JP3576047B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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太郎 山口
洋平 野本
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/18Aesthetic features

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外観意匠を高めた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫においても、世代別のマーケティング調査などから、特に、若い世代向けにターゲットを絞った特徴のある商品が提案されてきている。この種の冷蔵庫の従来例として例えば特開平11−94444号公報に示されているものが提案されている。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0004】
図9は従来例を示す冷蔵庫の断面図である。図9において、1は冷蔵庫本体であり、区画壁2により上部に冷蔵室3と野菜室4、下部に冷凍室を区画形成され、上から順に冷蔵室3、野菜室4、冷凍室5と配置され、各室の前面開口部にはヒンジ開閉式の冷蔵室ドア6、引き出し式の野菜室ドア7、引き出し式の冷凍室ドア8がそれぞれ独立して設けられている。また、9は冷蔵庫本体1の天面部に取り付けられた平面状の天板である。
【0005】
そして、一定の据え付けスペースにおいて、上部に電子レンジなどを載置した場合の使い勝手を確保した上で庫内の収納容量を極大化するために、冷蔵庫本体1の床面よりの高さhを1100mmから1320mmの範囲とするのが好都合であるとしている。
【0006】
また、この提案の冷蔵庫は、主として単身の自炊生活者、中でも女性をターゲットとし、まとめ買いや飲料、調味料の収納に対応するため単身用でありながら収納容量を200lクラスとしている。さらに、近年の健康志向にあって野菜の収納量や使い勝手に配慮して、野菜室を中段に配置し野菜室の扉を独立したドアとすることでこれに対応している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例は、ターゲットとする女性の単身自炊生活者に対して、実用面ではそのニーズに応えるものではあるものの、一方で近年の若年世代に共通したコンセプトである外観デザインやスタイルの面からは斬新さに欠け、200lクラスの比較的小さな容量で冷蔵室ドア6、野菜室ドア7、冷凍室ドア8の独立した3ドア構成としていることからスッキリ感やスマートさに欠けるデザインとなっている。そして、近年、家具だけでなく家電品を生活必需品でなく生活空間を彩るインテリアとして捉える若年層の購買意欲を実用面とデザイン面の両面から喚起することができないという欠点があった。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、若年層の実用面のニーズとデザイン面のニーズをともに満足する冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明の冷蔵庫は、断熱箱体と天板により構成されたキャビネットの前面に対向して取り付けられたドアを備えたものにおいて、キャビネットの上端面と前記ドアの上端面を共に、正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成して略同一投影面上に設けたのである。
【0010】
これにより、正面から見てドアとキャビネットが一体化した特徴のある外観デザインをもった冷蔵庫を提供できる。
【0011】
また、本発明は、ドアの上端面を側面、上面から見ても曲面状となる三次元曲面に形成したのである。
【0012】
これにより、正面からだけでなく側方や斜め上方から見ても曲面を多用した連続性のある、より優れた外観デザインとなりインテリア性を高めることができる。
【0013】
また、本発明は、断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、断熱箱体内に形成した上部貯蔵室と下部貯蔵室を密閉するように取り付けられた上部ドアと下部ドアを備えたものにおいて、キャビネットの上端面と上部ドアの上端面を共に、正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成して略同一投影面上に設けるとともに、正面から見てドアヒンジが上部ドアの投影面内に隠れ、下部ドアの下端面を曲面状に形成したのである。
【0014】
これにより、外観デザインだけでなく収納性や収納容量など実用性の高い冷蔵庫を提供できる。
【0015】
また、本発明は、上部貯蔵室を冷蔵室として前記冷蔵室内下部に野菜室を区画形成し、下部貯蔵室を冷凍室としたのである。
【0016】
これにより、外観デザインに加えて、さらに使い勝手を高めた冷蔵庫を提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、外箱と内箱と断熱材よりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面に取り付けた天板と、前記断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、前記キャビネットの前面に対向して取り付けられ外板と内板と断熱材よりなるドアとを備えたものにおいて、前記キャビネットの上端面と前記ドアの上端面を共に、正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成して略同一投影面上に設け、断熱箱体の両側面と天板の両側面を略面一に構成し、さらにドアの上端面を側面、上面から見ても曲面状となる三次元曲面に形成するとともに、外板と内板の合わせ目は外板の上端の曲面部を除いて、外板の両側辺および下辺と曲面部の下端に設けられた仕切壁に内板の外周の矩形辺を接合させ、外板の両側辺および下辺と曲面部の下端に設けられた仕切壁に囲まれた空間内に発泡断熱材が充填され、ドア閉時、ドアの上端面と仕切壁の間の裏面空間内にドアヒンジの断熱箱体前面からの突出部を収納したものであり、正面から見てドアとキャビネットが一体化し、丸みを帯びたアンティークな特徴のある外観デザインをもち、インテリア性が高まるとともに、ヒンジ部の収納を含めたすっきり感が高まる。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、ドアの上端面をキャビネットの上端面より若干量上方にずらせて取り付けたものであり、使用中にドア下がりが生じても正面から見てドアとキャビネットの上下のズレがカバーされ、デザインを損ねない。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、ドアの外板を樹脂成形したものであり、曲面形状を容易に表現できる。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、キャビネットとドア間を密閉するガスケットは、断熱箱体の前面外周縁に対向するドア裏面に矩形状に配置したものであり、ガスケットの形状が複雑にならず、庫内外が確実にシールされる。
【0027】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明に、さらに、ドアの裏面において、ドアの上端面とガスケットの上辺との間に覆板を設けたものであり、ドア開時のドア裏面デザインを損ねない。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、ドアヒンジ収納部を除いて覆板を設けたものであり、ドア裏面デザインを維持しながらヒンジの出入り部が確保される。
【0031】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、断熱箱体を上下に区画する区画壁と、前記区画壁の上部に形成した上部貯蔵室と、前記区画壁の下部に形成した下部貯蔵室と、前記断熱箱体の天面に取り付けた天板と、前記断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、前記上部貯蔵室と下部貯蔵室の前面開口部を密閉するように取り付けられた上部ドアと下部ドアを備えたものであり、外観デザインに加え、区分収納による収納性や収納容量など実用性が付加される。
【0036】
【実施例】
以下、本発明による冷蔵庫の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0037】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1による冷蔵庫の正面図である。図2は同実施例による冷蔵庫の縦断面図である。図3は同実施例による冷蔵庫の上部ドア開放時の正面図である。図4は同実施例による冷蔵庫の上部ドアの正面図である。図5は同実施例による冷蔵庫の上部ドアの斜視図である。
【0038】
図1から図5において、10は冷蔵庫のキャビネットであり、断熱箱体11と断熱箱体11の天面に取り付けた樹脂製の天板12により構成されている。断熱箱体11は鋼板製の外箱13、樹脂製の内箱14と外箱13、内箱14間に充填された断熱材15により構成されている。そして、天板12は正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成されており、その両側端面は断熱箱体11の両側面と略面一になるよう取り付けられている。
【0039】
16はキャビネット10内を上下に区画する区画壁であり、上部に冷蔵室17、下部に冷凍室18を区画形成している。19は冷蔵室17内の下部に形成した野菜室である。20は冷蔵室17の前面開口部に取り付けたヒンジ開閉式の冷蔵室ドア、21は冷凍室18の前面開口部に取り付けた引き出し式の冷凍室ドアである。
【0040】
ここで、冷蔵室ドア20はその上端面を正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成されており、冷凍室ドア21は下端面を曲面状に形成されている。また、図2に示すように、側面から見ても冷蔵室ドア20は上方に、冷凍室ドア21は下方に向けて共に曲面状に形成され、図5のように三次元曲面を有するドアを形成している。
【0041】
そして、キャビネット10の上端面と冷蔵室ドア20の上端面は、正面から見て略同一投影面上に配置されている。
【0042】
次に冷蔵室ドア20の周辺詳細について述べる。冷蔵室ドア20は三次元曲面状に樹脂成形された外板22と真空成形された外周矩形状の樹脂製の内板23を合わせて内部に形成された空間に発泡断熱材24を充填発泡させている。ここで、外板22と内板23の合わせ目は外板22の上端の曲面部25を除いて、外板22の両側辺および下辺と曲面部25の下端に設けられた仕切壁26に内板23の外周の矩形辺を接合させることで構成される。
【0043】
そして、外板22の両側辺および下辺と曲面部25の下端に設けられた仕切壁26に囲まれた空間内に発泡断熱材24が充填されている。また、27は冷蔵室17の外周において断熱箱体11と冷蔵室ドア20間を密閉シールするための外形矩形状のガスケットであり、内板23の外周に形成した溝(図示せず)に圧入して取り付けられている。
【0044】
28、29は断熱箱体11の天面、区画壁16の前面にそれぞれ取り付けられた冷蔵室ドア20のドアヒンジであり、前方に突出した突出部30、31の先端近傍に設けた軸32、33を冷蔵室ドア20の上下に設けた軸受け部34、35に嵌挿することによって冷蔵室ドア20を開閉自在に支持している。
【0045】
このうち、上部のドアヒンジ28は断熱箱体11の天面にビス止めで固定された後、天板12で上より覆われ、僅かな切り欠き部36より断熱箱体11の前方に突出部30を突出させている。突出部30はドア閉時、冷蔵室ドア20の上端の曲面部25の裏面空間内に収まるよう配置されると同時に、ドア開時に冷蔵室ドア20の側端辺が衝突せず回転動作できるように、ドアの回転軌跡に合わせて切り欠き部37が形成されている。突出部30の先端近傍に設けた軸32は冷蔵室ドア20の裏面に設けた仕切壁26に取り付けた軸受け部34内に嵌挿されて冷蔵室ドア20を支持している。
【0046】
そして、ドアヒンジ28は正面から見て冷蔵室ドアの投影面内に隠され、側面から見てもほとんど天板12と冷蔵室ドア20内に隠された形で配置される。
【0047】
また、床面からキャビネット10の上端部までの高さHを1100mm〜1500mmの範囲となるようにしている。
【0048】
以上のように構成された冷蔵庫について、次にその作用について説明する。
【0049】
冷蔵庫を前方から見たとき、キャビネット10の上端部と冷蔵室ドア20の上端部がほぼ同一投影面上に上に膨らんだ形の曲面形状を描き、美しい一体感を醸し出す。キャビネット10の上端部は樹脂成形した天板12を側面略面一に接合しているためデザインに連続性がでる。なお、製造上の組み立てバラツキや経年使用におけるドア下がりによるデザインのズレを考慮すれば、冷蔵室ドア20の上端面を予め若干量上方にずらせておくのもよく、外観デザイン維持の有効な対策となる。
【0050】
そして、前方より見て冷蔵室上部のドアヒンジ28が冷蔵室ドア20の投影面内に隠れて見えないためさらにデザインがスッキリする。また、側方から見た場合も冷蔵室ドア20の上部が曲面上に形成され、且つ、ドアヒンジ28が天板12と冷蔵室ドア20に隠れてほとんど見えずデザイン効果が高い。
【0051】
さらに、冷蔵室ドア20の曲面部25が三次元曲面で構成されているため、前方、側方からだけでなく斜め上方からも含めて角度を変えて見ても、丸みを帯びた連続性のあるアンティークなデザインとなるため若年世代のキッチンや部屋のインテリアとしても望ましいものになる。冷蔵室ドア20は樹脂成形品とすることで複雑な三次元曲面を容易に構成でき好都合である。
【0052】
本実施例においては、キャビネット10の床面からの全高Hを1100mm〜1500mmの範囲とし、断熱箱体11の上部を使用頻度の高い冷蔵室17としたため、使用者が冷蔵庫の前に立った状態で室内全体が見渡せて使いやすく、最上段の棚への出し入れもしやすい。また、野菜室19が冷蔵室17の下部にあり使用者の腰近辺の高さで内部が見渡しやすく出し入れしやすい。
【0053】
また、「図説エルゴノミクス」(1990年、日本規格協会編)によると、日本人の女性の平均的な身長(1573mm)における目の高さが1455mmであることから、履き物などの寸法や冷蔵庫から距離を置くことによる上方への視野の広がりなどを考慮に入れて、概ね全高Hが1500mm以下であると冷蔵庫の前方に立った人には冷蔵室ドア上部の曲面部25の三次元曲面が自然な形で目に入ることになり、外観デザインの特徴が目につきやすい。
【0054】
一方、冷凍室ドア21も下端面を曲面状に形成されているため、冷蔵室ドア20の上端面から冷凍室ドア21の下端面まで一体感のある三次元曲面状のデザインに映り、2ドア冷蔵庫でありながらスッキリ感やスマートさを演出できる。また、野菜室19に独立したドアを設けず冷蔵室17の内部に収めたためにスッキリした外観となり、高さ配置などの使い勝手を維持しながら外観デザインを損ねることがない。さらに、冷凍室ドア21を引き出し式ドアとしたことでドアヒンジが不要となり、腰から下の使い勝手に配慮しながら、ドアヒンジが露出することによるスッキリ感の低下を抑えることができる。
【0055】
また、冷蔵室ドアの内板23は外周を矩形状に形成されて、その上辺は冷蔵室ドアの曲面部25の下部裏面に形成した仕切壁26と相対して配置されており、内板23の外周に沿った溝(図示せず)内に取り付けられるガスケット27をドアの外形に対して簡素な形状とすることができる。
【0056】
そして、仕切壁26に軸受け部34を取り付けてドアヒンジ28の軸32を嵌挿支持しているため、従来のようにドアヒンジ28をドア上辺に取り付ける必要がなく、曲面部25の裏面に形成された空間にドアヒンジ28が隠れて外観を損ねず、またドア閉時にはこの空間内にドアヒンジ28の突出部30が収納されて邪魔にならない。一方ドア開時には、突出部30の切り欠き部37に冷蔵室ドア20の側端辺が誘導されるため衝突することなく回転動作できる。
【0057】
このように本実施例によると、三次元曲面を利用した外観デザインの特徴が自然な形で人の目に入るように配慮され、特に若年世代に対しては台所や室内のインテリアとしても受け入れられるアンティークでユニークな冷蔵庫を提供できる。また、近年の傾向を取り入れて野菜室19を中央に配置し、上部に冷蔵室17、下部に冷凍室18を配置して使い勝手を高めながらも、野菜室19を敢えて冷蔵室内に収めることによってドア数が増えることによる外観デザインの抽象さを回避することができ、上下一体感のある曲面デザインで実用性とデザイン性を両立した冷蔵庫を提供できる。
【0058】
(実施例2)
図6は、本発明の実施例2による冷蔵庫の縦断面図である。図7は同実施例による冷蔵庫の上部ドア開放時の正面図である。図8は同実施例による冷蔵庫の上部ドアの要部分解斜視図である。
【0059】
図6から図8において、38は冷蔵室ドアであり、上部の曲面部39の裏面空間にドアヒンジ28と対向する側端位置に略L型の仕切壁40が設けられドアヒンジ収納部41が形成されている。ドアヒンジ収納部41以外の曲面部39には庫内側からその空間を覆う覆板42が設けられている。なお、覆板42はドア裏面から別部品を接着などで固定してもよいし、スライド金型などを利用しドアと樹脂で一体成形してもよい。
【0060】
また、内板23の上辺は覆板42の下端部と重合し、この重合部は内板23の外周縁に取り付けたガスケット27で意匠的に隠される。冷蔵室ドア38は覆板42の裏面空間も含めてドアヒンジ収納部41を除いた空間に発泡断熱材43が充填される。
【0061】
一方、ドアヒンジ収納部41にはドアヒンジ28の突出部30が収納され、略L型の仕切壁40の下辺壁に取り付けた軸受け部34に突出部30の先端近傍の軸32を嵌挿して冷蔵室ドア38を回転自在に支持するよう構成されている。また、44はドアヒンジ収納部41をドア裏面より覆う覆板であり、ドアヒンジ28の突出部30がドア開閉により出入りするための切り欠き部45が設けられている。
【0062】
以上のような構成において、冷蔵室ドア38の開放時、ドア裏面の上部の曲面部39に設けた覆板42によりデザイン効果が高まる。また、ドアヒンジ28が開閉に支障を生じない範囲で最大限覆板44により覆われているためドアヒンジ28の露出によりデザインを損ねることがない。
【0063】
また、ドアヒンジ収納部41を除いて発泡断熱材43が大部分に充填発泡されるため冷蔵室ドア38の強度を高めることができる。
【0064】
このように本実施例によると、実施例1に示した外観デザインの効果に加えて、ドアを開けたときのデザイン効果も併せて高めることができ、デザイン重視のユーザーの満足度を一層高めることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、外箱と内箱と断熱材よりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面に取り付けた天板と、前記断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、前記キャビネットの前面に対向して取り付けられ外板と内板と断熱材よりなるドアとを備えたものにおいて、前記キャビネットの上端面と前記ドアの上端面を共に、正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成して略同一投影面上に設け、断熱箱体の両側面と天板の両側面を略面一に構成し、さらにドアの上端面を側面、上面から見ても曲面状となる三次元曲面に形成するとともに、外板と内板の合わせ目は外板の上端の曲面部を除いて、外板の両側辺および下辺と曲面部の下端に設けられた仕切壁に内板の外周の矩形辺を接合させ、外板の両側辺および下辺と曲面部の下端に設けられた仕切壁に囲まれた空間内に発泡断熱材が充填され、ドア閉時、ドアの上端面と仕切壁の間の裏面空間内にドアヒンジの断熱箱体前面からの突出部を収納したものであり、正面から見てドアとキャビネットが一体化し、丸みを帯びたアンティークな特徴のある外観デザインをもち、インテリア性が高まるとともに、ヒンジ部の収納を含めたすっきり感を高めた冷蔵庫を提供できる。
【0068】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、ドアの上端面をキャビネットの上端面より若干量上方にずらせて取り付けたものであり、使用中にドア下がりが生じても正面から見てドアとキャビネットの上下のズレがカバーされ、デザインを損ねない。
【0069】
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、ドアの外板を樹脂成形したものであり、曲面形状を容易に表現できる。
【0070】
また、請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の発明において、キャビネットとドア間を密閉するガスケットは、断熱箱体の前面外周縁に対向するドア裏面に矩形状に配置したものであり、ガスケットの形状が複雑にならず、庫内外が確実にシールされる。
【0075】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明に、さらに、ドアの裏面において、ドアの上端面とガスケットの上辺との間に覆板を設けたものであり、ドア開時のドア裏面デザインを損ねない。
【0076】
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、ドアヒンジ収納部を除いて覆板を設けたものであり、ドア裏面デザインを維持しながらヒンジの出入り部が確保される。
【0079】
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、断熱箱体を上下に区画する区画壁と、前記区画壁の上部に形成した上部貯蔵室と、前記区画壁の下部に形成した下部貯蔵室と、前記断熱箱体の天面に取り付けた天板と、前記断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、前記上部貯蔵室と下部貯蔵室の前面開口部を密閉するように取り付けられた上部ドアと下部ドアを備えたものであり、外観デザインに加え、区分収納による収納性や収納容量など実用性が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の正面図
【図2】同実施例の冷蔵庫の縦断面図
【図3】同実施例の冷蔵庫の上部ドア開時の正面図
【図4】同実施例の冷蔵庫の上部ドアの正面図
【図5】同実施例の冷蔵庫の上部ドアの斜視図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施例2の断面図
【図7】同実施例の冷蔵庫の上部ドア開時の正面図
【図8】同実施例の冷蔵庫の上部ドアの分解斜視図
【図9】従来の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
10 キャビネット
11 断熱箱体
12 天板
13 外箱
14 内箱
15 発泡断熱材
16 区画壁
17 冷蔵室
18 冷凍室
19 野菜室
20 冷蔵室ドア(上部ドア)
21 冷凍室ドア(下部ドア)
22 外板
23 内板
24 発泡断熱材
25 曲面部
26 仕切壁
27 ガスケット
28 ドアヒンジ
30 突出部
32 軸
34 軸受け部
38 冷蔵室ドア(上部ドア)
39 曲面部
40 略L型の仕切壁
41 ドアヒンジ収納部
42 覆板
43 発泡断熱材
44 覆板
45 切り欠き部

Claims (7)

  1. 外箱と内箱と断熱材よりなる断熱箱体と、前記断熱箱体の天面に取り付けた天板と、前記断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、前記キャビネットの前面に対向して取り付けられ外板と内板と断熱材よりなるドアとを備えたものにおいて、前記キャビネットの上端面と前記ドアの上端面を共に、正面から見て中央部に頂上部を有する曲面状に形成して略同一投影面上に設け、断熱箱体の両側面と天板の両側面を略面一に構成し、さらにドアの上端面を側面、上面から見ても曲面状となる三次元曲面に形成するとともに、外板と内板の合わせ目は外板の上端の曲面部を除いて、外板の両側辺および下辺と曲面部の下端に設けられた仕切壁に内板の外周の矩形辺を接合させ、外板の両側辺および下辺と曲面部の下端に設けられた仕切壁に囲まれた空間内に発泡断熱材が充填され、ドア閉時、ドアの上端面と仕切壁の間の裏面空間内にドアヒンジの断熱箱体前面からの突出部が収納されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. ドアの上端面をキャビネットの上端面より若干量上方にずらせて取り付けたことを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  3. ドアの外板を樹脂成形したことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. キャビネットとドア間を密閉するガスケットは、断熱箱体の前面外周縁に対向するドア裏面に矩形状に配置したことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. ドアの裏面において、ドアの上端面とガスケットの上辺との間に覆板を設けたことを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  6. ドアヒンジ収納部を除いて覆板を設けたことを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  7. 断熱箱体を上下に区画する区画壁と、前記区画壁の上部に形成した上部貯蔵室と、前記区画壁の下部に形成した下部貯蔵室と、前記断熱箱体の天面に取り付けた天板と、前記断熱箱体と天板により構成されたキャビネットと、前記上部貯蔵室と下部貯蔵室の前面開口部を密閉するように取り付けられた上部ドアと下部ドアを備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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