JP3578859B2 - Spunlace nonwoven fabric for wiping - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、清拭用スパンレース不織布に関するものであり、更に詳しくは、風合い（肌触り及び柔軟性）が良好な清拭用スパンレース不織布に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
乳幼児の排泄物、食卓上の食べこぼし等の水分を含んだ汚れの拭き取りや、手を洗浄した後の手拭きには、従来より、ガーゼ等の織布やレーヨン／合繊、コッットン、パルプ、パルプ／合繊及びパルプ／レーヨン／合繊等の不織布が用いられている。
また、上記織布及び不織布に水分を含ませ湿潤状態にして用いることも行われている。
【０００３】
従来の不織布は、水分を含ませて湿潤状態にして用いる場合に、要求される強度を有しているものであるが、良好な風合い（乾燥時及び湿潤時の肌触り及び柔軟性）を有するものではない。そのため、乳幼児の排泄物の拭き取りや手拭き等に使用するには、特に使用感の面で適当ではなかった。
【０００４】
従って、本発明の目的は、風合い（肌触り及び柔軟性）に優れた清拭用スパンレース不織布を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意検討した結果、清拭用スパンレース不織布の繊維密度を特定の範囲にし、引張強度を特定の範囲にすると共に剛軟性を特定の範囲にすることにより、上記目的が達成し得ることを知見した。
【０００６】
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、０．５５ｇ／ｃｍ2荷重下における繊維密度が０．０５〜０．１ｇ／ｃｍ3であり、ＭＤ方向の引張強度が５００〜２０００ｇ／２５ｍｍであり、ＣＤ方向の引張強度が５００〜２０００ｇ／２５ｍｍである清拭用スパンレース不織布であって、上記清拭用スパンレース不織布は、ハンドルオメーター法により測定した剛軟性が４０〜８０ｇであり、坪量が２５〜６０ｇ／ｍ2であり、繊維長２０〜６４ｍｍの熱可塑性繊維とセルロース系繊維との混合物で該セルロース系繊維を５０重量％以上含有する材料からなり、上記清拭用スパンレース不織布は、上記材料をカード機にかけて繊維ウエブを形成し、該繊維ウエブ上に向けて高速水流を噴射し、該高速水流により該繊維ウエブの構成繊維を交絡して製造され、上記高速水流の圧力が２０〜５０ｋｇ／ｃｍ 2 であることを特徴とする清拭用スパンレース不織布を提供するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の清拭用スパンレース不織布について詳細に説明する。
尚、本発明においてスパンレース不織布とは、繊維ウエブに高速流体を噴射し、該繊維ウエブを繊維交絡させることにより製造された不織布をいう。
本発明の清拭用スパンレース不織布は、０．５５ｇ／ｃｍ２ 荷重下における繊維密度、ＭＤ方向の引張強度、ＣＤ方向の引張強度及びハンドルオメーター法により測定した剛軟性が特定の範囲内にある。
【０００８】
本発明の清拭用スパンレース不織布の、上記特定の、０．５５ｇ／ｃｍ２ 荷重下における繊維密度は、０．０５〜０．１ｇ／ｃｍ３ であり、好ましくは０．０７〜０．０８ｇ／ｃｍ３ である。０．５５ｇ／ｃｍ２ 荷重下における繊維密度が０．１ｇ／ｃｍ３ を超えるとシートの厚み感が低下し、かつペーパーライクなシートとなり、使用感が悪化する。０．０５ｇ／ｃｍ３ 未満であると毛羽立ちの問題が発生し、本発明の目的のシートとしては、適切でない。
尚、本発明において、上記繊維密度とは下記方法により測定した値である。
即ち、清拭用スパンレース不織布に０．５５ｇ／ｃｍ２ の荷重をかけ、該清拭用スパンレース不織布の厚みを測定し、下記式（Ｉ）を用いて求める。
本発明の清拭用スパンレース不織布の、上記特定の引張強度は、ＭＤ方向の引張強度が５００〜２０００ｇ／２５ｍｍ、好ましくは１０００〜１８００ｇ／２５ｍｍであり、ＣＤ方向の引張強度が ５００〜２０００ｇ／２５ｍｍ、好ましくは６００〜１０００ｇ／２５ｍｍである。ＭＤ方向の引張強度及びＣＤ方向の引張強度が２０００ｇ／２５ｍｍを超えるとシートが硬くなり、使用感が悪化する。５００ｇ／２５ｍｍ未満であると強度不足となり、本発明の目的のシートとして適切でない。
尚、本発明において、上記引張強度とは、幅２５ｍｍの試料片をチャック間距離が７５ｍｍになるように引張試験機に取り付け、引張速度３００ｍｍ／分にて測定した値である。
【００１０】
また、本発明の清拭用スパンレース不織布の、上記特定の、ハンドルオメーター法により測定した剛軟性は、４０〜８０ｇ、好ましくは５０〜７０ｇである。剛軟性が８０ｇを超えるとシートが硬くなり、使用感が悪化する。４０ｇ未満であると強度不足となり、目的のシートとして適切でない。
尚、上記ハンドルオメーター法による剛軟性は、ＪＩＳ Ｌ１０９６に準拠して測定することができる。
【００１１】
本発明の清拭用スパンレース不織布は、上記物性値が上記範囲内であることを満たすことに加えて、上記繊維密度との関係において、その坪量が、２５〜６０ｇ／ｍ2であり、４０〜５０ｇ／ｍ2であることが好ましい。坪量がこの範囲内であれば、シートとしての強度を保ちながら、風合いの良いシートをつくることができ、必要以上に材料コストがかからない。
また、本発明の清拭用スパンレース不織布は、０．５５ｇ／ｃｍ2荷重下の厚さが０．４〜０．８ｍｍであることが好ましく、０．５〜０．６ｍｍであることが更に好ましい。厚さがこの範囲内であれば、シートとしての強度を保ちながら、風合いの良いシートを必要以上に材料コストをかけずに製造できる。
【００１２】
次に、本発明の清拭用スパンレース不織布を製造するための材料について説明する。本発明の清拭用スパンレース不織布を製造するための材料としては、繊維密度、引張強度及び剛軟性を上記範囲内とすることができるものとして、熱可塑性繊維とセルロース系繊維との混合物が用いられる。上記熱可塑性繊維としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリル繊維、ナイロン系繊維等が挙げられる。また、上記セルロース系繊維としては、例えば、木綿、麻、パルプ等の天然繊維、レーヨン、テンセル等の再生繊維等が挙げられる。本発明の清拭用スパンレース不織布を製造するための材料としては、上記繊維を２種以上混合した混合物が用いられる。
【００１３】
上記繊維としては、連続フィラメントの形態のものを用いてもよく又はステープルファイバーの形態のものを用いてもよい。その繊維長は２０〜６４ｍｍである。繊維長がこの範囲内であれば不織布を均一に製造することができる。
【００１４】
上記繊維の繊維径には特に制限されないが、一般に１．０〜３．０デニールであることが好ましい。繊維径がこの範囲内であれば、不織布を均一に製造することができる。
【００１５】
本発明の清拭用スパンレース不織布は、吸水性の向上を図る観点から、上記材料の中でも、上記セルロース系繊維を５０重量％以上含有する材料から製造されている。本発明の清拭用スパンレース不織布においては、吸水性の向上を図る観点から、上記セルロース系繊維の中でも木綿を用いることが最も好ましい。
【００１６】
本発明の清拭用スパンレース不織布の繊維密度、引張強度及び剛軟性を上記範囲内とする手段には、特に制限はないが、好ましくは、上記材料を用いて後述する方法により製造することにより実施することができる。
【００１７】
本発明の清拭用スパンレース不織布は、繊維密度及び引張強度が特定の範囲であると共に、剛軟性が特定の範囲であるので、風合い（肌触り及び柔軟性）が良好で吸水性に優れる。従って、乳幼児の排泄物、食卓上の食べこぼし等の水分を含んだ汚れを拭き取るための清拭用スパンレース不織布として、また、手拭き用の清拭用スパンレース不織布として用いられる他、台所、床、トイレ、家具、窓ガラス、サッシ等の清掃用シートとして用いることができる。
また、本発明の清拭用スパンレース不織布に抗菌剤を含む水溶液等の液体を含浸させ、いわゆるウェットティッシュとして用いることもできる。
【００１８】
次に、本発明の清拭用スパンレース不織布の好ましい製造方法の概略について説明する。
本発明の清拭用スパンレース不織布の製造方法には特に制限されないが、好ましくは上記材料を用いて、従来公知の高速水流噴射法（ウォーターニードリング法）において、水流の圧力特定の範囲にすることにより製造することができる。以下に、本発明の清拭用スパンレース不織布の好ましい製造方法の概略について、図面を参照して説明する。ここで、図１は、本発明の清拭用スパンレース不織布の好ましい製造方法を実施するための装置１０の一例を示す概略図である。
【００１９】
本発明の清拭用スパンレース不織布の好ましい製造方法においては、該清拭用スパンレース不織布は、上記材料をカード機にかけて繊維ウエブを形成し、該繊維ウエブ上に向けて高速水流を噴射し、該高速水流により該繊維ウエブの構成繊維を交絡して製造されている。詳述すると、先ず、ステープルファイバー等の繊維がカード機（図示せず）にかけられ繊維ウエブが形成される。次いで、図１に示すようにカード機で形成された繊維ウエブ２０が多孔性支持部材１２上に連続的に供給される。回動ロール１５，１６，１７，１８が回動することによって、上記多孔性支持部材１２上に供給された繊維ウエブ２０が矢印方向に搬送されると共に、上記多孔性支持部材１２上に設けられたノズル１８から高速水流３０が該繊維ウエブ２０上に向けて噴射される。該繊維ウエブ２０は上記ノズル１８から噴射される高速水流３０によりその構成繊維が交絡され、その結果、清拭用スパンレース不織布２２が得られる。
このようにして得られた清拭用スパンレース不織布２２は、次いで、乾燥手段（図示せず）によって水分が除去される。
【００２０】
本発明の清拭用スパンレース不織布は、上記装置１０において、２０〜５０ｋｇ／ｃｍ2の圧力の水流を噴射して、好ましくは３０〜４０ｋｇ／ｃｍ2の圧力の水流を噴射して製造することができる。
【００２１】
以上、本発明の清拭用スパンレース不織布の好ましい製造方法の概略を説明したが、以上説明した以外は、従来の高速水流噴射法（ウォーターニードリング法）に関する説明が適宜適用される。
【００２２】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例に限定されるものではない。尚、実施例１は、熱可塑性繊維とセルロース系繊維との混合物からなる不織布ではなく、本発明の参考例である。
【００２３】
〔実施例１〕
繊維として、繊維長２５〜３０ｍｍ、繊維径２．５デニール程度の木綿を用い、カード機にて繊維ウエブを形成した。次いで、該繊維ウエブを図１に示す装置に供給し、噴射する水流の圧力を３５ｋｇ／ｃｍ２ として繊維ウエブ中の繊維を交絡させた後１００℃の温度で乾燥させ、坪量４５ｇ／ｍ２ の清拭用スパンレース不織布を得た。
【００２４】
得られた清拭用スパンレース不織布について、下記〔清拭用スパンレース不織布の評価基準〕に従って評価を行った。その結果を表１に示す。
【００２５】
〔清拭用スパンレース不織布の評価基準〕
（１）繊維密度
得られた清拭用スパンレース不織布に０．５５ｇ／ｃｍ２ の荷重をかけ厚みを測定し、上記式（Ｉ）により求めた。
（２）引張強度の測定
測定装置としては、株式会社オリエンテック製テンシロンＲＴＡ−１００を使用し、試料としては、１００×２５ｍｍのものを用い、チャック間７５ｍｍ、引っ張り速度３００ｍｍ／ｍｉｎで測定した。尚、測定はＭＤ方向及びＣＤ方向について行い、各１０回ずつ測定し、平均値を求めて行った。
（３）剛軟性の測定
ＪＩＳ Ｌ１０９６に準拠して測定した。
尚、測定装置として大栄科学精器製作所（株）製、特型ハンドルオメーター ＨＯＭ−２０１を使用し、試料としては１８０×１８０ｍｍのものを用いスリットが１０ミリになるように測定した。測定は、ＭＤ方向及びＣＤ方向について２回ずつ測定し平均値を求めて行った。
【００２６】
（４）風合いの評価
得られた清拭用スパンレース不織布を用い、手を清拭した。
また、得られた清拭用スパンレース不織布に、水を含浸量が清拭用スパンレース不織布１００重量部に対し２２０重量部となるように含浸させた。次いで、該清拭用スパンレース不織布を用い、手を清拭し、それぞれ、下記評価基準に従って、評価を行った。
◎；肌触りが非常に良い
○；肌触りが良い
△；普通
×；肌触りが悪い
【００２７】
〔実施例２〕
繊維として、カット長２５〜３０ｍｍ、２．５デニール程度のコットン７０％、２デニール×５１ｍｍのＰＥＴ３０％を混綿したものを用い、実施例１と同様に操作を行い、坪量４０ｇ／ｍ２ の清拭用スパンレース不織布を得た。
得られた清拭用スパンレース不織布の評価を実施例１と同様に行った。その結果を表１に示す。
【００２８】
〔実施例３〕
繊維として、１．５デニール×５１ｍｍのレーヨン繊維７０％とＰＥＴ／ＰＥ複合立体捲縮繊維２デニール×５１ｍｍ３０％を混綿したものを用い、実施例１と同様に水流処理をした後、１３５℃の温度で３０ｓｅｃ乾燥させ、坪量４５ｇ／ｍ２ の清拭用スパンレース不織布を得た。
得られた清拭用スパンレース不織布の評価を実施例１と同様に行った。その結果を表１に示す。
【００２９】
〔比較例１〕
水流圧力を７０ｋｇ／ｃｍ２ とした以外は、実施例１と同様に操作を行い、４５ｇ／ｍ２ の清拭用スパンレース不織布を得た。
得られた清拭用スパンレース不織布の評価を実施例１と同様に行った。その結果を表１に示す。
【００３０】
〔比較例２〕
繊維として、約２．５デニール×２５〜３０ｍｍのコットン４０％とＰＥＴ２デニール×５１ｍｍ６０％を混綿したものを用い、比較例１と同様の操作を行い、４０ｇ／ｍ２ の清拭用スパンレース不織布を得た。
得られた清拭用スパンレース不織布の評価を実施例１と同様に行った。その結果を表１に示す。
【００３１】
〔比較例３〕
繊維として、レーヨン１．５デニール×５１ｍｍ７０％、ＰＰ／ＰＥ複合繊維３０％を混合したものを用い、比較例１と同様に操作を行い、４０ｇ／ｍ２ の清拭用スパンレース不織布を得た。
得られた清拭用スパンレース不織布の評価を実施例１と同様に行った。その結果を表１に示す。
【００３２】
【表１】
表１に示す結果から明らかなように、０．５５ｇ／ｃｍ２ 荷重下における繊維密度が０．０５〜０．１ｇ／ｃｍ３ であり、ＭＤ方向の引張強度が５００〜２０００ｇ／２５ｍｍであり、ＣＤ方向の引張強度が５００〜２０００ｇ／２５ｍｍであり、且つハンドルオメーター法により測定した剛軟性が４０〜８０ｇである本発明の清拭用スパンレース不織布（実施例１〜３）は、乾燥時及び湿潤時の風合いに優れたものであることがわかる。これに対して、比較例１〜３の清拭用スパンレース不織布は、実施例１〜３の清拭用スパンレース不織布に比べ風合いに劣るものであることがわかる。
【００３４】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明の清拭用スパンレース不織布は、０．５５ｇ／ｃｍ２ 荷重下における繊維密度を０．０５〜０．１ｇ／ｃｍ３ とし、ＭＤ方向の引張強度を５００〜２０００ｇ／２５ｍｍとし、ＣＤ方向の引張強度を５００〜２０００ｇ／２５ｍｍとすると共に、ハンドルオメーター法により測定した剛軟性を４０〜８０ｇとすることにより、風合い（乾燥時及び湿潤時の肌触り及び柔軟性）及び吸水性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の清拭用スパンレース不織布の好ましい製造方法を実施するための装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
１０ 装置
１２ 多孔性支持部材
１４，１５，１６，１７ 回動ロール
１８ ノズル
２０ 繊維ウエブ
２２ 清拭用スパンレース不織布
３０ 高速水流[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a spunlace nonwoven fabric for wiping, and more particularly, to a spunlace nonwoven fabric for wiping having a good texture (feel and softness).
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
Conventionally, for wiping dirt containing water, such as excrement of infants and spills on the table, and hand wiping after washing hands, woven fabric such as gauze, rayon / synthetic fiber, cotton, pulp, pulp / Nonwoven fabrics such as synthetic fibers and pulp / rayon / synthetic fibers are used.
In addition, the woven fabric and the nonwoven fabric are used in a wet state by containing moisture.
[0003]
Conventional nonwoven fabrics have the required strength when used in a wet state with moisture, but have good texture (dry and wet feel and softness). is not. Therefore, it is not suitable for use in wiping excrement of infants and infants, hand wiping, and the like, particularly in terms of usability.
[0004]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a spunlace nonwoven fabric for wiping which is excellent in texture (feel and softness).
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have made intensive studies and as a result, the above-mentioned object has been achieved by setting the fiber density of the spunlace nonwoven fabric for wiping to a specific range, setting the tensile strength to a specific range, and setting the rigidity to a specific range. It was found that it could be done.
[0006]
The present invention has been made based on the above findings, and has a fiber density under a load of 0.55 g / cm 2 of 0.05 to 0.1 g / cm 3 and a tensile strength in the MD direction of 500 to 2000 g / cm 2. is 25 mm, CD direction tensile strength a 500 to 2000 g / 25 mm der RuKiyoshi拭用spunlace nonwoven, the supernatant拭用spunlace nonwoven fabric, softness as measured by a handle-O-meter method 40~80g A mixture of a thermoplastic fiber having a fiber length of 20 to 64 mm and a cellulosic fiber having a basis weight of 25 to 60 g / m 2 and a cellulosic fiber content of 50% by weight or more ; The spun lace nonwoven fabric is formed by applying the above-mentioned material to a carding machine to form a fiber web, jetting a high-speed water stream onto the fiber web, and forming the constituent fibers of the fiber web by the high-speed water stream. The produced entangled, there is provided a Qing拭用spun lace nonwoven fabric, wherein the pressure of the high-speed water flow is 20 to 50 kg / cm 2.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention will be described in detail.
In the present invention, the spunlace nonwoven fabric refers to a nonwoven fabric produced by injecting a high-speed fluid onto a fiber web and causing the fiber web to entangle the fibers.
The spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention has a fiber density under a load of 0.55 g / cm 2 , a tensile strength in the MD direction, a tensile strength in the CD direction, and a stiffness measured by a handle ometer method within a specific range. is there.
[0008]
The specific fiber density of the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention under a load of 0.55 g / cm 2 is 0.05 to 0.1 g / cm 3 , and preferably 0.07 to 0.08 g. / Cm 3 . If the fiber density under a load of 0.55 g / cm 2 exceeds 0.1 g / cm 3 , the feeling of thickness of the sheet decreases, and the sheet becomes a sheet-like sheet, and the usability deteriorates. If it is less than 0.05 g / cm 3 , a problem of fluffing occurs, and it is not suitable as a sheet for the purpose of the present invention.
In the present invention, the fiber density is a value measured by the following method.
That is, a load of 0.55 g / cm 2 is applied to the spunlace nonwoven fabric for wiping, the thickness of the spunlace nonwoven fabric for wiping is measured, and the thickness is determined using the following formula (I).
The specific tensile strength of the spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention is such that the tensile strength in the MD direction is 500 to 2000 g / 25 mm, preferably 1000 to 1800 g / 25 mm, and the tensile strength in the CD direction is 500 to 2000 g / It is 25 mm, preferably 600 to 1000 g / 25 mm. If the tensile strength in the MD direction and the tensile strength in the CD direction exceed 2000 g / 25 mm, the sheet becomes hard and the usability deteriorates. If it is less than 500 g / 25 mm, the strength becomes insufficient, and it is not suitable as a sheet for the purpose of the present invention.
In the present invention, the tensile strength is a value obtained by mounting a sample piece having a width of 25 mm on a tensile tester so that the distance between chucks is 75 mm, and measuring at a tensile speed of 300 mm / min.
[0010]
The rigidity of the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention measured by the above-mentioned handle-ometer method is 40 to 80 g, preferably 50 to 70 g. If the stiffness exceeds 80 g, the sheet becomes hard, and the feeling of use deteriorates. If it is less than 40 g, the strength becomes insufficient, and it is not suitable as a target sheet.
In addition, the rigidity by the above-mentioned handle ometer method can be measured according to JIS L1096.
[0011]
Kiyoshi拭用spunlaced nonwoven fabric of the present invention, in addition to meeting the above physical properties it is within the above range, in relation to the fiber density, the basis weight, 2 5 to 60 g / m 2 der Ri, it is favorable preferable is 40 to 50 g / m 2. When the basis weight is within this range, a sheet having a good texture can be produced while maintaining the strength of the sheet, and material costs are not unnecessarily increased.
Further, the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention preferably has a thickness under a load of 0.55 g / cm 2 of 0.4 to 0.8 mm, more preferably 0.5 to 0.6 mm. preferable. When the thickness is within this range, a sheet with a good texture can be manufactured without increasing material costs more than necessary while maintaining the strength as a sheet.
[0012]
Next, materials for producing the spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention will be described. As a material for the production of Qing拭用spunlaced nonwoven fabric of the present invention, the fiber density, tensile strength and bending resistance as that may be in the above range, a mixture of thermoplastic fibers and cellulosic fibers used is Ru. Examples of the thermoplastic fibers include polyolefin fibers such as polypropylene and polyethylene, polyester fibers, polyacryl fibers, and nylon fibers. Examples of the cellulosic fibers include natural fibers such as cotton, hemp, and pulp, and regenerated fibers such as rayon and Tencel. As a material for producing a supernatant拭用spunlace nonwoven fabric of the present invention, mixtures of such fibers combined on two or more kinds mixed is Ru is used.
[0013]
The fibers may be in the form of continuous filaments or in the form of staple fibers . Fiber length of the Soviet Union Ru 2 0~64mm der. If the fiber length is within this range, the nonwoven fabric can be manufactured uniformly.
[0014]
Although the fiber diameter of the fiber is not particularly limited, it is generally preferably 1.0 to 3.0 denier. When the fiber diameter is within this range, the nonwoven fabric can be manufactured uniformly.
[0015]
Kiyoshi拭用spunlaced nonwoven fabric of the present invention, from the viewpoint of improving the water absorption, Among the materials, is fabricated from a material containing the cellulosic fibers at least 50% by weight. In the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention, it is most preferable to use cotton among the above-mentioned cellulosic fibers from the viewpoint of improving the water absorption .
[0016]
Means for setting the fiber density, tensile strength, and stiffness of the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention within the above ranges are not particularly limited, but are preferably produced by the method described below using the above materials. Can be implemented.
[0017]
The spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention has a specific range of fiber density and tensile strength and a specific range of stiffness, so that it has good texture (feel and softness) and excellent water absorption. Therefore, it is used as a spun lace nonwoven fabric for wiping to remove water-containing dirt such as excrement of infants and spills on a table, and as a spun lace nonwoven fabric for wiping hand, kitchen and floor. It can be used as a cleaning sheet for toilets, furniture, window glasses, sashes and the like.
Further, the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention can be impregnated with a liquid such as an aqueous solution containing an antibacterial agent and used as a so-called wet tissue.
[0018]
Next, an outline of a preferred method for producing the spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention will be described.
Although the method for producing the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention is not particularly limited, preferably, the pressure of the water stream is adjusted to a specific range by a conventionally known high-speed water jet method (water needling method) using the above-described material. It can be manufactured by the following. Hereinafter, an outline of a preferred method for producing a spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention will be described with reference to the drawings. Here, FIG. 1 is a schematic view showing an example of an
[0019]
In a preferred method of manufacturing a spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention, the spunlace nonwoven fabric for wiping is formed by applying the above material to a card machine to form a fiber web, and jetting a high-speed water stream onto the fiber web, It is manufactured by entanglement of the constituent fibers of the fiber web with the high-speed water flow. More specifically, first, fibers such as staple fibers are applied to a carding machine (not shown) to form a fiber web. Next, as shown in FIG. 1, the
Next, moisture is removed from the
[0020]
Kiyoshi拭用spunlaced nonwoven fabric of the present invention, in the
[0021]
The outline of the preferred method for producing the spun lace nonwoven fabric for wiping according to the present invention has been described above. However, in addition to the above description, the description on the conventional high-speed water jet method (water needling method) is appropriately applied.
[0022]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of examples, but the present invention is not limited to such examples. Example 1 is not a nonwoven fabric made of a mixture of a thermoplastic fiber and a cellulosic fiber, but a reference example of the present invention.
[0023]
[Example 1]
A fiber web was formed by a carding machine using cotton having a fiber length of 25 to 30 mm and a fiber diameter of about 2.5 denier. Next, the fiber web is supplied to the apparatus shown in FIG. 1 and the pressure of the jet stream is set to 35 kg / cm 2 , the fibers in the fiber web are entangled, and then dried at a temperature of 100 ° C. to obtain a basis weight of 45 g / m 2. Was obtained.
[0024]
The obtained spunlace nonwoven fabric for wiping was evaluated according to the following [Evaluation criteria for spunlace nonwoven fabric for wiping]. Table 1 shows the results.
[0025]
[Evaluation criteria for spunlace nonwoven fabric for wiping]
(1) Fiber Density A load of 0.55 g / cm 2 was applied to the obtained spunlace nonwoven fabric for wiping, the thickness was measured, and the thickness was determined by the above formula (I).
(2) Measurement of Tensile Strength Tensilon RTA-100 manufactured by Orientec Co., Ltd. was used as a measuring device. A 100 × 25 mm sample was used, and the measurement was performed at a chuck gap of 75 mm and a pulling speed of 300 mm / min. The measurement was performed in the MD direction and the CD direction. Each measurement was performed ten times, and the average value was obtained.
(3) Measurement of rigidity The rigidity was measured according to JIS L1096.
In addition, a special handle ometer HOM-201 manufactured by Daiei Kagaku Seiki Seisaku-Sho, Ltd. was used as a measuring device, and a sample having a size of 180 × 180 mm was used to measure the slit so as to have a diameter of 10 mm. The measurement was performed twice in the MD direction and in the CD direction, and the average value was obtained.
[0026]
(4) Evaluation of hand The hands were wiped using the obtained spunlace nonwoven fabric for wiping.
Further, the obtained spunlace nonwoven fabric for wiping was impregnated with water so that the impregnation amount was 220 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the spunlace nonwoven fabric for wiping. Next, hands were wiped using the spunlace nonwoven fabric for wiping, and each was evaluated according to the following evaluation criteria.
◎: Very good touch ○: Good touch △; Normal ×; Bad touch
[Example 2]
As the fiber, a cut length of 25 to 30 mm, a mixture of 70% of cotton of about 2.5 denier and 30% of PET of 2 denier × 51 mm was used, and the same operation as in Example 1 was carried out to obtain a basis weight of 40 g / m 2 . A spunlace nonwoven fabric for wiping was obtained.
The resulting spunlace nonwoven fabric for wiping was evaluated in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the results.
[0028]
[Example 3]
As a fiber, a mixture of 70% rayon fiber of 1.5 denier × 51 mm and 2% of PET / PE composite three-dimensional crimped fiber of 51 mm × 30 mm was subjected to a water flow treatment in the same manner as in Example 1 and then to 135 ° C. It was dried at a temperature for 30 seconds to obtain a spunlace nonwoven fabric for wiping having a basis weight of 45 g / m 2 .
The resulting spunlace nonwoven fabric for wiping was evaluated in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the results.
[0029]
[Comparative Example 1]
The same operation as in Example 1 was carried out except that the water flow pressure was 70 kg / cm 2 , to obtain a spunlace nonwoven fabric for wiping of 45 g / m 2 .
The resulting spunlace nonwoven fabric for wiping was evaluated in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the results.
[0030]
[Comparative Example 2]
As the fiber, a mixture of about 2.5 denier × 25 to 30 mm cotton 40% and PET 2 denier × 51 mm 60% cotton is used, and the same operation as in Comparative Example 1 is performed to obtain a 40 g / m 2 spunlace nonwoven fabric for wiping. Got.
The resulting spunlace nonwoven fabric for wiping was evaluated in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the results.
[0031]
[Comparative Example 3]
As fibers, rayon 1.5 denier × 51mm70%, using a mixture of 30% PP / PE bicomponent fibers, subjected to the same procedure as in Comparative Example 1, to obtain a supernatant拭用spunlace nonwoven 40 g / m 2 .
The resulting spunlace nonwoven fabric for wiping was evaluated in the same manner as in Example 1. Table 1 shows the results.
[0032]
[Table 1]
As is clear from the results shown in Table 1, the fiber density under a load of 0.55 g / cm 2 is 0.05 to 0.1 g / cm 3 , the tensile strength in the MD direction is 500 to 2000 g / 25 mm, The spunlaced nonwoven fabric for wiping of the present invention (Examples 1 to 3) having a tensile strength in the CD direction of 500 to 2000 g / 25 mm and a stiffness of 40 to 80 g as measured by a handle-o-meter method was dried. It can be seen that the material has an excellent texture when wet. On the other hand, it can be seen that the spun lace nonwoven fabrics for wiping of Comparative Examples 1 to 3 are inferior in texture to the spunlace nonwoven fabrics for wiping of Examples 1 to 3.
[0034]
【The invention's effect】
As described in detail above, the spunlace nonwoven fabric for wiping of the present invention has a fiber density under a load of 0.55 g / cm 2 of 0.05 to 0.1 g / cm 3 and a tensile strength in the MD direction of 500 to 500 g / cm 3. 2,000 g / 25 mm, tensile strength in the CD direction of 500 to 2,000 g / 25 mm, and rigidity of 40 to 80 g as measured by the handle odometer method, so that texture (dry and wet feel and flexibility) ) And excellent water absorption.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of an apparatus for carrying out a preferred method for producing a spunlace nonwoven fabric for wiping according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
上記清拭用スパンレース不織布は、ハンドルオメーター法により測定した剛軟性が４０〜８０ｇであり、坪量が２５〜６０ｇ／ｍ2であり、繊維長２０〜６４ｍｍの熱可塑性繊維とセルロース系繊維との混合物で該セルロース系繊維を５０重量％以上含有する材料からなり、
上記清拭用スパンレース不織布は、上記材料をカード機にかけて繊維ウエブを形成し、該繊維ウエブ上に向けて高速水流を噴射し、該高速水流により該繊維ウエブの構成繊維を交絡して製造され、
上記高速水流の圧力が２０〜５０ｋｇ／ｃｍ 2 であることを特徴とする清拭用スパンレース不織布。The fiber density under a load of 0.55 g / cm 2 is 0.05 to 0.1 g / cm 3 , the tensile strength in the MD direction is 500 to 2000 g / 25 mm, and the tensile strength in the CD direction is 500 to 2000 g / 25 mm. an der RuKiyoshi拭用spunlace non-woven fabric,
The spun lace nonwoven fabric for wiping has a stiffness of 40 to 80 g, a basis weight of 25 to 60 g / m 2 , and a thermoplastic fiber and a cellulosic fiber having a fiber length of 20 to 64 mm, as measured by a handle ometer method. made of a material containing more than 50% by weight of the cellulosic fibers with a mixture of,
The spun lace nonwoven fabric for wiping is manufactured by forming a fiber web by passing the above-mentioned material through a carding machine, injecting a high-speed water stream onto the fiber web, and tangling the constituent fibers of the fiber web with the high-speed water stream. ,
A spun lace nonwoven fabric for wiping , wherein the pressure of the high-speed water flow is 20 to 50 kg / cm 2 .
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