JP3542751B2 - Fabric for mark - Google Patents

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JP3542751B2
JP3542751B2 JP2000009735A JP2000009735A JP3542751B2 JP 3542751 B2 JP3542751 B2 JP 3542751B2 JP 2000009735 A JP2000009735 A JP 2000009735A JP 2000009735 A JP2000009735 A JP 2000009735A JP 3542751 B2 JP3542751 B2 JP 3542751B2
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和夫 石田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体操着,ユニホームその他の衣類等に取付けられるマーク地を得るためのマーク用生地に係り、特に片面側にホットメルト接着層を有するマーク用生地に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のマーク用生地としては、例えば特開平1−234238号公報に示されているように、伸縮するマーク地本体の片面に、ウレタン樹脂製のフィルムからなるホットメルト剤をラミネートしたものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のマーク用生地においては、ウレタン樹脂製のホットメルト接着層を用いているため、マーク用生地をマークの形状に合わせてカットする際に、マーク地本体と一緒にホットメルト接着層も伸びてしまい、カット作業が容易でないとともに、マークのカット面の切口に糸引きやホットメルト接着層の滲み出しが生じ、カット面の切口の仕上がりが極めて悪いという問題がある。また、ウレタン樹脂製のホットメルト接着層の場合には、層厚がそれほど厚くなくても、マーク地本体の表面に溶融した接着層が滲み上がり易く、マークとしての外観体裁が悪くなって商品価値が下がるという問題がある。
【0004】
本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、マーク用生地をマークの形状に合わせてカットする際に、ホットメルト接着層でマーク地本体の伸びを抑えて作業性を大幅に向上させることができるとともに、カット面の切口の仕上がり状態を向上させることができ、またホットメルト接着層の層厚を厚くした場合でも、溶融した接着層がマーク地本体の表面に滲み上がるのを防止することができ、しかも柔軟性のあるマークとしての商品価値を高めるのことができるマーク用生地を提供することを目的とする。
【0005】
本発明の他の目的は、マーク地本体に対しても、またユニホーム等の生布に対しても、所期の接着強度を確保することができるマーク用生地を提供するにある。
【0006】
本発明の他の目的は、マーク地用ホットメルト接着層がマーク地本体の表面に滲み上がるのを防止することができるマーク用生地を提供するにある。
【0007】
本発明の他の目的は、マーク地用ホットメルト接着層を、マーク地の材質に合わせて変更することにより、マーク地の材質が変更になっても、常に最適な接着力を得ることができるマーク用生地を提供するにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、カット時の作業性が極めてよく、またカット面の仕上がり状態も極めて良好なマーク用生地を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、マーク地本体の片面側に、少なくともマーク地用ホットメルト接着層と生布用ホットメルト接着層とを有する積層構造のホットメルト層を配設するようにしたことを特徴とする。そして、積層構造のホットメルト接着層とすることにより、カット時の作業性を大幅に向上させることが可能となるとともに、カット面の切口の仕上がり状態も向上させることが可能となる。また、生布用ホットメルト接着層がマーク地本体の表面に滲み上がるのを防止して、柔軟性のあるマークとしての商品価値を高めることが可能となる。
【0010】
本発明はまた、マーク地用ホットメルト接着層および生布用ホットメルト接着層を、25μm以上の厚さとするようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、マーク地本体に対しても、またユニホーム等の生布に対しても、所期の接着強度を確保することが可能となる。
【0011】
本発明はまた、マーク地用ホットメルト接着層を、200μm以下の厚さとするようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、マーク地用ホットメルト接着層がマーク地本体の表面に滲み上がるのを防止することが可能となり、またマーク地用ホットメルト接着層の無駄を防止することが可能となる。
【0012】
本発明はまた、マーク地用ホットメルト接着層を、ポリアミド系樹脂またはポリエステル系樹脂で形成し、かつ生布用ホットメルト接着層をポリウレタン系樹脂で形成するようにしたことを特徴とする。ところで、マーク地本体は、ポリエステル系の場合とポリアミド系の場合とがあるが、マーク地用ホットメルト接着層を、マーク地本体の材質に合わせて変更することにより、マーク地本体の材質が変更になっても、常に最適な接着力を得ることが可能となる。
【0013】
本発明はさらに、マーク地用ホットメルト接着層および生布用ホットメルト接着層を40〜80μmの厚さとし、かつ両ホットメルト接着層の合計の厚さを100〜120μmとするようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、カット時の作業性およびカット面の切口の仕上がり状態が極めてよく、しかも充分な接着強度を得ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るマーク用生地を示すもので、このマーク用生地1は、織布製あるいはフィルム製のマーク地本体2と、このマーク地本体2の片面側に配設されたホットメルト接着層3とを備えており、前記マーク地本体2は、ホットメルト接着層3を仮着けした状態で所定のマーク形状にカットされ、カットされたマーク地本体2は、ホットメルト接着層3を介してユニホーム等の生布4に熱接着されるようになっている。
【0015】
前記ホットメルト接着層3は、図1に示すように、マーク地本体2側のマーク地用ホットメルト接着層5と、生布4側の生布用ホットメルト接着層6との二層で構成される積層構造をなしており、マーク地用ホットメルト接着層5により、生布用ホットメルト接着層6がマーク地本体2の表面に滲み上がるのを防止できるようになっている。
【0016】
前記マーク地用ホットメルト接着層5は、マーク地本体2の材質に合わせポリアミド系樹脂またはポリエステル系樹脂で形成されるようになっており、また前記生布用ホットメルト接着層6は、ポリウレタン系樹脂で形成されるようになっている。
【0017】
なお、前記マーク地用ホットメルト接着層5としては、ポリアミド系として「エルファン−NT」(商品名,日本マタイ社製)が、またポリエステル系として「エルファン−PH」(商品名,日本マタイ社製)がそれぞれ用いられ、また前記生布用ホットメルト接着層6としては、「エルファン−UH」(商品名,日本マタイ社製)が用いられる。
【0018】
これら各ホットメルト接着層5,6は、その厚さが各々25〜200μm、より好ましくは各々40〜80μmで、かつ両ホットメルト接着層5,6の合計の厚さが100〜120μmとなるように設定されている。
【0019】
ここで、前記各ホットメルト接着層5,6の厚さが25μm未満の場合には、マーク地本体2あるいは生布4へのホットメルト接着剤の滲み込みが不均一となり、安定した接着力が得られないおそれがある。したがって、各ホットメルト接着層5,6の厚さは、各々25μm以上であることが好ましい。
【0020】
また、前記各ホットメルト接着層5,6の厚さが200μmを超えても、マーク地本体2あるいは生布4への接着力の向上は全く期待できず、層厚を厚くするだけ不経済であり、のみならず層厚が厚くなるに従って、マーク地本体2の表面あるいは生布4の裏面への各ホットメルト接着剤の滲み上がりが次第に多くなって好ましくない。したがって、各ホットメルト接着層5,6の厚さは、各々200μm以下であることが好ましい。
【0021】
また、マーク地用ホットメルト接着層5は、その厚さが40μmを下廻ると、生布用ホットメルト接着層6のマーク地本体2表面への滲み上がり阻止効果が低下するとともに、腰が弱くなってカット時の作業性およびカット面の切口の性状が悪くなり、一方厚さが80μmを超えると、接着強度が次第に弱くなる。したがって、マーク地用ホットメルト接着層5の厚さは、40〜80μmとすることがより好ましい。
【0022】
また、生布用ホットメルト接着層6は、その厚さが40μmを下廻ると、生布4に対する仮溶着作業性が悪くなるとともに、接着強度も低下し、一方厚さが80μmを超えると、腰が弱くなってカット時の作業性およびカット面の切口の性状が悪くなるとともに、生布用ホットメルト接着層6のマーク地本体2表面への滲み上がりが次第に多くなる。したがって、生布用ホットメルト接着層6の厚さは、40〜80μmとすることがより好ましい。
【0023】
そしてさらに、両ホットメルト接着層5,6の厚さを、各々40〜80μmとするとともに、両ホットメルト接着層5,6の合計の厚さを、100〜120μmとすることにより、カット時の作業性およびカット面の切口の性状が極めてよく、また生布用ホットメルト接着層6のマーク地本体2表面への滲み上がりも全くなく、さらに生布4に対する仮溶着作業性もよくなる。したがって、上記範囲が最も好ましい。
【0024】
次に、マーク用生地1の製造方法について説明する。
製造に際しては、まずマーク地本体2の片面側に、マーク地用ホットメルト接着層5用のホットメルト樹脂シートおよび生布用ホットメルト接着層6用のホットメルト樹脂シートを順次重ね合わせ、これらを加熱,加圧してマーク地本体2にホットメルト接着層3を仮付けする。そしてその後、これらを冷却してマーク用生地1を完成させる。
【0025】
このマーク用生地1はその後、所定のマーク形状に合わせてカットされ、マーク形状にカットされたマーク用生地1は、ユニホーム等の生布4上の所定位置に、部分接着により仮接着される。そしてその後、全面接着により本付けがなされる。
【0026】
しかして、ホットメルト接着層3を、マーク地用ホットメルト接着層5と生布用ホットメルト接着層6との二層からなる積層構造としているので、マーク地本体2の材質に合わせてマーク地用ホットメルト接着層5を選択することができ、マーク地本体2に対しても、また生布4に対しても最適な接着力を得ることができる。また、マーク地用ホットメルト接着層5により、生布用ホットメルト接着層6のマーク地本体2表面への滲み上がりを防止できるとともに、カット時の作業性およびカット面の切口の性状を向上させ、柔軟性のあるマークとしての商品価値を大幅に向上させることができる。
【0027】
【実施例】
(第1実施例)
本発明者等は、マーク地用ホットメルト接着層5および生布用ホットメルト接着層6の各厚さを、30〜80μmの範囲で10μm単位で変化させて36種類のホットメルト接着層3を製作し、これをマーク地本体2に仮付けしてマーク用生地1を製作した。そして、36種類のマーク用生地1につき、カット時の作業性、カット面の切口の性状、ホットメルト接着剤のマーク用生地1表面への滲み上がり、および生布4に対する仮接着作業性に関する実験を行ない、表1および表2に示す結果を得た。
【0028】
【表1】

Figure 0003542751
【0029】
【表2】
Figure 0003542751
【0030】
表1および表2からも明らかなように、カット時の作業性、カット面の切口の性状、ホットメルト接着剤のマーク用生地1表面への滲み上がり、および生布4に対する仮接着作業性のいずれに対しても、マーク地用ホットメルト接着層5および生布用ホットメルト接着層6が、各々40〜80μmの厚さを有し、かつ両ホットメルト接着層5,6の合計の厚さが100〜120μmである場合に、よい結果が得られ、とりわけ実施例11,実施例12および実施例17の場合に、極めてよい結果が得られることが判った。
【0031】
(第2実施例)
本発明者等はまた、表1の実施例12につき、マーク地用ホットメルト接着層5がポリエステル系樹脂製のサンプルとポリアミド系樹脂製のサンプルとを5体ずつ製作し、その接着強度および平均接着強度を測定した。そして、表3に示す結果を得た。なお、生布4の生地はメッシュであり、また接着条件は、アイロン掛け150℃/1分とした。
【0032】
【表3】
Figure 0003542751
【0033】
表3からも明らかなように、ポリエステル系のサンプルも、またポリアミド系のサンプルも、充分な接着強度が得られることが判った。
【0034】
(第3実施例)
本発明者等はまた、前記第2実施例と同一条件で10体のサンプルを製作し、水洗いを5回行なった後の接着強度および平均接着強度を測定した。そして、表4に示す結果を得た。なお、水洗いは、全自動洗濯機で約15分間,洗剤なしで行なった。
【0035】
【表4】
Figure 0003542751
【0036】
表4からも明らかなように、水洗い5回後であっても充分な接着強度が得られ、特にポリアミド系のサンプルの場合には、接着強度がほとんど低下しないことが判った。
【0037】
(第4実施例)
本発明者等はさらに、前記第2実施例と同一条件で10体のサンプルを製作し、ドライクリーニングを2回行なった後の接着強度および平均接着強度を測定した。そして、表5に示す結果を得た。なお、ドライクリーニングは、現在では使用されなくなったパークロロエチレンを用い、市中のクリーニング店と同一条件で行なった。
【0038】
【表5】
Figure 0003542751
【0039】
表5からも明らかなように、ドライクリーニングを2回行なった後でも充分な接着力が得られることが判った。
【0040】
なお、前記実施の一形態においては、ホットメルト接着層3を、マーク地用ホットメルト接着層5と生布用ホットメルト接着層6との二層で構成される場合について説明したが、マーク地用ホットメルト接着層5と生布用ホットメルト接着層6との間に中間層を設け、ホットメルト接着層3を三層以上の構成とするようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、マーク地本体の片面側に、少なくともマーク地用ホットメルト接着層と生布用ホットメルト接着層とを有する積層構造のホットメルト層を配設するようにしているので、カット時の作業性を大幅に向上させることができるとともに、カット面の切口の仕上がり状態も向上させることができる。また、生布用ホットメルト接着層がマーク地本体の表面に滲み上がるのを防止して、柔軟性のあるマークとしての商品価値を高めることができる。
【0042】
本発明はまた、マーク地用ホットメルト接着層および生布用ホットメルト接着層を、25μm以上の厚さとするようにしているので、マーク地本体に対しても、またユニホーム等の生布に対しても、所期の接着強度を確保することができる。
【0043】
本発明はまた、マーク地用ホットメルト接着層を、200μm以下の厚さとするようにしているので、マーク地用ホットメルト接着層がマーク地本体の表面に滲み上がるのを防止することができ、またマーク地用ホットメルト接着層の無駄を防止することができる。
【0044】
本発明はまた、マーク地用ホットメルト接着層を、ポリアミド系樹脂またはポリエステル系樹脂で形成し、かつ生布用ホットメルト接着層をポリウレタン系樹脂で形成するようにしているので、マーク地用ホットメルト接着層を、マーク地本体の材質に合わせて変更することにより、マーク地本体の材質が変更になっても、常に最適な接着力を得ることができる。
【0045】
本発明はさらに、マーク地用ホットメルト接着層および生布用ホットメルト接着層を40〜80μmの厚さとし、かつ両ホットメルト接着層の合計の厚さを100〜120μmとするようにしているので、カット時の作業性およびカット面の切口の仕上がり状態が極めてよく、しかも充分な接着強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るマーク用生地を示す構成図である。
【符号の説明】
1 マーク用生地
2 マーク地本体
3 ホットメルト接着層
4 生布
5 マーク地用ホットメルト接着層
6 生布用ホットメルト接着層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a marking fabric for obtaining a marking place to be attached to gym clothes, uniforms and other clothes, and more particularly to a marking fabric having a hot melt adhesive layer on one side.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of mark fabric, as shown in, for example, JP-A-1-234238, a hot melt agent made of a urethane resin film is laminated on one side of a stretchable mark base body. Is generally known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional mark fabric, since a hot melt adhesive layer made of urethane resin is used, when the mark fabric is cut according to the shape of the mark, the hot melt adhesive layer also extends together with the mark base body. As a result, the cutting operation is not easy, and stringing and oozing of the hot-melt adhesive layer occur at the cut surface of the cut surface of the mark, resulting in extremely poor finish of the cut surface of the cut surface. In the case of a hot-melt adhesive layer made of urethane resin, even if the layer thickness is not so large, the molten adhesive layer easily oozes on the surface of the mark base body, and the appearance of the mark is deteriorated, and the commercial value is reduced. There is a problem that falls.
[0004]
The present invention has been made in view of such a situation, and when cutting the mark fabric according to the shape of the mark, it is possible to significantly improve the workability by suppressing the elongation of the mark base body with the hot melt adhesive layer. It is possible to improve the finished state of the cut surface of the cut surface, and even if the thickness of the hot melt adhesive layer is increased, it is possible to prevent the molten adhesive layer from oozing on the surface of the mark base body. It is an object of the present invention to provide a mark fabric capable of improving the commercial value as a flexible mark.
[0005]
Another object of the present invention is to provide a mark fabric that can secure an expected adhesive strength to a mark base body and to a raw cloth such as a uniform.
[0006]
Another object of the present invention is to provide a mark fabric that can prevent the hot melt adhesive layer for a mark ground from oozing onto the surface of the mark ground main body.
[0007]
Another object of the present invention is to change the hot-melt adhesive layer for mark ground according to the material of the mark ground, so that even if the material of the mark ground is changed, it is possible to always obtain the optimum adhesive force. Providing mark fabric.
[0008]
It is still another object of the present invention to provide a mark fabric that has extremely good workability at the time of cutting and has an extremely good cut surface finish.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is arranged such that a hot melt layer having a laminated structure having at least a hot melt adhesive layer for a mark ground and a hot melt adhesive layer for a raw cloth is provided on one side of a mark ground main body. It is characterized by the following. By using a hot-melt adhesive layer having a laminated structure, the workability at the time of cutting can be greatly improved, and the finished state of the cut surface of the cut surface can also be improved. Further, it is possible to prevent the hot-melt adhesive layer for raw cloth from oozing on the surface of the mark base body, and to increase the commercial value as a flexible mark.
[0010]
The present invention is also characterized in that the thickness of the hot melt adhesive layer for the mark place and the hot melt adhesive layer for the raw cloth are set to 25 μm or more. As a result, it is possible to secure the desired adhesive strength both for the mark base body and for the cloth such as the uniform.
[0011]
The present invention is also characterized in that the thickness of the hot-melt adhesive layer for a mark is 200 μm or less. Thus, it is possible to prevent the hot melt adhesive layer for mark ground from bleeding to the surface of the main body of mark ground, and to prevent waste of the hot melt adhesive layer for mark ground.
[0012]
The present invention is also characterized in that the hot-melt adhesive layer for marking is formed of a polyamide-based resin or a polyester-based resin, and the hot-melt adhesive layer for a raw fabric is formed of a polyurethane-based resin. By the way, the mark base body may be polyester-based or polyamide-based, but the material of the mark base body is changed by changing the hot melt adhesive layer for the mark base according to the material of the mark base body. , It is possible to always obtain the optimum adhesive force.
[0013]
The present invention further provides that the hot-melt adhesive layer for the mark base and the hot-melt adhesive layer for the raw fabric have a thickness of 40 to 80 μm, and the total thickness of both hot-melt adhesive layers is 100 to 120 μm. Features. Thus, the workability at the time of cutting and the finished state of the cut surface of the cut surface are extremely good, and it is possible to obtain a sufficient adhesive strength.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a fabric for a mark according to an embodiment of the present invention. The fabric for a mark 1 has a mark base body 2 made of a woven fabric or a film, and one side of the mark base body 2. The hot-melt adhesive layer 3 is provided, and the mark ground body 2 is cut into a predetermined mark shape while the hot-melt adhesive layer 3 is temporarily attached thereto. It is configured to be thermally bonded to a raw cloth 4 such as a uniform via the hot melt adhesive layer 3.
[0015]
As shown in FIG. 1, the hot-melt adhesive layer 3 is composed of two layers: a hot-melt adhesive layer 5 for a mark on the main body 2 side and a hot-melt adhesive layer 6 for a raw cloth on the raw cloth 4 side. The hot-melt adhesive layer 5 for a mark fabric prevents the hot-melt adhesive layer 6 for a raw cloth from oozing on the surface of the mark fabric main body 2.
[0016]
The hot-melt adhesive layer 5 for a mark base is formed of a polyamide resin or a polyester-based resin in accordance with the material of the main body 2 of the mark base. It is made of resin.
[0017]
As the hot-melt adhesive layer 5 for the mark place, "ELFAN-NT" (trade name, manufactured by Nippon Matai Co., Ltd.) as a polyamide type and "ELFAN-PH" (trade name, manufactured by Nippon Matai Co., Ltd.) And "Elfane-UH" (trade name, manufactured by Nippon Matai Co., Ltd.) as the hot melt adhesive layer 6 for the raw fabric.
[0018]
Each of these hot melt adhesive layers 5 and 6 has a thickness of 25 to 200 μm, more preferably 40 to 80 μm, and a total thickness of both hot melt adhesive layers 5 and 6 of 100 to 120 μm. Is set to
[0019]
Here, when the thickness of each of the hot melt adhesive layers 5 and 6 is less than 25 μm, the penetration of the hot melt adhesive into the mark base body 2 or the raw cloth 4 becomes uneven, and a stable adhesive force is obtained. May not be obtained. Therefore, it is preferable that each of the hot melt adhesive layers 5 and 6 has a thickness of 25 μm or more.
[0020]
Further, even if the thickness of each of the hot melt adhesive layers 5 and 6 exceeds 200 μm, no improvement in adhesive strength to the mark base body 2 or the raw cloth 4 can be expected at all, and it is uneconomical only by increasing the layer thickness. Not only that, as the layer thickness increases, the spread of each hot melt adhesive on the front surface of the mark base body 2 or the back surface of the raw fabric 4 gradually increases, which is not preferable. Therefore, the thickness of each hot melt adhesive layer 5, 6 is preferably 200 μm or less.
[0021]
When the thickness of the hot-melt adhesive layer 5 for a mark base is less than 40 μm, the effect of preventing the hot-melt adhesive layer 6 for a raw cloth from seeping into the surface of the mark base body 2 is reduced, and the waist is weak. As a result, the workability at the time of cutting and the properties of the cut surface of the cut surface deteriorate, while if the thickness exceeds 80 μm, the adhesive strength gradually decreases. Therefore, it is more preferable that the thickness of the hot-melt adhesive layer 5 for a mark ground be 40 to 80 μm.
[0022]
When the thickness of the hot-melt adhesive layer 6 for raw cloth is less than 40 μm, the workability of the temporary welding to the raw cloth 4 is deteriorated, and the adhesive strength is reduced. On the other hand, when the thickness exceeds 80 μm, The waist is weakened, the workability at the time of cutting and the properties of the cut surface of the cut surface are deteriorated, and the bleeding of the hot-melt adhesive layer 6 for raw cloth onto the surface of the mark base body 2 is gradually increased. Therefore, it is more preferable that the thickness of the hot-melt adhesive layer 6 for raw cloth is 40 to 80 μm.
[0023]
Further, the thickness of each of the hot melt adhesive layers 5 and 6 is set to 40 to 80 μm, and the total thickness of both the hot melt adhesive layers 5 and 6 is set to 100 to 120 μm, so that the thickness at the time of cutting is reduced. The workability and the nature of the cut surface are extremely good, the hot melt adhesive layer 6 for the raw cloth does not bleed up onto the surface of the mark base body 2 at all, and the workability of the temporary welding to the raw cloth 4 is also improved. Therefore, the above range is most preferable.
[0024]
Next, a method for manufacturing the marking material 1 will be described.
At the time of manufacturing, first, a hot melt resin sheet for the hot melt adhesive layer 5 for the mark ground and a hot melt resin sheet for the hot melt adhesive layer 6 for the raw cloth are sequentially superimposed on one side of the mark ground main body 2. The hot melt adhesive layer 3 is temporarily attached to the mark base body 2 by heating and pressing. Then, these are cooled to complete the marking fabric 1.
[0025]
Thereafter, the mark fabric 1 is cut in accordance with a predetermined mark shape, and the mark fabric 1 cut into the mark shape is temporarily bonded to a predetermined position on a raw cloth 4 such as a uniform by partial bonding. Then, the permanent attachment is performed by full-surface bonding.
[0026]
Since the hot melt adhesive layer 3 has a laminated structure composed of two layers, the hot melt adhesive layer 5 for the mark base and the hot melt adhesive layer 6 for the raw cloth, the mark base is adapted to the material of the mark base body 2. The hot-melt adhesive layer 5 can be selected, and an optimum adhesive force can be obtained not only for the mark ground body 2 but also for the raw cloth 4. In addition, the hot melt adhesive layer 5 for the mark base can prevent the hot melt adhesive layer 6 for the raw cloth from seeping up on the surface of the mark base body 2 and improve the workability at the time of cutting and the properties of the cut surface of the cut surface. Therefore, the commercial value as a flexible mark can be greatly improved.
[0027]
【Example】
(First embodiment)
The present inventors changed the respective thicknesses of the hot melt adhesive layer 5 for the mark ground and the hot melt adhesive layer 6 for the raw cloth in the range of 30 to 80 μm in units of 10 μm to form 36 types of hot melt adhesive layers 3. This was temporarily attached to the mark base body 2 to produce the marking fabric 1. Experiments on workability at the time of cutting, properties of cut surfaces, seepage of hot-melt adhesive onto the surface of the fabric 1 for marks, and workability of temporary bonding to the raw fabric 4 for the 36 types of fabrics 1 for marks. And the results shown in Tables 1 and 2 were obtained.
[0028]
[Table 1]
Figure 0003542751
[0029]
[Table 2]
Figure 0003542751
[0030]
As is clear from Tables 1 and 2, the workability at the time of cutting, the nature of the cut surface of the cut surface, the bleeding of the hot melt adhesive on the surface of the marking material 1, and the workability of the temporary bonding to the raw cloth 4 In each case, the hot-melt adhesive layer 5 for marking and the hot-melt adhesive layer 6 for raw cloth each have a thickness of 40 to 80 μm, and the total thickness of the hot-melt adhesive layers 5 and 6. Is 100 to 120 μm, good results are obtained, and particularly in the case of Examples 11, 12, and 17, it is found that extremely good results are obtained.
[0031]
(Second embodiment)
The present inventors also manufactured five samples each of a polyester-based resin sample and a polyamide-based resin sample for the hot-melt adhesive layer 5 for a mark, according to Example 12 in Table 1, and measured the adhesive strength and average value. The adhesive strength was measured. And the result shown in Table 3 was obtained. The cloth of the raw cloth 4 was a mesh, and the bonding condition was ironing at 150 ° C./1 minute.
[0032]
[Table 3]
Figure 0003542751
[0033]
As is clear from Table 3, it was found that both the polyester-based sample and the polyamide-based sample can obtain sufficient adhesive strength.
[0034]
(Third embodiment)
The present inventors also manufactured 10 samples under the same conditions as in the second embodiment and measured the adhesive strength and the average adhesive strength after washing 5 times with water. And the result shown in Table 4 was obtained. The washing with water was performed in a fully automatic washing machine for about 15 minutes without a detergent.
[0035]
[Table 4]
Figure 0003542751
[0036]
As is clear from Table 4, sufficient adhesive strength was obtained even after 5 times of water washing, and it was found that the adhesive strength hardly decreased particularly in the case of a polyamide sample.
[0037]
(Fourth embodiment)
The present inventors further produced 10 samples under the same conditions as in the second embodiment, and measured the adhesive strength and the average adhesive strength after performing the dry cleaning twice. And the result shown in Table 5 was obtained. The dry cleaning was performed using perchlorethylene, which is no longer used at present, under the same conditions as a cleaning shop in the city.
[0038]
[Table 5]
Figure 0003542751
[0039]
As is clear from Table 5, it was found that a sufficient adhesive strength was obtained even after performing the dry cleaning twice.
[0040]
In the above-described embodiment, the case where the hot melt adhesive layer 3 is composed of two layers, that is, the hot melt adhesive layer 5 for a mark place and the hot melt adhesive layer 6 for a raw cloth has been described. An intermediate layer may be provided between the hot-melt adhesive layer 5 for hot-melt and the hot-melt adhesive layer 6 for raw cloth, and the hot-melt adhesive layer 3 may have three or more layers.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is arranged such that a hot melt layer having a laminated structure including at least a hot melt adhesive layer for a mark ground and a hot melt adhesive layer for a raw cloth is disposed on one side of the mark ground main body. Therefore, the workability at the time of cutting can be significantly improved, and the finished state of the cut surface of the cut surface can also be improved. Further, it is possible to prevent the hot-melt adhesive layer for raw cloth from oozing on the surface of the mark base body, and to enhance the commercial value of the mark as a flexible mark.
[0042]
According to the present invention, the hot-melt adhesive layer for the mark base and the hot-melt adhesive layer for the raw cloth have a thickness of 25 μm or more. Even so, the desired adhesive strength can be ensured.
[0043]
According to the present invention, the hot melt adhesive layer for mark ground has a thickness of 200 μm or less, so that the hot melt adhesive layer for mark ground can be prevented from bleeding to the surface of the mark ground main body, In addition, it is possible to prevent waste of the hot melt adhesive layer for the mark.
[0044]
According to the present invention, the hot melt adhesive layer for the mark base is formed of a polyamide resin or a polyester resin, and the hot melt adhesive layer for the raw cloth is formed of a polyurethane resin. By changing the melt adhesive layer in accordance with the material of the mark base body, an optimum adhesive force can always be obtained even if the material of the mark base body is changed.
[0045]
In the present invention, the thickness of the hot melt adhesive layer for the mark base and the thickness of the hot melt adhesive layer for the raw fabric are set to 40 to 80 μm, and the total thickness of both hot melt adhesive layers is set to 100 to 120 μm. The workability at the time of cutting and the finished state of the cut surface of the cut surface are extremely good, and sufficient adhesive strength can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a marking fabric according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Mark cloth 2 Mark base body 3 Hot melt adhesive layer 4 Raw cloth 5 Hot melt adhesive layer for mark ground 6 Hot melt adhesive layer for raw cloth

Claims (1)

マーク地本体の片面側に、少なくともマーク地用ホットメルト接着層と生布用ホットメルト接着層とを有する積層構造のホットメルト層を配設し、前記マーク地用ホットメルト接着層は、ポリアミド系樹脂またはポリエステル系樹脂で形成されているとともに、生布用ホットメルト接着層は、ポリウレタン系樹脂で形成されており、かつ前記マーク地用ホットメルト接着層および生布用ホットメルト接着層は40〜80μmの厚さを有し、さらに両ホットメルト接着層の合計の厚さは100〜120μmであることを特徴とするマーク用生地。On one side of the mark base body, a hot melt adhesive layer having a laminated structure having at least a hot melt adhesive layer for a mark ground and a hot melt adhesive layer for a raw cloth is disposed, and the hot melt adhesive layer for the mark base is a polyamide-based hot melt adhesive layer. The hot melt adhesive layer for raw cloth is formed of a polyurethane resin , and the hot melt adhesive layer for the mark and the hot melt adhesive layer for raw cloth are 40 to A marking fabric having a thickness of 80 µm and a total thickness of both hot melt adhesive layers of 100 to 120 µm .
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