JP3573283B2 - ストレーナ付バルブ - Google Patents

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ストレーナ付バルブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のストレーナ付バルブとして例えば実公平７−４７６５１号がある。これは、半球状のストレーナを弁箱の液体通路の途中に挿入し、ストレーナ挿入孔をプラグで塞ぐものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構造では、プラグを外してから、ストレーナを抜き出すので手間がかかり、小さなストレーナは取り出しにくくメンテナンスが面倒であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、弁箱に、この弁箱内の液体通路に連通するストレーナ保持孔を、形成し、このストレーナ保持孔に対して着脱自在な蓋体を、設け、この蓋体に円筒状のストレーナを着脱自在に嵌合し、液体通路の途中でストレーナの内部から外部へ液体が流れるように、液体通路の内壁部と蓋体の間にストレーナを介装した。さらに、蓋体を、流量調整用の弁棒を螺進退自在に挿着する弁棒ガイドにて、構成し、ストレーナが介装される液体通路の内壁部に、流量調整用の弁座を形成した。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１〜図２は、本発明にかかるストレーナ付バルブの一実施例を示し、このバルブは、内部に液体通路１を有する弁箱２を、備えている。図例では弁箱２の一方にボール弁Ａと他方に流量調整弁Ｂを一体に備えている。ボール弁Ａは従来公知のものにて構成する。弁箱２には、弁箱２内の液体通路１に連通するストレーナ保持孔３を、開口形成し、このストレーナ保持孔３に対して着脱自在な蓋体４を、設け、この蓋体４に円筒状のストレーナ５を着脱自在に嵌合し、液体通路１の途中でストレーナ５の内部から外部へ液体が流れるように、液体通路１の内壁部６と蓋体４の間にストレーナ５を介装する。
【０００６】
ストレーナ保持孔３にはメス螺子９を形成し、蓋体４に、メス螺子９に螺着・螺解自在なオス螺子１０を形成すれば、着脱作業を迅速に行えて別個にナットなどの固定部材が不要で、安価製作できる。蓋体４は、流量調整用の弁棒７を螺進退自在に挿着する弁棒ガイドにて、構成し、ストレーナ５が介装される液体通路１の内壁部６に、流量調整用の弁座８を形成する。蓋体４（弁棒ガイド）には、ストレーナ５を外嵌して受止める段付部１１を形成する。これにより流量調整弁Ｂを構成する。なお、蓋体４を弁棒ガイドにて構成せずにプラグなどにて構成するも自由である。
【０００７】
【発明の効果】
請求項１の発明では、ストレーナ保持孔から蓋体を取り外すだけで、ストレーナも同時に取り出すことができ、ストレーナの大小に関係なくメンテナンスが迅速容易となり作業性が良い。ストレーナのガイドと弁棒のガイドを一つの部品で兼用できて安価製作可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の一部を分解して示す斜視図である。
【図２】同上の断面図である。
【符号の説明】
１ 液体通路
２ 弁箱
３ ストレーナ保持孔
４ ストレーナ
５ 内壁部
６ 弁棒
７ 弁座

Claims (1)

1. 弁箱２に、この弁箱２内の液体通路１に連通するストレーナ保持孔３を、形成し、このストレーナ保持孔３に対して着脱自在な蓋体４を、設け、この蓋体４に円筒状のストレーナ５を着脱自在に嵌合し、液体通路１の途中でストレーナ５の内部から外部へ液体が流れるように、液体通路１の内壁部６と蓋体４の間にストレーナ５を介装し、蓋体４を、流量調整用の弁棒７を螺進退自在に挿着する弁棒ガイドにて、構成し、ストレーナ５が介装される液体通路１の内壁部６に、流量調整用の弁座８を形成したことを特徴とするストレーナ付バルブ。

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