JP3541929B2 - connector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合検知機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図20には、嵌合検知機能を備えたコネクタの一例として、特開平4−160775号公報に掲載されたものが示されている。このコネクタは、同図の上下方向で嵌合される一対のハウジング1,2と、それらのうち下側ハウジング2にスライド可能に連結されたスライダ−3とからなる。スライダ−3は、その下端縁に沿って形成したスリット3Aに、下側ハウジング2に形成した突起1Aを係合させて、上下移動が規制された状態で水平移動する。スライダ−3には、上端に開放して斜めに延びるカム溝4が形成されており、そこに上側ハウジング1に形成したカムフォロア5を収め、スライダ−3を水平移動させると、カム作用によって両ハウジング1,2が引き寄せられて結合する。スライダ−3が最後まで移動すると両ハウジング1,2が完全嵌合されると共に、スライダ−3に形成した検知孔6に下側ハウジング2に形成した突部7が嵌入し、その突部7の端面7Aと、スライダ−3の外面6Aとが面一状態となる。この面一状態を、コネクタとは別に設けた光センサーで検知することによって、両ハウジング1,2が完全嵌合されたことが検知される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したコネクタでは、嵌合検知のために、光センサーを備えた特別な設備が必要となり、設備費がかかる。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、特別な設備を必要とせずに、嵌合検知を行うことが可能なコネクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、互いに嵌合する一対のコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの一方に形成された検知用凹所と、前記検知用凹所と嵌合する検知部材とを備え、前記検知部材の前記検知用凹所に対する嵌合方向と、前記コネクタハウジングの嵌合方向とが互いに交差し、前記コネクタハウジングの他方が一方に対して完全嵌合したときには、前記検知部材が前記コネクタハウジングの他方の後方を移動して前記検知用凹所に嵌合することによって、前記コネクタハウジングの他方の後端面に隣接して配置され、前記コネクタハウジングの他方が一方に対して半嵌合状態であるときには、前記コネクタハウジングの他方が前記検知用凹所を塞いで前記検知部材が前記検知用凹所に差込不能となるところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
本コネクタは、両コネクタハウジングを嵌合操作し、次いで検知部材と検知用凹所を嵌合操作して組み付けられる。ここで、両コネクタハウジングが完全嵌合されたときには、他方のコネクタハウジングは、検知用凹所の前方領域を完全に通り抜けており、検知部材は、他方のコネクタハウジングと干渉せずに、相手側に嵌合される。一方、両コネクタハウジングが半嵌合状態である場合には、コネクタハウジングは、検知用凹所の嵌合面の前方領域内に止まった状態となる。従って、検知部材は、コネクタハウジングの干渉を受けて、相手側に嵌合不能となる。このように、検知部材を嵌合操作できるか否かをもって、両コネクタハウジングが半嵌合であるか否かを検知できるから、従来のような半嵌合検知のために特別な設備が不要となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態のコネクタは、雌型の端子金具(図示せず)を収容した雌コネクタハウジング71(以下、単に「雌ハウジング71」という)と、雄型の端子金具(図示せず)を収容した雄コネクタハウジング72(以下、単に「雄ハウジング72」という)とからなる。以下、両ハウジング71,72において、嵌合方向で相手側に対向する側を「前方」と呼ぶこととする。
【0012】
雌ハウジング71は、概ね直方体状をなし、前後方向に複数のキャビティ73が貫通形成され、そこに前記雌型の端子金具が収容されている。また、各キャビティ73の後端開口からは、端子金具の後端部に固着された電線Dが外方に延出されている。
【0013】
雌ハウジング71の上面には、ロックアーム74が設けられている。このロックアーム74は、雌ハウジング71の上面のうち前端部から立ち上がって後方に水平に延びており、その長手方向の途中部分には、上方に向けてロック突部74Aが形成され、さらに、後端部分には、押圧操作部74Cが備えられている。
【0014】
雌ハウジング71の上面のうち後端縁の両側には、ロックアーム74の押圧操作部74Cと隣り合わせに一対のストッパ壁75,75が設けられている。そして、雌ハウジング71が雄ハウジング72に設けた凹所76の奥まで完全嵌合されると、ストッパ壁75が凹所76の開口縁に突き合わせられる(図2参照)。
【0015】
一方、雄ハウジング72は、前記雌ハウジング71を嵌入可能な凹所76を備えた凹凸嵌合部材としての主体部77と、その主体部77のうち嵌合面の一側部から嵌合方向の前方に突出した凹凸嵌合部材としての突壁78とからなり、全体の平面形状が概ねL字型となっている。
【0016】
前記凹所76のうち奥面には、図示しない雄型の端子金具に備えたタブが前方に向かって突出しており、両ハウジング71,72が完全嵌合されると、このタブが雌ハウジング71のキャビティ73に入り込み、雌雄の端子金具が電気接続される。
【0017】
さて、突壁78のうち上端寄りには、検知用凹所79が形成されており、ここに凹凸嵌合部材としての検知部材80が凹凸嵌合される。検知用凹所79は、その嵌合面の前方領域S1(図1参照)が、前記凹所76の嵌合面の前方領域S2(図1参照)の上部と交差するように配置されている。これにより、両ハウジング71,72が完全嵌合されるときには、必ず前記雌ハウジング71のうち前記ストッパ壁75が、検知用凹所79の嵌合面の前方領域S1を横切る。また、検知用凹所79は、凹所76の嵌合面からストッパ壁75の厚さに対応して離された配置となっている。これにより、両ハウジング71,72が完全嵌合されると、ストッパ壁75が検知用凹所79の前方領域S1を完全に通り抜け、両ハウジング71,72が半嵌合であると、ストッパ壁75が検知用凹所79の前方領域S1内に位置する。
【0018】
一方、検知部材80は、直方体の上面にロックアーム81を備えてなり、検知用凹所79に嵌入されると、ロックアーム81に設けたロック突部81Aが検知用凹所79の内面に係合して抜け止めされる。また、検知部材80は、検知用凹所79に完全嵌合されると、後端部が前記凹所76の前方領域S2内に突出して雌ハウジング71の背面に隣接する(図2参照)。
【0019】
本実施形態のコネクタは上記した構成からなり、以下、このコネクタの作用効果について説明する。
コネクタを結合させるには、雌ハウジング71を、雄ハウジング72の凹所76の内部に押し込んでいく。すると、雌ハウジング71に設けたストッパ壁75が、雄ハウジング72の突壁78に設けた検知用凹所79の前方領域S1を横切って、雌ハウジング71が凹所76内に押し込まれる。両ハウジング71,72の嵌合操作が終了したら、雄ハウジング72の突壁78に形成した検知用凹所79に、検知部材80を差し込む。
【0020】
ここで、雌ハウジング71が凹所76に完全嵌合された場合には、図3(C)に示すように、雌ハウジング71は、検知用凹所79の前方領域S1(図1参照)を完全に通り抜けるから、検知部材80は、雌ハウジング71の干渉を受けずに、検知用凹所79に差し込まれ、もってハウジング71,72が完全嵌合されていることを検知できる。また、両ハウジング71,72が完全嵌合されると、凹所76の奥面から突出したタブが、雌ハウジング71のキャビティ73内に入り込んで、端子金具同士が電気接続されると共に、雌ハウジング71に設けたロックアーム74の係止によって、両ハウジング71,72が抜け止めされる。さらに、検知部材80が、検知用凹所79の奥部まで嵌入されると、検知部材80の後端部が、雌ハウジング71の後端面に隣接するように突壁78から突出し、これにより、雌雄の両ハウジング71,72の二重係止が図られる。
【0021】
一方、雌ハウジング71が半嵌合状態であるにも拘わらず、完全嵌合されたと誤って判断した場合には、雌ハウジング71は、検知用凹所79の前方領域S1内に止まった状態となり、図3(B)に示すように、雌ハウジング71が、検知用凹所79の開口を塞ぐ。これにより、検知部材80は、雌ハウジング71(より具体的には、ストッパ壁75)の干渉を受け、検知用凹所79に差し込むことができなくなり、これをもってハウジング71,72が半嵌合である旨を検知できる。そして、雌ハウジング71を奥部まで押し込み、再度、検知部材80を検知用凹所79に押し込むことにより、両ハウジング71,72が確実に完全嵌合状態にされる。
【0022】
このように、本実施形態のコネクタによれば、検知部材80を嵌合操作できるか否かをもって、両ハウジング71,72が半嵌合であるか否かを検知できるから、従来のような半嵌合検知のために特別な設備が不要となる。また、両ハウジング71,72が嵌合されかつ検知部材80が嵌合されると、その検知部材80が、雌ハウジング71の背面に隣接して抜け止めし、コネクタの結合の信頼性が向上する。
【0023】
<第2実施形態>
本実施形態は、「それぞれに端子金具群を装着した一対のコネクタハウジングを備え、前記両端子金具群が所定方向に沿って嵌合されるものにおいて、
前記一方のコネクタハウジングを、前記端子金具群を保持するハウジング本体と、これに保持されて他方のコネクタハウジングに対し前記端子金具群の嵌合方向と交差する方向に案内されるスライダとから構成し、前記他方のコネクタハウジングには、前記端子金具群の嵌合可能位置で前記ハウジング本体が当接する衝止部が設けられると共に、そのスライダと前記ハウジング本体との間には、前記スライダがその案内方向に移動されて前記ハウジング本体が前記衝止部に当接することに基づき前記ハウジング本体を前記嵌合方向に移動させるカム手段が設けられていることを特徴とするコネクタ」に、本発明を適用したものである。
【0024】
以下、本実施形態を、図4〜図15に基づいて説明する。本実施形態のコネクタに備えた雌ハウジング10は、図4の右側に示されており、凹凸嵌合部材としての直方体状の雌ハウジング本体11にカム手段を介してスライダ12を取り付けた構成となっている。雌ハウジング本体11は、同図において水平方向が垂直方向よりも長くなっており、上下2段にして水平方向に複数のキャビティ13を備えている。そして、電線Dの端末に圧着された雌型の端子金具14(以下、「雌端子金具14」という)が、雌ハウジング本体11の後端面から各キャビティ13内に挿入されて抜け止め状態に収容され、複数の電線Dが雌ハウジング本体11の後端面から延びている。また、雌ハウジング本体11の前端面には、各キャビティ13に連絡されたタブ挿入孔(図示せず)が開口している。
【0025】
雌ハウジング本体11の上下面11A,11Aには、図5(A)に示すように、3つのカムピン17(17A,17B,17C)が上下の対称位置に突設されている(同図には、雌ハウジング本体11の上面11Aのカムピン17のみが示されている)。3つのカムピン17は、雌ハウジング本体11の長手方向に沿って並べられ、図5(A)の右側の第1カムピン17Aと中央の第2カムピン17Bは、共に円柱状をなし、同図の左側の第3カムピン17Cは、図7に示すように円柱の先端から側方に向けて張り出し部18が突出した構造となっている。また、雌ハウジング本体11の上下面11A,11Aのうち図5(A)における左隅後端部には、上下方向に向けて、一対の規制突部19,19が突出されている。さらに、雌ハウジング本体11のうち規制突部19側に配置された側面は、雄ハウジング40に設けた連絡壁45との摺接端面11Bとなっている。
【0026】
一方、スライダ12は、図4における雌ハウジング本体11の右側に配置された基部21から一対のスライド片22,22を雌ハウジング本体11の上下面11A,11Aに沿って延ばした構成となっている。
【0027】
スライド片22は、その幅寸法が、雌ハウジング本体11の端子挿入方向の寸法と同じとなっており、後述するスライダ12の初期位置で、図8(A)に示すように、スライド片22の両側縁が雌ハウジング本体11の端子挿入方向の前後の端面と面一状態となる。
【0028】
各スライド片22には、図6に示すように、3条のカム溝23(23A,23B,23C)が、スライド片22の長手方向(図6の左右方向)に並べられて、同図の左下から右上に向けて延びている。そして、各カム溝23の内部に、前記した3つのカムピン17(17A,17B,17C)が係合しており、このカム溝23とカムピン17とによって前記カム手段が構成されている。
【0029】
各カムピン17が揃って各カム溝23の両端部23V,23W間を移動する。詳細には、各カムピン17が各カム溝23の図6における左下側の始端部23Vに収まったスライダ12の初期位置では、図8(A)に示すように、雌ハウジング本体11がスライダ12片の先端から先に突出しかつ前記したようにスライド片22の両側縁が雌ハウジング本体11の端子挿入方向の前後の端面と面一状態となる。また、各カムピン17が各カム溝23の図6における右上側の終端部23Wに収まったスライダ12の終期位置では、図8(C)に示すように、スライド片22の基端側に雌ハウジング本体11が配置されかつ雌ハウジング本体11がスライド片22の側縁部から端子挿入方向の前方(図8(C)の上方)に突出した状態となる。
【0030】
また、各カム溝23は、図6に示すように、始端部23Vと終端部23Wとの間で屈曲して傾斜角度が変わっており、始端部23Vから屈曲部23Uにかけては急傾斜し、屈曲部23Uから終端部23Wにかけては緩やかに傾斜している。さらに、終端部23Wは、僅かに屈曲してスライド片22に沿った方向を向いている。
【0031】
各カム溝23をそれぞれ詳細に説明すると以下のようである。
カム溝23のうち図6の右側の第1カム溝23Aは、第1カムピン17Aと係合しており、その第1カム溝23Aの両端23V,23W寄りには、セミロック26,26が設けられている。セミロック26は、スライド片22のうちカム溝23の両端部23V,23Wに沿ってスリット25を設けることによってそのスリット25側に弾性変形可能とした第1カム溝23の内壁に突起を形成してなる。そして、第1カムピン17Aを第1カム溝23Aに沿って移動する際に、その第1カムピン17Aがセミロック26と干渉し、前記した内壁をスリット25側に弾性変形せて、第1カムピン17Aがセミロック26を通過する。
【0032】
カム溝23のうち図6の中央の第2カム溝23Bは、全長に亘って同じ幅で延びており、第2カムピン17Bと係合している。
カム溝23のうち図6の左側の第3カム溝23Cは、第3カムピン17Cと係合しており、その第3カム溝23Cの始端部23Vには、前記した第1カム溝23Aと同様のセミロック26が設けられている。また、第3カム溝23Cのうち図6における左側の開口縁には、図7に示すように、スライド片22の外面を段状に陥没させてなる棚部27が設けられている。そして、その棚部27に、第3カムピン17Cの張り出し部18が係合して、両スライド片22が開脚変形しないように規制される。また、棚部27の途中には、雌ハウジング本体11とスライダ12とを組み付けるときに、張り出し部18を通過させるための切り欠き27A(図7(B)参照)が設けられている。
【0033】
各スライド片22には、図5(B)に示すように、前記カム溝23の終端部23W寄りの側縁部に沿って案内リブ28が延びている。また、案内リブ28のうちスライド片22の先端側には、ロック片29が設けられている。ロック片29は、スライド片22の先端側から案内リブ28に沿ってスリット28Aを形成し、スライド片22の一部を切離して片持ち梁状とした構造となっている。そして、このロック片29に設けた突部30が後述の雄ハウジング40に設けた案内溝48の係止孔49,50に係合する(図11参照)。
【0034】
スライド片22の先端には、図5(B)に示すように、幅方向の概ね中央に退避凹部34が形成されており、スライダ12が最終位置(図8(C)参照)となったときに、前記規制突部19がこの退避凹部34に収まるようになっている。
【0035】
スライダ12の基部21には、ロックアーム31が備えられている。ロックアーム31は、基部21の上面から立ち上がってスライド片22と並行するように延び、スライド片22側のロック端部31Bには、雄ハウジングに設けたロック突部54(図4参照)と係合する係合孔31Cが形成されている。そして、ロックアーム31のうちスライド片22と反対側の操作端部31Aを押圧すると、ロック端部31Bが上方に回動して、ロック突部54との係合が解除される。
【0036】
スライダ12の基部21のうちロックアーム31を挟んだ両側には、図5(B)に示すように、一対の保護壁32,32が設けられ、それらのうち同図の手前側の保護壁32は、スライド片22の途中まで同じ高さで延びており、反対側の保護壁32には、前記した案内リブ28が連続している。さらに、基部21の下面には、前記ロックアーム31の操作端部31Aの対称位置に突条33が形成されており、この突条33に指を掛けることによって、ロックアーム31の操作端部31Aを押圧しつつスライダ12を容易に引っ張ることができる。
【0037】
一方、図4において左側に示された雄ハウジング40は、複数の雄端子金具15を収容した凹凸嵌合部材としての端子収容部41の一端面に断面矩形の凹所42を備えており、雄端子金具15に備えたタブ15Tが凹所42の奥面から凹所42の開口向けて突出した構成となっている。
【0038】
凹所42は、図4において、水平方向が垂直方向よりも長い長方形をなし、前記した雌ハウジング本体11が嵌合可能となっており、タブ15Tは雌ハウジング本体11に収容された雌端子金具14に対応させて、上下2段にして水平方向に複数の並べられている。そして、このタブ15Tが延びる方向で、そのタブ15T(雄端子金具15)と雌ハウジング本体11に収容された雌端子金具14とが嵌合接続される。以下、このタブ15Tが延びる方向を「端子嵌合方向」という。
【0039】
雄ハウジング40の端面のうち凹所42の開口縁には、案内壁43が突設されている。案内壁43は、凹所42の開口の一対の長辺に沿った一対の対向壁44,44を、凹所42の開口の一方の短辺に沿った連絡壁45で連絡してなり、対向壁44のうち連絡壁45と反対側に開放した第1開口46と、対向壁44及び連絡壁45の先端に開放した第2開口47とを備えている。そして、雌ハウジング10が、端子嵌合方向と直交する方向にスライドされて第1開口46から案内壁43内に挿入される。
【0040】
各対向壁44の基端部の内面側には、端子嵌合方向と直交する方向に沿って第1案内溝48,48が延びており、その第1案内溝48の一端が、第1開口46に開放されている。そして、この案内溝48に沿って雌ハウジング10の案内リブ28が移動する。また、第1案内溝48の途中には、第1係止孔49が形成されており、図11(A)に示すように、雌ハウジング本体11の摺接端面11Bが連絡壁45に到達したところで、この第1係止孔49とスライダ12に設けた前記ロック片29とが係止する。また、第1案内溝48の終端には、第2係止孔50が形成されており、図11(C)に示すように案内リブ28が案内溝48の奥まで移動したときに、この第2係止孔50と前記ロック片29とが係止する。なお、両係止孔49,50は共に図4に示すように対向壁44に外面に開口している。
【0041】
各対向壁44の内面のうち連絡壁45側には、図4に示すように、第2開口47から端子嵌合方向に沿って第2案内溝51,51が延びている。そして、この第2案内溝51,51に沿って雌ハウジング本体11の規制突部19,19が端子嵌合方向に移動できる。また、連絡壁45の内面には、一対の摺接突条52,52が端子嵌合方向に並行して延びている。
【0042】
両対向壁44のうち図4の上側に配置された対向壁44の外面には、第1開口46寄りに窪み部53が形成され、そこに前記スライダ12のロックアーム31とが係合可能なロック突部54が突設されている。
【0043】
さて、雄ハウジング40のうち前記凹所42が形成された端面には、その凹所42より前記第1開口46の図4における右側に、検知用凹所82が形成されており、ここに凹凸嵌合部材としての検知部材83が凹凸嵌合される。検知用凹所82は、その嵌合面の前方領域が、前記第1開口46の前方領域と交差するようになっている。これにより、前記雌ハウジング10が、検知用凹所82の嵌合面の前方領域を横切って、第1開口46内に嵌入される。また、検知用凹所82は、雌ハウジング10が完全嵌合されると、検知用凹所79の前方領域を完全に通り抜けるように配置されている。
【0044】
一方、検知部材83は、直方体の上面にロックアーム84を備えてなり、検知用凹所82に嵌入されると、ロックアーム84に設けたロック突部84Aが検知用凹所82の内面に係合して抜け止めされる。また、検知部材83は、検知用凹所82に完全嵌合されると、図13に示すように、第1開口46の前方領域に突出して、完全嵌合された雌ハウジングの背面に隣接する。
【0045】
本実施形態のコネクタは上記した構成からなり、以下、このコネクタの作用効果について説明する。
コネクタは、両ハウジング10,40とが離脱された状態でコネクタ製造工場から出荷される。また、出荷時に雌ハウジング10は、雌ハウジング本体11とスライダ12とが組み付けられ、さらにスライダ12が初期位置にセットされている。ここで、雌ハウジング本体11とスライダ12とを組み付けるには、スライダ12のスライド片22を開脚変形させてその間に雌ハウジング本体11を挟み込み、図6に示すように、雌ハウジング本体11の各カムピン17をスライダ12の各カム溝23の途中部分に配置した状態で、スライド片22を復元させる。すると、第3カムピン17Cの張り出し部18が、第3カム溝23に形成した切り欠き27A(図7(B)参照)を通過して、両スライド片22,22が並行に延びた状態に復元し、各カム溝23内に各カムピン17が入り込む。そして、各カムピン17がカム溝23の始端部23Vに収容されるようにスライダ12がずらされて、スライダ12が初期位置(図8(A)参照)にセットされる。
【0046】
雌ハウジング本体11は、コネクタ製造構造から例えばハーネス工場に搬送され、そのハーネス工場で電線Dの端末に接続された雌雄の端子金具14,15が各ハウジング10,40に組み付けられる。ここで、搬送途中や端子金具の組み付け時に、雌ハウジング10のスライダ12が押されたとしても、スライダ12の第1及び第3カム溝23A,23Cのセミロック26が、雌ハウジング本体11の第1及び第3カムピン17A,17Cに係止しているから(図8(A)参照)、スライダ12が初期位置から勝手に移動してしまうことはない。また、両スライド片22が他部品に引っ掛かっても、第3カムピン17Cに備えた張り出し部18と第3カム溝23に備えた棚部27との係合により、スライド片22の開脚が規制されて、雌ハウジング本体11から外れることはない。
【0047】
次いで、コネクタは、組み付け工場に搬送され、雄ハウジング40が図示しない電気部品の壁部に固定されて、その雄ハウジング40の凹所42及び案内壁43が前記電気部品の外方に臨んだ状態とされ、この状態で雌ハウジング10が雄ハウジング40に結合される。
【0048】
雌ハウジング10を雄ハウジング40に結合するには、以下のようである。
図4、図9及び図12に示すように、雌ハウジング10を端子嵌合方向と直交する方向(図9,12の矢印の方向)に移動して、雌ハウジング本体11の摺接端面11B側から、雄ハウジング40の案内壁43の第1開口46内に雌ハウジング10を押し込む。すると、雌ハウジング10は、スライダ12に設けた案内リブ28と案内壁43の第1案内溝48との案内によって真っ直ぐ移動して、雌ハウジング本体11の摺接端面11Bが連絡壁45に突き当たり(図10(A)、図11(A))、雌ハウジング本体11が凹所42に対面し、案内溝48に設けた第1係止孔49とスライダ12に設けたロック片29とが係止する。これにより、両ハウジング10,40が仮係止状態となり、それらの内部に収容した端子金具群同士が相互に嵌合可能位置に対峙する。
【0049】
また、両ハウジング10,40を仮係止状態に至らせるまでの過程では、雌ハウジング本体11に設けた規制突部19が雄ハウジング40に備えた対向壁44の先端面と端子嵌合方向で対面しつつ移動することにより、雌ハウジング本体11の端子挿入方向の移動が規制される。これにより、端子金具群の嵌合可能位置ではない位置で、誤って雌ハウジング本体11が端子嵌合方向に移動して端子金具群を変形させてしまうことが確実に防がれる。
【0050】
次いで、上記した両ハウジング10,40の仮係止状態から、スライダ12を強く押す。すると、図11(B)に示すように、ロック片29が撓んで第1係止孔49との係合が解除され、ここで、雌ハウジング本体11は連絡壁45との当接によってスライダ12を押し込む方向への移動が規制されているから、スライダ12のみが端子嵌合方向と直交する方向に押し込まれる。これにより、スライダ12のスライド片22が雌ハウジング本体11に対して端子嵌合方向と直交する方向にずらされ、これに伴って雌ハウジング本体11に設けた各カムピン17が、スライド片22に設けた各カム溝23内を移動する。このとき、第1及び第3カムピン17A,17Cが、第1及び第3カム溝23A,23Cのセミロック26をスライド片22のスリット側に押し込むようにして乗り越える。そして、カムピン17とカム溝23との案内によって、図10(B)に示すように、雌ハウジング本体11が凹所42側に移動してその内部に進入する。このとき、雌ハウジング本体11の摺接端面11Bが連絡壁45に摺接するが、連絡壁45には、雌ハウジング本体11が移動する方向に沿って摺接突条52が設けられて滑りやすくなっているから、大きな摺接抵抗を受けずに雌ハウジング本体11が凹所42内に押し込まれる。なお、雌ハウジング本体11の規制突部19は、対向壁44の第2案内溝51に沿って移動する。
【0051】
カムピン17がカム溝23の屈曲部23Uまで移動すると、図10(B)に示すように、タブ15Tの先端が、雌ハウジング本体11のタブ挿入孔(図示せず)を介してキャビティ13内に入り込む。さらにスライダ12を押し込んでいくと、カムピン17がカム溝23の屈曲部23Uから終端部23Wの直前まで移動したところで、雌ハウジング本体11が凹所42の奥部に到達して、タブ15Tがキャビティ13内の雌端子金具14に嵌合される。ここで、カム溝23のうち屈曲部23Uから終端部23Wの直前までは、緩やかな傾斜となっているから、タブ15Tと雌端子金具14との嵌合抵抗が加わってもスライダ12を押し込む抵抗は大きくならずに済む。
【0052】
さらにスライダ12を押すと、その押す方向を向いたカム溝23の終端部23Wにカムピン17が収まる。このとき、雌ハウジング10のロックアーム31が雄ハウジング40のロック突部54に係合し、また雌ハウジング10のロック片29が雄ハウジング40の第2係止孔50に係止し(図11(C)参照)、さらに第1カム溝23Aの終端部23W側のセミロック26が第1カムピン17Aに係止して(図10(C)参照)、両ハウジング10,40の結合が完了する。
【0053】
さて、両ハウジング10,40が結合したら、雄ハウジング40の端面に形成した検知用凹所82に、検知部材83を差し込む。このとき、スライダ12が完全に奥まで押し込まれて両ハウジング10,40が完全嵌合されている場合には(図13参照)、雌ハウジング10(特にスライダ12)は、検知用凹所82の前方領域を完全に通り抜けているから、検知部材83は、雌ハウジング10の干渉を受けずに、検知用凹所82に差し込まれ、もってハウジング10,40が完全嵌合されていることを検知できる。
【0054】
一方、スライダ12が完全に奥まで押し込まれず、両ハウジング10,40が半嵌合状態であるにも拘わらず、完全嵌合されたと誤って判断し、検知部材83を検知用凹所82に嵌入しようとした場合には、図14に示すように、スライダ12は、検知用凹所82の前方領域内に止まった状態となって、検知用凹所82の開口を塞ぐ。これにより、検知部材83は、スライダ12の干渉を受け、検知用凹所82に差し込むことができなくなり、これをもってハウジング10,40が半嵌合である旨を検知できる。そして、スライダ12を奥部まで押し込み、再度、検知部材83を検知用凹所82に押し込むことにより、両ハウジング10,40が確実に完全嵌合状態にされる。
【0055】
このように、本実施形態のコネクタによれば、第1実施形態と同様に、特別な設備を用いずに、半嵌合を検知することができる。また、本実施形態のコネクタによれば、以下のような効果も得られる。即ち、端子金具群の嵌合方向と交差する方向から雌ハウジング10を移動させて、両端子金具群を嵌合接続できるから、端子金具群の嵌合方向のスペースが狭い場所にコネクタを配置しても、コネクタ結合を容易に行うことができる。
【0056】
しかも、本実施形態のコネクタでは、スライダ12を案内する両対向壁44,44が連絡壁45で連絡されて強度が高い構造となっているから、その対向壁44に設けた案内溝48によるスライダ12の案内と、連絡壁45による雌ハウジング本体11の位置決めとが安定する。
【0057】
また、両ハウジング10,40を結合させる過程で、スライダ12のロック片29と第1係止孔49とが係止されることによって、雌ハウジング本体11を連絡壁45に突き合わせる操作と、その状態からスライダ12を押し込んで端子金具同士を嵌合させる操作とが区画され、節度感をもってコネクタの結合作業を行うことができる。
【0058】
さらに、カム溝23の内面に設けたセミロック26とカムピン17との係止によって、スライダ12が雌ハウジング本体11の初期位置に保持されるから、両ハウジング10,40を結合するときに、逐一スライダ12を雌ハウジング本体11の初期位置にセットしなくて済み、作業性がよい。
【0059】
<第3実施形態>
本実施形態は、図16〜図18に示されており、検知部材と検知用凹所の構成のみが前記第2実施形態と異なっている。本実施形態の凹凸嵌合部材としての検知部材85には、嵌合方向に複数のキャビティ86が貫通形成されており、その内部には、雌端子金具(図示せず)が収容されている。一方、検知用凹所87には、奥面から開口側に突出するように複数のタブ(図示せず)が突出している。なお、他の部位の構造は、第2実施形態と同様であるため、同一部位に関しては、各図に同一符号を付して、重複した説明は省略する。
【0060】
本実施形態のコネクタによれば、検知部材85を検知用凹所87に嵌入すると、タブが検知部材85のキャビティ86内に進入して雌端子金具に電気接続される。また、この接続信号を利用することによって、例えば、コネクタが確実に接続されたか否かを電気的に検知できる。
【0061】
<第4実施形態>
本実施形態は、図19に示されており、検知部材と検知用凹所の嵌合方向が、前記第2実施形態と異なっている。即ち、本実施形態では、雄ハウジング40には、前記案内壁43の下側から前方に凹凸嵌合部材としての突壁88が突出しており、その突壁88のうち上向き面88Aに、前記検知用凹所82が配置されると共に、そこに前記検知部材83が嵌入される構成となっている。
【0062】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0063】
(1)前記各実施形態では、雄ハウジング側に検知用凹所が設けられていたが、雌ハウジング側に設けてもよい。
【0064】
(2)前記各実施形態の検知部材は、直方体状をなしていたが、例えば、円柱体状のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコネクタの斜視図
【図2】その結合状態を示す斜視図
【図3】その結合過程を示す側面図
【図4】第2実施形態に係るコネクタの斜視図
【図5】(A)ハウジング本体の斜視図
(B)スライダの斜視図
【図6】雌ハウジングの平面図
【図7】(A)図6のA−A切断面図
(B)第3カム溝と第3カムピンの斜視図
【図8】(A)スライダが初期位置の雌ハウジングの平面図
(B)スライダが途中位置の雌ハウジングの平面図
(C)スライダが終期位置の雌ハウジングの平面図
【図9】両ハウジングを離脱した状態の平面図
【図10】(A)スライダが初期位置の両ハウジングの平断面図
(B)スライダが途中位置の両ハウジングの平断面図
(C)スライダが終期位置の両ハウジングの平断面図
【図11】(A)スライダが初期位置の両ハウジングの背面図
(B)スライダが途中位置の両ハウジングの背面図
(C)スライダが終期位置の両ハウジングの背面図
【図12】コネクタの離脱状態の平面図
【図13】コネクタの結合完了状態の平面図
【図14】両ハウジングの半嵌合状態の平面図
【図15】コネクタの結合完了状態の斜視図
【図16】第3実施形態のコネクタの斜視図
【図17】ハウジング同士が半嵌合状態の斜視図
【図18】コネクタの結合完了状態の斜視図
【図19】第4実施形態のコネクタの斜視図
【図20】従来のコネクタを示す斜視図
【符号の説明】
10,71…雌コネクタハウジング
40,72…雄コネクタハウジング
41…端子収容部(凹凸嵌合部材)
78,88…突壁(凹凸嵌合部材)
79,82,87…検知用凹所
80,83,85…検知部材(凹凸嵌合部材)
S1…前方領域
S2…前方領域[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a connector having a fitting detection function.
[0002]
[Prior art]
FIG. 20 shows an example of a connector provided with a mating detection function disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-160775. This connector includes a pair of
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described connector, special equipment including an optical sensor is required for detecting the engagement, and the equipment cost is high.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to provide a connector capable of detecting a fitting without requiring special equipment.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
[0008]
Function and effect of the present invention
<Invention of
This connector mates both connector housings, and then Detection member and detection recess Can be assembled by a fitting operation. Here, when both connector housings are completely fitted, the other connector housing is Detection recess Completely through the front area of Detection The member is fitted to the mating side without interfering with the other connector housing. On the other hand, when both connector housings are in a half-fitted state, the connector housing is Detection recess Is stopped in the front region of the fitting surface. Therefore, Detection The member cannot be fitted to the mating side due to the interference of the connector housing. in this way, Detection Since whether or not the two connector housings are half-fitted can be detected based on whether or not the members can be fitted, special equipment is not required for the conventional half-fitted detection.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<First embodiment>
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The connector of the present embodiment accommodates a female connector housing 71 (hereinafter simply referred to as “
[0012]
[0013]
[0014]
Female housing 71 A pair of
[0015]
on the other hand,
[0016]
A tab provided on a male terminal fitting (not shown) protrudes forward on the inner surface of the
[0017]
A detecting
[0018]
On the other hand, the
[0019]
The connector of the present embodiment has the above-described configuration, and the operation and effect of this connector will be described below.
To connect the connectors, the
[0020]
Here, when the
[0021]
On the other hand, if the
[0022]
As described above, according to the connector of the present embodiment, whether or not the two
[0023]
<Second embodiment>
This embodiment includes a pair of connector housings each having a terminal fitting group mounted thereon, wherein the two terminal fitting groups are fitted along a predetermined direction.
The one connector housing includes a housing body that holds the terminal fitting group, and a slider that is held by the housing body and guided to the other connector housing in a direction intersecting the fitting direction of the terminal fitting group. The other connector housing is provided with a stop portion with which the housing main body abuts at a position where the terminal fitting group can be fitted, and the slider is guided between the slider and the housing main body. The present invention is applied to a `` connector characterized by comprising cam means for moving the housing body in the fitting direction based on the housing body being moved in a direction and abutting on the stopper portion ''. It was done.
[0024]
Hereinafter, the present embodiment will be described with reference to FIGS. The
[0025]
As shown in FIG. 5 (A), three cam pins 17 (17A, 17B, 17C) are protruded from upper and
[0026]
On the other hand, the
[0027]
The width of the
[0028]
As shown in FIG. 6, three cam grooves 23 (23A, 23B, 23C) are arranged in each
[0029]
Each
[0030]
Further, as shown in FIG. 6, each
[0031]
Each of the
The
[0032]
The
The
[0033]
As shown in FIG. 5 (B), a
[0034]
As shown in FIG. 5B, a retracting
[0035]
A
[0036]
As shown in FIG. 5B, a pair of
[0037]
On the other hand, the
[0038]
In FIG. 4, the
[0039]
A
[0040]
First guide
[0041]
As shown in FIG. 4,
[0042]
A
[0043]
On the end surface of the
[0044]
On the other hand, the
[0045]
The connector of the present embodiment has the above-described configuration, and the operation and effect of this connector will be described below.
The connector is shipped from the connector manufacturing plant with both
[0046]
The
[0047]
Next, the connector is transported to an assembly factory, and the
[0048]
The connection of the
As shown in FIGS. 4, 9 and 12, the
[0049]
In the process of bringing the two
[0050]
Next, the
[0051]
When the
[0052]
When the
[0053]
Now, when the two
[0054]
On the other hand, the
[0055]
As described above, according to the connector of the present embodiment, similarly to the first embodiment, half-fitting can be detected without using special equipment. According to the connector of the present embodiment, Like The effect is also obtained. That is, since the
[0056]
Moreover, in the connector of the present embodiment, since the two opposing
[0057]
In the process of connecting the two
[0058]
Further, since the
[0059]
<Third embodiment>
This embodiment is shown in FIGS. 16 to 18 and differs from the second embodiment only in the configuration of the detection member and the detection recess. A plurality of
[0060]
According to the connector of the present embodiment, when the
[0061]
<Fourth embodiment>
This embodiment is shown in FIG. 19, and the fitting direction of the detecting member and the detecting recess is different from that of the second embodiment. That is, in the present embodiment, a projecting
[0062]
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention, and further, various embodiments other than those described below may be made without departing from the scope of the invention. It can be changed and implemented.
[0063]
(1) In each of the above embodiments, the detecting recess is provided on the male housing side, but may be provided on the female housing side.
[0064]
(2) The detection member of each of the above embodiments has a rectangular parallelepiped shape, but may have a columnar shape, for example.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a connector according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing the connection state.
FIG. 3 is a side view showing the joining process.
FIG. 4 is a perspective view of a connector according to a second embodiment.
FIG. 5A is a perspective view of a housing body.
(B) Perspective view of slider
FIG. 6 is a plan view of a female housing.
FIG. 7A is a sectional view taken along line AA of FIG.
(B) A perspective view of the third cam groove and the third cam pin.
FIG. 8A is a plan view of a female housing in which a slider is in an initial position.
(B) Plan view of the female housing with the slider in the middle position
(C) Top view of female housing with slider in final position
FIG. 9 is a plan view showing a state where both housings are detached.
FIG. 10A is a plan cross-sectional view of both housings when a slider is in an initial position.
(B) Plane sectional view of both housings with the slider at an intermediate position
(C) Plane sectional view of both housings with the slider in the final position
FIG. 11A is a rear view of both housings with a slider in an initial position.
(B) Rear view of both housings with the slider in the middle position
(C) Rear view of both housings with the slider in the final position
FIG. 12 is a plan view of the connector in a detached state.
FIG. 13 is a plan view showing a state where the connection of the connector is completed.
FIG. 14 is a plan view of the two housings in a half-fitted state.
FIG. 15 is a perspective view showing a state where the connectors have been completely connected;
FIG. 16 is a perspective view of a connector according to a third embodiment.
FIG. 17 is a perspective view showing a state where the housings are in a half-fitted state.
FIG. 18 is a perspective view showing a state in which the connectors are completely connected.
FIG. 19 is a perspective view of a connector according to a fourth embodiment.
FIG. 20 is a perspective view showing a conventional connector.
[Explanation of symbols]
10, 71 ... female connector housing
40, 72 ... male connector housing
41 ... terminal accommodating part (unevenness fitting member)
78, 88 ... Projecting wall (unevenness fitting member)
79, 82, 87 ... recess for detection
80, 83, 85 ... detection member (concavo-convex fitting member)
S1: Front area
S2: Front area
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