JP3552918B2 - Ocean dilution and release equipment for carbon dioxide - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回収した二酸化炭素を海中に放流して海水に溶し込む二酸化炭素の海洋希釈放流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、地球温暖化が大きな問題となっており、これに伴い地球規模での気候変動を引き起こす可能性があると指摘される温室効果をもった二酸化炭素(CO2 )の大気中における濃度の上昇を抑えることが特に重要となってきている。そして、この対策のひとつとして火力発電所などで排出される燃焼排ガス中の二酸化炭素を回収して海洋へ送り込むことによって、長期に亘って二酸化炭素を大気から隔離する構想が提案されているが、その成立にあたっては二酸化炭素を送り込む海洋において新たな環境影響を引き起こさないようにすることが必要となっている。
【0003】
二酸化炭素送り込みによる海洋環境への影響を小さくするシステムとして、次に述べる2種類のシステムが提案されている。その一つは貯蓄型と称されるもので、二酸化炭素を深海底のくぼみのような場所に集中して溜めることにより影響範囲を特定の場所に限定して局所化しようとする方法である。
【0004】
もう一つのシステムは、溶解拡散型と称されるもので、二酸化炭素を海水中に溶し込んで薄く希釈し広く拡散させて海水中の二酸化炭素の濃度の上昇を抑制しようとする方法であり、本来海水中に溶解している二酸化炭素の濃度がある程度上昇するにとどまるという考え方に基くものである。
【0005】
この溶解拡散型における具体的な方法として、船舶により液体二酸化炭素の放流点を移動させて海中の中層にて液体二酸化炭素を放流する中層希釈放流方式が挙げられている。この方式について図7ないし図9を参照して説明する。図7は中層希釈放流方式放流のシステムを模式的に示す説明図、図8(a)は同方式における放流装置を模式的に示す説明図、図8(b)は図8(a)のZ部を拡大して示す図、図9は二酸化炭素を放流管から放流して形成された液滴の状態を示す説明図である。
【0006】
この中層希釈放流方式は、陸上プラント1で燃焼排ガスから分離、回収した二酸化炭素を液化し、その液化ガスを貯溜タンク2aに充填して液化ガス運搬船2にて所定の海域まで海上輸送し、そこで貯溜タンク2aの内部の液体二酸化炭素を作業船3に搭載した貯溜タンク3aに移し替える。液体二酸化炭素は例えば圧力が6atm、温度が−55℃とする。図10は二酸化炭素の相状態を示す線図であるが、この線図で判るように前記圧力6atm、温度−55℃は液体二酸化炭素を経済的に得ることができる条件である。作業船3は深さ2000mないし2500mの海中に吊り下げる大変長い鋼管などからなる放流管4を備え、この放流管4は下端面が閉塞されるとともに下端部の周壁には複数の放流孔5が上下方向に間隔を存して同列に並べて形成されている。そして、液体二酸化炭素を貯溜タンク3aから放流管4に送り込んで放流管4の下端部に上下方向に並んで形成した複数個の放流孔5から海中に放流する。作業船3は放流管4の孔5から液体二酸化炭素を海中に放流しつつ前進することにより、液体二酸化炭素の放流点を局所に限定せず移動させて液体二酸化炭素の希釈を増進させている。なお、運搬船2と作業船3とは別なものであっても、また両者が兼用するものであっても良い。SLは海面である。
【0007】
放流管4から放流された液体二酸化炭素の状態は、現状の知見から次のように想定される。放流管4の孔5から海中へ放流された液体二酸化炭素6はすぐに海水に溶け込まないで、放流管4が後流に生成して残して行く渦8による変動流場9の中で多数の液滴7となって分散してほぼ均一に海水と混合される。放流管4は作業船3の航走により海水の抵抗を受けて海流との相対的な流速によって船航走方向に向かって後面側へ傾斜し、その背後に軸線とほぼ平行な回転軸をもつ後流渦を連続的に生成しながら進んでいく。渦8のパターンは放流管の形状、表面の状態および寸法や移動速度などの条件によって異なるが、直径数10cmの管が数ノットの速度で進む場合には、通常進行方向に向かって管左右両側から入れ替わり渦が発生して変動流場9を後に残していき、その中で液体二酸化炭素と海水とが混合すると考えられる。
【0008】
そして、液体二酸化炭素の液滴7は放流管4の後流からさらに周辺の海水に溶け込みながら緩やかに海水中を上昇していく。すなわち、液体二酸化炭素の液滴7は海水中を上昇しながら海水に溶け込んでいくことによって直径が小さくなっていく。そして、液滴7がある高さまで上昇する過程で液体二酸化炭素は全て海水中に溶け込んでしまい液滴7が消滅する。
【0009】
中層希釈放流方式は、海面から約2000mないし2500mの深さ(中層)の海中で液体二酸化炭素の放流を行うものである。すなわち、2000mより上層の海中で液体二酸化炭素の放流を行うと、放流された液体二酸化炭素が全て海水に溶け込まないうちに液滴が海面に達する可能性があり、約2000mないし2500mの深さの海中で液体二酸化炭素の放流を行なうと液滴が海面に達する前に全ての液体二酸化炭素を海水に溶け込ませることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように中層希釈放流方式を採用した放流装置は、液体二酸化炭素を海洋へ放流して隔離する上で大変有望な装置と考えられているが、この放流装置には次に述べる問題がある。
【0011】
中層希釈放流方式において、海面から約2000mないし2500mの深さ(中層)の海中で放流した液体二酸化炭素の液滴が海面に達する前に全ての液体二酸化炭素を海水に溶け込ませるようにするためには、放流管の放流孔から液体二酸化炭素を放流して多数の液滴として海中へ分散する際に、その液滴の直径を液滴の上昇距離を見込んで必要範囲の大きさに収めることが必要である。
【0012】
そこで、まず放流管の放流孔から液体二酸化炭素を海中へ放流して生成される液滴の直径を測定することが考えられる。長尺の放流管の下端部に形成した放流管から放流する液体二酸化炭素の液滴の直径を測定する場合には、この測定を行なう測定手段に対して、必要とする希釈率を得るデータとして精度良く液滴直径を測定できること、液体二酸化炭素の放流の進行に合わせてリアルタイムに液滴直径を測定できること、および長尺の放流管の下端部に装着するために小型であることが要求される。
【0013】
一般にこのような液滴の直径を測定するためには、ビデオカメラ(テレビカメラ)により液滴を撮影してその映像により測定を行なう方法が考えられている。すなわち、これは図11に示すように放流管4から液体二酸化炭素が放流されて液滴7として分散する領域を挟んで一方側におよび拡散板12を、他方側にビデオカメラ13を夫々設け、照明器11から発射した光線を拡散板12にて拡散して液滴7に照射し、照射された液滴7をビデオカメラ13で撮影して、その撮影画像を処理し解析して直径を算出するものである。
【0014】
しかし、このビデオカメラ13により液滴7の直径を測定する方法には次に述べる問題がある。第1に、液滴7は移動が一定でなく液滴7とビデオカメラ13との距離が不定であるが、この場合ビデオカメラ13による撮影では液滴直径の精度が実用上不十分である。第2に、撮影画像を処理し解析して直径を算出するので液滴を撮影してから直径値を算出するまでに時間を要するために、液体二酸化炭素の放流(液滴発生)の進行に合わせてリアルタイムに液滴直径を測定することができない。第3に、ビデオカメラ13により撮影を行なうために照明器11および拡散板12が必要であり装置全体が大掛かりになる。従って、前述した要求に答え得る測定手段を得ることが要求されている。
【0015】
次に、放流される液体二酸化炭素の液滴の直径を必要範囲の大きさに収めるように制御することが要求されている。
【0016】
さらに、放流管の放流孔から液体二酸化炭素を放流して多数の液滴として海中へ分散する際に、その液滴の直径を液滴の上昇距離を見込んで必要範囲の大きさに収めるために、従来から放流管の放流孔から液体二酸化炭素を海中へ放流して生成される液滴の直径を測定し、その直径から液滴の体積を算出することが考えられている。ところが、液滴が他の液体、ここでは海中を通って浮上(沈降)する場合には、液滴は必ずしも真球になるとは限らず、楕円などの変形した球形となることが多々ある、このように真球でない液滴の場合は、仮に液滴の直径を精度良く測定し、その直径を用いて液滴の体積を算出しても、液滴の実際の体積を正確に算出することができず液滴の実際の体積は正確に判らない。このため、液体二酸化炭素を放流するに際して液滴の体積を制御する上で問題がある。従って、従来から真球でない液滴を体積を正確に求めることができるようにすることが要望されている。
【0017】
本発明は前記事情に基いてなされたもので、液滴直径の測定精度が高くリアルタイムの液滴測定が可能で小型である測定手段を備えて良好な二酸化炭素の海洋への放流を行うことができる二酸化炭素の海洋希釈放流装置を提供することを課題とする。
【0018】
また、本発明は、液滴の発生進行にリアルタイムに応答して液滴の直径を精度良く制御して良好な二酸化炭素の海洋への放流を行うことができる二酸化炭素の海洋希釈放流装置を提供することを課題とする。
【0019】
さらに、本発明は、放流管から海中へ放流された液体二酸化炭素の液滴の体積を正確に測定して良好な二酸化炭素の海洋への放流を行うことができる二酸化炭素の海洋希釈放流装置を提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の二酸化炭素の海洋希釈放流装置は、放流管を海中に吊り下げた船を航走して前記放流管を曳航しながら、液体二酸化炭素を前記放流管に送り込んで前記放流管に形成した放流孔から海中へ放流する放流装置において、前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際に前記液滴にレーザ光を照射して前記液滴の直径を測定するレーザ直径測定手段を具備することを特徴とする。
【0021】
請求項2の発明の二酸化炭素の海洋希釈放流装置は、放流管を海中に吊り下げた船を航走して前記放流管を曳航しながら、液体二酸化炭素を前記放流管に送り込んで前記放流管に形成した放流孔から海中へ放流する放流装置において、前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際に前記液滴にレーザ光を照射して前記液滴の直径を測定するレーザ直径測定手段と、このレーザ直径測定手段からの液滴直径情報に基づいて必要とする液滴直径を得るように前記放流管に送り込む液体二酸化炭素の流量を設定する流量制御回路と、この流量制御回路が設定した流量に基づいて前記放流管に送り込む液体二酸化炭素の流量を制御する流量制御機構とを具備することを特徴とする。
【0022】
請求項3の発明の二酸化炭素の海洋希釈放流装置は、放流管を海中に吊り下げた船を航走して前記放流管を曳航しながら、液体二酸化炭素を前記放流管に送り込んで前記放流管に形成した放流孔から海中へ放流する放流装置において、前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際にカメラにより前記液滴を撮影してその画像を得る撮影手段と、前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際に前記液滴の直径を測定する直径測定手段と、前記撮影手段で撮影した液滴形状の画像を上下にスライスし前記直径測定手段が測定した前記液滴の直径寸法を参照して各スライス部分の横幅寸法を求めて前記液滴の全体の体積を算出する体積演算回路とを具備することを特徴とする。
【0023】
請求項4の発明は、請求項3に記載の二酸化炭素の海洋希釈放流装置において、前記直径測定手段は、前記液滴にレーザ光を照射して前記液滴の直径を測定するレーザ直径測定手段であることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図3を参照して説明する。
【0025】
図1はこの実施の形態にかかわる放流装置を模式的に示す図、図2(a)は放流装置におけるレーザ測定手段を模式的に示す正面図、図2(b)は同平面図、図3はレーザ測定手段の基本的構成を示す図である。本発明は、前述した図7ないし図9にて示す液体二酸化炭素を中層希釈放流方式により海洋へ放流する装置を対象とするものであり、図1において図8と同じ部分は同じ符号を付して示している。図中3は作業船、3aは作業船3に搭載された液体二酸化炭素を貯溜するタンク、4は作業船3に取付けられて海中に吊り下げられタンク3aに貯溜された液体二酸化炭素を上端から送り込んで流して海中へ放出する放流管で、その下端部には液体二酸化炭素を放流する多数の放流孔5が形成されている。また、図中101は作業船3に搭載されてタンク3aに溜められた液体二酸化炭素を放流管4の上端から内部へ送り込むポンプである。ポンプ101と放流管4とを結ぶ管路には、後述する流量制御回路41が設定した流量に基づいて放流管に送り込む液体二酸化炭素の流量を制御する流量制御機構102が介在して設けてある。この流量制御機構102は具体的には例えば管路に介在して設けられて後述する流量制御回路41からの信号により駆動するして弁開閉を行う駆動機構を備えた流量制御弁が挙げられる。
【0026】
そして、本発明では放流管4には、放流孔5から放流された液体二酸化炭素の液滴7の直径を測定するレーザ直径測定手段21が装着されている。このレーザ直径測定手段21は、図1に示すように液滴7にレーザ光Rを照射するレーザ照射器21aと、このレーザ照射器21aから照射されたレーザ光Rを受光する受光器21bと、この受光器21bで得た測定情報を演算して液滴7の直径を測定する演算部21cを有している。レーザ照射器21aは放流管4の下端部において放流孔形成部の上側に位置して適宜な保持体36により装着され、受光器21bは放流管4の下端部において保持体36によりレーザ照射器21aに対して間隔を挟んで対向して配置されて装着されている。演算部21cは作業船3に搭載されて受光器21bに信号ケーブルで接続されている。
【0027】
図3に示すようにレーザ照射器21aは、半導体レーザ22、12面のポリゴンミラー23、反射ミラー24、コリメータレンズ25および同期用受講素子26を有している。受光器21bは、受光レンズ27および受光素子28を有している。演算部21cは、エッジ検出回路29、ラッチ回路30、クロックパルス回路31、カウンタ回路32、波形整形回路33、CPU(セントラルプロセスユニット)34および表示・出力回路35を有している。エッジ検出回路29は受光素子28に信号ケーブルで接続されている。
【0028】
さらに、本発明では、作業船3に、レーザ直径測定手段21の演算部21cからの液滴直径情報に基づいて必要とする液滴直径を得るように放流管3送り込む液体二酸化炭素の流量を設定する流量制御回路41が設けてある。
【0029】
このように構成した放流装置では、作業船3を航走して放流管4を曳航すると、放流管4は海水の抵抗を受けて船航走方向Aの後面側へ向けて傾斜する(船航走方向)。作業船3に搭載したポンプ101を駆動してタンク3aに貯溜された液体二酸化炭素を流量制御機構102、例えば流量制御弁を介して流通させて放流管4の上端から内部に送り込むと、液体二酸化炭素は放流管4の内部を流れて下端部に形成された放流孔5から海水中へ放流される。放流管4の孔5から海中へ放流された液体二酸化炭素6はすぐに海水に溶け込まわないで多数の液滴7となって分散して上昇しつつ均一に海水と混合される。
【0030】
レーザ直径測定手段21により液滴7の直径を測定する場合について図1ないし図3を参照して説明する。
【0031】
図1および図2に示すように多数の液滴7はレーザ測定手段21のレーザ光照射器21aと受光器21bとの間を通過する。図3に示すようにレーザ光照射器21aにおいて半導体レーザ22からレーザ光Rを発射し、このレーザ光Rを12面ポリゴンミラー23および反射ミラー24で反射させ、コリメータレンズ25により平行光線として液滴7に照射する。そして、液滴7にレーザ光Rが当たると液滴7の影ができ、この影の部分と液滴7に当たらないレーザ光Rは受光器21bの受光レンズ27に集光されて受光素子28に受光する。受光素子28は光学的映像を電気信号に変換してオンラインにより作業船3に設けた演算部21cに送る。そして、演算部21cではエッジ検出回路29で画像信号からエッジを検出してラッチ回路30に送る。ラッチ回路30では、前記画像信号に加えて、クロックパルス回路31の時間をもとにカウンタ回路32で得たカウンタ信号と、同期用受光素子26からの信号をもとに波形成形回路33により得た波形とを組み合わせ、そこで得た信号をCPU34へ出力する。CPU34ではラッチ回路30からの信号を演算して液滴7の直径寸法を求める。CPU34により得られた液滴直径情報は表示・出力回路35により表示することができる。
【0032】
すなわち、レーザ光Rを液滴に照射すると、CO2 液滴と海水との屈折率の相違によりレーザ光Rが液滴により屈折され受光器21bに達しなくなる。走査速度を一定にすると、液滴7により受光されなかった時間幅が液滴直径の大きさに比例するので、その時間により液滴直径を算出する。
【0033】
このようにレーザ直径測定手段21では、図2および図3に示すようにレーザ光Rを液滴4に照射してその影となる部分を元にして液滴7の直径を算出するものであり、第1にレーザ光照射器21aと受光器21bに対して液滴の位置が不定であっても液滴7の直径を精度良く測定することができ、液滴7の状態を監視する上で精度が高い情報を得ることができる。また、第2にレーザ直径測定手段21は、受光素子28が得た信号を極めて簡単な処理を短時間で施すだけでただちに液滴直径を求めることができるので、放流管4からの液体二酸化炭素の放流の進行に合せてリアルタイムに液滴7の直径を測定することができる。さらに、第3にレーザ直径測定手段21は照明器を用いて液滴7を照明する必要がないので、ビデオカメラを用いた測定装置に比較して構成が簡素で小型であり、長尺の放流管4の下端部に装着する上で大変適している。
【0034】
一方、流量制御回路41は、レーザ直径測定手段21の演算部21cの表示出力回路29から出力される液滴直径情報に基づいて必要とする液滴直径を得るように放流管3へ送り込む液体二酸化炭素の流量を設定する。そして、流量制御回路41は設定した流量に基づいて、ポンプ101と放流管4とを結ぶ管路に設けた放流管4に送り込む液体二酸化炭素の流量を制御する流量制御機構102、例えば流量制御弁を駆動して管路を流れる液体二酸化炭素の流量を制御する。これにより放流管4の放流孔5から放流された液滴7の直径を必要とする希釈率を得る上で必要な液滴直径を維持することができる。この場合、レーザ直径測定手段21から送られてくる液滴直径情報は大変精度が高いものであるから精度の高い液滴直径の制御を行うことができる。このように放流管4から放流されている液体二酸化炭素の液滴7の直径をリアルタイムで測定して、液滴直径が小さすぎる場合にはただちに流量を絞り、大きすぎる場合にはただちに流量を増加して、液滴直径の変動に応じてただちに液滴7の大きさを制御できる。
【0035】
本発明の第2の実施の形態について図4ないし図6を参照して説明する。
【0036】
図4はこの実施の形態にかかわる放流装置を模式的に示す図である。本発明は、前述した図7ないし図9にて示す液体二酸化炭素を中層希釈放流方式により海洋へ放流する装置を対象とするものであり、図4において図8と同じ部分は同じ符号を付して示している。すなわち、図中3は作業船、3aは作業船3に搭載された液体二酸化炭素を貯溜するタンク、4は作業船3に取付けられて海中に吊り下げられタンク3aに貯溜された液体二酸化炭素を上端から送り込んで流して海中へ放出する放流管で、その下端部には液体二酸化炭素を放流する多数の放流孔5が形成されている。図中101は作業船3に搭載されてタンク3aに溜められた液体二酸化炭素を放流管4の上端から内部へ送り込むポンプ、102はポンプ101と放流管4とを結ぶ管路に設けられてポンプ101から放流管4へ送り込む液体二酸化炭素の流量を制御する流量制御機構で、具体的には流量制御弁が用いられている。
【0037】
この実施の形態では、放流管4の放流孔5から海中へ放流される液体二酸化炭素の液滴7の体積を測定するためにカメラを用いて液滴7の形を撮影する撮影手段51と、レーザ光を照射して液滴7の外形寸法を測定する直径測定手段の一形態であるレーザ直径測定手段21と、撮影手段51からの画像とレーザ直径測定手段21からの液滴直径測定情報とを組合せて液滴7の体積を算出する体積演算回路52とを装備している。図5は放流装置に設けるカメラを用いた撮影手段を模式的に示す図である。
【0038】
撮影手段51について図4および図5を参照して説明する。この実施の形態ではカメラとしてビデオカメラを用いて映像信号を得ている。この撮影手段51は、照明器61および拡散板62と、ビデオカメラ63とを備えている。照明器61は放流管4の放流孔5から海中へ放流される液体二酸化炭素の液滴7を光を照射して液滴7を照明するものであり、拡散板62は照明器61から液滴7へ向けて照射される光を拡散するものであり、放流管4の放流孔5から放流される得液体二酸化炭素の液滴7が分散して浮上する通路の一側方に配置されている。ビデオカメラ63は照明された液滴7を撮影して、その画像を画像信号(電気信号)に変換するものであり、液滴7が分散して浮上する通路の他側方に照明器61と対向して配置されている。ビデオカメラ63が撮影する画像は動画像となる。これら照明器61、拡散板62およびビデオカメラ63は適宜な保持部材64により放流管4に支持されている。
【0039】
レーザ直径測定手段21は、前述した第1の実施の形態に設けたものであり、図3に示すように構成されている。すなわち、レーザ直径測定手段21は、液滴7にレーザ光Rを照射するレーザ照射器21aと、このレーザ照射器21aから照射されたレーザ光Rを受光する受光器21bと、この受光器21bで得た測定情報を演算して液滴7の直径を測定する演算部21cを有し、レーザ照射器21aと受光器21bは放流管4の下端部において放流孔形成部の上側に位置して適宜な保持体36により装着されている。受光器21bは放流管4の下端部において保持体36によりレーザ照射器21aに対して間隔を挟んで対向して配置されて装着されている。演算部21cは作業船3に搭載されて受光器21bに信号ケーブルで接続されている。レーザ照射器21aは、半導体レーザ22、12面のポリゴンミラー23、反射ミラー24、コリメータレンズ25および同期用受講素子26を有している。受光器21bは、受光レンズ27および受光素子28を有している。演算部21cは、エッジ検出回路29、ラッチ回路30、クロックパルス回路31、カウンタ回路32、波形整形回路33、CPU(セントラルプロセスユニット)34および表示・出力回路35を有している。
【0040】
体積演算回路52は、撮影手段51で撮影した液滴7の形状を表す画像を上下方向にスライスし、レーザ直径測定手段21が測定した液滴7の直径寸法を参照して各スライス部分の横幅寸法を求めて各スライス部分の体積を算出して液滴7全体の体積を求めるものであり、作業船3に搭載されている。
【0041】
なお、作業船3には、体積演算回路52からの液滴体積情報に基づいて必要とする液滴直径を得るように放流管4へ送り込む液体二酸化炭素の流量を設定する流量制御回路41が設けてあり、この流量制御回路41は前述した流量制御機構102に制御信号を付与するものである。
【0042】
このように構成した放流装置では、作業船3を航走して放流管4を曳航すると、放流管4は海水の抵抗を受けて船航走方向Aの後面側へ向けて傾斜する(船航走方向)。作業船3に搭載したポンプ101を駆動してタンク3aに貯溜された液体二酸化炭素を流量制御機構102、例えば流量制御弁を介して流通させて放流管4の上端から内部に送り込むと、液体二酸化炭素は放流管4の内部を流れて下端部に形成された放流孔5から海水中へ放流される。放流管4の放流孔5から海中へ放流された液体二酸化炭素6はすぐに海水に溶け込まないで多数の液滴7となって分散して浮上しつつ均一に海水と混合される。
【0043】
ここで、撮影手段51では、撮影箇所が太陽光線が届かない海中であるために照明器61が拡散板62を介して液滴7を照明し、照明された液滴7をビデオカメラ63が撮影する。ビデオカメラ63は撮影した画像を画像信号に変換して体積演算回路52に出力する。
【0044】
次にレーザ直径測定手段21により液滴7の直径を測定する場合は、前述した第1の実施の形態と同様である。すなわち、図2および図4に示すように多数の液滴7はレーザ光照射器21aと受光器21bとの間を通過する。図3に示すようにレーザ光照射器21aにおいて半導体レーザ22からレーザ光Rを発射し、このレーザ光Rを12面ポリゴンミラー23および反射ミラー24で反射させ、コリメータレンズ25により平行光線として液滴7に照射する。そして、液滴7にレーザ光Rが当たると液滴7の影ができ、この影の部分と液滴7に当たらないレーザ光Rは受光器21bの受光レンズ27に集光されて受光素子28で受光される。受光素子28は光学的映像を電気信号に変換してオンラインにより作業船3に設けた演算回路21cに送る。そして、演算回路21cではエッジ検出回路29で画像信号からエッジを検出してラッチ回路30に送る。ラッチ回路30では、前記画像信号に加えてクロックパルス回路31の時間をもとにカウンタ回路32で得たカウンタ信号と、同期用受光素子26からの信号をもとに波形成形回路23により得た波形とを組み合わせ、そこで得た信号をCPU34へ出力する。CPU34ではラッチ回路30からの信号を演算して液滴7の直径寸法を求める。CPU34により得られた液滴直径情報は表示・出力回路35により表示するとともに体積演算回路52へ出力する。
【0045】
このようにレーザ光Rを液滴に照射すると、二酸化炭素液滴と海水との屈折率の相違によりレーザ光Rが液滴により屈折され受光器21bに達しなくなる。走査速度を一定にすると、液滴7により受光されなかった時間幅が液滴直径の大きさに比例するので、複数回の走査による最大の時間幅により液滴直径D0 を算出する。このレーザ直径測定手段21はレーザ光照射器21と受光器22に対して液滴7の位置が不定であっても液滴7の直径を精度良く測定できる。
【0046】
体積演算回路52は、図6に示すように撮影手段51においてビデオカメラ63が撮影した液滴7の平面的な形状Fを表す画像信号と、レーザ直径測定手段21が測定した液滴7の直径D0 を表す測定信号を受ける。そして、体積演算回路52は、撮影手段51により得た液滴形状Fを微小幅Δhをもって上下に複数のスライス部分1、2、3…nにスライスする。次いで、レーザ直径測定手段21が測定した液滴7の直径D0 を参照して、液滴形状Fの各スライス部分1、2、3…nにおける横幅Di(D1 、D2 、D3 …Dn )を夫々求める。次いで、液滴t7が軸対称(回転体)であることを利用して下記の式を用いて液滴7の全体の体積Vを算出する。
【0047】
【数1】
このようにすることにより液滴7の体積を正確に算出することができる。従って、海中を浮上する液滴7の形状が真球の場合は勿論液滴7の体積を正確に算出することができるが、液滴7の形状が真球でない場合も液滴7の体積を正確に算出することができる。そして、算出した液滴7の体積の情報を液体二酸化炭素を放流する際に液滴7の体積を制御する上で情報に利用する。
【0048】
流量制御回路41は、体積演算回路52から出力される液滴体積情報に基づいて必要とする液滴直径(体積)を得るように放流管4へ送り込む液体二酸化炭素の流量を設定する。そして、流量制御回路41は設定した流量に基づいて、ポンプ101と放流管4とを結ぶ管路に設けた放流管4に送り込む液体二酸化炭素の流量を制御する流量制御機構102を駆動して管路を流れる液体二酸化炭素の流量を制御する。これにより放流管4の放流孔5から放流された液滴7の直径(体積)を必要とする希釈率を得る上で必要な範囲の大きさに制御する。すなわち、液滴直径が小さすぎる場合には液体二酸化炭素の流量を絞り、また液滴直径が大きすぎる場合には液体二酸化炭素の流量を増加する。
【0049】
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。例えば撮影手段はビデオカメラを用いることに限定されず、スチルカメラを用いて液滴を撮影することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の二酸化炭素の海洋希釈放流装置によれば、放流管から放流した液体二酸化炭素の液滴に対してレーザ光を照射して液滴の直径を測定する方式であるから、レーザ光照射部と受光部に対して液滴の位置が不定であっても液滴の直径を精度良く測定することができ、液滴の状態を監視する上で精度が高い情報を得ることができ、またレーザ直径測定手段は受光素子が得た信号を極めて簡単な処理を短時間で施すだけでただちに液滴直径を求めることができるので、放流管からの液体二酸化炭素の放流の進行に合せてリアルタイムに液滴の直径を測定することができる。さらに、レーザ直径測定手段は照明器を用いて液滴を照明する必要がないので、ビデオカメラを用いた測定装置に比較して構成が簡素で小型であり、長尺の放流管の下端部に装着する上で大変適している。
【0051】
また、本発明によれば、前記レーザ直径測定手段による精度の高い液滴直径情報に基づいて液滴直径を監視しながら、放流管に送り込む液体二酸化炭素の流量を制御することにより、必要とする希釈率を得る上で必要な液滴直径を維持することができる。
【0052】
さらに、本発明の二酸化炭素の海洋希釈放流装置によれば、液体二酸化炭素を放流管の放流孔から海中へ放流するに際して、撮影手段により撮影した液滴の形状と直径測定手段が測定した液滴の直径とを組合せて液滴の体積を算出するので、液滴の形状が真球である場合は勿論、液滴の形状が真球でない場合も液滴の体積を正確に算出することができる。そして、この発明において直径測定手段をレーザ直径測定手段を用いることにより液滴の直径を精度良く測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかわる放流装置を模式的に示す図。
【図2】同実施の形態の放流装置に設ける直径測定手段を模式的に示す図。
【図3】同実施の形態の放流装置に設ける直径測定手段の構成を示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかわる放流装置を模式的に示す図。
【図5】同実施の形態の放流装置に設ける撮影手段を模式的に示す図。
【図6】同実施の形態の放流装置に設ける体積演算回路の演算を説明する図。
【図7】二酸化炭素の海洋へ放流するシステムを模式的に示す図。
【図8】二酸化炭素の海洋への放流装置を模式的に示す図。
【図9】放流装置により海中に放流された液体二酸化炭素の状態を模式的に示す図。
【図10】二酸化炭素の相状態を示す線図。
【図11】従来の放流装置に設ける直径測定器を模式的に示す図。
【符号の説明】
3…作業船、
4…放流管、
5…放流孔、
6…液体二酸化炭素、
7…液滴、
21…レーザ直径測定手段、
21a…レーザ照射器、
21b…受光器、
21c…演算部、
41…流量制御回路、
51…撮影手段、
52…体積演算回路、
101…ポンプ、
102…流量制御機構。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to an apparatus for diluting and releasing carbon dioxide into the sea by discharging recovered carbon dioxide into the sea and dissolving it in seawater.
[0002]
[Prior art]
Recently, global warming has become a major problem, and it has been pointed out that carbon dioxide (CO2) with a greenhouse effect has been pointed out as a possibility of causing climate change on a global scale. 2 It has become particularly important to suppress the increase in the concentration in the atmosphere in (1). As one of the measures, a concept has been proposed in which carbon dioxide in combustion exhaust gas discharged from thermal power plants and the like is collected and sent to the ocean, thereby isolating carbon dioxide from the atmosphere for a long time. In order to achieve this, it is necessary to avoid causing new environmental impacts in the ocean that sends carbon dioxide.
[0003]
The following two types of systems have been proposed as systems for reducing the influence on the marine environment due to the feeding of carbon dioxide. One of them is a storage type, which is a method in which the area of influence is limited to a specific place and localized by storing carbon dioxide intensively in a place such as a hollow on the deep sea floor.
[0004]
Another system, called the dissolution-diffusion type, is a method in which carbon dioxide is dissolved in seawater, diluted dilutely and diffused widely to suppress the rise in the concentration of carbon dioxide in seawater. However, it is based on the idea that the concentration of carbon dioxide originally dissolved in seawater only increases to some extent.
[0005]
As a specific method in the dissolution-diffusion type, there is a middle-layer dilution discharge method in which a discharge point of liquid carbon dioxide is moved by a ship to discharge liquid carbon dioxide in a middle layer in the sea. This method will be described with reference to FIGS. FIG. 7 is an explanatory view schematically showing a system of the middle-layer dilution discharge method, FIG. 8A is an explanatory view schematically showing a discharge device in the same method, and FIG. 8B is a Z view of FIG. FIG. 9 is an explanatory view showing a state of a droplet formed by discharging carbon dioxide from a discharge pipe.
[0006]
This middle-layer dilution discharge method liquefies the carbon dioxide separated and recovered from the flue gas in the land plant 1, fills the liquefied gas into the
[0007]
The state of the liquid carbon dioxide discharged from the
[0008]
Then, the liquid
[0009]
The middle-layer dilution discharge method discharges liquid carbon dioxide in the sea at a depth of about 2000 m to 2500 m (middle layer) from the sea surface. That is, if liquid carbon dioxide is discharged in the sea above 2000m, droplets may reach the sea surface before all of the discharged liquid carbon dioxide is dissolved in seawater, and a depth of about 2000m to 2500m may be reached. When the liquid carbon dioxide is discharged in the sea, all the liquid carbon dioxide can be dissolved in the seawater before the droplet reaches the sea surface.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The discharge device employing the middle-level dilution discharge method is considered to be a very promising device for discharging and isolating liquid carbon dioxide into the ocean, but this discharge device has the following problems.
[0011]
In the middle-dilution discharge method, in order for liquid carbon dioxide droplets discharged in the sea at a depth of about 2000 m to 2500 m (middle layer) from the sea surface to dissolve all the liquid carbon dioxide into seawater before reaching the sea surface, When discharging liquid carbon dioxide from the discharge hole of the discharge pipe and dispersing it as many droplets into the sea, the diameter of the droplet can be set to the required range in consideration of the rising distance of the droplet. is necessary.
[0012]
Therefore, it is conceivable to first measure the diameter of a droplet generated by discharging liquid carbon dioxide into the sea from the discharge hole of the discharge pipe. When measuring the diameter of the liquid carbon dioxide droplet discharged from the discharge pipe formed at the lower end of the long discharge pipe, the measurement means for performing this measurement should be used as data to obtain the required dilution ratio. It is required that the droplet diameter can be measured with high accuracy, the droplet diameter can be measured in real time in accordance with the progress of the discharge of liquid carbon dioxide, and the size must be small to be attached to the lower end of a long discharge pipe. .
[0013]
In general, in order to measure the diameter of such a droplet, a method has been considered in which a droplet is photographed by a video camera (television camera) and the droplet is measured by an image thereof. That is, as shown in FIG. 11, a
[0014]
However, the method for measuring the diameter of the
[0015]
Next, it is required to control the diameter of the discharged liquid carbon dioxide droplet to be within a required range.
[0016]
Furthermore, when discharging liquid carbon dioxide from the discharge hole of the discharge pipe and dispersing it into the sea as a large number of droplets, the diameter of the droplet should be kept within the required range in consideration of the rising distance of the droplet. Conventionally, it has been considered to measure the diameter of a droplet generated by discharging liquid carbon dioxide into the sea from the discharge hole of the discharge pipe, and calculate the volume of the droplet from the diameter. However, when a droplet floats (settles) through another liquid, here in the sea, the droplet does not always have to be a true sphere but often has a deformed spherical shape such as an ellipse. In the case of a non-spherical droplet, even if the droplet diameter is accurately measured and the droplet volume is calculated using the diameter, the actual volume of the droplet can be accurately calculated. No, the actual volume of the droplet is not known exactly. Therefore, there is a problem in controlling the volume of the droplet when discharging the liquid carbon dioxide. Therefore, it has been demanded that the volume of a non-spherical droplet can be accurately determined.
[0017]
The present invention has been made based on the above-described circumstances, and includes a small-sized measuring unit capable of real-time droplet measurement with high precision of droplet diameter measurement and capable of performing good discharge of carbon dioxide to the ocean. It is an object of the present invention to provide a marine dilution release device for carbon dioxide that can be produced.
[0018]
In addition, the present invention provides a marine dilution and discharge apparatus for carbon dioxide, which can control the diameter of the droplet with high precision in response to the progress of generation of the droplet in real time and perform good discharge of carbon dioxide to the ocean. The task is to
[0019]
Furthermore, the present invention provides a marine diluting and discharging apparatus for carbon dioxide that can accurately measure the volume of liquid carbon dioxide droplets discharged from the discharge pipe into the sea and perform good discharge of carbon dioxide to the ocean. The task is to provide.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
The marine diluting and discharging apparatus for carbon dioxide according to the first aspect of the present invention is configured such that, while navigating a ship having a discharge pipe suspended in the sea and towing the discharge pipe, liquid carbon dioxide is fed into the discharge pipe and the discharge pipe is discharged. In a discharge device that discharges into the sea from a discharge hole formed in the discharge pipe, the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe is dispersed as droplets, and the droplets are irradiated with laser light to emit the laser light. A laser diameter measuring means for measuring the diameter of the droplet is provided.
[0021]
The marine diluting and discharging apparatus for carbon dioxide according to the invention of
[0022]
The marine diluting and discharging apparatus for carbon dioxide according to the third aspect of the present invention is configured to send a liquid carbon dioxide into the discharge pipe while towing the discharge pipe while navigating a ship having a discharge pipe suspended in the sea. In a discharge device that discharges into the sea from a discharge hole formed in the discharge hole, when the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe is dispersed as a droplet, the camera shoots the droplet and images the image. Photographing means, and a diameter measuring means for measuring the diameter of the droplet when the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe is dispersed as droplets, and photographed by the photographing means. A volume calculation circuit for slicing the image of the droplet shape up and down, determining the width of each slice by referring to the diameter of the droplet measured by the diameter measuring means, and calculating the total volume of the droplet; and It is characterized by having To.
[0023]
According to a fourth aspect of the present invention, in the apparatus of the third aspect, the diameter measuring means irradiates the droplet with laser light to measure the diameter of the droplet. It is characterized by being.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0025]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a discharge device according to this embodiment, FIG. 2 (a) is a front view schematically showing a laser measuring means in the discharge device, FIG. 2 (b) is a plan view thereof, and FIG. FIG. 3 is a diagram showing a basic configuration of a laser measuring unit. The present invention is directed to an apparatus for discharging the liquid carbon dioxide shown in FIGS. 7 to 9 to the ocean by a middle-dilution discharge system, and in FIG. 1, the same parts as those in FIG. Is shown. In the figure,
[0026]
In the present invention, the
[0027]
As shown in FIG. 3, the
[0028]
Further, in the present invention, the flow rate of the liquid carbon dioxide fed into the
[0029]
In the discharge device configured as described above, when the
[0030]
The case where the diameter of the
[0031]
As shown in FIGS. 1 and 2,
[0032]
That is, when the droplet is irradiated with the laser beam R, CO 2 Due to the difference in the refractive index between the droplet and the seawater, the laser beam R is refracted by the droplet and does not reach the
[0033]
As described above, the laser diameter measuring means 21 irradiates the
[0034]
On the other hand, the flow
[0035]
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0036]
FIG. 4 is a diagram schematically showing a discharge device according to this embodiment. The present invention is directed to an apparatus for discharging the liquid carbon dioxide shown in FIGS. 7 to 9 to the ocean by a middle-dilution discharge method described above, and in FIG. 4, the same parts as those in FIG. Is shown. That is, in the drawing,
[0037]
In this embodiment, a photographing
[0038]
The photographing means 51 will be described with reference to FIGS. In this embodiment, a video signal is obtained using a video camera as a camera. The photographing means 51 includes an
[0039]
The laser diameter measuring means 21 is provided in the first embodiment described above, and is configured as shown in FIG. That is, the laser diameter measuring means 21 includes a
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
In the discharge device configured as described above, when the
[0043]
Here, in the photographing
[0044]
Next, the case where the diameter of the
[0045]
When the droplet is irradiated with the laser beam R in this way, the laser beam R is refracted by the droplet due to the difference in the refractive index between the carbon dioxide droplet and seawater and does not reach the
[0046]
As shown in FIG. 6, the
[0047]
(Equation 1)
By doing so, the volume of the
[0048]
The flow
[0049]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, but can be implemented with various modifications. For example, the photographing means is not limited to using a video camera, and a droplet can be photographed using a still camera.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the apparatus for marine dilution and discharge of carbon dioxide of the present invention, the diameter of the liquid carbon dioxide droplet discharged from the discharge pipe is measured by irradiating the droplet with laser light. Even if the position of the droplet is indeterminate with respect to the laser beam irradiating unit and the light receiving unit, the diameter of the droplet can be measured accurately, and highly accurate information can be obtained in monitoring the state of the droplet. In addition, the laser diameter measuring means can immediately determine the droplet diameter by applying a very simple process to the signal obtained by the light receiving element in a short time, so that the progress of the discharge of liquid carbon dioxide from the discharge pipe can be measured. In addition, the diameter of the droplet can be measured in real time. Further, since the laser diameter measuring means does not need to illuminate the droplet using an illuminator, the configuration is simpler and smaller than a measuring device using a video camera, and the laser diameter measuring means is provided at the lower end of a long discharge pipe. Very suitable for mounting.
[0051]
Further, according to the present invention, it is necessary to control the flow rate of liquid carbon dioxide fed into the discharge pipe while monitoring the droplet diameter based on highly accurate droplet diameter information by the laser diameter measuring means. The droplet diameter required for obtaining the dilution ratio can be maintained.
[0052]
Furthermore, according to the marine dilution release device for carbon dioxide of the present invention, when the liquid carbon dioxide is discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe, the shape of the droplet photographed by the photographing unit and the droplet measured by the diameter measuring unit are measured. Since the volume of the droplet is calculated by combining the diameter of the droplet and the diameter of the droplet, the volume of the droplet can be accurately calculated not only when the shape of the droplet is a true sphere but also when the shape of the droplet is not a sphere. . In the present invention, the diameter of the droplet can be accurately measured by using the laser diameter measuring means as the diameter measuring means.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view schematically showing a discharge device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically showing a diameter measuring means provided in the discharge device of the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a configuration of a diameter measuring means provided in the discharge device of the embodiment.
FIG. 4 is a diagram schematically showing a discharge device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram schematically showing photographing means provided in the discharge device of the embodiment.
FIG. 6 is a diagram for explaining an operation of a volume operation circuit provided in the discharge device of the embodiment.
FIG. 7 is a diagram schematically showing a system for discharging carbon dioxide to the ocean.
FIG. 8 is a diagram schematically showing a device for discharging carbon dioxide to the ocean.
FIG. 9 is a diagram schematically showing a state of liquid carbon dioxide discharged into the sea by the discharge device.
FIG. 10 is a diagram showing a phase state of carbon dioxide.
FIG. 11 is a diagram schematically showing a diameter measuring device provided in a conventional discharge device.
[Explanation of symbols]
3. Work boat,
4 ... discharge pipe,
5 ... discharge hole,
6 ... liquid carbon dioxide,
7 ... droplets,
21 ... laser diameter measuring means,
21a ... Laser irradiator,
21b ... receiver,
21c arithmetic unit,
41 ... flow control circuit,
51 ... photographing means,
52 ... volume operation circuit,
101 ... pump,
102 ... Flow control mechanism.
Claims (4)
前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際に前記液滴にレーザ光を照射して前記液滴の直径を測定するレーザ直径測定手段を具備することを特徴とする二酸化炭素の海洋希釈放流装置。In a discharge apparatus for navigating a ship with a discharge pipe suspended in the sea and towing the discharge pipe, sending liquid carbon dioxide to the discharge pipe and discharging the liquid carbon dioxide from the discharge hole formed in the discharge pipe into the sea,
When the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe disperses as a droplet, the droplet is irradiated with laser light to measure the diameter of the droplet by irradiating the droplet with a laser beam. Ocean diluting and discharging apparatus for carbon dioxide.
前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際に前記液滴にレーザ光を照射して前記液滴の直径を測定するレーザ直径測定手段と、このレーザ直径測定手段からの液滴直径情報に基づいて必要とする液滴直径を得るように前記放流管に送り込む液体二酸化炭素の流量を設定する流量制御回路と、この流量制御回路が設定した流量に基づいて前記放流管に送り込む液体二酸化炭素の流量を制御する流量制御機構とを具備することを特徴とする二酸化炭素の海洋希釈放流装置。In a discharge apparatus for navigating a ship with a discharge pipe suspended in the sea and towing the discharge pipe, sending liquid carbon dioxide to the discharge pipe and discharging the liquid carbon dioxide from the discharge hole formed in the discharge pipe into the sea,
When the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe is dispersed as a droplet, the droplet is irradiated with laser light to measure the diameter of the droplet by irradiating a laser beam, and a laser diameter measuring unit. A flow control circuit for setting a flow rate of the liquid carbon dioxide to be sent to the discharge pipe so as to obtain a required droplet diameter based on the droplet diameter information from the laser diameter measuring means; A flow rate control mechanism for controlling a flow rate of liquid carbon dioxide to be sent to the discharge pipe based on the flow rate.
前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際にカメラにより前記液滴を撮影してその画像を得る撮影手段と、
前記放流管の放流孔から海中へ放流された液体二酸化炭素が液滴となって分散する際に前記液滴の直径を測定する直径測定手段と、
前記撮影手段で撮影した液滴形状の画像を上下にスライスし前記直径測定手段が測定した前記液滴の直径寸法を参照して各スライス部分の横幅寸法を求めて前記液滴の全体の体積を算出する体積演算回路とを具備することを特徴とする二酸化炭素の海洋希釈放流装置。In a discharge apparatus for navigating a ship with a discharge pipe suspended in the sea and towing the discharge pipe, sending liquid carbon dioxide to the discharge pipe and discharging the liquid carbon dioxide from the discharge hole formed in the discharge pipe into the sea,
When the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe is dispersed as droplets, a photographing means for photographing the droplet by a camera to obtain an image thereof,
Diameter measuring means for measuring the diameter of the droplet when the liquid carbon dioxide discharged into the sea from the discharge hole of the discharge pipe is dispersed as droplets,
The image of the droplet shape photographed by the photographing means is sliced up and down, and the width of each slice portion is determined by referring to the diameter dimension of the droplet measured by the diameter measuring means, and the entire volume of the droplet is calculated. A carbon dioxide marine diluting and discharging apparatus, comprising: a volume calculation circuit for calculating the volume.
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Nosov et al. | Study of Hydrodynamic Processes in the Ocean by Remote Laser-Optical Methods |
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