JP3562340B2 - Bathroom unit entrance / exit structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴室ユニットの出入り口部分の構造に関し、詳しくは出入り口から浴室内の水が外に漏れないようにする構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、浴室に対して出入りするとき足をつまずいたりしないようにするためにドア枠の下枠の上面と浴室の防水床パンの上面とが略面一になるように施工することが行われるようになってきた。この場合、ドア枠の下枠に下枠の長手方向に長い水止め部材を上下に起倒自在に装着し、ドア枠に装着したドアを閉塞したとき水止め部材を起立させ、ドアを開放したとき水止め部材を下枠の上に倒す構造とし、ドアを閉じたとき出入り口から浴室内の水が浴室外に出ないようにすると共にドアを開いたとき水止め部材が通行の支障とならないようにしている。また下枠の浴室内側に排水溝を設けると共に排水溝の上面を目皿で覆うことで、浴室内の水が浴室外に出るのを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように排水溝を設けて排水溝の上面の開口部を目皿で覆った場合、目皿の長手方向の端部で開口部の仕舞いが悪いという問題があった。特に開口部の端部がドア枠の縦枠と対応する場合、下枠のある部分と同様に目皿で覆うことができず、開口部の端部の仕舞いが悪いという問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、排水樋の開口部の端部を綺麗に仕舞うことができる浴室ユニットの出入り口部分の構造を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1の浴室ユニットの出入り口部分の構造は、防水床パン1に出入り口に対応する部分で出入り口の幅方向に亙るように切り欠き2を設け、この切り欠き2の下方に排水を受ける排水樋3を全長に亙って装着し、両側の縦枠4aの下部間に下枠4bを架設したドア枠4を排水樋3の上方に配置すると共にドア枠4の下枠4bをこの下枠4bの上面が防水床パン1の床面と略面一になるように排水樋3に装着し、排水樋3の長手方向の端部に排水樋3の端部を閉塞するための端部キャップ16,17を一体に装着し、上記切り欠き2縁と下枠4bの浴室内側の縁との間に排水樋3内と連通する開口部5を設け、この開口部5を覆うように下枠4bの略全長に亙って排水目皿6を配置して排水目皿6の下枠4b側の端縁を下枠4bに受けると共に排水目皿6の浴室内側の端縁を切り欠き2縁に載せて受け、ドア枠4の両側の縦枠4aと対応する位置で上記排水目皿6で覆われない開口部5の端部にこの部分を覆う化粧キャップ7,8を水平方向に移動自在に嵌め込むと共に化粧キャップ7,8の端縁を縦枠4aに密着させて固定して成ることを特徴とする。排水樋3の上面の開口部5の縦枠4aと対応する位置の端部に化粧キャップ7,8を嵌め込んで固定することにより外観よく仕舞うことができる。このとき化粧キャップ7,8を嵌め込んでから水平方向に位置調整して化粧キャップ7,8の端縁を縦枠4aに当接し、この状態で固定できるものであって、ドア枠4を取り付ける位置に施工誤差があっても化粧キャップ7,8にて外観よく仕舞うことができる。
【0006】
また本発明の請求項2の浴室ユニットの出入り口部分の構造は、請求項1において、ドア枠4の下枠4bや縦枠4aと排水樋3や防水床パン1に立設した壁パネル9との間の接合部は奥部に装填したパッキン10と、パッキン10より浴室内側の充填溝11に充填したシリコンシーリング材のようなシーリング材12とでシールされたことを特徴とする。パッキン10とシーリング材12とでシールできて確実に防水できる。
【0007】
また本発明の請求項3の浴室ユニットの出入り口部分の構造は、請求項2において、充填溝11に充填したシーリング材12の表面を覆うようにシリコンシーリング材のような表面被覆シーリング材13がさらに被覆されて3重にシールされたことを特徴とする。パッキン10とシーリング材12と表面被覆シーリング材13とでシールできて一層確実に防水できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
浴室の底部には全面に亙って防水床パン1が敷設されており、防水床パン1の周囲には立ち上がり縁14を略全周に亙って設けてあり、立ち上がり縁14の上部には全周に亙って載置段部15を設けてあり、そして防水床パン1の周囲に立設した壁パネル9の下端を載置段部15に載設してある。この防水床パン1の周囲のうち出入り口を設ける部分には出入り口の幅方向に亙るように平面から見てL字状になるように切り欠き2を設けてある。
【0009】
この切り欠き2を設けた部分の下方には切り欠き2の全長に亙るように断面略U字状の排水樋3を配置してあり、この排水樋3を防水床パン1に取り付けある。このように防水床パン1と別体の部材として取り付けられる排水樋3は十分に深さのあるものであって、出入り口の幅方向に亙る部分にだけ設けるものでも十分に容積があって、十分に排水を吸収して排水の勢いを止めることができる。この排水樋3の長手方向の端部には排水樋3の端部を閉塞するための端部キャップ16,17を一体に装着してあり、各端部キャップ16,17には夫々下方に突出するように排水口18を垂下してある。端部キャップ16の端面の止水板16aの上端は防水床パン1の切り欠き2縁の下面側に載置段部15まで至るように当接してある。端部キャップ17の止水板17aの上端部は防水床パン1の立ち上がり縁14と同様に立ち上げてあり、止水板17aの上端に設けた載置段部15に壁パネル9の下端を載せて支持できるようになっている。端部キャップ16,17内の中段の高さ位置には仕切り板19を一体に設けてあり、仕切り板19に矩形状の遊嵌孔20を穿孔してある。
【0010】
排水樋3の一方の側壁3aは防水床パン1の裏リブ21に沿わせられ、側壁3aの上部から裏リブ21にビスのような固着具22を打入して側壁3aの上部が防水床パン1に固着される。排水樋3の側壁3aの下部から側方に取り付け片23を突設してあり、取り付け片23から裏リブ21にビスのような固着具22を打入して側壁3aの下部が固着される。排水樋3の他方の側壁3bの上端には長手方向に亙るように側方に突出する受け部24を設けてある。
【0011】
ドア枠4は両側の縦枠4aと両側の縦枠4aの上端間に架設した上枠と両側の縦枠4aの下端間に架設した下枠4bとで矩形枠状に形成されており、このドア枠4を排水樋3の上方に配置して取り付けてある。ドア枠4を取り付けるとき下枠4bの下面は上記受け部24に載置され、縦枠4aが壁パネル9の側端に連結される。防水床パン1のコーナ部に位置する一方の縦枠4aは縦枠4aと壁パネル9の端部との間にドア固定用アングル25を介装し、夫々ドア固定用アングル25から縦枠4aや壁パネル9にビスのような固着具22を打入して固定される。他方の縦枠4aは縦枠4aから壁パネル9にビスのような固着具22を打入して固定される。
【0012】
ドア枠4の下枠4bの下面が排水樋3の受け部24に載置されるが、この間の奥部にはソフトテープのようなシール性のあるパッキン10が介装されており、このパッキン10を介装した部分より浴室内側で段部11aを設けることで形成した充填溝11にシリコンシーリング材のようなシーリング材12が充填されており、このシリコンシーリング材12の表面側にはシリコンシーリング材のような表面被覆シーリング材13が被覆されている。このようにしてパッキン10と充填溝11に充填したシーリング材12と表面被覆シーリング材13で3重にシールされる。また縦枠4aの外面と止水板16a,17aとの間、縦枠4aと壁パネル9との間、排水樋3の側壁3aの上端と防水床パン1の切り欠き2縁の下面との間も上記のようにパッキン10とシーリング材12と表面被覆シーリング材13で3重にシールされることが望ましい。
【0013】
上記のようにドア枠4が取り付けられるが、ドア枠4を取り付けることでドア枠4の下枠4bの浴室内側の縁と切り欠き2縁で囲まれる部分に排水樋3内に連通する開口部5が形成され、開口部5がドア枠4の幅方向の全長に亙っている。下枠4bの開口部5側の縁には上支持片26aと下支持片26bとよりなる受け部26を下枠4bの長手方向全長に亙って設けてある。開口部5を覆う排水目皿6は細長い矩形状の板であり、凸条を長手方向に亙るように設けてあると共に小孔よりなる排水孔を多数穿孔してある。かかる排水目皿6は幅が開口部5の幅よりやや広く、長さが下枠4bの長さと同じである。本例の場合、排水目皿6の裏面側に横片27aと縦片27bよりなる断面略L字状のヘアーキャッチャー27を一体に装着してある。このヘヤーキャッチャー27は櫛刃状であり、下枠4bの長手方向全長に亙っている。またヘアーキャッチャー27を排水目皿6の裏面に取り付けるとき、排水目皿6が上下に回動可能に取り付けられるものであって、排水目皿6の下面側に設けた嵌合凹所28にヘアーキャッチャー27の縦片27bの上端の嵌合軸部29を回転可能に嵌合してある。このヘアーキャッチャー27は上下に回動可能であるが、横片27aが水平状態より下方に回動しないように嵌合軸部29に設けた突起状のストッパー30が排水目皿6に係止し得る構造になっている。排水目皿6はヘアーキャッチャー27と一緒に開口部5を覆うように取り付けられるものであって、排水目皿6の一方の端縁を受け部26の上支持片26aと下支持片26bとの間に挿入し、排水目皿6の他方の端縁が切り欠き2縁の上に載置される。このとき排水目皿6の係止部31が開口部5内に挿入されて排水目皿6の幅方向の移動が規制される。排水目皿6を取り付けるとき排水目皿6にヘアーキャッチャー27が一体に取り付けてあっても横片27aの先端が排水目皿6に近接するように回動するために図2の矢印aのように排水目皿6を容易に装着できる。
【0014】
上記のように排水目皿6が下枠4bの長手方向全長に亙って取り付けられるが、開口部5の縦枠4aに対応する部分の両端は化粧キャップ7,8にて次のように仕舞われる。化粧キャップ7はコーナー排水化粧キャップであり、上面の略L字状の表面板部7aと、表面板部7aの下方に一体に設けたブロック部7bと、ブロック部7bの下端に設けた突起7cとで構成されている。この化粧キャップ7は図9(a)の矢印bのようにブロック部7bを開口部5内に挿入してブロック部7bの下端を仕切り板19の上に載せ、突起7cを仕切り板19の遊嵌孔20に遊嵌し、表面板部7aの縁部を切り欠き2縁に載せるように配置される。このとき、ブロック部7bの外面と対向する開口部5の内面に塗布したシリコンシーリング材のような接着剤32にてブロック7bが接着されて固定される。また化粧キャップ8は平排水化粧キャップであり、上面の平板状の表面板部8aと、表面板部8aの下方に一体に設けたブロック部8bと、ブロック部8bの下端に設けた突起8cとで構成されている。この化粧キャップ8は図9(b)の矢印cのようにブロック部8bを開口部5内に挿入してブロック部8bの下端を仕切り板19の上に載せ、突起8cを仕切り板19の遊嵌孔20に遊嵌し、表面板部8aの縁部を切り欠き2縁に載せるように配置される。このとき、ブロック部8bの外面と対向する開口部5の内面に塗布したシリコンシーリング材のような接着剤32にてブロック7bが接着されて固定される。上記のように化粧キャップ7,8が取り付けられるが、突起7c,8cを遊嵌孔20に遊嵌してあるために化粧キャップ7,8を図9の矢印d,eのように前後左右に位置調整することができ、化粧キャップ7,8の端縁を縦枠4aに当接して外観よく仕舞うことができる。このためドア枠4を取り付ける位置に施工誤差があっても化粧キャップ7,8にて外観よく仕舞うことができる。
【0015】
ドア枠4の下枠4bの上面の浴室内側部分には下枠4bの長手方向に亙るようにスライド溝33を設けてあり、ドア枠4内に開閉自在に配置した二つ折りドア34の下端のスライド軸35がスライド溝33にスライド自在に装着してある。下枠4bのスライド溝33より浴室外側には下枠4bの長手方向に亙るように凹所37を設けてあり、この凹所37の部分には凹所37の上面を覆い得る板状の水止め部材38を配置してあり、この水止め部材38を下枠4bに起倒自在に装着してある。つまり、下枠4bの凹所37内の浴室外側の縁部には長手方向に亙るように枢支軸部39を設けてあり、水止め部材38の縁部に長手方向に亙って設けた枢支部40を枢支軸部39に回転自在に装着してある。この水止め部材38は倒したとき水平になって凹所37の上面開口を閉塞し、起こしたとき斜め上方を向くようになっている。縦枠4aの内周側には二つ折りドア34を閉じたとき端縁が当たる戸当たり縁41を設けてあるが。この戸当たり縁41より浴室外側で下枠4bの上には止水板42を装着してあり、水止め部材38を起立させたとき水止め部材38が止水板42の下面に当接するようになっている。この下枠4bの凹所37の浴室内側には空間43を設けてあるが、凹所37と空間42とは連通孔44にて連通しており、空間43は連通孔45にて排水樋3内に連通している。
【0016】
上記の水止め部材38は後述する駆動ユニットAにて起倒するように駆動されるが、二つ折りドア34を閉じたとき水止め部材38が起立し、二つ折りドア34を開いたとき水止め部材38が倒れるようになっている。二つ折りドア34を閉じて入浴しているとき、防水床パン1上の排水は排水目皿6からヘアーキャッチャー27を介して排水樋3に排水される。このとき、排水目皿6を越えてさらに出入り口側に行く排水は起立した水止め部材38で受けられ、水止め部材38にてそれ以上浴室外側に行くことがない。水止め部材38で受けられた水は図2の矢印fのように凹所37に入り、連通孔44を介して空間43内を通り、連通孔45、ヘアーキャッチャー27を介して排水樋3に排水される。本例の場合、排水目皿6に小孔よりなる排水孔を設けて排水目皿6から排水樋3内に排水できるようになっているが、排水目皿6には必ずしも排水孔を設けてなくてもよい。
【0017】
下枠4bの凹所37に収納するように取り付けられる駆動ユニットAは図10乃至図14に示すように形成されるものであり、ケーシング51、アーム52、トリガー53、駆動用バネ54、復帰用バネ55等で構成されている。ケーシング51にはトリガー用開口56や一対のアーム収納開口57を設けてあり、ケーシング51の両側面には摺動ガイド溝58を設けてある。この摺動ガイド溝58は水平ガイド溝58aと傾斜ガイド溝58bとで構成されている。またケーシング51のアーム収納開口57の下方にはガイドレール部59を設けてある。アーム52は2個一組となっており、アーム52の基部を連結部60で一体に連結してある。2個のアーム52はケーシング51のアーム収納開口57に摺動自在に挿入してガイドレール部59に載せてあり、アーム52の側面に突設した摺動ピン61,62を摺動ガイド溝58に摺動自在に装着してある。そして摺動ピン61は水平ガイド溝58aに沿って摺動し、摺動ピン62は傾斜ガイド溝58bに沿って摺動するようになっている。トリガー53は基台部53bと半円筒状の操作部53aを一体に設けて形成されており、トリガー53はトリガー用開口56に摺動自在に装着してある。アーム52の基部側にはバネ収納凹所63を設けてあり、コイルバネのような駆動用バネ54をバネ収納凹所63に挿入してあり、駆動用バネ54のアーム52の基端から突出する端部をトリガー53の基台部53bに当接してある。駆動用バネ54を装着した状態では駆動用バネ54の力が作用していなくてアーム52が水平に倒れた状態である。またアーム52の連結部60とケーシング51との間にはコイルバネのような復帰用バネ55を介装してあり、アーム52がトリガー53の方に摺動して倒れた状態になっている。復帰用バネ55と駆動用バネ54とは復帰用バネ55の方が駆動用バネ54よりバネ定数を小さくしてある。一対のアーム52の先端にはアーム52の摺動方向と直交する方向にピン埋設孔64を穿設してあり、波形の溝を設けたスプリングピンのような連結ピン65をピン埋設孔64に挿入することで一方のアーム52に連結ピン65を装着してあり、アーム52から下枠4bの長手方向と平行になるように連結ピン65を突設してある。水止め部材38の端部の下面には係止フック67を装着してあり、この係止フック67に連結ピン65を係止してある。またトリガー53の操作部53aは半円筒状になっているが、この操作部53aを覆うように上面を閉塞せる有底半円筒状のキャップ66を被嵌してある。そしてこのキャップ66の下部には外方に向けて水平に突出する鍔部66aを設けてあり、この鍔部66aにてトリガー用開口56を覆ってある。
【0018】
二つ折りドア34を開いた状態ではトリガー53が押されていなく、水止め部材38は自重で倒れた状態である。このときアーム52が図13(a)や図14(a)のように突出していなくて、アーム収納開口57に収まっている。二つ折りドア34を開いた状態では水止め部材38が水平に倒れているために通行時に水止め部材38に足が引っ掛かったりすることがない。この状態から二つ折りドア34を閉じると、二つ折りドア34にて図13(a)の矢印hのようにトリガー53が押される。トリガー53が押されると、駆動用バネ54を介してアーム52が押され、アーム52が復帰用バネ55に抗して摺動する。アーム52が摺動すると、上記のようにアーム52の先端が斜め上に上がるように枢支部40側に向けて摺動する。これによりアーム52の先端から図13(b)の矢印i方向に作用する力で水止め部材38の枢支部40の近傍が押されて水止め部材38が回動し、水止め部材38が起立する。水止め部材38が立ち上がると、水止め部材38の両端の上面が止水板42の下面に当接し、浴室内側から水が漏れるのを確実に防止できる。上記のようにトリガー53を押すと、駆動用バネ54を介してアーム52が押され、アーム52が復帰用バネ55に抗して摺動するが、アーム52が摺動するとき摺動ピン61が水平ガイド溝58aに沿って摺動すると共に摺動ピン62が傾斜ガイド溝58bに沿って摺動し、図13(b)や図14(b)のようにアーム52の先端が斜め上に上がるように摺動する。上記のように水止め部材38が起立した状態で水止め部材38を踏んでも、アーム52が駆動用バネ54に抗して摺動して倒れて水止め部材38が水平に倒れて水止め部材38が破損することがない。このとき駆動用バネ54を介してトリガー53に図13(d)の矢印jのような力がかかる。また水止め部材38を起立させるときトリガー53にて駆動用バネ54を介してアーム52が押されてアーム52の先端が斜め上に上がることで水止め部材38を起立させるために水止め部材38を長期に亙って安定よく起立させることができ、しかもトリガー53の摺動ストロークが小さくても水止め部材38を起立させることができる。このとき水止め部材38の枢支部40の近傍をアーム52の先端が押すためにトリガー53の摺動ストロークを一層少なくできる。また上記と逆に二つ折りドア34を開くと、二つ折りドア34がトリガー53から離れ、トリガー53の押圧が解除され、復帰用バネ55にてアーム52及びトリガー53が上記と逆に摺動し、アーム52が倒れて水止め部材38が倒れる。このとき、アーム52に復帰用バネ55の力がかかり、連結ピン65に図13(c)の矢印kの力が作用し、連結ピン65と係止フックとが係止されているために水止め部材38が復帰用バネ55の力で下方に引かれて倒れる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、叙述の如く排水樋の上面の開口部の縦枠と対応する位置の端部に化粧キャップを嵌め込んで固定しているので、外観よく仕舞うことができるものであり、しかも化粧キャップを嵌め込んでから水平方向に位置調整して化粧キャップの端縁を縦枠に当接し、この状態で固定できるので、ドア枠を取り付ける位置に施工誤差があっても化粧キャップにて外観よく仕舞ことができるものである。
【0020】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、ドア枠の下枠や縦枠と排水樋や防水床パンに立設した壁パネルとの間の接合部は奥部に装填したパッキンと、パッキンより浴室内側の充填溝に充填したシリコンシーリング材のようなシーリング材とでシールされたので、パッキンとシーリング材とで接合部をシールできて確実に防水できるものである。
【0021】
また本発明の請求項3の発明は、請求項2において、充填溝に充填したシーリング材の表面を覆うようにシリコンシーリング材のような表面被覆シーリング材がさらに被覆されて3重にシールされたので、パッキンとシーリング材と表面被覆シーリング材とでシールできて一層確実に防水できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一部を分解した一部切欠斜視図である。
【図2】図1の組み立て状態のX−X線で切断した断面図である。
【図3】同上の排水目皿にヘヤーキャッチャーを装着した部分を拡大せる断面図である。
【図4】同上のドア枠の取り付けを説明する斜視図である。
【図5】同上の排水樋の一方の端部キャップの部分の斜視図である。
【図6】同上の排水樋の他方の端部キャップの部分を示す斜視図である。
【図7】同上の接合部をシールする部分を示す斜視図である。
【図8】同上の接合部をシールした状態の要部を拡大せる断面図である。
【図9】同上の化粧キャップを取り付ける状態を示し、(a)は一方の斜視図、(b)は他方の斜視図である。
【図10】同上の駆動ユニットの分解斜視図である。
【図11】同上の駆動ユニットを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図12】(a)は図11(a)のY−Y線断面図、(b)は図11(a)のZ−Z線断面図である。
【図13】(a)(b)(c)(d)は同上の駆動ユニットの動作を説明する斜視図である。
【図14】(a)(b)は同上の駆動ユニットの動作を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 防水床パン
2 切り欠き
3 排水樋
4 ドア枠
4a 縦枠
4b 下枠
5 開口部
6 排水目皿
7 化粧キャップ
8 化粧キャップ
9 壁パネル
10 パッキン
11 充填溝
12 シーリング材
13 表面被覆シーリング材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of an entrance portion of a bathroom unit, and more particularly to a structure for preventing water in a bathroom from leaking from an entrance.
[0002]
[Prior art]
In recent years, it has been performed that the upper surface of the lower frame of the door frame and the upper surface of the waterproof floor pan of the bathroom are almost flush with each other so as not to trip over when entering or leaving the bathroom. It has become. In this case, a water stop member long in the longitudinal direction of the lower frame was attached to the lower frame of the door frame so that the water stop member was vertically movable, and when the door attached to the door frame was closed, the water stop member was raised and the door was opened. When the water stop member is folded over the lower frame, when the door is closed, water in the bathroom does not come out of the bathroom from the doorway and when the door is opened, the water stop member does not hinder traffic. I have to. In addition, a drain groove is provided in the lower frame in the bathroom, and the upper surface of the drain groove is covered with a plate to prevent water in the bathroom from flowing out of the bathroom.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the drainage groove is provided as described above and the opening on the upper surface of the drainage groove is covered with a perforated plate, there is a problem that the opening at the longitudinal end of the perforated plate does not work well. In particular, when the end of the opening corresponds to the vertical frame of the door frame, it cannot be covered with a hole as in the case of the lower frame, and there has been a problem that the end of the opening has poor working.
[0004]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a structure of an entrance / exit portion of a bathroom unit that can cleanly end an opening of a drain gutter.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, a structure of an entrance portion of a bathroom unit according to
[0006]
The structure of the entrance / exit portion of the bathroom unit according to the second aspect of the present invention is the same as the first aspect, except that the
[0007]
Further, in the structure of the entrance / exit portion of the bathroom unit according to
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A
[0009]
A
[0010]
One
[0011]
The
[0012]
The lower surface of the
[0013]
The
[0014]
As described above, the
[0015]
A
[0016]
The
[0017]
The drive unit A mounted so as to be housed in the
[0018]
When the
[0019]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, as described above, the decorative cap is fitted and fixed at the end of the drain gutter at the position corresponding to the vertical frame of the opening on the upper surface of the drainage gutter, so that the appearance can be finished well. In addition, after the makeup cap is inserted, the position of the makeup cap is adjusted in the horizontal direction and the edge of the makeup cap abuts on the vertical frame, and it can be fixed in this state. It can be finished with a cap with good appearance.
[0020]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the joint between the lower frame or the vertical frame of the door frame and the wall panel erected on the drain gutter or the waterproof floor pan is provided with the packing loaded in the inner part. And a sealing material, such as a silicone sealing material, which fills the filling groove on the side of the bathroom from the packing, so that the joint can be sealed with the packing and the sealing material, so that the waterproofing can be ensured.
[0021]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, a surface covering sealing material such as a silicon sealing material is further coated so as to cover the surface of the sealing material filled in the filling groove and is triple-sealed. Therefore, it is possible to seal with the packing, the sealing material, and the surface covering sealing material, and to more reliably waterproof.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially cutaway perspective view in which a part of an embodiment of the present invention is exploded.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line XX of the assembled state of FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of a portion where a hair catcher is attached to the drainage plate of the above.
FIG. 4 is a perspective view for explaining attachment of the door frame.
FIG. 5 is a perspective view of a part of one end cap of the drain gutter.
FIG. 6 is a perspective view showing a part of the other end cap of the drain gutter according to the embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing a part for sealing a joint part of the above.
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view of a main part in a state where the joint is sealed.
9A and 9B show a state in which the decorative cap is attached, in which FIG. 9A is a perspective view of one side and FIG. 9B is a perspective view of the other side.
FIG. 10 is an exploded perspective view of the same drive unit.
11A and 11B show the same drive unit, wherein FIG. 11A is a plan view, FIG. 11B is a front view, and FIG. 11C is a side view.
12A is a sectional view taken along line YY of FIG. 11A, and FIG. 12B is a sectional view taken along line ZZ of FIG. 11A.
FIGS. 13 (a), (b), (c) and (d) are perspective views illustrating the operation of the above drive unit.
FIGS. 14A and 14B are side views illustrating the operation of the above drive unit.
[Explanation of symbols]
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