JP3532915B1 - 飾り棚 - Google Patents

飾り棚

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JP3532915B1
JP3532915B1 JP2003341605A JP2003341605A JP3532915B1 JP 3532915 B1 JP3532915 B1 JP 3532915B1 JP 2003341605 A JP2003341605 A JP 2003341605A JP 2003341605 A JP2003341605 A JP 2003341605A JP 3532915 B1 JP3532915 B1 JP 3532915B1
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俊英 鈴田
正一 鈴田
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南西建設有限会社
正一 鈴田
鈴木 光則
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Abstract

【要約】 【課題】 お盆の際に先祖を迎え入れるために、家の門
口に土又は粘土を固めて形成していた盛り土に代る、既
製のオガラ等を飾るための棚の提供。 【解決手段】 オガラと造花を飾るための飾り棚であっ
て、形状保持性を示す厚さを有する上面板と、上面板に
接触してその下方に位置し、上面板を支持する側面板と
を備え、上面板の水平方向外周部であって側面板に接触
していない部分には、オガラを挿入することが可能であ
り且つ挿入されたオガラをほぼ直立状態に保持できるオ
ガラ貫通孔を有し、且つ、上面板の水平方向内部には、
造花の茎部を挿入することが可能であり且つ挿入された
造花をほぼ直立状態に保持できる造花貫通孔を有する台
座を備える飾り棚。

Description

【発明の詳細な説明】 【技術分野】
【0001】本発明は、お盆の際に先祖(精霊)をお迎
えするために屋外に設置する飾り棚、折りたたむことに
よって飾り棚の台座となる折りたたみ式台座及び組み立
てることによって飾り棚の台座となる組立式台座に関す
る。
【背景技術】
【0002】お盆(正式名称は「盂蘭盆会」又は「盂蘭
盆軽」)は、我が国で広く行われている先祖を供養する
行事である。お盆の行事は、7月13日から16日又は
月遅れの8月13日から16日に行われている。行事の
内容は、仏教の宗派により、また、地域によって多少異
なるが、一般的には、13日の夕方には、先祖を迎え入
れるための「迎え火」が、また、16日の夕方には、先
祖をお送りするための「送り火」が焚かれる。屋内に迎
え入れられた先祖は、精霊棚(盆棚、盆飾り棚又は先祖
棚と呼称される場合もある)に祀られる。
【0003】精霊棚は、室内に設置され、この上には、
季節の野菜や果物といった供え物、花、ロウソク、線香
立て等が飾られる。精霊棚の一例として、特許文献1に
開示された階段状の後飾り兼用盆飾り棚が知られてい
る。
【0004】また、特許文献2には、棚板部と4本の脚
部からなる組み立て盆棚が開示されているが、これは、
墓前に供えるものである。従って、特許文献2において
は、精霊棚の別名として「盆棚」という名称を用いてい
るわけではない。
【0005】ところで、お盆の際には、家の門口に、土
又は粘土をその上面の形状が正方形となるように盛り固
め、その盛り土の一ヶ所に階段を形成し、また、その盛
り土の周囲にはオガラを刺すとともに、ハスの花やキュ
ウリで作った馬、ナスで作った牛を供えて先祖をお迎え
する風習がある。しかし、このような盛り土の形成は、
材料の不足や住宅事情もあり、近年は行われることが少
なくなってきている。また、この土又は粘土の盛り土に
相当する又はこれに代る製品は知られていない。
【0006】特許文献3には、新盆の法要の際に使用さ
れるお供物飾りセットが開示されているが、これは、室
内において祭壇の脇に置かれて、お供物の代わりに使用
されるディスプレーである。
【0007】特許文献4には、儀式用の祭器が開示され
ているが、これは、台座と、台座上に配置された仏像等
の尊体及び燭台その他の祭壇具足類からなるものであ
る。この祭器においては、尊体及び祭壇具足類は、台座
上に単に戴置されているにすぎない。
【0008】なお、お盆の行事に用いられるものではな
いが、軽量で組立てや保存、廃棄が容易な祭壇の例とし
て、特許文献5には祭壇と写真立てとから構成される厚
紙製後飾り棚が、特許文献6にはハニカム構造の紙製段
ボールからなる階段状の組立式置き台枠が、また、特許
文献7には段ボール製の階段状簡易組立式祭壇が開示さ
れている。
【0009】さらに、特許文献8には、祭壇にはロウソ
クや花が飾られることを考慮した、防炎処理及び防水加
工が施されてなる段ボール紙製の祭壇が開示されてい
る。
【0010】
【特許文献1】特開2003−116709号公報
【特許文献2】実開昭63−33882号公報
【特許文献3】特開2000−316707号公報
【特許文献4】登録実用新案登録第3056218号公
【特許文献5】特開平7−313331号公報
【特許文献6】特開平10−43039号公報
【特許文献7】登録実用新案登録第3022695号公
【特許文献8】特開2000−93289号公報
【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】
【0011】近年においては、お盆の際に先祖を迎え入
れるために、家の門口に土又は粘土を固めて盛り土を形
成し、その盛り土にオガラ等を供えることは、困難とな
ってきている。特に都会においては、土や粘土を入手す
ること自体困難であるし、また、集合住宅においては、
玄関の外側に土や粘土を盛ることはできないからであ
る。
【0012】従って、従来の盛り土に代る、既製のオガ
ラ等を飾るための棚が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0013】本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意
努力し、その結果として本発明をなした。
【0014】即ち、第一の発明は、オガラと造花を飾る
ための飾り棚であって、形状保持性を示す厚さを有する
上面板と、上面板に接触してその下方に位置し、上面板
を支持する側面板とを備え、上面板の水平方向外周部で
あって側面板に接触していない部分には、オガラを挿入
することが可能であり且つ挿入されたオガラをほぼ直立
状態に保持できるオガラ貫通孔を有し、且つ、上面板の
水平方向内部には、造花の茎部を挿入することが可能で
あり且つ挿入された造花をほぼ直立状態に保持できる造
花貫通孔を有する台座を備えることを特徴とする飾り棚
に関する。
【0015】また、第二の発明は、オガラと造花を飾る
ための飾り棚であって、水平な底面部を有する中実の台
座を備え、台座の水平方向外周部には、台座の上方に向
って開口するオガラを挿入することが可能であり且つ挿
入されたオガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ穴を
有し、且つ、台座の水平方向内部には、台座の上方に向
って開口する造花の茎部を挿入することが可能であり且
つ挿入された造花をほぼ直立状態に保持できる造花穴を
有することを特徴とする飾り棚に関する。
【0016】さらに、第三の発明は、オガラと花を飾る
ための飾り棚であって、形状保持性を示す厚さを有する
上面板と、上面板に接触してその下方に位置し、上面板
を支持する側面板とを備え、上面板の水平方向外周部で
あって側面板に接触していない部分には、オガラを挿入
することが可能であり且つ挿入されたオガラをほぼ直立
状態に保持できるオガラ貫通孔を有し、且つ、上面板の
水平方向内部には、底面部及び側面部を有する花入れを
挿嵌することが可能な花入れ貫通孔を有する台座と、花
入れ貫通孔に挿嵌されている花入れを備えることを特徴
とする飾り棚に関する。
【0017】加えて、第四の発明は、オガラと花を飾る
ための飾り棚であって、水平な底面部を有する中実の台
座を備え、この台座は、その水平方向外周部に、台座の
上方に向って開口するオガラを挿入することが可能であ
り且つ挿入されたオガラをほぼ直立状態に保持できるオ
ガラ穴を有し、且つ、その水平方向内部に、台座の上方
に向って開口する、底面部及び側面部を有する花入れを
挿嵌することが可能な花入れ挿入穴を有するものであ
り、さらに、花入れ挿入穴に挿嵌されている花入れを備
えることを特徴とする飾り棚に関する。
【0018】第五の発明は、オガラと造花を飾るための
折りたたみ式台座であって、形状保持性を示す厚さを有
し、多角形状部分と多角形状部分の各辺から連続して多
角形状部分の外方に延び且つ多角形状部分の各辺に平行
な末端を有する支持部分とを備え、多角形状部分の外周
部には、オガラを挿入することが可能であり且つ挿入さ
れたオガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ貫通孔を
有し、且つ、多角形状部分の内部には、造花の茎部を挿
入することが可能であり且つ挿入された造花をほぼ直立
状態に保持できる造花貫通孔を有することを特徴とする
折りたたみ式台座に関する。
【0019】第六の発明は、オガラと花を飾るための折
りたたみ式台座であって、形状保持性を示す厚さを有
し、多角形状部分と多角形状部分の各辺から連続して多
角形状部分の外方に延び且つ多角形状部分の各辺に平行
な末端を有する支持部分とを備え、多角形状部分の外周
部には、オガラを挿入することが可能であり且つ挿入さ
れたオガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ貫通孔を
有し、且つ、多角形状部分の内部には、底面部及び側面
部を有する花入れを挿嵌することが可能な花入れ貫通孔
を有することを特徴とする折りたたみ式台座に関する。
【0020】第七の発明は、オガラと造花を飾るための
組立式台座であって、形状保持性を示す厚さを有する上
面板部材及び側面板部材を備え、上面板部材の外周部に
は、オガラを挿入することが可能であり且つ挿入された
オガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ貫通孔を有
し、且つ、上面板部材の内部には、造花の茎部を挿入す
ることが可能であり且つ挿入された造花をほぼ直立状態
に保持できる造花貫通孔を有することを特徴とする組立
式台座に関する。
【0021】第八の発明は、オガラと花を飾るための組
立式台座であって、形状保持性を示す厚さを有する上面
板部材及び側面板部材を備え、上面板部材の外周部に
は、オガラを挿入することが可能であり且つ挿入された
オガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ貫通孔を有
し、且つ、上面板部材の内部には、底面部及び側面部を
有する花入れを挿嵌することが可能な花入れ貫通孔を有
することを特徴とする組立式台座に関する。
【発明の効果】
【0022】本発明により、お盆の際に、家の門口に土
や粘土で盛り土を形成する必要がなくなる。
【0023】本発明の飾り棚は、集合住宅においても使
用することができる。
【0024】本発明の飾り棚は、複数回の使用が可能で
ある。
【0025】本発明の飾り棚は、それが紙、木等の可燃
性材料製のものである場合には、一回の使用の後に焼却
処分をすることも可能である。
【0026】本発明の折りたたみ式台座及び組立式台座
は、誰でも簡単に組み立てることができ、且つ、嵩張ら
ないため、輸送及び保管の際に大きな容積を占めない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】はじめに、本明細書及び特許請求の範囲に
おいて使用される用語について説明する。
【0028】「オガラ」とは、麻の茎の皮を剥いだもの
の乾燥品である。「麻がら」とも呼称される。
【0029】「造花」は、生花ではない花を指す。その
材質はいずれでもよいが、例えば、プラスチックや紙
(茎の芯材は金属等)である。一方、「花」は、造花と
生花のいずれをも意味する。
【0030】「花入れ」とは、造花又は生花を挿すため
の道具である。生花用花入れの場合には、少なくともそ
の内側が耐水材料製であることが必要である。
【0031】「貫通孔」とは、ある厚みを有する材料を
突き抜けている状態を指し、一方、「穴」とは、ある厚
みを有する材料に形成された底を有する凹部を指す。
【0032】「線香台」とは、金属やホウロウ等の不燃
材料製で、凹部を有し、その凹部に線香を立てるための
軽石灰や砂を入れて用いるものを指す。
【0033】「円筒状ロウソク立て」とは、金属等の不
燃材料製で、中空の円柱形状であり、その中空部の水平
方向断面の形状及び大きさは、このロウソク立てに挿入
されるロウソクの水平方向断面の形状及び大きさと略同
一であるものを指す。
【0034】「底面部と底面部の中央部に立設されたロ
ウソク差込み部とを有するロウソク立て」において、
「ロウソク差込み部」とは、ロウソクを立てる際にロウ
ソクの底に差し込まれる部材である。その形状は、例え
ば、先端が尖った針状である。
【0035】「形状保持性を示す」とは、その物自体が
ある程度の硬さを有し、その物自体の形状を保持できる
性質を有することをいう。
【0036】以下に、図面を参照しながら、本発明の好
適実施例について具体的に説明する。
【0037】図1-Aは、第一の発明の一例を示す平面
図である。また、図1-Bは、図1-Aのx−x線におけ
る断面図である。図1-Cは、飾り棚110に付属品を
飾り付けた状態を示す正面図である。
【0038】飾り棚110は、防水処理がなされた肉厚
段ボール製の中空で直方体形状の台座1からなる。この
台座1は、平面形状が長方形の上面板1aと、その上面
板1aの長方形の四辺部それぞれに接触して上面板1a
に対して90°の位置に形成された4枚の側面板1bか
らなる。4枚の側面板1bは、上面板1aの下方に位置
して上面板1aを支持している。
【0039】上面板1aには、その水平方向外周部にオ
ガラ13を挿入するためのオガラ貫通孔3が、また、そ
の水平方向内部には、造花15を挿入するための造花貫
通孔5が形成されている。
【0040】オガラ貫通孔3の大きさ及び形状は、オガ
ラ13を挿入することが可能であり、且つ、この孔3に
挿入されたオガラ13をほぼ直立状態に保持できるもの
であれば、特に限定されない。オガラ貫通孔3の水平方
向断面形状及び大きさの例として、オガラ13の水平方
向断面形状及び大きさと略同一であるものが挙げられ
る。
【0041】造花貫通孔5の大きさ及び形状は、ハスの
造花15の茎部を挿入することが可能であり、且つ、こ
の孔5に挿入された造花15をほぼ直立状態に保持でき
るものであれば、特に限定されない。造花貫通孔5の水
平方向断面形状及び大きさの例として、造花15の茎部
の水平方向断面形状及び大きさと略同一であるものが挙
げられる。
【0042】飾り棚110には、各種付属品を飾り付け
る。例えば、オガラ貫通孔3に、オガラ13又はその模
造品を、その底部が飾り棚110の戴置場所の地面に接
触するように挿入し、造花貫通孔5には、ハスの造花1
5の茎部が飾り棚110の戴置場所の地面に接触するよ
うに、造花15を挿入する。また、上面板1aには、そ
の凹部に軽石灰が充填された線香台18を戴置し、軽石
灰に線香16を立てる。飾り棚110の近傍には、ロウ
ソク立て33を2個戴置し、これらのロウソク立て33
には、ロウソク34を刺して火を灯す。
【0043】図2-Aは、第一の発明の他の一例を示す
平面図である。また、図2-Bは、図2-Aのy−y線に
おける断面図である。図2-Cは、飾り棚120に付属
品を飾り付けた状態を示す正面図である。
【0044】飾り棚120は、疎水性プラスチック製
の、中空で直方体形状の台座1を有する。この台座1
は、平面形状が長方形の上面板1aと、その上面板1a
の長方形の四辺部それぞれに接触して上面板1aに対し
て90°の位置に形成された4枚の側面板1bと、4枚
の側面板1bの中の相対する2枚のそれぞれに、側面板
1bの上面板1aに接触する辺と平行な辺の部分に接触
して側面板1bに対して90°、上面板1aに対しては
180°の位置に形成された2枚の底面板1cからな
る。4枚の側面板1bは、上面板1aの下方に位置して
上面板1aを支持している。
【0045】上面板1aには、その水平方向外周部にオ
ガラ13を挿入するためのオガラ貫通孔3が、また、そ
の水平方向内部には、造花15を挿入するための造花貫
通孔5が形成されている。さらに、造花貫通孔5の近傍
(図2-Aにおいて右側)には、線香台貫通孔7が形成
されている。上面板1aの上面であって造花貫通孔5の
近傍(図2-Aにおいて左側)には、先祖がお座りにな
られる座敷用敷物柄37が、印刷によって形成されてい
る。
【0046】オガラ貫通孔3及び造花貫通孔5に関して
は、先に説明したとおりである。
【0047】線香台貫通孔7には、線香台17が挿嵌さ
れる。この線香台17は、底面部17a、側面部17b
及び側面部17bの上端外周に位置する鍔部17cを有
する直方体形状のものである。線香台貫通孔7の水平方
向断面における形状及び大きさは、使用する線香台17
の側面部17b(凹部外側)の水平方向断面における形
状及び大きさと略同一である。線香台貫通孔7に線香台
17が挿嵌されると、その鍔部17cは、上面板1aに
接触して上面板1aの上面上に位置することになる。
【0048】飾り棚120には、各種付属品を飾り付け
る。例えば、オガラ貫通孔3に、オガラ13の底部が飾
り棚120の戴置場所の地面又は台座1の底面板1cの
上面に接触するように、オガラ13を挿入し、造花貫通
孔5には、ハスの造花15の茎部が飾り棚120の戴置
場所の地面に接触するように、造花15を挿入する。ま
た、線香台貫通孔7には、線香台17を挿嵌し、その凹
部に軽石灰27を充填し、軽石灰に線香を立てる。図2
-Cには示されていないが、飾り棚120の近傍にロウ
ソク立てを戴置してもよい。
【0049】図3-Aは、第一の発明のさらに他の一例
を示す平面図である。また、図3-Bは、図3-Aのz−
z線における断面図である。
【0050】飾り棚130は、木製の、中空の台座1を
有する。この台座1は、平面形状が長方形の上面板1a
と、その上面板1aの下面に接触して上面板1aの外周
よりはやや内側に上面板1aに対して90°の位置に形
成された4枚の側面板1bからなる。4枚の側面板1b
は、上面板1aの下方に位置して上面板1aを支持して
いる。
【0051】上面板1aには、その水平方向外周部にオ
ガラ13を挿入するためのオガラ貫通孔3が、また、そ
の水平方向内部には、造花15を挿入するための造花貫
通孔5が形成されている。この例では、オガラ貫通孔3
は、上面板1aの水平方向において、側面板1bのある
位置よりも外側に形成されている。
【0052】さらに、上面板1aには、その水平方向内
部に、2つのロウソク立て貫通孔21が形成されてい
る。
【0053】オガラ貫通孔3及び造花貫通孔5に関して
は、先に説明したとおりである。
【0054】ロウソク立て貫通孔21には、円筒状ロウ
ソク立て31が挿嵌される。このロウソク立て31は、
底面部31a、側面部31b及び側面部31bの上端外
周に位置する鍔部31cを有する。ロウソク立て31の
内部空間の水平方向断面における形状及び大きさは、使
用するロウソクの水平方向断面における形状及び大きさ
と略同一である。また、ロウソク立て貫通孔21の水平
方向断面における形状及び大きさは、使用するロウソク
立て31の側面部17b(円筒の外側)の水平方向断面
における形状及び大きさと略同一である。ロウソク立て
貫通孔21にロウソク立て31が挿嵌されると、その鍔
部31cは、上面板1aに接触して上面板1aの上面上
に位置することになる。
【0055】ロウソク立ては、その内部にロウソクが挿
入されるものに限られない。例えば、図4及び図5-B
に示すような、底面部33aと底面部33aの中央部に
立設されたロウソク差込み部33bとを有するものであ
ってもよい。このようなロウソク立て33は、台座1の
上面板1aの上面に、接着剤や接着テープによって貼り
付けて使用される。
【0056】なお、図5-Bに示すロウソク立て33
は、例えば鉄や鋼板等の金属製の円板であって、その中
央部に三角形の切込みを入れたもの(図5-A参照)
を、使用時に切込みで囲まれている部分(リップル)を
立てて使用するものである。
【0057】上記第一の発明において、上面板の形状
は、特に限定されない。その平面形状は、円形、楕円
形、三角形、五角形、六角形等であってもよい。
【0058】また、側面板の形状も、台座を地面に置く
ことができる形状である限り、特に限定されない。例え
ば、切欠き部が形成されており、側面板の下面の一部の
みが地面に接触するような形状であってもよい。
【0059】側面板の位置は、上面板に接触して上面板
を支持できる限り、特に限定されない。図1-Aや図2-
Aに示した例のように、上面板1aの外周端部にあって
もよいし、図3-Aに示した例のように、上面板1aの
外周端部よりは内側にあってもよい。
【0060】また、複数の側面板に囲まれて形成される
空間の水平断面形状は、上面板の水平断面形状と同じで
なくてもよい。例えば、平面形状が円形の上面板に、4
枚の長方形の側面板を、それらの側面板に囲まれて形成
される空間の水平断面形状が正方形又は長方形となるよ
うに取り付けてもよい。
【0061】側面板の数も限定されない。例えば、平面
形状が正方形の上面板に、3枚の長方形の側面板を、そ
れらの側面板に囲まれて形成される空間の水平断面形状
が正三角形となるように取り付けてもよい。
【0062】第一の発明の飾り棚において、台座の材料
は特に限定されないが、耐水性材料、加工(穿孔等)を
し易い材料が好ましい。例えば、防水処理された段ボー
ル、疎水性合成樹脂(プラスチック)、木などが挙げら
れる。
【0063】台座の上面板の上面には、座敷用敷物柄が
印刷されていてもよい。あるいは、造花貫通孔5の横
に、座敷用敷物を敷いてもよい。
【0064】また、先祖が階段を上って線香台に到達す
るように、線香台貫通孔の前(図1-Bにおいて線香台
貫通孔7の右)であって、上面板の上面及びそれに連続
する側面板の外面に、階段状の図柄が印刷されているか
又は階段状部分が形成されていてもよい。
【0065】第一の発明において使用される線香台の形
状は、特に限定されない。
【0066】図6-Aは、第二の発明の一例を示す平面
図である。また、図6-Bは、図6-Aのx−x線におけ
る断面図である。図6-Cは、飾り棚200に付属品を
飾り付けた状態を示す正面図である飾り棚200は、水
平な底面部2cを有する中実の軽石製台座2からなる。
台座2の上面部2a側には、その水平方向外周部に、台
座2の上方に向って開口するオガラ13を挿入するため
のオガラ穴4があり、また、上面部2a側であってその
水平方向の内部には、造花15を挿入するための造花穴
6がある。
【0067】さらに、第二の発明の必須構成要件ではな
いが、台座2の上面部2a側であってその水平方向の内
部には、台座2の上方に向って開口する、軽石灰を入れ
る線香台穴8及びロウソクを挿入するためのロウソク立
て穴22がある。
【0068】台座2の側面部2bは、特に加工はなされ
ていない。
【0069】オガラ穴4の大きさ及び形状は、オガラ1
3を挿入することが可能であり、且つ、この穴4に挿入
されたオガラ13をほぼ直立状態に保持できるものであ
れば、特に限定されない。オガラ穴4の水平方向断面形
状及び大きさの例として、オガラ13の水平方向断面形
状及び大きさと略同一であるものが挙げられる。
【0070】造花穴6の大きさ及び形状は、ハスの造花
15の茎部を挿入することが可能であり、且つ、この穴
6に挿入された造花15をほぼ直立状態に保持できるも
のであれば、特に限定されない。造花穴6の水平方向断
面形状及び大きさの例として、造花15の茎部の水平方
向断面形状及び大きさと略同一であるものが挙げられ
る。
【0071】図6-A及び図6-Bに示された線香台穴8
は、直方体形状であるが、線香台穴8の大きさ及び形状
は、この穴8の中に軽石灰等を入れることができ、且
つ、その軽石灰等に線香を立てることができる限り、特
に限定されない。例えば、立方体形状、円柱状、水平方
向断面形状が楕円の柱状等であってもよい。
【0072】ロウソク立て穴22の大きさ及び形状は、
ロウソク34を挿入することが可能であり、且つ、この
穴22に挿入されたロウソク34をほぼ直立状態に保持
できるものであれば、特に限定されない。ロウソク立て
穴22の水平方向断面形状及び大きさの例として、小型
ロウソク34の水平方向断面形状及び大きさと略同一で
あるものが挙げられる。
【0073】第二の発明の飾り棚において、台座がロウ
ソク立て穴を有さない場合には、台座の上面部に、図4
や図5-Bに示すロウソク立てを貼付してもよい。
【0074】なお、台座の上面部は、水平である必要は
ない。
【0075】また、台座の裏側(底面部を含む面)は、
その全体が水平でなくてもよい。台座を地面等に戴置で
きるように、例えば台座の裏側の外周部のみが水平な底
面部を構成し、台座の裏側の内部は、地面に接触しない
(凹部となっている)構成であってもよい。
【0076】飾り棚200には、各種付属品を飾り付け
る。例えば、オガラ穴4に、オガラ13の底部がオガラ
穴4の底部にほぼ接触するように、オガラ13を挿入
し、造花穴6には、ハスの造花15の茎部が造花穴6の
底部にほぼ接触するように、造花15を挿入する。ま
た、線香台穴8には、軽石灰を充填し、軽石灰に線香1
6を立てる。ロウソク立て穴22には、ロウソク34を
挿入して火を灯す。台座2の上面部2a上には、座敷用
敷物38を敷く。
【0077】第二の発明の飾り棚において、台座の材質
は、特に限定されないが、軽石の他、疎水性合成樹脂、
発泡合成樹脂(発泡スチロール等)、御影石、木等を挙
げることができる。なお、台座が線香台穴8及び/又は
ロウソク立て穴22を有するものである場合には、台座
は不燃性材料製とする。
【0078】図7-Aは、第三の発明の一例を示す平面
図である。また、図7-Bは、図7-Aのy−y線におけ
る断面図である。
【0079】飾り棚300は、プラスチック製の中空で
側面形状が台形の台座1を有する。この台座1は、平面
形状が長方形の上面板1aと、その上面板1aの長方形
の四辺部それぞれに接触して上面板1aに対して約12
0°の位置に形成された4枚の側面板1bからなる。4
枚の側面板1bは、上面板1aの下方に位置して上面板
1aを支持している。
【0080】上面板1aには、その水平方向外周部にオ
ガラ13を挿入するためのオガラ貫通孔3が、また、そ
の水平方向内部には、花入れ45を挿入するための花入
れ貫通孔35が形成されている。
【0081】さらに、第三の発明の必須構成要件ではな
いが、花入れ貫通孔35の近傍(図7-Aにおいて右
側)には、線香台貫通孔7が形成されている。上面板1
aの上面であって花入れ貫通孔35の近傍(図7-Aに
おいて左側)には、先祖がお座りになられる座敷用敷物
柄37が、印刷によって形成されている。
【0082】線香台貫通孔7の斜め前方には、上面板1
aの上面に、2つのロウソク立て33が貼付されてお
り、また、2つのロウソク立て33の間からそれに続く
側面部1bにかけては階段状の図柄39が印刷されてい
る。
【0083】花入れ貫通孔35には、その底面部45a
及び側面部45bによって円筒形に形作られた花入れ4
5が挿嵌されている。また、線香台貫通孔7には、底面
部17a、側面部17b及び側面部17bの上端外周に
位置する鍔部17cを有する、長方形の短辺それぞれに
半円をつけた平面形状の線香台17が挿嵌されている。
【0084】オガラ貫通孔3及び線香台貫通孔7に関し
ては、第一の発明についての記載個所における説明と同
様である。また、ロウソク立て33についても、先に説
明したとおりである。
【0085】花入れ貫通孔35の水平断面における形状
及び大きさは、花入れ45の、花入れ貫通孔35に挿入
される部分の水平断面における形状及び大きさと略同一
である。これにより、花入れ貫通孔35に花入れ45が
挿嵌され得る。
【0086】花入れには、造花を挿しても生花を挿して
もよい。生花を挿す場合には、花入れに水が注入され
る。生花を挿して使用される花入れの場合には、花入れ
の材質として、金属や陶磁器等の水が漏らないものが選
択される。造花のみを飾る場合には、形状を保持できる
材料でありさえすれば、その材質は限定されない。
【0087】花入れは、底面部と側面部とを有し、これ
ら底面部と側面部によって囲まれて形成された、花を挿
したり水を入れるための凹部があればよい。従って、花
入れの水平断面の形状及び大きさは、特に限定されな
い。例えば、花入れを台座の裏側から上面板の花入れ貫
通孔に挿入する場合には、花入れの花入れ貫通孔に挿入
する部分よりも下方の部分の形状及び大きさは、花入れ
貫通孔の形状及び大きさによって制限されない。
【0088】なお、図7-Bに示された花入れ45は、
台座1の底面と同一の位置にその底面を有するものであ
るが、花入れの高さは、このような態様に限定されな
い。線香台17のように、花入れの底部が台座の底面よ
りも上方にある態様であってもよい。その場合には、花
入れは、その側面部の上端外周に鍔部を有するものであ
るのがよい。
【0089】また、花入れは、その上端部が台座の上面
板の上面よりも上方に位置するような大きさを有するも
のであってもよい。
【0090】上記第三の発明において、上面板の形状、
側面板の形状、側面板の位置、側面板の数は、特に限定
されない。それらの例は、第一の発明についてのこれら
に関する説明の個所に記載したものと同様である。
【0091】第三の発明の飾り棚において、台座の材料
は特に限定されないが、耐水性材料、加工(穿孔等)を
し易い材料が好ましい。例えば、防水処理された段ボー
ル、疎水性合成樹脂(プラスチック)、木などが挙げら
れる。
【0092】図8-Aは、第四の発明の一例を示す平面
図である。また、図8-Bは、図8-Aのz−z線におけ
る断面図である。
【0093】飾り棚400は、水平な底面部2cを有す
る中実の発泡スチロール製の楕円形柱の台座2を有す
る。台座2の上面部2a側には、その水平方向外周部
に、台座2の上方に向って開口するオガラ13を挿入す
るためのオガラ穴4があり、また、上面部2a側であっ
てその水平方向の内部には、花入れ45を挿入するため
の花入れ挿入穴36がある。花入れ挿入穴36には、そ
の底面部45a及び側面部45bによって逆円錐台形状
に形作られた花入れ45が挿嵌されている。
【0094】さらに、第四の発明の必須構成要件ではな
いが、台座2の上面部2a側であってその水平方向の内
部には、台座2の上方に向って開口する線香台19を挿
入するための線香台挿入穴9がある。線香台挿入穴9に
は、底面部19a及び側面部19bを有する、換言すれ
ば、軽石灰等を入れるための凹部を有する、円筒形の線
香台19が挿嵌されている。
【0095】台座2の側面部2bは、特に加工はなされ
ていない。
【0096】台座の上面部及び裏側(底面部を含む面)
については、第二の発明についての記載個所において説
明したとおりである。
【0097】台座には、さらに、底面部及び側面部を有
する円筒状のロウソク立てが挿嵌されるロウソク立て挿
入穴が形成され、その穴にロウソク立てが挿嵌されてい
てもよい。
【0098】あるいは、底面部と底面部の中央部に立設
されたロウソク差込み部とを有するロウソク立ての底面
部裏側が、台座の上面上に貼付されていてもよい。
【0099】オガラ穴4については、第二の発明につい
ての記載個所において説明したとおりである。
【0100】花入れ挿入穴36の水平断面における形状
及び大きさは、花入れ45の、花入れ挿入穴36に挿入
される部分の水平断面における形状及び大きさと略同一
である。これにより、花入れ挿入穴36に花入れ45が
挿嵌され得る。
【0101】花入れには、造花を挿しても生花を挿して
もよい。生花を挿す場合には、花入れに水が注入され
る。生花を挿して使用される花入れの場合には、花入れ
の材質として、金属や陶磁器等の水が漏らないものが選
択される。造花のみを飾る場合には、その材質は限定さ
れない。
【0102】花入れは、底面部と側面部とを有し、これ
ら底面部と側面部によって囲まれて形成された、花を挿
したり水を入れるための凹部があればよい。従って、花
入れの水平断面の形状及び大きさは、特に限定されな
い。しかし、花入れは、通常は台座の上面側から花入れ
挿入穴に挿入されるので、挿入可能な形状に限定され
る。なお、花入れが変形可能な材質で形成される場合に
は、花入れの形状として、従って花入れ挿入穴の形状と
して、バラエティーに富んだ多種多様なものが選択され
得る。
【0103】また、花入れは、その上端部が台座の上面
板の上面よりも上方に位置するような大きさを有するも
のであってもよい。
【0104】線香台挿入穴9の水平断面における形状及
び大きさは、線香台19の、線香台挿入穴9に挿入され
る部分の水平断面における形状及び大きさと略同一であ
る。これにより、線香台挿入穴9に線香台19が挿嵌さ
れ得る。
【0105】線香台、従って線香台挿入穴の形状は、特
に限定されないが、例えば、箱型(直方体)、水平方向
断面形状が楕円の柱状等が挙げられる。なお、線香台
は、その側面部の上端外周に位置する鍔部を有するもの
であってもよい。また、鍔部の有無に関わりなく、線香
台は、その上端部が台座の上面板の上面よりも上方に位
置するような大きさを有するものであってもよい。
【0106】円筒状ロウソク立て、底面部と底面部の中
央部に立設されたロウソク差込み部とを有するロウソク
立てについては、先に説明したとおりである。ロウソク
立て挿入穴の形状及び大きさは、円筒状ロウソク立ての
形状及び大きさと略同一である。
【0107】第四の発明の飾り棚において、台座の材質
は、特に限定されないが、軽石の他、疎水性合成樹脂、
発泡合成樹脂(発泡スチロール等)、御影石、木等を挙
げることができる。
【0108】図9は、第五の発明の一例を示す平面図で
ある。
【0109】折りたたみ式台座500は、防水処理がな
された段ボール製であって、長方形状部分1aと、その
長方形状部分1aの各辺から連続して外方に延びる4個
の長方形部分1bと、各長方形部分1bの一方の短辺か
ら連続して外方に延びる糊代11からなる。
【0110】長方形状部分1aの外周部には、オガラ貫
通孔3が形成されており、その内部には、造花貫通孔5
が形成されている。
【0111】糊代11には、両面粘着テープが貼付され
ていてもよい。この場合には、両面粘着テープの糊代側
とは反対の粘着面上に被覆部材が貼付される。この被覆
部材は、折りたたみ式台座500の使用時に剥離され
る。それにより、粘着面が露出され、この粘着面によっ
て隣接する長方形部分1b同士が接着される。
【0112】この折りたたみ式台座500の長方形状部
分1aの各辺を山折りし、糊代11で隣接する長方形部
分1b同士を接着すると、第一の発明の飾り棚に用いら
れる台座ができる。長方形状部分1aが上面板に、長方
形部分1bが側面板になる。
【0113】なお、長方形部分1b同士の接着は、糊代
11に両面粘着テープが貼付されていない場合には、接
着剤を塗布すればよいし、また、糊代11がない態様の
場合には、長方形部分1b同士を接着テープ等で接合さ
せればよい。
【0114】オガラ貫通孔3及び造花貫通孔5に関して
は、第一の発明に関する説明の個所に記載したとおりで
ある。
【0115】上記第五の発明において、多角形状部分1
aの形状は、図9に示された例にあるような長方形に限
定されない。三角形、五角形、六角形等であってもよ
い。
【0116】また、支持部分1bの形状も、図9に示さ
れた例にあるような長方形に限定されない。多角形状部
分の各辺で山折りにして形成された台座を地面に置くこ
とができる形状であればよい。例えば、切欠き部が形成
されており、支持部分の最外部(側面板の下面)の一部
のみが地面に接触するような形状であってもよい。
【0117】第五の発明の折りたたみ式台座において、
その材料は特に限定されないが、耐水性材料、加工(穿
孔等)をし易い材料が好ましい。例えば、防水処理され
た段ボール、疎水性合成樹脂(プラスチック)板、薄い
鉄板や鋼板などが挙げられる。
【0118】なお、多角形状部分や支持部分に、座敷用
敷物柄や階段状の図柄が印刷されていてもよい。また、
支持部分の一部に切り込みと折目を設け、当該部分にお
いて山折りと谷折を交互に行うことによって、階段状部
分が形成されるようにしてもよい。
【0119】第六の発明は、造花貫通孔5の代りに花入
れ貫通孔が形成されていること以外は、第五の発明と同
様である。
【0120】図10は、第七の発明の一例を示す平面図
である。
【0121】組立式台座700は、プラスチック板製で
あって、楕円形の上面板部材1aと、長方形の側面板部
材1bとを備える。
【0122】上面板部材1aの外周部には、オガラ貫通
孔3が形成されており、その内部には、造花貫通孔5が
形成されている。
【0123】側面板部材1bの短辺同士を接着剤や接着
テープによって接合し、また、側面板部材1bの長辺の
一方を上面板部材1aの一方の面の外周部に接着する
と、第一の発明の飾り棚で用いられる台座ができる。上
面板部材1aが上面板に、側面板部材1bが側面板にな
る。
【0124】オガラ貫通孔3及び造花貫通孔5に関して
は、第一の発明に関する説明の個所に記載したとおりで
ある。
【0125】上記第七の発明において、上面板部材の形
状は、特に限定されない。円形、三角形、四角形、五角
形、六角形等であってもよい。
【0126】また、側面板部材の形状も、図10に示さ
れた例にあるような長方形に限定されない。組み立てら
れた台座を地面に置くことができる形状であればよい。
例えば、切欠き部が形成されており、側面板部材(側面
板)の底部の一部のみが地面に接触するような形状であ
ってもよい。
【0127】第七の発明の組立式台座において、その材
料は特に限定されないが、耐水性材料、加工(穿孔等)
をし易い材料が好ましい。例えば、防水処理された段ボ
ール、疎水性合成樹脂(プラスチック)板、木板、薄い
鉄板や鋼板などが挙げられる。
【0128】第七の発明の組立式台座が、木製で組立後
に直方体形状となるものである場合には、例えば、上面
板部材に穴又は貫通孔を設け、そこに側面板部材の一部
を嵌め込むと共に、側面板部材同士も嵌め込みを行うこ
とによって台座を形成できるように、上面板部材及び側
面板部材を調製してもよい。
【0129】第八の発明は、造花貫通孔5の代りに花入
れ貫通孔が形成されていること以外は、第七の発明と同
様である。
【0130】第一乃至第八の発明で用いられる台座は、
当業者に公知の方法で製作される。
【0131】段ボール等の防水処理は、公知の方法、例
えば、パラフィンロウ、シリコーン樹脂、油脂、アスフ
ァルト等をしみ込ませたり、表面に塗布することによっ
て行うことができる。
【0132】オガラ貫通孔又はオガラ穴の大きさの例
は、水平方向断面の直径が7〜12mm前後、造花貫通
孔又は造花穴の大きさの例は、水平方向断面の直径が5
〜7mm前後、線香台貫通孔、線香台穴又は線香台挿入
穴の大きさの例は、水平方向断面が18cm×5cm、
台座の大きさの例は、36cm×24cm×12cm、
段ボールを使用する場合のその厚さの例は、2cm前後
である。
【図面の簡単な説明】
【0133】
【図1−A】本発明の飾り棚の一例を示す平面図であ
る。
【図1−B】図1-Aのx−x線における断面図であ
る。
【図1−C】図1-Aの飾り棚に付属品を飾り付けた状
態を示す正面図である。
【図2−A】本発明の飾り棚の他の一例を示す平面図で
ある。
【図2−B】図2-Aのy−y線における断面図であ
る。
【図2−C】図2-Aの飾り棚に付属品を飾り付けた状
態を示す正面図である。
【図3−A】本発明の飾り棚のさらに他の一例を例を示
す平面図である。
【図3−B】図3-Aのz−z線における断面図であ
る。
【図4】本発明において使用可能なロウソク立ての一例
を示す斜視図である。
【図5−A】本発明において使用可能なロウソク立ての
使用前の状態を示す平面図である。
【図5−B】図5-Aに示したロウソク立ての使用時の
状態を示す斜視図である。
【図6−A】本発明の飾り棚のさらに他の一例を示す平
面図である。
【図6−B】図6-Aのx−x線における断面図であ
る。
【図6−C】図6-Aの飾り棚に付属品を飾り付けた状
態を示す正面図である。
【図7−A】本発明の飾り棚のさらに他の一例を例を示
す平面図である。
【図7−B】図7-Aのy−y線における断面図であ
る。
【図8−A】本発明の飾り棚のさらに他の一例を例を示
す平面図である。
【図8−B】図8-Aのz−z線における断面図であ
る。
【図9】本発明の折りたたみ式台座の一例を例を示す平
面図である。
【図10】本発明の組立式台座の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
【0134】 1 台座 2 中実の台座 3 オガラ貫通孔 4 オガラ穴 5 造花貫通孔 6 造花穴 7 線香台貫通孔 8 線香台穴 9 線香台挿入穴 11 糊代 13 オガラ 15 造花 16 線香 17、18、19 線香台 21 ロウソク立て貫通孔 22 ロウソク立て穴 27 軽石灰 31、33 ロウソク立て 34 ロウソク 35 花入れ貫通孔 36 花入れ挿入穴 37 座敷用敷物柄 38 座敷用敷物 39 階段の図柄 45 花入れ 110、120、130、200、300、400 飾
り棚 500 折りたたみ式台座 700 組立式台座
フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−51064(JP,A) 実開 昭59−30293(JP,U) 実開 昭57−5426(JP,U) 登録実用新案3056218(JP,U) 登録実用新案3039799(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 33/00 A47G 33/02 A47G 35/00

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オガラと造花を飾るための盆行事用飾り
    棚であって、形状保持性を示す厚さを有する上面板と、
    上面板に接触してその下方に位置し、上面板を支持する
    側面板とを備え、上面板の水平方向外周部であって側面
    板に接触していない部分には、その水平方向断面の形状
    及び大きさがオガラの水平方向断面の形状及び大きさと
    略同一であるオガラ貫通孔を有し、且つ、上面板の水平
    方向内部には、その水平方向断面の形状及び大きさが造
    花の茎部の水平方向断面の形状及び大きさと略同一であ
    造花貫通孔と、その水平方向断面の形状及び大きさ
    が、底面部、側面部及び側面部の上端外周に位置する鍔
    部を有する線香台の側面部の水平方向断面における形状
    及び大きさと略同一である線香台貫通孔とを有する台座
    を備え、その線香台貫通孔には前記線香台が挿嵌されて
    ることを特徴とする盆行事用飾り棚。
  2. 【請求項2】 台座が、その上面板の水平方向内部
    さらに、その水平方向断面の形状及び大きさが、底面
    部、側面部及び側面部の上端外周に位置する鍔部を有す
    る円筒状ロウソク立ての側面部の水平方向断面における
    形状及び大きさと略同一であるロウソク立て貫通孔を有
    し、そのロウソク立て貫通孔には前記円筒状ロウソク立
    てが挿嵌されている、請求項1に記載の盆行事用飾り
    棚。
  3. 【請求項3】 台座の上面板の水平方向内部において、
    底面部と底面部の中央部に立設されたロウソク差込み部
    とを有するロウソク立ての底面部裏側が、上面板の上面
    上に貼付されている、請求項1に記載の盆行事用飾り
    棚。
  4. 【請求項4】 オガラと造花を飾るための盆行事用飾り
    棚であって、水平な底面部を有する中実の台座を備え、
    台座の水平方向外周部には、台座の上方に向って開口す
    、その水平方向断面の形状及び大きさがオガラの水平
    方向断面の形状及び大きさと略同一であり且つ挿入され
    たオガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ穴を有し、
    且つ、台座の水平方向内部には、台座の上方に向って開
    口する、その水平方向断面の形状及び大きさが造花の茎
    部の水平方向断面の形状及び大きさと略同一であり且つ
    挿入された造花をほぼ直立状態に保持できる造花穴と、
    軽石灰充填用であり、その軽石灰に線香を立てることが
    できる線香台穴とを有することを特徴とする盆行事用
    り棚。
  5. 【請求項5】 台座が、その水平方向内部に、さらに、
    台座の上方に向って開口する円筒状のロウソク立て穴を
    有する、請求項4に記載の盆行事用飾り棚。
  6. 【請求項6】 台座の水平方向内部において、底面部と
    底面部の中央部に立設されたロウソク差込み部とを有す
    るロウソク立ての底面部裏側が台座上に貼付されてい
    る、請求項4に記載の盆行事用飾り棚。
  7. 【請求項7】 オガラと花を飾るための盆行事用飾り棚
    であって、形状保持性を示す厚さを有する上面板と、上
    面板に接触してその下方に位置し、上面板を支持する側
    面板とを備え、上面板の水平方向外周部であって側面板
    に接触していない部分には、その水平方向断面の形状及
    び大きさがオガラの水平方向断面の形状及び大きさと略
    同一であるオガラ貫通孔を有し、且つ、上面板の水平方
    向内部には、その水平断面の形状及び大きさが、底面部
    及び側面部を有する花入れの花入れ貫通孔に挿入される
    部分の水平断面における形状及び大きさと略同一である
    花入れ貫通孔と、その水平方向断面の形状及び大きさ
    が、底面部、側面部及び側面部の上端外周に位置する鍔
    部を有する線香台の側面部の水平方向断面における形状
    及び大きさと略同一である線香台貫通孔とを有する台座
    を備え、その花入れ貫通孔には前記花入れが、また、そ
    の線香台貫通孔には前記線香台が挿嵌されていることを
    特徴とする盆行事用飾り棚。
  8. 【請求項8】 台座が、その上面板の水平方向内部
    さらに、その水平方向断面の形状及び大きさが、底面
    部、側面部及び側面部の上端外周に位置する鍔部を有す
    る円筒状ロウソク立ての側面部の水平方向断面における
    形状及び大きさと略同一であるロウソク立て貫通孔を有
    し、そのロウソク立て貫通孔には前記円筒状ロウソク立
    てが挿嵌されている、請求項7記載の盆行事用飾り
    棚。
  9. 【請求項9】 台座の上面板の水平方向内部において、
    底面部と底面部の中央部に立設されたロウソク差込み
    を有するロウソク立ての底面部裏側が、上面板の上面
    上に貼付されている、請求項7に記載の盆行事用飾り
    棚。
  10. 【請求項10】 オガラと花を飾るための盆行事用飾り
    棚であって、水平な底面部を有する中実の台座を備え、
    この台座は、その水平方向外周部に、台座の上方に向っ
    て開口する、その水平方向断面の形状及び大きさがオガ
    ラの水平方向断面の形状及び大きさと略同一であり且つ
    挿入されたオガラをほぼ直立状態に保持できるオガラ穴
    を有し、且つ、その水平方向内部に、台座の上方に向っ
    て開口する、その水平断面における形状及び大きさが底
    面部及び側面部を有する花入れの花入れ挿入穴に挿入さ
    れる部分の水平断面における形状及び大きさと略同一で
    ある花入れ挿入穴と、その水平断面における形状及び大
    きさが底面部及び側面部を有する線香台の線香台挿入穴
    に挿入される部分の水平断面における形状及び大きさと
    略同一である線香台挿入穴とを有するものであり、その
    花入れ挿入穴には前記花入れが、また、その線香台挿入
    穴には前記線香台が挿嵌されていることを特徴とする
    行事用飾り棚。
  11. 【請求項11】 台座が、その水平方向内部に、さら
    に、台座の上方に向って開口する、その形状及び大きさ
    底面部及び側面部を有する円筒状ロウソク立ての形状
    及び大きさと略同一であるロウソク立て挿入穴を有し、
    且つ、ロウソク立て挿入穴には前記円筒状ロウソク立て
    が挿嵌されている、請求項10に記載の盆行事用飾り
    棚。
  12. 【請求項12】 台座の水平方向内部において、底面部
    と底面部の中央部に立設されたロウソク差込み部とを有
    するロウソク立ての底面部裏側が台座上に貼付されてい
    る、請求項10に記載の盆行事用飾り棚。
  13. 【請求項13】 オガラと造花を飾るための盆行事用
    りたたみ式台座であって、形状保持性を示す厚さを有
    し、多角形状部分と多角形状部分の各辺から連続して多
    角形状部分の外方に延び且つ多角形状部分の各辺に平行
    な末端を有する支持部分とを備え、多角形状部分の外周
    部には、その水平方向断面の形状及び大きさがオガラの
    水平方向断面の形状及び大きさと略同一であるオガラ貫
    通孔を有し、且つ、多角形状部分の内部には、その水平
    方向断面の形状及び大きさが造花の茎部の水平方向断面
    の形状及び大きさと略同一である造花貫通孔と、その水
    平方向断面の形状及び大きさが、底面部、側面部及び側
    面部の上端外周に位置する鍔部を有する線香台の側面部
    の水平方向断面における形状及び大きさと略同一である
    線香台貫通孔とを有し、その線香台貫通孔には前記線香
    台が挿嵌されていることを特徴とする盆行事用折りたた
    み式台座。
  14. 【請求項14】 オガラと花を飾るための盆行事用折り
    たたみ式台座であって、形状保持性を示す厚さを有し、
    多角形状部分と多角形状部分の各辺から連続して多角形
    状部分の外方に延び且つ多角形状部分の各辺に平行な末
    端を有する支持部分とを備え、多角形状部分の外周部に
    は、その水平方向断面の形状及び大きさがオガラの水平
    方向断面の形状及び大きさと略同一であるオガラ貫通孔
    を有し、且つ、多角形状部分の内部には、その水平断面
    の形状及び大きさが、底面部及び側面部を有する花入れ
    の花入れ貫通孔に挿入される部分の水平断面における形
    状及び大きさと略同一である花入れ貫通孔と、その水平
    方向断面の形状及び大きさが、底面部、側面部及び側面
    部の上端外周に位置する鍔部を有する線香台の側面部の
    水平方向断面における形状及び大きさと略同一である線
    香台貫通孔とを有し、その線香台貫通孔には前記線香台
    が挿嵌されていることを特徴とする盆行事用折りたたみ
    式台座。
  15. 【請求項15】 請求項3に記載の盆行事用飾り棚と、
    その飾り棚のオガラ貫通孔に立設されたオガラと造花貫
    通孔に立設された造花とを含む盆行事用飾り棚セット
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JP3039799U (ja) 1997-01-20 1997-07-31 良次 志村 回転香炉
JP3056218U (ja) 1998-07-27 1999-02-12 晃男 宮川 儀式用の祭器

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