JP3577704B2 - 時刻認証方法 - Google Patents
時刻認証方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3577704B2 JP3577704B2 JP2000142569A JP2000142569A JP3577704B2 JP 3577704 B2 JP3577704 B2 JP 3577704B2 JP 2000142569 A JP2000142569 A JP 2000142569A JP 2000142569 A JP2000142569 A JP 2000142569A JP 3577704 B2 JP3577704 B2 JP 3577704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- encrypted
- time
- processing unit
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Multi Processors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,コンピュータが処理可能な符号化された文書を作成した後,ある特定の時刻になるまでは他の者に文書の内容を公開しないで,かつその特定の時刻に達した後にはその暗号化された文書を有するものは復号化してその内容を見ることができるようにする場合に好適な時刻認証方法に関するものである.
【0002】
【従来の技術】
従来は,コンピュータが処理可能な符号化された文書に関しては,暗号化技術を応用して,文書の内容が改ざんされていないことや文書の送付者が特定の者であることを認証するシステムがあった.また,時刻認証方法に関しては,特定時刻と現在時刻の比較をサーバシステムで実施する方法が特許申請(特願平11−374596)されている.
文献名:岡本龍明著:「暗号と情報セキュリティ」,日経BP社,p.172,1998.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
コンピュータが処理可能な符号化された文書を種々の暗号化技術を応用して受け渡すシステムでは,文書の内容が改ざんされていないことや特定の者が本人であることを認証することはできるが,時刻を認証することはできないという欠点があった.特定時刻と現在時刻の比較をサーバシステムで実施する特許(特願平11−374596)の方法では,サーバシステムの処理が複雑になり,クライアントシステムとサーバシステムとの交信方法も複雑になるという欠点があった.
【0004】
【課題を解決するための手段】
したがって本発明の目的は,これらの問題を解決するために,インターネットなどのコンピュータネットワーク上での文書の受け渡しにおいて,コンピュータが処理可能な符号化された文書を作成し,暗号化した後,ある特定の時刻になるまでは他の者は暗号化された文書を復号化できないようにし,かつその特定の時刻に達した後にはその暗号化された文書を有する者は復号化してその内容を見ることができるようにする場合において,特定時刻と現在時刻の比較を容易にする時刻認証機能を設けることにある.
このような目的を達成するために,本発明は,コンピュータネットワークに接続されたクライアントシステム側で時刻の認証ができるようにしたことに特徴がある.
【0005】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態を図面により説明する.
図1は,本発明による時刻認証方法の実施の形態であるコンピュータシステムの構成を示すものである.情報暗号化処理部(5)と送信情報暗号化処理部(6)を含む送信側クライアントシステム(1)と,特定時刻暗号化処理部(7)と現在時刻暗号化処理部(8)を含むサーバシステム(2)と,送信情報復号化処理部(9)と情報復号化処理部(10)を含む受信側クライアントシステム(3)から構成される.
図2は,本発明による時刻認証方法の実施の形態であるコンピュータネットワークシステムの構成を示すものである.図1に示した構成のコンピュータシステムである送信側クライアントシステ厶(1)とサーバシステム(2)と受信側クライアントシステム(3)とコンピュータネットワーク(4)から構成される.
図3は,ある特定の時刻になるまでは他の者に文書の内容を公開しないで,かつその特定の時刻に達した後にはその暗号化された文書を有するものは復号化してその内容を見ることができるようにする場合の,図2の送信側クライアントシステム(1)とサーバシステム(2)と受信側クライアントシステム(3)の動作の詳細なフローを示すものである.
図3に示すように,まず,送信側クライアントシステム(1)のステップ31において,情報を受信側クライアントシステムの有する公開鍵暗号方式における公開鍵を用いて情報暗号化処理部で暗号化する.
次に送信側クライアントシステム(1)のステップ32において,特定時刻をサーバシステムの有する公開鍵暗号方式における公開鍵を用いて送信情報暗号化処理部で暗号化し,サーバシステムに送付する.
次にサーバシステム(2)のステップ33において,この送付された暗号化された特定時刻をサーバシステムの有する公開鍵暗号方式における秘密鍵を用いて特定時刻暗号化処理部で復号化し,新たにこの特定時刻をサーバシステ厶で共通鍵暗号方式における共通秘密鍵で暗号化して,送信側クライアントシステムに送付する.
次に送信側クライアントシステム(1)のステップ34において,この暗号化された特定時刻と情報暗号化処理部で暗号化された情報をサーバシステムの指定する公開鍵暗兮方式における公開鍵を用いて送信情報暗号化処理部で暗号化し,受信側クライアントシステムに送付する.
次に受信側クライアントシステム(3)のステップ35において,特定時刻に達した時に,送信情報復号化処理部において,サーバシステムに現在時刻の送付を要求する.
次にサーバシステム(2)のステップ36において,現在時刻を共通鍵暗号方式における共通秘密鍵で暗号化して受信側クライアントシステム(3)に送付する.
次に受信側クライアントシステム(3)のステップ37において,まずステップ34で暗号化された情報をサーバシステムの指定する公開鍵暗号方式における秘密鍵を用いて一時的に復号化し,次にステップ33で暗号化された特定時刻とステップ36で暗号化された現在時刻を共通鍵暗号方式における共通秘密鍵を用いて送信情報復号化処理部で一時的に復号化し,特定時刻が現在時刻を過ぎていれば,ステップ34で特定時刻といっしょに暗号化されていた最初にステップ31で暗号化された情報を出力する。もし,特定時刻が現在時刻を過ぎていなければ,一時的に復号化された情報を破棄する.なお,ステップ37は,送信情報復号化処理部(9)の処理であるが,サーバシステムの指定する公開鍵暗号方式における秘密鍵と共通鍵暗号方式における共通秘密鍵が外部に漏れることがあってはならないため,内部に暗号処理を内蔵したICカードを用いる.
次に受信側クライアントシステム(3)のステップ38において,最初に暗号化された情報を受信側クライアントシステムの有する公開鍵暗号方式における秘密鍵を用いて情報復号化処理部で復号化する.
以上の手順を経ることにより,特定時刻と現在時刻の比較をクライアントシステム側で行うような時刻認証方法が実現できる。
なお,本発明の実施例には第4図に示すような変形例が考えられる。
第4図は,第3図のステップ31において受信側クライアントシステムの有する公開鍵暗号方式における公開鍵を用いて情報の暗号化を行っていたものを,そのかわりに送信側クライアントシステムの有する公開鍵暗号方式における秘密鍵を用いて情報の暗号化を行う例である。通常は送信側クライアントシステムから特定の1つの受信側クライアントシステムに情報を渡す場合に受信側クライアントシステムの有する公開鍵暗号方式における公開鍵を用いて情報の暗号化を行うのが安全であるが,本方式では,ステップ38において送信側クライアントシステムの有する公開鍵暗号方式における公開鍵を用いて復号化するので,ステップ34において暗号化された情報を任意の受信側クライアントシステムに配布することができるため,情報を渡す受信側クライアントシステムが複数の場合に本方式が便利である.
【0006】
【発明の効果】
以上に述べた実施の形態からもわかるように,本発明によれば,従来,コンピュータが処理できるように符号化された情報に関して,特定の時刻以降にのみその情報を見ることができるようにするようにコンピュータネットワークに接続されたコンピュータを用いて時刻を認証する方法ではサーバシステム側で特定時刻と現在時刻の比較を行うために処理が複雑になるという欠点があったが,特定時刻と現在時刻の比較をクライアントシステム側で行えるようにすることにより,その処理を簡単化することができる.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すコンピュータシステムの構成図
【図2】送信側クライアントシステムとサーバシステムと受信側クライアントシステムをコンピュータネットワークを介して接続した本発明の実施の形態を示す構成図
【図3】図2の送信側クライアントシステムとサーバシステムと受信側クライアントシステムの動作の詳細なフロー図
【図4】図2の送信側クライアントシステムとサーバシステムと受信側クライアントシステムの動作の他の詳細なフロー図
【符号の説明】
1 送信側クライアントシステム
2 サーバシステム
3 受信側クライアントシステム
4 コンピュータネットワーク
5 情報暗号化処理部
6 送信情報暗号化処理部
7 特定時刻暗号化処理部
8 現在時刻暗号化処理部
9 送信情報復号化処理部
10 情報復号化処理部.
Claims (1)
- コンピュータが処理できるように符号化された情報および複数のコンピュータがネットワークで接続されたクライアント/サーバシステムに関して,前記情報を暗号化する情報暗号化処理部(5)と,特定時刻を特定時刻暗号化処理部(7)へ送付したのちに特定時刻暗号化処理部(7)から受け取った暗号化された前記特定時刻および前記情報暗号化処理部(5)で暗号化された情報をいっしょに暗号化して受信側クライアントシステム(3)に送信する送信情報暗号化処理部(6)とを有する送信側クライアントシステム(1)と,
前記送信情報暗号化処理部(6)から送付された特定時刻を暗号化して送信情報暗号化処理部(6)へ返送する特定時刻暗号化処理部(7)と,現在時刻を暗号化して受信側クライアントシステム(3)に送付する現在時刻暗号化処理部(8)とを有するサーバシステム(2)と,
前記特定時刻暗号化処理部(7)および前記送信情報暗号化処理部(6)で暗号化された特定時刻および前記現在時刻暗号化処理部(8)で暗号化された現在時刻を一時的に復号化し,特定時刻と現在時刻とを比較して現在時刻が特定時刻を越えている場合に前記送信情報暗号化処理部(6)で暗号化された情報を復号化する送信情報復号化処理部(9)と,前記情報暗号化処理部(5)で暗号化された情報を前記送信情報復号化処理部(9)から受け取って復号化する情報復号化処理部(10)とを有する受信側クライアントシステム(3)と,
がコンピュータネットワーク(4)で接続されたシステムであって,現在時刻が特定時刻を過ぎるまでは送信側クライアントシステム(1)の情報暗号化処理部(5)で暗号化された情報が受信側クライアントシステム(3)の情報復号化処理部(10)において復号化されることがないことを特徴とするシステム.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000142569A JP3577704B2 (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 時刻認証方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000142569A JP3577704B2 (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 時刻認証方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001290784A JP2001290784A (ja) | 2001-10-19 |
JP3577704B2 true JP3577704B2 (ja) | 2004-10-13 |
Family
ID=18649505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000142569A Expired - Fee Related JP3577704B2 (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 時刻認証方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3577704B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001189718A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-10 | Eiichi Masai | 期日指定文書の作製方法及びその作製装置、並びに期日指定文書の作製プログラムを記録した記録媒体 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000142569A patent/JP3577704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001290784A (ja) | 2001-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6535980B1 (en) | Keyless encryption of messages using challenge response | |
US7688975B2 (en) | Method and apparatus for dynamic generation of symmetric encryption keys and exchange of dynamic symmetric key infrastructure | |
CN110535868A (zh) | 基于混合加密算法的数据传输方法及系统 | |
JP2000165373A (ja) | 暗号装置、暗号通信システム及び鍵復元システム並びに記憶媒体 | |
CN101695038A (zh) | 检测ssl加密数据安全性的方法及装置 | |
US7660987B2 (en) | Method of establishing a secure e-mail transmission link | |
CN100566337C (zh) | 增强无线局域网安全的方法 | |
TW201537937A (zh) | 統一身份認證平臺及認證方法 | |
CN114650173A (zh) | 一种加密通讯方法及系统 | |
CN112532648A (zh) | 一种基于混合密码体制的安全访问方法及系统 | |
US7360238B2 (en) | Method and system for authentication of a user | |
US20020184501A1 (en) | Method and system for establishing secure data transmission in a data communications network notably using an optical media key encrypted environment (omkee) | |
JP3577704B2 (ja) | 時刻認証方法 | |
JP2001111539A (ja) | 暗号鍵生成装置および暗号鍵伝送方法 | |
JP3572576B2 (ja) | 時刻認証方法 | |
JP3176610B2 (ja) | パスワード管理方式 | |
CN114531235B (zh) | 一种端对端加密的通信方法及系统 | |
JP3725020B2 (ja) | 電子データの内容証明方法及びそのシステム | |
CN112702420B (zh) | 线上和线下数据交互的处理方法及系统 | |
JPH1083138A (ja) | データ伝送方法 | |
JPS62216447A (ja) | メツセ−ジ認証通信方式 | |
JPH09130376A (ja) | 利用者パスワード認証方法 | |
JPH1056447A (ja) | 非対称ネットワークシステムによる情報暗号化提供方法 | |
JPH0373633A (ja) | 暗号通信方式 | |
JPH11203222A (ja) | 暗号通信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20031014 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040506 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |