JP3521635B2 - 映像生成方法および映像生成システム - Google Patents

映像生成方法および映像生成システム

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JP3521635B2
JP3521635B2 JP20801196A JP20801196A JP3521635B2 JP 3521635 B2 JP3521635 B2 JP 3521635B2 JP 20801196 A JP20801196 A JP 20801196A JP 20801196 A JP20801196 A JP 20801196A JP 3521635 B2 JP3521635 B2 JP 3521635B2
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隆 宮武
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人とコンピュータ
とのインタラクションによって映像を自動的に生成する
映像生成方法および映像生成システムに係わり、特に、
特別のスキル(熟練度)、あるいは、プログラム等の技
術のない、ごく普通の人が簡単にその人なりのアーティ
スティックな質の高いコンピュータ映像を創造すること
が可能となる映像生成方法および映像生成システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータを使用して、アー
ト性に富み、質の高い映像を生成するには、アート的な
センスだけでなく、デザイン・構図・配色などに関する
知識は勿論、それらをコンピュータ・プログラムとして
表現するプログラミング能力など高度なスキルと技術が
要求される。
【0003】そのため、ごく一般の人の映像表現を支援
するため、映像オブジェクトなどの要素(映像部品)を
予め用意しておき、インタラクティブに映像を生成する
システムが提案されている。
【0004】一方、インタラクティブCG(Compu
ter Graphics)アートの分野では、インタ
ラクティブ性を高めるために、植物をセンサとして人の
有する静電気、人が操る懐中電灯の光の動き、あるい
は、人のシルエットや動きなどを入力情報として、コン
ピュータが映像を生成するシステムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記映
像オブジェクトなどの要素(映像部品)を予め用意して
おき、インタラクティブに映像を生成するシステムにお
いては、予め準備された映像部品を用いること、それら
映像部品のパラメータが可変であっても限界があるこ
と、さらに、インタラクションの手段としてマウスやキ
ーボードなどが使用されていること等により、結局、そ
の人の知識や映像構成力などのセンスに負うところが大
きく、その人なりのオリジナリティの高い映像を表現す
るには限界があるという問題点があった。
【0006】また、前記植物をセンサとして人の有する
静電気、人が操る懐中電灯の光の動き、あるいは、人の
シルエットや動きなどを入力情報として、コンピュータ
が映像を生成するシステムにおいては、特別のスキルや
技術も不要で、かつ、その人なりの映像表現が可能とな
るが、入力情報と映像生成プログラムとの対応関係が一
意的に固定化された構成であるため、個人の好みを反映
できない、オリジナル性に不満が残る、システム操作に
関して人の慣れや学習を必要とするなどの問題点があっ
た。
【0007】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、映像生
成方法および映像生成システムにおいて、特別のスキル
やプログラミングなどの技術のない、ごく普通の人が簡
単にその人なりのアーティスティックな質の高いコンピ
ュータ映像を創造することが可能となる技術を提供する
ことにある。
【0008】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0010】(1)人とコンピュータとのインタラクシ
ョンによって映像を自動的に生成する映像生成方法にお
いて、人の生体情報を検出する第1のステップと、前記
第1のステップで検出された生体情報を記憶する第2の
ステップと、前記第1のステップで検出された生体情報
に信号処理を施す第3のステップと、前記第3のステッ
プで信号処理が施された生体情報を映像パラメータ群に
対応付ける第4のステップと、前記第4のステップで信
号処理が施された生体情報に対応付けられた映像パラメ
ータ群を入力として、映像生成プログラムを起動し映像
データを自動生成する第5のステップと、前記第5のス
テップで生成された映像データに基づく映像を表示する
第6のステップと、前記第6のステップで表示された映
像に基づいて、前記第3のステップにおける信号処理の
処理モード、前記第4のステップにおける信号処理が施
された生体情報を映像パラメータ群に対応付ける対応付
けの関係、あるいは、前記パラメータ群の組み合わせの
少なくとも1つを変更する第7のステップと、前記記憶
されている生体情報を読み出し、所望の映像が得られる
まで、前記第3ないし第7のステップを繰り返す第8の
ステップとを具備することを特徴とする。
【0011】(2)前記(1)の手段において、前記映
像データを自動生成するプログラムを、ネットワークを
介してダウンロードすることを特徴とする。
【0012】(3)前記(1)または(2)の手段にお
いて、前記自動生成された映像データを、映像記憶手段
に記憶することを特徴とする。
【0013】(4)前記(3)の手段において、前記映
像記憶手段に記憶されている映像データを、ネットワー
クを介して他のシステムに送出し、あるいは、他のシス
テムの映像記憶手段に記憶されている映像データを、ネ
ットワークを介して他のシステムから受信することを特
徴とする。
【0014】(5)人とコンピュータとのインタラクシ
ョンによって映像を自動的に生成する映像生成システム
において、人の生体情報を検出する生体情報検出手段
と、前記生体情報検出手段で検出された生体情報を記憶
する生体情報記憶手段と、前記生体情報検出手段で検出
された生体情報に信号処理を施す信号処理手段と、パラ
メータ群を記憶する映像パラメータ格納手段と、前記信
号処理手段で信号処理が施された生体情報を、前記映像
パラメータ格納手段に記憶されている映像パラメータ群
に対応付けるマッピング手段と、前記マッピング手段
で、信号処理が施された生体情報に対応付けられた映像
パラメータ群を入力として、映像データを自動生成する
映像生成プログラムを有する映像生成手段と、前記映像
生成手段により生成された映像データに基づいて映像を
表示する映像表示手段と、指示入力を入力する入力手段
と、前記入力手段からの指示入力に基づき、前記信号処
理手段の処理モード、前記マッピング手段のマッピング
関係、あるいは、前記映像パラメータ格納手段のパラメ
ータ群の組み合わせの少なくとも1つを変更する制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0015】(6)前記(5)の手段において、前記映
像データを自動生成するプログラムを、ネットワークを
介して、前記映像生成手段にダウンロードするダウンロ
ード手段を具備することを特徴とする。
【0016】(7)前記(5)または(6)の手段にお
いて、前記自動生成された映像データを記憶する映像記
憶手段を具備することを特徴とする。
【0017】(8)前記(7)の手段において、前記映
像記憶手段に記憶されている映像データを、ネットワー
クを介して他のシステムに送出し、あるいは、他のシス
テムの映像記憶手段に記憶されている映像データを、ネ
ットワークを介して他のシステムから受信することを特
徴とする請求項7に記載された映像生成システム。
【0018】前記(1)または(5)の手段によれば、
人が自然に発する生体情報を検出し、当該生体情報に信
号処理を施し、当該信号処理を施した生体情報を映像パ
ラメータ群に対応付け、この映像パラメータを入力とし
てアーティスティックな映像生成プログラムを起動して
映像を生成し、当該生成された映像に基づき、信号処理
の処理モード、信号処理が施されたデジタル生体情報を
映像パラメータ群に対応付ける対応付けの関係、あるい
は、パラメータ群の組み合わせの少なくとも1つを変更
し、ユーザの好みに合う映像を生成するようにしたの
で、特別のスキルやプログラミングなどの技術のない、
ごく普通の人が簡単にその人なりのアーティスティック
な質の高いコンピュータ映像を創造することが可能とな
る。
【0019】前記(2)または(6)の手段によれば、
映像生成プログラムを種類別、カテゴリー別にデータベ
ースに蓄積し、それらをユーザが選択し、ネットワーク
を介してダウンロードするようにしたので、非常に幅広
い映像を生成することが可能となる。
【0020】前記(3)または(7)の手段によれば、
映像生成プログラムで自動的に生成された映像データ
を、映像記憶手段に記憶するようにしたので、ユーザが
自分の好みにあった映像を繰り返し再生して見ることが
可能となる。
【0021】前記(4)または(8)の手段によれば、
映像記憶手段に記憶されている映像データを、ネットワ
ークを介して他のシステムに送出し、あるいは、他のシ
ステムの映像記憶手段に記憶された映像データを、ネッ
トワークを介して他のシステムから受信するようにした
ので、他の人との間で、映像データを交換することが可
能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発明の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0024】[発明の実施の形態1]図1は、本発明の
一発明の実施の形態(発明の実施の形態1)である映像
生成システムの概略構成を示すブロック図である。
【0025】図1において、101は生体情報検出手
段、102はA/D変換手段、103は生体情報記憶手
段、104は信号処理手段、105は映像パラメータ格
納手段、106はマッピング手段、107は映像生成手
段、108は映像記憶手段、109は映像表示手段、1
10は制御手段、112は入力手段である。
【0026】本発明の実施の形態1の映像生成システム
では、人が自然に発する生体情報を生体情報検出手段1
01で検出する。
【0027】この生体情報としては、例えば、脳波、筋
電、静電気、体表面温度分布、脈拍、鼓動等の生理的な
生体情報、あるいは、人の体格、身長/体重、形状、身
体全体および手足/指先の動作/動き、眼球運動、発す
る声の大小/高低/ピッチ/フォルマント等の音声特
徴、さらには、その人しか持たないDNA等の遺伝的情
報等が含まれる。
【0028】また、マッピング手段106は、信号処理
手段104からの出力を映像パラメータ群に対応付ける
マッピング関係を任意に設定でき、また、映像生成手段
107は、映像パラメータ格納手段105に記憶されて
いる映像生成パラメータを入力として映像データを自動
生成するプログラムを有する。
【0029】制御手段110は、入力手段112から入
力される人の指示入力によって、信号処理手段104の
信号処理の処理モードの切り替え、マッピング手段10
6のマッピング関係の変更、映像パラメータ格納手段1
05のパラメータ群の組み合わせを変更する。
【0030】次に、本発明の実施の形態1の映像生成シ
ステムの動作について、人が自然に発する生体情報が脳
波である場合を例に挙げて説明する。
【0031】なお、以下の説明では、説明を簡単化する
ために、円・正方形・正三角形を映像素材として使用す
る映像生成を行う場合を考える。
【0032】勿論、映像素材は、前記した円・正方形・
正三角形に限定されるものでないことは、言うまでもな
い。
【0033】始めに、生体情報検出手段101である脳
波計を使用して、一定時間脳波を検出する。
【0034】次に、A/D変換手段102により、アナ
ログ信号の脳波信号を時系列デジタルデータに変換して
コンピュータに送信し、当該時系列デジタルデータを生
体情報記憶手段103に記憶する。
【0035】また、当該時系列デジタルデータに対し
て、信号処理手段104において、例えば、ある時間単
位で高速フーリエ変換を行い、スペクトルのピーク周波
数と分散値を求める。
【0036】この信号処理手段104で算出されたピー
ク周波数と分散値とをマッピング手段106の入力値と
して使用する。
【0037】マッピング手段106では、この入力値
(信号処理手段104で算出されたピーク周波数と分散
値)からパラメータ格納手段105に記憶されている映
像パラメータの各要素の値を決定する。
【0038】本発明の実施の形態1の映像生成システム
においては、映像パラメータは、円・正方形・正三角形
の個数、色、スピード、動き方を与えており、これらの
情報を入力値、即ち、信号処理手段104で算出された
ピーク周波数と分散値とによって決定する。
【0039】また、本発明の実施の形態1の映像生成シ
ステムにおいて、簡単化のため、映像パラメータのすべ
ての要素にマッピングを行っているが、さらに、パラメ
ータの要素数を増やし、要素のマッピング関係を制御す
るようにしてもよい。
【0040】次に、この映像パラメータの値を入力とし
て、映像生成手段107のコンピュータ映像を生成する
プログラムを起動して映像データを生成する。
【0041】次に、当該生成された映像データに基づく
映像を映像表示手段109により表示する。
【0042】また、前記生成された映像データは、映像
記憶手段108に記憶される。
【0043】ユーザが、映像表示手段109に表示され
た映像を見て、当該映像が自分の好みにあった映像でな
い場合には、ユーザは、入力手段112、例えば、マウ
スを使用して、以下のような明示的な指示を与える。
【0044】・モデル数(多く、少なく) ・色(RGB) ・スピード(速く、遅く) ・動き(複雑に、単純に) この入力手段112からのユーザの指示入力により、制
御手段110は、マッピング手段106におけるマッピ
ングの関係を変更し、生体情報記憶手段103に記憶さ
れている時系列デジタルデータを読み出して、さらに映
像データを生成する。
【0045】このような繰り返しの中で、ユーザは自分
の好みにあった映像を生成することが可能となる。
【0046】また、ユーザは自分の好みにあった映像を
生成した場合には、その映像データを映像記憶手段10
8に記憶し、当該映像を繰り返し再生して見ることが可
能となる。
【0047】図2は、本発明の実施の形態1の映像生成
システムにおいて、ユーザ指示により、マッピング手段
106のマッピングの関係を変更するマッピング変更方
法の一例を説明するための図である。
【0048】次に、図2を参照して、本発明の実施の形
態1の映像生成システムにおいて、マッピング手段10
6のマッピングの関係を変更するマッピング変更方法の
一例を説明する。
【0049】なお、図2では、ユーザ指示に基づき、映
像パラメータの1つである円の数(モデル数)を変更す
る場合について説明する。
【0050】本発明の実施の形態1の映像生成システム
において、1回目の映像データを生成する際に、最初に
表現される円の数の初期値は乱数で与えら、この初期値
が映像パラメータ格納手段105に格納される。
【0051】この円の数の増減を、デジタル生体情報で
ある脳波情報のピーク周波数と分散値とによって決定す
る。
【0052】即ち、脳波情報のピーク周波数と分散値と
のそれぞれの増減を円の数の増減に対応させる。
【0053】2回目以降の映像データを生成する際に、
ユーザは入力手段112から指示入力を与え、これによ
り、制御手段110は、円の数の初期値を変化させる。
【0054】例えば、図2(a)に示すように、ユーザ
が円の数を多くするような指示を与えると、図2(b)
に示すように、最初に表現される円の数(初期値)が増
加し、その後、図2(c)に示すように、脳波情報のピ
ーク周波数と分散値とによって、円の数は増減する。
【0055】しかしながら、この円の数の増減は、ユー
ザ指示に関係なく、何回目の映像データ生成においても
同じ増減を繰り返す。
【0056】なお、前記説明では、入力手段112から
のユーザの指示入力により、制御手段110が、マッピ
ング手段106におけるマッピングの関係を変更する場
合について説明したが、入力手段112からのユーザの
指示入力により、制御手段110が、信号処理手段10
4の処理モードを変更するようにしてもよい。
【0057】この場合には、高速フーリエ変換以外に、
例えば、変化点検出・差分化・増幅/圧縮変換あるいは
平滑化や正規化等各種の信号処理の方法を単独、あるい
は、組み合わせて使用することが可能である。
【0058】例えば、一定期間毎に、脳波情報を採取
し、これら脳波情報の差分を取り、その差分情報に増幅
/圧縮変換を施し、あるいは、その差分情報の変化点を
検出し、これらの出力(増幅/圧縮変換を施した差分情
報、あるいは、差分情報の変化点)をマッピング手段1
06の入力とすることも可能である。
【0059】また、アナログ信号である脳波情報の低周
波成分のみを取り出し、即ち、平滑化を施し、その低周
波成分の変化を、マッピング手段106の入力とするこ
とも可能である。
【0060】さらに、生体情報として複数の生体情報、
例えば、脳波、筋電、静電気、体表面温度分布、脈拍、
鼓動等の生体情報の中の任意の組み合わせを使用する場
合には、正規化処理により、信号レベルを同一のレベル
に設定してもよい。
【0061】このように、本発明の実施の形態1の映像
生成システムにおいては、人が自然に発する生体情報を
デジタル信号のデジタル生体情報として検出し、当該デ
ジタル生体情報に信号処理を施し、当該信号処理を施し
たデジタル生体情報を映像パラメータ群に対応付け、こ
の映像パラメータを入力としてアーティスティックな映
像生成プログラムを起動して映像を生成し、当該生成さ
れた映像に基づき、信号処理の処理モード、信号処理が
施されたデジタル生体情報を映像パラメータ群に対応付
ける対応付けの関係、あるいは、パラメータ群の組み合
わせの少なくとも1つを変更して、ユーザの好みに合う
映像を生成するようにしたので、特別のスキルやプログ
ラミングなどの技術のない、ごく普通の人が簡単にその
人なりのアーティスティックな質の高いコンピュータ映
像を創造することが可能となる。
【0062】この場合に、人が自然に発する脳波、筋
電、静電気、体表面温度分布、脈拍、鼓動等の生理的な
生体情報は、人の肉体的な健康状態のみならず喜怒哀楽
などのメンタルな状態とも深く関わっており、しかも、
それらは時々刻々変化し全情報が同じとなることさえな
いと言われている。
【0063】したがって、それら生理的な生体情報に基
づいて生成された映像は、その人がその時にしか作れな
い、その人なりの感性表現を表すことになる。
【0064】本発明の実施の形態1の映像生成システム
において、ユーザの好むマッピングの関係が決定すれ
ば、そのマッピングの関係において、脳波などの生体情
報を連続的に検出して映像を生成し、その生成された映
像の変化を観察することが可能となり、映像を見た際の
脳波などの生体情報の変化、即ち、ユーザの内面の変化
と映像生成プログラムとのインタラクションによる映像
生成、あるいは、ユーザの内面変化と映像生成との関係
を検討することが可能となる。
【0065】なお、本発明の実施の形態1の映像生成シ
ステムでは、簡素化のため、映像生成プログラムにより
生成される映像モデル、あるいは、映像パラメータは簡
単なもので説明を行ったが、パラメータ化することので
きる映像モデルであれば、本発明の実施の形態1のシス
テムに適用可能である。
【0066】[発明の実施の形態2]図3は、本発明の
他の発明の実施の形態(発明の実施の形態2)である映
像生成システムの概略構成を示すブロック図である。
【0067】また、図4は、本発明の実施の形態2の映
像生成システムがネットワークに接続された状態を示す
ブロック図である。
【0068】本発明の実施の形態2の映像生成システム
は、ネットワーク接続手段202を介してネットワーク
に接続され、映像データを自動生成するプログラムをネ
ットワークおよびネットワーク接続手段202を介して
ダウンロードするダウンロード手段201が追加されて
いる点で、前記発明の実施の形態1の映像生成システム
と相違する。
【0069】次に、本発明の実施の形態2の映像生成シ
ステムの動作について説明する。
【0070】前記発明の実施の形態1の映像生成支援生
成システムでは、映像生成プログラムにより生成される
映像モデルが限定されてしまうという欠点が考えられ
る。
【0071】そこで、映像生成プログラムにより生成さ
れる映像モデルが多岐にわたるように、本発明の実施の
形態2の映像生成システムでは、いろいろな映像モデル
を生成可能な映像生成プログラムをネットワークを使用
して映像生成手段107にダウンロードする。
【0072】即ち、図4に示すように、ユーザが、いろ
いろな映像モデルの映像生成プログラムが格納されてい
るさまざまなデータベース203にアクセスを行い、そ
こから、好みの映像生成プログラムを選択し、自らシス
テムへダウンロードする。
【0073】これにより、本発明の実施の形態2の映像
生成システムでは、ユーザが、さまざまな映像を生成す
ることが可能となる。
【0074】また、本発明の実施の形態2の映像生成シ
ステムにおいて、ネットワーク接続手段202を使用し
て、映像記憶手段108に記憶されている映像データ
を、他のシステム、例えば、友人あるいは親戚の人のシ
ステムに送信し、あるいは、他のシステムの映像記憶手
段108に記憶されている映像データを他のシステムか
ら受信することが可能であり、これにより、映像データ
を交換することが可能である。
【0075】以上、本発明を発明の実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施の形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更し得ることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0077】(1)本発明によれば、ユーザからの明示
的な指示入力より、信号処理の処理モード、マッピング
の関係、映像パラメータの組み合わせなどを制御するこ
とにより、自分の好みに合うコンピュータ映像を生成す
ることが可能となる。
【0078】(2)本発明によれば、コンピュータ映像
を生成する知識を持っていないごく普通の人が、生体情
報を入力とするインタフェースを介して、質の高い、ア
ーティスティックな映像を生成することが可能となる。
【0079】(3)本発明によれば、コンピュータ映像
を生成するプログラムを種類別、カテゴリー別にネット
ワークを介してデータベースに蓄積し、それらをユーザ
が選択し、ダウンロードすることにより、非常に幅広い
映像を生成することが可能となる。
【0080】(4)本発明によれば、生成された映像デ
ータを、ネットワークを介して他のシステムに送出し、
あるいは、他のシステムで生成された映像データを、ネ
ットワークを介して他のシステムから受信することによ
り、他の人との間で、映像データを交換することが可能
となる。
【0081】(5)本発明によれば、脳波などの生体情
報を連続的に検出して映像を生成することにより、ユー
ザの内面の変化と映像生成プログラムとのインタラクシ
ョンによる映像生成、あるいは、ユーザの内面変化と映
像生成との関係を検討することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一発明の実施の形態(発明の実施の形
態1)である映像生成システムの概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施の形態1の映像生成システムにお
いて、ユーザ指示により、マッピング手段106のマッ
ピングの関係を変更するマッピング変更方法の一例を説
明するための図である。
【図3】本発明の他の発明の実施の形態(発明の実施の
形態2)である映像生成システムの概略構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の実施の形態2の映像生成システムがネ
ットワークに接続された状態を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…生体情報検出手段、102…A/D変換手段、
103…生体情報記憶手段、104…信号処理手段、1
05…映像パラメータ格納手段、106…マッピング手
段、107…映像生成手段、108…映像記憶手段、1
09…映像表示手段、110…制御手段、112…入力
手段、201…ダウンロード手段、202…ネットワー
ク接続手段、203…データベース。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−115004(JP,A) 特開 平6−149473(JP,A) 特開 平5−46587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 11/60 - 17/50 G06F 3/00 JSTPLUSファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人とコンピュータとのインタラクション
    によって映像を自動的に生成する映像生成方法におい
    て、 人の生体情報を検出する第1のステップと、 前記第1のステップで検出された生体情報を記憶する第
    2のステップと、 前記第1のステップで検出された生体情報に信号処理を
    施す第3のステップと、 前記第3のステップで信号処理が施された生体情報を映
    像パラメータ群に対応付ける第4のステップと、 前記第4のステップで信号処理が施された生体情報に対
    応付けられた映像パラメータ群を入力として、映像生成
    プログラムを起動し映像データを自動生成する第5のス
    テップと、 前記第5のステップで生成された映像データに基づく映
    像を表示する第6のステップと、 前記第6のステップで表示された映像に基づいて、前記
    第3のステップにおける信号処理の処理モード、前記第
    4のステップにおける信号処理が施された生体情報を映
    像パラメータ群に対応付ける対応付けの関係、あるい
    は、前記パラメータ群の組み合わせの少なくとも1つを
    変更する第7のステップと、 前記記憶されている生体情報を読み出し、所望の映像が
    得られるまで、前記第3ないし第7のステップを繰り返
    す第8のステップとを具備することを特徴とする映像生
    成方法。
  2. 【請求項2】 前記映像データを自動生成するプログラ
    ムを、ネットワークを介してダウンロードすることを特
    徴とする請求項1に記載された映像生成方法。
  3. 【請求項3】 前記自動生成された映像データを、映像
    記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載された映像生成方法。
  4. 【請求項4】 前記映像記憶手段に記憶されている映像
    データを、ネットワークを介して他のシステムに送出
    し、あるいは、他のシステムの映像記憶手段に記憶され
    ている映像データを、ネットワークを介して他のシステ
    ムから受信することを特徴とする請求項3に記載された
    映像生成方法。
  5. 【請求項5】 人とコンピュータとのインタラクション
    によって映像を自動的に生成する映像生成システムにお
    いて、 人の生体情報を検出する生体情報検出手段と、 前記生体情報検出手段で検出された生体情報を記憶する
    生体情報記憶手段と、 前記生体情報検出手段で検出された生体情報に信号処理
    を施す信号処理手段と、 パラメータ群を記憶する映像パラメータ格納手段と、 前記信号処理手段で信号処理が施された生体情報を、前
    記映像パラメータ格納手段に記憶されている映像パラメ
    ータ群に対応付けるマッピング手段と、 前記マッピング手段で、信号処理が施された生体情報に
    対応付けられた映像パラメータ群を入力として、映像デ
    ータを自動生成する映像生成プログラムを有する映像生
    成手段と、 前記映像生成手段により生成された映像データに基づい
    て映像を表示する映像表示手段と、 指示入力を入力する入力手段と、 前記入力手段からの指示入力に基づき、前記信号処理手
    段の処理モード、前記マッピング手段のマッピング関
    係、あるいは、前記映像パラメータ格納手段のパラメー
    タ群の組み合わせの少なくとも1つを変更する制御手段
    とを具備することを特徴とする映像生成システム。
  6. 【請求項6】 前記映像データを自動生成するプログラ
    ムを、ネットワークを介して、前記映像生成手段にダウ
    ンロードするダウンロード手段を具備することを特徴と
    する請求項5に記載された映像生成システム。
  7. 【請求項7】 前記自動生成された映像データを記憶す
    る映像記憶手段を具備することを特徴とする請求項5ま
    たは請求項6に記載された映像生成システム。
  8. 【請求項8】 前記映像記憶手段に記憶されている映像
    データを、ネットワークを介して他のシステムに送出
    し、あるいは、他のシステムの映像記憶手段に記憶され
    ている映像データを、ネットワークを介して他のシステ
    ムから受信することを特徴とする請求項7に記載された
    映像生成システム。
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