JP3575950B2

JP3575950B2 - rice cooker

Info

Publication number: JP3575950B2
Application number: JP15654897A
Authority: JP
Inventors: 雅史久保; 政博小山; 秀之小南; 治宮崎; 悟一増本
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1997-06-13
Filing date: 1997-06-13
Publication date: 2004-10-13
Anticipated expiration: 2017-06-13
Also published as: JPH11260A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭、あるいは業務用に使用する炊飯器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は、例えば、図２８に示されるような構成であった。図において、１は上面が開口する円筒上のボディで、このボデイ１内部には、内鍋収納部である保護枠２が配設され、かつこの保護枠２は非金属材料により有底円筒状に成形され、保護枠２の上端部は前記ボデイ１の上端部内周囲に係合されている。
【０００３】
３は上端開口部に外方に突出するフランジ４を形成した内鍋で、この内鍋３はフランジ４を上枠２３の上面に懸架状態に載置するとにより、保護枠２内に着脱自在に配設されている。保護枠２の外側には誘導コイル５が配設され、この誘導コイル５は、内鍋３の外周面までの距離が一定となるように、前記保護枠２の外周下部に耐熱性樹脂材料で成形されたコイルカバー６により支持されている。
【０００４】
７は合成樹脂性の外蓋で、この外蓋７は上枠２３の上部に一体成形されたヒンジ部材８にピン９を介して回動自在に支持されている。１０は内カバーで、この内カバー１０は外蓋７の内面に固着されている。この内カバ−１０には発熱体である放熱板１１が固定されており、この放熱板１１の上部にはコイル支持台１３に支持されている誘導コイル１２が位置している。この誘導コイル１２の電磁作用により放熱板１１が発熱するのである。そして、この放熱板１１には放熱板１１の温度検知用のセンサ−１４がアルミテ−プにより直接貼り付けられており、放熱板１１の温度を調節しているのである。
【０００５】
１６はヒンジ部材８と反対側に位置して保護枠２の上端部に一体成形された係合部材で、この係合部材１６と対向するように外蓋７に係合レバ−１７がピン１８を介して回動可能に指示されている。そして、鍋パッキン２０は、前記外蓋を閉じたときに内鍋３のフランジ４に圧接してその内鍋３を密閉するようになっている。
【０００６】
また、２４は蒸気筒であり、おねばが外部に吹きこぼれるのを防止している。２５は、制御基板であり、誘導コイル１２への通電状態や操作表示部２６の信号を入出力制御している。また、２７は冷却ファンであり、制御基板２５や誘導コイル５を冷却している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の炊飯器では、炊飯器の内鍋に対する本体の大きさが大きく、持ち運び、設置性が悪いという課題があった。
【０００８】
本発明は、上記課題を解決するもので、コンパクトな構造の炊飯器を実現することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、本体と、前記本体の上部を覆う蓋と、前記本体内に着脱自在に収納された内鍋と、前記内鍋を誘導加熱する底加熱コイルと、前記底加熱コイルに高周波電力を供給する制御部と、前記制御部に商用電源を接続するためのコードリールとを備え、前記蓋はヒンジ部で開閉自在に載置されるとともに、本体前面部をコンパクト化すべく、前記制御部及びコードリールは、前記ヒンジ部下側のスペースに集約し、さらに、保温の断熱構造を果たすべく前記制御部及びコードリールを内鍋を囲むように縦方向に配置してなるものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
請求項１記載の発明は、本体と、前記本体の上部を覆う蓋と、前記本体内に着脱自在に収納された内鍋と、前記内鍋を誘導加熱する底加熱コイルと、前記底加熱コイルに高周波電力を供給する制御部と、前記制御部に商用電源を接続するためのコードリールとを備え、前記蓋はヒンジ部で開閉自在に載置されるとともに、本体前面部をコンパクト化すべく、前記制御部及びコードリールを前記ヒンジ部下側のスペースに集約し、さらに、保温の断熱構造を果たすべく前記制御部及びコードリールを内鍋を囲むように縦方向に配置した事により、炊飯器本体をコンパクト化可能となり、設置性、持ち運び性を、飛躍的に向上させることができる。
【００１１】
請求項２記載の発明は、特に、制御部を加熱基板及び電源基板で構成するとともに、加熱基板、電源基板、及びコードリールを、鍋に沿って縦方向に配設したことにより、ヒンジ部下部周辺のスペースを有効に活用することができる。
【００１２】
請求項３記載の発明は、特に、制御部を、加熱基板及び電源基板から構成されるとともに、コードリールを本体コーナー部に配置し、前記加熱基板または電源基板のいずれか一方を前記コードリールと反対側のコーナー部に配設してなることにより、内鍋の保温性能等を向上させることも可能となる。
【００１３】
請求項４記載の発明は、加熱基板の底部に配設されたヒートシンクと、前記ヒートシンク下部に配設された冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは、少なくともその一部を本体下部のコーナー部に略対向すべく斜めに配設したことにより、冷却ファンの性能を効果的に引き出すことができる。
【００１４】
請求項５記載の発明は、本体に、冷却ファンに対向する面に吸気孔を設けるとともに、底加熱コイル及びヒートシンクを冷却するための風路を形成すべく本体底面前方に排気孔を設けてなることにより、冷却風路を効果的に確保することができる。
【００１５】
請求項６記載の発明は、本体の後方外側下面に吸気孔への冷風をガイドするとともに蓋開時の転倒防止を兼ねるリブを配設してなる事により、本体の重心が後部にある場合にも、転倒等を効果的に防止する事ができる。
【００１６】
請求項７記載の発明は、本体内部に、吸気孔からの冷風を冷却ファンにガイドすべくリブを設けてなることにより、吸気風と排気風の混在を効果的に防止することができる。
【００１７】
請求項８記載の発明は、加熱基板を、配線パターンを樹脂でインサート成形するとともに、冷却ファンを固定すべくビス取付部を設けてなる事により、本体のコンパクト化を一層進めることができる。
【００１８】
請求項９記載の発明によれば、ヒンジ部周辺に蓋閉方向に付勢する板バネを備え、前記板バネは、前記蓋が開くに従い付勢力を増加すべく配設されてなることにより、蓋が勢い良く開きすぎるのを防止し、当該時の本体転倒を避けることができる。
【００１９】
請求項１０、１１記載の発明は、本体の体積を鍋の空間体積の略３倍以内等としてなる事により、本体の持ち運び性、設置性を顕著に向上することができる。
【００２０】
【実施例】
（実施例１）
本発明の第１の実施例について、図１〜図５を用いて説明する。図に開示されるように、本発明の特徴は、操作基板や冷却ファンの配置、蒸気筒、底センサー、加熱基板等のコンパクト化を実現するための工夫点にある。当該工夫点について、順に説明する。
【００２１】
先ず、炊飯器本体３１が、ステンレス等の誘導加熱材質上に設置された場合に、当該材質が誘導加熱され、発熱する虞があった為に、従来は、底加熱コイル３２と本体３１の底面間には、所定の距離を置くのが一般的であった。また、かかる距離があるために、底センサー３３の高さ方向は、十分余裕をもって計画可能であった。
【００２２】
しかしながら、本体３１のコンパクト化の為には、当該底面空間部を省スペース化する必要があり、そのために、幾つかの対策を講じている。先ず、図５に示すように、本体３１の底面部にアルミ等の防磁板３４を配置して、本体３１の下部に磁気が通過しにくい構造とした。尚、かかる防磁板３４の設置は、電磁調理器等においては周知の技術であるが、本炊飯器に用いるに際して、底センサー３３のアルミの部分を外して防磁板３４を配置するとともに、底センサー３３と防磁板３４のつなぎ部分にフェライトを対向させることにより、一層防磁効果を高めている。
【００２３】
次に、縦方向の距離を縮めるための第２の対策として、底センサー３３の高さ方向の短縮化が課題となる。この点に関しては、底センサー３３を内鍋３５の底面に接圧するためのバネ３６の線形を、従来より細くすることにより、鍋底に対して、従来と同様な接圧を保持しつつバネ３６の高さ方向を短縮することを可能としている。また、底サーミスタ３７からの信号線３８及び温度ヒューズ３９の引き出しを、従来のように底センサー３３の底部から引き出すのでは無く、円筒部４０の一部から引き出し、縦方向の短縮化を行っている。この際、信号線３８の取付性を良くするために、底センサー３３の円筒部４０の底面から、くの字状の切り欠き４１を設け、当該箇所に信号線３８を這わせている。
【００２４】
また、底センサー３３の円筒部４０の高さを必要以上に低くすると、底センサー３３内部に熱がこもる等して、底サーミスタ３７の感度が悪くなるおそれがあるが、かかる事態を避けるために、本体の足部４２の高さ以内において、底センサー３３下部に突出部４３を設け、内鍋３５と本体３１の底面との距離を短縮しつつ、底センサー３３の円筒部４０の高さを確保している。
【００２５】
また、底加熱コイル３２による磁界が、炊飯器本体外部へ漏れるのを防止するとともに、内鍋３５への誘導加熱を促進するために、従来から底加熱コイル３２の外周に、底加熱コイル３２と直角方向にフェライト４４を６本程度放射線状に配置していたが、その内３本は、外コイル４４を覆うに止めている。それは、内コイル４５は外コイル４４に比べて、表皮面積が小さいこと、また、内コイル４５の底面の本体側にアルミ等の防磁板３４を配設していることにより防磁効果を確保していること、等の理由による。従って、かかる構造により、本体１の高さ方向を低く抑えることが一層容易となる。
【００２６】
（実施例２）
次に、蓋に関連する内容等について、図６〜図１６を用いて説明する。従来、本体内の前面部及び底面部に配置されていた操作基板、及び加熱基板等の取扱いについて説明する。従来、本体底面部の空間距離は、上述のように炊飯器載置部の不要な加熱を避ける等ため必要不可欠とされていた。従って、かかる空間部を、前面操作を可能とするための操作基板を載置する箇所等としていたが、当該部品を、本体の蓋部及びヒンジ部の下部周辺に配置することにより、本体の前面部のスペースを不要とし、且つ、ヒンジ部下部及び蓋内部の空間を有効利用し、本体前面部及び底面部をコンパクト化することができた。
【００２７】
しかしながら、操作基板４６を蓋４７の内部に配置するためには、以下の課題があった。先ず、蓋４７の内部には、蓋下面に設けられた着脱自在の放熱板４８を加熱するための蓋コイル４９を配しており、当該蓋コイル４９による磁界の影響を受けにくい構造とする必要があった。また、蓋４７の内部には、蒸気筒５０や蓋センサー５１等を配置する必要があるために、配置場所が制約されること、及び蓋４７の重量が不要に嵩むのを抑える必要があった。
【００２８】
以上の課題に対して、先ず、操作基板４６に配置されたマイコンやＩＣ等の下部近くに蓋フェライト５２を配置し、蓋コイル４９のマイコンやＩＣ等への磁界の影響を低減することとした。また、蓋フェライト５２の配置方法として、従来は、図２３のように蓋コイル４９に対して縦方向に放射線状に配置されていたものを、今回、図６に示すように蓋コイル４９に沿って配置するとともに、蓋フェライト５２の本数を、６本から３本に低減している。これは、円周方向の蓋フェライト５２のカバーする範囲に着目したものであり、１つの短冊状の蓋フェライト５２は、縦方向の長さが横方向より約３倍程度ある為、本数を半分に減らしても、蓋コイル４９の円周方向のカバー範囲が逆に増えるため、従来の約半分の蓋フェライト５２で同性能以上の効果を得ることが可能となったものである。かかる構成によって、円周方向の磁界の影響を従来より低減することが可能となり、しかも、蓋４７の重量が嵩むのを抑えることができる。
【００２９】
次に、蓋４７の内部に配置した操作基板４６の真下に蓋センサー５１を設けることにより、蓋４７の内部のスペースを有効活用し、且つ、組立性を考慮した設計を行うことが可能となった。具体的な構成を、以下説明する。蓋４７の内側には、着脱自在の放熱板４８が配設されている。これは、炊飯器の使用者が、常に清潔性を保って使用可能とするために、着脱自在としたもので、丸洗いを容易に可能としたものである。しかしながら、かかる放熱板４８を取り外したままで炊飯を行えば、満足な炊飯性能は得られない事から、当該放熱板４８が確実に装着された状態であるか否かを検知しなければならない。また、近年の炊飯器では、炊飯性能を向上させるために、内鍋３５内の温度を検知し、当該温度から炊飯状態を推測する手段が採られており、当該蓋センサー５１には、かかる機能を併せ持たせている。
【００３０】
また、蓋センサー５１は、放熱板４８に当接すべく、センサーバネ５３によって下方に付勢されているが、同時に蓋サーミスタ４をアルミ等で囲むことにより、蓋コイル４９による磁界の影響を回避している。また、蓋センサー５１は、上述の底センサー３３と異なり、蓋センサー５１自体に大きな負荷が加わらないこと等から、底センサー３３に比較してセンサーバネ５３の強度等を低く抑えることが可能であり、コンパクトにまとめることが可能である。一方、蓋４７の内部に蒸気等が侵入するのを防止するために、蓋センサー５１の周辺にはパッキン５５を設けて、当該部分のシール性を確保する必要がある。
【００３１】
また、蓋センサー５１は、その円筒形状の底面部の中央を窪ませている。これは、当該底面部全体を放熱板４８に圧接させることで、温度検知性能を向上させるためのものである。また、その為に、当該円筒形状の蓋センサー５１自体は、上下移動する際に蓋センサー５１の左右の軸が水平移動を強制されず、放熱板の微妙な傾きに対応可能とし、底面部の窪みの周辺が放熱板４８に３点で当設する構成としている。
【００３２】
また、図７に示すように、放熱板４８が蓋４７に装着されると、蓋センサー５１は上方に押し上げられるが、かかる上方への移動により、蓋センサー５１を構成する円筒部の一部に取り付けられていた磁石５６の移動を、リードスイッチ５７等により関知し、放熱板４８の装着を確認できる構造としている。ここで、当該蓋センサー５１を操作基板４６の取付用ユニット５８に一体に載置することにより、操作基板４６と蓋センサー５１をユニットとして扱うことが可能となり、組立性を向上させている。また、組立性だけでなく、かかる蓋センサー５１を操作基板４６の下部に配置することによって、蓋サーミスタ５４からの信号線を短くすることが可能となり、当該信号線にノイズが重畳しやすくなるのを回避することができる。
【００３３】
また、蓋４７の内部が過度に高温となるのを防止するために、操作基板４６には、トライアック等の発熱部品の配置を避けるとともに、操作基板４６の真下に蓋サーミスタ５４を配置することによって、放熱板４８の温度を検知するとともに、操作基板４６に悪影響を及ぼす程の温度に至っていないかを直に検知可能としている。
【００３４】
なお、放熱板４８の装着状態の検知は、本実施例では蓋センサー５１の上下移動に連動する磁石５６等を用いたが、当該実施例に限定されるものではなく、例えば、放熱板４８に設置された放熱板磁石５８により検知することも可能である。また、蓋４７の上部をフラットな構造としてデザイン性を追求する一方、かかる場所に、誤ってスプーン等の誘導加熱され易い物が載置された場合に、加熱されて熱くなるのを防止する必要がある。そのため、蓋４７の内部の蓋コイル４９の上方には、アルミ等の防磁板５９を配設している。
【００３５】
また、本実施例では、蓋４７の内部に操作基板４６等を配置するとともに、本体３１の前面部の部品を削除し、且つ、本体３１の後部のヒンジ部６０の下部周辺に部品を集約等しているため、本体の重心が後ろ側にあり、蓋を開けた場合に不用意に本体全体が後ろに転倒するおそれが生じる。従って、かかる事態を防止する必要がある。
【００３６】
即ち、当実施例の蓋４７は、フックレバー６１を押すことにより、当該部分の係合が外れ、同時にヒンジ部６０に配設されたヒンジバネ６１によって蓋４７を開方向に付勢しているが、本体３１の前面部に重量部品が無いこと等から、蓋４７が開いた時に、勢い余って後方に転倒しやすい状況となる。そこで、図１２に示すように、ヒンジ部６０に、蓋４７の開成角度が大きくなるに従って閉方向への付勢力を増すような板バネ６３を載置している。当該板バネ６３は、図１２に開示されるように、蓋４７の開きが大きくなるに従い、序々にその反対方向への付勢力が増すように樹脂部６４への当たり角度を大きくする構造としている。かかる構成により、蓋４７開時の勢いにより本体３１が不用意に後部に転倒するのを防止することができる。また、図１６に示すように、本体３１の後面ほぼ中央部にリブ６５を配設し、本体３１の転倒を防止している。
【００３７】
また、本体３１を持ち運ぶ際のハンドルに関しては、ヒンジ部６０の下部に重量部品等を配置している等の関係から、本体３１を持ち上げた際に、後方に傾くのを防止すべく、本体中央より後ろ側に軸を取り付け、重心が良好な位置とし、持ち運び性を良くしている。
【００３８】
（実施例３）
次に、蒸気筒周辺の内容について図１７〜図１９を用いて説明する。蓋４７の高さ方向を低く抑えるために、蒸気筒５０も従来より縦方向に低く抑えるとともに、蓋４７の開閉状態を検知する複合機能を備えさせている。
【００３９】
具体的には、蓋４７を開閉した際に移動可能なフロート６６を内部に有する蒸気筒５０と、当該フロート６６の移動を検知するフロート検知部６７を蒸気筒５０周辺に配設し、フロート６６は、蓋４７が開いた際にヒンジ部６０側に移動するのを利用して、蓋４７の開閉を検知している。また、フロート６６は、蓋４７が閉まった状態では、蒸気の吹き出し口６８の上部を覆うように配設しており、フロート６を円筒状、または球状の磁石により形成し、一方、蒸気筒５０の下面に当該フロート６６の移動をガイドする溝６９を設け、フロート６６に取り付けられた当該窪んだ溝６９にガイドされる凸部を全周に渡って設けている。また、当該溝６９は、おねば発生時に当該おねばの通過道を形成するとともに、フロート６６がおねばによって移動不可能となるのを防止する役目も担うものである。
【００４０】
また、当該フロート６６等の構成に関しては、例えば、フロート６６に磁気性のものを使用して、フロート検知部６７にリードスイッチを用いたり、あるいは、光センサーをフロート検知部６７に使用し、フロート６６の存在をその反射の有無等により検知する等の方法が考えられるが、いずれにしても、フロート６が蒸気のみによっては移動不可能せず、おねばの上昇に伴い移動するような重量、及び蒸気筒５０の底部の傾斜角度としている。当該重量等とおねばとの関係は、実験によれば、円柱状のフロートを使用した場合、底面角度を約１２度程度にすれば、２〜４グラム程度の重量が炊飯時のふきこぼれに対して適正であるとの結果が得られた。
【００４１】
また、蒸気筒５０の内容積は、コンパクト化の為に小さくしているものの、フロート検知部６７により、フロート６６の動きを検知し、その検知内容に応じて、底加熱コイル３２等への高周波電力の供給を制御しており、当該構成により、従来よりも小スペースな蒸気筒５０を使用することが可能となった。即ち、おねばの上昇に伴い、フロート６６の下部におねばが溜まり、内部圧力の上昇により、フロート６６が移動し、フロート検知部６７が動作することにより、上記効果が得られるものである。
【００４２】
また、蓋４７の急激な開閉によるフロート６６の急激な動きによって、蒸気筒５０内部が破損することが無いように、フロート６６の移動の最終点付近の側面部には、リブを設けて補強している。更に、同様な効果を持たせる為、フロート６６の表面を樹脂で覆っているが、当該構成によれば、フロート６６の移動に発生する音を低く抑えることができる。
【００４３】
また、蒸気筒５０は、従来同様に取り外し可能として、使用者が自由に丸洗いすることを可能としているが、吹き出し口６８が底面の最下点に設けられていることから、水洗い後の水が蒸気筒５０内に残り難く、この点でも清潔性を確保することができる。また、蓋４７の開閉状態の検知は、蒸気筒５０の内部に設けられたフロート６６が、蓋４７を開けた場合にフロート検知部６７から離れることを利用しているが、蓋４７を閉める際に、蓋４７の上部を押さえて閉める事が考えられる。一方、蓋４７の上部には、操作基板４６を有するため、間違って、操作ボタン等を押さえた状態で蓋４７を閉めることも予想される。このため、蓋４７の閉状態移行後は、所定時間操作基板４６上のキー入力受付を禁止し、使用者の意図しない操作を禁止している。また、この際に、使用者が当該キーを受け付けない理由が容易に判るように表示部にその旨を表示することとしている。
【００４４】
また、誤って、蓋４７を閉めた場合に、長時間に亘り、蓋４７を押している場合を想定し、使用者がその実行が判りにくいキー、例えば、炊飯コース等の選択キーを中央前面に配置するのを避けている。従って、炊飯の開始キー等のように、万一キーが受け付けられた場合に、使用者が、比較的その変化が判り易いキーを蓋４７の上面前方であって、使用者が蓋４７を閉める際に押さえ易い箇所に配置している。
【００４５】
（実施例４）
次に、ヒンジ部６０下部周辺の構造について図２０〜図２５を用いて説明する説明する。加熱基板７０等をヒンジ部６０下部に配置するに当たっては、幾つかの課題があるが、特に冷却性能の確保と、ヒンジ部６０周辺からの水滴の滴下が問題となる。
【００４６】
ヒンジ部６０周辺は、蒸気等や内鍋３５装着時等に水が付着し、ヒンジ部６０周辺を伝って水が本体内部に侵入しやすい箇所である。そこで、当該箇所に加熱基板７０を配置するには、電気部品の絶縁の確保が不可欠である。また、ヒンジ部６０下部に加熱基板７０を配設するに際して、蓋４７に配置された操作基板４６と、ヒンジ部６０を介して電気的に接続するリード線７１の引き回しが問題となる。当該課題を解決するために、図２０に示すように、リード線７１を縦方向にＳ字状に配している。かかる構成により、リード線７１を伝わって流れてきた水等が、加熱基板７０にかからない構造としている。具体的には、リード線７１を上述のＳ字状とするために、ヒンジ部６０に交互に縦方向のリブ７２、７３を配設し、また、Ｓ字状の配線の最下点７４に対向する部分を、本体３１の内側と若干の隙間を設けて配設すべく延設し、当該延設部７５の最先端より内側に、加熱基板７０等の電気部品を配置している。
【００４７】
また、ヒンジ部６０のカバー板７６には、扇状等にしたリブを設け、加熱基板７０等に誤って水滴が滴下するのを防止している。また、冷却性能の確保に関しては、冷却ファン７７を本体下部のコーナーに配置することにより、底加熱コイル３２や加熱基板７０等の冷却を可能としている。具体的には、ヒンジ部６０の下部の狭いスペースに加熱基板７０等を集約して配置しているため、放熱に関する問題が発生しやすい。そこで、図２１に示すように、冷却ファン７７を本体３１下部のコーナーに配置し、当該冷却ファン７７に対向する本体部分に吸気孔７８を設けている。また、排気孔７９を本体下部前面及び下部側面に設けることにより、吸気孔７８から吸気した冷気をスムーズに、加熱基板７０及び底加熱コイル３２を介して前方あるいは側方に導いている。
【００４８】
この点、従来は、冷却ファン７７を本体下方に水平に配置していたが、本発明では、本体３１をコンパクト化する際に、そのまま冷却ファン７７を下方に水平に配置したところ、満足な冷却性能を得ることができなかった。これは、コンパクト化に伴い、内鍋３５と本体３１の底面間の距離が短縮されたことにより、冷却ファン７７を水平に配置した場合に、十分な冷風の吸入空間を得ることができず、冷風ファン７７の下部の風路抵抗が強まったことが原因であった。また、水平な配置では、冷風が前方に流れ難いことも風路抵抗を増加させる原因の一つであった。そのため、冷却ファン７７を斜めに配置するとともに、本体３１の下部コーナーに大きなＲを持たせ、かかる部分に吸気孔７８を配置して、冷却ファン７７に対抗させている。
【００４９】
また、図２２に示すように、コードリール８０を本体３１のコーナーに配置し、加熱基板７０または電源基板８１のいずれか一方を前記コードリール８０と反対側のコーナーに配設している。かかる構造により、ヒンジ部６０の下部のスペースを有効に利用しているが、この際、コードリール等は、縦方向に内鍋３５の外周を囲む保護枠８２に沿って配置されるため、保護枠を広い範囲で囲むことが可能となり、内鍋３５の保温効果の役割を果たすための断熱構造をも兼ね備えている。
【００５０】
また、コードリール８０は、その電源基板８１との接続部である電源ライン端子８２側を外側に向け、且つ、コードリール８０の引き出し部８３を本体３１の後面に向けて配置しているが、当該構造によれば、コードリール８０の外体が、冷却ファン７７の冷風を加熱基板７０側に導く風向ガイドの役目を果たしている。
【００５１】
また、図２３に示すように、コードリール８０の電源コードの引き出し部８３は、本体３１の底後部から排出されるようにしているが、当該引き出し部８３付近の取出口用の部材を、前述の本体転倒防止用のリブ６５に兼用することができる。さらに、当該コードリール８０の本体側は、コードリール８０の外装により防磁されているため、磁界により発熱しては不適当な部品、例えば、センサー等を載置している。
【００５２】
また、加熱基板７０と直角に冷却フィン８４を配設し、当該冷却フィン８４上に冷却ファン７７を取付ている。当該冷却フィン８４は、その断面を略三角形とし、また、冷風の流れを本体３１の後部の吸気孔７８から本体３１の側面または前面に導くために、冷却フィン８４の羽根８５を本体の前後に向かうように配設している。また、加熱基板７０の発熱部品を当該冷却フィン８４に取付けて冷却を確保するとともに、本体の落下等による衝撃を抑えるため、加熱基板７０の一部にビス取付部８６を設け、当該ビス取付部８６に冷却フィン８４をネジ止めしている。
【００５３】
なお、底加熱コイル３２への電流供給用のリード線に関しては、従来は加熱基板７０上に設けられたコネクター部にて、底加熱コイル３２と加熱基板７０上の配線部とが接続されていたが、当該コネクター部は、通常大電流を供給するために、大きなものが必要であり、本体のコンパクト化を阻害しやす。そのため、加熱基板７０の配線をボードインタイプ等として、加熱基板７０上の接続部の負担を避け、保護枠８２上にターミナル端子接続部８７を設けることで、組立の良好性及びスペース性を確保している。
【００５４】
また、冷却フィン８４上に載置された加熱基板７０は、発熱が大きい部品ほど下側に配置し、上方空間を効果的に冷却空間としている。具体的には、底加熱コイル３２への高周波電力を供給制御するためのＩＧＢＴ等を冷却フィン８４に取付けるとともに、比較的発熱の大きな整流素子等が下側となるように配置している。
【００５５】
また、吸気孔７８付近には排気孔７９からの排気と吸気のための冷風が混ざるのを防止するために、リブ８８を設けているが、当該リブ８８を前述の後方転倒用のリブと兼用している。同様に、本体３１の内部にも、吸排気の混在を防止するためのエアガイド用のガイドリブ８９を設け、冷却ファンの負担を抑えている。
【００５６】
（実施例５）
次に、側面部等の構造について図２６〜図２７を用いて説明する。保護枠８２の側面には、側面から内鍋３５を加熱するための側面加熱コイル９０が配設されるが、当該側面加熱コイル９０は、その部品点数及び組立工数を減らすために、保護枠胴部９１に設けられたＬ字状の溝９２に係合させる構造としている。
従来は、側面加熱コイル９０の取付は、テープ等によって保護枠胴部９１に固定していたが、保護枠胴部９１の側面にＬ字状の溝９２である引っかけ部を設け、当該引っかけ部に係合させることにより固定している。かかる構成により、側面加熱コイルの設置位置が安定し、炊飯性能を向上させることができるとともに、テープ分のコストダウンを図る事ができる。
【００５７】
また、鍋の形状に沿って、本体下面にコーナを設けることにより、本体の置場所の自由度をより高めた構造としている。また、従来の炊飯器と比べて、内鍋３５から本体３１の前方外側までのスペースに部品を配置するのを極力防止したため、内鍋３５から炊飯器前方外側までの距離が小さくなり、使用者がご飯をよそう場合等、その使用性を一段と向上させたものである。さらに、本体３１の前面部の高さを内鍋３５の上面以下としたことにより、更に、ご飯をよそう際の使用性を向上させたものである。
【００５８】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、炊飯器本体のコンパクト化が実現可能であり、設置性、持ち運び性を大幅に改善可能である。
【００５９】
特に、請求項１記載の発明によれば、本体と、前記本体の上部を覆う蓋と、前記本体内に着脱自在に収納された内鍋と、前記内鍋を誘導加熱する底加熱コイルと、前記底加熱コイルに高周波電力を供給する制御部と、前記制御部に商用電源を接続するためのコードリールとを備え、前記蓋はヒンジ部で開閉自在に載置されるとともに、本体前面部をコンパクト化すべく、前記制御部及びコードリールを前記ヒンジ部下側のスペースに集約し、さらに、保温の断熱構造を果たすべく前記制御部及びコードリールを内鍋を囲むように縦方向に配置した事により、炊飯器本体をコンパクト化可能となり、設置性、持ち運び性を、飛躍的に向上させることができる。
【００６０】
また、請求項２記載の発明によれば、特に、制御部を加熱基板及び電源基板で構成するとともに、加熱基板、電源基板、及びコードリールを、鍋に沿って縦方向に配設したことにより、ヒンジ部下部周辺のスペースを有効に活用することができる。
【００６１】
また、請求項３記載の発明によれば、特に、制御部を、加熱基板及び電源基板から構成されるとともに、コードリールを本体コーナー部に配置し、前記加熱基板または電源基板のいずれか一方を前記コードリールと反対側のコーナー部に配設してなることにより、内鍋の保温性能等を向上させることも可能となる。
【００６２】
また、請求項４記載の発明によれば、加熱基板の底部に配設されたヒートシンクと、前記ヒートシンク下部に配設された冷却ファンとを備え、前記冷却ファンは、少なくともその一部を本体下部のコーナー部に略対向すべく斜めに配設したことにより、冷却ファンの性能を効果的に引き出すことができる。
【００６３】
また、請求項５記載の発明によれば、本体に、冷却ファンに対向する面に吸気孔を設けるとともに、加熱コイル及びヒートシンクを冷却するための風路を形成すべく本体底面前方に排気孔を設けてなることにより、冷却風路を効果的に確保することができる。
【００６４】
また、請求項６記載の発明によれば、本体の後方外側下面に吸気孔への冷風をガイドするとともに蓋開時の転倒防止を兼ねるリブを配設してなる事により、本体の重心が後部にある場合にも、転倒等を効果的に防止する事ができる。
【００６５】
また、請求項７記載の発明によれば、本体内部に、吸気孔からの冷風を冷却ファンにガイドすべくリブを設けてなることにより、吸気風と排気風の混在を効果的に防止することができる。
【００６６】
また、請求項８記載の発明によれば、加熱基板を、配線パターンを樹脂でインサート成形するとともに、冷却ファンを固定すべくビス取付部を設けてなる事により、本体のコンパクト化を一層進めることができる。
【００６７】
また、請求項９記載の発明によれば、ヒンジ部周辺に蓋閉方向に付勢する板バネを備え、前記板バネは、前記蓋が開くに従い付勢力を増加すべく配設されてなることにより、蓋が勢い良く開きすぎるのを防止し、当該時の本体転倒を避けることができる。
【００６８】
さらに、請求項１０、１１記載の発明によれば、本体の体積を鍋の空間体積の略３倍以内等としてなる事により、本体の持ち運び性、設置性を顕著に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施例の炊飯器の要部縦断面図
【図２】同、炊飯器の要部破断断面図
【図３】同、炊飯器の底センサー周辺の概要図
【図４】同、炊飯器の底センサーの要部斜視図
【図５】同、炊飯器の底部の概要図
【図６】本発明の第２の実施例の炊飯器の蓋コイルの概要図
【図７】同、炊飯器の蓋の要部断面図
【図８】同、炊飯器の要部破断断面図
【図９】同、炊飯器の蓋部周辺の要部破断断面図
【図１０】同、炊飯器の蓋コイル周辺の概要図
【図１１】同、炊飯器の蓋周辺の破断断面図
【図１２】同、炊飯器のヒンジ部周辺の断面図
【図１３】同、炊飯器のヒンジ部周辺の別の断面図
【図１４】同、炊飯器のヒンジ部付近を破断した図
【図１５】同、炊飯器のヒンジ部付近の要部外観図
【図１６】同、炊飯器の本体外観図
【図１７】本発明の第３の実施例の炊飯器の蒸気筒の外観図
【図１８】同、炊飯器の蒸気筒の要部断面図
【図１９】同、炊飯器の蒸気筒付近を破断した図
【図２０】本発明の第４の実施例の炊飯器のヒンジ部周辺のリード線の状態を示した図
【図２１】同、炊飯器の冷却ファン周辺の要部部品の外観図
【図２２】同、炊飯器の部品配置図
【図２３】同、炊飯器の底部の要部外観図
【図２４】同、炊飯器の要部破断断面図
【図２５】同、炊飯器の加熱基板の概要図
【図２６】本発明の第５の実施例の炊飯器の加熱基板周辺を破断した図
【図２７】同、炊飯器の側面コイル周辺の要部分解図
【図２８】従来の炊飯器の要部断面図
【符号の説明】
３１内鍋
３２底加熱コイル
３３底センサー
３５内鍋
４６操作基板
４７蓋
４８放熱板
４９蓋コイル
５０蒸気筒
６０ヒンジ部
６６フロート
６７フロート検知部
７０加熱基板
７７冷却ファン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a rice cooker used for general household or business use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of rice cooker has, for example, a configuration as shown in FIG. In the figure, reference numeral 1 denotes a cylindrical body having an open upper surface. Inside the body 1, a protective frame 2 serving as an inner pot storage portion is provided. The upper end of the protective frame 2 is engaged with the inside of the upper end of the body 1.
[0003]
Reference numeral 3 denotes an inner pot in which an outwardly projecting flange 4 is formed at the upper end opening. The inner pot 3 is detachably mounted in the protective frame 2 by placing the flange 4 on the upper surface of the upper frame 23 in a suspended state. It is arranged. An induction coil 5 is disposed outside the protection frame 2, and the induction coil 5 is formed of a heat-resistant resin material on a lower portion of the outer periphery of the protection frame 2 so that a distance to an outer peripheral surface of the inner pot 3 is constant. It is supported by the formed coil cover 6.
[0004]
Reference numeral 7 denotes an outer cover made of a synthetic resin. The outer cover 7 is rotatably supported via a pin 9 on a hinge member 8 integrally formed on an upper portion of the upper frame 23. Reference numeral 10 denotes an inner cover, and the inner cover 10 is fixed to the inner surface of the outer lid 7. A heat radiating plate 11 as a heating element is fixed to the inner cover 10, and an induction coil 12 supported by a coil support 13 is located above the heat radiating plate 11. The heat radiation plate 11 generates heat by the electromagnetic action of the induction coil 12. A sensor 14 for detecting the temperature of the heat radiating plate 11 is directly attached to the heat radiating plate 11 with an aluminum tape to regulate the temperature of the heat radiating plate 11.
[0005]
Reference numeral 16 denotes an engaging member which is located on the opposite side of the hinge member 8 and is integrally formed on the upper end portion of the protection frame 2. An engaging lever 17 is attached to the outer lid 7 by a pin 18 so as to face the engaging member 16. Is instructed to be rotatable via the. When the outer lid is closed, the pot packing 20 is pressed against the flange 4 of the inner pot 3 to seal the inner pot 3.
[0006]
Numeral 24 denotes a steam cylinder, which prevents squirt from leaking outside. Reference numeral 25 denotes a control board, which controls input and output of the current to the induction coil 12 and signals of the operation display unit 26. A cooling fan 27 cools the control board 25 and the induction coil 5.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned rice cooker, there was a problem that the size of the main body with respect to the inner pot of the rice cooker was large, and portability and installability were poor.
[0008]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above problems, and has as its object to realize a rice cooker having a compact structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a main body, a lid that covers an upper part of the main body, an inner pan detachably housed in the main body, and a bottom heating coil that induction-heats the inner pan, A control unit for supplying high-frequency power to the bottom heating coil, and a cord reel for connecting a commercial power supply to the control unit, wherein the lid is placed on a hinge so as to be openable and closable, In order to reduce the size, the control section and the code reel are integrated in the space below the hinge section. Further, the control unit and the cord reel are vertically arranged so as to surround the inner pot so as to achieve a heat insulating structure for keeping heat. It is.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to claim 1 includes a main body, a lid that covers an upper portion of the main body, an inner pan detachably housed in the main body, a bottom heating coil for induction heating the inner pan, and the bottom heating coil. A control unit for supplying high-frequency power to the control unit, and a cord reel for connecting a commercial power supply to the control unit.The lid is mounted on a hinge so as to be openable and closable. The control part and the code reel are integrated in the space below the hinge part. In addition, the control unit and the cord reel are vertically arranged so as to surround the inner pot so as to achieve a heat insulating structure for keeping heat. Thereby, the rice cooker main body can be made compact, and the installability and portability can be greatly improved.
[0011]
The invention according to claim 2 is particularly advantageous in that the control section is constituted by a heating board and a power supply board, and the heating board, the power supply board, and the code reel are arranged vertically along the pan, so that the lower portion of the hinge section is provided. The surrounding space can be used effectively.
[0012]
The invention according to claim 3 is particularly configured such that the control unit includes a heating board and a power supply board, and a code reel is disposed at a corner of the main body, and one of the heating board and the power supply board is connected to the code reel. By arranging it at the opposite corner, it is also possible to improve the heat retention performance of the inner pot.
[0013]
The invention according to claim 4 includes a heat sink disposed on the bottom of the heating substrate, and a cooling fan disposed below the heat sink, and the cooling fan has at least a part thereof at a corner at a lower portion of the main body. By arranging them obliquely so as to be substantially opposed, the performance of the cooling fan can be effectively brought out.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, the main body is provided with an intake hole on a surface facing the cooling fan, and an exhaust hole is provided in front of the bottom surface of the main body to form an air passage for cooling the bottom heating coil and the heat sink. Thereby, a cooling air passage can be effectively secured.
[0015]
According to the sixth aspect of the present invention, a rib that guides cool air to the intake hole and also prevents overturning when the lid is opened is provided on the rear outer lower surface of the main body, so that the center of gravity of the main body is located at the rear part. Also, it is possible to effectively prevent a fall or the like.
[0016]
According to the seventh aspect of the present invention, by providing a rib inside the main body to guide the cool air from the intake hole to the cooling fan, it is possible to effectively prevent the mixture of the intake air and the exhaust air.
[0017]
In the invention described in claim 8, the heating board is formed by insert-molding the wiring pattern with resin, and the screw mounting portion is provided to fix the cooling fan, so that the body can be further downsized.
[0018]
According to the ninth aspect of the present invention, a leaf spring is provided around the hinge portion for urging in the lid closing direction, and the leaf spring is arranged to increase the urging force as the lid opens. The lid can be prevented from opening too vigorously, and the body can be prevented from overturning at that time.
[0019]
According to the tenth and eleventh aspects of the present invention, the volume of the main body is set to be approximately three times or less of the space volume of the pot, so that the portability and installation of the main body can be remarkably improved.
[0020]
【Example】
(Example 1)
First Embodiment A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As disclosed in the drawings, the feature of the present invention lies in a device for realizing a compact arrangement of the operation board and the cooling fan, a steam cylinder, a bottom sensor, a heating board, and the like. The ingenuity will be described in order.
[0021]
First, when the rice cooker main body 31 is installed on an induction heating material such as stainless steel, the material is induction-heated and there is a risk of generating heat. It was common to leave a predetermined distance between them. In addition, since there is such a distance, the height direction of the bottom sensor 33 can be planned with a sufficient margin.
[0022]
However, in order to make the main body 31 compact, it is necessary to reduce the space of the bottom surface space. For this purpose, several measures are taken. First, as shown in FIG. 5, a magnetic shield 34 made of aluminum or the like is arranged on the bottom surface of the main body 31, so that the lower part of the main body 31 has a structure in which magnetism hardly passes. The installation of the magnetic shield 34 is a well-known technique in an electromagnetic cooker and the like. However, when the magnetic shield is used in the present rice cooker, the aluminum part of the bottom sensor 33 is removed and the magnetic shield 34 is arranged. By making the ferrite face the joint between the magnetic shield 33 and the magnetic shield 34, the magnetic shield effect is further enhanced.
[0023]
Next, as a second measure for shortening the vertical distance, shortening the height direction of the bottom sensor 33 becomes an issue. In this regard, the linearity of the spring 36 for contacting the bottom sensor 33 with the bottom surface of the inner pot 35 is made thinner than before, so that the spring 36 is maintained against the pot bottom while maintaining the same contact pressure as before. It is possible to shorten the height direction. In addition, the signal line 38 and the thermal fuse 39 from the bottom thermistor 37 are not drawn out from the bottom of the bottom sensor 33 as in the conventional case, but are drawn out from a part of the cylindrical portion 40 to shorten the vertical direction. I have. At this time, in order to improve the attachment of the signal line 38, a U-shaped notch 41 is provided from the bottom surface of the cylindrical portion 40 of the bottom sensor 33, and the signal line 38 is laid at the position.
[0024]
Further, if the height of the cylindrical portion 40 of the bottom sensor 33 is made lower than necessary, heat may be trapped inside the bottom sensor 33, and the sensitivity of the bottom thermistor 37 may be deteriorated. A protrusion 43 is provided below the bottom sensor 33 within the height of the foot 42 of the main body to shorten the distance between the inner pot 35 and the bottom surface of the main body 31 while increasing the height of the cylindrical portion 40 of the bottom sensor 33. Have secured.
[0025]
In addition, in order to prevent the magnetic field generated by the bottom heating coil 32 from leaking out of the rice cooker main body and promote induction heating to the inner pot 35, the bottom heating coil 32 is conventionally provided on the outer periphery of the bottom heating coil 32. Approximately six ferrites 44 are radially arranged in the perpendicular direction, but three of them are fixed to cover the outer coil 44. That is, the inner coil 45 has a smaller skin area than the outer coil 44, and the anti-magnetic effect is secured by arranging the anti-magnetic plate 34 of aluminum or the like on the main body side of the bottom surface of the inner coil 45. Depending on the reasons. Therefore, with this structure, it is easier to keep the height direction of the main body 1 low.
[0026]
(Example 2)
Next, contents related to the lid and the like will be described with reference to FIGS. Conventionally, handling of an operation board, a heating board, and the like, which are arranged on a front portion and a bottom portion in a main body, will be described. Conventionally, the spatial distance of the bottom of the main body has been indispensable to avoid unnecessary heating of the rice cooker mounting portion as described above. Therefore, such a space portion is used as a place for mounting an operation board for enabling the front surface operation, but by arranging the parts around the lower portion of the lid portion and the hinge portion of the main body, This eliminates the need for the space of the unit, and makes effective use of the space below the hinge and inside the lid, making it possible to reduce the size of the front and bottom surfaces of the main body.
[0027]
However, in order to dispose the operation board 46 inside the lid 47, there are the following problems. First, a cover coil 49 for heating a detachable radiator plate 48 provided on the lower surface of the cover 47 is provided inside the cover 47, so that the cover coil 49 must be structured so as not to be easily affected by a magnetic field. was there. Further, since it is necessary to dispose the steam cylinder 50, the lid sensor 51, and the like inside the lid 47, it is necessary to restrict the arrangement place and to suppress the unnecessary increase in the weight of the lid 47. .
[0028]
In order to solve the above problem, first, the lid ferrite 52 is arranged near the lower part of the microcomputer or the IC arranged on the operation board 46 to reduce the influence of the magnetic field on the microcomputer or the IC of the lid coil 49. . As a method of arranging the lid ferrite 52, the one conventionally arranged radially in the longitudinal direction with respect to the lid coil 49 as shown in FIG. 23 has now been arranged along the lid coil 49 as shown in FIG. And the number of lid ferrites 52 is reduced from six to three. This focuses on the area covered by the lid ferrite 52 in the circumferential direction. Since one strip-shaped lid ferrite 52 is about three times as long in the vertical direction as in the horizontal direction, the number of the lid ferrite 52 is reduced by half. Even if it is reduced, the cover range in the circumferential direction of the cover coil 49 increases, so that it is possible to obtain an effect of the same performance or more with about half the cover ferrite 52 of the related art. With such a configuration, the influence of the magnetic field in the circumferential direction can be reduced as compared with the related art, and the weight of the lid 47 can be suppressed from increasing.
[0029]
Next, by providing the lid sensor 51 directly below the operation board 46 disposed inside the lid 47, it is possible to effectively utilize the space inside the lid 47 and to perform a design in consideration of assemblability. Was. A specific configuration will be described below. A detachable heat radiating plate 48 is provided inside the lid 47. This is designed so that the user of the rice cooker can attach and detach the rice cooker so that the user can always use the rice cooker while keeping cleanliness. However, if rice is cooked with the radiator plate 48 removed, satisfactory rice cooking performance cannot be obtained. Therefore, it is necessary to detect whether the radiator plate 48 is securely attached. Further, in recent rice cookers, in order to improve the rice cooking performance, means for detecting the temperature in the inner pot 35 and estimating the rice cooking state from the temperature is employed, and the lid sensor 51 has such a function. Has been combined.
[0030]
The lid sensor 51 is urged downward by a sensor spring 53 so as to abut against the heat radiating plate 48. At the same time, by surrounding the lid thermistor 4 with aluminum or the like, the influence of the magnetic field due to the lid coil 49 is avoided. are doing. Further, unlike the bottom sensor 33 described above, the lid sensor 51 does not apply a large load to the lid sensor 51 itself, so that the strength and the like of the sensor spring 53 can be suppressed lower than that of the bottom sensor 33. , It is possible to make it compact. On the other hand, in order to prevent vapor or the like from entering the inside of the lid 47, it is necessary to provide a packing 55 around the lid sensor 51 to ensure the sealing property of the part.
[0031]
Further, the center of the cylindrical bottom surface of the lid sensor 51 is depressed. This is to improve the temperature detection performance by pressing the entire bottom portion against the heat sink 48. Also, for this purpose, the cylindrical lid sensor 51 itself does not force the left and right axes of the lid sensor 51 to move horizontally when moving up and down, and can cope with a slight inclination of the heat sink, and The configuration is such that the periphery of the depression is provided on the heat sink 48 at three points.
[0032]
As shown in FIG. 7, when the heat radiating plate 48 is mounted on the lid 47, the lid sensor 51 is pushed upward. However, due to the upward movement, a part of the cylindrical portion constituting the lid sensor 51 is formed. The movement of the attached magnet 56 is recognized by a reed switch 57 or the like, and the mounting of the heat sink 48 can be confirmed. Here, by integrally mounting the lid sensor 51 on the mounting unit 58 of the operation board 46, the operation board 46 and the lid sensor 51 can be handled as a unit, and the assembling property is improved. In addition to the assemblability, by arranging the lid sensor 51 below the operation board 46, the signal line from the lid thermistor 54 can be shortened, and noise is easily superimposed on the signal line. Can be avoided.
[0033]
Further, in order to prevent the inside of the lid 47 from becoming excessively hot, the operation board 46 is not provided with a heat generating component such as a triac, and the lid thermistor 54 is arranged directly below the operation board 46. In addition to detecting the temperature of the heat radiating plate 48, it is also possible to directly detect whether the temperature has reached a level that adversely affects the operation board 46.
[0034]
In this embodiment, the detection of the mounting state of the radiator plate 48 uses the magnet 56 and the like that are linked to the vertical movement of the lid sensor 51. However, the present invention is not limited to this embodiment. It is also possible to detect by the installed heat sink magnet 58. Further, while pursuing the design by making the upper part of the lid 47 a flat structure, it is necessary to prevent a spoon or the like from being heated when it is apt to be erroneously mounted on such a place by mistake. There is. Therefore, a magnetic shield 59 made of aluminum or the like is provided above the cover coil 49 inside the cover 47.
[0035]
Further, in this embodiment, the operation board 46 and the like are arranged inside the lid 47, the parts on the front part of the main body 31 are deleted, and the parts are integrated around the lower part of the hinge part 60 on the rear part of the main body 31. As a result, the center of gravity of the main body is located on the rear side, and when the lid is opened, the entire main body may be inadvertently fallen backward. Therefore, it is necessary to prevent such a situation.
[0036]
That is, the lid 47 of this embodiment releases the engagement of the portion by pressing the hook lever 61 and simultaneously urges the lid 47 in the opening direction by the hinge spring 61 provided on the hinge portion 60. Since there are no heavy parts on the front surface of the main body 31, when the lid 47 is opened, the situation is such that it is easy to fall backward with excessive force. Therefore, as shown in FIG. 12, a leaf spring 63 is mounted on the hinge portion 60 so as to increase the urging force in the closing direction as the opening angle of the lid 47 increases. As shown in FIG. 12, the leaf spring 63 has a structure in which as the opening of the lid 47 increases, the contact angle to the resin portion 64 increases so that the urging force in the opposite direction gradually increases. . With this configuration, it is possible to prevent the body 31 from accidentally falling to the rear due to the momentum when the lid 47 is opened. As shown in FIG. 16, a rib 65 is provided substantially at the center of the rear surface of the main body 31 to prevent the main body 31 from tipping over.
[0037]
Regarding the handle for carrying the main body 31, the center of the main body 31 is prevented in order to prevent the main body 31 from being tilted backward when the main body 31 is lifted, because the heavy parts are disposed below the hinge portion 60. A shaft is mounted on the rear side to provide a good center of gravity for better portability.
[0038]
(Example 3)
Next, contents around the steam cylinder will be described with reference to FIGS. In order to keep the height of the lid 47 low, the steam cylinder 50 is also kept low in the vertical direction as compared with the conventional case, and has a combined function of detecting the open / closed state of the lid 47.
[0039]
More specifically, a steam cylinder 50 having a float 66 movable inside when the lid 47 is opened and closed, and a float detection unit 67 for detecting the movement of the float 66 are provided around the steam cylinder 50. Detects the opening and closing of the lid 47 by utilizing the movement of the lid 47 to the hinge portion 60 when the lid 47 is opened. Further, the float 66 is disposed so as to cover the upper portion of the steam outlet 68 when the lid 47 is closed, and the float 6 is formed by a cylindrical or spherical magnet, while the steam cylinder 50 is formed. A groove 69 for guiding the movement of the float 66 is provided on the lower surface of the float 66, and a convex portion guided by the concave groove 69 attached to the float 66 is provided over the entire circumference. Further, the groove 69 forms a passage for the tongue when the tongue occurs, and also serves to prevent the float 66 from becoming immovable due to the tongue.
[0040]
Further, regarding the configuration of the float 66 or the like, for example, a magnetic material may be used for the float 66, a reed switch may be used for the float detection unit 67, or an optical sensor may be used for the float detection unit 67, for example. A method of detecting the presence of 66, for example, based on the presence or absence of its reflection, etc., is conceivable, but in any case, the weight of the float 6 is not immovable only by steam, but moves with rising of the bed. And the inclination angle of the bottom of the steam cylinder 50. According to experiments, the relationship between the weight, etc., and the weight of the bed, when a cylindrical float is used, if the bottom angle is set to about 12 degrees, the weight of about 2 to 4 grams can be prevented from spilling when cooking rice. The result was correct.
[0041]
Although the internal volume of the steam cylinder 50 is reduced for compactness, the movement of the float 66 is detected by the float detection unit 67, and a high-frequency wave to the bottom heating coil 32 or the like is detected in accordance with the detected content. The supply of electric power is controlled, and with this configuration, it is possible to use the steam cylinder 50 that is smaller in space than before. That is, with the rise of the tongue, the tongue accumulates in the lower part of the float 66, the float 66 moves due to an increase in the internal pressure, and the float detection unit 67 operates, whereby the above-described effect is obtained.
[0042]
Further, ribs are provided on the side surface near the final point of the movement of the float 66 so that the inside of the steam cylinder 50 is not damaged by the sudden movement of the float 66 caused by the rapid opening and closing of the lid 47. ing. Furthermore, the surface of the float 66 is covered with a resin in order to have the same effect. According to this configuration, the sound generated when the float 66 moves can be suppressed low.
[0043]
In addition, the steam cylinder 50 is detachable as in the conventional case, so that the user can freely wash the whole body. However, since the outlet 68 is provided at the lowest point on the bottom surface, the water after the washing is not filled. It is difficult to remain in the steam cylinder 50, and the cleanliness can be secured also in this regard. The detection of the open / closed state of the lid 47 utilizes the fact that the float 66 provided inside the steam cylinder 50 is separated from the float detection unit 67 when the lid 47 is opened. Then, it is conceivable to close the cover 47 by pressing the upper part thereof. On the other hand, since the operation board 46 is provided on the upper part of the lid 47, it is expected that the lid 47 is closed by mistake while the operation button or the like is being pressed. Therefore, after the lid 47 is shifted to the closed state, the key input on the operation board 46 is prohibited from being accepted for a predetermined time, and the operation unintended by the user is prohibited. Also, at this time, a message to that effect is displayed on the display unit so that the user can easily understand why the key is not accepted.
[0044]
In addition, when the lid 47 is closed by mistake, it is assumed that the lid 47 has been pressed for a long time, and a key that is difficult for the user to execute, for example, a selection key for a rice cooking course or the like is placed on the center front. Avoid placing. Therefore, if a key such as a rice cooker start key is received, the user closes the lid 47 with a key whose upper part of the lid 47 is relatively easy to recognize the change. It is located where it is easy to hold down.
[0045]
(Example 4)
Next, the structure around the lower part of the hinge 60 will be described with reference to FIGS. There are some problems in arranging the heating substrate 70 and the like below the hinge 60, but in particular, there are problems in securing the cooling performance and dropping water droplets from around the hinge 60.
[0046]
The area around the hinge 60 is a place where water adheres when steam or the like or when the inner pan 35 is attached, and water easily enters the inside of the main body along the area around the hinge 60. Therefore, in order to dispose the heating substrate 70 at the relevant location, it is essential to ensure insulation of the electric components. In addition, when the heating board 70 is provided below the hinge section 60, there is a problem in that the operation board 46 disposed on the lid 47 and the lead wire 71 electrically connected through the hinge section 60 are routed. In order to solve the problem, as shown in FIG. 20, the lead wires 71 are arranged in an S-shape in the vertical direction. With such a configuration, the structure is such that water or the like flowing along the lead wire 71 does not reach the heating substrate 70. Specifically, in order to make the lead wire 71 into the above-mentioned S-shape, the vertical ribs 72 and 73 are alternately arranged on the hinge portion 60, and at the lowest point 74 of the S-shaped wiring. The opposing portion is extended so as to be provided with a slight gap from the inside of the main body 31, and an electric component such as the heating substrate 70 is arranged inside the leading end of the extended portion 75.
[0047]
In addition, a fan-shaped rib or the like is provided on the cover plate 76 of the hinge portion 60 to prevent water drops from dropping on the heating substrate 70 or the like by mistake. As for the cooling performance, the cooling fan 77 is arranged at the lower corner of the main body to cool the bottom heating coil 32, the heating substrate 70, and the like. Specifically, since the heating substrates 70 and the like are collectively arranged in a narrow space below the hinge portion 60, a problem related to heat radiation is likely to occur. Therefore, as shown in FIG. 21, the cooling fan 77 is disposed at a lower corner of the main body 31, and an intake hole 78 is provided in a main body portion facing the cooling fan 77. Further, by providing the exhaust holes 79 on the lower front surface and the lower side surface of the main body, the cool air sucked from the intake holes 78 is smoothly guided to the front or the side via the heating substrate 70 and the bottom heating coil 32.
[0048]
In this regard, conventionally, the cooling fan 77 is horizontally disposed below the main body, but in the present invention, when the main body 31 is downsized, the cooling fan 77 is horizontally disposed below as it is, so that satisfactory cooling is achieved. Performance could not be obtained. This is because the distance between the inner pan 35 and the bottom surface of the main body 31 is shortened due to the downsizing, so that when the cooling fan 77 is arranged horizontally, it is not possible to obtain a sufficient cooling air suction space, This is because the resistance of the air path at the lower portion of the cool air fan 77 has increased. Also, in a horizontal arrangement, it is one of the causes of an increase in wind path resistance due to the difficulty of flowing cool air forward. Therefore, the cooling fan 77 is disposed obliquely, the lower corner of the main body 31 has a large radius, and the intake hole 78 is disposed at such a portion to oppose the cooling fan 77.
[0049]
Further, as shown in FIG. 22, the code reel 80 is disposed at a corner of the main body 31, and one of the heating substrate 70 and the power supply substrate 81 is disposed at a corner opposite to the code reel 80. With this structure, the space below the hinge portion 60 is effectively used, but at this time, the cord reel and the like are arranged along the protection frame 82 surrounding the outer periphery of the inner pot 35 in the vertical direction. It becomes possible to surround the frame in a wide range, and also has a heat insulating structure for playing a role of a heat retaining effect of the inner pot 35.
[0050]
In the code reel 80, the power supply line terminal 82 side, which is a connection portion with the power supply board 81, faces outward, and the drawer 83 of the code reel 80 faces the rear surface of the main body 31. According to this structure, the outer body of the code reel 80 functions as a wind direction guide that guides the cool air of the cooling fan 77 to the heating substrate 70 side.
[0051]
Further, as shown in FIG. 23, the drawer 83 of the power cord of the code reel 80 is configured to be discharged from the bottom rear of the main body 31. Can be used also as the rib 65 for preventing the body from falling over. Further, since the main body side of the code reel 80 is magnetically shielded by the exterior of the code reel 80, an unsuitable component that generates heat by a magnetic field, such as a sensor, is mounted.
[0052]
Further, a cooling fin 84 is disposed at right angles to the heating substrate 70, and a cooling fan 77 is mounted on the cooling fin 84. The cooling fins 84 have a substantially triangular cross section, and the blades 85 of the cooling fins 84 are arranged before and after the main body 31 in order to guide the flow of cool air from the intake hole 78 at the rear of the main body 31 to the side surface or the front surface of the main body 31. It is arranged to head. Also, in order to secure cooling by attaching the heat-generating components of the heating board 70 to the cooling fins 84 and to suppress an impact due to dropping of the main body, a screw mounting portion 86 is provided in a part of the heating board 70, A cooling fin 84 is screwed to 86.
[0053]
In addition, regarding the lead wire for supplying the current to the bottom heating coil 32, the bottom heating coil 32 and the wiring portion on the heating board 70 were conventionally connected by a connector provided on the heating board 70. However, the connector section usually needs a large one to supply a large current, which tends to hinder compactness of the main body. For this reason, the wiring of the heating substrate 70 is a board-in type or the like, avoiding the burden on the connection portion on the heating substrate 70, and providing the terminal terminal connection portion 87 on the protection frame 82 to ensure good assembly and space. are doing.
[0054]
Further, the heating substrate 70 placed on the cooling fins 84 is arranged on the lower side for components generating a large amount of heat, and the upper space is effectively used as a cooling space. Specifically, an IGBT or the like for controlling the supply of high-frequency power to the bottom heating coil 32 is attached to the cooling fin 84, and a rectifying element or the like that generates relatively large heat is disposed on the lower side.
[0055]
A rib 88 is provided in the vicinity of the intake hole 78 to prevent the exhaust air from the exhaust hole 79 and the cool air for intake from being mixed, and the rib 88 is also used as the above-mentioned rear-turning rib. are doing. Similarly, a guide rib 89 for air guide is provided inside the main body 31 to prevent the intake and exhaust air from being mixed, thereby reducing the load on the cooling fan.
[0056]
(Example 5)
Next, the structure of the side surface and the like will be described with reference to FIGS. A side surface heating coil 90 for heating the inner pan 35 from the side surface is provided on a side surface of the protection frame 82. The side surface heating coil 90 is provided with a protection frame body in order to reduce the number of parts and the number of assembly steps. It is structured to engage with an L-shaped groove 92 provided in the portion 91.
Conventionally, the mounting of the side surface heating coil 90 is fixed to the protection frame body 91 by a tape or the like. However, a hook portion which is an L-shaped groove 92 is provided on the side surface of the protection frame body 91, and the hook portion is provided. Is fixed by being engaged with. With such a configuration, the installation position of the side surface heating coil is stabilized, the rice cooking performance can be improved, and the cost for the tape can be reduced.
[0057]
In addition, by providing a corner on the lower surface of the main body along the shape of the pot, a structure in which the degree of freedom of the placement of the main body is further increased. Also, as compared with the conventional rice cooker, since the arrangement of components in the space from the inner pot 35 to the front outside of the main body 31 is prevented as much as possible, the distance from the inner pot 35 to the front outside of the rice cooker is reduced, and the user However, in the case of eating rice, the usability is further improved. Further, by setting the height of the front portion of the main body 31 to be equal to or less than the upper surface of the inner pot 35, the usability when cooking rice is further improved.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the rice cooker main body can be made compact, and the installability and portability can be greatly improved.
[0059]
In particular, according to the first aspect of the present invention, a main body, a lid that covers an upper portion of the main body, an inner pan detachably housed in the main body, and a bottom heating coil that induction-heats the inner pan, A control unit for supplying high-frequency power to the bottom heating coil, and a cord reel for connecting a commercial power supply to the control unit, wherein the lid is placed on a hinge so as to be openable and closable, In order to make it compact, the control section and the code reel are concentrated in the space below the hinge section. In addition, the control unit and the cord reel are vertically arranged so as to surround the inner pot so as to achieve a heat insulating structure for keeping heat. Thereby, the rice cooker main body can be made compact, and the installability and portability can be greatly improved.
[0060]
According to the second aspect of the present invention, in particular, the control unit is constituted by the heating board and the power supply board, and the heating board, the power supply board, and the code reel are arranged vertically along the pan. Thus, the space around the lower part of the hinge can be effectively used.
[0061]
According to the third aspect of the present invention, in particular, the control unit includes a heating board and a power supply board, and a code reel is arranged at a corner of the main body, and one of the heating board and the power supply board is used. By disposing the inner pot at the corner opposite to the cord reel, it is also possible to improve the heat retaining performance of the inner pot.
[0062]
Further, according to the invention as set forth in claim 4, a heat sink provided at the bottom of the heating substrate, and a cooling fan provided at the lower portion of the heat sink, wherein the cooling fan has at least a part thereof at the lower portion of the main body. The oblique arrangement of the cooling fan substantially opposes the corner of the cooling fan, thereby effectively bringing out the performance of the cooling fan.
[0063]
According to the fifth aspect of the present invention, the main body is provided with an intake hole on the surface facing the cooling fan, and the exhaust hole is formed in front of the bottom surface of the main body to form an air passage for cooling the heating coil and the heat sink. By providing the cooling air passage, a cooling air passage can be effectively secured.
[0064]
According to the invention of claim 6, the center of gravity of the main body is rearwardly arranged by arranging a rib on the rear outer lower surface of the main body to guide the cool air to the intake hole and also to prevent the lid from overturning when the lid is opened. In this case, it is possible to effectively prevent falls and the like.
[0065]
According to the seventh aspect of the present invention, the ribs are provided inside the main body to guide the cool air from the intake holes to the cooling fan, thereby effectively preventing the mixture of the intake air and the exhaust air. Can be.
[0066]
According to the eighth aspect of the present invention, the heating board is formed by insert-molding the wiring pattern with a resin, and the screw mounting portion is provided to fix the cooling fan, thereby further reducing the size of the main body. Can be.
[0067]
According to the ninth aspect of the present invention, a leaf spring is provided around the hinge portion for urging in the lid closing direction, and the leaf spring is arranged to increase the urging force as the lid is opened. Thereby, it is possible to prevent the lid from being opened too vigorously, and to prevent the main body from falling over at that time.
[0068]
Furthermore, according to the tenth and eleventh aspects of the present invention, the volume of the main body is set to be approximately three times or less the space volume of the pan, so that the portability and installation of the main body can be significantly improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a main part of a rice cooker according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a fragmentary sectional view of the rice cooker.
FIG. 3 is a schematic diagram showing the periphery of the bottom sensor of the rice cooker.
FIG. 4 is a perspective view of a main part of a bottom sensor of the rice cooker.
FIG. 5 is a schematic view of the bottom of the rice cooker.
FIG. 6 is a schematic view of a lid coil of a rice cooker according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view of an essential part of the lid of the rice cooker.
FIG. 8 is a fragmentary sectional view of the rice cooker.
FIG. 9 is a cutaway sectional view of a main part around the lid of the rice cooker.
FIG. 10 is a schematic diagram showing the periphery of a lid coil of the rice cooker.
FIG. 11 is a cutaway cross-sectional view around the lid of the rice cooker.
FIG. 12 is a cross-sectional view around the hinge portion of the rice cooker.
FIG. 13 is another cross-sectional view around the hinge of the rice cooker.
FIG. 14 is a view in which the vicinity of a hinge portion of the rice cooker is broken.
FIG. 15 is an external view of a main part near the hinge of the rice cooker.
FIG. 16 is an external view of the main body of the rice cooker.
FIG. 17 is an external view of a steam cylinder of a rice cooker according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a sectional view of a main part of a steam cylinder of the rice cooker.
FIG. 19 is a cutaway view of the vicinity of the steam cylinder of the rice cooker.
FIG. 20 is a view showing a state of a lead wire around a hinge portion of the rice cooker according to the fourth embodiment of the present invention.
FIG. 21 is an external view of essential parts around the cooling fan of the rice cooker.
FIG. 22 is a component layout diagram of the rice cooker.
FIG. 23 is an external view of a main part of the bottom of the rice cooker.
FIG. 24 is a fragmentary sectional view of the same rice cooker.
FIG. 25 is a schematic view of a heating board of the rice cooker.
FIG. 26 is a view of a rice cooker according to a fifth embodiment of the present invention, in which the vicinity of a heating substrate is broken.
FIG. 27 is an exploded view of a main part around a side coil of the rice cooker.
FIG. 28 is a sectional view of a main part of a conventional rice cooker.
[Explanation of symbols]
31 inner pot
32 bottom heating coil
33 bottom sensor
35 inner pot
46 Operation board
47 lid
48 heat sink
49 lid coil
50 steam cylinder
60 Hinge
66 float
67 Float detector
70 heating substrate
77 Cooling fan

Claims

A main body, a lid covering an upper part of the main body, an inner pot detachably housed in the main body, a bottom heating coil for inductively heating the inner pot, and a controller for supplying high-frequency power to the bottom heating coil. And a cord reel for connecting a commercial power supply to the control unit. A rice cooker in which the control section and the cord reel are vertically arranged so as to surround an inner pot so as to be concentrated in a space below a hinge portion and to achieve a heat insulating structure for keeping heat .

2. The rice cooker according to claim 1, wherein the control unit includes a heating board and a power supply board, and the heating board, the power supply board, and the code reel are arranged vertically along the inner pot. 3.

The control unit includes a heating board and a power supply board, and arranges a code reel at a corner of the main body, and arranges one of the heating board and the power supply board at a corner opposite to the code reel. The rice cooker according to claim 1.

A heat sink disposed on the bottom of the heating substrate; and a cooling fan disposed below the heat sink, wherein the cooling fan is disposed obliquely so that at least a part thereof is substantially opposed to a corner of the lower part of the main body. The rice cooker according to claim 1, wherein the rice cooker is prepared.

5. The rice cooker according to claim 4, wherein the main body is provided with an intake hole on a surface facing the cooling fan, and an exhaust hole is provided in front of the bottom surface of the main body to form an air passage for cooling the bottom heating coil and the heat sink.

6. The rice cooker according to claim 5, wherein the main body is provided with a rib on a rear outer lower surface thereof for guiding the cool air to the air intake hole and also for preventing a fall when the lid is opened.

2. The rice cooker according to claim 1, wherein the main body is provided with a rib on the inside of the main body to guide the cool air from the intake hole to the cooling fan.

5. The rice cooker according to claim 4, wherein the heating board is formed by insert-molding the wiring pattern with a resin and is provided with a screw mounting portion for fixing the cooling fan.

2. The rice cooker according to claim 1, further comprising a leaf spring biasing in a lid closing direction around the hinge portion, wherein the leaf spring is disposed so as to increase the biasing force as the lid is opened.

2. The rice cooker according to claim 1, wherein the volume of the main body is approximately three times or less the space volume of the inner pot.

2. The rice cooker according to claim 1, wherein the width of the main body is less than 1.5 times the outer diameter of the inner pot.