JP3563976B2 - Method for manufacturing semiconductor device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の半導体素子を半導体ウエハ上に形成する半導体素子の製造方法、特に複数の製造工程間で位置合せを行うためのアライメントマークの形成および除去に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハに半導体素子を形成する際には、多くの工程が施され、特にホトリソグラフ工程やウエハテスト工程では、工程間で位置ずれなどが生じないようにする必要がある。特に、ホトリソグラフ工程では、それ以前のプロセスで半導体ウエハ上に形成した回路パターンであるウエハパターンと、ホトマスクパターンとを正確に位置合せするアライメントの必要がある。しかし、ウエハパターン形状がホトマスクパターン形状よりも小さいときには、実際に半導体素子として必要な回路パターンのみでは、ホトマスクパターンに対するアライメントが不可能であったり、位置合せ精度が低くなる恐れがある。このような場合には、実際に半導体素子で使用するパターンの他に、位置決めのみに使用するアライメントマークを形成しておく必要がある。また、アライメントマークをウエハテスト工程などの位置決めの原点とすることで、作業の効率化およびミスの低減も図ることができる。
【0003】
アライメントマークを、半導体ウエハから個別の半導体素子を分割する際に切断するためのダイシングラインやスクライブラインに設ける先行技術は、たとえば特開昭60−170935や実開昭60−181034などに開示されている。特開昭60−170935では、ウエハアライメントマークをスクライブパターン内に設け、半導体素子として利用する半導体ウエハの表面上に形成して、半導体ウエハの表面積を有効に利用し、半導体素子の取れ数の増加を図っているる。実開昭60−10342では、スクライブライン上にダイシング用のアライメントマークを設けて、ダイシング前のアライメント作業での精度の向上を図っている。
【0004】
さらに特開平2−118641には、ダイシングライン上にアルミニウムなどの金属膜でアライメントマークを形成する際に長さを規制して、ダイシングの際に残存物がめくれてもボンディングワイヤなどと短絡しないようにする先行技術が開示されている。また特開平2−152218には、ダイシングライン内に形成した凸部上にアライメントマークを形成し、その上からレジスト膜を塗布する場合の検出精度を向上させる先行技術が開示されている。また特開平5−129176には、アライメントマークをスクライブライン上に形成し、スクライブ工程の前に使用済のアライメントマーク部のみが露出するようにホトレジストパターンを形成して、エッチング処理でアライメントマークを除去する先行技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
半導体素子として、半導体発光素子を半導体ウエハ上に形成する製造工程でアライメントマークを用いる場合には、次のような問題がある。
【0006】
▲1▼半導体発光素子内にアライメントマークを設ける場合には、アライメントマーク自身が部分的な発光素子となりうる。このため、ワイヤボンド時にボンディングワイヤの接触によって、発光やリークなどが生じ、特性不良を生じて歩留りが低下する可能性がある。
【0007】
▲2▼半導体発光素子内にアライメントマークを置かずに、ダイシングライン上に置いた場合には、金属膜などをアライメントマークとして利用すると、ダイシング用のブレードは金属膜部分も切削する必要がある。硬くて脆い半導体ウエハばかりではなく、相対的に柔らかくで粘性がある金属部分も切削する必要があるので、ダイシング用ブレードの切れ味が劣化し、チッピングの増加でダイシングの歩留りが低下したり、メンテナンス頻度が増加したりする不具合が生じる。
【0008】
▲3▼ウエハテストで不合格となった半導体発光素子に対しては、通常識別用のインクを付着させる。濡れ性が良い半導体ウエハの表面やメサ型の素子の場合には、インクが流れやすく、隣接する特性の良好な半導体発光素子のチップ部分にまでインクが流れて、ウエハテストでの良品が不良品となってしまう恐れがある。またそのような事態を避けるために、インクを付着させるインカーの位置決め精度も高く要求される。ウエハテストでの基準としての原点を示すためにもアライメントマークは利用されるけれども、インクとの関連でさらに有効な機能が要望されている。
【0009】
特開昭60−170935や実開昭60−181034の先行技術では、アライメントマークをスクライブ領域に設けて、本来の用途である位置決めに用いることは記載されているけれども、使用済のアライメントマークをどのように処理するかについては何も記載されていない。アライメントマークとして電気的配線用の金属膜であるメタル層を用いると、前述のようにダイシングの際にブレードの切れ味を悪くし、不具合が生じる。特開平2−118641の先行技術でも、ダイシング用のブレードの切れ味は悪くなるはずである。また、特開平2−152218の先行技術でも、アライメントマークがダイシングライン内に形成されているので、ダイシングの際にブレードの切れ味が悪くなる問題があるはずである。このような問題に対し、特開平5−129176では、スクライブ工程前に専用のエッチング処理を施して、アライメントマークを除去している。しかしながら、アライメントマーク除去のためにエッチング処理を行うので、処理工程が増え、製造コストが増大してしまう。
【0010】
本発明の目的は、アライメントマークを利用して位置決め精度などを向上させ、不要になったアライメントマークを専用の工程を設けることなく容易に除去することができる半導体素子の製造方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数工程の処理を経て、半導体ウエハ上に複数の半導体素子を同時に生成する半導体素子の生成方法において、
後続の工程が位置合せのために利用するアライメントマークを、先行する工程のうちでの電極配線形成処理時に、該後続の工程以降でかつ半導体ウエハを各半導体素子に分割するダイシング工程の前の工程中に含まれるエッチング処理でのサイドエッチ量の2倍未満の線幅となるように、電極配線用の金属膜で、半導体ウエハ上に形成しておき、
該エッチング処理で、半導体ウエハ上から該金属膜によるアライメントマークを除去することを特徴とする半導体素子の製造方法である。
【0012】
本発明に従えば、複数の工程の処理を経て半導体ウエハ上に複数の半導体素子を同時に形成する際に、後続の工程が位置合せのために利用するアライメントマークを、半導体ウエハ上に形成しておく。後続する工程では、先行する工程で形成されているアライメントマークを利用し、ホトリソグラフィ用マスクの位置決めや、マスクの位置を原点とするウエハテストなどを行うことができる。アライメントマークを使用する必要がなくなると、後続の工程以降、リソグラフ処理などの際のエッチング処理で不要なアライメントマークを除去することができる。アライメントマークの幅はサイドエッチ量の2倍未満であるので、両側面からサイドエッチを施せば容易にアライメントマークを除去することができる。
【0013】
また本発明で前記アライメントマークは、前記ダイシング工程で前記半導体ウエハを分割するために切断するダイシングライン上に形成することを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、アライメントマークをダイシング工程で半導体ウエハを分割するために切削するダイシングライン上に形成し、半導体素子のチップ取れ数を増大させることができる。またダイシング工程で、アライメントマークを除去することができる。
【0017】
また本発明は、前記後続の工程が位置合せのために利用するアライメントマークの一部を、ダイシングライン上に、前記先行する工程のうちのメサエッチングで凸部となるように形成し、前記ダイシング工程で除去することを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、後続の工程が位置合せに利用するアライメントマークの一部を、メサエッチングで凸部となるように形成しておくので、アライメント上にホトレジスト膜などを形成しても、容易にアライメントマークとして識別することができ、後工程で容易に位置決めに利用することができる。アライメントラインはダイシングライン上に形成するので、ダイシング工程で除去することができる。
【0019】
また本発明は、前記ダイシング工程の前に、各半導体素子に対して特性試験を行い、特性不良と判断される半導体素子に識別用のインクを付着させるウエハテスト工程を行うことを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、ウエハテストで特性不良と判定される半導体素子に識別用のインクを付着させる際に各半導体素子を外囲するダイシングラインには、アライメントマークが凸部となるように形成されている。半導体素子のウエハテストの結果で不良と判断される半導体素子の表面に識別用のインクを付着させても、そのインクが凸部で阻止され、隣接する半導体素子のチップ領域まで流出しないので、ウエハテストで良品と判定される半導体素子をインクの流れ込みで不良と判断してしまうような事態を避けることができる。
【0021】
また本発明で前記半導体素子は、半導体発光素子であることを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、アライメントマークをダイシングライン上に形成して、半導体ウエハの表面積を有効に利用して半導体発光素子を形成することができる。また、半導体発光素子を形成する半導体ウエハの表面上に余分なパターンが設けられないので、特性不良などを生じないで半導体発光素子を形成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態で、発光部1とともにアライメントマークとなる凸部2を形成している状態を示す。図1(a)は平面視した状態、図1(b)は図1(a)の切断面線A−Aから見た状態を示す。凸部2は、ダイシング領域3内に設けられ、発光部1とともに電流拡散層4からP−クラッド層5をメサエッチングすることによって形成される。電流拡散層4は、P−クラッド層5、PN接合部6、N−活性層7、N−クラッド層8とともに、N−基板9上にエピタキシャル成長で形成されるAlGaInPウエハ10上で、発光ダイオード(以下、「LED」と略称する)アレイ素子11の構成要素となる。凸部2は、LEDアレイ素子11をAlGaInPウエハ10から切離す位置を示すダイシングライン12上に形成される。すなわち、LEDアレイ素子11は、AlGaInPウエハ10である4元半導体ウエハ上に複数個が同時に形成されるモノリシック半導体素子である。
【0024】
図2は、図1のLEDアレイ素子11のようなモノリシック半導体素子の製造全体的な製造工程の概要を示す。ステップs1から製造を開始し、N−基板9を準備する。ステップs2では、N−基板9上にN−クラッド層8、N−活性層7、PN−接合部6、P−クラッド層5および電流拡散層4を順次エピタキシャル成長で形成する。ステップs3では、図1に示すように発光部1と凸部2とを電流拡散層4に対するメサエッチングで形成する。
【0025】
次にステップs4では絶縁膜形成を行い、ステップs5で電極配線形成を行う。これらの工程では、ホトリソグラフ処理でマスクが用いられ、また不要部分の除去のためのエッチングが行われ、必要な絶縁膜の形成、電極とのコンタクト領域形成および金属膜形成などが行われる。これらの工程の際に、図1の凸部2の交点はアライメントマークの原点を示し、後工程で使用するマスクは凸部2の交点に対して相対的位置合せを行う。後の工程では不要となる金属膜によるアライメントマークは、エッチング処理の際に同時に除去する。
【0026】
ステップs4の絶縁膜形成とステップs5の電極配線形成などを終了して、LEDアレイ素子11が形成されると、ステップs6でウエハテストが行われる。ウエハテストでは、個々のLEDアレイ素子11に対して、電気的特性の試験を行い、不良と判定されるLEDアレイ素子11に対しては識別用のインクが塗布される。本実施形態ではメサエッチングで形成した凸部がダイシングライン12に沿って設けられているので、付着したインクが隣接する良品と判定されているLEDアレイ素子11のチップ領域には流れ込まないように阻止することができる。ウエハテストが終了すると、ステップs7で、ダイシング領域3を切削するダイシングが行われる。ダイシングの工程までに、少なくとも金属膜で形成しているアライメントマークはエッチングで除去されているので、ダイシング用のブレードの切れ味を悪くするような問題を避けることができる。ステップs7のダイシングが終了すると、ステップs8でAlGaInPウエハ10から個々のLEDアレイ素子11が分離されて、LEDアレイ素子11の基本的な製造工程が終了する。
【0027】
図3は、図2のステップs5の電極配線形成工程のうち、電極形成ホトリソグラフ処理終了後の状態を示す。図3(a)に示すように、図1の凸部2の交点のアライメントマーク20を位置合せの基準である原点として、各発光部1に対して電極パターン22がホトレジストで形成される。また図3(b)に拡大して示すように、凸部2の交点のアライメントマーク20の近傍には、ホトレジストによるアライメントマーク23が形成される。アライメントマーク20は、電流拡散層メサエッチングで形成される凸部2の交点であるので、金属膜は含んでいない。アライメントマーク23は、アライメントマーク20に対して縦方向および横方向のアライメントが可能な形状であり、かつ線幅wが次のエッチング工程でのサイドエッチ量aの2倍以下(w≦2a)となるように設計する。エッチングの揺らぎも考えられるので、w<2aで設計しておくことが好ましい。アライメントマーク23は、ホトマスク状のパターンであるので、この形状でAlGaInPウエハ10上にホトレジストとともに金属膜が残る。しかしながら、エッチング工程で金属膜は両側からaのサイドエッチを受けるので、線幅wの金属膜によるアライメントマークは除去される。
【0028】
図3(c)は、幅を大きく設計したアライメントマーク24の例を示す。このような大きなホトレジストで覆われている金属膜のアライメントマークは、図3(d)のアライメントマーク25として示すように、エッチング後残留してしまう。アライメントマーク25は、ホトレジストのアライメントマーク24からaのサイドエッチ量だけ幅は狭くなるけれども、ダイシングライン12上に残留し、そのままダイシング工程でブレードで切断すると、ブレードに対して目詰まりを生じさせる可能性がある。
【0029】
図4は、図3(a)に示すホトリソグラフ処理終了後の状態で、さらにエッチング工程を行った後の状態を示す。図4(a)は平面視した状態、図4(b)は図4(a)の切断面線B−Bから見た状態をそれぞれ示す。発光部1とコンタクトする電極パターン22が形成され、LEDアレイ素子11の表面には多くの凹部が形成されていることになる。このような状態で、図2のステップs6でウエハテストを行い、不良品と判定されるLEDアレイ素子11に対してバッドマークとしてインクを塗布すると、インクが非常に流れやすい状態となっている。
【0030】
図5は、不良品と判定されたLEDアレイ素子11に対してインクでバッドマーク30を表示している状態を示す。図5(a)は従来の方法で半導体基板上にLEDアレイ素子11を形成した場合を示し、バッドマーク30として塗布したインクの先端30aが隣接するLEDアレイ素子11にも広がる恐れがあることを示す。図5(b)に示すように、ダイシングライン12上に凸部2を形成しておけば、凸部2がインクの流れをせき止め、バッドマーク30の先端30bが隣接する良品と判定されているLEDアレイ素子11のチップ上にまでインクが広がることを防止可能である。
【0031】
以上説明した実施形態では、化合物半導体の4元ウエハであるAlGaInPウエハ10上に、半導体発光素子であるLEDアレイ素子11を形成しているけれども、他の半導体材料のウエハに、個別の半導体素子や半導体集積回路素子などを形成する場合にも同様に本発明を適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ダイシング工程の前に金属膜のアライメントマークをエッチング処理で除去するので、半導体素子の特性やダイシング工程に影響を与えないようにすることができる。半導体素子の製造工程では、複数回のホトリソグラフ工程でマスクの位置合せとエッチング処理とを繰返すので、先行する工程で形成したアライメントマークを後続の工程で利用してマスクの位置合せなどを行い、後続の工程で不要となるアライメントマークはエッチング処理で除去するので、専用の工程を設けないでも、アライメントマークによる不具合を回避することができる。
【0033】
また本発明によれば、アライメントマークをダイシングライン上に形成するので、半導体素子を形成する半導体ウエハ表面をアライメントマーク形成用に確保する必要はなく、半導体素子の特性向上に有効に利用することができる。アライメントマークをダイシングライン上に形成しても、ダイシング工程の前に除去しておくので、アライメントマークの存在によるダイシングの不具合を生じさせないようにすることができる。
【0035】
さらに本発明によれば、アライメントマークはダイシングライン上に凸部として形成されるので、アライメントマークの識別性が良好で、アライメントマークを利用する位置決めなどを精度よく行うことができる。アライメントマークは、ダイシング工程で除去することができる。
【0036】
また本発明によれば、ダイシングライン上に凸部として形成するアライメントマークを、ウエハテスト工程の後で除去するので、ウエハテストで不良と判定される半導体素子にインクを付着させても、インクがアライメントマークで阻止されて、隣接のウエハテストで良品と判定される半導体素子のチップ領域に流れ込むことを阻止し、歩留りの低下を避けることができる。
【0037】
また本発明によれば、半導体発光素子を製造する際に、アライメントマークを有効に利用して精度よくホトリソグラフ工程やウエハテスト工程を実行することができ、しかもダイシング工程で問題が生じないようにダイシング工程前にアライメントマークを除去しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態でアライメントマークとなる凸部2を形成する状態を示す平面図および断面図である。
【図2】図1のアライメントマーク形成を含む、全体的な半導体素子の製造工程を概略的に示すフローチャートである。
【図3】図1の凸部2の交点をアライメントマーク20として利用する電極形成工程で、金属膜をアライメントマークとして利用する場合の幅の制限について示す部分的な平面図である。
【図4】図3(a)に示す状態からエッチング工程を終了した状態を示す平面図および断面図である。
【図5】ウエハテストで不良と判定されたチップに対してバッドマーク30としてのインクを塗布した状態を、従来の製造方法と本実施形態とで比較して示す部分的な平面図である。
【符号の説明】
1 発光部
2 凸部
3 ダイシング領域
4 電流拡散層
5 P−クラッド層
6 PN接合部
7 N−活性層
8 N−クラッド層
9 N−基板
10 AlGaInPウエハ
11 LEDアレイ素子
12 ダイシングライン
20,23,24,25 アライメントマーク
22 電極パターン
30 バッドマーク[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a semiconductor device in which a plurality of semiconductor elements are formed on a semiconductor wafer, and more particularly, to the formation and removal of an alignment mark for performing alignment between a plurality of manufacturing steps.
[0002]
[Prior art]
When a semiconductor element is formed on a semiconductor wafer, many steps are performed. In particular, in a photolithographic step or a wafer test step, it is necessary to prevent a positional shift or the like from occurring between the steps. In particular, in the photolithographic process, it is necessary to perform alignment for accurately aligning a photomask pattern with a wafer pattern, which is a circuit pattern formed on a semiconductor wafer in an earlier process. However, when the wafer pattern shape is smaller than the photomask pattern shape, alignment with the photomask pattern may not be possible with only a circuit pattern actually required as a semiconductor element, or alignment accuracy may be reduced. In such a case, it is necessary to form an alignment mark used only for positioning in addition to the pattern actually used in the semiconductor element. In addition, by using the alignment mark as the origin of positioning in a wafer test process or the like, work efficiency can be improved and errors can be reduced.
[0003]
Prior art in which an alignment mark is provided on a dicing line or a scribe line for cutting an individual semiconductor element from a semiconductor wafer when it is divided is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. Sho 60-170935 and Japanese Utility Model Application Laid-open No. Sho 60-181034. I have. In Japanese Patent Application Laid-Open No. Sho 60-170935, a wafer alignment mark is provided in a scribe pattern and is formed on the surface of a semiconductor wafer used as a semiconductor element, thereby effectively utilizing the surface area of the semiconductor wafer and increasing the number of semiconductor elements to be obtained. I am planning. In Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 60-10342, an alignment mark for dicing is provided on the scribe line to improve the accuracy of the alignment work before dicing.
[0004]
Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 2-1188641 discloses that the length is restricted when forming an alignment mark with a metal film such as aluminum on a dicing line so that even if a residue is turned up during dicing, a short circuit with a bonding wire or the like is prevented. Prior art is disclosed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-152218 discloses a prior art in which an alignment mark is formed on a convex portion formed in a dicing line, and the detection accuracy when a resist film is applied thereon is improved. In Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-129176, an alignment mark is formed on a scribe line, a photoresist pattern is formed so that only a used alignment mark portion is exposed before a scribe step, and the alignment mark is removed by an etching process. Prior art is disclosed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
When an alignment mark is used in a manufacturing process of forming a semiconductor light emitting element on a semiconductor wafer as a semiconductor element, there are the following problems.
[0006]
{Circle around (1)} When an alignment mark is provided in a semiconductor light emitting device, the alignment mark itself can be a partial light emitting device. For this reason, the contact of the bonding wire at the time of wire bonding may cause light emission, leakage, or the like, resulting in poor characteristics and lowering the yield.
[0007]
{Circle around (2)} When a metal film or the like is used as an alignment mark when a metal film or the like is used as an alignment mark when the alignment mark is not provided in the semiconductor light emitting element, the dicing blade also needs to cut the metal film portion. It is necessary to cut not only hard and brittle semiconductor wafers, but also relatively soft and viscous metal parts, so the sharpness of the dicing blade deteriorates, the chipping increases, the dicing yield decreases, and the maintenance frequency decreases. Or a problem such as an increase in
[0008]
{Circle around (3)} Normally identifying ink is applied to semiconductor light-emitting elements that fail the wafer test. In the case of a semiconductor wafer surface with good wettability or a mesa-type device, ink easily flows, and ink flows to the chip portion of a semiconductor light-emitting device having good characteristics adjacent thereto, and a good product in a wafer test is defective. There is a risk of becoming. Further, in order to avoid such a situation, a high positioning accuracy of the inker to which the ink is attached is required. Although an alignment mark is used to indicate the origin as a reference in a wafer test, a more effective function is required in relation to ink.
[0009]
Although the prior arts of Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 60-170935 and 60-181034 describe that alignment marks are provided in a scribe area and used for positioning, which is an intended use, any used alignment marks can be used. Nothing is described as to how to process. If a metal layer, which is a metal film for electric wiring, is used as the alignment mark, the sharpness of the blade is deteriorated at the time of dicing as described above, causing a problem. Even in the prior art of Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 2-1188641, the sharpness of the dicing blade should be poor. Further, even in the prior art of Japanese Patent Application Laid-Open No. 2-152218, since the alignment mark is formed in the dicing line, there must be a problem that the blade becomes dull during dicing. To cope with such a problem, in Japanese Patent Laid-Open No. 5-129176, an alignment mark is removed by performing a dedicated etching process before the scribe process. However, since the etching process is performed to remove the alignment mark, the number of processing steps increases, and the manufacturing cost increases.
[0010]
An object of the present invention is to provide a method of manufacturing a semiconductor element which can improve positioning accuracy and the like by using alignment marks and can easily remove unnecessary alignment marks without providing a dedicated process. is there.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a method for generating a semiconductor element, which simultaneously generates a plurality of semiconductor elements on a semiconductor wafer through a plurality of processes,
A process in which a subsequent process uses an alignment mark used for alignment in an electrode wiring forming process in the preceding process and after the subsequent process and before a dicing process for dividing a semiconductor wafer into semiconductor elements. A metal film for electrode wiring is formed on a semiconductor wafer so that the line width is less than twice the amount of side etching in the etching process included therein.
A method of manufacturing a semiconductor device, comprising: removing an alignment mark by a metal film from a semiconductor wafer by the etching process.
[0012]
According to the present invention, when a plurality of semiconductor elements are simultaneously formed on a semiconductor wafer through a plurality of processes, an alignment mark used for alignment by a subsequent process is formed on the semiconductor wafer. deep. In the subsequent step, positioning of a photolithographic mask, a wafer test using the position of the mask as an origin, and the like can be performed using the alignment marks formed in the preceding step. When the use of the alignment mark becomes unnecessary, unnecessary alignment marks can be removed by an etching process such as a lithographic process after the subsequent step. Since the width of the alignment mark is less than twice the amount of side etching, the alignment mark can be easily removed by performing side etching from both side surfaces.
[0013]
Further, in the present invention, the alignment mark is formed on a dicing line which is cut to divide the semiconductor wafer in the dicing step.
[0014]
According to the present invention, an alignment mark can be formed on a dicing line that is cut to divide a semiconductor wafer in a dicing process, and the number of chips of a semiconductor element can be increased. In the dicing step, the alignment mark can be removed.
[0017]
Further, in the present invention, a part of an alignment mark used for alignment in the subsequent step is formed on a dicing line so as to become a convex portion by mesa etching in the preceding step, and the dicing is performed. It is characterized in that it is removed in a process.
[0018]
According to the present invention, a part of the alignment mark used for alignment in the subsequent process is formed so as to be a convex portion by mesa etching. Therefore, even if a photoresist film or the like is formed on the alignment, it can be easily formed. Can be identified as an alignment mark, and can be easily used for positioning in a later step. Since the alignment line is formed on the dicing line, it can be removed in the dicing step.
[0019]
Further, the present invention is characterized in that, before the dicing step, a characteristic test is performed on each semiconductor element, and a wafer test step of attaching identification ink to the semiconductor element determined to have characteristic defects is performed.
[0020]
According to the present invention, the alignment marks are formed on the dicing lines surrounding each semiconductor element when the identification ink is applied to the semiconductor elements determined to be defective in the wafer test. ing. Even if the identification ink is applied to the surface of the semiconductor element which is determined to be defective based on the result of the wafer test of the semiconductor element, the ink is blocked by the convex portion and does not flow out to the chip region of the adjacent semiconductor element. It is possible to avoid a situation in which a semiconductor element determined as a non-defective product in a test is determined to be defective due to flowing of ink.
[0021]
Further, in the present invention, the semiconductor element is a semiconductor light emitting element.
[0022]
According to the present invention, a semiconductor light emitting device can be formed by forming an alignment mark on a dicing line and effectively utilizing the surface area of a semiconductor wafer. In addition, since no extra pattern is provided on the surface of the semiconductor wafer on which the semiconductor light emitting device is formed, the semiconductor light emitting device can be formed without causing poor characteristics or the like.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows an embodiment of the present invention, in which a
[0024]
FIG. 2 shows an outline of the overall manufacturing process of a monolithic semiconductor device such as the
[0025]
Next, in step s4, an insulating film is formed, and in step s5, an electrode wiring is formed. In these steps, a mask is used in photolithographic processing, etching is performed to remove unnecessary portions, and a necessary insulating film is formed, a contact region with an electrode is formed, and a metal film is formed. In these steps, the intersection of the
[0026]
When the formation of the insulating film in step s4 and the formation of the electrode wiring in step s5 are completed and the
[0027]
FIG. 3 shows a state after the completion of the electrode forming photolithographic processing in the electrode wiring forming step of step s5 in FIG. As shown in FIG. 3A, an
[0028]
FIG. 3C shows an example of the
[0029]
FIG. 4 shows a state after the completion of the photolithographic processing shown in FIG. 3A and a state after an etching step is further performed. FIG. 4A shows a state as viewed in plan, and FIG. 4B shows a state as viewed from section line BB in FIG. 4A. The
[0030]
FIG. 5 shows a state in which a
[0031]
In the embodiment described above, the
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the alignment mark of the metal film is removed by the etching process before the dicing process, so that the characteristics of the semiconductor element and the dicing process are not affected. In the semiconductor element manufacturing process, the mask alignment and the etching process are repeated in a plurality of photolithographic steps, so that the alignment marks formed in the preceding step are used in the subsequent steps to perform the mask alignment, etc. Since the alignment marks that are not required in the subsequent steps are removed by the etching process, problems caused by the alignment marks can be avoided without providing a dedicated step.
[0033]
Further, according to the present invention, since the alignment mark is formed on the dicing line, it is not necessary to secure the surface of the semiconductor wafer on which the semiconductor element is formed for forming the alignment mark, and it is possible to effectively use the semiconductor element for improving the characteristics of the semiconductor element. it can. Even if the alignment mark is formed on the dicing line, the alignment mark is removed before the dicing step, so that the problem of dicing due to the presence of the alignment mark can be prevented.
[0035]
Further, according to the present invention, since the alignment mark is formed as a protrusion on the dicing line, the alignment mark can be distinguished well, and positioning using the alignment mark can be performed accurately. The alignment mark can be removed in a dicing process.
[0036]
Further, according to the present invention, the alignment mark formed as a convex portion on the dicing line is removed after the wafer test process. Therefore, even if the ink is attached to the semiconductor element determined to be defective in the wafer test, the ink is not removed. Blocked by the alignment mark, it can be prevented from flowing into a chip region of a semiconductor element determined to be non-defective in an adjacent wafer test, and a decrease in yield can be avoided.
[0037]
Further, according to the present invention, when manufacturing a semiconductor light emitting device, the photolithography process and the wafer test process can be executed with high accuracy by effectively utilizing the alignment marks, and the problem does not occur in the dicing process. The alignment mark can be removed before the dicing step.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B are a plan view and a cross-sectional view illustrating a state in which a
FIG. 2 is a flowchart schematically showing an overall semiconductor device manufacturing process including the formation of the alignment mark of FIG. 1;
FIG. 3 is a partial plan view showing a limitation on a width in a case where a metal film is used as an alignment mark in an electrode forming step in which an intersection of a
4A and 4B are a plan view and a cross-sectional view showing a state where an etching process has been completed from the state shown in FIG.
FIG. 5 is a partial plan view showing a state in which ink as a
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
後続の工程が位置合せのために利用するアライメントマークを、先行する工程のうちでの電極配線形成処理時に、該後続の工程以降でかつ半導体ウエハを各半導体素子に分割するダイシング工程の前の工程中に含まれるエッチング処理でのサイドエッチ量の2倍未満の線幅となるように、電極配線用の金属膜で、半導体ウエハ上に形成しておき、
該エッチング処理で、半導体ウエハ上から該金属膜によるアライメントマークを除去することを特徴とする半導体素子の製造方法。In a method for generating a semiconductor element, which simultaneously generates a plurality of semiconductor elements on a semiconductor wafer through a plurality of processes,
A process in which a subsequent process uses an alignment mark used for alignment in an electrode wiring forming process in the preceding process and after the subsequent process and before a dicing process for dividing a semiconductor wafer into semiconductor elements. A metal film for electrode wiring is formed on a semiconductor wafer so that the line width is less than twice the amount of side etching in the etching process included therein.
A method of manufacturing a semiconductor device, comprising: removing an alignment mark by a metal film from a semiconductor wafer in the etching process.
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