JP3532315B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3532315B2
JP3532315B2 JP21371395A JP21371395A JP3532315B2 JP 3532315 B2 JP3532315 B2 JP 3532315B2 JP 21371395 A JP21371395 A JP 21371395A JP 21371395 A JP21371395 A JP 21371395A JP 3532315 B2 JP3532315 B2 JP 3532315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、車載用テレビジョン受
像機やナビゲーションシステム等に用いられる、液晶パ
ネル及び光源としてのバックライトを有する液晶表示装
置に関し、特にバックライトを容易に着脱して交換する
のに好適の液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車載用テレビジョン受像機
(以下、車載用テレビと称す)においては、通常のCR
T(陰極線管)よりも小型に装置を構成することが可能
で、低電圧、低消費電力で動作すると共に歪がないこと
から、液晶を用いた液晶表示装置が採用され実用化され
ている。
【0003】近年、液晶表示装置は一般のテレビジョン
放送を受信する車載用テレビの他、ナビゲーションシス
テム等のカーシステムにおいても、文字や画像を表示す
るためのモニタとして採用されている。ナビゲーション
システムはユーザの強い人気があることから、今後液晶
表示装置の普及が益々期待されている。
【0004】通常、液晶表示装置の主要部分は、液晶を
2枚の偏向板等で挟持して構成された液晶パネルと、こ
の液晶パネルによって形成される画像を液晶パネル後部
から光を投射して最適に表示させるための光源(バック
ライトと称す)とで構成されている。しかし、上記バッ
クライトは永久的なものでなく、使用状態に応じて使用
時間が限定されてしまう。このため、液晶表示装置にお
いては、バックライトの交換が余儀なくされていた。
【0005】図7は上述した液晶表示装置の概略構成を
説明するための分解斜視図である。
【0006】図7において、液晶表示装置は前シャーシ
11と、後ろシャーシ12と、液晶パネル13と、バッ
クライト14aと、保護板15と、ユニット部16とで
構成されている。
【0007】前シャーシ11は両側側面部が形成される
と共に、後ろシャーシ12とで筐体を形成して、液晶パ
ネル13、バックライト14及びユニット16を収容す
る。
【0008】前シャーシ11は、前面が額縁状に形成さ
れ、収容された液晶パネル13の所定範囲を露出させる
ようになっている。また、前シャーシ11の前面には、
該液晶パネル13の露出面を保護するために保護板15
が取り付けられるようになっている。
【0009】前シャーシ11は、図7に示すように4つ
のねじ孔を有し、この4つのねじ孔はバックライト14
aに形成された4つの挿入部とでねじ止めを行うための
ものである。
【0010】液晶パネル13は、前シャーシ11とバッ
クライト14aとで挟持されて前記前シャーシ11に取
り付けられる。つまり、バックライト14aの4つの挿
入部は、液晶パネル13に夫々設けられた4つの貫通孔
に挿通させた後に、前記前シャーシ11の外側から4つ
のねじ孔に夫々ねじを挿入して前記4つの挿入部内部に
夫々形成したねじ山に螺合する。これにより、液晶パネ
ル13は前記前シャーシ11と前記バックライト14a
とに挟持されつつ前シャーシ11に固定される。
【0011】一方、バックライト14aは、片側側面に
バックライト点灯中に発生する熱を放出して冷却するた
めの放熱部14bを有して構成されている。また後方部
には、バックライトを点灯させ且つ点灯維持における制
御を行わせるため回路群からなるユニット16がねじに
よって取り付けられるようになっている。
【0012】後ろシャーシ12は、液晶パネル13、バ
ックライト14a及びユニット16が前シャーシ11に
一体的に固定した後に後方部より4つのねじを用いて前
記前シャーシ11に螺合して取り付ける。こうして、夫
々の部材の組み立て行程を経て、液晶表示装置と成す。
【0013】また、図示はしないが前シャーシ11に
は、露出している液晶パネル13を保護板15と共に被
包するためのカバー部材(以下、エスカッションと称
す)が取り付けられるようになっている。このエスカッ
ション(図示せず)は、例えば、より効果的に液晶パネ
ル13により形成された画像を視聴するための偏向板と
して取り付けられる場合があり、あるいは画面からある
座標を入力するためのディジパネとして取り付けられる
場合もある。このため、上記エスカッションは液晶パネ
ルとの位置関係が極めて需要な問題となり、エスカッシ
ョンを取り付けて出荷する場合には、通常、組立時にエ
スカッションと液晶パネルとの相対位置を正確に位置決
めするようにしている。
【0014】次に、バックライト14aの交換時におけ
る組み立て行程を図7を参照しながら説明する。
【0015】いま、バックライト14aの機能が長時間
の使用により劣化したため該バックライト14aを交換
するものとする。先ず最初に、図示はしないが前シャー
シ11の前面に取り付けられたエスカッション(図示せ
ず)を外す。その後、前シャーシ11に取り付けること
によって筐体と成す後ろシャーシ12を前シャーシ11
から取り外す。そして、バックライト14aに取り付け
られたユニット16を外し、その後、前シャーシ11に
固定されているバックライト14aを、前シャーシ11
前面のねじを外して、前シャーシ11から液晶パネル1
3と共に取り外す。これにより、バックライト14a及
び液晶パネル13は、前シャーシ11から完全に分離す
る。こうして、取り外されたバックライト14aは、不
要となり、そして同じ形状に形成された新しいものと交
換して、上述の分解した行程とは逆の行程で組み立てる
ことにより、バックライト14aの交換作業を完了す
る。
【0016】しかしながら、上記構成における従来の液
晶表示装置では、バックライト14aを交換するために
は、エスカッション10を必ず外して交換作業を行わな
くてはならない。このため、エスカッションと液晶パネ
ルとの相対位置調整を再度行うことが必要となる。しか
し、上記相対位置調整は極めて難しく、一般の販売サー
ビス店あるいはユーザでは不可能である。再度位置調整
を行わないと、エスカッション10と液晶パネル13と
の相対位置関係がずれてしまい、液晶パネル13の画面
表示部とのセンター位置がずれることになる。このた
め、液晶パネル13により形成された画像がずれて表示
されたり、あるいはエスカッション10がディジパネ等
のタッチパネル(タッチセンサー)で構成された場合に
は、タッチパネルからの入力が正常に行われず、液晶表
示装置自体の性能が著しく劣化してしまう。
【0017】したがって、このような不都合を解消する
ためには、バックライトの交換時に上記エスカッション
10を外さないで交換作業が行えれば良いが、従来の液
晶表示装置の構造では不可能であるのが実状である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の液
晶表示装置では、バックライトを交換するためには、前
シャーシと一体的に取り付けられている液晶パネル及び
エスカッションを取り外して行う必要があるため、液晶
パネルとエスカッションとの相対位置関係がずれてしま
い、装置自体の機能が劣化としてしまうという問題点が
あった。
【0019】そこで、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、エスカッションと液晶パネルとの相対位置関係をず
らすことなくバックライトを交換するのに好適の構造を
有する液晶表示装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、筐体の前面部に液晶パネルを取り付けるとともに、
液晶パネルの背面から前記液晶パネルに向けて光を照射
するように前記筐体内にバックライトを配設した液晶表
示装置において、前記筐体は、筐体本体部と、開口部を
有する前記前面部とから成り、前記前面部には、前記開
口部を閉塞するように液晶パネルが取り付けられ、前記
筐体内に、前記バックライトを前記筐体の側面部から前
記液晶パネル面に沿って摺動自在に取りつけるための案
内装置と、前記バックライトに取り付けられた放熱部
と、前記液晶パネルの背面位置に前記バックライトを係
止させる放熱フィンとを熱伝導部材で一体に形成し、前
記放熱フィンを前記筐体の側面部を閉口する蓋部に熱的
に結合する放熱用の板体とを具備したことを特徴とす
る。
【0021】請求項1記載の本発明においては、前記バ
ックライトを摺動させて案内する案内装置を有するた
め、前記バックライトを前記筐体の前面部を分解するこ
となく、筐体の側面から挿抜を行うことが可能となり、
バックライトの交換おける作業を容易にすることがで
き、また、前記放熱用の板体は、前記バックライト取り
付けられた放熱部と、前記液晶パネルの背面位置に前記
バックライトを係止させる放熱フィンとを熱伝導部材で
一体に形成し、放熱フィンが前記筐体の側面部を閉口す
る蓋部に熱的に結合しているため、前記バックライトに
より発生した熱を前記筐体側へと放熱することができ
る。
【0022】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の液晶表示装置であって、前記案内装置は、前記液晶パ
ネル面に沿って前記バックライトを摺動案内するため前
記前面部に形成したガイド部と、前記前面部の側面に設
けられ前記バックライトを前記ガイド部に挿入するため
の挿入口と、前記液晶パネルの背面位置に前記バックラ
イトを係止させる係止部とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0023】請求項2記載の本発明においては、前記前
面部に形成したガイド部によってバックライトを摺動案
内することができるため、前記液晶パネルの取り付け位
置を変えないでバックライトのみを取り外すことができ
る。
【0024】請求項3記載の本発明においては、請求
1に記載の液晶表示装置であって、前記係止部は、放熱
効果を向上させるために前記蓋部との接触面積を広く形
成したことを特徴とするものである。
【0025】請求項4記載の本発明においては、前記放
熱フィンは、放熱効果を向上させるために前記蓋部との
接触面積を広く形成することにより、伝導する熱量を増
大させて放熱効果を向上させることが可能となる。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0033】図1ないし図5は本発明に係る液晶表示装
置の一実施形態例を示し、図1は液晶表示装置の概略構
成を示す分解斜視図、図2はバックライトのスライド動
作を説明する説明図、図3は横シャーシを外した状態の
装置の側面図、図4はエスカッションの取付状態を示す
斜視図、図5はエスカッションの形状を説明するための
装置の底面図である。
【0034】図1において、本実施形態の液晶表示装置
は、前シャーシ1、後ろシャーシ2及び横シャーシ6の
3つのシャーシを用いて筐体を形成するシャーシ構造と
なっている。この筐体には、液晶表示装置を構成する主
要部材である液晶パネル3、バックライト4及びユニッ
ト部7が収容されるようになっている。
【0035】前シャーシ1は、延設してなる両側側面部
と、後ろシャーシ2と接合してねじ止めにより固定する
ために形成された接合部1aとを有して構成されてい
る。接合部1aは、前シャーシ1の上下両方に設けられ
且つ後ろ方向に夫々延設し且つ折曲して形成されてお
り、前シャーシ1は夫々の接合部1aを後ろシャーシ1
2の所定箇所に接合させ且つねじ止めすることにより、
後ろシャーシ2に固定されるようになっている。
【0036】また、前シャーシ1の前面は、額縁状に形
成されており、収容する液晶パネル2の画面表示部を露
出させるようになっている。また、前シャーシ1の額縁
状に形成された内面には、前記露出している液晶パネル
3の画面表示部を保護するための保護板5が装着される
ようになっている。
【0037】一方、後ろシャーシ2は、例えば平面のシ
ャーシを片側側面を開口するように折曲して形成されて
いる。即ち、後ろシャーシ2は他方の側面部を有して形
成され、開口している側面部には、横シャーシ6が取り
付けられるようになっている。このとき、横シャーシ6
は4つのねじによって前記後ろシャーシ2に固定され
る。 また、後ろシャーシ2の延設した上下両面の間に
は、2つのユニット部が挟持された状態で取り付けられ
るようになっている。このユニット部7は、例えばバッ
クライト4を点灯させ且つ点灯維持における制御を行わ
せるため回路群で構成された部材である。
【0038】ところで、本実施形態においては、図3に
示すようにエスカッション10が前シャーシ1の前面に
取り付けられるようになっている。即ち、前シャーシ1
の前面に露出している液晶パネル3を保護板5と共に被
包する。これにより、例えば、エスカッション10を偏
向板として取り付けた場合には、より効果的に液晶パネ
ル3により形成された画像の視聴を可能にし、また、デ
ィジパネ(タッチスクリーン)として取り付けた場合に
は、画面からのある座標の入力を可能にする。
【0039】エスカッション10と前シャーシ1との取
付け状態は、例えば、エスカッション10の少なくとも
上下端面のうち一方の端面に対し、図5に示すように前
シャーシ1が後ろシャーシ2に固定されるねじ1bに
合しないように欠切部を設けて形成する。そして、この
ように形成されたエスカッション10を前シャーシ1の
前面に抱囲するように嵌着する。これにより、エスカッ
ション10は、前シャーシ1と一体的に固定され、つま
り、前シャーシ1、液晶パネル2及びエスカッション1
0で1ブロックと成す。即ち、前シャーシ1と後ろシャ
ーシ2とを固定しているねじ1aを外すだけで、エスカ
ッション10を取り外すことなく前シャーシ1及びエス
カッション10を後ろシャーシ2から分離することがで
きる。したがって、エスカッション10と液晶パネル3
との相対位置調整は、変化せず、セットを分解する場合
においても、液晶パネル3を外す必要のない限り常に相
対位置を保持することができるようになっている。
【0040】また、エスカッション10は、図3に示す
ように後述するバックライト4のスライドの妨げになら
ないようにバックライト4の側面部及び液晶パネル3の
固定枠部材3aの側面部に対向する側面が欠切されてい
る。これにより、エスカッション10を装着したままの
状態で交換時におけるバックライト4のスライドを可能
にする。
【0041】図1に示すように液晶パネル3は、固定枠
部材3aの所定位置に固定され 固定枠部材3aは前シ
ャーシ1内部(内側)に固定されるようになっている。
固定枠部材3aは、図2に示すようにバックライト4を
挿通させるための挿通孔を形成すると共に、挿通時にバ
ックライト4と係合して案内をするためのガイド部3b
を形成している。
【0042】一方、バックライト4は図2に示すよう
に、上述の固定枠部材3aの挿通孔に対応した形状に形
成されており、固定枠部材3aのガイド部3bに案内さ
れながら貫通孔に挿通する。こうして、バックライト4
は図1に示す液晶パネル3の所定範囲に光を投射する最
適な位置にセットされる。また、バックライト4は交換
時に挿通孔にセットしているバックライト4を引き出す
ための係止部4aが取り付けられている。この係止部4
aは、単にバックライト4を引き出すためだけでなく、
挿通時において前記固定枠部材3aに係止部4aを当接
することにより、バックライト4のスライドを完了させ
ると共に、スライド方向に対してねじ止めすることによ
り、バックライト4のスライドを固定をする役割もあ
る。尚、バックライト4に取り付けられた係止部4a
は、例えば、バックライトと一体的に形成しても良く、
または図6に示すように夫々別々に形成してこれらを取
り付けるように着脱可能に構成しても良い。
【0043】このような構成では、前シャーシ1、液晶
パネル3及びエスカッション10を1ブロックとして後
ろシャーシ2に取り付けることが可能となり、また、取
り外す場合でも、後ろシャーシ2から前シャーシ1のみ
を外すことにより、1ブロックとする前シャーシ1、液
晶パネル3及びエスカッション10を同時に取り取り外
すことができる。このため、エスカッション10と液晶
パネル3とは、取り付けられたそのままの状態であるた
め、相対位置は変換しない。また、エスカッション10
の側面の一部が欠切していることから、バックライト4
のスライドを可能にし、しかも液晶パネル3の固定枠部
材3aが前シャーシ1に固定されていることから、液晶
パネル3も取り外すことなくバックライト4のスライド
を可能にする。
【0044】次に、液晶表示装置のバックライト4の交
換方法を詳細に説明する。尚、図4に示す横シャーシ6
aは図1に示す横シャーシ6の変形例であるが、同一の
構成要素として説明する。
【0045】いま、バックライト4の機能が長時間の使
用により劣化したため該バックライト4を交換するもの
とする。
【0046】先ず最初に、図4において、後ろシャーシ
2に固定されている横シャーシ6aを取り外す。このと
き、横シャーシ6aは4つのねじにより後ろシャーシ2
に固定されていることから、前記4つのねじを外すこと
により、図4に示すように横シャーシ6aは矢印A方向
(図4における矢印)へと分離することができる。する
と、液晶表示装置は、図3に示すように横シャーシ6a
が外された状態となり、バックライト4の係止部4a、
ユニット部7及び液晶パネル3が取り付けられている固
定枠部材3aの側面部が露出する。
【0047】次に、図1に示すバックライト4の係止部
4aと後ろシャーシ2とを固定しているねじ4bを取り
外して、バックライト4の係止部4aの固定を解除す
る。これにより、固定枠部材4aの挿通孔に嵌挿されて
いるバックライト4は、スライド可能な状態となる。そ
して、図4に示すようにバックライト4の係止部4aを
矢印B方向に引き出すことにより、バックライト4は固
定枠部材3aの貫通孔のガイド部3bに沿ってスライド
する。その後、図3に示すようにユニット部7と接続さ
れている接続線7a等を取り外して、完全にバックライ
ト4を引き抜き、引き抜いたバックライト4の代わりに
新たに容易した同一形状のバックライトに交換して前記
固定枠部材3aの挿通孔に嵌挿する。このとき、前シャ
ーシ1は、図4に示すように後ろシャーシ2に固定され
た状態であり、しかも前シャーシ1に取り付けられてい
るエスカッション10及び液晶パネル3も同様に組み立
てられた状態のままである。したがって、バックライト
4の交換作業はエスカッション10及び液晶パネル3を
取り外すことなく行うことができる。これにより、エス
カッション10と液晶パネル3とのセンター位置、即ち
相対位置関係は変化しない。
【0048】その後、新たに交換したバックライト4の
嵌挿後に、バックライトのスライドを係止するためのね
じ4bを螺合し、そして横シャーシ6aを後ろシャーシ
に接合させると共に、4つのねじにより螺合して固定す
る。こうして、液晶表示装置におけるバックライト4の
交換作業を完了する。
【0049】したがって、本実施形態によれば、エスカ
ッション10及び液晶パネル3を取り外すことなくバッ
クライト4の交換を行うことができることから、エスカ
ッション10と液晶パネル3との相対位置関係は変化せ
ず、従来技術でバックライトの交換の際に必要であった
再調整を不要にすることができるという効果を有する。
また、バックライトの交換に伴う作業性を考慮する
と、図7に示す従来の液晶表示装置では、後シャーシ1
2の取り外し作業がネジ止め4本、ユニット16の取り
外し作業がネジ止め4本、更に、液晶パネル13及びバ
ックライト14aの取り外し作業がネジ止め4本とな
り、合計12本のネジ止めを外さなければならない。し
かしながら、図1に示す本発明の液晶表示装置では、横
シャーシ6の取り外し作業がネジ止め4本、最後にバッ
クライト4の係止部4aの取り外し作業がネジ止め1本
(2本の場合もある。)となり、合計5本のネジ止めを
外すだけでバックライト4の交換を行うことが可能であ
る。これにより、バックライトの交換に伴う作業性も向
上させることができる効果がある。
【0050】ところで、バックライト4は液晶パネル3
により形成した画像等を効果的に表示させるために光を
投射する光源であるため、熱が発生してしまい他の回路
等に悪影響を及ぼす虞れがある。そこで、従来より放熱
のための工夫が種々成されているが、本発明の液晶表示
装置においては、更に効果的に放熱機能を向上させるこ
とも可能である。このような、バックライトの放熱効果
を向上させた実施形態例を図6に示す。
【0051】図6は本発明に係る液晶表示装置の他の実
施形態を示し、放熱効果を得るために形成されたバック
ライトの主要部分を示す斜視図である。
【0052】本実施形態においては、バックライト4に
取り付けられた係止部4aをバックライト4とは別体と
して放熱フィン4dを有する放熱部4cを形成する共
に、該放熱部4cをバックライト4の裏面に取り付ける
ことでバックライト4により発生した熱を放熱部4cを
介して放熱フィン4dへと伝導させ、該放熱フィン4d
を横シャーシ6bと接合させることにより、伝導された
熱を横シャーシ6bへと放熱するように構成したことが
前記実施形態とは異なる点である。
【0053】図6に示すように、バックライト4には、
前記実施形態例における係止部4aと同じ動作をする放
熱フィン4dを備えて形成された放熱部4cが取り付け
られるようになっている。
【0054】放熱部4cは、例えば伝導体である一枚の
板体を用いて構成され、該板体を折曲することにより、
前記放熱フィン4dを形成する。この場合、放熱フィン
4dの表面面積は、前記実施形態例における係止部4a
(図1参照)よりも広く形成する。即ち、表面面積を広
くすることにより、放熱効果を向上させる。
【0055】この放熱フィン4dは、前記実施形態例と
同様にバックライト4のスライドを係止すると共に、更
に本実施形態では、バックライト4により発生した熱を
横シャーシ6bと接合することにより、筐体側へと放熱
させるための機能もある。つまり、放熱部4cは、組立
時に放熱フィン4dと横シャーシ6bとが完全に接合す
るようにバックライト4の背面にねじ等により固定され
る。これにより、横シャーシ6bを後ろシャーシ2(図
1参照)に取り付けた場合には、放熱フィン4dが横シ
ャーシ6bの内面に接合し且つこの接合状態を保持する
ことができるようになっている。
【0056】本実施形態においては、バックライト4の
投射により発生した熱が放熱部4ccへと伝導する。そ
して、放熱部4cを介して放熱フィン4dへと更に伝導
し、該放熱フィン4dと接合している横シャーシ6dへ
と放熱する。これにより、バックライト4により発生し
た熱は、確実に筐体へと放熱することが可能となる。
【0057】したがって、本実施形態例によれば、前記
実施形態例と同様の効果を得ることができると共に、バ
ックライト4により発生した熱を筐体へと放熱すること
も可能であり、放熱効果を更に向上させるという効果も
ある。
【0058】尚、本発明に係る実施形態例においては、
固定枠部材3aの挿通孔にバックライト4を挿通させる
ことによりスライドを可能にしたが、例えばバックライ
ト4のスライドを支持するための支持部材を後ろシャー
シ2側に設け、且つこの支持部材を案内するようにバッ
クライト4の背面に長穴を形成してバックライト4のス
ライドを行うように構成しても良い。この場合において
も、エスカッション10及び液晶パネル3を取り外すこ
となくバックライトの交換を可能にする。
【0059】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、相
対位置調整の必要なエスカッション及び液晶パネルを取
り外すことなく、バックライトの交換を行うことができ
る。これにより、エスカッションと液晶パネルとの相対
位置関係がずれることがないため、再位置調整を不要に
することができるという効果を得る。また、バックライ
トの交換に伴う作業も容易となり、作業性の向上を得る
効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示装置の一実施形態を示す
分解斜視図。
【図2】バックライトのスライド動作を説明するための
説明図。
【図3】横シャーシを取り外した状態の装置の側面図。
【図4】エスカッションの取付状態を説明するための説
明図。
【図5】エスカッションの形状を説明するための説明
図。
【図6】本発明に係る液晶表示装置の他の実施形態を示
す斜視図。
【図7】従来の液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視
図。
【符号の説明】
1…前シャーシ、1a…接合部、2…後シャーシ、3…
液晶パネル、3a…固定枠部材、3b…ガイド部、4…
バックライト、4a、4b…係止部(バックライト放熱
フィン)、5…保護板、6、6a、6b…横シャーシ、
7…ユニット部、10…エスカッション。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−73879(JP,U) 実開 平1−62581(JP,U) 実開 平7−16925(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/66 102 G02F 1/1335 G09F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の前面部に液晶パネルを取り付ける
    とともに、液晶パネルの背面から前記液晶パネルに向け
    て光を照射するように前記筐体内にバックライトを配設
    した液晶表示装置において、 前記筐体は、筐体本体部と、開口部を有する前記前面部
    とから成り、前記前面部には、前記開口部を閉塞するよ
    うに液晶パネルが取り付けられ、 前記筐体内に、前記バックライトを前記筐体の側面部か
    ら前記液晶パネル面に沿って摺動自在に取りつけるため
    の案内装置と、 前記バックライトに取り付けられた放熱部と、前記液晶
    パネルの背面位置に前記バックライトを係止させる放熱
    フィンとを熱伝導部材で一体に形成し、前記放熱フィン
    を前記筐体の側面部を閉口する蓋部に熱的に結合する放
    熱用の板体とを具備したことを 特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記案内装置は、前記液晶パネル面に沿
    って前記バックライトを摺動案内するため前記前面部に
    形成したガイド部と、前記前面部の側面に設けられ前記
    バックライトを前記ガイド部に挿入するための挿入口と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記放熱フィンは、放熱効果を向上させ
    るために前記蓋部との接触面積を広く形成したことを
    徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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