JP3573327B2 - デジタルディスク再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルディスクに記録されたオーディオデータを再生するデジタルディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のオーディオ再生用光ディスクとしてはCD(コンパクトディスク)が知られている。また、CDより高密度な光ディスクとしてDVD(デジタルバーサタイルディスク)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DVD(以下、DVD−ビデオ)ではビデオ信号が主、オーディオ信号が従として記録されるので、次のような問題点がある。
(1)オーディオ信号がビデオ信号と一体化されており、オーディオ信号の記録容量が少ない。
(2)オーディオ信号の時間を管理することができない。
(3)曲名などの簡単な文字情報を取り出すことができない。
【0004】
また、ビデオに比べて、オーディオのユーザは使い方の層が幅広いので、CDのようにTOC(テーブルオブコンテンツ)の領域を設けることにより簡易な再生方法が求められる。しかしながら、DVD−ビデオでは、ナビゲーションコントロールパック(CONTパック)と複数のビデオ(V)パック及びオーディオ(A)パックによりビデオコンテンツブロックユニットを構成してV、Aパックの再生などをCONTパックにより制御するので、オーディオ信号を主として記録しようとしてもユーザにとって簡易に再生することができず、使い勝手が悪いという問題点がある。
【0005】
また、DVD−ビデオでは、時間管理をビデオフレーム単位でのみ行うので、オーディオ信号を主として記録しようとしても、ビデオに比べてオーディオ信号は連続性が重要であるので実時間の管理が困難であるという問題点がある。
【0006】
そこで、本発明は、DVDにオーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって使い勝手がよいDVD再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、オーディオデータを含む第1のパックに対して第1のパック内のオーディオデータに関する再生制御情報と文字情報を含む第2のパックを設け、第2のパック内の文字情報に基づいて再生中の第1のパック内のオーディオデータに関する文字を表示するようにしたものである。
本発明はまた、オーディオデータを含む第1のパックに対して第1のパック内のオーディオデータに関するサーチ情報を含む第2のパックを設け、第2のパック内のサーチ情報に基づいて第1のパックのオーディオデータをサーチするようにしたものである。
【0008】
すなわち本発明によれば、オーディオデータを含む第1のパックと、前記第1のパック内のオーディオデータに関する再生制御情報と文字情報を含む第2のパックとを有し、前記第2のパックを先頭として1以上の前記第1のパックを配置したデータ構造が記録されたデジタルディスクを再生するデジタルディスク再生装置であって、
前記第2のパック内の再生制御情報に基づいて後続の前記第1のパック内のオーディオデータを再生するオーディオデータ再生手段と、
前記第2のパック内の文字情報に基づいて前記オーディオデータ再生手段による再生中のオーディオデータに関する文字を表示する文字表示手段とを、
有し、前記文字表示手段は、前記オーディオデータ再生手段による再生中の第1のパックを制御する第2のパックより前の第2のパックの文字情報を先読みして表示するデジタルディスク再生装置が提供される。
【0009】
また、本発明によれば、オーディオデータを含む第1のパックと、前記第1のパック内のオーディオデータに関するサーチ情報を含む第2のパックとを有し、前記第2のパックを先頭として1以上の前記第1のパックを配置したデータ構造が記録されたデジタルディスクを再生するデジタルディスク再生装置であって、
前記第2のパック内のサーチ情報に基づいて第1のパック内のオーディオデータをサーチして再生するオーディオデータ再生手段を有し、前記サーチ情報は、少なくともアルバム、曲、インデックスのサーチ情報を含み、前記オーディオデータ再生手段は、前記アルバム、曲、インデックスのサーチ情報に基づいて少なくとも3階層で第1のパック内のオーディオデータをサーチして再生するデジタルディスク再生装置が提供される。
【0010】
本発明はまた、上記目的を達成するために、オーディオデータのみを再生するモードが設定されている場合、オーディオデータ以外のデータを処理する回路に対する電源をオフにするようにしたものである。
すなわち本発明によれば、オーディオデータを含む第1のパックと、前記第1のパック内のオーディオデータに関する再生制御情報を含む第2のパックと、オーディオデータ以外のデータを含む第3のパックと、前記第3のパック内のデータに関する再生制御情報を含む第4のパックとを有し、前記第2又は第4のパックを先頭として1以上の前記第1ないし第4のパックを配置したデータ構造が記録されたデジタルディスクを再生するデジタルディスク再生装置であって、
前記第2のパック内の再生制御情報に基づいて後続の前記第1のパック内のオーディオデータを再生する第1の再生手段と、
前記第4のパック内の再生制御情報に基づいて後続の前記第3のパック内のデータを再生する第2の再生手段と、
オーディオデータのみを再生するモードが設定されている場合、前記第1の再生手段に給電するとともに前記第2の再生手段に給電されている電源をオフにする電源制御手段とを、
有するデジタルディスク再生装置が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1はデジタルディスクであるDVD−ビデオのフォーマットと、本発明に係るDVD−オーディオのフォーマットの一実施形態を示す説明図、図2は図1のオーディオマネージャ(AMG)のフォーマットを詳しく示す説明図、図3は図1のオーディオタイトルセット(ATS)のフォーマットを詳しく示す説明図、図4は図2のオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)のフォーマットを詳しく示す説明図、図5は図4のオーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル(ATS−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図、図6は図5のオーディオタイトルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR)のフォーマットを詳しく示す説明図、図7は図3のオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)のフォーマットを詳しく示す説明図、図8は図7のオーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)のフォーマットを詳しく示す説明図、図9は図8のオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM−AST−ATR)を詳しく示す説明図、図10は図8のオーディオタイトルセット・オーディオストリーム・アトリビュートテーブル(ATS−AST−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図、図11は図10の各オーディオストリームのアトリビュートデータ(ATS−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。
【0013】
また、図12は図1のオーディオコンテンツブロックユニット(ACBU)を示す説明図、図13は図12のオーディオパックとビデオパックのフォーマットを詳しく示す説明図、図14は図12のオーディオコントロール(A−CONT)パックのフォーマットを詳しく示す説明図、図15は図12のオーディオキャラクタディスプレイ(ACD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図、図16は図15のネームスペース情報により表示される例を示す説明図、図17は図14のオーディオサーチデータ(ASD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【0014】
また、図18は図17の現在番号情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図19は図17の現在時刻情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図20は図17のタイトルセットサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図21は図17のタイトルサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図22は図17のトラックサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図23は図17のインデックスサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図24は図17のハイライトサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図、図25は図1のオーディオコンテンツブロックユニットの変形例を示す説明図である。
【0015】
また、図26はDVD再生装置の一実施形態を示すブロック図、図27は図26のDVD再生装置を機能的に示すブロック図、図28及び図29はA−V同期再生処理を説明するためのフローチャート、図30及び図31はオーディオのみを再生する処理を説明するためのフローチャート、図32はオーディオサーチ処理を説明するためのフローチャート、図33はDVD再生装置の第2の実施形態を示すブロック図、図34はDVD再生装置の第3の実施形態を示すブロック図である。
【0016】
ここで、この説明のDVD−オーディオディスクには、CD世代からDVD−オーディオ世代に移行する際の過渡期に対応するように、オーディオ信号としてステレオ用2チャネルと5/6/8チャネルのマルチチャネルの両方の信号が記録される。また、この過渡期が経過した時には5/6/8チャネルのマルチチャネル信号のみが記録されるようになると考えられる。
【0017】
図1(a)、(b)はそれぞれDVD−ビデオ、DVD−オーディオの各フォーマットを示し、DVD−オーディオのフォーマットはエリアの名称が異なるがDVD−ビデオと互換性を有する。まず、大別してDVD−ビデオのフォーマットは先頭のビデオマネージャ(VMG)と、それに続く複数のビデオタイトルセット(VTS)の各エリアにより構成され、他方、DVD−オーディオのフォーマットはこれに対応して図2に詳しく示すオーディオマネージャ(AMG)と、図3に詳しく示すようにAMGに続く複数のオーディオタイトルセット(ATS)の各エリアにより構成されている。
【0018】
VTSの各々は先頭のVTSインフォメーション(VTSI)と、それに続く1以上のビデオコンテンツブロックセット(VCBS)と最後のVTSIにより構成され、他方、ATSの各々はこれに対応して先頭のATSインフォメーション(ATSI)と、それに続く1以上のオーディオコンテンツブロックセット(ACBS)と最後のATSIにより構成されている。ATSIには、ACBS内の各曲の演奏時間が実時間でセットされる。
【0019】
VCBSの各々は複数のVCBにより構成され、他方、ACBSの各々は複数のACBにより構成されている。VCBの各々はビデオの1タイトル(Title)分であり、ACBの各々はこれに対応してオーディオの1アルバム(Album)分である。なお、オーディオの「アルバム」は「タイトル」とも言うので、以下、「タイトル」を用いる。VCBの各々(1タイトル)は複数のチャプタ(Chapter)により構成され、他方、ACBの各々(1タイトル)はこれに対応して複数のトラック(Track)により構成されている。チャプタはパートオブタイトル(PTT)を含み、トラックはパートオブタイトル(PTT)を含む。
【0020】
チャプタの各々は複数のセル(CELL)により構成され、他方、トラックの各々はこれに対応して複数のインデックス(Index)により構成されている。セルの各々は複数のVCBユニット(VCBU)により構成され、他方、インデックスの各々はこれに対応して複数のACBユニット(ACBU)により構成されている。VCBユニットとACBユニットの各々は、複数のパックにより構成され、1パックは2048バイトで構成されている。
【0021】
VCBユニットの各々は、先頭のコントロールパック(以下、CONTパック)と、それに続く複数のビデオ(V)パック、オーディオ(A)パック及びサブピクチャ(SP)パックにより構成され、他方、ACBユニットの各々は、これに対応して先頭のオーディオコントロールパック(以下、A−CONTパック)と、それに続く複数のAパックとVパックにより構成されている。
【0022】
CONTパックには後続のVパックを制御する情報が配置され、A−CONTパックにはCDのTOC情報のように後続のAパックのオーディオ信号を管理するための情報が配置される。Aパックにはオーディオデータが配置され、Vパックにはビデオデータの他、オーディオデータ以外の例えばクローズドキャプション(CC)データが配置される。
【0023】
AMG(オーディオマネージャ)は図2に示すように、
・図4に詳しく示すオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)と、
・AMGメニュー用のオーディオコンテンツブロックセット(AMGM−ACBS)と、
・バックアップ用のAMGI
を有する。AMGM−ACBSはコントロール情報として
・プレゼンテーションコントロールインフォメーション(PCI)と、
・データサーチインフォメーション(DSI)
を有する。
【0024】
ATS(オーディオタイトルセット)は図3に示すように、
・図7に詳しく示すオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)と、
・ATSメニュー用のオーディオコンテンツブロックセット(ATSM−ACBS)と、
・ATSアルバム用のオーディオコンテンツブロックセット(ATSA−ACBS)と、
・バックアップ用のATSI
を有する。ATSM−ACBSとATSA−ACBSは共に、前述(図2)したPCIとDSIを有する。
【0025】
AMGI(オーディオマネージャインフォメーション)は図4に詳しく示すように、
・AMGIのマネージメントテーブル(AMGI−MAT)と、
・タイトルのサーチポインタテーブル(T−SRPT)と、
・オーディオマネージャメニューPGCIユニットテーブル(AMGM−PGCI−UT)と、
・ペアレンタルマネージメントインフォメーションテーブル(PTL−MAIT)と、
・図5に詳しくオーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル(ATS−ATRT)と、
・テキストデータマネージャ(TXTDT−MG)と、
・オーディオマネージャメニューセル(インデックス)アドレステーブル(AMGM−C−ADT)と、
・オーディオマネージャメニュー・オーディオコンテンツブロックユニット・アドレスレスマップ(AMGM−ACBU−ADMAP)
を有する。
【0026】
ATS−ATRT(オーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル)は図5に詳しく示すように、
・オーディオタイトルセットアトリビュートテーブルインフォメーション(ATS−ATRTI)と、
・複数(n)個のATSの各々のオーディオタイトルセットアトリビュートサーチポインタ(ATS−ATR−SRP#1〜#n)と、
・図6に詳しく示すような複数(n)個のATSの各々のオーディオタイトルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR#1〜#n)
を有する。
【0027】
オーディオタイトルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR#1〜#n)の各々は、図6に詳しく示すように
・ATS−ATR−EA(エンドアドレス)と、
・ATS−CAT(カテゴリー)と、
・ATS−ATRI(インフォメーション)
を有する。
【0028】
図3に示すATSI(ATSインフォメーション)は図7に詳しく示すように、
・図8に詳しく示すオーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)と、
・オーディオタイトルセット・パートオブタイトル・サーチポインタテーブル(ATS−PTT−SRPT)と、
・オーディオタイトルセット・プログラムチェーンインフォメーションテーブル(ATS−PGCIT)と、
・オーディオタイトルセットメニュー・PGCI・ユニットテーブル(ATSM−PGCI−UT)と、
・オーディオタイトルセット・タイムマップテーブル(ATS−TMAPT)と、
・オーディオタイトルセットメニュー・セル・アドレステーブル(ATSM−C−ADT)と、
・オーディオタイトルセットメニュー・オーディオコンテンツオブジェクトユニット・アドレスマップ(ATSM−ACBU−ADMAP)と、
・オーディオタイトルセット・セル・アドレステーブル(ATS−C−ADT)と、
・オーディオタイトルセット・オーディオコンテンツオブジェクトユニット・アドレスマップ(ATS−ACBU−ADMAP)
を有する。
【0029】
図7に示すATSI−MAT(オーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル)は図8に詳しく示すように、
・ATS−ID(識別子)と、
・ATS−EA(エンドアドレス)と、
・ATSI−EAと、
・VERN(DVDオーディオスペックのバージョン番号)と、
・ATS−CAT(カテゴリー)と、
・ATSI−MAT−EAと、
・ATSM−ACBS−SA(スタートアドレス)と、
・ATSA−ACBS−SAと、
・ATS−PTT−SRPT−SAと、
・ATS−PGCIT−SAと、
・ATSM−PGCI−UT−SAと、
・ATS−TMAP−SAと、
・ATSM−C−ADT−SAと、
・ATSM−ACBU−ADMAP−SAと、
・図9に詳しく示すようなATSM−AST−ATR(ATSMのオーディオストリーム・アトリビュート)と、
・ATS−AST−Ns(ATSのオーディオストリームの数)と、
・図10に詳しく示すようなATS−AST−ATRT(ATSのオーディオストリーム・アトリビュートテーブル)
を有する。
【0030】
ATSM−AST−ATRは図9に詳しく示すように8バイト(ビットb63〜b0)により構成され、このディスクに記録されている符号化オーディオ信号の属性として次のようなデータ(1)〜(4)が配置される(他のビットは保留)。
(1)オーディオ符号化モード(3ビットb63〜b61)
000b:ドルビーAC−3
010b:MPEG−1又はMPEG−2(拡張ビットストリーム無し)
011b:MPEG−2(拡張ビットストリーム有り)
100b:リニヤPCMオーディオ
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
【0031】
(2)量子化/DRC(ダイナミックレンジコントロール)情報(2ビットb55、b54)
・オーディオ符号化モードが「000b」の場合には「11b」
・オーディオ符号化モードが「010b」又は「011b」の場合、
00b:MPEGオーディオストリーム内にダイナミックレンジコントロールデータが存在しない
01b:MPEGオーディオストリーム内にダイナミックレンジコントロールデータが存在する
10b,11b:保留
・オーディオ符号化モードが「100b」、「101b」の場合、ステレオ2chに対して
00b:16ビット
01b:20ビット
10b:24ビット
11b:保留
【0032】
(3)サンプリング周波数fs(2ビットb53、b52)
ステレオ2chに対して
00b:48kHz
01b:96kHz
10b:192kHz
(4)オーディオチャネル数(3ビットb50〜b48)
000b:1ch(モノラル)
001b:2ch(ステレオ)
010b:3ch
011b:4ch
100b:(ステレオ2ch+5ch)
101b:(ステレオ2ch+6ch)
110b:7ch
111b:(ステレオ2ch+8ch)
【0033】
図10に示すATS−AST−ATRT(ATSのオーディオストリーム・アトリビュートテーブル)は図11に詳しく示すように、オーディオストリーム#0〜#7毎のATS−AST−ATRを有し、ATS−AST−ATRの各々は8バイトで構成されている(合計64バイト)。
【0034】
1つのオーディオストリームのATS−AST−ATRは図11に示すように、図9に示すオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM−AST−ATR)と同様な8バイト(ビットb63〜b0)で構成され、上記属性データ(1)〜(4)の他に、
(5)マルチチャネル・イクステンション(ME)(1ビットb60)と、
(6)オーディオタイプ(2ビットb59、b58)と、
(7)オーディオアプリケーションモード(2ビットb57、b56)と、
(8)そのストリーム(AST)の間引き情報(2ビットb47、b46)と、
(9)LFE1chのみの間引き情報(2ビットb45、b44)
の各データを有する。そして、このDVDオーディオディスクの(7)オーディオアプリケーションモードには、
11b:2ch+サラウンドモード
が記録され、また、(8)そのストリームの間引き情報と、(9)LFE1chのみ間引き情報には共に、帯域情報として
00b:フル(1/1)
01b:ハーフ(1/2)
10b:クオータ(1/4)
が記録される。
【0035】
ただし、このATSM−AST−ATRにおける(4)オーディオチャネル数は、オーディオストリーム#0では必ず2chとなり、また、オーディオストリーム#1はフロントの3chを含む。すなわち、例えば1つのタイトルのオーディオ信号を2+6chで記録する場合、2chのステレオ信号をオーディオストリーム#0に割り当て、6chの内、3chのフロント信号をオーディオストリーム#1に割り当て、2chのリヤ信号とLFE1ch信号をオーディオストリーム#2に割り当てる。そして、図4に示すオーディオマネージャインフォメーション・マネージメントテーブル(AMGI−MAT)と図7(図8)に示すオーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)には共に、ストリーム#0〜#2の利用データとして「3」が記録される。
【0036】
また、この2+6chのアナログオーディオ信号を例えば次のようなサンプリング周波数fsでサンプリングし、次のような量子化ビット数で量子化して記録する場合、
ステレオ2ch :48kHz、20ビット
フロント3ch :96kHz、16ビット
リヤ2ch、LFE1ch:48kHz、16ビット(間引きなし)
図9に示すオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM−AST−ATR)にはステレオ2chの属性として
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
01b:20ビット
(3)サンプリング周波数fs
00b:48kHz
(4)オーディオチャネル数
101b:(ステレオ2ch+6ch)
が記録される。
【0037】
また、オーディオストリーム#0のATS−AST−ATRには
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
01b:20ビット
(3)サンプリング周波数fs
00b:48kHz
(4)オーディオチャネル数
001b:2ch(ステレオ)
(7)オーディオアプリケーションモード
11b:2ch+サラウンドモード
(8)そのストリームの間引き情報
00b:フル(1/1)
(9)LFE1chのみ間引き情報
00b:フル(1/1)
が記録される。
【0038】
また、オーディオストリーム#1のATS−AST−ATRには
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
00b:16ビット
(3)サンプリング周波数fs
01b:96kHz
(4)オーディオチャネル数
010b:3ch
(7)オーディオアプリケーションモード
11b:2ch+サラウンドモード
(8)そのストリームの間引き情報
00b:フル(1/1)
(9)LFE1chのみ間引き情報
00b:フル(1/1)
が記録される。
【0039】
また、オーディオストリーム#2のATS−AST−ATRには
(1)オーディオ符号化モード
101b:リニヤPCMオーディオ(2ch+5ch、2ch+6ch、2ch+8chを含む。)
(2)量子化/DRC
00b:16ビット
(3)サンプリング周波数fs
00b:48kHz
(4)オーディオチャネル数
010b:3ch
(7)オーディオアプリケーションモード
11b:2ch+サラウンドモード
(8)そのストリームの間引き情報
00b:フル(1/1)
(9)LFE1chのみ間引き情報
00b:フル(1/1)
が記録される。
【0040】
次に、オーディオストリームが記録されるAパックとその制御パックについて説明する。図12に示すようにVCBユニットは0.4〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成され、ACBユニットは0.5〜1.0秒分の任意の数のパックにより構成されている。また、DVD−オーディオのACBユニットにおけるA−CONTパックは、DVD−ビデオのVCBユニットにおける第3パックに配置される。
【0041】
A−CONTパックは基本的にオーディオ時間の0.5秒単位に配置され、インデックスの切れ目では0.5〜1.0秒の範囲で完結するように配置される。また、オーディオの時間(GOF:Group of Audio Frame単位)はA−CONTパックにより示され、そのデータ位置はオーディオフレームナンバと、ファーストアクセスユニットポインタとフレームヘッダの数により決まる。また、A−CONTパック直前のAパックは、オーディオ時間の0.5秒単位でパディングすることを強制しない。
【0042】
隣接するAパックは、オーディオ信号がお互いに関連するように配置され、例えばステレオの場合にはLチャネルパックとRチャネルパックが隣接して配置され、また、5/6/8チャネルのマルチチャネルの場合にも同様に隣接して配置される。Vパックはオーディオ信号の再生時に映像を表示する場合にそのAパックに隣接して配置される。AパックとVパックは、図13に示すように2034バイトのユーザデータ(Aデータ、Vデータ)に対して4バイトのパックスタート情報と、6バイトのSCR(System Clock Reference:システム時刻基準参照値)情報と、3バイトのMux レート(rate)情報と1バイトのスタッフィングの合計14バイトのパックヘッダが付加されて構成されている(1パック=合計2048バイト)。この場合、タイムスタンプであるSCR情報を、ACBユニット内の先頭パックでは「1」として同一タイトル内で連続とすることにより同一タイトル内のAパックの時間を管理することができる。
【0043】
これに対し、A−CONTパックは図14に示すように、14バイトのパックヘッダと、24バイトのシステムヘッダと、1003バイトのACD(オーディオキャラクタディスプレイ)パケットと、1007バイトのASD(オーディオサーチデータ)パケットにより構成されている。また、ACDパケットは6バイトのパケットヘッダと、1バイトのサブストリームIDと、図15に詳しく示すような636バイトのACD(オーディオキャラクタディスプレイ)情報と、360バイトの保留エリアにより構成されている。ASDパケットは同じく6バイトのパケットヘッダ及び1バイトのサブストリームIDと、図17に詳しく示すような1000バイトのASD(オーディオサーチデータ)により構成されている。
【0044】
636バイトのACD情報エリアは、図15に詳しく示すように48バイトのジェネラル情報エリアと、93バイトのネームスペースエリアと、各々93バイトの2つのフリースペースエリアと、15バイトのデータポインタエリアと、294バイトのオーディオ再生制御情報エリアにより構成されている。ネームスペースエリアには例えば図16に示すような楽曲名を表示するために31バイトの1/4角のヘッダ用文字データと、62バイトの全角、半角の本文用文字データが配置される。
【0045】
48バイトのジェネラル情報は、例えば16バイトのサービスレベル情報と、12バイトの言語コード情報と、6バイトの文字セットコード情報と、6バイトの表示アイテム情報と、2バイトの「前のACD情報との相違」情報と、6バイトの保留情報により構成される。16バイトのサービスレベル情報は、表示サイズ、表示の種類、オーディオ/ビデオ/SPの区別、ストリームなどを示し、また、文字はマンダトリー、ビットマップはオプションである。12バイトの言語セットコード情報はビデオファイルと同様に文字「1」「2」の言語をそれぞれ2バイトで示し、1ファイル中最大8言語分を示す。英語はマンダトリーである。
【0046】
6バイトの文字セットコード情報は、言語コードに対応した文字コードを最大15個持つことが可能であり、文字「1」「2」の言語の有無と種類を1バイトで示す。コード例を以下に示す。
1.ISO646
2.ISO8859−1
3.MS−JIS
6バイトの表示アイテム情報は、図15に示すフリースペース「1」「2」、データポインタの有無、IDを示す。ネームスペースはマンダトリーであり、タイトルネーム、ミュージックネーム、アーティストネームは必ず記述する。
【0047】
294バイトのオーディオ再生制御情報エリアの内容は任意であり、例えば各々25バイトの10種類分のオーディオ再生制御情報エリア(250バイト)と44バイトの保留エリアにより構成される。1種類分のオーディオ再生制御情報エリアには20バイトのグラフィックイコライザ情報と、3バイトのレベルバランス情報と2バイトの残響付加情報が配置され、この情報はユーザにより選択されてオーディオ信号の音質が制御される。これらのオーディオ再生制御情報は、Aパックに配置されている楽曲をユーザが再生する場合に例えばその楽曲のジャンル(クラシック、ジャズ、ロック、BGM)に応じて、また、同一ジャンルであってもその楽曲の演奏状態、録音状態、雰囲気などに応じて再生時の音質が最も良くなるようにいわゆるプロのミキサが推奨するデータである。
【0048】
1000バイトのASD(オーディオサーチデータ)は、図17に詳しく示すように16バイトのジェネラル情報と、図18に詳しく示す8バイトの現在の番号情報と、図19に詳しく示す16バイトの現在時刻情報と、図20に詳しく示す8バイトのタイトルセットサーチ情報と、図21に詳しく示す8バイトのタイトルサーチ情報と、図22に詳しく示す404バイトのトラックサーチ情報と、図23に詳しく示す408バイトのインデックスサーチ情報と、図24に詳しく示す80バイトのハイライトサーチ情報と、52バイトの保留エリアにより構成されている。
【0049】
8バイトの現在の番号情報は、図18に詳しく示すようにタイトルセットの現在のタイトル番号(1バイト:BCD)と、タイトルセットの現在のトラック番号(1バイト:BCD)と、トラックの現在のインデックス番号(1バイト:BCD)と保留領域(5バイト)により構成されている。16バイトの現在時刻情報は、図19に詳しく示すようにトラックのプレイバック時間(4バイト:BCD)と、トラックの残りのプレイバック時間(4バイト:BCD)と、タイトルの絶対時間(4バイト:BCD)とタイトルの残りの絶対時間(4バイト:BCD)により構成されている。
【0050】
8バイトのタイトルセットサーチ情報は、図20に詳しく示すようにタイトルセットの最初のセクタ番号(4バイト)と、タイトルセットの最後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。8バイトのタイトルサーチ情報は、図21に詳しく示すようにタイトルの最初のセクタ番号(4バイト)と、タイトルの最後のセクタ番号(4バイト)により構成されている。404バイトのトラックサーチ情報は、図22に詳しく示すようにタイトルのトラック及びセクタ番号(4バイト×99)と、タイトルの最初のトラック番号(4バイト)とタイトルの最後のトラック番号(4バイト)により構成されている。
【0051】
408バイトのインデックスサーチ情報は、図23に詳しく示すようにトラックのインデックス及びセクタ番号(4バイト×100)と、トラックの最初のインデックス番号(4バイト)とトラックの最後のインデックス番号(4バイト)により構成されている。80バイトのハイライトサーチ情報は、図24に詳しく示すようにトラックのインセクタ番号(4バイト×10)とトラックのアウトセクタ番号(4バイト×10)により構成されている。
【0052】
このようなフォーマットによれば、複数のAパックの先頭に、CDのTOC情報のように後続のAパックのオーディオ信号を管理するためのA−CONTパックが配置されるので、オーディオデータはビデオデータなどとは一体化されず、記録容量を多くすることができる。また、A−CONTパックによりオーディオ時間を管理することができ、また、A−CONTパックによりオーディオデータに関する曲名などの簡単な文字情報を取り出すことができる。
【0053】
また、A−CONTパック内にタイトル、スタートアドレス、演奏時間などの情報を配置するので、オーディオ再生中であってもユーザの操作に応じた情報をA−CONTパックから取り出して再生を開始することができる。また、オーディオマネージャインフォメーション(AMGI)とオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)内に頭出し用のTOC情報を配置することにより、必要なTOC情報を再生器内のメモリ記憶させて、ユーザの操作に応じた情報をメモリから即座に読み出して頭出し再生を開始することができる。また、DVD−ビデオにおけるプログラムチェーンインフォメーション(PGCI)のような大きな容量の情報を記憶する必要がないので、ディスクを効率的に管理することができる。
【0054】
さらに、
1.コンテンツ内に画像(V)データがない場合、
(1)アルバム、曲、インデックスの3階層に対するサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(2)GOF(オーディオフレーム)単位の頭出し、タイムサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(3)アルバム、曲、インデックスの時間を実時間で管理することができる。
【0055】
また、
2.コンテンツ内に画像(V)データがある場合、
オーディオデータに関しては、
上記(1)〜(3)の他に、
(4)アルバム、曲中の現在時間、残り時間を実時間で表示、管理することができる。
ビデオデータに関しては、
(1)タイトル、PTT、セルの3階層に対するサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(2)ビデオフレーム単位の頭出し、タイムサーチ、ランダムアクセスが可能になる。
(3)タイトル、PTT、セルの時間を実時間で管理することができる。
(4)PTT又はタイトル中の現在時間、残り時間をビデオフレーム単位時間で表示、管理することができる。
【0056】
なお、図1(b)のACBUは、A−CONTパックとVパックを含んでいるが、図25に示すようにVパックとCONTパックは含まないように構成してもよい。この場合にはビデオ信号は記録されないが、オーディオ信号の記録容量が割り増しになる特徴があり、ディスクサイズを小型化することができ、また、再生機能を簡略化することができるのでポータブル用の再生装置に適するものを提供することができる。
【0057】
次に、図26を参照して本発明に係る再生装置の第1の実施形態について説明する。DVDオーディオディスク1には、上記構造のデータがEFM変調されてピットの形式で記録されている。操作部18やリモコン装置19により曲目選択、再生、早送り、停止操作などが行われると、制御部23はその操作に応じてドライブ装置2と再生装置17を制御し、再生時にはディスク1に記録されたピットデータがドライブ装置2により読み取られた後、EFM復調される。
【0058】
再生装置17では、この信号がビデオ処理(再生)部17V内のCONTパック検出部3とオーディオ再生部内のA−CONTパック検出部9に送られる。ビデオ再生部17Vでは、CONTパック検出部3がこの再生データ中のCONTパックを検出して制御パラメータをパラメータ部8に設定するとともに、CONTパックにより制御されるVパックをVパックバッファ4に順次書き込む。Vパックバッファ4に書き込まれたVパック内のユーザデータ(ビデオ信号、サブピクチャ情報)は、バッファ取り出し部5によりVパック内のSCR(図13参照)に基づいてパック順に、また、CONTパック内のPTSに基づいて出力時刻順に取り出され、次いで画像変換部6、D/A変換部7、ビデオ出力端子15、15’を介してアナログビデオ信号として出力される。これらのブロック3〜8はビデオ処理部17Vを構成し、このビデオ処理部17Vは制御部23の制御に基づいて内部電源スイッチ制御部30が電源スイッチSWをオンにしている場合に動作する。
【0059】
また、オーディオ再生部では、A−CONTパック検出部9が再生データ中のA−CONTパックを検出して制御パラメータをパラメータ部14に設定するとともに、A−CONTパックにより制御されるAパックをAパックバッファ10に順次書き込む。Aパックバッファ10に書き込まれたAパック内のユーザデータ(オーディオ信号)は、バッファ取り出し部11によりSCRに基づいてパック順に、また、A−CONTパック内のオーディオサーチデータASDの現在時刻(図17参照)に基づいて出力時刻順に取り出され、次いでPCM変換部12、D/A変換部13、オーディオ出力端子16を介してアナログオーディオ信号として出力される。また、A−CONTパック中の表示用データ(図15、図16に示すオーディオキャラクタディスプレイ情報ACD)は表示信号生成部20に送られて表示信号が生成され、この表示信号は表示信号出力端子22を介して出力されたり、内蔵の文字表示部21に出力される。
【0060】
図27は図26に示す構成を機能的に示すブロック図である。再生手段2は図26に示すドライブ装置2に対応し、再生信号処理分離手段A(9、10、11、14)はA−CONTパック検出部9、Aパックバッファ10、バッファ取り出し部11及びパラメータ部14に対応し、オーディオ信号出力手段(12、13)はPCM変換部12及びD/A変換部13に対応している。また、文字情報出力手段20は表示信号生成部20に対応し、表示手段21は文字表示部21に対応している。また、再生信号処理分離手段V(3、4、5、8)はCONTパック検出部3、Vパックバッファ4、バッファ取り出し部5及びパラメータ部8に対応し、ビデオ信号手段とサブピクチャ情報手段(6、7)は画像変換部6及びD/A変換部7に対応している。制御手段23は制御部23に対応している。
【0061】
図27において、制御手段23は操作部18やリモコン装置19から目的の楽曲を再生するためのコマンド信号が送られてくると、その再生コマンドに応じたアドレス制御情報信号を再生手段2に送ることによりディスク1から目的の楽曲を再生する。再生信号処理分離手段Aは再生データを分離してA−CONT情報を制御手段23に送り、オーディオ信号をオーディオ信号出力手段(12、13)に送り、文字情報を文字情報出力手段20に送る。再生信号処理分離手段Vは再生データを分離してCONT情報を制御手段23に送り、ビデオ信号とサブピクチャ情報をそれぞれビデオ信号手段とサブピクチャ情報手段(6、7)に送る。
【0062】
また、AMGI(オーディオマネージャインフォメーション)や、ATSI(オーディオタイトルセットインフォメーション)の空きエリアや、図14に示すA−CONTパックのACDパケット内の保留エリア(360バイト分)に対してTOC情報を追加して記録し、再生装置がこのTOC情報にアクセスしてTOC情報記憶部14’に記憶して曲の頭出しを行うことができる。このTOC情報としては、CDのリードインエリアに記録されているものを用いることができる。
【0063】
ここで、CDにおいて用いられているTOC情報では、ポイント=00〜99のときにその数字で示される各楽章が始まる絶対時間が分(PMIN)、秒(PSEC)及びフレーム(PFRAME)で表される。また、ポイント=A0のときにPMINが最初の楽章を示し、PSEC=PFRAME=0となる。ポイント=A1のときにはPMINが最後の楽章を示し、PSEC=PFRAME=0となる。ポイント=A2のときにはリードアウトエリアが始まる絶対時間が分(PMIN)、秒(PSEC)及びフレーム(PFRAME)で表される。
【0064】
そして、このTOC情報は再生開始時に読み取られてTOC情報記憶部14’に記憶され、曲又は楽章の頭出し再生が指定されると、このTOC情報記憶部14’を参照してディスク1にアクセスする。なお、このTOC情報はまた、AMGI、ATSI又はA−CONTパックに記録するとともに、さらに図27に示すようにディスク1の最内周部のリードインエリア(図示TOC領域1a)に追加して記録し、再生開始時にはTOC検出手段24がこのTOC領域1aを独立してアクセスしてTOC情報記憶部14’に記憶するようにしてもよい。
【0065】
次に、図28、図29を参照してTOC情報やサーチ情報などの再生制御情報を用いたA−V同期再生処理を説明する。図28において、例えば曲又は楽章の頭出し再生が指定されると、その指定位置に対応するTOC情報を参照し(ステップS1)、次いでそのTOC情報に基づいてセルとインデックスの場所を計算する(ステップS2)。次いでその場所をサーチし(ステップS3)、確認すると図29に詳しく示すようなAとVの同期再生を行う(ステップS4→S5)。
【0066】
図29において、CONTパックを再生し(ステップS11)、次いでA−CONTパックを再生し(ステップS12)、次いでCONTパックとA−CONTパック内の時刻情報が同一時刻か否かをチェックする(ステップS13)。そして、同一時刻でない場合にはCONTパックとA−CONTパックの両方を±1パック分だけ調整し(ステップS14)、次いでステップS11に戻ってそのCONTパックとA−CONTパックを再生する。なお、ステップS14では、CONTパックとA−CONTパックの一方を±1パック分だけ調整して、そのパックを再生するようにしてもよい。
【0067】
ステップS13においてCONTパックとA−CONTパック内の時刻情報が同一の場合に、そのA−CONTパックにより制御されるAパックを再生するとともにAパックアドレス(SCR情報)を1つインクリメントし(ステップS15)、次いでそのCONTパックにより制御されるVパックを再生するとともにVパックアドレス(SCR情報)を1つインクリメントする(ステップS16)。次いでそのAパックの再生が終了したか否かをチェックし(ステップS17)、終了していない場合にはステップS18に進み、他方、終了した場合にはステップS20に進む。
【0068】
ステップS18ではそのVパックの再生が終了したか否かをチェックし、終了していない場合にはステップS13に戻り、他方、終了した場合にはステップS19に進む。ステップS19ではそのCONTパックにより制御される次のVパックを再生するとともにVパックアドレスを1つインクリメントし、ステップS13に戻る。ステップS20ではそのA−CONTパックにより制御される次のAパックを再生するとともにAパックアドレスを1つインクリメントし、次いでVパックの再生が終了したか否かをチェックし(ステップS21)、終了していない場合にはステップS22に進み、他方、終了した場合にはステップS23に進む。
【0069】
ステップS22ではそのA−CONTパックにより制御されるAパックが最終パックか否かをチェックし、最終パックでない場合にはステップS16に戻り、他方、最終パックの場合にはステップS12に戻って次のA−CONTパックを再生する。ステップS23ではそのCONTパックにより制御される次のVパックを再生するとともにVパックアドレスを1つインクリメントし、次いでフレームの終了(EOF)が否かをチェックし(ステップS24)、EOFでない場合にはステップS13に戻り、他方、EOFの場合にはこのA−V同期再生処理を終了する。
【0070】
次に、図30、図31を参照してビデオは再生せず、オーディオのみを再生する処理について説明する。図30において、オーディオのみのモードが設定されているか否かを判断し(ステップS31)、YESの場合にはステップS32に進み、他方、NOの場合にはこの処理を終了する。ステップS32では内部電源スイッチ制御部30を制御してスイッチSWをオフすることによりビデオ処理部17Vへの電源をオフにしてパワーセーブし、次いでCONTパックを参照しないモードに設定して図31に示す処理を実行する(ステップS33)。
【0071】
図31において、A−CONTパックを再生し(ステップS41)、次いでそのA−CONTパックにより制御されるAパックを再生するとともにAパックアドレス(SCR情報)を1つインクリメントする(ステップS42)。次いでそのAパックの再生が終了したか否かをチェックし(ステップS43)、終了していない場合にはステップS42に戻ってそのAパックの再生を継続し、他方、終了した場合にはステップS44に進んで次のAパックを再生するとともにAパックアドレスを1つインクリメントする。
【0072】
続くステップS45ではそのAパックの再生が終了したか否かをチェックし、終了していない場合にはステップS47に進み、他方、終了した場合にはステップS46に進む。ステップS46ではそのA−CONTパックにより制御されるAパックが最終パックか否かをチェックし、最終パックの場合にはステップS41に戻って次のA−CONTパックを再生し、他方、最終パックでない場合にはステップS44に戻って次のAパックを再生する。ステップS47ではフレームの終了(EOF)が否かをチェックし、EOFでない場合にはステップS44に戻り、他方、EOFの場合にはこの再生処理を終了する。
【0073】
次に、図32を参照してオーディオ信号のサーチモード処理を説明する。まず、タイトルセットサーチ処理が設定されているか否かを判断し(ステップS51)、YESの場合にはステップS52以下に進み、他方、NOの場合にはステップS58以下に進む。ステップS52以下に示すタイトルセットサーチ処理では、前方サーチ処理か(ステップS52)か、後方サーチ処理か(ステップS54)、直接番号サーチ処理か(ステップS56)をチェックし、各処理が設定されている場合には図20に詳しく示すタイトルセットサーチ情報に基づいてそのタイトルセットに対してそれぞれ前方サーチ処理(ステップS53)、後方サーチ処理(ステップS55)、番号サーチ処理(ステップS57)を実行する。
【0074】
ステップS58以下では、タイトルサーチ処理が設定されている場合には図21に示すタイトルサーチ情報に基づいてそのタイトルに対するサーチ処理を実行し(ステップS58→S59)、トラックサーチ処理が設定されている場合には図22に示すトラックサーチ情報に基づいてそのトラックに対するサーチ処理を実行し(ステップS60→S61)、インデックスサーチ処理が設定されている場合には図23に示すインデックスサーチ情報に基づいてそのインデックスに対するサーチ処理を実行し(ステップS62→S63)、ハイライトサーチ処理が設定されている場合には図24に示すハイライトサーチ情報に基づいてそのハイライト処理を実行する(ステップS64→S65)。
【0075】
図33は第2の実施形態として、図25に示すようにVパックとCONTパックは含まず、AパックとA−CONTパックのみを含むように構成したディスクを再生する装置を示し、ビデオ処理部17Vが省略されている。また、オーディオ信号出力手段12、13が出力中のAパックを制御するA−CONTパックより前のA−CONTパック内のACD情報を先読みしてACD情報記憶部14に記憶し、また、ACD情報内の文字情報を表示手段21として平面マトリクスディスプレイ21’に表示するようにしてもよい。
【0076】
図34は第3の実施形態として、ディスク1の最内周部のリードインエリア(図示TOC領域1a)に追加して記録し、再生開始時にはTOC検出手段24がこのTOC領域1aを独立してアクセスしてTOC情報記憶部14’に記憶する再生装置を示している。また、この構成では、図15に示すACDパケット内にプロのミキサが推奨する音質で再生するためのオーディオ再生制御情報が記録されている場合、音質制御情報出力手段31と音質制御処理手段32を設けてこの制御情報に基づいて音質を制御するように構成されている。
【0077】
図35は他の記録媒体としてDVD−Avdディスクの基本フォーマットを示している。このフォーマットは概略的に、ビデオファイルF1と、オーディオファイルF2とTOCファイルF3を含む。そして、このAvdディスクにはコンピュータプログラム・タイトルセット・ファイル(CTS)F4を記録することが許容されている。ビデオファイルF1はビデオタイトルセット(VTS)を有し、このビデオタイトルセット(VTS)はビデオマネージャ(VMG)と、VMGメニュー(VMGM)と複数のVTS<1>〜VTS<n>を有する。VMGMとVTS<1>〜VTS<n>の各々は、ビデオデータV(及びサブピクチャデータ)とオーディオデータAを有する。
【0078】
これに対し、オーディオファイルF2はオーディオタイトルセット(ATS)を有し、このオーディオタイトルセット(ATS)はオーディマネージャ(AMG)と、AMGメニュー(AMGM)と複数のATS<1>〜ATS<n>を有する。そして、AMGMはビデオデータV(及びサブピクチャデータ)とオーディオデータAを有し、また、ATS<1>〜ATS<n>の各々は、オーディオデータA(及び文字データ)と静止画データSを有する。TOCファイルF3はこのATS<1>〜ATS<n>内のオーディオデータAを頭出しなどするための情報を含む。
【0079】
図36は他のDVDオーディオディスクの基本フォーマットを示している。このフォーマットは概略的に、図35に示すDVD−AvdディスクにおけるビデオファイルF1が記録されず、他の構成は同一である。これらの各ディスクにはまた、そのディスクがどの種類かを示すディスク識別子が記録される。
【0080】
図37は第4の実施形態の再生装置を示している。この装置の再生部17はオーディオ再生部17Aと、静止画再生部17Sと、ビデオ再生部17Vとプログラム再生部17Pを有し、また、ビデオ再生部17Vとプログラム再生部17Pの電源が制御部23の制御に基づいて内部電源スイッチ制御部30及びスイッチSWによりオン、オフ制御される。オーディオ再生部17Aは、例えば図35、図36に示すオーディオファイルF2やビデオファイルF1内のオーディオデータAと文字情報を再生し、静止画再生部17SはオーディオファイルF2内の静止画データSを再生する。また、ビデオ再生部17VはビデオファイルF1内のビデオデータVとサブピクチャデータSPを再生し、プログラム再生部17Pはコンピュータプログラム・タイトルセット・ファイル(CTS)F4内のコンピュータプログラムPを再生する。
【0081】
図38、図39はこの第4の実施形態の再生装置の処理を示している。図38において、制御部23はまず、ディスク1に記録されているディスク識別子をドライブ装置2を介して読み取ると(ステップS70)、図39に詳しく示すようなパワーセーブモード判定処理を実行する(ステップS71)。図39に示す処理では、まず、ディスク識別子に基づいてディスク1がオーディオ(A)ディスクか否かを判別する(ステップS90)。そして、Aディスクの場合には、プログラムPが付加されているか否かを判別し(ステップS91)、付加されていない場合にはパワーセーブモードをセットする(ステップS93)。他方、プログラムPが付加されている場合にはプログラムP読み出しモードが設定されているか否かを判別し(ステップS92)、設定されていない場合にはパワーセーブモードをセットし(ステップS93)、他方、設定されている場合にはパワーセーブモードをセットしない(ステップS96)。
【0082】
また、ステップS90においてAディスクでない場合には、ユーザにより操作部18を介してパワーセーブモードが設定されているか否かを判別し(ステップS94)、設定されていない場合にはパワーセーブモードをセットしない(ステップS96)。また、パワーセーブモードが設定されている場合にはビデオ読み出しモードが設定されているか否かを判別し(ステップS95)、設定されている場合にはパワーセーブモードをセットせず(ステップS96)、他方、設定されていない場合にはステップS91以下に進んでプログラムPが付加されているか否かを判別する。
【0083】
このパワーセーブモード判定処理を実行すると、図38に示すようにパワーセーブモードがセットされている場合にはステップS72以下に進み、他方、非セット状態の場合にはステップS74以下に進む。ステップS72以下ではまず、内部電源スイッチ制御部30によりビデオ再生部17Vとプログラム再生部17Pの電源をオフにする(ステップS72)。なお、ビデオ再生部17Vとプログラム再生部17Pの全ての電源をオフにしないで、ビデオ再生部17Vとプログラム再生部17P内の各メモリ(不図示)に対する電源のみをオフにするようにしてもよい。
【0084】
次いで静止画S、オーディオ信号A及び文字情報にアクセスする(ステップS73)。そして、読み出したデータストリームから静止画Sを分離して伸長、デコードし(ステップS80、S81)、また、オーディオ信号Aを分離してデコードし(ステップS82、S83)、また、文字情報を分離して復号化する(ステップS84、S85)。次いでこれらの静止画S、オーディオ信号A及び文字情報を再生モードに応じて同期再生又は単独再生して出力する(ステップS86、S87)。
【0085】
他方、ステップS71においてパワーセーブモードがセットされていない場合には、ビデオ再生部17Vとプログラム再生部17Pの電源をオフにしないでプログラムP、ビデオ信号V、静止画S、オーディオ信号A及び文字情報にアクセスする(ステップS74)。そして、読み出したデータストリームからプログラムPを分離してデコードし(ステップS75、S76)、他のコンテンツとは独立して単独で出力する(ステップS77)。また、ビデオ信号Vを分離してデコードし(ステップS78、S79)、これを再生モードに応じて静止画S、オーディオ信号A及び文字情報と同期再生したり、単独再生して出力する(ステップS86、S87)。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、オーディオデータを含む第1のパックに対して第1のパック内のオーディオデータに関する再生制御情報と文字情報を含む第2のパックを設け、第2のパック内の文字情報に基づいて再生中の第1のパック内のオーディオデータに関する文字を表示するようにしたので、DVDにオーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって使い勝手がよいデジタルディスク再生装置を実現することができる。
本発明はまた、オーディオデータを含む第1のパックに対して第1のパック内のオーディオデータに関するサーチ情報を含む第2のパックを設け、第2のパック内のサーチ情報に基づいて第1のパックのオーディオデータをサーチするようにしたので、DVDにオーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって使い勝手がよいデジタルディスク再生装置を実現することができる。
本発明はまた、オーディオデータのみを再生するモードが設定されている場合、オーディオデータ以外のデータを処理する回路に対する電源をオフにするようにしたので、DVDにオーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって使い勝手がよい電池駆動型のデジタルディスク再生装置を実現することができる。
本発明はまた、オーディオデータと静止画データのみを再生するモードが設定されている場合、オーディオデータと静止画データ以外のデータを処理する回路に対する電源をオフにするようにしたので、DVDにオーディオ信号を主として記録する場合にユーザにとって使い勝手がよい電池駆動型のデジタルディスク再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−ビデオのフォーマットと、本発明に係るDVD−オーディオのフォーマットの一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1のオーディオマネージャ(AMG)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図3】図1のオーディオタイトルセット(ATS)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図4】図2のオーディオマネージャインフォメーション(AMGI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図5】図4のオーディオタイトルセット・アトリビュートテーブル(ATS−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図6】図5のオーディオタイトルセット・アトリビュートデータ(ATS−ATR)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図7】図3のオーディオタイトルセットインフォメーション(ATSI)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図8】図7のオーディオタイトルセットインフォメーション・マネージメントテーブル(ATSI−MAT)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図9】図8のオーディオタイトルセットメニュー・オーディオストリーム・アトリビュートデータ(ATSM−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。
【図10】図8のオーディオタイトルセット・オーディオストリーム・アトリビュートテーブル(ATS−AST−ATRT)のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図11】図10の各オーディオストリームのアトリビュートデータ(ATS−AST−ATR)を詳しく示す説明図である。
【図12】図1のオーディオコンテンツブロックユニット(ACBU)を示す説明図である。
【図13】図12のオーディオパックとビデオパックのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図14】図12のオーディオコントロール(A−CONT)パックのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図15】図12のオーディオキャラクタディスプレイ(ACD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図16】図15のネームスペース情報により表示される例を示す説明図である。
【図17】図14のオーディオサーチデータ(ASD)エリアのフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図18】図17の現在番号情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図19】図17の現在時刻情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図20】図17のタイトルセットサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図21】図17のタイトルサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図22】図17のトラックサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図23】図17のインデックスサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図24】図17のハイライトサーチ情報のフォーマットを詳しく示す説明図である。
【図25】図1のオーディオコンテンツブロックユニットの変形例を示す説明図である。
【図26】DVD再生装置の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図27】図26のDVD再生装置を機能的に示すブロック図である。
【図28】A−V同期再生処理を説明するためのフローチャートである。
【図29】A−V同期再生処理を説明するためのフローチャートである。
【図30】オーディオのみを再生する処理を説明するためのフローチャートである。
【図31】オーディオのみを再生する処理を説明するためのフローチャートである。
【図32】オーディオサーチ処理を説明するためのフローチャートである。
【図33】DVD再生装置の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図34】DVD再生装置の第3の実施形態を示すブロック図である。
【図35】他の記録媒体としてDVD−Avdディスクの基本フォーマットを示す説明図である。
【図36】他のDVDオーディオディスクの基本フォーマットを示す説明図である。
【図37】DVD再生装置の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図38】図37の再生装置の処理を説明するためのフローチャートである。
【図39】図38のパワーセーブモード判定処理を詳しく説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
A オーディオパック(第1のパック)
A−CONT オーディオコントロールパック(第2のパック)
V ビデオパック(第3のパック)
CONT ビデオコントロールパック(第4のパック)
1 DVDオーディオディスク
3 CONTパック検出部(Vパックバッファ4、バッファ取り出し部5、画像変換部6、D/A変換部7及びパラメータ部8と共に第2の再生手段を構成する。)
4 Vパックバッファ
5 バッファ取り出し部
6 画像変換部
7 D/A変換部
8 パラメータ部
9 A−CONTパック検出部(Aパックバッファ10、バッファ取り出し部11、PCM変換部12、D/A変換部13及びパラメータ部14と共に、オーディオデータ再生手段、第1の再生手段を構成する。)
10 Aパックバッファ
11 バッファ取り出し部
12 PCM変換部
13 D/A変換部
14 パラメータ部(記憶手段)
20 表示信号生成部(文字表示部21、平面マトリクスディスプレイ21’と共に文字表示手段を構成する。)
21 文字表示部
21’ 平面マトリクスディスプレイ
23 制御部(内部電源スイッチ制御部30、スイッチSWと共に電源制御手段を構成する。)
30 内部電源スイッチ制御部
SW スイッチ
17A オーディオ再生部(第1の再生手段)
17S 静止画再生部(第2の再生手段)
17V ビデオ再生部(第3の再生手段)
17P プログラム再生部(第3の再生手段)
Claims (3)
- オーディオデータを含む第1のパックと、前記第1のパック内のオーディオデータに関する再生制御情報と文字情報を含む第2のパックとを有し、前記第2のパックを先頭として1以上の前記第1のパックを配置したデータ構造が記録されたデジタルディスクを再生するデジタルディスク再生装置であって、
前記第2のパック内の再生制御情報に基づいて後続の前記第1のパック内のオーディオデータを再生するオーディオデータ再生手段と、
前記第2のパック内の文字情報に基づいて前記オーディオデータ再生手段による再生中のオーディオデータに関する文字を表示する文字表示手段とを、
有し、前記文字表示手段は、前記オーディオデータ再生手段による再生中の第1のパックを制御する第2のパックより前の第2のパックの文字情報を先読みして表示するものであるデジタルディスク再生装置。 - オーディオデータを含む第1のパックと、前記第1のパック内のオーディオデータに関するサーチ情報を含む第2のパックとを有し、前記第2のパックを先頭として1以上の前記第1のパックを配置したデータ構造が記録されたデジタルディスクを再生するデジタルディスク再生装置であって、
前記第2のパック内のサーチ情報に基づいて第1のパック内のオーディオデータをサーチして再生するオーディオデータ再生手段を有し、前記サーチ情報は、少なくともアルバム、曲、インデックスのサーチ情報を含み、前記オーディオデータ再生手段は、前記アルバム、曲、インデックスのサーチ情報に基づいて少なくとも3階層で第1のパック内のオーディオデータをサーチして再生するものであるデジタルディスク再生装置。 - オーディオデータを含む第1のパックと、前記第1のパック内のオーディオデータに関する再生制御情報を含む第2のパックと、オーディオデータ以外のデータを含む第3のパックと、前記第3のパック内のデータに関する再生制御情報を含む第4のパックとを有し、前記第2又は第4のパックを先頭として1以上の前記第1ないし第4のパックを配置したデータ構造が記録されたデジタルディスクを再生するデジタルディスク再生装置であって、
前記第2のパック内の再生制御情報に基づいて後続の前記第1のパック内のオーディオデータを再生する第1の再生手段と、
前記第4のパック内の再生制御情報に基づいて後続の前記第3のパック内のデータを再生する第2の再生手段と、
オーディオデータのみを再生するモードが設定されている場合、前記第1の再生手段に給電するとともに前記第2の再生手段に給電されている電源をオフにする電源制御手段とを、
有するデジタルディスク再生装置。
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