JP3556423B2

JP3556423B2 - A tone control device for electronic musical instruments using a harmonic synthesis type sound source.

Info

Publication number: JP3556423B2
Application number: JP05718897A
Authority: JP
Inventors: 馨佐藤
Original assignee: Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1997-02-26
Filing date: 1997-02-26
Publication date: 2004-08-18
Anticipated expiration: 2017-02-26
Also published as: JPH10240266A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高調波合成方式音源を使用した電子楽器における音色制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
電子楽器では、音色のコントロールや音色作成など、通常の楽器では困難な機能を持つものがある。電子楽器において音色作成を行う場合、高調波合成方式の音色作成の行えるものでは、音色を構成する複数の高調波を決め、且つこれらの高調波レベルの最大変化幅（基本高調波係数）を設定し、更に各高調波レベルの経時的な変化率（高調波係数エンベロープ）設定を行った後、これらの合成を行って目的の音色を得る。音色をコントロールする場合も、これらの高調波の選択（倍音次数の選択）及びレベル設定を適宜行うことでなされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこのような倍音次数の選択及び倍音毎のレベル設定を行うことで音色作成乃至音色コントロールを行った場合、倍音の数が多くなればなるほど、このような設定の手間が増えることになり、ユーザはその設定で多大な労力を強いられることになる。
【０００４】
また演奏中に音色の変更を行うような場合、変更の前後で音色が変わったことがわかる程、不自然になることがあり、スムーズな音色の変化を期待することは不可能であった。
【０００５】
本発明は従来技術の以上のような問題に鑑み創案されたもので、高調波合成方式音源を使用した電子楽器に備えられ、且つリアルタイムで複雑な音色コントロールを可能にする音色制御装置を提供せんとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明に係る音色制御装置の構成は、音色選択ができ、且つ選択された音色に対応する基本高調波係数を発生する基本高調波係数発生手段と、複数のグループに区分けされた倍音グループの中から任意のグループを選択する倍音グループ選択手段と、倍音変化幅曲線を複数持ち、前記倍音グループ選択手段で選択された倍音グループ毎に該倍音変化幅曲線を選択できる倍音変化幅曲線選択手段と、前記倍音グループ選択手段で選択された倍音グループの各倍音要素と倍音変化幅曲線選択手段で選択された倍音グループ毎の倍音選択幅曲線の各情報から倍音グループ毎の倍音変化幅制御情報を作成する倍音変化幅制御手段と、倍音グループ毎の倍音変化幅制御情報及びユーザ側のコントロール情報に基づき、演算により倍音毎の高調波係数制御信号を作成する高調波係数制御信号発生手段と、倍音毎の該高調波係数制御信号により、前記基本高調波係数から高調波係数を作成する高調波係数変更制御手段とを有することを基本的特徴としている。
【０００７】
【作用】
上記構成では、前記倍音変化幅制御手段により、倍音グループ選択手段で選択された倍音グループの各倍音要素と倍音変化幅曲線選択手段で選択された倍音グループ毎の倍音選択幅曲線の各情報から倍音グループ毎の倍音変化幅制御情報を作成すると共に、高調波係数制御信号発生手段の演算処理により、倍音グループ毎の該倍音変化幅制御情報とユーザ側のコントロール情報に基づき、倍音毎の高調波係数制御信号を作成する。そして、前記高調波係数変更制御手段によって、倍音毎の高調波係数制御信号が、基本高調波係数に含まれる倍音毎の最大変化幅と掛け合わされた後、ミキシングされ、高調波係数として出力される。従って、倍音グループ間の各倍音のレベルは、ユーザ側のコントロール情報に対応してクロスフェードして変化することになり、各倍音の変化幅は倍音毎に異なるようになる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下本発明の具体的実施形態構成につき説明する。図１は本発明に係る音色制御装置の構成が用いられた高調波合成方式音源を使用した電子楽器の一実施形態構成を示す構成説明図である。
【０００９】
図１においてバス１００上に、ＣＰＵ１０１、ＲＡＭ１０２、ＲＯＭ１０３、ＦＤやＨＤなどの外部記憶装置１０４、鍵盤インターフェース１０５ａを介して繋がる鍵盤部１０５、パネルインターフェース１０６ａを介して繋がりパネルスイッチによる操作のできるパネル操作部１０６、楽音信号発生回路１０７が各接続されており、該バス１００を通じてこれらのデバイスに各種命令やデータの受け渡しがなされる。
【００１０】
図２は、上記装置構成により構成される本音色制御装置の機能ブロックを示しており、図中１は基本高調波係数発生手段、２は倍音グループ選択手段、３は倍音変化幅曲線選択手段、４は倍音変化幅制御手段、５は高調波係数制御信号発生手段、６は高調波係数変更制御手段を各示している。
【００１１】
基本高調波係数発生手段１は、パネル操作部１０６と、ＲＯＭ１０３、外部記憶装置１０４、或いは外部記憶装置１０４から読み出されたデータを記憶するＲＡＭ１０２等からなる係数テーブルで構成され、各種音色の基本高調波係数データ（本構成では各音色につき６４高調波分）がそれに記憶されている。そして、前記パネル操作部１０６の音色選択スイッチから発せられた音色選択信号に基づき、上記係数テーブルから、それに対応した基本高調波係数データが読み出され、出力されることになる。
【００１２】
倍音グループ選択手段２は、パネル操作部１０６と、ＣＰＵ１０１、ＲＯＭ１０３、外部記憶装置１０４、或いは外部記憶装置１０４から読み出されたデータを記憶するＲＡＭ１０２等からなる倍音グループテーブルで構成される。この倍音グループテーブルは、倍音を偶数次倍音グループ、低次倍音グループなどの複数のグループに区分けされている。パネル操作部１０６の倍音グループ選択スイッチから発せられたグループ選択信号に基づき、前記ＣＰＵ１０１は、上記テーブルから、それに対応した倍音グループを選択倍音グループ（グループ１）とし、また該グループの構成倍音以外の倍音を要素とする倍音グループを準選択倍音グループ（グループ２）として読み出すことで、倍音グループの選択を行う。仮にユーザが偶数次倍音グループを選択したならば、該グループはグループ１として、また奇数次倍音グループはグループ２として、各選択されたことになる。
【００１３】
倍音変化幅曲線選択手段３は、パネル操作部１０６と、ＲＯＭ１０３、外部記憶装置１０４、或いは外部記憶装置１０４から読み出されたデータを記憶するＲＡＭ１０２等からなる倍音変化幅曲線テーブルで構成され、そこに倍音変化幅曲線を複数記憶している。この倍音変化幅曲線は、倍音の次数を横軸とし、後述するボリュームつまみの操作量の最大値に対する倍音のレベル変化量を縦軸として表される曲線状をなしている。該手段３による倍音変化幅曲線の選択は、パネル操作部１０６における倍音変化幅曲線選択スイッチを使用して、前記倍音グループ選択手段２で選択された倍音グループ毎にできるようになっている。
【００１４】
倍音変化幅制御手段４は、ＣＰＵ１０１と処理中のテンポラリーデータを記憶しておくＲＡＭ１０２で構成され、前記倍音グループ選択手段２で選択された倍音グループ（グループ１及び２）の各倍音要素と倍音変化幅曲線選択手段３で選択された倍音グループ毎の倍音選択幅曲線の各情報をＲＡＭ１０２に一旦記憶し、これらの情報からＣＰＵ１０１が倍音グループ毎の倍音変化幅制御情報Ｌの作成を行って、同じくＲＡＭ１０２に一時的に記憶させ、次の高調波係数制御信号発生手段５に出力する。
【００１５】
高調波係数制御信号発生手段５は、パネル操作部１０６と、ＣＰＵ１０１、ＲＡＭ１０２で構成される。ユーザがパネル操作部１０６のボリュームつまみを操作することで、その操作量に応じたコントロール情報Ｓが発せられ、ＣＰＵ１０１は、該情報Ｓと倍音グループ毎の前記倍音変化幅制御情報Ｌとに基づき、演算により、各倍音毎に高調波係数制御信号Ｃを作成して、ＲＡＭ１０２に格納すると共に、これらの制御信号Ｃを次の高調波係数変更制御手段６に出力する。該演算は、コントロール情報Ｓが−５０〜＋５０の間で変化する場合、以下の数１に示す演算式に基づき行われる。
【００１６】
【数１】

但し、ＣＴＬ−Ｓ：コントロール情報Ｓ
ＧＲ１：グループ１
ＧＲ２：グループ２
【００１７】
高調波係数変更制御手段６は、ＣＰＵ１０１と処理中のテンポラリーデータを記憶しておくＲＡＭ１０２で構成され、各倍音毎の上記高調波係数制御信号Ｃを入力することで、前記基本高調波係数から高調波係数を作成する。即ち基本高調波係数として含まれる各倍音の最大変化幅ＭａｘＨに対し、対応する倍音の上記高調波係数制御信号Ｃを掛け合わせ、求められた値を加算して、高調波係数を得る。
【００１８】
ユーザは、前記パネル操作部１０６の音色選択スイッチを操作して、音色を選択する。すると、音色選択信号が発せられ、それに基づき、基本高調波係数発生手段１の係数テーブルから、それに対応した基本高調波係数データが読み出され、出力されることになる。
【００１９】
同じくパネル操作部１０６の倍音グループ選択スイッチを操作して倍音グループの選択を行うと、上記スイッチから発せられた倍音グループ選択信号は、倍音グループ選択手段２に入力される。該倍音グループ選択手段２によって、このグループ選択信号に基づき、倍音グループテーブルから、それに対応した倍音グループが選択倍音グループ（グループ１）として、また該グループの構成倍音以外の倍音を要素とする倍音グループが準選択倍音グループ（グループ２）として読み出され、倍音グループの選択が行なわれる。ここでユーザが偶数次倍音グループを選択したとすると、該グループはグループ１として、また奇数次倍音グループはグループ２として、各選択されたことになる。
【００２０】
更にパネル操作部１０６の倍音変化幅曲線選択スイッチを操作して、倍音変化幅曲線の選択を行うと、上記スイッチから発せられた倍音変化幅曲線選択信号は、倍音変化幅曲線選択手段３に入力される。該倍音変化幅曲線選択手段３により、前記倍音グループ選択手段２で選択された倍音グループ毎に、倍音変化幅曲線テーブルから、図３（ａ）（ｂ）に示されたような倍音変化幅曲線が読み出される。同図（ａ）は、グループ１用の、また同図（ｂ）はグループ２用の倍音変化幅曲線の例である。
【００２１】
前記倍音グループ選択手段２で選択された倍音グループ（グループ１及び２）の各倍音要素と倍音変化幅曲線選択手段３で選択された倍音グループ毎の倍音選択幅曲線の各情報は、倍音変化幅制御手段４で一旦記憶される。該倍音変化幅制御手段４によって、これらの情報から、図４（ａ）（ｂ）及び下記表１のテーブルに示されるような倍音グループ毎に倍音変化幅制御情報Ｌが作成される。そして該情報Ｌも同じく一時的に記憶され、次の高調波係数制御信号発生手段５に出力される。
【００２２】
【表１】（％）

【００２３】
更にユーザがパネル操作部１０６のボリュームつまみを操作することで、その操作量に応じたコントロール情報Ｓが高調波係数制御信号発生手段５に対して発せられる（上述のようにコントロール情報Ｓは本構成の場合−５０〜＋５０の間で変化する）。すると該高調波係数制御信号発生手段５が演算処理を行い、コントロール情報Ｓと倍音グループ毎の前記倍音変化幅制御情報Ｌとに基づいて、各倍音毎に高調波係数制御信号Ｃが作成され、記憶される。これらの制御信号Ｃは、次の高調波係数変更制御手段６に出力される。
【００２４】
各倍音毎の上記高調波係数制御信号Ｃが高調波係数変更制御手段６に入力されると、前記基本高調波係数発生手段１から出力された基本高調波係数に含まれる各倍音の最大変化幅ＭａｘＨに対し、対応する倍音の上記高調波係数制御信号Ｃが掛け合わされ、これらの値はミキシングされて、高調波係数が得られ、出力される。これにより、倍音グループ間の各倍音のレベルは、ユーザ側のボリュームつまみの操作量に応じてクロスフェードして変化することになり、各倍音の変化幅は倍音毎に異ならしめることが可能となる。即ち、ボリュームつまみを＋側に回した時には、グループ１側の構成倍音要素の変化幅が大きくなり（ボリュームつまみが＋５０の時１倍音は最大振幅の２倍になる）、それに呼応して反対にグループ２側の構成倍音要素の変化幅は小さくなる。逆にボリュームつまみを−側に回した時には、グループ１側の構成倍音要素の変化幅が小さくなり、それに呼応して反対にグループ２側の構成倍音要素の変化幅は大きくなる（ボリュームつまみが−５０の時８倍音は最大振幅の２倍になる）。
【００２５】
【発明の効果】
本発明の高調波合成方式音源を使用した電子楽器の音色制御装置によれば、設定が簡単ながら、スムーズな音色の変化が得られ、従ってリアルタイムで複雑な音色コントロールが可能になる。その結果、音楽の創作的表現を向上せしめることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る音色制御装置の構成が用いられた高調波合成方式音源を使用した電子楽器の一実施形態構成を示す構成説明図である。
【図２】上記装置構成により構成される本音色制御装置の機能ブロック図である。
【図３】グループ毎に選択された倍音変化幅曲線を示すグラフである。
【図４】グループ毎に算出された倍音変化幅制御情報を示すグラフである。
【符号の説明】
１基本高調波係数発生手段
２倍音グループ選択手段
３倍音変化幅曲線選択手段
４倍音変化幅制御手段
５高調波係数制御信号発生手段
６高調波係数変更制御手段
１００バス
１０１ＣＰＵ
１０２ＲＡＭ
１０３ＲＯＭ
１０４外部記憶装置
１０５鍵盤部
１０５ａ鍵盤インターフェース
１０６パネル操作部
１０６ａパネルインターフェース
１０７楽音信号発生回路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a timbre control device for an electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source.
[0002]
[Prior art]
Some electronic musical instruments have functions that are difficult for ordinary musical instruments, such as tone control and tone creation. When creating a tone in an electronic musical instrument, if a tone can be created using the harmonic synthesis method, a plurality of harmonics constituting the tone are determined, and the maximum variation width (basic harmonic coefficient) of these harmonic levels is set. Then, after setting the rate of change of each harmonic level with time (harmonic coefficient envelope), these are synthesized to obtain a desired timbre. When controlling the timbre, the selection of these harmonics (selection of the harmonic order) and the level setting are appropriately performed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of performing tone creation or tone control by selecting such harmonic order and performing level setting for each harmonic, as the number of harmonics increases, the trouble of such setting increases, and the Would require a lot of work in that setting.
[0004]
In addition, when the timbre is changed during the performance, the timbre may be unnatural enough to show that the timbre has changed before and after the change, and it has been impossible to expect a smooth timbre change.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems of the prior art, and does not provide a tone control device that is provided in an electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source and that enables complex tone control in real time. It is assumed that.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the configuration of the timbre control device according to the present invention includes a basic harmonic coefficient generation unit that can select a timbre and generates a basic harmonic coefficient corresponding to the selected timbre, and a harmonic group divided into a plurality of groups. Overtone group selection means for selecting an arbitrary group from among them, and overtone change width curve selection means having a plurality of overtone change width curves and capable of selecting the overtone change width curve for each overtone group selected by the overtone group selection means. The harmonic change width control information for each harmonic group is created from each harmonic element of the harmonic group selected by the harmonic group selection means and the harmonic selection width curve for each harmonic group selected by the harmonic change width curve selection means. Based on the overtone change width control means, the overtone change width control information for each overtone group, and the control information on the user side. A harmonic coefficient control signal generating means for generating a number control signal; and a harmonic coefficient change control means for generating a harmonic coefficient from the basic harmonic coefficient by the harmonic coefficient control signal for each harmonic. Characteristic features.
[0007]
[Action]
In the above configuration, the harmonic change width control means uses the harmonics from each information of the harmonic element of the harmonic group selected by the harmonic group selection means and the harmonic selection width curve for each harmonic group selected by the harmonic change width curve selection means. In addition to creating the harmonic change width control information for each group, the harmonic coefficient control signal generation means performs arithmetic processing based on the harmonic change width control information for each harmonic group and the control information on the user side, and the harmonic coefficient for each harmonic. Create control signals. Then, the harmonic coefficient change control means multiplies the harmonic coefficient control signal for each harmonic by the maximum change width for each harmonic included in the basic harmonic coefficient, and then mixes and outputs the result as a harmonic coefficient. . Therefore, the level of each overtone between the overtone groups changes by cross-fading in accordance with the control information on the user side, and the range of change of each overtone differs for each overtone.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a specific embodiment configuration of the present invention will be described. FIG. 1 is a configuration explanatory diagram showing an embodiment of an electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source using the configuration of the tone color control device according to the present invention.
[0009]
1, a CPU 101, a RAM 102, a ROM 103, an external storage device 104 such as an FD or an HD, a keyboard unit 105 connected via a keyboard interface 105a, and a panel operation which can be operated by a panel switch connected via a panel interface 106a. The unit 106 and the tone signal generation circuit 107 are connected to each other, and various commands and data are transferred to these devices through the bus 100.
[0010]
FIG. 2 shows functional blocks of the present timbre control device having the above-described device configuration. In FIG. 2, 1 is a fundamental harmonic coefficient generating means, 2 is a harmonic group selecting means, 3 is a harmonic change width curve selecting means, Reference numeral 4 denotes a harmonic change width control means, 5 denotes a harmonic coefficient control signal generating means, and 6 denotes a harmonic coefficient change control means.
[0011]
The basic harmonic coefficient generation means 1 is composed of a panel operation unit 106, a ROM 103, an external storage device 104, or a coefficient table including a RAM 102 for storing data read from the external storage device 104. Harmonic coefficient data (64 harmonics for each tone in this configuration) is stored therein. Then, based on the timbre selection signal issued from the timbre selection switch of the panel operation unit 106, the corresponding fundamental harmonic coefficient data is read from the coefficient table and output.
[0012]
The harmonic group selecting means 2 is composed of a panel operation unit 106 and a harmonic group table including a CPU 101, a ROM 103, an external storage device 104, a RAM 102 for storing data read from the external storage device 104, and the like. The harmonic group table divides harmonics into a plurality of groups such as an even harmonic group and a low harmonic group. Based on the group selection signal issued from the overtone group selection switch of the panel operation unit 106, the CPU 101 sets the corresponding overtone group to the selected overtone group (group 1) from the above table, A harmonic group is selected by reading a harmonic group having harmonics as an element as a quasi-selected harmonic group (group 2). If the user selects an even harmonic group, the group is selected as group 1 and the odd harmonic group is selected as group 2.
[0013]
The overtone variation width curve selecting means 3 comprises a panel operation unit 106 and an overtone variation width curve table including a ROM 103, an external storage device 104, or a RAM 102 for storing data read from the external storage device 104. A plurality of overtone change width curves. The overtone change width curve has a curve shape in which the degree of harmonics is represented on the horizontal axis, and the level change amount of harmonics with respect to the maximum value of the operation amount of the volume knob described later is represented on the vertical axis. Selection of the overtone change width curve by the means 3 can be performed for each overtone group selected by the overtone group selection means 2 by using the overtone change width curve selection switch on the panel operation unit 106.
[0014]
The overtone change width control means 4 comprises a CPU 101 and a RAM 102 for storing temporary data being processed. Each overtone element of the overtone group (groups 1 and 2) selected by the overtone group selection means 2 and the overtone change The information of the overtone selection width curve for each overtone group selected by the width curve selection means 3 is temporarily stored in the RAM 102, and the CPU 101 creates the overtone change width control information L for each overtone group from the information, and The signal is temporarily stored in the RAM 102 and output to the next harmonic coefficient control signal generating means 5.
[0015]
The harmonic coefficient control signal generator 5 includes a panel operation unit 106, a CPU 101, and a RAM 102. When the user operates the volume knob of the panel operation unit 106, control information S corresponding to the operation amount is issued, and the CPU 101 determines, based on the information S and the harmonic change width control information L for each harmonic group, By the calculation, a harmonic coefficient control signal C is created for each harmonic, stored in the RAM 102, and these control signals C are output to the next harmonic coefficient change control means 6. When the control information S changes between -50 and +50, the calculation is performed based on the following calculation formula 1.
[0016]
(Equation 1)

However, CTL-S: control information S
GR1: Group 1
GR2: Group 2
[0017]
The harmonic coefficient change control means 6 is composed of a CPU 101 and a RAM 102 for storing temporary data being processed, and receives the harmonic coefficient control signal C for each overtone, thereby increasing the harmonics from the basic harmonic coefficient. Create wave coefficients. That is, the maximum change width MaxH of each harmonic included as the fundamental harmonic coefficient is multiplied by the harmonic coefficient control signal C of the corresponding harmonic, and the obtained value is added to obtain a harmonic coefficient.
[0018]
The user operates the tone selection switch of the panel operation unit 106 to select a tone. Then, a tone color selection signal is issued, and based on the tone signal, the corresponding basic harmonic coefficient data is read from the coefficient table of the basic harmonic coefficient generation means 1 and output.
[0019]
Similarly, when a harmonic group is selected by operating the harmonic group selection switch of the panel operation unit 106, a harmonic group selection signal emitted from the switch is input to the harmonic group selection means 2. Based on this group selection signal, the corresponding overtone group is selected by the overtone group selecting means 2 from the overtone group table as a selected overtone group (group 1), and a harmonic group having harmonics other than the constituent harmonics of the group as elements. Is read out as a semi-selected harmonic group (group 2), and a harmonic group is selected. If the user selects the even harmonic group, the group is selected as group 1 and the odd harmonic group is selected as group 2.
[0020]
Further, when the overtone change width curve selection switch of the panel operation unit 106 is operated to select the overtone change width curve, the overtone change width selection signal output from the switch is input to the overtone change width curve selection means 3. Is done. The harmonic change width curve as shown in FIGS. 3A and 3B is obtained from the harmonic change width curve table by the harmonic change width curve selecting means 3 for each harmonic group selected by the harmonic group selecting means 2. Is read. FIG. 11A shows an example of the overtone change width curve for group 1 and FIG. 10B shows an example of the overtone change width curve for group 2.
[0021]
The information of each harmonic element of the harmonic group (groups 1 and 2) selected by the harmonic group selecting means 2 and each information of the harmonic selection width curve for each harmonic group selected by the harmonic change curve selecting means 3 is the harmonic change width. The information is temporarily stored in the control means 4. From this information, the harmonic change width control means 4 creates harmonic change width control information L for each harmonic group as shown in FIGS. 4A and 4B and Table 1 below. The information L is also temporarily stored, and is output to the next harmonic coefficient control signal generating means 5.
[0022]
[Table 1] (%)

[0023]
Further, when the user operates the volume knob of the panel operation unit 106, control information S corresponding to the operation amount is issued to the harmonic coefficient control signal generation means 5 (as described above, the control information S Changes between -50 and +50). Then, the harmonic coefficient control signal generating means 5 performs arithmetic processing, and a harmonic coefficient control signal C is generated for each harmonic based on the control information S and the harmonic change width control information L for each harmonic group, It is memorized. These control signals C are output to the next harmonic coefficient change control means 6.
[0024]
When the harmonic coefficient control signal C for each harmonic is input to the harmonic coefficient change control means 6, the maximum change width of each harmonic contained in the basic harmonic coefficient output from the basic harmonic coefficient generation means 1 MaxH is multiplied by the harmonic coefficient control signal C of the corresponding harmonic, and these values are mixed to obtain a harmonic coefficient, which is output. As a result, the level of each overtone between the overtone groups changes by cross-fading according to the operation amount of the volume knob on the user side, and the width of change of each overtone can be made different for each overtone. . That is, when the volume knob is turned to the + side, the variation range of the overtone elements constituting the group 1 becomes large (when the volume knob is at +50, the first harmonic becomes twice the maximum amplitude), and accordingly, the opposite occurs. The change width of the overtone elements constituting the group 2 becomes smaller. Conversely, when the volume knob is turned to the minus (-) side, the variation width of the constituent overtone elements on the group 1 side becomes smaller, and conversely, the variation width of the component overtone elements on the group 2 side becomes larger (the volume knob becomes negative). At 50, the eighth harmonic is twice the maximum amplitude).
[0025]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the timbre control apparatus of the electronic musical instrument using the harmonic synthesis type sound source of the present invention, it is possible to obtain a smooth timbre change while simplifying the setting, thereby enabling a complex timbre control in real time. As a result, the creative expression of music can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration explanatory diagram showing an embodiment configuration of an electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source using a configuration of a timbre control device according to the present invention.
FIG. 2 is a functional block diagram of a tone color control device having the above-described device configuration.
FIG. 3 is a graph showing an overtone change width curve selected for each group.
FIG. 4 is a graph showing harmonic change width control information calculated for each group.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Basic harmonic coefficient generation means 2 Overtone group selection means 3 Overtone change width curve selection means 4 Overtone change width control means 5 Harmonic coefficient control signal generation means 6 Harmonic coefficient change control means 100 Bus 101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 External storage device 105 Keyboard section 105a Keyboard interface 106 Panel operation section 106a Panel interface 107 Music signal generation circuit

Claims

Basic harmonic coefficient generation means capable of selecting a timbre and generating a basic harmonic coefficient corresponding to the selected timbre, and harmonic group selection means for selecting an arbitrary group from a plurality of harmonic groups divided into a plurality of groups A harmonic change width curve selecting means having a plurality of harmonic change width curves, and selecting the harmonic change width curve for each harmonic group selected by the harmonic group selecting means, and a harmonic group selected by the harmonic group selecting means. A harmonic change width control unit for creating harmonic change width control information for each harmonic group from each piece of information of the harmonic selection width curve for each harmonic group selected by each harmonic element and the harmonic change width curve selection unit; Generates a harmonic coefficient control signal for each harmonic based on arithmetic based on harmonic change width control information and user-side control information. An electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source, comprising: means for generating a harmonic coefficient from the fundamental harmonic coefficient based on the harmonic coefficient control signal for each harmonic. Tone control device.

2. The tone color control device for an electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source according to claim 1, wherein a selected harmonic group selected by a user and a semi-selected harmonic group having harmonics other than harmonics constituting said group. 2. A tone control apparatus for an electronic musical instrument using a harmonic synthesis type sound source according to claim 1, wherein the harmonic group selected by said harmonic group selecting means is set as a harmonic group.