JP3515980B2 - 自動液体採取装置 - Google Patents
自動液体採取装置Info
- Publication number
- JP3515980B2 JP3515980B2 JP06211598A JP6211598A JP3515980B2 JP 3515980 B2 JP3515980 B2 JP 3515980B2 JP 06211598 A JP06211598 A JP 06211598A JP 6211598 A JP6211598 A JP 6211598A JP 3515980 B2 JP3515980 B2 JP 3515980B2
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- liquid
- automatic liquid
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、動物等の検体から液体
を採取する自動液体採取装置に関する。
を採取する自動液体採取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術と問題点】動物などの検体から経時的に血
液等の液体を採取する場合、従来は実験者が決められた
時間に動物に接近し適当な採血器で採血を行っていた
が、実験者が頻繁に動物に近づくと、家畜に心理的な刺
激が加わり、各種ホルモンや代謝産物の血中濃度等の測
定値が自然状態のものと異なる可能性がある。
液等の液体を採取する場合、従来は実験者が決められた
時間に動物に接近し適当な採血器で採血を行っていた
が、実験者が頻繁に動物に近づくと、家畜に心理的な刺
激が加わり、各種ホルモンや代謝産物の血中濃度等の測
定値が自然状態のものと異なる可能性がある。
【０００３】そこで、実験者が家畜に接近することな
く、経時的に瞬時の血液の採取が可能な装置の開発が望
まれている。そして当然それらの装置は、小型軽量でな
ければならない。もちろん、これら血液採取の装置は、
血液以外の一般の液体、例えば、河川や湖沼などにおけ
る経時的な液体の採取に応用されるが、本明細書では、
動物の血液の採取を想定して説明する。
く、経時的に瞬時の血液の採取が可能な装置の開発が望
まれている。そして当然それらの装置は、小型軽量でな
ければならない。もちろん、これら血液採取の装置は、
血液以外の一般の液体、例えば、河川や湖沼などにおけ
る経時的な液体の採取に応用されるが、本明細書では、
動物の血液の採取を想定して説明する。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、人手の介在無しに経時的に且
つ瞬時に血液を採取可能な小型軽量の装置を提供するこ
とを目的とするものである。
つ瞬時に血液を採取可能な小型軽量の装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、一端にノズル又は穿刺器具を連結し他端にノズル
または所望薬剤の収納用バッグを連結したチューブと、
チューブ内の液体を所定方向に送るポンプと、チューブ
内の液体を分岐する分岐管と、分岐管に接続した真空採
取管と、分岐管から各真空採取管へ液体を経時的に導通
させるカム機構を備えたことを特徴とする自動液体採取
装置である。本発明において液体とは、主としてヒト又
は動物の血液であるが、河川又は湖沼の水等液体であれ
ばいかなるものも含み、これら液体を経時的にサンプリ
ングして、時間の経過とその液体中の成分を調べようと
するものである。
ろは、一端にノズル又は穿刺器具を連結し他端にノズル
または所望薬剤の収納用バッグを連結したチューブと、
チューブ内の液体を所定方向に送るポンプと、チューブ
内の液体を分岐する分岐管と、分岐管に接続した真空採
取管と、分岐管から各真空採取管へ液体を経時的に導通
させるカム機構を備えたことを特徴とする自動液体採取
装置である。本発明において液体とは、主としてヒト又
は動物の血液であるが、河川又は湖沼の水等液体であれ
ばいかなるものも含み、これら液体を経時的にサンプリ
ングして、時間の経過とその液体中の成分を調べようと
するものである。
【０００６】本発明において、チューブの端部に連結し
たノズル又は穿刺器具は、液体を注入注出するもので、
血液の場合には、カテーテルが用いられる。循環式の場
合には、チューブの両端にノズル又は穿刺器具が接続さ
れ、置換式の場合には、所望薬剤を溜め置く為のバッグ
がチューブの他端に接続される。チューブの液体を所定
方向に送るにはポンプが用いられ、望ましくはペリスタ
リティックポンプが良い。
たノズル又は穿刺器具は、液体を注入注出するもので、
血液の場合には、カテーテルが用いられる。循環式の場
合には、チューブの両端にノズル又は穿刺器具が接続さ
れ、置換式の場合には、所望薬剤を溜め置く為のバッグ
がチューブの他端に接続される。チューブの液体を所定
方向に送るにはポンプが用いられ、望ましくはペリスタ
リティックポンプが良い。
【０００７】更に、チューブ内の液体を分岐する分岐管
がチューブ途上に配置されており、分岐チューブを介し
て各分岐チューブの先端に、真空採取管が接続してい
る。分岐チューブは、制御手段により別々に開閉を行
い、真空採取管に液体を設定時間毎に導通する。この制
御手段を説明すると、分岐管に沿って分岐チューブの数
に応じて同期回転するカムディスクが設けられており、
カムディスクには回転制御ディスクの穴に対応してカム
穴が形成されている。
がチューブ途上に配置されており、分岐チューブを介し
て各分岐チューブの先端に、真空採取管が接続してい
る。分岐チューブは、制御手段により別々に開閉を行
い、真空採取管に液体を設定時間毎に導通する。この制
御手段を説明すると、分岐管に沿って分岐チューブの数
に応じて同期回転するカムディスクが設けられており、
カムディスクには回転制御ディスクの穴に対応してカム
穴が形成されている。
【０００８】各分岐チューブには、支持部に支持されて
カムディスクの周面に沿って上下動するカムロッドが形
成され、そのカムロッドが前記カム穴に落ち込むことに
より分岐チューブを開き、真空採取管が液体を吸引す
る。ある時間たつとカムロッドは押し戻され、分岐チュ
ーブは閉じられ、一回の採取が終了する。動作が時間を
違えて、分岐チューブごとに行われる。
カムディスクの周面に沿って上下動するカムロッドが形
成され、そのカムロッドが前記カム穴に落ち込むことに
より分岐チューブを開き、真空採取管が液体を吸引す
る。ある時間たつとカムロッドは押し戻され、分岐チュ
ーブは閉じられ、一回の採取が終了する。動作が時間を
違えて、分岐チューブごとに行われる。
【０００９】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、循
環式の場合には、チューブ両端に接続されたノズル又は
カテーテルを家畜の身体に装着し、ポンプを作動させる
と、チューブ内に血液が循環し、制御手段によって経時
的に、開かれたチューブに接続された液体採取管内に血
液が採取される。
環式の場合には、チューブ両端に接続されたノズル又は
カテーテルを家畜の身体に装着し、ポンプを作動させる
と、チューブ内に血液が循環し、制御手段によって経時
的に、開かれたチューブに接続された液体採取管内に血
液が採取される。
【００１０】置換式の場合には、片側のチューブに接続
された一本のノズル又は穿刺器具を家畜に装着し、ポン
プにて吸引動作を行い、チューブおよび分岐管内に血液
を溜めついでポンプを逆転させ、チューブ、分岐管、カ
テーテル内に所望薬剤を満たす。その血液が、チューブ
および分岐管に満たされた時点において、分岐管チュー
ブを閉鎖し、一回の採取を行う。
された一本のノズル又は穿刺器具を家畜に装着し、ポン
プにて吸引動作を行い、チューブおよび分岐管内に血液
を溜めついでポンプを逆転させ、チューブ、分岐管、カ
テーテル内に所望薬剤を満たす。その血液が、チューブ
および分岐管に満たされた時点において、分岐管チュー
ブを閉鎖し、一回の採取を行う。
【００１１】置換式の場合に、血液の凝固を防ぐため、
初期状態では、チューブ内に抗凝固剤を満たす。チュー
ブ内へ血液を誘導して、抗凝固剤を追い出す。追い出さ
れた抗凝固剤は、カテーテルとは反対側のバッグに溜め
ておく。分岐チューブを開放して真空採取管へ採取した
後、分岐チューブを閉じ、バッグに満たされている抗凝
固剤を再びチューブ内に送り込む。これを、真空採取管
の数だけ繰り返す。
初期状態では、チューブ内に抗凝固剤を満たす。チュー
ブ内へ血液を誘導して、抗凝固剤を追い出す。追い出さ
れた抗凝固剤は、カテーテルとは反対側のバッグに溜め
ておく。分岐チューブを開放して真空採取管へ採取した
後、分岐チューブを閉じ、バッグに満たされている抗凝
固剤を再びチューブ内に送り込む。これを、真空採取管
の数だけ繰り返す。
【００１２】
【実施例】以下、図面に従って説明すると、図１は循環
式、図２は置換式を示し、１はチューブ、２はカテーテ
ル、３は家畜、４はぺリスタリティックポンプ、５は分
岐管、６はバッグである。バッグ６内には、抗凝固剤を
充填させておく。７は分岐チューブであり、分岐チュー
ブ７の先端には針が接続されており、針は真空採取管内
８に貫入している。９は血液である。１０は、各分岐チ
ューブ７に対応して設けられたカムディスクであり、こ
のカムディスク１０は１２ボルトＤＣモーターで駆動さ
れ、回転制御ディスク１７と光ディスク１８を用いて１
５度づつ回転するよう制御されている。１９はカム機構
を示す。
式、図２は置換式を示し、１はチューブ、２はカテーテ
ル、３は家畜、４はぺリスタリティックポンプ、５は分
岐管、６はバッグである。バッグ６内には、抗凝固剤を
充填させておく。７は分岐チューブであり、分岐チュー
ブ７の先端には針が接続されており、針は真空採取管内
８に貫入している。９は血液である。１０は、各分岐チ
ューブ７に対応して設けられたカムディスクであり、こ
のカムディスク１０は１２ボルトＤＣモーターで駆動さ
れ、回転制御ディスク１７と光ディスク１８を用いて１
５度づつ回転するよう制御されている。１９はカム機構
を示す。
【００１３】１１はカム穴、１２はカムロッド、１３
は、カムロッド１２の支持部である。カムロッドがカム
穴に落ちていない時、カムロッドと支持部によって分岐
チューブを閉じており、カムロッドがカム穴に落ち込ん
だ時、分岐チューブが開放される。各ディスク１０は共
通の軸１４に連続して軸支されている。分岐チューブに
接続されている真空採取管は、分岐管の両側に配置され
ている。１５は制御盤、１６はハウジングである。
は、カムロッド１２の支持部である。カムロッドがカム
穴に落ちていない時、カムロッドと支持部によって分岐
チューブを閉じており、カムロッドがカム穴に落ち込ん
だ時、分岐チューブが開放される。各ディスク１０は共
通の軸１４に連続して軸支されている。分岐チューブに
接続されている真空採取管は、分岐管の両側に配置され
ている。１５は制御盤、１６はハウジングである。
【００１４】
【効果】本発明は、以上のように構成されているので、
カテーテル又はノズルを家畜その他採取対象物に装着し
ておけば、設定された条件でカムディスクが回転し、カ
ム穴にカムロッドが落ち込むと血液等の採取が行われ、
経時的に瞬時のサンプルを自動的に採取するものであ
る。
カテーテル又はノズルを家畜その他採取対象物に装着し
ておけば、設定された条件でカムディスクが回転し、カ
ム穴にカムロッドが落ち込むと血液等の採取が行われ、
経時的に瞬時のサンプルを自動的に採取するものであ
る。
【００１５】従って、動物等に対して実験者の接近等に
伴う心理的ストレスを与えることなく、適正な採取を行
うことができる。カムディスクを共通軸上に列設し、又
分岐管の両側に真空採取管を配置し、且つペリスタリテ
ィックポンプを用いているので、全体が小型であって持
ち運びし易く、採取中の家畜に装着して採取することも
可能である。
伴う心理的ストレスを与えることなく、適正な採取を行
うことができる。カムディスクを共通軸上に列設し、又
分岐管の両側に真空採取管を配置し、且つペリスタリテ
ィックポンプを用いているので、全体が小型であって持
ち運びし易く、採取中の家畜に装着して採取することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】循環式の概略図
【図２】置換式の概略図
【図３】分岐管等の平面図
【図４】図３の一部断面側面図
１−チューブ、２−カテーテル、３−家畜、４−ペリス
タリティックポンプ、５−分岐管、６−バッグ、７−分
岐チューブ、８−真空採取管、９−血液、10−カムディ
スク、11−カム穴、12−カムロッド、13−支持部、14−
軸、15−制御盤、16−ハウジング、17−回転制御ディス
ク、18−光センサー、19−カム機構
タリティックポンプ、５−分岐管、６−バッグ、７−分
岐チューブ、８−真空採取管、９−血液、10−カムディ
スク、11−カム穴、12−カムロッド、13−支持部、14−
軸、15−制御盤、16−ハウジング、17−回転制御ディス
ク、18−光センサー、19−カム機構
フロントページの続き
(72)発明者 山田 明央
栃木県那須郡西那須野町千本松768農林
水産省草地試験場内
(72)発明者 中野 貞雄
東京都文京区本郷６丁目11番６号富士平
工業株式会社内
(56)参考文献 特開 平８−599（ＪＰ，Ａ)
特開 昭53−27290（ＪＰ，Ａ)
実開 昭61−161674（ＪＰ，Ｕ)
特表 平４−503321（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61B 5/15
G01N 1/10
Claims (6)
- 【請求項１】 一端にノズル又は穿刺器具を連結し他端
にノズルまたは所望循環剤の収納用バッグを連結したチ
ューブと、チューブ内の液体を所定方向に送る薬ポンプ
と、チューブ内の液体を分岐する分岐管と、分岐管に接
続した真空採取管と、分岐管から各真空採取管へ液体を
経時的に導通させるカム機構を備えたことを特徴とする
自動液体採取装置。 - 【請求項２】 前記液体が血液であり、所望薬剤が抗凝
固剤であることを特徴とする請求項１の自動液体採取装
置。 - 【請求項３】 前記ノズルがカテーテルであることを特
徴とする請求項１の自動液体採取装置。 - 【請求項４】 前記ポンプがペリスタリティックポンプ
であることを特徴とする請求項１の自動液体採取装置。 - 【請求項５】 分岐管の分岐チューブに対応して、カム
ディスクを共通の軸上に連続して並べ、真空採取管を分
岐管の両側に配置したことを特徴とする請求項１の自動
液体採取装置。 - 【請求項６】 前記カム機構が、適当な角度回転するよ
う制御されたカムディスクと、分岐管と真空採取管との
導通を開閉するカムロッドから構成され、且つ、分岐管
と各真空採取管との間にそれぞれ設置されていることを
特徴とする請求項１の自動液体採取装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06211598A JP3515980B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動液体採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06211598A JP3515980B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動液体採取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11244263A JPH11244263A (ja) | 1999-09-14 |
| JP3515980B2 true JP3515980B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=13190747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06211598A Expired - Fee Related JP3515980B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動液体採取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3515980B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4648121B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2011-03-09 | 三菱重工業株式会社 | 自動採血装置及び飼育システム、飼育動物の自動採血方法 |
| JP5746973B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2015-07-08 | フルイセンス アーペーエス | 体液サンプリングデバイスおよびその方法 |
| JP6978255B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2021-12-08 | 日東電工株式会社 | 液体吐出装置及び測定用テープ |
| CN109223050B (zh) * | 2018-08-23 | 2021-08-10 | 郑州大学第一附属医院 | 一种内分泌科临床抽检装置 |
| CN113074988A (zh) * | 2020-01-06 | 2021-07-06 | 张爱芳 | 一种基于药品快检用的高效取液装置 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP06211598A patent/JP3515980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11244263A (ja) | 1999-09-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031209 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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