JP3567993B2

JP3567993B2 - Web take-up device

Info

Publication number: JP3567993B2
Application number: JP28297392A
Authority: JP
Inventors: 正道土屋; 宏和辻本; 禎二太田
Original assignee: Mitsubishi Paper Mills Ltd
Current assignee: Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date: 1992-10-21
Filing date: 1992-10-21
Publication date: 2004-09-22
Anticipated expiration: 2019-09-22
Also published as: JPH06127763A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は紙、フィルム、金属板等をロール状に巻き取る装置に於ける巻芯交換時にウェブ切断後、ウェブ先端を巻芯の位置まで移送させる装置を備えた巻取装置に係わるもので、ウェブ先端移送中のウェブ蛇行を防止する移送装置及び方法関し、特に写真感光材料等のロールの巻姿の精度が要求されるものに適用できる。
【０００２】
【従来の技術】
ウェブ巻取装置の巻芯交換時に於て、ウェブ巻始めに図３に示す様な巻芯３とウェブ４の位置にずれが生じた状態で巻取を行った場合図４に示す様な巻取品の下巻部に巻ずれが起こる。この巻ずれが発生した状態の巻取品を次工程に送り、次工程で巻取品の巻戻しを行った場合、下巻部に巻ずれがあるため下巻部の巻戻し時にはウェブが蛇行する状態となり、次工程に於てトラブルを引き起こす可能性が出てくる。また巻ずれが生じた巻取品が最終製品であった場合にも、ユーザがこの巻取製品を使用した時にウェブ蛇行のためトラブルの原因となることがある。
【０００３】
さらに上記の図３に示す様な巻芯３とウェブ４の位置ずれの程度が大きい場合には、巻取開始後の巻取軸回転中にウェブが正規の位置に戻ろうとし、ウェブの巾方向に余分な力が加わることとなる。この結果、巻取品下巻部のウェブにシワや折れ型が発生し、次工程やユーザに於ては、この部分は使用不可能な不良部分となる。この様にウェブに不良部分が発生した場合には、不良部分を補い、ユーザに対してはその分を保証する必要がある。巻取品の保証に当たってはウェブを巻足すこととなるが、その巻足す量は巻取品１本当りではわずかな量であっても巻取品の本数が多い場合には、巻足し量も非常に多くなり、歩留低下の原因となる。また近年、生産効率向上のためにウェブ巻取のスピードアップ化がなされているが、このことは、上記のような巻芯交換時に巻芯とウェブの位置ずれがあり、巻ずれが発生しやすい様な状況では、巻取品の不良部分を増大する傾向にあり重要な問題となる。従って、巻取装置の巻芯交換時に於ては巻芯とウェブの位置がずれないようにする事が重要な課題である。
【０００４】
上記のような事から、巻芯とウェブの位置ずれを起こさせない様な巻取装置としては、図５に示すように、巻芯交換時に新しい巻芯３ｂを巻取位置より上流側にウェブと巻芯の位置ずれがないように配置させ、新しい巻芯の下流側で、切断刃２によりウェブを巾方向に切断する方法がある。その代表的な巻取装置として、自動巻芯交換を行うものではターレット式、横移動式がある。しかしながら、これらの巻取装置に於ては巻取品の巻方向を正逆反転させる場合には、ターレット式ではターレットの回転方向を逆転させ、さらにはガイドロールを取り付ける必要が生じ、横移動式の場合ではウェブの上下両方向から新しい巻芯を取り付ける装置が必要となり、装置が複雑化しコスト高となる。場合によっては巻取装置のウェブ通紙経路を変更させる必要も生じ、作業時間を浪費し作業効率を低下させることとなる。さらに上記の様な巻取装置に於て、巻芯交換と同時に自動的に巻付けを行う機能をもたせる場合には、正転用、逆転用に２組の自動巻付け装置が必要となるため、これもまた装置が複雑化するとともにコストが高くなるという問題がある。
【０００５】
上記の様な問題のため、巻取装置に於て巻取方向を頻繁に逆転させる必要性がある場合、比較的安価で容易に巻取方向が変更可能な装置が必要となる。この様な比較的容易に巻取方向が変更可能な装置として、巻芯交換時に図６に示す様にウェブ４を巻芯より上流側で巾方向に切断し、切断後先端が固定されていない未巻取のウェブ先端を巻芯まで移送させ、新しい巻芯３ｂと交換後、巻芯に図７の様に巻き付ける方向を変える様なウェブ先端移送機構を備えた巻取装置がある。
【０００６】
ウェブ先端移送装置を備えた巻取装置に於ては、巻取方向の正逆転の問題は解決できるが、ウェブ先端が固定されていない状態でウェブを移送することが必要となる。この状態は、ウェブの巾方向厚みの不均一性、ウェブを支持しているロールの水平性の関係やウェブ先端が固定されていない為にウェブに張力がなくウェブにたるみが発生することから、ウェブ先端移送中に若干のウェブ巾方向の位置ずれを生じさせ、ウェブが蛇行しながら移送されることとなる。この様なウェブ先端移送時に蛇行する状態では、ウェブ先端移送終了事、巻芯の位置では、ウェブと巻芯とが位置ずれを起こし冒頭で述べたような巻取品不良の問題点が発生する。従って、ウェブが位置ずれすることなく巻芯の位置まで移送するために、ウェブ先端移送時のウェブの蛇行を防止する事が重要な課題となる。
【０００７】
ウェブ先端移送時のウェブの蛇行を防止する目的で、ウェブ移送装置を備えた巻取装置に於ては、可能な限りウェブ移送の距離が短いことが望ましい。しかし、ウェブ切断装置やウェブ移送装置のための空間が必要となり、ウェブが蛇行するに充分な、ある程度の移送距離が必然的に生じてくる。このことから、ウェブ先端を移送する際には、ウェブ先端を掴んでウェブを移送させる方法があるが、この方法は、ウェブ先端に傷を付けるため不良箇所を生じる問題があり、さらに装置を複雑化させ空間を取り、コスト高となる問題がある。このことから、ロール等でウェブをニップし移送させる方法が比較的容易でウェブの蛇行を防止する目的で有効であり、一般的に使用されている。
【０００８】
また、上記のロールでニップを行う移送装置に於て、ニップ部がウェブ先端移送用の駆動可能ロールにより構成されていることが多い。この場合、巻芯交換時のウェブ先端の移送機構としては、図２に示す様にウェブ４が一旦停止し、一対のニップロール１ａ、１ｂによりウェブ４がニップされ、巻芯３とニップロール間でウェブが巾方向に切断される。その後、移送用駆動可能なニップロール１ｂ及びその他のウェブ移送用駆動ロール９により切断されたウェブ先端は巻芯まで移送される。この時、ウェブ移送のための駆動系歯車７等の機械的なロスが存在することが原因で、ニップを行っているロール１ａ，１ｂが若干の逆戻りを起こしニップ位置より上流側でウェブ４にたるみが発生することがある。このたるみが生じたままウェブ先端を巻芯３まで移送させると、ウェブ４は蛇行しながら移送されることとなる。またウェブ先端の移送を数回繰り返し行うと、ニップ位置上流側でウェブのたるみの発生状態は悪化しウェブ蛇行の状態も悪化する。従って、ロール等でニップを行う移送装置を備えた巻取装置に於ても巻芯とウェブ先端の位置ずれが生じ、冒頭で述べたような巻ずれの問題が生じる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述のようなロール等でニップを行うウェブ先端移送装置を備えた巻取装置に於ける問題点の主原因であるウェブ先端移送時のウェブのたるみにより発生するウェブの蛇行を防止すること。巻取品の巻ずれを防止し巻取精度を向上させることにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の前述の目的は、ウェブ巻芯交換時にウェブを一対の駆動可能なロールでニップを行い巻取軸と該ニップ部間でウェブの巾方向の切断を行った後、先端部が固定されていない未巻取のウェブを、前記一対の駆動可能なロールにニップされた状態で、前記一対の駆動可能なロールに対してウェブ移送方向上流側に設けられた他のウェブ移送用駆動ロールとともに巻芯まで移送させる装置を備えたウェブ巻取装置に於て、切断後の先端が固定されていないウェブの移送時にウェブをニップしている前記一対の駆動可能なロールの周速を前記他のウェブ移送用駆動ロールの周速より２％以上速くすることにより、該先端が固定されていないウェブ移送時のウェブ蛇行を防止するウェブ巻取装置によりなされた。
また、ウェブ先端移送時と通常のウェブ巻取時との切り替え動作によって、通常のウェブ巻取時には前記一対の駆動可能なロールが前記他のウェブ移送用駆動ロールより周速が上昇しないように切替え出来る事を特徴とする上記記載のウェブ巻取装置によって、通常のウェブ巻取り時にニップロール１ｂがウェブに傷等を与えない様にしている。

【００１１】
【作用】
本発明による作用を図面を用いながら説明する。
【００１２】
図１のウェブ先端移送装置を備えたウェブ巻取装置に於いて、巻芯交換時にウェブ４は一旦停止し、一対のニップロール１ａ，１ｂが上下方向に移動しウェブ４をニップロールによりウェブに傷を与えない程度の圧力でニップする。ニップされたウェブは、切断刃２がウェブの上下からウェブをはさみこむことによって切断される。切断されたウェブ４は図２に示す一対のニップロール１ａ，１ｂにニップされた状態でウェブ先端移送用の駆動可能なニップロール１ｂおよび駆動ロール９によって巻芯３まで移送される。
【００１３】
上記の巻芯交換時のウェブ先端移送動作に於て、切断刃２によって切断された後のウェブ４は図２に示すニップロール１ａ，１ｂより上流側で、ウェブ移送のための駆動系の歯車７、駆動伝達ベルト８等の機械的なロスが存在することが原因でニップロール１ｂがウェブ切断時に逆戻りを起こし、ウェブにたるみが発生する。このウェブにたるみが発生した状態のままウェブ４先端を巻芯３まで移送するとウェブが蛇行し巻ずれの原因となる。
【００１４】
従ってこの対策方法として本発明では、ニップロール１ｂの周速を他の駆動ロール９の周速より２％以上速くする事により、ウェブ４先端の移送開始段階でウェブ４のたるみがニップロール１ｂより上流側では除去され、ウェブ移送中はウェブ４が張られた状態となったので、ニップロール１ｂより上流側に於てはウェブ４の蛇行はなくなり位置ずれを起こさないようにした。このことにより、巻き付け機構が手動、自動のいずれであれニップロール１ｂから巻芯３迄の比較的短い距離の間で位置合わせが可能となる。ニップロールを介したウェブ先端移送機構に於て、先移端送終了後にニップ部でウェブの通っている位置が通常の巻取運転時でウェブが通る位置と一致していることが最も重要である。従来のウェブ先端移送機構を備えた巻取装置では、ウェブ先端移送終了後のニップ部でのウェブ４の通紙位置が通常の巻取運転時の通紙位置とずれを起こすためいくらニップロール１ｂから巻芯３の間にて調整を行っても次の運転時に必ず蛇行が発生する可能性があり、巻姿は悪化することになる。しかも一度通紙位置にずれを発生させるとウェブをニップロールにより押さえているため修正は困難である。本発明では少なくともニップロール部に於てウェブ４は通常の巻取運転時と同じ位置を通っているのでニップロール１ｂから巻芯３の間にて位置合わせをするだけで良好な巻姿を得られ、飛躍的に巻姿を向上させることが可能となる。
【００１５】
また本発明に於て、ウェブ先端移送時にはウェブ４をニップしていたニップロール１ａ，１ｂはウェブ先端移送後の巻取作業開始時に図１に示す様に再び上下方向に移動しウェブ４から離れる。このウェブ先端移送時と通常の巻取時との切り換え動作によってニップロール１ｂが他のロール周速より上昇する事で通常の巻取時にニップロール１ｂがウェブ４に傷等を与える事を避けることが可能となる。
【００１６】
【実施例】
本発明の実施効果に関して実施例を基にして詳細に説明する。
【００１７】
図１に示すウェブ先端移送装置を備えたウェブ巻取装置に於いて、ウェブ移送用駆動可能ニップロール１ｂの駆動用モータ６の回転を上げることによりウェブ先端移送時のニップロール周速を他の駆動ロール９の周速より速くする事を行った。また本実施例に於て、ウェブには、厚み１７５μｍのＰＥＴフィルムと同厚のＲＣペーパの２種に写真用乳剤を１０μｍ程度塗布したものを使用し、ニップロール１ｂの周速の上昇率を０〜５％の範囲でウェブ先端の移送を行ったが、その結果を以下の表１を用いて説明する。
【００１８】
【表１】

【００１９】
以上のように２％以上の駆動可能なニップロール１ｂの周速上昇によりウェブ先端移送時のウェブの蛇行はなくなり、ウェブ先端と巻芯の位置ずれもなく巻取品の巻姿は良好であった。しかし２％未満のニップロールの周速上昇率では、ウェブの蛇行を削減することは出来るが巻取品の精度向上につなげるには、それほど効果的ではなかった。さらに、３％以上のニップロールの周速上昇に於ては、ニップロール１ａ，１ｂによりウェブが停止できる程度の圧力をかけた状態でニップを行いウェブ先端を移送するため、ウェブにニップロールがすれ傷を与える可能性が高くなる。従って２〜３％程度の周速上昇がウェブに対する傷等の問題を考慮した場合好ましいと思われる。なお今回の実施例に於て、ウェブには厚み１７５μｍのＰＥＴフィルムと同厚のＲＣペーパの２種に写真用乳剤を１０μｍ程度塗布したものを使用したが、巻取品の巻精度に関してはウェブの差による違いはみられず、ウェブに寄与するニップロールによるウェブへのきずの状態は、ＲＣペーパに比べＰＥＴフィルムの方が傷が付きやすい状態であった。
【００２０】
本実施例に於ては、２〜３％程度のニップロールの周速上昇が効果的であるが、ウェブのたるみを除去するには２％以上の周速上昇が必要であり、周速上昇率が大きい程、たるみの除去には効果がある。しかし、周速上昇率が大きい程ニップロールによりウェブに傷が入る可能性は高くなる傾向にある。また、ウェブの傷付き易さは、ウェブの厚みや材質、巻取装置の構成等によって異なるため、効果的なニップロールの周速上昇率は、２〜３％に限定されるものではない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、ウェブ先端移送時の蛇行を防止する為のニップロール周速を上昇させる方法は、他の方法によってもなされる。例えば、ニップロール側歯車７ａの歯車径及び歯数を減らすことによってもニップロール周速を上昇させることは可能である。
また、通常の巻取作業時にはロール周速を上昇させているニップロール１ｂは下方向に移動し、ウェブに傷等が入らないようにウェブから離れる様にしていたが、ウェブ先端移送時にロール周速を上昇させているニップロール１ｂが、巻取作業開始時にロール周速が他のロール周速と同じになる様にクラッチ等をニップロール１ｂの駆動系に用い、巻取り時と先端移送時で切り替えることにより、ウェブがニップロール１ｂと接した状態であっても、巻取作業時のニップロール１ｂがウェブに与える傷等の要因を除去することは可能である。
【００２１】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係わる巻芯交換時に巾方向に切断された先端が固定されていないウェブ先端を移送させる装置を備えた巻取装置に於て、駆動可能なニップロールを他の駆動ロールよりロール周速を２％以上速くさせることにより、ウェブ先端移送時のウェブの蛇行の主原因であるウェブのたるみを取り除き、ウェブを正確に巻芯まで移送することを可能とし、巻取り製品の巻姿向上につながるという効果がある。このことにより比較的低コストで歩留落ちの少ない高効率な巻取装置が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図１】巻取装置の模式図
【図２】巻芯交換時の巻取装置の模式図
【図３】巻取開始時のウェブと巻芯の位置ずれの図
【図４】巻取品の巻ずれ状態の図
【図５】巻芯交換時巻芯下流側にてウェブを切断する巻取装置の模式図
【図６】巻芯交換時巻芯上流側にてウェブを切断する巻取装置の模式図
【図７】ウェブ巻取開始時の巻き付け方向の図
【符号の説明】
１ａニップロール
１ｂウェブ先端移送用駆動可能ニップロール
２切断刃
３巻芯
３ｂ新しい巻芯
４ウェブ
５ガイドロール
６ニップロール駆動用モータ
７ａニップロール側歯車
７ｂモータ側歯車
８動力伝達ベルト
９ウェブ移送用駆動ロール[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a winding device provided with a device for transferring the leading end of the web to the position of the core after cutting the web at the time of core exchange in the device for winding paper, film, a metal plate, etc. in a roll shape, The present invention relates to a transfer apparatus and a method for preventing the meandering of a web during the transfer of the leading end of the web, and is particularly applicable to a photographic photosensitive material or the like in which the accuracy of roll winding is required.
[0002]
[Prior art]
At the time of exchanging the core of the web take-up device, when the winding is carried out in a state where the position of the core 3 and the web 4 is shifted at the beginning of the web as shown in FIG. 3, the winding as shown in FIG. Unwinding occurs in the lower winding part of the product. When the wound product in which the winding deviation has occurred is sent to the next process and the wound product is rewound in the next process, the web is meandering when the lower winding portion is rewound because the lower winding portion has a winding deviation. And the possibility of causing trouble in the next process comes out. In addition, even when the wound product in which the winding deviation has occurred is the final product, trouble may occur due to the meandering of the web when the user uses the wound product.
[0003]
Further, when the degree of misalignment between the winding core 3 and the web 4 as shown in FIG. 3 is large, the web attempts to return to the normal position during the rotation of the winding shaft after the start of winding, and the width of the web is reduced. An extra force is applied in the direction. As a result, wrinkles or broken molds are generated on the web of the lower wound portion of the wound product, and this portion becomes an unusable defective portion in the next process or for the user. When a defective portion occurs on the web in this way, it is necessary to compensate for the defective portion and to guarantee the user to that extent. To guarantee the rolled product, the web is rolled up, but the rolled up amount is a small amount per rolled product, but if the number of rolled products is large, the rolled amount is also It becomes very large and causes a decrease in yield. In recent years, the speed of web winding has been increased in order to improve production efficiency. However, this is due to the misalignment between the core and the web at the time of core exchange as described above, and the misalignment is likely to occur. In such a situation, there is a tendency to increase defective portions of the wound product, which is an important problem. Therefore, it is important to prevent the core and the web from being displaced from each other when the core of the winding device is replaced.
[0004]
From the above, as a winding device that does not cause a displacement between the winding core and the web, as shown in FIG. 5, a new winding core 3b is placed on the web upstream from the winding position when the core is replaced. There is a method in which the core is arranged so as not to be displaced, and the web is cut in the width direction by the cutting blade 2 downstream of the new core. As a typical winding device, there are a turret type and a lateral movement type in automatic winding core changing. However, in these winding devices, when the winding direction of the wound product is reversed, the turret type needs to reverse the rotation direction of the turret, and further, it is necessary to attach a guide roll. In the case of (1), a device for attaching a new core from both the upper and lower directions of the web is required, which complicates the device and increases the cost. In some cases, it is necessary to change the web passing path of the winding device, which wastes working time and reduces working efficiency. Further, in the above-described winding device, when a function of automatically winding at the same time as the core replacement is provided, two sets of automatic winding devices are required for normal rotation and reverse rotation. This also has the problem that the apparatus becomes complicated and the cost increases.
[0005]
Due to the above problems, when it is necessary to frequently reverse the winding direction in the winding device, a device that is relatively inexpensive and can easily change the winding direction is required. As shown in FIG. 6, the web 4 is cut in the width direction upstream from the core at the time of core exchange, and the leading end is not fixed after the cutting. There is a winding device provided with a web leading edge transfer mechanism for transferring the leading end of an unwound web to the winding core, replacing the new winding core 3b, and changing the winding direction on the winding core as shown in FIG.
[0006]
In a winding device provided with a web leading end transfer device, the problem of forward / reverse rotation of the winding direction can be solved, but it is necessary to transfer the web in a state where the web leading end is not fixed. In this state, the web is not tensioned due to the unevenness of the thickness in the width direction of the web, the horizontality of the roll supporting the web, and the web tip is not fixed, and the web sags, A slight displacement in the width direction of the web occurs during the transfer of the leading end of the web, and the web is conveyed while meandering. In such a meandering state at the time of transferring the leading end of the web, the end of transferring the leading end of the web, and at the position of the winding core, the web and the winding core are displaced, and the problem of defective wound product as described at the beginning occurs. . Therefore, in order to transfer the web to the position of the winding core without displacement, it is important to prevent the web from meandering at the time of transferring the leading end of the web.
[0007]
In order to prevent the web from meandering at the time of transporting the leading end of the web, it is desirable that the transport distance of the web is as short as possible in a winding device having a web transport device. However, space is required for the web cutting device and the web transfer device, and a certain transfer distance that is sufficient for the web to meander is inevitably generated. For this reason, when transferring the web tip, there is a method in which the web is transferred by grasping the web tip. However, this method has a problem in that the web tip is damaged, so that a defective portion is generated, and the apparatus is complicated. There is a problem that it takes up space and increases costs. For this reason, the method of nipping and transporting the web with a roll or the like is relatively easy, is effective for preventing the meandering of the web, and is generally used.
[0008]
Further, in the transfer device that performs nip with the above-mentioned roll, the nip portion is often constituted by a drivable roll for transferring the leading end of the web. In this case, as a transfer mechanism of the leading end of the web at the time of core exchange, as shown in FIG. 2, the web 4 is temporarily stopped, the web 4 is nipped by the pair of nip rolls 1a and 1b, and the web is transported between the core 3 and the nip roll. Are cut in the width direction. Thereafter, the leading end of the web cut by the transferable nip roll 1b and the other web transfer drive roll 9 is transferred to the core. At this time, the rolls 1a and 1b performing the nip slightly return due to the mechanical loss of the drive system gear 7 and the like for transporting the web, so that the web 4 is located upstream of the nip position. Sagging may occur. When the leading end of the web is transported to the winding core 3 with this slack, the web 4 is transported while meandering. Further, when the transfer of the leading end of the web is repeated several times, the state of the occurrence of the slack of the web and the meandering state of the web are deteriorated on the upstream side of the nip position. Therefore, even in a winding device provided with a transfer device that performs nip with a roll or the like, the positional displacement between the core and the leading end of the web occurs, and the problem of the winding deviation described above occurs.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a winding device having a web leading edge transfer device that performs nip by a roll or the like as described above, and the meandering of the web caused by the slack of the web at the time of transferring the web leading edge is a main cause. To prevent An object of the present invention is to prevent winding deviation of a wound product and improve winding accuracy.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is to nip the web with a pair of drivable rolls when exchanging the web core, cut the web in the width direction between the winding shaft and the nip portion, and then fix the leading end. The unrolled web, which is not nipped by the pair of drivable rolls, together with another web transfer drive roll provided upstream in the web transfer direction with respect to the pair of drivable rolls. In a web take-up device provided with a device for transferring to a winding core, the peripheral speed of the pair of drivable rolls nipping the web at the time of transferring a web whose cut end is not fixed is set to the other. By making the peripheral speed of the web transfer drive roll 2% or more higher than that of the web transfer device , the leading end is fixed by a web winding device that prevents the web from meandering at the time of web transfer.
Further, by the switching operation between the web leading edge transfer and the normal web winding, the pair of drivable rolls are switched so that the peripheral speed does not increase more than the other web transport driving rolls during the normal web winding. The web take-up device described above is characterized in that the nip roll 1b does not damage the web during normal web take-up .

[0011]
[Action]
The operation of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
In the web take-up device provided with the web leading end transfer device shown in FIG. 1, the web 4 temporarily stops at the time of core replacement, and the pair of nip rolls 1a and 1b move up and down, so that the web 4 is damaged by the nip rolls. Nip at a pressure not to give. The nipped web is cut by the cutting blade 2 sandwiching the web from above and below the web. The cut web 4 is transported to the core 3 by a drivable nip roll 1b and a driving roll 9 for transporting the leading end of the web while being nipped by the pair of nip rolls 1a and 1b shown in FIG.
[0013]
In the web tip transfer operation at the time of the core exchange, the web 4 cut by the cutting blade 2 is located upstream of the nip rolls 1a and 1b shown in FIG. Because of the mechanical loss of the drive transmission belt 8 and the like, the nip roll 1b returns when the web is cut, and the web is slackened. If the leading end of the web 4 is transported to the winding core 3 while the web is sagged, the web meanders and causes winding deviation.
[0014]
Therefore, in the present invention, as a countermeasure against this, by making the peripheral speed of the nip roll 1b faster than the peripheral speed of the other driving rolls 9 by 2% or more, the slack of the web 4 at the stage of starting the transfer of the leading end of the web 4 causes Since the web 4 was stretched during the transfer of the web, the web 4 did not meander on the upstream side of the nip roll 1b so that no displacement occurred. Thus, whether the winding mechanism is manual or automatic, positioning can be performed within a relatively short distance from the nip roll 1b to the winding core 3. In the web leading end transfer mechanism via the nip roll, it is most important that the position where the web passes in the nip after the end of the preceding transfer end coincides with the position where the web passes in the normal winding operation. . In the conventional winding device having the web leading end transfer mechanism, the paper passing position of the web 4 in the nip portion after the end of the web leading end is displaced from the paper passing position in the normal winding operation. Even if the adjustment is performed between the winding cores 3, meandering may always occur during the next operation, and the winding form will be deteriorated. Further, once the sheet passing position is shifted, it is difficult to correct the web because the web is held down by the nip roll. In the present invention, at least in the nip roll portion, the web 4 passes through the same position as in the normal winding operation, so that a good winding appearance can be obtained only by adjusting the position between the nip roll 1b and the core 3; It is possible to dramatically improve the appearance.
[0015]
Further, in the present invention, the nip rolls 1a and 1b which have nipped the web 4 at the time of transferring the web leading edge move up and down again as shown in FIG. The nip roll 1b rises above the peripheral speed of the other rolls by the switching operation between the transfer of the web tip and the normal winding, so that the nip roll 1b can avoid scratching the web 4 during the normal winding. It becomes.
[0016]
【Example】
The effects of the present invention will be described in detail based on examples.
[0017]
In the web take-up device provided with the web tip transfer device shown in FIG. 1, the rotation speed of the drive motor 6 of the web transfer drivable nip roll 1b is increased so that the peripheral speed of the nip roll at the time of web tip transfer is changed to another drive roll. I made it faster than the peripheral speed of 9. Further, in this embodiment, a 175 μm-thick PET film and a RC paper having the same thickness coated with about 10 μm of a photographic emulsion were used for the web. The transfer of the web tip was performed in the range of ５5%, and the results will be described with reference to Table 1 below.
[0018]
[Table 1]

[0019]
As described above, the meandering of the web at the time of transporting the leading end of the web was eliminated by the peripheral speed rise of the drivable nip roll 1b of 2% or more, and the wound shape of the wound product was good without any displacement between the leading end of the web and the core. . However, when the peripheral speed rise rate of the nip roll is less than 2%, the meandering of the web can be reduced, but it is not so effective to improve the accuracy of the rolled product. Furthermore, when the peripheral speed of the nip roll is increased by 3% or more, the nip roll is abraded by applying pressure enough to stop the web by the nip rolls 1a and 1b and transferring the web tip. It is more likely to give. Therefore, it is considered that a peripheral speed increase of about 2 to 3% is preferable in consideration of a problem such as a scratch on the web. In this embodiment, the web used was a 175 μm thick PET film and the same thickness of RC paper coated with about 10 μm of a photographic emulsion on two types of RC paper. No difference was observed due to the difference in the nip roll that contributed to the web, and the state of the flaw on the web was such that the PET film was more easily damaged than the RC paper.
[0020]
In this embodiment, it is effective to increase the peripheral speed of the nip roll by about 2 to 3%, but it is necessary to increase the peripheral speed by 2% or more to remove the slack of the web. The larger the value is, the more effective the slack removal is. However, as the peripheral speed increase rate increases, the possibility that the web is damaged by the nip roll tends to increase. Further, the ease with which the web is damaged varies depending on the thickness and the material of the web, the configuration of the winding device, and the like. Therefore, the effective peripheral speed increase rate of the nip roll is not limited to 2-3%.
The present invention is not limited to the above embodiment, and the method of increasing the peripheral speed of the nip roll for preventing meandering at the time of transferring the leading edge of the web may be performed by another method. For example, it is possible to increase the nip roll peripheral speed by reducing the gear diameter and the number of teeth of the nip roll side gear 7a.
Also, during a normal winding operation, the nip roll 1b whose roll peripheral speed is increased moves downward to keep away from the web so as not to damage the web. The nip roll 1b is used to drive the nip roll 1b so that the peripheral speed of the nip roll 1b is equal to the peripheral speed of the other rolls at the start of the winding operation. Accordingly, even when the web is in contact with the nip roll 1b, it is possible to remove factors such as damage to the web caused by the nip roll 1b during the winding operation.
[0021]
【The invention's effect】
As described above, in a winding device including a device for transferring a web tip whose tip cut in a width direction is not fixed at the time of core replacement according to the present invention, a drivable nip roll is replaced with another driving roll. By increasing the roll peripheral speed by 2% or more, it is possible to remove the slack of the web, which is the main cause of the meandering of the web at the time of transferring the leading end of the web, and to accurately transfer the web to the winding core, thereby enabling the winding product to be wound. This has the effect of leading to improved winding. As a result, a high-efficiency winding device with a relatively low cost and a small yield loss can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a winding device. FIG. 2 is a schematic diagram of a winding device when a core is replaced. FIG. 3 is a diagram of a positional shift between a web and a core at the start of winding. FIG. FIG. 5 is a schematic view of a winding device that cuts the web downstream of the core when the core is replaced. FIG. 6 is a winding diagram that cuts the web upstream of the core when the core is replaced. Schematic diagram of the device [Fig. 7] Diagram of winding direction at the start of web winding [Explanation of reference numerals]
1a Nip roll 1b Drivable nip roll 2 for web tip transfer 2 Cutting blade 3 Core 3b New core 4 Web 5 Guide roll 6 Nip roll drive motor 7a Nip roll side gear 7b Motor side gear 8 Power transmission belt 9 Web transfer drive roll

Claims

After replacing the web core, the web is nipped with a pair of drivable rolls, and the web is cut in the width direction between the winding shaft and the nip portion. An apparatus for transferring the pair of drivable rolls to a core together with another web transfer drive roll provided on the upstream side in the web transfer direction with respect to the pair of drivable rolls while being nipped by the pair of drivable rolls. In the web take-up device, the peripheral speed of the pair of drivable rolls nipping the web at the time of transporting the web whose tip is not fixed after cutting is changed to the peripheral speed of the other web transport drive roll. A web winding device that prevents the web from meandering at the time of transporting the web whose tip is not fixed by making the speed higher than 2% .

By the switching operation between the web leading edge transfer and the normal web winding, the pair of drivable rolls can be switched so that the peripheral speed does not increase more than the other web transfer driving rolls during the normal web winding. The web winding device according to claim 1, wherein: