JP3557602B2 - Rotary kiln sealing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一端側の開口から投入された被処理物を他端側に移動させつつ溶融して他端側の開口から溶融スラグや排出ガスを排出する構造を持つロータリーキルンに適したシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ロータリーキルンは、その両端が開口となっており、それぞれの開口にはフードを介して他の設備が設けられる。他の設備としては、例えばロータリーキルンの一端側(入側とする)には被処理物投入設備が設けられ、他端側(出側とする)には二次燃焼塔が設けられる。二次燃焼塔は通常、ロータリーキルンから排出されるガスを集めて再燃焼させたり、排ガスを無害化する設備と、排出される溶融スラグを外部に搬出する設備とを含む。
【0003】
いずれにしても、このようなロータリーキルンにおいては、その内部と外気とが連通すると、キルン内部の温度、圧力、あるいは酸素濃度等が変化し、燃焼条件が変動してしまう。このため、ロータリーキルンとフードとの間には、シール装置が設けられる。このシール装置は、運転中は回転しているロータリーキルンと常に固定状態にあるフードとの間に介在してシールを行う必要がある。
【0004】
このようなシール装置の例が例えば、特開平6−281348号公報に示されている。このシール装置は、ロータリーキルン本体とフードとの回転接続部におけるシール装置であり、ロータリーキルン本体と共に回転する回転部と回転しない固定部とを具備している。
【0005】
前記回転部は、ロータリーキルン本体に溶着された受座と、前記受座にロータリーキルン本体の円周方向及び軸方向に所定の間隔をもって溶着されたガイドピンと、前記受座の受座面を滑動できるように設けられた柔軟性を有するシール材と、それぞれH形断面を有するリング状で且つ円周方向に複数分割され、その分割位置が互いに位相をもって並置されている2個以上のシール保持部材と、前記シール保持部材の外周先端部の内面に締着されているチップリングと、前記シール保持部材の分割毎の円周方向中心に、前記ガイドピンを挟み、前記シール保持部材に溶着されたブラケットと、前記シール保持部材の横材の外周面に、複数分割して載置され、各端面間が調整ボルトを有するコイルばねで連結されているコイルばね付バンドとを具備している。
【0006】
一方、前記固定部は、ロータリーキルンのフード側先端部付近の基礎に固定された固定台と、前記固定台に固着された固定リングと、前記固定リングに締着されたカバーリングと、前記カバーリングの内周の、前記シール保持部材の溝部に相対する位置に溶着された断面I形状のチップリング保持部材と、前記チップリング保持部材の両面先端部に締着されたチップリングとを具備している(詳しくは、上記公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のシール装置は、H形断面を持つシール保持部材においてラビリンスを形成するようにしてシールを実現する構造であるため、構造が複雑となる問題点がある。
【0008】
そこで、本発明の課題は、ロータリーキルンの開口部とフードとの間のシールをラビリンスによらない比較的簡単な構造で実現できるロータリーキルンのシール装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも一端側を開口としたロータリーキルンの該開口側の端部にシール装置を介してフードを設けて成るロータリーキルンに適用され、前記シール装置は、ロータリーキルン側に設けられたリング状の可動側シール受け板と、該可動側シール受け板にギャップを介して対向するように前記フード側に設けられたリング状の固定側シール受け板と、前記可動側シール受け板と前記固定側シール受け板とに当接するように設けられて前記ギャップを塞いでいるリング状のシール部材と、該シール部材を前記ロータリーキルンの中心方向に向けて付勢する付勢手段とを含み、前記シール部材は周方向に関して分割された複数の分割シール部材から成り、前記付勢手段は、前記フード側に回動自在に軸支されて一端が前記分割シール部材に接しているレバーと、該レバーの他端側を前記一端が前記分割シール部材を押圧するように付勢するばね部材とから成る付勢機構が前記分割シール部材毎に設けられて成ることを特徴とする。
【0010】
本シール装置においては、前記分割シール部材毎に設けられる前記付勢機構は、互いに隣接し合う2つの分割シール部材毎に対をなすように設けられ、対をなす付勢機構は、それぞれのレバーの前記一端側が互いに離れる方向に延在するように設けられ、かつそれぞれのレバーの前記他端側の間にコイルばねを介在させることによりそれぞれのレバーの前記一端が前記分割シール部材を押圧するように付勢される。
【0011】
本シール装置においてはまた、前記固定側シール受け板と前記可動側シール受け板が約90度に近い角度を形成するように設けられ、前記分割シール部材は前記角度に対応する断面略V字形状を持つ。
【0012】
本シール装置においては更に、互いに隣接し合う前記分割シール部材の継ぎ目が断面略V字形状を持つカバー板でカバーされ、該カバー板の一端側のみを前記分割シール部材に固定している。
【0013】
本発明によればまた、ロータリーキルン側に設けられたリング状の可動側シール受け板と、該可動側シール受け板にギャップを介して対向するように前記フード側に設けられたリング状の固定側シール受け板と、前記可動側シール受け板と前記固定側シール受け板とに当接するように設けられて前記ギャップを塞いでいるリング状のシール部材と、該シール部材を前記ロータリーキルンの中心方向に向けて付勢する付勢手段とを含み、前記シール部材は周方向に関して分割された複数の分割シール部材から成り、前記付勢手段は、互いに隣接し合う前記分割シール部材の両方にわたるように設けられて互いに隣接し合う前記分割シール部材の間を塞いでいるカバー板と、前記フード側に回動自在に軸支されて一端が前記カバー板に接しているレバーと、該レバーの他端側を前記一端が前記カバー板を押圧するように付勢するばね手段とから成る付勢機構が前記互いに隣接し合う分割シール部材毎に設けられて成ることを特徴とするロータリーキルンのシール装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明によるロータリーキルンのシール装置の実施の形態について説明する。図1を参照して、ロータリーキルン10の出側における端部にシール装置20を介してフード30が設けられている。ロータリーキルン10の入側における端部にも同様なシール装置が設けられることは言うまでも無く、以下では出側のシール装置20について説明する。
【0015】
図2、図3をも参照して、シール装置20は、ロータリーキルン10の周囲に設けられた筒状の支持体11に固定されたリング状の可動側シール受け板21と、可動側シール受け板21にギャップを介して対向するようにフード30側に設けられたリング状の固定側シール受け板22と、可動側シール受け板21と固定側シール受け板22とに接するように設けられて前記ギャップを塞いでいるリング状のシール部材23と、シール部材23をロータリーキルン10の中心方向に向けて付勢する付勢装置とを含む。かくして、ロータリーキルン10とフード30の間の隙間は支持体11とシール装置20とにより完全に塞がれる。
【0016】
なお、可動側シール受け板21、固定側シール受け板22はそれぞれ、周方向に関して複数に分割された分割部材から成り、鉄あるいはステンレス等の材料で作られる。シール部材23は鉄等の耐熱性材料で作られている。
【0017】
本形態では、シール部材23も周方向に関して12個に分割された分割シール部材23−1から成り、付勢装置は各分割シール部材23−1に対応するように設けられた12個の付勢機構24から成る。各付勢機構24は、フード30側に回動自在に軸支されてその一端が分割シール部材23−1に接しているレバー24−1と、レバー24−1の他端側を前記一端が分割シール部材23−1を押圧するように付勢するばね部材24−2とから成る。詳しく言えば、各付勢機構24は、互いに隣接し合う2つの分割シール部材23−1毎に対をなすように設けられ、対をなす付勢機構24は、それぞれのレバー24−1の前記一端側が互いに離れる方向に延在するように設けられ、かつそれぞれのレバー24−1の前記他端側の間に開きコイルばねによるばね部材24−2を介在させることによりそれぞれのレバー24−1の前記一端が分割シール部材23−1を押圧するように付勢されている。
【0018】
図4は分割シール部材23−1を示しており、図5は分割シール部材23−1とレバー24−1との関係を示している。ここでは、分割シール部材23−1の中央部に断面U字形状の連結部材23−2が溶接等により固定されており、この連結部材23−2のU字形状部内にレバー24−1の一端が回動可能に軸支される。
【0019】
本形態では、固定側シール受け板22を設けるために、フード30の端面には断面L形状を持つリング状の板部材25が溶接等により取り付けられ、この板部材25にリング状の板部材26がボルト等により取り付けられている。そして、板部材26におけるロータリーキルン側の端面に固定側シール受け板22が溶接等により取り付けられている。
【0020】
なお、板部材26は、ここでは図6に示すように、周方向に6つに分割された6枚の分割板部材26−1〜26−6で構成している。
【0021】
一方、付勢機構24のレバー24−1を軸支するために、板部材26におけるロータリーキルン側の端面に軸支部27が溶接等により固定されている。板部材26と軸支部27には連通する貫通穴が形成されており、この貫通穴に軸支用のピン28が挿通されている。レバー24−1はピン28により回動自在に軸支されている。
【0022】
図7はレバー24−1を示し、ばね部材24−2を受けるための受け部24−11と、ピン28により軸支される軸支用受け部24−12と、図5の連結部材23−2により軸支される軸支用受け部24−13とを持つ。
【0023】
図8はバネ部材24−2と対をなすレバー24−1との関係を示す。対をなす2つのレバー24−1の受け部24−11にボルト24−3が挿通されている。2つの受け部24−11の間のねじ部にはナット24−4、24−5が取り付けられており、一方の受け部24−11とナット24−5との間にばね部材24−2が設けられている。一方の受け部24−11はばね部材24−2の広がり力を直接受け、他方の受け部24−11はナット24−4を介してばね部材24−2の広がり力を受ける。この広がり力により、レバー24−1の一端が分割シール部材23−1をロータリーキルン10の中心方向に押圧する。
【0024】
可動側シール受け板21は、フード30とは反対側に傾斜するように支持体11に固定されている。一方、固定側シール受け板22は可動側シール受け板21に対して90度に近い角度を形成するように板部材26に設けられている。このような90度に近い角度で対向している可動側シール受け板21と固定側シール受け板22との間のギャップを塞ぐために、分割シール部材23−1は前記角度に対応する断面略V字形状を持つ。そして、分割シール部材23−1のV字形状の外側面が可動側シール受け板21と固定側シール受け板22に当接している。特に、可動側シール受け板21はロータリーキルン10の運転中は回転しているので、分割シール部材23−1は可動側シール受け板21に摺接することとなる。
【0025】
本形態では更に、互いに隣接し合う分割部材23−1の継ぎ目を、図9に示すような断面略V字形状を持つカバー板29でカバーするようにしている。特に、分割シール部材23−1は付勢機構24の押圧力により周方向に伸縮したり、ロータリーキルン10の径方向に変形するので、これらの伸縮、変形に対応できるように、カバー板29の一端側のみを一方の分割シール部材23−1に固定するようにしている。また、分割シール部材23−1は、その両縁部にR(アール)部が形成されているので、これに合わせてカバー板29の両縁部にもR部を形成している。
【0026】
以上のようなシール装置がロータリーキルン10の入側における端部にも設けられる。勿論、一端側にのみ開口を持つロータリーキルンの場合には、この開口側にのみシール装置が設けられる。
【0027】
以上のような構造により、上記した公報のシール装置に比べてはるかに簡単な構造にてロータリーキルンとフードとの間を完全にシールすることができる。
【0028】
なお、シール部材23の分割数は12に限らず任意である。また、ばね部材24−2も圧縮コイルばねに代えて引張りコイルばねを使用しても良い。この場合の引張りコイルばねによる付勢形態は図8の場合と異なることは言うまでもない。更に、ロータリーキルン10は、その回転により外周の真円度に狂いが生じ易い。この場合、ロータリーキルン10の回転中に可動側シール受け板21とシール部材23との間に部分的に隙間が生じることが考えられる。このような対策としては、ロータリーキルン10と支持体11との間に、真円度の狂いを補償するように作用する緩衝部材、例えばクッション材のようなものを介在させれば良い。
【0029】
次に、図10〜図12を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。本形態では、分割シール部材23−1に対する付勢をカバー板41を介して行うようにしたものである。言い換えれば、シール装置20以外の部分については第1の実施の形態と同じであり、従って、以下では、シール装置20部分についてのみ説明する。なお、図10は、第2の実施の形態を図2と同じ方向から見た図であるが、図2に示されているロータリキルン10、支持体11、可動側シール受け板21、及び板部材26は図示を省略している。
【0030】
シール装置20における付勢機構24´は、互いに隣接し合う分割シール部材23−1の両方にわたるように設けられて互いに隣接し合う分割シール部材23−1の間を塞いでいるカバー板41と、第1の実施の形態と同様にフード側に回動自在に軸支されて一端がカバー板41に連結されているレバー24−1と、レバー24−1の他端側を前記一端がカバー板41を押圧するように付勢するエアシリンダ機構24−2´とから成る。このような付勢機構24´が互いに隣接し合う分割シール部材23−1の間毎に設けられている。レバー24−1の一端側とカバー板41との間の連結構造は、図5に示されている構造と同じで良い。
【0031】
特に、付勢機構24´は、互いに隣接し合う2つの付勢機構24´を対とする。そして、対をなす付勢機構24´は、それぞれのレバー24−1の前記一端側が互いに離れる方向に延在するように設けられ、かつそれぞれのレバー24−1の前記他端側の間にエアシリンダ機構24−1を介在させることにより、それぞれのレバー24−1の前記一端がカバー板41を押圧するように付勢される。
【0032】
図3において説明したように、固定側シール受け板22と可動側シール受け板21は約90度に近い角度を形成するように設けられている。分割シール部材23−1は前記角度に対応する断面略V字形状を持つが、その端部を通してのガス漏れを防ぐために、分割シール部材23−1の端部は三角形の板部材23−12で塞がれている。本形態では更に、分割シール部材23−1の上端側についても少なくともカバー板41と接する部分が板部材23−13で塞がれている。
【0033】
本形態ではまた、板部材23−13の上面側であって互いに隣接する分割シール部材23−1のそれぞれに対応する箇所に、カバー板41を遊嵌状態で貫通するようにボルト42が立設されている。特に、ボルト42の頭部はカバー板41と接しないようにしてカバー板41の径方向への移動を自在にしている。更に、カバー板41におけるボルト42の貫通穴は、ボルト42のねじ部の径よりやや広い幅で周方向に長い長穴41aとしている。これにより、カバー板41は、分割シール部材23−1に対して周方向にスライド可能になっている。なお、カバー板41は、一方の分割シール部材23−1に対してスライド可能になっていれば良い。この場合、上記のボルト42と長穴41aとの関係は一方の分割シール部材23−1に対して適用されれば良く、他方は分割シール部材23−1に固定しても良い。
【0034】
第1の実施の形態では、付勢機構におけるばね手段としてコイルばねを使用し、第2の実施の形態ではエアシリンダ機構を使用する場合について説明したが、これらは相互に入れ替え可能であり、また他のばね手段、例えばガススプリング等を用いても良い。
【0035】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によればロータリーキルンの開口部とフードとの間のシールをラビリンスによらない比較的簡単な構造で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をロータリーキルンの出側における端部とフードとの間に適用する場合の実施の形態を示した断面図である。
【図2】図1の形態を図1の矢印A方向から見た図である。
【図3】図1のB部を拡大して示した図である。
【図4】本発明に使用される分割シール部材を示した図である。
【図5】図4に示された分割シール部材を図4の線Cで切断した断面図である。
【図6】本発明に使用される分割板部材を示した図である。
【図7】本発明に使用される付勢機構におけるレバーを示した図である。
【図8】本発明に使用される付勢機構におけるばね部材とその周辺の要素の関係を示した図である。
【図9】本発明に使用されるカバー板を示した図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態を、図2と同じ方向から見た図である。
【図11】図10の線Cによる断面図である。
【図12】図10の線Dによる断面図である。
【符号の説明】
10 ロータリーキルン
11 支持体
20 シール装置
21 可動側シール受け板
22 固定側シール受け板
23 シール部材
23−1 分割シール部材
24、24´ 付勢機構
24−1 レバー
24−2 ばね部材
24−2´ エアシリンダ機構
29、41 カバー板
30 フード
42 ボルト[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a seal device suitable for a rotary kiln having a structure in which an object to be processed input from an opening on one end is melted while being moved to the other end, and molten slag and exhaust gas are discharged from the opening on the other end. .
[0002]
[Prior art]
Generally, a rotary kiln has openings at both ends, and each opening is provided with other equipment via a hood. As other equipment, for example, a processing object charging equipment is provided at one end (input side) of the rotary kiln, and a secondary combustion tower is provided at the other end (output side). The secondary combustion tower usually includes a facility for collecting and reburning gas discharged from the rotary kiln and for detoxifying the exhaust gas, and a facility for discharging the discharged molten slag to the outside.
[0003]
In any case, in such a rotary kiln, if the inside and the outside air communicate with each other, the temperature, the pressure, the oxygen concentration and the like inside the kiln change, and the combustion conditions fluctuate. For this reason, a sealing device is provided between the rotary kiln and the hood. This sealing device needs to be interposed between the rotating rotary kiln and the hood which is always fixed during operation to perform sealing.
[0004]
An example of such a sealing device is disclosed in, for example, JP-A-6-281348. This seal device is a seal device at a rotary connection portion between a rotary kiln body and a hood, and includes a rotating portion that rotates with the rotary kiln body and a fixed portion that does not rotate.
[0005]
The rotating part can slide on a seat welded to the rotary kiln body, a guide pin welded to the seat at predetermined intervals in a circumferential direction and an axial direction of the rotary kiln body, and a seat surface of the seat. A flexible sealing material provided in the above, two or more seal holding members, each of which is divided into a plurality of rings in the shape of a ring having an H-shaped cross section and which are divided in the circumferential direction and whose division positions are juxtaposed with each other, A tip ring fastened to an inner surface of an outer peripheral end of the seal holding member, and a bracket welded to the seal holding member with the guide pin interposed at a circumferential center of each division of the seal holding member. A band with a coil spring, which is divided and mounted on the outer peripheral surface of the cross member of the seal holding member and is connected between the end surfaces by a coil spring having an adjustment bolt. It is Bei.
[0006]
On the other hand, the fixed portion includes a fixed base fixed to a foundation near a tip of the rotary kiln on the hood side, a fixed ring fixed to the fixed base, a cover ring fastened to the fixed ring, and the cover ring. A tip ring holding member having an I-shaped cross section welded to the inner periphery of the seal holding member at a position facing the groove of the seal holding member, and a tip ring fastened to both end portions of the tip ring holding member. (For details, see the above publication).
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described sealing device has a problem in that the structure is complicated because a seal is realized by forming a labyrinth in a seal holding member having an H-shaped cross section.
[0008]
Therefore, an object of the present invention is to provide a rotary kiln sealing device that can realize a seal between an opening of a rotary kiln and a hood with a relatively simple structure that does not depend on labyrinth.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention is applied to a rotary kiln provided with a hood via a sealing device at an end of the rotary kiln having at least one open end on the opening side, wherein the sealing device is a ring-shaped movable provided on the rotary kiln side. A side seal receiving plate, a ring-shaped fixed side seal receiving plate provided on the hood side so as to face the movable side seal receiving plate via a gap, the movable side seal receiving plate and the fixed side seal receiver. A ring-shaped seal member provided so as to be in contact with the plate and closing the gap; and a biasing means for biasing the seal member toward a center direction of the rotary kiln; A plurality of divided seal members divided in a direction, wherein the urging means is rotatably supported on the hood side and has one end provided with the divided seal portion. And a biasing mechanism comprising a spring member for biasing the other end of the lever so that the one end presses the split seal member is provided for each of the split seal members. Features.
[0010]
In the present sealing device, the urging mechanism provided for each of the divided seal members is provided so as to form a pair for each of two divided seal members adjacent to each other, and the pair of urging mechanisms is provided with respective levers. The one end of each lever is provided so as to extend in a direction away from each other, and the one end of each lever presses the divided seal member by interposing a coil spring between the other end of each lever. It is urged to.
[0011]
In the present sealing device, the fixed-side seal receiving plate and the movable-side seal receiving plate are provided so as to form an angle close to about 90 degrees, and the divided seal member has a substantially V-shaped cross section corresponding to the angle. have.
[0012]
Further, in the present sealing device, the joint between the divided seal members adjacent to each other is covered with a cover plate having a substantially V-shaped cross section, and only one end of the cover plate is fixed to the divided seal member.
[0013]
According to the present invention, a ring-shaped movable seal receiving plate provided on the rotary kiln side, and a ring-shaped fixed side provided on the hood side so as to face the movable seal receiving plate via a gap. A seal receiving plate, a ring-shaped seal member provided so as to abut on the movable-side seal receiving plate and the fixed-side seal receiving plate and closing the gap, and moving the seal member toward a center of the rotary kiln. Biasing means for biasing the seal member, the seal member includes a plurality of divided seal members divided in a circumferential direction, and the bias means is provided so as to extend over both of the divided seal members adjacent to each other. A cover plate that blocks the divided seal members adjacent to each other and that is rotatably supported on the hood side and one end of which is in contact with the cover plate. A biasing mechanism comprising a bar and a spring means for biasing the other end of the lever so that the one end presses the cover plate is provided for each of the divided seal members adjacent to each other. A rotary kiln sealing device.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a rotary kiln sealing device according to the present invention will be described with reference to the drawings. Referring to FIG. 1, a
[0015]
2 and 3, the
[0016]
The movable-side
[0017]
In the present embodiment, the
[0018]
FIG. 4 shows the split seal member 23-1, and FIG. 5 shows the relationship between the split seal member 23-1 and the lever 24-1. Here, a connecting member 23-2 having a U-shaped cross section is fixed to the center of the divided seal member 23-1 by welding or the like, and one end of the lever 24-1 is provided in the U-shaped portion of the connecting member 23-2. Are rotatably supported.
[0019]
In this embodiment, in order to provide the fixed-side
[0020]
As shown in FIG. 6, the
[0021]
On the other hand, in order to support the lever 24-1 of the
[0022]
FIG. 7 shows a lever 24-1, a receiving portion 24-11 for receiving a spring member 24-2, a bearing receiving portion 24-12 which is supported by a
[0023]
FIG. 8 shows the relationship between the spring member 24-2 and the paired lever 24-1. A bolt 24-3 is inserted into the receiving portion 24-11 of the pair of levers 24-1. Nuts 24-4, 24-5 are attached to the threaded portion between the two receiving portions 24-11, and a spring member 24-2 is provided between one receiving portion 24-11 and the nut 24-5. Is provided. One receiving portion 24-11 directly receives the spreading force of the spring member 24-2, and the other receiving portion 24-11 receives the spreading force of the spring member 24-2 via the nut 24-4. Due to this spreading force, one end of the lever 24-1 presses the divided seal member 23-1 toward the center of the
[0024]
The movable-side
[0025]
In this embodiment, the joint between the adjacent divided members 23-1 is further covered with a
[0026]
The sealing device as described above is also provided at the end of the
[0027]
With the above structure, it is possible to completely seal the space between the rotary kiln and the hood with a much simpler structure than the seal device disclosed in the above-mentioned publication.
[0028]
Note that the number of divisions of the
[0029]
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the present embodiment, the urging of the divided seal member 23-1 is performed via the
[0030]
A
[0031]
In particular, the biasing mechanism 24 'is a pair of two biasing mechanisms 24' adjacent to each other. The pair of biasing mechanisms 24 'are provided so that the one ends of the respective levers 24-1 extend in a direction away from each other, and air is provided between the other ends of the respective levers 24-1. The one end of each lever 24-1 is urged to press the
[0032]
As described in FIG. 3, the fixed-side
[0033]
In the present embodiment,
[0034]
In the first embodiment, the case where the coil spring is used as the spring means in the biasing mechanism, and the case where the air cylinder mechanism is used in the second embodiment has been described, but these can be interchanged. Other spring means, such as a gas spring, may be used.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the seal between the opening of the rotary kiln and the hood can be realized with a relatively simple structure that does not depend on the labyrinth.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment in which the present invention is applied between an end portion on the outlet side of a rotary kiln and a hood.
FIG. 2 is a view of the embodiment of FIG. 1 as viewed from the direction of arrow A in FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of a portion B in FIG. 1;
FIG. 4 is a view showing a divided seal member used in the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the divided seal member shown in FIG. 4 taken along a line C in FIG. 4;
FIG. 6 is a view showing a divided plate member used in the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing a lever in a biasing mechanism used in the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing a relationship between a spring member and peripheral elements in a biasing mechanism used in the present invention.
FIG. 9 is a view showing a cover plate used in the present invention.
FIG. 10 is a view of a second embodiment of the present invention as viewed from the same direction as FIG. 2;
11 is a sectional view taken along line C in FIG.
FIG. 12 is a sectional view taken along line D of FIG. 10;
[Explanation of symbols]
Claims (8)
前記シール装置は、
ロータリーキルン側に設けられたリング状の可動側シール受け板と、
該可動側シール受け板にギャップを介して対向するように前記フード側に設けられたリング状の固定側シール受け板と、
前記可動側シール受け板と前記固定側シール受け板とに当接するように設けられて前記ギャップを塞いでいるリング状のシール部材と、
該シール部材を前記ロータリーキルンの中心方向に向けて付勢する付勢手段とを含み、
前記シール部材は周方向に関して分割された複数の分割シール部材から成り、
前記付勢手段は、前記フード側に回動自在に軸支されて一端が前記分割シール部材に接しているレバーと、該レバーの他端側を前記一端が前記分割シール部材を押圧するように付勢するばね手段とから成る付勢機構が前記分割シール部材毎に設けられて成ることを特徴とするロータリーキルンのシール装置。In a rotary kiln comprising a hood provided at an end on the opening side of the rotary kiln having at least one end side opened through a sealing device,
The sealing device,
A ring-shaped movable-side seal receiving plate provided on the rotary kiln side,
A ring-shaped fixed-side seal receiving plate provided on the hood side so as to face the movable-side seal receiving plate via a gap,
A ring-shaped seal member provided so as to contact the movable-side seal receiving plate and the fixed-side seal receiving plate and closing the gap,
Urging means for urging the seal member toward the center of the rotary kiln,
The seal member includes a plurality of divided seal members divided in a circumferential direction,
The urging means includes a lever rotatably supported on the hood side and one end of which is in contact with the divided seal member, and the other end of the lever presses the divided seal member at one end. A rotary kiln sealing device, wherein a biasing mechanism comprising a biasing spring means is provided for each of the divided seal members.
前記シール装置は、
ロータリーキルン側に設けられたリング状の可動側シール受け板と、
該可動側シール受け板にギャップを介して対向するように前記フード側に設けられたリング状の固定側シール受け板と、
前記可動側シール受け板と前記固定側シール受け板とに当接するように設けられて前記ギャップを塞いでいるリング状のシール部材と、
該シール部材を前記ロータリーキルンの中心方向に向けて付勢する付勢手段とを含み、
前記シール部材は周方向に関して分割された複数の分割シール部材から成り、
前記付勢手段は、互いに隣接し合う前記分割シール部材の両方にわたるように設けられて互いに隣接し合う前記分割シール部材の間を塞いでいるカバー板と、前記フード側に回動自在に軸支されて一端が前記カバー板に接しているレバーと、該レバーの他端側を前記一端が前記カバー板を押圧するように付勢するばね手段とから成る付勢機構が前記互いに隣接し合う分割シール部材の間毎に設けられて成ることを特徴とするロータリーキルンのシール装置。In a rotary kiln comprising a hood provided at an end on the opening side of the rotary kiln having at least one end side opened through a sealing device,
The sealing device,
A ring-shaped movable-side seal receiving plate provided on the rotary kiln side,
A ring-shaped fixed-side seal receiving plate provided on the hood side so as to face the movable-side seal receiving plate via a gap,
A ring-shaped seal member provided so as to contact the movable-side seal receiving plate and the fixed-side seal receiving plate and closing the gap,
Urging means for urging the seal member toward the center of the rotary kiln,
The seal member includes a plurality of divided seal members divided in a circumferential direction,
The urging means is provided so as to extend over both of the divided seal members adjacent to each other, and covers a space between the divided seal members adjacent to each other. And a biasing mechanism comprising a lever having one end in contact with the cover plate and a spring means for biasing the other end of the lever so that the one end presses the cover plate. A rotary kiln sealing device provided between seal members.
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