JP3541660B2 - Magnetic tape controller - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ビデオテープレコーダー(以下、VTRと記す)に利用して有効な磁気テープ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、VTR、特にカメラ一体型VTRに関してはその小型化、軽量化が著しい。
【0003】
以下に従来のVTRの磁気テープ制御装置について説明する。
図4は従来のヘリカルスキャン方式VTRの磁気テープ走行系を上面から見た模式図である。図4において、20はテープで、映像音声信号などが記録される磁気テープ20aと、信号の記録が不可能で略透明状でかつ磁気テープ20aの始終端(両リールに接続された部分)に設けられたリーダテープ20bとからなる。13は回転して磁気テープ20aへ映像信号や音声信号を記録する磁気ヘッドを有するヘッドドラム、14はモータ(図示せず)により回転されるキャプスタン軸、15はキャプスタン軸14に圧接してテープ20を挟持して走行させるピンチローラ、16はテープ20が巻回されたテープ供給リール(以下、Sリールと記す)、17はテープ20が巻回されたテープ巻き取りリール(以下、Tリールと記す)、18は発光ダイオード、19aはSリール16近傍に配され発光ダイオード18から出力される光信号をテープ20を介して検知する第1の受光素子、19bはTリール17近傍に配され発光ダイオード18から出力される光信号をテープ20を介して検知する第2の受光素子である。受光素子19a及び19bにおいて、発光ダイオード18からの光信号を検出した時には、リーダテープ20bが走行中であると判断し、光信号を検出しなかった時には磁気テープ20aが走行中であると判断する。A点はリーダテープ20bが最初に検出される点、B点はテープ20がヘッドドラム13に接触し始める点である。矢印aはテープ20が正方向に走行する方向を示す。
【0004】
以上のように構成された従来のVTRにおける磁気テープ走行系について、以下その動作について説明する。
【0005】
テープ20は、回転するキャプスタンモータに直結されたキャプスタン軸14とピンチローラ15に挟まれ矢印a方向に移送される。テープ20はSリール16から供給され、Tリール17により巻き取られる。Sリール側のテープが終端付近になると、テープ20の終端に設けられたリーダテープ20bがA点を通過するが、リーダテープ20bは光透過性のある素材であるために、発光ダイオード18からの光信号はリーダテープ20bを透過して、第1の受光素子19aで検知されテープ終端を検出することができる。
【0006】
第1の受光素子19aでテープ終端検出後、すみやかにキャプスタンモータを停止させキャプスタン軸14の回転を停止させてテープ20の移送を停止する。ここでテープ終端検出後、すみやかにテープ20の移送が停止されず、Sリール16のテープ終端まで高速走行のままであれば、テープ20に異常な張力がかかり、テープダメージ等を起こす場合がある。また、リーダテープ20bがB点にさしかかれば、高速回転しているヘッドドラム13がリーダテープ20bをスキャンするために、ヘッドドラム13に設けられたヘッドの目詰まりを起こすこともある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、テープ20を高速再生または高速逆再生(CUE/REV)したり、高速で早送りまたは巻き戻し(FF/REW)するときのテープ速度は、通常再生または記録時のテープ速度の数倍から数十倍と速く、またリーダテープ20bの長さは比較的短いため、第1の受光素子19aでリーダテープ20bの検出後、すぐにテープ移送を停止させなければ、テープダメージやヘッド目詰まりを発生してしまうという問題点があった。
【0008】
また近年、カメラ一体型VTRのその小型化に伴い、A点とB点との間の距離が短くなっており、上記のようなテープの高速走行からすみやかな停止への制御がかなり困難となっている。
【0009】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、磁気テープを高速走行から短時間でかつ安定させて停止させることができる磁気テープ制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の磁気テープ制御装置は、キャプスタンとピンチローラとによりテープを挟持して移送可能なテープ制御装置であって、前記キャプスタンを回転させるモータと、前記モータを駆動制御する駆動回路と、前記モータにより回転されるキャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、前記周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路と、前記波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器と、前記可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計測器と、テープを走行から停止させる時、前記駆動回路は前記モータへ逆回転指令を出し、前記周期計測器で計測された周期に基づいて前記可変分周器の分周比率を下げて周期を計測し、かつ前記周期計測器で計測された周期に基づいて前記駆動回路による前記モータのトルクを制御する制御手段とを備えたものである。
【0011】
上記構成により、磁気テープを高速走行から短時間でかつ安定させて停止させることができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、キャプスタンとピンチローラとによりテープを挟持して移送可能なテープ制御装置であって、前記キャプスタンを回転させるモータと、前記モータを駆動制御する駆動回路と、前記モータにより回転されるキャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、前記周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路と、前記波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器と、前記可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計測器と、テープを走行から停止させる時、前記駆動回路は前記モータへ逆回転指令を出し、前記周期計測器で計測された周期に基づいて前記可変分周器の分周比率を下げて周期を計測し、かつ前記周期計測器で計測された周期に基づいて前記駆動回路による前記モータのトルクを制御する制御手段とを備えたものであり、磁気テープを高速走行から短時間でかつ安定させて停止させることができる。
【0013】
本発明の請求項2に記載の発明は、キャプスタンとピンチローラとによりテープを挟持して移送可能なテープ制御装置であって、キャプスタンを回転させるモータと、モータを駆動制御する駆動回路と、モータにより回転されるキャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路と、波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器と、可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計測器と、周期計測器で計測された周期により可変分周器及び駆動回路を制御する制御手段とを備え、制御手段は、テープを高速走行から停止させる時、制御手段は駆動回路に対してモータを反転するよう指令を与えるとともにモータに最大トルクを加え、可変分周器の出力信号の周期が第1の周期になった時に可変分周器の分周比率を下げるとともにモータのトルクを減少させ、可変分周器の出力信号の周期が第2の周期になった時に可変分周器の分周比率を前記第1の周期時よりさらに下げるとともにモータに加えるトルクを順次減少させ、可変分周器の出力信号の周期が第3の周期になった時にモータを停止させるよう制御するものであり、磁気テープを高速走行から短時間で停止させるために、テープ停止時に磁気テープを移送するキャプスタンモータに最大の反転トルクを加え、同時にモータの回転速度を観測するためにFG周期計測する。反転トルクを加え続ければいずれは停止に至り、ついには逆転し始めるのでタイミング良くモータを停止させることが重要である。それを実現するためにFG周期を計測するのであるが、高速でキャプスタンモータが回転しているときにはFG周期も大変短いのでFGを分周して計測し、所定の周期以上にまで減速したところで分周器の分周比率を下げることでFG周期の計測精度を高める。モータを減速させながら、FG周期計測を行い、FG分周比率下げ、FG周期の計測精度を上げることを繰り返しながらFG周期を計測し、キャプスタンモータの回転が止まる直前と見なされる所定のFG周期に達した時点でモータを停止させる。また減速する過程でキャプスタンモータに加える反転トルクを最大にして短時間で減速させるようにし、停止する直前ではトルクを下げるようにトルク制御する。これはモータの持つ慣性モーメントにより、モータを急停止させても慣性の法則によりモータは回転速度を維持しようとするため停止する直前ではあまり急激な減速をさせないようにするためである。
【0014】
以下、本発明における実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態のヘリカルスキャン方式VTRにおける磁気テープ走行系の模式図である。図1において、20はテープで、映像音声信号などが記録される磁気テープ20aと、信号の記録が不可能で略透明状でかつ磁気テープ20aの始終端(両リールに接続された部分)に設けられたリーダテープ20bとからなる。13は回転して磁気テープ20aへ映像信号や音声信号を記録する磁気ヘッドを有するヘッドドラム、14はモータ(図示せず)により回転されるキャプスタン軸、15はキャプスタン軸14に圧接してテープ20を挟持して走行させるピンチローラ、21はキャプスタン軸14を回転制御するキャプスタン制御回路で、その詳細構成は図2を用いて後述する。16はテープ20が巻回されたテープ供給リール(以下、Sリールと記す)、17はテープ20が巻回されたテープ巻き取りリール(以下、Tリールと記す)、18は発光ダイオード、19aはSリール16近傍に配され発光ダイオード18から出力される光信号をテープ20を介して検知する第1の受光素子、19bはTリール17近傍に配され発光ダイオード18から出力される光信号をテープ20を介して検知する第2の受光素子である。受光素子19a及び19bにおいて、発光ダイオード18からの光信号を検出した時には、リーダテープ20bが走行中であると判断し、光信号を検出しなかった時には磁気テープ20aが走行中であると判断する。A点はリーダテープ20bが最初に検出される点、B点はテープ20がヘッドドラム13に接触し始める点である。矢印aはテープ20が正方向に走行する方向を示す。
【0015】
図2は本実施の形態において図1のキャプスタン制御回路21の構成を示すブロック図である。図2において、1はテープ、2はキャプスタン、22はキャプスタン2を回転駆動するキャプスタンモータ、3はキャプスタン2と挟持してテープ1を走行させるピンチローラ、4はキャプスタン2を回転駆動する駆動回路、5はキャプスタン2の回転周波数(回転速度)を検出してFG信号を出力する周波数発電機で、周波数発電機5は磁石からなり、キャプスタン2に複数設けられた磁石との位置関係から回転周波数を検出する。6は周波数発電機5で検出されたFG信号を増幅及び波形整形(矩形波整形)する波形整形回路、7は波形整形回路6から出力されるFG信号を分周する可変分周器、8は可変分周器7で分周されたFG信号の周期を計測する周期計測器、9は周期計測器8で計測された周期に基づいて可変分周器7及び駆動回路4を制御する制御手段であるマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)、10〜12はそれぞれマイコン9から出力される可変分周器7及び駆動回路4への指令信号で、10は可変分周器7に対する分周比率の変更指令信号、11は駆動回路4へのキャプスタンモータ22の正回転、逆回転、停止制御を行う回転制御信号、12はキャプスタンモータ22のモータトルクの制御指令を行うモータトルク指令信号である。
【0016】
以上のように構成された本実施の形態のVTRにおける磁気テープ走行系について、以下その動作について説明する。
【0017】
テープ20は、キャプスタン制御回路21により制御されて回転動作するキャプスタン軸14と、ピンチローラ15とに挟まれ矢印a方向に移送される。テープ20はSリール16から供給され、Tリール17により巻き取られる。Sリール側のテープが終端付近になると、テープ20の終端に設けられたリーダテープ20bがA点を通過するが、リーダテープ20bは光透過性のある素材であるために、発光ダイオード18からの光信号はリーダテープ20bを透過して、第1の受光素子19aで検知されテープ終端を検出することができる。第1の受光素子19aでテープ終端検出後、すみやかにキャプスタンモータを停止させキャプスタン軸14の回転を停止させてテープ20の移送を停止する。
【0018】
以下、キャプスタン制御回路21の動作について説明する。
キャプスタンモータ22の回転周波数(回転速度)を周波数発電機5で検知し、FG信号を波形整形回路6へ出力する。周波数発電機5からのFG信号は、波形整形回路6で増幅及び矩形波整形され可変分周器7で分周される。分周されたFG信号は周期計測器8に入力されて周期計測され、マイコン9へ入力される。マイコン9は、可変分周器7への指令である分周比率の変更指令信号10と、駆動回路4への指令であるキャプスタンモータ22への正回転、逆回転、停止指令である回転制御信号11と、モータトルク指令信号12とを出すタイミングを、周期計測器8からの周期計測結果を基に作成している。
【0019】
図3は本実施の形態の図2の構成における各部のタイミングチャートであり、一例としてテープを30倍速の高速走行から短時間で停止させる時のタイミングチャートである。図3(A)はキャプスタンモータ22への正回転、逆回転、停止指令を示す(図1において回転制御信号11に相当する)。同図(B)は波形整形回路6の出力波形、同図(C)は可変分周器7の分周後のFG波形、同図(D)は可変分周器7の分周比率の変化例を示したもの、同図(E)はモータトルク指令信号11の波形、同図(F)はキャプスタンモータ22の回転速度変化(30倍速から停止まで)を示す波形である。X0点は図1のA点でリーダテープ20bを検出しテープの減速を開始するタイミング、X1点及びX2点は可変分周器7の分周比率を変えるタイミングで、X2点ではモータのトルクも減少させている。X3点はキャプスタン及びテープの停止タイミングである。なお、X0点からX3点までの時間は、リーダテープの巻き取り時間より短く設定されている。これはテープが高速走行したまま終端に到達するのを防ぐためである。
【0020】
図3を用いてキャプスタンの回転制御についてさらに詳述する。まず、キャプスタン2が高速回転しテープが通常速度よりも30倍で走行している状態から、停止させる時は、図3のX0点において、(A)に示すようにキャプスタンモータ22に逆回転指令を出し、また(E)のようにキャプスタンモータ22に最大トルクを加えることにより、(F)で示すようにキャプスタン2の回転速度は減速を開始する。この時、可変分周器7の分周比率(D)は1/30分周から1/15分周に下げられている。
【0021】
次に所定時間が経過し、分周器出力(C)のパルス周期が所定の値T1(第1の周期)になったことを検知したX1点で、可変分周器の分周比率(D)を1/15分周から1/8分周に下げている。これは、高速でキャプスタンが回転しているときには、FG周期も大変短くなっているので周期検出器8で誤検出が生じる可能性がある。よって、FG信号を可変分周器7で分周して周期検出器8で周期計測し、所定の周期以上になるまで減速したところで、可変分周器7の分周比率を下げることで、周期検出器8において周期の誤検出がなくなり、FG周期の計測精度を高めることができる。
【0022】
可変分周器7の出力(C)のパルス周期が所定の値T2(第2の周期)になったX2点で、可変分周器7におけるFG信号の検出精度を向上させるために分周比率(D)を1/8分周から1/4分周に下げるよう制御される。このX2点において、キャプスタンモータ22はマイコン9からのモータトルク指令信号(E)によって、反転トルクを周期T2以前に比べて下げている。
【0023】
これは、キャプスタンモータの停止時(X3点)、確実にモータの回転を停止させるためである。つまり、X2点までの反転トルクのままX3点に到達しキャプスタンモータ22にブレーキをかけた場合、一旦は回転が停止するが反転トルクが大きいため、ブレーキ解除後、キャプスタンモータ22が逆回転を始め、テープ1が逆走行を開始する可能性がある。そこで、X3時点での反転トルクを極力抑えておくことで、ブレーキをかけた時にキャプスタンモータ22の反転トルクも抑えることができ、ブレーキ解除後におけるキャプスタンモータ22の逆回転を防止でき、テープ1の逆走行を防止することができる。
【0024】
また、高速回転しているキャプスタンモータ22に対してブレーキをかけて急停止を行えば、キャプスタンモータ22は慣性の法則により急停止前の回転速度を維持しようとする。急停止を行っても慣性によりそのままキャプスタンモータ22が回転を維持すると、テープ1は高速走行のままテープ終端に到達するのでテープ1に異常なテンションがかかりテープダメージが生じてしまう。このようなキャプスタンモータ22の慣性を低減させるためには、停止する直前ではあまり急激な減速をさせず、反転トルクを極力低下させてから停止させる必要がある。
【0025】
可変分周器7の出力(C)のパルス周期が、キャプスタンモータ22にブレーキをかけることによってキャプスタンモータ22が停止可能な速度における周期T3(第3の周期)になったことを検知したX3点で、マイコン9はキャプスタンモータ22を停止させるよう駆動回路4を制御し、駆動回路4はキャプスタンモータ22にブレーキをかける。つまり、マイコン9から駆動回路4へのキャプスタンモータ方向指令(A)は停止信号となると共に、モータトルク指令(E)は無トルク指令となっている。駆動回路4は、このキャプスタンモータ方向指令とモータトルク指令により、キャプスタンモータ22を停止させる。ここで無トルク指令を送るのは、キャプスタンモータ22の逆転を防止するためである。よって、テープ1はX3のタイミングで停止、つまりテープ終端直前で停止することとなる。
【0026】
以上のように本実施の形態によれば、テープを高速走行から停止させるのに、キャプスタンモータ22に反転且つ最大トルクを加えることで急減速させ、また可変分周器7を利用して減速と共に分周比率及び減速トルクを変えながら減速することで、最短時間で停止させることができかつ、高速走行のままテープ終端に到達しないようにモータ停止制御を行うことができるものである。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、テープを高速走行から最短時間で停止させることができると共に、高速走行のままテープ終端に到達しないので、異常なテープテンションによるテープダメージや、停止しているテープへのヘッドスキャンによるヘッド目詰まりを防止できるテープ停止制御を行うことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるヘリカルスキャン方式VTRの磁気テープ走行系の模式図
【図2】同実施の形態を示す磁気テープ制御装置におけるキャプスタン制御回路のブロック図
【図3】同実施の形態におけるキャプスタン制御回路の各部のタイミングチャート
【図4】従来のヘリカルスキャン方式VTRの磁気テープ走行系の模式図
【符号の説明】
1 テープ
2 キャプスタンモータ
3 ピンチローラ
4 駆動回路
5 周波数発電機
6 波形整形回路
7 可変分周器
8 周期計測器
9 マイクロコンピュータ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a magnetic tape control device that is effective when used in a video tape recorder (hereinafter, referred to as a VTR).
[0002]
[Prior art]
In recent years, the size and weight of a VTR, particularly a camera-integrated VTR, have been remarkably reduced.
[0003]
Hereinafter, a conventional VTR magnetic tape control device will be described.
FIG. 4 is a schematic view of a magnetic tape traveling system of a conventional helical scan type VTR as viewed from above. In FIG. 4,
[0004]
The operation of the magnetic tape traveling system in the conventional VTR configured as described above will be described below.
[0005]
The
[0006]
After the end of the tape is detected by the first
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described configuration, the tape speed at the time of high-speed reproduction or high-speed reverse reproduction (CUE / REV) or fast-forward or rewind (FF / REW) of the
[0008]
In recent years, the distance between the point A and the point B has been shortened with the miniaturization of the camera-integrated VTR, and it has become quite difficult to control the tape from high-speed running to quick stop as described above. ing.
[0009]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide a magnetic tape control device that can stop a magnetic tape stably from high-speed running in a short time.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, a magnetic tape control device according to the present invention is a tape control device capable of nipping and transporting a tape by a capstan and a pinch roller, wherein a motor for rotating the capstan and the motor are provided. A drive circuit that controls the drive, a frequency generator that detects the rotational speed of the capstan rotated by the motor, a waveform shaping circuit that shapes the output signal of the frequency generator, and an output signal of the waveform shaping circuit. A variable frequency divider for dividing the frequency, a period measuring device for measuring the period of the output signal of the variable frequency divider, and when stopping the tape from running, the drive circuit issues a reverse rotation command to the motor, the cycle was measured based on the period measured by the measuring instrument by lowering the frequency division ratio of the variable frequency divider, and to the drive circuit on the basis of a period measured by the period measuring instrument In which a control means for controlling the torque of the motor.
[0011]
With the above configuration, the magnetic tape can be stably stopped in a short time from high-speed running.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An invention according to
[0013]
An invention according to
[0014]
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a schematic diagram of a magnetic tape traveling system in a helical scan type VTR of the present embodiment. In FIG. 1,
[0015]
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of the
[0016]
The operation of the magnetic tape traveling system of the VTR according to the present embodiment configured as described above will be described below.
[0017]
The
[0018]
Hereinafter, the operation of the
The rotation frequency (rotation speed) of the
[0019]
FIG. 3 is a timing chart of each part in the configuration of FIG. 2 of the present embodiment, and is a timing chart when the tape is stopped in a short time from a high-speed running of 30 times speed as an example. FIG. 3A shows forward rotation, reverse rotation, and stop commands to the capstan motor 22 (corresponding to the
[0020]
The rotation control of the capstan will be described in more detail with reference to FIG. First, when the
[0021]
Next, at a point X1 when it is detected that a predetermined time has elapsed and the pulse cycle of the frequency divider output (C) has reached a predetermined value T1 (first cycle), the frequency division ratio (D ) Is reduced from 1/15 frequency division to 1/8 frequency division. This is because when the capstan is rotating at high speed, the FG cycle is also very short, so that erroneous detection may occur in the cycle detector 8. Therefore, the frequency of the FG signal is divided by the
[0022]
At a point X2 where the pulse cycle of the output (C) of the
[0023]
This is to ensure that the rotation of the motor is stopped when the capstan motor is stopped (point X3). That is, when the
[0024]
If the
[0025]
It is detected that the pulse cycle of the output (C) of the
[0026]
As described above, according to the present embodiment, in order to stop the tape from running at high speed, the taper is suddenly decelerated by applying the reverse torque and the maximum torque to the
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the tape can be stopped in the shortest time from high-speed running, and since the tape does not reach the end of the tape while running at high speed, tape damage due to abnormal tape tension or a stopped tape An excellent effect is obtained in that tape stop control capable of preventing head clogging due to head scanning can be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a magnetic tape traveling system of a helical scan type VTR according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a block diagram of a capstan control circuit in a magnetic tape control device according to the embodiment. FIG. 4 is a timing chart of each part of a capstan control circuit in the embodiment. FIG. 4 is a schematic diagram of a magnetic tape traveling system of a conventional helical scan type VTR.
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記キャプスタンを回転させるモータと、
前記モータを駆動制御する駆動回路と、
前記モータにより回転されるキャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、
前記周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路と、
前記波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器と、
前記可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計測器と、
テープを走行から停止させる時、前記駆動回路は前記モータへ逆回転指令を出し、前記周期計測器で計測された周期に基づいて前記可変分周器の分周比率を下げて周期を計測し、かつ前記周期計測器で計測された周期に基づいて前記駆動回路による前記モータのトルクを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする磁気テープ制御装置。A tape control device capable of nipping and transporting the tape by a capstan and a pinch roller,
A motor for rotating the capstan,
A drive circuit for driving and controlling the motor,
A frequency generator for detecting the rotation speed of the capstan rotated by the motor,
A waveform shaping circuit for shaping the output signal of the frequency generator,
A variable frequency divider for dividing the output signal of the waveform shaping circuit,
A period measuring device for measuring the period of the output signal of the variable frequency divider,
When stopping the tape from running, the drive circuit issues a reverse rotation command to the motor , measures the cycle by lowering the frequency dividing ratio of the variable frequency divider based on the cycle measured by the cycle measuring device , And a control means for controlling the torque of the motor by the drive circuit based on the cycle measured by the cycle measuring device.
前記キャプスタンを回転させるモータと、
前記モータを駆動制御する駆動回路と、
前記モータにより回転されるキャプスタンの回転速度を検出する周波数発電機と、前記周波数発電機の出力信号を波形整形する波形整形回路と、
前記波形整形回路の出力信号を分周する可変分周器と、
前記可変分周器の出力信号の周期を計測する周期計測器と、
前記周期計測器で計測された周期により前記可変分周器及び前記駆動回路を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、テープを高速走行から停止させる時、制御手段は駆動回路に対して前記モータを反転するよう指令を与えるとともに前記モータに最大トルクを加え、
前記可変分周器の出力信号の周期が第1の周期になった時に前記可変分周器の分周比率を下げるとともに前記モータのトルクを減少させ、前記可変分周器の出力信号の周期が第2の周期になった時に前記可変分周器の分周比率を前記第1の周期時よりさらに下げるとともに前記モータに加えるトルクを順次減少させ、前記可変分周器の出力信号の周期が第3の周期になった時に前記モータを停止させるよう制御することを特徴とする磁気テープ制御装置。A tape control device capable of nipping and transporting the tape by a capstan and a pinch roller,
A motor for rotating the capstan,
A drive circuit for driving and controlling the motor,
A frequency generator that detects the rotation speed of the capstan rotated by the motor, and a waveform shaping circuit that shapes the output signal of the frequency generator,
A variable frequency divider for dividing the output signal of the waveform shaping circuit,
A period measuring device for measuring the period of the output signal of the variable frequency divider,
Control means for controlling the variable frequency divider and the drive circuit according to the cycle measured by the cycle measuring device,
The control means, when stopping the tape from high-speed running, the control means gives a command to the drive circuit to reverse the motor and apply the maximum torque to the motor,
When the cycle of the output signal of the variable frequency divider becomes the first cycle, the frequency of the variable frequency divider is reduced and the torque of the motor is reduced. When the second cycle is reached, the frequency division ratio of the variable frequency divider is further reduced from that in the first cycle, and the torque applied to the motor is sequentially decreased. A magnetic tape control device, wherein the motor is controlled to stop when the number of cycles becomes three.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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