JP3545669B2 - Architectural shock absorber and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、建築物の構造体の一部に、地震時等において加えられる構造体を変形させようとする外力を減衰したり、そのような外力の伝達を遮断する等のために建築物の構造体間に取り付けられる、建築物用緩衝装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、例えば、地震時等において建築物に加えられる、構造物を変形させようとする外力を減衰するために、例えば、図5,6に示すように、油圧制震ダンパー14(建築物用緩衝装置)を有する制震構造10が取り付けられている。すなわち、図5は建築物1の構造を示す図であり、この建築物1には柱3や梁5の他に、V字型のブレース(筋交い)7が設けられている。
【0003】
ブレース7の下端部と梁5(又は床8)との間には、制震構造10が設置されている。すなわち図6に示すように、梁5の両端部上には各々、梁5と一体的に固定された固定ブロック12が設けられ、この固定ブロック12とV字型のブレース7の下端部7aとの間に、油圧制震ダンパー14が設けられている。
【0004】
油圧制震ダンパー14は、図7に示すように、その一端部(図中左端部)のピン結合部にシリンダ16が連結され、その他端部(図中右端部)のピン結合部にピストン18が連結されていて、シリンダ16の内部に、ピストン18によって分割されて内部に作動油が充填された油室20,21を有している。油室20と油室21とは、バルブユニット23の途中に絞り部19が設けられた油路23aを介して連通している。
【0005】
このような油圧制震ダンパー14は、建築物1へ加わる地震等の外力により、ブレース7の下端部7aと固定ブロック12とが接近するように建築物1の構造が変形するときは、油圧制震ダンパー14は収縮動作を行う。すなわち、ピストン18がシリンダ16の油室21の突き当たり面(図7中左側面)の方に接近するように相対移動し、油室21内の作動油がバルブユニット23の途中に絞り部19が設けられた油路23aを通って油室20内に移動する。
【0006】
このとき作動油は、断面積が絞られている絞り部19が設けられたバルブユニット23の油路23aを通って移動するため、作動油の移動が抵抗を受ける。このことにより、シリンダ16とピストン18の相対移動速度、すなわちブレース7の下端部7aと固定ブロック12との接近速度を低く抑えて、外力によるブレース7の下端部7aと固定ブロック12間の急激な接近運動を減衰させることができる。
【0007】
ブレース7の下端部7aと固定ブロック12とが、互いに離隔するように建築物1の構造が変形する場合は、油圧制震ダンパー14は上記収縮動作とは逆の伸長動作を行う。すなわち、ピストン18がシリンダ16の油室20の突き当たり面(図7中右側面)の方に接近するように相対移動するような、伸長動作を油圧制震ダンパー14は行う。このことにより、ブレース7の下端部7aと固定ブロック12との間の離隔速度を低く抑えて、外力によるブレース7の下端部7aと固定ブロック12間の急激な離隔運動を減衰させることができる。
【0008】
このような油圧制震ダンパー14のシリンダ16は、図8,9に示すような円筒状のシリンダ体16aを有し、このシリンダ体16aは鋳造により形成されている。図8に示すように、シリンダ体16aの外周には、絞り部19を有するバルブユニット23を取り付けるための平面部25aを有する座部25が、鋳造によりシリンダ体16aに一体的に形成されている。
【0009】
この座部25にはシリンダ体16aにかけて2つの孔27,28(連通路)があけられており、この2つの孔27,28は、ピストン18により隔てられた図8中左右の油室の各々と、バルブユニット23の油路23aの両端とを連通している。
【0010】
そして2つの孔27,28はその軸線が、シリンダ体16aの軸線と直交する線に対して傾いて設けられている。このため、2つの孔27,28の軸線の傾き角を変えたり座部25の高さや長さ等を変えることにより、ピストン18のストロークが異る仕様によりサイズが異る別の油圧制震ダンパー14のシリンダ体16aに対しても、マニホールド等の仲介部品を用いることなく同一のバルブユニット23を共用することを可能としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の油圧制震ダンパー14のシリンダ体16aは鋳造により形成されているため、その型の製作やその型の鋳物砂への型込め作業等が必要となるため、油圧制震ダンパー14のコストが高くなってしまうという問題があった。
【0012】
その上、異る仕様の油圧制震ダンパー14のサイズの異るシリンダ体16aの間で、同一のバルブユニット23を共用するためには、シリンダ体16aの座部25の高さや長さ等のサイズを変える必要が生じ、そのようなサイズの異る毎にシリンダ体16aの鋳物の型の製作や、その型の鋳物砂への型込め作業等が必要となって、油圧制震ダンパー14にかかるコストが著しく高くなってしまうという問題があった。
【0013】
このような問題を解決するために、図10,11に示すようなシリンダ体66が考えられる。これは、安価な鋼管を用いたシリンダ体66の外周面に、バルブユニット23を取り付けるための平面部50aを有する座部材50を接触させて、その座部材50の周部をシリンダ体66の外周面に溶接により溶着したものである。
【0014】
座部材50にはシリンダ体66の肉厚部分にかけて各々が同軸状の2つの孔56,57(連通路)があけられており、この2つの孔56,57は、ピストン18により隔てられた図7中の左右の油室21,20の各々と、バルブユニット23の油路23aの両端とを連通している。このように鋳物を用いないで座部材50を有するシリンダ体66を製造することにより、従来の鋳物のシリンダ16よりもコストを低減させることができる。
【0015】
そして、異る仕様で油圧制震ダンパーのシリンダ体66のサイズが変った場合には、同一のシリンダ体66に高さや長さ等を変えた別の座部材50を溶着したシリンダ66と交換するだけで、同一のバルブユニット23を異る仕様の油圧制震ダンパー間で共用することが可能となる。このため、従来の鋳物を用いた場合のように異る仕様の油圧制震ダンパー毎に異るシリンダ16の型を作り替えて製造しなくとも済むので、上記鋳物のシリンダ16の場合よりも著しくコストを低減させることができる。
【0016】
しかしながら、このような座部材50を設けたシリンダ66にあっては、その座部材50の周部をシリンダ体66の外周面に溶接により溶着しただけなので、座部材50の内周面とシリンダ体66の外周面との間の機械的な隙間を完全に除去することはできない。このため、その隙間を通って2つの孔56と57とが直接連通して、バルブユニット23の絞り部19による2つの油室間の作動油の移動量の制御を正常に行えなくなるという新たな問題が生じてくる。
【0017】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、シリンダ体を鋳造により形成する場合に比べて安価に形成することができると共に、バルブユニットによる2つの油室間の作動油の移動量の制御を正常に行うことができる建築物用緩衝装置及びその製造方法を提供することを課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の建築物用緩衝装置は、
シリンダ体の外周面上に接触して取付けたバルブユニット取付け用の座部材に予め設けられた貫通孔内を隙間なく溶着金属で埋めると共に、
前記溶着金属部分と前記シリンダ体の肉厚部分を同軸状に穿通することによって、前記バルブユニットの油路の両端と前記シリンダ体内の2つの油室の各々とを連通する連通路を形成した構成としたものである。
【0019】
このような構成の建築物用緩衝装置によれば、鋳物を用いなくともバルブユニット取付け用の座部材を有するシリンダ体を形成することができるので、シリンダ体を鋳造により形成する場合に比べて、建築物用緩衝装置のコストを著しく低減させることができる。
【0020】
また、溶着金属部分とシリンダ体の肉厚部分を同軸状に穿通することによって、バルブユニットの油路の両端とシリンダ体内の2つの油室の各々とを連通する連通路を形成したため、連通路同士が直接連通することを防止できるので、バルブユニットによる2つの油室間の作動油の移動量の制御を正常に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1,図2は、本発明による建築物用緩衝装置及びその製造方法の第1の実施の形態について説明するために参照する図である。
【0022】
図1,図2は、油圧制震ダンパー(建築物用緩衝装置)のシリンダ26のシリンダ体26aを示す図である。このシリンダ体26aは、鋼管により形成されており、このシリンダ体26aの外周面には、絞り部19を有するバルブユニット23を取り付けるための平面部30aを有する、座部材30の周部が溶接されることにより、座部材30がシリンダ体26aの外周面に接触した状態で設けられている。この座部材30には、予め2つの孔32,32があけられている。
【0023】
この孔32,32は、座部材30がシリンダ体26aの外周面上に設けられた後で、孔32,32内のシリンダ体26aの外周面上に溶接棒を溶かして作った溶着金属34により隙間なく埋められる。そして、孔32,32から平面部30aより上に盛り上がった溶着金属34の不要部分は、その平面部30aと同一平面となるよう切削加工、或は研削加工により除去される。
【0024】
その孔32,32内の溶着金属34からシリンダ体26aの肉厚部にかけて同軸状に、バルブユニット23の油路23aの両端とシリンダ体26aの内側の油室の各々とを連通する2つの孔36,37(連通路)が、ドリル加工により貫いて形成される。この2つの孔36,37は、ピストン18により隔てられた図1中左右2つの油室20,21間をバルブユニット23の油路23aを介して連通する油路の一部を構成している。
【0025】
このような本発明の第1の実施の形態によれば、シリンダ体26aに鋳物よりも安価な鋼管を用いて、溶接によりその外周面上に座部材30を設けたシリンダ体26aを形成することができるので、油圧制震ダンパーのコストを、シリンダ体を鋳造により形成する場合に比べて低減させることができる。
【0026】
そして、溶着金属34により座部材30の孔32,32内を隙間無く埋めてから2つの孔36,37をあけるので、たとえ座部材30の内周面とシリンダ体26aの外周面との間に微小な隙間があったとしても、その微小な隙間は溶着金属34により塞がれて孔36,37間に油が直接流れることを防止することができる。このため、バルブユニット23による2つの油室間の作動油の移動量の制御を正常に行うことができる。
【0027】
また、2つの孔36,37はその軸線が、シリンダ体26aの軸線と直交する線に対して傾いて設けられている。このため、2つの孔36,37の軸線の傾き角を変えたり座部材30の高さや長さ等を変えることにより、ピストン18のストロークが異る仕様の油圧制震ダンパーのシリンダ体に対しても、マニホールド等の仲介部品を用いることなく同一のバルブユニット23を共用することを可能としている。
【0028】
また、従来のようにシリンダ体を鋳物で形成する場合は、バルブユニット23用の座部の高さや長さを変えるためには別の型を用いてまた鋳造し直さなければならないので、バルブユニット23を共用しようとすると、油圧制震ダンパーの仕様が異る毎に別の型を用いて鋳造し直さなければならない。このため従来は油圧制震ダンパーにかかるコストが著しく高くつくが、上記第1の実施の形態によれば座部材30のサイズを変えるだけで済むので、油圧制震ダンパーにかかるコストを著しく低減させることができる。
【0029】
一方、座部材30は比較的大きな面積の1つの部品に2つの孔32,32があいているので、それらの2つの孔32,32の孔あけ位置、すなわち2つの孔36,37の孔あけ位置の自由度を大きくすることができるという利点もある。
【0030】
なお、この第1の実施の形態においては座部材30は、その周部が溶接されることによりシリンダ体26aの外周面に設けられたが、座部材30はネジ止め等他の手段によりシリンダ体26aの外周面に設けてもよい。
【0031】
図3,図4は、本発明の第2の実施の形態について説明するために参照する図である。
前記第1の実施の形態においては、座部材30をシリンダ体26aの外周面上に溶接により設けたものであったのに対し、この第2の実施の形態は、油圧制震ダンパーのシリンダ46のシリンダ体46aの肉厚部に大きな孔40をあけ、この孔40にバルブユニット取付け用の座部材42を機械的に嵌合して、そのフランジ部42aをシリンダ体46aの外周面上に溶接して設けた点において異るものである。
【0032】
そして、バルブユニット23の油路23aの両端とシリンダ体46aの内側の油室の各々とを連通する2つの孔44,45(連通路)が、ドリル加工により貫いて形成される。2つの孔44,45は、ピストン18により隔てられた図3中左右2つの油室20,21間をバルブユニット23の油路23aを介して連通する油路の一部を構成している。
【0033】
このような本発明の第2の実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、この第2の実施の形態においては、シリンダ体46aに大きな孔40を1つあけ、この大きな孔40に1つの座部材42を機械的に嵌合して設け、この1つの座部材42に2つの孔44,45をあけたが、これと異り、シリンダ体46aに上記孔40よりは小さな孔を2つあけ、この2つの孔の各々に座部材42よりは小さい座部材を機械的に嵌合して設け、この2つの座部材の各々に1つずつ孔44,45のような、油路を構成する孔をあけるようにしてもよい。
【0034】
また、前記第1,第2の実施の形態においては、孔36,37、孔44,45が、シリンダ体26a,シリンダ体46aの軸線と直交する軸に対して傾いた軸線を有していたが、孔36,37、孔44,45は、シリンダ体26a,シリンダ体46aの軸線と直交する軸と一致する軸線を有するようにしてもよい。
【0035】
また、前記実施の形態においては外部から加えられた振動を減衰する油圧制震ダンパーについて説明したが、本発明は油圧制震ダンパーに限定する必要はなく、例えば外部から加えられた振動の伝達を遮断する油圧免振ダンパー等の、他のどのような種類の建築物用緩衝装置にも本発明は適用することができる。
【0036】
以上、本発明の実施の形態について具体的に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その他にも各種の変更が可能なものである。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鋳物を用いなくともバルブユニット取付け用の座部材を有するシリンダ体を形成することができるので、シリンダ体を鋳造により形成する場合に比べて、建築物用緩衝装置のコストを著しく低減させることができる。
【0038】
また、溶着金属部分とシリンダ体の肉厚部分を同軸状に穿通することによって、バルブユニットの油路の両端とシリンダ体内の2つの油室の各々とを連通する連通路を形成したため、連通路同士が直接連通することを防止できるので、バルブユニットによる2つの油室間の作動油の移動量の制御を正常に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る油圧制震ダンパーのシリンダ26のシリンダ体26a及び座部材30を示す側面断面図である。
【図2】図1におけるシリンダ体26aのA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る油圧制震ダンパーのシリンダ46のシリンダ体46a及び座部材42を示す側面断面図である。
【図4】図3におけるシリンダ体46aのA−A線断面図である。
【図5】制震構造10を用いた建築物1の構造を示す概念図である。
【図6】図5における建築物1の各階における制震構造10の拡大詳細図である。
【図7】図6における制震構造10に用いる従来の油圧制震ダンパー14の拡大断面図である。
【図8】図7におけるシリンダ16のシリンダ体16aを示す側面断面図である。
【図9】図8におけるシリンダ体16aのA−A線断面図である。
【図10】他の従来のシリンダ体66を示す側面断面図である。
【図11】図10におけるシリンダ体66のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 建築物
3 柱
5 梁
7 ブレース
7a 下端部
8 床
10 制震構造
12 固定ブロック
14 油圧制震ダンパー
16 シリンダ
16a シリンダ体
18 ピストン
19 絞り部
20,21 油室
23 バルブユニット
23a 油路
25 座部
25a 平面部
26 シリンダ
26a シリンダ体
27,28 孔
30 座部材
30a 平面部
32 孔
34 溶着金属
36,37 孔
40 大きな孔
42 座部材
42a フランジ部
44,45 孔
46 シリンダ
46a シリンダ体
50 座部材
50a 平面部
56,57 孔
66 シリンダ体[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to, for example, a construction for a part of a structure of a building for attenuating an external force for deforming the structure applied at the time of an earthquake or the like or for interrupting the transmission of such an external force. BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a shock absorber for a building, which is attached between structures of objects, and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, in order to attenuate an external force applied to a building at the time of an earthquake or the like to deform the structure, for example, as shown in FIGS. A
[0003]
A
[0004]
As shown in FIG. 7, the
[0005]
Such a
[0006]
At this time, the hydraulic oil moves through the
[0007]
When the structure of the building 1 is deformed so that the
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The two
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the
[0012]
In addition, in order to share the
[0013]
In order to solve such a problem, a
[0014]
The
[0015]
When the size of the
[0016]
However, in the
[0017]
In view of the above problems, the present invention can form the cylinder body at a lower cost as compared with the case where the cylinder body is formed by casting, and normally controls the movement amount of the hydraulic oil between the two oil chambers by the valve unit. It is an object of the present invention to provide a shock absorber for a building and a method for manufacturing the shock absorber, which can be carried out at a time.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, a shock absorber for buildings of the present invention is:
Filling the through holes provided in advance in the valve unit mounting seat member, which is mounted in contact with the outer peripheral surface of the cylinder body, with the weld metal without gaps,
A configuration in which the welded metal portion and the thick portion of the cylinder body are penetrated coaxially to form a communication path that communicates both ends of the oil passage of the valve unit with each of the two oil chambers in the cylinder body. It is what it was.
[0019]
According to the shock absorber for buildings having such a configuration, a cylinder body having a seat member for mounting the valve unit can be formed without using a casting, so that compared with a case where the cylinder body is formed by casting, The cost of the building shock absorber can be significantly reduced.
[0020]
In addition, since the welded metal portion and the thick portion of the cylinder body are penetrated coaxially to form a communication passage connecting both ends of the oil passage of the valve unit and each of the two oil chambers in the cylinder body, the communication passage is formed. Since direct communication can be prevented, the amount of movement of hydraulic oil between the two oil chambers by the valve unit can be controlled normally.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
FIGS. 1 and 2 are diagrams referred to for describing a first embodiment of a building shock absorber and a method of manufacturing the same according to the present invention.
[0022]
1 and 2 are views showing a
[0023]
After the
[0024]
Two holes communicating both ends of the
[0025]
According to such a first embodiment of the present invention, a
[0026]
Then, the
[0027]
The two
[0028]
Further, when the cylinder body is formed by casting as in the prior art, the valve unit must be re-cast using another mold in order to change the height and length of the seat for the
[0029]
On the other hand, since the
[0030]
In the first embodiment, the
[0031]
FIG. 3 and FIG. 4 are diagrams referred to for describing a second embodiment of the present invention.
In the first embodiment, the
[0032]
Then, two
[0033]
According to the second embodiment of the present invention, the same effects as those of the first embodiment can be obtained.
In the second embodiment, one
[0034]
In the first and second embodiments, the
[0035]
Further, in the above-described embodiment, the hydraulic damper for damping the vibration applied from the outside has been described. However, the present invention is not limited to the hydraulic damper, and for example, the transmission of the vibration applied from the outside may be performed. The present invention can be applied to any other type of building shock absorber, such as a shut-off hydraulic anti-vibration damper.
[0036]
As described above, the embodiments of the present invention have been specifically described. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various other changes may be made based on the technical idea of the present invention. It is possible.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a cylinder having a seat member for mounting a valve unit can be formed without using a casting. The cost of the shock absorber can be significantly reduced.
[0038]
In addition, since the welded metal portion and the thick portion of the cylinder body are penetrated coaxially to form a communication passage connecting both ends of the oil passage of the valve unit and each of the two oil chambers in the cylinder body, the communication passage is formed. Since direct communication can be prevented, the amount of movement of hydraulic oil between the two oil chambers by the valve unit can be controlled normally.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of the
FIG. 3 is a side sectional view showing a
FIG. 4 is a sectional view taken along line AA of the
FIG. 5 is a conceptual diagram showing a structure of a building 1 using a
6 is an enlarged detailed view of a
7 is an enlarged sectional view of a conventional
8 is a side sectional view showing a
9 is a cross-sectional view of the
FIG. 10 is a side sectional view showing another
11 is a sectional view taken along line AA of the
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
前記溶着金属部分と前記シリンダ体の肉厚部分を同軸状に穿通することによって、
前記バルブユニットの油路の両端と前記シリンダ体内の2つの油室の各々とを連通する連通路を形成した
ことを特徴とする建築物用緩衝装置。Filling the through holes provided in advance in the valve unit mounting seat member, which is mounted in contact with the outer peripheral surface of the cylinder body, with the weld metal without gaps,
By penetrating the welded metal part and the thick part of the cylinder body coaxially,
A damping device for a building, wherein a communication passage communicating between both ends of an oil passage of the valve unit and each of two oil chambers in the cylinder is formed.
前記貫通孔内を隙間なく溶着金属で埋めた後に、
前記溶着金属部分と前記シリンダ体の肉厚部分を同軸状に穿通することによって、
前記バルブユニットの油路の両端と前記シリンダ体内の2つの油室の各々とを連通する連通路を形成する
ことを特徴とする建築物用緩衝装置の製造方法。A seat member for mounting a valve unit having a through hole is mounted in contact with the outer peripheral surface of the cylinder body,
After filling the through hole with the weld metal without gaps,
By penetrating the welded metal part and the thick part of the cylinder body coaxially,
A method of manufacturing a shock absorber for a building, comprising forming a communication passage connecting both ends of an oil passage of the valve unit and each of two oil chambers in the cylinder.
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