JP3537993B2 - 主端末装置、および従端末装置 - Google Patents
主端末装置、および従端末装置Info
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Description
有するCATV等のシステムにおいて、同一加入契約に
ついて複数の端末が設けられる場合の端末間制御および
蓄積機能を具備する端末装置の制御に関する。
者は、提供サービスの増加によって、1加入者宅内に複
数台数の端末が存在する場合が増えつつある。
端末契約であるが、複数のTVによる視聴や裏番組録画
のために複数の端末をレンタル契約する加入者も増えつ
つある。複数の端末加入については、端末台数分の基本
料金をCATV運用者が徴収するが、加入者にとっては
割高感があり、加入端末数の伸びが鈍かった。
のCATVシステムを運用するMSO(Multiple Syste
m Operator)がCATV加入者拡大のための方策のひと
つとして1加入者あたり複数の端末の契約を行う場合が
ある。この場合、2台目以降の端末については1台目の
加入料あるいはレンタル料より格安の料金設定が成され
る場合が多い。
料金が設定されている場合に、加入者宅内でいくら分岐
させても基本料金の割り増しはなく、2台目以降の端末
のレンタル料400円のみが台数分加算されるといった
具合である。
る加入者において、光磁気ディスク(MO、DVD−R
AM)や、ハードディスク(HD)、ディジタルテープ
レコーダ(DTR)等に視聴する番組を記録する場合、
不正視聴問題が生じる場合がある。即ち、上記のような
着脱可能媒体に記録された番組は正規契約外の他の端末
で再生視聴した場合に、不正視聴となる。
る。まず、特開平7−230641号公報記載の「蓄積
メディア及びその制御装置」では、端末IDと記録媒体
から読み出したIDを比較してIDが一致した場合に、
記録番組の再生を許可するものであり、記録した端末と
同一の端末でしか再生できない。加入者宅に複数の端末
があり、その一部或いは全てが記録可能あるいは再生可
能である場合には、記録端末以外では視聴できないとい
う不便が生じる。例えば、同一加入者宅のリビングの端
末で記録した番組は、ベッドルームの端末では再生でき
ない。
の「データ受信装置」では、親端末で端末IDとキー信
号を圧縮映像データに多重し、子端末側でこれを認識し
て視聴制限をかけるが、視聴許可後の記録媒体へ視聴内
容の複写、蓄積に関して制限がない。
の「メディア情報配送システム」では、正規の記録媒体
以外の記録媒体には記録が行われないが、記録を行う端
末装置および記録済み媒体を再生する端末装置には制限
がない。また正規の記録媒体の価格に上乗せした補償金
を関連する著作権団体に納めることは可能であるが、い
ずれの作品がどれだけ利用されたか分からない。
な問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、番組などの不正コピー、および許可端末以外での
視聴を防止するとともに、1加入者宅内では自由に記録
済み番組の視聴ができる主端末装置、および従端末装置
を提供することである。
主端末装置と1台以上の従端末装置なる構成をとり、さ
らに、主従端末装置間で視聴時、記録時或いは再生時に
認証を行うことによって、正規契約加入者宅内において
は、一旦記録媒体に記録された番組等を視聴でき、主端
末装置が従端末装置それぞれに対して任意に視聴制限を
かけることにより、性描写や暴力描写を制限するいわゆ
るパレンタルロックも容易に行える主端末装置、および
従端末装置を提供することである。
に、請求項1に記載の発明である主端末装置は、加入契
約された端末に対して配信される番組を記録可能な記憶
装置を備え、受信した番組を接続された複数の従端末装
置に供給可能な主端末装置であって、当該主端末装置を
識別するための固有の主端末識別符号を記憶する主端末
識別符号記憶手段と、前記従端末装置を識別するための
固有の従端末識別符号と、受信した番組の内容毎に記録
再生の可否とが、前記従端末装置毎に記録された視聴制
限データを記憶する視聴制限データ記憶手段と、受信し
た番組を前記記憶装置に記録する番組記録手段と、前記
従端末装置から番組の記録要求または再生要求と共に送
信される前記従端末識別符号と、前記視聴制限データに
記録されている従端末識別符号とを比較し、番組供給の
可否を判定する判定手段と、前記判定手段によって番組
供給が可能と判定されると、少なくとも前記主端末識別
符号を含む符号列が暗号化された暗号化符号を当該従端
末装置に送信する暗号化符号送信手段と、当該従端末装
置から前記暗号化符号に対する応答のデータを受信する
と、当該応答のデータと少なくとも前記主端末識別符号
を含む符号列とを照合する照合手段と、前記照合手段の
照合結果、当該応答のデータと少なくとも前記主端末識
別符号を含む符号列とが一致する場合、前記番組の記録
または再生の許可を示す許可符号を、当該番組と共に当
該従端末装置へ送信する許可符号送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
コピー、および許可端末以外での視聴を防止することが
できる。また、性描写や暴力描写を制限するいわゆるパ
レンタルロックも容易に行える。
装置は、加入契約された端末に対して配信される番組を
記録可能な記憶装置を備え、受信する主端末装置に接続
され、前記主端末装置から受信した番組が供給される従
端末装置であって、当該従端末装置を識別するための固
有の従端末識別符号を記憶する従端末識別符号記憶手段
と、前記番組の記録要求または再生要求と共に前記従端
末識別符号を送信する記録要求送信手段と、前記主端末
装置から、少なくとも当該主端末装置を識別するための
固有の前記主端末識別符号が含まれる符号列が暗号化さ
れた暗号化符号を受信すると、当該暗号化符号を復号し
て前記符号列を生成し、前記暗号化符号に対する応答と
して当該符号列を当該主端末装置へ送信する応答送信手
段と、前記主端末装置から前記番組の記録または再生の
許可を示す許可符号を当該番組と共に受信すると、当該
番組を再生または前記記憶装置に記録する制御手段とを
備えることを特徴とする。
コピー、および許可端末以外での視聴を防止することが
できる。また、性描写や暴力描写を制限するいわゆるパ
レンタルロックも容易に行える。
約者宅内において、一旦記録媒体に記録された番組等を
視聴制限用参照テーブルが許す範囲内で自由に視聴がで
きるが、その他の端末装置では端末IDが異なるために
視聴許可されないので視聴制限を実現できることとな
る。
ステムの好ましい実施の形態について図面を参照しなが
ら説明する。
を構成する主端末装置(以下、主端末と略す)と従端末
装置(以下、従端末と略す)との第1の実施形態を示す
ブロック図である。
ないCATVネットワークに接続される入力端子101
と、ハイパスフィルタ(HPF)103と、チューナ1
05と、復調/番組ID検出部107と、視聴キー挿入
部109と、視聴キー作成部111と、主端末ID保持
部113と、CATVセンタとの通信を制御する通信制
御部115と、番組を蓄積する蓄積手段117と、キー
比較部119と、視聴制限用参照テーブル121と、従
端末との通信を制御する端末間通信制御部123と、履
歴記憶部125と、従端末へ番組を送り出すための変調
器127と、番組のデスクランブルを行うデコーダ12
9と、解読キー保持部131と、演算器133と、主端
末全体を制御する主端末制御部135と、混合器137
と、従端末150への分岐出力端子139と、主端末か
ら映像及び音声信号をTV受信機へ出力するための出力
端子141と、を備えて構成されている。
端末から番組を受信するための入力端子151と、チュ
ーナ153と、復調/番組ID検出部155と、混合器
157と、視聴キー作成部159と、従端末ID保持部
161と、主端末100との通信を制御する端末間通信
制御部163と、蓄積装置165と、キー抽出部167
と、圧縮された番組のデコードおよびデスクランブルを
行うデコーダ169と、演算器171と、解読キー保持
部173と、従端末全体を制御する従端末制御部175
と、従端末から映像及び音声信号をTV受信機へ出力す
るための出力端子177と、を備えて構成されている。
センタと略す)、或いはヘッドエンド(HE)から送出
される複数の番組それぞれは予めスクランブル処理され
ており、指定された正規端末以外では容易に視聴できな
いようになっている。
通信路は、前述の多数の番組を伝送する下り方向の番組
伝送帯域の他に、センタと主端末間の制御用通信チャン
ネルを収容する帯域として、番組伝送帯域より低域側に
センタ−主端末間の上り(up)/下り(dn)の通信
を行う周波数帯域がある。センタ−主端末間の情報交換
に当たっては、この通信を行う周波数帯域のそれぞれ1
チャンネルを指定して通信を行う。
複数の番組は、チューナ105に供給されるとともに、
HPF103、混合器137及び分岐出力端子139を
介して、従端末150に供給される。HPF103は高
域通過型のハイパスフィルタ(High Pass Filter)であ
って、センタ−主端末間の上り/下りの通信周波数帯域
を除去し、これより高域にある番組伝送帯域を通過させ
る。
の番組搬送波は、復調/番組ID検出部107で復調
後、番組ID及び番組内容、その他が抽出され、視聴キ
ー作成部111、および視聴キー挿入部109に供給さ
れる。
組IDと主端末ID保持部113に保持された端末固有
の主端末IDとに基づいて、視聴キーが作成される。視
聴キーは、復調/番組ID検出部107の出力である番
組IDとともに視聴キー挿入部109へ送られ、変調器
127、混合器137を介して従端末への出力端子13
9から従端末150へ送られる。
ID、番組ID、が含まれる。主端末IDは、主従端末
間に設定された端末間上り通信チャンネルup/tを用
いて、上り方向の通信先を指定するための識別符号であ
る。
末、或いは、主端末の下位に接続される従端末のグルー
プを示す符号である。これを受信した従端末は自身のI
Dと比較し、所定の関係であれば視聴可能となる。例え
ば当該の視聴番組にスクランブルがかかっており、自身
のIDと従端末視聴許可IDを比較し、所定の関係の場
合にデスクランブル機能がアクティブとなって、番組が
視聴可能となる。
クランブル(デコード)には、主従端末間で共通の「共
通キー」により行う場合と、主端末および各従端末それ
ぞれに異なる「個別キー」により行う場合とが考えられ
る。
端末と、その他の加入者の端末或いは不正端末とを区別
し、同一加入者の端末では自由に視聴できる環境を構成
するものである。特にマンションやアパート等の集合住
宅において、近接する部屋間にケーブルを延ばして正規
外の視聴等が行われるのを防止し、視聴可能な端末を正
規加入者の端末に限定するものである。
デスクランブルキーを更新すると、主端末は、新たなデ
スクランブルキーに対して視聴キー作成部111により
作成された視聴キーと演算器133とを用いて所定の演
算を施し、この演算結果を混合器137により重畳して
従端末150に送る。従端末150では、チューナ15
3、復調/番組ID検出部155を介して、前記演算結
果を入手し、この演算結果に対して演算器171により
逆演算を施して解読キーを入手し、スクランブルを解除
する。
の端末毎に視聴できる番組を制限する、例えばパレンタ
ルロック機能を実現するものである。このために主端末
内に視聴制限用参照テーブルを設け、各従端末毎に視聴
制限情報または視聴許可情報をこの視聴制限用参照テー
ブルに保持し、従端末から主端末へ視聴要求が発せられ
るとき、主端末でこの視聴制限用参照テーブルを参照し
て、従端末に許された番組のみ視聴可能とする。これに
より、子供部屋では、成人指定番組や親が見せたくない
番組を視聴できないように設定したり、他の端末で記録
した成人向け媒体を子供部屋の端末では再生視聴できな
いように設定することができる。
人専用の個別ID(ユーザID)を設けて制御してもよ
い。例えば、成人指定番組の視聴が許可されていない従
端末で、予め登録された成人のIDが入力された場合に
は、一時的に成人指定番組の視聴を許可する。そして、
この従端末がリセットまたは電源オフされるか、一定時
間が経過すると、この一時的な視聴許可は効力を喪失す
るように制御すれば、さらに柔軟な利用ができる。
別符号であって、センタからの番組番号に視聴日時を所
定の方法で組み合わせてもよい。
記視聴キーの他に、記録端末IDが記録される。記録端
末IDは端末固有のIDに基づいて生成される、識別符
号である。
る。同図において、視聴キーは、視聴キーを示すInd
exに続いて、番組ID、番組属性、記録端末ID、記
録日、主端末ID、従端末視聴許可ID、および予備領
域、誤り検出符号からなる。
暗号処理がなされている。なお、予備領域に番組ID、
番組属性を挿入して、Indexに続くそれを比較し改
ざん検出してもよい。
限用参照テーブル121の構成例を示すものである。視
聴制限用参照テーブル121とは、主端末が各従端末に
個別に設定する視聴制限であって、いわゆるパレンタル
ロック機能を実現するものである。番組ID、或いは番
組IDに付随してHE側から提供される番組属性によっ
て、例えば、過激な性描写や暴力描写を子供部屋に設置
された端末では視聴できなくするといった視聴制限が主
な使用法の1つである。
き番組を視聴可能とするか否かを指定する例である。こ
の例では、HE側から番組IDまたは番組属性によって
通知される各番組毎の成人向指定の有無に従って、それ
ぞれの従端末にCATVの成人向け番組の視聴を許可す
るか否か、及びCATV番組の記録を許可するか否かを
指定可能となっている。このため各従端末に3ビットづ
つ割り当てて、成人向け番組視聴可能ビット、通常番組
視聴可能ビット、記録可能ビットとする。なお、記録可
能ビットが設定されていても、成人向け番組視聴可能ビ
ットが設定されていなければ、成人向け番組の記録は行
わないように制御することはいうまでもない。
定の例とその定義を以下の表1に示す。
に、かつ各端末毎に視聴許可情報を記載するように視聴
制限用テーブルを構成した例である。
準と、CATV局の成人向け指定基準とが一致しない場
合、個々の加入者が番組毎及び従端末毎のパレンタルロ
ックをかけられるように、各番組毎、かつ各従端末毎
に、視聴許可ビットおよび記録許可ビットが設けられて
いる。
期値として、CATV局が各番組の番組IDまたは番組
属性として成人向け指定したものと、図3(a)の各従
端末毎の成人向け視聴許可ビットを参照して自動的に視
聴許可ビットを設定し、その後必要ならば、各加入者自
身の基準に従って各番組ID毎に視聴許可ビットを変更
することにより、加入者独自のパレンタルロックを行う
ことができる。
ブルの先頭部にテーブル設定情報領域を設け、メモリ上
の情報領域の開始番地、1番組IDあたりの情報領域
(或いは次のIDまでのオフセット量)、従端末1台あ
たりに割当てられたbit数などを指定してもよい。
ーブルをイネーブルビットとして表現したが、各ビット
の値を反転させて、禁止ビットと定義することもでき
る。この場合、例えば、成人向け番組視聴禁止ビット、
通常番組視聴禁止ビット、記録禁止ビットとなる。
ル121の内、番組IDと端末IDに対応する項目を参
照することによって、従端末の視聴制限を行う。上記フ
ラグに関してはより多くのbitを割り当てて、更に細
かく従端末の視聴制限を行うことも可能である。1台の
従端末あたり4bitのフラグを割り当てれば、16段
階の制御を設定することが可能である。
視聴要求時にこれの比較確認を併用すればより視聴制限
は、端末毎の視聴制限と、個別ユーザの視聴制限の、
“積”の形で安全性を増すことになる。
1の設定は、HEから伝送される番組属性に対応して、
主端末側で端末毎に自動設定できるようにプログラミン
グされても良い。
づいてHE側でかけられており、当然、主端末で視聴で
きない番組は従端末側でも視聴できないようになってい
る。
があり、ユーザたる加入者の要求に応じて視聴許可番組
を蓄積することが可能である。蓄積装置117は往々に
して、リムーバブル型の形態を有する。即ち、取り外し
可能な記録媒体、例えば光磁気ディスク(MO)、DV
D−RAM、小型ハードディスク(HDD)の類を使用
することができる。
117に番組を記録する場合の手順の一例を示す。
マイクロプロセッサを内蔵する主端末制御部135から
の指令によって行われる。従って、蓄積装置117の制
御は主端末制御部135からの命令によって行われる。
例えば、リモコンやキーボートを介してユーザからの番
組記録要求が主端末制御部135に伝送され、この要求
を受け付けた主端末制御部135が蓄積装置117に対
して要求番組の記録操作を行う。
スクランブル処理が施され、これを解かずに視聴はでき
ない。ここでは、このスクランブルが施された番組を蓄
積装置117に蓄積するものとする。蓄積装置117に
記録される情報は番組のみではなく、番組に付随して番
組ID、記録日、前記視聴キーが同時に記録される。
の主端末ID(識別符号)と、記録端末ID、番組I
D、記録日に基づいて、開示されない生成多項式で生成
される、暗号化処理の後に記録媒体へ記録される。記録
位置は少なくとも記録番組内容に先立ってこれが記録さ
れる。加えて、番組内容の途中に記録されていても良
い。一旦記録した番組を再生する場合には、記録した端
末上に視聴キー内に示される記録端末IDが一致するこ
とが再生の最低条件となる。
端末100に接続される視聴可能端末である従端末の従
端末IDを併記しても良い。従端末の従端末IDが併記
されていれば、記録端末以外でも視聴が可能である。
が履歴記憶部125に記憶される。記録履歴は後にセン
タ装置からのポーリング等による端末アクセスによって
定期的に読み出され、通信制御部115を介して主端末
100からセンタに対して上り通信路を介して記録履歴
が伝送される。上り通信路は、例えば50MHz以下の
周波数領域(up)に設定された複数の通信チャンネル
の内、予めセンタ−主端末間で設定された1チャンネル
を用いる。
を主端末100で再生する場合について説明する。
の番組確認要求が主端末制御部135に伝送される。こ
の番組確認要求を受けた主端末制御部135は、蓄積装
置117から記録済み番組の番組ID、視聴キー、タイ
トルを読み出し、番組ID、タイトルの一覧を作成す
る。また、読み出された視聴キーを基に、視聴制限用参
照テーブル121を参照し、視聴許可の判定であれば番
組ID、タイトルを一覧上に掲載し、否の判定であれば
一覧上から消去する操作を行った後、出力端子141に
接続されたTV等に出力、表示させる。
を選択し、図示されないリモコンやキーボードを介して
番組再生要求を伝送する。要求を受信した主端末制御部
135は、蓄積装置117から記録済み番組の番組ID
を指定した再生指令を発し、蓄積装置117から指定さ
れた番組内容を読み出す。
は、先に示した生成多項式を用いて解読され、自身の主
端末IDの記載があるか否かが検出される。主端末10
0で記録された番組を再生する場合は、キー比較部11
9にて視聴キーが比較され、主端末IDが合致していた
場合のみに読み出した番組にかけられているスクランブ
ルがデコーダ129で解かれ、主端末に接続されたTV
等に出力、表示される。
よび記録日は、再生時の日付との比較によって設定され
る。例えば、視聴可能日数が例えば7日であったとすれ
ば、再生日と記録日の差が7日までは視聴が許可され、
当該期間後は視聴が拒否される。なお、前記視聴可能日
数は、HE側より主端末に対して設定される。
ンス図および図1のブロック図を参照して、従端末15
0で番組を蓄積(記録)する場合を説明する。
調/番組ID検出部155、視聴キー作成部159、従
端末ID保持部161、及び視聴キー挿入部157は、
それぞれ主端末100のチューナ105、復調/番組I
D検出部107、視聴キー作成部111、主端末ID保
持部113、視聴キー挿入部109に相当する機能を有
する。
番組伝送用の周波数帯域より低い周波数帯域に予め端末
間上り通信路(up/t)および端末間下り通信路(d
n/t)が設定されているものとする。そしてこの端末
間上り/下り通信路は、それぞれの端末の端末間通信制
御部123、163により端末間通信に利用される。
の番組蓄積要求が従端末制御部175に対してなされた
場合、番組ID、従端末IDに基づいて生成される蓄積
要求を従端末150の端末間通信制御部163から主端
末100の端末間通信制御部123へ、端末間上り通信
チャンネルup/tを用いて伝送する。
は、受信した蓄積要求より端末ID及び番組IDを認識
し、自己の所轄する端末か否かを確認する。自己の所轄
する端末であった場合、視聴制限用参照テーブル121
を参照して、番組IDが要求のあった従端末で蓄積可能
な番組か否かを判定する。
端末の認証のために、端末間下り通信路を介して暗号化
認証データを含む端末確認コマンドを送信する。
基本的に任意のデータでも良いが、本実施の形態では端
末IDや番組IDを含む視聴キーとする。また認証デー
タを暗号化する暗号のアルゴリズムには特に制限はな
い。
し、これに含まれる暗号化認証データを復号化し、この
復号化認証データを含む端末応答を端末間上り通信路を
介して主端末へ返送する。
に送信した端末確認コマンドに用いた認証データと従端
末から受信した復号化認証データとを照合し、一致して
いることが確認できれば、この従端末は正規の従端末で
あると判断し、端末間下り通信チャンネルを介して前記
従端末150に蓄積許可キーを送出する。ここで、蓄積
許可キーは、番組のスクランブルを解くに必要なキーを
アクティブにするための符号列である。
ンド、および従端末から主端末への端末応答による端末
認証は、確実性を増すために、それぞれ異なる認証デー
タを用いて複数回繰り返し行っても良い。
従端末制御部175を介してデコーダ169に供給す
る。デコーダ169には既にチューナ153、復調/番
組ID検出部155を介して視聴を望む番組が選択・供
給されており、デコーダ169を介して従端末に接続さ
れるTV等へ表示できる形式にデコードされ、出力端子
177を介して従端末に接続されたTV等に供給され
る。
165に対して、受信番組の蓄積指令が発せられる。主
端末に記録する場合と同様に、蓄積装置165に記録さ
れる情報は番組に加えて、番組に付随して番組ID、記
録日、視聴キーが同時に記録される。
従端末ID保持部161に保持された従端末ID、番組
ID、記録日に基づいて、開示されない生成多項式で生
成される暗号化処理の後に、記録媒体へ少なくとも記録
番組内容に先立って記録される。
しても良い。一旦記録した番組を再生する場合には、視
聴キー内に示される記録端末IDが一致することが、再
生の最低条件となる。
端末100に接続される視聴可能端末(いわゆる従端
末)の全てのIDを併記しても良い。従端末のIDが併
記されていれば、記録端末以外でも視聴が可能である。
が履歴記憶部125に記憶されることも、主端末100
で記録する場合と同様である。
ーケンス図および図1のブロック図を参照して、従端末
150で蓄積装置165にある記録済み番組を再生する
場合を説明する。
の番組再生要求が従端末制御部175に伝送されると、
従端末制御部175は蓄積装置165に対して読み出し
指令を発し、記録済み番組の番組ID、視聴キー、タイ
トルを読み出し、番組ID、タイトルの一覧を作成す
る。
端末ID保持部113に保持されている主端末IDを主
端末呼び出しIDに指定して、端末間通信制御部163
を介して上り通信チャンネルを用いて主端末100に番
組確認要求を伝送する。
送前に、主端末呼び出しIDと自端末固有のIDとを比
較し、所定の関係になければ視聴要求を発送する。所定
の関係とは端末自身が主端末の場合を指す。
100の端末間通信制御部123に受信されると、次い
で主端末制御部135が視聴制限用参照テーブル121
を参照して、視聴許可、或いは否の判定を行う。この判
定結果は、番組確認結果として端末間通信制御部123
を介して下り通信チャンネルを用いて従端末150に返
送される。
受信した従端末150は従端末制御部175において番
組ID、タイトルを一覧上に掲載し、“否”の判定であ
れば一覧上から消去する操作を行った後、出力端子17
1に接続されたTV等に出力表示させる。
を選択し、リモコンやキーボードを介して番組再生要求
を伝送する。番組再生要求を受信した従端末制御部17
5は、蓄積装置165に対して記録済み番組の番組ID
を指定した再生指令を発し、蓄積装置117から指令さ
れた番組内容が読み出される。
は、先に示した生成多項式を用いて解読し、自身の端末
IDの記載があるか否かを検出する。ここで自身の端末
IDの記載が検出できた場合、併記されている主端末の
IDを参照して主端末に対して視聴要求を発する。
場合は、蓄積装置165から読み出され、キー抽出部1
67で抽出された視聴キーと従端末ID保持部161に
保持されたIDとが合致していた場合にのみ、読み出し
た番組にかけられているスクランブルをデコーダ169
で解き、従端末に接続されたTV等に出力、表示する。
よび記録日は、再生時の日付と比較するべく主端末10
0に先の視聴要求と共に視聴期間確認要求として伝送
し、主端末100のキー比較部119が比較する。この
比較結果は履歴記憶部125を参照し、視聴許可、或い
は否の判定を端末間通信制御部123を介して下り通信
チャンネルを用いて従端末150に視聴期間確認結果を
伝送する。
御部175を介して希望する番組再生に対してフィルタ
をかける。即ち、センタ或いはHEから主端末に対して
設定された視聴可能日数が例えば7日であったとすれ
ば、再生日と記録日の差が7日までは視聴が許可され、
当該期間後は視聴が拒否される。或いはこの視聴期間終
了後は、別途料金の課金によってHE側から視聴が許可
されるようなサービスが展開できると共に主端末100
上での機能に同じである。
ーケンス図および図1のブロック図を参照して、従端末
150から主端末100の蓄積装置117にある記録済
み番組を読み出して視聴する場合を説明する。
5への番組記録同様に、主端末の蓄積媒体に記録された
番組IDを参照するために、主端末100に対して視聴
要求を発する。この時、番組IDは全bit“0”を与
える。
蓄積装置117を参照し、番組ID、および視聴キーを
読み出し、視聴制限用参照テーブル121を参照する。
この参照の結果、従端末150で視聴可能な番組情報
を、端末間通信制御部123を用いて従端末150に通
知する。
組情報から選択し、主端末に対して希望する番組IDを
添えて、視聴要求を伝送する。主端末100では、図4
で述べた手順を用いて従端末認証を行い、視聴許可キー
を返送する。従端末150はこの後、視聴開始要求を伝
送し、主端末100がこれに応答して、蓄積装置117
から指定の番組を読み出し、従端末に伝送することで、
従端末側で視聴できるようになる。
ては、主端末が中心となって従端末視聴制御を行うこと
で、従端末毎の設定、或いは部屋移動などの設定変更が
容易にでき、特に、パレンタルロック同様の機能に関し
ては、より細かな視聴制限が施せるようになる。
録できるが、記録された番組には暗号化された視聴可能
な端末ID群が記載されており、これを参照し、視聴し
ようとする端末のIDが一致しなければ記録媒体から読
み出した情報の解読キーが提供されないため、記録され
た加入者宅外の、別の場所での視聴は不可能であって、
不正視聴に対する安全性が確保できる。
おり、再生可能期限を番組提供者側で予め決定すること
も可能である。或いは、定期的に主端末100にセンタ
側から番組毎の視聴期限を履歴記憶部125にダウンロ
ードすれば、再生可能期限の更新も可能である。さらに
は、主端末100,従端末150での番組再生回数をカ
ウントし、履歴記憶部125に格納すれば、センタ側で
視聴回数に応じた番組課金機能の実現も可能である。
ューナを有し、番組搬送波帯域により配信される複数の
番組から自由な番組選択が可能な構成について説明して
きた。しかしながら、従端末150のチューナを省略し
て、従端末に伝送する全ての番組を主端末がベースバン
ドで中継する構成もあり得る。
の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。図7
において、図1と同一の機能を有するブロックには同一
符号を付して詳細な説明は省略する。
の構成が簡素になっていることであるが、機能上の大き
な差異はない。この場合は主端末200のチューナで選
択されたチャンネルに多重された番組群から従端末は視
聴する番組を選択することになる。
成多項式を使用した暗号化処理済みと先に述べたが、視
聴キー伝送にあたってさらなる暗号化、或いは、いわゆ
る「電子すかし」の技法を用いて番組内容に視聴キーを
多重化しても良い。即ち、視聴キーに基づいて番組内容
に知覚できないほどの僅かな変調を加え、デコード側で
所定の方法で復調すれば視聴キーを再生できる。電子す
かしは番組などの著作物の不正コピーの認定に効果があ
るが、これを用いても良い。
変調を加え、受信側でこれを検出しても良い。
ディジタル放送の事実上の標準であるMPEG2(Movi
ng Picture Experts Group 2)−TS(トランスポート
ストリーム)の形式の場合、より番組の秘匿性を高める
ために、従端末に送出するTS内に存在するPMT( P
rogram Map Table)−PID(Program ID)の値をロー
カルルールに基づいて変更しても良い。このローカルル
ールは主端末−従端末間に通用するもので、このルール
の参照テーブルはPID対応テーブルとして主端末側に
設置し、従端末からの視聴要求時に端末参照テーブルを
参照し視聴許可を出す際に正規のPIDを従端末に伝送
する。
ルによって書き換えれば、従端末側からPIDを指定で
きなくなるので従端末に対して実質的に視聴制限がかけ
られる。この場合、従端末はPAT( Program Associa
tion Table)を参照して主端末に視聴要求を発するの
で、主端末は先に示した視聴制限用参照テーブル121
の内容を参照して、従端末の視聴或いは番組記録を許可
し、従端末の要求した番組に該当するPIDを端末間下
り通信チャンネルを用いて従端末に伝送する。
末間通信制御部163を通じて受信し、該当するPID
に対応する番組を受信し、デコーダ169にてデコーダ
して、従端末に接続されたTV等へ出力、表示する。
組などの不正コピー、および許可端末以外での視聴を防
止するとともに、1加入者宅内では主端末装置または従
端末装置で自由に記録済み番組の視聴ができる。
認証を行うことによって、正規契約加入者宅内において
は、一旦記録媒体に記録された番組等を自由に視聴がで
き、性描写や暴力描写を制限するいわゆるパレンタルロ
ックも容易に行える。
端末装置と従端末装置との第1の実施形態を示すブロッ
ク図である。
である。
順を示す通信シーケンス図である。
順(その1)を示す通信シーケンス図である。
順(その2)を示す通信シーケンス図である。
端末装置と従端末装置との第2の実施形態を示すブロッ
ク図である。
F、105…チューナ、107…復調/番組ID検出
部、109…キー挿入部、111…視聴キー作成部、1
13…主端末ID保持部、115…通信制御部、117
…蓄積装置、119…キー比較部、121…視聴制限用
参照テーブル、123…端末間通信制御部、125…履
歴記憶部、127…変調器、129…デコーダ、131
…解読キー保持部、133…演算器、135…主端末制
御部、137…混合器、139…分岐出力端子、141
…TV出力端子、150…従端末装置、151…入力端
子、153…チューナ、155…復調/番組ID検出
部、157…キー挿入部、159…視聴キー作成部、1
61…従端末ID保持部、163…端末間通信制御部、
165…蓄積装置、167…キー抽出部、169…デコ
ーダ、171…演算器、173…解読キー保持部、17
5…従端末制御部、177…TV出力端子。
Claims (2)
- 【請求項1】 加入契約された端末に対して配信される
番組を記録可能な記憶装置を備え、受信した番組を接続
された複数の従端末装置に供給可能な主端末装置であっ
て、 当該主端末装置を識別するための固有の主端末識別符号
を記憶する主端末識別符号記憶手段と、 前記従端末装置を識別するための固有の従端末識別符号
と、受信した番組の内容毎に記録再生の可否とが、前記
従端末装置毎に記録された視聴制限データを記憶する視
聴制限データ記憶手段と、 受信した番組を前記記憶装置に記録する番組記録手段
と、 前記従端末装置から番組の記録要求または再生要求と共
に送信される前記従端末識別符号と、前記視聴制限デー
タに記録されている従端末識別符号とを比較し、番組供
給の可否を判定する判定手段と、 前記判定手段によって番組供給が可能と判定されると、
少なくとも前記主端末識別符号を含む符号列が暗号化さ
れた暗号化符号を当該従端末装置に送信する暗号化符号
送信手段と、 当該従端末装置から前記暗号化符号に対する応答のデー
タを受信すると、当該応答のデータと少なくとも前記主
端末識別符号を含む符号列とを照合する照合手段と、 前記照合手段の照合結果、当該応答のデータと少なくと
も前記主端末識別符号を含む符号列とが一致する場合、
前記番組の記録または再生の許可を示す許可符号を、当
該番組と共に当該従端末装置へ送信する許可符号送信手
段と、 を備えることを特徴とする主端末装置。 - 【請求項2】 加入契約された端末に対して配信される
番組を記録可能な記憶装置を備え、受信する主端末装置
に接続され、前記主端末装置から受信した番組が供給さ
れる従端末装置であって、 当該従端末装置を識別するための固有の従端末識別符号
を記憶する従端末識別符号記憶手段と、 前記番組の記録要求または再生要求と共に前記従端末識
別符号を送信する記録要求送信手段と、 前記主端末装置から、少なくとも当該主端末装置を識別
するための固有の前記主端末識別符号が含まれる符号列
が暗号化された暗号化符号を受信すると、当該暗号化符
号を復号して前記符号列を生成し、前記暗号化符号に対
する応答として当該符号列を当該主端末装置へ送信する
応答送信手段と、 前記主端末装置から前記番組の記録または再生の許可を
示す許可符号を当該番組と共に受信すると、当該番組を
再生または前記記憶装置に記録する制御手段と、 を備えることを特徴とする従端末装置。
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JP13134297A JP3537993B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 主端末装置、および従端末装置 |
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Family
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JP13134297A Expired - Fee Related JP3537993B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 主端末装置、および従端末装置 |
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- 1997-05-21 JP JP13134297A patent/JP3537993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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