JP3570521B2

JP3570521B2 - Hot water heating system

Info

Publication number: JP3570521B2
Application number: JP24057894A
Authority: JP
Inventors: 孝徳山本; 寿晃青木
Original assignee: Takagi Industrial Co Ltd
Current assignee: Takagi Industrial Co Ltd
Priority date: 1994-09-08
Filing date: 1994-09-08
Publication date: 2004-09-29
Anticipated expiration: 2019-09-29
Also published as: JPH0875178A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、風呂等への給湯及びその追焚きによって得られる温水、浴槽に残留する温水を用いて浴室、その他の室内暖房を行う温水暖房装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、給湯装置によって得られる温水を暖房に用いることが知られている。このような温水による暖房は、その熱源が温水であって、風呂への給湯と暖房とを温水という一つの熱媒体を用いているため、温水の持つ熱量の再利用等の点で有利であり、効率的である。このような風呂装置における温水を暖房装置に用いた例として、特開昭４−１０６３６８号「暖房機能付全自動風呂釜」がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、温水暖房においては、給湯系を成す給湯回路と、浴槽の残り湯を再加熱する追焚き回路とに対して暖房回路を付加した場合、追焚き回路と暖房回路との結合及び分離のための回路構成の複雑化とともにその切換え制御等が厄介であった。また、追焚きは浴槽の再加熱であって、その加熱は入浴に必要な温度まで単純に上昇させればよく、暖房のように連続的又は断続的な加熱とは加熱形態が異なっている。
【０００４】
しかしながら、追焚きに対して暖房の加熱形態が異なっているにしても、追焚きによって得られる温水の熱量を入浴のみに止めてしまうことは非常に無駄であり、その温水が持つ熱量を温水暖房に供することは、熱の再利用等の点で有利であり、しかも、経済的な要請に応えるものである。
【０００５】
そこで、本発明は、給湯及び追焚きの動作形態に拘わらず、回路系統の共用化を実現し、給湯及び追焚きによって得られる温水の容易化を図った温水暖房装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の温水暖房装置は、図１に例示するように、給湯・追焚き装置によって得られた温水を用いる温水暖房装置であって、給水を加熱する給湯回路（４）と、この給湯回路によって得られた温水を溜める浴槽（２６）と、この浴槽に溜められている前記温水を循環させる循環ポンプ（７０）を備え、前記温水を循環させながら追焚きする追焚き回路（６）と、この追焚き回路の前記循環ポンプを含む一部の回路を共用して形成された暖房回路（８）と、この暖房回路を通じて循環する前記温水を循環させて放熱する放熱ユニット（１４）と、前記温水の温度を検出する温度検出手段と、前記暖房回路に循環させる前記温水を検出する温水検出手段と、この温水検出手段の検出出力に基づき前記暖房回路に循環させる前記温水の存在を判断し、且つ、前記温度検出手段の検出温度が所定温度を越えている間、その温水を前記暖房回路に循環させる制御手段（制御部２００）とを備えたものである。
【０００７】
また、本発明の温水暖房装置において、前記暖房回路と前記追焚き回路とを合流させる部分に設置されて前記温水を滞留させる膨張管（６２）を備えたことを特徴とする。
【０００８】
また、本発明の温水暖房装置において、前記暖房回路と前記追焚き回路とを合流させる部分に設置された膨張管と、この膨張管内の温水を前記循環ポンプを通して循環させることにより加熱する加熱手段（追焚き用熱交換器３０）とを備え、前記膨張管により前記温水を前記暖房回路（８）と前記追焚き回路（６）とに分離させることを特徴とする。
【０００９】
そして、膨張管は、追焚き回路又は暖房回路を形成する管路より開口断面を大きく形成した管体であって、追焚き回路（６）又は暖房回路（８）から循環ポンプ（７０）による温水の圧送圧力及び圧送速度を低下させることを特徴とする。
【００１０】
【作用】
本発明の温水暖房装置においては、給湯回路と追焚き回路とを備えており、給水は給湯回路によって加熱される。この給湯回路で得られた温水は、例えば、浴槽や厨房等に供給される。この浴槽や管路にある温水は熱源として使用することができる。また、この温水は、追焚き回路によって再加熱でき、所望の温度に昇温又は維持することができる。そして、暖房回路は、給湯回路によって得られた温水を熱源として保有し、追焚き回路の循環ポンプを含む一部の共通回路を備えたことにより、その追焚き回路からの温水をポンプ循環によって供給を受けることもできる。暖房回路の温水は、循環ポンプによって放熱ユニットに循環し、その温水の熱量より放熱ユニットから放熱され、暖房が行われる。
【００１１】
また、本発明の温水暖房装置において、浴槽は蓄熱媒体である温水を溜める手段である。このような温水を溜める浴槽は既設のものでよく、新たな容器の設置場所の確保が不要となり、浴槽が持つ本来の機能を拡大でき、浴槽の多機能化を図ることができる。
【００１２】
また、本発明の温水暖房装置においては、暖房回路と追焚き回路とを合流させる部分に膨張管を設置し、この膨張管を通して得られる温水を循環ポンプを通して加熱手段に通流させ、加熱された温水を暖房回路と追焚き回路とに分離させている。このような回路の共用化と分離は、膨張管によって実現し、回路の簡略化とともに設備を軽量化できる。
【００１３】
そして、膨張管は、追焚き回路又は暖房回路を形成する管路より開口断面を大きく形成した管体である。このような形態を持つ膨張管によれば、追焚き回路又は暖房回路から循環ポンプによる温水の圧送圧力及び圧送速度を低下させることができ、暖房回路と追焚き回路の一部の回路の共用化とともに、温水循環を安定して行うことができる。
【００１４】
【実施例】
以下、本発明を図面に示した実施例を参照して詳細に説明する。
【００１５】
図１は、本発明の温水暖房装置の一実施例を示している。この温水暖房装置には、風呂等に用いられた給湯・追焚き装置２の温水ＨＷが熱源に用いられており、給湯・追焚き装置２が持つ既存の給湯回路４及び追焚き回路６に暖房回路８を付加したものである。このため、この給湯・追焚き装置２からの温水ＨＷは、暖房時、暖房回路８を成す暖房往き管１０及び暖房戻り管１２を通して放熱手段としての放熱ユニット１４に循環させられる。放熱ユニット１４には、暖房往き管１０及び暖房戻り管１２に接続された温水管１６が設けられ、この温水管１６に循環する温水ＨＷが持つ熱量によって空気が温められる。この場合、放熱ユニット１４は、床敷マットや放熱器等の種々の形態が考えられるが、放熱器の場合、破線で示すように、モータ１８で回転する放熱用ファン２０を併用すると、その温水管１６で温められた空気を温風として室内等に循環させることができ、効率的な暖房が実現できる。
【００１６】
また、給湯・追焚き装置２には、浴槽往き管２２及び浴槽戻り管２４を通して温水を溜める容器としての浴槽２６が接続されている。この浴槽２６には、給湯時、給湯回路４の一部を成す浴槽往き管２２を通して給湯が行われ、追焚き時、追焚き回路６を成す浴槽往き管２２及び浴槽戻り管２４を通して浴槽２６内の水又は温水ＨＷの追焚きが行われる。
【００１７】
そして、給湯・追焚き装置２には、この実施例の場合、第１の加熱源として給湯用熱交換器２８、第２の加熱源として追焚き用熱交換器３０が設置されている。このように二つの熱交換器２８、３０を設置したのは、上水側からの給水Ｗの加熱と下水側、即ち、浴槽２６内の温水ＨＷの加熱とを分離、独立して加熱するためである。
【００１８】
そして、給湯回路４は、上水側から浴槽２６又は暖房回路８に給湯を行う回路である。即ち、管路３２には水道等の上水系統からの給水Ｗが供給され、この管路３２を通して給湯用熱交換器２８に供給される。この給湯用熱交換器２８で得られる湯は、管路３４を通して湯水混合弁３６に加えられて管路３８を通して加えられる給水Ｗと混合された後、管路４０によってシャワー等の外部給湯が行われるとともに、管路４２を通して下水側との分離手段である圧送ホッパ４４に至る。管路３２側には、入水温センサ４６及び入水量センサ４８が設置され、管路３４には出湯温センサ５０、また、湯水混合弁３６の出力側の管路３４には混合湯温センサ５２が設置されている。入水温センサ４６、出湯温センサ５０及び混合湯温センサ５２は、サーミスタ等の温度検出手段で構成される。また、管路４２には、圧送ホッパ４４に対して湯の落とし込みを調整するための手段として湯落とし込み弁５４が設置されている。そして、この圧送ホッパ４４に供給された湯は、管路５６を通して浴槽２６側の浴槽往き管２２に至り、浴槽２６側に供給される。圧送ホッパ４４には、ドレーン口４５が設けられており、下水側から水圧が作用した場合には、このドレーン口４５からその圧力及び下水が排出される。そして、管路５６には水量センサ５８が設置され、給湯時の水量が検出される。また、管路５６には、注湯を停止させる注湯閉止弁６０が設けられている。
【００１９】
追焚き回路６は、浴槽２６内の湯水ＨＷを再加熱する回路であって、浴槽２６と追焚き用熱交換器３０との間に形成された大気開放型の閉回路であり、湯水循環のための圧送手段として循環ポンプ７０が設けられている。浴槽戻り管２４に出た湯水は、空気を分離する手段として設置された膨張管６２に加えられる。この膨張管（図３）は、３つのポート６４、６６、６８を備えた管体である。ポート６４には浴槽戻り管２４が接続され、ポート６６には暖房回路８の暖房戻り管１２が接続され、また、ポート６８には管路７１を介して流路切換弁７２のポート７４が接続される。この流路切換弁７２のポート７６側には管路８０を通して追焚き用熱交換器３０が接続されている。この管路８０には、ポンプ流水スイッチ８２とともに循環ポンプ７０が接続されている。追焚き用熱交換器３０の出湯側には浴槽往き管２２が接続されている。浴槽往き管２２には追焚き用出湯温センサ８４及び水比例弁８６が設置されている。このセンサ８４はサーミスタで構成され、また、水比例弁８６は水比例弁駆動部８８によってその開度が電気的に制御される。また、追焚き回路６の浴槽戻り管２４には、圧力センサ９０及び浴槽追焚きセンサ９２が設置されている。
【００２０】
また、暖房回路８は、放熱ユニット１４に対して熱源たる温水ＨＷを循環させる回路であって、追焚き回路６の一部、即ち、追焚き用熱交換器３０及び循環ポンプ７０を含む閉回路を構成し、しかも、浴槽２６側の追焚き回路６としての機能をも併せたものである。換言すれば、暖房回路８は、その回路内に残留させた湯水ＨＷの加熱によって暖房を可能としながら、追焚き時は勿論のこと、追焚きを行なっていない場合にも浴槽２６内の湯水の循環をも可能にしたものである。即ち、暖房戻り管２４を出た湯水は、暖房閉止弁９４を介して膨張管６２のポート６６に至る。そして、この膨張管６２のポート６８を出た湯水は、管路７１、流路切換弁７２、管路８０及び循環ポンプ７０を経て追焚き用熱交換器３０に至る。この追焚き用熱交換器３０を経た湯水は、浴槽往き管２２と分岐した暖房往き管路１０を通して放熱ユニット１４に至る。そして、暖房往き管１０と暖房戻り管１２との間には熱量を逃がす手段としてバイパス管９６が形成され、暖房時、このバイパス管９６を通して暖房往き管１０側の湯水の一部を暖房戻り管１２側に戻し、放熱ユニット１４が過熱しないように設定されている。
【００２１】
そして、給湯用熱交換器２８側にはその熱源として給湯用バーナ１００が設置され、この給湯用バーナ１００には給湯用ガス比例弁１０２を介して燃料としてのガスＧが供給されている。また、給湯用バーナ１００には、給湯用フレームロッド１０４及び給湯用イグナイタ１０６が設置されている。
【００２２】
また、追焚き熱交換器３０側にはその熱源として追焚き用バーナ１１０が設置され、この追焚き用バーナ１１０には追焚き用ガス開閉弁１１２を介して燃料としてのガスＧが給湯用バーナ１００とは独立して供給されている。また、追焚き用バーナ１１０にも、追焚き用フレームロッド１１４及び追焚き用イグナイタ１１６が設置されている。
【００２３】
次に、図２は、本発明の温水暖房装置の制御装置を示している。この制御装置は、給湯及び追焚き制御に加えて暖房制御を行うための制御手段であって、制御部２００にはマイクロコンピュータが用いられている。即ち、制御部２００は、中央処理ユニット（ＣＰＵ）２０２、記憶手段としてのＲＯＭ２０４及びＲＡＭ２０６が備えられている。ＲＯＭ２０４には、給湯、追焚き及び暖房等の各種制御プログラムが格納されている。そして、この制御部２００には、各種センサ等からの信号を取り込む手段として入力回路２０８が接続されている。入力回路２０８には、入水温センサ４６、入水量センサ４８、出湯温センサ５０、混合湯温センサ５２、水量センサ５８、流水スイッチ８２、追焚き用出湯温センサ８４、圧力センサ９０、浴槽追焚きセンサ９２、給湯用フレームロッド１０４、追焚き用フレームロッド１１４の出力信号が加えられている。
【００２４】
また、制御部２００の出力は出力回路２１０を通して出力され、この出力回路２１０には、温水混合弁３６、湯落とし込み弁５４、注湯閉止弁６０、循環ポンプ７０、流路切換弁７２、水比例弁８６、暖房閉止弁９４、給湯用ガス比例弁１０２、給湯用イグナイタ１０６、追焚き用ガス開閉弁１１２、追焚き用イグナイタ１１６及び警報器１１７に対して駆動出力が出力される。警報器１１７は、音響発生装置や表示装置等で構成される。
【００２５】
そして、制御部２００には遠隔操作手段としてリモコン入出力回路２１２が接続されており、このリモコン入出力回路２１２には、主リモコン装置２１４、暖房リモコン装置２１６及び給湯リモコン装置２１８が接続されている。主リモコン装置２１４は、給湯、追焚き及び暖房の全ての操作が可能であって、この主リモコン装置２１４には、使用者は必要な制御入力として全自動運転指令Ａ、追焚き運転指令Ｂ、暖房運転指令Ｃ、浴槽水位設定入力Ｄ、浴槽温度設定入力Ｅ、暖房温度設定入力Ｆ、浴槽残湯循環暖房指令Ｇを加えることができる。また、暖房リモコン装置２１６は、暖房制御のためのリモコン装置であって、使用者は暖房運転指令Ｈ、暖房温度入力Ｉ及び浴槽残湯循環暖房指令Ｊを与えることができる。そして、給湯リモコン装置２１８は、台所等に設置されて、使用者が給湯運転指令Ｋ及び給湯設定温度入力Ｌを与えることができる。
【００２６】
次に、図３は、膨張管６２の一実施例を示している。この膨張管６２は、温水ＨＷを通流させる通常の管路より径大で狭隘側の管路から圧力を低下させるため、即ち、膨張作用を果たすに適当な容積を持つ円筒状を成す管体であって、上部に２つのポート６４、６６、その底面側に一つのポート６８を形成したものである。図１に示したように、ポート６４には、浴槽２６側の浴槽戻り管２４、ポート６６には暖房回路８側の暖房戻り管１２が接続される。そして、ポート６８には、管路７１を通して循環ポンプ７０が接続される。
【００２７】
そして、この膨張管６２は、給湯回路４、追焚き回路６及び暖房回路８を持つ給湯・追焚き装置において多様な機能を持つものである。即ち、暖房回路８と追焚き回路６の一部の共用化及び結合化は、この膨張管６２を通して実現されており、換言すれば、この膨張管６２の設置によって、管路７１、流路切換弁７２、循環ポンプ７０、追焚き用熱交換器３０及び浴槽往き管２２の一部が追焚き回路６及び暖房回路８に共用化されている。追焚き回路６と暖房回路８とを独立して動作させる場合には、この膨張管６２は単なる湯水の通路となり、暖房時にはアキュムーレータ及びエアセパレータ、即ち、湯水中の空気分離手段として機能する。その場合、分離された空気６９は、気泡となって温水ＨＷの上に溜まり、浴槽２６の浴槽戻り管２４側に開放される。そして、追焚き回路６と暖房回路８とを同時に動作させた場合には、膨張管６２は両者の湯水の混合管として機能し、混合された湯水は循環ポンプ７０で引かれて追焚き用熱交換器３０に循環させられる。
【００２８】
次に、この温水暖房装置の制御方法を説明する。
【００２９】
この温水暖房装置は、給湯・追焚き装置２を併用した構成であり、給湯運転、追焚き運転、暖房運転、暖房との複合運転、暖房運転には通常の暖房運転の他、浴槽２６内の残り湯による暖房運転、暖房との複合運転には暖房・給湯運転、暖房・追焚き運転の各モードがあり、暖房及び追焚き運転のモードを実現するために初期動作として追焚き回路６のエア抜き（エアパージ）運転、暖房回路８のエアパージ運転がある。
【００３０】
図４は、この運転制御のフローチャートを示している。初期設定を終了した温水暖房装置において、ステップＳ１では給湯運転が指令されているか否かを判定する。給湯運転が指令された場合には、ステップＳ２に移行して給湯運転を行う。この給湯運転は、浴槽２６への給湯又は浴槽２６以外への給湯、即ち、外部給湯がある。外部給湯としては、厨房への給湯の他、浴室内でのシャワー給湯がある。
【００３１】
ステップＳ１で給湯運転が指令されていないと判定した場合には、ステップＳ３に移行し、暖房運転が指令されているか否かを判定する。暖房運転が指令されている場合には、ステップＳ４に移行し、エアパージが必要か否かを判定する。エアパージが必要な場合には、暖房回路８の管路中に空気が入り込んで、適正な温水の循環ができない場合である。エアパージが必要な場合には、ステップＳ５でエアパージ動作を行った後、ステップＳ６に移行する。ステップＳ４でエアパージが不要な場合には、同様にステップＳ６に移行する。そして、ステップＳ６では暖房運転を行う。
【００３２】
ステップＳ３で暖房運転が指令されていない場合には、ステップＳ７に移行し、追焚き運転が指令されているか否かを判定する。追焚き運転が指令されている場合には、ステップＳ８に移行し、エアパージが必要か否かを判定する。この場合のエアパージは追焚き回路６に対するエアパージである。エアパージが必要な場合には、ステップＳ９でエアパージ動作を行った後、ステップＳ１０に移行する。ステップＳ８でエアパージが不要な場合には、同様にステップＳ１０に移行する。そして、ステップＳ１０では浴槽２６の温水の追焚き運転を行う。
【００３３】
ステップＳ７で追焚き運転が指令されていない場合には、ステップＳ１１に移行し、暖房との複合運転が指令されているか否かを判定する。この場合、複合運転とは暖房と給湯又は追焚きである。複合運転が指令されている場合には、ステップＳ１２に移行し、エアパージが必要か否かを判定する。この場合のエアパージは追焚き回路６及び暖房回路８に対するエアパージである。暖房中の場合には暖房回路８に対するエアパージは不要であり、同様に追焚き中の場合には追焚き回路６に対するエアパージは不要である。そして、エアパージが必要な場合には、ステップＳ１３でエアパージ動作を行った後、ステップＳ１４に移行する。ステップＳ１２でエアパージが不要な場合には、同様にステップＳ１４に移行する。そして、ステップＳ１４では、暖房との複合運転、即ち、暖房と給湯の運転又は暖房と追焚き運転を行う。
【００３４】
以下、各運転制御について説明する。
【００３５】
ａ．浴槽２６への給湯
図５及び図６は、浴槽２６の給湯運転モードを示し、図中、太線は給湯回路４の動作を示している。即ち、給湯回路４は、管路３２、給湯用熱交換器２８、管路３４、圧送ホッパ４４、管路５６及び浴槽往き管２２を開通させ、管路３２への上水側の給水Ｗを給湯用熱交換器２８で加熱し、温水混合弁３６の湯水の混合により所望温度の温水が浴槽２６に給湯される。この場合、給湯は上水側の水圧によって圧送される。
【００３６】
また、図６の給湯運転モードは、浴槽往き管２２及び浴槽戻り管２４の双方を通して浴槽２６への給湯を行う場合（所謂ダブル給湯）である。このような給湯モードは、浴槽２６側の管路の断面積を実質的に拡大でき、上水側の水圧を有効に利用して浴槽２６を所定水位に移行させるための給湯時間の短縮を図ることができる。この場合、図５に示す給湯回路４に加えて、流路切換弁７２を図６のように開通させて膨張管６２を介して浴槽戻り管２４側を開通させることでバイパス路を形成して湯水を通し、浴槽２６への給湯を行う。
【００３７】
ｂ．浴槽２６外への給湯
図７は、外部への給湯、即ち、浴槽２６以外への給湯運転モードを示し、図中、太線は、その場合の給湯回路４の開通状態を示している。即ち、給湯回路４は、管路３２、給湯用熱交換器２８、管路３４及び管路４０を開通させ、管路３２への上水側の給水Ｗを給湯用熱交換器２８で加熱し、温水混合弁３６の湯水の混合により外部へ給湯する。この場合も、給湯は上水側の水圧によって圧送される。
【００３８】
ｃ．暖房回路８のエアパージ
図８は、暖房回路８のエアパージ運転モードを示し、図中、太線は、その場合の給湯回路４及び暖房回路８の開通状態を示している。このエアパージ運転は、暖房回路８内の空気抜きであって、暖房回路８内に空気が混入している場合には、循環ポンプ７０による温水の循環ができなくなるので、その障害を除去するための処理である。
【００３９】
このエアパージを行う回路は、給湯回路４、追焚き回路６及び暖房回路８を開通させる。即ち、通常の給湯回路４を経て圧送ホッパ４４を通過した温水は、流路切換弁７２から循環ポンプ７０に引かれ、追焚き用熱交換器３０を経て暖房回路８の放熱ユニット１４及びバイパス管９６に至る。放熱ユニット１４及びバイパス管９６を経た温水は、膨張管６２内を満たした後、そのポート６６からポート６４を経て浴槽戻り管２４から浴槽２６に至る。即ち、放熱回路８に残留していた空気は、圧送される温水とともに膨張管６２を経て浴槽２６に導かれ、浴槽２６から大気に開放されるのである。
【００４０】
ｄ．追焚き回路６のエアパージ
図９は、追焚き運転前の追焚き回路６のエアパージ運転モードを示し、図中、太線は、その場合の給湯回路４及び追焚き回路６の開通状態を示している。このエアパージ運転は、追焚き回路６内の空気抜きであって、追焚き回路６内に空気が混入している場合には、循環ポンプ７０による温水の循環ができなくなるので、その障害を除去するための処理である。
【００４１】
このエアパージを行う回路は、給湯回路４及び追焚き回路６を開通させる。即ち、通常の給湯回路４を経て圧送ホッパ４４を通過した温水は、膨張管６２のポート６８、６４を経て浴槽戻り管２４から浴槽２６に至る。このエアパージは、上水側の水圧を利用して行い、追焚き回路６に残留していた空気は、圧送される温水とともに膨張管６２を経て浴槽２６に導かれ、浴槽２６から大気に開放される。
【００４２】
ｅ．暖房運転
図１０は、加熱を伴う暖房運転モードを示し、図中、太線は、その場合の暖房回路８の開通状態を示している。この暖房運転は、暖房回路８内に残留する温水のみで暖房運転を実行している。即ち、放熱ユニット１４中の温水は、暖房閉止弁９４、膨張管６２及び流路切換弁７２を経て循環ポンプ７０に引かれ、循環ポンプ７０を出た温水は追焚き用熱交換器３０で加熱された後、追焚き回路６の一部の管路から暖房戻り管１０を経て放熱ユニット１４に至る。
【００４３】
この暖房運転への移行は、制御部２００の主リモコン装置２１４に対して暖房運転指令Ｃ、又は暖房リモコン装置２１６に対して暖房運転指令Ｈを与える。このとき、流路切換弁７２は図１０に示す回路を構成するための流路に切り換えられ、暖房閉止弁９４は開弁させる。そして、循環ポンプ７０を駆動し、暖房回路８内に温水を循環させる。このとき、流水スイッチ８２がその流水の有無を検出し、その検出出力を制御部２００に与える。この流水の有無の確認に基づいて、制御部２００は追焚き用イグナイタ１１６を放電させ、同時に追焚き用ガス開閉弁１１２を開き、追焚き用バーナ１１０を点火させる。追焚き用フレームロッド１１４は追焚き用バーナ１１０の着火を確認し、その着火検出出力を制御部２００に送る。この結果、循環ポンプ７０により循環される湯水は、暖房回路８を通して循環する。放熱ユニット１４は、例えば床に温水配管を施した床暖房や、熱交換器で放熱させ、その熱をファン２０で送風することにより、効果的な暖房が得られる。
【００４４】
この暖房運転において、湯水の熱量の制御は追焚き用熱交換器３０の出口に設けられた追焚き用出湯温センサ８４が出湯温度を検知し、その温度情報を制御部２００に送り、その温度情報と主リモコン装置２１４又は暖房リモコン装置２１６に設定された設定温度と比較して、湯水の温度が設定温度を越えた場合には、追焚き用ガス開閉弁１１２の開閉を制御する。即ち、追焚き用ガス開閉弁１１２を閉止して追焚き用バーナ１１０を消火し、温度データが設定温度を下回った場合には、再び追焚き用ガス開閉弁１１２を開き、追焚き用イグナイタ１１６を放電させて追焚き用バーナ１１０を点火させる。点火又は消火の繰り返しによって設定温度に温水温度を制御することができる。
【００４５】
そして、暖房回路８には、放熱ユニット１４の放熱管１６に対してバイパス管９６が設けられている。このため、追焚き用熱交換器３０で加熱された湯水はこのバイパス管９６を循環し、その分だけ放熱ユニット１４側の温水循環が抑制される。このバイパス管９６を設置したので、放熱ユニット１４が短時間で昇温して頻繁にバーナの点火、消火を繰り返すような不都合を防止できる。
【００４６】
また、放熱ユニット１４への湯水の温度は、床暖房ユニットであれば６０℃、ファン２０で温風を循環させる放熱ユニット１４であれば８０℃になるように燃焼を制御すればよい。
【００４７】
また、この暖房運転における膨張管６２の動作を説明する。膨張管６２は、暖房回路８に流れる湯水の流速をここで一旦緩和させる。即ち、追焚き用熱交換器３０で水を加熱すると、その溶存空気を放出して気泡を発生する。このような気泡を暖房回路８に循環させることは、循環効率を低下させることになる。そこで、膨張管６２では、流速の低下と相俟って空気と湯水を分離させることができ、その空気を蓄積させることができる。この場合、膨張管６２はエアセパレータとして機能する。
【００４８】
また、膨張管６２は、暖房回路８に用いる湯水と追焚き回路６側の湯水を合流させるもので、暖房回路８に発生した熱膨張圧力および気泡による圧力を浴槽２６側に排出させる機能を持っている。また、膨張管６２から浴槽２６に至る浴槽戻り管２４と浴槽２６に湯水が存在しなくても、循環ポンプ７０を含む暖房回路８が閉ループを形成するため、循環ポンプ７０による負圧によって、暖房回路８側の温水は浴槽２６側には移送されることはなく、膨張管６２に流入する暖房回路８側の湯水は循環ポンプ７０側に吸引されて暖房回路８に循環する。
【００４９】
ところが、膨張管６２内に蓄積する空気６９が膨張管６２内に充満すると、暖房回路８及び追焚き回路６には気泡と温水が混在状態で循環することになる。その気泡が増加すると、循環ポンプ７０への温水の吸引がその空気によって妨げられて空転をし、温水の循環が不能になる。これは、ポンプ流水スイッチ８２によって検出され、その検出結果は、制御部２００に伝達される。この場合、制御部２００は循環ポンプ７０を停止させるとともに、追焚き用バーナ１１０を消火させる。
【００５０】
そして、制御部２００は、暖房運転中において、前記の暖房回路８のエアパージ運転に移行し、暖房回路８に蓄積している空気の排出を行う。図８に示すように、流路切換弁７２を追焚き用熱交換器３０側に切り換え、湯落とし込み弁５４を開くと、上水側圧力、即ち、水道圧が圧送されてきて、入水量センサ４８によって流水が確認されると、給湯用ガス比例弁１０２を開弁するとともに、給湯用イグナイタ１０６を放電させ、給湯用バーナ１００を燃焼させる。
【００５１】
また、入水温センサ４６から検出温度と入水量センサ４８の検出流水量とによって給湯用バーナ１００に供給すべき燃料量としてのガス量を演算し、給湯用ガス比例弁１０２の回動を制御し、その結果、燃焼量が設定される。出湯温センサ５０によって給湯用熱交換器２８からの出湯温度を検出すると、その検出温度と設定温度との誤差により、給湯用ガス比例弁１０２によって燃焼ガス量を修正する。この結果、出湯温度は設定温度と近い温度に調整される。
【００５２】
そして、湯水混合弁３６では、混合湯温センサ５２の検出温度と設定温度との偏差が制御部２００に加えられ、その結果、湯と水との混合比率が制御され、温水温度が設定温度になるように制御される。
【００５３】
このように設定温度に設定された温水は、圧送ホッパ４４、水量センサ５８、流路切換弁６０、循環ポンプ７０、追焚き用熱交換器３０、暖房往き管１０、放熱ユニット１４、暖房戻り管１２、膨張管６２及び浴槽戻り管２４を経て浴槽２６に圧送され、暖房回路８内の空気が浴槽２６に排出される。この場合、水量センサ５８は、通過した水量を計測し、その流量データを制御部２００に送る。流量がエアパージに必要な水量に達したとき、湯落とし込み弁５４を閉止し、エアパージのための給湯を停止する。この場合、必要な水量とは、予想される最大な配管長に相当する水量または設置配管長に応じて設定される。また、このエアパージ動作で、循環ポンプ７０に対する「呼び水」の供給も行われる。
【００５４】
次に、追焚き回路６側のエアパージを行う。制御部２００は流路切換弁７２を図９に示す方向に開通させるとともに、暖房閉止弁９４を閉止する。そして、湯落とし込み弁５４を開いて給湯を開始し、圧送ホッパ４４、流路切換弁７２、膨張管６２、浴槽往き管２４を経て、膨張管６２に蓄積している空気を浴槽２６に排出する。
【００５５】
このような暖房回路８及び追焚き回路６のエアパージが完了した後、暖房運転に復帰する。
【００５６】
ｆ．追焚き運転
図１１は、浴槽２６の湯水の追焚き運転モードを示し、図中、太線は、その場合の追焚き回路６の開通状態を示している。この追焚き運転は、浴槽２６内の温水の再加熱を行うための処理である。
【００５７】
浴槽２６内に湯水があり、これを追焚して例えば４２℃などの設定温度に湯を沸かす場合を例にとって説明する。主リモコン装置２１４からの追焚き運転命令Ｂが与えられると、制御部２００は、流路切換弁７２を追焚き回路６側に切り換え、駆動部８８を駆動して水比例弁８６を開き、循環ポンプ７０を駆動して湯水の循環を開始する。その場合、追焚き回路６に湯水が満たされていない場合には、流水スイッチ８２の検出出力により、追焚き回路６のエアパージを行う。そして、流水があることが確認されたとき、追焚用バーナ１１０に点火する。
【００５８】
そして、浴槽２６の湯水は、浴槽２６、浴槽戻り管２４、膨張管６２、循環ポンプ７０、追焚き用熱交換器３０を経た後、水比例弁８６及び浴槽往き管２２を経て浴槽２６に圧送されて循環するとともに、この循環によって浴槽２６の湯水は攪拌される。
【００５９】
この追焚時は、追焚き用出湯温センサ８４による浴槽２６内の湯水の制御は行われない。この場合、浴槽戻り管２４に設けた浴槽追焚きセンサ９２の検出温度と設定温度との比較により、浴槽２６の温水温度が設定温度に達すると、追焚き用ガス開閉弁１１２を閉じて追焚き用バーナ１１０を消火するとともに、循環ポンプ７０を停止させる。
【００６０】
ｇ．暖房・給湯運転（暖房との複合運転）
図１２は、暖房・給湯運転モードを示し、図中、太線の破線は給湯回路４の開通状態、実線は暖房回路８の開通状態を示している。図１２から明らかなように、この場合の流路切換弁７２の切換え方向は暖房回路８にあり、暖房回路８と給湯回路４とを分離して駆動させている。即ち、暖房回路８と給湯回路４とは独立して開通しており、両者は流路切換弁７２で絶縁状態に設定されている。その結果、この暖房・給湯運転は、暖房運転と給湯運転を併用させているが、両者は独立して動作している。各動作について、暖房運転（図１０）及び給湯運転（図５）は前述の通りであるので、その説明は省略する。この暖房・給湯運転途上でのエアパージ運転への移行も前述の通りである。
【００６１】
ｈ．暖房・追焚き運転（暖房との複合運転）
図１３は、暖房・追焚き運転モードを示し、図中、太線の破線の追焚き回路６の開通状態、実線は暖房回路８の開通状態を示している。この暖房運転と追焚き運転は、追焚き回路６と暖房回路８とが膨張管６２を通して流路切換弁７２、循環ポンプ７０、追焚き用熱交換器３０及び追焚き回路６の一部が暖房回路８と共用化して動作させている点に特色がある。暖房・追焚き運転は、独立した追焚き運転と暖房運転とを同時に行っており、制御動作上は前述した通りである。
【００６２】
この場合、暖房回路８側の温水はポート６６を経て、また、浴槽２６側の温水はポート６４を経て膨張管６２で合流し、ポート６８から循環ポンプ７０に引かれ、追焚き用熱交換器３０で同時に加熱される。そして、暖房用の温水は、浴槽往き管２２から分岐した暖房往き管１０に至り、追焚きされた温水は浴槽往き管２２から浴槽２６に至る。膨張管６２では、暖房用の温水と浴槽２６側の温水とが混合されるが、このような圧送循環は、追焚き回路６及び暖房回路８を構成する管路に対し、膨張管６２の管径を大きく設定し、この部分で膨張及び緩衝作用を行うようにしたことによる。しかしながら、この膨張管６２を容積の大きいタンクとした場合にも、このような循環は可能であるが、この膨張管６２の部分での温水の滞留時間を長くすると、循環効率が却って悪化することになるので、給湯、追焚き及び暖房を効率的に行うには、適当な太さの管体とすることがよいのである。これは実験によって確認されている。
【００６３】
ｉ．浴槽２６の残り湯による暖房運転
この残り湯による暖房運転は、追焚き回路６及び暖房回路８を併用させ、暖房・追焚き運転における追焚き用熱交換器３０の動作を停止させた状態で浴槽２６内の湯を暖房回路８に循環させて行う。即ち、追焚き用熱交換器３０の動作を停止させている場合以外は、暖房・追焚き運転と同様であり、熱源としては浴槽２６の残り湯が持つ熱量を使用する。この運転モードでは、浴槽２６の残り湯の熱量を暖房に使用するため、温水の持つ熱量の再利用ができ、経済的である。
【００６４】
この運転動作について説明すると、この運転動作に入るには、主リモコン装置２１４又は暖房リモコン装置２１６より浴槽残湯循環暖房指令Ｇ又はＪを入力する。制御部２００は、この入力を受けて暖房閉止弁９４を開き、流路切換弁７２を切り換え、水比例弁８６を閉じ、暖房回路８を開通させる。次に、循環ポンプ７０を駆動させて暖房回路８の湯水の循環をポンプ流水スイッチ８２の開閉出力によって確認する。湯水の循環が確認できなかった場合には、暖房回路８のエアパージ動作に移行させる。
【００６５】
この場合、暖房閉止弁９４及び水比例弁８６を閉じ、追焚回路６を開通させる。そして、循環ポンプ７０を駆動させて、ポンプ流水スイッチ８２によって浴槽２６に湯水があるか否かを確認する。ここで、水の循環が確認できなかった場合には、浴槽２６には残り湯が無いと判断して警報器１１７を動作させて警報を発し、同時に暖房運転を停止させる。
【００６６】
また、ポンプ流水スイッチ８２によって湯水の循環が確認できた場合には、追焚き用出湯温センサ８４又は浴槽追焚きセンサ９２によって湯水の温度を検出し、暖房に使用できるだけの熱量を浴槽２６の湯水が有しているかを確認する。例えば、検出温度が３０℃以下であれば、警報器１１７に警報を発して残り湯による暖房運転を停止させる。
【００６７】
そして、浴槽２６の湯水を循環させて暖房が可能であった場合にも、放熱ユニット１４で浴槽の湯水の熱量を放熱させ、例えば、循環する湯水の温度が３０℃を下回った時には運転を停止させる。
【００６９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次のような効果が得られる。
ａ．給湯回路、追焚き回路及び暖房回路を併設し、その一部の回路を共用化したことにより、給湯、追焚き及び暖房の個別運転ができるとともに、暖房と給湯、暖房と追焚きの複合運転ができ、しかも、浴槽内の残り湯が持つ熱量を暖房に使用できる等、効率的に暖房を行うことができる。
ｂ．この温水暖房装置では、浴槽や膨張管等における蓄熱媒体である温水を暖房に利用でき、浴槽は既設のものでよく、新たな容器の設置場所の確保が不要であって、浴槽が持つ本来の機能を拡大でき、浴槽の多機能化を図ることができる。浴槽の残り湯を暖房に使用できる利点がある。
ｃ．本発明の温水暖房装置においては、暖房回路と追焚き回路とを合流させる部分に膨張管を設置したので、暖房回路側及び追焚き回路側（浴槽側）の各温水を循環ポンプを通して加熱手段に通流させ、加熱された温水を暖房回路と追焚き回路とに分離させることができ、回路の簡略化とともに設備を軽量化でき、効率的な暖房及び追焚きが実現できる。
ｄ．また、膨張管は、追焚き回路又は暖房回路を形成する管路より開口断面を大きく形成した管体という極めて簡単な構成であって、暖房回路と追焚き回路とが共通化された管路において、循環ポンプによる温水の圧送圧力及び圧送速度を低下させることができ、安定した温水循環ができるとともに、安全な暖房装置として提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の温水暖房装置の実施例を示す系統図である。
【図２】本発明の温水暖房装置の制御装置の実施例を示すブロック図である。
【図３】本発明の温水暖房装置に用いられる膨張管の実施例を示す図である。
【図４】図１に示した温水暖房装置の動作を示すフローチャートである。
【図５】温水暖房装置の浴槽への給湯運転を示す系統図である。
【図６】温水暖房装置の浴槽への給湯運転の他の実施例を示す系統図である。
【図７】温水暖房装置の浴槽外への給湯運転を示す系統図である。
【図８】温水暖房装置の暖房回路のエアパージ運転を示す系統図である。
【図９】温水暖房装置の追焚き回路のエアパージ運転を示す系統図である。
【図１０】温水暖房装置の暖房運転を示す系統図である。
【図１１】温水暖房装置の追焚き運転を示す系統図である。
【図１２】温水暖房装置の暖房及び給湯運転を示す系統図である。
【図１３】温水暖房装置の暖房及び追焚き運転を示す系統図である。
【符号の説明】
２給湯・追焚き装置
４給湯回路
６追焚き回路
８暖房回路
１４放熱ユニット（放熱手段）
２６浴槽（容器）
３０追焚き用熱交換器（加熱手段）
６２膨張管
７０循環ポンプ[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to, for example, a hot water heating apparatus that heats a bathroom or other room using hot water obtained by hot water supply to a bath or the like and additional heating thereof, or hot water remaining in a bathtub.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, it is known to use hot water obtained by a hot water supply device for heating. Such heating with hot water is advantageous in that the heat source is hot water, and the hot water supply to the bath and the heating use a single heat medium called hot water. Is efficient. Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-106368, entitled "Fully Automatic Bath Cooker with Heating Function", discloses an example of using hot water in such a bath apparatus for a heating apparatus.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of hot water heating, when a heating circuit is added to a hot water supply circuit forming a hot water supply system and a reheating circuit for reheating the remaining hot water in the bathtub, the connection and separation of the reheating circuit and the heating circuit are provided. In addition to the complicated circuit configuration, the switching control and the like are troublesome. Further, reheating is reheating of the bathtub, and the heating may be simply raised to a temperature necessary for bathing, and the heating mode is different from continuous or intermittent heating such as heating.
[0004]
However, even if the heating mode of the heating is different from that of the additional heating, it is extremely wasteful to stop the amount of hot water obtained by the additional heating only for bathing. Is advantageous in terms of heat reuse and the like, and also meets economic demands.
[0005]
Therefore, an object of the present invention is to provide a hot water heating apparatus that realizes common use of a circuit system and facilitates hot water obtained by hot water supply and reheating, regardless of the operation mode of hot water supply and reheating. I do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As illustrated in FIG. 1, the hot water heating device of the present invention is a hot water heating device that uses hot water obtained by a hot water supply / reheating unit, and includes a hot water supply circuit (4) for heating the supply water, and a hot water supply circuit. Collect the resulting warm waterBathtub(26) and thisA circulation pump (70) for circulating the hot water stored in the bathtub, while circulating the hot water;The reheating circuit (6) for reheating and the reheating circuitSaidA heating circuit (8) formed by sharing a part of a circuit including a circulation pump, and circulating through the heating circuit;Circulate the hot waterHeat dissipationunit(14)Temperature detecting means for detecting the temperature of the hot water, hot water detecting means for detecting the hot water circulated to the heating circuit, and determining the presence of the hot water circulating in the heating circuit based on a detection output of the hot water detecting means. And control means (control section 200) for circulating the hot water through the heating circuit while the temperature detected by the temperature detection means exceeds a predetermined temperature.It is provided with.
[0007]
In the hot water heating device of the present invention,An expansion pipe (62) is provided at a portion where the heating circuit and the reheating circuit are merged and retains the hot water..
[0008]
In the hot water heating device of the present invention,SaidHeating circuitSaidIn the part where the reheating circuit is joinedAn expansion tube is provided, and heating means (heat exchanger for additional heating 30) for heating by circulating hot water in the expansion tube through the circulation pump is provided.Hot waterSaidWith the heating circuit (8)SaidIt is characterized in that it is separated from the reheating circuit (6).
[0009]
The expansion pipe is a pipe body having an opening cross section larger than a pipe forming a reheating circuit or a heating circuit, and is provided with hot water from a reheating circuit (6) or a heating circuit (8) by a circulation pump (70). Characterized in that the pumping pressure and the pumping speed are reduced.
[0010]
[Action]
The hot water heating device of the present invention includes a hot water supply circuit and a reheating circuit, and the water supply is heated by the hot water supply circuit. The hot water obtained by the hot water supply circuit is supplied to, for example, a bathtub or a kitchen. thisHot water in bathtubs and pipelinesCan be used as a heat source. Also,WarmthThe water can be reheated by a reheating circuit and can be heated or maintained at a desired temperature. The heating circuit holds the hot water obtained by the hot water supply circuit as a heat source, and has a common circuit including a circulation pump of the additional heating circuit, so that the hot water from the additional heating circuit is supplied by pump circulation. You can also receive. The hot water in the heating circuit is circulated to the heat radiating unit by the circulation pump, and the heat is radiated from the heat radiating unit based on the amount of heat of the hot water to perform heating.
[0011]
In the hot water heating apparatus of the present invention, the bath tub stores hot water as a heat storage medium.Is a means. like thisThe tub for storing hot waterAn existing one may be used, and it is not necessary to secure a place for installing a new container, the original function of the bathtub can be expanded, and the bathtub can be multifunctional.
[0012]
Further, in the hot water heating apparatus of the present invention, an expansion pipe is provided at a portion where the heating circuit and the reheating circuit are merged, and the hot water obtained through the expansion pipe flows through the circulation pump to the heating means to be heated. Hot water is separated into a heating circuit and a reheating circuit. Such sharing and separation of the circuit is realized by the expansion tube, which can simplify the circuit and reduce the weight of the equipment.
[0013]
The expansion pipe is a pipe body having a larger opening cross section than a pipe forming the additional heating circuit or the heating circuit. According to the expansion pipe having such a configuration, the pressure and speed of hot water pumping by the circulation pump can be reduced from the reheating circuit or the heating circuit, and the heating circuit and a part of the reheating circuit can be shared. In addition, the hot water circulation can be performed stably.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to embodiments shown in the drawings.
[0015]
FIG. 1 shows an embodiment of the hot water heating apparatus of the present invention. In this hot water heating apparatus, the hot water HW of the hot water supply / reheating unit 2 used for a bath or the like is used as a heat source, and the existing hot water supply circuit 4 and the reheating unit 6 of the hot water supply / reheating unit 2 are heated. The circuit 8 is added. For this reason, the hot water HW from the hot water supply / reheating unit 2 is circulated to the heat radiating unit 14 as a heat radiating means through the heating going pipe 10 and the heating return pipe 12 forming the heating circuit 8 during heating. The heat radiating unit 14 is provided with a hot water pipe 16 connected to the heating outgoing pipe 10 and the heating return pipe 12, and the air is heated by the amount of heat of the hot water HW circulating in the hot water pipe 16. In this case, the radiator unit 14 may take various forms such as a floor mat or a radiator. In the case of a radiator, as shown by a broken line, when the radiator fan 20 which is rotated by the The air heated in the pipe 16 can be circulated as warm air in a room or the like, and efficient heating can be realized.
[0016]
Further, the hot water supply / reheating unit 2 is connected to a bathtub 26 as a container for storing hot water through a bathtub going pipe 22 and a bathtub return pipe 24. Hot water is supplied to the bathtub 26 through a bathtub going pipe 22 which forms a part of the hot water supply circuit 4 at the time of hot water supply. Water or hot water HW is refired.
[0017]
In this embodiment, the hot water supply / reheating unit 2 is provided with a hot water supply heat exchanger 28 as a first heating source and a reheating unit 30 as a second heating source. The reason why the two heat exchangers 28 and 30 are installed in this way is to separate and independently heat the heating of the feed water W from the water supply side and the heating of the hot water HW in the sewage side, that is, the bathtub 26. It is.
[0018]
The hot water supply circuit 4 is a circuit that supplies hot water to the bathtub 26 or the heating circuit 8 from the water supply side. That is, the water supply W from the water supply system such as water supply is supplied to the pipe 32, and is supplied to the hot water supply heat exchanger 28 through the pipe 32. The hot water obtained by the hot water supply heat exchanger 28 is added to a hot water mixing valve 36 through a pipe 34 and mixed with water W added through a pipe 38, and then external hot water such as a shower is supplied through a pipe 40. At the same time, it reaches a pressure feed hopper 44 which is a means for separating from the sewage through a pipe 42. An incoming water temperature sensor 46 and an incoming water amount sensor 48 are installed on the side of the pipe 32, and a tap water temperature sensor 50 is provided in the pipe 34, and a mixed hot water temperature sensor 52 is provided in the pipe 34 on the output side of the mixing valve 36. Is installed. The incoming water temperature sensor 46, the outgoing water temperature sensor 50, and the mixed hot water temperature sensor 52 are constituted by temperature detecting means such as a thermistor. In addition, a drain valve 54 is provided in the conduit 42 as a means for adjusting the drain of the hot water to the pressure feeding hopper 44. Then, the hot water supplied to the pressure feeding hopper 44 reaches the bathtub going pipe 22 on the bathtub 26 side through the conduit 56 and is supplied to the bathtub 26 side. The pressure hopper 44 is provided with a drain port 45, and when water pressure acts from the sewage side, the pressure and sewage are discharged from the drain port 45. Then, a water amount sensor 58 is provided in the pipe line 56, and detects a water amount at the time of hot water supply. In addition, the pipe 56 is provided with a pouring shutoff valve 60 for stopping pouring.
[0019]
The reheating circuit 6 is a circuit for reheating the hot water HW in the bathtub 26, and is a closed circuit of an open-to-atmosphere type formed between the bathtub 26 and the heat exchanger 30 for reheating. Pump 70 is provided as a pressure feeding means. The hot water flowing out of the bathtub return pipe 24 is added to an expansion pipe 62 provided as a means for separating air. The inflation tube (FIG. 3) is a tube having three ports 64, 66, 68. The port 64 is connected to the bathtub return pipe 24, the port 66 is connected to the heating return pipe 12 of the heating circuit 8, and the port 68 is connected to the port 74 of the flow path switching valve 72 via a pipe 71. Is done. The additional heat exchanger 30 is connected to the port 76 of the flow path switching valve 72 through a pipe 80. A circulation pump 70 is connected to the pipe 80 together with a pump water switch 82. A bathtub access pipe 22 is connected to the tapping side of the additional heat exchanger 30. A bath water temperature sensor 84 for additional heating and a water proportional valve 86 are installed in the bathtub outflow pipe 22. The sensor 84 is constituted by a thermistor, and the opening of the water proportional valve 86 is electrically controlled by a water proportional valve drive unit 88. Further, a pressure sensor 90 and a bath tub reheating sensor 92 are installed in the bathtub return pipe 24 of the reheating circuit 6.
[0020]
The heating circuit 8 is a circuit that circulates the hot water HW as a heat source to the heat radiation unit 14, and is a part of the additional heating circuit 6, that is, a closed circuit including the additional heat exchanger 30 and the circulation pump 70. And additionally has a function as a reheating circuit 6 on the bathtub 26 side. In other words, the heating circuit 8 enables heating by heating the hot water HW remaining in the circuit, and not only during additional heating, but also when the additional heating is not performed. It also enables circulation. That is, the hot water that has exited the heating return pipe 24 reaches the port 66 of the expansion pipe 62 via the heating shutoff valve 94. The hot and cold water that has exited from the port 68 of the expansion pipe 62 reaches the additional heat exchanger 30 via the pipe 71, the flow path switching valve 72, the pipe 80, and the circulation pump 70. The hot and cold water that has passed through the additional heating heat exchanger 30 reaches the heat radiation unit 14 through the heating tubing pipe 10 that branches off from the bathtub tubing pipe 22. A bypass pipe 96 is formed between the heating outflow pipe 10 and the heating return pipe 12 as a means for releasing heat, and a part of the hot water on the heating outflow pipe 10 side is heated through the bypass pipe 96 during heating. The heat radiation unit 14 is set so as not to overheat.
[0021]
A hot water supply burner 100 is installed on the side of the hot water supply heat exchanger 28 as a heat source, and gas G as fuel is supplied to the hot water supply burner 100 via a hot water supply gas proportional valve 102. The hot water supply burner 100 is provided with a hot water supply frame rod 104 and a hot water supply igniter 106.
[0022]
Further, a reheating burner 110 is installed on the side of the reheating heat exchanger 30 as a heat source, and gas G as fuel is supplied to the reheating burner 110 via a reheating gas opening / closing valve 112. 100 and supplied independently. In addition, the additional firing burner 110 is also provided with an additional firing frame rod 114 and an additional igniter 116.
[0023]
Next, FIG. 2 shows a control device of the hot water heating apparatus of the present invention. This control device is a control unit for performing heating control in addition to hot water supply and additional heating control, and a microcomputer is used for the control unit 200. That is, the control unit 200 includes a central processing unit (CPU) 202, a ROM 204 and a RAM 206 as storage means. The ROM 204 stores various control programs such as hot water supply, additional heating, and heating. An input circuit 208 is connected to the control unit 200 as means for receiving signals from various sensors and the like. The input circuit 208 includes an incoming water temperature sensor 46, an incoming water amount sensor 48, a hot water temperature sensor 50, a mixed hot water temperature sensor 52, a water amount sensor 58, a flowing water switch 82, an additional hot water temperature sensor 84, a pressure sensor 90, and a bath tub additional heating. Output signals of the sensor 92, the hot water supply frame rod 104, and the additional heating frame rod 114 are added.
[0024]
The output of the control unit 200 is output through an output circuit 210. The output circuit 210 includes a hot water mixing valve 36, a dropping valve 54, a pouring shutoff valve 60, a circulation pump 70, a flow path switching valve 72, and a water proportional valve. The drive output is output to the valve 86, the heating shutoff valve 94, the hot water supply gas proportional valve 102, the hot water supply igniter 106, the additional heating gas on-off valve 112, the additional heating igniter 116, and the alarm 117. The alarm 117 includes a sound generator, a display device, and the like.
[0025]
A remote control input / output circuit 212 is connected to the control section 200 as a remote control means. The remote control input / output circuit 212 is connected to a main remote control device 214, a heating remote control device 216, and a hot water supply remote control device 218. . The main remote controller 214 can perform all operations of hot water supply, additional heating, and heating, and the main remote controller 214 allows the user to input a fully automatic operation command A, a additional heating operation command B, A heating operation command C, a bathtub water level setting input D, a bathtub temperature setting input E, a heating temperature setting input F, and a bathtub remaining hot water circulation heating command G can be added. The heating remote controller 216 is a remote controller for heating control, and the user can give a heating operation command H, a heating temperature input I, and a bathtub remaining hot water circulation heating command J. Then, hot water supply remote control device 218 is installed in a kitchen or the like, and a user can give hot water supply operation command K and hot water supply set temperature input L.
[0026]
Next, FIG. 3 shows an embodiment of the expansion tube 62. The expansion pipe 62 is a cylindrical pipe having a volume appropriate for performing the expansion action, in order to reduce the pressure from a narrower pipe than a normal pipe through which the hot water HW flows. In this embodiment, two ports 64 and 66 are formed on the upper part, and one port 68 is formed on the bottom side. As shown in FIG. 1, the port 64 is connected to the bathtub return pipe 24 on the bathtub 26 side, and the port 66 is connected to the heating return pipe 12 on the heating circuit 8 side. A circulation pump 70 is connected to the port 68 through a pipe 71.
[0027]
The expansion pipe 62 has various functions in a hot water supply / reheating unit having a hot water supply circuit 4, a reheating circuit 6, and a heating circuit 8. That is, the common use and combination of a part of the heating circuit 8 and the additional heating circuit 6 are realized through the expansion pipe 62. In other words, the installation of the expansion pipe 62 causes the pipe 71 and the flow path switching. A part of the valve 72, the circulation pump 70, the reheating heat exchanger 30 and the bathtub access pipe 22 are shared by the reheating circuit 6 and the heating circuit 8. When the additional heating circuit 6 and the heating circuit 8 are operated independently, the expansion pipe 62 serves as a mere passage of hot and cold water, and functions as an accumulator and an air separator during heating, that is, an air separating means for hot and cold water. . In this case, the separated air 69 becomes bubbles and accumulates on the hot water HW, and is opened to the bathtub return pipe 24 side of the bathtub 26. When the reheating circuit 6 and the heating circuit 8 are operated at the same time, the expansion pipe 62 functions as a mixing pipe for both the hot and cold water, and the mixed hot and cold water is drawn by the circulation pump 70 and the heat for reheating is heated. Circulated to exchanger 30.
[0028]
Next, a control method of the hot water heating apparatus will be described.
[0029]
This hot water heating device has a configuration in which a hot water supply / reheating unit 2 is used in combination. The hot water supply operation, the reheating operation, the heating operation, the combined operation with heating, and the heating operation include a normal heating operation and a heating operation in the bathtub 26. The heating operation using the remaining hot water and the combined operation with heating include heating / hot water supply operation and heating / additional heating operation mode. In order to realize the heating / additional heating operation mode, the air of the additional heating circuit 6 is used as an initial operation. There are a bleeding (air purge) operation and an air purge operation of the heating circuit 8.
[0030]
FIG. 4 shows a flowchart of this operation control. In the hot water heating apparatus for which initialization has been completed, it is determined in step S1 whether or not a hot water supply operation has been commanded. When the hot water supply operation is instructed, the process proceeds to step S2 to perform the hot water supply operation. The hot water supply operation includes hot water supply to the bathtub 26 or hot water supply to a part other than the bathtub 26, that is, external hot water supply. As the external hot water supply, in addition to the hot water supply to the kitchen, there is a shower hot water supply in the bathroom.
[0031]
If it is determined in step S1 that the hot water supply operation has not been commanded, the process proceeds to step S3, and it is determined whether the heating operation has been commanded. If the heating operation has been instructed, the process proceeds to step S4, and it is determined whether air purging is necessary. When air purging is necessary, air enters the duct of the heating circuit 8 and proper warm water circulation cannot be performed. If air purging is necessary, the process proceeds to step S6 after performing an air purging operation in step S5. If air purging is not required in step S4, the process similarly proceeds to step S6. Then, in step S6, a heating operation is performed.
[0032]
If the heating operation has not been commanded in step S3, the process proceeds to step S7, and it is determined whether or not the additional heating operation has been commanded. If the additional heating operation has been instructed, the process proceeds to step S8, and it is determined whether air purging is necessary. The air purge in this case is an air purge for the additional heating circuit 6. If air purging is necessary, the process proceeds to step S10 after performing an air purging operation in step S9. If air purging is not required in step S8, the process similarly proceeds to step S10. Then, in step S10, a reheating operation of the hot water in the bathtub 26 is performed.
[0033]
If the reheating operation has not been commanded in step S7, the process proceeds to step S11, and it is determined whether the combined operation with heating has been commanded. In this case, the combined operation is heating and hot water supply or reheating. If the combined operation has been commanded, the process proceeds to step S12, and it is determined whether air purging is necessary. The air purge in this case is an air purge for the additional heating circuit 6 and the heating circuit 8. Air purging of the heating circuit 8 is not required during heating, and air purging of the reheating circuit 6 is not required during reheating. Then, when air purging is necessary, after performing the air purging operation in step S13, the process proceeds to step S14. If air purging is not required in step S12, the process similarly proceeds to step S14. Then, in step S14, a combined operation with heating, that is, a heating and hot water supply operation or a heating and additional heating operation is performed.
[0034]
Hereinafter, each operation control will be described.
[0035]
a. Hot water supply to bathtub 26
5 and 6 show the hot water supply operation mode of the bathtub 26, and the bold lines in FIG. 5 show the operation of the hot water supply circuit 4. That is, the hot water supply circuit 4 opens the pipe 32, the hot water supply heat exchanger 28, the pipe 34, the pressure feeding hopper 44, the pipe 56, and the bathtub going pipe 22 to supply the water W on the water supply side to the pipe 32 on the water supply side. The water is heated by the hot water supply heat exchanger 28, and hot water of a desired temperature is supplied to the bathtub 26 by mixing the hot water with the hot water mixing valve 36. In this case, hot water is pumped by the water pressure on the water supply side.
[0036]
The hot water supply operation mode in FIG. 6 is a case where hot water is supplied to bathtub 26 through both bathtub going pipe 22 and bathtub return pipe 24 (so-called double hot water supply). In such a hot water supply mode, the cross-sectional area of the pipeline on the bathtub 26 side can be substantially enlarged, and the hot water supply time for shifting the bathtub 26 to a predetermined water level by effectively utilizing the water pressure on the water supply side is achieved. be able to. In this case, in addition to the hot water supply circuit 4 shown in FIG. 5, a bypass passage is formed by opening the flow path switching valve 72 as shown in FIG. 6 and opening the bathtub return pipe 24 through the expansion pipe 62. Hot water is supplied to the bathtub 26 through hot water.
[0037]
b. Hot water supply outside the bathtub 26
FIG. 7 shows a hot water supply operation to the outside, that is, a hot water supply operation mode other than the bathtub 26, and a bold line in the drawing indicates an open state of the hot water supply circuit 4 in that case. That is, the hot water supply circuit 4 opens the pipe 32, the hot water supply heat exchanger 28, the pipe 34, and the pipe 40, and heats the water supply W on the water supply side to the pipe 32 with the hot water supply heat exchanger 28. The hot water is supplied to the outside by mixing the hot and cold water of the hot water mixing valve 36. Also in this case, the hot water is pumped by the water pressure on the water supply side.
[0038]
c. Air purge of heating circuit 8
FIG. 8 shows the air purge operation mode of the heating circuit 8, in which the bold lines indicate the open state of the hot water supply circuit 4 and the heating circuit 8 in that case. This air purge operation is for bleeding air from the heating circuit 8. If air is mixed in the heating circuit 8, it becomes impossible to circulate hot water by the circulation pump 70. It is.
[0039]
The circuit for performing the air purge opens the hot water supply circuit 4, the additional heating circuit 6, and the heating circuit 8. That is, the hot water that has passed through the pressure feed hopper 44 via the normal hot water supply circuit 4 is drawn from the flow path switching valve 72 to the circulation pump 70, passes through the additional heat exchanger 30, and releases the heat radiation unit 14 and the bypass pipe of the heating circuit 8. 96. After the hot water that has passed through the heat radiating unit 14 and the bypass pipe 96 fills the inside of the expansion pipe 62, the hot water flows from the port 66 to the bath tub 26 via the port 64, and returns to the bath tub 26. That is, the air remaining in the heat radiating circuit 8 is guided to the bathtub 26 via the expansion pipe 62 together with the hot water to be pumped, and is released from the bathtub 26 to the atmosphere.
[0040]
d. Air purge of reheating circuit 6
FIG. 9 shows an air purge operation mode of the additional heating circuit 6 before the additional heating operation. In the drawing, a bold line indicates an open state of the hot water supply circuit 4 and the additional heating circuit 6 in that case. This air purge operation is for bleeding air from the reheating circuit 6, and when air is mixed in the reheating circuit 6, the circulation of the hot water by the circulation pump 70 becomes impossible. It is processing of.
[0041]
The circuit for performing the air purge opens the hot water supply circuit 4 and the additional heating circuit 6. That is, the hot water that has passed through the pressure feeding hopper 44 via the normal hot water supply circuit 4 reaches the bathtub 26 from the bathtub return pipe 24 via the ports 68 and 64 of the expansion pipe 62. This air purge is performed using the water pressure on the clean water side, and the air remaining in the reheating circuit 6 is led to the bathtub 26 via the expansion pipe 62 together with the hot water to be pumped, and released from the bathtub 26 to the atmosphere. You.
[0042]
e. Heating operation
FIG. 10 shows a heating operation mode involving heating. In the drawing, a bold line indicates an open state of the heating circuit 8 in that case. In this heating operation, the heating operation is performed only with the hot water remaining in the heating circuit 8. That is, the hot water in the heat radiating unit 14 is drawn by the circulation pump 70 through the heating shutoff valve 94, the expansion pipe 62 and the flow path switching valve 72, and the hot water exiting the circulation pump 70 is heated by the additional heat exchanger 30. After that, the heat reaches the heat radiating unit 14 via a heating return pipe 10 from a part of the pipeline of the additional heating circuit 6.
[0043]
This transition to the heating operation is performed by giving a heating operation command C to the main remote controller 214 of the control unit 200 or a heating operation command H to the heating remote controller 216. At this time, the flow path switching valve 72 is switched to a flow path for forming the circuit shown in FIG. 10, and the heating shutoff valve 94 is opened. Then, the circulating pump 70 is driven to circulate the hot water in the heating circuit 8. At this time, the flowing water switch 82 detects the presence or absence of the flowing water, and supplies the detection output to the control unit 200. Based on the confirmation of the presence or absence of the flowing water, the control unit 200 discharges the reheating igniter 116, simultaneously opens the reheating gas open / close valve 112, and ignites the reheating burner 110. The additional firing flame rod 114 confirms the ignition of the additional heating burner 110, and sends an ignition detection output to the control unit 200. As a result, the hot and cold water circulated by the circulation pump 70 circulates through the heating circuit 8. The heat radiating unit 14 can provide effective heating by, for example, radiating heat with a floor heater having a hot water pipe on the floor or a heat exchanger and blowing the heat with a fan 20.
[0044]
In the heating operation, the calorific value of the hot water is controlled by an additional hot water temperature sensor 84 provided at the outlet of the additional heat exchanger 30 to detect the hot water temperature and send the temperature information to the control unit 200. If the temperature of the hot water exceeds the set temperature as compared with the information and the set temperature set in the main remote control device 214 or the heating remote control device 216, the opening and closing of the additional heating gas on-off valve 112 is controlled. In other words, the gas reheating valve 112 is closed to extinguish the reheating burner 110, and when the temperature data falls below the set temperature, the gas reheating valve 112 is opened again, and the reheating igniter 116 is opened. Is discharged to ignite the reburning burner 110. The hot water temperature can be controlled to the set temperature by repeating ignition or extinguishing.
[0045]
The heating circuit 8 is provided with a bypass pipe 96 for the heat radiation pipe 16 of the heat radiation unit 14. For this reason, the hot water heated by the additional heat exchanger 30 circulates through the bypass pipe 96, and the circulation of the hot water on the heat radiation unit 14 side is suppressed by that much. Since the bypass pipe 96 is provided, it is possible to prevent such a problem that the temperature of the heat radiating unit 14 rises in a short time and the burner is repeatedly ignited and extinguished frequently.
[0046]
Further, the combustion may be controlled so that the temperature of the hot water to the heat radiating unit 14 is 60 ° C. for the floor heating unit and 80 ° C. for the heat radiating unit 14 that circulates the hot air by the fan 20.
[0047]
The operation of the expansion pipe 62 in this heating operation will be described. The expansion pipe 62 temporarily reduces the flow rate of the hot water flowing through the heating circuit 8 here. That is, when the water is heated by the additional heat exchanger 30, the dissolved air is released to generate bubbles. Circulating such bubbles in the heating circuit 8 lowers the circulation efficiency. Therefore, in the expansion pipe 62, the air and the hot water can be separated together with the decrease in the flow velocity, and the air can be accumulated. In this case, the expansion pipe 62 functions as an air separator.
[0048]
The expansion pipe 62 joins the hot and cold water used for the heating circuit 8 and the hot and cold water on the additional heating circuit 6 side, and has a function of discharging the thermal expansion pressure generated in the heating circuit 8 and the pressure due to bubbles to the bathtub 26 side. ing. Further, even if there is no hot water in the bathtub return pipe 24 and the bathtub 26 from the expansion pipe 62 to the bathtub 26, the heating circuit 8 including the circulation pump 70 forms a closed loop. The hot water on the circuit 8 side is not transferred to the bathtub 26 side, and the hot water on the heating circuit 8 side flowing into the expansion pipe 62 is sucked by the circulation pump 70 and circulated to the heating circuit 8.
[0049]
However, when the air 69 accumulated in the expansion pipe 62 fills the expansion pipe 62, bubbles and warm water circulate in the heating circuit 8 and the reheating circuit 6 in a mixed state. When the number of air bubbles increases, the suction of warm water to the circulation pump 70 is hindered by the air, causing the water to idle, and the circulation of warm water becomes impossible. This is detected by the pump water switch 82, and the detection result is transmitted to the control unit 200. In this case, the control unit 200 stops the circulation pump 70 and extinguishes the reburning burner 110.
[0050]
Then, during the heating operation, the control unit 200 shifts to the air purge operation of the heating circuit 8, and discharges the air accumulated in the heating circuit 8. As shown in FIG. 8, when the flow path switching valve 72 is switched to the side of the additional heat exchanger 30 and the dropping valve 54 is opened, the water supply pressure, that is, the tap water pressure, is sent to the water supply amount sensor. When the flowing water is confirmed by 48, the hot water supply gas proportional valve 102 is opened, the hot water supply igniter 106 is discharged, and the hot water supply burner 100 is burned.
[0051]
In addition, a gas amount as a fuel amount to be supplied to the hot water supply burner 100 is calculated based on the detected temperature from the incoming water temperature sensor 46 and the amount of flowing water detected by the incoming water amount sensor 48, and the rotation of the hot water supply gas proportional valve 102 is controlled. As a result, the combustion amount is set. When the temperature of the hot water from the hot water supply heat exchanger 28 is detected by the hot water temperature sensor 50, the amount of combustion gas is corrected by the hot water supply gas proportional valve 102 based on an error between the detected temperature and the set temperature. As a result, the tapping temperature is adjusted to a temperature close to the set temperature.
[0052]
Then, in the hot and cold water mixing valve 36, the deviation between the detected temperature of the mixed hot water temperature sensor 52 and the set temperature is added to the control unit 200, and as a result, the mixing ratio of hot water and water is controlled, and the hot water temperature becomes the set temperature. Is controlled so that
[0053]
The hot water set to the set temperature in this manner is supplied to the pressure feeding hopper 44, the water amount sensor 58, the flow path switching valve 60, the circulation pump 70, the additional heat exchanger 30, the heating pipe 10, the heat radiation unit 14, the heating return pipe. 12, the pressure is sent to the bathtub 26 via the expansion pipe 62 and the bathtub return pipe 24, and the air in the heating circuit 8 is discharged to the bathtub 26. In this case, the water amount sensor 58 measures the amount of water that has passed, and sends the flow rate data to the control unit 200. When the flow rate reaches the amount of water necessary for air purging, the water drop valve 54 is closed, and the supply of hot water for air purging is stopped. In this case, the required water amount is set according to the water amount corresponding to the expected maximum pipe length or the installation pipe length. In addition, the supply of “priming water” to the circulation pump 70 is also performed by this air purge operation.
[0054]
Next, air purging of the additional heating circuit 6 is performed. The control unit 200 opens the flow path switching valve 72 in the direction shown in FIG. 9 and closes the heating shutoff valve 94. Then, the hot water supply valve 54 is opened to start hot water supply, and the air accumulated in the expansion pipe 62 is discharged to the bathtub 26 via the pressure feed hopper 44, the flow path switching valve 72, the expansion pipe 62, and the bathtub going pipe 24. .
[0055]
After the air purging of the heating circuit 8 and the additional heating circuit 6 is completed, the operation returns to the heating operation.
[0056]
f. Refire operation
FIG. 11 shows a reheating operation mode of hot water in the bathtub 26. In the drawing, a thick line indicates an open state of the reheating circuit 6 in that case. This additional heating operation is a process for reheating the hot water in the bathtub 26.
[0057]
A description will be given of an example in which hot water is present in the bathtub 26 and the hot water is additionally heated to bring the hot water to a set temperature of, for example, 42 ° C. When the additional heating operation command B is given from the main remote controller 214, the control unit 200 switches the flow path switching valve 72 to the additional heating circuit 6 side, drives the driving unit 88 to open the water proportional valve 86, and circulates. The pump 70 is driven to start circulation of hot water. In that case, if the additional heating circuit 6 is not filled with hot water, the purge output of the additional heating circuit 6 is performed based on the detection output of the flowing water switch 82. Then, when it is confirmed that there is running water, the reburning burner 110 is ignited.
[0058]
Then, the hot and cold water in the bathtub 26 passes through the bathtub 26, the bathtub return pipe 24, the expansion pipe 62, the circulation pump 70, and the additional heat exchanger 30, and then is sent to the bathtub 26 through the water proportional valve 86 and the bathtub going pipe 22. The water in the bathtub 26 is stirred by this circulation.
[0059]
At the time of this additional heating, the control of hot water in the bathtub 26 by the additional heating hot water temperature sensor 84 is not performed. In this case, when the temperature of the hot water in the bathtub 26 reaches the set temperature by comparing the detection temperature of the bathtub reheating sensor 92 provided on the bathtub return pipe 24 with the set temperature, the gas reopening valve 112 for reheating is closed to reheat. In addition to extinguishing the burner 110, the circulation pump 70 is stopped.
[0060]
g. Heating / hot water supply operation (combined operation with heating)
FIG. 12 shows the heating / hot water supply operation mode. In the drawing, a thick broken line indicates the open state of the hot water supply circuit 4, and a solid line indicates the open state of the heating circuit 8. As is clear from FIG. 12, the switching direction of the flow path switching valve 72 in this case is in the heating circuit 8, and the heating circuit 8 and the hot water supply circuit 4 are separately driven. That is, the heating circuit 8 and the hot water supply circuit 4 are independently opened, and both are set in an insulated state by the flow path switching valve 72. As a result, this heating / hot water supply operation uses both the heating operation and the hot water supply operation, but both operate independently. For each operation, the heating operation (FIG. 10) and the hot water supply operation (FIG. 5) are the same as described above, and a description thereof will be omitted. The transition to the air purge operation during the heating / hot water supply operation is also as described above.
[0061]
h. Heating and reheating operation (combined operation with heating)
FIG. 13 shows the heating / reheating operation mode. In the drawing, the bold broken line of the reheating circuit 6 is open, and the solid line is the heating circuit 8 of the open state. In the heating operation and the reheating operation, the reheating circuit 6 and the heating circuit 8 are connected to the passage switching valve 72, the circulation pump 70, the reheating heat exchanger 30 and a part of the reheating circuit 6 through the expansion pipe 62. There is a feature in that the circuit 8 is shared and operated. In the heating / reheating operation, the independent reheating operation and the heating operation are performed simultaneously, and the control operation is as described above.
[0062]
In this case, the hot water on the heating circuit 8 side passes through the port 66, and the hot water on the bathtub 26 side joins in the expansion pipe 62 through the port 64, is drawn from the port 68 by the circulation pump 70, and is heated by the additional heat exchanger. Heated at 30 simultaneously. Then, the warm water for heating reaches the heating going pipe 10 branched from the bathtub going pipe 22, and the reheated hot water reaches the bathtub going pipe 22 to the bathtub 26. In the expansion pipe 62, the hot water for heating and the hot water on the bathtub 26 side are mixed, and such pressure-feeding circulation is performed by the pipes of the expansion pipe 62 with respect to the pipes constituting the reheating circuit 6 and the heating circuit 8. This is because the diameter is set to be large, and expansion and cushioning are performed in this portion. However, such a circulation is possible even when the expansion pipe 62 is a tank having a large volume. However, if the residence time of the hot water in the expansion pipe 62 is increased, the circulation efficiency is rather deteriorated. Therefore, in order to perform hot water supply, reheating, and heating efficiently, it is preferable to use a pipe having an appropriate thickness. This has been confirmed by experiment.
[0063]
i. Heating operation with remaining hot water in bathtub 26
The heating operation using the remaining hot water uses the additional heating circuit 6 and the heating circuit 8 in combination, and the hot water in the bathtub 26 is removed from the heating circuit 8 while the operation of the additional heating heat exchanger 30 in the heating and additional heating operation is stopped. And circulate. That is, except for the case where the operation of the additional heat exchanger 30 is stopped, the operation is the same as the heating and additional heating operation, and the amount of heat of the remaining hot water in the bathtub 26 is used as a heat source. In this operation mode, the calorie of the remaining hot water in the bathtub 26 is used for heating, so that the calorie of the hot water can be reused, which is economical.
[0064]
The operation will be described. To enter the operation, a bathtub remaining hot water circulation heating command G or J is input from the main remote controller 214 or the heating remote controller 216. The control unit 200 receives this input, opens the heating shutoff valve 94, switches the flow path switching valve 72, closes the water proportional valve 86, and opens the heating circuit 8. Next, the circulation pump 70 is driven to check the circulation of hot and cold water in the heating circuit 8 by the open / close output of the pump water switch 82. If the circulation of hot and cold water cannot be confirmed, the operation is shifted to the air purge operation of the heating circuit 8.
[0065]
In this case, the heating shutoff valve 94 and the water proportional valve 86 are closed, and the reheating circuit 6 is opened. Then, the circulating pump 70 is driven, and it is confirmed by the pump running water switch 82 whether or not the bathtub 26 has hot water. Here, when the circulation of water cannot be confirmed, it is determined that there is no remaining hot water in the bathtub 26, the alarm 117 is operated to issue an alarm, and at the same time, the heating operation is stopped.
[0066]
When the circulation of hot water can be confirmed by the pump running water switch 82, the temperature of hot water is detected by the additional hot water temperature sensor 84 or the additional hot water sensor 92 in the bathtub, and the amount of heat in the bathtub 26 that can be used for heating is determined. Check if the has. For example, if the detected temperature is 30 ° C. or lower, an alarm is issued to the alarm 117 to stop the heating operation using the remaining hot water.
[0067]
Then, even when heating is possible by circulating the hot water in the bathtub 26, the heat dissipation unit 14 radiates the heat of the hot water in the bathtub. For example, when the temperature of the circulating hot water falls below 30 ° C., the operation is stopped. Let it.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the following effects can be obtained.
a. A hot water supply circuit, a reheating circuit and a heating circuit are provided side by side, and some of the circuits are shared, so that hot water supply, reheating and heating can be operated individually, and a combined operation of heating and hot water, heating and reheating can be performed. The heating can be performed efficiently, for example, the amount of heat of the remaining hot water in the bathtub can be used for heating.
b. In this hot water heating system,Hot water that is a heat storage medium in a bathtub or expansion tube can be used for heating,The bathtub may be an existing bathtub, and it is not necessary to secure a place for installing a new container, the original function of the bathtub can be expanded, and the bathtub can be multifunctional.There is an advantage that the remaining hot water in the bathtub can be used for heating.
c. In the hot water heating apparatus of the present invention, since the expansion pipe is installed at a portion where the heating circuit and the additional heating circuit are joined, the heating circuit sideas well asReheating circuit side(Bath tub side) hot waterTo the heating means through the circulation pump, the heated hot water can be separated into the heating circuit and the reheating circuit, the circuit can be simplified and the equipment can be reduced in weight, and efficient heating and reheating can be realized. it can.
d. In addition, the expansion pipe has a very simple configuration of a pipe body having an opening cross section larger than the pipe forming the reheating circuit or the heating circuit, and is used in a pipe in which the heating circuit and the reheating circuit are shared. In addition, the pressure and speed of hot water pumping by the circulating pump can be reduced, stable hot water circulation can be achieved, and a safe heating device can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system diagram showing an embodiment of a hot water heating apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing an embodiment of the control device of the hot water heating apparatus of the present invention.
FIG. 3 is a view showing an embodiment of an expansion pipe used in the hot water heating apparatus of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing an operation of the hot water heating apparatus shown in FIG.
FIG. 5 is a system diagram showing a hot water supply operation to a hot tub of the hot water heating apparatus.
FIG. 6 is a system diagram showing another embodiment of a hot water supply operation to a hot tub of a hot water heating apparatus.
FIG. 7 is a system diagram showing a hot-water supply operation to the outside of the bathtub of the hot water heating apparatus.
FIG. 8 is a system diagram showing an air purge operation of a heating circuit of the hot water heating apparatus.
FIG. 9 is a system diagram showing an air purge operation of a reheating circuit of the hot water heating apparatus.
FIG. 10 is a system diagram showing a heating operation of the hot water heating apparatus.
FIG. 11 is a system diagram showing a reheating operation of the hot water heating apparatus.
FIG. 12 is a system diagram showing a heating and hot water supply operation of the hot water heating apparatus.
FIG. 13 is a system diagram showing a heating and reheating operation of the hot water heating apparatus.
[Explanation of symbols]
2 Hot water supply / reheating unit
4 Hot water supply circuit
6 Reheating circuit
8 heating circuit
14. Heat dissipation unit (heat dissipation means)
26 Bathtub (container)
30 Heat exchanger for additional firing (heating means)
62 expansion tube
70 Circulation pump

Claims

A hot water heating device using hot water obtained by a hot water supply / reheating unit,
A hot water supply circuit for heating the water supply,
A bathtub for storing hot water obtained by the hot water supply circuit,
A reheating circuit comprising a circulation pump for circulating the hot water stored in the bathtub and reheating while circulating the hot water ,
A heating circuit which is formed by sharing a circuit portion including the circulation pump of the reheating circuit,
A heat radiation unit that circulates and radiates the hot water circulating through the heating circuit;
Temperature detection means for detecting the temperature of the hot water,
Hot water detecting means for detecting the hot water circulated in the heating circuit,
The presence of the hot water to be circulated to the heating circuit is determined based on the detection output of the hot water detecting means, and the hot water is circulated to the heating circuit while the temperature detected by the temperature detecting means exceeds a predetermined temperature. Control means;
A hot water heating device comprising:

2. The hot water heating apparatus according to claim 1, further comprising an expansion pipe installed at a portion where the heating circuit and the reheating circuit are merged and retaining the hot water.

An expansion pipe installed at a portion where the heating circuit and the reheating circuit are joined ,
Heating means for heating by circulating the hot water in the expansion tube through the circulation pump,
The hot water heating apparatus according to claim 1, further comprising: separating the hot water into the heating circuit and the additional heating circuit by the expansion pipe .

The expansion pipe is a pipe body having an opening cross section larger than a pipe forming the additional heating circuit or the heating circuit, and the pressure and pressure of hot water supplied by the circulation pump from the additional heating circuit or the heating circuit. 4. The hot water heating apparatus according to claim 2, wherein the speed is reduced.