JP3563184B2 - 家畜の鼻紋採取装置 - Google Patents
家畜の鼻紋採取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3563184B2 JP3563184B2 JP32833395A JP32833395A JP3563184B2 JP 3563184 B2 JP3563184 B2 JP 3563184B2 JP 32833395 A JP32833395 A JP 32833395A JP 32833395 A JP32833395 A JP 32833395A JP 3563184 B2 JP3563184 B2 JP 3563184B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nose
- livestock
- nose print
- collecting device
- photographing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、牛その他の家畜の鼻紋を採取する鼻紋採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】
人を識別するために指紋が使用されるように、牛等の家畜においても個体の識別手段が必要であり、一般的には鼻の表面に形成される鼻紋が個体識別手段として使用される。
ホルスタイン種の牛の場合には身体の斑紋によって識別することが可能であるが、和牛の場合には斑紋がないため利用できない。
他の家畜の個体識別標識として、身体内に埋め込まれるマイクロチップや耳標などがあるが、破損脱落等ため確実性に欠けている。
このため、一般的には鼻紋が個体判別の手段として使用され、和牛における血統書には、血統、生産地、生産者、生年月日等が記載され、鼻紋が添付される。
【0003】
従来この鼻紋は家畜の鼻にローラで墨汁などを塗り、そこに吸水性のある紙を張り付け、それにより採取される鼻紋を使用しているが、汚れたりにじんだりするため明確さに欠け、特に子牛の場合、鼻紋の溝が浅いため後に判別に苦しむことが多い。また、家畜の鼻部に墨汁名度を塗って採取するので、家畜の鼻部、操作者あるいは採取現場が汚れる欠点がある。
最近、バーコードのリーダーを応用した鼻紋採取システムが提案されているが、地色を白色としそこに黒で表示されるバーコードを読むのとは異なり、家畜の鼻紋は、凹凸により構成されているだけであるから、明確な色調、陰影等は元より存在しないので、バーコードリーダーでは、確実且つ明瞭に鼻紋を認識することは出来ない。特に、鼻紋の浅い子牛の場合は然りである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、このような点にが鑑み長年に亙って研究した結果、極めて鮮明に鼻紋を採取する機器の開発に成功したものであり、その要旨とするところは、暗箱と、この暗箱の一方に設けられた撮影手段と、その対向側に設けた開口と、この開口の内側に、その環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交する環形蛍光灯を備えたことを特徴とする鼻紋採取装置である。
暗箱は、撮影のために内部を暗くする筐体である。この暗箱の一方には、撮影手段が設けられている。撮影手段は、写真機及びビデオカメラを含む。撮影手段が設けられている暗箱の反対側には、家畜の口部を差し入れうることができる開口が形成されている。この開口は家畜の口部が当たっても傷がつかないよう円形にするのが望ましい。
【0005】
この開口の内側には、家畜の口部が当たらないよう開口の口径よりも大きい環形蛍光灯が、その環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交するようにして設けられている。
この環形蛍光灯は、前記撮影手段の撮影軸と直交するように、環形蛍光灯のなす環形面を向けて配置される。
【0006】
【作用】
本発明装置を使用するには、開口より家畜の鼻部を差し入れ、鼻紋面を環形蛍光灯内に位置させた状態で、環形蛍光灯で照明して撮影手段で鼻紋撮影を行う。この場合、鼻紋部分は、環形蛍光灯の環形面にほぼ平行となり、環形蛍光灯により四方から光を受け、鼻紋の溝部分は、陰となって明瞭な鼻紋の輪郭として撮影される。すなわち、鼻紋の凸部は明るく、凹部は陰となる。
【0007】
【実施例】
図面にしたがって説明すると、1は鼻紋採取装置本体、2は把手3を有する暗箱、4はその一方に取り付けられた液晶モニターを有するビデオカメラ、5は、このカメラ4の反対側に設けられた円形開口部、6は開口部の裏側に配備された環形蛍光灯であり、その環形面7は、カメラ4の撮影軸8に対して直交している。
【0008】
【効果】
以上のように本発明においては、暗箱と、この暗箱の一方に設けられた撮影手段と、その対向側に設けた開口と、この開口の内側にその環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交する環形蛍光灯とからなるものであるから、構成が簡単であり、安価に提供できる上、極めて明瞭に鼻紋撮影と記録を行うことができるものである。また、家畜の鼻部に接触することはないので、家畜の鼻部、操作者あるいは採取現場が汚れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図
【図2】断面図
【符号の説明】
1−装置本体、2−暗箱、3−把手、4−ビデオカメラ、5−開口、6−環形蛍光灯
【産業上の利用分野】
本発明は、牛その他の家畜の鼻紋を採取する鼻紋採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術と問題点】
人を識別するために指紋が使用されるように、牛等の家畜においても個体の識別手段が必要であり、一般的には鼻の表面に形成される鼻紋が個体識別手段として使用される。
ホルスタイン種の牛の場合には身体の斑紋によって識別することが可能であるが、和牛の場合には斑紋がないため利用できない。
他の家畜の個体識別標識として、身体内に埋め込まれるマイクロチップや耳標などがあるが、破損脱落等ため確実性に欠けている。
このため、一般的には鼻紋が個体判別の手段として使用され、和牛における血統書には、血統、生産地、生産者、生年月日等が記載され、鼻紋が添付される。
【0003】
従来この鼻紋は家畜の鼻にローラで墨汁などを塗り、そこに吸水性のある紙を張り付け、それにより採取される鼻紋を使用しているが、汚れたりにじんだりするため明確さに欠け、特に子牛の場合、鼻紋の溝が浅いため後に判別に苦しむことが多い。また、家畜の鼻部に墨汁名度を塗って採取するので、家畜の鼻部、操作者あるいは採取現場が汚れる欠点がある。
最近、バーコードのリーダーを応用した鼻紋採取システムが提案されているが、地色を白色としそこに黒で表示されるバーコードを読むのとは異なり、家畜の鼻紋は、凹凸により構成されているだけであるから、明確な色調、陰影等は元より存在しないので、バーコードリーダーでは、確実且つ明瞭に鼻紋を認識することは出来ない。特に、鼻紋の浅い子牛の場合は然りである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、このような点にが鑑み長年に亙って研究した結果、極めて鮮明に鼻紋を採取する機器の開発に成功したものであり、その要旨とするところは、暗箱と、この暗箱の一方に設けられた撮影手段と、その対向側に設けた開口と、この開口の内側に、その環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交する環形蛍光灯を備えたことを特徴とする鼻紋採取装置である。
暗箱は、撮影のために内部を暗くする筐体である。この暗箱の一方には、撮影手段が設けられている。撮影手段は、写真機及びビデオカメラを含む。撮影手段が設けられている暗箱の反対側には、家畜の口部を差し入れうることができる開口が形成されている。この開口は家畜の口部が当たっても傷がつかないよう円形にするのが望ましい。
【0005】
この開口の内側には、家畜の口部が当たらないよう開口の口径よりも大きい環形蛍光灯が、その環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交するようにして設けられている。
この環形蛍光灯は、前記撮影手段の撮影軸と直交するように、環形蛍光灯のなす環形面を向けて配置される。
【0006】
【作用】
本発明装置を使用するには、開口より家畜の鼻部を差し入れ、鼻紋面を環形蛍光灯内に位置させた状態で、環形蛍光灯で照明して撮影手段で鼻紋撮影を行う。この場合、鼻紋部分は、環形蛍光灯の環形面にほぼ平行となり、環形蛍光灯により四方から光を受け、鼻紋の溝部分は、陰となって明瞭な鼻紋の輪郭として撮影される。すなわち、鼻紋の凸部は明るく、凹部は陰となる。
【0007】
【実施例】
図面にしたがって説明すると、1は鼻紋採取装置本体、2は把手3を有する暗箱、4はその一方に取り付けられた液晶モニターを有するビデオカメラ、5は、このカメラ4の反対側に設けられた円形開口部、6は開口部の裏側に配備された環形蛍光灯であり、その環形面7は、カメラ4の撮影軸8に対して直交している。
【0008】
【効果】
以上のように本発明においては、暗箱と、この暗箱の一方に設けられた撮影手段と、その対向側に設けた開口と、この開口の内側にその環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交する環形蛍光灯とからなるものであるから、構成が簡単であり、安価に提供できる上、極めて明瞭に鼻紋撮影と記録を行うことができるものである。また、家畜の鼻部に接触することはないので、家畜の鼻部、操作者あるいは採取現場が汚れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図
【図2】断面図
【符号の説明】
1−装置本体、2−暗箱、3−把手、4−ビデオカメラ、5−開口、6−環形蛍光灯
Claims (1)
- 暗箱と、この暗箱の一方に設けられた撮影手段と、その対向側に設けた開口と、この開口の内側にその環形面が前記撮影手段の撮影軸と直交する環形蛍光灯を備えたことを特徴とする家畜の鼻紋採取装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32833395A JP3563184B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 家畜の鼻紋採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32833395A JP3563184B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 家畜の鼻紋採取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140288A JPH09140288A (ja) | 1997-06-03 |
JP3563184B2 true JP3563184B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=18209069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32833395A Expired - Fee Related JP3563184B2 (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 家畜の鼻紋採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3563184B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101527801B1 (ko) * | 2013-05-22 | 2015-06-11 | 주식회사 아이싸이랩 | 동물들의 코무늬를 이용한 동물 개체 인식 장치 및 방법 |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP32833395A patent/JP3563184B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09140288A (ja) | 1997-06-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6466920B2 (ja) | 動物たちの鼻柄を用いた動物個体認識装置及び方法 | |
US9295227B2 (en) | System for uniquely identifying subjects from a target population | |
KR101494717B1 (ko) | 동물들의 코무늬를 이용한 동물 개체 인식 장치 | |
EP1094744B1 (en) | Retinal vasculature image acquisition apparatus and method | |
WO2000059366A3 (en) | Identification of protective covers for medical imaging devices | |
EP1994881A3 (en) | Endoscopic capsule | |
TW200939134A (en) | Imaging apparatus and method for authentication of user | |
EP1003069A3 (en) | Camera with means for recognizing specific physical features of a user | |
WO2021002527A1 (ko) | 광학식 비문 이미지 획득장치 및 비문 등록방법 | |
KR20210013901A (ko) | 적어도 하나의 코드 리더기가 결합된 광학식 복합 비문 이미지 획득장치 및 그 비문 등록방법 | |
AU2003238759A1 (en) | Automated eostrus detection in animals | |
FR2717268B1 (fr) | Procédé et dispositif de normalisation permettant d'éliminer des détection erronées dans des images de sonar à couverture latérale. | |
JP3563184B2 (ja) | 家畜の鼻紋採取装置 | |
KR20160109020A (ko) | 카메라를 이용한 소의 승가현상을 판별하는 시스템 | |
WO2023277497A1 (ko) | 반려동물용 접촉식 비문리더기 | |
CN210749159U (zh) | 利用多重光源的皮肤表面检测装置 | |
KR100362484B1 (ko) | 고정초점 카메라를 이용한 홍채이미지 획득방법 및 획득장치 | |
DE20210886U1 (de) | UV-Betrachtungsgerät zur Überprüfung der korrekt durchgeführten Hände-Desinfektion und -Pflege | |
AU2021106130A4 (en) | Fish Recognition System | |
Naudin et al. | Abnormal fish larvae detection by image analysis. | |
KR20230001452U (ko) | 비문이 미끄러지지 않도록 입력창 주위에 가이드를 구비한 비문 이미지 획득장치 | |
WO2019189991A1 (ko) | 동물의 귀 정맥 영상 촬영 장치 | |
KR200294409Y1 (ko) | 주민증/면허증사진과 실시간 영상과 db 사진영상 비교장치 | |
CN114332591A (zh) | 一种钓鱼视频采集识别方法及系统 | |
JPH10302065A (ja) | 個体識別方法および個体識別装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040601 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040602 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |