JP3575021B2 - Rear seat storage device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、座席の背もたれ背面に、天板等の収納物を収納する座席背面収納装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種のものとして、特開平10−248647号公報の自動車用携帯テーブルには、シートバック背面の収納用凹部には、携帯テーブルを係止するための係止ワイヤと取り付け用のねじ穴とを設けてあり、一方、携帯テーブルには、係止ワイヤと係合可能な係止片部とねじ孔に螺合可能な取り付けねじを設けてある(明細書第0015段)。これにより、携帯テーブルのシートバックへの離脱を容易且つ確実に行うことができる(明細書第0015段)。また、携帯テーブルをシートバックの収納用凹部に装着するため、携帯テーブルとシートバックとには,それぞれ工夫を施してあり、シートバックの背面には、携帯テーブルを係止するための係止ワイヤと取り付け用のねじ穴とを設けてある。一方、携帯テーブルには,係止ワイヤと係合可能な係止片部とねじ穴に螺合可能な取り付けねじとを設けてある(明細書第0029段)。また、前記ねじ穴は、シートバックフレームに設けたブラケットに、ねじ切りしたベゼルをビス止めすることにより設けてある(明細書第0030段)。
【0003】
上記携帯テーブルでは、係止ワイヤに係止片部を係止し、シートバックフレーム側のねじ穴に取り付けねじを螺合し、これにより収納部に携帯テーブルを固定するものであるから、ねじの螺合作業に手間がかかり、ねじ穴と取り付けねじの位置が合わないと、取り付け作業が煩雑となることが予想される。
【0004】
また、シートバック上部においては、上記のように、シートバックフレームに設けたブラケットに、ねじ切りしたベゼルをビス止めし、また、シートバック下部においては、係止ワイヤは、シートバック内のシートバックフレームに略コ字状に折り曲げたワイヤを接合することにより設けてある(公報第0030段)。そして、それらブラケットやワイヤを工場製作時に取付けるのではなく、後付けで取付けようとすると、シートバックへのそれらブラケットやワイヤの取付作業が面倒となる。また、前記ねじ穴を設けるブラケットはフレームの上部に、前記ワイヤはフレームの下部に、それぞれ別々に取り付けられているため、シートバックを立てた状態では、フレームの下部側に集中して収納物の荷重が加わり、このようにフレームに偏った荷重が加わることは好ましくない。
【0005】
そこで、本発明は、背もたれ背面に収納物を簡便に収納することができる座席背面収納装置を提供することを目的とし、加えて、収納物の荷重に対して強度的に優れた座席背面収納装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、座席の背もたれ背面に設けた収納部に収納物を着脱可能に装着してなる座席背面収納装置において、前記収納部の下部に設けられ前記収納物を支持する支持ブラケットと、前記収納部の上部に設けられ前記収納物の上部外側に係止する上部ストッパとを備え、前記座席のフレームに固定用ブラケットの上下を固定し、この固定用ブラケットに前記上部ストッパ及び支持ブラケットを固定したものである。
【0007】
この請求項1の構成によれば、収納物の下部を支持ブラケットにより支持し、収納物の上部は、その外側に係止する上部ストッパにより係止して収納物を収納できる。また、上部ストッパの係止を解除すれば、そのまま収納物を取り外すことができる。また、フレームに固定用ブラケットの上下を固定し、このブラケットに上部ストッパ及び支持ブラケットを固定したから、収納物から上部ストッパ及び支持ブラケットに加わる力は、固定用ブラケットにより、フレーム上下により全体的に支持され、強度的に優れたものになる。
【0008】
請求項2の発明は、座席の背もたれ背面に設けた収納部に収納物を着脱可能に装着してなる座席背面収納装置において、前記収納部の下部に設けられ前記収納物を支持する支持ブラケットと、前記収納部の上部に設けられ前記収納物の上部外側に係止する上部ストッパとを備え、前記収納物は2分割された分割天板部からなる天板であり、これら分割天板部を重ね合わせ、外側の分割天板部の下部内面に前記支持ブラケットに係止する係止部を設けたものである。
【0009】
この請求項2の構成によれば、収納物の下部を支持ブラケットにより支持し、収納物の上部は、その外側に係止する上部ストッパにより係止して収納物を収納できる。また、上部ストッパの係止を解除すれば、そのまま収納物を取り外すことができる。また、比較的大きな天板を分割してコンパクトに収納できる。そして、外側の分割天板部の下部内面に支持ブラケットが係止するから、収納時に支持ブラケットの係止部分が外側の分割天板部により隠れる。
【0010】
また、請求項3の発明は、前記上部ストッパが回転ストッパである。
【0011】
この請求項3の構成によれば、回転ストッパを回すことにより、収納物の上部外側への係止及びこの係止解除を簡便に行うことができる。
【0012】
また、請求項4の発明は、前記固定用ブラケットの外側に背面カバー体を設け、この背面カバー体の外面から前記固定用ブラケットに前記上部ストッパ及び支持ブラケットを固定したものである。
【0013】
この請求項4の構成によれば、固定用ブラケットが背面カバー体に覆われて背もたれの内部に隠れ、その背面カバー体の外面から、固定用ブラケットに、上部ストッパと支持ブラケットが一体的に取り付けられる。
【0014】
また、請求項5の発明は、前記固定用ブラケット側に雌螺子孔を設け、この雌螺子孔に対応して前記背面カバー体に孔を穿設し、前記上部ストッパ及び支持ブラケットはそれぞれ前記孔を挿通して前記雌螺子孔に螺合したねじ手段により前記固定用ブラケットに固定したものである。
【0015】
この請求項5の構成によれば、固定用ブラケットが背面カバー体に覆われて背もたれの内部に隠れ、その背面カバー体の外面から、ねじ手段により、背面カバー体の内面側の固定用ブラケットに、上部ストッパと支持ブラケットを一体的に取り付けることができる。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明すると、図1〜図23は本発明の一実施例を示し、同図は、本発明を車載用のテーブル装置に用いた例であり、テーブル装置は、天板1と、この天板1の支持部材である脚体2とを備える。そして、天板1が脚体2の被支持材である。座席101の背もたれ102の背面103に、収納部3が設けられ、使用時には、載置部たる背もたれ102の背面103に、脚体2が載置され、また、収納時には、前記脚体2と天板1とが前記収納部3に収納される。そして、前記天板1が、前記収納部3に収納する収納物であり、また、脚体2も収納物である。
【0017】
図2及び図3に示すように、前記脚体2は、対をなす脚杆21,21Aを交叉状態とし、枢着部22で枢着して折り畳み可能に構成されている。前記脚杆21,21Aは、金属製の丸パイプPを四角形の枠状に形成してなる。長辺と短辺を有する脚杆21,21Aは、短辺同志が前記枢着部22により枢着され、使用状態で、長辺の一方が上部たる脚上部23,23Aとなり、他方が下部たる脚下部24,24Aとなる。図4〜図6に示すように、それら脚杆21,21Aの脚上部23,23Aの長さ方向中央に、凹凸係合部の一方を構成する凹係合部が設けられ、この凹係合部は連結部材25に周設した溝部26である。前記連結部材25は、両端に脚杆21,21Aの丸パイプP内に挿入する挿入部251と、丸パイプPの端面に当接する鍔部252とが一体に設けられ、両側の鍔部252,252の間に前記溝部26が形成され、この溝部26に、前記天板1の後述する凸係合部が係合する。また、この例では、連結部材25は金属製であり、前記丸パイプPに溶着されている。そして、一方の前記脚杆21を他方の前記脚杆21Aより小さく形成し、図1に示す折り畳み状態で、脚杆21A内に脚杆21が収納されると共に、脚杆21,21Aが同一平面状をなすように構成されている。
【0018】
前記収納部3には、平面的に折り畳んだ脚体2が沿う収納平面30を設け、この収納平面30が収納部底面であり、また、背もたれ102を立てた状態で、背もたれ下側に連結部たる連結金具31を設け、この連結金具31に前記一方の脚杆21の脚下部24を回動可能に連結する。また、背もたれ上側に、図8に示すように、使用係止部たる使用係止金具32A,32,32Aを設け、これら使用係止金具32,32Aに、前記他方の脚杆21Aの脚下部24Aが着脱可能に係止する。また、前記使用係止金具32,32Aは前記連結金具31側に開口する挿入部321を有する。中央の前記使用係止金具32を挟む両側に前記使用係止金具32A,32Aが設けられており、その中央の使用係止金具32は、先端側を僅かに狭くした段発部322を有し、挿入部321から前記脚下部24を挿入すると、段発部322が収納平面30から離れる方向に弾性変形した後、復帰して脚下部24に係止し、抜け止め作用が得られる。前記使用係止金具32に近接した上側には、収納係止部33を設け、この収納係止部33に一方の脚杆21の脚上部23が着脱可能に係止する。
【0019】
前記座席101は、自動車に設けられており、背もたれ102は傾斜角度が可変で、図2〜図4,図10に示すように、背面103が上向きで水平な位置に設定可能になっている。
【0020】
したがって、図2に示すように、背もたれ102をその背面103が上向きとなるように倒し、収納平面30に沿って折り畳み状態の脚体2を、使用状態とするには、一方の脚杆21の脚上部23を持ち上げるようにして収納係止部33から外し、さらに、該脚上部23を連結金具31を中心に上方に回動する。この回動により脚体2は開き、すなわち脚上部23と脚下部24との間隔を開き、さらに、使用状態より多少大きく開くと、他方の脚杆21Aの脚下部24Aが使用係止金具32の連結金具31側に来て連結金具31のベース部311に接する。ここから、一方の脚上部23を押し下げると、他方の脚下部24Aが挿入部321から使用係止金具32内に係止する。このように脚体2のセットが完了した後、脚体2の上部に天板1の荷重が加わっても、使用係止金具32は連結金具31側に開口した挿入部321を有する構造であるから、脚下部24,24Aが広がることがなく、荷重に対して安定した構造となる。尚、脚下部24Aが使用係止金具32に係止した状態で、両脚上部23,23Aは同一高さ位置になる。
【0021】
一方、図3に示す脚体2を折り畳むには、逆に、使用係止金具32から他方の脚下部24Aを外し、一方の脚上部23を収納係止部33に係止すれば、脚杆21が脚杆21A内に収納された状態で、脚体2を収納平面30に沿わせることができる。
【0022】
次に、前記天板1の構成及び天板1と脚体2との支持構造について説明する。前記天板1は、長さ方向略中央で2分割された分割天板部11,11Aからなり、これら分割天板部11,11Aはほぼ同一形状をなしている。そして、図1に示すように、それら分割天板部11,11Aは、下面111,111側を合わせて重ねられた状態で、前記収納部3に沿って収納され、この収納状態で、一方の分割天板部11が外側、他方の分割天板部11Aが内側となる。
【0023】
前記分割天板部11,11Aの下面111,111には、それぞれ係止部たる係止片12,12,12A,12Aが設けられ、図2〜図3に示すように、前記脚上部23に対応して係止片12,12を設けると共に、前記脚上部23Aに対応して係止片12A,12Aを設け、両係止片12,12Aは天板1の幅方向一側に挿入部121,121Aを有し、前記係止片12Aの挿入部121Aが分割天板部11,11Aの縁側に近い位置に開口している。
【0024】
前記分割天板部11,11Aの下面111,111には、図11〜図13に示すように、幅方向及び長さ方向の複数の補強リブ13H,13Lが格子状に設けられている。さらに、それら分割天板部11,11Aの下面111,111には、金属製からなる補強パイプ枠14を設け、この補強パイプたる補強パイプ枠14は、略長方形の外枠杆141と、この外枠杆141内に設けた長さ方向の連結杆142とからなり、外枠杆141及び連結杆142の下面側に固定板143を当て、この固定板143の両側をビス144にて分割天板部11,11Aに固定し、これら分割天板部11,11Aには前記ビス144が螺合するボス部145が形成されている。
【0025】
また、前記係止片12,12Aの挿入部121,121Aに対応して、図12などに示すように、前記分割天板部11,11Aの下面111,111に案内補強リブ131を設け、この案内補強リブ131は、複数並設され、分割天板部11,11Aの下面111,111から挿入部121,121Aに向かって傾斜する傾斜縁132を有すると共に、この傾斜縁132に連続して下面111とほぼ平行な下縁133を有し、この下縁133の高さ位置は前記補強パイプ枠14の下面とほぼ同一である。したがって、図4に示すように、係止部12,12Aに脚上部23,23Aを係止して脚体2によって天板1を支持すると、脚上部23,23Aが補強パイプ枠14と下縁133に当設するため、荷重支持を良好に行うことができる。このように構成することにより、比較的広い天板1を例えば合成樹脂などにより形成する場合でも、その肉厚寸法を抑えながら、必要な強度を得ることができる。
【0026】
さらに、分割天板部11,11Aの下面111,111には、図2,図3,図11,図13及ぶ図14に示すように、前記係止片12Aに係止した前記脚上部23Aの抜け出しを防止するストッパ15が設けられている。このストッパ15は、天板1の幅方向の回転中心軸151と、この回転中心軸151の一端部を折り曲げて形成した交叉方向の操作部152と、前記回転中心軸151の他端部に設けられた平面略L字状の従動部153と、この従動部153の先端に設けられ前記脚上部23Aと交叉方向の交叉部153Aと、この交叉部153Aの先端に設けられた抜け止め部154とを備え、前記回転中心軸151を、軸受部155,155を備えた取付体156により、分割天板部11,11Aの下面111,111に回動可能で且つ長さ方向の移動を規制した状態で軸支し、前記回転中心軸151に装着した付勢手段たるコイルスプリング157などの弾機により、前記抜け止め部154が分割天板部11,11Aの下面111,111から離間する方向に付勢し、前記回転中心軸151に角度規制部158を突設し、この角度規制部158が前記取付体156に当接する位置で、前記抜け止め部154が、係止片12Aに係止した前記脚上部23Aの高さに対応した規制位置となって、該脚上部23Aの抜け出しを防止し、一方、抜け止め部154が下面111側に所定角度回動した非規制位置とすると、係止片12Aから脚上部23Aを抜き取ることができる。また、操作部152及び交叉部153Aには、それぞれ合成樹脂などの弾性キャップ159が設けられている。このように構成することにより、脚杆21Aの脚上部23Aを交叉部153Aに当て、交叉部153Aを下面111側に押してやれば、挿入部121Aが開き、その交叉部153Aと案内補強リブ131に摺動しながら脚上部23Aを係止部12Aに係止できる。そして、係止部12Aに脚上部23Aを係止すると、コイルスプリング157により抜け止め部154が挿入部121A位置に復帰し、係止部12Aから脚上部23Aが抜けることがない。一方、操作部152を下面111側に押してやれば、抜け止め部154も下面111側に移動し、係止部12Aから脚上部23Aを取り外すことができる。尚、抜け止め部154は両係止部12A,12Aの間に位置する。また、分割天板部11,11Aは、下面111側を合わせて重ね合せた状態で、互いのストッパ15及び係止部23,23Aが干渉しないように、天板1の長さ方向位置をずらして設定している。
【0027】
図2及び図3などに示すように、前記分割天板部11,11Aの突合せ箇所には、それぞれ凸係合部たる突合せ壁部16,16が形成され、さらに、この突合せ壁部16に連続して分割天板部11,11Aの周囲には壁部16Aが形成されている。そして、両分割天板部11,11Aの突合せ壁部16,16が凸係合部であって、前記溝部26に係合する。
【0028】
また、分割天板部11,11Aの上面には、図11及び図14に示すように、突合せ壁部16の近傍に、位置決め表示部17,17をそれぞれ設け、これら位置決め表示部17,17を合わせることにより両分割天板部11,11Aを位置決めできる。また、その位置決め表示部17は前記ストッパ15の交叉部153Aの位置に対応している。
【0029】
したがって、上述したように収納部3に脚体2を使用状態にセットし、この脚体2に前記分割天板部11,11Aを取付けるには、脚上部23,23Aが係止部12,12Aの挿入部121側に来るように分割天板部11,11Aを脚体2に被せる。この場合、分割天板部11,11Aには位置決め表示部17が設けられているから、これを目安として脚上部23Aを位置合わせすることができる。また、脚体2の溝部26に、分割天板部11,11Aの突合せ壁部16,16の側面162,162同志を合わせる。脚上部23Aの位置合わせを行うと同時に分割天板部11,11Aを下方に僅かに押してやれば、ストッパ15の抜け止め部154が下面111側に移動し、この後、分割天板部11,11Aを幅方向にスライドさせて係止部12,12Aに脚上部23,23Aが係止することができる。尚、ストッパ15の交叉部153Aを脚上部23Aで押す代わりに、操作部152を手動操作して抜け止め部154を下面111に沿わせるようにしてもよい。また、両分割天板部11,11Aの突合せ壁部16,16が、脚体2の溝部26に嵌入する。このようにして天板1を支持した構造では、係止部12,12Aとストッパ15により、天板1に対する脚体2の脚上部23,23Aの幅方向位置が規制され、突合せ壁部16,16と溝部26の係合により、脚上部23,23Aの長さ方向位置が規制され、安定した支持構造が得られる。一方、天板1を外す場合は、下面111の縁近傍にある操作部152を操作し、この操作は、手で縁を持って挟むようにして行うことができ、操作部152を押したまま両分割天板部11,11Aを持って逆方向にスライドさせてやれば、係止部12,12Aから脚上部23,23Aを外すことができる。したがって、わざわざ天板1を逆さにしたり、下から覗き込むようにして操作する必要がなく、特に、本実施例は、比較的広い天板1を扱うに適した構造である。
【0030】
次に、前記背もたれ102の背面103に設けた座席背面収納装置について説明する。図1に示すように、背もたれ102は、内部にフレームたるフレーム枠104を有し、背もたれ102の起立状態で、前記フレーム枠104の上,下桟部104U,104Dに、上下方向の固定用ブラケット51が、その上下を固定手段52により固定され、この固定用ブラケット51,51は左右に設けられる。図18及び図19に示すように、前記固定手段52は、前記上,下桟部104U,104Dの透孔105と、この透孔105に装着するサスナット521と、前記固定用ブラケッ51の上下に設けた固定用透孔511と、ワッシャ付ボルト522とからなり、図19に示すように、前記固定用透孔511にボルト522を挿通し、該ボルト522をサスナット521の雌螺子孔に螺合することにより、前記固定用ブラケット51を固定する。それら固定用ブラケット51,51の背面は平坦に形成されており、固定用ブラケット51,51の外側から、背面カバー体たるシートバックカバー106が、背もたれ102の背面開口部107に取付けられる。尚、前記シートバックカバー106は合成樹脂などからなり、予め工場出荷時から背もたれ102に設けられていたものである。
【0031】
前記シートバックカバー106の外面に、上部ブラケット53が設けられ、この上部ブラケット53はベース本体54を有する。このベース本体54には透孔541が設けられ、この透孔541に対応して、図16に示すように、前記シートバックカバー106に透孔106Kを穿設し、また、前記ベース本体54を固定するために、前記固定用ブラケット51の上部に雌螺子孔512を設け、図20に示すように、ワッシャ付ボルト513を、前記透孔541,106Kに挿通して雌螺子孔512に螺合することにより、固定用ブラケット51にベース本体54が固定される。また、図7及び図8などに示すように、前記ベース本体54には、前記使用係止金具32と収納係止部33とが一体に設けられている。さらに、ベース本体54の上方に段部542を設け、この段部542の中央に当接面543が設けられ、その段部542の上部の上ベース部544に、ロック手段たる回転ストッパ55が設けられている。そして、この回転ストッパ55は上部ストッパである。尚、前記収納係止部33と段部542との間に前記脚下部24Aと脚上部23とが並んで収納される。前記回転ストッパ55は、前記上ベース部544に固定台551を固定し、この固定台551には固定筒部552が設けられており、この固定筒部552に、回転ロック553の筒部554を回動可能に挿入し、回転中心となるネジ555を前記筒部554に挿入すると共に、そのネジ555を上ベース部544に螺着し、さらに、固定台551の回止め突起551Tを上ベース部544の孔544Kに挿入している。前記回転ロック553の外面には、ネジ555と交叉方向の摘み部556を設け、ロック解除位置で摘み部556の一側面556Mが前記固定台551の一側面551Mの位置となり、回転ロック553を略90度回転すると、ロック位置となる。図7及び図9に示すように、前記固定台551の上面に、ネジ555を中心とした円弧溝557を形成し、この円弧溝557に沿って移動する係合突起558を、前記回転ロック553の下面に設け、その係合突起558の下端に位置決め凹部558Aを設け、この位置決め凹部558Aが段発的に係脱する位置決め凸部557R,557Fを、前記ロック位置とロック解除位置に対応して設けている。
【0032】
前記シートバックカバー106の外面下部に、支持ブラケット61を設け、この支持ブラケット61はベース本体62を有する。このベース本体62に透孔611を設け、この透孔611に対応して、図21に示すように、前記連結金具31に透孔311を設けると共に、図16に示したように、前記シートバックカバー106に透孔106Kを穿設する。また、前記ベース本体62を固定するために、前記固定用ブラケット51の下部に雌螺子孔512を設け、図21に示すように、ワッシャ付ボルト513を、前記透孔611,106Kに挿通して雌螺子孔512に螺合することにより、固定用ブラケット51に、ベース本体62と連結金具31とが固定され、これにより前記ベース本体62の外面に、前記連結金具31が一体に設けられる。なお、前記ボルト513が、上部ブラケット53と支持ブラケット63を前記固定用ブラケット51に固定するねじ手段である。さらに、ベース本体62の上方には段部622を設け、この段部622の下部に略コ字型の支持部63を設け、この支持部63の先端部631は上向であって僅かに外向きとなっている。尚、前記連結金具31と段部622との間に前記脚上部23Aが収納される。
【0033】
ここで図15〜図21を用いて前記固定用ブラケット51,上部ブラケット53及び支持ブラケット61などからなる収納装置の取付方法につき説明する。まず、作業がやり易いように背もたれ102を倒し、背面103を上向きとする。そして、収納装置を取付ける前の背もたれ102から、その背面103にあるシートバックカバー106を取り外す作業を行う。この例では、図15に示すように、シートバックカバー106はグロメット108により背面103に固定されており、グロメット108を外すことにより、シートバックカバー106を外すことができる。そして、背面開口部107を覆うシートバックカバー106を外すと、フレーム枠104の上,下桟部104U,104Dが外部に表れる。図16に示すように、外したシートバックカバー106には、電気ドリル41により前記透孔106Kを穿設する。また、シートバックカバー106の上部に複数の上部透孔106Gを穿設し、図17に示すように、その上部透孔106Gにラバーグロメット109を装着する。尚、このラバーグロメット109は、シートバックカバー106を背面103に取付ける際、背面103側に係止して、シートバックカバー106の上部を背面103に隙間なく固定するためのものである。そして、図18に示すように、上,下桟部104U,104Dの透孔105位置に前記サスナット521を装着し、図19に示すように、ボルト522により固定用ブラケット51の上下を上,下桟部104U,104Dに固定し、この上から背面開口部107にシートバックカバー106を被せる。この後、図20及び図21に示すように、シートバックカバー106の上から、上部ブラケット53と支持ブラケット61とをボルト513により固定する。このように固定することにより、それらブラケット53,61は、固定用ブラケット51を介して、背もたれ102の骨格であるフレーム枠104に固定されるから、荷重に対する強度に優れたものとなる。また、固定用ブラケット51は、シートバックカバー106により隠れるから、外観意匠性を損なうこともない。
【0034】
次に、前記収納装置により背もたれ102の背面103に収納する前記天板1の構成を、収納に係る点を中心に説明する。図11〜図14などに示すように、前記分割天板部11,11Aの上面周囲は、段差部112が形成されると共に、この段差部112と周縁との間に段差面113を形成し、これら段差部112及び段差面113は突合せ壁部16側の縁を除いて設けられている。図1に示すように、前記分割天板部11,11Aは、突合せ壁部16及び壁部16A,16Aの下端同志を突き合わせ、突合せ壁部16を下側にして収納部3に沿わせ、下部は支持ブラケット61により支持し、上部は回転ストッパ55により抜止め状態で収納固定する。この回転ストッパ55に対応して、図13及び図23などに示すように、外側となる分割天板部11の前記段差面113に外係合凹部114を形成し、この外係合凹部114に回転ストッパ55が係止可能となっている。また、前記段差面113は、前記外係合凹部114に対応する部分が、円弧状段差面113Aに形成されている。また、図14などに示すように、内側となる分割天板部11Aの段差面113には、前記ベース本体54の段部542の上段部542Aが係入する内係合凹部115が形成され、この内係合凹部115は前記上段部542Aとほぼ同一幅であり、該外係合凹部115を上段部542Aに係合することにより、収納時の分割天板部11Aの左右方向位置が規制され、さらに、内係合凹部115位置の段差面113が、上部ブラケット53の当接面543に当接する。
【0035】
図1及び図11などに示すように、前記支持ブラケット61に対応して、外側となる分割天板部11の突合せ壁部16に、部分的に開口部161を設け、この開口部161に対応して、分割天板部11の下面111に、ブラケット係止部たる受金具116を設け、この受金具116に前記支持ブラケット61の先端部631が係止する。
【0036】
したがって、収納部3に脚体2を収納した後、分割天板部11,11Aを重ね合せ、この重ね合せ状態で、図1に示すように、分割天板部11,11Aは、相互の壁部16,16Aが突き合わされ、これら突き合せた壁部16,16A及びそれら上面部とが、ほぼ閉断面の箱状体となる。そして、図1及び図22に示すように、内側の分割天板部11Aの突合せ壁部16を、支持ブラケット61に乗せるようにして係止すると共に、外側の分割天板部11の受金具116を、支持ブラケット61の先端部631に係止し、さらに、分割天板部11,11Aの上部は、図1及び図23に示すように、回転ストッパ55の回転ロック553を回転して外係合凹部114に係止することにより、抜け止め状態のロックがなされる。この場合、図1に示すように、外係合凹部114と壁部16A,16Aと内係合凹部115とは、それら壁部16A,16Aの下端同志が突き合わされて略コ字状の閉断面となるため、単に重ね合わせた場合よりも強度が向上し、この閉断面を構成する外係合凹部114に回転ロック553が係止するから、該回転ロック553により確実に分割天板部11,11Aを押えることができる。また、それら係合凹部114,115に連続して断面コ字状となる段差面113A,113が設けられているから、回転ロック553が係止する部分が一層強度的に優れたものとなる。
【0037】
このように本実施例では、請求項1に対応して、座席101の背もたれ102背面103に設けた収納部3に収納物たる天板1を着脱可能に装着してなる座席背面収納装置において、収納部3の下部に設けられ天板1を支持する支持ブラケット61と、収納部3の上部に設けられ天板1の上部外側に係止する上部ストッパたる回転ストッパ55とを備え、座席 101 のフレームたるフレーム枠 104 に固定用ブラケット 51 の上下を固定し、この固定用ブラケット 51 に上部ストッパたる回転ストッパ 55 及び支持ブラケット 61 を固定したものであり、天板1の下部を支持ブラケット63により支持し、天板1の上部は、その外側に係止する回転ストッパ55により係止して天板1を収納できる。また、回転ストッパ55の係止を解除すれば、そのまま天板1を取り外すことができる。また、収納物から回転ストッパ 55 及び支持ブラケット 61 に加わる力は、固定用ブラケット 51 により、フレーム枠 104 上下により全体的に支持され、強度的に優れたものになる。
【0038】
このように本実施例では、請求項2に対応して、座席 101 の背もたれ 102 背面 103 に設けた収納部3に収納物たる天板1を着脱可能に装着してなる座席背面収納装置において、収納部3の下部に設けられ天板1を支持する支持ブラケット 61 と、収納部3の上部に設けられ天板1の上部外側に係止する上部ストッパたる回転ストッパ 55 とを備え、収納物は2分割された分割天板部 11 , 11 Aからなる天板1であり、これら分割天板部 11 , 11 Aを重ね合わせ、外側の分割天板部 11 の下部内面に支持ブラケット 61 に係止する係止部 116 を設けたものであり、天板1の下部を支持ブラケット63により支持し、天板1の上部は、その外側に係止する回転ストッパ55により係止して天板1を収納できる。また、回転ストッパ55の係止を解除すれば、そのまま天板1を取り外すことができる。また、比較的大きな天板1を分割してコンパクトに収納できる。そして、外側の分割天板部 11 の下部内面に支持ブラケット 61 が係止するから、収納時に支持ブラケット 61 の係止部分が外側の分割天板部 11 により隠れ、露出しない構造が得られる。
【0039】
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、上部ストッパが回転ストッパ55であるから、回転ストッパ55を回すことにより、天板1の上部外側への係止及びこの係止解除を簡便に行うことができる。
【0040】
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、固定用ブラケット61の外側に背面カバー体たるシートバックカバー106を設け、このシートバックカバー106の外面から固定用ブラケット61に上部ストッパたる回転ストッパ55及び支持ブラケット61を固定したから、固定用ブラケット61がシートバックカバー106に覆われて背もたれ102の内部に隠れ、そのシートバックカバー103の外面から、固定用ブラケット61に、回転ストッパ55と支持ブラケット61が一体的に取り付けられる。
【0041】
さらに、このように本実施例では、請求項5に対応して、固定用ブラケット51側に雌螺子孔512を設け、この雌螺子孔512に対応して背面カバー体たるシートバックカバー106に孔106Kを穿設し、上部ストッパたる回転ストッパ55及び支持ブラケット61はそれぞれ前記孔106Kを挿通して雌螺子孔512に螺合したねじ手段たるボルト522により固定用ブラケット51に固定したから、固定用ブラケット51がシートバックカバー106に覆われて背もたれ102の内部に隠れ、そのシートバックカバー106の外面から、ボルト522により、シートバックカバー106の内面側の固定用ブラケット51に、回転ストッパ55及び支持ブラケット61を一体的に取り付けることができる。
【0042】
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、回転ストッパは分割天板部の側部上側に係止してもよい。また、1枚物の天板を収納するようにしても良いし、3枚以上に分割した天板を重ね合せて収納することもできる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1の発明は、座席の背もたれ背面に設けた収納部に収納物を着脱可能に装着してなる座席背面収納装置において、前記収納部の下部に設けられ前記収納物を支持する支持ブラケットと、前記収納部の上部に設けられ前記収納物の上部外側に係止する上部ストッパとを備え、前記座席のフレームに固定用ブラケットの上下を固定し、この固定用ブラケットに前記上部ストッパ及び支持ブラケットを固定したものであり、背もたれ背面に収納物を簡便に収納することができる座席背面収納装置を提供することができる。
【0044】
請求項2の発明は、座席の背もたれ背面に設けた収納部に収納物を着脱可能に装着してなる座席背面収納装置において、前記収納部の下部に設けられ前記収納物を支持する支持ブラケットと、前記収納部の上部に設けられ前記収納物の上部外側に係止する上部ストッパとを備え、前記収納物は2分割された分割天板部からなる天板であり、これら分割天板部を重ね合わせ、外側の分割天板部の下部内面に前記支持ブラケットに係止する係止部を設けたものであり、背もたれ背面に収納物を簡便に収納することができる座席背面収納装置を提供することができる。
【0045】
また、請求項3の発明は、前記上部ストッパが回転ストッパであり、背もたれ背面に収納物を簡便に収納することができる座席背面収納装置を提供することができる。
【0046】
また、請求項4の発明は、前記固定用ブラケットの外側に背面カバー体を設け、この背面カバー体の外面から前記固定用ブラケットに前記上部ストッパ及び支持ブラケットを固定したものであり、背もたれ背面に収納物を簡便に収納することができる座席背面収納装置を提供することができる。
【0047】
また、請求項5の発明は、前記固定用ブラケット側に雌螺子孔を設け、この雌螺子孔に対応して前記背面カバー体に孔を穿設し、前記上部ストッパ及び支持ブラケットはそれぞれ前記孔を挿通して前記雌螺子孔に螺合したねじ手段により前記固定用ブラケットに固定したものであり、背もたれ背面に収納物を簡便に収納することができる座席背面収納装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す収納状態の全体断面図である。
【図2】同上、使用状態の全体断面図である。
【図3】同上、天板を組み付ける前の使用状態の全体断面図である。
【図4】同上、天板の長さ方向の断面を示す使用状態の全体断面図である。
【図5】同上、折り畳み状態の脚体の平面図である。
【図6】同上、脚杆の要部の断面図である。
【図7】同上、上部ブラケットの断面図である。
【図8】同上、上部ブラケットの斜視図である。
【図9】同上、回転ストッパの固定台と回転ロックの分解斜視図である。
【図10】同上、使用状態の全体説明図である。
【図11】同上、一方の分解天板部の底面図である。
【図12】同上、一方の分解天板部の断面図である。
【図13】同上、一方の分解天板部の要部の平面図である。
【図14】同上、他方の分割天板の平面図である。
【図15】同上、シートバックカバーの取り外し作業を説明する斜視図である。
【図16】同上、シートバックカバーの透孔を穿設する作業を説明する斜視図である。
【図17】同上、シートバックカバーにグロメットを装着する作業を説明する斜視図である。
【図18】同上、フレーム枠にサスナットを装着する作業を説明する斜視図である。
【図19】同上、固定用ブラケットの取り付け作業を説明する斜視図である。
【図20】同上、上部ブラケットの取り付け作業を説明する斜視図である。
【図21】同上、支持ブラケットと連結金具の取り付け作業を説明する斜視図である。
【図22】同上、分割天板部の収納作業を説明する斜視図である。
【図23】同上、回転ストッパによるロック作業を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 天板(収納物)
104 フレーム枠(フレーム)
106 シートバックカバー(背面カバー体)
106K 孔
11,11A 分割天板部
116 係止部
2 脚体(収納物)
3 収納部
51 固定用ブラケット
512 雌螺子孔
522 ボルト(ねじ手段)
55 回転ストッパ(上部ストッパ)
61 支持ブラケット[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a seat back storage device that stores a storage object such as a top plate on the back of a seat back.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
As this type, a portable table for an automobile disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-248647 has a locking recess for locking the portable table and a screw hole for attachment in a storage recess on the back of the seat back. On the other hand, the portable table is provided with a locking piece that can be engaged with the locking wire and a mounting screw that can be screwed into the screw hole (step 0015 in the specification). As a result, the portable table can be easily and reliably detached from the seat back (step 0015 in the specification). In addition, in order to mount the portable table in the recess for storing the seat back, the portable table and the seat back are individually devised, and a locking wire for locking the portable table is provided on the back of the seat back. And a screw hole for attachment. On the other hand, the portable table is provided with locking pieces that can be engaged with the locking wires and mounting screws that can be screwed into the screw holes (step 0029 in the specification). The screw hole is provided by screwing a threaded bezel to a bracket provided on the seat back frame (stage 0030 in the specification).
[0003]
In the above-mentioned portable table, the locking piece is locked to the locking wire, and the mounting screw is screwed into the screw hole on the seat back frame side, thereby fixing the mobile table to the storage section. If the screwing operation takes time and the positions of the screw holes and the mounting screws do not match, the mounting operation is expected to be complicated.
[0004]
In the upper part of the seat back, the threaded bezel is screwed to the bracket provided in the seat back frame as described above, and in the lower part of the seat back, the locking wire is attached to the seat back frame in the seat back. Is provided by bonding a wire bent in a substantially U-shape (Japanese Patent Publication No. 0030). Then, if the brackets and wires are not mounted at the time of manufacturing at the factory but are mounted later, mounting the brackets and wires to the seat back becomes troublesome. In addition, since the brackets provided with the screw holes are separately mounted on the upper portion of the frame and the wires are separately mounted on the lower portion of the frame, when the seat back is standing, the stored items are concentrated on the lower side of the frame. It is not preferable that a load is applied and a biased load is applied to the frame.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a seat back storage device that can easily store a stored item on the back of the backrest, and additionally, a seat rear storage device that is excellent in strength against the load of the stored item. The purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0007]
According to the configuration of the first aspect, the lower portion of the stored item is supported by the support bracket, and the upper portion of the stored item can be stored by being locked by the upper stopper locked to the outside thereof. When the upper stopper is unlocked, the stored item can be removed as it is.Also,Since the upper and lower sides of the fixing bracket are fixed to the frame and the upper stopper and the support bracket are fixed to this bracket, the force applied to the upper stopper and the support bracket from the stored items is totally supported by the upper and lower frames by the fixing bracket. , To be excellent in strength.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a seat back storage device in which storage items are detachably attached to storage portions provided on the back of the seat back, and a support bracket provided at a lower portion of the storage portion and supporting the storage items. An upper stopper provided at an upper portion of the storage portion and engaged with an upper outer side of the storage item.The storage object is a top plate including a divided top plate portion divided into two, and the divided top plate portions are overlapped with each other, and a locking portion for locking to the support bracket is provided on a lower inner surface of the outer divided top plate portion. EstablishedThings.
[0009]
According to the configuration of the second aspect, the lower portion of the stored item is supported by the support bracket, and the upper portion of the stored item can be stored by being locked by the upper stopper that is locked to the outside thereof. When the upper stopper is unlocked, the stored item can be removed as it is.Also,A relatively large top plate can be divided and stored compactly. Since the support bracket is locked to the lower inner surface of the outer divided top plate portion, the locked portion of the support bracket is hidden by the outer divided top plate portion during storage..
[0010]
Claims3In the invention, the upper stopper is a rotation stopper.
[0011]
According to the configuration of the third aspect, the rotation of the rotation stopper makes it possible to easily lock and release the stored item from the upper side to the outside.
[0012]
Claims4According to the invention, a rear cover body is provided outside the fixing bracket, and the upper stopper and the support bracket are fixed to the fixing bracket from the outer surface of the rear cover body.
[0013]
This claim4According to the configuration, the fixing bracket is covered with the back cover body and hidden inside the backrest, and the upper stopper and the support bracket are integrally attached to the fixing bracket from the outer surface of the back cover body.
[0014]
Claims5In the invention, a female screw hole is provided on the fixing bracket side, a hole is formed in the back cover body corresponding to the female screw hole, and the upper stopper and the support bracket are inserted through the holes, respectively. It is fixed to the fixing bracket by screw means screwed into the female screw hole.
[0015]
This claim5According to the configuration, the fixing bracket is covered with the back cover body and hidden inside the backrest, and from the outer surface of the back cover body, the upper stopper and the upper stopper are fixed to the fixing bracket on the inner surface side of the back cover body by screw means. The support bracket can be attached integrally.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 to FIG. 23 show an embodiment of the present invention, which is an example in which the present invention is used for an in-vehicle table device. The table apparatus includes a
[0017]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
Therefore, as shown in FIG. 2, in order to lower the
[0021]
On the other hand, in order to fold the
[0022]
Next, the configuration of the
[0023]
Locking
[0024]
As shown in FIGS. 11 to 13, a plurality of reinforcing
[0025]
Also, as shown in FIG. 12, etc.,
[0026]
Further, as shown in FIG. 2, FIG. 3, FIG. 11, FIG. 13 and FIG. 14, on the
[0027]
As shown in FIGS. 2 and 3, butting
[0028]
As shown in FIGS. 11 and 14,
[0029]
Therefore, as described above, in order to set the
[0030]
Next, the seat back storage device provided on the back 103 of the
[0031]
An
[0032]
A
[0033]
Here, a method of mounting the storage device including the fixing
[0034]
Next, the configuration of the
[0035]
As shown in FIGS. 1 and 11 and the like, an
[0036]
Therefore, after the
[0037]
As described above, in the present embodiment, in accordance with the first aspect, in the seat back storage device in which the
[0038]
Thus, in the present embodiment, corresponding to claim 2,
[0039]
As described above, in the present embodiment, the claims3Accordingly, the upper stopper is the
[0040]
As described above, in the present embodiment, the claims4In response to the above, a seat
[0041]
Further, as described above, in this embodiment, the claims5A
[0042]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made within the scope of the present invention. For example, the rotation stopper may be locked on the upper side of the divided top plate. In addition, a single top plate may be stored, or three or more divided top plates may be stacked and stored.
[0043]
【The invention's effect】
The invention according to
[0044]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a seat back storage device in which storage items are detachably attached to storage portions provided on the back of the seat back, and a support bracket provided at a lower portion of the storage portion and supporting the storage items. An upper stopper provided at an upper portion of the storage portion and engaged with an upper outer side of the storage item.The storage object is a top plate including a divided top plate portion divided into two, and the divided top plate portions are overlapped with each other, and a locking portion for locking to the support bracket is provided on a lower inner surface of the outer divided top plate portion. EstablishedIt is possible to provide a seat back storage device that can easily store the stored items on the back of the backrest.
[0045]
Claims3According to the invention, the upper stopper is a rotation stopper, and it is possible to provide a seat back storage device which can easily store the stored items on the back of the backrest.
[0046]
Claims4In the invention, a rear cover body is provided outside the fixing bracket, and the upper stopper and the support bracket are fixed to the fixing bracket from the outer surface of the rear cover body. A seat back storage device that can be stored can be provided.
[0047]
Claims5In the invention, a female screw hole is provided on the fixing bracket side, a hole is formed in the back cover body corresponding to the female screw hole, and the upper stopper and the support bracket are inserted through the holes, respectively. A seat back storage device which is fixed to the fixing bracket by screw means screwed into the female screw hole, and which can easily store the stored items on the back of the backrest can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall sectional view showing a stored state according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an overall cross-sectional view of the same in use.
FIG. 3 is an overall sectional view of a usage state before the top plate is assembled.
FIG. 4 is an overall cross-sectional view of a use state showing a cross section in the length direction of the top plate according to the first embodiment.
FIG. 5 is a plan view of the leg in the folded state according to the first embodiment;
FIG. 6 is a sectional view of a main part of the leg rod according to the first embodiment;
FIG. 7 is a cross-sectional view of the upper bracket.
FIG. 8 is a perspective view of the upper bracket.
FIG. 9 is an exploded perspective view of the fixed base of the rotation stopper and the rotation lock.
FIG. 10 is an overall explanatory diagram of a use state according to the embodiment.
FIG. 11 is a bottom view of one of the disassembled top plates.
FIG. 12 is a cross-sectional view of one of the disassembled top plates.
FIG. 13 is a plan view of a main part of one of the disassembled top plates.
FIG. 14 is a plan view of the other divided top plate according to the first embodiment;
FIG. 15 is a perspective view illustrating an operation of removing the seat back cover.
FIG. 16 is a perspective view illustrating an operation of forming a through hole in the seat back cover.
FIG. 17 is a perspective view illustrating an operation of attaching the grommet to the seat back cover.
FIG. 18 is a perspective view illustrating an operation of attaching a suspension nut to the frame according to the first embodiment.
FIG. 19 is a perspective view illustrating an operation of attaching the fixing bracket.
FIG. 20 is a perspective view for explaining the operation of attaching the upper bracket.
FIG. 21 is a perspective view for explaining the operation of attaching the support bracket and the connection fitting.
FIG. 22 is a perspective view for explaining a storing operation of the divided top plate part.
FIG. 23 is a perspective view illustrating a locking operation using a rotation stopper according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 top plate (storage)
104 Frame (frame)
106 Seat back cover (back cover)
106K hole
11, 11A Split top plate
116 Locking part
2 legs (storage)
3 storage
51 Fixing bracket
512 female screw hole
522 bolt (screw means)
55 Rotation stopper (upper stopper)
61 Support bracket
Claims (5)
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