JP3520830B2 - 予測ベクトル作成方式及び画像符号化装置 - Google Patents

予測ベクトル作成方式及び画像符号化装置

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JP3520830B2
JP3520830B2 JP2000050246A JP2000050246A JP3520830B2 JP 3520830 B2 JP3520830 B2 JP 3520830B2 JP 2000050246 A JP2000050246 A JP 2000050246A JP 2000050246 A JP2000050246 A JP 2000050246A JP 3520830 B2 JP3520830 B2 JP 3520830B2
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は予測ベクトル作成方
式及び画像符号化装置に関し、特に入力した画像フレー
ムから動きを予測する予測ベクトルを作成する予測ベク
トル作成方式及びこの予測ベクトル作成方式を使用した
画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像符号化装置は、高能
率符号化(MPEG2等)において画像符号化を行う場
合、入力した画像フレームである現画像フレームとこの
現画像フレームより一つ前の画像フレームである予測フ
レームとから、フレーム間予測ベクトルとこのフレーム
間予測ベクトルに対応する現画像フレームと予測フレー
ムとの差分パワーを示すディストーションAと、この現
画像フレームと予測フレームとをそれぞれODDとEV
ENとのフィールドに分割しこの分割したこれらのフィ
ールド間での予測ベクトルであるフィールド間予測ベク
トルとこのフィールド間予測ベクトルに対応する現画像
フレームと予測フレームとの差分パワーであるディスト
ーションBとを算出し、ディストーションAがディスト
ーションB未満のときには、フレーム間予測ベクトルを
予測ベクトルとし、その他のときにはフィールド間予測
ベクトルを予測ベクトルとし、この予測ベクトルと一フ
レーム前に入力した画像フレームに対応する画像を復元
した復元画像とから予測画像を作成し、この予測画像と
現画像フレームに対応する現画像との差分を求めこの差
分データをDCT化(周波数成分の情報を示すDCT係
数を求める。)し量子化し可変長符号化し、この可変長
符号化したものに予測ベクトルを可変長符号化したもの
を多重して映像データ(符号化データ)として伝送路に
出力している。このとき、一般的に予測ベクトルの符号
量は符号化データ中のかなりの割合を占めている。そし
て、入力される画像の特性によっては、すなわち、例え
ば、野球やサッカー等の試合でスタンドを横パンして撮
影した画像等は、カメラを横パンして撮影するため一般
にベクトルが大きく、また、画像に細かな複雑な構造を
もっているため、このような構造に対するベクトルはラ
ンダム性を示すのでいろいろなベクトルが発生し、ベク
トルの情報量が増え、このため、前述したように求めた
最適な動き予測ベクトルの符号量は大きくなる(常に大
きな差分ベクトルを発生するため符号長の大きな可変長
符号が割り当てられる)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像符
号化装置は、ベクトルの情報量が増える画像を入力し符
号化レートを下げて符号化データを伝送するときにも、
ディストーションAがディストーションB未満のときに
はフレーム間予測ベクトルを最適な動き予測ベクトルと
し、その他のときにはフィールド間予測ベクトルを最適
な動き予測ベクトルとして求めているため、ディストー
ションAがディストーションBより大のときに一律にフ
ィールド間予測ベクトルを予測ベクトルに選んでいるの
で、フレーム間予測ベクトルを予測ベクトルに選んだと
きと比べて、予測ベクトルでない部分の符号化データ中
の一部に対応するDCT係数に割り当てられる符号量が
さらに減少するので、この符号化データの送り先でこの
符号化データを受けて再生したときに再生画像が劣化す
るという問題がある。
【0004】(従来の画像符号化装置は、ベクトルの情
報量が増える画像を入力し符号化レートを下げて符号化
データを伝送路に出力するときには、一般的に、ベクト
ルの情報量が増える入力画像のために符号化データ中の
予測ベクトルの符号量の占める割合がますます大きくな
るが、一方で、通常この符号化データ中の予測ベクトル
に割り当てられる符号量は符号化レートによって変化し
ない。) 本発明の目的はこのような従来の欠点を除去するため、
ベクトルの情報量が増える画像を入力し符号化レートを
下げて符号化データを伝送路に出力しても、DCT係数
に割り当てられる符号量の減少を抑え、この符号化デー
タの再生画像の劣化を抑える画像符号化装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の予測ベクトル作
成方式は、入力した画像フレームから動きを予測する予
測ベクトルを作成する予測ベクトル作成方式において、
前記入力した前記画像フレームである現画像フレームと
前記現画像フレームより一つ前の画像フレームである予
測フレームとから、フレーム間予測ベクトルとこのフレ
ーム間予測ベクトルに対応する前記現画像フレームと前
記予測フレームとの差分パワーを示すディストーション
Aと、前記現画像フレームと前記予測フレームとをそれ
ぞれフィールドに分割しこの分割したこれらのフィール
ド間での予測ベクトルであるフィールド間予測ベクトル
とこのフィールド間予測ベクトルに対応する前記現画像
フレームと前記予測フレームとの差分パワーであるディ
ストーションBとを算出する予測ベクトル算出部と、前
記予測ベクトル算出部より前記フレーム間予測ベクト
ル,前記ディストーションA,前記フィールド間予測ベ
クトル及び前記ディストーションBを受け前記ディスト
ーションAが前記ディストーションB未満のときには、
前記フレーム間予測ベクトルを前記予測ベクトルとして
出力し、前記ディストーションAが前記ディストーショ
ンBより大の場合、このディストーションAとこのディ
ストーションBとの差分が予め定めた第1の値未満であ
りかつ前記ディストーションBが予め定めた第2の値よ
り大のときに、前記フレーム間予測ベクトルを前記予測
ベクトルとして出力し、前記差分が予め定めた前記第1
の値より大又は前記ディストーションBが予め定めた前
記第2の値未満のときに、前記フィールド間予測ベクト
ルを前記予測ベクトルとして出力するベクトル判定部
と、を備えて構成されている。
【0006】
【0007】本発明の予測ベクトル作成方式の前記予測
ベクトル算出部は、予めデジタル化され複数のブロック
に分割されて入力された前記現画像フレームの前記複数
のブロックのうちの一つのブロックを予めデジタル化さ
れた前記予測フレームに一画素毎にずらしながら当ては
めて走査し、前記当てはめたときの前記ブロックに対応
する前記予測フレームの部分と前記走査した前記ブロッ
クとの画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第1の演
算を施した第1の演算値が最小のときの前記ブロックの
前記予測フレーム上での位置と前記ブロックの前記現画
像フレーム上での位置とのずれを前記フレーム間予測ベ
クトルとするようにし、前記現画像フレーム,前記予測
フレーム及び前記ブロックをフィールドに分割し現画像
フィールド,予測フィールド及びフィールドブロックと
し、前記複数のブロックのうちの一つのブロックに対応
する前記フィールドブロックを前記予測フレームに対応
する前記予測フィールドに一画素毎にずらしながら当て
はめて走査し、前記当てはめたときの前記フィールドブ
ロックに対応する前記予測フィールドの部分と前記走査
した前記フィールドブロックとの画素毎の差分をとりこ
の画素毎の差分に前記第1の演算を施した第2の演算値
が最小のときの前記フィールドブロックの前記予測フィ
ールド上での位置と前記フィールドブロックの前記現画
像フィールド上での位置とのずれを前記フィールド間予
測ベクトルとするようにしている。
【0008】更に、本発明の予測ベクトル作成方式の前
記予測ベクトル算出部は、前記第1の演算値が最小のと
きの前記ブロックの前記予測フレーム上での位置で、前
記予測フレームの前記ブロックに対応する部分と前記ブ
ロックとの画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第2
の演算を施してディストーションAとするようにし、前
記第2の演算値が最小のときの前記フィールドブロック
の前記予測フィールド上での位置に対応する前記予測フ
レーム上での位置で、前記予測フィールドの前記フィー
ルドブロックに対応する部分に対応する前記予測フレー
ムの部分と、前記フィールドブロックに対応する前記ブ
ロックとの画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第2
の演算を施してディストーションBとするようにしてい
る。
【0009】本発明の画像符号化装置は、画像フレーム
を入力してデジタル化し複数のブロックに分割して現画
像フレームとして出力するA/D変換部と、前記現画像
フレームを1フレーム分遅延させ予測フレームとして出
力するフレームメモリと、前記A/D変換部が出力した
前記現画像フレームと前記フレームメモリが出力した前
記予測フレームとを受け、前記現画像フレームと前記予
測フレームとから、フレーム間予測ベクトルとこのフレ
ーム間予測ベクトルに対応する前記現画像フレームと前
記予測フレームとの差分パワーを示すディストーション
Aと、前記現画像フレームと前記予測フレームとをそれ
ぞれフィールドに分割しこの分割したこれらのフィール
ド間での予測ベクトルであるフィールド間予測ベクトル
とこのフィールド間予測ベクトルに対応する前記現画像
フレームと前記予測フレームとの差分パワーであるディ
ストーションBとを算出し、前記ディストーションAが
前記ディストーションB未満のときには、前記フレーム
間予測ベクトルを前記A/D変換部が出力した前記現画
像フレームに対応する動きを予測するための予測ベクト
ルとして出力し、前記ディストーションAが前記ディス
トーションBより大の場合、このディストーションAと
このディストーションBとの差分が予め定めた第1の値
未満でありかつ前記ディストーションBが予め定めた第
2の値より大のときに、前記フレーム間予測ベクトルを
前記予測ベクトルとして出力し、前記差分が予め定めた
前記第1の値より大又は前記ディストーションBが予め
定めた前記第2の値未満のときに、前記フィールド間予
測ベクトルを前記予測ベクトルとして出力する予測ベク
トル作成部と、前記現画像フレームより1フレーム前に
入力された現画像フレームに対応する画像を復元した復
元画像と前記予測ベクトル作成部が出力した前記予測ベ
クトルとを受けこの予測ベクトルと前記復元画像とから
予測画像を生成して出力する予測画像生成部と、前記A
/D変換部が出力した前記現画像フレームを受けこの現
画像フレームを受けてから前記予測ベクトル作成部が前
記現画像フレームに対応する前記予測ベクトルを出力す
るまで遅延させて前記受けた現画像フレームを現画像と
して出力するFIFOメモリと、前記FIFOメモリで
遅延された前記現画像と前記予測画像生成部が出力した
前記予測画像との差分を求め差分データとして出力する
差分部と、前記差分部が出力した前記差分データを直交
変換して周波数成分毎のDCT係数の組に変化させるD
CT変換部と、前記DCT変換部が変化させた前記DC
T係数を、符号を転送するためのバッファである符号バ
ッファの蓄積量に従い符号量を調整し量子化する量子化
部と、量子化された前記DCT係数を可変長符号化する
可変長符号化部と、前記予測ベクトル作成部が出力した
前記予測ベクトルの差分ベクトルを求め可変長符号化す
るベクトル符号化部と、前記可変長符号化部により可変
長符号化された前記DCT係数と前記ベクトル符号化部
により可変長符号化された前記差分ベクトルとを多重化
して可変長符号データとして出力する多重化部と、前記
多重化部が出力した前記可変長符号データを蓄積して出
力する符号バッファと、前記量子化部により量子化され
た前記DCT係数を逆量子化する逆量子化部と、前記逆
量子化部により逆量子化され元に戻った前記DCT係数
を逆直交変換して前記差分部が出力した前記差分データ
に戻す逆DCT部と、前記逆DCT部により逆直交変換
されて戻った前記差分データを前記予測画像生成部が出
力した前記予測画像に加算し前記復元画像を生成する加
算部と、を備えて構成されている。
【0010】また、本発明の画像符号化装置の前記予測
ベクトル作成部は、前記現画像フレームと前記現画像フ
レームより一つ前の画像フレームである前記予測フレー
ムとから、前記フレーム間予測ベクトルと前記ディスト
ーションAと、前記フィールド間予測ベクトルと前記デ
ィストーションBとを算出する予測ベクトル算出部と、
前記予測ベクトル算出部より前記フレーム間予測ベクト
ル,前記ディストーションA,前記フィールド間予測ベ
クトル及び前記ディストーションBを受け前記ディスト
ーションAが前記ディストーションB未満のときには、
前記フレーム間予測ベクトルを前記予測ベクトルとして
出力し、前記ディストーションAが前記ディストーショ
ンBより大の場合、このディストーションAとこのディ
ストーションBとの差分が予め定めた第1の値未満であ
りかつ前記ディストーションBが予め定めた第2の値よ
り大のときに、前記フレーム間予測ベクトルを前記予測
ベクトルとして出力し、前記差分が予め定めた前記第1
の値より大又は前記ディストーションBが予め定めた前
記第2の値未満のときに、前記フィールド間予測ベクト
ルを前記予測ベクトルとして出力するベクトル判定部
と、を備えて構成されている。
【0011】
【0012】また、本発明の画像符号化装置の前記予測
ベクトル算出部は、予めデジタル化され複数のブロック
に分割されて入力された前記現画像フレームの前記複数
のブロックのうちの一つのブロックを予めデジタル化さ
れた前記予測フレームに一画素毎にずらしながら当ては
めて走査し、前記当てはめたときの前記ブロックに対応
する前記予測フレームの部分と前記走査した前記ブロッ
クとの画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第1の演
算を施した第1の演算値が最小のときの前記ブロックの
前記予測フレーム上での位置と前記ブロックの前記現画
像フレーム上での位置とのずれを前記フレーム間予測ベ
クトルとするようにし、前記現画像フレーム,前記予測
フレーム及び前記ブロックをフィールドに分割し現画像
フィールド,予測フィールド及びフィールドブロックと
し、前記複数のブロックのうちの一つのブロックに対応
する前記フィールドブロックを前記予測フレームに対応
する前記予測フィールドに一画素毎にずらしながら当て
はめて走査し、前記当てはめたときの前記フィールドブ
ロックに対応する前記予測フィールドの部分と前記走査
した前記フィールドブロックとの画素毎の差分をとりこ
の画素毎の差分に前記第1の演算を施した第2の演算値
が最小のときの前記フィールドブロックの前記予測フィ
ールド上での位置と前記フィールドブロックの前記現画
像フィールド上での位置とのずれを前記フィールド間予
測ベクトルとするようにしている。
【0013】更に、本発明の画像符号化装置の前記予測
ベクトル算出部は、前記第1の演算値が最小のときの前
記ブロックの前記予測フレーム上での位置で、前記予測
フレームの前記ブロックに対応する部分と前記ブロック
との画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第2の演算
を施してディストーションAとするようにし、前記第2
の演算値が最小のときの前記フィールドブロックの前記
予測フィールド上での位置に対応する前記予測フレーム
上での位置で、前記予測フィールドの前記フィールドブ
ロックに対応する部分に対応する前記予測フレームの部
分と、前記フィールドブロックに対応する前記ブロック
との画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第2の演算
を施してディストーションBとするようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の画像符号化装置の一つの
実施の形態を示すブロック図である。
【0016】図1に示す本実施の形態は、画像フレーム
を入力してデジタル化し例えば水平N(16)×垂直N
画素の複数のブロックに分割して現画像フレームとして
出力するA/D変換部1と、現画像フレームを1フレー
ム分遅延させ予測フレームとして出力するフレームメモ
リ2と、A/D変換部1が出力した現画像フレームとフ
レームメモリ2が出力した、この現画像フレームより1
フレーム前に入力された現画像フレームである予測フレ
ームとを受け、現画像フレームと予測フレームとから、
フレーム間予測ベクトル21とこのフレーム間予測ベク
トル21に対応する現画像フレームと予測フレームとの
差分パワーを示すディストーションA23と、現画像フ
レームと予測フレームとをそれぞれODDとEVENと
のフィールドに分割しこの分割したこれらのフィールド
間での予測ベクトル20であるフィールド間予測ベクト
ル22とこのフィールド間予測ベクトル22に対応する
現画像フレームと予測フレームとの差分パワーであるデ
ィストーションB24とを算出し、ディストーションA
23がディストーションB24未満のときには、フレー
ム間予測ベクトル21をA/D変換部1が出力した現画
像フレームに対応する動きを予測するための予測ベクト
ル20として出力し、ディストーションA23がディス
トーションB24より大のときには、このディストーシ
ョンA23とこのディストーションB24との差分の大
きさとディストーションB24の大きさとにしたがって
フレーム間予測ベクトル21又はフィールド間予測ベク
トル22を予測ベクトル20として出力する予測ベクト
ル作成部17と、現画像フレームより1フレーム前に入
力された現画像フレームに対応する画像を復元した復元
画像と予測ベクトル作成部17が出力した予測ベクトル
20とを受けこの予測ベクトル20と復元画像とから予
測画像を生成した出力する予測画像生成部6と、A/D
変換部1が出力した現画像フレームを受けこの現画像フ
レームを受けてから予測ベクトル作成部17が現画像フ
レームに対応する予測ベクトル20を出力するまで遅延
させてこの受けた現画像フレームを現画像として出力す
るFIFOメモリ4と、FIFOメモリ4で遅延された
現画像と予測画像生成部6が出力した予測画像との差分
を求め差分データとして出力する差分部7と、差分部7
が出力した差分データを直交変換して周波数成分毎のD
CT係数の組に変化させるDCT変換部8と、DCT変
換部8が変化させたDCT係数を、符号を転送するため
のバッファである符号バッファ16の蓄積量に従い符号
量を調整し量子化する量子化部9と、量子化されたDC
T係数を可変長符号化する可変長符号化部13と、予測
ベクトル作成部17が出力した予測ベクトル20の隣の
ブロック(一つ前のブロック)とのベクトル差分である
差分ベクトルを隣のブロックとのベクトルの引き算をし
て求め可変長符号化するベクトル符号化部14と、可変
長符号化部13により可変長符号化されたDCT係数と
ベクトル符号化部14により可変長符号化された差分ベ
クトルとを多重化して可変長符号データとして出力する
多重化部15と、多重化部15が出力した可変長符号デ
ータを蓄積し例えば一定レートで出力する符号バッファ
16と、量子化部9により量子化されたDCT係数を逆
量子化する逆量子化部10と、逆量子化部10により逆
量子化され元に戻ったDCT係数を逆直交変換して差分
部7が出力した差分データに戻す逆DCT部11と、逆
DCT部11により逆直交変換されて戻った差分データ
を予測画像生成部6が出力した予測画像に加算し復元画
像を生成する加算部12とにより構成されている。
【0017】予測ベクトル作成部17は、現画像フレー
ムと現画像フレームより一つ前の画像フレームである予
測フレームとから、フレーム間予測ベクトル21とディ
ストーションA23と、フィールド間予測ベクトル22
とディストーションB24とを算出する予測ベクトル算
出部3と、予測ベクトル算出部3よりフレーム間予測ベ
クトル21,ディストーションA23,フィールド間予
測ベクトル22及びディストーションB24を受けディ
ストーションA23がディストーションB24未満のと
きには、フレーム間予測ベクトル21を予測ベクトル2
0として出力し、ディストーションA23がディストー
ションB24より大のときには、このディストーション
A23とこのディストーションB24との差分の大きさ
とディストーションB24の大きさとにしたがってフレ
ーム間予測ベクトル21又はフィールド間予測ベクトル
22を予測ベクトル20として出力するベクトル判定部
5とにより構成されている。
【0018】ベクトル判定部5は、ディストーションA
23がディストーションB24より大の場合、このディ
ストーションA23とこのディストーションB24との
差分が予め定めた第1の値未満でありかつディストーシ
ョンB24が予め定めた第2の値より大のときに、フレ
ーム間予測ベクトル21を予測ベクトル20として出力
し、差分が予め定めた第1の値より大又はディストーシ
ョンB24が予め定めた第2の値未満のときに、フィー
ルド間予測ベクトル22を予測ベクトル20として出力
するようにしている。
【0019】予測ベクトル算出部3は、予めデジタル化
され複数のブロックに分割されて入力された現画像フレ
ームの複数のブロックのうちの一つのブロックを予めデ
ジタル化された予測フレームに一画素毎にずらしながら
当てはめて走査し、当てはめたときのブロックに対応す
る予測フレームの部分と走査したブロックとの画素毎の
差分をとりこの画素毎の差分に第1の演算(例えば、差
分の絶対値の加算又は差分の二乗値の加算等)を施した
第1の演算値が最小のときのブロックの予測フレーム上
での位置とブロックの現画像フレーム上での位置とのず
れをフレーム間予測ベクトル21とするようにし、現画
像フレーム,予測フレーム及びブロックをODDとEV
ENとのフィールドに分割しこの分割した予め定めた一
方を現画像フィールド,予測フィールド及びフィールド
ブロックとし、複数のブロックのうちの一つのブロック
に対応するフィールドブロックを予測フレームに対応す
る予測フィールドに一画素毎にずらしながら当てはめて
走査し、当てはめたときのフィールドブロックに対応す
る予測フィールドの部分と走査したフィールドブロック
との画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第1の演算
を施した第2の演算値が最小のときのフィールドブロッ
クの予測フィールド上での位置とフィールドブロックの
現画像フィールド上での位置とのずれをフィールド間予
測ベクトル22とするようにしている。
【0020】予測ベクトル算出部3は、第1の演算値が
最小のときのブロックの予測フレーム上での位置で、予
測フレームのブロックに対応する部分とブロックとの画
素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第2の演算(例え
ば、差分の絶対値平均値(MAE)又は差分の二乗平均
値(MSE)等)を施してディストーションA23とす
るようにし、第2の演算値が最小のときのフィールドブ
ロックの予測フィールド上での位置に対応する予測フレ
ーム上での位置で、予測フィールドのフィールドブロッ
クに対応する部分に対応する予測フレームの部分と、フ
ィールドブロックに対応するブロックとの画素毎の差分
をとりこの画素毎の差分に第2の演算を施してディスト
ーションB24とするようにしている。
【0021】次に、本実施の形態の画像符号化装置の動
作を詳細に説明する。
【0022】図1において、A/D変換部1により、画
像フレームを入力してデジタル化し例えば水平N(1
6)×垂直N画素の複数のブロックに分割して現画像フ
レームとして出力し、フレームメモリ2により、現画像
フレームを1フレーム分遅延させ予測フレームとして出
力し、予測ベクトル作成部17の予測ベクトル算出部3
により、A/D変換部1が出力した現画像フレームとフ
レームメモリ2が出力した、この現画像フレームより1
フレーム前に入力された現画像フレームである予測フレ
ームとを受け、現画像フレームと予測フレームとから、
フレーム間予測ベクトル21とこのフレーム間予測ベク
トル21に対応する現画像フレームと予測フレームとの
差分パワーを示すディストーションA23と、現画像フ
レームと予測フレームとをそれぞれODDとEVENと
のフィールドに分割しこの分割したこれらのフィールド
間での予測ベクトル20であるフィールド間予測ベクト
ル22とこのフィールド間予測ベクトル22に対応する
現画像フレームと予測フレームとの差分パワーであるデ
ィストーションB24とを算出して出力する。すなわ
ち、A/D変換部1が出力した現画像フレームの複数の
ブロックのうちの一つのブロックを予測フレームに一画
素毎にずらしながら当てはめて走査し、当てはめたとき
のブロックに対応する予測フレームの部分と走査したブ
ロックとの画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第1
の演算(例えば、差分の絶対値の加算又は差分の二乗値
の加算等)を施した第1の演算値が最小のときのブロッ
クの予測フレーム上での位置とブロックの現画像フレー
ム上での位置とのずれをフレーム間予測ベクトル21と
するようにし、現画像フレーム,予測フレーム及びブロ
ックをODDとEVENとのフィールドに分割しこの分
割した一方を現画像フィールド,予測フィールド及びフ
ィールドブロックとし、複数のブロックのうちの一つの
ブロックに対応するフィールドブロックを予測フレーム
に対応する予測フィールドに一画素毎にずらしながら当
てはめて走査し、当てはめたときのフィールドブロック
に対応する予測フィールドの部分と走査したフィールド
ブロックとの画素毎の差分をとり、また、現画像フレー
ム,予測フレーム及びブロックをODDとEVENとの
フィールドに分割したときの他方を現画像フィールド,
予測フィールド及びフィールドブロックとして前述と同
様にして画素毎の差分をとり、この画素毎の差分に第1
の演算を施した第2の演算値が最小のときのフィールド
ブロックの予測フィールド上での位置とフィールドブロ
ックの現画像フィールド上での位置とのずれをフィール
ド間予測ベクトル22とする。そして、第1の演算値が
最小のときのブロックの予測フレーム上での位置で、予
測フレームのブロックに対応する部分とブロックとの画
素毎の差分をとりこの画素毎の差分に第2の演算(例え
ば、差分の絶対値平均値(MAE)又は差分の二乗平均
値(MSE)等)を施してディストーションA23とす
るようにし、第2の演算値が最小のときのフィールドブ
ロックの予測フィールド上での位置に対応する予測フレ
ーム上での位置で、予測フィールドのフィールドブロッ
クに対応する部分に対応する予測フレームの部分と、フ
ィールドブロックに対応するブロックとの画素毎の差分
をとりこの画素毎の差分に第2の演算を施してディスト
ーションB24とし、予測ベクトル作成部17のベクト
ル判定部5により、予測ベクトル算出部3よりフレーム
間予測ベクトル21,ディストーションA23,フィー
ルド間予測ベクトル22及びディストーションB24を
受け、(a)ディストーションA23がディストーショ
ンB24未満(ディストーションA23<=ディストー
ションB24)のときには、フレーム間予測ベクトル2
1を予測ベクトル20として出力し、(b)ディストー
ションA23がディストーションB24より大(ディス
トーションA23>ディストーションB24)のときに
は、このディストーションA23とこのディストーショ
ンB24との差分が予め定めた第1の値未満(ディスト
ーションA23−ディストーションB24<=C)であ
りかつディストーションB24が予め定めた第2の値よ
り大(ディストーションB24>D)のときに、フレー
ム間予測ベクトル21を予測ベクトル20として出力
し、(c)ディストーションA23がディストーション
B24より大(ディストーションA23>ディストーシ
ョンB24)で、ディストーションA23とディストー
ションB24との差分が予め定めた第1の値より大(デ
ィストーションA23−ディストーションB24>C)
又はディストーションB24が予め定めた第2の値未満
(ディストーションB24<=D)のときに、フィール
ド間予測ベクトル22を予測ベクトル20として出力す
る。ここで、CはディストーションA23とディストー
ションB24の差分値に対する閾値であり、Dはディス
トーションB24に対する閾値である。そして、ディス
トーションA23とディストーションB24の差が閾値
Cより小さく、ディストーションB24が閾値Dより大
きいとき((b)の条件のとき)は、フレーム間予測ベ
クトル21が選択されても、フィールド間予測ベクトル
22が選択されても、現画像フレームと予測フレームと
の差が大きくてどちらの予測ベクトルを選択しても発生
するDCT係数の符号量に差が無いと判断されるため、
フィールド間予測ベクトル22は1ブロックに2個のベ
クトルが発生し、フレーム間予測ベクトル21は1ブロ
ックに1個のベクトルしか発生しないので、予測ベクト
ル20に対する発生符号量を削減するためにフレーム間
予測ベクトル21を選択する。また、ディストーション
A23とディストーションB24との差分が閾値Cより
大又はディストーションB24が閾値D未満のとき
((c)の条件のとき)は、フレーム間予測ベクトルを
選択したときよりフィールド間予測ベクトルを選択した
ときの方が予測画像と現画像との差分が小さくDCT係
数に対する符号量が小さくなるのでフィールド間予測ベ
クトル22を選択する。
【0023】そして、予測画像生成部6により、現画像
フレームの1フレーム前に入力された現画像フレームに
対応する画像を復元した復元画像とベクトル判定部5が
出力した予測ベクトル20とを受けこの予測ベクトル2
0と復元画像とから予測画像を生成して出力し、FIF
Oメモリ4により、A/D変換部1が出力した現画像フ
レームを受けこの現画像フレームを受けてからベクトル
判定部5が現画像フレームに対応する予測ベクトル20
を出力するまで遅延させてこの受けた現画像フレームを
現画像として出力し、差分部7により、FIFOメモリ
4で遅延された現画像と予測画像生成部6が出力した予
測画像との差分を求め差分データとして出力する。
【0024】次に、DCT変換部8により、差分部7が
出力した差分データを直交変換して周波数成分毎のDC
T係数の組に変化させ、量子化部9により、DCT変換
部8が変化させたDCT係数を、符号を転送するための
バッファである符号バッファ16の蓄積量に従い符号量
を調整しながら量子化し(すなわち、符号バッファ16
に蓄積されたデータ蓄積量が蓄積可能な量を超えないよ
うにDCT係数の量子化を行い発生情報量を調整する。
つまり、データの蓄積量がバッファから溢れそうなら量
子化を粗くし発生情報量を抑制し、バッファ蓄積量が少
ないようなら量子化を細かくし発生情報量を増や
す。)、可変長符号化部13により、量子化されたDC
T係数を可変長符号化する。
【0025】また、ベクトル符号化部14により、予測
ベクトル作成部17が出力した予測ベクトル20の差分
ベクトルを求め可変長符号化し、多重化部15により、
可変長符号化部13により可変長符号化されたDCT係
数とベクトル符号化部14により可変長符号化された差
分ベクトルとを多重化して可変長符号データとして出力
し、符号バッファ16により、多重化部15が出力した
可変長符号データを蓄積し例えば一定レートで伝送路に
出力する。
【0026】一方、逆量子化部10により、量子化部9
が量子化したDCT係数を逆量子化し、逆DCT部11
により、逆量子化部10により逆量子化され元に戻った
DCT係数を逆直交変換して差分部7が出力した差分デ
ータに戻し、加算部12により、逆DCT部11により
逆直交変換されて戻った差分データを予測画像生成部6
が出力した予測画像に加算し復元画像を生成する。
【0027】以上の説明では、CとDの閾値を固定して
いたが、この閾値を符号化レート(X)の関数にしC
(X)とD(X)としても良い。このようにすると高レ
ートから低レートまでの符号化レートに対応できるよう
なる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像符号
化装置によれば、現画像フレームと予測フレームとか
ら、フレーム間予測ベクトルとディストーションAと、
フィールド間予測ベクトルとディストーションBとを算
出し、ディストーションAがディストーションB未満の
ときには、フレーム間予測ベクトルを現画像フレームに
対応する動きを予測するための予測ベクトルとし、ディ
ストーションAがディストーションBより大の場合、こ
のディストーションAとこのディストーションBとの差
分が第1の値未満でありかつディストーションBが第2
の値より大のときに、フレーム間予測ベクトルを予測ベ
クトルとして出力し、差分が第1の値より大又はディス
トーションBが第2の値未満のときに、フィールド間予
測ベクトルを予測ベクトルとし、この予測ベクトルと復
元画像とから予測画像を作成し、この予測画像と現画像
との差分を求めこの差分データをDCT化(周波数成分
の情報を示すDCT係数を求める。)し量子化し可変長
符号化し、この可変長符号化したものに予測ベクトルを
可変長符号化したものを多重して伝送路に出力するた
め、ディストーションAがディストーションBより大の
場合に、ディストーションAとディストーションBとの
差分が第1の値未満でありかつディストーションBが第
2の値より大のときにフレーム間予測ベクトルを予測ベ
クトルとし、差分が第1の値より大又はディストーショ
ンBが第2の値未満のときにフィールド間予測ベクトル
を予測ベクトルとしているので、ベクトルの情報量が増
える画像を入力し符号化レートを下げて符号化データを
伝送路に出力しても、符号化データ中のDCT係数に割
り当てられる符号量の減少を抑えられる。このため、こ
の符号化データを受信して再生したときに再生画像の劣
化が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像符号化装置の一つの実施の形態を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換部 2 フレームメモリ 3 予測ベクトル算出部 4 FIFOメモリ 5 ベクトル判定部 6 予測画像生成部 7 差分部 8 DCT変換部 9 量子化部 10 逆量子化部 11 逆DCT部 12 加算部 13 可変長符号化部 14 ベクトル符号化部 15 多重化部 16 符号バッファ 17 予測ベクトル作成部 20 予測ベクトル 21 フレーム間予測ベクトル 22 フィールド間予測ベクトル 23 ディストーションA 24 ディストーションB

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像フレームから動きを予測す
    る予測ベクトルを作成する予測ベクトル作成方式におい
    て、 前記入力した前記画像フレームである現画像フレームと
    前記現画像フレームより一つ前の画像フレームである予
    測フレームとから、フレーム間予測ベクトルとこのフレ
    ーム間予測ベクトルに対応する前記現画像フレームと前
    記予測フレームとの差分パワーを示すディストーション
    Aと、前記現画像フレームと前記予測フレームとをそれ
    ぞれフィールドに分割しこの分割したこれらのフィール
    ド間での予測ベクトルであるフィールド間予測ベクトル
    とこのフィールド間予測ベクトルに対応する前記現画像
    フレームと前記予測フレームとの差分パワーであるディ
    ストーションBとを算出する予測ベクトル算出部と、 前記予測ベクトル算出部より前記フレーム間予測ベクト
    ル,前記ディストーションA,前記フィールド間予測ベ
    クトル及び前記ディストーションBを受け前記ディスト
    ーションAが前記ディストーションB未満のときには、
    前記フレーム間予測ベクトルを前記予測ベクトルとして
    出力し、前記ディストーションAが前記ディストーショ
    ンBより大の場合、このディストーションAとこのディ
    ストーションBとの差分が予め定めた第1の値未満であ
    りかつ前記ディストーションBが予め定めた第2の値よ
    り大のときに、前記フレーム間予測ベクトルを前記予測
    ベクトルとして出力し、前記差分が予め定めた前記第1
    の値より大又は前記ディストーションBが予め定めた前
    記第2の値未満のときに、前記フィールド間予測ベクト
    ルを前記予測ベクトルとして出力するベクトル判定部
    と、 を備えたことを特徴とする予測ベクトル作成方式。
  2. 【請求項2】 前記予測ベクトル算出部は、予めデジタ
    ル化され複数のブロックに分割されて入力された前記現
    画像フレームの前記複数のブロックのうちの一つのブロ
    ックを予めデジタル化された前記予測フレームに一画素
    毎にずらしながら当てはめて走査し、前記当てはめたと
    きの前記ブロックに対応する前記予測フレームの部分と
    前記走査した前記ブロックとの画素毎の差分をとりこの
    画素毎の差分に第1の演算を施した第1の演算値が最小
    のときの前記ブロックの前記予測フレーム上での位置と
    前記ブロックの前記現画像フレーム上での位置とのずれ
    を前記フレーム間予測ベクトルとするようにし、前記現
    画像フレーム,前記予測フレーム及び前記ブロックをフ
    ィールドに分割し現画像フィールド,予測フィールド及
    びフィールドブロックとし、前記複数のブロックのうち
    の一つのブロックに対応する前記フィールドブロックを
    前記予測フレームに対応する前記予測フィールドに一画
    素毎にずらしながら当てはめて走査し、前記当てはめた
    ときの前記フィールドブロックに対応する前記予測フィ
    ールドの部分と前記走査した前記フィールドブロックと
    の画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に前記第1の演
    算を施した第2の演算値が最小のときの前記フィールド
    ブロックの前記予測フィールド上での位置と前記フィー
    ルドブロックの前記現画像フィールド上での位置とのず
    れを前記フィールド間予測ベクトルとするようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の予測ベクトル作成方式。
  3. 【請求項3】 前記第1の演算は、前記差分の絶対値の
    加算又は前記差分の二乗値の加算としたことを特徴とす
    請求項2記載の予測ベクトル作成方式。
  4. 【請求項4】 前記予測ベクトル算出部は、前記第1の
    演算値が最小のときの前記ブロックの前記予測フレーム
    上での位置で、前記予測フレームの前記ブロックに対応
    する部分と前記ブロックとの画素毎の差分をとりこの画
    素毎の差分に第2の演算を施してディストーションAと
    するようにし、前記第2の演算値が最小のときの前記フ
    ィールドブロックの前記予測フィールド上での位置に対
    応する前記予測フレーム上での位置で、前記予測フィー
    ルドの前記フィールドブロックに対応する部分に対応す
    る前記予測フレームの部分と、前記フィールドブロック
    に対応する前記ブロックとの画素毎の差分をとりこの画
    素毎の差分に第2の演算を施してディストーションBと
    するようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載
    予測ベクトル作成方式。
  5. 【請求項5】 前記第2の演算は、前記差分の絶対値平
    均値又は前記差分の二乗平均値としたことを特徴とする
    請求項4記載の予測ベクトル作成方式。
  6. 【請求項6】 画像フレームを入力してデジタル化し複
    数のブロックに分割して現画 像フレームとして出力する
    A/D変換部と、 前記現画像フレームを1フレーム分遅延させ予測フレー
    ムとして出力するフレームメモリと、 前記A/D変換部が出力した前記現画像フレームと前記
    フレームメモリが出力した前記予測フレームとを受け、
    前記現画像フレームと前記予測フレームとから、フレー
    ム間予測ベクトルとこのフレーム間予測ベクトルに対応
    する前記現画像フレームと前記予測フレームとの差分パ
    ワーを示すディストーションAと、前記現画像フレーム
    と前記予測フレームとをそれぞれフィールドに分割しこ
    の分割したこれらのフィールド間での予測ベクトルであ
    るフィールド間予測ベクトルとこのフィールド間予測ベ
    クトルに対応する前記現画像フレームと前記予測フレー
    ムとの差分パワーであるディストーションBとを算出
    し、前記ディストーションAが前記ディストーションB
    未満のときには、前記フレーム間予測ベクトルを前記A
    /D変換部が出力した前記現画像フレームに対応する動
    きを予測するための予測ベクトルとして出力し、前記デ
    ィストーションAが前記ディストーションBより大の場
    合、このディストーションAとこのディストーションB
    との差分が予め定めた第1の値未満でありかつ前記ディ
    ストーションBが予め定めた第2の値より大のときに、
    前記フレーム間予測ベクトルを前記予測ベクトルとして
    出力し、前記差分が予め定めた前記第1の値より大又は
    前記ディストーションBが予め定めた前記第2の値未満
    のときに、前記フィールド間予測ベクトルを前記予測ベ
    クトルとして出力する予測ベクトル作成部と、 前記現画像フレームより1フレーム前に入力された現画
    像フレームに対応する画像を復元した復元画像と前記予
    測ベクトル作成部が出力した前記予測ベクトルとを受け
    この予測ベクトルと前記復元画像とから予測画像を生成
    して出力する予測画像生成部と、 前記A/D変換部が出力した前記現画像フレームを受け
    この現画像フレームを受けてから前記予測ベクトル作成
    部が前記現画像フレームに対応する前記予測ベクトルを
    出力するまで遅延させて前記受けた現画像フレームを現
    画像として出力するFIFOメモリと、 前記FIFOメモリで遅延された前記現画像と前記予測
    画像生成部が出力した前記予測画像との差分を求め差分
    データとして出力する差分部と、 前記差分部が出力した前記差分データを直交変換して周
    波数成分毎のDCT係数の組に変化させるDCT変換部
    と、 前記DCT変換部が変化させた前記DCT係数を、符号
    を転送するためのバッファである符号バッファの蓄積量
    に従い符号量を調整し量子化する量子化部と、 量子化された前記DCT係数を可変長符号化する可変長
    符号化部と、 前記予測ベクトル作成部が出力した前記予測ベクトルの
    差分ベクトルを求め可変長符号化するベクトル符号化部
    と、 前記可変長符号化部により可変長符号化された前記DC
    T係数と前記ベクトル符号化部により可変長符号化され
    た前記差分ベクトルとを多重化して可変長符号データと
    して出力する多重化部と、 前記多重化部が出力した前記可変長符号データを蓄積し
    て出力する符号バッファと、 前記量子化部により量子化された前記DCT係数を逆量
    子化する逆量子化部と、 前記逆量子化部により逆量子化され元に戻った前記DC
    T係数を逆直交変換して前記差分部が出力した前記差分
    データに戻す逆DCT部と、 前記逆DCT部により逆直交変換されて戻った前記差分
    データを前記予測画像生成部が出力した前記予測画像に
    加算し前記復元画像を生成する加算部と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記予測ベクトル作成部は、前記現画像
    フレームと前記現画像フレームより一つ前の画像フレー
    ムである前記予測フレームとから、前記フレーム間予測
    ベクトルと前記ディストーションAと、前記フィールド
    間予測ベクトルと前記ディストーションBとを算出する
    予測ベクトル算出部と、 前記予測ベクトル算出部より前記フレーム間予測ベクト
    ル,前記ディストーションA,前記フィールド間予測ベ
    クトル及び前記ディストーションBを受け前記ディスト
    ーションAが前記ディストーションB未満のときには、
    前記フレーム間予測ベクトルを前記予測ベクトルとして
    出力し、前記ディストーションAが前記ディストーショ
    ンBより大の場合、このディストーションAとこのディ
    ストーションBとの差分が予め定めた第1の値未満であ
    りかつ前記ディストーションBが予め定めた第2の値よ
    り大のときに、前記フレーム間予測ベクトルを前記予測
    ベクトルとして出力し、前記差分が予め定めた前記第1
    の値より大又は前記ディストーションBが予め定めた前
    記第2の値未満のときに、前記フィールド間予測ベクト
    ルを前記予測ベクトルとして出力するベクトル判定部
    と、 を備えたことを特徴とする請求項記載の画像符号化装
    置。
  8. 【請求項8】 前記予測ベクトル算出部は、予めデジタ
    ル化され複数のブロックに分割されて入力された前記現
    画像フレームの前記複数のブロックのうちの一つのブロ
    ックを予めデジタル化された前記予測フレームに一画素
    毎にずらしながら当てはめて走査し、前記当てはめたと
    きの前記ブロックに対応する前記予測フレームの部分と
    前記走査した前記ブロックとの画素毎の差分をとりこの
    画素毎の差分に第1の演算を施した第1の演算値が最小
    のときの前記ブロックの前記予測フレーム上での位置と
    前記ブロックの前記現画像フレーム上での位置とのずれ
    を前記フレーム間予測ベクトルとするようにし、前記現
    画像フレーム,前記予測フレーム及び前記ブロックをフ
    ィールドに分割し現画像フィールド,予測フィールド及
    びフィールドブロックとし、前記複数のブロックのうち
    の一つのブロックに対応する前記フィールドブロックを
    前記予測フレームに対応する前記予測フィールドに一画
    素毎にずらしながら当てはめて走査し、前記当てはめた
    ときの前記フィールドブロックに対応する前記予測フィ
    ールドの部分と前記走査した前記フィールドブロックと
    の画素毎の差分をとりこの画素毎の差分に前記第1の演
    算を施した第2の演算値が最小のときの前記フィールド
    ブロックの前記予測フィールド上での位置と前記フィー
    ルドブロックの前記現画像フィールド上での位置とのず
    れを前記フィールド間予測ベクトルとするようにしたこ
    とを特徴とする請求項7記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の演算は、前記差分の絶対値の
    加算又は前記差分の二乗値の加算としたことを特徴とす
    請求項8記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記予測ベクトル算出部は、前記第1
    の演算値が最小のときの前記ブロックの前記予測フレー
    ム上での位置で、前記予測フレームの前記ブロックに対
    応する部分と前記ブロックとの画素毎の差分をとりこの
    画素毎の差分に第2の演算を施してディストーションA
    とするようにし、前記第2の演算値が最小のときの前記
    フィールドブロックの前記予測フィールド上での位置に
    対応する前記予測フレーム上での位置で、前記予測フィ
    ールドの前記フィールドブロックに対応する部分に対応
    する前記予測フレームの部分と、前記フィールドブロッ
    クに対応する前記ブロックとの画素毎の差分をとりこの
    画素毎の差分に第2の演算を施してディストーションB
    とするようにしたことを特徴とする請求項8又は9記載
    の画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の演算は、前記差分の絶対値
    平均値又は前記差分の二乗平均値としたことを特徴とす
    請求項10記載の画像符号化装置。
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