JP3532191B1 - ペット洗浄装置 - Google Patents

ペット洗浄装置

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JP3532191B1
JP3532191B1 JP2003164007A JP2003164007A JP3532191B1 JP 3532191 B1 JP3532191 B1 JP 3532191B1 JP 2003164007 A JP2003164007 A JP 2003164007A JP 2003164007 A JP2003164007 A JP 2003164007A JP 3532191 B1 JP3532191 B1 JP 3532191B1
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Abstract

【要約】 【課題】 動物の全身を満遍なく洗浄するペット洗浄装
置を提供する。また、動物に手を加えることなく動物に
不快感を与えることのないペット洗浄装置を提供する。
さらに、洗浄から乾燥まで一連の洗浄が行えるペット洗
浄装置を提供する。 【解決手段】 動物が搭載される台座12と、水平軸を
中心としてこの台座12の周りを回転する筒状のシャワ
ー部材11と、このシャワー部材11の内面に設けられ
たノズル14と、このノズル14に動物洗浄用の液体お
よびまたは乾燥用の気体を供給する供給手段15とを備
えたペット洗浄装置10である。この結果、動物の全身
を満遍なく洗浄できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はペット洗浄装置、
詳しくはペットなど小動物を洗浄・乾燥するためのペッ
ト洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ペットや動物園に飼育されている動物を
洗浄するために、さまざまな発明がなされている。例え
ば、動物を洗浄容器内に収容して、洗浄を行うペット洗
浄装置が開示されている(特許文献1参照)。このペッ
ト洗浄装置には、開閉自在な収容部と、収容部のなかに
動物を固定する台座を有している。台座の上面には、メ
ッシュ状台板が設けられており、このメッシュ状台板の
下方には、上方に向かって、すなわち動物に向かって、
動物洗浄用の液体を供給するシャワー装置を備えてい
る。このシャワー装置からメッシュ(透孔)を通して、
動物に向かってシャワー水が動物に向かって噴出され
る。
【0003】
【特許文献1】特開2003−47357号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ペ
ット洗浄装置には、シャワーの噴出位置が動物の下方に
設けてある。このため、噴出された洗浄水は、動物の下
部に向けて噴出される。動物の上方には動物に向けて噴
出するシャワーを備えていない。したがって、動物の上
方に直接、洗浄水を当てて洗浄できないという問題点を
有していた。また、このシャワーは、垂直軸を中心に回
転し、シャワー水が下方から吹き上げるように噴出され
る。しかし、洗浄液の吹き上げ噴出は、動物の下部に局
所的に強い刺激を与えるものであり、ひいては動物に不
快感を与える。
【0005】
【発明の目的】この発明は、動物の全身を満遍なく洗浄
することができるペット洗浄装置を提供することを目的
とする。また、動物に手を加えることなく動物に不快感
を与えることのないペット洗浄装置を提供することを目
的とする。さらに、洗浄から乾燥まで一連の洗浄処理が
行えるペット洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、動物を載せる台座と、水平軸を中心としてこの台座
の周りを回転するシャワー部材と、このシャワー部材に
設けられ、台座に向かって動物洗浄用の液体およびまた
は乾燥用の気体を噴出するノズルと、このノズルに動物
洗浄用の液体およびまたは乾燥用の気体を供給する供給
手段とを備えたペット洗浄装置である。
【0007】動物を搭載する台座は、収容箱を設けて、
この収容箱の中に設置してもよい。または、例えば構造
物の一部など固定部材に台座の水平軸を連結して、台座
の周りは開放的な空間にしてもよい。台座の形状は限定
されない。台座は、動物の大きさに応じて、その大きさ
を変更可能にすることができる。例えば、台座を水平で
平行な2本の長板で構成する。一方の長板に動物の左側
の前後の足を載せる。右側の前後の足を他方の長板に載
せる。載せる動物の大きさに応じて、2本の長板の間の
距離を変えるようする。台座に搭載された動物が静止す
るように、台座の長板に設けたベルトや伸縮自在のゴム
などで動物の足を固定することができる。または、台座
と動物の首輪とを紐で連結して固定してもよい。台座の
長板には、動物の足裏も洗浄できるように、例えば、複
数の貫通孔を形成することができる。この台座の周りを
水平軸を中心にして回転し、台座に搭載された動物に向
かって洗浄用の液体および乾燥用の気体を噴出する例え
ば中空の箱からなるシャワー部材を設ける。このシャワ
ー部材の形状は、限定されない。例えば、中空の直方体
や筒状体であってもよい。または、動物に開放的な空間
を与えるために、箱体ではなく棒状材により枠状または
コ型の形状に形成してもよい。シャワー部材の素材は、
限定されない。耐水性、耐塩水性を有し、軽量で剛性を
有する素材であればよい。シャワー部材は、例えば、収
容箱の側壁に固定された水平軸により回転自在に支持さ
れる。このシャワー部材を回転するために、回転手段を
シャワー部材に設ける。この回転手段としては、モータ
による自動式の回転手段であってもよいし、回転自在な
レバーを設けた手動式のものとしてもよい。モータは、
正逆回転および回転速度調整機能を有するものを使用す
る。例えば、DCモータ、ステッピングモータを使用す
る。DCモータの場合は、スイッチ回路を用いてモータ
に入力する電流の極性の切り換えを行い、正逆回転を制
御する。ステッピングモータの場合も、モータの電極に
与えるパルス信号の制御により、正逆回転を制御する。
シャワー部材の内面には、台座に固定された動物に向か
って動物洗浄用の液体およびまたは乾燥用の気体を噴出
するノズルを形成する。このノズルは細孔である。細孔
よりさらに微小な孔を複数設けて、霧吹き状に噴出する
ノズルにしてもよい。または、これらを併設してもよ
い。動物を洗浄する動物洗浄用の液体などは、その供給
源を含む供給手段からシャワー部材に供給される。
【0008】請求項2に記載の発明は、上記供給手段
は、上記液体の温度およびまたは上記気体の温度を調整
可能とした請求項1に記載のペット洗浄装置である。動
物に噴出する動物洗浄用の液体などは、供給手段からシ
ャワー部材に供給される。動物洗浄用の液体をシャワー
部材に供給する供給手段は、例えば、ポンプまたはタン
クにヒーターを設けて構成することができる。また、乾
燥用の気体をシャワー部材に供給する供給手段では、例
えば、コンプレッサーまたはファンにヒーターを配設、
内蔵して構成する。動物洗浄用の液体および乾燥用の気
体の温度調節は、これらヒーターによって行われる。ま
た、例えば、タンクおよびファンには開閉弁をそれぞれ
備えており、これらの開閉弁の切り換えにより、動物洗
浄用の液体と乾燥用の気体との供給の切り換えを行う。
【0009】請求項3に記載の発明は、上記シャワー部
材は、回転しながら、水平軸の軸方向に往復動する請求
項1または請求項2に記載のペット洗浄装置である。シ
ャワー部材は、動物に対して回転しながら水平軸の軸方
向に往復動する。シャワー部材を往復動させるために、
例えば、モータの出力軸とシャワー部材との間に、モー
タの回転を回転動/往復動に変換するウオームギアなど
からなる機構を介在させる。
【0010】
【作用】請求項1に記載のペット洗浄装置にあっては、
動物を台座に載せて、例えば、台座のベルトやゴムバン
ドで動物の体または足を台座に固定する。次に、例えば
モータの電源をONにして、この台座を取り囲むシャワ
ー部材を、水平軸を中心として所定速度で回転させる。
回転するシャワー部材は、その回転半径方向の内方に向
かって、動物洗浄用の液体などを噴出する細孔のノズル
を備えている。そこで、この回転と同時に供給手段から
動物洗浄用の液体など所定圧力でシャワー部材に供給す
る。すると、その圧力により、ノズルから勢いよく動物
洗浄用の液体などを動物に向かって噴出する。また、シ
ャワー部材は、液体を噴出しながら台座に載せた動物の
周りを水平軸回りに所定回転速度で所定時間だけ回転す
る。これにより、動物の全身を満遍なく洗浄できる。洗
浄終了後は、乾燥用の気体を回転するシャワー部材に供
給し、動物を乾燥させる。よって、人間が動物に直接手
を加えることなく、洗浄から乾燥までの一連の処理が行
える。シャワー部材は、例えば、枠状の形態を有するこ
とができ、この場合は動物にとって開放感のある空間で
洗浄できる。また、シャワー部材が回転することによ
り、腹を含む動物の全身を満遍なく洗浄することがで
き、動物洗浄用の液体を局所的に噴出して動物に不快感
を与えることもない。また、当然に液体・気体の噴出速
度、噴出量は適宜調整するものとする。
【0011】請求項2に記載のペット洗浄装置にあって
は、供給手段において上記液体の温度および上記気体の
温度を調整する。これにより、冬の寒いときにも動物洗
浄用の温かい液体および乾燥用の温かい気体を用いて、
動物を洗浄し乾燥することが可能である。また、液温、
気体温度は、その洗浄時間、乾燥時間に応じて変更可能
である。
【0012】請求項3に記載のペット洗浄装置にあって
は、シャワー部材は、回転および軸方向に往復動しなが
ら、動物にむかって動物洗浄用の液体などをノズルから
噴出する。これにより、シャワー部材が往復動しないと
き、動物に当てられなかった箇所にも動物洗浄用の液体
などを噴出することができる。これにより、動物の全身
をさらに満遍なく洗浄および乾燥できる。したがって、
動物の周りに多数のノズルを設ける必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
1〜図7を参照して説明する。本実施形態に係るペット
洗浄装置10は、図1に示すように、動物を収容する大
略直方体形状の収容箱40と、この収容箱40の中に設
けられ、動物を載せる台座12と、この動物に動物洗浄
用の液体などを噴射するシャワー部材11とを備えてい
る。収容箱40は、上蓋21と、4枚の側壁22と、底
板23とで箱形に構成されている。上蓋21は側壁22
上端と蝶番25で連結され、収容箱40の上面を開閉可
能に設けられている。26は上蓋21の上面に設けられ
た把手であり、この把手26を掴んで上蓋21を上方に
開けることができる。収容箱40の底板23は、大略矩
形であって、その周縁部からその中央部に向かって、徐
々に低くなるよう下方に向かって所定角度傾斜してい
る。そして、この底板23の中央部(最も低い部分)に
は、動物洗浄用の液体などを収容箱40の外部に排出す
る排出口24が設けられている。収容箱40の内部に
は、上記台座12が、両側壁22にそれぞれ水平に突設
された一対の支軸を介してその両端が支持されて吊り下
げられている。また、この台座12の水平な両端支軸
に、所定幅の板材からなる四角形の枠体であるシャワー
部材11が回転自在に支持されている。シャワー部材1
1は、一対の水平な軸16を中心として、台座12の周
囲を回転する構造である。また、シャワー部材11の枠
構成材(軸方向に延びる部分)には、その長さ方向に沿
って、複数のノズル(噴出口)14が所定間隔で形成さ
れている。すなわち、枠構成材にはその延在方向に沿っ
て流体の通路が形成され、この通路は枠構成材により四
角形の循環通路を構成し、その循環通路に上記複数のノ
ズルが所定間隔でその回転軸方向に向かって流体を噴出
可能に配設されている。各ノズル14には、枠構成材の
内部通路を介して流体(液体または気体)が供給される
ように構成されている。収容箱40の外部で底板23の
延長部分上には、シャワー部材11を回転駆動するため
のモータ13が固設されている。このモータ13の出力
軸先端には、シャワー部材11を回転させるためのスプ
ラインシャフト32が連結されている。すなわち、この
スプラインシャフト32は上記水平な軸の一方を構成し
ている。同軸の水平軸16およびスプラインシャフト3
2により矩形枠であるシャワー部材11は回転自在に支
持されている。また、底板23の延長部分の上には、シ
ャワー部材11の各ノズル14に動物洗浄用の液体また
は乾燥用の気体を切り換えて供給する供給手段(タンク
等)15が配設されている。この供給手段15のタンク
と上記シャワー部材11の内部通路とは、ホース19で
連結されている。
【0014】また、図1,図2に示すように、収容箱4
0の一方の側壁22の中央部には、略水平な水平軸16
が突設されている。この水平軸16およびこれと同軸で
対向側壁に水平に支持されたスプラインシャフト32と
から、略三角形状に(所定の角度で開いて)支持部材1
7a、17bがそれぞれ垂下されている。これらの支持
部材17a、17bの各下端(所定距離離間している)
には、略水平に平行に延びる2本の長板61,62の両
端がそれぞれ固定されている。この2本の長板61,6
2の両端には、第1の長板固定部材63と、第2の長板
固定部材64とがそれぞれ連結されている。長板61,
62と、第1の長板固定部材63と、第2の長板固定部
材64とで平面視して矩形枠状の台座12が形成され
る。また、第1の長板固定部材63および第2の長板固
定部材64は、それぞれの両端が上記各対の支持部材1
7a、17bの下端にピン65により回動自在にそれぞ
れ支持されている。なお、支持部材17a、17bの各
上端は、水平軸16およびスプラインシャフト32に挿
通されている。ここで、第2の長板固定部材64の先端
部は、第1の長板固定部材63の中空部に出し入れ自在
に収納されている。これにより、長板61,62は、略
水平に保持されている。また、図3に示すように、第1
の長板固定部材63の上板部には、複数の係止孔66が
設けられている。第2の長板固定部材64の先端部に
は、その上面に凹部が形成され、この凹部に板ばね67
が設けられている。この板ばね67が、第1の長板固定
部材63の掛止孔66に挿入されるとともに、第2の長
板固定部材64が第1の長板固定部材63に掛止され
る。板ばね67の位置と、複数の係止孔66の位置とは
調整可能であり、これにより三角形の底辺の長さを調整
することができる。すなわち、第1の長板固定部材63
に対して、第2の長板固定部材64とは略水平に往復動
し、支持部材17a、17bは水平軸16およびスプラ
インシャフト32を中心に回動する。このようにして、
長板61と長板62との距離を変更することにより、搭
載する動物の大きさに応じた大きさの台座12とするこ
とができる。また、長板61,62には、動物を固定す
るベルト36が設けられている。さらに、長板61,6
2には、動物の足裏に動物洗浄用の液体を直接当てて洗
浄できるように複数の貫通孔38が設けられている。
【0015】次に、図4に示すように、シャワー部材1
1の形状は、大略矩形の枠状に形成されている。シャワ
ー部材11の枠構成材は、耐水性、耐塩水性の素材で形
成されている。シャワー部材11の一方の短辺材の中央
部に孔35が設けられ、この孔35には収容箱40の側
壁22から横設された水平軸16が挿通されている。孔
35には、ラジアル軸受け31が配設され、この軸受け
31を介してシャワー部材11は回転自在に固定の水平
軸16に支持されている。この軸受け31は、シャワー
部材の回転および軸方向移動を支持する軸受けであれば
良く、例えば気体軸受けでも良い。一方、シャワー部材
11の他方の短辺材の中央部には、スプラインシャフト
32がスプライン結合されている。スプラインシャフト
32は、台座12から立設された支持棒17a、17b
の孔39に挿通されている。支持棒17a,17bの孔
39には軸受け37aが固設され、この軸受け37aを
介してスプラインシャフト32には支持棒17a,17
bが回転自在に支持されている。この結果、スプライン
シャフト32は、回転しながらも、台座12を常時略水
平状態に支持することとなる。これにより、図5に示す
ように、シャワー部材11は、水平軸16およびスプラ
インシャフト32を中心に、動物を載せた台座12の周
りを回転することができる。
【0016】図4に示すように、シャワー部材11の回
転軸であるスプライン軸32の突出端には、シャワー部
材11を回転させるモータ13の出力軸の先端が連結さ
れている。このモータ13は、収容箱40の外部の底板
23上に立設される。このモータ13は、正逆回転可能
でかつ回転数調整が可能に構成されている。この実施例
に係るシャワー部材11は、特に高速回転を要しないの
で、低廉の市販モータを使用してもよい。図6(a)に
示すように、モータ13のシャフト27の先端には、円
筒ウォーム30が設けられている。円筒ウォーム30の
外周面には、螺旋状の溝が形成されている。また、円筒
ウォーム30の周りには、この円筒ウォーム30の回転
をシャワー部材11のスプライン軸32の回転に変換す
る筒状のギア受け材28が設けられている。このギア受
け材28には、上記スプラインシャフト32が直結され
ている。ギア受け材28の内周部の開口部付近には、係
合用突起29が内側に向かって突出して設けられてい
る。この係合用突起29は、円筒ウォーム30の溝に係
合されている。側壁22には、スプラインシャフト32
を回転自在に支持する軸受け37bが設けられている。
また、この軸受け37bはスプライン軸32の軸方向の
移動とその回転とを支持することとなる。例えば公知の
ジャーナル軸受けや気体軸受けで構成することもでき
る。
【0017】図4に示すように、シャワー部材11の各
枠構成材は、上述したように、中空材で形成されてい
る。この中空部分(通路)に、収容箱40の外部に配設
した供給手段15のタンクなどから動物洗浄用の液体、
乾燥用の気体などが供給される。この動物洗浄用の液体
などを供給するため、円環状の注入口33がシャワー部
材11のモータ13側の短辺材から突出してボス状に設
けられている。この注入口33は、シャワー部材11の
上記通路に連通している。一方、収容箱の側壁22に
は、リング状のリング管部材34が固定されている。こ
のリング管部材34は、上記シャワー部材11の注入口
33の形成部分であるボス部に嵌合されている。なお、
これらのシールはシール部材を特に設ける必要はない
が、公知のシール構造でシールしてもよい。また、リン
グ管部材34は、上記供給手段15のタンクにホース1
9を介して連結されている。この結果、供給手段15か
らシャワー部材11に、シャワー部材11の回転時にも
動物洗浄用の液体などを常時供給することができる。シ
ャワー部材11の枠構成材の回転中心に向かった面に
は、動物洗浄用の液体およびまたは乾燥用の気体を噴出
する多数のノズル14が設けられている。ノズル14は
細孔で形成してある。
【0018】図7に示すように、供給手段15は、動物
洗浄用の液体を供給するタンク51と、乾燥用の気体を
供給するファン52とを有している。タンク51とファ
ン52とには、それぞれ開閉弁54a、54bが連結さ
れている。制御部55からの制御信号により、開閉弁5
4a、54bの切り換えを行って、シャワー部材11に
動物洗浄用の液体または乾燥気体を切り替えて供給す
る。また、タンク51およびファン52には、動物洗浄
用の液体などの温度を調節するヒーター53が各々設け
られている。動物洗浄用の液体などの温度の調節は、制
御部55からの制御信号により、それぞれのヒーター5
3の温度を調節して行う。
【0019】次に、このペット洗浄装置10の使用方法
を説明する。まず、収容箱40の上蓋21の把手26に
より開閉し、動物を挿入する。図4に示すように、挿入
した動物は、台座12の上に載せる。長板62に動物の
左側の前後の足を載せる。右側の前後の足を長板61に
載せる。動物が静止するように、台座12に設けたベル
ト36またはゴムバンドで動物の足を固定する。
【0020】そして、図6(a)に示すように、モータ
13のスイッチをONにして、モータ13を回転する。
モータ13は、動物に不快感を与えないような回転数で
正転・駆動する。モータ13を駆動すると、シャフト2
7の先端に連結した円筒ウォーム30が回転する。ギア
受け材28に設けている係合用突起29は、円筒ウォー
ム30の螺旋状の溝に係合されているため、係合用突起
29は、円筒ウォーム30の回転により、この円筒ウォ
ーム30の螺旋状の溝を滑動する。これに伴い、ギア受
け材28は、モータ13のシャフト回転とは逆に回転し
ながらX方向に押し出される。このギア受け材28の回
転移動に伴い、これに直結しているスプラインシャフト
32およびシャワー部材11は回転しながら矢印X方向
に押し出される。次に、モータ13のシャフトを逆転す
る。図6(b)に示すように、係合用突起29は、円筒
ウォーム30の螺旋状の溝に係合された最初の位置まで
戻される。そして、ギア受け材28は、回転しながらY
方向に引き込まれる。ギア受け材28の引き込みによ
り、シャワー部材11も最初の位置まで戻される。この
ように、モータ13のシャフトを正転および逆転するこ
とにより、シャワー部材11は回転しながら、回転軸の
軸方向に往復動することができる。
【0021】このモータの駆動と同時に、収容箱40の
外部のタンク15等から、ホース19を通して、動物洗
浄用の液体などをシャワー部材11に供給する。図6
(a)、図6(b)に示すように、シャワー部材11
は、回転しながら、回転軸の軸方向に往復動する。シャ
ワー部材11を往復動しても、リング管部材34は注入
口33に嵌合された状態である。これにより、回転しな
がらでも回転軸の軸方向に往復動するシャワー部材11
に、動物洗浄用の液体などを供給できる。そして、シャ
ワー部材11は中空の通路になっており、この通路に動
物洗浄用の液体が供給される。シャワー部材11の内面
には、細孔のノズル14が設けられている。このため、
動物洗浄用の液体などをシャワー部材11に供給する
と、その供給手段15の圧力により、ノズル14から動
物洗浄用の液体などを勢いよく動物に噴出する。
【0022】シャワー部材11は回転しながら軸方向に
移動するため、動物の全身周りに満遍なく動物洗浄用の
液体などを噴出することができる。このとき、台座12
の両長板61,62の間には、空間部が形成されてい
る。この空間部を通して、シャワー部材11のノズル1
4から動物洗浄用の液体が、動物の腹部に向けて噴出さ
れる。さらに、長板61,62には、複数の貫通孔38
を設けている。この貫通孔38を通して、動物の足裏に
も液体を直接当てて洗浄することができる。これによ
り、汚れが目立つ動物の足裏や腹部にも動物洗浄用の液
体を噴出することができる。また、シャワー部材11
は、回転しながら、回転軸の軸方向にも移動できるよう
になっている。この結果、シャワー部材11が往復動し
ないとき、動物に当てられなかった箇所にも動物洗浄用
の液体などを噴出することができる。
【0023】また、本実施形態に係るペット洗浄装置1
0は、一連の動物の洗浄処理を行うことができる。ま
ず、洗剤を含まない液体を供給手段15からシャワー部
材11に供給して、この液体により動物を水洗いする。
次に、供給手段15からシャワー部材11に洗剤を含有
する動物洗浄用の液体を供給する。この液体により、動
物の全身の汚れを落とす。再度、洗剤を含まない液体で
水洗いをして、動物に付着した洗剤を落とす。最後に、
ファン52から乾燥用の気体を動物に噴出して、動物の
全身を乾燥させる。以上の結果、洗浄から乾燥までの一
連の処理が自動的に行える。また、人間が動物に直接手
を加えることなく洗浄することができる。このとき、室
温などに対応して供給手段のタンク51およびファン5
2に内蔵されたヒーター53の温度調節により、動物洗
浄用の温かい液体や乾燥用の温かい気体を動物に噴出す
る。この結果、冬の寒いとき、動物洗浄用の温かい液体
で動物を洗浄することができる。また、動物を乾燥する
とき、乾燥用の温かい気体により乾燥することができ
る。動物を乾燥するのに、バスタオルを何枚も準備する
必要がない。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、動物洗浄用の液体な
どを噴出しながら、シャワー部材が台座に載せた動物の
周りを回転する。この結果、動物の全身を満遍なく洗浄
できる。洗浄後は、乾燥用の気体を回転するシャワー部
材が噴出し、動物を乾燥させる。よって、人間が動物に
直接手を加えることなく、洗浄から乾燥までの一連の処
理が行える。また、局所的に洗浄液などを噴出して動物
に不快感を与えることもない。さらに、動物洗浄用の液
体およびまたは乾燥用の気体の温度調節を行うことがで
きる。これにより、寒冷時にも動物洗浄用の温かい液体
や乾燥用の温かい気体を動物に噴出して洗浄が行える。
さらに、シャワー部材が回転するとともに、往復動しな
がら動物の全身に動物洗浄用の液体などが噴出される。
この結果、シャワー部材が往復動しないとき、動物に当
てられなかった箇所にも動物洗浄用の液体などを噴出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るペット洗浄装置の
全体構成を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態に係るペット洗浄装置の
台座を示す斜視図である。
【図3】この発明の一実施形態に係るペット洗浄装置の
台座の一部を示す正面図である。
【図4】この発明の一実施形態に係るペット洗浄装置に
てイヌを搭載した状態を示す縦断面図である。
【図5】この発明の一実施形態に係るペット洗浄装置に
てイヌを搭載した状態を示す側面図である。
【図6】図4のA部の拡大図であり、(a)はシャワー
部材が軸方向に押し出された状態の断面図、(b)はシ
ャワー部材が軸方向に引き戻された状態の断面図であ
る。
【図7】この発明の一実施形態に係る供給手段の構成を
示すシステムブロック図である。
【符号の説明】
10 ペット洗浄装置、 11 シャワー部材、 12 台座、 13 モータ(回転手段)、 14 ノズル、 15 供給手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物を載せる台座と、 水平軸を中心としてこの台座の周りを回転するシャワー
    部材と、 このシャワー部材に設けられ、台座に向かって動物洗浄
    用の液体およびまたは乾燥用の気体を噴出するノズル
    と、 このノズルに動物洗浄用の液体およびまたは乾燥用の気
    体を供給する供給手段とを備えたペット洗浄装置。
  2. 【請求項2】 上記供給手段は、上記液体の温度および
    または上記気体の温度を調整可能とした請求項1に記載
    のペット洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記シャワー部材は、回転しながら、水
    平軸の軸方向に往復動する請求項1または請求項2に記
    載のペット洗浄装置。
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