JP3522600B2 - 光ホールド装置及び光入力パルスを保持する方法 - Google Patents

光ホールド装置及び光入力パルスを保持する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号処理装置に
関する。特に、本発明は、光入力信号の時間遅延したサ
ンプルを1又は複数の光出力線上に与える光ホールド
(保持)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的なシステムは、その性質により極
度に高速である光信号を、操作し処理することができ
る。例を挙げると、継続時間が0.5ps(0.5x1
-12s)未満であり反復速度が10GHz(10x1
9Hz)を超えるレーザが存在し、広く入手可能であ
る。光パルスは、典型的には、2つの光処理素子の間
を、ほぼ光速で(例えば、光ファイバを用いて)伝搬す
る。
【0003】光処理素子によって達成される処理速度
は、従来の電子的な処理素子によって達成される処理速
度をはるかに上まわっている。しかし、電子的な処理素
子は、信じがたいほどに多様な信号操作及び処理機能を
実現してはいるのであるが、その機能のほとんどは、同
等の光処理素子では得られない。その1つの例として、
通常のマイクロプロセッサがある。マイクロプロセッサ
は、ほとんどどのような機能でも実現するようにプログ
ラムすることができるが、特に、コストと入手可能性と
を考慮すると、光処理素子に対する類似物(analog)を
有していない。従って、多くの場合に、光処理素子は、
電子的な処理を介して得ることができる広範囲で多様な
機能を利用するためには、どこかの地点で、電子的な処
理素子とのインターフェースを有していなければならな
い。光信号は、光処理素子と電子的処理素子との間にあ
るインターフェースにおいて、電子信号に変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多くの可能性のある例
の1つとして、電子的なアナログ・デジタル(A/D)
コンバータは、デジタル処理システムにおける、非常に
一般的で非常に有用な構築ブロックである。しかし、一
般的に入手できるA/Dコンバータは、単純に、光処理
素子によって与えられる高速の信号と共に機能するのに
は、速度が十分ではない。このために、電子的なA/D
コンバータを用いる前に、光信号を、電子的なA/Dコ
ンバータ(又は、それ以外の処理素子)に適した速度ま
で「減速させる」ための機構が要求される。このような
機構は、「光ホールド装置」と称される。
【0005】しかし、従来、光ホールド装置は、入手す
ることができなかった。その結果として、光処理装置
は、電子的処理装置と共には用いないことにするか、又
は、電子的処理装置が作用することができる程度の(例
えば、パルス幅と周波数とに関して)より低速な信号を
搬送することによって、その本来の能力よりも低い能力
で利用され(underutilized)ていた。
【0006】この産業分野では、電子的な処理素子との
インターフェースを有する光ホールド装置に対する必要
性が、以前から、存在している。本発明の目的は、光ホ
ールド装置を提供することである。
【0007】本発明の別の目的は、それぞれが独立の遅
延を有する複数の出力を含む光ホールド装置を提供する
ことである。本発明の別の目的は、1つの出力を用いる
光ホールド装置を提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的は、光共振器(opti
cal resonator)の空洞(cavity)を光ホールド装置の
ための構築ブロック(building block)として用いるこ
とである。
【0009】本発明の更にまた別の目的は、1xN型光
スプリッタ(1xN optical splitter)とN個の遅延光出
力とを用いて光ホールド装置を実現することである。本
発明の更にまた別の目的は、光ホールド装置のN個の遅
延出力を1つの出力に合成することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光ホールド装置
のある実施例は、電気的入力、光入力及び光出力を有す
る光変調器を含む。また、1つの光入力とN個の光出力
とを有する1xN型光スプリッタも、含まれている。ス
プリッタの光入力は、変調器の光出力に接続されてい
る。好ましくは、1xN型スプリッタは、光増幅器スプ
リッタである。N個の光出力は、それぞれが、この1x
N型スプリッタの光入力に加えられる入力信号のコピー
である出力信号を与える。更に、N個の光経路は、N個
の光出力に個別的に結合され、N個の出力信号の中の1
つを受け取る。それぞれの光経路には、例えば、出力信
号を搬送するN個の光経路のいずれかに位置している光
遅延素子によって生じる伝搬遅延が関連付けられる。光
遅延素子は、その光遅延素子が位置している光経路の伝
搬遅延を延長するように機能する。
【0011】本発明による光ホールド装置は、例えば、
光ファイバを用いて光経路を実現することができる。関
連する光遅延素子は、光経路の長さを延長させる様々な
長さを有する光ファイバを提供することによって実現す
ることができる。N個の光入力と1つの光出力とを有
し、オプショナルである光コンバイナ(図示せず)を設
け、N個の出力信号のそれぞれを含む1つの合成された
光信号出力を作成することが可能である。
【0012】別の実施例では、光ホールド装置は、電子
入力、光入力及び光出力を有する光変調器を含む。更
に、光学的な空洞が設けられ、変調器の光出力に接続さ
れる。この光学的空洞は、部分的に反射的(reflectiv
e)であり部分的に透過的(transmissive)である空洞
出力を含み、この空洞出力には、光経路が接続されてい
る。
【0013】光学的空洞は、利得媒体(gain medium)
を含むこともある。光学的空洞の中で信号を増幅するの
に加え、利得媒体は、利得制御入力の命令に従って(例
えば、増幅をゼロに設定することによって)、光学的空
洞の中の信号を除去することもできる。これとは異な
り、又は、利得媒体に加えて、光学的空洞は、光スイッ
チ入力の制御の下で、(例えば、信号を吸収することに
よって、又は、信号を空洞の外に反射することによっ
て)光学的空洞における信号を除去する光スイッチを含
むこともありうる。
【0014】
【発明の実施の形態】ここで図1を参照すると、光ホー
ルド装置100の1つの実施例が図解されている。光ホ
ールド装置100は、全体的には、入力部102と出力
部104とを含んでいる。入力部102は、1x5型の
増幅器スプリッタ106と、電子吸収変調器(EAM)
108と、衝突パルス・モード固定レーザ(CPM)1
10とを含む。出力部104は、5つの光経路112a
−e(集合的に、「光経路112」と称する)と、光経
路112と関連する追加的な伝搬遅延114a−e(集
合的に「遅延114」と称する)とを含む。
【0015】図1には、また、光ホールド装置100の
動作に関係する多数の信号が示されている。無線周波数
(RF)入力信号116が、EAM108の電子的入力
に与えられ、パルス化された信号118が、EAM10
8の光入力に与えられ、EAM自身は、変調された出力
120を生じる。特に、1つの入力パルス122がラベ
リングされ、RF入力信号値124によって変調され
て、変調された出力パルス126を生じるように示され
ている。遅延ゼロの出力信号128、第1の遅延出力信
号130、第2の遅延出力信号132、第3の遅延出力
信号134、そして第4の遅延出力信号136も、図解
されている。変調された出力信号126が遅延されたも
のが、遅延を有する変調された出力パルス138−14
6として図解されている。
【0016】動作においては、RF入力信号116とパ
ルス化された信号118とが、EAM108への入力と
して与えられる。任意の信号源(例えば、衛星受信機)
が、RF入力信号116を発生することができる。ま
た、RF入力信号116は、RF周波数成分だけから構
成されている必要はないことに注意すべきである。むし
ろ、RF入力信号116は、更に高周波である成分や、
直流にまで至る更に低周波である成分を含むこともあり
うる。
【0017】RF入力信号116の場合のように、パル
ス化された信号118は、様々な信号源を用いて発生さ
せることができる。図1には、CPMレーザ110がパ
ルス化された信号118を発生するという特定の例が図
解されている。CPMレーザ110は、例えば、幅が
0.5psでありパルス・レートが10GHzであるパ
ルスを発生することができる。パルス・レートは、サン
プリング定理を満足するためには、RF入力信号116
の最も高い周波数成分の少なくとも2倍であることが好
ましい。パルス幅は、その幅が無限に狭い(infinitely
narrow)衝撃関数を可能な限り類似する程度まで小さ
いことが好ましい。
【0018】EAM108(例えば、米国カリフォルニ
ア州レドンド・ビーチ(Redondo Beach)所在のTRW
社から市販されている)は、RF入力信号116を用い
てパルス化された信号を変調し、変調された出力120
を生じる。それぞれの個別的な入力パルス(例えば、入
力パルス122)が、ある特定の瞬間にEAM108に
入るたびに、EAM108は、その瞬間におけるRF入
力信号116(例えば、RF入力信号値124)に比例
する出力パルス(例えば、変調された出力パルス12
6)を生じる。変調された出力120は、それによっ
て、RF入力信号116のサンプルを表現する。
【0019】変調された出力120は、次に、1x5型
の増幅器スプリッタ106に入る。1x5型の増幅器ス
プリッタ106は、この1x5型の増幅器スプリッタ1
06に与えられた入力パルスのコピーである光信号をそ
れぞれが搬送している5つの光出力を与える光スプリッ
タである。図1に示されているように、入力パルスは、
変調された出力120によって与えられる。それぞれの
光信号は、増幅器スプリッタ106によって増幅され、
それによって、その電力は、入力パルスの電力とほぼ等
しくなる。
【0020】増幅器スプリッタ106は、多くの変形が
可能である。例えば、スプリットの際の損失によってそ
れ以降の処理素子の減衰された光出力と共に機能する能
力が阻害されないような応用例では、増幅を伴わないス
プリッタによって代用することができる。更に、増幅が
実際に必要とされる場合であっても、増幅は、スプリッ
タ自体の内部で生じる必要はない。換言すると、増幅を
伴わないスプリッタを用い、その後で、例えば、光経路
112の1つ又は複数に沿って、光増幅器を設けること
も可能である。用いることができる適切な光増幅器の例
として、半導体光増幅器がある。
【0021】更に、図1に開示されている光ホールド装
置のアーキテクチャを、1xN型スプリッタに拡張する
ことは容易である。例えば、応用例によっては、入力パ
ルスを10の同一のコピーに分けることが必要なことも
ある。その場合には、1x10型のスプリッタを、1x
5型の増幅器スプリッタ106の代わりに用いることが
できる。まとめると、1x5型の増幅器スプリッタ10
6は、光ホールド装置100と共に用いるのに適した多
くのタイプ及び構成のスプリッタの中の1つに過ぎな
い。
【0022】本発明と共に用いるのに特に適した増幅器
スプリッタが、1997年5月30日に出願され、"Act
ive Multimode Optical Signal Splitter"と題する、こ
の出願の優先権主張の基礎となった米国出願と同時継続
中である米国特許出願第08/866,656号に開示されてい
る。この同時継続中の米国出願は、その全体をこの出願
において援用する。
【0023】更に図1を参照すると、光ホールド装置1
00の出力部104は、5つの光経路112と、関連す
る光遅延素子114とを含むように示されている。光経
路112は、例えば、光ファイバを用いて構築される。
ただし、光エネルギに経路を提供するそれ以外の材料で
あっても、適切である(例えば、半導体導波管や結晶構
造など)。
【0024】光経路112のそれぞれは、オプションと
して、光遅延素子を含みうる。図1では、光経路112
b−eは、伝搬遅延を光経路112b−eそれぞれに導
入する光遅延素子を含んでいる。本発明のある実施例で
は、光経路112は、光ファイバであり、光遅延素子1
14b−eは、光ファイバの追加的な長さ又は部分であ
る。光ファイバの追加的な部分は、光ファイバ112b
−eと関連する経路の長さ全体を、従って、光経路11
2b−eと関連する伝搬遅延を、増加させる。
【0025】光遅延素子は、例えば、光経路と接続され
た光ファイバの全く別の部分として実現されることは、
必要ない。そうではなく、光経路112は、異なる長さ
への発端(outset)として作成することができる。その
ような場合には、光遅延素子(ファイバの追加的な長
さ)は、光経路の中に既に作成されたものとして、ビル
トインされる。
【0026】光経路112aは光ファイバの追加的部分
を有しておらず、従って、それと関連する追加的な伝搬
遅延を有していないことに注意すべきである。換言する
と、光経路112aと関連する光ファイバの長さは、そ
れがもちろんいくらかの測定可能(finite)な伝搬遅延
を有しているにもかかわらず、遅延がゼロである基準と
考えられる。光経路112b−eのそれぞれは、遅延が
ゼロである基準の光経路112aの長さを超えて長さが
延長され、従って、伝搬遅延114b−eを含むものと
考えられる。
【0027】このように、伝搬遅延114b−eは、光
が光経路112aを通過して伝搬するのに要する時間を
超えて、光エネルギが光経路112b−eを通過して伝
搬するのに要する時間を表す。図1では、光経路112
bは、20psの伝搬遅延114bを有し、光経路11
2cは、40psの伝搬遅延114cを有し、光経路1
12dは、60psの伝搬遅延114dを有し、光経路
112eは、80psの伝搬遅延114eを有する。伝
搬遅延114b−eは、20psに限定されているので
はなく、要求される任意の遅延と一致するように(又
は、遅延がゼロとなるように)相互に独立に自由に選択
することができる。
【0028】伝搬遅延114b−eを導入する光遅延素
子は、光経路112を伸長させる以外の様々な方法を用
いて(又は、複数の方法の組合せとして)、実現するこ
とができる。一例を挙げると、半導体導波管を、光経路
112の中に挿入することができる。半導体導波管は、
要求される遅延114b−eが非常に小さいときに、特
に有用である。半導体導波管を構築するプロセスは非常
に正確なものであるから、半導体導波管においては、非
常に小さな遅延を、非常に厳密な公差をもって実現する
ことができる。別の例としては、光経路112は、光経
路112とは異なる屈折率を有する材料の一部に結合さ
れることもありうる。材料内の伝搬速度の差(その屈折
率によって示される)によって、それぞれの光経路11
2に対する必要な伝搬遅延が生じる。
【0029】更に、図1には、1x5型の増幅器スプリ
ッタ106によって提供される変調された出力120の
コピーに対するそれぞれの伝搬遅延114a−eの効果
が示されている。遅延がゼロである出力信号128は、
光経路112a上の変調された出力120のコピーが、
光経路112aに内在する伝搬遅延によって、非常に僅
かに遅延を受けることを示している。第1の遅延出力信
号130、第2の遅延出力信号132、第3の遅延出力
信号134及び第4の遅延出力信号は、それぞれが、遅
延がゼロである出力信号128から、20ps、40p
s、60ps及び80psだけ遅延している。
【0030】結果的に、例えば変調された出力パルス1
26などの、それぞれの変調されたパルスは、光経路1
12において20psの間隔で、(遅延を受けた変調さ
れた出力パルス138−146として)5回反復する。
変調された出力パルス126は、実際には、時間がおよ
そ0.2nsにおける単一のパルスから、時間が0.2
nsから0.28nsまで存在する「拡大された」(br
oadened)パルスに延長されている。換言すると、光ホ
ールド装置100は、変調された出力パルス126を、
80psの間、ホールド(保持)していることになる。
このように、追加的な処理素子(例えば、電子的なA/
Dコンバータ)は、遅延を有する変調された出力パルス
138−146によって表されるホールド(保持)され
たものを用いて機能することにより、変調された出力パ
ルス126に対して作用する追加的な時間を有する。
【0031】遅延を有する変調された出力パルス138
−146は、現実には、パルスであって、連続的な波形
ではない。しかし、遅延素子114b−eと、スプリッ
タ106によって提供される出力の数とを調節して、よ
り低速の電子的処理素子が変調された出力パルスのパル
スとしての性質(pulse nature)を認識することを阻止
するのに必要な程度まで、任意の時間周期にわたってパ
ルスを近接させることが可能である。更には、遅延を有
する変調された出力パルス138−146のそれぞれ
を、例えば、Nx1型のコンバイナを用いて1つの出力
に合成することもできる。
【0032】一般に、この単一の出力が、遅延素子11
4a−eによって提供される遅延時間の全体にわたって
連続するN個の同一の変調された出力パルスを搬送す
る。この単一の出力は、図2における空洞出力信号21
2とほぼ同じような外観を有している。この単一の出力
は、例えば、電子的な処理素子が複数の入力線上に分散
されている入力波形に対して作用できない場合に、有用
である。
【0033】ここで、図2を参照すると、光ホールド装
置200の第2の実施例が図解されている。また、電子
吸収変調器(EAM)108と衝突パルス・モード固定
レーザ(CPM)110とが、図2に示されている。既
に述べたように、RF入力信号116が、EAM108
の電気入力に与えられ、パルス化された信号118(C
PMによって発生されたもの)が、EAM108の光入
力に与えられ、EAM自体は、変調された出力120を
生じる。
【0034】更に、光空洞202が提供され、これは、
空洞入力204と、光経路(図示せず)に接続された光
出力206とを含む。光空洞202は、また、利得媒体
208、光スイッチ210又はこれら両方を含みうる。
例示的な空洞出力信号212と、この空洞出力信号21
2を形成するパルスが3つ(第1のパルス214、第2
のパルス216及び第3のパルス218)もまた、示さ
れている。
【0035】光空洞202の1つの可能性のある構成に
は、空洞入力204に向いた透過性の表面と光空洞20
2の内部に面している反射性の表面とを用いる第1のミ
ラー220が含まれる。更に、基本的には反射性であり
部分的に透過性である、光空洞202の内部を向いた表
面を含む第2のミラー222が設けられる。ファブリ・
ペロ(Fabry-Perot)型の空洞が、そのような光空洞の
1つの例であり、一般的に、本発明において用いるのに
適している。
【0036】ファブリ・ペロ型の空洞は、光共振器と称
されるのが一般的である。異なるタイプの光共振器を用
いて、光共振器202に代えることもできる。これに
は、リング・レーザ共振器、再循環(recirculating)
遅延線、分散型ブラッグ反射器などが含まれる。
【0037】光空洞202によって、光エネルギが第1
のミラー220を通過することが可能となる。光エネル
ギの大部分は、その後で、第1のミラー220と第2の
ミラー222との間で(そして、更に、光空洞202の
内部の追加的な反射性コーティングで)反射される。し
かし、空洞の中の光エネルギが第2のミラー222に到
達するたびに、光エネルギの一部が、部分的に透過性で
ある第2のミラー222を通過する。これによって、空
洞出力信号212を形成する出力パルスが、発生され
る。
【0038】3つの出力パルスが、図2に示されてい
る。例えば、第1の出力パルス214は、光エネルギの
第1のパルスが光空洞202に入り第2のミラー222
を部分的に通過して伝搬した後で、光空洞出力206に
おいて生じる。従って、第1の出力パルス214が発生
される以前の遅延は、光空洞202を横断する際の伝搬
遅延である。
【0039】結果的に、光エネルギは、第2のミラー2
22から反射して、第1のミラー220に戻る方向に伝
搬し、そして、第2のミラー222の方向に伝搬して戻
る。第2のミラー222を通過する光エネルギは、この
ようにして、第2の出力パルス216を形成する。第1
の出力パルス214と第2の出力パルス216との間の
遅延は、光空洞202を横断する際の伝搬遅延の2倍で
ある。同様にして、第3の光パルスは、第2の出力パル
ス216の後に生じ、光空洞202を横断する際の伝搬
遅延の2倍である。
【0040】所定の数の出力パルスが光空洞出力206
において(1つの入力パルスから)生じた後で、光空洞
202におけるエネルギは、除去される。次に、別の入
力パルスが、光空洞202に導入され、出力パルスの別
のシーケンスを生じる。この目的のために、光スイッチ
210が開閉され、光空洞202にエネルギを吸収する
か、又は、エネルギを、光空洞202の外の経路に沿っ
て、光空洞202の中に導く。
【0041】光空洞202にはいるそれぞれの入力パル
スに対して、結果的な出力パルスは、振幅が等しいこと
が好ましい。しかし、第2のミラー222は光空洞20
2におけるエネルギの一部を第1のミラーに返却するだ
けなので、利得媒体が光空洞202に配置され、第2の
ミラー222による損失を補償(account for)する。
【0042】適切な利得媒体の例には、半導体光増幅
器、液体染料(liquid dyes)、エルビウム(Erbium)
が添加されたファイバ増幅器が含まれる。光空洞202
におけるエネルギは、光スイッチ210を動作させる代
わりに、又は、光スイッチを動作させるのに加えて、利
得媒体をオフに切り換えることによって、除去すること
ができることにも注意すべきである。例えば、エルビウ
ム・ファイバ増幅器と関連するポンプ・レーザーは、あ
る期間の間オフに切り換えて、その利得をゼロにするこ
ともできる。
【0043】このように、出力信号212は、光空洞2
02へのそれぞれの入力パルスに対して、一連の出力パ
ルスを提供する。1つの入力パルスに対する出力パルス
は、それぞれが、ほぼ等しい振幅を有し、前の出力パル
スからの所定の遅延を伴って現れる。実際には、単一の
入力パルスは、所定の遅延に「出力パルス数マイナス
1」を乗算した時間の間、保持されている。従って、例
えば、より低速の処理素子は、保持された出力に対し
て、作用することができる。
【0044】本発明の特定の構成要素、実施例及び応用
例を以上で示し説明したが、本発明は、それらに限定さ
れることはない。というのは、当業者にとっては、特に
以上の説明に照らせば、複数の修正が可能であるからで
ある。従って、そのような修正をカバーし、本発明の精
神と範囲とに含まれる特徴を組み入れることは、冒頭の
特許請求の範囲の想定するところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】1xN型スプリッタと独立の遅延を有するN個
の光経路とを含む光ホールド装置の実施例を図解してい
る。
【図2】光学的空洞を用い単一の光出力を生じる光ホー
ルド装置の第2の実施例を示している。
【符号の説明】 図1:ハイブリッド型光アパーチャ・アーキテクチャ 110:衝突パルス・モード固定レーザ(CPM) 108:電子吸収変調器 106:1x5型増幅器スプリッタ 114a:0psの遅延 114b:20psの遅延 114c:40psの遅延 114d:60psの遅延 114e:80psの遅延 図2:光空洞増幅器ベースのアパーチャ・アーキテクチ
ャ 110:衝突パルス・モード固定レーザ(CPM) 108:電子吸収変調器 220:第1のミラー 208:利得媒体 210:光スイッチ 222:第2のミラー 202:光空洞
フロントページの続き (72)発明者 リチャード・エイ・フィールズ アメリカ合衆国カリフォルニア州90278, リドンド・ビーチ,ロビンソン・ストリ ート 2006 (72)発明者 マーク・キンティス アメリカ合衆国カリフォルニア州90266, マンハッタン・ビーチ,ヴーアヒーズ・ アベニュー 1636 (72)発明者 エリザベス・ティー・カンキー アメリカ合衆国カリフォルニア州90266, マンハッタン・ビーチ,アルマ・アベニ ュー 2801 (72)発明者 ローレンス・ジェイ・レムボ アメリカ合衆国カリフォルニア州90503, トーランス,ウエスト・ハンドレッドナ インティース・ストリート 5530,ナン バー 141 (72)発明者 スティーヴン・アール・パーキンズ アメリカ合衆国カリフォルニア州90278, リドンド・ビーチ,ウォラコット・スト リート 1723 (72)発明者 デイヴィッド・エル・ロリンズ アメリカ合衆国カリフォルニア州90250, ホーソーン,ガーキン・アベニュー 15000 (72)発明者 エリック・エル・アプトン アメリカ合衆国カリフォルニア州90278, リドンド・ビーチ,カーティス・アベニ ュー 2516,ナンバー 1 (56)参考文献 特開 平7−221706(JP,A) 特開 平7−162394(JP,A) 特開 平5−284117(JP,A) 特開 平2−10734(JP,A) 特開 平5−268170(JP,A) 特開 平7−131441(JP,A) 特開 平5−244095(JP,A) 特開 平3−154032(JP,A) 特開 平9−167870(JP,A) 米国特許5109449(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 G02B 6/00 321

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ホールド装置であって、 電気入力、光入力及び光出力を備えた光変調器と、 前記光出力に接続されて入力パルスを受け取る共振器入
    力、及び部分的に透過である共振器出力を備えた光共振
    器と、 前記共振器出力に結合された光経路とを備えていること
    を特徴とする光ホールド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ホールド装置におい
    て、前記光共振器が利得媒体を備えていることを特徴と
    する光ホールド装置。
  3. 【請求項3】 光入力を保持する方法であって、 光共振器に入力を提供し、出力を前記光共振器から得る
    ステップと、 パルス化された光信号を前記入力に結合するステップ
    と、 前記出力を前記光経路に結合するステップとからなるこ
    とを特徴とする光ホールド装置。
JP22729299A 1998-08-11 1999-08-11 光ホールド装置及び光入力パルスを保持する方法 Expired - Fee Related JP3522600B2 (ja)

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