JP3563882B2

JP3563882B2 - Endoscope

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Publication number: JP3563882B2
Application number: JP20609996A
Authority: JP
Inventors: 昭菊池; 成人真貝; 岳志滝川
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1996-08-05
Filing date: 1996-08-05
Publication date: 2004-09-08
Anticipated expiration: 2016-08-05
Also published as: JPH1043130A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波処置具を処置具チャンネルに挿通して金属製の先端部本体から突出させて患者の体腔内組織の処置を行う内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に内視鏡は、体腔内に挿入される挿入部と、この挿入部の基端側に位置して術者が把持・操作する操作部と、この操作部の側部から延出して光源装置や画像処理装置に着脱自在に接続されるコネクターを端部に設けたコネクタコードで主に構成されている。
【０００３】
前記挿入部の先端には、体腔内を観察する対物レンズ、体腔内を照明する照明ガイド及び鉗子などの処置具を体腔内に挿入するための鉗子チャンネルなどを設けた金属部材で形成した先端部本体が設けられている。
【０００４】
前記先端部本体が金属部材で形成されていると、電気メス等の高周波処置具を鉗子チャンネルを通して体腔内に挿入して高周波処置を行うとき、高周波処置具の電極に体液などが接触していると、前記高周波処置具に流れている高周波電流が内視鏡に漏洩して、高周波処置具の処置部を構成する焼灼部位に充分な高周波電流が流れなくなって処置が行えなくなることがあった。
【０００５】
そこで、このような漏電を防ぐために、先端部本体の金属の露出箇所を絶縁部材で覆う必要があり、特公平３−２６９６４号公報にはチャンネルチューブの先端を、先端部本体を被覆する絶縁カバーに接合した内視鏡が開示されている。
【０００６】
また、高周波処置が可能な内視鏡では、内部金属を高周波電流の患者プレート側に電気的に接続し、内部金属に漏れた電流を高周波電源に帰還させるようにしていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特公平３−２６９６４号公報の内視鏡では、チャンネルチューブの先端と絶縁カバーとを接合するために接着層を設ける必要があり、このことにより絶縁カバーの肉厚が厚くなって、挿入部の先端硬質部長が長くなり、内視鏡の挿入性が低下するという問題があった。
【０００８】
また、チャンネルチューブの先端を絶縁カバーに突き当てる構成になっているため、組立時に、絶縁カバーが先端部本体より外れることによって組み立て性が悪いという問題があった。
【０００９】
さらに、細径の内視鏡では先端部本体と節輪とを接着剤によって固定するようになっており、本出願人が特願平７−１１４９３５号で開示した先端部本体と節輪とを接着固定した高周波処置用の内視鏡の構造では先端部本体と節輪の間に接着剤による接着層が介存するため、先端部本体と節輪との確実な電気的導通を図ることが難しく、先端部本体に漏れた電流が固体撮像素子を経由して高周波電源に帰還することにより、固体撮像素子の破損や画像の乱れを引き起こすおそれがあった。
【００１０】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡の組立性や挿入性を損なわず、鉗子チャンネルから内視鏡の内部金属に漏れ電流が流れることなく、効率よく高周波処置の行える内視鏡を提供することを目的にしている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡は、挿入部の先端側に設けられた金属製の先端部本体と、この先端部本体の外周面を覆う絶縁カバーと、前記先端部本体と前記絶縁カバーとに貫通してこの絶縁カバーの外表面に開口を有する電気絶縁性のチャンネルチューブが内挿される貫通孔と、この貫通孔の中心軸方向に突出して絶縁カバー側に形成した前記チャンネルチューブの透孔の直径寸法より大径で、このチャンネルチューブの外径寸法より小径の凸部とを設けた内視鏡であって、
前記チャンネルチューブの先端面を、前記凸部に当接させて固定すると共に、このチャンネルチューブ先端面から絶縁カバーまでの凸部内周面を絶縁部材で覆っている。
【００１２】
この構成によれば、内視鏡の組立性や挿入性を損なうことなく、高周波処置具に流れている高周波電流が内視鏡に漏洩することを防止する。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【００１４】
図１ないし図７は本発明の第１実施形態に係り、図１は内視鏡の概略構成を示す説明図、図２は挿入部の先端部を説明する斜視図、図３は先端部の構成を説明する断面図、図４は図３のＡ−Ａ断面図、図５は内視鏡の湾曲機構の概略構成を示す説明図、図６は外皮チューブを被せる前の湾曲部の構成を示す説明図、図７は操作レバーの概略構成を説明する断面図である。
【００１５】
図１に示すように内視鏡１は、体腔内に挿入される挿入部２と、この挿入部２の基端側に配設された把持部を兼ねる操作部３と、この操作部３の側部から延出するコネクタコード４とで主に構成されている。
【００１６】
前記挿入部２は、先端側より硬質の金属部材で形成した後述する先端部本体を備える先端部５と、複数の湾曲駒を例えば上下、左右方向に湾曲自在に連接した湾曲部６と、柔軟で可撓性を有する軟性管部７とで構成されている。
【００１７】
前記操作部３には前記湾曲部６を所望の方向に湾曲させるための操作レバー３ａが設けられており、この操作レバー３ａを操作することによって、湾曲部６の先端に配置されている第１の湾曲駒に連結されている操作ワイヤを牽引して湾曲部６を上下、左右方向に湾曲させて、先端部５の先端面を所望の方向に向けることができるようになっている。また、前記操作部３の先端側には処置具を挿通するための鉗子挿入口３ｂが設けられている。
【００１８】
前記コネクタコード４の手元側端部には外部装置である光源装置に着脱自在に接続可能な光源接続部８ａと電気ケーブルを介して外部装置である画像処理装置に着脱自在な画像処理装置接続部８ｂとを備えたコネクタ８が設けられている。このコネクタ８には内視鏡１の内部に設けられている金属に対して電気的に導通する高周波端子９が設けられており、この高周波端子９には高周波電源に帰還するコードが接続されるようになっている。
【００１９】
図２に示すように前記挿入部２の先端部５の先端面５ａには被検部位を観察する観察光学系１１を構成する対物レンズ１１ａや被検部位を照らす照明光学系１２を構成するレンズカバー１２ａや前記鉗子挿入口３ｂに連通する鉗子チャンネル１３の開口部１３ａが設けられている。なお、符号１４は先端部本体の先端面及び先端面側外周部を覆う樹脂製の絶縁カバーである。
【００２０】
図３に示すように先端部５には金属製の円柱状部材で形成された先端部本体１５が設けられている。前記先端部本体１５の内部には観察光学系１１を構成する複数のレンズを保持するレンズ枠１６や、前記照明光学系１２を構成する照明用ライトガイド（不図示）や、前記鉗子チャンネル１３を構成する可撓性を有する柔軟なチャンネルチューブ１７を配置するためのそれぞれに対応する複数の貫通孔として光学系用透孔１８やチャンネル用透孔１９などが設けられている。
【００２１】
前記レンズ枠１６の先端面は、前記絶縁カバー１４の表面より凹んだ状態で配設されており、このレンズ枠１６と絶縁カバー１４との間に形成される隙間に絶縁性接着剤２０を充填して前記レンズ枠１６の先端面を絶縁している。
【００２２】
前記先端部本体１５に形成されているチャンネル用透孔１９の絶縁カバー１４側端部にはチャンネル用透孔１９の中心軸方向に向かって突出し、このチャンネル用透孔１９に内挿されるチャンネルチューブ１７の内孔の内径寸法φｄ１より大きく、前記チャンネルチューブ１７の外径寸法φｄ２より小さく形成した凸部１９ａが設けられている。
【００２３】
前記チャンネル用透孔１９に配設されるチャンネルチューブ１７の先端面は、前記凸部１９ａの立上り面に当接しており、前記凸部１９ａの内周側面が位置する絶縁カバー１４とチャンネルチューブ１７先端部との間の凹部に絶縁性接着剤２０を塗布して前記チャンネル用透孔１９の凸部１９ａの内周面側の金属面を絶縁している。
【００２４】
また、前記チャンネルチューブ１７の先端側の一部を除いて、チャンネルチューブ１７のチューブ外周には金属部材よりなる螺旋状のチャンネルコイル２１が外嵌されている。このとき、前記チャンネルコイル２１が外嵌されていない先端部側チャンネルチューブ２２の中心軸２２ａと、前記チャンネルコイル２１が外嵌されている湾曲部側チャンネルチューブ２３の中心軸２３ａとの位置関係は、前記先端部側チャンネルチューブ２２の中心軸２２ａが湾曲部側チャンネルチューブ２３の中心軸２３ａより内視鏡の中心側に距離ｄだけ近づくように位置ずれさせて先端部５の細径化を図っている。なお、前記先端部側チャンネルチューブ２２と湾曲部側チャンネルチューブ２３とは滑らかに位置ずれしている。
【００２５】
前記先端部本体１５にはパイプ部材で形成された接続部材２４が外嵌しており、この接続部材２４に湾曲部６の最先端部を構成する第１の節輪６１が外嵌している。
【００２６】
前記湾曲部６は、先端側から第１の節輪６１，第２の節輪６２，第３の節輪６３．．．を連接して形成されており、前記第１の節輪６１と第２の節輪６２とをリベット２５により第２の節輪６３に対して回動自在に連結し、前記第２の節輪６２より後方においても隣り合う節輪同士をリベット２５で同様に隣合う節輪どうしを回動自在に連結している。
【００２７】
前記接続部材２４及び複数の節輪６１，６２，６３．．．の外周には網状管２６が被覆されており、この網状管２６のさらに外周には絶縁性を有する外皮チューブ２７が被覆されている。そして、前記外皮チューブ２７の先端部にテグス２８を巻回して、この外皮チューブ２７を接続部材２４に締め付け固定している。
【００２８】
前記第１の節輪６１にはリング状のワイヤ受け３０が操作ワイヤ３１に対応するように複数内設されており、少なくとも２本の操作ワイヤ３１の先端部がワイヤ受け３０に固着されている。この操作ワイヤ３１は、複数本の細い金属線を撚って形成したものである。
【００２９】
なお、符号３２は撮像部本体であり、前記対物光学系１１の後方に配設されたカバーガラス３３及び前記対物光学系１１の結像位置に配設した固体撮像素子３４が金属製の素子枠３５に支持固定されて所定の位置に配設されている。この固体撮像素子３４からは同軸線からなる信号ケーブル３６が画像処理装置接続部８ｂに向かって延出している。
【００３０】
図４に示すように湾曲自在なように複数の節輪６１，６２，６３．．．を連接して形成された湾曲部６の第１の節輪６１には節輪用貫通孔６１ａが形成されており、前記接続部材２４には前記第１の節輪６１が所定位置に外嵌固定されたときに、前記節輪用貫通孔６１ａに対して連通する接続部材用貫通孔２４ａが形成されている。
【００３１】
また、前記先端部本体１５には、前記接続部材２４及び第１の節輪６１がこの先端部本体１５に対して所定の状態で外嵌固定されたとき、前記節輪用貫通孔６１ａと前記接続部材用貫通孔２４ａとに対して一直線に連通する円孔１５ａが形成されている。
【００３２】
即ち、前記先端部本体１５の所定位置に接続部材２４が外嵌され、前記接続部材２４の所定位置に第１の節輪６１が外嵌されることによって、前記節輪用貫通孔６１ａと、前記接続部材用貫通孔２４ａと、前記円孔１５ａとが同軸上に配置されて凹部４０を形成する。そして、この凹部４０に金属粉を混入した電気導通手段としての導電性接着剤４１を充填することにより、前記先端部本体１５、接続部材２４、第１の節輪６１、操作ワイヤ３１、とが電気的に接続される。なお、前記凹部４０内に例えば絶縁性の接着剤２０などが付着している場合には、この接着剤２０を予め除去してから導電性接着剤４１を充填する。なお、符号１２ｂは照明用ライトガイドである。
【００３３】
図５に示すように内視鏡１の湾曲部６を形成する複数の節輪の１つである第１の節輪６１には操作ワイヤ３１の一端が固着されている。一方、前記操作ワイヤ３１の他端は、操作部３内に設けられているプーリー４１に軸対称に固着されている。前記プーリー４１と操作レバー３ａとは一体になっており、フレーム４３から突出する回転軸４３を中心に回動自在に連結されている。
【００３４】
前記フレーム４３は、前記操作部３内に固定されており、前記操作レバー３ａが回動操作されることにより、この操作レバー３ａに一体なプーリー４１が回動して、操作ワイヤ３１を牽引する。この操作ワイヤ３１が牽引されることによって、湾曲部２が２点鎖線で示すような直線状態から所望の方向に湾曲した状態になる。なお、図に示すように前記コネクターコード４内を挿通しているリード線４４は、一端を操作ワイヤ３１が固着されているプーリー４１に軸４２を介して固定されているフレーム４３に接続し、他端を高周波端子９に電気的に接続している。このことにより、先端部本体１５、接続部材２４、第１の節輪６１、操作ワイヤ３１、プーリー４１、フレーム４３、リード線４４、高周波端子９及び高周波電源（不図示）を電気的に接続して、極めてインピーダンスの低い帰還回路が形成される。
【００３５】
図６に示すように外皮チューブ２７を被せる前の状態の湾曲部２では、絶縁カバー１４の後方側縁部の全周に渡ってシール剤４６が塗布されている。このため、前記網状管２６及び第１の節輪６１の外周を被覆する外皮チューブ２７の先端部を、前記絶縁カバー１４の後方側縁部に当接して組み付けた内視鏡完成状態において、前記絶縁カバー１４と前記外皮チューブ２７との当接部分の水密はシール剤４６によって確保される。
【００３６】
図７に示すように操作レバー３ａのツマミ部４７は、樹脂製のツマミ本体４７ａと、このツマミ本体４７ａの内部に内挿された金属製のレバーフレーム４７ｂとで形成されている。
【００３７】
即ち、前記ツマミ部４７は、樹脂製のツマミ本体４７ａと樹脂部材に内挿されるレバーフレーム４７ｂとをインサート成形法によって、一体成形して形成したものである。
【００３８】
なお、符号４８は、樹脂製のレバーカバーであり、前記ツマミ部４７と共に、レバーフレーム４７ｂの裏面を除く外表面を覆っている。
【００３９】
また、前記レバーカバー４８の裏面に配設される突起片４９は、前記レバーフレーム４７ｂに設けられている貫通孔４７ｃに嵌合されており、この突起片４９の先端を熱で変形させることによって、レバーカバー４８をレバーフレーム４７ｂに嵌着固定している。
【００４０】
さらに、前記レバーフレーム４７ｂは金属製の固定ネジ５１により回転軸４２に固定されている。この固定ネジ５１にはフランジ５１ａが設けられている。
【００４１】
又、前記レバーカバー４８に設けた軸穴４８ａは、前記操作レバー３ａを回転軸４２に組み付けた状態で、前記回転軸４２及び固定ネジ５１に対して同軸上に位置し、前記固定ネジ５１のフランジ５１ａの外径よりやや大きな内径で形成されており、樹脂製のカバー５２の底面が固定ネジ５１に当接する一方、このカバー５２の側面が軸穴４８ａに嵌合している。
【００４２】
このように、先端部本体に形成されている貫通穴であるチャンネル用透孔の絶縁カバー側内周面に、チャンネルチューブの内径寸法より大きく、このチャンネルチューブの外径寸法より小さく突出した凸部を設け、この凸部の立上り面に前記チャンネルチューブの先端面が当接する挿入し固定する際、前記凸部の内周面側を絶縁性接着剤で覆うことによって、絶縁カバーの肉厚を増やすことなく且つ、絶縁カバーと先端部本体との接着強度を低下させることなく、鉗子チャンネル内周面を絶縁することができる。このことにより、挿入部の先端硬質部長を長くすることなく絶縁して、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入された高周波処置具に流れている高周波電流が内視鏡の内部金属に漏洩することを防止する。また、組立時に、絶縁カバーが先端部本体より外れることを防止しているので、組立性が大幅に向上する。
【００４３】
また、先端部本体に外嵌する接続部材と、この接続部材に外嵌する第１の節輪とを所定の状態で組み付けたとき形成される凹部に導電性接着剤を充填することにより、先端部本体、接続部材、第１の節輪、操作ワイヤ、プーリー、フレーム、リード線、高周波端子及び高周波電源とを電気的に接続して、極めてインピーダンスの低い帰還回路を形成することができる。このことにより、鉗子チャンネルより内視鏡の内部金属に過大な漏れ電流が流れることを無くして、効率良く高周波処置を行うことができる。また、微少な漏れ電流が内視鏡の内部金属に、流れた場合でも漏れ電流は固体撮像素子を通過することなく、高周波電源に帰還するので、固体撮像素子の破損や画像の乱れが発生しない。
【００４４】
図８及び図９は本発明の第２実施形態に係り、図８は先端部の他の構成を説明する断面図、図９は先端部本体に接続部材及び第１の節輪を順次外嵌する行程を示す説明図である。なお、前記第１実施形態と構成を同じにする部材には同符号を付して説明を省略する。
【００４５】
本実施形態においては図８に示すように絶縁カバー１４に設けたチャンネル開口部５５と、先端部本体１５に設けた凸部１９ａとが同軸上にあり、前記チャンネル開口部５５の内径寸法と凸部１９ａの内径寸法とを略同寸法に形成している。そして、このチャンネル開口部５５に樹脂製で管状の絶縁管５６を嵌入している。このとき、前記絶縁管５６の手元側端面がチャンネルチューブ１７の先端面に当接するように配置して凸部１９ａの内周面の絶縁を行っている。なお、前記絶縁管５６は、外径寸法が前記凸部１９ａの内径寸法に略一致し、内径寸法が前記チャンネルチューブ１７の内径寸法に略一致している。
【００４６】
また、図９に示すように本実施形態においては、先端部本体１５、接続部材２４、第１の節輪６１にそれぞれ電気導通手段となる突起５７，５８，５９を設けている。
【００４７】
即ち、前記先端部本体１５にはこの先端部本体１５の外周面より突出する、先端部本体１５に対して一体または細いピンを嵌入した第１の突起５７が設けられている。また、接続部材２４にはこの接続部材２４の縁部を切り欠き、中心軸方向にわずかに折り曲げて形成した第２の突起５８が設けられている。さらに、第１の節輪６１にはこの第１の節輪６１の縁部を切り欠き、中心軸方向にわずかに折り曲げて形成した第３の突起５９が設けられている。
【００４８】
上述のように前記先端部本体１５、接続部材２４、第１の節輪６１にそれぞれ突起５７，５８，５９を設けたことによって、前記先端部本体１５に接続部材２４及び第１の節輪６１を外嵌するために、絶縁カバー１４が外嵌して接着固定されている先端部本体１５の基端部に接続部材２４を外嵌させて接着固定する際及びこの接続部材２４の基端部に第１の節輪６１を外嵌させて接着固定する際に、前記先端部本体１５に設けた第１の突起５７、接続部材２４に設けた第２の突起５８及び第１の節輪６１に設けた第３の突起５９によって、先端部本体１５，接続部材２４，第１の節輪６１の面に塗布されている接着剤層が削り落とされて、先端部本体１５と接続部材２４と第１の節輪６１とが電気的に導通する。
【００４９】
このように、絶縁カバーのチャンネル開口部に絶縁管を内挿して、この絶縁管の手元側端部をチャンネルチューブの先端面に当接させて配設することにより、絶縁カバーの肉厚を増やすことなく且つ、絶縁カバーと先端部本体の接着強度を低下させることなく、鉗子チャンネル内周面の絶縁を確実に行うことができる。このことにより、絶縁管を絶縁カバーに内挿するという比較的容易な作業を行うだけで、鉗子チャンネル内周面の絶縁を行えるので作業性が大幅に向上する。
【００５０】
また、先端部本体、接続部材及び第１の節輪にそれぞれ突起を設けたことにより、先端部本体に接続部材を外嵌させる際及び接続部材に第１の節輪を外嵌させる際に、それぞれの突起が先端部本体、接続部材、第１の節輪の接着剤層を削り落としていくことにより、接着剤層の除去作業を行うことなく先端部本体と接続部材と第１の節輪とを電気的に導通させることができる。このことにより、接着剤の除去作業が不要になって作業性が向上する。その他の作用及び効果は前記第１実施形態と同様である。
【００５１】
なお、第１の突起５７及び第２の突起５８に関しては少なくともどちらか一方の突起を設ければよく、設けた突起に対応する面に接着層を設ける。
【００５２】
図１０及び図１１は本発明の第３実施形態に係り、図１０は湾曲部の第１の節輪部分での断面図、図１１は先端部本体と接続部材と第１の節輪との別の導通方法を示す説明図である。なお、上述の実施形態と構成を同じにする部材には同符号を付して説明を省略する。
【００５３】
本実施形態においては図１０に示すように先端部本体１５に外嵌する接続部材２４及びこの接続部材２４に外嵌する第１の節輪６１が所定位置に配設されることによって、節輪用貫通孔６１ａと接続部材用貫通孔２４ａと、円孔１５ａとが同軸上に配置されて形成される凹部４０に、導電性接着剤を充填する代わりに図１１で示す電気導通手段となる金属製のピン６０を圧入している。このピン６０は、多角柱形状をしており、このピン６０の外接円の直径寸法を凹部４０の内径寸法よりやや大きく形成している。
【００５４】
上述のように構成したことにより、先端部本体１５、接続部材２４及び第１の節輪６１を所定位置に配設して形成された凹部４０に、多角柱形状のピン６０を圧入していくことにより、このピン６０の稜線６０ａによって凹部４０内の内周面に付着している接着剤層を削り落として電気的に導通する。
【００５５】
このように、多角柱形状のピンを凹部に圧入するとき、このピンの稜線が凹部内の内周面に付着している接着剤を除去して、先端部本体と接続部材と第１の節輪とを電気的に導通させることができる。このことにより、接着剤の除去作業が不要になって作業性が向上する。その他の作用及び効果は上述の実施形態と同様である。
【００５６】
なお、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【００５７】
ところで、従来より内視鏡などの管路内を洗滌する際、洗滌用ブラシが用いられていた。例えば、特公平２−２３９８５３号公報に開示されている洗滌用ブラシは、毛状部材をブラシ形成用ワイヤに保持して成るブラシ部の基端部に、可撓性を有する芯材を内部に挿通して成るコイルシースの先端疎巻き部を接続固定して形成されていた。
【００５８】
上述のように形成した内視鏡の洗滌用ブラシの一例としては図１２に示すようなものがある。
同図（ａ）に示すように洗滌用ブラシ７０のブラシ部７１は、例えば軟質線材を捩り合わせて形成したブラシ形成用ワイヤ７２と、このブラシ形成用ワイヤ７２の間に捩り込まれた毛状部材７３とで構成されている。このブラシ部７１の場合、上記ブラシ形成用ワイヤ７２の先端にはほつれを防止すると共に先端部の挿入性を向上させるために略球状の先端チップ７４が半田付けなどで固定されている。そして、このブラシ部７１の手元側端部をコイルで形成したコイルシース７５に接続している。
【００５９】
前記コイルシース７５は、先端側部分の疎巻き部７５ａと、後端側部分の密巻部７５ｂとで形成されており、前記密巻部７５ｂには同図（Ｂ）に示すようにコイルシャフト７６が内挿されている。このコイルシャフト７６は、ワイヤ状の芯材７６ａと、この芯材７６ａの外周に巻き付けた弾性線材で形成した密巻のコイル７６ｂとで構成されている。そして、このコイルシャフト７６の手元側部分を、上記コイルシース７５の後端から突出させてループ部７７を形成している。
【００６０】
前記コイルシャフト７６のループ部７７は、操作部７８に形成されている内孔７８ａに、前記コイルシース７５と共に内挿され、接着剤などによって一体的に固定されている。
【００６１】
上記ブラシ形成用ワイヤ７２の基端部７２ａは、前記コイルシース７５の疎巻き部７５ａの先端部分に挿入されて半田７９などの固定部材によって一体的に固定されている。また、前記コイルシース７５の密巻部７５ｂ内に挿入されているコイルシャフト７６の先端部分は、コイルシース７５の疎巻き部７５ａの後端部に半田７９などによって一体的に固定されている。
【００６２】
上述のように構成した洗滌用ブラシ７０は、内視鏡の管路に挿入され、ブラシ部７１を進退させることによって管路内の清掃を行うことができるようになっているが、前記コイルシャフト７６の先端側部分を、コイルシース７５の疎巻き部７５ａの後端部に半田７９で固定していたため、この洗滌用ブラシ７０を内視鏡の管路に挿入した状態で、進退操作して清掃するとき、このコイルシャフト７６に引張力や圧縮力或いは曲げ応力が繰り返し強くかかる。
【００６３】
特に、コイルシース７５とコイルシャフト７６とを固定している疎巻き部７５ａ後端部には、コイルシース７５の可撓性が変化する部分が湾曲した管路を通過する際、この管路に追随して疎巻き部７５ａが大きく曲がることによって発生する曲げ応力が集中的にかかるので破壊に至るおそれがあった。このため、使用時にコイルシース７５とコイルシャフト７６との固定部に応力が集中し難く、コイルシース７５の耐久性が優れたシース構造体が望まれていた。
【００６４】
図１３（ａ）（ｂ）に示すように本実施形態の洗滌用ブラシ７０Ａのコイルシャフト７６は、ワイヤ状の芯材７６ａの外周に弾性部材からなるコイル７６ｂを密に巻き付けて構成したものであり、この芯材７６ａは、コイルシャフト７６全体に適度な腰の強さをもたせるために設けている。このため、芯材７６ａを設けることなくコイル状に密巻きにしたコイル７６ｂのみでコイルシャフト７６を構成した場合に比べて、この洗滌用ブラシ７０Ａの操作時に受ける圧縮力、引張力、曲げ応力などの外力に適した腰の強さをコイルシース７５にもたせることができるようになっている。
【００６５】
また、このコイルシャフト７６の先端部７６ｃは、コイルシース７５の疎巻き部７５ａの中程まで突出しており、使用時に芯材７６ａと密巻きコイル７６ｂとのほつれをぼうしするために先端部を半田７９などで固定している。
【００６６】
さらに、コイルシャフト７６は、疎巻き部７５ａの後端部でコイルシース７５に半田７９によって一体的に固定されている。
【００６７】
上述のようにコイルシャフト７６の先端部７６ｃをコイルシース７５の疎巻き部７５ａの中程まで突出させ、疎巻き部７５ａの後端部でコイルシャフト７６とコイルシース７５とを固定して洗浄用ブラシ７０Ａを構成することにより、内視鏡の湾曲した管路内に前記洗滌用ブラシ７０Ａを挿通して疎巻き部７５ａが曲がった管路に追随して大きく曲がって発生する曲げ応力は、コイルシース７５とコイルシャフト７６とを固定している疎巻き部７５ａの後端部と、コイルシャフト７６が挿通しているか否かによってコイルシース７５の可撓性が変化する境界部とに分散する。その他の構成は図１２に示した形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【００６８】
このように、コイルシースとコイルシャフトとの固定部と、コイルシャフトが挿通されているか否かによって可撓性の変化するコイルシースの境界部とを位置ずれさせたことにより、疎巻き部が曲がった管路に追随して大きく曲がった際に発生する曲げ応力がコイルシースとコイルシャフトとの固定部に集中することを防止することができる。このことによって、コイルシースの耐久性が大幅に向上して、使用時に、コイルシースと芯材との固定部に応力が集中しにくく、コイルシースの耐久性の向上したシース構造体を提供することができる。
【００６９】
なお、前記芯材７６ａを図１４（ａ）（ｂ）に示すように撚り線ワイヤー８０で構成するようにしてもよい。
即ち、撚り線ワイヤー８０の先端部８０ａを、コイルシース７５の疎巻き部７５ａの中程まで突出しており、使用時に撚り線ワイヤー８０がほつれないように先端部８０ａを半田７９で固定するしている。一方、この撚り線ワイヤー８０は、疎巻き部７５ａの後端でコイルシース７５に半田７９で一体的に固定されている。その他の構成は図１３に示した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【００７０】
このように、芯材を撚り線ワイヤで構成した洗滌用ブラシを内視鏡の曲がった管路に挿通した場合、疎巻き部が曲がった管路に追随して大きく曲がった時に発生する曲げ応力は、コイルシースと撚り線ワイヤーとを固定している疎巻き部の後端部と、撚り線ワイヤーの有無によってコイルシースの可撓性が変化する境界部とが異なるため、コイルシースと撚り線ワイヤーとの固定部に曲げ応力が集中しなくなり、コイルシースの耐久性が大幅に向上する。
【００７１】
なお、本発明は洗滌用ブラシに限定されるものではなく、可撓性を有する芯材を内部に挿通してなるコイルシースからなるシース構造体を備えた内視鏡用各種処置具や、医療用以外の管路内洗滌ブラシ等にも適用されることはいうまでもない。
【００７２】
また、芯材とコイルシースとの固定は半田による固定に限定されるものではなく、ろう付けによる固定や、接着剤による固定、さらには溶接などの固定部材であってもよい。
【００７３】
さらに、芯材としては、撚り線ワイヤー以外の密巻きコイルや多条コイル、さらにその他の材料であってもよい。
【００７４】
［付記］
以上詳述したような本発明の実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【００７５】
（１）挿入部の先端側に設けられた金属製の先端部本体と、この先端部本体の外周面を覆う絶縁カバーと、前記先端部本体と前記絶縁カバーとに貫通してこの絶縁カバーの外表面に開口を有する電気絶縁性のチャンネルチューブが内挿される貫通孔と、この貫通孔の中心軸方向に突出して絶縁カバー側に形成した前記チャンネルチューブの透孔の直径寸法より大径で、このチャンネルチューブの外径寸法より小径の凸部とを設けた内視鏡において、
前記チャンネルチューブの先端面を、前記凸部に当接させて固定すると共に、このチャンネルチューブ先端面から絶縁カバーまでの凸部内周面を絶縁部材で覆った内視鏡。
【００７６】
（２）前記絶縁部材は、絶縁性の接着剤である付記１記載の内視鏡。
【００７７】
（３）前記絶縁部材は、樹脂製の管状部材である付記１記載の内視鏡。
【００７８】
（４）挿入部の先端部に設けられる金属製の先端部本体と、前記先端部本体の手元側端部に外嵌してこの先端部本体に接着固定させる金属製の節輪を有する内視鏡において、
前記先端部本体と前記節輪とを電気的に導通させる電気導通手段を設けた内視鏡。
【００７９】
（５）前記電気導通手段は、導電性接着剤である付記４記載の内視鏡。
【００８０】
（６）前記電気導通手段は、先端部本体または節輪の少なくともどちらか一方に設けた突起である付記４記載の内視鏡。
【００８１】
（７）前記電気導通手段は、金属製のピンである付記４記載の内視鏡。
【００８２】
（８）可撓性を有する芯材を内部に挿通して成るコイルシャフトをコイルシースに接続したシース構造体において、
前記コイルシースの先端に疎巻き部を設け、この疎巻き部内にコイルシャフトを突出させる一方、疎巻き部の後端部でコイルシャフトを固定するシース構造体。
【００８３】
（９）前記芯材が撚り線ワイヤーである付記８記載のシース構造体。
【００８４】
（１０）前記芯材が密巻きコイルである付記８記載のシース構造体。
【００８５】
（１１）前記芯材が多条コイルである付記８記載のシース構造体。
【００８６】
（１２）前記芯材とコイルシースとの固定が半田付けである付記８記載のシース構造体。
【００８７】
（１３）前記芯材とコイルシースとをろう付けで固定した付記８記載のシース構造体。
【００８８】
（１４）前記芯材とコイルシースとを溶接で固定した付記８記載のシース構造体。
【００８９】
（１５）前記芯材とコイルシースとを接着剤で固定した付記８記載のシース構造体。
【００９０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内視鏡の組立性や挿入性を損なわず、鉗子チャンネルから内視鏡の内部金属に漏れ電流が流れることなく、効率よく高周波処置の行える内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１ないし図７は本発明の第１実施形態に係り、図１は
内視鏡の概略構成を示す説明図
【図２】挿入部の先端部を説明する斜視図
【図３】先端部の構成を説明する断面図
【図４】図３のＡ−Ａ断面図
【図５】内視鏡の湾曲機構の概略構成を示す説明図
【図６】外皮チューブを被せる前の湾曲部の構成を示す説明図
【図７】操作レバーの概略構成を説明する断面図
【図８】図８及び図９は本発明の第２実施形態に係り、図８は
先端部の他の構成を説明する断面図
【図９】先端部本体に接続部材及び第１の節輪を順次外嵌する行程を示す説明図
【図１０】図１０及び図１１は本発明の第３実施形態に係り、図１０は
湾曲部の第１の節輪部分での断面図
【図１１】先端部本体と接続部材と第１の節輪との別の導通方法を示す説明図
【図１２】洗滌用ブラシの従来の構成を説明する図
【図１３】洗滌用ブラシの構成を示す説明図
【図１４】洗滌用ブラシの他の構成を示す説明図
【符号の説明】
１５…先端部本体
１７…チャンネルチューブ
１９ａ…凸部
２０…絶縁性接着剤
代理人弁理士伊藤進[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope for performing treatment on a tissue in a body cavity of a patient by inserting a high-frequency treatment instrument through a treatment instrument channel and protruding from a metal distal end body.
[0002]
[Prior art]
In general, an endoscope includes an insertion portion to be inserted into a body cavity, an operation portion located at a base end side of the insertion portion, which is grasped and operated by an operator, and a light source device extending from a side portion of the operation portion. And a connector cord provided at an end with a connector detachably connected to the image processing apparatus.
[0003]
The distal end of the insertion portion is formed of a metal member provided with an objective lens for observing the inside of the body cavity, an illumination guide for illuminating the inside of the body cavity, a forceps channel for inserting a treatment tool such as forceps into the body cavity, and the like. A body is provided.
[0004]
When the distal end body is formed of a metal member, when a high-frequency treatment tool such as an electric scalpel is inserted into a body cavity through a forceps channel to perform high-frequency treatment, body fluid or the like is in contact with an electrode of the high-frequency treatment tool. In some cases, the high-frequency current flowing in the high-frequency treatment instrument leaks to the endoscope, and a sufficient high-frequency current does not flow to the ablation site constituting the treatment section of the high-frequency treatment instrument, so that the treatment cannot be performed.
[0005]
Therefore, in order to prevent such leakage, it is necessary to cover the exposed portion of the metal of the distal end body with an insulating member. Japanese Patent Publication No. 3-26964 discloses an insulating cover for covering the distal end of the channel tube with the distal end body. Discloses an endoscope joined to the endoscope.
[0006]
In an endoscope capable of high-frequency treatment, the internal metal is electrically connected to the patient plate side of the high-frequency current, and the current leaked to the internal metal is returned to the high-frequency power supply.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the endoscope disclosed in Japanese Patent Publication No. 3-26964, it is necessary to provide an adhesive layer in order to join the distal end of the channel tube and the insulating cover, which increases the thickness of the insulating cover. There is a problem in that the length of the distal end hard portion of the insertion portion is increased, and the insertability of the endoscope is reduced.
[0008]
Further, since the distal end of the channel tube is configured to abut against the insulating cover, there is a problem that the assembling property is poor due to the insulating cover coming off from the distal end body during assembly.
[0009]
Further, in a small-diameter endoscope, the distal end main body and the node ring are fixed by an adhesive, and the present applicant discloses the distal end main body and the node ring disclosed in Japanese Patent Application No. 7-114935. In the structure of the endoscope for high-frequency treatment, which is bonded and fixed, it is difficult to ensure reliable electrical continuity between the distal end main body and the node ring because an adhesive layer made of adhesive exists between the distal end main body and the node ring. In addition, the current leaking to the tip main body returns to the high-frequency power supply via the solid-state imaging device, which may cause damage to the solid-state imaging device and disturbance of an image.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and does not impair the assemblability or insertability of an endoscope, and can efficiently perform high-frequency treatment without leak current flowing from a forceps channel to an internal metal of the endoscope. The purpose is to provide an endoscope.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The endoscope of the present invention includes a metal distal end main body provided on the distal end side of the insertion section, an insulating cover covering the outer peripheral surface of the distal end main body, and penetrating through the distal end main body and the insulating cover. A through hole into which an electrically insulating channel tube having an opening on the outer surface of the lever cover is inserted, and a diameter dimension of the through hole of the channel tube protruding in the center axis direction of the through hole and formed on the insulating cover side An endoscope having a larger diameter and a projection having a smaller diameter than the outer diameter of the channel tube,
The distal end surface of the channel tube is fixed by abutting the convex portion, and the inner peripheral surface of the convex portion from the distal end surface of the channel tube to the insulating cover is covered with an insulating member.
[0012]
According to this configuration, it is possible to prevent the high-frequency current flowing through the high-frequency treatment instrument from leaking to the endoscope without impairing the assemblability and insertability of the endoscope.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
1 to 7 relate to a first embodiment of the present invention, FIG. 1 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of an endoscope, FIG. 2 is a perspective view for explaining a distal end portion of an insertion portion, and FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view for explaining the configuration, FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 3, FIG. 5 is an explanatory view showing a schematic configuration of a bending mechanism of the endoscope, and FIG. FIG. 7 is a sectional view illustrating a schematic configuration of the operation lever.
[0015]
As shown in FIG. 1, the endoscope 1 includes an insertion section 2 inserted into a body cavity, an operation section 3 serving also as a grip section provided on a proximal end side of the insertion section 2, and an operation section 3 of the operation section 3. And a connector cord 4 extending from the side.
[0016]
The insertion portion 2 includes a distal end portion 5 having a distal end body, which will be described later, formed of a metal member harder than the distal end side, and a bending portion 6 in which a plurality of bending pieces are connected to bendable in the vertical and horizontal directions, for example. And a flexible tube portion 7 having flexibility.
[0017]
The operation section 3 is provided with an operation lever 3a for bending the bending section 6 in a desired direction. By operating the operation lever 3a, a first lever disposed at the distal end of the bending section 6 is provided. The bending wire 6 is bent in the vertical and horizontal directions by pulling the operation wire connected to the bending piece, so that the distal end surface of the distal end portion 5 can be directed in a desired direction. In addition, a forceps insertion port 3b for inserting a treatment tool is provided on the distal end side of the operation unit 3.
[0018]
At the proximal end of the connector cord 4, a light source connecting portion 8a detachably connectable to a light source device as an external device and an image processing device connecting portion detachable to an image processing device as an external device via an electric cable. 8b is provided. The connector 8 is provided with a high-frequency terminal 9 that is electrically connected to a metal provided inside the endoscope 1, and a cord that returns to a high-frequency power supply is connected to the high-frequency terminal 9. It has become.
[0019]
As shown in FIG. 2, an objective lens 11a constituting an observation optical system 11 for observing a site to be inspected and a lens constituting an illumination optical system 12 illuminating the site to be inspected are provided on a distal end surface 5a of an end portion 5 of the insertion portion 2. An opening 13a of a forceps channel 13 communicating with the cover 12a and the forceps insertion port 3b is provided. Reference numeral 14 denotes a resin insulating cover that covers the distal end surface of the distal end body and the outer peripheral portion on the distal end side.
[0020]
As shown in FIG. 3, the distal end portion 5 is provided with a distal end portion main body 15 formed of a metal columnar member. A lens frame 16 for holding a plurality of lenses constituting the observation optical system 11, an illumination light guide (not shown) constituting the illumination optical system 12, and the forceps channel 13 are provided inside the distal end body 15. A plurality of through-holes for an optical system, a through-hole for a channel 19, and the like are provided as a plurality of through-holes corresponding to each of the flexible channel tubes 17 having flexibility to be configured.
[0021]
The front end surface of the lens frame 16 is disposed so as to be recessed from the surface of the insulating cover 14, and a gap formed between the lens frame 16 and the insulating cover 14 is filled with the insulating adhesive 20. Thus, the front end surface of the lens frame 16 is insulated.
[0022]
A channel tube protruding toward the center axis direction of the channel through-hole 19 at an end of the channel through-hole 19 formed in the tip end body 15 on the insulating cover 14 side, and inserted into the channel through-hole 19. A projection 19a is formed which is larger than the inner diameter φd1 of the inner hole 17 and smaller than the outer diameter φd2 of the channel tube 17.
[0023]
The distal end surface of the channel tube 17 provided in the channel through hole 19 is in contact with the rising surface of the projection 19a, and the insulating cover 14 where the inner peripheral side surface of the projection 19a is located and the channel tube 17 An insulative adhesive 20 is applied to the concave portion between the front end portion and the metal surface on the inner peripheral surface side of the convex portion 19a of the channel through hole 19 is insulated.
[0024]
A helical channel coil 21 made of a metal member is fitted around the outer circumference of the tube of the channel tube 17 except for a part on the distal end side of the channel tube 17. At this time, the positional relationship between the central axis 22a of the distal end side channel tube 22 where the channel coil 21 is not externally fitted and the central axis 23a of the curved side channel tube 23 where the channel coil 21 is externally fitted is as follows. The center axis 22a of the distal end side channel tube 22 is displaced from the central axis 23a of the curved section side channel tube 23 toward the center side of the endoscope by a distance d to reduce the diameter of the distal end portion 5. ing. The distal end side channel tube 22 and the curved portion side channel tube 23 are smoothly displaced.
[0025]
A connecting member 24 formed of a pipe member is externally fitted to the distal end portion main body 15, and a first node ring 61 constituting the foremost portion of the curved portion 6 is externally fitted to the connecting member 24. .
[0026]
The bending portion 6 includes a first node ring 61, a second node ring 62, a third node ring 63. . . Are connected to each other, and the first node ring 61 and the second node ring 62 are rotatably connected to the second node ring 63 by the rivet 25, and the second node ring is provided. Adjacent articulation rings are also connected to each other by rivets 25 so as to be rotatable behind the articulation rings 62.
[0027]
The connection member 24 and the plurality of node rings 61, 62, 63. . . Is covered with a mesh tube 26, and the outer periphery of the mesh tube 26 is further covered with an outer sheath tube 27 having an insulating property. The outer tube 27 is wound around the tip of the outer tube 27, and the outer tube 27 is fastened and fixed to the connecting member 24.
[0028]
A plurality of ring-shaped wire receivers 30 are provided in the first node ring 61 so as to correspond to the operation wires 31, and tips of at least two operation wires 31 are fixed to the wire receiver 30. . The operation wire 31 is formed by twisting a plurality of thin metal wires.
[0029]
Reference numeral 32 denotes an imaging unit body, and a cover glass 33 provided behind the objective optical system 11 and a solid-state imaging device 34 provided at an image forming position of the objective optical system 11 are formed of a metal element frame. The supporting member 35 is fixed at a predetermined position. From the solid-state imaging device 34, a signal cable 36 composed of a coaxial line extends toward the image processing device connection portion 8b.
[0030]
As shown in FIG. 4, a plurality of node rings 61, 62, 63. . . The first node ring 61 of the curved portion 6 formed by connecting the connecting members 24 has a through hole 61a for the node ring, and the first node ring 61 is fitted to the connecting member 24 at a predetermined position. When fixed, there is formed a through-hole 24a for a connection member that communicates with the through-hole 61a for a node ring.
[0031]
Further, when the connection member 24 and the first node ring 61 are externally fitted and fixed to the distal end body 15 in a predetermined state, the distal end main body 15 is provided with the node ring through hole 61a and the first node ring 61. A circular hole 15a communicating with the connecting member through hole 24a in a straight line is formed.
[0032]
That is, the connecting member 24 is externally fitted to a predetermined position of the distal end body 15, and the first node ring 61 is externally fitted to a predetermined position of the connecting member 24, so that the through-hole 61 a for the node ring and The connection member through-hole 24a and the circular hole 15a are coaxially arranged to form a recess 40. By filling the concave portion 40 with a conductive adhesive 41 as an electric conduction means mixed with metal powder, the distal end portion main body 15, the connecting member 24, the first node ring 61, and the operation wire 31 are connected. It is electrically connected. In the case where, for example, an insulating adhesive 20 or the like is attached in the recess 40, the conductive adhesive 41 is filled after removing the adhesive 20 in advance. Reference numeral 12b is an illumination light guide.
[0033]
As shown in FIG. 5, one end of an operation wire 31 is fixed to a first node ring 61 which is one of a plurality of node rings forming the curved portion 6 of the endoscope 1. On the other hand, the other end of the operation wire 31 is axially symmetrically fixed to a pulley 41 provided in the operation section 3. The pulley 41 and the operation lever 3a are integrated with each other, and are connected to be rotatable about a rotation shaft 43 protruding from the frame 43.
[0034]
The frame 43 is fixed in the operation unit 3. When the operation lever 3 a is rotated, the pulley 41 integrated with the operation lever 3 a rotates to pull the operation wire 31. . When the operation wire 31 is pulled, the bending portion 2 is bent from a linear state as shown by a two-dot chain line in a desired direction. As shown in the drawing, one end of a lead wire 44 inserted through the connector cord 4 is connected to a frame 43 fixed via a shaft 42 to a pulley 41 to which the operation wire 31 is fixed, The other end is electrically connected to the high frequency terminal 9. Thus, the distal end body 15, the connecting member 24, the first node ring 61, the operation wire 31, the pulley 41, the frame 43, the lead wire 44, the high-frequency terminal 9, and the high-frequency power supply (not shown) are electrically connected. Thus, a feedback circuit having extremely low impedance is formed.
[0035]
As shown in FIG. 6, the sealing agent 46 is applied over the entire periphery of the rear side edge of the insulating cover 14 in the curved portion 2 before the outer tube 27 is covered. For this reason, in a completed state of the endoscope in which the distal end of the outer tube 27 covering the outer circumferences of the mesh tube 26 and the first node ring 61 abuts on the rear side edge of the insulating cover 14 and is assembled. Watertightness of the contact portion between the insulating cover 14 and the outer tube 27 is ensured by the sealant 46.
[0036]
As shown in FIG. 7, the knob portion 47 of the operation lever 3a is formed by a knob body 47a made of resin and a metal lever frame 47b inserted inside the knob body 47a.
[0037]
That is, the knob portion 47 is formed by integrally molding a knob body 47a made of resin and a lever frame 47b inserted into the resin member by an insert molding method.
[0038]
Reference numeral 48 denotes a resin lever cover, which covers the outer surface of the lever frame 47b excluding the back surface together with the knob portion 47.
[0039]
A projection 49 provided on the back surface of the lever cover 48 is fitted in a through hole 47c provided in the lever frame 47b, and the tip of the projection 49 is deformed by heat. The lever cover 48 is fitted and fixed to the lever frame 47b.
[0040]
Further, the lever frame 47b is fixed to the rotating shaft 42 by a metal fixing screw 51. The fixing screw 51 is provided with a flange 51a.
[0041]
The shaft hole 48a provided in the lever cover 48 is coaxial with the rotation shaft 42 and the fixing screw 51 in a state where the operation lever 3a is assembled to the rotation shaft 42. It is formed with an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the flange 51a, and the bottom surface of the resin cover 52 abuts against the fixing screw 51, while the side surface of the cover 52 fits into the shaft hole 48a.
[0042]
As described above, the convex portion which is larger than the inner diameter of the channel tube and smaller than the outer diameter of the channel tube is formed on the inner peripheral surface of the through hole for the channel, which is a through hole formed in the distal end portion main body, on the insulating cover side. When inserting and fixing the leading end surface of the channel tube in contact with the rising surface of the projection, the inner peripheral surface of the projection is covered with an insulating adhesive to increase the thickness of the insulating cover. The inner peripheral surface of the forceps channel can be insulated without lowering the adhesive strength between the insulating cover and the distal end body without any problem. In this way, the distal end hard portion of the insertion portion is insulated without lengthening, and high-frequency current flowing through the high-frequency treatment instrument inserted into the forceps channel of the endoscope is prevented from leaking to the internal metal of the endoscope. To prevent. In addition, since the insulating cover is prevented from being detached from the distal end main body at the time of assembling, assemblability is greatly improved.
[0043]
Also, by filling a conductive adhesive into a recess formed when a connecting member externally fitted to the distal end body and a first node ring externally fitted to the connecting member are assembled in a predetermined state, By electrically connecting the unit body, the connection member, the first node ring, the operation wire, the pulley, the frame, the lead wire, the high-frequency terminal, and the high-frequency power supply, a feedback circuit having extremely low impedance can be formed. As a result, an excessive leakage current does not flow from the forceps channel to the internal metal of the endoscope, and high-frequency treatment can be performed efficiently. Further, even when a minute leakage current flows into the internal metal of the endoscope, the leakage current does not pass through the solid-state imaging device and returns to the high-frequency power supply, so that damage to the solid-state imaging device and image distortion do not occur. .
[0044]
8 and 9 relate to a second embodiment of the present invention. FIG. 8 is a cross-sectional view illustrating another configuration of the distal end portion. FIG. It is an explanatory view showing a process to be performed. Note that members having the same configuration as in the first embodiment are given the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0045]
In this embodiment, as shown in FIG. 8, the channel opening 55 provided on the insulating cover 14 and the convex portion 19 a provided on the distal end body 15 are coaxial, and the inner diameter of the channel opening 55 is The inner diameter of the portion 19a is formed to be approximately the same. A tubular insulating tube 56 made of resin is fitted into the channel opening 55. At this time, the inner peripheral surface of the convex portion 19a is insulated by arranging the proximal end surface of the insulating tube 56 so as to contact the distal end surface of the channel tube 17. The insulating tube 56 has an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the projection 19a, and an inner diameter substantially equal to the inner diameter of the channel tube 17.
[0046]
As shown in FIG. 9, in the present embodiment, the projections 57, 58, 59 serving as electric conduction means are provided on the distal end body 15, the connecting member 24, and the first node ring 61, respectively.
[0047]
That is, the distal end main body 15 is provided with a first projection 57 projecting from the outer peripheral surface of the distal end main body 15 and having an integral or thin pin inserted into the distal end main body 15. The connection member 24 is provided with a second projection 58 formed by cutting out the edge of the connection member 24 and slightly bending the connection member 24 in the central axis direction. Further, the first node ring 61 is provided with a third projection 59 formed by cutting out an edge portion of the first node ring 61 and slightly bending the edge in the central axis direction.
[0048]
By providing the projections 57, 58, 59 on the distal end body 15, the connecting member 24, and the first node ring 61 as described above, the connecting member 24 and the first node ring 61 are provided on the distal end body 15. When the connecting member 24 is externally fitted to the base end of the distal end body 15 to which the insulating cover 14 is externally fitted and adhered and fixed, and the base end of the connecting member 24 When the first node ring 61 is externally fitted and fixed by bonding, the first projection 57 provided on the distal end body 15, the second projection 58 provided on the connecting member 24, and the first node ring 61 The adhesive layer applied to the surface of the distal end body 15, the connecting member 24, and the first node ring 61 is scraped off by the third protrusion 59 provided on the front end main body 15, the connecting member 24, The first node ring 61 is electrically connected.
[0049]
As described above, the thickness of the insulating cover is increased by inserting the insulating tube into the channel opening of the insulating cover and disposing the proximal end of the insulating tube in contact with the distal end surface of the channel tube. Insulation of the inner peripheral surface of the forceps channel can be reliably performed without lowering the adhesive strength between the insulating cover and the distal end main body without any problem. With this configuration, it is possible to insulate the inner peripheral surface of the forceps channel by simply performing the relatively easy operation of inserting the insulating tube into the insulating cover, thereby greatly improving the workability.
[0050]
In addition, by providing the distal end body, the connecting member and the first node ring with projections respectively, when the connecting member is externally fitted to the distal end body and when the first node ring is externally fitted to the connecting member, The respective protrusions scrape off the adhesive layer of the distal end body, the connecting member, and the first node ring, so that the distal end body, the connecting member, and the first node ring can be removed without removing the adhesive layer. Can be electrically conducted. Thereby, the work of removing the adhesive becomes unnecessary, and the workability is improved. Other functions and effects are the same as those of the first embodiment.
[0051]
Note that at least one of the first projection 57 and the second projection 58 may be provided, and an adhesive layer is provided on a surface corresponding to the provided projection.
[0052]
10 and 11 relate to a third embodiment of the present invention. FIG. 10 is a cross-sectional view of a first node ring portion of a curved portion, and FIG. 11 is a view of a distal end main body, a connecting member, and a first node ring. It is explanatory drawing which shows another conduction method. Note that members having the same configuration as those of the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted.
[0053]
In the present embodiment, as shown in FIG. 10, the connecting member 24 externally fitted to the distal end portion main body 15 and the first node ring 61 externally fitted to the connecting member 24 are disposed at predetermined positions, so that the node ring is provided. The recess 40 formed by coaxially disposing the through hole 61a for the connecting member, the through hole 24a for the connecting member, and the circular hole 15a is filled with a conductive adhesive instead of filling the concave portion 40 with a metal serving as an electrical conduction means shown in FIG. Pin 60 made of steel is press-fitted. The pin 60 has a polygonal column shape, and the diameter of the circumscribed circle of the pin 60 is slightly larger than the inner diameter of the recess 40.
[0054]
With the above-described configuration, the polygonal pillar-shaped pin 60 is pressed into the concave portion 40 formed by disposing the distal end portion main body 15, the connecting member 24, and the first node ring 61 at predetermined positions. As a result, the adhesive layer attached to the inner peripheral surface in the concave portion 40 is scraped off by the ridge line 60a of the pin 60, and the pin 60 is electrically connected.
[0055]
As described above, when the polygonal pillar-shaped pin is press-fitted into the concave portion, the ridge of the pin removes the adhesive adhering to the inner peripheral surface in the concave portion, and the distal end main body, the connecting member, and the first joint are removed. The ring can be electrically connected. Thereby, the work of removing the adhesive is not required, and the workability is improved. Other operations and effects are the same as those of the above-described embodiment.
[0056]
It should be noted that the present invention is not limited to only the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention.
[0057]
By the way, conventionally, when cleaning the inside of a conduit such as an endoscope, a cleaning brush has been used. For example, a cleaning brush disclosed in Japanese Patent Publication No. 2-239853 has a brush having a bristle member held by a wire for forming a brush, and a flexible core material at a base end thereof. It is formed by connecting and fixing a distally loosely wound portion of a coil sheath inserted therethrough.
[0058]
FIG. 12 shows an example of the endoscope cleaning brush formed as described above.
As shown in FIG. 7A, the brush portion 71 of the cleaning brush 70 includes a brush forming wire 72 formed by twisting a soft wire, for example, and a bristle screwed between the brush forming wires 72. And a member 73. In the case of the brush portion 71, a substantially spherical tip 74 is fixed to the tip of the brush forming wire 72 by soldering or the like in order to prevent fraying and improve the insertability of the tip. The proximal end of the brush 71 is connected to a coil sheath 75 formed of a coil.
[0059]
The coil sheath 75 is formed of a loosely wound portion 75a at a front end side portion and a closely wound portion 75b at a rear end side portion. The tightly wound portion 75b has a coil shaft 76 as shown in FIG. Is interpolated. The coil shaft 76 includes a wire-shaped core material 76a and a close-wound coil 76b formed of an elastic wire wound around the core material 76a. The proximal portion of the coil shaft 76 projects from the rear end of the coil sheath 75 to form a loop portion 77.
[0060]
The loop portion 77 of the coil shaft 76 is inserted together with the coil sheath 75 into an inner hole 78a formed in the operation portion 78, and is integrally fixed by an adhesive or the like.
[0061]
The base end portion 72a of the brush forming wire 72 is inserted into the distal end portion of the loosely wound portion 75a of the coil sheath 75 and is integrally fixed by a fixing member such as solder 79. The distal end of the coil shaft 76 inserted into the tightly wound portion 75b of the coil sheath 75 is integrally fixed to the rear end of the loosely wound portion 75a of the coil sheath 75 by solder 79 or the like.
[0062]
The cleaning brush 70 configured as described above is inserted into the conduit of the endoscope, and can clean the inside of the conduit by moving the brush portion 71 forward and backward. Since the distal end of the cleaning brush 70 is fixed to the rear end of the loosely wound portion 75a of the coil sheath 75 with the solder 79, the cleaning brush 70 is inserted into the conduit of the endoscope, and is moved forward and backward to clean. In this case, a tensile force, a compressive force, or a bending stress is repeatedly and strongly applied to the coil shaft 76.
[0063]
In particular, at the rear end of the loosely wound portion 75a that fixes the coil sheath 75 and the coil shaft 76, when the portion where the flexibility of the coil sheath 75 changes passes through a curved conduit, it follows this conduit. As a result, the bending stress generated by the large bending of the loosely wound portion 75a is intensively applied, which may lead to breakage. For this reason, a stress is unlikely to concentrate on the fixed portion between the coil sheath 75 and the coil shaft 76 during use, and a sheath structure having excellent durability of the coil sheath 75 has been desired.
[0064]
As shown in FIGS. 13 (a) and 13 (b), the coil shaft 76 of the cleaning brush 70A of the present embodiment is configured by densely winding a coil 76b made of an elastic member around the outer periphery of a wire-shaped core material 76a. In addition, the core material 76a is provided so that the entire coil shaft 76 has a moderate stiffness. For this reason, compared with the case where the coil shaft 76 is constituted only by the coil 76b which is tightly wound in a coil shape without providing the core material 76a, the compressive force, tensile force, bending stress, etc., received during the operation of the cleaning brush 70A are compared. The waist strength suitable for the external force can be imparted to the coil sheath 75.
[0065]
The distal end portion 76c of the coil shaft 76 projects to the middle of the loosely wound portion 75a of the coil sheath 75, and the distal end portion of the coil shaft 76 is soldered 79a in order to remove the fray between the core material 76a and the tightly wound coil 76b. And so on.
[0066]
Furthermore, the coil shaft 76 is integrally fixed to the coil sheath 75 by solder 79 at the rear end of the loosely wound portion 75a.
[0067]
As described above, the tip end portion 76c of the coil shaft 76 is projected to the middle of the loosely wound portion 75a of the coil sheath 75, and the coil shaft 76 and the coil sheath 75 are fixed at the rear end of the loosely wound portion 75a to clean the brush 70A. With this configuration, the bending stress generated when the cleaning brush 70A is inserted into the curved conduit of the endoscope and the loosely wound portion 75a follows the curved conduit and bends greatly is generated by the coil sheath 75. It is distributed to the rear end of the loosely wound portion 75a that fixes the coil shaft 76 and the boundary where the flexibility of the coil sheath 75 changes depending on whether or not the coil shaft 76 is inserted. Other configurations are the same as those of the embodiment shown in FIG. 12, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0068]
As described above, by displacing the fixed portion between the coil sheath and the coil shaft and the boundary portion of the coil sheath, which changes in flexibility depending on whether or not the coil shaft is inserted, the tube having the bent winding portion is bent. It is possible to prevent the bending stress generated when the vehicle is largely bent following the road from being concentrated on the fixed portion between the coil sheath and the coil shaft. As a result, the durability of the coil sheath is greatly improved, and it is possible to provide a sheath structure in which the stress is less likely to concentrate on the fixing portion between the coil sheath and the core material during use, and the durability of the coil sheath is improved.
[0069]
The core material 76a may be constituted by a stranded wire 80 as shown in FIGS.
That is, the distal end portion 80a of the stranded wire 80 protrudes to the middle of the loosely wound portion 75a of the coil sheath 75, and the distal end portion 80a is fixed with the solder 79 so that the stranded wire 80 is not frayed during use. . On the other hand, the stranded wire 80 is integrally fixed to the coil sheath 75 by solder 79 at the rear end of the loosely wound portion 75a. Other configurations are the same as those of the embodiment shown in FIG. 13, and the same members are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0070]
As described above, when the cleaning brush composed of the core wire made of the stranded wire is inserted through the bent pipe of the endoscope, the bending stress generated when the loosely wound portion follows the bent pipe and largely bends. Is different from the rear end of the loosely wound portion fixing the coil sheath and the stranded wire and the boundary where the flexibility of the coil sheath changes depending on the presence or absence of the stranded wire. Bending stress does not concentrate on the fixing portion, and the durability of the coil sheath is greatly improved.
[0071]
The present invention is not limited to a cleaning brush, and various treatment tools for an endoscope having a sheath structure composed of a coil sheath in which a flexible core material is inserted, Needless to say, the present invention is also applied to a cleaning brush in a conduit other than the above.
[0072]
Further, the fixing between the core member and the coil sheath is not limited to the fixing by soldering, but may be a fixing member such as fixing by brazing, fixing by an adhesive, or welding.
[0073]
Further, as the core material, a tightly wound coil other than the stranded wire, a multi-layer coil, and other materials may be used.
[0074]
[Appendix]
According to the embodiment of the present invention described in detail above, the following configuration can be obtained.
[0075]
(1) A metal tip body provided on the tip side of the insertion portion, an insulating cover covering the outer peripheral surface of the tip body, and an insulating cover penetrating through the tip body and the insulating cover. A through hole into which an electrically insulating channel tube having an opening on the outer surface is inserted, and a diameter larger than the diameter of the through hole of the channel tube formed on the insulating cover side protruding in the center axis direction of the through hole, In an endoscope provided with a projection having a smaller diameter than the outer diameter of the channel tube,
An endoscope wherein the distal end surface of the channel tube is fixed by abutting the convex portion, and the inner peripheral surface of the convex portion from the distal end surface of the channel tube to the insulating cover is covered with an insulating member.
[0076]
(2) The endoscope according to supplementary note 1, wherein the insulating member is an insulating adhesive.
[0077]
(3) The endoscope according to supplementary note 1, wherein the insulating member is a tubular member made of resin.
[0078]
(4) An endoscope having a metal distal end main body provided at the distal end of the insertion portion, and a metal node ring externally fitted to the proximal end of the distal end main body and adhered and fixed to the distal end main body. In the mirror
An endoscope provided with electric conduction means for electrically connecting the distal end body and the node ring.
[0079]
(5) The endoscope according to supplementary note 4, wherein the electric conduction means is a conductive adhesive.
[0080]
(6) The endoscope according to appendix 4, wherein the electrical conduction means is a projection provided on at least one of the distal end body and the node ring.
[0081]
(7) The endoscope according to supplementary note 4, wherein the electric conduction means is a metal pin.
[0082]
(8) In a sheath structure in which a coil shaft formed by inserting a flexible core material therein is connected to a coil sheath,
A sheath structure in which a loosely wound portion is provided at a front end of the coil sheath, and a coil shaft is projected into the loosely wound portion, and the coil shaft is fixed at a rear end of the loosely wound portion.
[0083]
(9) The sheath structure according to attachment 8, wherein the core material is a stranded wire.
[0084]
(10) The sheath structure according to supplementary note 8, wherein the core material is a close-wound coil.
[0085]
(11) The sheath structure according to supplementary note 8, wherein the core material is a multi-row coil.
[0086]
(12) The sheath structure according to attachment 8, wherein the fixing between the core material and the coil sheath is performed by soldering.
[0087]
(13) The sheath structure according to attachment 8, wherein the core material and the coil sheath are fixed by brazing.
[0088]
(14) The sheath structure according to attachment 8, wherein the core material and the coil sheath are fixed by welding.
[0089]
(15) The sheath structure according to attachment 8, wherein the core material and the coil sheath are fixed with an adhesive.
[0090]
【The invention's effect】
Advantageous Effects of Invention As described above, according to the present invention, an endoscope capable of efficiently performing high-frequency treatment without impairing the assemblability and insertability of the endoscope, preventing leakage current from flowing from the forceps channel to the internal metal of the endoscope. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
1 to 7 relate to a first embodiment of the present invention, and FIG.
Explanatory diagram showing a schematic configuration of an endoscope
FIG. 2 is a perspective view illustrating a distal end portion of an insertion portion.
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a distal end portion.
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of FIG. 3;
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a bending mechanism of the endoscope.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing a configuration of a bending portion before covering the outer tube.
FIG. 7 is a cross-sectional view illustrating a schematic configuration of an operation lever.
8 and 9 relate to a second embodiment of the present invention, and FIG.
Sectional drawing explaining other constitutions of a tip part
FIG. 9 is an explanatory view showing a process of sequentially fitting the connecting member and the first node ring to the tip main body.
FIG. 10 and FIG. 11 relate to a third embodiment of the present invention, and FIG.
Sectional view of the bending portion at the first node ring portion
FIG. 11 is an explanatory view showing another method of conducting the tip body, the connecting member, and the first node ring;
FIG. 12 is a diagram illustrating a conventional configuration of a cleaning brush.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing a configuration of a cleaning brush.
FIG. 14 is an explanatory view showing another configuration of the cleaning brush.
[Explanation of symbols]
15: Tip body
17… Channel tube
19a ... convex part
20 ... Insulating adhesive
Attorney Attorney Susumu Ito

Claims

A metal tip body provided on the tip side of the insertion portion, an insulating cover covering the outer peripheral surface of the tip body, and penetrating the tip body and the insulating cover to form an outer surface of the insulating cover. A through hole into which an electrically insulating channel tube having an opening is inserted, and a diameter larger than the diameter of the through hole of the channel tube formed on the insulating cover side protruding in the center axis direction of the through hole. In an endoscope provided with a convex portion having a smaller diameter than the outer diameter of the endoscope,
An endoscope, wherein a distal end surface of the channel tube is fixed by abutting the convex portion, and an inner peripheral surface of the convex portion from the distal end surface of the channel tube to an insulating cover is covered with an insulating member.