JP3566363B2 - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

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淳一 山川
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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は画像処理装置およびその方法に関し、例えば、画像出力装置から出力された画像に付加された情報を読取る画像処理装置およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、疑似中間調によりカラー画像を表現する画像出力装置から出力される画像に情報を付加する技術を提案している。この付加情報の読取りは、その画像出力を拡大して、紙やディスプレイに表示したものを目視で読取ることにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例においては、次のような問題点があった。つまり、付加情報を読取ろうとする画像の記録媒体が歪んでいたり、皺が多い場合には、付加情報を読取る精度が低下する問題がある。
【0004】
本発明は、上述の問題を解決するためのものであり、付加情報の読取精度が高い画像処理装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】および
【作用】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】
本発明にかかる画像処理方法は、入力画像中の計測対象となる複数の連結領域それぞれの代表位置を設定する設定ステップと、前記代表位置と前記連結領域の輪郭位置との距離に基づいて連結領域の各方向の特徴量を計測する計測ステップと、前記計測ステップにおいて計測された特徴量のうち、所定方向の特徴量が最大の連結領域を第 1 の連結領域として抽出する第 1 の抽出ステップと、前記 1 の連結領域の代表位置から直線候補を検出する検出ステップと、前記直線候補を構成する第1の連結領域の前記代表位置の座標値から前記直線候補の位置を算出する算出ステップと、前記算出ステップで得られた前記直線候補の位置と、該直線候補を構成しない前記第 1 の連結領域の座標値との偏差を評価する評価ステップと、前記評価ステップの評価結果に基づいて前記直線候補から所定の直線の位置を決定する決定ステップと、前記決定された直線の位置に基づいて、前記画像中に処理対象にする領域を設定する設定ステップと、前記設定ステップにおいて設定された領域内の前記連結領域のうち前記第 1 の連結領域以外の第 2 の連結領域の代表位置と所定間隔の格子における格子点との差に基づいて前記格子の間隔を調整する調整ステップと、前記調整ステップにおいて間隔が調整された格子を用いて前記入力画像中の第 2 の連結領域の代表位置を抽出し、前記画像に付加された付加情報を抽出する第 2 の抽出ステップとを有することを特徴とする。
【0007】
本発明にかかる画像処理装置は、入力画像中の計測対象となる複数の連結領域それぞれの代表位置を設定する設定手段と、前記代表位置と前記連結領域の輪郭位置との距離に基づいて連結領域の各方向の特徴量を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した特徴量のうち、所定方向の特徴量が最大の連結領域を第 1 の連結領域として抽出する第 1 の抽出手段と、前記 1 の連結領域の代表位置から直線候補を検出する検出手段と、前記直線候補を構成する第1の連結領域の前記代表位置の座標値から前記直線候補の位置を算出する算出手段と、前記算出手段で得られた前記直線候補の位置と、該直線候補を構成しない前記第 1 の連結領域の座標値との偏差を評価する評価手段と、前記評価手段の評価結果に基づいて前記直線候補から所定の直線の位置を決定する決定手段と、前記決定された直線の位置に基づいて、前記画像中に処理対象にする領域を設定する設定手段と、前記設定手段が設定した領域内の前記連結領域のうち前記第 1 の連結領域以外の第 2 の連結領域の代表位置と所定間隔の格子における格子点との差に基づいて前記格子の間隔を調整する調整手段と、前記調整ステップにおいて間隔が調整された格子を用いて前記入力画像中の第 2 の連結領域の代表位置を抽出し、前記画像に付加された付加情報を抽出する第 2 の抽出手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、本発明にかかる一実施例の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
【第1実施例】
図1は本発明にかかる一実施例の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
【0010】
同図において、11は画像入力装置で、例えばスキャナやCCDカメラなどによって画像を入力するものである。
【0011】
15の画像出力装置で、モニタやプリンタなどによって画像を出力するものである。
【0012】
12はプロセッサで、画像入力装置11によって読取られた画像を処理して画像出力装置15へ出力する。また、プロセッサ12に接続された外部記憶装置13とメモリ14は、プロセッサ12が実行するプログラムやデータなどの記憶に、画像の記憶に利用されるとともに、プロセッサ12のワークメモリとしても利用される。
【0013】
本実施例における代表的な入力画像の元になる原稿には、固定長Tの情報がコードとしてその全面に付加されている。すなわち、原稿のx方向におけるインクで形成されたある特徴量をもつ点(以下「マーカドット」という)の状態によって、コードの開始を表すマーカラインと、一文字のコードを表すラインが付加されている。従って、この原稿のy方向には、周期T+1で情報が付加されていることになる。この情報を読取る際は、予め決められた間隔の格子(以後「メッシュ」という)を仮定して、このメッシュを用いて読取りを行うが、本実施例においては、このメッシュの間隔(ピッチ)を調整することにより、付加情報の読取精度を向上させるものである。
【0014】
以下、このマーカラインの位置を推定する方法を説明するが、マーカラインの位置を推定する対象になる画像は、インクの点で表現された原稿を、画像入力装置11によりインクの点よりも充分に小さな領域を分解できる解像度で読取った多値のディジタル画像(以下「粒子画像」という)である。なお、粒子画像には濃淡画像を用いるが、画像入力装置11で読取ったカラー画像、または、RGBの分版画像やCMYKの分版画像などでもよい。
【0015】
プロセッサ12は、画像入力装置11によって読取られた粒子画像を、メモリ14に格納した後、以下の処理を実行する。
【0016】
図2はマーカラインを推定する処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0017】
まず、ステップS21で、予め設定された閾値により粒子画像を二値化し、ステップS22で二値化された画像の連結領域からマーカドット候補を抽出する。なお、連結領域とは、ある画素が‘1’であるときに隣接する画素が‘1’であるような領域のことである。続いて、ステップS23で抽出したマーカドット候補の画像からマーカラインを推定し、ステップS24で推定したマーカラインを用いてメッシュピッチの調整を行う。
【0018】
図3はステップS22の詳細例を示すフローチャートで、連結領域からマーカドット候補を抽出する処理の詳細を示す。
【0019】
ステップS31で二値画像にラベリングを施し、ステップS32で各連結領域の面積(画素数)を計測し、ステップS33でその面積が予め設定された範囲に含まれる連結領域を抽出し、ステップS34で抽出した連結領域それぞれの円形度を算出する。なお、円形度Cは次式で定義される。
C = P^2/(4πS) …(1)
ただし、 P: 周囲長
S: 面積
P^2: Pの二乗を表す
【0020】
続いて、ステップS35の算出した円形度Cが予め設定された範囲に含まれる連結領域を抽出し、ステップS36で抽出した連結領域それぞれの重心を算出し、ステップS37で連結領域の各方向の特徴量を計測し、ステップS38で各方向の特徴量のうち最大の方向が所定方向である連結領域をマーカドット候補として抽出する。
【0021】
図4はステップS37の特徴量計測処理を説明するための図で、同図に示す升それぞれは一画素を表し、陰影が付された画素は連結領域を構成している。また、破線は特徴量を計測する方向を示し、破線が交わる画素がこの連結領域の重心画素である。なお、図は四方向の特徴量を計測する例を示しているが、これに限られるものではない。
【0022】
そして、重心画素から輪郭画素までの距離を、方向0および方向2については一画素当り例えば「10」でカウントし、方向1および方向3については一画素当り例えば「14」でカウントした結果を各方向の特徴量とすると、図4に示す連結領域の各方向の特徴量は次のようになる。
方向0: 40
方向1: 28
方向2: 70
方向3: 28
【0023】
ステップS38において、方向2の特徴量が最大を示す連結領域をマーカドット候補として抽出する場合は、図4に示す連結領域はマーカドット候補として抽出されることになる。
【0024】
図5はステップS23の詳細例を示すフローチャートで、マーカラインを推定する処理の詳細を示す。
【0025】
ステップS51で、マーカドット候補の数を判定して、それが三個未満のときはマーカラインなしとして処理を終了し、また、三個以上のときはステップS52へ進んで、マーカドット候補であるラベル画像の各連結領域の重心座標を求め、ステップS53でその重心座標値からマーカライン候補を検出する。
【0026】
続いて、ステップS54でマーカライン候補の数を判定して、候補がないときはマーカラインなしとして処理を終了し、一個以上あればステップS55へ進んで、マーカライン候補と、そのマーカライン候補を構成していないマーカドット候補とから、マーカライン評価値を算出する。そして、ステップS56でマーカライン評価値が最大のマーカライン候補をマーカラインとして推定する。
【0027】
図6はステップS53の詳細例を示すフローチャートで、マーカライン候補の検出の詳細を示す。
【0028】
まず、ステップS601で各変数(m,k,n,S)を初期化し、ステップS602でマーカドット候補の重心のy座標をソートし変数P(m)に格納する。
【0029】
次に、ステップS603で変数mとマーカドット候補数Mとを比較して、m>Mであれば処理を終了し、n≦MであればステップS604へ進んで、P(m+k)−P(m)がマーカライン検出幅ε1未満のときはステップS605へ進み、それ以外のときはステップS611へ進む。
【0030】
P(m+k)−P(m)<ε1の場合は、ステップ605で変数kを判定して、K>1ならばステップS608へジャンプし、k=1ならばn番目のマーカライン候補L(n)のために、ステップS606で変数nをインクリメントし、ステップS607で変数SにP(m)を代入した後、ステップS608へ進む。続いて、ステップS608でマーカドット候補P(m),P(m+k)がマーカライン候補L(n)を構成することを登録し、ステップS609で変数SにP(m+k)を加え、ステップS610で変数kをインクリメントした後、次のマーカドット候補を処理するためにステップS604へ戻る。
【0031】
P(m+k)−P(m)≧ε1の場合は、ステップS611で変数kを判定して、K<2ならばステップS614へジャンプし、K≧2ならばステップS612へ進む。k≧2は一本のマーカライン候補を検出し終えたことを表し、ステップS612でマーカライン候補L(n)を構成するマーカドット候補のy座標の平均値S/kをマーカライン候補L(n)の値とし、ステップS613で変数Sを初期化する。続いて、ステップS614で変数mに変数kの値を加え、ステップS615で変数kを初期化した後、次のマーカドット候補を処理するためにステップS603へ戻る。
【0032】
図7はステップS55の詳細例を示すフローチャートで、マーカライン評価値を算出する処理の詳細を示す。
【0033】
ステップS701およびS702で変数PI(n),n,mを初期化し、ステップS703でm番目のマーカドット候補P(m)がn番目のマーカライン候補L(n)を構成するか否かを判定して、構成する場合はステップS704で次のマーカドット候補P(m+1)に移るため、変数mをインクリメントした後、ステップS703へ戻る。
【0034】
マーカライン候補L(n)を構成しないマーカドット候補P(m)が見つかるとステップS705へ進んで、マーカライン候補L(n)からマーカドット候補P(m)までの距離Dを測り、ステップS706で距離Dをマーカライン周期Tで割った剰余Rを求め、ステップS707でRとT−Rの大きさを比較し、ステップS708またはS709で小さい方の値を偏差Vに設定する。
【0035】
続いて、ステップS710で偏差Vとマーカライン判定閾値ε2とを比較して、V>ε2の場合はステップS712へ進み、V≦ε2の場合はステップS711でマーカライン評価値PI(n)にε2−Vを加算した後、ステップS712へ進む。
【0036】
次に、ステップS712で変数mとマーカドット候補数Mとを比較して、m<Mであれば次のマーカドット候補の処理に移るためステップS713で変数mをインクリメントした後、ステップS703へ戻る。また、m≧Mの場合はステップS714へ進んで、変数nとマーカライン候補数Nとを比較して、n<Nであれば次のマーカライン候補の処理に移るためステップS715で変数nをインクリメントした後、ステップS703へ戻り、n≧Nであれば処理を終了する。
【0037】
図8はステップS24の詳細例を示すフローチャートで、メッシュピッチを調整する処理の詳細を示す。
【0038】
ステップS801で、高速に処理するために、メッシュピッチを調整する画像範囲を設定する。設定する範囲は、図9に一例を示すように、座標(xsize/2, 1−T)を左上とするxy方向それぞれの辺の長さがマーカラインの周期の二倍2Tの矩形領域である。以後の処理はこの矩形領域内で行われる。
【0039】
次に、ステップS802で二値画像にラベリングを施し、ステップS803で、各連結領域の面積を求め、予め設定された面積範囲の連結領域である孤立ドットを抽出する。続いて、ステップS804で各孤立ドットの重心座標を算出し、ステップS805でメッシュピッチの初期値(例えば4.9画素)を設定し、ステップS806で図9に示したメッシュを画像に設定する。メッシュは、高速に処理するために、xy方向それぞれの辺の長さをマーカラインの周期の二倍2Tにし、メッシュの左側が調整範囲と重なり、メッシュの中央をマーカラインMLが通るように設定する。
【0040】
次に、ステップS807でメッシュピッチの評価値を計算する。各孤立ドットの重心座標について、それに最も近いメッシュの格子点との差をxy方向それぞれについて求めた分散を評価値とする。続いて、ステップS808で得られた評価値に基づいてピッチを変更するか否かを判定し、変更する場合はステップS809でピッチを変更した後、ステップS806へ戻る。なお、ピッチの変更は、例えば、0.02画素刻みで4.9画素から5.1画素の範囲にする。
【0041】
ピッチを変更しない場合はステップS810へ進んで、xy方向それぞれのピッチを、その評価値が最小になるピッチに設定する。
【0042】
以上説明したように、本実施例によれば、付加情報を読取る際に用いるメッシュのピッチを調整することができるので、付加情報を読取ろうとする画像の記録媒体が歪んでいたり、皺が多い場合でも、高い精度で付加情報を読取ることができる。
【0043】
【第2実施例】
以下、本発明にかかる第2実施例の画像処理装置を説明する。なお、第2実施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0044】
前述した第1実施例では、マーカラインを推定してからメッシュピッチを調整する例を説明したが、マーカライン推定すると略同時にピッチを調整することもできる。この場合、孤立ドットのデータを使わずにピッチを調整するので、y方向のピッチだけしか調整できないが、計算時間を短縮することができる。
【0045】
図10はマーカラインを推定する際にメッシュピッチを調整する処理の一例を示すフローチャートで、第1実施例の図5および図8に対応するものである。
【0046】
ステップS101で、マーカドット候補の数を判定して、それが三個未満のときはマーカラインなしとして処理を終了し、また、三個以上のときはステップS102へ進んで、マーカドット候補であるラベル画像の各連結領域の重心座標を求め、ステップS103で、図6に示した手順により、その重心座標値からマーカライン候補を検出する。
【0047】
続いて、ステップS104でマーカライン候補の数を判定して、候補がないときはマーカラインなしとして処理を終了し、一個以上あればステップS105へ進んで、メッシュピッチの初期値(例えば4.8画素)を設定する。次に、ステップS106で、マーカライン候補と、そのマーカライン候補を構成していないマーカドット候補とから、マーカライン評価値を算出する。そして、ステップS107で得られたマーカライン評価値に基づいてピッチを変更するか否かを判定し、変更する場合はステップS108でピッチを変更した後、ステップS106へ戻る。なお、ピッチの変更は、例えば、0.01画素刻みで4.8画素から5.2画素の範囲にする。
【0048】
ピッチを変更しない場合はステップS109へ進んで、最大の評価値をもつマーカライン候補をマーカラインとして推定すると同時に、そのときのピッチを抽出に用いるメッシュピッチとして設定する。
【0049】
図11はステップS106の詳細例を示すフローチャートで、第1実施例の図7に対応し、マーカラインの評価値を算出する処理の詳細を示す。
【0050】
ステップS1101でマーカラインの周期Tを例えば49tに設定する。なお、tはメッシュピッチである。次に、ステップS1102でN本分のマーカライン評価値PI(n)を零に初期化する。なお、Nはマーカライン候補の数である。
【0051】
次に、ステップS1103で変数n,mを1に初期化し、ステップS1104で、ステップS103のマーカライン候補検出の結果に基づいて、m番目のマーカドット候補P(m)がn番目のマーカライン候補L(n)を構成するか否かを判定して、構成する場合はステップS1105で次のマーカドット候補P(m+1)に移るため、変数mをインクリメントするした後、ステップS1104へ戻る。
【0052】
マーカライン候補L(n)を構成しないマーカドット候補P(m)が見つかるとステップS1106へ進んで、マーカライン候補L(n)からマーカドット候補P(m)までの距離Dを測り、ステップS1107で距離Dをマーカライン周期Tで割った剰余Rを求め、ステップS1108でRとT−Rの大きさを比較し、ステップS1109またはS1110で小さい方の値を偏差Vに設定する。なお、L(n)はステップS103のマーカライン候補検出で得られたn番目のマーカライン候補のy座標値、P(m)はステップS102で得られたm番目のマーカドット候補の重心のy座標である。
【0053】
続いて、ステップS1111で偏差Vとマーカライン判定閾値ε2とを比較して、V>ε2の場合はステップS1113へ進み、V≦ε2の場合はステップS1112でマーカライン評価値PI(n)にε2−Vを加算した後、ステップS1113へ進む。
【0054】
次に、ステップS1113で変数mとマーカドット候補数Mとを比較して、m<Mであれば次のマーカドット候補の処理に移るためステップS1114で変数mをインクリメントした後、ステップS1104へ戻る。また、m≧Mの場合はステップS1115へ進んで、変数nとマーカライン候補数Nとを比較して、n<Nであれば次のマーカライン候補の処理に移るためステップS1116で変数nをインクリメントした後、ステップS1104へ戻り、n≧Nであれば処理を終了する。
【0055】
以上の処理をすべてのマーカライン候補について行い、各マーカライン候補について評価値を求める。
【0056】
【第3実施例】
以下、本発明にかかる第3実施例の画像処理装置を説明する。なお、第3実施例において、第1実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0057】
前述した第1実施例においては、メッシュピッチを変化させてその評価値を測定し、その結果に基づいてピッチを設定する例を説明したが、これを複数のマーカラインからメッシュピッチを設定することもできる。この方式によれば、ピッチを変化させることがないので、ピッチを高速に設定できるという利点がある。
【0058】
図12は複数のマーカラインからメッシュピッチを設定する処理の一例を示すフローチャートである。
【0059】
ステップS1201で変数nを1に初期化し、ステップS1202で、ステップS23で得られたマーカラインMLとn番目のマーカライン候補L(n)との距離Dを計測する。次に、ステップS1204で距離Dをマーカライン周期Tで割った剰余Rを求め、ステップS1205で剰余RとT−Rとを比較し、ステップS1205またはS1206で小さい方の値を偏差Vに設定する。
【0060】
続いて、ステップS1207で偏差Vとマーカラインの判定閾値ε2とを比較して、V≦ε2の場合はステップS1209で距離Dを(コード長+1)で割ってメッシュピッチを算出し、それ以外の場合はステップS1208で変数nをインクリメントした後、ステップS1202へ戻り、次のマーカライン候補の処理に移る。
【0061】
次に、ステップS1210で変数nとマーカライン候補数Nとを比較して、n<Nの場合はステップS1208で変数nをインクリメントした後、ステップS1202へ戻り、次のマーカライン候補の処理に移る。また、すべてのマーカラインの処理が終了した場合は、ステップS1211で、ステップS1209で求めたピッチの平均値をメッシュピッチとして設定する。
【0062】
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0063】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、付加情報の読取精度が高い画像処理装置およびその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の画像処理装置の構成例を示すブロック図、
【図2】マーカラインを推定する処理手順の一例を示すフローチャート、
【図3】図2に示すステップS22の詳細例を示すフローチャート、
【図4】図3に示すステップS37の特徴量計測処理を説明するための図、
【図5】図2に示すステップS23の詳細例を示すフローチャート、
【図6】図5に示すステップS53の詳細例を示すフローチャート、
【図7】図5に示すステップS55の詳細例を示すフローチャート、
【図8】図2に示すステップS24の詳細例を示すフローチャート、
【図9】メッシュピッチを調整する画像範囲の一例を示す図、
【図10】本発明にかかる第2実施例のマーカラインを推定する際にメッシュピッチを調整する処理の一例を示すフローチャート、
【図11】図10に示すステップS106の詳細例を示すフローチャート、
【図12】本発明にかかる第3実施例の複数のマーカラインからメッシュピッチを設定する処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 画像入力装置
12 プロセッサ
13 外部記憶装置
14 メモリ

Claims (4)

  1. 入力画像中の計測対象となる複数の連結領域それぞれの代表位置を設定する設定ステップと、
    前記代表位置と前記連結領域の輪郭位置との距離に基づいて連結領域の各方向の特徴量を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップにおいて計測された特徴量のうち、所定方向の特徴量が最大の連結領域を第 1 の連結領域として抽出する第 1 の抽出ステップと、
    前記 1 の連結領域の代表位置から直線候補を検出する検出ステップと、
    前記直線候補を構成する第1の連結領域の前記代表位置の座標値から前記直線候補の位置を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで得られた前記直線候補の位置と、該直線候補を構成しない前記第 1 の連結領域の座標値との偏差を評価する評価ステップと、
    前記評価ステップの評価結果に基づいて前記直線候補から所定の直線の位置を決定する決定ステップと、
    前記決定された直線の位置に基づいて、前記画像中に処理対象にする領域を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにおいて設定された領域内の前記連結領域のうち前記第 1 の連結領域以外の第 2 の連結領域の代表位置と所定間隔の格子における格子点との差に基づいて前記格子の間隔を調整する調整ステップと、
    前記調整ステップにおいて間隔が調整された格子を用いて前記入力画像中の第 2 の連結領域の代表位置を抽出し、前記画像に付加された付加情報を抽出する第 2 の抽出ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記入力画像は二値画像またはラベル画像であることを特徴とする請求項1に記載された画像処理方法。
  3. 前記代表位置は連結領域の重心であることを特徴とする請求項1に記載された画像処理方法。
  4. 入力画像中の計測対象となる複数の連結領域それぞれの代表位置を設定する設定手段と、
    前記代表位置と前記連結領域の輪郭位置との距離に基づいて連結領域の各方向の特徴量を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した特徴量のうち、所定方向の特徴量が最大の連結領域を第 1 の連結領域として抽出する第 1 の抽出手段と、
    前記 1 の連結領域の代表位置から直線候補を検出する検出手段と、
    前記直線候補を構成する第1の連結領域の前記代表位置の座標値から前記直線候補の位置を算出する算出手段と、
    前記算出手段で得られた前記直線候補の位置と、該直線候補を構成しない前記第 1 の連結領域の座標値との偏差を評価する評価手段と、
    前記評価手段の評価結果に基づいて前記直線候補から所定の直線の位置を決定する決定手段と、
    前記決定された直線の位置に基づいて、前記画像中に処理対象にする領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段が設定した領域内の前記連結領域のうち前記第 1 の連結領域以外の第 2 の連結領域の代表位置と所定間隔の格子における格子点との差に基づいて前記格子の間隔を調整する調整手段と、
    前記調整ステップにおいて間隔が調整された格子を用いて前記入力画像中の第 2 の連結領域の代表位置を抽出し、前記画像に付加された付加情報を抽出する第 2 の抽出手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
JP31806194A 1994-12-21 1994-12-21 画像処理装置およびその方法 Expired - Fee Related JP3566363B2 (ja)

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