JP3521189B2 - 分散サーバ制御方法及び装置ならびに分散サーバ制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

分散サーバ制御方法及び装置ならびに分散サーバ制御プログラムを記録した記録媒体

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JP3521189B2
JP3521189B2 JP2000272777A JP2000272777A JP3521189B2 JP 3521189 B2 JP3521189 B2 JP 3521189B2 JP 2000272777 A JP2000272777 A JP 2000272777A JP 2000272777 A JP2000272777 A JP 2000272777A JP 3521189 B2 JP3521189 B2 JP 3521189B2
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正久 川島
淳哉 秋葉
順一 岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークに関し、より詳細には複数のサーバを用いたネ
ットワークサービスにおいてサーバ資源の確保を行う技
術に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネット上で情報サービスを提供
する1つの手段として分散して設置した複数のサーバに
よってサービスを提供する方法がある。その1例とし
て、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に
よる情報配信サービスを提供するためWebサーバを複
数設置することがあげられる。
【0003】このように、複数のサーバを設置してサー
ビスを提供する場合、利用者がサービス要求をしたとき
に、前記利用者が当該サーバ群のうちのどれにアクセス
すべきかを決定するしくみが必要となる。特に、提供す
るサービスがファイル配信や映像ストリーミングなど大
量の情報転送を含む場合には、利用者端末により近い拠
点に設置されたサーバを選択することが望ましい。
【0004】また、あるサービスに対して当該サービス
を提供するためのサーバ群を割り当てる際には、サービ
スを利用する端末が多く分布している地域にサーバを割
り当てることが望ましい。ただし、端末の分布はサービ
ス提供開始以前にはわからないことが多い。このため、
サービスを提供しながらサービスを要求する端末の分布
を取得して、取得した分布に基づき動的にサービスを提
供するサーバのリストを決定するしくみが必要である。
このしくみを動的サーバ割り当てと呼ぶ。
【0005】以下に動的サーバ割り当ての公知例につい
て説明する。サーバ割り当てを動的に行う技術の公知例
として“A Dynamic Object Replication and Migration
Protocol for an Internet Hosting Service”(著者
M.Rabinnovich,他、Proceeding of IEEE 19th Internat
ional Conference on Distributed Computing Systems
“)に記載のものがある。この方法について説明する。
【0006】説明のために図15に示すネットワークを
想定する。図15において、“R”で始まる装置は中継
装置を表し、“S”で始まる装置はサーバを表し、
“D”で始まる装置はサーバ選択装置を表し、“U”で
始まる装置は利用者端末を表す。
【0007】また、中継装置は最大4つの接続端子を持
つものとし、各接続端子の番号を12時の方向から時計
回りに“0”,“1”,“2”,“3”と表記する。拠
点選択装置は、利用者端末識別子を入力情報とし、利用
者に提供すべきサービスを提供可能なサーバが設置され
た拠点を候補拠点として、候補拠点の中から入力された
利用者に最も近い拠点を選択する。
【0008】サーバ選択装置は、各端末からのサービス
要求に対して、当該端末に適したサーバを接続先サーバ
として選択する装置である。選択のためにサーバ選択装
置は、サービスを提供するサーバのリストを把握する手
段と各サーバと端末との距離を取得する手段とを備えて
いる。
【0009】あるサーバからある端末までの経路上のサ
ーバのリストを経路上サーバリスト(原文では“prefer
encePath”)と呼ぶ。例えば、図15において、サーバ
Sdにとって端末Uに関する経路上サーバリストは{S
d,Sh,Si}となる。あるサーバsにとってある端
末uに関する経路上サーバリストをLs(s,u)と表
す。各サーバはある端末について当該端末に関する経路
上サーバリストを取得する手段を備えている。さらに、
また、サーバsはあるサーバxsについてアクセス量R
(s,xs)を記憶する手段を有する。このアクセス量は
サーバsが処理するサービス要求のうちサーバxsの近
傍のユーザからのサービス要求の量を示している。アク
セス量の更新方法はあとで説明する。また、サーバsは
当該サーバに対するアクセス量R(s)を記憶する。さら
に、各サーバはあるサーバxsとの距離を取得する手段
を有する。
【0010】次に、アクセス量の更新方法を説明する。
ある端末uがサービス要求を行うと、そのサービス要求
はサーバ選択装置に転送される。サーバ選択装置はある
サーバsを選択する。選択されたサーバsは端末uに対
してサービスを提供する。サービス提供後、サーバsは
Ls(s,u)に属する近傍サーバSxについて、当該サ
ーバのアクセス量R(s,xs)を加算する。このしくみ
により、あるサーバxsの近傍の多くのユーザからのサ
ービス要求をサーバsが処理すると、R(s,xs)の値
が大きくなる。つまり、各サーバがどのサーバの近傍の
ユーザからの要求が多いのかを把握できる。
【0011】各サーバsは、R(s)があるしきい値を超
えたら、近傍サーバの中からあるサーバをサービスを提
供すべきサーバとして選択することにより、サービスを
提供するサーバを増やす。このサーバの選択において
は、アクセス量R(s,xs)があるしきい値を超える近
傍サーバxsのうち、サーバsから最も遠いものを選択
する。このしくみによって、サービスを提供するサーバ
が動的に割り当てられ、よりユーザが分布する地域の近
傍のサーバがサービスを提供するサーバとして選択され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例の以下の第
1、第2の問題点は、サーバが各端末に対する経路上サ
ーバリストを取得する処理を必要とすることに起因す
る。前記第1の問題点は、経路上サーバリストの取得の
ために端末までの経路をサーバが取得する必要があるこ
とである。前記公知例は、端末までの経路や近傍サーバ
の位置を取得する方法としてネットワークのルーチング
情報から取得する方法を前提としている。しかし、ルー
チング情報の受信機能がサーバにとってあらたな負荷と
なるうえ、ルーチング情報を記憶するための記憶資源が
必要となる。別の方法として、"traceroute"
を用いて端末までの経路を取得する方法が考えられる
が、"traceroute"によってネットワーク負荷
が発生するうえ、時間がかかる。
【0013】前記第2の問題点は、経路上サーバリスト
の取得のために他のサーバの位置をサーバが把握する必
要があることである。特に、あるサービスについて割り
当てられているサーバが少ないときには、各サーバは遠
方の端末からのサービス要求を処理する。遠方の端末に
ついて経路上サーバリストを取得するためにはサーバは
より広い範囲の周囲のサーバの位置を把握する必要があ
る。前記公知例は、サーバの位置をルーチング情報から
取得する方法を前提としている。しかし、ルーチング情
報を取得することの問題は、前記第1の問題点で述べた
とおりである。
【0014】前記公知例の第3の問題点は、サーバ毎に
アクセス量を観測することに起因し、負荷分散などの理
由である地域のユーザがアクセスすべきサーバを複数選
択している場合、それぞれのサーバはその地域のユーザ
からの要求量を正確に把握できない。例えば、図15の
ネットワーク構成において、サーバSiとサーバSlと
の2つがサービスを提供しており、サーバ選択装置は拠
点K近傍のユーザに対する接続先サーバを決定する際
に、サーバSiとサーバSlのどちらかをそれぞれ1/
2の確率で選択していると仮定する。この場合、サーバ
Si,Slが記憶するサーバSk近傍ユーザからのアク
セス量、すなわちcnt(Si,Sk)又はcnt(S
l,Sk)、は実際のサーバSk近傍ユーザからのアク
セス量の1/2となってしまう。このためサーバSkを
サービス提供するサーバとして選択することが適当であ
るとのサービス要求がサーバSk近傍ユーザから発生し
ていても、サーバSkが選択されなくなってしまう。
【0015】本発明の目的は、前記の問題点を解決し、
サーバが端末までの経路情報や周囲のサーバの位置を取
得することを必要としない動的サーバ割り当て方法及び
装置を提供することにある。本発明の他の目的は、負荷
分散などの理由である地域のユーザの接続先サーバとし
て複数のサーバが選択されても前記の第3の問題が発生
しない動的サーバ割り当て方法及び装置を提供すること
にある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特
徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明の概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
本発明のポイントは、サーバ選択において端末の位置を
取得することとし、サーバ選択において取得された端末
の位置ごとにアクセス量の履歴を記録することを特徴と
する。そして、このアクセス量の履歴に基づいてサーバ
の動的割り当てを行う。このために、サーバ選択の機能
とサーバの動的割当の機能との2つの機能を備えた分散
サーバ制御装置を構成する。これによって、サーバが端
末の位置を取得する必要がない。また、サーバ選択の目
的で取得した端末の位置を用いるために、アクセス量の
履歴を記録する目的のためにあらためて端末の位置を取
得する必要がない。
【0017】第1の発明は、ネットワーク上のいくつか
の拠点について各拠点近傍の端末からのアクセス量を保
持するアクセス量テーブルと、サービスを提供するサー
バのリストを記憶するサーバテーブルと、前記端末から
のアクセスに応じてサーバを選択するサーバ選択手段
と、前記サーバのリストを決定するサーバリスト決定手
段とを有する分散サーバ制御装置を用いて分散配置され
た複数のサーバを制御し、複数の端末にサービスを提供
る分散サーバ制御方法であって、前記サーバ選択手段
がサービス要求を端末から受け付け、前記アクセス量テ
ーブル中の拠点のうち前記サービス要求した端末に最も
近い拠点を端末近傍拠点として選択し、該選択された
末近傍拠点に基づき前記サーバテーブル中のサーバのリ
ストから前記端末からのサービス要求を処理すべきサー
を選択し、前記アクセス量テーブル中の当該端末近傍
拠点アクセス量を加算するステップと、前記サーバリ
スト決定手段が前記アクセス量テーブルに記憶されてい
各拠点のアクセス量に基づきサービスを提供すべき
ーバのリストを決定し、このリストによって前記サーバ
テーブルのサーバリストを置き換え、該置き換えられた
サーバリストに含まれるサーバに対してリソース予約メ
ッセージを送信するステップとを有することを特徴とす
る。
【0018】前記アクセス量テーブル中の拠点近傍の端
末からのアクセス回数を含み、前記アクセス量テーブル
の更新は、前記アクセス回数1だけ加算する。前記サ
ーバテーブルには、前記複数のサーバそれぞれについて
サーバの設置拠点を記憶し、前記サーバの選択は、前
複数のサーバそれぞれの設置拠点を用いて前記複数の
サーバそれぞれについて前記端末までの距離を求め、こ
の求めた距離を用いて前記端末からのサービス要求を処
理するサーバを選択する。前記アクセス量テーブル中の
拠点それぞれを前記サーバのリストに属するサーバのい
ずれかに対応させてサーバ選択用テーブルに記憶し、前
記サーバの選択は、前記サーバ選択テーブルを参照
し、前記端末近傍拠点に対応するサーバを前記サービス
要求した端末が接続するサーバとして選択する。前記
クセス量テーブル中の各点について、前記各拠点と前
記サーバテーブルサーバとの距離の最小値に対して
アクセス量テーブルに記憶された各拠点のアクセス量
を乗じた値の総和である配信コストが最小となるように
前記サーバリストを決定する。
【0019】第2の発明は、ネットワーク上のいくつか
の拠点について各拠点近傍の端末からのアクセス量を保
持するアクセス量テーブルと、サービスを提供するサー
バのリストを記憶するサーバテーブルと、前記端末から
のアクセスに応じてサーバを選択するサーバ選択手段
と、前記サーバのリストを決定するサーバリスト決定手
段とを有する分散サーバ制御装置としてコンピュータを
機能させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体において、前記第1の発明の分散サーバ
制御方法の処理手順を、前記コンピュータに実行させる
ための分散サーバ制御プログラムを記録したコンピュタ
読み取り可能な記録媒体である。
【0020】第3の発明は、1以上のサーバを用いて複
数の端末にサービスを提供するために用いられる分散サ
ーバ制御装置であって、ネットワーク上のいくつかの
点について各拠点近傍の端末からのアクセス量を保持
るアクセス量テーブルと、サービスを提供するサーバの
リストを記憶するサーバテーブルと、前記端末からのサ
ービス要求に応じて前記アクセス量テーブル中の拠点の
うち前記サービス要求した端末に最も近い拠点を端末近
傍拠点として選択する端末近傍拠点取得手段と、前記
末近傍拠点取得手段が選択した端末近傍拠点に基づき
前記サーバテーブル中のサーバのリストから前記端末か
らのサービス要求を処理すべきサーバを選択するサーバ
選択手段と、前記端末近傍拠点取得手段が選択した端末
近傍拠点について、前記アクセス量テーブル中の当該
末近傍拠点アクセス量を加算するアクセス量テーブル
更新手段と、前記アクセス量テーブル記憶する各拠点
のアクセス量に基づきサービスを提供すべきサーバの
リストを決定し、このサーバリストにより前記サーバ
テーブルのリストを置き換えるサーバリスト決定手段
と、前記サーバリスト決定手段が決定したリストに含ま
れるサーバにリソース予約メッセージを送信するリソー
ス割り当て手段を備えたことを特徴とする。
【0021】前記アクセス量は、当該アクセス量テーブ
ル中の拠点近傍の端末からのアクセス回数を含み、前記
アクセス量テーブル更新手段は、前記アクセス回数
だけ加算する手段を含む。前記サーバテーブルは、前記
複数のサーバそれぞれについてサーバの設置拠点を記
憶する手段を含み、前記サーバ選択手段は、前記複数の
サーバそれぞれの設置拠点を用いて前記複数のサーバそ
れぞれについて前記端末までの距離を求め、この求めた
距離を用いて前記端末からのサービス要求を処理する
ーバを選択する手段を含む。前記アクセス量テーブル中
拠点それぞれを前記サーバのリストに属するサーバの
いずれかに対応させて記憶するサーバ選択用テーブルを
備え、前記サーバ選択手段は、前記サーバ選択テーブ
ルを参照し、前記端末近傍拠点に対応するサーバを前記
サービス要求した端末が接続するサーバとして選択する
手段を含む。前記サーバリスト決定手段は、前記アクセ
ス量テーブル中の各拠点について、前記各拠点と前記サ
ーバテーブルサーバとの距離の最小値に対して前記ア
クセス量テーブルに記憶された各拠点のアクセス量を乗
じた値の総和である配信コストが最小となるように前記
サーバリストを決定する手段を含み、前記配信コストが
最小となるように新規に追加すべきサーバを選択し前記
端末からのサービス要求を処理するサーバの数を増加す
【0022】第4の発明は、端末と、サーバと、前記第
2の発明の分散サーバ制御装置と、前記端末近傍拠点取
得手段が選択した端末近傍拠点を前記サーバ選択手段
選択したサーバに伝達する端末位置伝達手段と構成さ
れ、前記サーバは、提供したサービスそれぞれについ
、前記端末位置伝達手段から伝達された前記端末近傍
拠点を含むサービス提供履歴情報を記憶する履歴記憶手
段を含み、前記分散サーバ制御装置の前記アクセス量テ
ーブル更新手段は、前記履歴記憶手段に記憶された前記
サービス提供履歴情報を参照し、前記サービス提供履歴
情報が示す前記端末近傍拠点について、前記アクセス量
テーブル中の当該端末近傍拠点のアクセス量を加算す
手段を含
【0023】前記端末位置伝達手段は、前記端末近傍拠
点を前記端末に伝達する手段と、前記端末から前記サー
バ選択手段が選択したサーバへのサービス要求に前記端
末近傍拠点を含める手段とで構成される。前記アクセス
量は、当該アクセス量テーブル中の拠点近傍の前記端末
へ提供されたサービスによって発生した通信量の累積和
を含み、前記サービス提供履歴情報は当該サービスに
よって発生した通信量を含み、前記アクセス量テーブル
更新手段は、前記アクセス量テーブルにおいて前記サー
ビス提供履歴情報に含まれている前記端末近傍拠点の前
記アクセス量に含まれている前記通信量を前記サービス
提供履歴情報に含まれている通信量だけ加算する手段を
含む。
【0024】以下、本発明について、本発明による実施
形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明に
よる実施形態1の分散サーバ制御装置の概略構成を示す
ブロック構成図である。本実施形態1の分散サーバ制御
装置は、図1に示すように、1以上のサーバを用いて複
数の端末にサービスを提供するために用いられる分散サ
ーバ制御装置100であって、前記端末の識別情報を受
け付ける選択受付手段1と、前記選択受付手段1によっ
て受け付けられた前記端末の識別情報を用いて前記位置
識別拠点のうち当該端末に最も近い拠点を端末近傍拠点
として選択する端末近傍拠点取得手段2と、前記端末近
傍拠点選択手段2が取得した前記端末近傍拠点に対応す
るアクセス量を増加させるアクセス量テーブル更新手段
3と、ネットワーク上のいくつかの位置を位置識別拠点
とし、これらの位置識別拠点それぞれについて当該位置
識別拠点近傍の前記端末からのアクセス量を記憶するア
クセス量テーブル4と、前記アクセス量テーブル4に記
憶されている各位置識別拠点のアクセス量に基づき前記
サービスのために用いられる前記サーバのリストを決定
し、このサーバリストに前記サーバテーブルを書き換え
るサーバリスト決定手段5と、前記サーバリスト決定手
段5が決定した前記サーバ上に前記サービスを提供する
ために必要なリソースを確保するリソース割り当て手段
6と、前記サーバのリストを記憶するサーバテーブル7
と、前記端末近傍拠点にもとづき当該端末が接続すべき
サーバを接続先サーバとして選択するサーバ選択手段8
と、前記サーバ選択手段8が選択したサーバの識別情報
を含む選択情報を出力する選択応答手段9とを備えてい
る。
【0026】前記分散サーバ制御装置100は、あらか
じめネットワーク上のいくつかの拠点を位置識別用拠点
として認識する。そして、ある端末の位置情報としてこ
の位置識別用拠点のなかから当該端末に最も近い拠点を
選択する。端末Uに最も近い位置識別用拠点を端末Uの
端末近傍拠点とよび、記号P(U)で表す。また、ある位
置識別用拠点について当該拠点を端末近傍拠点とする端
末を当該拠点の近傍端末とよぶ。
【0027】アクセス量テーブル4は、位置識別用拠点
それぞれについて、当該拠点の近傍端末からのアクセス
量を保持する。ある拠点pの近傍端末からのアクセス量
をR(p)と表す。サーバテーブル7は、サービスを提供
するサーバのリストを保持する。ここでサービスを提供
するサーバのリストを記号Sで表す。
【0028】前記選択受付手段1は、端末の識別情報U
を含む選択要求を受信する。端末近傍拠点取得手段2
は、端末の識別情報Uから当該端末の端末近傍拠点P
(U)を取得する。アクセス量テーブル更新手段3は、端
末近傍拠点取得手段2が取得した端末近傍拠点P(U)に
対応するアクセス量テーブル中のアクセス量R(P(U))
を加算する。
【0029】サーバ選択手段8は、端末近傍拠点取得手
段2が選択した端末近傍拠点P(U)に基づきサーバテー
ブルに記憶されているサーバのリストSから前記端末U
が接続すべき接続先サーバを選択する。この接続先サー
バの識別情報を記号zで表す。選択応答手段9は、サー
バ選択手段8が選択したサーバの識別情報zを含む選択
応答を出力する。
【0030】サーバリスト決定手段5は、アクセス量テ
ーブルに記憶されている各拠点の近傍端末からのアクセ
ス量に基づきサービスを提供すべきサーバのリストSを
決定する。そして、決定されたサーバのリストによって
サーバテーブル中に記憶されているサーバのリストを置
き換える。リソース割当手段6は、サーバリスト決定手
段5によって決定されたサーバのリストに含まれている
サーバ上にサービスを提供するために必要なリソースを
確保する。
【0031】この構成によってサーバ選択時に求められ
た端末近傍拠点ごとにアクセス量を記録し、このアクセ
ス量に基づいてサービスを提供するサーバのリストを動
的に決定することが可能となる。
【0032】また、各サーバ毎にサーバの増減を決定し
ている方法と異なり、分散サーバ制御装置100が当該
サービスに対するアクセス量に基づきサーバの増減を決
定するため、前述の第3の問題点(負荷分散などの理由
である地域のユーザがアクセスすべきサーバを複数選択
している場合、それぞれのサーバはその地域のユーザか
らの要求量を正確に把握できないこと)も発生しない。
つまり、負荷分散などの目的である地域の端末からのサ
ービス要求を複数のサーバで処理したとしても当該地域
の端末からのアクセス量を集約してサーバの増減を判断
することが可能となる。
【0033】(実施形態2)本発明による実施形態2
は、アクセス量を端末がサービスを要求した回数と定義
する。本実施形態2では、前記アクセス量テーブル更新
手段3は、アクセス量を1増加することによってアクセ
ス量を加算する手段を有する。
【0034】前記サーバ選択手段8の1つの形態は、前
記サーバのリストSに含まれる各サーバについて前記端
末近傍拠点P(U)との距離を求めこの距離が短いものか
ら優先的に前記接続先サーバを決定する手段を有する。
この形態では、前記サーバテーブル7は、前記サーバの
リストSに含まれる各サーバについて当該サーバの設置
拠点を記憶する手段を含むこととする。この形態では、
端末により近いサーバが選択されることとなる。
【0035】サーバ選択手段8の別の形態は、前記位置
識別用拠点と前記接続先サーバとの対応関係があらかじ
め定められていることとし、この対応関係に従って前記
端末近傍に対応する前記接続先サーバを選択する。この
形態では、前記分散サーバ制御装置100は、前記位置
識別用拠点それぞれを前記接続先サーバのいずれかに対
応させて記憶するサーバ選択用テーブルを備え、前記サ
ーバ選択手段8は、このサーバ選択用テーブルを参照
し、前記端末近傍拠点に対応する前記接続先サーバを取
得する手段を備える。この形態によって、サーバの能力
や負荷など距離以外の要素を選択に反映させることが可
能となる。
【0036】サーバリスト決定手段5の1つの形態は、
前記位置識別拠点それぞれについて当該位置識別拠点と
前記サーバテーブルが示す前記サーバとの距離の最小値
に当該位置識別拠点のアクセス量を乗じた値を求め、す
べての前記位置識別拠点のこの値の総和を求めた値を配
信コストと定義し、前記サーバリスト決定手段5は、こ
の配信コストが最小となるように新規に追加すべき前記
サーバを選択して前記サーバの数を増やす手段を含む。
この形態によって、多くの端末にとってより近い拠点に
新たなサーバが追加され、ネットワーク負荷が軽減され
るとともに、サービス提供時のデータ転送が高速化され
る。
【0037】(実施形態3)本発明による実施形態3と
して、図2に示すように、前記の分散サーバ制御装置1
00と、端末と、サーバと、当該分散サーバ制御装置1
00が取得した前記端末近傍拠点を当該分散サーバ制御
装置が選択した前記接続先サーバへ伝達する端末位置伝
達手段10とによって分散サーバ利用通信システムを構
成する。
【0038】図2において、3Aはアクセスカウント更
新手段(アクセス量テーブル更新手段3)、4Aはアク
セスカウントテーブル(アクセス量テーブル4)、10
は端末位置伝達手段、11はサーバ、12は情報利用端
末(U)、V(I)はサービスIによって発生した通信量で
ある。
【0039】前記サーバ11は、提供したサービスそれ
ぞれについて前記端末近傍拠点を含むサービス提供履歴
情報を記憶する履歴記憶手段を含むこととする。前記分
散サーバ制御装置100の前記アクセス量テーブル更新
手段3(アクセスカウント更新手段3A)は、前記サー
ビス提供履歴情報を取得し、前記サービス提供履歴情報
に含まれている前記端末近傍拠点のアクセス量を増加さ
せる手段を含むこととする。この形態3によって、アク
セス量テーブル4(アクセスカウントテーブル4A)に
保持されるアクセス量としてアクセス回数だけでなく提
供された情報の量(バイト数)などを用いることが可能
となる。
【0040】前記端末位置伝達手段10の一形態は、前
記端末近傍拠点を前記端末に伝達する手段と、前記端末
から前記接続先サーバへのサービス要求に前記端末近傍
拠点を含める手段によって構成される。この形態では、
前記接続先サーバはサービス要求から当該端末の端末近
傍拠点を取得することが可能となる。
【0041】前記分散サーバ利用通信システムの一実施
形態では、アクセス量はサービスによって発生した通信
量の累積和を含むこととする。この実施形態では、前記
サービス提供履歴情報はサービスによって発生した通信
量を含むこととし、前記アクセス量テーブル更新手段3
(アクセスカウント更新手段3A)は、前記アクセス量
テーブル4(アクセスカウントテーブル4A)におい
て、前記サービス提供履歴情報に含まれている前記端末
近傍拠点の前記アクセス量に含まれている前記通信量
を、前記サービス提供履歴情報に含まれている通信量だ
け加算することとする。この形態によって、アクセス回
数の代わりに通信量が考慮され、発生通信量が大きいサ
ービスを要求する近傍端末を多く持つ拠点にサーバが割
り当てられ、ネットワーク負荷が減少する。
【0042】(実施例1)前記分散サーバ制御装置10
0の実施例1を図3に示す。この実施例1では分散サー
バ制御装置100は、ファイルをHTTPプロトコルで
配信するシステム、すなわちWWW情報サービスシステ
ムにおけるミラーサーバの割り当てを行う。端末12は
HTTPのクライアント端末である。具体的にはWWW
ブラウザソフトウェアがインストールされたコンピュー
タである。サーバSl、サーバSd、代表サーバSaは
HTTPサーバである。具体的にはHTTPサーバソフ
トウェアがインストールされたコンピュータである。分
散サーバ制御装置は専用のソフトウェアがインストール
されたコンピュータである。その実現方法についてはあ
とで詳しく述べる。
【0043】なお、以下の説明ではテーブルは構成を表
で示すが、それぞれのテーブルはリレーショナルデータ
ベースシステム(RDBMS:relational database ma
nagement system)などのデータベースソフトウェアと
蓄積手段を有するコンピュータを用いて実現できる。ま
た、データベースを用いる代わりに、表の各行を1行と
して記したファイルを蓄積手段に保存することによって
も実現可能である。この場合、ファイルの各行は、当該
行の各列の内容を空白や“,”記号を境界として順番に
示すこととする。
【0044】各サービスについて当該サービスを提供す
るサーバの中からあるサーバを一台選択し、そのサーバ
の識別情報を含むURLをサービスを示すURLとして
利用者に周知する。このサーバを代表サーバとよぶ。
【0045】これらの装置間の連携動作の概要を説明す
る。各端末は周知されたURLを用いて、まず、代表サ
ーバにサービス要求(11GETREQ)を行う。代表
サーバは、サービス要求を送信た端末の識別情報(U)
を含む選択要求(12SELREQ)を分散サーバ制御
装置に送信する。分散サーバ制御装置は、この選択要求
を受け付けて拠点選択情報(z)を生成し、これを含む選
択応答(13SELREP)を代表サーバに通知する。
拠点選択情報zが示す接続先サーバが自装置でない場
合、代表サーバは再接続先として接続先サーバを通知す
る応答メッセージ(14GETREP)を端末にかえ
す。端末は、この応答メッセージに従い、接続先サーバ
に対してサービス要求(15GETREQ)を行い、サ
ービスを受信する(16GETREP)。分散サーバ制
御装置は、サービスを提供すべきサーバのリストを動的
に決定し、選択されたサーバに対して資源確保要求(2
3RESVREQ)を送る。資源確保要求にはサービス
提供に必要なリソース量とサービス提供に必要な情報が
含まれる。
【0046】本実施例1では、リソース量とはより具体
的には配信すべきファイルを蓄積するために必要な蓄積
容量である。サービス提供に必要な情報とは、より具体
的には、当該サービスで配信すべきファイルを取得する
ためのURL(複製元URL)である。資源確保要求を
受信したサーバは、蓄積容量を確保し、複製元URLか
らサービスで配信すべきファイルを受信する。
【0047】端末と代表サーバとの通信(11GETR
EQ、12SELREQ)、端末とサーバとの通信(1
5GETREQ、16GETREP)はHTTP通信に
より実現する。代表サーバSaと分散サーバ制御装置1
00との通信は、TCP/IP通信により実現する。分
散サーバ制御装置100の選択受付手段は、あらかじめ
定められたポート番号によりTCP/IPコネクション
生成要求の受信を待機する。代表サーバSaにはこのポ
ート番号と分散サーバ制御装置100のアドレスとを記
憶させておく。より具体的には、図4に示す形式のファ
イルダイレクトアドレス(Director Address)を蓄積
しておく。このファイルにおいて“:”記号以前の文字
列が分散サーバ制御装置のインターネットホスト名を示
し、“:”記号以降の文字列がポート番号を示す。
【0048】代表サーバSaは、サービス要求(11G
ETREQ)を受信したら、ファイルダイレクトアドレ
ス(Director Address)が示すIPアドレス、ポート
番号に対してTCP/IPコネクション生成要求を送信
する。TCP/IPコネクションが生成されたら、この
コネクション上で図5に示す形式の選択要求を送る。選
択要求は、選択要求を示す単語“SELREQ”を第一
番目の単語、サービスを示すURLを第二番目の単語、
端末の識別情報(インターネットホストネーム)を第3
番目の単語として、この3つの単語を空白を境界として
アスキー文字で順番に示すものとする。
【0049】分散サーバ制御装置は選択要求を受信した
TCPコネクションを用いて図6に示す形式の選択応答
をかえす。選択応答は、選択応答を表す単語“SELR
EP”を第1の単語、サーバ選択の結果の成功(OK)
・失敗(ERROR)を示す単語を第2の単語、選択さ
れたサーバを示すURLを第3の単語として、3つの単
語を空白を境界として順番に示すものとする。
【0050】サーバ11と分散サーバ制御装置100と
の通信(23RESVREQ、24RESVREP)は
TCP/IPによって実現する。サーバ11はあるポー
ト番号でTCP/IPコネクション生成要求の受信を待
機する。TCP/IPコネクション生成要求を受け付け
てTCP/IPコネクションを生成すると、サーバ11
は図7の形式のリソース割当要求を受信する。
【0051】リソース割当要求は、リソース割当要求を
示す単(“RESVREQ”)を第1の単語、サービ
ス名(ディレクトリ名)を示す単語を第2の単語、サー
ビス提供に必要な蓄積容量を第3の単語、複製元URL
を第4の単語として、空白を境界として4つの単語を順
番に示す。
【0052】サーバ11は、このメッセージを受信し、
第2の単語が示す名前のディレクトリを作成し、そのデ
ィレクトリの蓄積容量を第3の単語が示すだけ確保し、
第4の単語が示すURLからファイルを受信して作成さ
れたディレクトリに保存する。
【0053】このリソース割当処理を正常に行える場合
には、リソース割当要求を受信したTCP/IPコネク
ションで図8に示す形式のリソース割当応答(RESV
REP)を受信する。リソース割当応答は、リソース割
当応答を示す単語(“RESVREP”)を第1の単語
とし、リソース割当が成功(OK)か失敗(ERRO
R)かを示す単語を第2の単語とし、作成されたディレ
クトリから情報を受信するためのURLを第3の単語と
して、これらの3つの単語を空白を境界として順番に示
す。
【0054】前記分散サーバ制御装置100による分散
サーバ制御方法の詳細を説明する。前記サーバ選択手段
8は、コンピュータのソフトウェアであり、サーバ選択
要求を処理するための第1メインルーチン(1)と、サー
バリストを決定するための第2メインルーチン(2)によ
って構成される。第1メインルーチン(1)と第2メイン
ルーチン(2)はそれぞれ独立に起動されるプログラムで
ある。
【0055】サーバテーブル7は表1のとおり構成さ
れ、サービスを提供するサーバそれぞれについて、当該
サービスを示すURLと当該サーバの設置拠点を記憶す
る。これらのサーバの集合を候補サーバリストとよび、
記号Sで表す。また、Sの一要素である各サーバの識別
情報を記号sで表す。サーバの識別情報sは具体的には
当該サーバのインターネットホスト名を含む当該サービ
スを示すURLとする。また、サーバsの設置拠点をP
(s)と表す。運用開始初期状態では、システム運用者の
手作業によって、サーバテーブルには最低1つ以上のサ
ーバが設定されていることとする。
【0056】
【表1】
【0057】前記選択受付手段1は、第1メインルーチ
ン(1)によって、TCP/IPコネクションの識別番号
を引数として起動され、端末のインターネットホストネ
ームを戻り値として返すサブルーチンである。このサブ
ルーチンを第1サブルーチン(10)とする。この手段
は、引数が示すTCP/IPコネクション上で前記の選
択要求(SELREQ)を受信する。このメッセージに
第3の単語として含まれている端末のインターネットホ
ストネームを端末の識別情報として取得し、これを戻り
値として返す。
【0058】前記端末近傍拠点取得手段2は、第1メイ
ンルーチン(1)によって端末の識別情報(U)を引数とし
て起動され、端末の近傍拠点の識別情報(P(U))を戻り
値として返すサブルーチンである。このサブルーチンを
第2サブルーチン(20)とする。端末近傍拠点取得手段
2は、図9に示すように、経路取得手段2Aと、拠点経
路テーブル2Bと、拠点選択手段2Cとで構成される。
【0059】拠点経路テーブル2Bは、表2に示すとお
り、ネットワーク上の各拠点について当該分散サーバ制
御装置100から当該拠点までの経路上の中継装置イン
ターフェースアドレスのリストを保持する。拠点経路テ
ーブル2Bに経路が登録されている拠点の集合を記号Y
で表す。また、Yの各要素、すなわち各拠点を記号y
(y∈Y)で表す。そして、拠点yまでの経路上の中継
装置インタフェースアドレスのリストを記号R(y)で表
す。
【0060】経路取得手段2Aは、端末の識別情報(U)
を引数として第2サブルーチン(20)によって起動さ
れ、当該分散サーバ制御装置100から当該端末12ま
での経路上の中継装置インターフェースのアドレスのリ
ストR(U)を戻り値として返すサブルーチンである。こ
のサブルーチンを第3サブルーチン(21)とする。この
第3サブルーチン(21)はtracerouteの実現
方法に従ってR(U)を求める。tracerouteの
実現の方法は「インターネットRFC事典」(笠野英松
監修、ISBN4-7561-1888-7参照)に記載
されている。
【0061】拠点選択手段2Aは、R(U)を引数として
第2サブルーチン(20)によって起動され、戻り値とし
て端末近傍拠点の識別情報P(U)を返すサブルーチンで
ある。このサブルーチンを第4サブルーチン(22)とす
る。このサブルーチンは、拠点経路テーブルに記録され
ている各拠点yについて、R(U)とR(y)の要素のうち
どちらかにしか含まれていない要素の個数を評価値d
(U,y)を求め、この評価値が最も低い拠点を端末近傍
拠点P(U)として選択する。例えば、前記図15の例で
は、R(U)は{Ra0,Rb0,Rd1,Rh1,Ri
2,Rk1,Rm2,Rn1,Ro1}となるので、d
(U,d)の値は6となる。各拠点の評価値は表3の通り
求められ、拠点KがP(U)として選択される。第2サブ
ルーチン(20)は、まず、Uを引数として第3サブルー
チン(21)を起動し戻り値としてR(U)を取得し、次
に、R(U)を引数として第4サブルーチン(22)を起動
し戻り値としてP(U)を取得し、P(U)を第2サブルー
チン(20)の戻り値とする。
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】アクセス量テーブルは表4の通り構成さ
れ、各拠点についてアクセス回数を保持する。
【0065】
【表4】
【0066】アクセス量テーブル更新手段3は、第1メ
インルーチン(1)によって、端末近傍拠点P(U)を引数
として起動されるサブルーチンである。このサブルーチ
ンを第5サブルーチン(30)とする。この第5サブルー
チン(30)は引数が示す拠点のアクセステーブル中のア
クセス回数を1増加させる。
【0067】サーバ選択手段8は、図10に示すよう
に、拠点間距離テーブル8Aとサーバ選択実行手段8B
で構成される。拠点間距離テーブル8Aは、表5に示す
とおり、ネットワーク上の2つの拠点の組み合わせにつ
いて当該拠点間の距離を記憶する。この拠点間距離テー
ブル8Aが示すある拠点aと別のある拠点bとの距離を
dist(a,b)と表す。
【0068】サーバ選択実行手段8Bは、端末近傍拠点
識別情報P(U)を引数として第1メインルーチン(1)に
よって起動され、戻り値として選択されたサーバの識別
情報(URL形式、記号z)を返すサブルーチンであ
る。このサブルーチンを第6サブルーチン(40)とす
る。この第6サブルーチン(40)は、サーバテーブル7
に記憶されているサーバそれぞれについて当該サーバs
の設置拠点P(s)とP(U)との距離dist(p(U),
p(s))を拠点間距離テーブル8Aから取得し、候補サ
ーバリストSのうちこの距離が最も短いサーバを選択
し、このサーバの識別情報を戻り値zとして返す。
【0069】
【表5】
【0070】第1メインルーチン(1)は、起動されると
TCP/IPコネクション生成要求の受信を待機する。
そして、TCP/IPコネクション生成要求を受信する
ごとに、第1サブルーチン(10)、第2サブルーチン
(20)、第3サブルーチン(21)を実行し、再びTCP
/IPコネクション生成要求の受信待機状態に戻る。
【0071】前記分散サーバ制御装置100は、図11
に示す形式のサーバ情報ファイルを記憶保持する。この
サーバ情報ファイルは、各サーバについて、インターネ
ットホスト名と設置拠点と割当要求の送信先(インター
ネットホスト名とポート番号)を表す。ファイルの1行
があるサーバの情報を表し、その1行は、インターネッ
トホスト名を第1の単語、設置拠点を第2の単語、割当
要求の送信先を第3の単語として空白を境界として3つ
の単語を順番に含むこととする。
【0072】前記サーバリスト決定手段5は、第2メイ
ンルーチン(20)によって起動されるサブルーチンであ
る。このサブルーチンを第7サブルーチン(110)とす
る。前記サーバリスト決定手段5は、各拠点(p)からの
アクセス回数(R(p))をアクセス量テーブルから取得す
る(ステップ110−1)。次に各拠点(p)について、
サーバテーブルに記憶されているサーバ群Sのうち当該
拠点pに最も近傍のサーバを接続先サーバ(fS(p,
S))として求める(ステップ110−2)。これを求め
るために拠点間距離テーブル8Aを参照する。そして、
接続サーバとなっている各サーバsについて、当該サー
バsを接続先サーバとする拠点のアクセス回数の総和を
求める(ステップ110−3)。そして、この総和があ
らかじめ定められたしきい値(Th)を超えるサーバが存
在したら、サービスを提供すべきサーバを追加すると判
断する(ステップ110−4)。本実施例1ではTh=
300とする。
【0073】例えば、サーバテーブルが表1の状態で、
アクセス量テーブルが表4の状態であるとき、各拠点の
接続先サーバは表6のとおり決定される。Sdを接続先
サーバとする拠点(D,E,F,G,H,I,J,K,
L)のアクセス回数の総和が300を超えているのでサ
ービスを提供すべきサーバを追加すると判断する。
【0074】
【表6】
【0075】前記ステップ110−4の結果、サービス
を提供すべきサーバを追加する必要がないと判断した場
合には、サーバリスト決定手段5は第7サブルーチン
(110)を終了する。前記ステップ110−4の結果、
サーバを追加すると判断した場合に、サービスを提供す
べきサーバとして新たに追加されるサーバを選択する方
法について説明する。
【0076】選択において尺度として用いる変数を以下
の通り定義する。表6に示すとおり、ある拠点pについ
て、当該拠点に対する接続先サーバと当該拠点pとの距
離fD(p,S)を求め、さらにこの距離fD(p,S)と
当該拠点からのアクセス回数R(p)との積を求めた値を
fC(p,S)と定義する。そして、すべての拠点につい
てのこの積の総和を求めた値を配信コストgC(S)と定
義する。
【0077】前記サーバリスト決定手段5は、サーバ情
報テーブル中のサーバのうちSに含まれていないサーバ
それぞれについて、当該サーバをSに追加してSを更新
した場合のgC(S)の値を求める(ステップ110−
5)。そして、この値が最も低くなるサーバを新たにサ
ーバリストに追加すべきサーバとして選択する(ステッ
プ110−6)。
【0078】表7に示すとおり、アクセス量テーブルが
表4の状態で、サーバテーブル7が表1の状態では、サ
ーバSlを新たなサーバとして選択した場合が最も配信
コストgC(S)が低くなる。このため、サーバリスト決
定手段5は、サーバSlを新たなサーバとして選択す
る。
【0079】サーバリスト決定手段5は、リソース割当
手段を用いて選択したサーバ上にサービスを提供するた
めのリソースを確保する(ステップ110−7)。リソ
ースが確保できたら選択したサーバをSに追加すること
によりSを更新する(ステップ110−8)。ステップ
110−8の処理後、第7サブルーチン(110)は再び
ステップ110−2に戻り処理を継続する。
【0080】
【表7】
【0081】リソース割当決定手段6は、第7サブルー
チン(110)のステップ110−7によって、新たに追
加すべきサーバの識別子を引数として、起動され、戻り
値として割当の成否とサーバのURLを返すサブルーチ
ンである。この第7サブルーチン(110)は、サーバ情
報テーブルを参照し引数が示すサーバの割当要求送信先
を取得し、この割当要求送信先に対してTCP/IPコ
ネクション生成要求を送信する。そして、TCP/IP
コネクションを確立したらリソース割当要求(23RE
SVREQ)を送信する。そして、サーバからリソース
割当応答(24RESVREP)を受信する。そして、
この応答メッセージから割当の成否とサーバのURLを
取得して戻り値とする。第7サブルーチン(110)のス
テップ110−7はこの戻り値を用いてサーバテーブル
7を更新する。第2メインルーチン(2)は、起動される
と、一定周期毎に前記第7サブルーチン(110)を実行
する。
【0082】別の実施例として、サーバ選択用テーブル
を設けてサーバ選択手段8を実現する形態を説明する。
サーバ選択用テーブルは表8に示すとおり、各拠点に対
するサーバのURLを記憶する。第6サブルーチン(4
0)は、各サーバと端末近傍拠点P(U)との距離を比較
してサーバを決定する代わりに、サーバ選択用テーブル
を参照して端末近傍拠点P(U)に対するサーバのURL
を取得することとする。このサーバ選択用テーブルは、
システム運用開始時及びサーバテーブル更新時に、作成
又は更新されることとする。サーバ選択用テーブルの作
成・更新手段はソフトウェアによって実現され、そのソ
フトウェアは、サーバテーブル7を参照してサービスを
提供するサーバのリストを取得し、各拠点に対する接続
先サーバを当該拠点に最も近いサーバをサーバのリスト
から選択することによって仮決定し、次に、あるサーバ
を接続先サーバとする拠点の数があるしきい値を超える
場合にはそのサーバを接続先サーバとする拠点の一部の
拠点の接続先サーバを別のサーバにおきかえる処理を行
う。
【0083】
【表8】
【0084】(実施例2)図12は、本発明による実施
例2の概略構成を示すブロック構成図である。この構成
では、選択応答(13SELREP)に端末近傍拠点の
識別情報が含められ、この識別情報が端末12への応答
メッセージ(14GETREP)に含められる。そし
て、端末12は接続先サーバに対するサービス要求(1
5GETREQ)にこの識別情報を含める。サーバSl
は、サービス提供履歴情報として、サービス要求に含ま
れていた端末近傍拠点の識別情報と当該サービスで配信
した情報のサイズとを記録する。分散サーバ制御装置1
00はサーバからサービス提供履歴情報を受信しサーバ
リストを決定する。つまり、位置情報通知手段が端末近
傍拠点の識別情報を選択応答に含めることによって実現
される。
【0085】端末近傍拠点の識別情報を含む選択応答
(13SELREP)の形式を図13に示す。末尾の単
語が端末近傍拠点の識別情報を示す。3番目の単語のU
RLの“?”記号以降の文字列が端末近傍拠点の識別情
報を含んでいる。
【0086】応答メッセージ(14GETREP)は再
接続先サーバのURLとして図13に示すURLを含
む。これにより、応答メッセージに端末近傍拠点の識別
情報が含まれることとなる。端末12はこのURLを用
いて接続先サーバに対してサービスを要求する。これに
より、端末近傍拠点の識別情報が接続先サーバに対する
サービス要求に含まれることとなる。接続先サーバは、
サービス要求に含まれているURLから端末近傍拠点の
識別情報を取得する。
【0087】本実施例2のようにURLに端末近傍拠点
の識別情報を含ませる方法のほかに、IETF RFC
−2109に定義されているクッキー情報を用いて端末
近傍拠点の識別情報を端末12に通知する方法が考えら
れる。端末12がサービス要求とともにこのクッキー情
報を送信するようにこのクッキー情報の属性を定めてお
く。
【0088】サーバSlは、図14に示す形式のサービ
ス履歴ファイルを保持し、サービスを提供するごとにそ
の履歴を追加する。このファイルにおいて各行が提供さ
れたサービスーつを示すこととする。そして、各行にお
いて、第1の単語が端末12の識別情報、第2の単語が
サービス提供時刻、第3の単語が提供サービス、第4の
単語が提供サービスによって配信した情報のバイト数、
第5の単語が端末近傍拠点の識別情報を示すこととす
る。なお、サービス履歴ファイルはサービス毎に作成さ
れることとする。そして、サーバSdがhttp://S
d.ntt.co.jp/NewsというURLでサービス
を提供しているとき、当該サーバにおける当該サービス
に関するサービス履歴ファイルはhttp://Sd.n
tt.co.jp/News.Log/log.txtという
URLでHTTPプロトコルにより取得できるようにし
ておく。すなわち、サービスを示すURLに“.Log/
log.txt”という文字列を追加したものが当該サ
ービスのサービス履歴ファイルを示すURLとする。
【0089】分散サーバ制御装置とサーバとの間のサー
ビス履歴情報の伝達はHTTPにより実現する。すなわ
ち履歴要求(21LOGREQ)は、前記のサービス履
歴ファイルを示すURLを含むHTTP GETメッセ
ージとする。そして、履歴応答は、このHTTP GE
Tメッセージに対する応答メッセージとして、サービス
履歴ファイルの内容を含むこととする。
【0090】本実施例2における分散サーバ制御装置
は、前記実施例1における分散サーバ制御装置と以下の
点が異なる。まず、選択応答手段9は、端末近傍拠点の
識別情報も引数とし、図13のように選択応答メッセー
ジ4に端末近傍拠点の識別情報を含ませる。アクセス量
テーブルは、表9の通り、各拠点について、当該拠点近
傍ユーザに対して配信された情報の累積バイト数を保持
する。つまりR(p)がアクセス回数の代わりに配信され
た情報の累積バイト数となる。
【0091】
【表9】
【0092】アクセス量テーブル更新手段3は、第7サ
ブルーチン(110)のステップ110−1によって起動
されるサブルーチンである。この第7サブルーチン(1
10)は、サーバテーブル7に記憶されているサーバの
URLそれぞれについて、当該URLからサービス提供
履歴ファイルを示すURLを生成し、HTTPプロトコ
ルによってこのURLによって示されるサービス提供履
歴ファイルを取得する。そして、取得したサービス提供
履歴ファイルの各行のうち前回アクセス量更新時刻以降
の行について、当該行から第5の単語が示す拠点の識別
情報pと第4の単語が示すバイト数bを取得し、アクセ
ス量テーブル中の拠点pに対するアクセス量R(p)をb
だけ加算する。第7サブルーチン(110)のステップ1
10−1はアクセス量テーブル更新手段3に相当するサ
ブルーチンを実行してから各拠点からのアクセス量を取
得する。
【0093】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施形態(実施例)に基づき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施形態(実施例)に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】本願において開示される発明によって得
られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
本発明によれば、サーバ選択時に取得した端末の位置情
報を用いてサービスを要求する端末がより多く近傍に存
在する拠点にサーバを割り当てることが可能となる。こ
の結果、最適な場所のサーバをサービスに割り当てて効
率的な情報サービスを実現できる。また、端末の位置情
報をサーバに伝達することによって、サービスへのアク
セス回数の代わりにサービスで発生した通信量などの履
歴を用いてサーバ割り当てを決定することが可能とな
り、ネットワーク負荷がより低くなるようにサーバ割り
当てを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施形態1の分散サーバ制御装
置の概略構成を示すブロック構成図である。
【図2】 本発明による実施形態3の分散サーバ制御装
置の概略構成を示すブロック構成図である。
【図3】 本発明による分散サーバ制御装置の実施例1
の概略構成を示すブロック構成図である。
【図4】 本実施例1のディレクターアドレスの形式を
示す図である。
【図5】 本実施例1の選択要求の形式を示す図であ
る。
【図6】 本実施例1の別の選択要求の形式を示す図で
ある。
【図7】 本実施例1のリソース割当要求(RESVR
EQ)の形式を示す図である。
【図8】 本実施例1のリソース割当応答(RESVR
EP)の形式を示す図である。
【図9】 本実施例1の端末近傍拠点取得手段の概略構
成を示すブロック構成図である。
【図10】 本実施例1のサーバ選択手段の概略構成を
示す図である。イである。
【図11】 本実施例1のサーバ情報ファイルの形式を
示す図である。
【図12】 本発明による実施例2の概略構成を示すブ
ロック構成図である。
【図13】 本実施例2の選択応答の形式を示す図であ
る。
【図14】 本実施例2のサービス履歴ファイル(ht
tp://Sd.ntt.co.jp/News.Log/lo
g.txt)を示す図である。
【図15】 説明のための想定ネットワークの構成を示
す模式図である。
【符号の説明】
100…分散サーバ制御装置 1…選択受付
手段 2…端末近傍拠点取得手段 2A…経路取
得手段 2B…拠点経路テーブル 2C…拠点選
択手段 3…アクセス量テーブル更新手段 3A…アクセ
スカウント更新手段 4…アクセス量テーブル 4A…アクセ
スカウントテーブル 5…サーバリスト決定手段 6…リソース
割り当て手段 7…サーバテーブル 8…サーバ選
択手段 8A…拠点間距離テーブル 8B…サーバ
選択実行手段 9…選択応答手段 10…端末位
置伝達手段 11…サーバ 12…情報利
用端末(U) V(I)…サービスIによって発生した通信量 Sl,Sd…サーバ Sa…代表サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−155030(JP,A) 特開2000−209268(JP,A) 特開 平11−232201(JP,A) 特開 平11−259493(JP,A) 特表2001−517908(JP,A) M. Rabinovich, I. Rabinovich, R. Ra jaraman, and A. Ag garwal,”A Dynamic Object Replication and Migration Pro tocol for an Inter net Hosting Servic e”,Proceeding of I EEE 19th Internatio nal Conference on Distributed Comput ing Systems,米国,1999年 5月 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/177 674 G06F 13/00 H04L 12/56

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上のいくつかの拠点につい
    て各拠点近傍の端末からのアクセス量を保持するアクセ
    ス量テーブルと、サービスを提供するサーバのリストを
    記憶するサーバテーブルと、前記端末からのアクセスに
    応じてサーバを選択するサーバ選択手段と、前記サーバ
    のリストを決定するサーバリスト決定手段とを有する分
    散サーバ制御装置を用いて分散配置された複数のサーバ
    を制御し、複数の端末にサービスを提供する分散サーバ
    制御方法であって、前記サーバ選択手段がサービス要求を端末から受け付
    け、前記アクセス量テーブル中の 拠点のうち前記サービ
    ス要求した端末に最も近い拠点を端末近傍拠点として選
    択し、該選択された端末近傍拠点に基づき前記サーバテ
    ーブル中のサーバのリストから前記端末からのサービス
    要求を処理すべきサーバを選択し、前記アクセス量テー
    ブル中の当該端末近傍拠点アクセス量を加算するステ
    ップと、 前記サーバリスト決定手段が 前記アクセス量テーブルに
    記憶されている各拠点のアクセス量に基づきサービスを
    提供すべきサーバのリストを決定し、このリストによっ
    前記サーバテーブルのサーバリストを置き換え、該置
    き換えられたサーバリストに含まれるサーバに対してリ
    ソース予約メッセージを送信するステップとを有する
    とを特徴とする分散サーバ制御方法。
  2. 【請求項2】 前記アクセス量は、前記アクセス量テー
    ブル中の拠点近傍の端末からのアクセス回数を含み、前
    記アクセス量テーブルの更新は、前記アクセス回数
    だけ加算することを特徴とする請求項1に記載の分散サ
    ーバ制御方法。
  3. 【請求項3】 前記サーバテーブルには、前記複数の
    ーバそれぞれについてサーバの設置拠点を記憶し、前
    記サーバの選択は、前記複数のサーバそれぞれの設置拠
    点を用いて前記複数のサーバそれぞれについて前記端末
    までの距離を求め、この求めた距離を用いて前記端末か
    らのサービス要求を処理するサーバを選択することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の分散サーバ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記アクセス量テーブル中の拠点それぞ
    れを前記サーバのリストに属するサーバのいずれかに対
    応させてサーバ選択用テーブルに記憶し、前記サーバの
    選択は、前記サーバ選択テーブルを参照し前記端末近
    傍拠点に対応するサーバを前記サービス要求した端末が
    接続するサーバとして選択することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の分散サーバ制御方法。
  5. 【請求項5】 前記アクセス量テーブル中の各点に
    いて、前記各拠点と前記サーバテーブルサーバとの距
    離の最小値に対して前記アクセス量テーブルに記憶され
    た各拠点のアクセス量を乗じた値の総和である配信コス
    トが最小となるように前記サーバリストを決定すること
    を特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載
    の分散サーバ制御方法。
  6. 【請求項6】 ネットワーク上のいくつかの拠点につい
    て各拠点近傍の端末からのアクセス量を保持するアクセ
    ス量テーブルと、サービスを提供するサーバのリストを
    記憶するサーバテーブルと、前記端末からのアクセスに
    応じてサーバを選択するサーバ選択手段と、前記サーバ
    のリストを決定するサーバリスト決定手段とを有する分
    散サーバ制御装置としてコンピュータを機能させるプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    において、 前記請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の分散サ
    ーバ制御方法の処理手順を、前記コンピュータに実行さ
    せるための分散サーバ制御プログラムを記録したコンピ
    ュタ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 1以上のサーバを用いて複数の端末にサ
    ービスを提供するために用いられる分散サーバ制御装置
    であって、 ネットワーク上のいくつかの拠点について各拠点近傍
    末からのアクセス量を保持するアクセス量テーブル
    と、サービスを提供する サーバのリストを記憶するサーバテ
    ーブルと、 前記端末からのサービス要求に応じて前記アクセス量テ
    ーブル中の拠点のうち前記サー ビス要求した端末に最も
    近い拠点を端末近傍拠点として選択する端末近傍拠点取
    得手段と、 前記端末近傍拠点取得手段が選択した端末近傍拠点に基
    づき、前記サーバテーブル中のサーバのリストから前記
    端末からのサービス要求を処理すべきサーバを選択する
    サーバ選択手段と、 記端末近傍拠点取得手段が選択した端末近傍拠点につ
    いて、前記アクセス量テーブル中の当該端末近傍拠点
    アクセス量を加算するアクセス量テーブル更新手段と、 前記アクセス量テーブル記憶する各拠点のアクセス量
    に基づきサービスを提供すべきサーバのリストを決定
    し、このサーバリストにより前記サーバテーブルのリ
    ストを置き換えるサーバリスト決定手段と、 前記サーバリスト決定手段が決定したリストに含まれる
    サーバにリソース予約メッセージを送信するリソース割
    り当て手段を備えたことを特徴とする分散サーバ制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記アクセス量は、当該アクセス量テー
    ブル中の拠点近傍の端末からのアクセス回数を含み、前
    記アクセス量テーブル更新手段は、前記アクセス回数
    1だけ加算する手段を含むことを特徴とする請求項7に
    記載の分散サーバ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記サーバテーブルは、前記複数のサー
    バそれぞれについてサーバの設置拠点を記憶する手段
    を含み、前記サーバ選択手段は、前記複数のサーバそれ
    ぞれの設置拠点を用いて前記複数のサーバそれぞれにつ
    いて前記端末までの距離を求め、この求めた距離を用い
    て前記端末からのサービス要求を処理するサーバを選択
    する手段を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載
    の分散サーバ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記アクセス量テーブル中の拠点それ
    ぞれを前記サーバのリストに属するサーバのいずれかに
    対応させて記憶するサーバ選択用テーブルを備え、前記
    サーバ選択手段は、前記サーバ選択テーブルを参照
    し、前記端末近傍拠点に対応するサーバを前記サービス
    要求した端末が接続するサーバとして選択する手段を含
    むことを特徴とする請求項7又は8に記載の分散サーバ
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記サーバリスト決定手段は、前記ア
    クセス量テーブル中の各拠点について、前記各拠点と前
    記サーバテーブルサーバとの距離の最小値に対して前
    記アクセス量テーブルに記憶された各拠点のアクセス量
    を乗じた値の総和である配信コストが最小となるように
    前記サーバリストを決定する手段を含み、前記配信コス
    トが最小となるように新規に追加すべきサーバを選択し
    前記端末からのサービス要求を処理するサーバの数を増
    加することを特徴とする請求項7乃至10のうちいずれ
    か1項に記載の分散サーバ制御装置。
  12. 【請求項12】 端末と、サーバと、請求項7乃至10
    のうちいずれか1項に記載の分散サーバ制御装置と、
    記端末近傍拠点取得手段が選択した端末近傍拠点を前記
    サーバ選択手段が選択したサーバに伝達する端末位置伝
    達手段とで構成され、前記サーバは、提供したサービス
    それぞれについて、前記端末位置伝達手段から伝達され
    前記端末近傍拠点を含むサービス提供履歴情報を記憶
    する履歴記憶手段を含み、前記分散サーバ制御装置の前
    記アクセス量テーブル更新手段は、前記履歴記憶手段に
    記憶された前記サービス提供履歴情報を参照し、前記サ
    ービス提供履歴情報が示す前記端末近傍拠点について、
    前記アクセス量テーブル中の当該端末近傍拠点のアクセ
    ス量を加算する手段を含むことを特徴とする分散サーバ
    利用通信システム。
  13. 【請求項13】 前記端末位置伝達手段は、前記端末近
    傍拠点を前記端末に伝達する手段と、前記端末から前記
    サーバ選択手段が選択したサーバへのサービス要求に前
    記端末近傍拠点を含める手段で構成されることを特徴
    とする請求項12に記載の分散サーバ利用通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記アクセス量は、当該アクセス量テ
    ーブル中の拠点近傍の前記端末へ提供されたサービスに
    よって発生した通信量の累積和を含み、前記サービス提
    供履歴情報は、当該サービスによって発生した通信量を
    含み、前記アクセス量テーブル更新手段は、前記アクセ
    ス量テーブルにおいて前記サービス提供履歴情報に含ま
    れている前記端末近傍拠点の前記アクセス量に含まれて
    いる前記通信量を前記サービス提供履歴情報に含まれて
    いる通信量だけ加算する手段を含むことを特徴とする請
    求項12又は13に記載の分散サーバ利用通信システ
    ム。
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