JP3579467B2 - ビデオ信号の動き適応時空間軸フィルタリング装置およびフィルタリング方法 - Google Patents

ビデオ信号の動き適応時空間軸フィルタリング装置およびフィルタリング方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ビデオ信号を時間軸フィルタリングする方法および装置に関し、とくに、映像符号化装置で使われる動き適応時空間軸フィルタリング(MASTF:Motion Adaptive Spatio−Temporal Filter)として、時間軸エイリアシング(aliasing)の影響を招くことなく時間軸の帯域制限を達成し、向上された画質がえられるフィルタリングの装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオホン(video−phone)、画像会議(teleconference)や高品位テレビ(high definition television system )のようなディジタル映像処理システムでは、映像信号の各フレームを定める多くの量の離散データを減らすために、多様なデータ圧縮技法が利用されている。かかる圧縮技法では、たとえば、離散的コサイン変換を利用した変換符号化技法や二つの一連のフレーム間の時間軸上の関連を利用する動き補償符号化技法などがある。
【0003】
データ圧縮過程を効果的に行なうために、本技術分野において利用されている大部分の実時間映像符号化装置などはフィルタリングとフレームレート減少のための前処理過程の一部として多様なフィルターを利用している。
【0004】
かかるフィルターは、時間軸ノイズを除去または軽減し、帯域制限を施すことによって画質および符号化を効果的に改善する。
【0005】
そのような先行技術装置がエリック デュボイス(Eric Dubois)らの論文、すなわち、「ノイズ リダクション イン イメージ シーケンス ユージング モーション−コンペンセイティッド テンポラル フィルタリング(Noise Reduction in Image Sequences Using Motion-Compensated Temporal Filtering)」、アイ イー イー イー トランザクションズ オン コミュニケーションズ(IEEE Transactions on Communications)、COM-32、No.7、826 〜831 頁(1984年7月)に開示されており、このような装置は初期の信号発生および信号操作で発生しうるノイズ成分などを減らすために非線形繰り返し(recursive)時間軸フィルターを利用する。このような時間軸フィルターは動き補償技法を利用して動き軌跡に沿って、時間軸上でフィルタリングを行なって、映像の詳細な部分を変更せず、動く領域のノイズ成分を減少させる。
【0006】
他の先行技術の装置は、ウォン−シング チェン(Won-Hsing Chen)らの論文、「リカーシブ テンポラル フィルタリング アンド フレーム レート リダクション フォー イメージ コーディング(Recursive Temporal Filtering and Frame Rate Reduction for Image Coding)」、アイ イー イー イー ジャーナル オン セレクテッド エアリアズ イン コミュニケーションズ(IEEE Journal on Selected Areas in Communications)、SAC-5 、1155〜1165頁(1987年8月)に開示されている。かかる先行技術の装置は繰り返し時間軸フィルターを利用して、繰り返しフィルタリングを行なってフレーム発生レートを減少させる。またかかるフィルターは時間軸エリアに適用されるばあい、フレーム間の入力ノイズを減らすことができるので、画質を改善させる役目をする。
【0007】
ケイ・ジェイ クリース(K.J Klees )に付与された米国特許第4,694,342 号明細書には空間軸フィルターを利用するさらに他の装置が開示されている。かかる空間軸フィルターは繰り返し的または非繰り返し的に動作してビデオ映像内のノイズを除去する一方、実質的にビデオ映像の詳細な部分を保持するようになっている。したがって、かかるフィルターはあらかじめ設定され、フィルターされた出力画素値とあらかじめ設定されたフィードバック画素値を格納するルックアップ表(Look−up table )を含んで、入力される映像の一部は映像の詳細な部分を保持するために、非繰り返し的にフィルターされる反面、映像の他の部分はノイズを除去するために繰り返し的にフィルターされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一方、前記した先行技術装置などが、動き軌跡に沿って行なわれる低域通過フィルタリング技法を用いることによって、映像の詳細な部分を変化させず、動くエリア内のノイズを減らすことができるが、このような方法は高速の動きエリア内では人工遺物(visual artifacts)を起こすことがある。その結果、時間軸帯域制限用または時間軸上エイリアシングに基づいた人工遺物を除去する用途としては不適である。隣接したスペクトルがエイリアシング成分を含むばあいには映像に可視的な人工遺物が発生する。とくに空間軸高周波成分からなる動くエリアなどは実際速度と感知速度が異なるなど視覚的効果に相当なゆがみを招来する(distort )。
【0009】
したがって、効率的な時間軸上の帯域制限を行なうためには、エイリアシングの影響を受けないフィルターが要求されてきた。
【0010】
したがって、本発明の主な目的は、時間軸エイリアシングを誘発せず、ビデオ信号の時間軸帯域制限を効果的に行なうことができる、動き適応時空間軸フィルタリングの装置および方法を提供して画質を向上するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によると、ビデオ信号をあらかじめ設定された時間軸遮断周波数でフィルターされて時間軸帯域制限を行なうことによって、ビデオ信号の各画素に対するフィルターされたデータを提供する装置であって、前記ビデオ信号は、ターゲットフレーム(target frame)とターゲットフレームのあらかじめ設定された数の以前フレームと以後フレームを含む多数のフィルタリング入力フレームを含、各フィルタリング入力フレームは多数の画素を含むフィルタリング装置であって、ビデオ信号の各フレームのターゲット画素に対する動きを表わす多数の動きベクトルを推定する手段と、ターゲットフレームに含まれたターゲット画素に対するフィルタリング入力関数を決定する装置であって、前記フィルタリング入力関数は多数のフィルタリング入力データを含んで、各群のフィルタリング入力データを、多数のフィルタリング入力フレーム各々で、ターゲット画素位置にある画素の動き軌跡上で、ターゲット画素位置の画素の動きベクトルに基づいて求める手段と、あらかじめ設定されたフィルタリングインパルス応答とフィルタリング入力関数のコンボルーション(convolution)を施すことによって、時間軸エイリアシングなく所定のバンド幅を有するフィルターされたビデオ信号をうる手段とを含み、前記フィルタリングインパルス応答が
【数5】
Figure 0003579467
Lはビデオ信号の動く物体の速度と関連されるあらかじめ設定された正の整数である
のように表わされる時空間遮断周波数f c により決定され、
前記フィルタリングデータが、
【数6】
Figure 0003579467
ここで、xはターゲット画素位置を示し、nはターゲットフレームのフレーム指数を表わし、フィルターインパルス応答h(・)は(2N+1)×L個のフィルター係数を含んで、jはその絶対値がNより大きくない指数で、N、Lは正の整数で、D(・)はターゲット画素の動きを表わす動きベクトルであり、Lは画素間距離をΔxとして
|D(・)|≦|Δx|・L
なる関係を有するフィルタリング装置が提供される。
【0012】
本発明のフィルタリング方法は、ビデオ信号をあらかじめ設定された時間軸遮断周波数でフィルタリングして時間軸帯域制限を行なうことによって、ビデオ信号の各画素へのフィルタリングのデータを提供する方法であって、前記のビデオ信号はターゲットフレームとターゲットフレームのあらかじめ設定された数の以前フレームと以後フレームとを含む多数のフィルタリング入力フレームを含、各フィルタリング入力フレームは多数の画素を含むフィルタリング方法であって、
ビデオ信号の各フレームでターゲット画素位置の各々の画素の動きを表わす多数の動きベクトルを推定するステップと、
ターゲット画素へのフィルタリング入力関数を決定するステップであって、前記フィルタリング入力関数は多数の群のフィルタリング入力データを含んで、各群のフィルタリング入力データを、多数のフィルタリング入力フレームの各々で、ターゲット画素位置にある画素の動き軌跡上で、ターゲット画素位置の画素の動きベクトルに基づいて求めるステップと、
あらかじめ設定されたフィルターインパルス応答とフィルタリング入力関数のコンボルーションを行なって、ターゲットフレームのターゲット画素へのフィルタリングのデータを求めるステップとを含み、前記フィルタリングインパルス応答が
【数7】
Figure 0003579467
Lはビデオ信号の動く物体の速度と関連されるあらかじめ設定された正の整数である
のように表わされる時空間遮断周波数f c により決定され、
前記フィルタリングデータが、
【数8】
Figure 0003579467
ここで、xはターゲット画素位置を示し、nはターゲットフレームのフレーム指数を表わし、フィルターインパルス応答h(・)は(2N+1)×L個のフィルター係数を含んで、jはその絶対値がNより大きくない指数で、N、Lは正の整数で、D(・)はターゲット画素の動きを表わす動きベクトルであり、Lは画素間距離をΔxとして
|D(・)|≦|Δx|・L
なる関係を有することを特徴とする。
【0013】
【実施例】
ビデオ信号は、一般に水平、垂直および時間軸の3次元連続関数f(x、y、t)で表示される。動きがある映像で短い時間間隔のあいだ動く物体を観察すると、動く物体が速度υ=(υ、υ)の等速、剛体、並進運動を行なうと仮定するとき、連続ビデオ信号のフリーエ変換F(・)は次式(1)のように表わされる。
【0014】
Figure 0003579467
ここで、F(・)、F(・)は映像の3次元、2次元スペクトルを各々表わし、δ(fυ+fυ+f)はfυ+fυ+f=0で定義された3次元周波数空間上の斜めになった平面を表わすので、映像信号の基底スペクトルは2次元周波数平面上のみ存在する。式(1)はアール・エー・エフ・ベルフォー(R.A.F.Belfor)らの論文「モーション コンペンセイテッド サブサンプリング オブ エイチディティヴィ(Motion Compensated Subsampling of HDTV)」、SPIE.1605、ビジュアル コミュニケーションズ アンド イメージプロセシング(Visual Communications and Image Processing)、91、274 〜284 頁(1991年)に開示されている。ベースバンドスペクトルの位置から時空間軸帯域を予測することができる。すなわち、
【0015】
【外2】
Figure 0003579467
【0016】
ならびに速度成分υおよびυの相関は式(1)式から次式(2)のようになる。
【0017】
【数3】
Figure 0003579467
【0018】
【外3】
Figure 0003579467
【0019】
各々xとy方向の空間軸帯域幅成分を表わす。式(2)によると、時間軸帯域幅は動く物体の速度に比例することになる。または、時間軸帯域幅が固定されるばあい、空間軸帯域幅は、動く物体の速度に逆比例することになる。
【0020】
フィルタリングへのビデオ信号は空間および時間軸サンプリング周波数によりサンプリングされるので、サンプリングのビデオ信号は3次元サンプリングデータすなわち、画素として表示される。したがって、連続関数f(・)のサンプリングは連続関数f(x、y、t)とデルタ関数の3次元アレー(array)の積で表示されうる。また画素などのスペクトル分布は連続関数f(・)フリーエ変換およびデルタ関数のコンボルーションにより与えられる。その結果、画素のスペクトルはデルタ関数の特性によってサンプリング周波数間隔で複製される。
【0021】
図1A、1Bおよび1Cには、各々動く物体の速度υが1画素/フレーム間隔、2画素/フレーム間隔および3画素/フレーム間隔であるときのベースバンドスペクトル分布が示される。同図で、実線はベースバンドスペクトルの繰り返しを示し、時間軸サンプリング周波数は1で正規化され、空間軸(x方向)および時間軸周波数はfとfで表示される。
【0022】
動く物体の画素Aの動きにより、図1Aに示したようにベースバンドスペクトルは空間周波数軸から斜めになる。図1A、1Bおよび1Cに示したように斜めの角度θは速度が増加することによって増加する。このような勾配になる理由は式(2)から知られるように、ビデオ信号の一つの画素において時間軸周波数を考慮するとき、時空間軸周波数領域のスペクトル分布は空間軸周波数と動く物体の速度の積で表示されるので、動く物体の速度が大きければ、大きいほどさらに高い時間軸周波数を発生させるのである。
【0023】
すなわち、図1A、図1Bおよび図1Cに示したように動く物体の速度が増加するとエイリアシングが発生する。例として、図1Aに示したように、1画素/フレーム間隔がエイリアシングを発生させないような臨界速度と見做された。繰り返されたスペクトルがエイリアシング成分を含むばあい、映像には人工遺物が起こることになる。とくに、空間軸高周波成分からなる動き領域で実際速度と感知速度が異なるなどの視覚的効果に相当なゆがみが与えられる。したがって、効率的な時間軸帯域制限のためには、かかるエイリアシングの影響を受けないようにするフィルターを設計する必要がある。
【0024】
図2には、
【0025】
【外4】
Figure 0003579467
【0026】
時間軸領域で低域通過フィルタリングを行なった結果が示されている。かかる時間軸フィルタリングを行なうために、第1に、ベースバンドスペクトルは空間軸エイリアシング成分を有しなく、第2に、簡略化のために等速度の水平方向動き(x軸方向)のみが存在すると仮定した。図2でフィルタリングの結果は隣接スペクトルの空間軸の高周波成分Bを含むが、これが時間軸エイリアシングの効果をもたらす。すなわち、空間軸高周波成分は隣接スペクトルに影響を与える。言い換えれば、隣接スペクトル間の攪乱が画面上に表われる。
【0027】
式(1)および式(2)から知られるように、空間(垂直および水平成分を含み)および時間軸周波数fおよびfは次式(3)の関係にある。
【0028】
【数4】
Figure 0003579467
【0029】
ここで、空間軸周波数fはf−f平面上で定義される。式(3)では時間軸帯域幅を制限するために時間軸周波数fが設定されるばあい、空間軸周波数は動く物体の速度に逆比例することが分かる。
【0030】
h(・)が低域通過インパルス応答で、簡略化のために水平方向動き(x軸方向)のみ存在すると仮定すると、時間軸に低域制限されたビデオ信号g(x,t)は次式(4)のようになる。
【0031】
【数5】
Figure 0003579467
【0032】
ここで、線形位相フィルター(linear phase filter )がフィルター応答の群遅延(group−delay )の影響を減少するために使用される。速度υ=(υ、υ)の水平方向の等速、剛体、並進運動を行なうという仮定の下に、フィルタリング入力関数は次式(5)のようになる。
【0033】
f(x,t−τ) = f(x+υτ,t) (5)
上記式(5)から時間軸上の入力関数が動き軌跡による空間軸上の入力関数で置き換えられうることが分かる。したがって、式(4)は次式(6)ように書き直しうる。
【0034】
【数6】
Figure 0003579467
【0035】
なお、実際のビデオ信号のばあい、等速、剛体、並進運動の仮定は有効ではないばあいが多い。さらに、動く物体が無いばあいでも、ビデオ信号の各々の画素値は、時間による光源の変化とビデオカメラなどのビデオ信号源の変化で経時によって変化する。そんなばあい、上記式(5)は短い時間に対してのみ有効で、次式(7)のように書き直しうる。
【0036】
Figure 0003579467
ここで、Δtはフレーム間隔などの短い時間を示し、kは整数である。
【0037】
上記式(7)により式(6)は次式(8)のように書き直しうる。
【0038】
【数7】
Figure 0003579467
【0039】
上記式(8)から式(4)の時間軸フィルタリングがフィルタリング入力関数をf(・)とする時空間軸フィルタリングによって具現されることが分かる。式(8)は連続関数に記載された動き適応時空間軸フィルタリングである。
【0040】
しかしながら、離散化されたばあいにも類似な結果が適用され、このとき、積分は和と置き換えられ、dτはΔτとjにより表わされる。上記式(8)は次式(9)に相当する。
【0041】
【数8】
Figure 0003579467
【0042】
ここで、nはフレーム指数を示し、速度とフィルタリング位置はベクトルυとxで表わされ、(2N+l)×L個のフィルター係数に構成されたフィルターインパルス応答h(・)は時間軸遮断周波数とあらかじめ設定された数N、Lにより決定される(ただし、N、Lは正の整数である)。画素間距離をΔxで示すと、Δxは|υ(・)・Δτ|≦|Δx|を満たすように選択される(Δτがこの条件を満たさないと空間軸エイリアシングが起こることもある)。
【0043】
したがって、上記式(9)から分かるように、時間軸帯域制限は時空間軸フィルタリングすなわち、フィルタリング入力関数を時間領域と空間領域で取った低域通過フィルタリングにより具現されうる。
【0044】
一方、ΔTがフレーム間隔であると、LΔτはΔTと同一で、υ(・)・ΔTは2つの隣接するフレーム間の画素の変位を表示する動きベクトルD(・)と同一である。このとき、上記式(9)は次式(10)のように変換される。
【0045】
【数9】
Figure 0003579467
【0046】
ここで、Lは|D(・)|≦|Δx|・Lを満たすように選択された(この条件は前記の条件|υ(・)・Δτ|≦|Δx|に当たるものである。したがって、Lがこの条件を満たさないと、空間軸エイリアシングが起こることもある)。上記式(10)は式(9)を具現したものである。時間軸帯域制限がフィルタリング入力関数f(・)に対する低域通過フィルタリングである時空間フィルタリングにより具現されるが、フィルタリング入力関数f(・)は多数の、たとえば、(2N+1)のフィルタリング入力データ群を含んで、各入力データ群はビデオ信号の当該フレームの画素値からえたあらかじめ設定された(たとえば、L個の)入力データを含む。式(10)においてビデオ信号の(n−j)番目のフレームからのフィルタリング入力データの位置を表わす
【0047】
【外5】
Figure 0003579467
【0048】
が正確に画素位置と一致しないこともある。このばあい、フィルタリング入力データは周りの画素値から求めることもあり、この時周りの画素の加重値平均をフィルタリング入力データに決定する線形補間法などを利用する。
【0049】
すなわち、フィルタリング入力関数は動く物体の軌跡に沿って時空間領域で求める。詳細に述べると、フィルタリング入力関数f(・)に含まれた一群の入力データは動きベクトルを利用して、図3に示したように該フレームから求めるが、該動きベクトルは動く物体の該フレームとその以前のフレームの変位を表わす。
【0050】
一方、多数(たとえば、(2N+1)×L個の)フィルタリング係数からなるフィルターインパルス応答はビデオ信号の帯域を定めた帯域のみで制限する役目をする。該フィルター係数などは所望の時間軸遮断周波数とあらかじめ設定された数NとLに基づいてあらかじめ設定されうる。たとえば、時間軸遮断周波数が
【0051】
【外6】
Figure 0003579467
【0052】
として設計される。
【0053】
したがって、上記式(10)から分かるように、フィルタリングのデータg(・)、すなわち、帯域制限されたデータは各々の群のフィルタリング入力データと該フィルター係数などをコンボルブ(Convolve)し、各群のフィルタリングの入力データを加算することによってえられる。
【0054】
図3は、本発明の動き適応時空間フィルタリングのフィルタリング入力関数を示した図である。簡単な例示のために各フレームはFc−1 、FおよびFc+1 などの線で示され、上記式(10)のNとLは各々1と4に仮定した。言い換えれば、ターゲットフレームFのターゲット画素へのフィルタリングのデータをうるためには、三つのフィルタリング入力フレームすなわち、フィルタリングする画素を含むターゲットフレームと二つの隣接したフレームFc−1 とFc+1 をフィルタリングプロセスに用いる。ここで、c−1、cまたc+1はフレーム指数を表わす。該フレームのターゲット画素位置の画素への動きベクトルに基づいて、四つのフィルタリング入力データの各々のフィルタリング入力フレームで決められる。フレームFc−1 、FおよびFc+1 でターゲット画素の位置はX10、X20およびX30で各々表示され垂直軸は時間軸である。
【0055】
ターゲットフレームF内のX20の位置のターゲット画素へのフィルタリングの結果をうるためには、多数のすなわち、3群のフィルタリング入力データが決定されるが、各群はあらかじめ設定された数すなわち、四つのフィルタリング入力データを含んで、各入力データ群は該フィルタリング入力フレームでターゲット画素への軌跡上に位置する。詳述すると、(X10、X11、X12、X13)および(X20、X21、X22、X23)および(X30、X31、X32、X33)に位置した3群のフィルタリング入力データがフレームFc−1 、FおよびFc+1 の動きベクトルD(X10 c−1 )、D(X20 c)、D(X30 c+1 )に基づいて、ターゲット画素位置の各々の画素の軌跡上で決定される。
【0056】
図3に示されるように、フィルタリング入力データなどはビデオ信号の補間されたまたはアップサンプリング(upsampled )されたフレームのターゲット画素値に当たる。たとえば、フレームFc−1 のX11におけるフィルタリング入力データはt=−3ΔT/4のばあいのX10の画素値に当たる。これは次式(11)のように表示される。
【0057】
【数10】
Figure 0003579467
【0058】
空間領域と時間領域の相関が図3に点線で表示されている。
【0059】
図4A〜図5Dは、本発明の動き適応時空間軸フィルタリング方法を利用して時空間領域で行なわれたビデオ信号の時間軸低域フィルタリングの結果が示されている。図4Aには、もとのビデオ信号のベーススペクトルが示されている。前記のように各フィルタリング入力データ群をうる過程は、図4Bに示されるような補間またはアップサンプリングに当たる。図5Cに示されるように、時間軸低域通過フィルタリングの所望の遮断周波数が
【0060】
【外7】
Figure 0003579467
【0061】
フィルタリングの結果に対する最後のスペクトルは、図5Dに示されているように図5Cのスペクトルをサブサンプリング(subsampled)したものである(フィルタリングの結果が補間されたフレームに対しては提供されないことに注意すべき)。図2の時間軸帯域制限と比較して本発明の時空間軸帯域制限は時間軸エイリアシングの影響を受けないことが分かる。
【0062】
上記式(10)および図3、図4A〜図5Dから分かるように、時空間領域で動く物体の軌跡に沿ってフィルタリング動作が行なわれて時間軸帯域を制限する。したがって、動く物体の速度が大きくなったとき、繰り返されるスペクトルから発生されうるエイリアシングは本発明のフィルターによって効率的に除去され、映像の動く部分に示される視覚的人工遺物を大きく減少させる。
【0063】
図6には、本発明の望ましい実施例による動き適応時空間軸フィルタリング方法を利用する映像符号化装置が開示されている。映像符号化装置は本発明の動き適応時空間軸フィルタリングを行なうフィルタリング回路(装置)100と、フィルタリングビデオ信号の冗長性を除去して伝送可能とし、より処理が容易な大きさで圧縮する映像符号化器(回路)60とを含む。ビデオ信号はビデオ信号源、たとえば、ビデオカメラ(図示せず)により発生してフィルタリング回路100に入力される。
【0064】
フィルタリング回路100は前記のように式(10)のような時空間軸フィルタリング動作を行なう。動き適応時空間軸フィルタリング回路100はフレームバッファ10と、フィルタリング入力フレームに含まれる各々の画素への動きを表わす多数の動きベクトルを推定する手段である動き推定器20と、動きベクトルバッファ30と、ターゲフレームに含まれるターゲット画素へのフィルタリング入力関数を決定する手段であるフィルタリング入力フォーマッター40およびターゲットフレームのターゲット画素へのフィルタリングのデータを求める手段であるフィルタリング計算器50とを含む。フレームバッファ10はフィルタリング回路100に入力されている現在フレームと多数(たとえば、(2N+1)個)の以前フレーム、すなわちフィルタリング過程に使うフィルタリング入力フレームを格納する。詳述すると、N=1と仮定すれば、フレームバッファ10は現在フレームFc+2 と三つのフィルタリング入力フレームFc−1 、FおよびFc+1 を格納し、ここで、c+2、c+1、c、c−1はフレーム指数である。動き推定器20は二つの連続フレームすなわち、ビデオ信号源から直接入力されるビデオ信号の現在フレームFc+2 とフレームバッファ10に格納されたその以前フレームFc+1 を受けて現在フレームFc+2 に含まれた各々の画素への動きベクトルを求める。動きベクトルを求めるために、本技術分野に知られた多様な方法が利用される(MPEG シミュレーション モデル スリー インターナショナル オーガニゼーション フォー スタンダージゼイション,コーディド リプレゼンテーション オブ ピクチュア アンド オーディオ インフォメーション(Simulation Model Three International Organization for Standardization,Coded Representation of Picture and Audio Information )、1990,ISO−IEC/JTCI/SC2/WG8 MPEG 90/041 参照、以下参考文献1という)。
【0065】
抽出された動きベクトルは動きベクトルバッファ30に入力されて格納される。本発明によると、動きベクトルバッファ30はフレームFc+2 、Fc+1 、FおよびFc−1 への動きベクトルを格納する。
【0066】
フレームバッファ10に格納されたフィルタリング入力フレームと、動きベクトルバッファ30に格納され、フィルタリング入力フレームと共働する動きベクトルとはフィルタリング入力フォーマッター40で結合される。フィルタリング入力フォーマッター40は式(10)のフィルタリング入力関数f(・)を構成する多数(たとえば、三つ)のフィルタリング入力データの群れを決定する。前記のように、フィルタリング入力データが正確な画素位置でない所に当たるものと決定されると、フィルタリング入力フォーマッター40は隣接した画素などの加重値平均を求めることによって、入力データを決定する。フィルタリング入力データはフィルタリング計算器50に連結される。
【0067】
フィルタリング計算器50においては、フィルタリング入力フォーマッター40から受けたフィルタリングデータg(・)が式(10)のように計算される。多数のたとえば、(2N+1)×L個のフィルタリング係数からなるフィルタリングインパルス応答は
【0068】
【外8】
Figure 0003579467
【0069】
決定されるが、この値などは前記のようにビデオ信号の特性に鑑みて、式(10)と関連した条件を満たすようにあらかじめ設定される。フィルタリング係数などはフィルタリング過程に先立ってあらかじめ設定されてフィルタリング計算器50に格納される。前記のようにフィルタリング回路100は動き適応時空間フィルタリング動作を行なって時間軸に低域制限されたビデオ信号をうる。
【0070】
フィルタリング計算器50から出力されるフィルタリングされたビデオ信号はビデオ符号化回路60に送られたのち、本技術分野によく知られた多様な方法を利用して圧縮される(参考文献1参照)。符号化されたビデオ信号は伝送のために伝送器に連結される。
【0071】
前記において、本発明の特定の実施例について説明したが、本発明の範囲を外れない限り、当業者なら種々の改変をなしうる。
【0072】
【発明の効果】
したがって、本発明によれば、時間軸エイリアシングを誘発せず、ビデオ信号の時間軸帯域制限を効果的に行なうことができる、動き適応時空間軸フィルタリング方法を提供して画質を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動く物体の速度によってベースバンドスペクトルの分布を表示する図である。
【図2】時間軸上で固定された時間軸遮断周波数で通常の時間軸フィルタリングを行なった結果を示した図である。
【図3】時空間領域からのフィルタリング入力関数を示した図である。
【図4】本発明による動き適応時空間フィルタリングの結果を示した図である。
【図5】本発明による動き適応時空間フィルタリングの結果を示した図である。
【図6】本発明の望ましい実施例よる動き適応時空間軸フィルタリングを利用する映像符号化装置を示した概略的なブロック図である。
【符号の説明】
100 フィルタリング回路
10 フレームバッファ
20 動き推定器
30 動きベクトルバッファ
40 フィルタリング入力フォーマッター
50 フィルタリング計算器
60 ビデオ符号化回路

Claims (2)

  1. ビデオ信号をあらかじめ設定された時間軸遮断周波数でフィルタリングして、時間軸帯域を制限することによってビデオ信号の各画素へのフィルタリングのデータを提供する装置であって、前記ビデオ信号はターゲットフレームと該ターゲットフレームのあらかじめ設定された数の以前フレームおよび以後フレームとを含む多数のフィルタリング入力フレームを含、各フィルタリング入力フレームは多数の画素を含むフィルタリング装置であって、
    フィルタリング入力フレームに含まれる各々の画素の動きを表わす多数の動きベクトルを推定する手段と、
    ターゲットフレームに含まれるターゲット画素へのフィルタリング入力関数を決定する手段であって、前記フィルタリング入力関数は多数の群のフィルタリング入力データを含んで、各群のフィルタリング入力データを、多数のフィルタリング入力フレームの各々で、ターゲット画素位置にある画素の動き軌跡上で、ターゲット画素位置の画素の動きベクトルに基づいて求める手段と、
    あらかじめ設定されたフィルターインパルス応答とフィルタリング入力関数のコンボルーションを行なって、ターゲットフレームのターゲット画素へのフィルタリングのデータを求める手段
    とを含み、前記フィルタリングインパルス応答が
    Figure 0003579467
    Lはビデオ信号の動く物体の速度と関連されるあらかじめ設定された正の整数である
    のように表わされる時空間遮断周波数f c により決定され、
    前記フィルタリングデータが、
    Figure 0003579467
    ここで、xはターゲット画素位置を示し、nはターゲットフレームのフレーム指数を表わし、フィルターインパルス応答h(・)は(2N+1)×L個のフィルター係数を含んで、jはその絶対値がNより大きくない指数で、N、Lは正の整数で、D(・)はターゲット画素の動きを表わす動きベクトルであり、Lは画素間距離をΔxとして
    |D(・)|≦|Δx|・L
    なる関係を有することを特徴とする動き適応時空間軸フィルタリング装置。
  2. ビデオ信号をあらかじめ設定された時間軸遮断周波数でフィルタリングして時間軸帯域制限を行なうことによって、ビデオ信号の各画素へのフィルタリングのデータを提供する方法であって、前記のビデオ信号はターゲットフレームとターゲットフレームのあらかじめ設定された数の以前フレームと以後フレームとを含む多数のフィルタリング入力フレームを含、各フィルタリング入力フレームは多数の画素を含むフィルタリング方法であって、
    ビデオ信号の各フレームでターゲット画素位置の各々の画素の動きを表わす多数の動きベクトルを推定するステップと、
    ターゲット画素へのフィルタリング入力関数を決定するステップであって、前記フィルタリング入力関数は多数の群のフィルタリング入力データを含んで、各群のフィルタリング入力データを、多数のフィルタリング入力フレームの各々で、ターゲット画素位置にある画素の動き軌跡上で、ターゲット画素位置の画素の動きベクトルに基づいて求めるステップと、
    あらかじめ設定されたフィルターインパルス応答とフィルタリング入力関数のコンボルーションを行なって、ターゲットフレームのターゲット画素へのフィルタリングのデータを求めるステップ
    とを含み、前記フィルタリングインパルス応答が
    Figure 0003579467
    Lはビデオ信号の動く物体の速度と関連されるあらかじめ設定された正の整数である
    のように表わされる時空間遮断周波数f c により決定され、
    前記フィルタリングデータが、
    Figure 0003579467
    ここで、xはターゲット画素位置を示し、nはターゲットフレームのフレーム指数を表わし、フィルターインパルス応答h(・)は(2N+1)×L個のフィルター係数を含んで、jはその絶対値がNより大きくない指数で、N、Lは正の整数で、D(・)はターゲット画素の動きを表わす動きベクトルであり、Lは画素間距離をΔxとして
    |D(・)|≦|Δx|・L
    なる関係を有することを特徴とするフィルタリング方法。
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