JP3521128B2 - インバーメンブレンタンク - Google Patents

インバーメンブレンタンク

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尚司 石田
誠 根本
達能 酒井
俊司 笠
誠志 堀口
潔 内藤
孝治 久保山
聡 堀野
信幸 此島
潤 浅見
一郎 中谷
直行 伊藤
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Tokyo Gas Co Ltd
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JFE Engineering Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温液化ガスタン
クに係り、更に詳しくは、インバー材を用いたインバー
メンブレンタンクの底部メンブレン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の低温液化ガスタンクの全
体斜視図であり、図6は、そのメンブレン構造図であ
る。低温液化ガスタンクは、LNG等の低温液化ガスを
貯蔵する貯槽(タンク)であり、円筒形の側壁1と底版
2で円筒形の空間を形成し、この空間に低温液化ガス
(例えばLNG)を貯蔵する。側壁1と底版2は液圧に
耐えるようにコンクリート製であり、その内面を断熱用
の保冷材3が被い、更に液を水密にシールする薄い金属
板(メンブレン4)が取り付けられる。
【0003】低温液化ガスは極低温であり、例えばLN
Gの場合、その液化温度は約−162℃であるので、低
温液化ガスタンクは、大きな熱収縮を許容できる構造に
する必要がある。そのため、従来の低温液化ガスタンク
では、メンブレン4を多数の薄いステンレス板で構成
し、各ステンレス板に2方向(半径方向と周方向、又は
直交方向)に延びる襞(コルゲートと呼ぶ)を設け、こ
のコルゲートの変形で熱収縮を吸収していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の低温液化ガスタンクでは、各部分で発生する熱収縮を
その部分のコルゲートで吸収するため、ほとんどすべて
のステンレス板に互いに交叉する複雑なコルゲートを形
成する必要があり、コルゲート加工によりコスト高とな
る問題点があった。また、コルゲート加工したステンレ
ス板は、形状が複雑であり、切断/溶接等の施工性が悪
く、組立に長期間を必要とする問題点があった。また、
図7に模式的に示すように、側壁1と底版2に、地震な
どの不均一な荷重がタンクに作用した場合、側壁1は楕
円形に変形する。この時、タンク上面から見て、楕円形
に変形している側壁の長軸、短軸から角度45°の位置
での底版2と側壁1の相対変位は、タンク周方向に変位
を生じている。なお、長軸、短軸方向は、半径方向の変
位を生じることとなる。この周方向の大きさは、大型の
タンクの場合で3mm程度である。低温液化ガスタンクで
は、かかる剪断方向(周方向に)の変位も吸収する必要
があった。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、互
いに交叉する複雑なコルゲートを形成することなく、各
部分で発生する熱収縮を吸収して低温液化ガスを貯蔵す
ることができ、かつ地震などの不均一荷重が作用した場
合の側壁、底版間の剪断方向の変位も吸収することがで
きる低温液化ガスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コンク
リート製の側壁及び底版と、それらの内面を水密にシー
ルするメンブレンとを備えた中空円筒形の低温液化ガス
タンクであって、前記メンブレンは、2×10-6/℃以
下の線膨張係数を有する溶接可能な金属薄板であり、か
つ底版の表面に位置する部分に、周方向に連続して延び
るコルゲーション部を備え、該コルゲーション部は、側
壁と底版との目地の上をこれに沿って円形に延びるメイ
ンコルゲーションと、これと一定の間隔を隔てた1以上
のサブコルゲーションとからなる、ことを特徴とするイ
ンバーメンブレンタンクが提供される。
【0007】2×10-6/℃以下の線膨張係数を有する
金属(インバー材と呼ぶ)は、線膨張係数が従来のステ
ンレス材の約1/7以下であるため、従来のようなコル
ゲートなしに、平板のまま側壁及び底版の内面に取り付
けて内面を水密にシールすることができる。この場合、
液圧及び液重は、コンクリート製の側壁及び底版で支持
し、インバー材はその表面に位置して側壁及び底版に追
従して伸縮するが熱収縮量が小さいため、各部分で発生
する内部応力を十分低くできる。
【0008】一方、コンクリート製の側壁は液圧で半径
方向に膨らみ、底版は液重で下方に変位するので、温度
荷重、土圧、液圧、地震などにより、側壁と底版は相対
的に半径方向、周方向及び上下方向に大きく変位する。
この変位量は線膨張係数とは無関係に生じる。本発明に
よれば、底版の表面に位置する部分に、周方向に連続し
て延びるコルゲーション部を備えることにより、このコ
ルゲーション部の変形により、過大な応力を発生させず
に、この変位量を吸収することができる。
【0009】また、側壁と底版を別体のコンクリートで
形成する場合、その境界である目地は底版の上面では円
形となる。従ってこの円形目地に合わせて円形に延びる
メインコルゲーションを設けることにより、目地部に生
じる比較的大きな上下方向の変位を、このメインコルゲ
ーションの変形により吸収することができる。
【0010】また、メインコルゲーションの他に、これ
と一定の間隔を隔てた1以上のサブコルゲーションを設
けることにより、目地変形への追随性を高めることがで
き、目地部に生じる比較的大きな半径方向及び周方向の
変位を、メインコルゲーションとサブコルゲーションの
変形により吸収することができる。
【0011】
【0012】前記コルゲーション部の断面形状は、底版
表面に位置する水平部に溶接接合される1対の立上り円
弧部と、この間を連結する逆U字部とからなり、該逆U
字部は、半円部と、該半円部の両端と前記立上り円弧部
とを連結する直線部とからなるのがよい。
【0013】1対の立上り円弧部を設けることにより、
隣接する水平部との溶接を容易に行うことができる。ま
た、半円部と、該半円部の両端と前記立上り円弧部とを
連結する直線部からなる逆U字部を設けることにより、
半径方向、周方向及び上下方向に変形しやすく、かつ座
屈することなく高い液圧に耐えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。表1は、本発明に適用す
るインバー材の1例を示す化学成分表である。この材料
(SL36N440)は、約36%のNiを含む金属で
あり、1.0〜2.0×10-6/℃の線膨張係数を有す
る。本発明において、2×10-6/℃以下の線膨張係数
を有する溶接可能な金属をインバー材と呼ぶ。
【0015】
【表1】
【0016】表2はインバー材とステンレス材(SUS
304)との物性を比較したものである。この表から明
らかなように、インバー材は、密度、縦弾性率、耐力、
引張り強さ、及びポアソン比がほぼ同等であるにもかか
わらず、線膨張係数が従来のステンレス材の約1/7以
下である特徴を有している。本発明は、かかるインバー
材の特異な特性を活用したものである。
【0017】
【表2】
【0018】図1は、本発明の低温液化ガスタンクの全
体斜視図である。この図に示すように、本発明の低温液
化ガスタンクは、側壁1及び底版2と、それらの内面を
水密にシールするメンブレン4とを備えている。
【0019】側壁1と底版2は、それぞれコンクリート
製の一体構造であり、その間に目地5が設けられてい
る。この目地5、この例では、二段の円筒部分とその中
間の水平部とからなり、上面では円筒形の側壁1と同心
の円形となる。
【0020】メンブレン4は、この例では、底部メンブ
レン4a、側部メンブレン4b、及び屋根メンブレン4
cからなる。各メンブレン4a,4b,4cは、2×1
-6/℃以下の線膨張係数を有する溶接可能な金属薄
板、すなわち上述したインバー材の薄板からなる。すな
わち各メンブレン4a,4b,4cは、それぞれ多数の
薄いインバー材で構成してあり、それらの周囲を互いに
重ね溶接し、水密を保つようになっている。また、各メ
ンブレン4a,4b,4cは、複数のアンカーにより、
間に保冷材を把持して、側壁1及び底版2に固定され
る。
【0021】本発明の低温液化ガスタンク(以下、イン
バーメンブレンタンクと呼ぶ)は、更に底版2の表面に
位置する底部メンブレン4aに、周方向に連続して延び
るコルゲーション部10を備えている。
【0022】図2は、図1のインバーメンブレンタンク
の底部メンブレン構造図である。この図に示すように、
コルゲーション部10は、側壁1と底版2との円形の目
地5の上をこれに沿って円形に延びるメインコルゲーシ
ョン12と、これと一定の間隔を隔てた1以上のサブコ
ルゲーション14とからなる。
【0023】図2は、内径約72mの大型タンクの例で
あり、この場合は、単一のサブコルゲーション14をメ
インコルゲーション12の外側に、680mm離して底
部保冷材3a上に設けている。なお、サブコルゲーショ
ン14は、メインコルゲーション12の内側に設けても
よく、また半径方向及び周方向の必要変形量により、2
つ以上設けてもよい。更に、メインコルゲーション12
とサブコルゲーション14の間隔、及び場合によっては
サブコルゲーション14同士の間隔は、その間の底部メ
ンブレン4aが底版2上を滑るように、溶接等で互いに
影響しない範囲で短く設定するのがよい。
【0024】図3は、コルゲーションの断面形状図であ
る。図2、図3に示すように、コルゲーション10の断
面形状は、底版表面(正確には底部保冷材3a上)に位
置する底部メンブレン4aの水平部に溶接接合される水
平部11(図2参照)を有する1対の立上り円弧部10
aと、この間を連結する逆U字部10bとからなる。立
上り円弧部10aは、この例では、半径15mmの円弧
からなる。また、逆U字部10bは半径20mmの半円
部と立上り円弧部10aと連結するための直線部とから
なる。コルゲーション10の全高はこの例では、52.
5mmである。
【0025】
【実施例】図4は、上述したインバーメンブレンタンク
の解析モデルとその境界条件を示す図である。(A)
は、円周方向の変位を考慮し、解析対象の周期対称性か
ら、コルゲーションを225分割したモデルである。ま
た、(B)は、円周方向変位を考慮せず、半径・鉛直変
位と圧力荷重のみを考慮したモデルであり、(A)の2
/25幅に相当する。また、解析時の境界条件は、この
図に示すように、タンクの中心側(図で左側)は目地変
位に相当する強制変位と熱収縮変位を与え、側壁側(図
で右側)は完全拘束とした。また、メンブレンと床面
(底部保冷材)間には摩擦係数0.5を考慮した。
【0026】図4に示した境界条件の下で、図1〜図3
に示した大型タンク(20万キロリットル、内径72
m)について、汎用有限要素法プログラムを用いて解析
を行った結果、形状保持した滑らかな変形が得られるこ
と、また、最大剪断応力も許容範囲であることが確認さ
れた。
【0027】上述したように、2×10-6/℃以下の線
膨張係数を有する金属(インバー材)は、線膨張係数が
従来のステンレス材の約1/7以下であるため、従来の
ようなコルゲートなしに、平板のまま側壁1及び底版2
の内面に取り付けて内面を水密にシールすることができ
る。この場合、液圧及び液重は、コンクリート製の側壁
1及び底版2で支持し、インバー材はその表面に保冷材
を介して位置し、側壁1及び底版2に追従して伸縮する
が熱収縮量が小さいため、各部分で発生する内部応力は
十分低くなる。
【0028】一方、コンクリート製の側壁1は液圧で半
径方向に膨らみ、底版2は液重で下方に変位するので、
温度荷重、土圧、液圧、地震などにより、側壁1と底版
2は相対的に半径方向、周方向及び上下方向に大きく変
位するが、本発明によれば、底版2の表面に位置する部
分に、周方向に連続して延びるコルゲーション部10を
備えることにより、このコルゲーション部10の変形に
より、過大な応力を発生させずに、この変位量を吸収す
ることができる。
【0029】また、側壁1と底版2を別体のコンクリー
トで形成する場合、その境界である目地5は底版2の上
面では円形となる。従ってこの円形目地5に合わせて円
形に延びるメインコルゲーション12を設けることによ
り、目地部に生じる比較的大きな上下方向の変位を、こ
のメインコルゲーション12の変形により吸収すること
ができる。
【0030】更に、メインコルゲーション12の他に、
これと一定の間隔を隔てた1以上のサブコルゲーション
14を設けることにより、目地変形への追随性を高める
ことができ、目地部に生じる比較的大きな半径方向及び
周方向の変位を、メインコルゲーション12とサブコル
ゲーション14の変形により吸収することができる。
【0031】また、1対の立上り円弧部10aを設ける
ことにより、隣接する水平部との溶接を容易に行うこと
ができ、逆U字部10bを設けることにより、半径方
向、周方向及び上下方向に変形しやすく、かつ座屈する
ことなく高い液圧に耐えることができる。
【0032】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0033】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、2連
のコルゲーションの設置により、躯体目地の相対変位に
対して生じる底部メンブレンの有害な変形(剪断座屈、
不安定崩壊)や疲労強度不足を防ぐことができ、これに
よって、インバーメンブレンの懸案が解消され、タンク
全体の成立性を確立することができた。
【0034】すなわち、本発明のインバーメンブレンタ
ンクは、互いに交叉する複雑なコルゲートを形成するこ
となく、各部分で発生する熱収縮を吸収して低温液化ガ
スを貯蔵することができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温液化ガスタンク(インバーメンブ
レンタンク)の全体斜視図である。
【図2】図1のインバーメンブレンタンクの底部メンブ
レン構造図である。
【図3】コルゲーションの断面形状図である。
【図4】解析モデルの境界条件を示す図である。
【図5】従来の低温液化ガスタンクの全体斜視図であ
る。
【図6】図5のメンブレン構造図である。
【図7】地震時等の側壁と底版の変位の模式図である。
【符号の説明】
1 側壁 2 底版 3 保冷材 3a 底部保冷材 4 メンブレン 5 目地 10 コルゲーション部 10a 立上り円弧部 10b 逆U字部 11 水平部 12 メインコルゲーション 14 サブコルゲーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000006208 三菱重工業株式会社 東京都港区港南二丁目16番5号 (72)発明者 神谷 篤志 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 江沼 数志 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 石田 尚司 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 根本 誠 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 酒井 達能 東京都港区海岸1丁目5番20号 東京瓦 斯株式会社内 (72)発明者 笠 俊司 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)発明者 堀口 誠志 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)発明者 内藤 潔 東京都江東区豊洲3丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)発明者 久保山 孝治 千葉県野田市二ツ塚118番地 川崎重工 業株式会社 野田工場内 (72)発明者 堀野 聡 兵庫県加古郡播磨町新島8番地 川崎重 工業株式会社 播磨工場内 (72)発明者 此島 信幸 神奈川県横浜市鶴見区末広町2−1 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 浅見 潤 神奈川県横浜市鶴見区末広町2−1 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 中谷 一郎 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重 工業株式会社 横浜製作所内 (72)発明者 伊藤 直行 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番1 号 三菱重工業株式会社 横浜研究所内 (56)参考文献 特開 平8−200595(JP,A) 実開 昭57−48399(JP,U) 実開 昭52−9113(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 13/00 302 F17C 3/06 B65D 88/06 B65D 90/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製の側壁及び底版と、それ
    らの内面を水密にシールするメンブレンとを備えた中空
    円筒形の低温液化ガスタンクであって、 前記メンブレンは、2×10-6/℃以下の線膨張係数を
    有する溶接可能な金属薄板であり、かつ底版の表面に位
    置する部分に、周方向に連続して延びるコルゲーション
    部を備え、該コルゲーション部は、側壁と底版との目地
    の上をこれに沿って円形に延びるメインコルゲーション
    と、これと一定の間隔を隔てた1以上のサブコルゲーシ
    ョンとからなる、ことを特徴とするインバーメンブレン
    タンク。
  2. 【請求項2】 コンクリート製の側壁及び底版と、それ
    らの内面を水密にシールするメンブレンとを備えた中空
    円筒形の低温液化ガスタンクであって、 前記メンブレンは、2×10 -6 /℃以下の線膨張係数を
    有する溶接可能な金属薄板であり、かつ底版の表面に位
    置する部分に、周方向に連続して延びるコルゲーション
    部を備えコルゲーション部の断面形状は、底版表面
    に位置する水平部に溶接接合される水平部を有する1対
    の立上り円弧部と、この間を連結する逆U字部とからな
    り、該逆U字部は、半円部と、該半円部の両端と前記立
    上り円弧部とを連結する直線部とからなる、ことを特徴
    とするインバーメンブレンタンク。
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