JP3544395B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ワークステーション、パソコン等において、データベースのセキュリティ管理機能を有するオペレーティングシステムのログイン方式を、ユーザの要望に合わせて変更できるようにした情報処理装置に関する。
【0002】
近年、情報処理装置において、データベースのセキュリティ管理要求に伴い、OSがセキュリティ管理を開始するために用意してあるログイン画面や、ログイン情報(ログイン名、パスワード等)の入力手段を、ユーザが要望するログイン画面や、ログイン情報の入力手段に変更することが求められている。
【0003】
しかしながら、OSはログイン画面や、ログイン情報の入力手段をアプリケーションプログラムに置き換える機能を提供していない。また、ログイン情報の入力手段には、ハードウェア構成として標準装備されているキーボード入力しかサポートしていないのが現状である。
【0004】
このため、OSがデータベースのセキュリティ管理を開始するためのログイン画面や、ログイン情報の入力手段を、ユーザが要望するログイン画面やログイン情報の入力手段に変更する必要がある。
【0005】
【従来の技術】
図6〜図8は従来例を示した図である。以下、図6〜図8に基づいて従来例を説明する。
【0006】
§1:従来のログイン方式の概要説明・・・図6参照
図6は従来のログイン処理の遷移図である。従来、パソコン、或いはワークステーション(以下「WS」とも記す)等の情報処理装置において、データベースのセキュリティ管理機能を有するオペレーティングシステム(以下「OS」とも記す)のログイン方式としては各種の方式が使用されていた。
【0007】
このログイン方式は、例えば、図示のように従来技術1から従来技術2へ遷移してきている。以下、これらのログイン方式の概要について説明する。なお、情報処理装置としてはワークステーション(WS)を使用した場合の例について説明する。
【0008】
(1) :従来技術1のログイン方式
従来技術1のログイン方式では、先ず、ワークステーションの電源が投入されると、OS(オペレーティングシステム)はIPL(IPL:Initial Program Loading )の処理を行って初期化を行う。その後、OSからのログイン要求によりログイン画面を表示する。
【0009】
この表示画面により、オペレータがログイン情報(ログイン名、パスワード等)を入力すると、OSは入力したログイン情報の照合を行う。この照合結果が妥当であれば、ログインとなり、OSはアプリケーションプログラムの起動要求を行い、メニュー画面を表示させる。
【0010】
このメニュー画面でオペレータが、アプリケーションプログラムを選択すると、OSは、選択されたアプリケーションプログラムを起動し、業務画面を表示する。以降、この業務画面で業務を開始する。
【0011】
前記のように、従来技術1のログイン方式では、ログイン画面でのログイン情報の入力が必要である。この場合、予め、ログイン情報(ログイン名、パスワード)はオペレータ毎に(またはグループ毎に)定義しておく。そして、オペレータは、割当てられたログイン情報をログイン画面に入力する。
【0012】
(2) :従来技術2のログイン方式
従来技術2のログイン方式は、自動ログイン、自動アプリケーションプログラム起動をする例である。
【0013】
このログイン方式では、先ず、ワークステーションの電源が投入されると、OS(オペレーティングシステム)はIPLの処理を行って初期化を行う。その後、OSは自動ログインを行い、自動アプリケーションプログラム起動を行って業務画面を表示する。以降、この業務画面で業務を開始する。
【0014】
前記のように、予め、OSが参照する自動ログイン情報にログイン画面で入力するログイン情報を定義しておくことで、OSはログイン要求をしないで自動ログインが可能となる。
【0015】
また、予め、OSが参照する自動アプリケーションプログラム起動情報にメニュー画面で選択する業務アプリケーションプログラムの起動情報を定義しておくことで、OSはアプリケーションプログラムの起動要求をしない。
【0016】
§2:従来技術1の詳細な説明・・・図7、図8参照
図7は従来のログイン処理説明図(従来技術1)、図8は従来のログイン処理フローチャート(従来技術1)である。以下、図7、図8に基づいて従来技術1の詳細な処理を説明する。なお、図8のS1〜S6は各処理ステップを示す。
【0017】
図7に示したように、外部記憶装置上には定義情報(10)が有り、メモリ上には、自動ログイン情報(31)、OS(32)、アプリケーションプログラム(40)が有る。また、図の画面/操作は、表示装置の画面とオペレータによる操作を示している。
【0018】
先ず、電源が投入されると、OSは環境設定を行う(S1)。この場合、オペレータのワークステーション(WS)使用許可を、予め外部記憶装置上のログイン情報(11)に定義する。
【0019】
次に、OS(32)は、自動ログイン情報(12)の複写を行う(S2)。この処理では、OS(32)は、初期化時に外部記憶装置上の自動ログイン情報(12)をメモリ上に複写するが、この場合は自動ログイン情報は設定されていない。
【0020】
前記処理が終了するとOS(32)は、ログイン要求を行う(S3)。この処理ではOS(32)は、自動ログイン情報が定義されていないため、ログインを要求し、オペレータによるキーボード(KB)の入力を待つ。
【0021】
前記ログイン要求に対し、オペレータがキーボードからログイン情報を入力すると、OS(32)は、オペレータが入力したログイン情報が、外部記憶装置上のログイン情報に定義されているか否かを比較する(ログイン情報の照合)(S4)。そして、ログイン情報が不当(NG)であれば、再度ログイン要求を行う。
【0022】
前記のようにして、ログイン情報の照合が正常に終了すると、ログイン状態となり、OS(32)は、アプリケーションプログラムの起動要求を行う(S5)。この処理では、OS(32)は、ログインしたログイン名に、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)が定義されていないため、アプリケーションプログラム起動要求を行う。
【0023】
この時、画面にはメニューを表示しオペレータの入力を待つ。その後、オペレータによりアプリケーションプログラムが選択されると、OS(32)は、オペレータが入力したアプリケーションプログラム起動情報でアプリケーションプログラムを起動する(S6)。そして、起動したアプリケーションプログラムにより業務画面を表示し、業務を開始する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
ワークステーションや、パソコンにおいて、OSがセキュリティ管理を開始するには、オペレータがログイン画面でログイン情報を入力すること(ログイン)を必要としているため、ログインは、ワークステーション等の情報処理装置を電源投入すると必ず通るところである。
【0025】
従って、このOSが行っているログイン要求を、ユーザが作成したアプリケーションプログラムに変更した場合、前記アプリケーションプログラムに障害があると、「ワークステーションを使用できない」という現象が発生する。また、ログイン前にアプリケーションプログラムを起動するので、アプリケーションプログラムがセキュリティ管理外で動作することになる。
【0026】
更に、ログイン情報の入力は、ハード構成として標準装備されているキーボード以外の入力手段では入力できないため、未接続構成のワークステーションではログイン情報を入力できず、「ワークステーションを使用できない」という現象になる。
【0027】
しかしながら、OSは、ログイン画面やログイン情報の入力手段をアプリケーションプログラムに置き換える機能、またはログイン前にアプリケーションプログラムを起動する機能は提供していない。また、ログイン情報の入力手段には、ハード構成として標準装備されているキーボード入力しかサポートされていない。
【0028】
従って、従来のログイン方式では、OSがセキュリティ管理を開始するためのログイン画面やログイン情報の入力手段を、ユーザが要望するログイン画面や、ログイン情報の入力手段に変更することしかできない。
【0029】
本発明は、このような従来の課題を解決し、OSがデータベースのセキュリティ管理を開始するために用意しているログイン画面やログイン情報の入力手段を、ユーザが要望するログイン画面や、ログイン情報の入力手段に、容易に変更することができるようにすることを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0031】
すなわち、情報処理装置において、自動ログイン情報を記憶する自動ログイン情報記憶手段と、第一の自動ログイン情報を前記自動ログイン情報記憶手段に記憶させる自動ログイン情報設定手段と、前記自動ログイン情報に基づきログイン処理を行う自動ログイン手段(OSの一部に相当する)と、前記ログイン処理の結果に基づいて、データベースのセキュリティ管理を行うセキュリティ管理手段(OSの一部に相当する)と、ユーザ識別情報を入力する入力手段と、前記ユーザ識別情報を第二のログイン情報として前記自動ログイン情報記憶手段に記憶させるログイン情報変更手段(ログインアプリケーションプログラムに相当する)と、前記第二のログイン情報に基づき、前記セキュリティ管理手段に再ログイン要求を行う再ログイン要求手段(ログインアプリケーションプログラムに相当する)とを有することを特徴とする。
【0032】
【作用】
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。ログイン処理は、図1に示したS21〜S29の順序で行う。
【0033】
S21:先ず、OS(32)は環境設定として、予め外部記憶装置上のログイン情報(11)と、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報と、ログインアプリケーションプログラム(41)の起動シーケンス、及び使用を許可するオペレータのログイン情報と、業務アプリケーションプログラム(42)の起動シーケンスを定義する。
【0034】
また、OS(32)は、外部記憶装置上の自動ログイン情報(12)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報を定義する。
【0035】
S22:次に、OS(32)は、電源投入後の初期化時に、外部記憶装置上の自動ログイン情報(12)を、メモリ上に複写する。この複写によりメモリ上には自動ログイン情報(31)が格納される。
【0036】
S23:その後、OS(32)は、前記複写したメモリ上の自動ログイン情報(31)にログイン情報が定義されているため、ログイン要求を行わずにメモリ上の自動ログイン情報(31)で自動ログインする。この時点でのメモリ上の自動ログイン情報(31)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報が設定されている。
【0037】
S24:OS(32)は、ログインしたログイン情報に対応する外部記憶装置上の自動アプリケーションプログラム起動情報(13)が定義されているため、アプリケーションプログラム起動要求はせずに、セキュリティ管理下でログインアプリケーションプログラム(41)を起動する。
【0038】
S25:起動したログインアプリケーションプログラム(41)は、ユーザがデザインしたユーザログイン画面を表示し、入力手段(20)からオペレータ個人を識別できる情報が入力されるのを待つ。
【0039】
S26:その後、オペレータが個人を識別する情報を入力すると、ログインアプリケーションプログラム(41)は、入力手段(20)から入力したログイン情報を基に、メモリ上の自動ログイン情報(31)を変更する。また、アプリケーションプログラム(41)は、IDカード、指紋、網膜、声紋など、個人を識別できる情報を、ログイン情報に変換する。
【0040】
S27:次に、ログインアプリケーションプログラム(41)は、OS(32)に対し、再ログイン要求し、OS(32)にセキュリティ管理を開始させる。
S28:前記再ログイン要求を受け取ったOS(32)は、メモリ上の自動ログイン情報(31)にログイン情報が定義されているため、ログイン要求をせずにメモリ上の自動ログイン情報(31)(変更後の情報)でログインする。この時点でメモリ上の自動ログイン情報(31)には、業務アプリケーションプログラム(42)を起動させるログイン情報が設定されている。
【0041】
S29:OS(32)は、ログインしたログイン情報に対応する外部記憶装置上の自動アプリケーションプログラム起動情報(13)が定義されているため、アプリケーションプログラム起動要求はせずに、セキュリティ管理下で業務アプリケーションプログラム(42)を起動する。
【0042】
以上のようにしたので、OSがデータベースのセキュリティ管理を開始するために用意しているログイン画面やログイン情報の入力手段を、ユーザが要望するログイン画面や、ログイン情報の入力手段に、容易に変更することができる。
【0043】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2〜図5は本発明の実施例を示した図である。図2〜図5中、(10)は、定義情報、(11)はログイン情報、(12)は自動ログイン情報、(13)は自動アプリケーションプログラム起動情報(自動アプリ起動情報)、(31)は自動ログイン情報、(32)はオペレーティングシステム(OS)、(40)はアプリケーションプログラム(APL)、(41)はログインアプリケーションプログラム(ログインAPL)、(42)は業務アプリケーションプログラム(業務APL)、(50)はセキュリティ情報、(60)は表示部、(70)は外部記憶装置、(80)はワークステーション本体、(100)は自動ログイン情報格納部を示す。
【0044】
以下に説明する実施例は、情報処理装置の1つであるワークステーション(WS)に適用した例である。
§1:実施例の装置構成の説明・・・図2参照
図2は実施例の装置構成図である。図示のように、ワークステーションには、ワークステーション本体(80)、表示部(60)、入力手段(20)、外部記憶装置(70)が設けてある。そして、前記ワークステーション本体(80)には、OS(32)、自動ログイン情報格納部(100)、アプリケーションプログラム(40)等が設けてある。前記各部の機能等は次の通りである。
【0045】
(1) :入力手段(20)は、個人を識別できる情報を入力するためのものであり、例えば、キーボード(KB)、IDカードリーダ、指紋リーダ、網膜リーダ、声紋リーダ等が使用される。
【0046】
前記キーボード(KB)は、通常のワークステーションで、データ入力等に使用するキーボードである。IDカードリーダは、個人識別用のIDコードの情報を読み取る装置である。指紋リーダは、オペレータの指紋を読み取ることで個人識別する装置である。
【0047】
網膜リーダは、オペレータの目の網膜を読み取ることで個人識別を行う装置である。声紋リーダは、オペレータの声紋を読み取ることで個人識別を行う装置である。この場合、前記各入力手段の内から、ユーザが使用したい入力手段を任意に選択して使用すれば良い。
【0048】
(2) :表示部(60)は、各種情報の表示を行うものであり、例えば、ユーザログイン画面、業務画面等を表示する場合に使用する。
(3) :OS(32)は、データベースのセキュリティ管理機能を有するオペレーティングシステムである。
【0049】
(4) :自動ログイン情報格納部(100)は、外部記憶装置(70)から複写した自動ログイン情報を格納するもの(メモリ領域)である。
(5) :アプリケーションプログラム(40)は、ログインアプリケーションプログラム(41)と業務アプリケーションプログラム(42)で構成される。
【0050】
(6) :外部記憶装置(70)は、定義情報(10)等を格納するものである。この場合、定義情報(10)としては、ログイン情報(11)、自動ログイン情報(12)、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)等である。
【0051】
また、前記外部記憶装置(70)には、セキュリティ情報(50)等が格納されている。
§2:各情報の説明と、ログイン処理概要の説明・・・図3参照
図3は実施例のログイン処理概要説明図である。以下、図3に基づいて、各情報の説明と、ログイン処理概要を説明する。
【0052】
(1) :ワークステーション各部の説明
図3において、定義情報(10)は外部記憶装置上の情報であり、入力手段(20)はオペレータによる情報の入力手段である。また、自動ログイン情報(31)、OS(32)、アプリケーションプログラム(40)はメモリ上にあり、画面/操作は、表示画面とその画面によるオペレータの操作を示している。以下、これらについて説明する。
【0053】
▲1▼:外部記憶装置上の定義情報(10)は、プログラムの動作を予め定義した情報であり、ログイン情報(11)、自動ログイン情報(12)、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)がある。
【0054】
▲2▼:ログイン情報(11)は、ワークステーションを使用できるオペレータを管理するための情報であり、予め定義しておく情報である。このログイン情報(11)は、OS(32)により、オペレータが入力したログイン情報と照合してオペレータの使用を許可するために使用するものである。
【0055】
▲3▼:自動ログイン情報(12)は、ログイン画面で入力する代わりに、予め1つ定義するログイン情報であり、OS(32)の初期化時に1回だけ、外部記憶装置上の自動ログイン情報(12)がメモリ上の自動ログイン情報(31)として複写される情報である。
【0056】
すなわち、自動ログイン情報(12)は、ログイン画面で入力するログイン情報(ログイン名、パスワード)を、予め1つ定義するのみであり、これにより、ログイン操作が回避される。
【0057】
▲4▼:自動アプリケーションプログラム起動情報(13)は、メニュー画面で選択するアプリケーションプログラム起動情報を予め定義する情報であり、OS(32)が参照し、アプリケーションプログラム起動要求をせずに、自動アプリケーションプログラム起動されるものである。
【0058】
すなわち、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)は、メニュー画面で選択するアプリケーションプログラム起動情報を予め定義する情報であり、これにより、アプリケーションプログラムの起動操作が回避されるものである。
【0059】
▲5▼:メモリ上の自動ログイン情報(31)は、OS(32)の初期化時に1回だけ、外部記憶装置上の自動ログイン情報(12)がメモリ上に複写される情報であり、OS(32)が参照し、ログイン要求せずに、メモリ上の自動ログイン情報(31)で自動ログインされる。
【0060】
▲6▼:入力手段(20)は、ログイン画面から個人を識別できる情報を入力するために使用するものである。この入力手段としては、例えば、キーボード(KB)、IDカードリーダ、指紋リーダ、網膜リーダ、声紋リーダ、その他の個人を識別できる情報を入力できる装置が使用できる。
【0061】
▲7▼:メモリ上のログインアプリケーションプログラム(41)は、ユーザが作成したアプリケーションプログラムであり、ユーザがデザインしたログイン画面の表示と、ユーザが要望する入力手段(20)により、ログイン情報を取得して、メモリ上の自動ログイン情報(31)を変更し、再度ログイン要求するものである。
【0062】
また、メモリ上のログインアプリケーションプログラム(41)は、IDカードリーダ、指紋リーダ、網膜リーダ、声紋リーダ、その他の個人を識別できる情報を、必要ならばログイン情報に変換する処理も行う。
【0063】
▲8▼:メモリ上の業務アプリケーションプログラム(42)は、ユーザが作成したアプリケーションプログラム等、ユーザが業務を行うために必要なプログラムである。
【0064】
(2) :基本的な処理等の説明
前記のログインアプリケーションプログラム(41)では、OS(32)により起動されると、ユーザがデザインしたログイン画面を表示し、ユーザが要望する入力手段(20)でログイン要求を行う。これによりオペレータが入力手段(20)で個人を識別できる情報を入力すると、メモリ上の自動ログイン情報(31)を変更して、再ログインを要求する。
【0065】
また、自動運転や、無人運転ならば、ログイン要求せずに、特定のログイン情報で、メモリ上の自動ログイン情報(31)を変更して再ログインを要求する。この場合、ログインアプリケーションプログラム(41)を起動するため、外部記憶装置上のログイン情報(11)と自動アプリケーションプログラム起動情報(13)上には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報、ログインアプリケーションプログラム(41)の起動シーケンス、及びワークステーション(WS)の使用を許可するオペレータのログイン情報を予め定義しておく。
【0066】
また、この時、外部記憶装置上の自動アプリケーションプログラム起動情報(13)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を起動するログイン情報予め定義しておく。
【0067】
前記のように、外部記憶装置上のログイン情報(11)と、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報(LOGINAPL/xxxx )と、ログインアプリケーションプログラム(41)の起動シーケンス、及び使用を許可するオペレータのログイン情報(USER1/yyyy,USER2/zzzz )と、業務アプリケーションプログラム(42)の起動シーケンスを定義する。
【0068】
また、外部記憶装置上の自動アプリケーションプログラム起動情報(13)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報(LOGINAPL/xxxx )を定義することにより、電源投入後、OS(32)の初期化時に複写されるメモリ上の自動ログイン情報(31)で、OS(32)はログイン要求を行わずに、自動ログインが行われる。
【0069】
このため、ログインアプリケーションプログラム(41)を、OS(32)のセキュリティ管理下で動作させることができる。また、ログインアプリケーションプログラム(41)の起動により、ユーザがデザインしたログイン画面の表示や、ユーザーが要望する入力手段(20)によるログイン要求が可能となる。
【0070】
更に、オペレータが入力手段(20)で個人を識別できる情報を入力すると、ログインアプリケーションプログラム(41)が、メモリ上の自動ログイン情報(31)を変更(要求)して、再ログイン(要求)するため、再ログイン後、OS(32)のセキュリティ管理下で起動される業務アプリケーションプログラム(42)を、オペレータに合った利用資格レベルで動作させることが可能になる。
【0071】
§3:ログイン処理の詳細な説明・・・図4、図5参照
図4は実施例のログイン処理説明図、図5は実施例のログイン処理フローチャートである。以下、図4を参照しながら、図5の処理フローチャートに基づいて、実施例のログイン処理を詳細に説明する。なお、図5のS21〜S29は各処理ステップを示す。
【0072】
S21:先ず、OS(32)は環境設定を行う。この処理では、OS(32)の環境設定として、予め外部記憶装置上のログイン情報(11)と、自動アプリケーションプログラム起動情報(13)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報(LOGINAPL/xxxx )と、ログインアプリケーションプログラム(41)の起動シーケンス、及び使用を許可するオペレータのログイン情報(USER1/yyyy,USER2/zzzz )と、業務アプリケーションプログラム(42)の起動シーケンスを定義する。
【0073】
また、OS(32)は、外部記憶装置上の自動ログイン情報(12)に、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報(LOGINAPL/xxxx )を定義する。
【0074】
S22:前記S21の処理終了後、OS(32)は自動ログイン情報の複写を行う。すなわち、OS(32)は、電源投入後の初期化時に外部記憶装置上のログイン情報(11)をメモリ上に複写する。
【0075】
S23:前記S22の処理が終了すると、OS(32)は、メモリ上の自動ログイン情報(31)にログイン情報が定義されているため、ログイン要求を行わずに、メモリ上の自動ログイン情報(31)で自動ログインする。
【0076】
この時点でのメモリ上の自動ログイン情報(31)には、ログインアプリケーションプログラム(41)を動作させるログイン情報(LOGINAPL/xxxx )が設定されている。
【0077】
S24:前記S23の処理が終了すると、OS(32)は、自動アプリケーションプログラム起動を行う。この場合、OS(32)は、ログインしたログイン情報(LOGINAPL/xxxx )に対応する外部記憶装置上の自動アプリケーションプログラム起動情報(13)が定義されているため、アプリケーションプログラム起動要求はせずに、セキュリティ管理下でログインアプリケーションプログラム(41)を起動する。
【0078】
S25:前記S24の処理が終了すると、起動したログインアプリケーションプログラム(41)は、ユーザがデザインしたユーザログイン画面を表示し、入力手段(20)からオペレータ個人を識別できる情報が入力されるのを待つ。なお、自動運転、または無人運転時には、ログイン要求はせずに、特定のログイン情報を使用する。
【0079】
S26:前記S25の処理が終了すると、ログインアプリケーションプログラム(41)は、入力されたログイン情報を、メモリ上の自動ログイン情報(31)に設定することで、メモリ上の自動ログイン情報を変更する。また、IDカード、指紋、網膜、声紋などからの個人を識別できる情報を、必要ならば前記自動ログイン情報に変換する。
【0080】
S27:前記S26の処理が終了すると、ログインアプリケーションプログラム(41)は、OS(32)に、再ログイン要求し、オペレータのセキュリティ管理を開始させる。
【0081】
S28:前記S27の処理が終了すると、OS(32)は、メモリ上の自動ログイン情報(31)にログイン情報が定義されているため、ログイン要求をせずに、メモリ上の自動ログイン情報(31)でログインする。
【0082】
この時点で、メモリ上の自動ログイン情報(31)には、業務アプリケーションプログラム(42)を起動させるログイン情報(USER1/yyyy)が設定されている。
【0083】
S29:前記S28の処理が終了すると、OS(32)は、ログインしたログイン情報(USER1/yyyy)に対応する外部記憶装置上の自動アプリケーションプログラム起動情報(13)が定義されているため、アプリケーションプログラム起動要求はせずに、セキュリティ管理下で業務アプリケーションプログラム(42)を起動する。
【0084】
(他の実施例)
以上実施例について説明したが、本発明は次のようにしても実施可能である。
(1) :前記実施例で説明したワークステーションに限らず、例えば、パソコン等の他のコンピュータにも同様に適用することができる。
【0085】
(2) :入力手段としては、キーボード、IDカード、指紋、網膜、声紋の外、個人を識別できる情報を入力できる装置ならば、どのような装置でも適用可能である。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1) :ログインアプリケーションプログラムは、OSにより起動された際、ユーザがデザインしたユーザログイン画面の表示を行い、ユーザが要望する入力手段から入力したログイン情報を取得して自動ログイン情報を変更し、その後、OSに対して再ログイン要求を行って、OSにセキュリティ管理を開始させるようにしている。
【0087】
従って、OSがデータベースのセキュリティ管理を開始するために用意してあるログイン画面や、ログイン情報の入力手段を、ユーザの要望に合わせて容易に変更することができる効果がある。
【0088】
(2) :ユーザが作成したログイン要求するアプリケーションプログラムを、ユーザ毎に、ユーザの要望に合わせて作成することができる効果がある。
(3) :自動ログイン情報として、キーボードを使用したログイン名や、パスワード等の暗証番号のログイン情報だけでなく、IDカード、指紋、網膜、声紋などからの個人を識別できる情報を使用することができる。従って、ユーザに合った方法で、自動ログイン情報の入力を行うことができる効果がある。
【0089】
(4) :ユーザが作成したログイン要求するアプリケーションプログラムをOSのセキュリティ管理下で動作させることができる効果がある。
(5) :オペレータに合った利用資格レベルで、業務アプリケーションプログラムを動作させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例の装置構成図である。
【図3】実施例のログイン処理概要説明図である。
【図4】実施例のログイン処理説明図である。
【図5】実施例のログイン処理フローチャートである。
【図6】従来のログイン処理遷移図である。
【図7】従来のログイン処理説明図(従来技術1)である。
【図8】従来のログイン処理フローチャート(従来技術1)である。
【符号の説明】
(10) 定義情報
(11) ログイン情報
(12) 自動ログイン情報
(13) 自動アプリケーションプログラム起動情報
(31) 自動ログイン情報
(32) オペレーティングシステム(OS)
(40) アプリケーションプログラム(APL)
(41) ログインアプリケーションプログラム
(42) 業務アプリケーションプログラム
Claims (1)
- 個人を識別できる情報を入力するための入力手段と、
自動ログイン情報を格納する自動ログイン情報格納手段と、
前記自動ログイン情報により自動ログイン処理を行うと共に、前記自動ログイン処理の結果に基づいて、データベースのセキュリティ管理を行う機能を有するオペレーティングシステム(OS)と、
ログインアプリケーションプログラムを設け、
前記オペレーティングシステム(OS)は、
第一の自動ログイン情報を前記自動ログイン情報格納手段に格納して前記自動ログイン情報を設定し、
前記第一の自動ログイン情報に基づいて、前記自動ログイン処理を行い前記ログインアプリケーションプログラムを起動すると共に前記データベースのセキュリティ管理を行う機能を備え、
前記ログインアプリケーションプログラムは、
前記オペレーティングシステム(OS)により起動された際、ユーザログイン画面の表示を行い、前記入力手段に入力された個人を識別できる情報から第二のログイン情報を取得し、前記第二のログイン情報を前記自動ログイン情報格納手段に格納して前記自動ログイン情報を変更し、
前記自動ログイン情報の変更後、前記オペレーティングシステム(OS)に対して、再ログイン要求を行う機能を備え、
さらに、前記オペレーティングシステム(OS)は、
前記第二のログイン情報に基づいて、前記自動ログイン処理を行い、前記第二のログイン情報に対応した業務アプリケーションプログラムを起動すると共に前記データベースのセキュリティ管理を行う機能を備えていることを特徴としたログイン変更機能を有する情報処理装置。
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