JP3526027B2 - Ipマルチキャスト経路制御方法およびルータ - Google Patents

Ipマルチキャスト経路制御方法およびルータ

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JP3526027B2
JP3526027B2 JP2000251472A JP2000251472A JP3526027B2 JP 3526027 B2 JP3526027 B2 JP 3526027B2 JP 2000251472 A JP2000251472 A JP 2000251472A JP 2000251472 A JP2000251472 A JP 2000251472A JP 3526027 B2 JP3526027 B2 JP 3526027B2
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栄一 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャスト通
信に関し、特に、インターネットにおけるIPマルチキ
ャストに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に普及しているインターネ
ットのアプリケーションはWWWや電子メールのように
1対1のユニキャスト通信によるものが主流である。し
かし、インターネット上でのテレビ会議やWebデータ
の配信、マルチメディア情報の配信など1対多のマルチ
キャスト通信に対する要求が高まっている。
【0003】インターネットの従来のプロトコルでは、
複数の宛先にパケットを送信する場合、同一内容のパケ
ットを宛先ごとにそれぞれ別個に送信していたため、ネ
ットワーク上のトラヒックが増大するという問題があっ
た。
【0004】これに対して、複数の宛先に効率よくパケ
ットを配信するためのIPマルチキャストのプロトコル
の一例として、送信ホストからグループアドレス宛の1
つのパケットを送信すると、パケット配信経路のツリー
を構成したネットワークがツリーにしたがってパケット
をコピーしてグループに属するそれぞれの受信ホストに
配信するというものがある。この場合、ホストがIPマ
ルチキャストのグループに受信メンバとして加わると
き、まずそのホストがメッセージを送信し、そのメッセ
ージがすでに確立しているツリー上のルータに到着する
と、そのルータがホストをグループに加える。これによ
れば、従来に比べてネットワーク上でのトラヒック量が
低く抑えられる。
【0005】また、一度構成したツリーを後に最適な経
路に切り替える動的経路制御プロトコルがある。
【0006】IPマルチキャストの動的経路制御では、
ネットワークに不必要な負荷を与えないようにするため
に、データ配信の通信量ができるだけ少ないものが好ま
しいとされている。それを考慮した代表的な動的経路制
御プロトコルとして、インターネットの標準化組織であ
るIETF(Internet Engineerin
g Task Force)からRFC2362にて公
開されているPIM−SM(Protocol Ind
ependent Multicast−Sparse
Mode)がある。
【0007】PIM−SMでは、まず、グループに参加
しようとするホストからマルチキャストグループへの参
加を要求するIGMP(Internet Group
Management Protocol)バージョ
ン2(以下、IGMPv2)に規定されたMember
ship Reportメッセージが送信される。
【0008】PIM−SMに対応したルータがそのメッ
セージを受信すると、予め定められたマルチキャストの
中継点であるランデブーポイントへのユニキャスト経路
にしたがってマルチキャスト経路を作成する。ただし、
この経路は一時的なものであり、その後ある時点でその
経路を最短経路に切り替える。
【0009】したがって、マルチキャストのパケットを
最適なツリーで効率よく転送することができるので、マ
ルチキャスト通信におけるネットワークへの負荷を低減
させることができる。
【0010】この他にIETFにて議論されているプロ
トコルとして、受信ホストが受信するマルチキャストの
パケットの送信元(ソース)で限定して、ネットワーク
の負荷を低減させるものがある。この経路制御方式では
ソースを限定するために受信ホストでマルチキャストソ
ースアドレスの情報を把握する。そのためにマルチキャ
ストソースアドレスを伝達可能なIGMPバージョン3
(以下、IGMPv3)のメッセージを用いる必要があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】IGMPv2のメッセ
ージを用いる方法では、ランデブーポイントへの経路制
御および最短経路への経路変更の制御を行うために多く
のメッセージのやりとりが必要である。したがって、経
路の制御を行うときネットワークの負荷が増大し、動作
が不安定となるという問題があった。
【0012】また、IGMPv3のメッセージを用いる
方法は、受信ホストがマルチキャストソースアドレスの
情報を持っていない場合や、マルチキャストソースアド
レスの情報を含まないIGMPv2にのみ対応したホス
トの場合に用いることができないという問題があった。
【0013】本発明の目的は、経路の制御においてネッ
トワークへの負荷の増大を最小限に抑え、また、IGM
Pv2メッセージ対応のIPマルチキャスト通信におい
て送信ホストを制限することが可能なシステムを提供す
ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のIPマルチキャスト経路制御方法は、グル
ープに参加している少なくとも1つの受信ホストに配信
元からのデータを配信するためのIPマルチキャスト経
路制御方法であって、予め、前記受信ホストを収容する
ルータに、前記グループのグループアドレスと前記配信
元のユニキャストアドレスであるソースアドレスとの対
応が設定されたソースリファレンステーブルと、他装置
のアドレスおよび該装置と通信するためのインターフェ
ースのインタフェース識別子の対応が設定されたユニキ
ャスト経路表と、前記ルータにおける前記データの入力
インタフェースおよび少なくとも1つの出力インタフェ
ースの前記インタフェース識別子が、前記ソースアドレ
スおよび前記グループアドレスのペアごとのエントリと
して設定されたマルチキャストエントリテーブルとを記
録しておき、前記ルータで、前記受信ホストから前記グ
ループへの参加を要求する参加要求メッセージを受信す
るステップと、受信された前記参加要求メッセージに含
まれる前記グループアドレスで前記ソースリファレンス
テーブルを検索し、対応する前記ソースアドレスを得る
ステップと、前記ソースアドレスで前記ユニキャスト経
路表を参照し、対応する前記入力インターフェースの前
記インタフェース識別子を抽出するステップと、前記ソ
ースアドレスと前記グループアドレスのペアによって前
記マルチキャストエントリテーブルを検索し、前記ソー
スアドレスと前記グループアドレスのペアが一致する前
記エントリが存在するか否かを判定するステップと、一
致する前記エントリが存在した場合、該エントリに対応
する前記データを出力するための前記出力インターフェ
ースとして、前記受信ホストへの前記出力インタフェー
スの前記インタフェース識別子を加えるステップと、一
致する前記エントリが存在しない場合、前記ユニキャス
ト経路表によって抽出された前記入力インタフェースの
前記インタフェース識別子によって指定される前記イン
タフェースから、マルチキャスト経路の作成を促すため
の経路設定要求メッセージを送信するステップと、前記
ソースアドレスおよび前記グループアドレスのペアと、
前記ユニキャスト経路表で得られた前記インタフェース
識別子と、前記受信ホストへの前記出力インタフェース
の前記インタフェース識別子を含む前記エントリを前記
マルチキャストエントリテーブルに追加するステップを
有している。
【0015】したがって、ユニキャスト経路表から抽出
された入力インタフェースからのみ経路設定要求メッセ
ージを送信するので、マルチキャスト経路に関する制御
メッセージをマルチキャストデータを転送しないルータ
へ送信することなく、必要最小限の制御メッセージのみ
で経路制御を行うことができる。
【0016】本発明の実施態様によれば、前記ソースリ
ファレンステーブルにおいて前記グループアドレスに対
応して登録された前記ソースアドレスで、受信した前記
データの前記配信元を識別し、それ以外の装置から受信
した前記データの配信を禁止するステップを更に有して
いる。
【0017】したがって、意図しない装置からのデータ
をマルチキャストしないように制限することができる。
【0018】本発明の実施態様によれば、前記参加要求
メッセージはIGMPバージョン2のMembersh
ip Reportメッセージであり、前記経路設定要
求メッセージは(S,G)Joinメッセージである。
【0019】本発明の他のIPマルチキャスト経路制御
方法は、前記ルータで、前記受信ホストより前記グルー
プからの離脱を要求する離脱要求メッセージを受信する
ステップと、受信された前記離脱要求メッセージに含ま
れる前記グループアドレスで前記ソースリファレンステ
ーブルを検索し、対応する前記ソースアドレスを得るス
テップと、前記ソースアドレスと前記グループアドレス
のペアによって前記マルチキャストエントリテーブルを
検索し、前記ソースアドレスと前記グループアドレスの
ペアが一致する前記エントリを参照するステップと、該
エントリに登録された前記出力インタフェースが前記離
脱要求メッセージを受信したインタフェースのみである
か否かを判定するステップと、前記出力インタフェース
が前記離脱要求メッセージを受信したインタフェースの
みの場合、前記エントリに設定された前記入力インタフ
ェースからマルチキャスト経路の削除を促すための経路
削除要求メッセージを送信し、該エントリを前記マルチ
キャストエントリテーブルから削除するステップと、前
記出力インタフェースが前記離脱要求メッセージを受信
したインタフェース以外にも存在した場合、前記離脱要
求メッセージを受信した前記出力インタフェースのみを
前記エントリから削除するステップを更に有している。
【0020】本発明の実施態様によれば、前記離脱要求
メッセージはIGMPバージョン2のLeave Gr
oupメッセージであり、前記経路削除要求メッセージ
は(S,G)Pruneメッセージである。
【0021】本発明のIPマルチキャストルータは、グ
ループに参加している少なくとも1つの受信ホストに配
信元からのデータを配信するためのIPマルチキャスト
ルータであって、前記受信ホストから前記グループへの
参加を要求する参加要求メッセージを受信するインタフ
ェース制御部と、予め、前記グループのグループアドレ
スと前記配信元のユニキャストアドレスであるソースア
ドレスとの対応が設定されたソースリファレンステーブ
ルを記憶しており、前記インタフェース制御部で受信さ
れた前記参加要求メッセージに含まれる前記グループア
ドレスで前記ソースリファレンステーブルを検索し、対
応する前記ソースアドレスを得るソースリファレンステ
ーブル管理部と、予め、他装置のアドレスと、該装置と
通信するためのインターフェースのインタフェース識別
子との対応が設定されたユニキャスト経路表と、前記デ
ータの入力インタフェースおよび少なくとも1つの出力
インタフェースの前記インタフェース識別子が、前記ソ
ースアドレスおよび前記グループアドレスのペアごとの
エントリとして設定されたマルチキャストエントリテー
ブルとを記憶しており、前記ソースアドレスで前記ユニ
キャスト経路表を参照し、対応する前記入力インターフ
ェースの前記インタフェース識別子を抽出し、前記ソー
スアドレスと前記グループアドレスのペアによって前記
マルチキャストエントリテーブルを検索し、前記ソース
アドレスと前記グループアドレスのペアが一致する前記
エントリが存在するか否かを判定し、一致する前記エン
トリが存在した場合、該エントリに対応する前記データ
を出力するための前記出力インターフェースとして、前
記受信ホストへの前記出力インタフェースの前記インタ
フェース識別子を加え、一致する前記エントリが存在し
ない場合、前記ユニキャスト経路表によって抽出された
前記入力インタフェースの前記インタフェース識別子よ
って指定される前記インタフェースから、マルチキャス
ト経路の作成を促すための経路設定要求メッセージを、
前記インタフェース制御部を介して送信し、前記ソース
アドレスおよび前記グループアドレスのペアと、前記ユ
ニキャスト経路表で得られた前記インタフェース識別子
と、前記受信ホストへの前記出力インタフェースの前記
インタフェース識別子を含む前記エントリを前記マルチ
キャストエントリテーブルに追加するマルチキャストエ
ントリ管理部を有している。
【0022】本発明の実施態様によれば、前記ソースリ
ファレンステーブルにおいて前記グループアドレスに対
応して登録された前記ソースアドレスで、受信した前記
データの前記配信元を識別し、それ以外の装置から受信
した前記データの配信を禁止するデータ配信制御部を更
に有している。
【0023】本発明の実施態様によれば、前記参加要求
メッセージはIGMPバージョン2のMembersh
ip Reportメッセージであり、前記経路設定要
求メッセージは(S,G)Joinメッセージであり、
前記Membership Reportを含む前記I
GMPバージョン2のメッセージの送受信を制御するI
GMP制御部と、前記(S,G)Joinメッセージを
含む、マルチキャストルーチングを行うためのルータ間
メッセージの送受信を制御するマルチキャストルーチン
グプロトコル制御部を更に有している。
【0024】本発明の他のIPマルチキャストルータ
は、前記インタフェース制御部は、前記受信ホストより
前記グループからの離脱を要求する離脱要求メッセージ
を受信し、前記ソースリファレンステーブル管理部は、
受信された前記離脱要求メッセージに含まれる前記グル
ープアドレスで前記ソースリファレンステーブルを検索
し、対応する前記ソースアドレスを取得し、前記マルチ
キャストエントリ管理部は、前記ソースアドレスと前記
グループアドレスのペアによって前記マルチキャストエ
ントリテーブルを検索し、前記ソースアドレスと前記グ
ループアドレスのペアが一致する前記エントリを参照
し、該エントリに登録された前記出力インタフェースが
前記離脱要求メッセージを受信したインタフェースのみ
であるか否かを判定し、前記出力インタフェースが前記
離脱要求メッセージを受信したインタフェースのみの場
合、前記エントリに設定された前記入力インタフェース
からマルチキャスト経路の削除を促すための経路削除要
求メッセージを送信し、該エントリを前記マルチキャス
トエントリテーブルから削除し、前記出力インタフェー
スが前記離脱要求メッセージを受信したインタフェース
以外にも存在した場合、前記離脱要求メッセージを受信
した前記出力インタフェースのみを前記エントリから削
除する。
【0025】本発明の実施態様によれば、前記離脱要求
メッセージはIGMPバージョン2のLeave Gr
oupメッセージであり、前記経路削除要求メッセージ
は(S,G)Pruneメッセージであり、前記Lea
ve Reportを含む前記IGMPバージョン2の
メッセージの送受信を制御するIGMP制御部と、前記
(S,G)Pruneメッセージを含む、マルチキャス
トルーチングを行うためのルータ間メッセージの送受信
を制御するマルチキャストルーチングプロトコル制御部
を更に有している。
【0026】本発明の更に他のIPマルチキャストルー
タは、前記ソースリファレンステーブルは、前記ソース
リファレンステーブル管理部に代えて、通信回線を通じ
て通信可能な他の装置に設けられており、前記ソースリ
ファレンステーブル管理部は、前記他の装置に前記グル
ープアドレスを通知して対応する前記ソースアドレスを
問合せ、前記他の装置から前記ソースリファレンステー
ブルの検索結果を受信する。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0028】本発明は、IPマルチキャストの経路を設
定するとき、受信ホストを収容するルータにおいて、予
め設定された情報に基づいて送信ホストを決定し、その
送信ホストからのユニキャスト経路上にあるルータでの
み制御メッセージをやりとりしてマルチキャスト経路を
設定することで、少ない制御情報でマルチキャストの経
路設定を可能にするものである。
【0029】図1を参照すると、本実施形態のマルチキ
ャスト通信システムは、送信ホスト1と受信ホスト2と
ルータ31,32,33,34とを有してる。
【0030】送信ホスト1はマルチキャスト通信のデー
タ送信元であり、ルータ34,33,32,31を介して受
信ホスト2にマルチキャストデータを送信する。
【0031】受信ホスト2は、マルチキャストデータの
送信先であり、送信ホスト1から送信されたデータをル
ータ34,33,32,31を介して受信する。
【0032】受信ホスト2は、マルチキャストグループ
に参加してデータを受信するために、RFC2236で
定義されたIGMPv2のMembership Re
portメッセージをルータ31に送信してグループへ
のメンバとしての参加を要求する。また、マルチキャス
トグループから離脱する場合には、IGMPv2のLe
ave Groupメッセージをルータ31に送信して
離脱を要求する。
【0033】ここで、Membership Repo
rtメッセージにはマルチキャストグループアドレスが
含まれている。マルチキャスト通信では受信ホスト2は
通常複数であるがここでは説明を簡単にするために1つ
だけに着目して説明する。
【0034】ルータ31,32,33,34は本実施形態の
マルチキャストに対応したルータでありネットワークを
構成している。本実施形態では、送信ホスト1と受信ホ
スト2とはルータ31,32,33,34を介して接続され
ているとする。
【0035】なお、ルータ31,32,33,34は全て同
様の構成の装置であるが、経路上の位置によって異なっ
た動作を行う。本実施形態の説明では、それぞれに個別
の説明が必要な場合にルータ31,32,33,34をそれ
ぞれ区別して記載し、共通的な説明を行う場合には単に
ルータ3と記載することとする。
【0036】受信ホスト2からMembership
Reportメッセージを受信したルータ(受信ホスト
2を収容するルータであり、ここではルータ31)は、
メッセージ内のマルチキャストグループアドレスに対応
するソースアドレスを導き出し、さらに、そのソースア
ドレスへのユニキャスト経路を割り出して、その経路に
対応するインターフェースからマルチキャスト経路を作
成するための制御メッセージである(S,G)Join
メッセージを送信する。
【0037】ルータ31から(S,G)joinメッセ
ージを受信したルータ(ここでは、ルータ32)は、ユ
ニキャスト経路にしたがって入出力インタフェースを設
定するとともに、受信した(S,G)Joinメッセー
ジをユニキャスト経路にしたがって上流のルータ(ここ
では、ルータ33)に送信する。ルータ33は、ルータ3
2と同様に(S,G)Joinメッセージを上流のルー
タ34に送信する。
【0038】送信ホスト1を収容するルータ34は、
(S,G)Joinメッセージを受信すると、マルチキ
ャストデータを受信ホスト2に配信するために新たに設
定された経路に送信する。
【0039】なお、ここでは、受信ホスト2がマルチキ
ャストグループに参加する前にルータ31,32,33
送信ホスト1からのマルチキャストデータの経路になっ
ていなかった場合を例示したが、経路になっているルー
タ3が途中に存在した場合、そのルータ3が出力インタ
フェースを追加することで、受信ホスト2をマルチキャ
ストグループに参加させることができる。
【0040】また、受信ホスト2がマルチキャストグル
ープを離脱する場合、受信ホスト2からLeave G
roupメッセージを受信したルータ31はユニキャス
ト経路にしたがって(S,G)Pruneメッセージを
送信する。ルータ31から(S,G)Pruneメッセ
ージを受信したルータ32は上流のルータ33に(S,
G)Pruneメッセージを送信する。ルータ33はル
ータ32と同様にしてルータ34に(S,G)Prune
メッセージを送信する。送信ホスト1を収容するルータ
4は、(S,G)Pruneメッセージを受信する
と、その経路へのマルチキャストデータの送信を停止す
る。
【0041】図2を参照すると、ルータ3はインタフェ
ース制御部31とIGMP制御部32とソースリファレ
ンステーブル管理部33とマルチキャストエントリ管理
部34とマルチキャストルーチングプロトコル制御部3
5を有している。これら各部は、主にルータ3が受信ホ
スト2を収容する場合(ルータ31)に機能する。
【0042】インタフェース制御部31は、他の装置と
通信するためのインタフェース制御を行う。
【0043】IGMP制御部32は、インターフェース
制御部31を通じて受信ホスト2とIGMPのメッセー
ジを送受信し、IGMPのプロトコル制御を行う。
【0044】受信ホスト2からIGMPv2のMemb
ership Reportメッセージを受信すると、
そのメッセージに含まれるマルチキャストグループアド
レス(以下、単にグループアドレスと称す)をソースリ
ファレンステーブル管理部33に通知する。
【0045】また、受信ホスト2からIGMPv2のL
eave Groupメッセージを受信すると、それに
よって同一識別子のインタフェースに受信者が存在しな
くなった場合、離脱するグループアドレスをソースリフ
ァレンステーブル管理部33に通知する。
【0046】ソースリファレンステーブル管理部33
は、グループアドレスとマルチキャストデータを配信す
る配信元のユニキャストアドレス(ソースアドレス)の
対応が設定されたソースリファレンステーブルを予め記
憶している。配信元は、送信ホスト1である場合の他、
予め設定されたランデブーポイントなどである場合があ
る。
【0047】そして、受信ホスト2がマルチキャストグ
ループに参加する場合、IGMP制御部32からグルー
プアドレスの通知を受けると、ソースリファレンステー
ブルを検索して通知されたグループアドレスに対応する
ソースアドレスを抽出し、ソースアドレスとグループア
ドレスをペア(S,G)として、マルチキャストエント
リ管理部34に通知する。
【0048】また、ソースリファレンステーブル管理部
33は、受信ホスト2がマルチキャストグループを離脱
する場合、IGMP制御部32から離脱するグループア
ドレスを通知されると、ソースリファレンステーブルか
ら対応するソースアドレスを抽出し、ソースアドレスと
グループアドレスの情報をペア(S,G)にして、マル
チキャスト・エントリ管理部34に通知する。
【0049】マルチキャストエントリ管理部34は、各
アドレスと、そのアドレスを有する相手と通信するため
のインターフェースのインタフェース識別子との対応を
ユニキャスト経路表として予め記憶している。
【0050】受信ホスト2がマルチキャストグループに
参加する場合、マルチキャストエントリ管理部34はソ
ースリファレンステーブル管理部33からソースアドレ
スとグループアドレスのペア(S,G)を通知される
と、ユニキャスト経路表を参照してソースアドレスおよ
びグループアドレスに対応するインタフェース識別子を
抽出し、ソースアドレスとグループアドレスのペア
(S,G)をキーとして定められる(S,G)エントリ
ごとにマルチキャストエントリテーブルを作成する。こ
のマルチキャストエントリテーブルには、(S,G)エ
ントリごとに、ルータ3におけるデータの入力インター
フェースのインタフェース識別子、および出力インター
フェースのインタフェース識別子が記録されている。
【0051】(S,G)エントリを新たに追加すると、
マルチキャストルーティングプロトコル制御部35に対
してソースアドレス方向のルータ宛の制御メッセージの
送信を要求する。
【0052】また、マルチキャストエントリ管理部34
は、受信ホスト2がマルチキャストグループから離脱す
る場合、離脱すべきソースアドレスとグループアドレス
のペア(S,G)をソースリファレンステーブル管理部
33から通知されると、それによりデータ転送先のイン
ターフェースが全て無くなった場合に限り、マルチキャ
ストルーティングプロトコル制御部35にソース方向の
ルータ宛の制御メッセージの送信を要求する。
【0053】マルチキャストルーティングプロトコル制
御部35は、受信ホスト2がマルチキャストグループに
参加する場合、経路上の他のルータにマルチキャスト経
路の作成を促すための制御メッセージである(S,G)
Joinメッセージを送信する。
【0054】受信ホスト2を収容しないルータ3が
(S,G)Joinメッセージを受け、メッセージを順
次中継しながら必要に応じて経路の設定を行うことで、
送信ホスト1から受信ホスト2までの経路が設定され
る。この受信ホスト2を収容しないルータ3の動作は、
PIM−SM(RFC2362)の定義にしたがった従
来の動的経路制御の動作と同じである。
【0055】また、マルチキャストルーティングプロト
コル制御部35は、受信ホスト2がマルチキャストグル
ープを離脱する場合、経路上の他のルータにマルチキャ
スト経路の削除を促すための制御メッセージである
(S,G)Pruneメッセージを送信する。
【0056】受信ホスト2を収容しないルータ3が
(S,G)Pruneメッセージを受け、メッセージを
順次中継しながら必要に応じて経路を削除することで、
送信ホスト1から受信ホスト2までの経路が削除され
る。この受信ホスト2を収容しないルータ3の動作は、
PIM−SM(RFC2362)の定義にしたがった従
来の動的経路制御の動作と同じである。
【0057】次に、本実施形態のルータ3の動作につい
て説明する。
【0058】図3を参照すると、受信ホスト2がマルチ
キャストグループに参加する場合、受信ホスト2を収容
するルータ3は、まず、ステップ101に、受信ホスト
2からIGMPv2のMembership Repo
rtメッセージをインタフェス制御部31で受信する。
ステップ102に、受信されたMembershipR
eportメッセージをIGMP制御部32を介してソ
ースリファレンステーブル管理部33へ通知し、ソース
リファレンステーブル管理部33でメッセージに含まれ
るグループアドレスでソースリファレンステーブルを検
索して対応するソースアドレスを得る。
【0059】ステップ103に、ソースリファレンステ
ーブル管理部33で得られたソースアドレスとグループ
アドレスとをマルチキャストエントリ管理部34へ通知
し、マルチキャストエントリ管理部34でユニキャスト
経路表を参照して入力インターフェースのインタフェー
ス識別子を抽出する。また、ステップ104に、ソース
リファレンステーブル管理部33で得られたソースアド
レスとグループアドレスのペアによってマルチキャスト
エントリテーブルを検索し、ソースアドレスとグループ
アドレスのペアが一致する(S,G)エントリが存在す
るか否かを判定する。
【0060】一致する(S,G)エントリが存在した場
合、ステップ105に、そのエントリに対応するマルチ
キャストデータを出力するために設定された出力インタ
ーフェースの情報に、受信ホスト2への出力インタフェ
ースのインタフェース識別子を加える。
【0061】また、一致する(S,G)エントリが存在
しない場合、ステップ106に、ユニキャスト経路表に
よって抽出された入力インタフェースの情報によって得
られるソース方向に、マルチキャスト経路作成を促すた
めの(S,G)Joinメッセージを送信し、ステップ
107に、ソースリファレンステーブル管理部33で得
られたソースアドレスおよびグループアドレスのペア
と、ユニキャスト経路表で得られた入力インタフェース
のインタフェース識別子と、受信ホスト2への出力イン
タフェースのインタフェース識別子を含む(S,G)エ
ントリをマルチキャストエントリテーブルに追加作成す
る。
【0062】図4を参照すると、受信ホスト2がマルチ
キャストグループから離脱する場合、受信ホスト2を収
容するルータ3は、まず、ステップ201に、受信ホス
ト2からIGMPv2のLeave Groupメッセ
ージをインタフェース制御部31で受信する。ステップ
202に、受信されたLeave Groupメッセー
ジをIGMP制御部32を介してソースリファレンステ
ーブル管理部33に通知し、ソースリファレンステーブ
ル管理部33でメッセージに含まれるグループグループ
アドレスでソースリファレンステーブルを検索して対応
するソースアドレスを得る。
【0063】ステップ203に、ソースリファレンステ
ーブル管理部33で得られたソースアドレスとグループ
アドレスとをマルチキャストエントリ管理部34へ通知
し、マルチキャストエントリ管理部34でマルチキャス
トエントリテーブルの該当(S、G)エントリの登録情
報を参照する。また、ステップ204に、その(S,
G)エントリに登録された出力インターフェースがLe
ave Groupメッセージを受信したインターフェ
ースのみであるか否かを判定する。
【0064】出力インターフェースがLeave Gr
oupメッセージを受信したインターフェースのみの場
合、ステップ206に、上流のルータに(S,G)Pr
uneメッセージを送信し、ステップ207に、マルチ
キャストエントリテーブルからその(S,G)エントリ
を削除する。
【0065】出力インターフェースがLeave Gr
oupメッセージを受信したインターフェースの他にも
存在した場合、ステップ205に、Leave Gro
upメッセージを受信した出力インターフェースだけを
マルチキャストエントリテーブルの(S,G)エントリ
から削除する。
【0066】したがって、IPマルチキャストにおい
て、マルチキャスト経路に関する制御メッセージをマル
チキャストデータを転送しないルータへ送信することな
く、必要最小限の制御メッセージのみで経路制御を行う
ことができるので、経路制御に伴うネットワークへの負
荷の増大を最小限に抑え、動的なマルチキャスト経路制
御を安定して行うことができる。
【0067】なお、本実施形態のルータ3は、ソースリ
ファレンステーブルにおいてグループアドレスに対応し
て登録されたソースアドレスで配信元を識別し、それ以
外の装置から受信したデータをマルチキャストしないよ
うにする設定が可能であることが好ましい。この場合、
ルータ3はデータ配信制御部(不図示)を更に有し、デ
ータ配信制御部は、グループアドレスに対応して登録さ
れたソースアドレスで配信元を識別し、それ以外の装置
から受信したデータをマルチキャストしないようにする
設定が可能である。
【0068】したがって、本実施形態の方法によれば、
IPマルチキャストにおいて、意図しない装置からのデ
ータをマルチキャストしないように制限することができ
るので、意図しないホストからのデータによってネット
ワークに負荷がかかるのを防止することができる。
【0069】また、本実施形態において、ソースリファ
レンステーブルは、ルータ3のソースリファレンステー
ブル管理部33が有する代わりに、通信回線を通じてル
ータ3と通信可能な他の装置(データベース装置)が有
する構成であってもよい。
【0070】この場合、ルータ3はソースリファレンス
テーブル管理部33でソースリファレンステーブルを検
索する代わりに、データベース装置にグループアドレス
を通知して対応するソースアドレスを問合せ、データベ
ース装置がソースリファレンステーブルを検索して、検
索結果をルータ3に通知する。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、IPマルチキャストに
おいて、マルチキャスト経路に関する制御メッセージを
マルチキャストデータを転送しない装置へ送信すること
なく、必要最小限の制御メッセージのみで経路制御を行
うことができるので、経路制御に伴うネットワークへの
負荷の増大を最小限に抑え、動的なマルチキャスト経路
制御を安定して行うことができる。
【0072】また、意図しない装置からのデータをマル
チキャストしないように制限することができるので、意
図しないホストからのデータによってネットワークに負
荷がかかることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のマルチキャスト通信システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態のルータの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】受信ホストがマルチキャストグループに参加す
るときのルータの動作を示すフローチャートである。
【図4】受信ホストがマルチキャストグループを離脱す
るときのルータの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 送信ホスト 2 受信ホスト 31〜34 ルータ 31 インタフェース制御部 32 IGMP制御部 33 ソースリファレンステーブル管理部 34 マルチキャストエントリ管理部 35 マルチキャストルーティングプロトコル制御部 101〜107,201〜207 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−127200(JP,A) 特開2000−49779(JP,A) 山内他,IPマルチキャストの配送制 御とそのセキュリティへの応用,情報処 理学会論文誌,日本,(社)情報処理学 会,2000年 1月,Vol.41,No. 1,pp167−176 倉島他,インターネットにおけるマル チキャスト通信,Bit,日本,共立出 版株式会社,1998年10月,Vol.30, No.10,pp85−98 D.Estrin et.al.,P rotocol Independan t Multicast−Sparse Mode(PIM−SM),RFC 2362,米国,IETF,1998年 6月 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/66

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グループに参加している少なくとも1つ
    の受信ホストに配信元からのデータを配信するためのI
    Pマルチキャスト経路制御方法であって、 予め、前記受信ホストを収容するルータに、前記グルー
    プのグループアドレスと前記配信元のユニキャストアド
    レスであるソースアドレスとの対応が設定されたソース
    リファレンステーブルと、他装置のアドレスおよび該装
    置と通信するためのインターフェースのインタフェース
    識別子の対応が設定されたユニキャスト経路表と、前記
    ルータにおける前記データの入力インタフェースおよび
    少なくとも1つの出力インタフェースの前記インタフェ
    ース識別子が、前記ソースアドレスおよび前記グループ
    アドレスのペアごとのエントリとして設定されたマルチ
    キャストエントリテーブルとを記録しておき、 前記ルータで、前記受信ホストから前記グループへの参
    加を要求する参加要求メッセージを受信するステップ
    と、 受信された前記参加要求メッセージに含まれる前記グル
    ープアドレスで前記ソースリファレンステーブルを検索
    し、対応する前記ソースアドレスを得るステップと、 前記ソースアドレスで前記ユニキャスト経路表を参照
    し、対応する前記入力インターフェースの前記インタフ
    ェース識別子を抽出するステップと、 前記ソースアドレスと前記グループアドレスのペアによ
    って前記マルチキャストエントリテーブルを検索し、前
    記ソースアドレスと前記グループアドレスのペアが一致
    する前記エントリが存在するか否かを判定するステップ
    と、 一致する前記エントリが存在した場合、該エントリに対
    応する前記データを出力するための前記出力インターフ
    ェースとして、前記受信ホストへの前記出力インタフェ
    ースの前記インタフェース識別子を加えるステップと、 一致する前記エントリが存在しない場合、前記ユニキャ
    スト経路表によって抽出された前記入力インタフェース
    の前記インタフェース識別子よって指定される前記イン
    タフェースから、マルチキャスト経路の作成を促すため
    の経路設定要求メッセージを送信するステップと、 前記ソースアドレスおよび前記グループアドレスのペア
    と、前記ユニキャスト経路表で得られた前記インタフェ
    ース識別子と、前記受信ホストへの前記出力インタフェ
    ースの前記インタフェース識別子を含む前記エントリを
    前記マルチキャストエントリテーブルに追加するステッ
    プを有するIPマルチキャスト経路制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ソースリファレンステーブルにおい
    て前記グループアドレスに対応して登録された前記ソー
    スアドレスで、受信した前記データの前記配信元を識別
    し、それ以外の装置から受信した前記データの配信を禁
    止するステップを更に有する、請求項1記載のIPマル
    チキャスト経路制御方法。
  3. 【請求項3】 前記参加要求メッセージはIGMPバー
    ジョン2のMembership Reportメッセ
    ージであり、 前記経路設定要求メッセージは(S,G)Joinメッ
    セージである、請求項1記載のIPマルチキャスト経路
    制御方法。
  4. 【請求項4】 前記ルータで、前記受信ホストより前記
    グループからの離脱を要求する離脱要求メッセージを受
    信するステップと、 受信された前記離脱要求メッセージに含まれる前記グル
    ープアドレスで前記ソースリファレンステーブルを検索
    し、対応する前記ソースアドレスを得るステップと、 前記ソースアドレスと前記グループアドレスのペアによ
    って前記マルチキャストエントリテーブルを検索し、前
    記ソースアドレスと前記グループアドレスのペアが一致
    する前記エントリを参照するステップと、 該エントリに登録された前記出力インタフェースが前記
    離脱要求メッセージを受信したインタフェースのみであ
    るか否かを判定するステップと、 前記出力インタフェースが前記離脱要求メッセージを受
    信したインタフェースのみの場合、前記エントリに設定
    された前記入力インタフェースからマルチキャスト経路
    の削除を促すための経路削除要求メッセージを送信し、
    該エントリを前記マルチキャストエントリテーブルから
    削除するステップと、 前記出力インタフェースが前記離脱要求メッセージを受
    信したインタフェース以外にも存在した場合、前記離脱
    要求メッセージを受信した前記出力インタフェースのみ
    を前記エントリから削除するステップを更に有する、請
    求項1記載のIPマルチキャスト経路制御方法。
  5. 【請求項5】 前記離脱要求メッセージはIGMPバー
    ジョン2のLeave Groupメッセージであり、 前記経路削除要求メッセージは(S,G)Pruneメ
    ッセージである、請求項4記載のIPマルチキャスト経
    路制御方法。
  6. 【請求項6】 グループに参加している少なくとも1つ
    の受信ホストに配信元からのデータを配信するためのI
    Pマルチキャストルータであって、 前記受信ホストから前記グループへの参加を要求する参
    加要求メッセージを受信するインタフェース制御部と、 予め、前記グループのグループアドレスと前記配信元の
    ユニキャストアドレスであるソースアドレスとの対応が
    設定されたソースリファレンステーブルを記憶してお
    り、前記インタフェース制御部で受信された前記参加要
    求メッセージに含まれる前記グループアドレスで前記ソ
    ースリファレンステーブルを検索し、対応する前記ソー
    スアドレスを得るソースリファレンステーブル管理部
    と、 予め、他装置のアドレスと、該装置と通信するためのイ
    ンターフェースのインタフェース識別子との対応が設定
    されたユニキャスト経路表と、前記データの入力インタ
    フェースおよび少なくとも1つの出力インタフェースの
    前記インタフェース識別子が、前記ソースアドレスおよ
    び前記グループアドレスのペアごとのエントリとして設
    定されたマルチキャストエントリテーブルとを記憶して
    おり、前記ソースアドレスで前記ユニキャスト経路表を
    参照し、対応する前記入力インターフェースの前記イン
    タフェース識別子を抽出し、前記ソースアドレスと前記
    グループアドレスのペアによって前記マルチキャストエ
    ントリテーブルを検索し、前記ソースアドレスと前記グ
    ループアドレスのペアが一致する前記エントリが存在す
    るか否かを判定し、一致する前記エントリが存在した場
    合、該エントリに対応する前記データを出力するための
    前記出力インターフェースとして、前記受信ホストへの
    前記出力インタフェースの前記インタフェース識別子を
    加え、一致する前記エントリが存在しない場合、前記ユ
    ニキャスト経路表によって抽出された前記入力インタフ
    ェースの前記インタフェース識別子よって指定される前
    記インタフェースから、マルチキャスト経路の作成を促
    すための経路設定要求メッセージを、前記インタフェー
    ス制御部を介して送信し、前記ソースアドレスおよび前
    記グループアドレスのペアと、前記ユニキャスト経路表
    で得られた前記インタフェース識別子と、前記受信ホス
    トへの前記出力インタフェースの前記インタフェース識
    別子を含む前記エントリを前記マルチキャストエントリ
    テーブルに追加するマルチキャストエントリ管理部を有
    するIPマルチキャストルータ。
  7. 【請求項7】 前記ソースリファレンステーブルにおい
    て前記グループアドレスに対応して登録された前記ソー
    スアドレスで、受信した前記データの前記配信元を識別
    し、それ以外の装置から受信した前記データの配信を禁
    止するデータ配信制御部を更に有する、請求項6記載の
    IPマルチキャストルータ。
  8. 【請求項8】 前記参加要求メッセージはIGMPバー
    ジョン2のMembership Reportメッセ
    ージであり、前記経路設定要求メッセージは(S,G)
    Joinメッセージであり、 前記Membership Reportを含む前記I
    GMPバージョン2のメッセージの送受信を制御するI
    GMP制御部と、 前記(S,G)Joinメッセージを含む、マルチキャ
    ストルーチングを行うためのルータ間メッセージの送受
    信を制御するマルチキャストルーチングプロトコル制御
    部を更に有する、請求項6記載のIPマルチキャストル
    ータ。
  9. 【請求項9】 前記インタフェース制御部は、前記受信
    ホストより前記グループからの離脱を要求する離脱要求
    メッセージを受信し、 前記ソースリファレンステーブル管理部は、受信された
    前記離脱要求メッセージに含まれる前記グループアドレ
    スで前記ソースリファレンステーブルを検索し、対応す
    る前記ソースアドレスを取得し、 前記マルチキャストエントリ管理部は、前記ソースアド
    レスと前記グループアドレスのペアによって前記マルチ
    キャストエントリテーブルを検索し、前記ソースアドレ
    スと前記グループアドレスのペアが一致する前記エント
    リを参照し、該エントリに登録された前記出力インタフ
    ェースが前記離脱要求メッセージを受信したインタフェ
    ースのみであるか否かを判定し、前記出力インタフェー
    スが前記離脱要求メッセージを受信したインタフェース
    のみの場合、前記エントリに設定された前記入力インタ
    フェースからマルチキャスト経路の削除を促すための経
    路削除要求メッセージを送信し、該エントリを前記マル
    チキャストエントリテーブルから削除し、前記出力イン
    タフェースが前記離脱要求メッセージを受信したインタ
    フェース以外にも存在した場合、前記離脱要求メッセー
    ジを受信した前記出力インタフェースのみを前記エント
    リから削除する、請求項6記載のIPマルチキャストル
    ータ。
  10. 【請求項10】 前記離脱要求メッセージはIGMPバ
    ージョン2のLeave Groupメッセージであ
    り、前記経路削除要求メッセージは(S,G)Prun
    eメッセージであり、 前記Leave Reportを含む前記IGMPバー
    ジョン2のメッセージの送受信を制御するIGMP制御
    部と、 前記(S,G)Pruneメッセージを含む、マルチキ
    ャストルーチングを行うためのルータ間メッセージの送
    受信を制御するマルチキャストルーチングプロトコル制
    御部を更に有する、請求項6記載のIPマルチキャスト
    ルータ。
  11. 【請求項11】 前記ソースリファレンステーブルは、
    前記ソースリファレンステーブル管理部に代えて、通信
    回線を通じて通信可能な他の装置に設けられており、 前記ソースリファレンステーブル管理部は、前記他の装
    置に前記グループアドレスを通知して対応する前記ソー
    スアドレスを問合せ、前記他の装置から前記ソースリフ
    ァレンステーブルの検索結果を受信する、請求項6また
    は9記載のIPマルチキャストルータ。
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