JP3558014B2 - Two-axis loop antenna with bobbin - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボビンおよびボビンを備えた2軸式ループアンテナに関するものであり、例えば、フェライトを含んだボビンに対してコイル巻線が施される2軸式ループアンテナに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、2つの異なる磁界成分が発生するようにしたアンテナの構成は、例えば、特開平11−340734号公報に示されている。この公報に示されるアンテナ(ループアンテナ)は、フェライトに巻かれたコイルと直列に接続された共振容量C1により直列共振回路を形成する第1アンテナと、第1アンテナの外側に巻かれたコイルおよびフェライトに巻かれたリンクコイルが直列接続されて共振容量C2が並列接続され並列共振回路を形成する第2アンテナを設け、第1アンテナに直列に給電がなされることにより、2つの異なる磁界成分が発生するアンテナとして機能する。
【0003】
一般的に、アンテナ等を構成するボビンに対してコイル巻線を施す場合のコイルの巻線方法は、例えば、特開平5−105329号公報に開示されている。この公報に示される方法では、ボビンはコイル巻線が施される中央に孔を設け、回転部材をボビン中央に設けられた孔に通してから、止め具によりボビンを固定する。ボビンを回転部材に固定した後、回転部材を回転させてボビンにコイルを巻く方法が取られている。
【0004】
また、ボビンに巻き付けられたコイルを端子に取り付けた後、コイルの両端を固定する方法においては、一般的にボビンに設けられた金属性の各々の端子に直接絡げて固定を行う方法が取られ、このような方法は、例えば、特開平5−251254号公報に開示されている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】
しかしながら、極めて限られたスペースに配設しなくてはならない場合、つまり、コイル巻線が施されるボビンの形状を小型化する場合においては、フェライト、ボビン、コイルに対し、発振器と静電容量があればアンテナとして機能するが、上記した特開平11−340734号公報には接続形態について、小型化を行う具体的な構成は示されてはおらず、構成の仕方によってはアンテナ全体の外形が大きくなってしまったり、アンテナ性能に影響を及ぼすものとなってしまう。
【0006】
また、ボビンにコイル巻線を施す場合においては、特開平5−105329号公報に示されるようにボビンの中央に孔を設け、そこに回転部材を通して止め具により固定した後に回転部材を回転させてボビンにコイルを巻く方法では、ボビン自体が回転部材が通る孔を中央にもつ為、大きくなり、アンテナとしては大型化してしまう。
【0007】
一方、2軸式のアンテナに対してコイルに巻線を施す場合には、ボビンに対して互いに直交する2方向のコイル巻線が必要となる。このため、例えば、ボビンを把持部材(例えば、チャック)により両側から掴み込み、ボビンを回転させて1方向の巻線を施してから、その後に、ボビンに対するチャックの位置を持ち直して、もう一方向のコイル巻線を巻く方法では作業性が良くない。この方法では、チャックにより把持される部位が必要となると共にチャックの位置が重要となり、把持される部位が必要となる場合にはボビンは大型化してしまい、また、チャックの位置によっては必要な場所に巻線が巻けない領域が出てきてしまう。
【0008】
また、特開平5−251254号公報に示されるように、ボビンにコイルを巻き付ける場合、コイルの両端をボビンに設けられた金属性の各々の端子に直接絡げて固定する方法では、通常、コイル端部の固定を確実なものとするため、絡げ部に半田付けを行う方法がとられる。
【0009】
一般的に、半田付けは衝撃に弱く、この方法では端部を一個所で固定するため、固定部にストレスがかかり易くなり、断線の原因となってしまう。
【0010】
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コイル巻線が容易に行える構造とすること、コイルを巻く場合に干渉しない構造とすること、小型化が行える構造とすること、アンテナ性能に影響を及ぼさない構造とすること、アンテナ自体を衝撃に強い構造とすること、を技術的課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、フェライトを内部に有するボビンに対し、該ボビンに巻かれた第1コイルと直列に接続された第1共振容量により直列共振回路を形成する第1アンテナと、該第1アンテナの外側に巻かれた第2コイルおよび前記第1コイルと同軸で巻かれたリンクコイルが直列接続されて第2共振容量が並列接続され並列共振回路を形成する第2アンテナを設け、第1アンテナに直列に給電がなされることにより、2つの異なる磁界成分が発生する2軸式ループアンテナにおいて、ボビンの一側には、第1コイルのコイル巻線の両端部が固定される2つの端子と、リンクコイルおよび第2コイルのコイル巻線の両端部が固定される2つの端子とがそれぞれ設けられるとともに、ボビンの他側には、長手方向の端部に第2コイルのコイル巻線の幅方向を規制する側壁が幅方向両側に設けられ、その一方の面の側壁には側壁の板厚方向の肉厚より薄い薄肉リブがボビン外周に設けられており、各端子において、コイル巻線を巻付けて支持する支持部を1つの端子に対して2箇所一対で設け、一対の支持部の間にコイル巻線を固定する固定部を設けたことである。
【0014】
これによれば、ボビンは一側に端子を有したことにより、ボビンの一側からコイルに給電を行うことが可能となり、配線の引き回しは必要なく、アンテナの小型化が可能となる。また、他側の第2コイルが巻かれる側壁には、側壁の肉厚より薄い薄肉リブをボビン外周の両側に有したことにより、ボビン外周の両側の薄肉リブにより、ボビンの一方の側壁が支持された状態でコイル巻線を行う場合に回転部材(回転治具)への取付けを容易とすることから、従来のようにボビン取付け時に止め具によりボビンを回転部材により固定する方法をとらなくても良い。このため、コイル巻線時の作業性が向上する。また、コイル巻線が施される場合、薄肉リブによりボビンは巻線を巻く際に両側で支持することが可能となり、コイル巻線時には回転部材に干渉しないように、2軸式ループアンテナのボビンに巻線を施すことが可能となる。
【0015】
更に、一対の支持部にてコイルを両側から支持した状態でのコイルの固定が可能となるので、コイルの巻線にかかるストレスが従来に比べて低減され、アンテナの信頼性が向上する。また、固定部は一対の支持部より固定部においてコイルに多少張力が付与された状態で固定を行えば、確実な固定が可能となる。尚、この固定部での固定は抵抗溶接を行えば、半田付けよりも振動や衝撃に対して、強い固定を行うことができる。
【0016】
この場合、前記第1コイルおよび前記リンクコイルの間あるいは前記ボビンの所定位置に巻線方向切換手段を有したものとすれば、第1コイルと第1コイルと同軸で巻かれるリンクコイルの間隔が巻線方向切換手段により決まり、その予め決められた間隔の位置に巻線が施されるので、アンテナの性能が向上する。
【0017】
また、固定部は第2コイルがボビンに巻かれる際に側壁となり、第2コイル側と逆側で固定がなされるようにすれば、固定部は第2コイルを巻く場合に干渉しない。
【0018】
更に、支持部には巻線方向を変えるL字型突起が設けられるようにすれば、L字型突起にてコイルを任意の方向に巻線方向を変えることが可能となり、支持部にて容易に巻線方向を変える機能を持たせることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明の2軸式ループアンテナ(以下、アンテナと称す)10をドアハンドル内蔵アンテナ1として、車両ドア(ボデー)3に取付けられるドアハンドル2内に配設した図を示している。本実施形態では、ドアハンドル2をグリップ型ハンドルとして以下説明を行うが、これに限定されないものとする。
【0021】
車両に取付けられるドアハンドル2は、通常、乗降時に開閉される車両ドア3の後方に設けられている。ドアハンドル2は図1,図2に示されるように、ベース部2aから車両ドア3の内側に連続的に延びるアーム2bを軸としてグリップ部GPの開閉動作を行うことにより、車両ドア3を開閉することができる。車両ドア3を開状態にしたいときには、車両ドア3の凹部3aに手を入れ、ドアハンドル2のグリップ部GPを握り、後方(リヤ)を車両外方(図1の半時計方向)に回動させることにより、車両ドア3を開状態にすることができる。また、閉める場合には車両ドア3を開方向とは逆方向に押せば良い。
【0022】
ドアハンドル2は前後に厚みをおびたベース部2aをもち、意匠面を向上させることを目的として中心部にいくに従って緩やかに湾曲した形状を呈している。また、ドアハンドル2は強度を持たせるため、金属(例えば、亜鉛等)のダイキャストより作られており、外表面にクロム等のメッキが施されている。ドアハンドル2は外方(取付け時に外側となる方向)に開口部22を有し、そこに後述するアンテナ10が配設される。ドアハンドル内に配設されるアンテナ10は、開口部22が風雨にさらされてもアンテナ機能に影響がない様に、開口部22全体が樹脂性のドアハンドルカバー2cで覆われている。ドアハンドルカバー2cは外形がドアハンドルの湾曲した外形に一致するよう作られており、前方にてドアハンドルカバー2cの内面に設けられた段付きの突起2pがドアハンドル2の取付け孔に挿入され、熱かしめにより固定され、後方にてビス等の固定部材によりドアハンドル2に対して固定される。
【0023】
ドアハンドル2の前方に設けられたアーム2bには開口部22からつながる孔2baが貫通して設けられている。この孔2baの中をハーネス7が通り、アンテナ10への給電ラインとなるハーネス7を介して、車両ドア3とドア内パネルの間に設けられた共振容量C1および発振器OCを含んだ給電装置とハーネス7により外部接続される。それ故、ハーネス7を介して外部から給電を行うことによって、ドアハンドル2のグリップ部内部に設けられた構造体はアンテナ10として機能する。
【0024】
次に、アンテナ10について簡単に説明する。図3は本実施形態で採用するアンテナ10の構成を解かり易く示した説明図である。ここで使用するアンテナ10は、コイル13,13a,14が巻かれた第1アンテナANT1および第2アンテナANT2を備えている。この第1アンテナANT1は、アンテナ効率を良くするためにマンガンジンク、ニッケルジンク系等の材料から成る円筒形もしくは直方体形状をした薄いフェライト12に、導電性の良い材質(例えば、銅等)から成るコイル(第1コイル)14が巻かれている。
【0025】
第2アンテナANT2はフェライト12の外側に設けられ、フェライト12の長手方向の外周にフェライト12と所定の空隙を保った状態でフェライト12に対して相似形となっており、ABS樹脂やポリカーボネート等の樹脂により形成されたボビン11に導電性の良い材質から成るコイル(第2コイル)13がコイル14の外方で巻かれている。この場合、第2アンテナANT2のボビン11に巻かれるコイル13の一部(一端)は近接した位置でフェライト12へと延び、フェライト12に所定回数だけ巻かれ、フェライト12に対してコイル14と同軸のリンクコイル(結合コイルともいう)13aとなっている。従って、第2アンテナANT2にはコイル13のみが巻かれる状態となるが、フェライト12にはリンクコイル13aとコイル14とが同軸で巻かれた状態となる(図3の(b)参照)。尚、図3の(b)は、第1アンテナANT1、第2アンテナANT2に対しての、コイル13、14およびリンクコイル13aの巻き方を示した説明図であり、実際の組付けの外形形状を示すものではない。
【0026】
図3の(b)の構成において、第2アンテナANT2を構成するコイル13に巻かれた一端(C端)とコイル13からフェライト12へと延びるリンクコイル13aの一端(D端)に共振容量(コンデンサ)C2を接続し、フェライト12に巻かれたコイル14の両端(A端,B端)にコンデンサC1と電源(発振器)OCを直列接続する。
【0027】
つまり、フェライト12に巻かれたコイル14と直列に接続された共振容量C1により直列共振回路を形成する第1アンテナANT1と、第1アンテナANT1の外側にフェライト12と相似形で巻かれたコイル13およびフェライト12に巻かれたリンクコイル13aが直列接続されて共振容量C2が並列接続され並列共振回路を形成する第2アンテナANT2を設け、第1アンテナANT1に直列に給電することで、2つの磁界を直交させることができる。この場合、図3の(c)に示すようにリンクコイル13aとコイル14が直列接続された等価回路となる。(この図において、L1,L21,L22はコイル14,13a,13のインダクタンスを示す)。
【0028】
この等価回路で、電源OCにより電圧(例えば、高周波電圧)を印加すると、図3の(d)に示されるように、x方向に磁界が形成されて第1アンテナANT1側からフェライト12に巻かれたリンクコイル13aが励振されて、コイル13に電流が流れる。この場合、リンクコイル13aおよびコイル14により発生する磁界方向はHx(x方向)となり、コイル13により発生する磁界方向はHz(z方向)となり、2つの磁界成分Hx,Hzは互いに直交するものとなる。
【0029】
このとき、2つのコイルの結合度(リアクタンスL21)はリンクコイル13aの巻き数で自由に設定することができ、フェライト12に巻かれたコイルは使用周波数fで直列共振となるように、f = 1/(2π√(L・C))という関係式により共振容量C1,C2を設定することができる。
【0030】
具体的には、ボビン11を72×14×4.5mmの中に、所定間隔1mmだけ離してフェライト(66×8×2.5mm)12を配設し、コイル13を26回(インダクタンスが64μH)、リンクコイル13aを5回巻き、コイル14を21回巻き(インダクタンスが30μH)、コンデンサC1(0.047μF),C2(0.022μF)として、134KHzの周波数を印加すれば、互いに直交する磁界Hx,Hzが発生する。
【0031】
このような構成をとれば、アンテナ構造が簡単になり、アンテナに起因しない空間をなくし、小型化が可能となる。しかも、コイルの巻き方による簡単な構成で2つのアンテナANT1,ANT2から発生する磁界が互いに直交するアンテナとなる。
【0032】
このような巻き方を施したアンテナ10を使用して、アンテナ10をドアハンドル内に設けた具体的な構成について、図4から図6を参照して詳細に説明する。
【0033】
本実施形態では、アンテナ10のコイル13,13a,14への給電は端子6により行われるようになっている。銅に錫メッキが施された端子6を4本使用し、端子6はドアハンドル2の長手方向に基本的沿った形で細長い形状をしている。その内2本の端子(外側の端子)6の一端は、端部近傍に段部SPを1箇所に有し、残りの2本の端子(内側の端子)6の一端は同様に端部近傍に1箇所の段部SPを有している。一方、端子6の他端はそれぞれ直角に曲がっており、直角に曲がった部位にはコイル13,13a,14の巻付け時に、コイル13,13a,14を巻付けて、引っかけられ支持される支持部6a,6bを対で有している。支持部6a,6bは巻線の方向を換え易くするため、略L字状を呈する。また、支持部6a,6bの中央の所定位置にはコイル13,13a,14の端部を略J字状となった爪の間に挟み込んでカシメた後、そこを抵抗溶接によりコイルの固定がなされる固定部6aa,6ab.6ba,6bbを有している。固定部6aa,6ab,6ba,6bbは支持部6a,6bよりコイル14およびリンクコイル13aが巻かれる方向において長さが短く、支持部6a,6bの間でコイル13,13a,14に多少張力が発生するようにした状態でコイル13,13a,14が固定される。この場合、支持部6a,6bに関しての形状は略同一であり、図4に示す左側の支持部6a,(6b)は先端が逆L字型を呈し、途中にはコイル巻線の端部が絡げられる細くなった腹部を有している。一方、図4に示す右側の支持部6a(6b)はコイル巻線時にコイルの向きを変更し易い様に、先端がL字型を呈し、その途中にはコイル巻線が引っ掛かり巻線方向を変える切欠き部を有している。
【0034】
そこで、ボビン11へのコイル巻線について、図13から図16を参照して簡単に説明する。ボビン11に対するコイル巻線は、図13に示されるように、端子6が設けられる側とは反対側でx軸を中心にして回転を行う回転部材41に挿入支持され、3方向(x向、y方向、z方向)に自由に移動可能なノズル42から、巻線を施すコイルが順次供給されることによりコイル13,13a,14のコイル巻線が行われる。
【0035】
ボビン11には図15に示されるように、長手方向の端部にコイル13の幅方向(図15に示す上下方向)を規制する側壁11sが幅方向両側に設けられ、その一方の面の側壁11sには側壁11sの板厚方向の肉厚より薄い台形状の薄肉リブ11rがボビン外周に設けられる。
【0036】
一方、ボビン1を回転させる回転部材41(図14参照)は、水平面44を有しているL字型を呈し、ボビン挿入口40には、図16に示すようにボビン11の一側の側壁11sと薄肉リブ11rが入り、側壁11sの内壁と水平面44が一致した状態で入る取付孔40が開けられており、ボビン11は一方向(x方向)から挿入取り付けができるようになっている。ボビン11が回転部材41の取付孔40に取り付けられた状態では、側壁11sの内壁は回転部材41の水平面44と一致する。
【0037】
例えば、このようにボビン11を回転部材41に取り付け、ボビン11にコイル14あるいはリンクコイル13aを巻く場合には、ノズル42を巻線が施される所定場所まで移動させ、回転部材41をx軸を中心として回転させた状態でノズル42を所定の移動量で順次x方向に移動させながらコイル巻線を行う。
【0038】
コイル13を巻く場合には、回転部材41の回転は行わず、ボビン11を水平に保った状態(回転部材41の水平面が水平となる状態)で、ノズル42をコイル13の巻線を施す領域まで移動させた後、xz方向に移動させてコイル巻線を行う。この場合、ボビン11は薄肉リブ11rにより取付孔40の中で、図16に示す幅方向において両側(両もち)で支持され、しかも、両側の側壁11sの間のコイル13の巻線領域に、回転部材41の水平面44は干渉しないことから、コイル13を巻く場合にコイル13の巻線領域は回転部材41により規制されて狭くなることはない。つまり、従来のようにチャックでボビン11を持ち直して把持する必要はなく、両側の側壁11sの間に均一に巻線領域全体にコイル13を巻くことが可能である。
【0039】
また、コイル巻線の始めや終わり、あるいは、端子6への引っ掛けや巻線方向を変える場合には、回転部材1を必要に応じて、正転あるいは逆転に回動させながら、ノズル42を必要な場所まで3次元的に移動させることにより、コイル巻線を施すことができる。
【0040】
よって、ボビン11は簡単に回転部材41に取り付けができ、ボビン11に対して、巻線を施すことができるので、コイル巻きを行う場合での作業性が良くなる。尚、この場合、ボビン11を回転部材41に挿入して取り付けを行う場合、自動的に回転治具41の一方向から抜け止めピン45が、ボビン11の一面を押圧あるいはボビン11の位置決め孔に通るようにすれば、正確な位置決めがなされ、回転部材41に対してより確実な取り付けが行えることから、精度良くコイル13,13a,14を巻くことが可能となる。
【0041】
次に、ボビン11について詳細に説明する。本実施形態において、ボビン11は段部SPを有する4本の端子6を図示しない金型内に平行に並べ、平行に並べた状態でインサート成形により、液晶ポリマーやPBT等の流動性の良い樹脂材を金型に流し込んで、端子6が一面にインサートされた直方体のボビン11を使用している(図4ではボビン11の一側を示す)。このように、ボビン成形直後には一方の端(ハーネス接続側)は細長い形状をした段部SPを有する開放端となり、それぞれが4本略平行に並んだ状態となる。立方体形状をしたボビン11は図6に示されるように板厚方向においては、内部にフェライト12が配設される凹部を長手方向の一側に有し、ボビン11に形成された凹部に直方体形状のフェライト12が隙間なく挿入され、フェライト12が挿入された凹部の開口をボビンカバーで覆う(図6に示すフェライト12のハッチング部分をボビンカバーにより覆う)。よって外部からはフェライト12が実質的に見えないようになっている。このようにボビン内にフェライト12が設けられたボビン11に対して、2軸方向の磁界を発生させる第1アンテナANT1および第2アンテナANT2を形成するため、コイル13,13a,14により巻線が施される。ボビン11に巻かれる巻線形態は、図3で上記した巻線のしかたをとっており、図3の(b)に示される巻線の端部(A端,B端,C端,D端)は、図4では固定部6aa,6ab,6ba,6bbの位置となるように巻かれた後、固定される。
【0042】
次に、図7から図11を参照して、本実施形態で採用したコイル14,13a,13という順序で巻く際のコイル巻きについて説明するが、これに限定されないものとする。図7に示される如く、最初コイル14を巻く場合、コイル14の端部を端子6の腹部6a1に絡げた後、逆L字型の先端の支持部6a2に引っ掛ける。その後、J字型の固定部6aaの中を通す。次に、L字型の支持部6a3に引っ掛け、途中の切欠き部6a4に引っ掛け、その後、支持部6a5にもってきた後、第1アンテナANT1のコイル巻きに入る。第1アンテナANT1のコイル巻きではコイル14をx方向に所定回数だけ巻く。その後、ボビン11とコイル14とコイル13aとの間の距離が一定となる所定位置に設けられた突起部の一つである11t1に引っ掛け、巻線方向の向きをz軸方向からx軸方向へと変えた後、再度、端子6の側へともってくる。
【0043】
一方、端子6では支持部6a6に引っ掛けた後、途中の切欠き部6a7に引っ掛け、L字型の支持部6a8に引っ掛けて、J字型の固定部6abの中を通し、逆L字型の支持部6a9に引っ掛けた後、腹部6a10に端部を絡げてコイル14のコイル巻きを終了する(図12参照)。
【0044】
次に、リンクコイル13aを巻く場合には、図8の如く、コイル13aの端部を端子6の腹部6b1に絡げた後、逆L字型の先端の支持部6b2に引っ掛ける。その後、J字型の固定部6baの中を通し、次に、L字型の支持部6b3に引っ掛け、途中の切欠き部6b4に引っ掛ける。その後、支持部6b5にもってきた後、6b6に引っ掛けて、x方向に巻線を出し、突起部11t1とはまさに反対側に位置するコイル間の距離を一定とする突起部11t2の側部に対し、x方向に一周廻してしてから、方向を変えてリンクコイル13aをx方向に所定回数だけ巻く。その後、突起部11t1と同じ側の横に設けられた突起部11t3に引っ掛け、巻線方向の向きを変えてリンクコイル巻きを終了し、これに連続して次にコイル13のコイル巻きに入る。
【0045】
コイル13のコイル巻きでは、図9に示すように、コイル14,13aに対して外側になるようにコイル13を巻き、コイル13を巻いた後、端子側にもってくる方法を取る。
【0046】
この場合、コイル13を端子6へと戻す際、支持部6b7の根元、途中の切欠き部6b8に引っ掛け、逆L字型の先端の支持部6b9に引っ掛ける。その後、J字型の固定部6bbの中を通し、次に、逆L字型の支持部6b10に引っ掛け、途中の切欠き部6b11に引っ掛け、腹部6b11に絡げてリンクコイル13aとそれに連続するコイル13のコイル巻きを終了する。
【0047】
このようにコイル巻きがなされた場合、固定部6ba,6bbの断面は図10のようになり、固定部6ba,6bbの側面でコイル13の一方の幅方向(y方向)が規制されるが、この場合、リンクコイル13aおよびコイル13を固定する固定部6ba,6bbJ字型の部位はコイル巻線とは逆側になっているので、コイル13を巻く場合にノズル42と干渉せず、コイル巻線の領域の制約を受けない。固定部6aa,6ab,6bb,6baは両側にある対の支持部6a,6bで両もちで支持され、固定部6aa,6ab,6bb,6baではコイル13,13a,14が共に多少張力が張った状態(若干V字型になった状態)でJ字型の部位がカシメられた後、溶接部材30,31により両側より、半田付けより振動や衝撃に強い抵抗溶接により固定されるので、衝撃等に強くなる構造となる。この場合、両方の支持部6a,6bによりコイル13,13a,14が両側から支持されるので、コイルでのストレスが1箇所で支持される場合より緩和され、コイル13,13a,14の固定がなされた後では、固定部での断線が防止できる。
【0048】
また、突起部11t1ではコイル13が巻かれる側の側壁に凹部を有し、この凹部にコイル14をボビン11に対して所定回数だけ巻いた後に端子6へと戻す1本の線を通すことで、複数回巻かれたコイル13と1本のコイル14を並べて巻くことが可能となる。また、突起部11t2ではコイル13が巻かれる側とは反対方向の側部に凹部を設け、その凹部に端子6からのリンクコイル13aを通すことが可能である。
【0049】
このように、コイル13,13a,14が巻かれたボビン11の一端(前方側)にはフランジ11fが同方向2箇所に設けられており、フランジ11fと一方が開放端となった端子6との間に共振容量C2が挟持された状態で配設される。共振容量C2からは内方向に曲がったL字型の端子20が2本でており、共振容量C2の端子20は4本ある端子6の内側2本と抵抗溶接により接合される。この場合、内側の2本の端子6は端部近傍が段部SPになっていることから、段部SPにて端子6の端部6eと共振容量C2の端子20の端部20aはそれぞれ抵抗溶接により接合される。従って、共振容量C2はコイル13にできるだけ近い位置に配設することにより、共振容量C2に接続されるラインを短くし、そのラインにノイズがのることが防止されることから、アンテナ10としての発振を安定化させることができる。
【0050】
一方、残りの外側2本の端子6も同じく段部SPを有し、4本ある端子6のうち外側と内側のそれぞれ2本の端子6は端部6dにてハーネス7にカシメられた端子9と抵抗溶接により固定されている。端子6の共振容量C2に電気的に接続される端部6eとハーネス7に接続される端部6dは、互いに短絡しないように共振容量C2に接続される端子6の端部6eとハーネス7に接続される端子6の端部6dに板厚方向で高さが異なる段部SPをそれぞれ設けているので、ドアハンドル2の湾曲した外形形状に沿って端子6の端部6e,6dをコイル13,13a,14が巻かれる部位よりも板厚方向において薄くすることができる(図6参照)。
【0051】
このように、フェライト12の周辺にコイル13,13a,14が巻かれたボビン一体型の端子6にハーネス7が取付けられたものが液晶ポリマーから成る樹脂性のケース5に収められている。ケース5は図5および図6に示されるように、直方体形状のものがハーネスは配設されるハーネス部で板厚方向および幅方向に次第に薄くなる細長い形状を呈しており、端子6およびコイル13,13a,14が巻かれたボビン11を完全に覆うことが可能となっている。ケース5は図6に示す下側は開口を有している。このケース5にハーネス7が取付けられたボビン11は収められるが、この場合、ボビン11の一端はケース内側の側壁から延在する支持部5dに支持され、ボビン11の端子6が設けられる側(図6に示す上側)は、ケース5の内壁に当接する。ケース5の内壁にはボビン11を固定する3箇所の突起部5aが設けられている。それぞれの突起部5aは共振容量C2の配設位置とハーネス7のカシメ部間に存在し、更に、ケース内部には開口をウレタン系のポッティング材によりポッティングする場合、ポッティング剤が外部へと流れないように、ハーネス側に凹部形状の側壁5bが区画され設けられている。ボビン11をケース内に収める場合、ケース内部に設けられた2つの突起5aはハーネス7の先端にカシメられた端子9のO形状の孔の中に入れ、1つの中央に設けられた突起部5aが内側2本の端子6の間を貫通した状態で、3つの突起部5aのそれぞれの先端が熱カシメにより固定される。よって、ボビン11はコイル側の一端がケース側壁から延在する支持部5aにより支持され、他端が3箇所で熱カシメにより固定されるので、ケース内での保持が可能となる。このような状態下で、開口内のコイル13,13a,14が巻かれたボビン11、共振容量C2及びハーネス(ケース5の開口内において区画された側壁5bまでの領域)をウレタン系のポッティング剤をケース開口の空間内に注入し、ポッティング剤を固化させて固定する。このポッティングにより、アンテナ10の防水が行える。尚、このようにケース内に収められたアンテナ10はサブアッセンブリー化が可能である。
【0052】
サブアッセンブリーされたアンテナ10はハーネス7をドアハンドル2の前部に設けられた孔2baに通し、ケース5の前部に設けられた孔5cにドアハンドルカバー2cの突起2pを挿通させ、アンテナ10を所定位置に固定させた後、ドアハンドルカバー2cをドアハンドル2の外面から覆せて突起2pを熱カシメし、その反対側をビス等の固定部材により固定を行えば、アンテナ10にとっては2重の防水対策が行われることなる。更に、このようにドアハンドル2内に設けられたアンテナ10から延びるハーネス7に、共振容量C1および発振器OCを接続すれば、ドアハンドル内蔵アンテナ1となる。
【0053】
よって、車両側の共振容量C1および給電装置へと至るハーネス7は、アウトサイドハンドル2の比較的可動量の少ない前方から引き出されるため、端子6からの引出しを車両前方となるよう配置したので、ハーネス7は引き回しし易くなる。
【0054】
また、アウトサイドドアハンドルの外面は湾曲していることから、ドアハンドル2のグリップ部GPの中央よりも両サイドの方が比較的スペースを確保し易いので、端子6と共振容量C2との接続点CPをケース5の前方に設け、接続点CPとコイル巻線との間に共振容量C2を配置することにより、有効にグリップハンドル内のアンテナスペースを使用することができる。
【0055】
更に、端子6の端部6e,6dはお互いの接触を避けるため、所定間隔を離し、4本の平行に走るライン間には側壁5bを介在させるようにしているので、ライン間の短絡が防止される。端子6の端部6d,6eとの接続にはいづれも抵抗溶接を使用しているため、衝撃に強く、信頼性を確保できる。また、この抵抗溶接は半田付けと比較した場合に、板厚方向の溶接部の大きさが安定し、他の端子との接続やハーネスとのクリアランスが比較的小さい場合であっても、互いに接触を避けることができる。
【0056】
尚、上記したドアハンドル内蔵アンテナ1は、乗客(例えば、ドライバー)が車両に接近した場合、ドライバーがドアハンドル2に手を近づけ乗車意志を示した場合、ドライバーが車両ドア3をロックせずに車両から離れて行ってしまった場合等において、自動的に車両ドア3のロックを行うドアロック装置の施解錠を行う電子キーシステムに適用できる。
【0057】
【効果】
本発明によれば、ボビンは一側に端子を有したことにより、ボビンの一側からコイルに給電を行うことが可能となり、配線の引き回しは必要なくなり、アンテナの小型化ができ、他側の第2コイルが巻かれる側壁には、側壁の肉厚より薄い薄肉リブをボビン外周の両側に有したことにより、ボビン外周の両側の薄肉リブにより、ボビンの一方の側壁が支持された状態でコイル巻線を行う場合に回転部材(回転治具)への取付けを容易とする。このことから、従来のようにボビン取付け時に止め具によりボビンを回転部材により固定する方法をとらなくても良く、コイル巻線時の作業性が向上する。また、コイル巻線が施される場合、薄肉リブによりボビンは巻線を巻く際に両側で支持することが可能となり、コイル巻線時には回転部材に干渉しないように、ボビンに巻線を施すことができる。
【0058】
また、絡げ部と支持部にてコイルを両側から支持した状態での固定が可能となるので、コイルの巻線にかかるストレスが従来に比べて低減でき、絡げ部と支持部の間のコイル巻線を固定する固定部により固定を行えば、コイルの確実な固定が行え、アンテナの信頼性が向上する。
【0059】
この場合、第1コイルと第1コイルと同軸で巻かれるリンクコイルの間隔が巻線方向切換手段により決まり、その予め決められた間隔の位置に巻線が施されるので、アンテナの性能が向上する。
【0060】
また、固定部は第2コイルがボビンに巻かれる際に側壁となり、第2コイル側と逆側で固定がなされるようにすれば、固定部は第2コイルを巻く場合に干渉しない。
【0061】
更に、支持部には巻線方向を変えるL字型突起が設けられるようにすれば、L字型突起にてコイルを任意の方向に巻線方向を変えることができ、支持部にて容易に巻線方向を変える機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるボビンを備えた2軸式ループアンテナ(アンテナ)を車両へ取付けた場合の取付けの概要を示した図である。
【図2】図1に示すアンテナの正面図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるアンテナの構成を示した説明図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるアンテナのボビン上に設けられた端子に対し、端子に接続されるハーネスとボビンに巻かれるコイルとの接続関係を示した図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるアンテナのアンテナ構成を示す正面図である。
【図6】図5に示す側面図である。
【図7】図3に示す第1コイルをフェライトを内部に有したボビンに巻く場合の説明図である。
【図8】図3に示すリンクコイルをフェライトを内部に有したボビンに巻く場合の説明図である。
【図9】図3に示す第2コイルをフェライトを内部に有したボビンに巻く場合の説明図である。
【図10】図9に示すA−A断面図である。
【図11】図9に示すB−B断面図である。
【図12】図9に示す絡げ部、支持部、固定部の要所部分拡大図である。
【図13】本発明の一実施形態におけるアンテナのボビンをコイル巻きを行う回転治具に取付けた場合の正面図である。
【図14】本発明の一実施形態におけるアンテナのボビンをコイル巻きを行う回転治具に取付けた場合の側面図である。
【図15】図13に示すボビンのリブ形状を示した斜視図である。
【図16】図14に示すC−C断面図である。
【符号の説明】
1 ドアハンドル内蔵アンテナ
2 ドアハンドル
6 端子
6a,6b 支持部(第1固定手段、第2固定手段)
6aa,6ab,6ba,6bb 固定部(第1固定手段、第2固定手段)
6a1,6a10,6b1,6b11 絡げ部(第1固定手段、第2固定手段)
6a2,6a3,6a4,6a5,6a6,6a7,6a8,6a9,6b2,6b3,6b4,6b5,6b6,6b7,6b8,6b9,6b10 支持部(第1固定手段、第2固定手段)
10 2軸式ループアンテナ(アンテナ)
11 ボビン
11f フランジ
11t1,11t2,11t3 突起部(巻線方向切換手段)
11s 側壁
11r 薄肉リブ
12 フェライト
13,14 第1コイル、第2コイル(コイル)
13a リンクコイル(コイル)
22 開口部
ANT1 第1アンテナ ANT2 第2アンテナ
CP 接続部
C1 第1共振容量 C2 第2共振容量
SP 段部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a bobbin and a two-axis loop antenna including the bobbin, and for example, relates to a two-axis loop antenna in which a coil winding is applied to a bobbin including ferrite.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a configuration of an antenna in which two different magnetic field components are generated is disclosed in, for example, JP-A-11-340734. The antenna (loop antenna) disclosed in this publication includes a first antenna forming a series resonance circuit by a resonance capacitor C1 connected in series with a coil wound around a ferrite, a coil wound outside the first antenna, A link antenna wound around a ferrite is connected in series and a resonance capacitor C2 is connected in parallel to form a parallel resonance circuit. A second antenna is provided, and power is supplied to the first antenna in series. It functions as an antenna to be generated.
[0003]
Generally, a method of winding a coil when a coil is wound on a bobbin constituting an antenna or the like is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-105329. In the method disclosed in this publication, the bobbin is provided with a hole in the center where the coil winding is provided, the rotating member is passed through the hole provided in the center of the bobbin, and then the bobbin is fixed by the stopper. After the bobbin is fixed to the rotating member, a method of rotating the rotating member and winding a coil around the bobbin has been adopted.
[0004]
In addition, the method of fixing both ends of the coil after attaching the coil wound around the bobbin to the terminal generally involves a method of directly entanglement with the metallic terminals provided on the bobbin. Such a method is disclosed in, for example, JP-A-5-251254.
[0005]
[Problems to be solved by the present invention]
However, when it is necessary to dispose the coil in a very limited space, that is, when the shape of the bobbin on which the coil winding is to be formed is reduced, the oscillator and the capacitance are required for the ferrite, the bobbin, and the coil. However, the above-mentioned Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 11-340734 does not show a specific configuration for reducing the size of the connection, and the outer shape of the entire antenna may be large depending on the configuration. Or affect antenna performance.
[0006]
When a coil winding is applied to a bobbin, a hole is provided in the center of the bobbin as shown in JP-A-5-105329, the rotating member is passed through the hole, fixed by a stopper, and then the rotating member is rotated. In the method of winding the coil around the bobbin, the bobbin itself has a hole through which the rotating member passes in the center, so that the bobbin becomes large, and the antenna becomes large.
[0007]
On the other hand, when a coil is wound on a biaxial antenna, coil windings in two directions orthogonal to each other with respect to the bobbin are required. For this reason, for example, the bobbin is gripped from both sides by a gripping member (for example, a chuck), and the bobbin is rotated to perform winding in one direction. The workability is not good with the method of winding the coil winding. In this method, a part to be gripped by the chuck is required, and the position of the chuck is important. If the part to be gripped is required, the bobbin becomes large. The area where the winding cannot be wound appears.
[0008]
Also, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-251254, when a coil is wound around a bobbin, a method of directly tangling both ends of the coil to respective metallic terminals provided on the bobbin and fixing the coil is usually used. In order to secure the fixing of the end portion, a method of soldering the binding portion is used.
[0009]
Generally, soldering is vulnerable to impact. In this method, since the end portion is fixed at one place, stress is easily applied to the fixing portion, which causes disconnection.
[0010]
Therefore, the present invention has been made in view of the above problems, and has a structure that can easily perform coil winding, a structure that does not interfere with coil winding, and a structure that can be downsized. It is a technical task to make the antenna structure that does not affect the antenna performance and to make the antenna itself a structure resistant to impact.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
A first technical measure taken to solve the above problem is to provide a series resonance circuit for a bobbin having a ferrite therein by using a first resonance capacitor connected in series with a first coil wound around the bobbin. , A second coil wound outside the first antenna, and a link coil wound coaxially with the first coil are connected in series, a second resonance capacitor is connected in parallel, and a parallel resonance circuit is formed. In a two-axis loop antenna in which two different magnetic field components are generated by feeding power in series to the first antenna, a coil winding of the first coil is provided on one side of the bobbin. Two terminals to which both ends of the wire are fixed, and two terminals to which both ends of the coil winding of the link coil and the second coil are fixed are provided, and a long side is provided on the other side of the bobbin. Side walls are provided at both ends in the width direction at both ends in the width direction of the coil winding of the second coil, and thin ribs, which are thinner than the wall thickness in the thickness direction of the side walls, are provided on the side wall on one side. In each of the terminals, a pair of support portions for winding and supporting the coil winding are provided for each terminal in two pairs, and a fixing portion for fixing the coil winding between the pair of support portions is provided. That is the provision.
[0014]
According to this, since the bobbin has the terminal on one side, it is possible to supply power to the coil from one side of the bobbin, and it is not necessary to route the wiring, and it is possible to reduce the size of the antenna. In addition, the side wall around which the second coil is wound has thin ribs on both sides of the outer periphery of the bobbin, which are thinner than the thickness of the side wall, so that one side wall of the bobbin is supported by the thin ribs on both sides of the outer periphery of the bobbin. In the case where coil winding is performed in a state where the coil is wound, it is easy to attach to the rotating member (rotating jig). Is also good. Therefore, workability at the time of coil winding is improved. Also, when coil winding is applied, the thin rib allows the bobbin to be supported on both sides when winding the winding, and the bobbin of the two-axis loop antenna so as not to interfere with the rotating member during coil winding. Can be wound.
[0015]
Further, since the coil can be fixed in a state where the coil is supported from both sides by the pair of support portions, the stress applied to the coil winding is reduced as compared with the related art, and the reliability of the antenna is improved. In addition, if the fixing portion is fixed in a state where some tension is applied to the coil in the fixing portion from the pair of support portions, the fixing can be surely performed. If the fixing at the fixing portion is performed by resistance welding, the fixing can be performed more strongly against vibration and impact than by soldering.
[0016]
In this case, if the winding direction switching means is provided between the first coil and the link coil or at a predetermined position on the bobbin, the distance between the first coil and the link coil wound coaxially with the first coil is reduced. Since the winding is determined at the position of the predetermined interval determined by the winding direction switching means, the performance of the antenna is improved.
[0017]
In addition, the fixed portion serves as a side wall when the second coil is wound around the bobbin. If the fixed portion is fixed on the side opposite to the second coil side, the fixed portion does not interfere with winding the second coil.
[0018]
Furthermore, if an L-shaped projection for changing the winding direction is provided on the support portion, it is possible to change the winding direction of the coil in an arbitrary direction with the L-shaped protrusion, and the support portion can easily perform the winding. Can have a function of changing the winding direction.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
FIG. 1 shows a diagram in which a two-axis loop antenna (hereinafter, referred to as an antenna) 10 of the present invention is provided as a door handle built-in
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
An arm 2b provided in front of the
[0024]
Next, the
[0025]
The second antenna ANT2 is provided outside the
[0026]
In the configuration of FIG. 3B, the resonance capacitance (the end (C end)) wound around the
[0027]
That is, the first antenna ANT1 forming a series resonance circuit by the resonance capacitor C1 connected in series with the
[0028]
In this equivalent circuit, when a voltage (for example, a high-frequency voltage) is applied by the power supply OC, a magnetic field is formed in the x direction and is wound around the
[0029]
At this time, the degree of coupling (reactance L21) between the two coils can be freely set by the number of turns of the
[0030]
Specifically, the ferrite (66 × 8 × 2.5 mm) 12 is disposed at a predetermined interval of 1 mm in the
[0031]
With such a configuration, the antenna structure is simplified, a space not caused by the antenna is eliminated, and the size can be reduced. In addition, the magnetic field generated from the two antennas ANT1 and ANT2 is an antenna that is orthogonal to each other with a simple configuration depending on how the coils are wound.
[0032]
The specific configuration in which the
[0033]
In the present embodiment, power is supplied to the
[0034]
Therefore, the coil winding on the
[0035]
As shown in FIG. 15, on the
[0036]
On the other hand, a rotating
[0037]
For example, when the
[0038]
When the
[0039]
When changing the start and end of the coil winding, or hooking onto the
[0040]
Therefore, the
[0041]
Next, the
[0042]
Next, with reference to FIGS. 7 to 11, description will be given of coil winding when the coils are wound in the order of the
[0043]
On the other hand, the
[0044]
Next, when winding the
[0045]
In the coil winding of the
[0046]
In this case, when returning the
[0047]
When the coil is wound in this manner, the cross sections of the fixing portions 6ba and 6bb are as shown in FIG. 10, and one side of the
[0048]
The projection 11t1 has a concave portion on the side wall on which the
[0049]
As described above, at one end (front side) of the
[0050]
On the other hand, the remaining two
[0051]
In this manner, the
[0052]
The
[0053]
Therefore, since the vehicle-side resonance capacitance C1 and the
[0054]
Further, since the outer surface of the outside door handle is curved, the space on both sides is relatively easy to secure compared to the center of the grip portion GP of the
[0055]
Further, the
[0056]
When the passenger (for example, a driver) approaches the vehicle, the driver approaches his / her hand to the
[0057]
【effect】
According to the present invention, since the bobbin has a terminal on one side, it is possible to supply power to the coil from one side of the bobbin, wiring is not required, the antenna can be reduced in size, and the other side can be used. The side wall around which the second coil is wound has thin ribs on both sides of the outer periphery of the bobbin, which are thinner than the thickness of the side wall, so that the one side wall of the bobbin is supported by the thin ribs on both sides of the outer periphery of the bobbin. When winding is performed, attachment to a rotating member (rotating jig) is facilitated. For this reason, it is not necessary to adopt a method of fixing the bobbin with the rotating member with the stopper at the time of attaching the bobbin as in the related art, and the workability at the time of coil winding is improved. Also, when coil winding is applied, the thin rib allows the bobbin to be supported on both sides when winding the winding, and apply the winding to the bobbin so as not to interfere with the rotating member during coil winding Can be.
[0058]
In addition, since the coil can be fixed in a state where the coil is supported from both sides by the binding portion and the support portion, the stress applied to the coil winding can be reduced as compared with the conventional case, and the distance between the binding portion and the support portion can be reduced. If the fixing is performed by the fixing portion for fixing the coil winding, the coil can be surely fixed, and the reliability of the antenna is improved.
[0059]
In this case, the interval between the first coil and the link coil wound coaxially with the first coil is determined by the winding direction switching means, and the winding is applied at the position of the predetermined interval, so that the performance of the antenna is improved. I do.
[0060]
In addition, the fixed portion serves as a side wall when the second coil is wound around the bobbin. If the fixed portion is fixed on the side opposite to the second coil side, the fixed portion does not interfere with winding the second coil.
[0061]
Further, if an L-shaped projection for changing the winding direction is provided on the support portion, the coil direction can be changed to an arbitrary direction by the L-shaped protrusion, and the support portion can easily be used. The function of changing the winding direction can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outline of mounting when a two-axis loop antenna (antenna) having a bobbin according to an embodiment of the present invention is mounted on a vehicle.
FIG. 2 is a front view of the antenna shown in FIG.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a configuration of an antenna according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a connection relationship between a harness connected to the terminal and a coil wound on the bobbin, for a terminal provided on the bobbin of the antenna according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front view showing an antenna configuration of the antenna according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side view shown in FIG.
FIG. 7 is an explanatory diagram in a case where the first coil shown in FIG. 3 is wound around a bobbin having ferrite therein.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a case where the link coil shown in FIG. 3 is wound around a bobbin having ferrite therein.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a case where the second coil shown in FIG. 3 is wound around a bobbin having ferrite therein.
FIG. 10 is a sectional view taken along the line AA shown in FIG.
11 is a sectional view taken along the line BB shown in FIG.
FIG. 12 is an enlarged view of a relevant part of a binding portion, a support portion, and a fixing portion shown in FIG. 9;
FIG. 13 is a front view when the bobbin of the antenna according to the embodiment of the present invention is attached to a rotating jig that performs coil winding.
FIG. 14 is a side view when the bobbin of the antenna according to the embodiment of the present invention is attached to a rotating jig that performs coil winding.
FIG. 15 is a perspective view showing a rib shape of the bobbin shown in FIG. 13;
FIG. 16 is a sectional view taken along the line CC shown in FIG. 14;
[Explanation of symbols]
1 Door handle built-in antenna
2 door handle
6 terminals
6a, 6b Support (first fixing means, second fixing means)
6aa, 6ab, 6ba, 6bb fixing part (first fixing means, second fixing means)
6a1, 6a10, 6b1, 6b11 Tying part (first fixing means, second fixing means)
6a2, 6a3, 6a4, 6a5, 6a6, 6a7, 6a8, 6a9, 6b2, 6b3, 6b4, 6b5, 6b6, 6b7, 6b8, 6b9, 6b10 Supporting parts (first fixing means, second fixing means)
10 Two-axis loop antenna (antenna)
11 bobbins
11f flange
11t1, 11t2, 11t3 Projection (winding direction switching means)
11s Side wall
11r Thin rib
12 Ferrite
13, 14 1st coil, 2nd coil (coil)
13a Link coil (coil)
22 opening
ANT1 first antenna ANT2 second antenna
CP connection
C1 first resonance capacitance C2 second resonance capacitance
SP step
Claims (4)
前記ボビンの一側には、前記第1コイルのコイル巻線の両端部が固定される2つの端子と、前記リンクコイルおよび前記第2コイルのコイル巻線の両端部が固定される2つの端子とがそれぞれ設けられるとともに、前記ボビンの他側には、長手方向の端部に前記第2コイルのコイル巻線の幅方向を規制する側壁が幅方向両側に設けられ、その一方の面の側壁には側壁の板厚方向の肉厚より薄い薄肉リブがボビン外周に設けられており、前記各端子において、コイル巻線を巻付けて支持する支持部を1つの端子に対して2箇所一対で設け、該一対の支持部の間にコイル巻線を固定する固定部を設けたことを特徴とするボビンを備えた2軸式ループアンテナ。 A first antenna forming a series resonance circuit with a first resonance capacitor connected in series to a first coil wound around the bobbin, and a bobbin having a ferrite therein; and a first antenna wound around the outside of the first antenna A second antenna in which a second coil and a link coil wound coaxially with the first coil are connected in series and a second resonance capacitor is connected in parallel to form a parallel resonance circuit, and power is supplied to the first antenna in series. Thus, in a two-axis loop antenna in which two different magnetic field components are generated,
On one side of the bobbin, two terminals to which both ends of the coil winding of the first coil are fixed, and two terminals to which both ends of the coil winding of the link coil and the second coil are fixed. And the other side of the bobbin is provided at both ends in the longitudinal direction with side walls for regulating the width direction of the coil winding of the second coil on both sides in the width direction. A thin rib, which is thinner than the thickness of the side wall in the plate thickness direction, is provided on the outer periphery of the bobbin. In each of the terminals, a pair of support portions for winding and supporting a coil winding are provided in two pairs with respect to one terminal. A two-axis loop antenna comprising a bobbin, wherein a fixing portion for fixing a coil winding is provided between the pair of support portions.
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