JP3574626B2 - レンズ研摩装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ研摩量計測機構及びレンズ研摩装置に係り、特に、レンズ研摩量を測定するための機構の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
レンズの研摩装置としては、上研摩皿にかんざしと呼ばれる揺動軸を回動自在に接続し、揺動軸を揺動機構に連結する一方、下研摩皿を回転軸の上端に固定した上軸揺動型の研摩装置が多く用いられている。この研摩装置においては、上研摩皿と下研摩皿のいずれか一方にレンズを固着させ、下研摩皿を自転させながら上研摩皿を揺動させることによってレンズの光学面を研摩するように構成されている。
【0003】
図10は従来のレンズ研摩装置10の構造を、上軸の揺動機構部分を中心に示す部分側面図である。レンズ研摩装置10は、フレーム11の上に揺動ガイド12が設けられ、揺動ガイド12上に揺動ベース13が揺動自在に案内されている。揺動ベース13には図示しない揺動駆動機構が連結され、図示左右方向に揺動されるようになっている。揺動ベース13には軸支部14が接続され、この軸支部14の回動軸14aを中心に揺動アーム15が回動可能に連結されている。揺動アーム15の先端には接続部材16が取り付けられている。揺動アーム15には上方へ突出する突出部15aが設けられ、この突出部15aには駆動ロッド17が回動自在に連結されている。駆動ロッド17はエアシリンダ等の加圧部材18によって出没駆動されるように構成されている。
【0004】
レンズ20は、ピッチ、ワックス等により上研摩皿21に固着され、下研磨皿22との間に挟持される。上研摩皿21は揺動軸23の先端に対して揺動軸周りの全方位に向けて回動自在に接続されている。揺動軸23は上記接続部材16に取り付け固定されている。下研摩皿22は回転軸24に取り付けられ、回転軸24は図示しない駆動機構によって回転駆動されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のレンズ研摩装置を用いてレンズを研摩する場合には、レンズ20の研摩量と研摩時間との関係を予め測定しておき、上記関係から所望の研摩量を得るために必要な研摩時間を求めてタイマーを設定し、タイマーに設定された時間が経過した時点で研摩を終了させるという方法が最も一般的である。
【0006】
しかしながら、このような方法では、上記研摩量と研摩時間との関係が研摩条件によって変化することから、熟練者でなければレンズの研摩量を正確に得ることができず、熟練技術者の不足が深刻になってきている近年においては、高い形状精度を有するレンズを製作することが難しくなってきている。
【0007】
特に、レンズ研摩装置として最も一般的な上記の上軸揺動式の研摩装置の場合においては、下研摩皿22が上下方向に固定され、上研摩皿21が上下に移動可能に構成されているため、上研摩皿21又は揺動軸23の上下方向の位置によってレンズの研摩量を測定する方法が考えられるが、上研摩皿21及び揺動軸23並びに揺動軸23を揺動させる揺動機構は水平方向に揺動するため、上軸揺動式の研摩装置において研摩量の測定は不可能であるものと考えられていた。
【0008】
一方、下軸揺動式や球芯揺動式の各種研摩装置においては、上記の上軸揺動式の研摩装置とは異なり、その上軸の位置を比較的容易に測定できるので、例えば特開2000−296464号公報や特開昭59−93262号公報に記載されているように上軸の上下方向の変位を直接計測する方法が採用されている。しかしながら、このように上軸の上下方向の変位を測定する場合には、その計測精度を確保するために上軸の近傍に計測機器を取り付ける必要があるので、レンズの取付作業や取出作業が困難になり、また、これらの作業を可能に或いは容易にするための退避機構を設ける必要があるなど、研摩装置の研摩部位近傍の構造が複雑になるという問題点がある。
【0009】
そこで本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、レンズ研摩装置に用いる計測機構であって、検出部位近傍の構造を簡易に構成可能な、或いは、上軸揺動式の研摩装置においても採用することが可能なレンズ研摩量の計測機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のレンズ研摩量計測機構は、相互に対向する第1部材と第2部材の間においてレンズを研摩するレンズ研摩装置に用いるレンズ研摩量計測機構であって、前記レンズに対する研摩方向への前記第1部材の移動に応じて回動する回動部材と、該回動部材の回動位置若しくは回動量を検出する検出手段とを有することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、第1部材が研磨方向へ移動すると回動部材が回動し、その回動位置若しくは回動量を検出手段によって検出することによって、レンズの研磨量を求めることができる。この場合、第1部材の研磨方向への移動を回動動作に変換して検出するようにしているので、検出手段による検出位置を第1部材の近傍に設ける必要がなくなり、検出精度を犠牲にすることなしに第1部材から離れた場所にて検出することが可能になり、また、回動動作を検出するようにしているので、研磨方向に対する検出方向の制約がなくなり、研磨方向への移動動作を適宜の回動方向に変換して計測することも可能になる。ここで、上記研摩方向とは、レンズの研摩により第1部材の移動する方向、例えばレンズ厚さ方向を言う。
【0012】
本発明において、前記回動部材に対しその回動方向に対向配置された固定部材を有し、前記回動部材には第1接点が設けられ、前記固定部材には前記第1接点に対向する第2接点が設けられ、前記検出手段は、前記第1接点と前記第2接点との間の接触状態及び非接触状態を検出可能に構成されていることが好ましい。この手段によれば、簡易な構成で確実な検出を行うことができる。
【0013】
この場合において、前記第1接点及び前記第2接点は、前記回動部材の回動中心から見て研摩軸線の反対側に配置されていることが望ましい。この手段によれば、検出位置を第1部材から離れた位置に設定できるので、レンズの取付作業や取出作業などの支障になりにくい。ここで、研摩軸線とは、第1部材と第2部材とによって研摩されているときのレンズの軸線を言う。第1部材と第2部材の一方が揺動する場合には研摩軸線もまた揺動することとなるが、研摩軸線が揺動していても第1接点と第2接点が常に回動中心から見て研摩軸線の反対側にあればよい。この場合、回動部材が回動中心から研摩軸線の反対側に伸び、また、固定部材もまた回動中心よりも研摩軸線の反対側に伸びるように構成されていることが望ましい。さらに、第1部材を駆動する駆動部分が約αの角度だけ回動した位置に退避するように構成されている場合には、その退避する回動方向に見た上記回動部材の回動余裕を約α確保できる方向に伸びるように構成されていることが望ましい。
【0014】
また、前記第1接点と前記第2接点のうち少なくとも一方の接点は、他方の接点の側に移動限界を有し、該移動限界から前記他方の接点の逆側に向けて移動可能に構成されているとともに、前記他方の接点に向けて付勢されていることが望ましい。この手段によれば、回動部材が回動すると、一方の接点が移動限界に保持されていることにより第1接点と第2接点とが既定位置にて当接するように構成できるとともに、一方の接点が他方の接点の逆側に向けて移動可能に構成されているので、第1接点と第2接点の当接後にも回動部材は接点同士の当接により妨げられることなく回動できる。したがって、レンズ研摩量計測機構により研摩動作を妨げられないように構成できる。
【0015】
本発明において、前記第1接点と前記第2接点のうち少なくとも一方の接点位置が前記回動部材の回動方向に調整可能に構成されていることが好ましい。予め接点位置を所望のレンズ研磨量に合わせて設定しておくことにより、第1接点と第2接点とが接触した際に所望のレンズ研磨量が得られる。例えば、研摩前に第1接点と第2接点とが当接する位置から所定量βだけ第1接点と第2接点とを離反させておくことにより、研摩開始後に第1接点と第2接点とが接触した時点で所定量βに相当する研摩量が得られたことになる。この場合、上記のように構成された接点は上記第2接点であることが望ましい。第2接点は固定部材に設けられているので、調整作業を行いやすくなる。
【0016】
本発明において、前記接点位置を表示する位置表示手段を有することが好ましい。この手段によれば、位置表示手段によって接点位置を所望のレンズ研磨量に容易に設定することができる。
【0017】
本発明において、前記第1部材の前記研摩方向への移動量と、前記第1接点の回動量とがほぼ一致するように構成されていることが好ましい。第1部材の移動量と第1接点の回動量とがほぼ一致するように構成されているので、第1接点の回動量を測定することにより、レンズ研磨量をそのまま把握することができる。より具体的には、回動中心からレンズと研摩面(例えば第1部材又は第2部材の表面)との接触部位までの距離と、回動中心から第1接点及び第2接点までの距離(回動半径)とをほぼ等しくすることが望ましい。
【0018】
本発明において、前記第1部材が揺動しながら前記レンズを研摩するように構成された揺動型のレンズ研磨装置に用いるレンズ研摩量計測機構であって、前記回動部材及び前記検出手段が前記第1部材と共に揺動するように構成されていることが好ましい。この手段によれば、第1部材の揺動動作による回動部材の回動位置又は回動量の検出への影響を実質的になくすことができるので、複雑な機構を設けずに第1部材の研磨方向への移動を確実に検出することができる。
【0019】
次に、本発明のレンズ研摩装置は、上記いずれかに記載のレンズ研摩量計測機構を備えたものである。
【0020】
ここで、前記第2部材が自転しながら前記レンズを研摩するように構成されている場合がある。
【0021】
また、前記第2部材の位置を調整する第2部材調整手段が設けられていることが好ましい。第2部材の位置を調整する第2部材調整手段を設けることにより、その分だけ第1部材の位置を調整する必要性をなくすことができることから、第1部材と揺動機構との間の位置調整構造及びこれを用いた位置調整作業を省略することができ、その結果、第1部材の研磨方向への移動を検出するレンズ研磨量計測機構を簡易に構成し、その計測精度を向上させることができる。ここで、第2部材調整手段としては、第2部材の位置を水平方向、或いは、軸線と直交する方向に調整する手段と、第2部材の位置を垂直方向、或いは、軸線方向に調整する手段と、第2部材の姿勢を調整する手段とが考えられる。第2部材調整手段としては、上記3つのいずれの手段のみを有していてもよいが、3つのうちいずれか2つ、或いは全てを有していることが特に望ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明に係るレンズ研磨量計測機構及びレンズ研磨装置の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係るレンズ研磨装置100に装着されたレンズ研磨計測機構30の構造を示す側面図である。レンズ研磨装置100は、基本的に上記従来のレンズ研磨装置と同様であり、上記と同様のフレーム111、揺動ガイド112、揺動ベース113、軸支部114、揺動アーム115、突起部115a、接続部材116、駆動ロッド117、及び、加圧部材118を備えている。
【0023】
このレンズ研磨装置100においては、加圧部材118によって駆動ロッド117を介して揺動アーム115が下方に押圧されるので、この揺動アーム115に対して接続部材116を介して取り付けられる揺動軸23もまた下方へ押圧され、その結果、図示しない上研磨皿がレンズを介して下研磨皿を押圧するように構成されている。そして、この状態で、揺動ベース113が図8に示す揺動駆動機構によって揺動ガイド112に沿って図示左右に揺動し、軸支部114、揺動アーム115、接続部材116、駆動ロッド117及び加圧部材118もまた一体に揺動する。したがって、接続部材116に取り付けられた揺動軸23も揺動するため、図示しない上研磨皿も図示しない下研磨皿に対して揺動し、この状態でレンズが研磨される。
【0024】
なお、図8に示すように、上記の揺動駆動機構は、例えば、駆動モータ101と、この駆動モータ101の出力軸に固定された回転板(リンクでもよい。)101aと、この回転板101aの外周部に連結された駆動リンク104とを有し、駆動リンク104は揺動ベース113に対して回動可能に連結され、揺動ベース113を揺動ガイド112上で往復動作させるように駆動する。
【0025】
レンズ研磨計測機構30は、揺動アーム115に対して接続され、揺動アームと共に回動軸114aを中心に回動可能に取り付けられた回動基部材31と、この回動基部材31に対してその延長方向の位置を調整可能に取り付け固定された回動先部材32とを有する。回動先部材32の先端部近傍には第1接点33が取付固定されている。ここで、上記回動基部材31及び回動先部材32は、上記の回動部材を構成する。回動基部材31に対する回動先部材32の取付位置を調整することにより、回動部材全体の長さを変えることができるように構成されている。
【0026】
また、レンズ研磨計測機構30には、軸支部114に固定された固定基部材34と、この固定基部材34の先端部に対してその延長方向の位置を調整可能に取り付け固定された固定先部材35と、この固定先部材35に対して取付固定されたエアシリンダ等からなる加圧機構36と、この加圧機構36の加圧力を加圧軸36a受けるように取り付けられた移動ベース37と、移動ベース37に固定されたホルダ38と、ホルダ38に取り付けられたダイヤルゲージ39とを有する。ここで、上記固定基部材34及び固定先部材35は、上記固定部材を構成する。この固定部材の長さも、固定基部材34に対する固定先部材35の取付位置を調整することによって変えることができるように構成されている。
【0027】
ダイヤルゲージ39には、上記第1接点33と対向する第2接点39aを有するとともに、目盛を有するダイヤル表示部39bが形成されている。このダイヤルゲージ39においては、ダイヤル表示部39bを回転操作することによってその回転操作量に応じた距離だけ第2接点39aを出没させることができるように構成されている。
【0028】
また、ダイヤルゲージ39は所謂タッチセンサを内蔵し、上記第2接点39aが第1接点33に接触すると、当該タッチセンサの出力信号の状態が変化するように構成されている。なお、このようにダイヤルゲージ39内にタッチセンサを内蔵させるのではなく、第1接点33と、ダイヤルゲージ39の第2接点39aとが接触したときにこれを検出する回路やセンサをこれらの各部材の外部に設けても構わない。
【0029】
図2は、上記レンズ研磨量計測機構30と、これに連動する部分のみを示す説明図である。上述のように、揺動アーム115と、回動基部材31及び回動先部材32とは一体となって回動軸114aを中心として回動するように構成されている。このため、図示しないレンズが研磨され、その厚さが減少していくと、上研磨皿に対して加圧部材118によって押し付けられた状態で接続された揺動軸23、接続部材116及び揺動アーム115が図示時計回りに回動し、その分、回動基部材31及び回動先部材32が同じ図示時計回りに回動し、第1接点33が図示破線に沿って移動する。
【0030】
ここで、図2に示す状態から回動先部材32が図示時計回りに回動して第1接点33が第2接点39aに当接し、さらに同方向に回動すると、図示二点鎖線に示すように、移動ベース37、ホルダ38及びダイヤルゲージ39が回動方向にスライドして逃げるようになっている。このように押圧機構36と移動ベース37との間でスライドが生じている間においては、第1接点33と第2接点39aとが常に接触した状態に維持される。一方、回動先部材32が上記とは逆方向(反時計回り)に回動すると、押圧機構36は常に移動ベース37を図示反時計回りに付勢しているので、ダイヤルゲージ39の第2接点39aは第1接点33との接触状態を維持しながら徐々に反時計方向に突出し、やがて図示実線で示すように最大突出状態(移動限界に達した状態)になると停止して、第1接点33と第2接点39aとが離反する。
【0031】
したがって、図示実線で示す状態において、図示しない上研磨皿と下研磨皿との間にレンズが挟持された状態とし、ここで、ダイヤルゲージ39のダイヤル表示部39bを回転操作することにより第2接点39aが第1接点33に当接する状態とし、ここからダイヤル表示部39bを逆方向に回転操作して、レンズの所望の研磨量にほぼ対応した距離だけ第2接点39aを第1接点33から離す。そして、後述するように研磨していくことにより、上記距離とほぼ対応した厚さが研磨によってレンズから除去された時点で、第1接点33が第2接点39aに接触するようになる。
【0032】
図2において破線で示すように、回動軸114aと図示しない研摩部位(レンズの光学面と研摩面とが接触する部分)との間の距離は、回動軸114aと第1接点33及び第2接点39aの先端との間の距離とほぼ等しくなるように構成されている。これによって、ダイヤル表示部39bにて示される第1接点33と第2接点39aとの間の距離に関する表示量と、レンズの研摩量とがほぼ一致し、両者を対応した値に設定することができる。もちろん、レンズの研摩量(研摩によって減少した厚さ変化量)は、第1接点33の円弧状の回動動作の量とは正確には一致しないが、第1接点33の回動角が小さければ、近似的にその回動動作量をレンズの研摩量とほぼ一致させることができる。
【0033】
また、レンズを研摩している場合には、図2に示すように、第1接点33及び第2接点39aは、回動中心である回動軸114aから見て、研摩軸線(上研摩皿と下研摩皿との間において研摩されているレンズの軸線;本実施形態の場合には揺動軸23の軸線と一致する。)Pの反対側に位置することが好ましい。より具体的に言えば、回動中心を通過するとともに研摩軸線Pと平行な仮想直線を引き、この仮想直線を基準として、研摩軸線Pの反対側に検出部位が存在すればよい。このようにすると、検出部位が研摩軸線Pから離れた位置に存在することとなるので、レンズ研摩量計測機構30がレンズの取付作業や取出作業を妨げることがなくなり、また、研摩部位近傍の構造も簡易なものとすることができる。
【0034】
図3は、レンズの凹光学面を研磨する場合における上記レンズ研磨装置100のレンズ研磨部位の近傍を示す研磨状態の説明図である。ここで、上研磨皿21にピッチやワックス等を介してレンズ20が固着され、上研磨皿21と下研磨皿22との間にレンズ20が挟持された状態となっている。研磨時においては、上研磨皿21は揺動軸23に係合して図示左右に揺動し、下研磨皿22は回転軸24とともに自転するようになっている。レンズの光学面と摺接する下研磨皿22の研磨面は凸曲面となっている。
【0035】
上記の研磨状態において、上研磨皿21及び揺動軸23は、レンズ20の光学面と下研磨皿22の研磨面との間の摺動軌跡に沿って図示矢印に示す円弧状軌跡Fを描く。従って、上研磨皿21及び揺動軸23が揺動中心にあるときにはそれらの高さは高く、揺動中心よりも左右に振れた位置にあるときにはそれらの高さは低くなる。一方、上記揺動アーム115、回動基部材31及び回動先部材32は上研磨皿21及び揺動軸23とともに一体に揺動するようになっているため、揺動アーム115、回動基部材31及び回動先部材32には、水平方向の揺動成分を除いた、上下方向の昇降動作成分のみが回動軸114aを中心とする回動動作となって表れる。
【0036】
上記の研磨状態において、当初は図2に実線で示すように第1接点33と第2接点39aとが離反した状態になっているとすると、図5に示すようにダイヤルゲージ39内のタッチセンサから出力される出力信号はOFFのままであるが、やがてレンズが研磨されていくと、最初に、揺動中心から左右に振れた最大振れ位置にあるときにのみ第1接点33が第2接点39aに接触し、出力信号がONになる。そして、さらにレンズが研磨されていくと、上記の最大振れ位置を中心に徐々にONの期間が増大し、やがて揺動中心においても上記出力信号がONになり、ON状態が継続するようになる。ここで、図5に示す一点鎖線は機構が揺動中心にあるときの時間タイミングを示し、図中Tは揺動周期を示す。
【0037】
上記の出力信号において、例えば、最初に最大振れ位置においてONとなった時点で終了信号Sを出力してレンズの研磨を終了してもよく、また、揺動中心においてもONになった時点でレンズの研磨を終了するようにしてもよい。しかし、レンズの研磨終了時点を安定化し、レンズ全体の研磨状態に応じて研磨を終了させるためには、後者のように、揺動中心においてもONになった時点で図示のように研磨の終了信号Sを出力し、レンズ研磨装置100の研磨動作を終了させることが好ましい。この場合には、揺動中心における出力信号の反転時に研磨を終了させることから、レンズの光学面の中心点の位置を基準として研磨量が制御されることとなる。
【0038】
図4は、レンズの凸光学面を研磨する場合における上記レンズ研磨装置100のレンズ研磨部位の近傍を示す研磨状態の説明図である。ここで、レンズ20’は図3に示す場合と同様に上研磨皿21に固着され、レンズ20’の凸光学面が下研磨皿22’の凹曲面状の研磨面と摺接するようになっている。
【0039】
この場合において、上研磨皿21及び揺動軸23は、レンズ20’の光学面と下研磨皿22’の研磨面との間の摺動軌跡に沿って図示矢印に示す円弧状軌跡Gを描く。従って、上研磨皿21及び揺動軸23が揺動中心にあるときにはそれらの高さは低く、揺動中心よりも左右に振れた位置にあるときにはそれらの高さは高くなる。一方、上記揺動アーム115、回動基部材31及び回動先部材32は上研磨皿21及び揺動軸23とともに一体に揺動するようになっているため、揺動アーム115、回動基部材31及び回動先部材32には、水平方向の揺動成分を除いた、上下方向の昇降動作成分のみが回動軸114aを中心とする回動動作となって表れる。
【0040】
上記の研磨状態において、当初は図2に実線で示すように第1接点33と第2接点39aとが離反した状態になっているとすると、図6に示すようにダイヤルゲージ39内のタッチセンサから出力される出力信号はOFFのままであるが、やがてレンズが研磨されていくと、最初に、揺動中心にあるときにのみ第1接点33が第2接点39aに接触し、出力信号がONになる。そして、さらにレンズが研磨されていくと、上記の揺動中心を中心に徐々にONの期間が増大し、やがて揺動動作の最大振れ位置においても上記出力信号がONになり、ON状態が継続するようになる。ここで、図6に示す一点鎖線は機構が揺動中心にあるときの時間タイミングを示し、図中Tは揺動周期を示す。
【0041】
上記の出力信号において、例えば、最初に揺動中心においてONとなった時点で終了信号Sを出力させてレンズの研磨を終了してもよく、また、揺動の最大振れ位置においてもONになった時点でレンズの研磨を終了するようにしてもよい。しかし、レンズの研磨終了時点を安定化し、レンズ全体の研磨状態に応じて研磨を終了させるためには、前者のように、揺動中心において最初にONになった時点で図示のように研磨の終了信号Sを出力し、レンズ研磨装置100の研磨動作を終了させることが好ましい。この場合には、揺動中心における出力信号の反転時に研磨を終了させることから、レンズの光学面の中心点の位置を基準として研磨量が制御されることとなる。
【0042】
図9は、本実施形態のレンズ研磨装置100の構造を模式的に示す縦断面図である。なお、図9において、上記レンズ研磨量計測機構30は省略して描いてある。
【0043】
このレンズ研磨装置100は、箱枠状に形成されたフレーム111の内部において、回転軸24が下軸受121によって回転自在に軸支され、この回転軸24は駆動ベルト102を介して駆動モータ103により回転駆動されるように構成されている。回転軸24の軸支部及び回転軸24の駆動系は回動フレーム105に固定されている。回動フレーム105は、図の紙面前後方向(以下、単に「左右」という。装置の左右という意味である。)の両端部において一対の水平移動ベース106(一方のみを図示し、他方は図示せず。)に対して回動中心Sの周りに回動自在に取り付けられている。一対の水平移動ベース106はそれぞれ水平移動枠107に取り付けられ、水平移動枠107は、前後方向に伸びる上下一対のガイド軸を有する水平移動ガイド108に対してスライド自在に取り付けられている。水平移動ガイド108は上下移動ベース109に固定されている。上下移動ベース109は、上下移動ガイド122に対して上下にスライド自在に取り付けられている。
【0044】
左右一対の水平移動ガイド108は、一対の水平移動軸123の先端部外周面に形成された雄ネジ123aにそれぞれ螺合し、左側の水平移動軸123はハンドル124によって回転させられる。左側の水平移動軸123にはスプロケット127が固定され、このスプロケット127と同様のもう一方のスプロケットとの間に架設された伝動チェーン129を介して右側の水平移動軸123もまた回転するように構成されている。左側の水平移動軸123の回転量はデジタルカウンタ125によって計測できるようになっている。
【0045】
左右一対の上下移動ベース109にはそれぞれ左右に設けられた一対の上下従動軸131の上部に形成された雄ネジ131aが螺合している。右側の上下従動軸131の中間高さ位置には、従動傘歯車132が固定され、この従動傘歯車132は上下駆動軸133に固定された駆動傘歯車134に噛合している。この右側の上下駆動軸133はハンドル135によって回転させることができ、その回転はデジタルカウンタ136によって計測できるようになっている。右側の上下駆動軸133が回転すると、右側の上下従動軸131が回転し、その上下従動軸131の下端に固定されたスプロケット137と、左側の上下従動軸131の下端に固定されたスプロケット137との間に架設された図示しない伝動チェーンを介して左側の上下従動軸131が回転駆動されるようになっている。
【0046】
回動フレーム105の下部には延長フレーム部141が固定され、この延長フレーム部141の下端にはナット部材142が回動自在に取り付けられている。傾斜駆動軸143は屈折自在に構成された自在継手144を介して傾斜調整軸145に連結されている。傾斜調整軸145の外周には雄ネジ145aが形成され、この雄ネジ145aは上記ナット部材142に螺合している。傾斜駆動軸143はハンドル146によって回転駆動されるように構成され、また、その回転量はデジタルカウンタ147によって計測される。傾斜駆動軸143は、上記水平移動ベース106或いは水平移動枠107に固定された支持枠148に対して固定具等を介して軸支されている。傾斜駆動軸143が回転すると、自在継手144を介して傾斜調整軸145も回転し、これによってナット部材142の位置が前後方向に移動するので、回動フレーム105は回動中心Sの回りに回動し、その結果、回転軸24の傾斜角が変化するようになっている。
【0047】
なお、上記デジタルカウンタ125,136,147はいずれも水平駆動軸123、上下駆動軸133及び傾斜駆動軸143の正逆回転量に応じてカウンタの計測値が増減するように構成され、その計測値は、回動フレーム105の前後位置、上下位置及び傾斜角度を絶対値として示すものである。このデジタルカウンタとしては検出方法及びカウント方法が電気式や機械式である種々のものを用いることができるが、信頼性及びコスト上の観点から見て、検出方法とカウント方法が共に機械式のものであることが好ましい。
【0048】
上記のようにして、本実施形態のレンズ研磨装置100においては、下研磨皿を取り付けた回転軸24が装置前後方向(図示左右方向)及び装置上下方向(図示上下方向)に移動可能に構成されているとともに、回動中心Sを中心にその傾斜角が調整可能に構成されている。このように下軸(下研磨皿22’及び回転軸24)の水平方向や垂直方向の位置や傾斜角が調整可能に構成されていることにより、上軸(すなわち上研磨皿、揺動軸)の位置調整がその分だけ不要になるため、上軸構造を調整不要で固定的なものとすることができ、その結果、上記レンズ研磨量計測機構30の検出精度や検出値の再現性を高めることができる。
【0049】
本実施形態のレンズ研磨装置100には、図7に示すように、MPU(マイクロプロセッサユニット、プログラマブルコントローラ、論理回路などの適宜のハード構成を備えた制御手段100Aが設けられ、装置全体の動作を制御するように構成されている。この制御手段100Aには、上記ダイヤルゲージ139に内蔵されたタッチセンサ139Aからの終了信号Sが入力されるように構成されているとともに、上記の加圧部材118、駆動モータ103、駆動モータ101等に対して制御信号を送出するように構成されている。
【0050】
図5及び図6に示す終了信号Sが上記制御手段100Aに送出されると、制御手段100Aは、加圧部材118の加圧動作を解除し、逆に駆動ロッド117を引き込むように動作させ、図2に点線で示すように揺動アーム115を斜め上方へ引き上げさせるとともに、駆動モータ103を停止させて回転軸24を停止させ、さらに駆動モータ101を停止させて上軸の揺動動作を停止させる。
【0051】
なお、以上のように加圧部材118によって揺動アーム115が図2に点線で示す斜め上方に伸びる姿勢(退避姿勢)になるまで引き上げられると、上記回動基部材31及び回動先部材32は逆に下方へ回動し、その結果、揺動アーム115の退避姿勢においては、ほぼフレーム111に沿ってほぼ水平に伸びる姿勢になるように設定されている。すなわち、揺動アーム115の延長方向と回動基部材31及び回動先部材32(回動部材)の延長方向との間の角度は、揺動アーム115の退避姿勢におけるその延長方向の水平方向に対する角度をα度とすると、ほぼ(180−α)度となるように設計されている。これによって、揺動アーム115が退避姿勢となったときでも回動部材がフレーム等に抵触することがないように構成できる。
【0052】
尚、本発明のレンズ研磨量計測機構及びレンズ研磨装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、第1部材の研磨方向への移動を回動動作に変換して検出するようにしているので、検出手段による検出位置を第1部材の近傍に設ける必要がなくなり、検出精度を犠牲にすることなしに第1部材から離れた場所にて検出することが可能になり、また、回動動作を検出するようにしているので、研磨方向に対する検出方向の制約がなくなり、研磨方向への移動動作を適宜の回動方向に変換して計測することも可能になるため、各種作業を妨げずない態様で計測機構を設けることができる。したがって、上軸揺動型の研摩装置の場合においても、支障なくレンズ研摩量を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ研磨装置に取り付けたレンズ研磨量計測機構の実施形態の構造を示す側面図である。
【図2】レンズ研磨量計測機構及びこれと連動する部分を示す説明図である。
【図3】凹レンズを研磨するときの上軸の動作態様を説明するための説明図である。
【図4】凸レンズを研磨するときの上軸の動作態様を説明するための説明図である。
【図5】凹レンズを研磨するときのタッチセンサの出力信号の経時変化を示すグラフである。
【図6】凹レンズを研磨するときのタッチセンサの出力信号の経時変化を示すグラフである。
【図7】本実施形態のレンズ研磨装置の制御系の概要を示すブロック図である。
【図8】本実施形態の揺動駆動機構の概略平面図である。
【図9】本実施形態のレンズ研摩装置の主要部分を示す縦断面図である。
【図10】従来のレンズ研摩装置の上軸構造を示す部分側面図である。
【符号の説明】
20,20’ レンズ
21 上研摩皿
22,22’下研摩皿
23 揺動軸
24 回転軸
30 レンズ研摩量計測機構
31 回動基部材
32 回動先部材
33 第1接点
34 固定基部材
35 固定先部材
36 押圧機構
37 移動ベース
38 ホルダ
39 ダイヤルゲージ
39a 第2接点
39b ダイヤル表示部
100 レンズ研摩装置
111 フレーム
112 揺動ガイド
113 揺動ベース
114 軸支部
115 揺動アーム
116 接続部材
117 駆動ロッド
118 加圧部材

Claims (6)

  1. 相互に対向する第1部材と第2部材の間において前記第1部材が揺動しながらレンズを研摩するレンズ研摩装置であって、
    前記レンズに対する研摩方向への前記第1部材の移動に応じて回動する回動部材と、該回動部材の回動位置若しくは回動量を検出する検出手段とを有し、
    前記回動部材及び前記検出手段は前記第1部材と共に揺動するように構成され、
    前記回動部材に対しその回動方向に対向配置された固定部材を有し、前記回動部材には第1接点が設けられ、前記固定部材には前記第1接点に対向する第2接点が設けられ、前記検出手段は、前記第1接点と前記第2接点との間の接触状態及び非接触状態を検出可能に構成され
    前記第1接点及び前記第2接点は、前記回動部材の回動中心から見て研摩軸線の反対側に配置され、
    前記第1接点と前記第2接点のうち少なくとも一方の接点は、他方の接点の側に移動限界を有し、該移動限界から前記他方の接点の逆側に向けて移動可能に構成されているとともに、前記他方の接点に向けて付勢されていることを特徴とするレンズ研摩装置
  2. 前記第1接点と前記第2接点のうち少なくとも一方の接点位置が前記回動部材の回動方向に調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ研摩装置。
  3. 前記接点位置を表示する位置表示手段を有することを特徴とする請求項2に記載のレンズ研摩装置。
  4. 前記第1部材の前記研摩方向への移動量と、前記第1接点の回動量とがほぼ一致するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ研摩装置。
  5. 前記第2部材が自転しながら前記レンズを研摩するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズ研摩装置。
  6. 前記第2部材の位置を調整する第2部材調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズ研摩装置。
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