JP3527982B2 - 蛍光x線分析用の油試料の調製法 - Google Patents

蛍光x線分析用の油試料の調製法

Info

Publication number
JP3527982B2
JP3527982B2 JP2001105568A JP2001105568A JP3527982B2 JP 3527982 B2 JP3527982 B2 JP 3527982B2 JP 2001105568 A JP2001105568 A JP 2001105568A JP 2001105568 A JP2001105568 A JP 2001105568A JP 3527982 B2 JP3527982 B2 JP 3527982B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil sample
fluorescent
analysis
ray
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001105568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002303594A (ja
Inventor
保弘 鮎川
恵 小野
Original Assignee
理学電機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 理学電機工業株式会社 filed Critical 理学電機工業株式会社
Priority to JP2001105568A priority Critical patent/JP3527982B2/ja
Publication of JP2002303594A publication Critical patent/JP2002303594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3527982B2 publication Critical patent/JP3527982B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガソリン、軽
油、灯油、重油、その他の重質油等の石油製品や、半製
品に含まれるCl(塩素)を蛍光X線分析するときに用
いられる油試料の調製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】石油
製品または半製品等の油試料に含まれるClを蛍光X線
分析する場合、油試料を液体試料ホルダに充填し、その
試料窓をフィルムで覆ってHe雰囲気で1次X線を照射
して分析する。
【0003】このとき、液体試料ホルダ中の油試料に1
次X線を照射すると、Clの蛍光X線強度が経時的に変
動する現象が発生することがある。その原因は以下のよ
うに考えられる。
【0004】例えば石油製品や半製品に含まれるCl
は、2つの形態で存在していることが多い。第1の形態
は、原油中に存在する塩素(例えばNaCl)が、石油精
製工程で除去しきれずに、水とともに混入しているケー
スである。第2の形態は、石油精製工程で使用される触
媒等の微粉に付着したClが混入したケースである。特
に、石油精製工程では、固形触媒を用いて油の改質を行
っているが、この工程で触媒活性の調整や触媒寿命の調
整を行う目的で、Clを添加する場合があり、このClが
触媒に付着する。触媒に付着したClは、経時的に触媒
の微粉化が起こって、触媒とともに油中に混入する。
【0005】第1の形態のように、水に溶解したNaCl
が存在する石油製品や半製品を蛍光X線分析する場合、
1次X線を照射したとき、その輻射熱によって油試料の
温度が60〜80℃程度まで上昇する。特に、重質油は
熱保持力が大きいので、油試料の温度上昇が早い。この
現象が発生すると、試料中の油分と水分との分離現象が
活発となり、比重差によってNaClを含んだ水分は試料
ホルダの下面に時間とともに沈降し始める。
【0006】その結果、蛍光X線分析によるCl分析を
下面照射で行う場合、前記沈降現象によりClの蛍光X
線強度が時間とともに増加する。一方、上面照射で行う
場合は、逆にClの蛍光X線強度が時間とともに低下す
る。
【0007】また、第2の形態のように、触媒等の微粉
に付着したClが存在する石油製品や半製品を蛍光X線
分析する場合には、1次X線を照射したとき、油試料の
温度が60〜80℃程度まで上昇し油分の粘度が低下す
るので、Clが付着した微粉化触媒は、試料ホルダの下
面に時間とともに沈降し始める。
【0008】この第2形態の場合も、第1形態の場合と
同様に、蛍光X線分析によるCl分析を下面照射で行う
場合、沈降現象によりClの蛍光X線強度が時間ととも
に増加する。一方、上面照射で行う場合は、逆にClの
蛍光X線強度が時間とともに低下することになる。よっ
て、前記第1および第2形態のいずれの場合でも、Cl
が均一に分散した状態での安定したClの蛍光X線強度
が得られず、分析精度が悪化する。なお、本願におい
て、油試料に含まれるClとは、油試料に混入した水に
溶解されたCl、油試料に含まれる微粉末に付着したC
l、油試料の油分中に飛散している微粒子のNaClとし
てのCl等をすべて含む広い意味である。
【0009】そこで、本発明の目的は、蛍光X線分析に
よるCl分析時に、油試料をあらかじめ前処理すること
により、Clが均一に分散した状態を保持してClの蛍光
X線強度の変動を少なくし、分析を精度よく行えるよう
にすることにある。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の 方法は、油試料に含まれるClを蛍光X線
分析するために前記油試料を調製する方法であって、前
記油試料にアセトンを添加して加熱することにより、前
記油試料中の水分をアセトンとともに蒸発させて前記水
分中に含まれるClを無機系Clとして析出させ、さら
に、ワックスまたは粘度指数向上剤を添加して、前記油
試料に含まれるClの沈降を抑制する。
【0015】この方法によれば、まず、油試料にアセト
ンが添加されて加熱されることにより、油試料中の水分
がアセトンとともに蒸発(共沸)して、水分中のClが
無機系Clとなって残る。次に、ワックスまたは粘度指
数向上剤(増粘剤)が添加されて、油試料の粘度が高め
られることにより、油試料に含まれるClの沈降現象が
抑制される。このため、蛍光X線分析によるCl分析を
下面または上面照射のいずれで行う場合にも、Clが均
一に分散した状態が保持されてClの蛍光X線強度の変
動が少なり、精度よくCl分析が行える。
【0016】この方法は、石油製品または半製品を油試
料として蛍光X線分析を行うときに好適な手段として用
いられる。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基礎となる第1の
提案例である蛍光X線分析用の油試料の調製法について
説明する。第1提案例の方法においては、石油製品、半
製品等の油試料に含まれるClを蛍光X線分析するとき
に、前記油試料中にアルコールまたは界面活性剤を添加
する。
【0018】このアルコールとしては、炭素数1〜10
程度のものが好適に用いられ、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等を挙げることができる。
特に、エチルアルコールは、取り扱い性が良好であり、
また乳化も起こりやすいことから、より好適に用いるこ
とができる。
【0019】以上のアルコールは、油試料に対して5〜
10重量%程度添加すれば、ほとんどの油試料に含まれ
るClの沈降現象を抑制できる。しかし、多量の水分を
含有する油試料の場合は、油試料に対し10重量%以上
のアルコールを添加する必要があり、アルコールの添加
量は油試料の状態を観察しながら随時判断する。
【0020】また、前記アルコールに変えて、界面活性
剤を用いることもできる。この界面活性剤としては、エ
チレングリコール、石鹸、アルキルベンゼンスルフォン
酸塩等が好適に使用される。なお、アルコールや界面活
性剤は、油試料の種類(例えば沸点や粘度)に応じて選
択し、2種以上を併用してもよく、アルコールと界面活
性剤を併用することも可能である。検出された蛍光X線
強度または分析結果である定量値については、前記アル
コールや界面活性剤の添加量に基づき、周知の方法によ
り補正を行う。
【0021】第1提案例の方法によれば、添加されたア
ルコールや界面活性剤が油試料中の水分つまりClを含
んだ水の親油性を向上させ、水分と油分との安定したエ
マルジョン状態(乳化状態)が作り出される。エマルジ
ョン状態になると、蛍光X線分析によるCl分析時に、
1次X線の照射により油試料の温度が上昇しても、Cl
を含んだ水は油分から分離しにくくなって、Clの沈降
現象が抑制される。このため、蛍光X線分析によるCl
分析を下面または上面照射のいずれで行う場合にも、C
lが均一に分散した状態が保持されてClの蛍光X線強度
の変動が少なくなり、Cl分析が精度よく行える。特
に、界面活性剤としてアルキルベンゼンスルフォン酸塩
を用いる場合は、エマルジョン化されたときのコロイド
粒子が細かくなるので、Clの沈降現象がより効果的に
抑制される。
【0022】次に、本発明の基礎となる第2の提案例
方法について説明する。この方法においては、石油製
品、半製品等の油試料に含まれるClを蛍光X線分析す
るときに、前記油試料にワックスまたは粘度指数向上剤
(増粘剤)を添加する。
【0023】このワックスとして、パラフィンワックス
は、不純物が少ないので、好適に使用できる。また、パ
ラフィンワックスにおいても、融点が50〜80℃程度
のものまで幅広く存在するので、分析対象となる油試料
に応じて選択する。一般的に使用しやすいのは、融点5
6℃程度のPW−135である。パラフィンワックス以
外に、スラックワックス、マイクロワックス、ペトロラ
タム等が使用でき、油試料に含まれる触媒等の微粉の大
きさによって、適宜選択する。例えば微粉が大きい場合
は、融点の高いワックスが使用される。
【0024】以上のワックスは、油試料に対し5〜10
重量%程度添加すれば、5μm程度の微粉の沈降現象を
抑制できる。しかし、油試料の中には、5μm以上の微
粉が存在して沈降を続ける場合があるので、そのときに
は、ワックスの添加量を増加させたり、融点の高いワッ
クスを使用すると、沈降現象を効果的に抑制することが
できる。
【0025】ワックスが添加された油試料は、所定温度
に加熱して油試料とワックスを均一に混合させ、この後
微粉が沈降する前に急冷して固化させ、蛍光X線分析に
供する。
【0026】また、前記ワックスに変えて、高分子ポリ
マーからなる粘度指数向上剤(増粘剤)を用いることも
できる。この粘度指数向上剤としては、オレフィンコポ
リマー、ポリメタクリレート等を挙げることができる。
なお、前記ワックスと粘度指数向上剤を併用することも
可能である。
【0027】第2提案例の方法においては、油試料中に
ワックスや粘度指数向上剤を添加し、加熱により均一に
混合させた後、この混合物を試料ホルダに投入し、急冷
して固化させることにより、油試料の粘度を高める。こ
れにより、蛍光X線分析によるCl分析時に、X線の照
射により油試料の温度が上昇しても、Clの沈降現象が
抑制される。このため、蛍光X線分析によるCl分析を
下面または上面照射のいずれで行う場合にも、Clが均
一に分散した状態が保持されてClの蛍光X線強度の変
動が少なくなり、Cl分析が精度よく行われる。
【0028】また、第1、第2提案例の方法を両方同時
にまたは続けて行うことができる。つまり、油試料に、
アルコールまたは界面活性剤と、ワックスまたは粘度指
数向上剤とを添加することにより、エマルジョン状態を
形成するとともに、油試料の粘度を高めて、Clの沈降
現象を抑制することができる。
【0029】例えば、重質油にアルコールとワックスの
両方を添加したものAと、そのままのものBについて、
下面照射で蛍光X線分析によるCl分析を行った結果を
図1に示す。これから明らかなように、前処理なしの場
合Bは、1次X線の照射開始から経時的にClの蛍光X
線強度が上昇するのに対して、第1および第2提案例
方法で前処理した場合Aは、Clが均一に分散した状態
が保持され、Clの沈降現象がほとんど起こらないの
で、通常の測定時間(10分程度)で蛍光X線強度が十
分に安定している。このため、繰り返し精度もCV=
3.0%以内と良好で、定量下限値も1ppmを達成で
きる。
【0030】次に、本発明の一実施形態である蛍光X線
分析用の油試料の調製法について説明する。この方法で
は、石油製品、半製品等の油試料に含まれるClを蛍光
X線分析するときに、油試料にアセトンを添加して加熱
することにより、前記油試料中の水分をアセトンととも
に蒸発させて前記水分中に含まれるClを無機系Clとし
て析出させ、さらに、ワックスまたは粘度指数向上剤を
添加することにより、前記油試料に含まれるClの沈降
現象を抑制する。
【0031】この実施形態の方法に用いられるワックス
や粘度指数向上剤としては、前記第2提案例の方法で用
いたものと同様のものが使用される。
【0032】この実施形態の方法によれば、油試料にア
セトンが添加されて加熱されることにより、油試料中の
水分がアセトンとともに蒸発(共沸)して、水分中に含
まれるClが無機系Clとなって残る。そして、ワックス
または粘度指数向上剤が添加されて、油試料の粘度が高
められることにより、油試料に含まれるClの沈降現象
が抑制される。このため、蛍光X線分析によるCl分析
を下面または上面照射のいずれで行う場合にも、Clが
均一に分散した状態が保持されてClの蛍光X線強度の
変動が少なくなり、Cl分析が精度よく行われる。すな
わち、上述した第1および第2提案例の方法を両方行う
のと同様の効果がある。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、油試料
に含まれるClを蛍光X線分析する際に、Clが均一に分
散した状態を保持して蛍光X線強度の変動を少なくし、
分析を精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重質油に含まれるClについて、本発明の基礎
となる第1および第2提案例の方法により前処理を行っ
た場合と、前処理を行わなかった場合との、1次X線照
射時間に対する相対蛍光X線強度の変動を示すグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 23/00 - 23/227 G01N 33/28 - 33/30 G01N 1/28 - 1/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油試料に含まれるClを蛍光X線分析す
    るために前記油試料を調製する方法であって、 前記油試料にアセトンを添加して加熱することにより、
    前記油試料中の水分を前記アセトンとともに蒸発させて
    前記水分中に含まれるClを無機系Clとして析出させ、 さらに、ワックスまたは粘度指数向上剤を添加して、前
    記油試料に含まれるClの沈降を抑制する蛍光X線分析
    用の油試料の調製法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記油試料が石油製品またはその原料となる石油半製品
    である蛍光X線分析用の油試料の調製法。
JP2001105568A 2001-04-04 2001-04-04 蛍光x線分析用の油試料の調製法 Expired - Fee Related JP3527982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105568A JP3527982B2 (ja) 2001-04-04 2001-04-04 蛍光x線分析用の油試料の調製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001105568A JP3527982B2 (ja) 2001-04-04 2001-04-04 蛍光x線分析用の油試料の調製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002303594A JP2002303594A (ja) 2002-10-18
JP3527982B2 true JP3527982B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=18958240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001105568A Expired - Fee Related JP3527982B2 (ja) 2001-04-04 2001-04-04 蛍光x線分析用の油試料の調製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3527982B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012177472A2 (en) * 2011-06-20 2012-12-27 X-Ray Optical Systems, Inc. Online monitoring of contaminants in crude and heavy fuels, and refinery applications thereof
EP2745101B1 (en) * 2011-08-15 2019-11-06 X-Ray Optical Systems, Inc. X-ray analysis apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002303594A (ja) 2002-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Binks et al. Effects of temperature on water-in-oil emulsions stabilised solely by wax microparticles
Wang et al. Asphaltene stability in crude oil and aromatic solvents the influence of oil composition
Yang et al. Hydrophilic nanoparticles facilitate wax inhibition
EP1007584A1 (en) Process for forming a dispersion of polytetrafluoroethylene
RU2142498C1 (ru) Стабильная эмульсия, способ ее получения и поверхностно-активная добавка для ее приготовления
Oladimeji et al. Data on the treatment of used lubricating oil from two different sources using solvent extraction and adsorption
Marcus et al. Nano‐droplet formation in fragrance tinctures
Lawrence et al. Kinetics of the coagulation of emulsions
RU2007102084A (ru) Содержащий тритерпен агент образования олеогеля, содержащий тритерпен олеогель и способ получения содержащего тритерпен олеогеля
SK117299A3 (en) Method and device for determining the stability of a water-hydrocarbon emulsion
Chandler et al. The effect of cold flow additives on low temperature operability of diesel fuels
Zawala et al. Settling properties of aggregates in paraffinic froth treatment
Adeyinka et al. Effect of particle size on the rheology of Athabasca clay suspensions
JP3527982B2 (ja) 蛍光x線分析用の油試料の調製法
Khoshsima et al. Nanostructures in clear and homogeneous mixtures of rapeseed oil and ethanol in the presence of green additives
Kaufman et al. Spectral absorption measurements for determination of ease of formation and stability of oil in water emulsions
Polowczyk et al. Stability of Three‐Phase Water‐Particle‐Oil Systems
KR102206664B1 (ko) 가연유 조제 방법
Drabik et al. Characterization of nano-silica vegetable grease with diffusing wave spectroscopy DWS and Raman spectroscopy
Corti et al. Intensity-correlation study of the effect of dodecanol on sodium dodecyl sulfare aqueous solutions near the critical micelle concentration
CN107207970A (zh) 脂肪酸组合物
Silva et al. Light-scattering investigation on microemulsion formation in mixtures of diesel oil (or hydrocarbons)+ ethanol+ additives
Wen et al. Prediction model between emulsified water fractions and physicochemical properties of crude oil based on the exergy loss rate
TWI238188B (en) Disaggregation of asphaltenes in incompatible petroleum oil mixtures
GB2463030A (en) Method of determining particulate solids contamination in a liquid hydrocarbon

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees