金車3のローラ31aが転動するようになされている。
【0065】
ガイド部73aの両端には、図15に示すように前述したガイドロープ1の一端を把持する把持部76が延設部材76cを介して設けられている。把持部76は、図14に示すように前述したガイドロープ用支持金具2の把持部22と同様に分割された左右一対の把持材76aからなり、この把持材76aの上端部に形成された把持孔76bにガイドロープ1の一端を把持するように構成されている。
【0066】
また、把持部76には、針金などの比較的柔らかな線材77が設けられており、把持部76にガイドロープ1の一端を把持させた後、当該ガイドロープ1の一端部に線材77を巻き付けることで、把持部76によるガイドロープ1の把持を強固なものにしている。
【0067】
前記ガイドローラ部74は、前記基台72の内側縁に沿って所定間隔を隔ててそれぞれ垂直軸を持って回転自在に設けられた複数のローラ74a〜74fから構成されている。
【0068】
これら複数のローラ74a〜74fと前記ガイドレール73との間の空間部は、ガイドレール73に沿って導かれる移動金車3と、この移動金車3により導かれるケーブルA等の通路7Aになされており、当該複数のローラ74a〜74fによりケーブルA等を円滑に導くようにしている。特に、吊線A1やケーブルAよりも大きな形状のハンガーA2がこの通路7Aを円滑に通過できるようになされている。
【0069】
前記複数のローラ74a〜74fは、図示(図13参照)のように両端2つのローラ74a、74fが鼓状に、その内側2つのローラ74b、74eが上端に鍔部を有して下端部が若干径大のテーパ状に、真ん中2つのローラ74c、74dが樽状に形成されるとともに、両端2つのローラ74a、74fが他のローラ74b〜74eよりも若干中側に位置するように配置されており、このように各ローラ74a〜74fの形状や位置関係を工夫することで、ハンガーA2等がこの通路7Aを円滑に通過できるようにしている。
【0070】
また、前記把持部76の下方となる基台72上にも、ローラ74gがそれぞれ設けられており、それぞれ対峙するローラ74a、74fとによってケーブルA等を通路7Aに円滑に導くとともに、通路7Aから外部へ円滑に送り出すようになされている。
【0072】
前記基台72の一端部には、図15に示すようにハンガーA2の姿勢を矯正するための姿勢制御板78が左右に2枚立設されている。この姿勢制御板78は、延線ロープBの巻き込みにより移動するハンガーA2等の進入側となる一端部に設けられており、前記基台72上の通路7Aに進入する際にハンガーA2の姿勢を予め矯正しておくことで、当該通路7Aを通過する際において吊線A1からハンガーA2が脱落するのを防止してハンガーA2等が円滑に通路7Aを通過できるようにしている。
【0073】
姿勢制御板78は、前記基台72の両端部に螺子止め等により着脱自在になされており、ケーブルA等の送り方向が変わって進入側が変われば、前記基台72の一端部から取り外して基台72の他端部に取付けることができるようになされている。
【0074】
そして、このように姿勢制御板78が取付けられる基台72の両端は、下方に傾斜した傾斜部72bに形成されており、ケーブルA等、主としてハンガーA2を円滑に基台72上に導くガイドになっている。
【0075】
また、前記ガイドレール73の両端部上方には、電柱X5に巻回された支持バンド79の両端に設けられたフック79aが係止可能な係止材73cがそれぞれ設けられている。従って、途中部を電柱X5に巻回した支持バンド79のフック79aをこれら係止材73cに係止し、支持バンド79の一端寄りに設けられたシメラー79bで当該支持バンド79を締結することで、前記取付金具71に作用するガイドローラ部74やガイドレール73を設けた基台72の荷重を支え、前述した保持支持材74eと相まってコーナガイド7全体が下方に傾くことが無いようにしている。
【0076】
このようにケーブルA等を途中部において所定角度のカーブを描きながら電柱X4、X5、X6間に同時架線させる際には、中央の電柱X5に上述したコーナガイド7を設置することで、移動金車3のローラ31aがガイドレール73のガイド部73aに案内されるとともに、移動金車3の保持部33に保持されたケーブルA等がガイドローラ部74に案内され、これによりケーブルA等をそのカーブに沿って円滑に導くことができ、前述したケーブルの架線工法と同様に吊線A1とケーブルAとの同時架線を行うことができる。
【0077】
このケーブルの架線工法は、電柱X5にコーナガイド7を設置する以外は、前述した架線工法と同様であり、詳細な説明は省略するとともに、これによる効果も同様であり説明は省略する。
【0078】
また、前記コーナガイド7とガイドロープ用支持金具2とを組み合わせることによって、ケーブルA等を3本以上の電柱にその途中部でカーブを描きながら直線状の架線と組み合わせて架線することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ケーブルをその途中部において所定角度のカーブを描きながら電柱間に架線させる際には、このカーブの部位にケーブル架線用コーナガイド設けることで、このケーブル架線用コーナガイドによって移動金車並びに吊線にハンガーを介して保持されたケーブルを円滑に案内することができ、架線作業を円滑に行うことができる。
【0080】
また、ガイドレール及びガイドローラ部が配設された基台を取付金具に着脱自在に設けたことで、ケーブル架線用コーナガイドの電柱への設置及び撤去を容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブルの架線工法を説明するための概略の説明図である。
【図2】電柱間に架線されるケーブル等の繰り出し状態を示す図である。
【図3】ガイドロープ用支持金具の構成を示す側面図である。
【図4】ガイドロープ用支持金具の構成を示す正面図である。
【図5】ガイドロープ用支持金具における連結部材の取付構造を示す断面図である。
【図6】移動金車の構成を示す斜視図である。
【図7】移動金車の構成を示す側面図である。
【図8】移動金車の構成を示す正面図である。
【図9】移動金車の保持部が解除位置に配置された状態を示す拡大の側面図である。
【図10】連結金具を示す正面図である。
【図11】ケーブルの架線工法の他の形態を示す概略の平面図である。
【図12】本発明のケーブル架線用コーナガイドの構成を示す平面図である。
【図13】同じくケーブル架線用コーナガイドの構成を示す一部破断の側面図である。
【図14】姿勢制御板の構成を示す図12におけるP矢視図である。
【図15】把持部の取付状態を示す図14におけるQ矢視図である。
【図16】従来のケーブルの架線工法を説明するための概略の説明図である。
【符号の説明】
1 ガイドロープ
3 移動金車
31a ローラ
7 コーナガイド
71 取付金具
72 基台
73 ガイドレール
74 ガイドローラ部
76 把持部
A ケーブル
A1 吊線
A2 ハンガー
X1〜6 電柱[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a construction method as shown in FIG. 16 has been adopted as a construction method of connecting a cable between telephone poles.
[0003]
Specifically, first, as shown in FIG. 16 (a), for example, after attaching the hanging wire band b to three utility poles a1, a2, and a3, the extension roller c is attached to each utility pole a1, a2, and a3. Then, a wire rope d is passed through these wire rollers c so that the wire is stretched between two diameters made of utility poles a1, a2 and a3. Next, one end of the suspension wire e is connected to one end of the extension rope d that is wired as described above, and while the extension rope d is wound on the utility pole a3 side, the suspension wire e reaches the utility pole a3 side, and the suspension wire band b The suspension wire e is secured to the power poles a1, a2, and a3 (see FIG. 16B).
[0004]
Subsequently, as shown in FIG. 16 (b), the extension rope d is passed through the pulley f while attaching a plurality of pulleys f to the suspension line e. ) Is connected to one end of the cable g, and the extended rope f is wound around the utility pole a3, so that the cable g is connected to the utility poles a1, a2, Wire is connected between a3.
[0005]
Thereafter, as shown in FIG. 16 (d), the hanger h is hooked on the hanging wire e while removing the wheel & pinion f, and the hanging wire e and the cable g are integrated by the hanger h to complete the overhead wire work ( For example, see
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-11-89032
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional cable overhead wire construction method, it is necessary to perform a plurality of overhead wire operations such as an overhead wire operation of the suspension wire e using the extended rope d and an overhead wire operation of the cable g using the extended rope d. There was a problem that the required working time was long.
[0008]
Also, the work of attaching the wheel wheel f to the hanging wire e while passing the extending rope d as shown in FIG. 16B, and attaching the hanger h to the hanging wire e while removing the wheel wheel f as shown in FIG. The work to be hooked requires an aerial work vehicle i, and the work while moving the aerial work vehicle i also takes time, and there is a problem that the work time is further increased in combination with the above-described problem. In addition, in places with heavy traffic, etc., work with the aerial work vehicle i may be hindered, further delaying the work, and not only hindering passers-by and traveling vehicles, but also posing a danger to workers. There was a problem that it would be an accompanying task.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The cable guide corner guide of the invention according to
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the guide rail and the guide roller are disposed on a base, and the base is detachably provided on the mounting bracket.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
As an overhead wire construction method of the cable, for example, as shown in FIG. 1, between three utility poles X1, X2, and X3, which are erected in a straight line, as shown in FIG. The held cables A (hereinafter collectively referred to as cables A and the like) are linearly wired.
[0013]
In the method of wire erection of this cable, a
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The guide
[0017]
As shown in FIGS. 3 and 4, the specific configuration of the guide
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
As shown in FIG. 5, the mounting structure of the connecting
[0021]
The
[0022]
Further, on the base end side of the distal end of the
[0023]
Further, below the middle part of the
[0024]
As shown in FIGS. 6 to 8, the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The holding
[0028]
The receiving
[0029]
The upper end of the
[0030]
A
[0031]
The distal end of the locking
[0032]
The locking
[0033]
By the way, the
[0034]
At this time, as shown in FIG. 9, the engagement fitting 35 b formed at the tip of the engagement fitting 35 engages with the notch 34 c formed in one piece of the receiving
[0035]
As shown in FIG. 10, the connection fitting 4 has a
[0036]
In such an overhead wire construction method of the cable, the
[0037]
The pay-out
[0038]
The feed-out
[0039]
The take-up
[0040]
The winding
[0041]
Next, an overhead wire construction method performed using the above-described members will be described with reference to FIG.
[0042]
First, a suspension line band (not shown) for fixing a suspension line A1 to be wired with a cable A, which will be described later, to each of the electric poles X1, X2, and X3 is installed at a predetermined height position in advance. The
[0043]
At the same time, in the left and right electric poles X1 and X3, the feed-out
[0044]
Next, the right and left electric poles X1, X3 are stretched at both ends of the
[0045]
After the
[0046]
In other words, when there is no temporary fixing with the
[0047]
When the
[0048]
Then, while holding the holding
[0049]
Thereby, the hanging wire A1 and the cable A connected to the extension rope B are drawn out from the telephone pole X1 side to the central telephone pole X2 side, and together with this pulling-out operation, the worker hangs the hanger A2 at a predetermined interval at the telephone pole X1. The cable A is hooked on the suspension line A1 while being inserted therethrough.
[0050]
When the cable A or the like is pulled out toward the power pole X2 by a predetermined length by repeating the work on the power pole X1, the holding
[0051]
By continuing such an operation, the leading end of the cable A or the like moves toward the telephone pole X2 while the
[0052]
When the tip of the cable A or the like reaches the utility pole X3, the winding
[0053]
Thereafter, the
[0054]
Then, the removal of each
[0055]
When the
[0056]
In the above-described cable overhead wire method, the worker installs each member at each of the electric poles X1, X2, and X3, and hooks the hanger A2 onto the suspension wire A1 by the operator at each of the electric poles X1. A and the like can be simultaneously wired between the electric poles X1, X2, and X3, and the work time required for the overhead wire can be significantly reduced. Also, since the work is performed only at the utility poles X1, X2, and X3, there is no need to use an aerial work vehicle, and the overhead wire work can be performed in a safe environment.
[0057]
Although the above-described cable wire-laying method is to wire the cable A or the like linearly between the electric poles X1, X2, and X3, in this cable wire-laying method, as shown in FIG. The power poles X4, X5, and X6 can be simultaneously wired while drawing a curve at a predetermined angle in the middle.
[0058]
In this case, a corner guide (hereinafter, simply referred to as a corner guide) 7 for a cable overhead line of the present invention is installed on the central electric pole X5.
[0059]
The
[0060]
The mounting
[0061]
One end of the
[0062]
The
[0063]
The
[0064]
In the
[0065]
As shown in FIG. 15, at both ends of the
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
The space between the plurality of
[0069]
The plurality of
[0070]
Rollers 74g are also provided on the
[0072]
At one end of the
[0073]
The
[0074]
Further, both ends of the base 72 to which the
[0075]
Above both ends of the
[0076]
As described above, when the cable A and the like are simultaneously wired between the electric poles X4, X5, and X6 while drawing a curve at a predetermined angle in the middle, the above-described
[0077]
The method of wiring the cable is the same as the above-described method of wiring except that the
[0078]
In addition, by combining the
[0079]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when a cable is laid between utility poles while drawing a curve at a predetermined angle in the middle of the cable, the cable guide is provided at a corner of the curve, so that this cable is provided. The overhead wire corner guide can smoothly guide the cables held by the movable wheel and the suspension line via the hanger, and the overhead wire operation can be performed smoothly.
[0080]
In addition, the base on which the guide rails and the guide rollers are disposed is detachably provided on the mounting bracket, so that the corner guide for cable overhead lines can be easily installed on and removed from the utility pole, and workability can be improved. Improvement can be achieved.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic explanatory view for explaining an overhead wire construction method of a cable.
FIG. 2 is a diagram illustrating a state in which a cable or the like that is wired between utility poles is extended.
FIG. 3 is a side view showing a configuration of a support member for a guide rope.
FIG. 4 is a front view showing the configuration of a support member for a guide rope.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a mounting structure of a connecting member in a support member for a guide rope.
FIG. 6 is a perspective view showing a configuration of a moving wheel & pinion.
FIG. 7 is a side view showing the configuration of the moving wagon.
FIG. 8 is a front view showing the configuration of the moving wagon.
FIG. 9 is an enlarged side view showing a state in which a holding portion of the moving wheel and wheel is disposed at a release position.
FIG. 10 is a front view showing a connection fitting.
FIG. 11 is a schematic plan view showing another embodiment of a method of wiring a cable.
FIG. 12 is a plan view showing a configuration of a corner guide for cable overhead lines of the present invention.
FIG. 13 is a partially cutaway side view showing the configuration of the corner guide for cable overhead lines.
FIG. 14 is a diagram viewed from an arrow P in FIG. 12, showing a configuration of the attitude control plate.
FIG. 15 is a view on arrow Q in FIG. 14 showing an attached state of the grip portion.
FIG. 16 is a schematic explanatory view for explaining a conventional cable trolling method.
[Explanation of symbols]
1 Guide rope
3 moving gold car
31a roller
7 Corner Guide
71 Mounting bracket
72 base
73 guide rail
74 Guide roller unit
76 Gripping part
A cable
A1 suspension line
A2 hanger
X1-6 telephone pole
Claims (2)
上記ケーブル架線用コーナガイドは、前記電柱に固定する取付金具と、両端に前記電柱間に架線されるガイドロープの一端を把持する把持部が設けられるとともに、途中部が移動金車のローラを案内する湾曲状のガイドレールと、吊線にハンガーを介して保持されたケーブルを案内するガイドローラ部とで構成され、
該ガイドローラ部は、ケーブルの案内方向に沿って所定間隔を隔ててそれぞれ垂直軸を持って回転自在に設けられた複数のローラから構成され、これら複数のローラは、両端2つのローラが鼓状に、その内側2つのローラが上端に鍔部を有して下端部が若干径大のテーパ状に、真ん中2つのローラが樽状に形成されるとともに、両端2つのローラが他のローラよりも若干中側に位置するように対称配置されてなることを特徴とするケーブル架線用コーナガイド。When the cable is drawn between power poles while drawing a curve at a predetermined angle in the middle thereof, a corner guide for a cable overhead wire provided at a portion of the curve,
The corner guide for the cable overhead line is provided with a mounting bracket for fixing to the power pole, and a grip portion for gripping one end of a guide rope that is wired between the power poles at both ends, and a middle portion guides a roller of the movable wheel. Curved guide rail, and a guide roller unit for guiding a cable held on a suspension line via a hanger ,
The guide roller portion is composed of a plurality of rollers provided rotatably with a vertical axis at predetermined intervals along a cable guiding direction. The inner two rollers have a flange at the upper end, the lower end is formed in a tapered shape with a slightly larger diameter, the middle two rollers are formed in a barrel shape, and the two rollers at both ends are more than the other rollers. A corner guide for a cable overhead wire, wherein the corner guide is arranged symmetrically so as to be located slightly inward.
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