JP3512355B2 - 潤滑性を有する医療用具 - Google Patents

潤滑性を有する医療用具

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、人体に挿入など
して、生体組織、体液、血液と接触することのある医療
用具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】 医療用具には、血管、気管、尿道など
人体の組織や体腔に挿入するもの、またその挿入手技に
併用されるガイドワイヤー、スタイレット等があるが、
その挿入により異物反応を惹起したり、該医療用具に血
栓の付着や組織接着を生ずる問題がある。そこで、医療
用具の挿入時における医療上のトラブルを回避するた
め、組織や粘膜との接触による損傷を低減することが、
該医療用具に要請されるが、その方策として、該医療用
具に低摩擦材料を用いる必要のあることが指摘されてき
た。そのため、例えばフッ素樹脂や高密度ポリエチレン
などが使用されている。この外、医療用具に潤滑性を付
与するため、その挿入時に医療用具基材表面にグリセリ
ン、オリーブオイル或いはシリコーンオイルなどを塗布
する方法がとられている。しかし、これではその効果の
持続性に乏しいという欠点があるのみならず、これらの
オイルは低い毒性を示し、人体組織に対する有害事象が
あったとする報告例も存するので、安全性の見地からの
問題もある。また、該基材の表面を粗し、接触面積を減
少させることにより、摩擦力を減らす手段もとられる
が、簡便な手段ではあるものの、医療上満足できる性能
を具備させるには、ほど遠かった。近年、医療用具表面
に親水性材料を用いた層を形成させ、湿潤時に低摩擦性
を付与する手段が研究されている。例えば、イソシアネ
ートを用いたポリビニルピロリドンの固定(米国特許第
4100309号、特公昭59−19582)、医療用
具表面に未反応のイソシアネート基を形成させ、この基
と共有結合可能な親水性重合体とを反応させる方法(特
開昭59−81341)、表面にイソシアネート、ポリ
オール、ポリ酸化エチレンのコート液を塗布し反応させ
た、ポリ酸化エチレンが会合したポリウレタンによる方
法(特開平4−227671)、活性水素を有する化合
物をポリイソシアネート化合物を介して結合させる方法
(特公平1−55023)、基材表面上の反応性官能基
と無水マレイン酸系高分子とを共有結合させる方法(特
公平1−33181)、ポリウレタン表面にコーティン
グ操作によって官能基を導入し、さらにコーティング操
作によって親水性ポリマーを表面に固定化する方法(W
D90/01344号)、紫外線グラフト法による耐剥
離性が付与された潤滑性材料の形成方法(特開平9−3
13594)などがある。しかしながら、これらの方法
で安定した潤滑性を付与するには、いずれも多くの工程
と時間を要する欠点があった。また、比較的簡便な方法
によって作成された潤滑性材料は、その効果が一時的な
ものに過ぎないものが殆どであり、医療の実際において
満足できるものは皆無である。特にシリコーンポリマー
のような反応性の低い疎水性材料は、この傾向が顕著で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、潤
滑性成分である親水性材料を医療用具基材表面に反応性
官能基の導入後、複雑な前処理を施すことなく、簡便な
手段である、該基材に直接塗布することにより高度な接
着性を付与し、従って潤滑性が一時的なものではなく、
十分医療目的に適う効果を挙げることができる医療用具
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための技術手段】 上記課題を解決す
るため、鋭意研究を継続したところ、第3級の窒素原子
を含む化合物を用いることにより、従来の提案と比較し
て、工程数が少ない簡便な方法により、抗凝血性と潤滑
性を併有する医療用具を提案できることがわかった。該
医療用具は、血管系に用いるカテーテル、ガイドワイヤ
ー、スタイレット、シースや、導尿用カテーテルのよう
に尿道から挿入する手技を伴うものなど、挿入時に組織
や血液と接触する医療用具において、その効果が著しい
が、その他長尺状のものや複合的手技に用いるものにも
有効である。また、基材についても、金属例えばステン
レス、ニッケル・チタン合金、タングステン合金でよ
く、ポリマーとしては、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリアクリロニ
トリル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リカーボネート、セルロース、シリコーンなどでよく、
さらに、セラミックなど単体や複合化したものでもよ
い。次に医療用具の基材に潤滑性を付与する手段をより
詳細に述べると、第1に、基材上に第3級の窒素原子を
含有する化合物および/または混合物層を形成して基材
と強く接着させ、さらにこの第3級の窒素原子と親水性
材料との両方に反応性のある官能基を単一化合物中に2
個以上有する化合物層を介在させ、第3級の窒素原子と
親水性材料を結合させる方法、第2に、基材上に第3級
の窒素原子を含有する化合物および/または混合物と少
なくとも第3級の窒素原子と反応性もしくは混合性を有
する物質層を形成させ、該層上に第3級の窒素原子と反
応性を有する親水性材料層を形成する方法、第3に、基
材上に第3級の窒素原子を含有する化合物および/また
は混合物と親水性材料とを混合した層を形成する方法が
ある。このように基材表面に前記各層を形成する手段と
しては、ディッピングや吹き付けなど種々の方法があ
り、特に限定されない。上記第3級窒素原子を含む化合
物および/または混合物としては、種々あるが、例えば
特許第2663186号や特許第2615698号に示
されたような第3級アミノ基含有ジオールを使用して作
製されたポリウレタンおよびポリウレタンウレアが使用
できるが、もとより、これに限定されず、第3級の窒素
原子を含有していれば、その他のものでよい。好適に
は、主鎖に第3級の窒素原子構造を含むポリエーテル型
ポリウレタンである。前記第3級の窒素原子と反応性の
ある基としては、一般的に染色性の付与や接着性の改善
等に使用されているようにハロゲン化アルキルや硫酸エ
ステルが広く知られているが、これに限定されない。し
かし、より好適には、クロロメチルスチレン構造を有す
るものや、イソシアネート基或いはエポキシ基を有する
化合物を使用することが望ましい。潤滑性を有する親水
性材料としては、種々のものが使用できる。例えば、ア
クリルアミドやその誘導体よりなるポリマー、ポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリエチレング
リコール鎖を有する重合体、各種糖や多糖類、セルロー
スやその誘導体、リン脂質、無水マレイン酸系重合体な
どが使用できる。が最も好適には、ポリビニルピロリド
ンおよびクロロメチルスチレン構造を有するビニル共重
合体や無水マレイン酸系共重合体が使用できる。前記第
3級の窒素原子と親水性材料との混合層を形成させる場
合、それぞれの材料を溶解可能もしくは混合可能な溶媒
を用いることができる材料であれば、いずれでもよい
が、好適には、クロロメチルスチレン構造および/また
は第4級アンモニウム塩および/またはアクリルアミド
および/またはポリオキシエチレン構造を有するビニル
共重合体、さらに無水マレイン酸共重合体が使用でき
る。
【0005】
【発明の実施の形態】 本発明に係る医療用具につい
て、上記のとおり詳細に説明したので、以下にはその例
として、第3級の窒素原子を含有するポリウレタンの作
製例およびクロロメチルスチレン構造を含有したビニル
共重合体の作製例について述べるが、既に詳細に説明し
たとおり、これに限定されるものではないこと勿論であ
る。
【0006】まず、第3級の窒素原子を含むポリウレタ
ンの作製例(以下「作製例1」として引用する。)であ
るが、例えば、1000mLの4口セパラブルフラスコ
に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート41、
25gとジオキサン95mLを加え、攪拌下に60℃に
加熱する。これに数平均分子量1010のポリテトラメ
チレンエーテルグリコール55、55gを110mLの
ジオキサンに溶解させた溶液を加え、さらに触媒として
5mLのジオキサンに溶解させたジラウリル酸ジブチル
スズ0、0546gを加え、2時間攪拌する。この反応
液中にさらに425mLのジオキサンを追加し、さらに
N−メチルジエタノールアミン9、82gおよび1,4
−ブタンジオール2、48gを95mLのジオキサンに
溶解させた液を30分間にわたって滴下した後、60〜
65℃で4時間反応させる。その後、大量の蒸留水中に
該反応液を加え、ポリマーを沈殿させる。この沈殿物を
水・メタノールで洗浄後、60℃で乾燥させ、第3級の
窒素原子を主鎖中に含有するポリウレタンを得る。
【0007】次に、クロロメチルスチレン構造を含有す
るビニル共重合体の作製例(以下「作製例2」として引
用する。)であるが、三ツ口フラスコ中に5、82gの
ジメチルアミノエチルメタクリレート4級化合物、2
3、81gのメトキシポリエチレングリコールメタクリ
レート、0、61gのクロロメチルスチレン、さらに重
合開始剤として0、1312gの2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリルを加えさらに、75mLのエタノール
を加える。この反応系中を窒素雰囲気下において60℃
で6時間反応させた後、70℃で15時間反応させる。
その後、ジエチルエーテルで再沈精製を行った後、60
℃で乾燥させ、わずかに黄色がかった飴状のビニル共重
合体を得る。
【0008】そこで、作製例1および作製例2を参酌し
つつ、本発明の実施例を順次説明するが、上記のとお
り、もとよりこれに限定されるものではない。なお、潤
滑性の評価にあたり、新東科学社製のポータブル摩擦計
HEIDONトライボギアミューズ94iを使用して静
摩擦係数を測定した。
【0009】
【実施例1】 作製例1で得られたポリウレタンの5%
テトラヒドロフラン溶液を用いて、ウレタンシート(ペ
レセン2363 80AE)にディップコートした後、
室温で16時間乾燥させた。その後、1%4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネートのメチルエチルケトン
溶液でディップコートし、さらに室温で16時間乾燥さ
せた後、5%ポリビニルピロリドンのクロロホルム溶液
に浸せきし、室温で16時間乾燥させた後、100℃で
1時間熱処理を行った。これを生理食塩液に侵せきし、
静摩擦係数を測定したところ、0、05以下であった。
そこで、なお1ケ月生理食塩液に侵せきして計測した
が、静摩擦係数の低下は認められなかった。
【0010】
【実施例2】 実施例1における4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネートに代えて、10%グリセロール
ポリグリシジルエーテル水溶液を用い、その余の手順を
同一にしたところ、同様の結果を得た。
【0011】
【実施例3】 実施例1におけるポリビニルピロリドン
に代えて作製例2で得られたビニル共重合体の5%テト
ラヒドロフラン溶液を用い、その余の手順を同一にした
ところ、同様の結果を得た。
【0012】
【実施例4】 作製例1で得られた第3級の窒素原子を
含むポリエーテル型ポリウレタンの5%テトラヒドロフ
ラン溶液で基材をコーティングし、作製例2で得られた
ビニル共重合体の5%テトラヒドロフラン溶液でコート
し、110℃で3時間熱処理したところ、静摩擦係数は
0、05以下となり、十分な潤滑性を示した。
【0013】
【実施例5】 シリコーンシートに作製例1で得たポリ
エーテル型ポリウレタン0、3gと25%シリコーン溶
液を2、8g、テトラヒドロフラン溶液を16gを加え
て作製したコート液でコーティングした。その後ただち
に5%の作製例1で得られたポリエーテル型ポリウレタ
ンのテトラヒドロフラン溶液でコーティングを行い、1
50℃で1時間乾燥させた。こうして作製した下地層
に、1%4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
のメチルエチルケトン溶液をディップコートした。さら
に、3%ポリビニルピロリドンのクロロホルム溶液でコ
ートし、室温で数時間乾燥させた後、さらに60℃で3
時間乾燥させた。こうして作製したコート膜を蒸留水に
浸した後、静摩擦係数を測定したところ、0、05以下
であった。
【0014】
【実施例6】 実施例5におけるポリビニルピロリドン
に代えて、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合
体のテトラヒドロフラン溶液を用い、その余の手順を同
一にした結果も同様であった。
【0015】
【実施例7】 図1は、実施例の一例を示すチューブの
部分拡大断面図である。すなわち、実施例5と同一の手
順により、16Frサイズの3mシリコーンチューブ
(1)の内腔(2)を処理してコート膜(3)を設け、
1、32mm(0、052inch)のステンレス製ス
プリングタイプのガイドワイヤーを通し10cm の筒
に巻き付けた状態で、ガイドワイヤーの両端を500m
m/minの速さで10cmの移動量で交互に引っ張っ
た。その結果、前記処理をしていない場合には全く引っ
張ることができなかったのに比し、この処理をした場合
は50回試みたが約0、98N(100gf)の引っ張
り抵抗は終始変化がなかった。
【0016】
【実施例8】 4gの25%シリコーン溶液、4gのエ
ポキシ含有スチレン共重合体、さらに1gの作製例1で
得たポリエーテル型ポリウレタンを含むテトラヒドロフ
ラン溶液を用いてシリコーンシートにコーティングを行
い、風乾後、150℃で1時間熱処理を施した。その
後、1%4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
のメチルエチルケトン溶液をディップコートした。さら
に、3%ポリビニルピロリドンのクロロホルム溶液でコ
ートし、室温で数時間乾燥させた後、60℃で3時間乾
燥させた。このように作製したサンプルも静摩擦係数
は、0、05以下であった。
【0017】
【実施例9】 基材をナイロンとして、実施例8におけ
るポリビニルピロリドンに代えてメチルビニルエーテル
無水マレイン酸共重合体のテトラヒドロフラン溶液を用
いて、その余は同一の手順によった場合も同様な結果を
得た。
【0018】
【実施例10】 作製例1により得たポリエーテル型ポ
リウレタンの5%テトラヒドロフラン溶液とメチルビニ
ルエーテル無水マレイン酸共重合体の5%テトラヒドロ
フラン溶液を3対7の割合で混合し作製したコート液で
ウレタンシートにコーティングを行い、乾燥させた。そ
の後、3%アンモニア水に1時間浸せきし、蒸留水で洗
浄したサンプルの静摩擦係数は0、05以下であった。
このサンプルを1ケ月間生理食塩液中に浸せきさせたも
のの静摩擦係数は該浸せき前と変化はなかった。
【0019】
【発明の効果】 本発明によれば、人の健康を維持し、
または健康を回復するために必要な手技を、人体組織、
血液等を傷害することなく行うことができ、十分な医療
効果をあげることのできる医療用具を、比較的簡便に得
ることを可能にし、かつ、該医療用具の優れた性能を長
期間保持てきるから、患者の費用負担を軽減する利点を
も併せ有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の一例を示すチューブ部分拡大断面図
【符号の説明】
1・・チューブ 2・・内腔 3・・コート膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 学 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南2丁目5 番25号 (56)参考文献 特開 平2−144070(JP,A) 特開 平1−131226(JP,A) 特開 昭60−259269(JP,A) 特開 昭61−122869(JP,A) 特開 昭55−136064(JP,A) 特開 昭54−147696(JP,A) 特開 平11−235381(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 29/00 A61L 31/00 A61M 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が潤滑性を有する親水性材料を第3級
    の窒素原子を含有するポリエーテル型ポリウレタンおよ
    び/またはその混合物を用いて基材に固定したことを特
    徴とする潤滑性を有する医療用具
  2. 【請求項2】ポリエーテル型ポリウレタンの主鎖中に第
    3級の窒素原子が存在していることを特徴とする請求項
    1の潤滑性を有する医療用具
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