JP3578324B2

JP3578324B2 - Method and apparatus for sewing a tatami mat on a frame of a tatami floor

Info

Publication number: JP3578324B2
Application number: JP12548299A
Authority: JP
Inventors: 守彦森田; 謙一中村; 康明松井; 新頃安
Original assignee: Kyokuto Sanki Co Ltd
Current assignee: Kyokuto Sanki Co Ltd
Priority date: 1999-05-06
Filing date: 1999-05-06
Publication date: 2004-10-20
Anticipated expiration: 2019-05-06
Also published as: JP2000312787A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畳床の框部分に畳表を縫い付ける框縫いの方法および装置に関し、特に、無駄な部分を縫着することによる時間のロスを少なくして生産性を向上させるとともに、縫着した部分、特に「停止縫い」の部分が切断されることによる縫い糸のほどけや緩みを防止するように構成したものである。
【０００２】
【従来の技術】
畳床に畳表を縫い付ける際には、両側の框部分をくせ取りし所定の寸法に裁断した畳床を、框縫い機のテーブル上に載せて、その畳床の上に畳表を重ね、框部分に沿って畳表の端部を折り曲げ、畳床の裏側に巻き込んで、框縫いミシンにより縫い付ける。そのような框縫い機は従来から存在しており、自動化も進んで、数回程度のスイッチ操作を行うだけで、縫い始めから縫い終わりまでを自動的に行うものができている。
【０００３】
ところで、自動化された上記従来の框縫い機では、畳の框部分の縫い始めるべき位置と、縫い終わるべき位置を検知するのに、畳床の両端を検知するこという簡便な方法が採用されている。そのため、框部分は、端から端までの全てがミシンによって縫われることになる。
【０００４】
なお、框縫いは、糸が緩んだり、ほどけたりするの防ぐために、縫い始め部分と縫い終わり部分を、「停止縫い」にするのが普通である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、新畳を製造する場合は、框縫い工程の次の工程である平刺し工程では、上前部分と下前部分がそれぞれ切り落とされ、特に下前部分は大きく切り落とされるため、上記従来の自動化された框縫い機にように、框部分の端から端までの全てを縫うのでは、いずれ切り落とされることになる部分も縫うことになり、それが時間のロスとなって、生産効率の向上を阻んでいる。
【０００６】
また、さらに重要なことであるが、このように次の平刺し工程で上前部分と下前部分が切り落とされ、特に、下前部分が大きく切り落とされると、停止縫いとした部分が切り落とされてしまうことがあって、そういう場合に、縫い糸がほどけたり緩んだりして、しっかりと張られるべき畳表が緩んでしまい、それが、畳製品の品質上の問題につながる場合がある。
【０００７】
したがって、無駄な部分を縫着することによる時間のロスを少なくして生産性を向上させるとともに、縫着した部分、特に「停止縫い」の部分が切断されることによる縫い糸のほどけや緩みを防止することが課題である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するための手段として、畳床の框部分に畳表を縫い付ける框縫い工程において、框縫いするべき長さに応じて必要な部分のみを框縫いするよう、縫い始め位置と縫い終わり位置を数値制御することを特徴とする畳床の框部分に畳表を縫い付ける方法を提供するものであり、また、畳床の框部分に畳表を縫い付けるミシンと、ミシンを上記框部分に沿って前進・後退走行させるミシン送りモータと、畳床の少なくとも縫い始め側の床端位置を検知する床端位置検知手段と、ミシンを走行させたときの移動距離を測定する移動距離測定手段と当該畳床を用いて製造しようとする畳の仕上がり寸法と検知された縫い始め側の床端位置と測定された移動距離とに基づいてミシンの框縫い動作および走行動作を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする畳床の框部分に畳表を縫い付ける装置を提供するものである。
【０００９】
この方法および装置によれば、平刺し工程で切り落とされることになる部分を除いて、必要な部分のみを縫着することができ、平刺行程で「停止縫い」の部分を切り落とすことがないようにして、框部分の縫い糸がほどけたり緩んだりするのを防止でき、また、框部分の縫着に要する時間を短縮・最適化して、畳の生産効率を向上させることが可能となる。
【００１０】
ここで、制御装置は、縫い始め及び縫い終りの停止縫い部分が、次工程の平刺しで切断さらないように、仕上がり寸法より少し短い距離を、框縫いするべき長さとして、框縫い動作および走行動作を制御するものとするのがよい。そして、その場合に、検知された縫い始め側の床端位置から所定寸法だけ前進した位置を、ミシンに縫い動作を開始させるべき位置として、框縫い動作および走行動作を制御するようにするのがよく、また、検知された縫い始め側の床端位置から所定寸法だけ前進した位置でミシンに縫い動作を開始させ、その位置から更に仕上がり寸法と略等しい距離だけ前進走行した位置で縫い動作を終わらせるよう制御するのがよい。
【００１１】
また、より具体的には、制御装置は、ミシンを框縫い動作をさせずに前進走行させて、縫い始め側の床端位置を床端位置検知手段に検知させ、その検知した縫い始め側の床端位置からさらに所定距離だけミシンを前進走行させた後、縫い動作を開始させ、仕上がり寸法に略等しい距離に達するまで縫い動作をさせつつ前進走行させ、仕上がり寸法に略等しい距離に達したら縫い動作を終わらせるよう制御するものとするのがよい。
【００１２】
また、この発明の上記装置は、通信・入力媒体を介し、他の装置に記憶された寸法データの中から当該畳床を用いて製造しようとする畳の仕上がり寸法を取り出す手段を備えたものとすることができ、あるいは、寸法データを直接入力し記憶するとともに、その入力・記憶した寸法データの中から当該畳床を用いて製造しようとする畳の仕上がり寸法を取り出す手段を備えたものとすることができる。
【００１３】
また、この発明は、ミシンが基台の両端に配置され、畳床の両側の框部分を同時に框縫いするよう構成された装置に適用することができ、あるいは、ミシンが基台の片側に配置され、畳床を載せるテーブルの中央部に反転テーブルが配置されて、片側の框部分を框縫いした後、反転テーブルにより畳床を１８０度回転させて、もう片側の框部分を框縫いするよう構成された装置に適用することもできるものである。そして、その場合に、リミットスイッチ等をミシンに付設して、床端位置検知手段とすることができる。また、両側の框部分を同時に框縫いするよう構成された装置においては、上前ストッパーをレール台に付設して、床端位置検知手段としてもよいものである。
【００１４】
また、この発明の上記装置は、ミシンが基台の片側に配置され、畳床を載せるテーブルの中央部に反転テーブルが配置されて、片側の框部分を框縫いした後、反転テーブルにより畳床を１８０度回転させて、もう片側の框部分を框縫いするよう構成された装置である場合、床端位置検知手段として、リミットスイッチ等をミシンに付設し、片側の框部分を框縫いする際にリミットスイッチ等により検知される縫い始め側の床端位置と縫い終わり側の床端位置とから算出される「畳床の床幅」を、もう片側の框部分を框縫いする際の縫い始め位置および縫い終わり位置の決定に利用して制御を行うものとすることができ、あるいは、予め入力された「畳床の床幅」を、もう片側の框部分を框縫いする際の縫い始め位置および縫い終わり位置の決定に利用して制御を行うものとすることもできる。
【００１５】
また、この発明の上記装置は、最初に縫着する側の框部分についても、予め入力された「畳床の床幅」を利用して、縫い始め位置と框縫いするべき長さを判断し、框縫い動作および走行動作を制御するようにしてもよいものである。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００１７】
（第１の実施の形態）
図１は、この発明の第１の実施の形態の框縫い機の平面図（ａ）および正面図（ｂ）であり、図２は同框縫い機の動作ブロック図である。
【００１８】
この第１の実施の形態は、畳の「手先側」すなわち、畳の上前（隣の畳と接する側の側縁）を上にし、下前（部屋の敷居に接する側の側縁）を下にしたときに、左側になる框部分と、「手元側」すなわち、上前を上にし、部屋の敷居に接する側の側縁（下前）を下にしたときに、右側になる框部分を、それぞれ別のミシンで同時に縫うことができる框縫い機に適用した例である。
【００１９】
この框縫い機は、図１に示すように、基台１の正面視にて左右両端部の上面に前後方向（図１（ａ）の上下方向）に延設された平行な左右一対のレール台２，２の上を、螺旋を切ったガイド棒３，３に沿って前進・後退走行する左右一対の框縫いミシン４，４と、上記左右のレール台２，２の上方にこれらレール台２，２に沿って延設された、畳床支持用のテーブル５，５と、左右の框縫いミシン４，４をガイド棒３，３に沿ってそれぞれ前進・後退走行させるミシン送りモータ６，６と、左右のガイド棒３，３の一端に連結され、框縫いミシン４，４を走行させたときの移動距離を測定する移動距離測定手段としてのロータリーエンコーダ７，７等を備えている。そして、左右の框縫いミシン４，４には、畳床の縫い始め側および縫い終わり側の両床端位置を検知する床端検知手段としての床端検知リミットスイッチ８，８が付設されている。
【００２０】
上記テーブル５，５には、両側の框部分をくせ取りし所定の寸法に裁断した畳床９を載せる。その際、畳床９は、上前を図１（ａ）の図示上方に向けてテーブル５，５に載せる。この場合、図１（ａ）および（ｂ）において左が手先側、右が手元側となる。
【００２１】
また、この框縫い機は、図２に示すように、制御装置として「シーケンサー」および「マイクロコンピュータ」を備えている。「シーケンサー」は主に機械動作の制御を、「マイクロコンピュータ」は主に数値・寸法関係の制御を、それぞれ分担して行い、互いに協調して全体的な動作統率を取る。
【００２２】
そして、各種通信ケーブルやメモリカードなどの媒体を介して、他の機械（寸法記憶装置）から仕上がり寸法を受け入れるため「通信・入力インターフェース」としての「光通信接続ポート」が、制御装置（マイクロコンピュータ）に接続され、また、通し番号などで管理された仕上がり寸法データ群から１つの寸法を選択・指定するためのキーボード（またはスイッチ）が制御装置（マイクロコンピュータ）に接続されている。
【００２３】
この框縫い機の基本的な動作は次のとおりである。
▲１▼ミシン（框縫いミシン４，４）の縫い動作をさせずにミシンを前進させて縫い始め側の床端を検知させる。
▲２▼縫い始めの床端を検知した瞬間の位置を基準点として、さらに縫い始め位置まで必要な距離だけミシンを前進させる。
▲３▼ミシン本体を起動し、「停止縫い」，「小針縫い」，「通常の框縫い」と縫い動作をしながら、ミシンを送りつつ縫い進む。
▲４▼縫い進んだ長さを「移動距離測定手段（ロータリーエンコーダ７，７）」によって監視し、仕上がり寸法の少し手前で「小針縫い」とし、仕上がり寸法位置に達したら、「停止縫い」をして縫い動作を止める。
【００２４】
つぎに、この第１の実施の形態の具体的動作を説明する。
【００２５】
（動作ステップ１）
当該框縫い機の＜キーボード＞を操作して、仕上がり寸法の管理番号を入力・指示する。
【００２６】
（動作ステップ２）
その入力・指示を受け、框縫い機は、＜マイクロコンピュータ＞の働きにより、＜光通信接続ポート＞を介して「寸法記憶装置」から、入力された管理番号に対応する仕上がり寸法を自動的に取り出す。
【００２７】
（動作ステップ３）
畳表を仮止めされた畳床を框縫い機にセットし、縫い動作を開始させるための運転ボタンなどを押す。このとき、畳は、上前側が縫い始め側となるようにセットする。
【００２８】
以上の動作ステップが終わると、これより以下の動作ステップは、「手先側」および「手元側」のミシン動作制御がそれぞれ独立して行われる。
【００２９】
（動作ステップ４）
「手先側」および「手元側」の両側のミシンが原点位置より前進し、＜床端検知リミットスイッチ（８，８）＞にて縫い始め側の床端を探す。そして、各ミシンが縫い始めの床端を検知してから、一定の距離だけミシンを更に前進させたあと、ミシンを停止させる。このように床端を検知してから一定距離だけミシンを進めるのは、上前側での一定の切り落とし代（「目落とし」と呼ばれる）を平刺し工程のために確保するためである。
【００３０】
（動作ステップ５）
ミシンがそれぞれ縫い動作を始める。そして、まず、縫い始めの部分で糸が緩んだり、ほどけたりするのを防ぐため、「停止縫い」を行い、更に、縫い始めの２〜３針分は、畳表をよりしっかりと縫い付けるため、ミシンの送り間隔を小さくした「小針送り縫い」を行い、その後、通常のミシン送り間隔で縫い進んでいく。
【００３１】
（動作ステップ６）
＜マイクロコンピュータ＞は、ミシンが縫い進んだ距離を＜エンコーダ（ロータリーエンコーダ７，７）＞により「手先側」，「手元側」別々に監視しており、それぞれの仕上がり寸法によって決まる縫い終わり位置から一定の距離だけ手前の位置に達すると、再び「小針送り縫い」動作に切り替える。そして、「小針送り縫い」で縫い進み、その後、縫い終わり位置に達したら、「停止縫い」を行い、縫い動作を終了する。
【００３２】
（動作ステップ７）
最後に、縫い糸を切断する。そして、ミシンは原点位置に後退する。
【００３３】
（動作ステップ８）
框縫いの動作が一通り終了すると、次の管理番号に対応する仕上がり寸法を「寸法記憶装置」から自動的に取り込み、引き続き、「（動作ステップ３）」以下の作業を継続するようにできる。
【００３４】
（第２の実施の形態）
図３は、この発明の第２の実施の形態の框縫い機の平面図（ａ）および正面図（ｂ）であり、図４は同框縫い機の動作ブロック図である。
【００３５】
この第２の実施の形態は、ミシンが基台の片側に１台配置され、畳床を載せるテーブルの中央部に反転テーブルが配置されて、「手先側」および「手元側」の框部分の片方を框縫いした後、反転テーブルにより畳床を１８０度回転させて、もう片側の框部分を框縫いするよう構成された框縫い機に適用した例である。
【００３６】
この框縫い機は、図３に示すように、基台１の一端部（図３（ａ），（ｂ）の図示右側）の上面に前後方向（図２（ａ）の上下方向）に延設されたレール台２の上を、螺旋を切ったガイド棒３に沿って前進・後退走行する１台の框縫いミシン４と、上記レール台２の上方にレール台２に沿って延設された、畳床支持用のテーブル５と、框縫いミシン４をガイド棒３に沿って前進・後退走行させるミシン送りモータ６と、ガイド棒３の一端に連結され、框縫いミシン４を走行させたときの移動距離を測定する移動距離測定手段としてのロータリーエンコーダ７等を備えている。また、基台１上には、該基台１を覆う形で、上記テーブル５と同じ高さに平板状２分割のテーブル１０が設置され、そのテーブル１０の中央部（分割された左右テーブル部分の間）に昇降自在に反転テーブル１１が設置されている。そして、框縫いミシン４には、畳床の縫い始め側および縫い終わり側の両床端位置を検知する床端検知手段としての床端検知リミットスイッチ８が付設されている。
【００３７】
また、この框縫い機は、図４に示すように、制御装置として「シーケンサー」および「マイクロコンピュータ」を備えている。「シーケンサー」は主に機械動作の制御を、「マイクロコンピュータ」は主に数値・寸法関係の制御を、それぞれ分担して行い、互いに協調して全体的な動作統率を取る。
【００３８】
そして、各種通信ケーブルやメモリカードなどの媒体を介して、他の機械（寸法記憶装置）から仕上がり寸法を受け入れるため「通信・入力インターフェース」としての「光通信接続ポート」が、制御装置（マイクロコンピュータ）に接続され、また、通し番号などで管理された仕上がり寸法データ群から１つの寸法を選択・指定するためのキーボード（またはスイッチ）が制御装置（マイクロコンピュータ）に接続されている。
【００３９】
この框縫い機の基本的な動作は、先に説明した第１の実施の形態の場合と同様である。
【００４０】
つぎに、この第２の実施の形態の具体的動作を説明する。
【００４１】
（動作ステップ１）
当該框縫い機の＜キーボード＞を操作して、仕上がり寸法の管理番号を入力・指示する。
【００４２】
（動作ステップ２）
その入力・指示を受け、框縫い機は、＜マイクロコンピュータ＞の働きにより、＜光通信接続ポート＞を介して「寸法記憶装置」から、入力された管理番号に対応する仕上がり寸法を自動的に取り出す。
【００４３】
（動作ステップ３）
畳表を仮止めされた畳床を框縫い機にセットし、縫い動作を開始させるための運転ボタンなどを押す。このとき、畳は、上前側が縫い始め側となるようにセットする。
【００４４】
（動作ステップ４）
ミシンが原点位置より前進し、＜床端検知リミットスイッチ（床端検知リミットスイッチ８）＞にて縫い始め側の床端を探す。そして、ミシンが縫い始めの床端した瞬間のミシンの位置を記憶しておく（＜エンコーダ（ロータリーエンコーダ７）＞の示す値を０クリアしておく）。
【００４５】
（動作ステップ５）
縫い始めの床端を検知してから、一定の距離だけミシンを更に前進させたあと、ミシンを停止させる。このように床端を検知してから一定距離だけミシンを進めるのは、上前側での一定の切り落とし代（「目落とし」と呼ばれる）を平刺し行程のために確保するためである。
【００４６】
（動作ステップ６）
ミシンが縫い動作を始める。そして、まず、縫い始めの部分で糸が緩んだり、ほどけたりするのを防ぐため、「停止縫い」を行い、更に、縫い始めの２〜３針分は、畳表をよりしっかりと縫い付けるため、ミシンの送り間隔を小さくした「小針送り縫い」を行い、その後、通常のミシン送り間隔で縫い進んでいく。
【００４７】
（動作ステップ７）
＜マイクロコンピュータ＞は、ミシンが縫い進んだ距離を＜エンコーダ（ロータリーエンコーダ７）＞により監視しており、仕上がり寸法によって決まる縫い終わり位置から一定の距離だけ手前の位置に達すると、再び「小針送り縫い」動作に切り替える。そして、「小針送り縫い」で縫い進み、その後、縫い終わり位置に達したら、「停止縫い」を行い、縫い動作を終了する。
【００４８】
（動作ステップ８）
そして、ミシンの縫い動作をさせずに、更に前進して、縫い終わり側の床端を＜床端検知リミットスイッチ＞にて探す。そして、縫い終わり側の床端を検知すると、先の「（動作ステップ４）」で＜エンコーダ＞の示す値が０クリアされているので、検知した瞬間の＜エンコーダ＞の値は「畳床の床幅」そのものを指していることになり、したがって、この段階で「畳床の床幅」を知ることになる。＜マイクロコンピュータ＞はこの「畳床の床幅」を記憶・保存しておいて、後述する「（動作ステップ１０）」以下の動作で利用する。
【００４９】
（動作ステップ９）
縫い糸を切断する。そして、ミシンは原点位置に後退する。その後、「反転テーブル（１１）」により畳床を１８０度回転させる（自動，手動を問わない）。
【００５０】
以上で、片側の框部分の框縫いが終わる。
【００５１】
（動作ステップ１０）
引き続き、もう片側の框部分の框縫いを行うため、原点位置にあるミシンを再び前進させて、縫い始め側の床端を探す。そして、床端を検知した瞬間の＜エンコーダ＞の値を０クリアしておく。
【００５２】
この段階では、畳床が１８０度反転され、畳の上前と下前が入れ替わっているので、縫い始め位置は、最初の片側のときの位置とは床端からの距離が異なるものとなり、「畳床の床幅」と「仕上がり寸法」の値によって変化することに注意しなければならない。
【００５３】
この場合、縫い始め位置は、＜エンコーダ＞の示す値が｛（畳床の床幅）−（仕上がり寸法）−（上前の目落とし幅）｝となるまで前進させたところとなる。よって、この位置までミシンを前進させる。
【００５４】
（動作ステップ１１）
ミシンが縫い動作を始める。そして、「（動作ステップ６）」と同様に、「停止縫い」、「小針送り縫い」の後、通常のミシン送り間隔で縫い進んでいく。
【００５５】
（動作ステップ１２）
そして、縫い終わり位置に近づくが、この場合、上前と下前が最初の片側のときとは逆になっており、縫い終わり位置は、＜エンコーダ＞の示す値が｛（畳床の床幅）−（上前の目落とし幅）｝になる位置を指すところとなる。
【００５６】
この縫い終わり位置に近づくと、再び「小針送り縫い」をし、縫い終わり位置に達すると、「停止縫い」をして、縫着動作を終える。
【００５７】
（動作ステップ１３）
最後に、縫い糸を切断する。そして、ミシンは原点位置に後退する。
【００５８】
（動作ステップ１４）
框縫いの動作が一通り終了すると、次の管理番号に対応する仕上がり寸法を「寸法記憶装置」から自動的に取り込み、引き続き、「（動作ステップ３）」以下の作業を継続するようにできる。
【００５９】
（第３の実施の形態）
図５は、この発明の第３の実施の形態の框縫い機の動作ブロック図である。
【００６０】
第１および第２の実施の形態では、他の装置である「寸法記憶装置」が仕上がり寸法を記憶・管理し、框縫い機はこの「寸法記憶装置」から「通信・入力インターフェース」を介して仕上がり寸法を取り出していたが、それ以外の方法として、框縫い機自体に仕上がり寸法を記憶するに十分な記憶メモリを持たせ、キーボード等の入力手段から仕上がり寸法を直接入力して、記憶メモリに記憶させ、その記憶されたデータの中から、該当する仕上がり寸法を取り出すようにすることもできる。図５に示す第３の実施の形態は、このように、框縫い機自体に仕上がり寸法を記憶するに十分な記憶メモリを持たせ、キーボード等の入力手段から仕上がり寸法を直接入力して、記憶メモリに記憶させ、その記憶されたデータの中から、該当する仕上がり寸法を取り出すようにしたものである。この場合、外部の「寸法記憶装置」がなくとも、仕上がり寸法に基づいて框縫い動作をさせることができる。
【００６１】
（第４の実施の形態）
図６は、この発明の第４の実施の形態の框縫い機の平面図（ａ）および正面図（ｂ）である。
【００６２】
この第４の実施の形態は、第１の実施の形態と同様、畳の「手先側」すなわち、畳の上前（隣の畳と接する側の側縁）を上にし、下前（部屋の敷居に接する側の側縁）を下にしたときに、左側になる框部分と、「手元側」すなわち、上前を上にし、部屋の敷居に接する側の側縁（下前）を下にしたときに、右側になる框部分を、それぞれ別のミシンで同時に縫うことができる框縫い機に適用した例である。
【００６３】
第１の実施の形態では、縫い始め位置を決定するために、框縫い機にセットされた畳床の床端を、ミシンに付設した＜床端検知リミットスイッチ＞により検知し、その床端を検知した瞬間の位置を基点として縫い始め位置や縫うべき長さを制御していたのに対し、この第４の実施の形態は、この＜床端検知リミットスイッチ＞の代わりに、図６に示すように、レール台２上に、機械部材である上前ストッパー１２，１２を取り付け、操作者が畳床を框縫い機にセットする際に、畳の上前側を上前ストッパー１２，１２にぴったりと押し付けるようにしたものである。
【００６４】
この場合、操作者が畳床を框縫い機にセットする際に、畳の上前側を上前ストッパー１２，１２にぴったりと押し付けることにより、上前ストッパー１２の取り付け位置とミシン４，４本体の原点位置（ミシン原点）とが機械的に一定距離に保たれる。そのため、ミシン原点を基点として、この距離分だけミシン４，４を前進させれば、その位置が畳床の床端位置ということになる。
【００６５】
このようにして縫い始め側の床端を検知させ、後は第１の実施の形態と同様にして框の縫着を行う。
【００６６】
（第５の実施の形態）
第２の実施の形態では、最初の片側の框部分を縫着するときに自動的に「畳床の床幅」を調べ、それをもう片側の框部分を縫着する際に利用するようにしている。
【００６７】
しかし、実際に使用する畳床の床幅は数種類の大きさのものに限られ、また、畳を製造する際には同じ大きさの畳床を連続して使用することが多いため、「入力手段」として設けられたキーボードなどを利用して予め「畳床の床幅」を入力しておき、その値を利用して「縫い始め位置」および「框縫いするべき長さ」を判断し動作する方式も可能である。
【００６８】
この方式は、特に、畳の「手元側」すなわち、畳の上前を上にし、下前を下にしたときに、右側になる框部分を最初に縫着し、「手先側」すなわち、上前を上にし、下前を下にしたときに、右側になる框部分を後で縫着する場合の、後で縫着する「手先側」の框縫いにおいて有効である。
【００６９】
また、両方の框を上前を下にして一度に框縫いする場合も考えられるが、その場合、「手元側」，「手先側」を共にこの方式で框縫いすることも可能である。
【００７０】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、無駄な部分を縫着することによる時間のロスを少なくして生産性を向上させるとともに、縫着した部分、特に「停止縫い」の部分が切断されることによる縫い糸のほどけや緩みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施の形態の框縫い機の平面図（ａ）および正面図（ｂ）である。
【図２】この発明の第１の実施の形態の框縫い機の動作ブロック図である。
【図３】この発明の第２の実施の形態の框縫い機の平面図（ａ）および正面図（ｂ）である。
【図４】この発明の第２の実施の形態の框縫い機の動作ブロック図である。
【図５】この発明の第３の実施の形態の框縫い機の動作ブロック図である。
【図６】この発明の第４の実施の形態の框縫い機の平面図（ａ）および正面図（ｂ）である。
【符号の説明】
１基台
２レール台
３ガイド棒
４框縫いミシン
５テーブル
６ミシン送りモータ
７ロータリーエンコーダ（移動距離測定手段）
８床端検知リミットスイッチ（床端位置検知手段）
９畳床
１０テーブル
１１反転テーブル
１２上前ストッパー（床端位置検知手段）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for stitching a tatami table to a tatami floor portion of a tatami floor, and in particular, to improve productivity by reducing time loss caused by sewing a useless portion, and to sew the tatami mat. It is configured to prevent unraveling or loosening of a sewing thread due to cutting of a part, particularly a part of “stop sewing”.
[0002]
[Prior art]
When sewing a tatami mat on a tatami mat, place the tatami mats on both sides of the tatami mat, cut the tatami mats to the specified size on the table of the stitcher, and place the tatami mat on the tatami mats. Fold the end of the tatami surface along the part, wrap it around the back of the tatami floor, and sew it with a frame stitch sewing machine. Such a frame stitching machine has existed in the past, and automation has advanced, and a machine which automatically performs from the start to the end of sewing by performing a switch operation about several times has been completed.
[0003]
By the way, in the above-mentioned automated conventional stitching machine, a simple method of detecting both ends of a tatami floor is used to detect a position to start sewing and a position to end sewing of a tatami frame portion. I have. Therefore, the entire frame portion from the end to the end is sewn by the sewing machine.
[0004]
In the case of the frame stitching, in order to prevent the thread from being loosened or unraveled, it is normal to set the sewing start portion and the sewing end portion to "stop stitching".
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, when manufacturing new tatami mats, the upper front portion and the lower front portion are cut off in the flat stitching process, which is the next process of the frame stitching process, and particularly the lower front portion is largely cut off. If you sew everything from one end of the frame part to the other like a frame sewing machine that was cut, you will also sew the part that will be cut off eventually, which is a loss of time and improves production efficiency. I am blocking.
[0006]
More importantly, the upper front portion and the lower front portion are cut off in the next flat piercing process, and particularly, when the lower front portion is largely cut off, the portion that is to be stopped and stitched is cut off. In such a case, the sewing thread may be loosened or loosened, and the tatami mat to be tightly tightened may be loosened, which may lead to a quality problem of the tatami mat product.
[0007]
Therefore, productivity is improved by reducing the time loss caused by sewing unnecessary parts, and the sewing thread is prevented from being loosened or loosened due to cutting of the sewn part, especially the "stop sewing" part. The challenge is to do so.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, as a means for solving the above problem, in a stitching step of sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor, a sewing operation is performed so that only a necessary portion is stitched according to a length to be stitched. The present invention provides a method of sewing a tatami table to a frame portion of a tatami floor, characterized by numerically controlling a position and a sewing end position. Sewing machine feed motor for moving forward / backward along the frame, floor end position detecting means for detecting at least the floor end position of the sewing start side of the tatami floor, and moving distance for measuring the moving distance when the sewing machine is run Control for controlling the sewing operation of the frame and the running operation of the sewing machine based on the finished size of the tatami mat to be manufactured using the measuring means and the tatami mat floor, the detected floor end position on the sewing start side, and the measured moving distance. There is provided an apparatus for sewing the tatami facing the stile parts of the tatami floor, characterized in that a location.
[0009]
According to the method and the apparatus, only a necessary portion can be sewn, except for a portion to be cut off in the flat piercing process, so that the “stop sewing” portion is not cut off in the flat piercing process. Thus, the sewing thread in the frame portion can be prevented from being unraveled or loosened, and the time required for sewing the frame portion can be shortened and optimized, so that the production efficiency of tatami can be improved.
[0010]
Here, the control device sets the distance to be slightly shorter than the finished dimension as the length to be stitched so that the stop stitching portion at the start and end of stitching is not cut by the flat stitching in the next step. Preferably, the running operation is controlled. In this case, a position advanced by a predetermined distance from the detected floor end position on the sewing start side is set as a position where the sewing machine should start the sewing operation, and the frame sewing operation and the running operation are controlled. Also, the sewing machine starts the sewing operation at a position advanced by a predetermined dimension from the detected floor end position on the sewing start side, and ends the sewing operation at a position further advanced from the position by a distance substantially equal to the finished dimension. It is better to control it.
[0011]
More specifically, the control device causes the sewing machine to run forward without performing the stitching operation, to cause the floor end position detecting means to detect the floor end position on the sewing start side, and to detect the detected sewing start side. After the sewing machine is further advanced from the floor end position by a predetermined distance, the sewing operation is started, and the sewing machine is moved forward while performing the sewing operation until reaching a distance substantially equal to the finished dimension. It is preferable to control so as to end the operation.
[0012]
Further, the above-mentioned apparatus of the present invention includes means for taking out a finished dimension of a tatami to be manufactured using the tatami mat from dimensional data stored in another apparatus via a communication / input medium. Or a means for directly inputting and storing the dimension data, and taking out the finished dimensions of the tatami mat to be manufactured using the tatami floor from the input and stored dimension data. be able to.
[0013]
Also, the present invention can be applied to an apparatus in which sewing machines are arranged at both ends of a base and frame portions on both sides of a tatami floor are simultaneously stitched, or the sewing machine is arranged on one side of a base. Then, a reversing table is arranged in the center of the table on which the tatami floor is placed, and after sewn the frame on one side, the tatami floor is rotated 180 degrees by the reversing table, and the other frame is sewn. It can also be applied to a configured device. In this case, a limit switch or the like may be attached to the sewing machine to serve as a floor end position detecting unit. In an apparatus configured to simultaneously sew frame portions on both sides, an upper front stopper may be attached to the rail base to serve as floor end position detecting means.
[0014]
Further, in the above apparatus of the present invention, the sewing machine is arranged on one side of the base, the reversing table is arranged in the center of the table on which the tatami floor is placed, and after sewn the frame part on one side, the reversing table is used by the reversing table. Is rotated 180 degrees and the other side of the frame is sewn to the frame. If a limit switch or the like is attached to the sewing machine as floor end position detection means, The `` floor width of tatami floor '' calculated from the floor end position on the sewing start side and the floor end position on the sewing end side detected by the limit switch etc. The control can be performed by utilizing the determination of the position and the end position of the sewing, or the “starting position for sewing the frame on the other side of the frame” based on the “floor width of the tatami floor” input in advance. And sewing end position It may be assumed to perform the control by using the.
[0015]
In addition, the above-described apparatus of the present invention also determines the sewing start position and the length of the frame to be sewn, using the pre-input “floor width of tatami floor” for the frame portion to be sewn first. The stitching operation and the running operation may be controlled.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
(First Embodiment)
FIG. 1 is a plan view (a) and a front view (b) of a frame sewing machine according to a first embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an operation block diagram of the frame sewing machine.
[0018]
In the first embodiment, the “hand side” of the tatami mat, that is, the upper front of the tatami (side edge on the side in contact with an adjacent tatami) is up, and the lower front (side edge on the side in contact with the room sill) is The frame part on the left side when it is lowered, and the "hand side", that is, the frame part on the right side when the front edge is on top and the side edge (lower front) on the side in contact with the threshold of the room is down. Is applied to a frame sewing machine that can sew simultaneously with different sewing machines.
[0019]
As shown in FIG. 1, this frame sewing machine includes a pair of parallel left and right rails extending in the front-rear direction (vertical direction in FIG. A pair of left and right frame stitch sewing machines 4 and 4 that move forward and backward along the spirally guided guide rods 3 and 3 on the bases 2 and 2, and these rail bases above the left and right rail bases 2 and 2. Tables 5 and 5 for supporting the tatami floor, and sewing machine feed motors 6 for moving the left and right frame stitch sewing machines 4 and 4 forward and backward along the guide rods 3 and 3, respectively. 6, and rotary encoders 7, 7 and the like, which are connected to one ends of the left and right guide rods 3, 3 and serve as moving distance measuring means for measuring the moving distance when the stitch sewing machines 4, 4 run. The left and right frame stitch sewing machines 4 and 4 are provided with floor edge detection limit switches 8 and 8 as floor edge detection means for detecting both floor edge positions at the sewing start side and the sewing end side of the tatami floor. .
[0020]
On the tables 5 and 5, tatami floors 9 obtained by cutting the frame portions on both sides and cutting them to predetermined dimensions are placed. At that time, the tatami floor 9 is placed on the tables 5 and 5 with the upper front facing upward in FIG. In this case, the left side is the hand side and the right side is the hand side in FIGS.
[0021]
Further, as shown in FIG. 2, the frame sewing machine includes a “sequencer” and a “microcomputer” as control devices. The “sequencer” mainly controls the machine operation, and the “microcomputer” mainly controls the numerical and dimensional relations, and cooperates with each other to take the overall operation command.
[0022]
The “optical communication connection port” as a “communication / input interface” for accepting finished dimensions from another machine (dimension storage device) via various media such as a communication cable and a memory card includes a control device (microcomputer). ), And a keyboard (or switch) for selecting / designating one dimension from a finished dimension data group managed by a serial number or the like is connected to the control device (microcomputer).
[0023]
The basic operation of this frame sewing machine is as follows.
{Circle around (1)} The sewing machine is moved forward without performing the sewing operation of the sewing machine (frame stitch sewing machines 4 and 4) to detect the floor end on the sewing start side.
(2) The sewing machine is further advanced by a necessary distance to the sewing start position with the position at the moment when the floor edge at the start of sewing is detected as a reference point.
(3) Start the sewing machine main body, and perform sewing while sending the sewing machine while performing the sewing operation of "stop sewing", "small needle sewing", and "normal stitch sewing".
(4) The advanced length of the sewing is monitored by the "moving distance measuring means (rotary encoders 7, 7)", "small needle sewing" is performed slightly before the finished dimension, and "stop sewing" is performed when the finished dimension position is reached. To stop the sewing operation.
[0024]
Next, a specific operation of the first embodiment will be described.
[0025]
(Operation step 1)
By operating the <keyboard> of the frame sewing machine, a management number of a finished dimension is input and designated.
[0026]
(Operation step 2)
In response to the input / instruction, the stitcher automatically operates the <microcomputer> to automatically output the finished dimensions corresponding to the input management number from the "dimension storage device" via the <optical communication connection port>. Take out.
[0027]
(Operation step 3)
Set the tatami floor with the tatami mat temporarily fixed on the frame sewing machine, and press the operation button or the like to start the sewing operation. At this time, the tatami mat is set so that the upper front side is the sewing start side.
[0028]
After the above operation steps are completed, in the operation steps below, the “hand side” and “hand side” sewing machine operation controls are performed independently.
[0029]
(Operation step 4)
The sewing machines on both sides of the “hand side” and “hand side” advance from the home position, and search for the floor end on the sewing start side using the <floor end detection limit switch (8, 8)>. Then, after each sewing machine detects the floor end at the start of sewing, the sewing machine is further advanced by a predetermined distance, and then the sewing machine is stopped. The reason why the sewing machine is advanced by a certain distance after the floor edge is detected is to secure a certain cutting allowance on the upper front side (referred to as “dropping”) for the flat piercing process.
[0030]
(Operation step 5)
The sewing machine starts the sewing operation. Then, first, to prevent the thread from being loosened or unraveled at the start of sewing, "stop sewing" is performed. Furthermore, to sew the tatami table more firmly for the first two or three stitches, "Small needle feed stitching" is performed with the feed interval of the sewing machine reduced, and then the sewing proceeds at a normal sewing feed interval.
[0031]
(Operation step 6)
The <microcomputer> monitors the distance traveled by the sewing machine by the <encoder (rotary encoder 7, 7)> separately for the "hand side" and the "hand side". From the sewing end position determined by the respective finished dimensions, When it reaches the position in front by a certain distance, the operation is switched again to the "small needle feed sewing" operation. Then, the sewing proceeds with "small needle feed sewing", and thereafter, when the sewing reaches the sewing end position, "stop sewing" is performed, and the sewing operation ends.
[0032]
(Operation step 7)
Finally, the sewing thread is cut. Then, the sewing machine retreats to the home position.
[0033]
(Operation step 8)
When the frame stitching operation is completed, the finished dimension corresponding to the next control number is automatically fetched from the “dimension storage device”, and the work following “(operation step 3)” can be continued.
[0034]
(Second embodiment)
FIG. 3 is a plan view (a) and a front view (b) of a frame sewing machine according to a second embodiment of the present invention, and FIG. 4 is an operation block diagram of the frame sewing machine.
[0035]
In the second embodiment, one sewing machine is arranged on one side of a base, and a reversing table is arranged in the center of a table on which a tatami floor is to be placed. This is an example in which the present invention is applied to a frame sewing machine configured to rotate a tatami floor by 180 degrees using a reversing table after one of the frames is sewn, and to sew the frame of the other side.
[0036]
As shown in FIG. 3, this frame sewing machine extends in the front-rear direction (the vertical direction in FIG. 2A) on the upper surface of one end of the base 1 (the right side in FIGS. 3A and 3B). One frame stitch sewing machine 4 that moves forward and backward along the spirally cut guide bar 3 on the provided rail base 2, and extends along the rail base 2 above the rail base 2. In addition, a table 5 for supporting the tatami floor, a sewing machine feed motor 6 for moving the frame stitch sewing machine 4 forward and backward along the guide bar 3, and connected to one end of the guide bar 3, the frame stitch sewing machine 4 was run. A rotary encoder 7 and the like are provided as moving distance measuring means for measuring the moving distance at the time. On the base 1, a two-part table 10 is installed at the same height as the table 5 so as to cover the base 1, and the center of the table 10 (the divided left and right table portions) The reversing table 11 is installed so as to be able to move up and down freely. Further, the frame stitch sewing machine 4 is provided with a floor end detection limit switch 8 as floor end detection means for detecting both floor end positions at the sewing start side and the sewing end side of the tatami floor.
[0037]
Further, as shown in FIG. 4, the frame sewing machine includes a “sequencer” and a “microcomputer” as control devices. The “sequencer” mainly controls the machine operation, and the “microcomputer” mainly controls the numerical and dimensional relations, and cooperates with each other to take the overall operation command.
[0038]
The “optical communication connection port” as a “communication / input interface” for accepting finished dimensions from another machine (dimension storage device) via various media such as a communication cable and a memory card includes a control device (microcomputer). ), And a keyboard (or switch) for selecting / designating one dimension from a finished dimension data group managed by a serial number or the like is connected to the control device (microcomputer).
[0039]
The basic operation of the frame sewing machine is the same as that of the first embodiment described above.
[0040]
Next, a specific operation of the second embodiment will be described.
[0041]
(Operation step 1)
By operating the <keyboard> of the frame sewing machine, a management number of a finished dimension is input and designated.
[0042]
(Operation step 2)
In response to the input / instruction, the stitcher automatically operates the <microcomputer> to automatically output the finished dimensions corresponding to the input management number from the "dimension storage device" via the <optical communication connection port>. Take out.
[0043]
(Operation step 3)
Set the tatami floor with the tatami mat temporarily fixed on the frame sewing machine, and press the operation button or the like to start the sewing operation. At this time, the tatami mat is set so that the upper front side is the sewing start side.
[0044]
(Operation step 4)
The sewing machine advances from the home position, and a floor end on the sewing start side is searched for by using a <floor end detection limit switch (floor end detection limit switch 8)>. Then, the position of the sewing machine at the moment when the sewing machine reaches the floor end at the start of sewing is stored (the value indicated by << encoder (rotary encoder 7)> is cleared to 0).
[0045]
(Operation step 5)
After detecting the floor edge at the start of sewing, the sewing machine is further advanced by a predetermined distance, and then the sewing machine is stopped. The reason why the sewing machine is advanced by a certain distance after the floor edge is detected is to secure a certain cutting allowance on the upper front side (referred to as “dropping”) for the flat stab process.
[0046]
(Operation step 6)
The sewing machine starts the sewing operation. Then, first, to prevent the thread from being loosened or unraveled at the start of sewing, "stop sewing" is performed. Furthermore, to sew the tatami table more firmly for the first two or three stitches, "Small needle feed stitching" is performed with the feed interval of the sewing machine reduced, and then the sewing proceeds at a normal sewing feed interval.
[0047]
(Operation step 7)
The <microcomputer> monitors the distance traveled by the sewing machine with the <encoder (rotary encoder 7)>. When the sewing machine reaches a position a certain distance before the sewing end position determined by the finished dimensions, the "microneedle feed" is performed again. Switch to “sew” operation. Then, the sewing proceeds with "small needle feed sewing", and thereafter, when the sewing reaches the sewing end position, "stop sewing" is performed, and the sewing operation ends.
[0048]
(Operation step 8)
Then, the sewing machine is further advanced without performing the sewing operation, and the floor end on the sewing end side is searched by the <floor end detection limit switch>. When the floor end at the sewing end side is detected, the value of <encoder> is cleared to 0 in "(operation step 4)" above. This means the "floor width" itself. Therefore, at this stage, the "floor width of the tatami floor" is known. The <microcomputer> stores and stores the “floor width of the tatami floor” and uses it in the operation after “(operation step 10)” described below.
[0049]
(Operation step 9)
Cut the sewing thread. Then, the sewing machine retreats to the home position. Thereafter, the tatami floor is rotated 180 degrees by the "reversing table (11)" (automatic or manual).
[0050]
With the above, the stitching of the frame portion on one side is completed.
[0051]
(Operation step 10)
Subsequently, in order to perform the stitching of the frame portion on the other side, the sewing machine at the origin position is advanced again to search for the floor end on the sewing start side. Then, the value of <encoder> at the moment when the floor edge is detected is cleared to 0.
[0052]
At this stage, the tatami floor is flipped 180 degrees, and the top and bottom fronts of the tatami are switched, so the sewing start position is different from the position of the first one side from the floor end, It should be noted that the value varies depending on the values of "tatami floor width" and "finished size".
[0053]
In this case, the sewing start position is a position where the sewing machine is advanced until the value indicated by the <encoder> becomes {(floor width of tatami floor) − (finished dimension) − (upper drop width)}. Therefore, the sewing machine is advanced to this position.
[0054]
(Operation step 11)
The sewing machine starts the sewing operation. Then, like "(operation step 6)", after "stop sewing" and "small needle feed sewing", sewing is advanced at a normal sewing machine feed interval.
[0055]
(Operation step 12)
Then, the sewing end position is approached. In this case, the upper front and the lower front are opposite to those of the first side, and the value indicated by the <encoder> is ｛(floor width of the tatami floor). )-(Upper-front dropout width)｝.
[0056]
When approaching the sewing end position, "small needle feed sewing" is performed again. When the sewing end position is reached, "stop sewing" is performed, and the sewing operation is completed.
[0057]
(Operation step 13)
Finally, the sewing thread is cut. Then, the sewing machine retreats to the home position.
[0058]
(Operation step 14)
When the frame stitching operation is completed, the finished dimension corresponding to the next control number is automatically fetched from the “dimension storage device”, and the work following “(operation step 3)” can be continued.
[0059]
(Third embodiment)
FIG. 5 is an operation block diagram of a frame sewing machine according to a third embodiment of the present invention.
[0060]
In the first and second embodiments, a "size storage device", which is another device, stores and manages finished dimensions, and the frame sewing machine transmits the "size storage device" from the "size storage device" via the "communication / input interface". Although the finished dimensions were taken out, as another method, the frame sewing machine itself had sufficient storage memory to store the finished dimensions, and the finished dimensions were directly input from input means such as a keyboard and stored in the storage memory. The data may be stored, and a corresponding finished dimension may be taken out from the stored data. In the third embodiment shown in FIG. 5, the frame sewing machine itself has a sufficient storage memory for storing the finished dimensions, and the finished dimensions are directly input from input means such as a keyboard to store the finished dimensions. This is stored in a memory, and a corresponding finished dimension is taken out of the stored data. In this case, the stitching operation can be performed based on the finished dimensions without an external “size storage device”.
[0061]
(Fourth embodiment)
FIG. 6 is a plan view (a) and a front view (b) of a frame sewing machine according to a fourth embodiment of the present invention.
[0062]
In the fourth embodiment, similarly to the first embodiment, the "hand side" of the tatami mat, that is, the upper front of the tatami mat (side edge on the side in contact with the adjacent tatami mat) is up, and the lower front (the room When the side edge that touches the sill) is down, the frame part on the left and the "hand side", that is, the upper front is up, and the side edge (lower front) that is in contact with the room sill is down This is an example in which a frame portion on the right side is applied to a frame sewing machine that can simultaneously sew each with a different sewing machine.
[0063]
In the first embodiment, in order to determine the sewing start position, the floor end of the tatami floor set on the frame sewing machine is detected by a <floor end detection limit switch> attached to the sewing machine, and the floor end is detected. While the sewing start position and the length to be sewn are controlled based on the position at the moment of detection as a base point, in the fourth embodiment, instead of the <floor end detection limit switch>, the position shown in FIG. 6 is used. As described above, the upper front stoppers 12, 12 which are mechanical members are mounted on the rail base 2, and when the operator sets the tatami floor on the frame sewing machine, the upper front side of the tatami mats exactly with the upper front stoppers 12, 12. It is made to press.
[0064]
In this case, when the operator sets the tatami floor on the frame sewing machine, the upper front side of the tatami mat is pressed tightly against the upper front stoppers 12, 12, so that the mounting position of the upper front stopper 12 and the sewing machines 4, 4 The origin position (the sewing machine origin) is mechanically kept at a constant distance. Therefore, if the sewing machines 4 and 4 are advanced by this distance from the sewing machine origin as a base point, that position is the floor end position of the tatami floor.
[0065]
In this way, the floor end on the sewing start side is detected, and thereafter, the stitches are sewn in the same manner as in the first embodiment.
[0066]
(Fifth embodiment)
In the second embodiment, when the first frame part on the one side is sewn, the “floor width of the tatami floor” is automatically checked, and is used when sewing the frame part on the other side. ing.
[0067]
However, the floor width of tatami floors actually used is limited to several sizes, and when manufacturing tatami mats, tatami floors of the same size are often used successively. Enter the "floor width of the tatami floor" in advance using the keyboard provided as a "means", and determine the "sewing start position" and "the length to be sewn" using that value to operate It is also possible to do this.
[0068]
In this method, especially, the "hand side" of the tatami, that is, the upper front of the tatami is turned up, and when the lower front is turned down, the frame portion on the right side is sewn first, and the "hand side", that is, the upper side This is effective for "hand side" frame stitching, which is to be sewn later when the frame portion on the right side is sewn later when the front is turned up and the lower front is turned down.
[0069]
It is also conceivable that both frames are sewn at the same time with the top and bottom facing down. In such a case, both the "hand side" and the "hand side" can be sewn in this manner.
[0070]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the productivity is improved by reducing the time loss caused by sewing unnecessary parts, and the sewn parts, especially the "stop stitch" parts Can be prevented from being unraveled or loosened due to the cutting of the sewing thread.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view (a) and a front view (b) of a frame sewing machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an operation block diagram of the frame sewing machine according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a plan view (a) and a front view (b) of a frame sewing machine according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an operation block diagram of a frame sewing machine according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an operation block diagram of a frame sewing machine according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view (a) and a front view (b) of a frame sewing machine according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 base 2 rail base 3 guide rod 4 frame stitch sewing machine 5 table 6 sewing machine feed motor 7 rotary encoder (moving distance measuring means)
8 Floor end detection limit switch (floor end position detection means)
9 Tatami floor 10 Table 11 Reversing table 12 Upper front stopper (floor end position detecting means)

Claims

In a stitching process of sewing a tatami table to a frame portion of a tatami floor, a sewing start position and a sewing end position are numerically controlled so that only a necessary portion is stitched according to a length to be stitched. A method of sewing a tatami table to the frame of a tatami floor.

A sewing machine for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor, a sewing machine feed motor for moving the sewing machine forward and backward along the frame portion, and a floor end position detection for detecting at least a floor end position of a tatami floor at a sewing start side. Means, a moving distance measuring means for measuring a moving distance when the sewing machine is run, and a finished size of a tatami mat to be manufactured using the tatami mat and a detected floor end position of the sewing start side are measured. And a control device for controlling a stitching operation and a running operation of the sewing machine based on the moving distance.

3. The apparatus for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor according to claim 2, wherein the control device controls a frame stitching operation and a traveling operation by setting a distance substantially equal to the finished dimension as a length to be stitched.

The control device controls the frame stitching operation and the running operation by setting a position advanced by a predetermined dimension from the detected floor end position on the sewing start side as a position at which the sewing machine should start a sewing operation. Sewn a tatami table on the frame of the tatami floor.

The control device causes the sewing machine to start a sewing operation at a position advanced by a predetermined dimension from the detected floor end position on the sewing start side, and further advanced from the position by a distance substantially equal to the finished dimension. 4. The device for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor according to claim 3, which ends the sewing operation.

The control device causes the sewing machine to move forward without performing the frame stitching operation, and causes the floor end position on the sewing start side to be detected by the floor end position detecting means, and further from the detected floor end position on the sewing start side. After the sewing machine is moved forward by a predetermined distance, the sewing operation is started, and the sewing machine is moved forward while performing the sewing operation until the sewing machine reaches a distance substantially equal to the finished dimension. 3. The apparatus for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami mat floor according to claim 2.

3. A frame portion of a tatami floor according to claim 2, further comprising means for extracting a finished dimension of the tatami mat to be manufactured using the tatami floor from the dimension data stored in another device via a communication / input medium. A device for sewing tatami mats.

3. The frame portion of a tatami floor according to claim 2, further comprising means for directly inputting and storing the dimensional data, and extracting a finished dimension of the tatami mat to be manufactured using the tatami floor from the input and stored dimensional data. For sewing tatami mats to

3. The apparatus for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor according to claim 2, wherein the sewing machines are arranged at both ends of the base, and the frame portions on both sides of the tatami floor are simultaneously sewn.

The sewing machine is arranged on one side of the base, a reversing table is arranged at the center of the table on which the tatami floor is placed, and after sewn the frame part on one side, the tatami floor is rotated 180 degrees by the reversing table, 3. The apparatus for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor according to claim 2, wherein the other frame portion is sewn.

The apparatus for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami floor according to claim 9 or 10, wherein a limit switch, a photoelectric sensor, or the like is attached to the sewing machine as the floor end position detecting means.

10. The apparatus for sewing a tatami mat on a frame portion of a tatami mat floor according to claim 9, wherein an upper front stopper is attached to the rail base as the floor end position detecting means.

A limit switch or a photoelectric sensor or the like is attached to the sewing machine as the floor end position detecting means, and the control means starts sewing detected by the limit switch or the photoelectric sensor when the one side of the frame is sewn. The "floor width of tatami floor" calculated from the floor end position on the side and the floor end position on the sewing end side is used to determine the sewing start position and the sewing end position when the other side of the frame is sewn. An apparatus for sewing a tatami table to a frame portion of a tatami floor according to claim 10.

11. The tatami floor frame according to claim 10, wherein the control means uses a previously input "tatami floor floor width" to determine a sewing start position and a sewing end position when the other frame portion is sewn. A device to sew a tatami mat on a part.

3. The tatami mat according to claim 2, wherein the control means uses a previously input "floor width of the tatami floor" to determine a sewing start position and a length to be sewn, and controls a sewn operation and a running operation. A device to sew a tatami mat on the floor frame.