JP3519021B2 - 噴頭取付け装置 - Google Patents

噴頭取付け装置

Info

Publication number
JP3519021B2
JP3519021B2 JP11504099A JP11504099A JP3519021B2 JP 3519021 B2 JP3519021 B2 JP 3519021B2 JP 11504099 A JP11504099 A JP 11504099A JP 11504099 A JP11504099 A JP 11504099A JP 3519021 B2 JP3519021 B2 JP 3519021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
engaging
pipe
stop ring
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11504099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000301033A (ja
Inventor
隆市 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Manufacturing Co Inc filed Critical Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority to JP11504099A priority Critical patent/JP3519021B2/ja
Publication of JP2000301033A publication Critical patent/JP2000301033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3519021B2 publication Critical patent/JP3519021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、背負動力散布機
等において粉粒剤散布用の噴頭の取付を行うために使用
される噴頭取付装置に係り、詳しくは各種噴頭の交換が
容易な噴頭取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】肥料や農薬等の粉粒剤を水田に散布する
場合に、背負可能でタンクに収容された粉粒剤を送風機
の送風により搬送する背負動力散布機が広く使われてい
る。粉粒剤の散布は、背負動力散布機に粉粒剤散布用の
噴頭を取り付けて行うが、こうした噴頭の代表的なもの
に、一人の作業者により畦畔から水田の内部へ向かって
ある散布幅まで粉粒剤を到達させるための剛性管の噴頭
(畦畔噴頭)と、水田の両畦にそれぞれ作業者をおいて
水田の両側から把持して下向きに開口する噴口から粉粒
剤を散布するための可撓性の噴頭(ホース噴頭)とがあ
る。また、これらの噴頭の背負動力散布機への取付は噴
頭取付装置を介して行われる。
【0003】従来の畦畔噴頭用の噴頭取付装置は、散布
機側に取付けられる基管に対し取付管が回転摺動自在に
結合される自在管構造となっており、取付管先端部の外
周面から係合突起が隆起している。畦畔噴頭基端部の内
周面には案内溝が形成されており、取付管の係合突起を
畦畔噴頭の案内溝に係合させることにより、畦畔噴頭が
取付管に取付けられるようになっている。また、従来の
ホース噴頭用の噴頭取付装置は、基端部を散布機側に取
付けられる取付管の先端部に先端に向けて径を漸増させ
るテーパ部が形成され、取付管にはストップリングが嵌
装されている。ホース噴頭は、取付管先端部のテーパ部
を覆うように装着され、ストップリングを取付管の軸方
向先端側へ移動させテーパ部に押し付けることによりホ
ースを固定できるようになっている。畦畔噴頭用及びホ
ース噴頭用の噴頭取付け装置の散布機への取付は、通
常、散布機に装着される蛇腹管の出口に、畦畔噴頭用の
場合は基管を、ホース噴頭用の場合は取付管の基端部を
装着してバンドで固定する。
【0004】畦畔噴頭又はホース噴頭の使用の選択に伴
って、噴頭取付け装置も畦畔噴頭用又はホース噴頭用を
付け替えなければならないが、付け替え作業が煩雑であ
るため、実公平6−32843号公報に示すように畦畔
噴頭及びホース噴頭の双方の装着が可能な噴頭取付け装
置が考案されている。実公平6−32843号公報に示
す噴頭取付け装置では、前述のようなテーパ部とストッ
プリングとでホース噴頭の取付可能な取付管の先端部
に、外周面にオスネジの螺刻された螺刻管が固定され、
基端部内周面にメスネジの螺刻された畦畔噴頭を取付け
可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】噴頭取付け装置が畦畔
噴頭用及びホース噴頭用に分かれている場合は、噴頭の
交換を行う場合の付け替え作業が面倒である。また、実
公平6−32843号公報に示す噴頭取付け装置では、
畦畔噴頭の装着がネジによるため装着に時間がかかると
ともにネジ加工が必要なためコストが上昇し、さらに、
軸方向寸法も長くなってしまう。噴頭取付け装置に螺刻
されたネジを、前述の案内溝による接続用の突起に単に
置き換えただけでは、突起がホース噴頭取付けの障害と
なり、取付可能な畦畔噴頭の径をホース噴頭の径よりも
小さくしなければならない等の制約を受ける。
【0006】この発明の目的は、上述の制約を受けず、
畦畔噴頭及びホース噴頭の交換が容易でかつ低コストで
制作でき、さらに、寸法を低減できる噴頭取付け装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の噴頭取付け装
置によれば、基端側に粉粒剤の搬送装置が取付けられ先
端側に粉粒剤散布用の噴頭が取付けられる取付管(1
4,91,92)の先端部の外周面に、先端に向けて径
を漸増させるテーパ部(16)が形成され、取付管(1
4,91,92)のテーパ部(16)よりも基端側部分
の外周面からは少なくとも一個以上の係合突起(20,
22)が隆起し、テーパ部(16)及び係合突起(2
0,22)の間にはストップリング(34)が着脱自在
に装着され、ストップリング(34)はテーパ部(1
6)及び係合突起(20,22)の間で取付管(14,
91,92)の軸方向に移動自在である。
【0008】背負動力散布機等の粉粒剤の搬送装置によ
り搬送される粉粒剤は、取付管(14,91,92)を
通じて畦畔噴頭やホース噴頭等の粉粒剤散布用の噴頭に
送出され噴頭より散布される。取付管(14,91,9
2)にホース噴頭を接続する場合は、取付管(14,9
1,92)先端側からテーパ部(16)の外周面にホー
ス噴頭の基端部内周面を被せるように装着し、ストップ
リング(34)を取付管(14,91,92)の軸方向
先端側に移動させてホース噴頭の上からテーパ部(1
6)を押圧することによりホース噴頭を固定する。一
方、畦畔噴頭を接続する場合は、ストップリング(3
4)を外し、取付管(14,91,92)を先端部から
畦畔噴頭基端部に嵌入させ、係合突起(20,22)を
畦畔噴頭基端部の内周面に形成された案内溝(66)に
係合させて固定する。
【0009】係合突起(20,22)は一個でも畦畔噴
頭を固定させることは可能であるが、畦畔噴頭に対する
取付管(14,91,92)の嵌合を確実にするため、
取付管(14,91,92)の周方向に等間隔で複数個
設けるのが望ましい。係合突起(20,22)が複数個
設けられた場合は、畦畔噴頭側の案内溝(66)もこれ
に対応して複数個設けられるなどして案内可能なように
される。
【0010】このようにストップリング(34)を着脱
するだけで取付管(14,91,92)に畦畔噴頭及び
ホース噴頭の双方が装着可能であるので、畦畔噴頭及び
ホース噴頭を付け替える際の手間を軽減することができ
る。また、係合突起(20,22)がテーパ部(16)
よりも基端側部分に設けられてあるので、取付管(1
4,91,92)に装着される畦畔噴頭及びホース噴頭
がほぼ同径のものであっても係合突起(20,22)に
よりホース噴頭を傷めることがない。
【0011】この発明の噴頭取付け装置によれば、スト
ップリング(34)は、リング部(38)が切断部(4
0)の設けられて拡開自在な弾性体であり、固定具(4
8)によりリング部(38)の拡開が阻止可能とされて
いる。
【0012】ストップリング(34)のリング部(3
8)は、切断部(40)の離反により拡開させることが
でき、離反した切断部(40)を通じてリング部(3
8)内周側への取付管(14,91,92)の出し入れ
を行うことができる。ストップリング(34)の取付管
(14,91,92)への装着時には、固定具(48)
によりリング部(38)の拡開は阻止されて内径は一定
に保たれ、前述のようにストップリング(34)でテー
パ部(16)を押圧しホース噴頭を固定するのが可能と
なる。
【0013】この発明の噴頭取付け装置によれば、係合
突起(20,22)は、一個又は取付管(14,91,
92)の軸方向において同一位置である複数の第一の係
合突起(22)、及び、第一の係合突起(22)それぞ
れに対し少なくとも取付管(14,91,92)の軸方
向に所定距離隔てて配設される一個又は複数の第二の係
合突起(20)とされる。
【0014】第一の係合突起(20)及び第二の係合突
起(22)は、それぞれ一個でも畦畔噴頭を固定させる
ことは可能であるが、畦畔噴頭に対する取付管(14,
91,92)の嵌合を確実にするため、取付管(14,
91,92)の周方向に等間隔で複数個設けるのが望ま
しい。第一の係合突起(20)及び第二の係合突起(2
2)は、取付管(14,91,92)の軸方向に互いに
所定距離隔てて配設されるが、周方向には同一位置であ
っても所定距離隔ててあっても良い。畦畔噴頭側の案内
溝(66)もこれに対応して第一の係合突起(20)及
び第二の係合突起(22)が案内可能な形状及び数とさ
れる。取付管(14,91,92)による畦畔噴頭の嵌
合支持は第一の係合突起(20)及び第二の係合突起
(22)によってなされるが、第一の係合突起(20)
及び第二の係合突起(22)が取付管(14,91,9
2)の軸方向に互いに所定距離隔てて配設されているた
め畦畔噴頭に対する取付管(14,91,92)の嵌合
のガタを防止できる。
【0015】この発明の噴頭取付け装置によれば、基端
側に粉粒剤の搬送装置が取付けられ先端側に粉粒剤散布
用の噴頭が取付けられる取付管(91,92)の先端部
の外周面に、先端に向けて径を漸増させるテーパ部(1
6)が形成され、取付管(91,92)のテーパ部(1
6)よりも基端側部分の外周面からは一個又は取付管
(91,92)の軸方向において同一位置である複数の
第一の係合突起(22)が隆起し、テーパ部(16)及
び第一の係合突起(22)の間には外径が取付管(9
1,92)における第一の係合突起(22)の隆起する
外周面と同径であるストップリング(84)がテーパ部
(16)及び第一の係合突起(22)の間で取付管(9
1,92)の軸方向に移動自在に装着され、ストップリ
ング(84)には取付管(91,92)の軸方向に突出
する係合凸部(86)が形成され、取付管(91,9
2)には係合凸部(86)が係脱自在で係合凸部(8
6)の係合時に取付管(91,92)に対するストップ
リング(84)の軸方向及び周方向への移動を阻止する
係合凹部(88,90)が形成され、ストップリング
(84)の外周面からは係合凸部(86)の係合凹部
(88,90)への係合時に第一の係合突起(22)そ
れぞれに対し少なくとも取付管(91,92)の軸方向
に所定距離隔てた位置に一個又は複数の第二の係合突起
(20)が隆起している。
【0016】背負動力散布機等の粉粒剤の搬送装置によ
り搬送される粉粒剤は、取付管(91,92)を通じて
畦畔噴頭やホース噴頭等の粉粒剤散布用の噴頭に送出さ
れ噴頭より散布される。取付管(91,92)にホース
噴頭を接続する場合は、取付管(91,92)先端側か
らテーパ部(16)の外周面にホース噴頭の基端部内周
面を被せるように装着し、ストップリング(84)を取
付管(91,92)の軸方向先端側に移動させてホース
噴頭の上からテーパ部(16)を押圧することによりホ
ース噴頭を固定する。一方、畦畔噴頭を接続する場合
は、ストップリング(84)を移動させてストップリン
グ(84)に形成される係合凸部(86)を取付管(9
1,92)に形成される係合凹部(88,90)に係合
させ、取付管(91,92)に対するストップリング
(84)の軸方向及び周方向の相対的な位置を固定す
る。ストップリング(84)の外径は取付管(91,9
2)における第一の係合突起(22)の隆起する外周面
と同径であるため、ストップリング(84)を装着した
まま取付管(91,92)を先端部から畦畔噴頭基端部
に嵌入させることができ、第一の係合突起(22)及び
第二の係合突起(20)を畦畔噴頭基端部の内周面に形
成された案内溝(66)に係合させて固定する。取付管
(91,92)による畦畔噴頭の嵌合支持は第一の係合
突起(20)及び第二の係合突起(22)によってなさ
れるが、第一の係合突起(20)及び第二の係合突起
(22)が取付管(91,92)の軸方向に互いに所定
距離隔てて配設されているため畦畔噴頭に対する取付管
(91,92)の嵌合のガタを防止できる。さらに、第
二の係合突起(22)がストップリング(84)の外周
面に設けられているため、取付管(91,92)の軸方
向寸法を低減させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は自在管2の側面図
であり、図2は自在管2を蛇腹管28に接続した状態を
示す側面図である。噴頭取付け装置である自在管2は、
基管12に対し取付管14が回転摺動自在で軸方向に離
脱しないように接続されている。基管12は、蛇腹管2
8に嵌挿され、基管12及び蛇腹管28の嵌合部は蛇腹
管28の外周側よりバンド30で締付けられ、バンド3
0に備えられるネジ32によって固定される。蛇腹管2
8は、粉粒剤の搬送装置である背負動力散布機に装着さ
れており、取付管14は、蛇腹管28及び背負動力散布
機に対し回動自在となっている。取付管14は、蛇腹管
28に装着される基端側から順に円筒部18、テーパ部
16が形成されている。環状突条24は、取付管14の
基端部において円筒部18から環状に隆起しており、蛇
腹管28への自在管2の嵌挿時に蛇腹管28の先端開口
部に形成された拡径部29に当接して、蛇腹管28への
自在管2の嵌入位置を規制する。環状突条26は、環状
突条24から取付管14の軸方向先端側に所定距離隔て
た位置において円筒部18から環状に隆起している。テ
ーパ部16は、取付管14の先端部に形成されており、
円筒部18の径を取付管14の軸方向先端側に向かって
漸増させている。円筒部18の外周面からは、取付管1
4の軸方向における環状突条26とテーパ部16の中間
部において、係合突起20及び係合突起22が隆起して
いる。係合突起20及び係合突起22は取付管14の軸
方向に所定距離隔た位置に配設されており、基端側が係
合突起22、先端側が係合突起20となっている。係合
突起22は取付管14の周方向に180度隔てて二個設
けられている。同様に係合突起20も取付管14の周方
向に180度隔てて二個設けられており、係合突起22
とは周方向に90度隔てた位置に設けられている。
【0018】図3は自在管2にストップリング34を装
着した状態を示す側面図であり、図4はストップリング
34の正面図、図5はストップリング34を側方から見
た断面図、図6はストップリング34の固定具48の平
面図である。ストップリング34は、リング状のリング
部38から所定位置において突出部36が法線方向外側
に突出した形状をしており、突出部36の存在する周方
向位置に切断部40が設けられている。ストップリング
34は弾性を有する樹脂で成形され、切断部40により
切断されるストップリング34の両端を離反させること
によりリング部38の内径が拡開でき、離反した切断部
40より取付管14の円筒部18をリング部38の内周
側に出し入れして取付管14にストップリング34を着
脱できるようになっている。リング部38は内周側にテ
ーパ部42を有している。ストップリング34の取付管
14への装着は、テーパ部42の大径側を先端側に向け
て、係合突起20とテーパ部16の間に装着する。テー
パ部42の最大径は取付管14のテーパ部16の最大径
より小さく、また、テーパ部42の最小径は取付管14
の円筒部18の径と係合突起20の高さの和よりも小さ
くされ、ストップリング34は、係合突起20とテーパ
部16の間でのみ取付管14の軸方向に移動自在となっ
ている。切断部40は、曲線部を含む屈曲した形状をし
ており、取付管14へのストップリング34の装着時に
切断部40により切断されるストップリング34の両端
部が互いにずれた状態で当接してリング部38の内径が
変化するのを防いでいる。切断部40により切断される
突出部36の一端側には軸穴44が形成され、突出部3
6の他端側には係合溝46が形成されている。軸穴44
へは固定具48の軸部50が弾性により拡開可能な切欠
き部45より挿入できるようになっている。固定具48
は、軸部50、把持部52、及び、係合部54を有して
いる。固定具48は、軸部50を軸穴44に挿入して軸
部50が軸穴44により軸支されることにより、突出部
36の一端側に対して回動自在となり、作業者が把持部
52を手でつまんで動かすことができるようになってい
る。固定具48の係合部54は、切断部40により切断
される突出部36の一端側及び他端側を当接させたとき
に固定具48を回動させて係合溝46に係合させること
ができ、係合部45の係合溝46への係合によりストッ
プリング34はリング部38の内径が拡開しないように
固定される。
【0019】取付管14にナイロン等で造られた可撓性
のホース噴頭を接続する場合は、ストップリング34を
取付管14に装着する。ホース噴頭の内径は、取付管1
4のテーパ部16の最大径よりわずかに大きくされてい
る。ホース噴頭の取付管14への取付固定は、ストップ
リング34を取付管14の軸方向基端側に移動させてお
き、ホース噴頭の基端部内周面を取付管14の先端側か
らテーパ部16の外周面に被せた後、ストップリング3
4を取付管14の軸方向先端側に移動させ、ストップリ
ング34をホース噴頭の上側からテーパ部16に押し付
け固定する。この際、係合突起20及び係合突起22が
テーパ部16よりも基端側に配設されているため、ホー
ス噴頭を傷つけることがない。
【0020】図7は自在管2にエクステンション噴管6
0を装着した状態を示す側面図であり、図8はエクステ
ンション噴管60の側面図である。エクステンション噴
管60は、取付管14に接続される畦畔噴頭の基管を構
成する部材であり、基端側から先端側に向けて、基端側
円筒部64、中間テーパ部76、中間円筒部78、及
び、先端側テーパ部80を有している。エクステンショ
ン噴管60の基端側開口部に位置する縁部62は、取付
管14へのエクステンション噴管60の接続時に取付管
14の環状突条26に隣接する位置に来る。基端側円筒
部64は、内径を取付管14のテーパ部16の最大外径
よりわずかに大とされる。案内溝66は、基端側円筒部
64に形成され、基端側円筒部64の内周面側において
は断面が短径で法線方向外側に深さを有する凹溝である
が、基端側円筒部64の外周面側においては法線方向外
側に隆起している。案内溝66はエクステンション噴管
60の軸と対称に二個設けられており、それぞれ、開口
側軸方向案内溝68、開口側周方向案内溝70、奥側軸
方向案内溝72、及び、奥側周方向案内溝74を有して
いる。開口側軸方向案内溝68は、エクステンション噴
管60の基端側開口部と端面を揃えて同時に開口してお
り、取付管14に設けられる係合突起20及び係合突起
22の軸方向距離よりも短い距離だけエクステンション
噴管60の軸方向奥側に延びている。開口側周方向案内
溝70は、一端が開口側軸方向案内溝68の奥側端部と
連なりエクステンション噴管60の周方向に90度の距
離だけ延びている。奥側軸方向案内溝72は、開口側周
方向案内溝70の他端と連なり、取付管14に設けられ
る係合突起20及び係合突起22の軸方向距離と等しい
距離だけエクステンション噴管60の軸方向奥側に延び
ている。奥側周方向案内溝74は、一端が奥側軸方向案
内溝72の奥側端部と連なりエクステンション噴管60
の周方向に開口側軸方向案内溝70の延びている方とは
逆向きに90度の距離だけ延びており、この90度延び
た他端をもって、案内溝66の非開口側への延びを終了
させている。開口側周方向案内溝70及び奥側周方向案
内溝74は、エクステンション噴管60の周方向に延び
させるだけでなく、両端部をさらに軸方向に等しい距離
だけ変位させるようにしてもよい。中間テーパ部76
は、基端側円筒部64に連なりエクステンション噴管6
0の軸方向先端側に向けて径を漸減させている。中間円
筒部78は、中間テーパ部76に連なり中間テーパ部7
6によって漸減された径を維持している。先端側テーパ
部80は、中間円筒部78に連なりエクステンション噴
管60の軸方向先端側に向けて径を漸減させている。先
端側テーパ部80の外周面からは、係合突起82が隆起
し、畦畔噴頭における二本目以降の噴管の接続を可能と
している。
【0021】エクステンション噴管60を取付管14に
装着する場合は、ストップリング34を取付管14から
取り外す。エクステンション噴管60への取付管14の
嵌入手順を説明すると、まず、取付管14のテーパ部1
6をエクステンション噴管60の基端側開口部から基端
側円筒部64に内挿して軸方向に移動させる。取付管1
4の係合突起20がエクステンション噴管60の基端側
開口部の位置まで来たならば、係合突起20と開口側軸
方向案内溝68の周方向位置を揃えて、係合突起20を
開口側軸方向案内溝68に係合させてさらに軸方向に移
動させる。開口側軸方向案内溝68の軸方向の延び距離
は、係合突起20及び係合突起22の軸方向距離よりも
短いので、係合突起20が開口側軸方向案内溝68の奥
側端部に当接しても、係合突起22は開口側軸方向案内
溝68に係合しておらず、エクステンション噴管60の
外側にある。係合突起20が開口側軸方向案内溝68の
奥側端部に当接したなら、係合突起20が開口側周方向
案内溝70に沿って奥側軸方向案内溝72側端部まで移
動するよう、取付管14に対しエクステンション噴管6
0を周方向に移動させる。係合突起20が開口側周方向
案内溝70の奥側軸方向案内溝72側端部まで来ると、
係合突起22と開口側軸方向案内溝68の周方向位置は
一致するので、さらに軸方向へ移動させると、係合突起
20は奥側軸方向案内溝72の奥側端部に、係合突起2
2は開口側軸方向案内溝68の奥側端部に当接した状態
で軸方向への移動が阻止される。そして、さらに、係合
突起20が奥側周方向案内溝74に沿って移動し、係合
突起22が開口側軸方向案内溝68に沿って移動するよ
う取付管14に対しエクステンション噴管60を周方向
に移動させて、係合突起20及び係合突起22が、それ
ぞれ、奥側周方向案内溝74の終端部及び開口側周方向
案内溝70の奥側軸方向案内溝72側端部に位置した時
点でエクステンション噴管60への取付管14の嵌入過
程を終了して接続位置とする。
【0022】この接続位置において、取付管14のテー
パ部16先端開口縁はエクステンション噴管60の中間
テーパ部76の内周面に当接し、係合突起20及び係合
突起22の頂部が案内溝66の頂壁に当接して、取付管
14に対するエクステンション噴管60の嵌合支持が行
われる。このように、軸方向に所定距離隔てた係合突起
20及び係合突起22による支持のため、取付管14及
びエクステンション噴管60の軸線が互いに傾斜するよ
うな嵌合のガタが防止される。また、係合突起20及び
係合突起22による支持は、周方向に90度間隔の合計
四個所の支持になるため、取付管14及びエクステンシ
ョン噴管60が互いに法線方向に移動するようなガタが
防止される。さらに、係合突起20及び係合突起22の
案内溝66への係合位置が開口側軸方向案内溝68及び
奥側軸方向案内溝72ではないため、エクステンション
噴管60が取付管14から軸方向に抜けるのが防止され
る。
【0023】図9は他の実施の形態の自在管4を蛇腹管
28に接続した状態を示す側面図である。自在管2と共
通する部分は同じ符号で指示して説明を省略し相違点に
ついてのみ説明する。自在管4の取付管91は、円筒部
18とテーパ部16の間に円筒部18の外径よりも小さ
い小径円筒部87が形成されている。ストップリング8
4は、小径円筒部87において取付管91の軸方向に摺
動自在となっている。ストップリング84の周方向所定
位置には取付管91の軸方向基端側に突出する係合凸部
86が形成され、また、円筒部18の周方向所定位置に
は、ストップリング84の取付管91軸方向基端側への
移動により係合凸部86が係合可能な係合凹部88が形
成される。係合凸部86の係合凹部88への係合時に
は、係合凸部86及び係合凹部88の側壁の当接によ
り、取付管91に対しストップリング84は周方向への
移動を規制され、また、係合凸部86及び係合凹部88
の側壁及び底壁の摩擦により軸方向への移動もかなりの
程度阻止されている。ストップリング84の外径は円筒
部18の外径と等しくされる。円筒部18の外周面から
は係合突起22が周方向に180度の距離を隔てて二個
隆起しているが、係合突起20は円筒部18の外周面か
らではなくストップリング84の外周面から周方向に1
80度の距離を隔てて二個隆起している。係合凸部86
の係合凹部88への係合時には、係合突起20及び係合
突起22は周方向に互いに90度隔てた位置とされる。
ストップリング84の外周面には、係合突起20以外の
突起物等は形成されないようにする。取付管91に対し
ストップリング84は必ずしも着脱自在である必要はな
く、取付管91へのストップリング84の組付けは、取
付管91又はストップリング84を分割するなどして行
う。
【0024】自在管4へのホース噴頭の接続は、自在管
2のときと同様の手順で行う。自在管4への畦畔噴頭
(エクステンション噴管60)の接続は、係合凸部86
を係合凹部88へ係合してストップリング84を取付管
91へ固定した後、自在管2のときと同様の手順で行
う。自在管4では、係合突起20が取付管91の円筒部
18にではなくストップリング84に配設されているの
で、自在管2の取付管14に比べ取付管91の軸方向寸
法が低減されている。
【0025】図10は図9の実施の形態の変形例である
自在管6の側面図である。図9の自在管4との相違点に
ついてのみ述べると、自在管6における取付管92で
は、係合凹部90が、円筒部18にではなくテーパ部1
6に形成されている。また、ストップリング84は、係
合凸部86が取付管92の軸方向先端側を向くよう、自
在管4のときとは逆向きに取付けられている。係合凸部
86を係合凹部90に係合してストップリング84を取
付管92に固定する場合は、係合凸部86及び係合凹部
90の周方向位置を合わせて、ストップリング84を取
付管92の軸方向先端側に移動させて行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】自在管の側面図
【図2】自在管を蛇腹管に接続した状態を示す側面図
【図3】自在管にストップリングを装着した状態を示す
側面図
【図4】ストップリングの正面図
【図5】ストップリングを側方から見た断面図
【図6】固定具の平面図
【図7】自在管にエクステンション噴管を装着した状態
を示す側面図
【図8】エクステンション噴管の側面図
【図9】他の自在管を蛇腹管に接続した状態を示す側面
【図10】図9の実施の形態の変形例の側面図
【符号の説明】
2 自在管(噴頭取付け装置) 4 自在管(噴頭取付け装置) 6 自在管(噴頭取付け装置) 14 取付管 16 テーパ部 20 係合突起(第二の係合突起) 22 係合突起(第一の係合突起) 34 ストップリング 38 リング部 40 切断部 48 固定具 84 ストップリング 86 係合凸部 88 係合凹部 90 係合凹部 91 取付管 92 取付管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 7/14 A01C 15/00 A01M 9/00 F16L 33/22 F16L 37/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側に粉粒剤の搬送装置が取付けられ
    先端側に粉粒剤散布用の噴頭が取付けられる取付管(1
    4,91,92)の先端部の外周面に、先端に向けて径
    を漸増させるテーパ部(16)が形成され、前記取付管
    (14,91,92)の前記テーパ部(16)よりも基
    端側部分の外周面からは少なくとも一個以上の係合突起
    (20,22)が隆起し、前記テーパ部(16)及び前
    記係合突起(20,22)の間にはストップリング(3
    4)が着脱自在に装着され、前記ストップリング(3
    4)は前記テーパ部(16)及び前記係合突起(20,
    22)の間で前記取付管(14,91,92)の軸方向
    に移動自在である噴頭取付け装置であって、前記ストッ
    プリング(34)は、リング部(38)が切断部(4
    0)の設けられて拡開自在な弾性体であり、固定具(4
    8)により前記リング部(38)の拡開が阻止可能とさ
    れていることを特徴とする噴頭取付け装置。
  2. 【請求項2】 前記係合突起(20,22)は、一個又
    は前記取付管(14,91,92)の軸方向において同
    一位置である複数の第一の係合突起(22)、及び、前
    記第一の係合突起(22)それぞれに対し少なくとも前
    記取付管(14,91,92)の軸方向に所定距離隔て
    て配設される一個又は複数の第二の係合突起(20)と
    されることを特徴とする請求項1記載の噴頭取付け装
    置。
  3. 【請求項3】 基端側に粉粒剤の搬送装置が取付けられ
    先端側に粉粒剤散布用の噴頭が取付けられる取付管(9
    1,92)の先端部の外周面に、先端に向けて径を漸増
    させるテーパ部(16)が形成され、前記取付管(9
    1,92)の前記テーパ部(16)よりも基端側部分の
    外周面からは一個又は前記取付管(91,92)の軸方
    向において同一位置である複数の第一の係合突起(2
    2)が隆起し、前記テーパ部(16)及び前記第一の係
    合突起(22)の間には外径が前記取付管(91,9
    2)における前記第一の係合突起(22)の隆起する外
    周面と同径であるストップリング(84)が前記テーパ
    部(16)及び前記第一の係合突起(22)の間で前記
    取付管(91,92)の軸方向に移動自在に装着され、
    前記ストップリング(84)には前記取付管(91,9
    2)の軸方向に突出する係合凸部(86)が形成され、
    前記取付管(91,92)には前記係合凸部(86)が
    係脱自在で前記係合凸部(86)の係合時に前記取付管
    (91,92)に対する前記ストップリング(84)の
    軸方向及び周方向への移動を阻止する係合凹部(88,
    90)が形成され、前記ストップリング(84)の外周
    面からは前記係合凸部(86)の前記係合凹部(88,
    90)への係合時に前記第一の係合突起(22)それぞ
    れに対し少なくとも前記取付管(91,92)の軸方向
    に所定距離隔てた位置に一個又は複数の第二の係合突起
    (20)が隆起していることを特徴とする噴頭取付け装
    置。
JP11504099A 1999-04-22 1999-04-22 噴頭取付け装置 Expired - Lifetime JP3519021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11504099A JP3519021B2 (ja) 1999-04-22 1999-04-22 噴頭取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11504099A JP3519021B2 (ja) 1999-04-22 1999-04-22 噴頭取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000301033A JP2000301033A (ja) 2000-10-31
JP3519021B2 true JP3519021B2 (ja) 2004-04-12

Family

ID=14652713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11504099A Expired - Lifetime JP3519021B2 (ja) 1999-04-22 1999-04-22 噴頭取付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3519021B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11343980B2 (en) 2019-12-20 2022-05-31 Husqvarna Ab Collapsible blower extension

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5833853B2 (ja) * 2011-07-19 2015-12-16 明和工業株式会社 管路連結構造
EP3695154B1 (en) * 2017-10-09 2022-11-02 Cifarelli S.p.A. Directable pivoting hose for portable atomizer and/or blower machinery

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11343980B2 (en) 2019-12-20 2022-05-31 Husqvarna Ab Collapsible blower extension

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000301033A (ja) 2000-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6219922B1 (en) Nozzle assembly for a power tool
US6641057B2 (en) Shower head assembly
US6453807B1 (en) Golf ball marking tool
US6216965B1 (en) Nozzle of water sprinkler
CA2223355A1 (en) Inner/outer spray ring
JP3519021B2 (ja) 噴頭取付け装置
US4519544A (en) Portable lawn and garden sprinkler system
US9440246B2 (en) Ratcheting hose nut for a fluid delivery device
WO2016162048A1 (en) Spray head and spraying apparatus
US20180257090A1 (en) Showerhead assembly with retractable and extendable ancillary nozzles
US7311269B2 (en) Vehicle lamp cleaning apparatus
US6758422B2 (en) Spout plate used in spray head of sprayer
US5853258A (en) Segmented extension wand for fluid spray applicator
JP3041493U (ja) シャワーユニット
JPH0543868Y2 (ja)
NZ245060A (en) Adjustable spray head: nozzle cap held on support tube by resilient finger
KR20120108409A (ko) 다양한 거리로의 물분사가 가능한 농업용 스프링 클러의 고효율 노즐유닛
JPH0630285Y2 (ja) 散布用噴頭
CN216988292U (zh) 调节式双喷头
JP3433174B2 (ja) 歯科用注油装置
JPS6315669Y2 (ja)
JPH0537118Y2 (ja)
JPH0632843Y2 (ja) 動力散粉機に於ける噴管取付け用手元管
JP5739403B2 (ja) ホース継手
CN214242033U (zh) 一种干粉喷雾器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term