JP3518731B2 - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP3518731B2
JP3518731B2 JP05298899A JP5298899A JP3518731B2 JP 3518731 B2 JP3518731 B2 JP 3518731B2 JP 05298899 A JP05298899 A JP 05298899A JP 5298899 A JP5298899 A JP 5298899A JP 3518731 B2 JP3518731 B2 JP 3518731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理装置に関
し、詳しくは、写真処理装置を構成する露光部近傍の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る写真処理装置において、
感光材料(印画紙)は、通常、ローラ等を用いて構成さ
れた搬送手段によって搬送されている。この搬送手段
は、ローラおよびローラ対を複数用いて構成されてお
り、必要な搬送経路に応じて、これらのローラおよびロ
ーラ対が適当に配置されている。
【0003】また、近年の写真処理装置においては、画
像処理手段等の発達に伴い、感光材料の焼き付けを行う
際に、デジタル露光手段が用いられている。
【0004】図5は、従来技術に係る写真処理装置のデ
ジタル露光手段近傍の概略斜視図を示したものである。
図5によれば、ロール状態で保持された感光材料Pは、
搬送ローラ51および他のローラ、ローラ対等(図示省
略)を介して矢印Zの方向に送られ、デジタル露光手段
52に搬送される。デジタル露光手段52においては感
光材料Pが走査露光され、露光された感光材料Pは、さ
らに、ローラ、ローラ対等(図示省略)を介して、この
後の現像処理等を行う種々の処理槽等に搬送される(図
示省略)。
【0005】このデジタル露光手段52の両側(感光材
料Pの搬送方向の上流側、下流側)には、上流側ローラ
対53と下流側ローラ対54とが設けられている。上流
側ローラ対53は、上流側駆動ローラ53aおよび上流
側圧着ローラ53bを用いて構成され、下流側ローラ対
54は、下流側駆動ローラ54aおよび下流側圧着ロー
ラ54bを用いて構成されている。そして、この写真処
理装置においては、これらの上流側および下流側ローラ
対53,54によって感光材料Pが搬送されつつ、デジ
タル露光手段52を用いて、感光材料Pに対する画像の
走査露光が行われている。
【0006】また、図5に示すように、上流側ローラ対
53および下流側ローラ対54は、第一のフレーム55
aおよび第二のフレーム55bから成るフレーム部55
を用いて一体とされ(以下、ローラ対53,54および
フレーム部55から成るユニットを「搬送手段」とい
う。)、この搬送手段とデジタル露光手段52とは、第
一の固定板56aおよび第二の固定板56bから成る固
定部56を用いて連結されている。さらに、デジタル露
光手段52と固定部56とは、ねじ等を用いて固着され
ており、固定部56と搬送手段(を構成するフレーム部
55)とは、ピン57a,57b(ピン連結部57)を
用いて連結されている。
【0007】従来技術に係る写真処理装置において、デ
ジタル露光手段52は、その調整あるいは清掃等のメン
テナンスを定期的あるいは突発的に行う必要がある。そ
して、上記従来技術においては、搬送手段とデジタル露
光手段52とがピン連結部57を用いて連結されてい
る。したがって、従来技術によれば、ピン連結部57を
中心として搬送手段を開くことが可能であるため、デジ
タル露光手段52のメンテナンスを容易に行うことがで
きる。
【0008】また、従来技術に係る写真処理装置は、以
上のように構成されて、走査露光が行われているので、
デジタル露光手段52にて露光処理される感光材料Pに
振動等があると、感光材料Pに露光された画像に不具合
が発生するおそれがある。
【0009】そこで、従来技術においては、露光時のデ
ジタル露光手段52と各ローラ対53,54とが共振す
るように、これらを一体的に構成している。具体的に
は、上述したように、各ローラ対53,54をフレーム
部55を用いて一体化して搬送手段を構成させ、この搬
送手段とデジタル露光手段52とを固定部56を用いて
連結している。また、ピン連結部57近傍については、
バネ等の付勢力付加手段(図示省略)が設けられ、この
付勢力付加手段によって、搬送手段がデジタル露光手段
52に対して適当に押圧されている。
【0010】図6は、図5の側面図を示したものであ
る。上述したように、従来技術においては、付勢力付加
手段を用いて搬送手段がデジタル露光手段52側に押圧
されており、搬送手段側には、デジタル露光手段52と
の間隔を保持するために当接ピン58が設けられてい
る。
【0011】以上のように、従来技術によれば、搬送手
段とデジタル露光手段52とをピン連結部57を用いて
連結することによって、ピン連結部57を中心とした搬
送手段の開閉を可能として、デジタル露光手段52のメ
ンテナンスを容易に行うことができる。また、従来技術
によれば、付勢力付加手段を用いて、搬送手段をデジタ
ル露光手段52側に押圧することによって、搬送手段と
デジタル露光手段52との一体性を向上させ、これらの
間に生ずる振動を防ぎ、この振動に起因して発生する感
光材料P上の露光画像の不具合を防止することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術に係る写真処理装置においては、以下のような問題が
あった。
【0013】上述したように、従来技術においては、付
勢力付加手段を用いて搬送手段をデジタル露光手段52
側に押圧している。したがって、基本的には、感光材料
Pが搬送される方向(図5の矢印Z方向)と垂直な方向
(図6の矢印X方向)については、搬送手段とデジタル
露光手段52との間における振動は発生しにくい(矢印
X方向の振動の発生は少ない)。
【0014】ところが、感光材料Pが搬送される方向
(図5の矢印Z方向)と平行な方向(図6の矢印Y方
向)については、デジタル露光手段52に対して搬送手
段(の当接ピン58)を押さえつけることのみによっ
て、デジタル露光手段52と搬送手段とが固定されてい
るので、搬送手段とデジタル露光手段52との間におけ
る振動が発生しやすいという問題があった。また、感光
材料Pは、振動の発生しやすい図6の矢印Y方向(図5
の矢印Z方向)に搬送されているので、このことによっ
ても、搬送手段とデジタル露光手段52との間におい
て、矢印Y方向の振動が発生しやすいという問題があっ
た。さらに、矢印X方向および矢印Y方向に垂直な方向
についても、特に付勢力付加手段等を設けていないの
で、この方向についての振動も発生しやすいという問題
があった。
【0015】すなわち、従来技術においては、搬送手段
とデジタル露光手段52との間に、矢印Y方向、および
矢印X方向と矢印Y方向とに垂直な方向についての振動
が発生しやすい。したがって、従来技術によれば、これ
らの振動が発生することによって、走査露光時における
搬送手段とデジタル露光手段52との共振が妨げられる
こととなるので、感光材料Pに対する走査露光に不具合
が生じ、プリントの際に筋状のムラ(スジムラ)が表れ
る恐れがある。
【0016】このような振動を防止するためには、例え
ば、図6の矢印Y方向等についても何らかの付勢力付加
手段を設ける等の構成が考えられる。しかしながら、こ
のような構成とすれば、デジタル露光手段52のメンテ
ナンスを行うことが困難になるという新たな問題が発生
する。
【0017】そこで、本発明は上記従来技術に係る問題
を解決するためになされたものであって、搬送手段とデ
ジタル露光手段との共振を効果的に実現することが可能
であると共に、デジタル露光手段のメンテナンスを容易
に行うことが可能であるデジタル露光手段近傍の構成を
有する写真処理装置を提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための本発明は、感光材料に対して走査露光処理
を行うデジタル露光手段12と、該デジタル露光手段1
2の近傍で前記感光材料の搬送処理を行う搬送手段とを
備えた写真処理装置において、前記搬送手段に、搬送手
段側テーパピンおよび搬送手段側テーパ孔部の少なくと
も一方が設けられ、前記デジタル露光手段12に、前記
搬送手段側テーパピンおよび前記搬送手段側テーパ孔部
に対応する露光手段側テーパ孔部および露光手段側テー
パピンが設けられており、付勢力付加手段を用いて、前
記搬送手段が前記デジタル露光手段12側に押圧され
と共に、前記テーパピンと、該テーパピンに対応する前
記テーパ孔部とがほぼ隙間無く嵌合されることを特徴と
している。
【0019】本発明に係る写真処理装置によれば、前記
付勢力付加手段と、前記搬送手段側テーパピンおよび前
記搬送手段側テーパ孔部の少なくとも一方と、前記搬送
手段側テーパピンおよび前記搬送手段側テーパ孔部に対
応する露光手段側テーパ孔部および露光手段側テーパピ
ンとを設けているので、前記付勢力付加手段が作用して
いる方向の振動を防止すると共に、前記テーパピン等に
よって、さらに言えば、前記テーパピンと、該テーパピ
ンに対応する前記テーパ孔部とがほぼ隙間無く嵌合され
ることによって、前記付勢力付加手段が作用している方
向と略垂直な方向についても効果的に振動を防止するこ
とができる。したがって、本発明に係る写真処理装置に
よれば、前記搬送手段と前記デジタル露光手段12とを
一体化して効果的に共振させることが可能であるので、
前記搬送手段と前記デジタル露光手段12との間に生ず
る振動に起因したプリントの際のスジムラ等の不具合を
解消することができる。
【0020】また、本発明に係る写真処理装置において
は、前記搬送手段が、前記デジタル露光手段12の上流
側で前記感光材料を挟持する第一のローラ対13と、前
記デジタル露光手段12の下流側で前記感光材料を挟持
する第二のローラ対14と、前記第一のローラ対13お
よび前記第二のローラ対14を一体化するフレーム部1
5とを用いて構成されており、前記フレーム部15に、
前記搬送手段側テーパピンおよび前記搬送手段側テーパ
孔部の少なくとも一方が設けられている構成であること
が好ましい。
【0021】また、本発明に係る写真処理装置において
は、前記フレーム部15と前記デジタル露光手段12と
が板材等から成る固定部16を介して接続され、前記フ
レーム部15と前記固定部16とがピン連結部17を用
いて連結され、前記固定部16と前記デジタル露光手段
12とが固着され、前記ピン連結部17近傍には前記付
勢力付加手段が設けられており、前記ピン連結部17を
中心として、前記搬送手段が前記デジタル露光手段12
に対して回動自在に構成されていることが好ましい。
【0022】この好ましい例によれば、前記ピン連結部
17を中心として前記搬送手段の回動が可能であるよう
に構成されているので、必要に応じて、前記デジタル露
光手段12の前方から前記搬送手段を待避させ得るの
で、デジタル露光手段12のメンテナンスを容易に行う
ことが可能となる。
【0023】また、本発明に係る写真処理装置において
は、二個の前記搬送手段側テーパピン18a,18b
と、該搬送手段側テーパピン18a,18bに対応する
二個の前記露光手段側テーパ孔部19a,19bとが設
けられており、前記露光手段側テーパ孔部19a,19
bの一方が長孔19aであることが好ましい。
【0024】この好ましい例によれば、テーパピン18
a,18bの間隔(ピッチL)に誤差があったとして
も、長孔状のテーパ孔19aが、そのピッチ誤差を吸収
することができる。したがって、本発明によれば、搬送
手段とデジタル露光手段12とを効果的に一体化して共
振を可能とする写真処理装置を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0026】図1は、本発明の実施形態に係る写真処理
装置を構成するデジタル露光手段近傍の概略斜視図を示
したものである。図1によれば、感光材料Pは、写真処
理装置内の所定の箇所にロール状態で保持されている。
ロール状態で保持された感光材料Pは、搬送ローラ11
および他のローラ、ローラ対等(図示省略)を介して矢
印Zの方向に送られ、デジタル露光手段12に搬送され
る。このデジタル露光手段12においては、搬送された
感光材料Pが走査露光され、露光された感光材料Pは、
さらに、ローラ、ローラ対等(図示省略)を介して、こ
の後の現像処理等を行う種々の処理槽等に搬送される
(図示省略)。
【0027】デジタル露光手段12を中心とした場合に
おける、感光材料Pの搬送方向(矢印Z方向)の上流側
には、第一のローラ対たる上流側ローラ対13が設け
ら、下流側には、第二のローラ対たる下流側ローラ対1
4が設けられており、これらのローラ対13,14等を
用いて、感光材料を搬送させる搬送手段が構成されてい
る。上流側ローラ対13は、上流側駆動ローラ13aお
よび上流側圧着ローラ13bを用いて構成され、下流側
ローラ対14は、下流側駆動ローラ14aおよび下流側
圧着ローラ14bを用いて構成されている。
【0028】また、上流側ローラ対13および下流側ロ
ーラ対14は、第一のフレーム15aおよび第二のフレ
ーム15bから成るフレーム部15を用いて一体とされ
(以下、ローラ対13,14およびフレーム部15から
成るユニットを「搬送手段」という。)、この搬送手段
とデジタル露光手段12とは、第一の固定板16aおよ
び第二の固定板16bから成る固定部16を用いて、一
体的に構成されている。さらに、デジタル露光手段12
と固定部16とは、ねじ等を用いて固着されており、固
定部16と搬送手段(を構成するフレーム部15)と
は、第一および第二のピン17a,17b(ピン連結部
17)を用いて回動自在に連結されている。
【0029】図2は、図1におけるデジタル露光手段近
傍の側面図(および一部断面図)を示したものである。
本実施形態においては、図1および図2に示すように、
搬送手段を構成する第一のフレーム15aの所定位置に
第一のテーパピン18aが設けられ、第二のフレーム1
5bの所定位置に第二のテーパピン18bが設けられて
いる。そして、デジタル露光手段12には、第一および
第二のテーパピン18a,18bに対応した第一のテー
孔部19aおよび第二のテーパ孔部19bが設けられ
ている。
【0030】ピン連結部17の近傍には、付勢力付加手
段(図示省略)が設けられている。搬送手段は、この付
勢力付加手段によって、デジタル露光手段12側に対し
て押圧され、テーパピン18(第一および第二のテーパ
ピン18a,18b)は、孔部19(第一および第二の
孔部19a,19b)に対して適当に嵌合している。
【0031】すなわち、本実施形態においては、ピン連
結部17を中心として(付勢力付加手段によって)、搬
送手段がデジタル露光手段12に圧着され、その際に、
テーパピン18と孔部19とが、嵌合するように構成さ
れている。また、本実施形態においては、孔部19が、
それぞれ、テーパピン18に対応した形状のテーパを有
するように形成されている。
【0032】したがって、本実施形態に係る写真処理装
置によれば、付勢力付加手段を用いて、搬送手段がデジ
タル露光手段12側に押圧されているので、搬送手段と
デジタル露光手段12との間における、感光材料Pが搬
送される方向(図1の矢印Z方向)と垂直な方向(図2
の矢印X方向)に対する振動を防止することができる。
また、本実施形態によれば、付勢力付加手段を用いて、
搬送手段がデジタル露光手段12側に押圧され、搬送手
段に設けられたテーパピン18と、デジタル露光手段1
2に設けられたテーパ孔部19とがガタ無く嵌合されて
いるので、搬送手段とデジタル露光手段12との間にお
ける、感光材料Pが搬送される方向(矢印Z方向)と平
行な方向(図2の矢印Y方向)、および矢印X、Y方向
と垂直な方向に対する振動を防止することができる。
【0033】このように、本実施形態に係る写真処理装
置によれば、搬送手段とデジタル露光手段12との間に
おける全ての方向の振動を防止することができる。換言
すれば、搬送手段とデジタル露光手段12とを、ガタ無
く固定することが可能となる。したがって、本実施形態
によれば、何らかの原因に基づいて写真処理装置が振動
したとしても、搬送手段およびデジタル露光手段12は
一体となって共振することとなるので、これらの間の振
動に起因して発生していた、感光材料Pに対する走査露
光時の不具合(スジムラ等の発生)を効果的に防止する
ことができる。
【0034】また、本実施形態においては、搬送手段と
デジタル露光手段12とをピン連結部17を用いて連結
し、このピン連結部17の近傍に付勢力付加手段を設け
て、ピン連結部17を中心とした搬送手段の回動を可能
としている。したがって、本実施形態においては、必要
に応じて、搬送手段をデジタル露光手段12から回動さ
せ得るので(デジタル露光手段12の前方から搬送手段
を待避させ得るので)、デジタル露光手段12のメンテ
ナンスを容易に行うことができる。
【0035】図3は、図1および図2におけるテーパピ
ンおよび孔部の概略斜視図を示したものである。図3に
よれば、第一のテーパピン18aと第二のテーパピン1
8bとの間には、所定のピッチLが設けられており、こ
のピッチLを有するテーパピン18a,18bと適当に
嵌合するように、第一の孔部19aと第二の孔部19b
とが設けられている。本実施形態においては、第一の孔
部19aは、縦方向よりも横方向の方が長い、長孔(長
孔状のテーパ孔)として形成されている。そして、第二
の孔部19bは、第二のテーパピン18bがほぼ隙間無
く嵌合可能であるテーパ孔として形成されている。
【0036】本実施形態に係るテーパピン18a,18
bおよび孔部19a,19bは、図3に示すように構成
されているので、テーパピン18のピッチLに誤差があ
ったとしても、長孔状のテーパ孔19aが、そのピッチ
誤差を吸収することができる。したがって、本実施形態
においては、搬送手段とデジタル露光手段12とを効果
的に一体化して共振を可能とする写真処理装置を得るこ
とができる。
【0037】なお、本実施形態においては、孔部19の
一方が、縦方向よりも横方向の方が長い長孔状のテーパ
孔である場合について説明したが、本発明はこの構成に
限定されるものではない。したがって、例えば、孔部1
9の一方が、孔部の横方向よりも縦方向の方が長い長孔
状のテーパ孔であってもよい。このような形状のテーパ
孔を用いれば、第一のテーパピン18aと第二のテーパ
ピン18bとの間における縦方向の誤差を効果的に吸収
することが可能となる。
【0038】また、本実施形態においては、搬送手段を
構成する各フレーム15a,15bに対してそれぞれ1
個のテーパピン18a,18bを設ける場合について説
明したが、本発明はこの構成に限定されるものではな
い。したがって、例えば、各フレーム15a,15bに
対してそれぞれ2個以上のテーパピンを設けてもよい。
また、このような構成とする場合には、2個以上のテー
パピンに対応した孔部をデジタル露光手段12側に設け
ればよい。
【0039】また、本実施形態においては、搬送手段側
にテーパピン18を設け、デジタル露光手段12側にこ
のテーパピン18に対応した孔部19を設けた場合につ
いて説明したが、本発明はこの構成に限定されるもので
はない。したがって、例えば、デジタル露光手段12側
にテーパピンを設け、搬送手段側にこのテーパピンに対
応した孔部を設けてもよい。また、例えば、搬送手段を
構成する第一のフレーム15aにはテーパピンを設け、
第二のフレーム15bには孔部を設けて、これらのテー
パピンおよび孔部に対応した孔部およびテーパピンをデ
ジタル露光手段12側に設けてもよい。
【0040】さらに、本実施形態においては、デジタル
露光手段12のメンテナンスを行うために、ピン連結部
17を用いて搬送手段(のフレーム部15)と固定部1
6とが連結され、デジタル露光手段12の近傍から搬送
手段が容易に待避可能であるように構成された場合につ
いて説明したが、本発明はこの構成に限定されるもので
はない。したがって、例えば、図4に示すように、リニ
アガイド40上に搬送手段を設けて、この搬送手段がデ
ジタル露光手段12に対して、リニアに開く機構として
もよい。図4においては、デジタル露光手段12とリニ
アガイド40とが、固定部等(図示省略)を用いて一体
化されており、リニアガイド40上を可動する搬送手段
の近傍には、搬送手段をデジタル露光手段12側に付勢
するための付勢力付加手段(図示省略)が設けられてい
る。図4に示すような構成であれば、搬送手段はリニア
ガイド40上を矢印X方向についてリニアに可動可能で
ある。また、この図4においても、搬送手段とデジタル
露光手段12とに、テーパピン18と孔部19とが設け
られている。よって、図4に示した構成によっても、上
述した実施形態と同様に、必要に応じて、デジタル露光
手段12の近傍から搬送手段を容易に待避させることが
可能であると共に、搬送手段とデジタル露光手段12と
の間における振動の発生を防止することができる写真処
理装置を得ることができる。したがって、この写真処理
装置によれば、メンテナンスを容易に行い、搬送手段と
デジタル露光手段12とを効果的に共振させることがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、搬
送手段とデジタル露光手段との共振を効果的に実現する
ことが可能であると共に、デジタル露光手段のメンテナ
ンスを容易に行うことが可能であるデジタル露光手段近
傍の構成を有する写真処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る写真処理装置を構成す
るデジタル露光手段近傍の概略斜視図
【図2】図1に示されたデジタル露光手段近傍の側面図
【図3】図1および図2に示されたテーパピンおよび孔
部の概略斜視図
【図4】本発明の他の実施形態に係る写真処理装置を構
成するデジタル露光手段近傍の側面図
【図5】従来技術に係る写真処理装置を構成するデジタ
ル露光手段近傍の概略斜視図
【図6】図5に示されたデジタル露光手段近傍の側面図
【符号の説明】
11 搬送ローラ 12 デジタル露光手段 13 第一のローラ対(上流側ローラ対) 13a 上流側駆動ローラ 13b 上流側圧着ローラ 14 第二のローラ対(下流側ローラ対) 14a 下流側駆動ローラ 14b 下流側圧着ローラ 15 フレーム部 15a 第一のフレーム 15b 第二のフレーム 16 固定部 16a 第一の固定板 16b 第二の固定板 17 ピン連結部 17a 第一のピン 17b 第二のピン 18 テーパピン 18a 第一のテーパピン 18b 第二のテーパピン 19 孔部 19a 第一の孔部 19b 第二の孔部 40 リニアガイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−307335(JP,A) 特開 平7−140557(JP,A) 特開 平3−100639(JP,A) 特開 平10−268431(JP,A) 特開 平9−197312(JP,A) 特開 平11−52264(JP,A) 特開 平3−263965(JP,A) 特開 平11−109520(JP,A) 特開 昭53−74432(JP,A) 実開 昭52−36931(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/32 - 27/70 B41J 2/435 - 2/48 H04N 1/024 - 1/036

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料に対して走査露光処理を行うデ
    ジタル露光手段(12)と、該デジタル露光手段(1
    2)の近傍で前記感光材料の搬送処理を行う搬送手段と
    を備えた写真処理装置において、前記搬送手段に、搬送
    手段側テーパピンおよび搬送手段側テーパ孔部の少なく
    とも一方が設けられ、前記デジタル露光手段(12)
    に、前記搬送手段側テーパピンおよび前記搬送手段側
    ーパ孔部に対応する露光手段側テーパ孔部および露光手
    段側テーパピンが設けられており、付勢力付加手段を用
    いて、前記搬送手段が前記デジタル露光手段(12)側
    に押圧されると共に、前記テーパピンと、該テーパピン
    に対応する前記テーパ孔部とがほぼ隙間無く嵌合され
    ことを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段が、前記デジタル露光手段
    (12)の上流側で前記感光材料を挟持する第一のロー
    ラ対(13)と、前記デジタル露光手段(12)の下流
    側で前記感光材料を挟持する第二のローラ対(14)
    と、前記第一のローラ対(13)および前記第二のロー
    ラ対(14)を一体化するフレーム部(15)とを用い
    て構成されており、前記フレーム部(15)に、前記搬
    送手段側テーパピンおよび前記搬送手段側テーパ孔部の
    少なくとも一方が設けられている請求項1に記載の写真
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フレーム部(15)と前記デジタル
    露光手段(12)とが板材等から成る固定部(16)を
    介して接続され、前記フレーム部(15)と前記固定部
    (16)とがピン連結部(17)を用いて連結され、前
    記固定部(16)と前記デジタル露光手段(12)とが
    固着され、前記ピン連結部(17)近傍には前記付勢力
    付加手段が設けられており、前記ピン連結部(17)を
    中心として、前記搬送手段が前記デジタル露光手段(1
    2)に対して回動自在に構成されている請求項2に記載
    の写真処理装置。
  4. 【請求項4】 二個の前記搬送手段側テーパピン(18
    a),(18b)と、該搬送手段側テーパピン(18
    a),(18b)に対応する二個の前記露光手段側テー
    孔部(19a),(19b)とが設けられており、前
    記露光手段側テーパ孔部(19)の一方が長孔(19
    a)である請求項1から3のいずれか1項に記載の写真
    処理装置。
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