JP2004531161A - ディジタルビデオ信号を処理する方法及び復号器 - Google Patents

ディジタルビデオ信号を処理する方法及び復号器 Download PDF

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Abstract

本発明は、ディジタルビデオ信号を処理する方法に関連し、前記ビデオ信号は画像のシーケンスを表す。これは、:−現在の画像(I(t))内の動き画素を検出するステップと、−第1の組の係数(Mcs,Mu,Md)を空間メディアンフィルタリングするサブステップと第2の組の係数(Mct,Mp,Mn)を時間メディアンフィルタリングするサブステップを通して、現在の画像の変換されたブロック(Bc)をメディアンフィルタリングするステップと、−フィルタされたブロックから逆変換されたブロックを計算するステップと、−前記検出された動き画素により逆変換されたブロック内の画素を置き換えるステップと、を有することを特徴とする。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、ディジタルビデオ信号を処理する方法に関連し、前記ビデオ信号は画像のシーケンスを表す。本発明は、復号器にも関連し、前記復号器は、前記方法を実行する。
【0002】
そのような方法は、例えば、ビデオ通信システムで使用され得る。
【0003】
発明の背景
例えば、テレビジョン通信システムのようなビデオ通信システムは、典型的には、符号化器、伝送媒体及び復号器を有する。そのようなシステムは、入力ビデオ信号を受信し、符号化器により前記信号を符号化し、符号化された信号を伝送媒体を介して伝送し、そして、復号器により伝送された信号を復号し又は再構成し、出力ビデオ信号となる。ビデオ信号は所定の数の画像を表し、1つの画像は時間スロットtに関連している。
【0004】
ビデオ信号を伝送する前に、ビデオ通信システムは、ビデオ圧縮処理を含む。そのようなビデオ圧縮処理は、しばしば、より多くのビデオ信号を伝送するために低ビットレートで実行される。それは、ビデオ信号の画像に大きな歪み、特に、ブロッキング効果(タイル化効果の状況)、リンギング(ゴーストの状況)又は、モスキート雑音(飛んでいる蚊の群れの状況、即ち、フリッカリング効果)のような視覚アーティファクトを、を発生する。F.X Coudoux,M.Gazalet及びP.Corlayにより書かれた、2001年4月23−27の画像符号化シンポジウムでの、”低ビットレートビデオで時間的な仕事を減少させる適応ポストプロセッサ(Adaptive Postprocessor to reduce Temporal Business in Low Bit Rate Video)”に記載のように、モスキート雑音を減少させる解決方法は、前記伝送されたビデオ信号に対応する画像内で、エッジブロックから非エッジブロックを分離することであり、前記画像は、当業者には良く知られた、DCTブロックと呼ばれるブロックを有する。この解決方法は、非エッジブロックに、時間DCTメディアンフィルタリングを適用する。前記時間メディアンフィルタリングは、
− 前記画像内の不連続性を捜すために、それぞれ、3つの連続する画像の3つのDCTブロックのAC係数間の時間グラディエントを計算するステップと、
− しきい値により、速い動きの物体のような、突然の時間的な変化を捜すステップと、
− 局所的な不連続性があり且つ突然の変化ない場合には、前記ブロックに時間メディアンフィルタリングを適用するステップと、
を有する。
【0005】
この解決方法の1つの問題は、前記伝送されたビデオ信号の画像内の非エッジブロックに関するモスキート雑音のみを減少し、一方、モスキート雑音は、エッジブロックにも出現するということである。
【0006】
本発明の目的と概要
従って、本発明の目的は、ディジタルビデオ信号を処理する方法及び復号器を提供することであり、前記ビデオ信号は画像のシーケンスを表し、これは、前記ビデオ信号に対応する全体画像内のモスキート雑音をより良く減少させることを可能とする。
【0007】
このために、本発明は、
− 現在の画像内の動き画素を検出するステップを有し、
− 変換されたブロックを提供するために、前記現在の画像のブロックについて離散周波数変換を計算するステップを有し、
− 現在の変換されたブロックをメディアンフィルタリングするステップを有し、前記フィルタリングは、
− 現在の変換されたブロックと隣接する変換ブロックに属する第1の組の係数を空間メディアンフィルタリングするサブステップと、
− 現在の変換されたブロックと前及び後続の画像の対応するブロックに属する第2の組の係数を時間メディアンフィルタリングするサブステップと、
を有し、
− 逆変換ブロックを供給するために、フィルタされた変換されたブロックについて逆離散周波数変換を計算するステップを有し、
− 前記検出された動き画素により前記逆変換されたブロック内の画素を置き換えるステップと、
を有する方法を提供する。
【0008】
更に、本発明は、
− 現在の画像内の動き画素を検出するように適応される動き検出手段を有し、
− 変換されたブロックを提供するために、前記現在の画像のブロックについて離散周波数変換を計算するように適応される離散周波数計算手段を有し、
− 変換されたブロックをフィルタするように適応されるメディアンフィルタ手段を有し、前記フィルタは、
− 現在の変換ブロックと隣接する変換ブロックに属する第1の組の係数をフィルタするように適応される空間メディアンサブフィルタと、
− 現在の変換されたブロックと前及び後続の画像の対応するブロックに属する第2の組の係数をフィルタするように適応される時間メディアンサブフィルタと、
を有し、
− フィルタされた変換されたブロックについて逆周波数変換を計算し、且つ、逆変換されたブロックを供給するように適応される、逆周波数計算手段を有し、
− 前記検出された動き画素により前記逆変換されたブロック内の画素を置き換えるように適応される置き換え手段と、
を有する復号器を提供する。
【0009】
以下に詳細に説明するように、そのような方法は、一方では、モスキート雑音の効率的な減少を、そして他方では、特に空間フィルタリングと時間フィルタリングにより、時間的な一貫性と呼ばれる同質の画像を可能とする。更に、これは不鮮明な画像を導くので、フィルタリングが、ビデオ信号に対応する画像の動き画素に行われない。
【0010】
本発明の追加の目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照して、以下の詳細な説明を読めば、明らかとなろう。
【0011】
発明の詳細な説明
以下の記載では、当業者に良く知られた機能と構成は、不必要に詳細に本発明を曖昧にするので、詳細には記載されない。
【0012】
本発明は、ビデオ信号内の歪みを減少させる方法に関連し、前記ビデオ信号は画像のシーケンスを表し、画像I(t)は時間スロットtに関連している。そのようなビデオ信号VSは、例えば、テレビジョンに供給される。前記方法は、特に、図1に示されたように、ビデオ通信システムSYS内の、復号器S_DECで、使用される。
【0013】
伝送媒体CHを通してあるビデオ信号を効率的に伝送するために、前記ビデオ通信システムSYSは、ビデオ圧縮処理を有し、これは、符号化器S_ENCを通してビデオ信号VSを符号化する間にそして、復号器S_DECを介してを復号する間に適用される。圧縮システムによって、ブロッキング効果、リンギング又はモスキート雑音のような歪みは、ビデオ信号の画像内に現れる。
【0014】
これらの歪みをそして、特にモスキート雑音を減少させるために、図2に示された復号器S_DECは、
− 現在の画像I(t)内の動き画素を検出するように適応される動き検出手段MVT_Dを有し、
− 変換されたブロックを提供するために、前記現在の画像I(t)のブロックについて離散周波数変換を計算するように適応される離散周波数計算手段DCT_Tを有し、
− 変換されたブロックBcをフィルタするように適応されるメディアンフィルタ手段DCT_Fを有し、前記フィルタは、
− 現在の変換ブロックBcと隣接する変換ブロックBu,Bdに属する第1の組の係数Mcs,Mu,Mdをフィルタするように適応される空間メディアンサブフィルタSPATIAL_Fと、
− 現在の変換されたブロックBcと前及び後続の画像Bp,Bnの対応するブロックに属する第2の組の係数Mct,Mp,Mnをフィルタするように適応される時間メディアンサブフィルタTEMP_Fと、
を有し、
− フィルタされた変換されたブロックについて逆周波数変換を計算し、且つ、逆変換されたブロックを供給するように適応される、逆周波数計算手段IDCT_Tを有し、
− 前記検出された動き画素により前記逆変換されたブロック内の画素を置き換えるように適応される置き換え手段REPL_Mと、
を有する。
【0015】
このために、復号後に且つ対応する画像をスクリーン上に丁度表示する前に、以下の処理が、ビデオ信号VSの画像に適用される。
【0016】
画像は1フィールド又は2フィールドを含むことに注意する。後者の場合には、各フィールドは、一般的には、欧州テレビジョン解像度フルフォーマットでは、N=207360画素を有し、これは、50Hzに対応する720画素/ライン*576ラインの半分に等しい。
【0017】
時間スロットtでの画像I(t)は、現在の画像と呼ばれる。
【0018】
時間スロットtで、ビデオ信号VSの現在の画像I(t)内の動き画素を検出する第1のステップ1)が、実行される。このステップは、画像の画素の動きと非動き領域の間の区別を可能とする。
【0019】
図3に示されているように、動き画素の検出は、2つのフィールドの画像差に基づいている。第1の画像差は、それぞれ、現在の画像I(t)と前の画像I(t−1)に属する、現在のフィールドCUR_F(k)(t)と前のフィールドPREV_F(k)(t−1)の間で計算される。2つの画像は連続している。2つのフィールドを含む画像の場合には、現在と前のフィールドは、同じパリティk(即ち、トップ又はボトム)を有する。第2の画像差は、それぞれ、現在の画像I(t)と後続の画像I(t+1)に属する、現在のフィールドCUR_F(k)(t)と後続フィールドNEXT_F(k)(t+1)の間で計算される。2つの画像は連続している。2つのフィールドを含む画像の場合には、現在と後続のフィールドは、同じパリティkを有する。
【0020】
画像差は、動き画像を与え、その画素は輝度及びクロミナンス成分により特徴化される。前記画像差の前記画素成分へのフィルタリングが、実行される。前記フィルタリングは、第1の平均フィルタリングと第2の低域通過フィルタリングより構成されるのが好ましい。
【0021】
従って、第1の非限定的な実施例では、第1の平均フィルタLPF1は、前記動き画像に適用される。それは、動き画像の輝度成分とクロミナンス成分に別々に適用されるのが好ましい。前記第1のフィルタLPF1は、輝度とクロミナンス成分について次のように定義されるのが好ましい。
【0022】
輝度
1 1 1
1 1 1
クロミナンス
1 0 1
1 0 1
第1のフィルタLPF1は、輝度成分のみに適用されるが、しかしより低い性能を達成することに注意する。
【0023】
この第1のフィルタLPF1は、高雑音低減を達成する利点を有する、確かに、それは、雑音が動き領域として間違って解釈されうる、動き検出手段MVT_Dの雑音感度を減少させる。
【0024】
動き検出手段は画像差のみに依存するので、各輝度及びクロミナンス成分の絶対値ABSが計算される。
【0025】
b)続いて、第2の低域通過フィルタLPF2が、現在と前の又は後続の画像の間の、(第1のフィルタLPF1のみでは動きから区別できない雑音より構成される)スイッチングアーティファクトを抑圧するために使用される。更に、これらの画像間の滑らかなフェーディングを保証する。
【0026】
それは動き画像の輝度及びクロミナンス成分の絶対値ABSの両方にすぐに適用されるのが好ましい。前記第2のフィルタは、輝度及びクロミナンス成分について次のように定義されるのが好ましい。
【0027】
1 2 1
1 2 1
この第2のフィルタLPF2は、特に平均フィルタ以上のものであることに注意する。
【0028】
これらの2つのフィルタは、フィルタされた値VF_PIXが、動き画像の画素の各輝度及びクロミナンス成分について得られることを可能とする。動き及び非動き画素は、しきい値THにより区別又は識別され:画素の1つのフィルタ値VF_PIXがしきい値THよりも大きいときに、画素は動き画素MVT_PIXであると考えられる。他の場合には、画素は、非動き画素NO_MVT_PIXであると考えられる。しきい値THは、200に設定されるそして少なくとも250までに設定されうるのが好ましく、これは、同種の性能がそれらの値に対して達成されるためである。
【0029】
動きMVT_PIXと非動きNO_MVT_PIX画素は、更なる処理のために、動き検出器MVT_DのメモリMEMに記憶される。
【0030】
上述の全てのフィルタリング動作は、前のPREV_FIELD(k)(t−1)と後続のNEXT_FIELD(k)(t+1)とともに計算された2つの画像差に関して実行されるのが好ましいことに注意する。2つの画像差の1つの画素のフィルタされた値VF_PXの少なくとも1つが、しきい値THよりも大きい場合には、対応する画素は、動き画素であると考えられる。
【0031】
好ましくは、8*8ブロック内の動き画素MVT_PIXの数はカウントされる。この数が第2のしきい値TH2よりも大きい場合には、このブロックは、”動きブロック”でありそして、メディアンフィルタリングをそれに実行する価値はない。従って、離散周波数変換とメディアンフィルタリングは、これらの”動きブロック”には行われない。第2のしきい値TH2は、5に設定されるのが好ましい。
【0032】
動き検出器MVT_Dは、シーンが連続する画面である、シーンの突然の時間変化の検出も可能とすることに注意する。この場合には、フィルタリングは実行されない。
【0033】
好ましい第2の非限定的な実施例では、低域通過フィルタLPF1とLPF2は連続して適用される。この結果、それらの係数は1つの2次元フィルタのみとなるように結合されることが可能である。このアプローチでは、メモリ容量とメモリ帯域幅が節約される。その後に、輝度及びクロミナンス成分の絶対値ABSが計算される。最後に絶対値を計算することにより、それは全ての計算の複雑さを減少するという利点を与える。
【0034】
第2のステップ2)では、変換されたブロックを供給するために、ビデオ信号VSの前記現在の画像I(t)について離散周波数変換が計算される。DCTと呼ばれる前記離散周波数変換は、周波数領域で動作することを可能とする。それは、当業者には良く知られており、そして、従って、ここでは説明しない。
【0035】
通常は、画像のフィールドは、例えば、MPEGフォーマットについての8*8画素のブロックに分割される。離散周波数変換は、これらのブロックの各々に適用される。前記変換は、64の係数の変換されたブロックを供給し、1つはDC係数と呼ばれそして、63個はAC係数と呼ばれ、1つの係数ACは1つの周波数を表す。
【0036】
画像は、2つのサブ画像:輝度サブ画像及びクロミナンスサブ画像より構成されることに注意する。好ましい実施例では、第2のステップと後続のステップは、輝度サブ画像について実行され、それにより、この実施例では、係数DCは、ブロックの平均の輝度を示す。この実施例は、フィルタリングに関してよりよい性能の利点を有する。
【0037】
他の実施例では、第2のステップと後続のステップは、2つのサブ画像又は、クロミナンスサブ画像のみについて実行されることに注意する。
【0038】
第3のステップ3)では、前記変換されたブロックに関して、次のように、メディアンフィルタリングが実行される。
【0039】
フィルタリングステップは、空間メディアンフィルタリングの第1のサブステップと、時間メディアンフィルタリングの第2のサブステップを有する。前記フィルタリングは、現在の画像I(t)の現在のフィールドCUR_F(k)(t)と、この現在のフィールド内の現在のブロックBcと呼ばれる第1の変換されたブロックに次のように適用される。
【0040】
図4aに示されたように、現在の変換されたブロックBcと隣接するブロックBu,Bdに属する第1の組の係数が、空間メディアンサブステップ3a)でフィルタされる。空間メディアンM1’は、前記第1の組の係数から計算される。
【0041】
好ましい実施例では、3つの係数Mcs,Mu,Mdが空間メディアンM1’を計算するのに使用され、これらの係数は、それぞれ、現在の変換されたブロックBc、現在のブロックBcの丁度下のブロックBdと丁度上のブロックBuに属する。性能とコストの間の効率的なトレードオフが、達成される。
【0042】
隣接するブロックは、左のブロックBlと右のブロックBrでもよいが、しかし効率的でないことに注意する。
【0043】
更に多くの係数とブロックが使用されることが可能であるが、しかし計算コストは、特に3つの係数より増加することに注意する。
【0044】
この第1の組の係数の全ての係数は、それぞれの変換されたブロック内で同じ位置を有することに注意する。
【0045】
続いて、現在のブロックBcに属する現在の空間係数Mcsは、現在の変換されたブロックBcの空間メディアンM1’により置きかえられる。空間メディアンフィルタリングは、同質の隣接ブロックを与えるという優位点を有する。確かに、この空間フィルタリング無しでは、2つの隣接するブロックは、例えば、これは画像内の空であるが、2つの異なる色を有しうる。これゆえに、空は、不均一である。更に、前記空間フィルタリングは、画像に影響する多くの雑音を取り除くことを可能とする。
【0046】
図4bに示されたように、現在の変換されたブロックBcと、前及び後続の画像の対応するブロックBp,Bnに属する第2の組の係数は、第2の時間サブステップ3b)でフィルタされる。時間メディアンM1”は、前記第2の組の係数から最初に計算される。
【0047】
好ましい実施例では、3つの係数Mct,Mp,Mnは、時間メディアンM1”を計算するのに使用され、これらの係数は、それぞれ、現在の変換されたブロックBc、前の変換されたブロックBp及び後続の変換されたブロックBnに属し、これらのブロックBp及びBnは丁度前のI(t−1)と丁度後続のI(t+1)画像に属する。
【0048】
性能とコストの効果的なトレードオフが達成される。
【0049】
全ての係数は、それぞれの変換されたブロック内で同じ位置を有することに注意する。このようでない場合には、画像は不鮮明となる。
【0050】
続いて、現在のブロックの現在の時間係数Mctは、現在の変換ブロックの時間メディアンM1”により置きかえられる。
【0051】
時間フィルタリングは、2つの時間スロットt内の2つの連続するブロックの間のフリッカリング効果を避ける利点を有する。確かに、このフィルタリング無しでは、2つの連続するブロックは、例えばこれは画像内の空を表すが、2つの異なる色を有しうる。それゆえ空はちらつく。
【0052】
2つのフィールドを含む画像I(t)の場合には、第1、前及び後続の変換されたブロックは、3つのフィールド(現在CUR_F(k)(t),前PREV_F(k)(t−1),及び後続NEXT_F(k)(t+1))にそれぞれ属し、これは、同じパリティkを有する。それゆえに、同じ位置の画素が、選択される。例えば、フィルタリングは、トップパリティフィールドで開始する。他の場合には、画像は、不鮮明になる。
【0053】
このメディアンフィルタリングについて使用される係数Mは、DC係数とAC係数である。
【0054】
第1の実施例では、時間メディアンフィルタリングのサブステップは、空間メディアンフィルタリングのサブステップの前に実行され、前記空間サブステップの現在の空間係数Mcsは、前記時間サブステップで計算された時間メディアンM1”となる。この第1の実施例では、以下の式:
M1’=median(median(Mct,Mp,Mn),Mu,Md)
を有する。
【0055】
図5に示されたように、例えば、Mu=15,Md=16及びMct=19,Mp=12及びMn=17である。従って、時間メディアンM1”は、M1”=median(19,12,17)=17である。現在の時間係数Mctは、時間メディアンM1”となる。そして、第1のメディアンM1’が計算される。M1’=median(17,15,16)=16である。
【0056】
好ましい第2の実施例の場合には、空間フィルタリングのサブステップは、時間フィルタリングのサブステップの前に実行されそして、前記時間サブステップの現在の時間係数Mctは、前記空間サブステップで計算される空間メディアンM1’となる。従って、以下の式を有する:M1”=median(median(Mcs,Mu,Md),Mp,Mn)。図6に示されたように、例えば、Mcs=10,Mu=16,Md=15及びMp=12及びMn=11である。従って、空間メディアンM1’は最初に計算される。M1’=median(10,16,15)=15である。現在の時間係数Mctは、空間メディアンM1’となる。そして、時間メディアンM1”が計算される。M1”=median(15,12,11)=12である。
【0057】
第2の実施例は、時間フィルタリングに関して、第1の実施例よりも、よりよい性能を達成し、そして、画像のシーケンス内で、よりよい時間的な一貫性を有する。
【0058】
空間サブステップと時間サブステップは、現在のフィールドCUR_F(k)(t)の左から右へそしてトップからボトムへ変換されたブロック内で各係数Mについて実行される。2つのフィールドを有する画像の場合には、それはトップフィールドに対して実行されそして、ボトムフィールドに対して又は逆に実行される。
【0059】
全ての係数Mが1つの画像から他(”時間”又は”空間”画像)へ等しいときに、即ち、1つの画像から他への不連続がない場合にさえも、メディアンは常に計算されることに注意する。確かに、この場合には、メディアンは計算されるときには、係数Mは更に変更されずに残る。この結果、変化が無いので、不連続を捜す前の試験を行う必要がない。
【0060】
メディアン計算の後に、係数Mが変更されずに残るかどうかを試験しそして、それが正しい場合には、置き換えを行わないか又は、現在の係数の置き換えを常に行うことができることに注意する。
【0061】
係数Mは、前述のように、DC係数か又はAC係数のいずれかであることに注意する。画像の平均の輝度を表す、DC係数のフィルタリングは、例えば、同じシーンの3つの時間画像についての平均の輝度の変化が避けられるという利点を有し、一方、AC係数のフィルタリングは、強いスパイク雑音をフィルタリングするという利点を有する。
【0062】
本発明に従った方法は、使用するときの画像の1つの読出し、各画素に対する、空間フィルタリングサブステップとそのすぐ後に続く時間フィルタリングサブステップ及び、第1の実施例についてはその逆、のみを必要とすることに注意する。従って、本発明に従った前記方法は、他の方法よりも高速であり、これは、画像の全ての画素へ空間フィルタリングサブステップと全ての画像へ時間フィルタリングステップを適用することから構成され、前記方法は画像の2つの読出しを必要とする。
【0063】
第4のステップ4)では、逆変換ブロックを供給するために、前記フィルタされた変換されたブロックBcについて逆逆離散周波数変換が計算される。IDCTと呼ばれる逆離散周波数変換は、”画素”領域に戻すことを可能とする。前記IDCT変換は、当業者に良く知られており、そして従って、ここでは説明しない。
【0064】
第5のステップ5)では、前記逆変換されたブロックの画素は、フィルタリングステップを通過しており、メモリMEMに記憶されていた、検出された動き画素MVT_PIXにより置きかえられる。後者のステップは、対応する画像I(t)内の動き領域の回復を可能とする。それは、動き画素の時間フィルタリングを避ける。確かに、移動する領域に時間フィルタリングを実行する関心は無く、これは、不鮮明化効果を導くためである。
【0065】
移動する領域にフィルタリングすることを避ける他の解決方法は、画像の全ての画素にフィルタリングステップを実行する代わりに、非動き画素NO_MVT_PIXにのみフィルタリングステップを実行することあることに注意する。しかしながら、この解決方法は、実行するのが非常に複雑である。
【0066】
最後に、ビデオ信号VSの画像は、特に符号化前に使用されたビデオ信号に近いビデオ信号を回復するために、後処理される。テレビジョン応用の場合には、対応する画像のシーケンスは、テレビジョンスクリーンに表示される。
【0067】
結論として、フィルタリングステップにより、本発明に従った方法は、エッジの周りとともに一様な領域の輝度/クロミナンスの変動を減少させる利点を有し画像内のエッジ領域と非エッジ領域の間を区別する必要はない。
【0068】
更に、例えば、MPEG4又はMPEG2ビデオのような低ビットレートについて特に効率的であるが、しかし、任意のビットレートで使用され得る。
【0069】
本発明に従った方法は、輝度/クロミナンスレベルの完全な離散周波数変換ブロックはちらつきそして、従って、時間フィルタリングはこのフリッカリング効果を減少させる、という認識に基づいていること注意する。これゆえに、前述の画像のシーケンスの時間的な一貫性がある。
【0070】
本発明は、前述の実施例に限定されず、そして、変形及び修正は添付の請求項に記載の本発明の精神と範囲から離れること無しになされうることに注意する。
【0071】
本発明は、前述のテレビジョン応用に限定されないことに注意する。本発明は、任意のビットレートの移動又はインターネットを通した、テレビ電話、ビデオ通信のような広範囲のビデオ応用内で使用され得る。
【0072】
単一のハードウェア又はソフトウェアが幾つかの機能を実行できるとすれば、ハードウェア又はソフトウェア又はその両方のものにより本発明に従った方法の機能を実行する多くの方法があることに注意する。ハードウェア又はソフトウェア又はその両方のものの集合体が機能を実行するということを除外しない。例えば、動き検出ステップは、フィルタリングステップと結合されることが可能であり、これにより、本発明に従った復号方法を修正すること無しに、単一の機能を形成する。
【0073】
前記ハードウェア又はソフトウェアのものは、例えば、有線電子回路により又は適するプログラムされた集積回路により、幾つかの方法で実行されうる。集積回路は、コンピュータ内又は復号器内に存在しうる。後者の場合には、復号器は、前述のように、動き検出ステップ1)を実行するように適応された動き検出手段MVT_D、メディアンフィルタリングステップ3)を実行するように適応されたフィルタリング手段DCT_Fを有し、前記手段は、第1又は第2の実施例に従ったサブステップ3a)を実行するように適応された空間メディアンサブフィルタリング手段SPATIAL_Fとサブステップ3b)を実行するように適応された時間メディアンサブフィルタリング手段TEMP_Fを有し、それぞれステップ2)と4)を実行するように適応された離散周波数及び逆離散周波数変換手段DCT_T,IDCT_T、及びステップ5)を実行するように適応された置き換え手段REPL_Mを有し、前記手段は、前述の様にハードウェア又はソフトウェアである。
【0074】
集積回路は、命令の組を含む。従って、例えば、コンピュータプログラミングメモリ又は復号器メモリ内の、命令の前記組は、コンピュータ又は他の復号器に、ディジタルビデオ信号処理方法の異なるステップを実行させうる。
【0075】
命令の組は、例えば、ディスクのようなデータ担体を読み出すことによりプログラミングメモリへロードされうる。サービス提供者は、例えばインターネットのような通信ネットワークを介して命令の組を利用できるようにもしうる。
【0076】
本発明は、実時間で且つ低コストで前に記載の処理方法を実行するために、メモリの帯域幅と実行の複雑さを最小化するデータ処理装置にも関連する。
【0077】
そのようなビデオデータ処理装置は,図7に示されている。それは、動き検出モジュールMDを有し、これは、1つは輝度成分Yについてそして、1つはクロミナンス成分Crについての、2つのフィルタを、同じパリティの2つの連続するフィールドI1とI2からの画像差に、適用する。システムメモリMEMは、3つの連続するフィールドI0,I1及びI2を含む。動き検出モジュールMDからシステムメモリMEMへの転送を減少させそしてメモリ帯域幅を減少させるために、動き検出モジュールMDは、中間データブロックを記憶するように適応された埋め込まれたメモリを有する。第1のBF1と第2のBF2の埋め込みメモリは、I1とI2のデータブロックがロードされる。減算モジュールは、BF1とBF2埋め込みメモリの内容の間の差を与え、そして、結果を第3の埋め込みメモリBF3に記憶する。好ましい実施例では、2次元フィルタは、2つの単一次元フィルタに分解される。各単一次元フィルタは、水平及び垂直方向にそれぞれ、5及び3輝度サンプルと4及び3クロミナンス成分について、適用される。このように、フィルタリングに関係する動作の数は、減少され、そして、埋め込まれたメモリに対するアクセスは、単純化される。最初に適用される、水平フィルタH_FILTの結果は、第4の埋め込みメモリBF4に記憶され、これに垂直フィルタV_FILTが適用される。絶対値ABSは、そして進行中に、各フィルタされた画素差に適用されそして、後に、各画素はしきい値モジュールTHRによりしきい値と比較される。比較の結果は、画素が動き画素であるかを決定しそして、第5の埋め込みメモリMBに記憶される。
【0078】
ビデオデータ処理装置は、メディアンフィルタリングモジュールMFを有し、これは、DCT−変換された領域で空間及び時間メディアンフィルタを適用する。最初に、メディアンフィルタは、現在のフィールドの3つのDCTブロックに画素ごとに適用される。次に、メディアンフィルタが、3つの連続するフィールドのDCTブロックに、画素ごとに適応される。それにより、5つのDCT変換がフィルタされるブロックごとに計算される。メディアンフィルタリングモジュールMFとシステムメモリの間のメモリ帯域幅を最小化するために、5つのDCT変換は、それぞれ、現在のブロックと現在のフィールドI1から空間的に隣接する2つのブロック、次のフィールドI2から時間的に隣接するブロック、及び、過去のフィールドI0から時間的に隣接するブロックを、記憶するように適応される、3つの埋め込みメモリBP2,BP1及びBPからDCT計算モジュールにより並列に計算される。中間結果は、5つの他の埋め込みメモリBC1からBC5に記憶される。空間領域でのメディアンフィルタSPATMは、BC2,BC3及びBC4埋め込みメモリ内に記憶されたブロックに実行されそして、時間メディアンフィルタTEMPMは、進行中に結果のフィルタされたブロックとBC1とBC5埋め込みメモリに適用される。IDCT変換は、後処理された輝度を得るために、フィルタされたデータに適用される。置き換え手段SELECTは、逆変換されたブロック内の画素が、検出された動き画素により置きかえられることを可能とし、最終結果は、システムメモリに記憶される。
【0079】
請求項の括弧の間の参照符号は、請求項を制限すると解釈されるべきではない。動詞”有する、含む”の使用とその語形変化は、請求項に記載された以外のステップ又は構成要素の存在を除外しない。構成要素又はステップの前の冠詞”a”又は”an”は、そのような複数の構成要素又はステップの存在を除外しない。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】本発明に従った復号器を含むビデオ通信システムを示す図である。
【図2】図1の復号器で実行される、本発明に従った方法の概略図である。
【図3】図2の本発明に従った方法の動き検出ステップを示す図である。
【図4a】図2の本発明に従った方法の空間メディアンフィルタリングのサブステップを示す図である。
【図4b】図2の本発明に従った方法の時間メディアンフィルタリングのサブステップを示す図である。
【図5】図2の本発明に従った方法の第1の実施例を示す図である。
【図6】図2の本発明に従った方法の第2の実施例を示す図である。
【図7】本発明に従った方法を実行する処理装置の概略図を示す。

Claims (8)

  1. ディジタルビデオ信号を処理する方法であって、前記ビデオ信号は画像のシーケンスを表し、
    − 現在の画像内の動き画素を検出するステップを有し、
    − 変換されたブロックを提供するために、前記現在の画像のブロックについて離散周波数変換を計算するステップを有し、
    − 現在の変換されたブロックをメディアンフィルタリングするステップを有し、前記フィルタリングは、
    − 現在の変換されたブロックと隣接する変換ブロックに属する第1の組の係数を空間メディアンフィルタリングするサブステップと、
    − 現在の変換されたブロックと前及び後続の画像の対応するブロックに属する第2の組の係数を時間メディアンフィルタリングするサブステップと、
    を有し、
    − 逆変換ブロックを供給するために、フィルタされた変換されたブロックについて逆離散周波数変換を計算するステップを有し、
    − 前記検出された動き画素により前記逆変換されたブロック内の画素を置き換えるステップと、
    を有することを特徴とする、ディジタルビデオ信号を処理する方法。
  2. 前記空間メディアンフィルタリングするサブステップは、前記時間メディアンフィルタリングするサブステップよりも前に実行されることを特徴とする、請求項1に記載のディジタルビデオ信号を処理する方法。
  3. 前記検出するステップは、
    − 画像差の画素成分をフィルタリングするサブステップと、
    − しきい値により、動きと非動き画素を区別するサブステップと、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載のディジタルビデオ信号を処理する方法。
  4. 命令の組を有する、復号器のためのコンピュータプログラムプロダクトであって、前記復号器にロードされたときに、前記復号器に、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラムプロダクト。
  5. 命令の組を有する、コンピュータのためのコンピュータプログラムプロダクトであって、前記コンピュータにロードされたときに、前記コンピュータに、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラムプロダクト。
  6. ディジタルビデオ信号を処理する復号器であって、前記ビデオ信号は画像のシーケンスを表し、
    − 現在の画像内の動き画素を検出するように適応される動き検出手段を有し、
    − 変換されたブロックを提供するために、前記現在の画像のブロックについて離散周波数変換を計算するように適応される離散周波数計算手段を有し、
    − 変換されたブロックをフィルタするように適応されるメディアンフィルタ手段を有し、前記フィルタは、
    − 現在の変換ブロックと隣接する変換ブロックに属する第1の組の係数をフィルタするように適応される空間メディアンサブフィルタと、
    − 現在の変換されたブロックと前及び後続の画像の対応するブロックに属する第2の組の係数をフィルタするように適応される時間メディアンサブフィルタと、
    を有し、
    − フィルタされた変換されたブロックについて逆周波数変換を計算し、且つ、逆変換されたブロックを供給するように適応される、逆周波数計算手段を有し、
    − 前記検出された動き画素により前記逆変換されたブロック内の画素を置き換えるように適応される置き換え手段と、
    を有することを特徴とする、ディジタルビデオ信号を処理する復号器。
  7. 前記空間メディアンブフィルタリング手段は、前記時間メディアンフィルタリング手段の前に実行されることを特徴とする、請求項6に記載の、ディジタルビデオ信号を処理する復号器。
  8. 前記動き検出手段は、
    − 画像差の画素成分をフィルタするように適応されるフィルタリング手段と、
    − しきい値により、動きと非動き画素を区別するように適応される区別手段と、
    を有することを特徴とする、請求項6に記載の、ディジタルビデオ信号を処理する復号器。
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