JP3577145B2 - Hard coat film - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗菌性を有するハードコートフィルムに関するものであって、詳しくはメンブレンスイッチ、フラットパネルディスプレイ、ディスプレイ画面が透視できる若しくはペン入力タイプのタッチパネル等の表面基材に適する抗菌性を有するハードコートフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、種々の機器の操作パネルにメンブレンスイッチが使用されている。かかるメンブレンスイッチを操作する際、その表面に細菌等が繁殖していると、病気に感染する可能性が高くなる。特に家庭用のシャワートイレ、電子レンジ、洗濯機等の操作パネル上では、菌が付着する可能性が高く、適度な温湿度等の菌が繁殖しやすい環境が揃っていることが多い。
【0003】
また、メンブレンスイッチは、コピー機やエアコンスイッチ等の不特定多数の人間が操作する機器にも数多く使用されており、このような機器においては、なお菌が付着する可能性が高くなる。
【0004】
さらに、最近は病院内でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)等の細菌が感染する院内感染が問題になっている。かかる細菌の感染を防止するためには、操作パネル上での細菌の繁殖を防止する必要がある。
【0005】
一方、従来の抗菌性フィルムは、樹脂に抗菌剤を均一に混入したものをフィルム状に成型するようにしていたため(実開平7−9952号等)、安定した抗菌性能を発揮することができなかった。
【0006】
特に、かかる抗菌性フィルムを不特定多数の人間が種々の態様で使用するメンブレンスイッチ等の用途に使用した場合、耐スクラッチ性、耐摩耗性等がないことに起因して、いとも簡単に傷がつき、スイッチ等の表面外観を著しく損ねてしまうという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、耐スクラッチ性、耐摩耗性等のいわゆるハードコート材料たる性能を維持しつつ、さらに安定した抗菌性能を発揮できるハードコートフィルムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のハードコートフィルムは、プラスチックフィルムの片面若しくは両面に、JIS−B0601におけるRaが0.1〜3.0μmであって、かつJIS−K5400における鉛筆硬度がH以上である抗菌性を有する硬化型樹脂層を有してなることを特徴とするものである。
【0009】
特に、当該硬化型樹脂層が少なくとも光重合性プレポリマー、光重合性モノマー、光重合開始剤及び抗菌剤により形成された層であることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のハードコートフィルムについて詳述する。
【0011】
プラスチックフィルムは支持体としての機能を有するものであれば何れのものも使用でき、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、アクリル、トリアセテート等からなるフィルム若しくはシートが挙げられる。この中でも延伸加工、特に二軸延伸されたものは機械的強度、寸法安定性が向上されるので好ましい。厚さは適用される材料に対して適宜選択することができるが、一般的には25〜250μmである。
【0012】
プラスチックフィルムの片面若しくは両面に形成される硬化型樹脂層は、塗膜に耐スクラッチ性、抗菌性を付与する役割を有する。
【0013】
このような抗菌性を有する硬化型樹脂層は、主として熱硬化型樹脂または電離放射線硬化型樹脂からなる高分子バインダー及び抗菌性金属イオンを含有する抗菌剤により形成される。
【0014】
特に、本発明においては、有効に抗菌性能を発揮させるために抗菌剤を含む硬化型樹脂層表面のRaを一定の範囲内に調整している。これについては後述する。
【0015】
熱硬化性樹脂としては、オルガノポリシロキサン系、メラミン系、ポリウレタン系等の樹脂が使用可能であるが、特に作業環境性、生産性の観点から電離放射線硬化型樹脂を使用するのが好ましい。
【0016】
電離放射線硬化型樹脂は、少なくとも電子線あるいは紫外線照射により硬化される樹脂を含有する塗料から形成される。具体的には、光重合性プレポリマー、光重合性モノマー、光重合開始剤を含有し、更に必要に応じて増感剤、非反応性樹脂、レベリング剤等の添加剤、溶剤を含有するものである。
【0017】
光重合性プレポリマーは、その構造、分子量が電離放射線硬化型塗料の硬化に関係し、電離放射線硬化型樹脂の接着性、硬度、耐クラック性等の特性を定めるものである。光重合性プレポリマーは骨格中に導入されたアクリロイル基が電離放射線照射されることにより、ラジカル重合する。ラジカル重合により硬化するものは硬化速度が速く、樹脂設計の自由度も大きいため、特に好ましい。
【0018】
光重合性プレポリマーとしては、アクリロイル基を有するアクリル系プレポリマーが特に好ましく、1分子中に2個以上のアクリロイル基を有し、3次元網目構造となるものである。アクリル系プレポリマーとしては、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、メラミンアクリレート、ポリエステルアクリレート等が使用できる。
【0019】
光重合性モノマーは、高粘度の光重合性プレポリマーを希釈し、粘度を低下させ、作業性を向上させるために、また、架橋剤として塗膜強度を付与するために使用される。
【0020】
光重合性モノマーとしては、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート等の単官能アクリルモノマー、1、6−ヘキサジオールアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ヒドロキシパビリン酸エステルネオペンチルグリコールアクリレート等の2官能アクリルモノマー、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリメチルプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート等の多官能アクリルモノマー等の1種若しくは2種以上が使用される。
【0021】
また、光重合性モノマーの混合量が多くなると塗膜は必要以上に硬くなるため、所望の硬度、あるいは所望の可撓性が得られるよう、混合割合は適宜選択するとよい。例えば、本発明のハードコートフィルムを屈曲部分に使用する場合は、可撓性に優れた熱硬化性、熱可塑性アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の非反応性樹脂を混合することにより、硬度を調節することができる。
【0022】
光重合開始剤は、電離放射線の照射によりアクリロイル基の反応を短時間で開始させ、反応を促進させるために添加され、触媒的な作用を有するものである。光重合開始剤は、特に紫外線照射により硬化を行なう場合に必要とされ、高いエネルギーの電子線を照射する時には必要としない場合もある。光重合開始剤の種類としては、開裂することによりラジカル重合させるもの、水素を引き抜くことによりラジカル重合させるもの、あるいはイオンを発生させることによりカチオン重合させるものがある。
【0023】
光重合開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテル系、ケタール系、アセトフェノン系、チオキサントン系等のラジカル型光重合開始剤、ジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩等や複合系のカチオン型光重合開始剤が挙げられ、これらの1種あるいは2種以上が使用できる。光重合開始剤は樹脂固型分に対して2〜10重量%、好ましくは3〜6重量%混合して使用する。
【0024】
電離放射線硬化型塗料を硬化させるには、電子線あるいは紫外線を照射する。
【0025】
電子線を照射する場合、走査型あるいはカーテン型の電子線加速器を用い、加速電圧1000keV以下、好ましくは100〜300keVのエネルギーを有し、100nm以下の波長領域の電子線を照射して行うことができる。
【0026】
紫外線を照射する場合、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、メタルハライドランプ等を用い、100〜400nm、好ましくは200〜400nmの波長領域で、50〜300kcal/molのエネルギーを有する紫外線を照射する。
【0027】
本発明で用いる抗菌剤としては、金、銀、銅、亜鉛、鉛、白金、アンチモン、ニッケル、アルミニウム、カドミウム、マンガン等の少なくとも一種の金属イオンを保持したゼオライト系固体粒子又はこれら金属イオンに配位してなる金属錯体を担持させた固体粒子等が挙げられる。特に人体への安全性を考慮して、銀イオン又は銀錯塩含有のゼオライトが好ましい。
【0028】
抗菌剤の形状は粒子状、特に球状に近いものが好ましい。硬化型樹脂層表面に均一な表面凹凸を付与するためである。
【0029】
なお、本発明においては抗菌剤を含む硬化型樹脂層の表面凹凸状態が制御されていることを要する。即ち、硬化型樹脂層のJIS−B0601におけるRaが0.1〜3.0μmの範囲に、好ましくは0.3〜1.5μmの範囲に、さらに好ましくは0.5〜1.0μmの範囲が好適である。
【0030】
このようにRaを一定範囲内にすることにより、抗菌性能を有効に発揮できる程度に抗菌剤を硬化型樹脂層表面に突出させることができる。
【0031】
このような範囲としたのは、Raが著しく小さいと、換言すれば0.1μm未満だと抗菌剤が硬化型樹脂層中に完全に埋まってしまい抗菌効果を発揮できず、一方、Raがあまりに大きすぎると、換言すれば3.0μmを超えると抗菌剤が硬化型樹脂層表面から飛び出す比率が増加し、少々の摩擦等により容易に欠落してしまうからであり、また使用に耐えうるだけのハードコート性能、即ち後述する鉛筆硬度でH以上が得られないからである。特にRaを0.5〜1.0μmの範囲に調整することにより、透明タッチパネル等に使用可能な透明性硬化型樹脂層を得ることが可能である。
【0032】
抗菌剤の平均粒径は、0.1〜50μm、好ましくは1〜20μmのものが使用できる。0.1μm未満だと抗菌剤が塗膜に埋まってしまい抗菌効果を発揮できず、一方、50μmを超えると塗膜中の抗菌剤の占める割合が多くなり、硬度が低下してしまうからである。
【0033】
抗菌剤の添加量は、樹脂全重量に対して、0.1〜30重量%の範囲、好ましくは2〜20重量%の範囲である。0.1重量%未満だと樹脂塗膜中の抗菌剤が疎になりすぎ、十分な抗菌性能が得られず、一方、30重量%を超えると樹脂塗膜中の抗菌剤が占める割合が高くなり、耐スクラッチ性、耐摩耗性等の性能が低下してしまうからである。
【0034】
なお、耐スクラッチ性、耐摩耗性等のいわゆるハードコート材料たる性能を得るためには、硬化型樹脂層の硬度がJIS−K5400における鉛筆硬度で少なくともH以上、好ましくは2H以上は必要である。特に耐スクラッチ性、耐摩耗性、折曲性の観点から2H〜5Hがより好ましい。前述のRaが3.0μmを越えると当該樹脂層の鉛筆硬度がH未満となって、傷がつきやすくなり、表面基材として使用する際の表面外観を著しく損なうこととなる。
【0035】
このような組成の硬化型樹脂層を形成するには、電離放射線硬化型樹脂を用いた場合、抗菌剤を含有する電離放射線硬化型樹脂塗料をプラスチックフィルムに塗布し、電子線あるいは紫外線を照射して形成する。
【0036】
電離放射線硬化塗料をプラスチックフィルムに塗布するには、通常の塗布方法、例えば、バー、ブレード、グラビア、スピン、スプレー等のコーティング法により行うことができる。
【0037】
電離放射線硬化塗料に電子線あるいは紫外線を照射して硬化する場合、酸素の存在及び塗膜の厚さが硬化と密接に関係する。電離放射線が照射されて発生したラジカルは酸素を補足するため、硬化を抑制してしまう。このため、塗膜の厚さが薄いと、塗膜体積に占める表面積が大きくなり、空気中の酸素により硬化阻害を受けやすい。また、塗膜の厚さが厚いと、電離放射線が内部まで透過しにくく、表面が硬化しても、内部の硬化が十分でなく、塗布界面の未硬化部分の存在のため、硬化型樹脂層とプラスチックフィルムとの密着不良を生じてしまう。このような硬化阻害、未硬化を防止するため、特に電子線照射の場合はN2 ガス等の不活性ガス下で照射を行うことができる。また、塗膜の厚さを調整し、硬化速度の速い光重合性プレポリマー、光重合性モノマーを選択し、光重合開始剤の混合量を増加することにより硬化阻害を防止することができる。
【0038】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、「部」、「%」は特記しない限り、重量基準である。また、Raは中心線平均表面粗さを表す。
【0039】
[実施例1]
厚さ125μmのポリエステルフィルム上に、下記の組成からなる硬化型樹脂層用塗工液をメイヤーバーにて塗布し、150℃で十分に硬化させ、JIS−B0601におけるRaが0.5μmで、厚さ4μmの硬化型樹脂層を有するハードコートフィルムを得た。
【0040】
・オルガノポリシロキサン系樹脂 77.2部
(SiコートA2:大八化学工業社)
・抗菌剤 1.8部
(ゼオミックAW10D、粒径2μm:シナネン社)
・メチルエチルケトン 21.0部
【0041】
[実施例2]
実施例1のゼオミックAW10Dの代わりに、シルウエルB03(富士シリシア化学社)を用いた他は、実施例1と同様にしてJIS−B0601におけるRaが0.5μmで、厚さ4μmの硬化型樹脂層を有するハードコートフィルムを得た。
【0042】
[実施例3]
実施例1の塗工液の代わりに、下記の組成からなる硬化型樹脂層用塗工液を用い、他は実施例1と同様にして、JIS−B0601におけるRaが1.0μmで、厚さ4μmの硬化型樹脂層を有するハードコートフィルムを得た。
【0043】
・アクリルポリオール 31.0部
(アクリディックA801P :大日本インキ化学工業社)
・ポリイソシアネート 12.5部
(バーノックDN950:大日本インキ化学工業社)
・抗菌剤 1.8部
(ゼオミックAW10D、粒径約2μm:シナネン社)
・メチルエチルケトン 26.9部
・トルエン 26.9部
【0044】
[実施例4]
厚さ125μmのポリエステルフィルムの片面に、下記の組成の抗菌剤含有の樹脂塗料を作製して、メイヤーバーにて塗布し、紫外線照射装置にて2〜3秒紫外線を照射して、JIS−B0601におけるRaが0.3μmで、厚さ4μmの硬化型樹脂層を有するハードコートフィルムを得た。
【0045】
・脂環式エポキシ樹脂 23.1部
(オプトマーKR550:旭電化工業社)
・抗菌剤 1.8部
(シルウエルB03:富士シリシア化学社)
・メチルエチルケトン 37.5部
・トルエン 37.5部
【0046】
[実施例5]
厚さ125μmのポリエステルフィルム上に、下記の組成からなる硬化型樹脂層用塗工液をメイヤーバーにて塗布し、紫外線照射装置にて2〜3秒紫外線を照射して、Raが0.2μmで、厚さ4μmの硬化型樹脂層を有するハードコートフィルムを得た。
【0047】
・多官能アクリレート 29.0部
(アロニックス3700:東亜合成社)
・抗菌剤 1.8部
(ゼオミックAW10D、粒径2μm:シナネン社)
・メチルエチルケトン 34.6部
・トルエン 34.6部
【0048】
[比較例1]
抗菌剤の量を2倍にし、Raが0.05μmで、塗膜厚を20μmにすることにした以外は、実施例1と同様にしてハードコートフィルムを得た。
【0049】
[比較例2]
塗膜厚を薄くすることにより、Raが4.1μm以上になるようにした以外は、実施例1と同様にしてハードコートフィルムを得た。
【0050】
実施例1〜5、比較例1〜2で得たハードコートフィルムについて、以下の評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0051】
「抗菌性」は、各ハードコートフィルムに、大腸菌液(10万個/ml)及び黄色ブドウ球菌液(10万個/ml)を1ml滴下し、35℃で24時間培養した。その後、菌液を生理食塩水で洗い流し、この液について存在する大腸菌数及び黄色ブドウ球菌数を測定した。
【0052】
「鉛筆硬度」は、JIS−K5400における鉛筆引っかき試験に準じ、ヘイドン−14(新東科学社)を使用して測定した。
【0053】
「Ra」は、JIS−B0601における表面粗さ測定に準じ、サーフィコーダーSE−3C(小坂研究所社)を使用して測定した。
【0054】
【表1】
【0055】
表1より、実施例1〜5のハードコートフィルムについては、硬度、抗菌性とも良好であるが、比較例1については、黄色ブドウ球菌に対する効果があまり発揮されていない。比較例2については、実施例1より塗膜厚が薄くなっているので、必然的に塗膜中の抗菌剤の占める割合が多くなり、その結果Raが大きくなっている。つまり樹脂の占める割合が少なくなっているので硬度が低下している。
【0056】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかなように、本発明によれば、抗菌剤を含有する硬化型樹脂層表面のRaを制御することで、安定した抗菌性能を発揮できるハードコートフィルムを提供することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hard coat film having antibacterial properties, and in particular, a hard coat film having antibacterial properties suitable for a surface substrate such as a membrane switch, a flat panel display, a display screen which can be seen through or a pen input type touch panel. About the film.
[0002]
[Prior art]
In recent years, membrane switches have been used for operation panels of various devices. When operating such a membrane switch, if bacteria and the like proliferate on the surface thereof, the possibility of infection with a disease increases. In particular, on an operation panel of a home shower toilet, a microwave oven, a washing machine, or the like, there is a high possibility that bacteria are likely to adhere, and an environment in which bacteria such as moderate temperature and humidity easily propagate is often provided.
[0003]
Further, the membrane switch is also used in a large number of devices operated by an unspecified number of people, such as a copier and an air conditioner switch. In such a device, the possibility of bacteria being attached is still high.
[0004]
Furthermore, recently, nosocomial infection, in which bacteria such as MRSA (methicillin-resistant Staphylococcus aureus) infect hospitals, has become a problem. In order to prevent such bacterial infection, it is necessary to prevent the growth of bacteria on the operation panel.
[0005]
On the other hand, the conventional antibacterial film is not able to exhibit stable antibacterial performance because a film obtained by uniformly mixing an antibacterial agent into a resin is molded into a film shape (Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 7-9952). Was.
[0006]
In particular, when such an antibacterial film is used in applications such as a membrane switch used by an unspecified number of people in various modes, scratches are easily caused due to lack of scratch resistance, abrasion resistance and the like. In addition, there is a disadvantage that the surface appearance of a switch or the like is significantly impaired.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, an object of the present invention is to provide a hard coat film that can exhibit more stable antibacterial performance while maintaining the performance as a so-called hard coat material such as scratch resistance and abrasion resistance.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The hard coat film of the present invention has an antibacterial property in which Ra in JIS-B0601 is 0.1 to 3.0 μm and pencil hardness in JIS-K5400 is H or more on one or both sides of the plastic film. It has a mold resin layer.
[0009]
In particular, it is desirable that the curable resin layer is a layer formed of at least a photopolymerizable prepolymer, a photopolymerizable monomer, a photopolymerization initiator, and an antibacterial agent.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the hard coat film of the present invention will be described in detail.
[0011]
Any plastic film can be used as long as it has a function as a support, and examples thereof include films or sheets made of polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, polycarbonate, acryl, triacetate, and the like. Of these, stretching, particularly biaxially stretching, is preferred because mechanical strength and dimensional stability are improved. The thickness can be appropriately selected depending on the material to be applied, but is generally 25 to 250 μm.
[0012]
The curable resin layer formed on one or both surfaces of the plastic film has a role of imparting scratch resistance and antibacterial property to the coating film.
[0013]
Such a curable resin layer having antibacterial properties is formed mainly of a polymer binder composed of a thermosetting resin or an ionizing radiation curable resin and an antibacterial agent containing an antibacterial metal ion.
[0014]
In particular, in the present invention, Ra on the surface of the curable resin layer containing an antibacterial agent is adjusted within a certain range in order to effectively exhibit antibacterial performance. This will be described later.
[0015]
As the thermosetting resin, an organopolysiloxane-based resin, a melamine-based resin, a polyurethane-based resin, or the like can be used, but it is preferable to use an ionizing radiation-curable resin from the viewpoint of working environment and productivity.
[0016]
The ionizing radiation-curable resin is formed from a paint containing at least a resin that is cured by irradiation with an electron beam or ultraviolet rays. Specifically, it contains a photopolymerizable prepolymer, a photopolymerizable monomer, and a photopolymerization initiator, and further contains a sensitizer, a non-reactive resin, an additive such as a leveling agent, and a solvent as necessary. It is.
[0017]
The structure and molecular weight of the photopolymerizable prepolymer relate to the curing of the ionizing radiation-curable coating material, and determine the properties of the ionizing radiation-curable resin, such as adhesiveness, hardness, and crack resistance. The photopolymerizable prepolymer undergoes radical polymerization when the acryloyl group introduced into the skeleton is irradiated with ionizing radiation. Those cured by radical polymerization are particularly preferred because they have a high curing rate and a high degree of freedom in resin design.
[0018]
As the photopolymerizable prepolymer, an acrylic prepolymer having an acryloyl group is particularly preferable, and an acrylic prepolymer having two or more acryloyl groups in one molecule and having a three-dimensional network structure is preferable. As the acrylic prepolymer, urethane acrylate, epoxy acrylate, melamine acrylate, polyester acrylate and the like can be used.
[0019]
The photopolymerizable monomer is used for diluting a high-viscosity photopolymerizable prepolymer, lowering the viscosity and improving workability, and for imparting coating strength as a crosslinking agent.
[0020]
Examples of the photopolymerizable monomer include monofunctional acrylic monomers such as 2-ethylhexyl acrylate, 2-hydroxyethyl acrylate, 2-hydroxypropyl acrylate, and butoxyethyl acrylate, 1,6-hexadiol acrylate, neopentyl glycol diacrylate, and hydroxypropyl acrylate. One or two or more of bifunctional acrylic monomers such as biphosphate neopentyl glycol acrylate, and polyfunctional acrylic monomers such as dipentaerythritol hexaacrylate, trimethylpropane triacrylate, and pentaerythritol triacrylate are used.
[0021]
In addition, when the mixing amount of the photopolymerizable monomer increases, the coating film becomes harder than necessary. Therefore, the mixing ratio may be appropriately selected so as to obtain a desired hardness or a desired flexibility. For example, when the hard coat film of the present invention is used for a bent portion, the hardness is adjusted by mixing a non-reactive resin such as a thermosetting resin having excellent flexibility, a thermoplastic acrylic resin, or an epoxy resin. be able to.
[0022]
The photopolymerization initiator is added to start the reaction of the acryloyl group in a short time by irradiation with ionizing radiation and promote the reaction, and has a catalytic action. The photopolymerization initiator is required particularly when curing is performed by ultraviolet irradiation, and may not be required when irradiating a high energy electron beam. Types of photopolymerization initiators include those that undergo radical polymerization by cleavage, those that undergo radical polymerization by extracting hydrogen, and those that undergo cationic polymerization by generating ions.
[0023]
Examples of the photopolymerization initiator include, for example, benzoin ether-based, ketal-based, acetophenone-based, thioxanthone-based radical-type photopolymerization initiators, diazonium salts, diaryliodonium salts, triarylsulfonium salts, and the like, or composite cationic photopolymerization. Examples of the initiator include one or more of these. The photopolymerization initiator is used in a mixture of 2 to 10% by weight, preferably 3 to 6% by weight, based on the solid resin component.
[0024]
In order to cure the ionizing radiation-curable paint, it is irradiated with an electron beam or ultraviolet rays.
[0025]
Irradiation with an electron beam can be performed by using a scanning or curtain type electron beam accelerator and irradiating an electron beam having an acceleration voltage of 1000 keV or less, preferably energy of 100 to 300 keV, and a wavelength region of 100 nm or less. it can.
[0026]
When irradiating ultraviolet rays, an ultrahigh-pressure mercury lamp, a high-pressure mercury lamp, a low-pressure mercury lamp, a carbon arc, a metal halide lamp, or the like is used to emit ultraviolet light having an energy of 50 to 300 kcal / mol in a wavelength region of 100 to 400 nm, preferably 200 to 400 nm. Irradiate.
[0027]
As the antibacterial agent used in the present invention, zeolite-based solid particles holding at least one kind of metal ion such as gold, silver, copper, zinc, lead, platinum, antimony, nickel, aluminum, cadmium, manganese, or the like, or the metal ion And solid particles carrying a metal complex. In particular, zeolite containing silver ions or silver complex salts is preferable in consideration of safety to the human body.
[0028]
The shape of the antibacterial agent is preferably in the form of particles, particularly spherical. This is for imparting uniform surface irregularities to the surface of the curable resin layer.
[0029]
In the present invention, it is necessary that the surface unevenness of the curable resin layer containing the antibacterial agent is controlled. That is, Ra of the curable resin layer in JIS-B0601 is in the range of 0.1 to 3.0 μm, preferably in the range of 0.3 to 1.5 μm, and more preferably in the range of 0.5 to 1.0 μm. It is suitable.
[0030]
By setting the Ra within a certain range, the antibacterial agent can be protruded from the surface of the curable resin layer to an extent that the antibacterial performance can be effectively exhibited.
[0031]
If the Ra is extremely small, in other words, if it is less than 0.1 μm, the antibacterial agent is completely buried in the curable resin layer and cannot exert the antibacterial effect. If it is too large, in other words, if it exceeds 3.0 μm, the ratio of the antibacterial agent jumping out of the surface of the curable resin layer will increase, and it will be easily lost due to a little friction, etc. This is because hard coat performance, that is, H or more cannot be obtained with a pencil hardness described below. In particular, by adjusting Ra to a range of 0.5 to 1.0 μm, it is possible to obtain a transparent curable resin layer usable for a transparent touch panel or the like.
[0032]
The average particle size of the antibacterial agent can be 0.1 to 50 µm, preferably 1 to 20 µm. If the thickness is less than 0.1 μm, the antibacterial agent is buried in the coating film and cannot exert an antibacterial effect, while if it exceeds 50 μm, the proportion of the antibacterial agent in the coating film increases and the hardness decreases. .
[0033]
The addition amount of the antibacterial agent is in the range of 0.1 to 30% by weight, and preferably in the range of 2 to 20% by weight, based on the total weight of the resin. If the amount is less than 0.1% by weight, the antibacterial agent in the resin coating is too sparse and sufficient antibacterial performance cannot be obtained, while if it exceeds 30% by weight, the ratio of the antibacterial agent in the resin coating is high. This is because the performance such as scratch resistance and wear resistance is reduced.
[0034]
In order to obtain performance as a so-called hard coat material such as scratch resistance and abrasion resistance, the hardness of the curable resin layer must be at least H, more preferably 2H or more in pencil hardness according to JIS-K5400. In particular, 2H to 5H is more preferable from the viewpoint of scratch resistance, wear resistance, and bending property. When the above-mentioned Ra exceeds 3.0 μm, the pencil hardness of the resin layer becomes less than H, so that the resin layer is easily scratched and the surface appearance when used as a surface substrate is significantly impaired.
[0035]
In order to form a curable resin layer having such a composition, when an ionizing radiation-curable resin is used, an ionizing radiation-curable resin paint containing an antibacterial agent is applied to a plastic film and irradiated with an electron beam or ultraviolet rays. Formed.
[0036]
The application of the ionizing radiation-curable paint to the plastic film can be performed by a usual coating method, for example, a coating method such as bar, blade, gravure, spin, and spray.
[0037]
When an ionizing radiation-curable paint is cured by irradiation with an electron beam or ultraviolet rays, the presence of oxygen and the thickness of the coating film are closely related to the curing. Radicals generated by the irradiation with ionizing radiation supplement oxygen, thereby suppressing curing. For this reason, when the thickness of the coating film is small, the surface area occupying the coating film volume increases, and the coating is easily affected by curing in the air. In addition, if the thickness of the coating film is large, ionizing radiation hardly penetrates into the interior, and even if the surface is cured, the interior is not sufficiently cured, and the presence of an uncured portion at the application interface causes the curable resin layer to be hardened. Poor adhesion between the film and the plastic film. In order to prevent such curing inhibition and uncuring, especially in the case of electron beam irradiation, irradiation can be performed under an inert gas such as N 2 gas. In addition, curing inhibition can be prevented by adjusting the thickness of the coating film, selecting a photopolymerizable prepolymer and a photopolymerizable monomer having a high curing rate, and increasing the mixing amount of the photopolymerization initiator.
[0038]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. Note that “parts” and “%” are based on weight unless otherwise specified. Ra represents the center line average surface roughness.
[0039]
[Example 1]
On a 125 μm-thick polyester film, a curable resin layer coating liquid having the following composition was applied using a Meyer bar, and was sufficiently cured at 150 ° C., and Ra in JIS-B0601 was 0.5 μm and the thickness was 0.5 μm. A hard coat film having a 4 μm-thick curable resin layer was obtained.
[0040]
・ 77.2 parts of organopolysiloxane resin (Si coat A2: Daihachi Chemical Industry Co., Ltd.)
-Antibacterial agent 1.8 parts (Zeomic AW10D, particle size 2 μm: Sinanen)
・ Methyl ethyl ketone 21.0 parts
[Example 2]
A curable resin layer having a Ra of 0.5 μm in JIS-B0601 and a thickness of 4 μm in the same manner as in Example 1 except that Silwell B03 (Fuji Silysia Chemical Ltd.) was used instead of Zeomic AW10D of Example 1. Was obtained.
[0042]
[Example 3]
Instead of the coating liquid of Example 1, a coating liquid for a curable resin layer having the following composition was used, and in the same manner as in Example 1 except that Ra in JIS-B0601 was 1.0 μm, and the thickness was 1.0 μm. A hard coat film having a 4 μm curable resin layer was obtained.
[0043]
Acrylic polyol 31.0 parts (Acrydic A801P: Dainippon Ink and Chemicals, Inc.)
・ 12.5 parts of polyisocyanate (Bernock DN950: Dainippon Ink and Chemicals, Inc.)
・ 1.8 parts of antibacterial agent (Zeomic AW10D, particle size about 2 μm: Sinanen)
・ 26.9 parts of methyl ethyl ketone ・ 26.9 parts of toluene
[Example 4]
On one surface of a polyester film having a thickness of 125 μm, a resin coating containing an antibacterial agent having the following composition was prepared, applied with a Meyer bar, and irradiated with ultraviolet light for 2 to 3 seconds using an ultraviolet irradiation device, according to JIS-B0601. In Example 1, a hard coat film having a curable resin layer having a Ra of 0.3 μm and a thickness of 4 μm was obtained.
[0045]
・ 23.1 parts of alicyclic epoxy resin (OPTMER KR550: Asahi Denka Kogyo Co., Ltd.)
・ 1.8 parts of antibacterial agent (Silwell B03: Fuji Silysia Chemical Ltd.)
・ Methyl ethyl ketone 37.5 parts ・ Toluene 37.5 parts
[Example 5]
A coating liquid for a curable resin layer having the following composition was applied on a 125 μm-thick polyester film with a Mayer bar, and irradiated with ultraviolet light for 2 to 3 seconds using an ultraviolet irradiation device to obtain Ra of 0.2 μm. Thus, a hard coat film having a curable resin layer having a thickness of 4 μm was obtained.
[0047]
・ 29.0 parts of polyfunctional acrylate (Aronix 3700: Toagosei Co., Ltd.)
-Antibacterial agent 1.8 parts (Zeomic AW10D, particle size 2 μm: Sinanen)
・ 34.6 parts of methyl ethyl ketone ・ 34.6 parts of toluene
[Comparative Example 1]
A hard coat film was obtained in the same manner as in Example 1 except that the amount of the antibacterial agent was doubled, Ra was 0.05 μm, and the coating thickness was 20 μm.
[0049]
[Comparative Example 2]
A hard coat film was obtained in the same manner as in Example 1 except that Ra was increased to 4.1 μm or more by reducing the thickness of the coating film.
[0050]
The hard coat films obtained in Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 and 2 were evaluated as follows. Table 1 shows the results.
[0051]
"Antibacterial property" was obtained by dropping 1 ml of Escherichia coli solution (100,000 cells / ml) and Staphylococcus aureus solution (100,000 cells / ml) on each hard coat film and culturing at 35 ° C for 24 hours. Thereafter, the bacterial solution was washed away with physiological saline, and the number of Escherichia coli and the number of Staphylococcus aureus present in this solution were measured.
[0052]
"Pencil hardness" was measured using Haydon-14 (Shinto Kagaku) according to a pencil scratch test in JIS-K5400.
[0053]
"Ra" was measured using a surface coder SE-3C (Kosaka Laboratories) in accordance with the surface roughness measurement in JIS-B0601.
[0054]
[Table 1]
[0055]
Table 1 shows that the hard coat films of Examples 1 to 5 have good hardness and antibacterial properties, but Comparative Example 1 does not show much effect on Staphylococcus aureus. In Comparative Example 2, since the thickness of the coating film was smaller than that in Example 1, the proportion of the antibacterial agent in the coating film necessarily increased, and as a result, Ra increased. That is, since the proportion of the resin is small, the hardness is low.
[0056]
【The invention's effect】
As is clear from the above examples, according to the present invention, it is possible to provide a hard coat film that can exhibit stable antibacterial performance by controlling Ra on the surface of a curable resin layer containing an antibacterial agent. it can.
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