JP3553322B2 - scaffold - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として住宅の建築現場で用いられる足場に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、鋼製足場は、建築中の建物の外周に沿って組み立てられている。
【0003】
その足場の一般的な構成について説明すると、建物の外周に沿って設置される後踏みと、後踏みに対して一本おきに設置される前踏みと、それら後踏みと前踏み間に取り付けられるブラケットと、前踏みがない後踏みに片持ち状態で取り付けられるブラケットと、それらブラケット間に架設される踏み板等によって構成されている。
【0004】
ここで、従来の鋼製足場における、足場の延設方向へ隣り合う支柱同士の距離は、0.3mの整数倍のいずれかの距離に設定されていた。
【0005】
これに対し、在来型の木造住宅の場合、隣り合う柱同士の距離は規則的でなく、任意に設定されていた。また、量産型の軽量鉄骨の軸組柱を用いた住宅の場合でも、この軸組柱同士の距離は、0.303m、いわゆる昔ながらの尺の整数倍のいずれかの距離に設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような住宅の建築現場に、上記した足場を組み立てる場合、足場の支柱同士の距離と建物の柱同士の距離が互いに異なっている為、建物の外周における辺の長さと、その辺の方向に沿った足場の長さとを等しくすることが困難であった。従って、建物の辺に沿った方向の足場の長さを、建物の辺の長さに応じて所望の長さに調節することが困難であるため、建物の周囲に足場を組み立てたときに、踏板の内側面と外壁パネルとの間隔を一定にするのが困難であった。また、支柱同士の距離と建物の柱同士の距離が異なるために、偶然にも、柱に対向する位置あるいは外壁パネルの接合部に、前踏みが位置してしまうことがあった。
【0007】
踏板の内側面と外壁パネルとの間隔を一定にできない場合、所望の間隔より広い箇所と、反対に狭い箇所とが生じることになるが、所望の間隔より広い箇所では、踏み板から作業員が落下してしまう危険があるために、落下防止の対策を施す必要がある。一方、所望の間隔より狭い箇所では、外壁パネルの接合部における目地処理が困難になる。また、外壁パネルの接合部に前踏みが位置する場合、外壁パネルの接合部における目地処理はかなり困難となる。
【0008】
そこで、これらの問題を解決するために、建物の形状・寸法に応じて足場の支柱の配置の仕方を示す割り付けパターン表が用いられることもある。このような割り付けパターン表の作成は困難であるとともに、そのような割り付けパターン表の使用自体が煩わしいという問題もあった。
【0009】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、その目的は、外壁パネルの接合部における目地処理等を容易に行い、かつ、足場からの落下防止対策を施さずに済むよう、踏み板の内側面と外壁パネルとの間隔が一定となる足場を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の足場は、建物の外周部を構成する軸組柱の隣り合う軸組柱同士の距離が所定モジュールの整数倍のいずれかの距離に設定され、このような設定モジュールで設定された軸組柱の外側に外壁パネルが装着され、外壁パネル同士の接合部が軸組柱に対向するように配置された建築中の建物において、この建物の全周に沿って組み立てられる足場であって、建物側に位置する前踏みと称する支柱と、建物から見て前踏みの後方に位置する後踏みと称する支柱と、前踏みと後踏みとの両方に取り付けられるブラケットと、後踏みに片持ち状態で取り付けられるブラケットと、ブラケット上に支持される踏板とからなり、足場の延設方向への隣り合う前踏み同士および後踏み同士のそれぞれの距離が、上記した軸組柱同士の距離に採用されたモジュールと同じモジュールの整数倍に設定され、少なくとも前踏みが、後踏みに対して一本おきで、かつ、外壁パネル同士の接合部と対向しないようにずれて配置され、さらに、建物の各隅部に前踏みと後踏みとの機能を兼用する支柱が配置されてなるものである。
【0011】
ここで、本発明に言うモジュールとは、建築設計上の基準となる単位寸法のことを指し、例えば、メーターモジュールである0.5m、尺モジュールである0.303mが挙げられるが、他の基準となる単位寸法であってもよい。
【0012】
この構成によれば、隣り合う軸組柱同士の距離が所定モジュールの整数倍のいずれかの距離に設定されてなる建物の周囲に、足場を構成する支柱を、足場の延設方向へ配置するが、その配置は、軸組柱同士の距離の設定に適用された所定モジュールと同じ所定モジュールを採用している。これによれば、足場の組み立て状態および建物の軸組柱の配置状態を模式的に表す平面図である図8に示すように、或る一組の支柱である前踏み3aおよび後踏み3bを、足場の延設方向に寸法d1 だけずらして配置すれば、その延設方向に位置する他の支柱は、同じ寸法d1 だけずれて配置されることになる。
【0013】
この点を活かして足場の各支柱をずらすことにより、各支柱は同じ寸法だけずれることになり、各支柱のずれ量の制御が容易となる。従って、いずれの軸組柱1に対しても、足場の前踏み3aは対向せず、軸組柱1に対向する位置で行われる外壁パネルの接合部に対する作業を容易に行うことができる。
【0014】
また、請求項2記載の足場は、上記請求項1記載の足場において、建物の各辺の長さに等しい足場が組み立てられるとともに、さらに、建物の各隅部に対して所定長さの足場が組み立てられて、上記足場に載置した踏み板の内側面と上記外壁パネルとの間隔が建物の全周にわたって一定となるように構成されているものである。
【0015】
この構成によれば、隣り合う軸組柱同士の距離が所定モジュールの整数倍のいずれかの距離に設定され、足場の延設方向の隣合う支柱が軸組柱同士の距離の設定に適用された所定モジュールと同じ所定モジュールを基準として配置されている。
【0016】
これにより、図6(a)に例示するように、建物の辺の長さに等しい長さの足場を組み立てることが容易となる。すなわち、建物Aとその周囲に組み立てられる足場Bの寸法の関係は、a1 =b1 ,a2 =b2 である。このような足場部分を組み立て、さらに、建物の各隅部に対して、長さb7 の足場部分を組み立てることで、足場に載置した踏み板の内側面と、その面に対向する建物の辺との間隔d2 を一定にすることができる。なお、前踏みと後踏みの距離cは一定である。この図では、建物Aと足場Bとの間隙部分を、斜線で示している。
【0017】
本発明は、この点を活かして、踏み板の内側面と外壁パネルとの間隔を一定にしており、例えばこの間隔を0.2m程度に設定することで、外壁パネルの接合部における目地処理を容易に行えるとともに、足場からの落下防止対策を施さなくてもよくなる。従って、足場上での作業性や、安全性を兼ね備えた足場を提供することができる。
【0018】
なお、図6(a)では、隅部が全て出隅部である建物に沿って、本発明の足場を組み立てた場合について示したが、本発明の足場を適用できるのはこの例に限らない。例えば、入隅部がある建物の周囲に沿って、足場を組み立てる場合には、図6(b)、もしくは、図7に示すように足場を組み立てればよい。
【0019】
すなわち、図6(b)では、建物の各辺に沿って、その各辺と同じ長さとなる足場部分を個別に組み立てる。図面上、a1 =b1 ,a2 =b2 ,a3 =b3 ,a4 =b4 ,a5 =b5 ,a6 =b6 である。さらに、入隅部に隣合う2つの出隅部以外の出隅部に対して、長さb7 の足場部分を組み立てることで、踏み板の内側面と、その面に対向する建物の辺との間隔d2 を一定にすることができる。
【0020】
一方、図7では、建物の各辺に沿って、その各辺と同じ長さとなる足場部分を個別に組み立て、建物の、入隅部に隣合う2つの出隅部以外の出隅部に対して、長さb7 の足場部分を組み立てる。そして、入隅部を挟む2辺に沿って組み立てられる足場部分の間に、図面上、正方形状の足場を組み立てる。さらに、区間Pと区間Qとで、互いの高さが異なるようにすることで、一箇所Rで踏み板同士が重なるものの、踏み板の内側面と、その面に対向する建物の辺との間隔d2 を一定にすることができる。なお、ここで言う高さの異なりの差は、通常、5cm程度であるために、踏み板は、同一平面上にあるものとして足場上の作業を行うことができる。
【0021】
ここで、請求項3の発明は、屋根からの落下を防止するための落下防止柵を備えており、この落下防止柵は屋根の軒先との距離が建物の全周にわたって一定となるように、長さの相違があるブラケットを介して上記足場の後踏みに取り付けられているものである。
【0022】
上述したように、請求項3の発明によれば、足場の支柱(後踏み3b)と、建物の外周との間隔を一定にすることができるので、後踏みに取り付けた落下防止柵32と、軒先との間隔を一定にすることも容易となる。
【0023】
例えば、建物の外周部と、屋根の軒先との距離が一定の場合には、図面上、紙面に垂直な方向に並べて設けられるブラケット30および31に同じ長さのものを用いれば、落下防止柵32と、軒先との間隔を一定にすることができる。また、建物の外周部と、屋根の軒先との距離が一定でない場合であっても、建物の外周部と、屋根の軒先との距離の相違量に相当する長さの相違があるブラケットを用いれば、落下防止柵32と、軒先との間隔を一定にすることができる。
【0024】
請求項3の発明は、この点を活かして、屋根の軒先と落下防止柵32との距離を一定にしており、例えばこの距離を0.3mに設定することで、屋根上から仮に落下しそうになっても、落下防止柵に容易につかまることができ、従って、屋根上での作業を安全に遂行することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0026】
図1は、本発明の足場の実施の形態を示す模式的平面図で、建物およびその周囲に沿って組み立てた足場の約半分を表し、図2は、図1の足場の側面図である。そして図3は、本発明の足場を組み立てる建物の隅部を表す横断面図であり、その(a)は建物の出隅部、その(b)は建物の入隅部を表している。
【0027】
この実施の形態は、建物の外周に沿って足場を構築する場合を表している。なお、建物の外周に沿って組み立てられる足場の全体的な構成としては、例えば、図6(a)または(b)に示すような実施の形態が考えられる。図1は、この図6(a)に示すものと同じであるが、図面上、上部と下部が互いに点対称的であるため、下部を省略している。図1に示すように、建物の軸組柱1は1.5mまたは2mおきに配設されており、これらの軸組柱1の周囲に足場を構築するのである。本発明の足場の踏板2は、例えば、長さが2.0m、1.5m、1.0mであり、それらの幅は、例えば、0.4mである。足場の支柱3は、建物の外面に対して直角に配置されたブラケットを介して踏み板2を支持しているため、踏板2の長さは、隣り合う支柱3同士の距離に等しくなっている。また、足場の支柱3は、建物側に位置する前踏み3a(図2では図示せず)と、その前踏み3aの後方に位置する後踏み3bとからなっている。二枚の踏板2を支持するにあたり、四本の支柱で支えれば、踏板2上に人が乗っても耐えられるので、踏板2の長さ方向の端部の一方は、後踏み3bに取り付けられた片持ち状態のブラケットにより支持されており、端部の他方は、後踏み3bと前踏み3aの両方に取り付けられたブラケットにより支持されている。従って、前踏み3aは、後踏み3bに対して、一本おきに配設されている。
【0028】
次に、この実施の形態の特徴的構成について述べる。足場が組み立てられる建物の外周部を構成する軸組柱1は、その隣り合うもの同士が、互いにメーターモジュールの整数倍である1.5m、もしくは2.0mの距離をおいて配設されている。これに対し、足場を構成する後踏み3bは、その隣り合うもの同士が互いに、同じくメーターモジュールの整数倍である1.5m、もしくは2.0mの距離をおいて配設されている。そして、隣り合う軸組柱1同士の距離と、隣り合う後踏み3b同士の距離とは、向かい合う部分で、等しくなっている。
【0029】
ここで、前踏み3aと、後踏み3bは、各々、近傍の軸組柱1に対して、足場の延設方向に、0.2mずれて配置されている。
【0030】
ここまでの特徴的構成の説明は、足場の、建物の隅部以外に沿って組み立てられる部分についての説明である。次に、足場の、建物の隅部に沿って組み立てられる部分についての説明をする。足場の、建物の隅部に沿って組み立てられる部分は、隣り合う後踏み3b同士の距離が、例えば1.0mの距離に設定されている。
【0031】
ここで、支柱40は、前踏みの機能と、後踏みの機能とを備えている。例えば、右側の支柱40は、図面上、縦方向では踏み板25を支持するための前踏みとして機能しているが、横方向では踏み板26を支持するための後踏みとして機能している。
【0032】
このような足場においては、各前踏み3aが、その近傍の軸組柱1に対し、0.2mずつずれた位置に配置されているので、軸組柱1に対向して行われる外壁パネルの目地処理等を容易に行うことができる。
【0033】
また、図1の足場の側面図である図2、および建物の出隅部付近を表す横断面図である図3(a)に示すように、後踏み3bは、軸組柱の裏面1aとの距離fが0.8mとなるように配置されているとともに、軸組柱1には厚みwが60mmのものを、外壁パネル4には厚みが35mmのものを使用しているので、外壁の外面4aと踏板2の内面との距離eは、206mm(<300mm)となっており、従って落下防止の対策を施す必要がない。なお、図2、3(a)に示す2点鎖線N1は、軸組柱の裏面1aを通る面を表し、足場を構築する際の基準面となっている。また、図3(a)に示す距離Aが、出隅部付近における軸組柱同士の距離を表しており、この例では、図面上、左側出隅部において、2.0mとなっている。
【0034】
図4は、本発明の他の実施の形態の模式的平面図で、建物およびその周囲に沿って組み立てた足場の約半分を表している。また、図3(b)は、本発明の足場を組み立てる建物の入隅部付近を表す横断面図である。
【0035】
この実施の形態は、建物の外周部に沿って足場を構築する場合を表しているとともに、その建物の外周部には、入隅部5が形成されている。なお、入隅部を有する建物の外周部に沿って組み立てられる足場の全体的な構成としては、例えば、図6(b)または図7に示すような実施の形態が考えられる。図4は、この図7に示すものと同じであり、下部については図示しなくても理解できると判断したため、その下部を省略している。
【0036】
図3(b)に示すN2は、建物の軸組柱の内面同士を結ぶ平面を表しており、この平面は、足場を組み立てるときの基準面となっている。図4に示す入隅部5を挟む基準面N2,N2の水平長さ(建物の辺の長さ)は、一方が3.0m、他方が2.0mとなっており、軸組柱1は、前者では2.0m、1.0mの間隔、後者では2.0mの間隔をおいて配設されている。入隅部5の構成は、拡大すれば、図3(b)に示すような構造になっている。また、距離Bが、入隅部における軸組柱同士の距離を表しており、この例では、1.0mとなっている。
【0037】
外壁パネルの外面6aと踏板2の内面との間隔は、足場の側面図である図2でも示したように、206mmとなるように構成されており、足場の支柱3は、その近傍の軸組柱1から0.2mもしくは0.8mずれて位置している。従ってこの場合も、外壁パネルの目地処理等を容易に行うことができる。
【0038】
また、この実施の形態では、入隅部5に沿って、長さ0.6m、幅0.4mの踏板21が、その長さ方向を、図面上、横方向に向けた状態で設けられている。踏板21の隣りには、その一方に踏板24、その先に踏板22が設けられ、踏板21に隣り合う他方には、踏板23が設けられている。踏板24と踏板22の長さの和は3.0mであり、また踏板23の長さは2.0mである。従って、踏板22、23が、出隅部を一端とする基準面N1,N2から0.8mずつ突出するため、この突出部分に隣接するように踏板を設けることにより、踏板と基準面の間隔を一定にすることができる。
【0039】
図5に本発明のさらに他の実施の形態の側面図を示す。この実施の形態では、図2に示す後踏み3bに、ブラケット30,31を介して落下防止柵32が取り付けられている。ブラケット24,25の長さは各々、例えば350mmであり、基準面N1(N2)から軒先までの距離は一様に850mmであるから、落下防止柵の支柱32aと屋根の軒先との距離gは、300mmで一定となっている。従って、屋根上での作業を安全に行うことができる。ここで、距離e,fに関しては、図2の場合と同じ値であり、距離eは206mm、距離fは800mmである。
【0040】
なお、本発明の実施の形態においては、上記した形態に限ることはなく、例えば、以下のように変更して実施することができる。
【0041】
建物の外周部を構成し互いに隣り合う軸組柱同士の距離が、いわゆる尺モジュールである0.303mの整数倍のいずれかの距離に設定されてなる建物の周囲に、足場の列設方向へ隣合う支柱同士の距離が、同じく0.303mの整数倍のいずれかの距離に設定されてなる足場を設置してもよい。この場合も、上記した実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明の足場を用いれば、足場の支柱である前踏みが、外壁パネルの接合部に対向しないので、建物の周囲において、外壁パネルの目地処理等を容易に行うことができる。
【0043】
また、本発明の足場を用いれば、踏み板の内側面と、外壁パネルとの間隔が一定となるので、建物の周囲において、外壁パネルの目地処理等を容易に行うことができ、しかも足場からの落下を防止するための対策を施す必要がない。
【0044】
また、本発明の足場の後踏みに落下防止柵を取り付けた場合、その落下防止柵と、建物の軒先の間隔が一定となるので、屋根上での作業を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す模式的平面図である。
【図2】図1に示す足場の側面図である。
【図3】本発明における建物の隅部の構造を表す横断面図で、出隅部の横断面図(a)と、入隅部の横断面図(b)である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す模式的平面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明における足場の配置状態を表す説明図で、建物が出隅部のみの場合(a)と、出隅部の他に入隅部を有する場合(b)である。
【図7】本発明における足場の配置状態を表す説明図で、建物が出隅部の他に入隅部を有する場合について表すものである。
【図8】本発明における足場の配置状態を表す説明図である。
【符号の説明】
1・・・・軸組柱
2・・・・踏板
3・・・・支柱
32・・・・落下防止柵[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a scaffold mainly used in a residential construction site.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, steel scaffolds have been assembled along the perimeter of a building under construction.
[0003]
To explain the general configuration of the scaffold, the rear step installed along the outer periphery of the building, the front step installed every other step for the rear step, and attached between the rear step and the front step It is composed of a bracket, a bracket which is mounted in a cantilevered state on a rear step which does not have a front step, and a tread plate which is installed between the brackets.
[0004]
Here, in the conventional steel scaffold, the distance between the columns adjacent in the direction in which the scaffold extends is set to any distance that is an integral multiple of 0.3 m.
[0005]
On the other hand, in the case of a conventional wooden house, the distance between adjacent pillars is not regular but is set arbitrarily. In addition, even in the case of a house using mass-produced lightweight steel framed columns, the distance between the framed columns is set to 0.303 m, which is an integer multiple of a so-called traditional length.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when assembling the scaffold described above on such a construction site of a house, the distance between the pillars of the scaffold and the distance between the pillars of the building are different from each other. It was difficult to make the length of the scaffold along the direction equal. Therefore, since it is difficult to adjust the length of the scaffold in the direction along the side of the building to a desired length according to the length of the side of the building, when assembling the scaffold around the building, It has been difficult to make the distance between the inner surface of the tread and the outer wall panel constant. Further, since the distance between the pillars and the distance between the pillars of the building are different, the front step may be accidentally positioned at a position facing the pillar or at a joint of the outer wall panels.
[0007]
If the distance between the inner surface of the tread and the outer wall panel cannot be made constant, a place wider than the desired distance and a place narrower on the contrary will occur, but in a place wider than the desired distance, the worker falls from the tread. Therefore, it is necessary to take measures to prevent falling. On the other hand, at a portion narrower than the desired interval, it becomes difficult to perform joint processing at the joint of the outer wall panels. In addition, when the front step is located at the joint of the outer wall panel, joint processing at the joint of the outer wall panel becomes considerably difficult.
[0008]
Therefore, in order to solve these problems, an allocation pattern table indicating how to arrange the pillars of the scaffold may be used depending on the shape and size of the building. It is difficult to create such an allocation pattern table, and there is a problem that the use of such an allocation pattern table itself is troublesome.
[0009]
The present invention has been made in view of these circumstances, and an object of the present invention is to easily perform joint treatment and the like at a joint portion of an outer wall panel, and to prevent a fall from a scaffold from taking measures to prevent a tread plate from being provided. An object of the present invention is to provide a scaffold in which a distance between an inner surface and an outer wall panel is constant.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the scaffold of
[0011]
Here, the module referred to in the present invention refers to a unit dimension that is a standard in architectural design, and includes, for example, a meter module of 0.5 m and a scale module of 0.303 m. May be the unit size.
[0012]
According to this configuration, the pillars that constitute the scaffold are arranged in the direction in which the scaffold extends, around the building in which the distance between the adjacent framed pillars is set to any distance that is an integral multiple of the predetermined module. However, the arrangement employs the same predetermined module as the predetermined module applied for setting the distance between the framed columns. According to this, as shown in FIG. 8, which is a plan view schematically showing the assembled state of the scaffold and the arrangement state of the framed columns of the building, the
[0013]
By making use of this point and shifting each of the pillars of the scaffold, each of the pillars is shifted by the same dimension, and the shift amount of each of the pillars is easily controlled. Therefore, the
[0014]
In the scaffold according to
[0015]
According to this configuration, the distance between the adjacent framing columns is set to any integer multiple of the predetermined module, and the adjacent struts in the extending direction of the scaffold are applied to the setting of the distance between the framing columns. Are arranged based on the same predetermined module as the predetermined module.
[0016]
This makes it easy to assemble a scaffold having a length equal to the length of the side of the building, as illustrated in FIG. That is, the relationship between the dimensions of the building A and the scaffold B assembled therearound is a 1 = b 1 , a 2 = b 2 . Assembling such a scaffold moiety, further, for each corner of the building, by assembling the scaffold portion of the length b 7, and the inner surface of the footboard placed on the scaffold, the sides of the building opposite to the surface the distance d 2 between can be made constant. The distance c between the front stepping and the rear stepping is constant. In this figure, the gap between the building A and the scaffold B is indicated by oblique lines.
[0017]
In the present invention, taking advantage of this point, the distance between the inner surface of the tread plate and the outer wall panel is made constant. For example, by setting this distance to about 0.2 m, joint processing at the joint portion of the outer wall panel is facilitated. And it is not necessary to take measures to prevent falling from the scaffold. Therefore, it is possible to provide a scaffold having both workability and safety on the scaffold.
[0018]
Although FIG. 6A shows a case where the scaffold of the present invention is assembled along a building whose corners are all corners, application of the scaffold of the present invention is not limited to this example. . For example, when assembling a scaffold along the periphery of a building having a corner, the scaffold may be assembled as shown in FIG. 6B or FIG.
[0019]
That is, in FIG. 6B, scaffold portions having the same length as each side are individually assembled along each side of the building. In the drawing, a 1 = b 1 , a 2 = b 2 , a 3 = b 3 , a 4 = b 4 , a 5 = b 5 , and a 6 = b 6 . Further, with respect to the two external corner portions other than the outer corner portion adjacent to the inner corner portion, by assembling the scaffold portion of the length b 7, the inner surface of the tread plate, the side of the building opposite to the surface it can be the distance d 2 constant.
[0020]
On the other hand, in FIG. 7, the scaffolding portions having the same length as each side are individually assembled along each side of the building, and the building is extended to the outside corners other than the two outside corners adjacent to the inside corner. Te, assemble a scaffold portion of the length b 7. Then, a scaffold having a square shape in the drawing is assembled between the scaffolds assembled along two sides sandwiching the corner. Further, by making the heights of the sections P and Q different from each other, although the treads overlap each other at one point R, the distance d between the inner side surface of the treads and the side of the building facing the surface is set. 2 can be constant. Note that the difference in height here is usually about 5 cm, so that the steps can be performed on the scaffold assuming that the treads are on the same plane.
[0021]
Here, the invention according to claim 3 is provided with a fall prevention fence for preventing the fall from the roof, and the fall prevention fence is such that the distance from the eaves of the roof is constant over the entire circumference of the building . It is attached to the rear step of the scaffold via a bracket having a different length .
[0022]
As described above, according to the third aspect of the present invention, since the distance between the pillar of the scaffold (the
[0023]
For example, when the distance between the outer periphery of the building and the eaves of the roof is constant, if the same length is used for the
[0024]
The invention of claim 3 makes use of this point to keep the distance between the eaves of the roof and the
[0025]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0026]
FIG. 1 is a schematic plan view showing an embodiment of the scaffold of the present invention, showing about half of a scaffold assembled along a building and its periphery, and FIG. 2 is a side view of the scaffold of FIG. FIGS. 3A and 3B are cross-sectional views showing corners of a building for assembling the scaffold of the present invention. FIG. 3A shows an outgoing corner of the building, and FIG. 3B shows an inset corner of the building.
[0027]
This embodiment shows a case where a scaffold is constructed along the outer periphery of a building. As an overall configuration of the scaffold assembled along the outer periphery of the building, for example, an embodiment as shown in FIG. 6A or 6B can be considered. FIG. 1 is the same as that shown in FIG. 6A, but the lower part is omitted because the upper part and the lower part are point-symmetric with each other in the drawing. As shown in FIG. 1, the framing
[0028]
Next, a characteristic configuration of this embodiment will be described. The
[0029]
Here, the
[0030]
The description of the characteristic configuration up to this point is that of a portion of the scaffold that is assembled along a portion other than the corner of the building. Next, a portion of the scaffold assembled along the corner of the building will be described. In a portion of the scaffold assembled along the corner of the building, the distance between adjacent
[0031]
Here, the
[0032]
In such a scaffold, each
[0033]
Further, as shown in FIG. 2 which is a side view of the scaffold of FIG. 1 and FIG. 3 (a) which is a cross-sectional view showing the vicinity of a protruding corner of the building, the
[0034]
FIG. 4 is a schematic plan view of another embodiment of the present invention, showing about half of a scaffold assembled along a building and its surroundings. FIG. 3B is a cross-sectional view showing the vicinity of an inside corner of a building for assembling the scaffold of the present invention.
[0035]
This embodiment shows a case where a scaffold is constructed along the outer periphery of a building, and a
[0036]
N2 shown in FIG. 3B represents a plane connecting the inner surfaces of the framed columns of the building, and this plane is a reference plane when assembling the scaffold. The horizontal length (the length of the side of the building) of the reference planes N2 and N2 sandwiching the
[0037]
The distance between the
[0038]
Further, in this embodiment, the
[0039]
FIG. 5 shows a side view of still another embodiment of the present invention. In this embodiment, a
[0040]
The embodiments of the present invention are not limited to the above-described embodiments, and can be implemented with the following modifications, for example.
[0041]
In the direction of the scaffolding arrangement, around the building where the distance between the framed columns that constitute the outer periphery of the building and are adjacent to each other is set to an integer multiple of 0.303 m, which is a so-called length module. A scaffold may be installed in which the distance between the adjacent columns is set to any distance that is an integral multiple of 0.303 m. In this case, the same effect as in the above-described embodiment can be obtained.
[0042]
【The invention's effect】
When the scaffold of the present invention is used, the front step, which is a pillar of the scaffold, does not face the joint of the outer wall panel, so that joint processing of the outer wall panel can be easily performed around the building.
[0043]
Further, when the scaffold of the present invention is used, the distance between the inner surface of the tread plate and the outer wall panel becomes constant, so that joint processing of the outer wall panel and the like can be easily performed around the building, and moreover, from the scaffold. There is no need to take any measures to prevent falling.
[0044]
Further, when the fall prevention fence is attached to the rear step of the scaffold of the present invention, the gap between the fall prevention fence and the eaves of the building becomes constant, so that the work on the roof can be performed safely.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the scaffold shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view illustrating a structure of a corner of a building according to the present invention, which is a cross-sectional view of an outgoing corner and a cross-sectional view of an inset corner.
FIG. 4 is a schematic plan view showing another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side view showing still another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an explanatory view showing the arrangement state of the scaffold according to the present invention, in which the building has only an outside corner (a) and a building has an inside corner in addition to the outside corner (b).
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an arrangement state of a scaffold according to the present invention, showing a case where a building has an entrance corner in addition to an exit corner.
FIG. 8 is an explanatory diagram illustrating a scaffold arrangement according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ···
Claims (3)
建物側に位置する前踏みと称する支柱と、建物から見て前踏みの後方に位置する後踏みと称する支柱と、前踏みと後踏みとの両方に取り付けられるブラケットと、後踏みに片持ち状態で取り付けられるブラケットと、ブラケット上に支持される踏板とからなり、
足場の延設方向への隣り合う前踏み同士および後踏み同士のそれぞれの距離が、上記した軸組柱同士の距離に採用されたモジュールと同じモジュールの整数倍に設定され、少なくとも前踏みが、後踏みに対して一本おきで、かつ、外壁パネル同士の接合部と対向しないようにずれて配置され、さらに、建物の各隅部に前踏みと後踏みとの機能を兼用する支柱が配置されてなることを特徴とする足場。The distance between adjacent framed pillars constituting the outer periphery of the building is set to any integer multiple of a predetermined module, and an outer wall is provided outside the framed pillars set by such a setting module. In a building under construction in which panels are attached and the joints between the outer wall panels are arranged so as to face the frame columns, a scaffold assembled along the entire circumference of the building,
A post referred to as a front step located on the building side, a post referred to as a rear step located behind the front step as viewed from the building, a bracket attached to both the front step and the rear step, and a cantilevered state at the rear step It consists of a bracket attached with
The respective distance between the adjacent front steps and the rear steps in the extending direction of the scaffold is set to an integral multiple of the same module as the module adopted for the distance between the above-mentioned framed pillars, and at least the front step, It is arranged every other step with respect to the rear step, and is shifted so as not to face the joint of the outer wall panels, and furthermore, at each corner of the building, there is a column that also functions as the front step and the rear step A scaffold characterized by being done.
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