JP3565558B2 - 血管の内膜を遊離させ切除するための器具 - Google Patents
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Description
本発明は、血管の治療および付着物の除去に関する。
特に、老人において血管の狭窄化または閉塞(血栓症)が生じることは公知である。この原因は、堆積作用による血管および血管壁の硬化または石灰化が多い。血管を通って流れる血液の量が著しく少なくなるため、この状態は、健康上、危険な影響を及ぼす。血液の循環を効果的にし、かつ例えば肢体の切断の可能性を避けるためには、血管内の閉塞または障害を除去しなければならない。
血管の治癒装置は、静脈溜性の血管を完全に除去する装置が開示されている、仏国特許出願公報第2,635,962号(FR−A−2,635,962)から既に公知である。
現在、血管の硬化が生じた場合、複雑な手術が必要である。鼠径部と膝との間の動脈の場合、これは、大掛かりな手術となる。患者の鼠径部および膝を切開し、その後に、動脈を完全に除去し、人工的な動脈と交換する。これは、その手術の時間が長くかかるため、特に高齢者にとって酷であり、かつ危険である。また、この手術は費用がかかり、回復のため長期間の入院が患者に必要となる。更に、その人工血管に対する生体の拒絶反応があり、術後の合併症の危険がさらに大きくなる。
このため、上述の問題点を緩和する、血管を清掃するための、迅速で、より経済的な、患者に優しい方法が課題とされる。
本発明の一つの形態によれば、血管壁と血管壁の内側を覆う内膜(intima)または被膜(tunica)との間を通り得るような形態を有し、血管壁の内側から内膜または被膜を遊離させるための遊離手段と、血管壁が略無傷の状態でかつ所定位置に止まるように、血管内の所定の距離にて遊離した内膜または被膜に切り込み、切断するための切取り手段と、該遊離手段および切取り手段を支持する支持手段とを備える欠陥処置器具が提供される。
内膜は、血管壁の内側にある程度固着された一種の内管または内層である。全ての血管の閉塞は内膜内にて発生し、このため、これらの閉塞を血管から除去するためには、内膜を切って、血管から除去すれば十分である。内膜を除去したのち、新しい内膜が成長して、古い内膜に代わる。本発明によれば、小さい切開部を通じて血管内に挿入して、内膜を血管壁から分離する器具が提供される。次に、この器具により、例えば、硬化の末端までといった所望の距離にわたって、内膜を切り込んで、その後に、器具を血管から引張り出すか、またはその他の適当な方法にて閉塞部を除去することができる。
この方法によれば、血管を清掃することができ、患者にとってつらく、時間がかかり、しかも多額の費用もかかる手術が不要となる。この場合、古い血管が、再度、その機能を効果的に果たし得るため、代替用の人工的な血管は、もはや不要となる。このため、生体による人工的な血管の拒絶、およびそれに伴う問題は生じない。この手術は、それほど厳密さが必要でないため、病院での回復期間が短くて済み、このため、費用は削減されかつ病院のベッドの利用率が向上する。
上記の遊離手段は、鋭利でないエッジを有するリング部分を備えることが好ましい。このリング部分は、その鼻端部が切開方向に突出した截頭円錐形の形状の断面であることが好ましい。内膜と血管壁との間に器具を押し込んだとき、鋭利でないエッジは、内膜を血管壁から分離させる。内膜は、血管壁から更に剥ぎ取られ、リングの両側部の間にて円錐形の形状に起因する一種の狭溢化の作用(ボトルネック効果)を受ける。
この切取り手段は、内膜と血管壁との間に挿入可能な形状とした少なくとも二つの部分を備え、これらの円形の部分の少なくとも一方が、鋏効果が得られるように、もう一方の部分に対して動かすための移動手段と関連付けられていることが好ましい。これらの部分は、リング状の形状であることが好ましく、また、そのリングの少なくとも一方は、内膜を切ることができる鋭利なエッジを有し、また、支持体の一端にて互いに隣接するように斜めに取り付けられることが好ましい。このリングをある角度を持たせて支持することにより、内膜と血管壁との間にこれらの部分を押し込むのを容易にし、また、血管壁を傷付ける可能性を少なくする。
この支持体の長さは、清掃すべき血管の長さおよび/またはその血管内での石灰化の程度に応じて決まる。
この移動手段は、支持体を貫通して伸長するフィラメントまたはワイヤーの形態とすることのできる部分から成ることが好ましく、該ワイヤー等は、切取り手段および遊離手段に対する支持体の他端に設けられた操作手段により、支持体に関して動かせることが好ましい。この操作手段は、支持体と関連付けられたレバーを備えることが好ましい。このようにして、血管壁から内膜を分離させ、また、身体の外部から操作可能な器具によって所望の距離にわたって内膜を切取ることができる。
支持体の一端には、グリップ部分が関連付けられ、また、このグリップ部分に、レバーがあることが好ましい。このようにして、内膜を切取った後に、器具を血管から外に引き出すことにより、器具を確実に保持することが可能となる。
また、本発明は、内膜または被膜を血管壁から遊離させ、内膜を所定の距離に亙って切取る方法であって、血管を切開することと、血管内の血管壁と内膜との間に器具を配置することと、器具を血管内で進めて、内膜を所定の距離に亙って血管壁から遊離させることと、その距離において内膜を切り、切断することとを含む方法をも提供するものである。
従って、血管壁からの内膜の分離および内膜の切断およびその切断は、迅速に行われ、また、きれいかつ簡単な方法で行うことができる。内膜を切取った後、内膜および閉塞部が共に除去される。
本発明の更なる有利な点、特徴および詳細は、添付図面に関する以下の説明から明らかになるであろう。添付図面において、
図1は、本発明の一実施例の一部切欠き斜視図、
図2は、その作用を示す図1の実施例の斜視図、
図3は、本発明の方法の実施例に適用される図1の実施例の図、
図4は、内膜を切断する動作中における図1の実施例の部分の詳細図である。
本発明による器具1(図1)の一実施例は、内膜の周りに挿入可能な角度で支持された二つのリング2、4を備えており、その前面側のリング2は、鋭利でないエッジ6を有し、また、中空のピン8と、この中空のピン8内を動くことができるフィラメント10がある。全面側のリング2は、レバー12のヒンジ15を介してフィラメント10の突起14に接続されている。さらに、この器具は、レバー12の基部としても機能するグリップ部16と、該グリップ部16に形成されて、突起14および可動部10がそこに延びるスロット18とを備えている。該中空のピン8は、グリップ部16に固着される一方、フィラメント10は、スロット18内を移動する。該スロット18は、より狭小なスロット19(図1)にまで狭まる。このスロット19は、グリップ部16を完全に貫通して延びる。
図2において、レバー12は、上昇位置にある。レバー12を上昇させると、中空ピン8内のフィラメント10は、突起14を介してグリップ部16に対して変位され、このため、可動部分10の部分20が通路19を貫通して延び、グリップ部16の後部から外に突出する。この作用を行うためには、可動部分10により支持された前面側リング2は、第二のリング4に関して下方に動き、このため、二つのリング2、4の間に鋏動作が得られる。フィラメント10は、開口部21を貫通して中空のピン8の下方から出て延びる一方、中空ピン8の上方側は、リング2、4まで延びる。
前面側リング2の鋭利でないエッジ6は、前面側リングのシャープな内側エッジ22まで内方に延びている(図1および図2)。
本発明による器具1は、鼠径部と膝との間にて鼠径部の約8から10cmの小さい切開部24を介して動脈23内に挿入する。図3を参照。その挿入方法は、リング2、4が膝の方向に伸長する一方、レバー12およびグリップ部分16が、動脈23の切開部24付近で身体の外側に配置されるような方法で行う。
前面側リング2は、二つのリング2、4(図4)を鋏状に動かすことにより、後方リング4に対して下方に動かされる。既に血管壁28から分離された内膜26が二つのリング2、4の間で鋏込まれる。前面側リング2を更に下方に動かすと、中空のピン8により支持された前面側リング2のシャープなエッジ22と、フィラメント10の可動部分により支持された後方リング4との間に保持された内膜26が切り込まれ、切断されることが明らかである。
リング2、4は、その外形の約40%、即ち144゜に亙って鋭利であることが好ましく、前面側リング2は、その上方内側部に沿って鋭利である一方、後面側リング4は、その下方内側部に沿って鋭利であり、前面側リング2を後面側リング4に関して動かしたとき、極めて効率的なせん断的な鋏状の切断動作が行われるようにする。この鋏状の切断効果は、きれいに切断するため器具を操作するとき、物理的な力が比較的小さくて済むため、石灰化した物質を切取る上で極めて効果的である。
図2に図示するように、リング2、4は、互いに係合する箇所で平坦にされており、共に単一のリングとして嵌合し、器具の挿入、操作および/または除去する間に血管の外層を傷付ける虞れのある突起物が存在しないようにしてある。
臨床的試験の結果、フィラメントおよび中空のピンに対して45゜の角度でリングを取り付けたとき、有効な切取りおよび切断が為されることが確認された。しかしながら、効果的な切断を為し得るようにするためにはこれらのリングを任意の方向および任意の相対的位置に取り付けてよいことは勿論である。
この45゜の角度のとき、血管の内径に関してリングの径を次の値にしたとき、血管壁から内膜を効率良く分離し、内膜および石灰化した物質を切りかつ切断し得ることが確認された。
血管の内径 リングの直径
4mm 6.5mm
5mm 7.5mm
6mm 8.5mm
既に開放した血管内に器具を挿入すると(図3、図4)、前面側リング2および後面側リング4は、内膜26を取り囲む。次に、血管内に器具を押し込む。前面側リング2の鋭利でないエッジ6が血管壁28から内膜を分離させる。これにより、内膜26は、前面側リング2に起因する漏斗状効果により、血管壁から更に内方に押し込まれる。例えば、血管の閉塞物質が存在しなくなる点までの、血管内の所望の距離にわたって二つのリング2、4を動かした後に、その動作を停止させ、レバー12を持ち上げると、上記の鋏動作が生じて、内膜の切断が行われる。
この切断と切除を更に促進すべく、少なくとも一方のリング、好ましくは正面側リング2を鋏状動作中に振動させることができる。
内膜およびその内部の閉塞物質は、血管から器具を除去するか、またはその他の任意の方法で除去することができる。
本発明は、図示しかつ本明細書に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、本発明の更に別の実施例(図示せず)において、フィラメントと中空ピンを逆に配置し、フィラメントが中空ピンの上方側部に形成された開口部から外に延び、フィラメントの位置および中空ピンのそれぞれのリングの位置を逆にし、その結果、フィラメントを引っ張るのではなくて、フィラメントを押し込むことにより切断が行われるようにし、また、本発明の更に別の実施例(図示せず)において、フィラメントを引っ張るのではなくて、中空ピンを押し込むことで切断動作をするようにすることができる。
本発明の更に有利な点は、閉塞した血管、特に、鼠径部と膝との間の動脈の閉塞物を除去して、この大動脈を介して、プロテーゼを挿入して、血管が閉塞していると共に、例えば動脈瘤を有する患者を治療することが可能である。こうした患者の場合、動脈瘤を治療するために胸部を開放する必要はなくなり、膝と鼠径部との間の非閉塞状態の血管は、プロテーゼを大動脈内に挿入することを可能にする。
請求の範囲に記載した範囲内で極めて多数の応用例および変形例が案出可能である。
特に、老人において血管の狭窄化または閉塞(血栓症)が生じることは公知である。この原因は、堆積作用による血管および血管壁の硬化または石灰化が多い。血管を通って流れる血液の量が著しく少なくなるため、この状態は、健康上、危険な影響を及ぼす。血液の循環を効果的にし、かつ例えば肢体の切断の可能性を避けるためには、血管内の閉塞または障害を除去しなければならない。
血管の治癒装置は、静脈溜性の血管を完全に除去する装置が開示されている、仏国特許出願公報第2,635,962号(FR−A−2,635,962)から既に公知である。
現在、血管の硬化が生じた場合、複雑な手術が必要である。鼠径部と膝との間の動脈の場合、これは、大掛かりな手術となる。患者の鼠径部および膝を切開し、その後に、動脈を完全に除去し、人工的な動脈と交換する。これは、その手術の時間が長くかかるため、特に高齢者にとって酷であり、かつ危険である。また、この手術は費用がかかり、回復のため長期間の入院が患者に必要となる。更に、その人工血管に対する生体の拒絶反応があり、術後の合併症の危険がさらに大きくなる。
このため、上述の問題点を緩和する、血管を清掃するための、迅速で、より経済的な、患者に優しい方法が課題とされる。
本発明の一つの形態によれば、血管壁と血管壁の内側を覆う内膜(intima)または被膜(tunica)との間を通り得るような形態を有し、血管壁の内側から内膜または被膜を遊離させるための遊離手段と、血管壁が略無傷の状態でかつ所定位置に止まるように、血管内の所定の距離にて遊離した内膜または被膜に切り込み、切断するための切取り手段と、該遊離手段および切取り手段を支持する支持手段とを備える欠陥処置器具が提供される。
内膜は、血管壁の内側にある程度固着された一種の内管または内層である。全ての血管の閉塞は内膜内にて発生し、このため、これらの閉塞を血管から除去するためには、内膜を切って、血管から除去すれば十分である。内膜を除去したのち、新しい内膜が成長して、古い内膜に代わる。本発明によれば、小さい切開部を通じて血管内に挿入して、内膜を血管壁から分離する器具が提供される。次に、この器具により、例えば、硬化の末端までといった所望の距離にわたって、内膜を切り込んで、その後に、器具を血管から引張り出すか、またはその他の適当な方法にて閉塞部を除去することができる。
この方法によれば、血管を清掃することができ、患者にとってつらく、時間がかかり、しかも多額の費用もかかる手術が不要となる。この場合、古い血管が、再度、その機能を効果的に果たし得るため、代替用の人工的な血管は、もはや不要となる。このため、生体による人工的な血管の拒絶、およびそれに伴う問題は生じない。この手術は、それほど厳密さが必要でないため、病院での回復期間が短くて済み、このため、費用は削減されかつ病院のベッドの利用率が向上する。
上記の遊離手段は、鋭利でないエッジを有するリング部分を備えることが好ましい。このリング部分は、その鼻端部が切開方向に突出した截頭円錐形の形状の断面であることが好ましい。内膜と血管壁との間に器具を押し込んだとき、鋭利でないエッジは、内膜を血管壁から分離させる。内膜は、血管壁から更に剥ぎ取られ、リングの両側部の間にて円錐形の形状に起因する一種の狭溢化の作用(ボトルネック効果)を受ける。
この切取り手段は、内膜と血管壁との間に挿入可能な形状とした少なくとも二つの部分を備え、これらの円形の部分の少なくとも一方が、鋏効果が得られるように、もう一方の部分に対して動かすための移動手段と関連付けられていることが好ましい。これらの部分は、リング状の形状であることが好ましく、また、そのリングの少なくとも一方は、内膜を切ることができる鋭利なエッジを有し、また、支持体の一端にて互いに隣接するように斜めに取り付けられることが好ましい。このリングをある角度を持たせて支持することにより、内膜と血管壁との間にこれらの部分を押し込むのを容易にし、また、血管壁を傷付ける可能性を少なくする。
この支持体の長さは、清掃すべき血管の長さおよび/またはその血管内での石灰化の程度に応じて決まる。
この移動手段は、支持体を貫通して伸長するフィラメントまたはワイヤーの形態とすることのできる部分から成ることが好ましく、該ワイヤー等は、切取り手段および遊離手段に対する支持体の他端に設けられた操作手段により、支持体に関して動かせることが好ましい。この操作手段は、支持体と関連付けられたレバーを備えることが好ましい。このようにして、血管壁から内膜を分離させ、また、身体の外部から操作可能な器具によって所望の距離にわたって内膜を切取ることができる。
支持体の一端には、グリップ部分が関連付けられ、また、このグリップ部分に、レバーがあることが好ましい。このようにして、内膜を切取った後に、器具を血管から外に引き出すことにより、器具を確実に保持することが可能となる。
また、本発明は、内膜または被膜を血管壁から遊離させ、内膜を所定の距離に亙って切取る方法であって、血管を切開することと、血管内の血管壁と内膜との間に器具を配置することと、器具を血管内で進めて、内膜を所定の距離に亙って血管壁から遊離させることと、その距離において内膜を切り、切断することとを含む方法をも提供するものである。
従って、血管壁からの内膜の分離および内膜の切断およびその切断は、迅速に行われ、また、きれいかつ簡単な方法で行うことができる。内膜を切取った後、内膜および閉塞部が共に除去される。
本発明の更なる有利な点、特徴および詳細は、添付図面に関する以下の説明から明らかになるであろう。添付図面において、
図1は、本発明の一実施例の一部切欠き斜視図、
図2は、その作用を示す図1の実施例の斜視図、
図3は、本発明の方法の実施例に適用される図1の実施例の図、
図4は、内膜を切断する動作中における図1の実施例の部分の詳細図である。
本発明による器具1(図1)の一実施例は、内膜の周りに挿入可能な角度で支持された二つのリング2、4を備えており、その前面側のリング2は、鋭利でないエッジ6を有し、また、中空のピン8と、この中空のピン8内を動くことができるフィラメント10がある。全面側のリング2は、レバー12のヒンジ15を介してフィラメント10の突起14に接続されている。さらに、この器具は、レバー12の基部としても機能するグリップ部16と、該グリップ部16に形成されて、突起14および可動部10がそこに延びるスロット18とを備えている。該中空のピン8は、グリップ部16に固着される一方、フィラメント10は、スロット18内を移動する。該スロット18は、より狭小なスロット19(図1)にまで狭まる。このスロット19は、グリップ部16を完全に貫通して延びる。
図2において、レバー12は、上昇位置にある。レバー12を上昇させると、中空ピン8内のフィラメント10は、突起14を介してグリップ部16に対して変位され、このため、可動部分10の部分20が通路19を貫通して延び、グリップ部16の後部から外に突出する。この作用を行うためには、可動部分10により支持された前面側リング2は、第二のリング4に関して下方に動き、このため、二つのリング2、4の間に鋏動作が得られる。フィラメント10は、開口部21を貫通して中空のピン8の下方から出て延びる一方、中空ピン8の上方側は、リング2、4まで延びる。
前面側リング2の鋭利でないエッジ6は、前面側リングのシャープな内側エッジ22まで内方に延びている(図1および図2)。
本発明による器具1は、鼠径部と膝との間にて鼠径部の約8から10cmの小さい切開部24を介して動脈23内に挿入する。図3を参照。その挿入方法は、リング2、4が膝の方向に伸長する一方、レバー12およびグリップ部分16が、動脈23の切開部24付近で身体の外側に配置されるような方法で行う。
前面側リング2は、二つのリング2、4(図4)を鋏状に動かすことにより、後方リング4に対して下方に動かされる。既に血管壁28から分離された内膜26が二つのリング2、4の間で鋏込まれる。前面側リング2を更に下方に動かすと、中空のピン8により支持された前面側リング2のシャープなエッジ22と、フィラメント10の可動部分により支持された後方リング4との間に保持された内膜26が切り込まれ、切断されることが明らかである。
リング2、4は、その外形の約40%、即ち144゜に亙って鋭利であることが好ましく、前面側リング2は、その上方内側部に沿って鋭利である一方、後面側リング4は、その下方内側部に沿って鋭利であり、前面側リング2を後面側リング4に関して動かしたとき、極めて効率的なせん断的な鋏状の切断動作が行われるようにする。この鋏状の切断効果は、きれいに切断するため器具を操作するとき、物理的な力が比較的小さくて済むため、石灰化した物質を切取る上で極めて効果的である。
図2に図示するように、リング2、4は、互いに係合する箇所で平坦にされており、共に単一のリングとして嵌合し、器具の挿入、操作および/または除去する間に血管の外層を傷付ける虞れのある突起物が存在しないようにしてある。
臨床的試験の結果、フィラメントおよび中空のピンに対して45゜の角度でリングを取り付けたとき、有効な切取りおよび切断が為されることが確認された。しかしながら、効果的な切断を為し得るようにするためにはこれらのリングを任意の方向および任意の相対的位置に取り付けてよいことは勿論である。
この45゜の角度のとき、血管の内径に関してリングの径を次の値にしたとき、血管壁から内膜を効率良く分離し、内膜および石灰化した物質を切りかつ切断し得ることが確認された。
血管の内径 リングの直径
4mm 6.5mm
5mm 7.5mm
6mm 8.5mm
既に開放した血管内に器具を挿入すると(図3、図4)、前面側リング2および後面側リング4は、内膜26を取り囲む。次に、血管内に器具を押し込む。前面側リング2の鋭利でないエッジ6が血管壁28から内膜を分離させる。これにより、内膜26は、前面側リング2に起因する漏斗状効果により、血管壁から更に内方に押し込まれる。例えば、血管の閉塞物質が存在しなくなる点までの、血管内の所望の距離にわたって二つのリング2、4を動かした後に、その動作を停止させ、レバー12を持ち上げると、上記の鋏動作が生じて、内膜の切断が行われる。
この切断と切除を更に促進すべく、少なくとも一方のリング、好ましくは正面側リング2を鋏状動作中に振動させることができる。
内膜およびその内部の閉塞物質は、血管から器具を除去するか、またはその他の任意の方法で除去することができる。
本発明は、図示しかつ本明細書に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、本発明の更に別の実施例(図示せず)において、フィラメントと中空ピンを逆に配置し、フィラメントが中空ピンの上方側部に形成された開口部から外に延び、フィラメントの位置および中空ピンのそれぞれのリングの位置を逆にし、その結果、フィラメントを引っ張るのではなくて、フィラメントを押し込むことにより切断が行われるようにし、また、本発明の更に別の実施例(図示せず)において、フィラメントを引っ張るのではなくて、中空ピンを押し込むことで切断動作をするようにすることができる。
本発明の更に有利な点は、閉塞した血管、特に、鼠径部と膝との間の動脈の閉塞物を除去して、この大動脈を介して、プロテーゼを挿入して、血管が閉塞していると共に、例えば動脈瘤を有する患者を治療することが可能である。こうした患者の場合、動脈瘤を治療するために胸部を開放する必要はなくなり、膝と鼠径部との間の非閉塞状態の血管は、プロテーゼを大動脈内に挿入することを可能にする。
請求の範囲に記載した範囲内で極めて多数の応用例および変形例が案出可能である。
Claims (11)
- 血管壁の内側を覆う内膜または被膜を血管壁から遊離させるための、少なくとも一つの第一のリングの形態を有する遊離手段と、
少なくとも一つの第二のリングと、
前記血管内の所定の距離にて前記遊離の内膜または被膜を切断し、切取るための、少なくとも前記第一のリングと第二のリングとを含む切取り手段であって、該リングを互いに対して動かすことができ、これにより得られる鋏効果により該二つのリングの間に保持された前記内膜または被膜を切取ることができる、切取り手段と、
前記リングを支持する支持手段と、
前記リングを互いに対して動かすための該支持手段と関連付けられた移動手段と、
該移動手段を操作するための操作手段と、
を備えることを特徴とする血管の処置器具。 - 前記第二のリングが、前記遊離手段に隣接しかつ前記操作手段により近接した位置にて前記支持手段に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の器具。
- 前記リングが略円形の断面であることを特徴とする請求項1または2に記載の器具。
- 前記支持手段が、略円形断面の中空のピンを備え、フィラメントにより形成された前記移動手段が該中空のピン内に配置されることを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の器具。
- 前記遊離手段が、前記フィラメントに取り付けられることを特徴とする請求項4記載の器具。
- 前記第二のリングが前記中空のピンに取り付けられることを特徴とする請求項5記載の器具。
- 前記操作手段が、前記フィラメントまたは前記中空のピンと関連付けられた少なくとも一つのレバーであることを特徴とする請求項1から6の何れか一に記載の器具。
- 前記遊離リングが、截頭円錐形の形態の断面を有し、該截頭円錐形の鼻端部分が前記操作手段の方向へと突出することを特徴とする請求項7記載の器具。
- 前記遊離リングの前面側エッジが鋭利でないことを特徴とする請求項8記載の器具。
- 前記遊離リングおよび前記第二のリングの前記後面側エッジおよび前面側エッジが略平坦であり、そのため、前記二つのリングが、略単一のリング部分として共に嵌合することを特徴とする請求項9記載の器具。
- 少なくとも一つのグリップ部が前記支持体の一端と関連付けられることを特徴とする請求項1から10のいずれか一に記載の器具。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9301842 | 1993-10-25 | ||
NL9301842A NL9301842A (nl) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | Instrument voor het losmaken en doorsnijden van een intima van een bloedvat en een werkwijze daarvoor. |
PCT/NL1994/000254 WO1995011633A1 (en) | 1993-10-25 | 1994-10-18 | An instrument for loosening and cutting through the intima of a blood vessel, and a method therefor |
Publications (2)
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