JP3542962B2 - Composite sash ventilation frame - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合サッシの障子体を構成し、金属框の室内側に樹脂框を配設してなり、室内外を連通する空気通路を有する換気框を内蔵するようにした複合サッシの換気框に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガラス窓等のサッシ障子体に室内外の換気を可能とする金属換気框を据付けたものが広く用いられている。この金属換気框は、室内外を連通する換気孔を備え、その換気孔を手動操作される可動板で開閉して、通気量の調整を行なえるようにしたものである。そして、上記金属換気框を上下框の近傍に別途に設けることなく、換気框自体をサッシの上框内や下框内に組み込むようにしたものもある。
【0003】
このような換気框を備えた金属換気框として、図9及び図10に示すものがある(特開平8-93348号公報参照)。本例においてサッシ100は、下框101,上框102と左右の縦框103,104によりフレーム106を構成し、このフレーム106にガラス板105を嵌め込んで構成されている。これら框101〜104は、アルミ製の押出型材により形成されている。
【0004】
この例では上框102を換気框としている。上框102は、図10に示すように、紙面と直交する方向に延びる細長い本体110と、この本体110より若干短く形成され本体110の長手方向に延びる流量調整板120と、流量調整板120を操作する操作つまみ130とからなる換気機構を備えている。
【0005】
上記本体110は、2つの型材、内側型材110a,外側型材110bを組み合わせることにより構成されている。そして、この両型材110a,110bの間には、空気溜まり室151および補助空間152が形成されている。また、内側型材110aの下端部には支持部113が外側に向け形成されており、この支持部113には、ガラス板105の上縁が嵌め込まれている。
【0006】
そして、本例では、外側型材110bには、下端近傍から斜め下方に室内側に向かって延びる斜壁118を形成している。この斜壁118の下端は内側型材110aの支持部113上側に連結されている。
【0007】
また、本例では、上記外側型材110aの下端部は、上記支持部113と距離を開け、幅広帯状の開口114を設けるように構成されており、この開口114から空気が自由に流入するように構成されている。
【0008】
そして、上記斜壁118には多数の内側換気孔118x(室外側換気口)が本体110の長手方向に等しいピッチで並んで形成されている。また、外側本体110aの上部には補助空間152に隣接して、多数の内側換気孔112x(室内側内側換気孔)が、長手方向に並んで形成されている。外気は、開口114から入り、内側換気孔118xを経て、空気溜まり室151および補助空間152を通り、内側換気孔112xから室内に導かれるようになっている。
【0009】
また、斜壁118には流量調整板120が取り付けられている。この流量調整板120は、内側換気孔118xの開閉を行い、本体110の長手方向に延びる断面L字形の一対のガイド突起161,162により支持されており、斜壁118の内側換気孔118xと等ピッチで長手方向に並んで形成された多数の制御孔120xを有しており、斜壁118の上面となるスライド面118aに接している。流量調整板120は、開き位置と閉じ位置との間で、上框102の長手方向にスライド可能となっている。
【0010】
流量調整板120の開き位置では、内側換気孔118xと制御孔120xとが一致しており、前述した通路を経て通気が可能な状態である。流量調整板120の移動に伴い内側換気孔118xが調整板120に塞がれていき、やがて閉じ位置に至る。この閉じ位置では、内側換気孔118x,制御孔120xが一致せず、内側換気孔118xは流量調整板120に塞がれて、通気遮断状態になる。
【0011】
この例の他に、室内外の断熱性の確保や結露の防止、室内側での意匠性の向上を目的として、室内側露出部分に樹脂製框を備えた複合サッシ障子が近年用いられている。このような複合サッシとして本件出願人は次のような提案を行っている(特開平11−131928号公報参照)。
【0012】
これは、図11に示すように、金属框の室内側に、断熱性能を備えた樹脂框を配設した框材を框組みしてなる複合サッシの障子に換気框を備えたものである。
【0013】
本例では複合サッシは、上述した例と同様に上框を換気框を備えた換気框としている。即ち、上框200は、金属框211と樹脂框220とで構成されている、金属框211は、本体フレーム212と該本体フレーム212の室外側開口に装着される室外パネル213とで、その内部空間に中空部214を形成するようにして構成されており、その室内側の本体フレーム212と室外側の室外パネル213の各側面にそれぞれ、横長手方向に多数連続する換気孔215、216を備えている。ここで、室外パネル213に設けられる換気孔216は蚊等の虫が侵入できないような幅寸法の縦長スリット状の開口であり、これが縦方向に2列並設され、開口面積を所定のものとしている。
【0014】
上記樹脂框220は、上記金属框211の室内側換気孔215と連通する換気孔222を設けるようにしてある。そして、上記のように構成された換気框210を装着した障子の室内外の換気は、これら換気孔215、216、222を通して行われる。
【0015】
上記樹脂框220に設ける換気孔222は、上記室外パネル213の換気孔216の形状に対し、やや幅広のスリット状孔を上下2段に連続させてなる。また、この換気孔222に対応する金属框211の室内側換気孔215は、実質的にこれと同一形状のスリット孔で形成されている。
【0016】
上記金属框220の中空部214の内部には、空気流通量の調整用のために可動板217を備えている。この可動板217は、その上端を支承部218に嵌合して、屋内外に回動できるように取り付けられている。また可動板217は、破線で示した垂直位置で室内側の換気孔215の背面に位置し、該換気孔215を閉塞するもので、このように換気孔215を可動板217で閉塞することにより、室内外は空間的に遮断され、換気框210を通しての通気が行われなくなる。
【0017】
また実線で示す位置に可動板217を回動させることにより、室内側の換気孔222、215と室外側の換気孔216とは連通し、各換気孔を通しての通気が可能となる。この場合、流量調整板120の回動量調整用のことにより、換気体を通しての通気量を制御することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上述した従来の前者の金属サッシにあっては、室内外の断熱が図れず、室内に結露が生じるほか、室内に金属製框の表面が露出してしまい、室内の壁面装飾等との一体性を持たせることができない。
【0019】
また、上記の点を改良した後者の複合サッシにおける換気框にあっては、室外側に設けられる換気孔が縦長のスリット状の開口が上下に2列、横長手方向に連続して設けられているため、框の他の形状を工夫しても、換気孔が目立ってしまい、框のデザインが限られてしまい意匠性に乏しいという問題がある。
【0020】
また、換気孔を設ける必要性から、更に可動板を設けるため中空部を縦長に形成する必要性から、換気框の見付け寸法が大きくなる。このため、換気框をサッシに使用する場合には、通常のサッシの上框に換え換気框を取り付けることはできず、そのサッシを換気框付きのものとして特別に製造しなければならならず煩雑である。
【0021】
更に、一般のサッシと、換気框付きのサッシとでは換気框の換気孔が目立つことと、見付け寸法が異なるという点でデザインの統一性に欠け、サッシの意匠性が乏しくなるという問題がある。
【0022】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたもので、複合サッシの換気框の外観及び見付け寸法を通常の框と近いものとして、意匠性に富み、且つ、通常の框との互換性を備えたものとできる複合サッシの換気框を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明は、複合サッシの障子体を構成し、金属框の室内側に樹脂框を配設し室内外を連通する空気通路を形成してなる換気框であって、金属框を上框部材及び下框部材で構成し、両框部材の間には内壁部と外壁部とで挟まれた中空部を形成し、内壁部には長手方向に連続する多数の内側換気孔を、また外側壁部には長手方向に連続する多数の外側換気孔を設けると共に、内壁部には上記内側換気孔に対応する位置に開口を備え長手方向に摺動可能に設けられ、その配置位置を変更することにより、内側換気孔の実質的な空気流通面積を調整できる流量調整板を設け、上記樹脂框には上記内側換気孔に対応する個所に上記内側換気孔と連通する室内側換気孔を設け、上記上框部材には上記外壁部の外側に垂下され、先端が上記下框部材に近接して配置され、下框部材との間で長手方向にスリット状の室外側換気孔を形成すると共に、該室外側換気孔と上記中空部の外側に配置された外側換気孔とを上下方向に連通する垂直空気通路を形成する垂下板部を延設したものである。
【0024】
請求項2に記載の本発明は、上記請求項1に記載の複合サッシの換気框において、垂直空気通路には垂直空気通路内に張り出し、空気の流れを乱す突起部を形成したものである。
【0025】
請求項3に記載の本発明は、上記請求項1又は請求項2に記載の複合サッシの換気框において、空気流通量調整用の流量調整板を断熱性を有するものとして形成したものである。
【0026】
請求項4に記載の本発明は、上記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の複合サッシの換気框において上記樹脂框の室内側換気孔の近傍に長手方向に連続する中空部を設けたものである。
【0027】
上記した本発明によれば、サッシの室外側に現れる室外側換気孔は長手方向に伸びる細いスリット状の孔としたから、室外換気孔はそれほど目立たず、框及びサッシの意匠性を損なうことはなく、上記目的を達成することができる。
【0028】
[作用]
本発明によれば、サッシの室外側に現れる室外側換気孔は長手方向に伸びる細いスリット状の孔であるから、それほど目立たず框及びサッシの意匠性を損なうことはない。また、室外側換気孔を開設するために框の見付け寸法が大きくならないし、また、流量調整板は長手方向に摺動するものとして設けられるから、その配置に上下方向に寸法を取らない。したがって框の見付け寸法を大きくする必要がない。このため、通常の框と同様の寸法、同様の意匠とすることができ、互換性に優れたものとすることができる。
【0029】
更に、室外側換気孔から外側換気孔にいたる垂直空気通路は上下方向に設けられているから、虫や雨水が内部に浸入しにくいものとできる。
【0030】
更に請求項2に記載の発明によれば、この垂直空気通路に突起部を設けているので、空気流路が屈曲させられ、空気流が乱れるため虫や雨水の浸入をより確実に防止することができる。
【0031】
また、請求項3に記載の本発明によれば、サッシの断熱性が良好なものとなる。
そして、請求項4に記載の発明のように樹脂框の室内側換気孔の近傍に長手方向に連続する中空部を設けると、サッシの断熱性が更に向上する他、樹脂框の強度が高まる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る複合サッシの換気框について図面を参照して詳細に説明する。本発明の換気框の取り付け対象となるサッシ障子は、その形態によって、テラス障子や窓障子等と呼ばれるものであり、本実施形態においては特にテラス障子に取り付ける場合について説明する。
【0033】
なお、本発明の換気は、本実施形態に示すサッシ障子以外のどのようなサッシ障子に対しても取り付けられてよいものであり、また引き違い式のサッシ障子においては、一方だけでなく両方のサッシ障子に取り付けられてもよく、また引き違いに限らず開き窓に用いてもよい。
【0034】
図1は本発明の実施の形態に係る換気框10をテラス障子の上框に取り付けた状態の縦断面図を示している。また、図2は図1の要部拡大図、図3は換気框10の框部材だけを示す要部断面図である。なお、本実施形態においては、換気框を上框に取り付けた例を示してあるが、これに限らず一つの障子の中で下框や縦框等のいずれに取り付けてもよい。
【0035】
本例のテラス障子は、室内外の出入りを可能とする引き違い障子であり、図1に示すように、障子Aは、上框1、下框2及び左右の縦框3で框組みした障子体内にガラス体4を嵌めこんで形成されている。そして、この障子Aを上下枠6、7及び縦枠8で枠組みされた枠体B内に取り付けてある。本例では換気框10は、このテラス障子の上框1として設けられる。
【0036】
これらのテラス障子Aの各框部材1,2,3は、アルミの押出し型材により成形された金属框材と、この金属框材の室内側に接合された樹脂框材とで形成され、金属樹脂複合材で框部材を形成することにより、断熱性と意匠性の向上が図られている。
【0037】
本例において換気框10は、図2及び図3に示すように室外側に設けらる金属框20と、この金属框の室内側に配設される樹脂框70とで構成される。そしてこの換気框10には、これら框材20,70によってその上部には上部受け部11が下部には下部受け部12が、それぞれ断面形状が凹溝となるように形成されてなる。
【0038】
上記金属框20は、上框部材30とこの上框部材30の下部に接合される下框部材50とから構成され、その内部に上壁部、下壁部、外壁部及び内壁部で囲まれた中空部21を形成するようにして構成されている。
【0039】
上框部材30は、その断面形状において、上下方向に伸びる縦板部31とこの縦板部31から室内側に延びる横板部32とから構成されている。
【0040】
また、下框部材50は、その断面形状において、上記下部受け部12を構成する垂下板部51と、この垂下板部51の上端から室内側に延びる延設板部52と、この延設板部52の室外側及び室内側に立設される内側立設板部53及び外側立設板部54から構成されている。
【0041】
ここで、上記上框部材30の縦板部31はその上部において上記上部受け部11を形成し、また、横板部32は上記中空部21の上壁部を形成している。
【0042】
そして、上記下框部材50の垂下板部51は上記下部受け部12を形成し、延設板部52は上記中空部21の下壁部を形成し、また下框部材50の内側立設板部53は中空部21の内壁部を形成し、外側立設板部54は外壁部を形成している。
【0043】
本例では中空部21の内壁部を形成する上記内側立設板部53には、図5に示すように略方形状の内側換気孔55を横長手方向に連続して開設している。
【0044】
また、外壁部を形成する上記外側立設板部54には、図6に示すように、略長円形の外側換気孔56を横長にして横長手方向に連続して開設している。
【0045】
更に、上記上框部材30の下部は、下框部材50の外側立設板部(中空部の外壁部)の外側に垂下される垂下板部33とし、下框部材50の垂下板部51と略面一となるよう形成されていると共に、垂下板部33の先端が上記下框部材50に近接して配置され、下框部材50のとの間で長手方向に狭いスリット状の室外側換気孔61を形成している。室外側換気孔61の間隙寸法は1〜4mm、好ましくは2〜3mmがよい。
【0046】
また、この垂下板部33は下框部材50の外側立設板部54との間に室外側換気孔61と上記外側換気孔56とを上下方向に連通する垂直空気通路62を形成している。
【0047】
本例では、この垂直空気通路62を構成する上框部材30の垂下板部33の内側と、下框部材50の外側立設板部54の外側に垂直空気通路62内に張り出し長手方向に延設される突起部63,64をそれぞれ形成し、垂直空気通路62の流路を屈曲したものとして、空気流を乱すものとしている。
【0048】
なお上記上框部材30と、下框部材50とは、それぞれ係合突起34,35、57,58を設け、両框部材30,50を長手方向から互いに差し込んで係合突起34,35、57,58を係合させることにより、密接に接合できるものとしている。
【0049】
なお、これらの金属框は上記例のように2つに分割して形成することなく一体に形成してもよい。
【0050】
上記樹脂框70は、その断面形状において、鉛直方向に配置される縦板部71と、この縦板部71から外側方向に延設される延設板部72とから一体に構成されている。
【0051】
縦板部71には図2乃至図4に示すように、上記内側換気孔55に連通して所定の空間部23を介して室内側換気孔73が開設されている。また、この縦板部71の上部板部75は上記上部受け部11を形成し、下部板部76は上記下部受け部12を形成する。
【0052】
上記樹脂框70に設ける室内側換気孔73は、図4に示すように、略正方形状の孔であり、上下2段、長手方向に規則的に連続して開設されている。
【0053】
また、上記樹脂框70の縦板部71の上部板部75には、2段に連設した中空部74,74を横長手方向に設けて、断熱性の向上を図ると共に、樹脂框70の強度を補強してある。
【0054】
そして、上記樹脂框70の縦板部71及び延設板部72には、上記上框部材30に設けた係合突起36、および下框部材50に設けた係合凹部59に係合する係合部77,78を設けて、樹脂框70を金属框20に対し長手方向から差し込み、接合するものとしている。
【0055】
上記した金属框20は、前記したようにアルミの押出し型材にて成型される。また、上記樹脂框70は塩化ビニルやアクリル樹脂等から成型されるもので、周囲の壁装飾材に適応させた樹脂材を用いることができ、更に、これらの樹脂材には、木材粉等を混入させて外観上あたかも木材で形成されているかのように見せることができる。
【0056】
上記金属框20の中空部21の内部には、空気流通量の調整用のために流量調整板90を備えている。この流量調整板90は、細長い板状の樹脂製部材で、下框部材50の内側立設板部の外側に長手方向に延びる一対のガイド突起65,66により支持されており、内側立設板部53に開設された内側換気孔55と等ピッチで長手方向に並んで形成された多数の制御孔91を開設してなる。この流量調整板90は、開き位置と閉じ位置との間で、框長手方向にスライド可能に配置される。
【0057】
流量調整板90の開き位置では、図5(2)示したように、内側換気孔55と制御孔91とが一致しており、前述した通路を経て通気が可能な状態である。流量調整板90の移動に伴い内側換気孔が流量調整板90に塞がれていき、やがて閉じ位置に至る。この閉じ位置では、図5(3)に示したように、内側換気孔55と制御孔91とが一致せず、内側換気孔55は流量調整板90に塞がれて、通気遮断状態になる。
【0058】
本例では、図8(1)、(2)に示すように、換気框10を構成する樹脂框70の室内側面には、上記流量調整板90を動作させる操作杆95が備えられている。操作杆95は流量調整板90に取付片96を介して金属框20内で連結され、操作杆95を左右にスライドすることによって、流量調整板90を開位置から閉位置までスライドさせることができる。
【0059】
次に、図2に示すように、この換気框10の上面部及び下面部には、それぞれその横長手方向に沿って連続する凹部形状をした上部受け部11と下部受け部12が形成されている。この上部受け部11には上枠6の枠部材6aが連係され、また下部受け部12にはガラス体4がシール材5を介して取り付けられる。
【0060】
上記上部受け部11の内縁部には、タイト材11aが設けられ、上枠6の枠部材6a(樹脂材にて形成)と気密性を向上させるようにしてある。
【0061】
換気框10の長手方向両端には、必要により樹脂製のキャップを備えることができる。このキャップは、一側部に段状の嵌合凸部を有し、これを換気框両側部の開口内に挿入して嵌合させると共に、ネジ等によって換気框のネジ受け部に固定される。このキャップによって、上框1の側面からの通気漏れを防止することができる。
【0062】
なお、上記キャップを用いることなく、換気框即ち上框の側面に直接縦框を当接させることも勿論できる。
【0063】
次に、本発明に係る換気框10をテラス障子に取り付ける場合について説明する。本例では、まず、流量調整板90を下框部材50の長手方向から下框部材50に形成されたガイド突起65,66間にスライド装着させ、次に上框部材30と下框部材50とを係合突起34,35、57,58を組み合わせて金属框20を組み立て、そして、組み立てた金属框20と樹脂框70とを係合突起36、係合部77,78および係合凹部59を長手方向にスライド装着させて接合させる。次に、その両端面部に必要によりキャップを取り付ける。一方、ガラス体4の上端部はシール材5を介して、換気框10の下部受け部12に装着・保持される。
【0064】
また、換気框10を窓障子の下框2に取り付ける場合については、上記した図1、2の実施例の上受部11と下受部12とを上下反転させる構造とすればよい。
【0065】
すなわち、換気框10は下框2として配置されるもので、下部受け部12は下枠7の枠部材が連係されるように形成させ、且つ、ガラス体4の下端はシール材5を介して、上部受け部11に装着・保持されるように構成される。
【0066】
また一方、換気框10を窓障子の縦框3とする場合については、横長形状に形成した上記した図1、2の実施例を、実質的に縦長形状となるように起立させて使用すればよい。
【0067】
以上、本発明の換気体及びその取り付け構造の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施例に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいて種々の改良、変更が可能である。
【0068】
【発明の効果】
上記したように請求項1に記載の発明によれば、サッシの室外側に現れる室外側換気孔は長手方向に伸びる細いスリット状の孔としたから、室外換気孔はそれほど目立たず框及びサッシの意匠性を損なうことはない。また、室外側換気孔を開設するために框の見付け寸法が大きくならないし、また、流量調整板は長手方向に摺動するものとして設けられるから、その配置に上下方向に寸法を取らない。したがって框の見付け寸法を大きくする必要がない。このため、通常の框と同様の寸法、同様の意匠とすることができ、互換性に優れたものとすることができる。
しかも、室外側換気孔から中空部の外側に配置された外側換気孔にいたる個所には、垂直空気通路が形成され、しかも該通路は上下方向に設けられているから、虫や雨水が中間の中空部を介して室内側に浸入することを二重に防止している。
【0069】
また、請求項2に記載の発明によれば、垂直空気通路に突起部を設けているので、空気流路が屈曲させられ、空気流が乱れるため、虫や雨水の浸入をより確実に防止することができるという効果がある。
【0070】
更に、請求項3に記載の本発明によれば、金属框の中間部に設けた空気流通量調整用の可動板を断熱性の材質としたことから、多数の通孔を形成して断熱性能が低下しがちな換気孔部において、その断熱性能の低下を押さえて断熱性の向上を図ることができる効果がある。
【0071】
そして、請求項4に記載の発明によれば、樹脂框の室内側換気孔の近傍に長手方向に連続する中空部を設けるようにしたから、サッシの断熱性が更に向上する他、樹脂框の強度が高まるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気框をテラス障子の上框に取り付けた一実施形態の縦断面図である。
【図2】図1に示した換気框の要部拡大図である。
【図3】図1に示した換気框の空気の流れを示す框の断面図である。
【図4】図1に示した換気框を構成する樹脂框を示す図であり、(1)は樹脂框の端面図、(2)は(1)中のii方向からの矢視図である。
【図5】図1に示した換気框を構成する下部框部材と流量調整板の作動の位置関係を示す図であり、(1)は框の端面図、(2)は(1)をii方向から見た流量調整板の開口と金属框の内側通気孔とが一致した開き状態を示す図、(3)は(1)をii方向から見た流量調整板の開口と金属框の内側通気孔とがずれた閉め状態を示す図である。
【図6】図1に示した換気框を構成する下部框部材を示す図であり、(1)は端面図、(2)は(1)中のii方向からの矢視図である。
【図7】図1に示した換気框を構成する上框部材を示す図であり、(1)は端面図、(2)は(1)中のii方向からの矢視図である。
【図8】図1に示した換気框の樹脂框と流量調整板との配置を示す図であり、(1)は框の端面図、(2)は(1)中のii方向からの矢視図である。
【図9】従来のサッシの換気框が適用されるサッシを示す正面図である。
【図10】従来のサッシの換気框を示す図9中のX−X線に相当する断面図である。
【図11】従来の複合サッシの換気框を示す図9中のX−X線に相当する断面図である。
【符号の説明】
1 上框
2 下框
3 縦框
4 ガラス体
5 シール材
6 上枠
7 下枠
8 縦枠
10 換気框
11a タイト材
11 上受け部
12 下受け部
20 金属框
21 中空部
23 空間部
30 上框部材
31 縦壁部
32 横板部
33 垂下板部
34 係合突起
35 係合突起
36 係合突起
50 下框部材
51 垂下板部
52 延設板部
53 内側立設板部
54 外側立設板部
55 内側換気孔
56 外側換気孔
57 係合突起
58 係合突起
59 係合凹部
61 室外側換気孔
62 垂直空気通路
63 突起部
64 突起部
65 ガイド突起
66 ガイド突起
70 樹脂框
71 縦板部
72 延設板部
73 室内側換気孔
74 中空部
75 上部板部
76 下部板部
77 係合部
78 係合部
90 流量調整板
91 制御孔
95 操作杆[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a ventilation frame of a composite sash in which a shroud of a composite sash is provided, a resin frame is disposed on the indoor side of a metal frame, and a ventilation frame having an air passage communicating between the room and the outside is built in. About.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a metal sash, such as a glass window, provided with a metal ventilation frame that allows ventilation inside and outside of a room is widely used. This metal ventilation frame is provided with a ventilation hole communicating between the inside and outside of the room, and the ventilation hole is opened and closed by a manually operated movable plate so that the ventilation amount can be adjusted. In some cases, the metal ventilation frame is not provided separately near the upper and lower frames, but the ventilation frame itself is incorporated in the upper frame or the lower frame of the sash.
[0003]
FIGS. 9 and 10 show a metal ventilation frame provided with such a ventilation frame (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-93348). In this example, the
[0004]
In this example, the
[0005]
The
[0006]
In the present example, a
[0007]
Further, in this example, the lower end of the
[0008]
A large number of
[0009]
Further, a flow
[0010]
At the open position of the flow
[0011]
In addition to this example, a composite sash shoji having a resin frame on an exposed portion on the indoor side has been used in recent years for the purpose of ensuring heat insulation inside and outside, preventing dew condensation, and improving designability on the indoor side. . The applicant has proposed the following as such a composite sash (see Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-131928).
[0012]
As shown in FIG. 11, a ventilation frame is provided on a composite sash shoji made of a frame member in which a resin frame having heat insulation performance is disposed on the indoor side of a metal frame.
[0013]
In this example, the composite sash has a ventilation frame provided with a ventilation frame as the upper frame as in the above-described example. That is, the
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
A
[0017]
By rotating the
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the former metal sash described above, heat insulation inside and outside the room cannot be achieved, dew condensation occurs inside the room, and the surface of the metal frame is exposed inside the room, so that it cannot be integrated with the interior wall decoration etc. I can't give it any.
[0019]
Further, in the ventilation frame of the latter composite sash which improves the above point, the ventilation holes provided on the outdoor side are provided with vertically elongated slit-shaped openings in two rows vertically and continuously in the horizontal longitudinal direction. Therefore, even if other shapes of the frame are devised, the ventilation holes are conspicuous, the design of the frame is limited, and the design is poor.
[0020]
In addition, since the necessity of providing a ventilation hole and the necessity of forming a hollow portion to be vertically long in order to provide a movable plate, the found size of the ventilation frame increases. For this reason, when using a ventilation frame for a sash, it is not possible to replace it with a normal sash upper frame and attach a ventilation frame, and the sash must be specially manufactured as one with a ventilation frame and complicated. It is.
[0021]
Further, there is a problem that the ventilation holes of the ventilation frame are conspicuous between the general sash and the sash with the ventilation frame, and that the sash is poor in design uniformity in that the found dimensions are different.
[0022]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and has an appearance and a finding size of a ventilation frame of a composite sash close to that of a normal frame, which is rich in design and has compatibility with a normal frame. It is an object of the present invention to provide a composite sash ventilation frame that can be used.
[0023]
[Means to solve the problem]
In order to solve the above problems, the present invention according to
[0024]
According to a second aspect of the present invention, in the ventilation frame of the composite sash according to the first aspect, the vertical air passage has a protruding portion that protrudes into the vertical air passage and disrupts the flow of air.
[0025]
According to a third aspect of the present invention, in the ventilation frame of the composite sash according to the first or second aspect, a flow rate adjusting plate for adjusting an air flow rate is formed as having heat insulation.
[0026]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a ventilation frame of the composite sash according to any one of the first to third aspects, wherein a hollow portion continuous in a longitudinal direction near an indoor side ventilation hole of the resin frame is provided. Is provided.
[0027]
According to the present invention described above, since the outdoor ventilation holes appearing on the outdoor side of the sash are formed as narrow slit-shaped holes extending in the longitudinal direction, the outdoor ventilation holes are not so conspicuous, which impairs the design of the frame and the sash. In addition, the above object can be achieved.
[0028]
[Action]
According to the present invention, the outdoor ventilation hole that appears on the outdoor side of the sash is a narrow slit-shaped hole extending in the longitudinal direction, so that it is not so noticeable and does not impair the design of the frame and the sash. In addition, the opening size of the outdoor ventilation hole does not increase the size of the frame, and the flow rate adjusting plate is provided so as to slide in the longitudinal direction. Therefore, it is not necessary to increase the find size of the frame. For this reason, it is possible to have the same dimensions and the same design as a normal frame, and it is possible to achieve excellent compatibility.
[0029]
Further, since the vertical air passage extending from the outdoor ventilation hole to the outside ventilation hole is provided in the up-down direction, insects and rainwater can hardly enter the inside.
[0030]
Further, according to the second aspect of the present invention, since the protrusion is provided in the vertical air passage, the air flow path is bent, and the air flow is disturbed, so that insects and rainwater can be more reliably prevented from entering. Can be.
[0031]
According to the third aspect of the present invention, the heat insulation of the sash is good.
When a hollow portion continuous in the longitudinal direction is provided in the vicinity of the indoor side ventilation hole of the resin frame as in the invention according to
[0032]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a ventilation frame of a composite sash according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The sash shoji to which the ventilation frame of the present invention is attached is called a terrace shoji or a window shoji depending on the form. In the present embodiment, a case where the sash shoji is attached to a terrace shoji will be particularly described.
[0033]
In addition, the ventilation of the present invention may be attached to any sash shoji other than the sash shoji shown in the present embodiment, and in the sliding type sash shoji, not only one but also both. It may be attached to a sash shoji and may be used not only for pulling but also for a casement window.
[0034]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a state in which a
[0035]
The terrace shoji of this example is a sliding shoji that allows entry and exit from inside and outside the room. As shown in FIG. 1, a shoji A is a shoji made of an
[0036]
Each of the
[0037]
In this example, the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
Here, the
[0042]
The hanging
[0043]
In the present example, as shown in FIG. 5, a substantially rectangular
[0044]
As shown in FIG. 6, a substantially oval
[0045]
Further, a lower portion of the
[0046]
Further, the hanging
[0047]
In the present example, the
[0048]
The
[0049]
Note that these metal frames may be integrally formed without being divided into two as in the above example.
[0050]
The
[0051]
As shown in FIGS. 2 to 4, the
[0052]
As shown in FIG. 4, the
[0053]
Further, in the
[0054]
The
[0055]
The above-mentioned
[0056]
Inside the
[0057]
At the open position of the flow
[0058]
In this example, as shown in FIGS. 8A and 8B, an
[0059]
Next, as shown in FIG. 2, an upper receiving
[0060]
A tight material 11a is provided on the inner edge of the upper receiving
[0061]
At both ends in the longitudinal direction of the
[0062]
In addition, it is of course possible to directly contact the vertical frame to the side surface of the ventilation frame, that is, the upper frame without using the cap.
[0063]
Next, a case where the
[0064]
In addition, when the
[0065]
That is, the
[0066]
On the other hand, in the case where the
[0067]
As mentioned above, although one Embodiment of the ventilation body of this invention and its attachment structure was described, this invention is not limited to the said Example, Various improvement and change are possible based on description of a claim.
[0068]
【The invention's effect】
As mentioned aboveClaim 1According to the invention described in (1), the outdoor ventilation holes appearing on the outdoor side of the sash are thin slit-shaped holes extending in the longitudinal direction, so that the outdoor ventilation holes are not so noticeable and do not impair the design of the frame and the sash. . In addition, the opening size of the outdoor ventilation hole does not increase the size of the frame, and the flow rate adjusting plate is provided so as to slide in the longitudinal direction. Therefore, it is not necessary to increase the find size of the frame. For this reason, it is possible to have the same dimensions and the same design as a normal frame, and it is possible to achieve excellent compatibility.
In addition, a vertical air passage is formed from the outdoor ventilation hole to the outside ventilation hole arranged outside the hollow portion, and since the passage is provided in the vertical direction, insects and rainwater are intermediate. Double penetration is prevented from entering the room through the hollow space.
[0069]
Also,Claim 2According to the invention described in (1), since the protrusion is provided in the vertical air passage, the air flow path is bent, and the air flow is disturbed, so that the infiltration of insects and rainwater can be more reliably prevented. There is.
[0070]
Furthermore,Claim 3According to the present invention described above, since the movable plate for adjusting the amount of air flow provided in the middle part of the metal frame is made of a heat insulating material, a large number of through holes are formed so that ventilation which tends to deteriorate the heat insulating performance is provided. In the hole, there is an effect that the heat insulation performance can be improved by suppressing the deterioration of the heat insulation performance.
[0071]
AndClaim 4According to the invention described in (1), since the hollow portion that is continuous in the longitudinal direction is provided near the indoor ventilation hole of the resin frame, the heat insulating property of the sash is further improved, and the strength of the resin frame is increased. There is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an embodiment in which a ventilation frame of the present invention is attached to an upper frame of a terrace shoji.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part of the ventilation frame shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the ventilation frame shown in FIG.
FIG. 4 is a view showing a resin frame constituting the ventilation frame shown in FIG. 1, (1) is an end view of the resin frame, and (2) is a view from the direction ii in (1). .
FIG. 5 is a diagram showing a positional relationship between a lower frame member and a flow rate adjusting plate constituting the ventilation frame shown in FIG. 1, wherein (1) is an end view of the frame, and (2) is (1); A view showing an open state in which the opening of the flow control plate and the inside ventilation hole of the metal frame coincide with each other as viewed from the direction, and FIG. 3C shows (1) the opening of the flow control plate and the inside of the metal frame viewed from the direction ii. It is a figure which shows the closed state which shifted | deviated from the pore.
FIG. 6 is a view showing a lower frame member constituting the ventilation frame shown in FIG. 1, (1) is an end view, and (2) is a view from the direction ii in (1).
FIG. 7 is a view showing an upper frame member constituting the ventilation frame shown in FIG. 1, (1) is an end view, and (2) is a view from the direction ii in (1).
FIG. 8 is a view showing an arrangement of a resin frame and a flow rate adjusting plate of the ventilation frame shown in FIG. 1, (1) is an end view of the frame, and (2) is an arrow from the ii direction in (1). FIG.
FIG. 9 is a front view showing a sash to which a conventional sash ventilation frame is applied.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a ventilation frame of a conventional sash and corresponding to line XX in FIG. 9;
FIG. 11 is a cross-sectional view corresponding to line XX in FIG. 9 showing a ventilation frame of a conventional composite sash.
[Explanation of symbols]
1 Upper frame
2 lower frame
3 vertical frames
4 Glass body
5 Sealing material
6 Upper frame
7 Lower frame
8 vertical frame
10. Ventilation frame
11a Tight material
11 Upper receiving part
12 Lower support
20 metal frame
21 hollow part
23 space
30 Upper frame members
31 Vertical wall
32 Horizontal plate
33 hanging plate
34 Engagement protrusion
35 Engagement protrusion
36 Engagement protrusion
50 Lower frame members
51 Hanging plate
52 Extension plate
53 Inside standing plate
54 Outside standing plate
55 Inside ventilation hole
56 Outside ventilation holes
57 Engagement protrusion
58 Engagement protrusion
59 engagement recess
61 Outdoor ventilation holes
62 vertical air passage
63 Projection
64 protrusion
65 Guide projection
66 Guide projection
70 resin frame
71 Vertical plate
72 Extension board
73 Indoor ventilation holes
74 hollow
75 Upper plate
76 Lower plate
77 Engagement part
78 Engagement part
90 Flow rate adjustment plate
91 Control hole
95 Control rod
Claims (4)
金属框を上框部材及び下框部材で構成し、両框部材の間には内壁部と外壁部とで挟まれた中空部を形成し、内壁部には長手方向に連続する多数の内側換気孔を、また外側壁部には長手方向に連続する多数の外側換気孔を設けると共に、
内壁部には上記内側換気孔に対応する位置に開口を備え長手方向に摺動可能に設けられ、その配置位置を変更することにより、内側換気孔の実質的な空気流通面積を調整できる流量調整板を設け、
上記樹脂框には上記内側換気孔に対応する個所に上記内側換気孔と連通する室内側換気孔を設け、
上記上框部材には上記外壁部の外側に垂下され、先端が上記下框部材に近接して配置され、下框部材との間で長手方向にスリット状の室外側換気孔を形成すると共に、該室外側換気孔と上記中空部の外側に配置された外側換気孔とを上下方向に連通する垂直空気通路を形成する垂下板部を延設した複合サッシの換気框。A ventilation frame comprising a shoji body of a composite sash, a resin frame disposed on the indoor side of the metal frame to form an air passage communicating between the room and the outside,
The metal frame is composed of an upper frame member and a lower frame member. A hollow portion is formed between the two frame members, sandwiched between an inner wall portion and an outer wall portion. Along with holes, the outer wall is provided with a number of outer ventilation holes that are continuous in the longitudinal direction,
The inner wall portion is provided with an opening at a position corresponding to the inner ventilation hole and is provided so as to be slidable in the longitudinal direction, and by changing the arrangement position, a flow rate adjustment capable of adjusting a substantial air circulation area of the inner ventilation hole. Set up a board,
The resin frame is provided with an indoor ventilation hole communicating with the inside ventilation hole at a location corresponding to the inside ventilation hole,
The upper frame member is hung outside the outer wall portion, and the tip is arranged close to the lower frame member, and forms a slit-shaped outdoor ventilation hole in the longitudinal direction with the lower frame member, A composite sash ventilation frame in which a hanging plate portion forming a vertical air passage extending vertically between the outdoor-side ventilation hole and the outside ventilation hole disposed outside the hollow portion is extended.
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