JP3511823B2 - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JP3511823B2 JP3511823B2 JP34485196A JP34485196A JP3511823B2 JP 3511823 B2 JP3511823 B2 JP 3511823B2 JP 34485196 A JP34485196 A JP 34485196A JP 34485196 A JP34485196 A JP 34485196A JP 3511823 B2 JP3511823 B2 JP 3511823B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ再生機
器に用いるダイポール特性を有するサラウンド用のスピ
ーカに関する。
器に用いるダイポール特性を有するサラウンド用のスピ
ーカに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、オーディオ再生機器はダイポール
（ＤＰＬ）再生機能を有すものが一般的になっており、
より忠実な立体音場再生のため試聴者の全面に設置する
メインのスピーカに加えて試聴者の左右側面に設置する
サラウンド用の左設置用、右設置用のスピーカはお互い
に対称的な２種類のダイポール特性を必要とされてきて
いる。そのため組立間違いを無くすためベースを２種類
（左設置用、右設置用）を用いている。また設置方法を
間違いなくユーザーに知らせるため、左、右を表示する
ための「Ｌ」，「Ｒ」のシールをそれぞれの筺体に別々
に貼り付けて左右を表示している。
（ＤＰＬ）再生機能を有すものが一般的になっており、
より忠実な立体音場再生のため試聴者の全面に設置する
メインのスピーカに加えて試聴者の左右側面に設置する
サラウンド用の左設置用、右設置用のスピーカはお互い
に対称的な２種類のダイポール特性を必要とされてきて
いる。そのため組立間違いを無くすためベースを２種類
（左設置用、右設置用）を用いている。また設置方法を
間違いなくユーザーに知らせるため、左、右を表示する
ための「Ｌ」，「Ｒ」のシールをそれぞれの筺体に別々
に貼り付けて左右を表示している。
【０００３】図６（ａ），（ｂ）はそれぞれ従来の左専
用および右専用のサラウンド用のスピーカ装置の断面を
示す正面図である。図６（ａ）において左専用のサラウ
ンド用のスピーカ装置は左専用のベース２１に凹部２１
ａおよび袋ナット２１ｂ，２１ｃを備えており、スピー
カユニット５を取り付けた左専用中仕切板２２の取り付
け位置決めピン２２ａをベース２１の凹部２１ａに挿入
して取り付けねじ３によって袋ナット２１ｂ，２１ｃに
取り付けたうえ、ネットフレームカバー４の内面の溝４
ｂを左専用中仕切板２２の周辺に嵌着して固定する。そ
して左専用のベース２１背面の適宜の位置にＬ表示用張
り付けシール２８を張り付けて左設置専用スピーカ装置
３０を完成する。
用および右専用のサラウンド用のスピーカ装置の断面を
示す正面図である。図６（ａ）において左専用のサラウ
ンド用のスピーカ装置は左専用のベース２１に凹部２１
ａおよび袋ナット２１ｂ，２１ｃを備えており、スピー
カユニット５を取り付けた左専用中仕切板２２の取り付
け位置決めピン２２ａをベース２１の凹部２１ａに挿入
して取り付けねじ３によって袋ナット２１ｂ，２１ｃに
取り付けたうえ、ネットフレームカバー４の内面の溝４
ｂを左専用中仕切板２２の周辺に嵌着して固定する。そ
して左専用のベース２１背面の適宜の位置にＬ表示用張
り付けシール２８を張り付けて左設置専用スピーカ装置
３０を完成する。
【０００４】同様に図６（ｂ）において右専用のサラウ
ンド用のスピーカ装置は右専用ベース３１に凹部３１ａ
および袋ナット３１ｂ，３１ｃを備えており、スピーカ
ユニット５を取り付けた右専用中仕切板３２の取り付け
位置決めピン３２ａをベース３１の凹部３１ａに挿入し
て袋ナット３１ｂ，３１ｃに取り付けねじ３によって取
り付けたうえ、ネットフレームカバー４の内面の溝４ｂ
を右専用中仕切板３２の周辺に嵌着して固定する。そし
て右専用のベース３１背面の適宜の位置にＲ表示用張り
付けシール３８を張り付けて右設置専用スピーカ装置４
０を完成する。
ンド用のスピーカ装置は右専用ベース３１に凹部３１ａ
および袋ナット３１ｂ，３１ｃを備えており、スピーカ
ユニット５を取り付けた右専用中仕切板３２の取り付け
位置決めピン３２ａをベース３１の凹部３１ａに挿入し
て袋ナット３１ｂ，３１ｃに取り付けねじ３によって取
り付けたうえ、ネットフレームカバー４の内面の溝４ｂ
を右専用中仕切板３２の周辺に嵌着して固定する。そし
て右専用のベース３１背面の適宜の位置にＲ表示用張り
付けシール３８を張り付けて右設置専用スピーカ装置４
０を完成する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の方法では左専用、右専用の２種類のベースが
必要で、かつシール貼り付けによる左右表示方法では、
２種類のシールが必要になり部品の種類が増えて大幅な
コストアップになる。また、製造工程や、その修理工程
でシールの貼り間違えが多く発生し生産性が低下し、生
産コストが高くなるという問題点を有していた。
うな従来の方法では左専用、右専用の２種類のベースが
必要で、かつシール貼り付けによる左右表示方法では、
２種類のシールが必要になり部品の種類が増えて大幅な
コストアップになる。また、製造工程や、その修理工程
でシールの貼り間違えが多く発生し生産性が低下し、生
産コストが高くなるという問題点を有していた。
【０００６】本発明は、上記従来の問題点を改善するた
めのもので、少ない部品点数で、大幅なコストダウン
と、製造工程での作業の貼り間違えを無くし生産性を向
上させ、より安価なサラウンド用のスピーカを提供する
ことを目的とする。
めのもので、少ない部品点数で、大幅なコストダウン
と、製造工程での作業の貼り間違えを無くし生産性を向
上させ、より安価なサラウンド用のスピーカを提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のスピーカ装置は、その請求項１において、中
央の取り付け基準面に対して対称な形状を有しかつ取り
付け基準面に対して対称な形状の貫通孔を有し貫通孔の
左右の外部から視認できる部分に基準面に対称に左およ
び右を示す文字または記号を一体形成表示した１種類の
ベースと、スピーカユニットと、スピーカユニットを取
り付けるためのスピーカ取付部および目隠し部を有し目
隠し部はベースに取り付けたときに右を示す文字または
記号を目隠しする左設置用中仕切板と、取り付け基準面
に対称な２面に向けて解放された音道口を有しベースと
左設置用中仕切板とともに装置の筺体を形成するネット
フレームカバーとを備え、請求項２においては、左設置
用中仕切板に代えてスピーカユニットを取り付けるため
のスピーカ取付部および目隠し部を有し目隠し部はベー
スに取り付けたときに左を示す文字または記号を目隠し
するする右設置用中仕切板を備えている。
に本発明のスピーカ装置は、その請求項１において、中
央の取り付け基準面に対して対称な形状を有しかつ取り
付け基準面に対して対称な形状の貫通孔を有し貫通孔の
左右の外部から視認できる部分に基準面に対称に左およ
び右を示す文字または記号を一体形成表示した１種類の
ベースと、スピーカユニットと、スピーカユニットを取
り付けるためのスピーカ取付部および目隠し部を有し目
隠し部はベースに取り付けたときに右を示す文字または
記号を目隠しする左設置用中仕切板と、取り付け基準面
に対称な２面に向けて解放された音道口を有しベースと
左設置用中仕切板とともに装置の筺体を形成するネット
フレームカバーとを備え、請求項２においては、左設置
用中仕切板に代えてスピーカユニットを取り付けるため
のスピーカ取付部および目隠し部を有し目隠し部はベー
スに取り付けたときに左を示す文字または記号を目隠し
するする右設置用中仕切板を備えている。
【０００８】そして請求項１においては、スピーカユニ
ットを前面を左方向に向けてスピーカ取付部に取り付け
た左設置用中仕切板の目隠し部をベースの貫通孔に挿入
したうえで右または左方向に移動し取り付けることによ
り、左設置用中仕切板のスピーカ取付部が取り付け基準
面に位置するとともにベースに一体形成表示された右を
示す文字または記号を目隠し部にて隠して一体形成表示
された左を示す文字または記号のみを外から視認できる
ようにして左設置専用のダイポール特性を有するサラウ
ンド用のスピーカ装置を構成し、請求項２においては、
スピーカユニットを前面を右方向に向けてスピーカ取付
部に取り付けた右設置用中仕切板の目隠し部をベースの
貫通孔に挿入したうえで左または右方向に移動し取り付
けることにより、右設置用中仕切板のスピーカ取付部が
取り付け基準面に位置するとともにベースに一体形成表
示された左を示す文字または記号を目隠し部にて隠して
一体形成表示された右を示す文字または記号のみを外か
ら視認できるようにして右設置専用のダイポール特性を
有するサラウンド用のスピーカ装置を構成する。
ットを前面を左方向に向けてスピーカ取付部に取り付け
た左設置用中仕切板の目隠し部をベースの貫通孔に挿入
したうえで右または左方向に移動し取り付けることによ
り、左設置用中仕切板のスピーカ取付部が取り付け基準
面に位置するとともにベースに一体形成表示された右を
示す文字または記号を目隠し部にて隠して一体形成表示
された左を示す文字または記号のみを外から視認できる
ようにして左設置専用のダイポール特性を有するサラウ
ンド用のスピーカ装置を構成し、請求項２においては、
スピーカユニットを前面を右方向に向けてスピーカ取付
部に取り付けた右設置用中仕切板の目隠し部をベースの
貫通孔に挿入したうえで左または右方向に移動し取り付
けることにより、右設置用中仕切板のスピーカ取付部が
取り付け基準面に位置するとともにベースに一体形成表
示された左を示す文字または記号を目隠し部にて隠して
一体形成表示された右を示す文字または記号のみを外か
ら視認できるようにして右設置専用のダイポール特性を
有するサラウンド用のスピーカ装置を構成する。
【０００９】これによって、１種類のベースに対して２
種類の中仕切板を用意することによって用意した部品を
組み合わせるだけで左設置専用と右設置専用の２種類の
サラウンド用のスピーカを組み立てられるとともに左ま
たは右の表示を間違いなく表示することができる。つぎ
に請求項３において、中央の取り付け基準面に対して対
称な形状を有しかつ取り付け基準面に対して対称な形状
の貫通孔を有し貫通孔の左右の外部から視認できる部分
に基準面に対称に左および右を示す文字または記号を一
体形成表示した１種類のベースと、スピーカユニット
と、スピーカユニットを取り付けるためのスピーカ取付
部および目隠し部を有し目隠し部はベースに取り付けた
ときに右または左を示す文字または記号を目隠しする中
仕切板と、取り付け基準面に対称な２面に向けて解放さ
れた音道口を有しベースと中仕切板とともに装置の筺体
を形成するネットフレームカバーとを備えている。
種類の中仕切板を用意することによって用意した部品を
組み合わせるだけで左設置専用と右設置専用の２種類の
サラウンド用のスピーカを組み立てられるとともに左ま
たは右の表示を間違いなく表示することができる。つぎ
に請求項３において、中央の取り付け基準面に対して対
称な形状を有しかつ取り付け基準面に対して対称な形状
の貫通孔を有し貫通孔の左右の外部から視認できる部分
に基準面に対称に左および右を示す文字または記号を一
体形成表示した１種類のベースと、スピーカユニット
と、スピーカユニットを取り付けるためのスピーカ取付
部および目隠し部を有し目隠し部はベースに取り付けた
ときに右または左を示す文字または記号を目隠しする中
仕切板と、取り付け基準面に対称な２面に向けて解放さ
れた音道口を有しベースと中仕切板とともに装置の筺体
を形成するネットフレームカバーとを備えている。
【００１０】そしてスピーカユニットを前面を左方向に
向けてスピーカ取付部に取り付けた中仕切板の目隠し部
をベースの貫通孔に挿入し右または左方向に移動し取り
付けることにより、中仕切板のスピーカ取付部が取り付
け基準面に位置するとともにベースに一体形成表示され
た右を示す文字または記号を目隠し部にて隠して一体形
成表示された左を示す文字または記号のみを外から視認
できるようにして左設置専用のダイポール特性を有する
サラウンド用のスピーカ装置を構成し、スピーカユニッ
トを前面を右方向に向けてスピーカ取付部に取り付けた
中仕切板を取り付け基準面に対して１８０度回転してス
ピーカユニットの前面を右方向に向けてその目隠し部を
ベースの貫通孔に挿入し左または右方向に移動し取り付
けることにより、中仕切板のスピーカ取付部が取り付け
基準面に位置するとともにベースに一体形成表示された
左を示す文字または記号を目隠し部にて隠して一体形成
表示された右を示す文字または記号のみを外から視認で
きるようにして右設置専用のダイポール特性を有するサ
ラウンド用のスピーカ装置を構成する。
向けてスピーカ取付部に取り付けた中仕切板の目隠し部
をベースの貫通孔に挿入し右または左方向に移動し取り
付けることにより、中仕切板のスピーカ取付部が取り付
け基準面に位置するとともにベースに一体形成表示され
た右を示す文字または記号を目隠し部にて隠して一体形
成表示された左を示す文字または記号のみを外から視認
できるようにして左設置専用のダイポール特性を有する
サラウンド用のスピーカ装置を構成し、スピーカユニッ
トを前面を右方向に向けてスピーカ取付部に取り付けた
中仕切板を取り付け基準面に対して１８０度回転してス
ピーカユニットの前面を右方向に向けてその目隠し部を
ベースの貫通孔に挿入し左または右方向に移動し取り付
けることにより、中仕切板のスピーカ取付部が取り付け
基準面に位置するとともにベースに一体形成表示された
左を示す文字または記号を目隠し部にて隠して一体形成
表示された右を示す文字または記号のみを外から視認で
きるようにして右設置専用のダイポール特性を有するサ
ラウンド用のスピーカ装置を構成する。
【００１１】これによって、すべての部品の種類が１種
類でよく、用意した部品を組み合わせるときに中仕切り
板を回転させて取り付けるだけで左設置専用と右設置専
用の２種類のサラウンド用のスピーカを組み立てられる
とともに左または右の表示を間違いなく表示することが
できる。このように少ない部品点数で組み立て可能で、
貼り付けによる作業の間違えをなくすことができ生産性
の向上が図られ、互いに対称的な２種類のダイポール特
性を有する左設置専用、右設置専用の２種類のサラウン
ド用のスピーカを安価に提供することができる。
類でよく、用意した部品を組み合わせるときに中仕切り
板を回転させて取り付けるだけで左設置専用と右設置専
用の２種類のサラウンド用のスピーカを組み立てられる
とともに左または右の表示を間違いなく表示することが
できる。このように少ない部品点数で組み立て可能で、
貼り付けによる作業の間違えをなくすことができ生産性
の向上が図られ、互いに対称的な２種類のダイポール特
性を有する左設置専用、右設置専用の２種類のサラウン
ド用のスピーカを安価に提供することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下本発明のサラウンド用のスピ
ーカ装置の一実施形態について、図１ないし図５を参照
しながら詳細に説明する。図１は本発明の第１の実施形
態のサラウンド用の左設置用のスピーカ装置の断面を示
す正面図、図２は同じく右設置用のスピーカ装置の断面
を示す正面図、図３はベースの詳細図で、（ａ）は平面
図、（ｂ）は断面を示す正面図、（ｃ）は底面図、図４
（ａ）は左設置用の中仕切２の正面図、（ｂ）は同側面
図、（ｃ）は同底面図、（ｄ）は右設置用の中仕切１２
の正面図、（ｅ）は同側面図、（ｆ）は同底面図、図５
は同じく左設置用および右設置用のサラウンド用のスピ
ーカ装置の外観図で（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、
（ｃ）は側面図、（ｄ）は底面図である。
ーカ装置の一実施形態について、図１ないし図５を参照
しながら詳細に説明する。図１は本発明の第１の実施形
態のサラウンド用の左設置用のスピーカ装置の断面を示
す正面図、図２は同じく右設置用のスピーカ装置の断面
を示す正面図、図３はベースの詳細図で、（ａ）は平面
図、（ｂ）は断面を示す正面図、（ｃ）は底面図、図４
（ａ）は左設置用の中仕切２の正面図、（ｂ）は同側面
図、（ｃ）は同底面図、（ｄ）は右設置用の中仕切１２
の正面図、（ｅ）は同側面図、（ｆ）は同底面図、図５
は同じく左設置用および右設置用のサラウンド用のスピ
ーカ装置の外観図で（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、
（ｃ）は側面図、（ｄ）は底面図である。
【００１３】ベース１には図３に示すように中央の取り
付け基準面６に対称な寸法の貫通孔１ａを上下に配置
し、貫通孔１ａの一方の左右位置であって取り付け基準
面６を基準とする対称位置に、外から視認できる部分の
ベース１面に「Ｒ」文字１ｂ、および同じく「Ｌ」文字
１ｃを金型に彫刻するなどして一体に形成し、また左設
置用中仕切板２の取り付け用のそれぞれ２個ずつの袋ナ
ット１ｄ，１ｅおよび右設置用中仕切板１２の取り付け
用のそれぞれ２個ずつの袋ナット１ｆ，１ｇを設けてあ
り、また壁面取り付け用の４個の孔１ｈを備えている。
付け基準面６に対称な寸法の貫通孔１ａを上下に配置
し、貫通孔１ａの一方の左右位置であって取り付け基準
面６を基準とする対称位置に、外から視認できる部分の
ベース１面に「Ｒ」文字１ｂ、および同じく「Ｌ」文字
１ｃを金型に彫刻するなどして一体に形成し、また左設
置用中仕切板２の取り付け用のそれぞれ２個ずつの袋ナ
ット１ｄ，１ｅおよび右設置用中仕切板１２の取り付け
用のそれぞれ２個ずつの袋ナット１ｆ，１ｇを設けてあ
り、また壁面取り付け用の４個の孔１ｈを備えている。
【００１４】図４に示すように左設置用中仕切板２およ
び右設置用中仕切板１２にはそれぞれ目隠し部２ａおよ
び１２ａ、スピーカを取り付けるための取り付け部２ｂ
および１２ｂ、取り付けられたスピーカの前面から音を
放射するための開口２ｃおよび１２ｃ、スピーカ取り付
け用の各４個のナット部２ｄおよび１２ｄを備えてい
る。ネットフレームカバー４には取り付け基準面６に対
して対称に左右方向の２面に向けて解放された音道口４
ａを有し、内面中央には左設置用中仕切板２または右設
置用中仕切板１２の周囲に嵌着するための溝４ｂを備え
ている。
び右設置用中仕切板１２にはそれぞれ目隠し部２ａおよ
び１２ａ、スピーカを取り付けるための取り付け部２ｂ
および１２ｂ、取り付けられたスピーカの前面から音を
放射するための開口２ｃおよび１２ｃ、スピーカ取り付
け用の各４個のナット部２ｄおよび１２ｄを備えてい
る。ネットフレームカバー４には取り付け基準面６に対
して対称に左右方向の２面に向けて解放された音道口４
ａを有し、内面中央には左設置用中仕切板２または右設
置用中仕切板１２の周囲に嵌着するための溝４ｂを備え
ている。
【００１５】上記のような各構成部品を組み立てる場
合、まず左設置専用のスピーカ装置１０について説明す
る。図１において、まず左仕切板２にスピーカユニット
５を取り付けねじ他の手段で取り付け、ついでスピーカ
ユニット５の取り付けられた左設置用中仕切板２の２個
の目隠し部２ａをベース１の貫通孔１ａを通したうえで
左方向に移動させて取り付けねじ３でベース１の袋ナッ
ト１ｄ，１ｅに取り付ける。そしてネットフレームカバ
ー４の内面の溝４ｂを左設置用中仕切板２の周辺すなわ
ちスピーカ取付け部２ｂ上縁に嵌着して固定する。する
と左設置用中仕切板２の２個の目隠し部２ａの一方によ
ってベース１に彫刻した「Ｒ」文字１ｂが隠され、
「Ｌ」文字１ｃだけが図５（ｄ）のように外部から視認
できて、このスピーカ装置が左設置専用のものであるこ
とが確認できる。
合、まず左設置専用のスピーカ装置１０について説明す
る。図１において、まず左仕切板２にスピーカユニット
５を取り付けねじ他の手段で取り付け、ついでスピーカ
ユニット５の取り付けられた左設置用中仕切板２の２個
の目隠し部２ａをベース１の貫通孔１ａを通したうえで
左方向に移動させて取り付けねじ３でベース１の袋ナッ
ト１ｄ，１ｅに取り付ける。そしてネットフレームカバ
ー４の内面の溝４ｂを左設置用中仕切板２の周辺すなわ
ちスピーカ取付け部２ｂ上縁に嵌着して固定する。する
と左設置用中仕切板２の２個の目隠し部２ａの一方によ
ってベース１に彫刻した「Ｒ」文字１ｂが隠され、
「Ｌ」文字１ｃだけが図５（ｄ）のように外部から視認
できて、このスピーカ装置が左設置専用のものであるこ
とが確認できる。
【００１６】そして組み立てた状態でネットフレームカ
バー４はベース１と左設置用中仕切板２とともに装置の
筺体を形成して左設置専用のダイポール特性を有するサ
ラウンド用のスピーカ装置１０を構成する。そしてこの
左設置専用スピーカ装置１０を試聴者の左側面の壁に設
置した場合はスピーカユニット５は試聴者の後方を向い
ている状態となる。
バー４はベース１と左設置用中仕切板２とともに装置の
筺体を形成して左設置専用のダイポール特性を有するサ
ラウンド用のスピーカ装置１０を構成する。そしてこの
左設置専用スピーカ装置１０を試聴者の左側面の壁に設
置した場合はスピーカユニット５は試聴者の後方を向い
ている状態となる。
【００１７】上記において目隠し部２ａおよび１２ａの
それぞれの位置をそれぞれ図示とは逆方向に形成するこ
ともでき、そのときはベースの左、右の表示を逆にすれ
ばよく貫通孔１ａに通した後に図示と逆方向にずらして
ベースに取り付ければよい。つぎに図２を用いて右設置
専用のスピーカ装置の組み立てについて説明する。まず
右設置用仕切板１２にスピーカユニット５を取り付けね
じ他の手段で取り付け、ついでスピーカユニット５の取
り付けられた右設置用中仕切板１２の２個の目隠し部１
２ａをベース１の貫通孔１ａを通したうえで右方に移動
させて取り付けねじ３でベース１の袋ナット１ｆ，１ｇ
に取り付ける。そしてネットフレームカバー４の内面の
溝４ｂを右設置用中仕切板１２の周辺すなわちスピーカ
取付け部１２ｂ上縁に嵌着して固定する。すると右設置
用中仕切板１２の２個の目隠し部１２ａの一方によって
ベース１に彫刻した「Ｌ」文字１ｃが隠され、「Ｒ」文
字１ｂだけが外部から視認できて、このスピーカ装置が
右設置専用のものであることが確認できる。
それぞれの位置をそれぞれ図示とは逆方向に形成するこ
ともでき、そのときはベースの左、右の表示を逆にすれ
ばよく貫通孔１ａに通した後に図示と逆方向にずらして
ベースに取り付ければよい。つぎに図２を用いて右設置
専用のスピーカ装置の組み立てについて説明する。まず
右設置用仕切板１２にスピーカユニット５を取り付けね
じ他の手段で取り付け、ついでスピーカユニット５の取
り付けられた右設置用中仕切板１２の２個の目隠し部１
２ａをベース１の貫通孔１ａを通したうえで右方に移動
させて取り付けねじ３でベース１の袋ナット１ｆ，１ｇ
に取り付ける。そしてネットフレームカバー４の内面の
溝４ｂを右設置用中仕切板１２の周辺すなわちスピーカ
取付け部１２ｂ上縁に嵌着して固定する。すると右設置
用中仕切板１２の２個の目隠し部１２ａの一方によって
ベース１に彫刻した「Ｌ」文字１ｃが隠され、「Ｒ」文
字１ｂだけが外部から視認できて、このスピーカ装置が
右設置専用のものであることが確認できる。
【００１８】そして組み立てた状態でネットフレームカ
バー４はベース１と右設置用中仕切板１２とともに装置
の筺体を形成しての左設置専用のスピーカ装置１０と互
いに対称的なダイポール特性を有する右設置専用のサラ
ウンド用のスピーカ装置２０を構成する。そしてこの右
設置専用スピーカ装置２０を試聴者の右側面の壁に設置
した場合はスピーカユニット５は試聴者の後方を向いて
いる状態となる。
バー４はベース１と右設置用中仕切板１２とともに装置
の筺体を形成しての左設置専用のスピーカ装置１０と互
いに対称的なダイポール特性を有する右設置専用のサラ
ウンド用のスピーカ装置２０を構成する。そしてこの右
設置専用スピーカ装置２０を試聴者の右側面の壁に設置
した場合はスピーカユニット５は試聴者の後方を向いて
いる状態となる。
【００１９】以上のように本実施形態によれば、１種類
のベース１と、２種類の中仕切板２または１２を別々に
組み合わせることにより、互いに対称的な２種類のダイ
ポール特性を有する左設置専用、右設置専用のサラウン
ド用のスピーカ装置を、少ない部品点数で、製造工程で
のシール貼り付け作業の貼り間違えを無くし、生産性を
向上させ、より安価なサラウンド用のスピーカを提供す
ることができる。
のベース１と、２種類の中仕切板２または１２を別々に
組み合わせることにより、互いに対称的な２種類のダイ
ポール特性を有する左設置専用、右設置専用のサラウン
ド用のスピーカ装置を、少ない部品点数で、製造工程で
のシール貼り付け作業の貼り間違えを無くし、生産性を
向上させ、より安価なサラウンド用のスピーカを提供す
ることができる。
【００２０】つぎに第２の実施形態について説明する。
第１の実施形態では中仕切板が２種類必要であったが、
スピーカ装置のデザインを考慮することによって、中仕
切板２を図３の上下の中心の基準面７に対して上下対称
な形に形成する。そうすればこの中仕切板に右方向にス
ピーカユニット５を取り付けてそのままか、または中央
の取り付け基準面６に対して１８０度回転してスピーカ
ユニットが左方向に向くようにベース１に取り付けるこ
とにより、左設置専用、右設置専用のスピーカ装置が構
成でき、しかも目隠し部１ａにより「Ｒ］文字１ｂまた
は「Ｌ］文字１ｃが隠されて間違いなく表示がなされる
ものである。
第１の実施形態では中仕切板が２種類必要であったが、
スピーカ装置のデザインを考慮することによって、中仕
切板２を図３の上下の中心の基準面７に対して上下対称
な形に形成する。そうすればこの中仕切板に右方向にス
ピーカユニット５を取り付けてそのままか、または中央
の取り付け基準面６に対して１８０度回転してスピーカ
ユニットが左方向に向くようにベース１に取り付けるこ
とにより、左設置専用、右設置専用のスピーカ装置が構
成でき、しかも目隠し部１ａにより「Ｒ］文字１ｂまた
は「Ｌ］文字１ｃが隠されて間違いなく表示がなされる
ものである。
【００２１】なお上記実施形態において各部の形状、数
量等は自由に変更可能である。たとえば彫刻文字
「Ｌ」，「Ｒ」は１個の貫通孔１ａの左右にではなく上
側の貫通孔１ａの左側に「Ｒ」，下側の貫通孔１ａの右
側に「Ｌ」を彫刻してもよく、また貫通孔１ａを１個の
み、すなわち取り付け基準面６，７の両方に対称な形と
して、もちろん左設置用仕切り板２、右設置用仕切板１
２のいずれの目隠し部２ａ，１２ａも各１個としても目
的は達成できる。
量等は自由に変更可能である。たとえば彫刻文字
「Ｌ」，「Ｒ」は１個の貫通孔１ａの左右にではなく上
側の貫通孔１ａの左側に「Ｒ」，下側の貫通孔１ａの右
側に「Ｌ」を彫刻してもよく、また貫通孔１ａを１個の
み、すなわち取り付け基準面６，７の両方に対称な形と
して、もちろん左設置用仕切り板２、右設置用仕切板１
２のいずれの目隠し部２ａ，１２ａも各１個としても目
的は達成できる。
【００２２】また「Ｌ」，「Ｒ」等の表示もこれに限定
されず「左」，「右」でもよく、左右が識別できるもの
であれば記号でも良いものであり、彫刻に限らず印刷等
でも差し支えない。さらに各部の取り付け用の取り付け
ねじや孔の数や取り付け方法の細部も例示のものに限定
されるものではない。
されず「左」，「右」でもよく、左右が識別できるもの
であれば記号でも良いものであり、彫刻に限らず印刷等
でも差し支えない。さらに各部の取り付け用の取り付け
ねじや孔の数や取り付け方法の細部も例示のものに限定
されるものではない。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスピーカ装
置は、請求項１および２の構成によれば、１種類のベー
スに対して２種類の中仕切板を用意することによって用
意した部品を組み合わせるだけで左設置専用と右設置専
用の２種類のサラウンド用のスピーカを組み立てられる
とともに左または右の表示を間違いなく表示することが
できる。
置は、請求項１および２の構成によれば、１種類のベー
スに対して２種類の中仕切板を用意することによって用
意した部品を組み合わせるだけで左設置専用と右設置専
用の２種類のサラウンド用のスピーカを組み立てられる
とともに左または右の表示を間違いなく表示することが
できる。
【００２４】また請求項３の構成によれば、すべての部
品の種類が１種類でよく、用意した部品を組み合わせる
ときに中仕切り板を回転させて取り付けるだけで左設置
専用と右設置専用の２種類のサラウンド用のスピーカを
組み立てられるとともに左または右の表示を間違いなく
表示することができる。このように本発明は少ない部品
点数で組み立て可能で、貼り付けによる作業の間違えを
なくすことができ生産性の向上が図られ、互いに対称的
な２種類のダイポール特性を有する左設置専用、右設置
専用の２種類のサラウンド用のスピーカを安価に提供す
ることができる。
品の種類が１種類でよく、用意した部品を組み合わせる
ときに中仕切り板を回転させて取り付けるだけで左設置
専用と右設置専用の２種類のサラウンド用のスピーカを
組み立てられるとともに左または右の表示を間違いなく
表示することができる。このように本発明は少ない部品
点数で組み立て可能で、貼り付けによる作業の間違えを
なくすことができ生産性の向上が図られ、互いに対称的
な２種類のダイポール特性を有する左設置専用、右設置
専用の２種類のサラウンド用のスピーカを安価に提供す
ることができる。
【図１】本発明の一実施形態の左設置用のサラウンド用
のスピーカ装置の断面を示す正面図
のスピーカ装置の断面を示す正面図
【図２】同じくその右設置用のサラウンド用のスピーカ
装置の断面を示す正面図
装置の断面を示す正面図
【図３】同じくベースの詳細図
【図４】同じく左専用中仕切板および右専用中仕切板の
それぞれの正面図、側面図および底面図
それぞれの正面図、側面図および底面図
【図５】同じく左設置用および右設置用のサラウンド用
のスピーカ装置の外観図
のスピーカ装置の外観図
【図６】従来の左専用および右専用のサラウンド用のス
ピーカの断面を示す正面図
ピーカの断面を示す正面図
１ ベース
１ａ 貫通孔
１ｂ 文字「Ｒ］
１ｃ 文字「Ｌ］
２ 左設置用中仕切板
３ 取り付けねじ
４ ネットフレームカバー
４ａ 溝
５ スピーカユニット
６ 取付基準面
１２ 右設置用中仕切板
Claims (3)
- 【請求項１】 中央の取り付け基準面に対して対称な形
状を有しかつ前記取り付け基準面に対して対称な形状の
貫通孔を有し前記貫通孔の左右の外部から視認できる部
分に前記基準面に対称に左および右を示す文字または記
号を一体形成表示した１種類のベースと、 スピーカユニットと、 前記スピーカユニットを取り付けるためのスピーカ取付
部および目隠し部を有し前記目隠し部は前記ベースに取
り付けたときに前記右を示す文字または記号を目隠しす
る左設置用中仕切板と、 前記取り付け基準面に対称な２面に向けて解放された音
道口を有し前記ベースと前記左設置用中仕切板とともに
装置の筺体を形成するネットフレームカバーとを備え、 前記スピーカユニットの前面を左方向に向けてスピーカ
取付部に取り付けた左設置用中仕切板の目隠し部を前記
ベースの貫通孔に挿入したうえで右または左方向に移動
し取り付けることにより、前記左設置用中仕切板のスピ
ーカ取付部が前記取り付け基準面に位置するとともにベ
ースに一体形成表示された右を示す文字または記号を前
記目隠し部にて隠して一体形成表示された左を示す文字
または記号のみを外から視認できるようにして左設置専
用のダイポール特性を有するサラウンド用のスピーカを
構成するスピーカ装置。 - 【請求項２】 左設置用中仕切板に代えてスピーカユニ
ットを取り付けるためのスピーカ取付部および目隠し部
を有し前記目隠し部は前記ベースに取り付けたときに前
記左を示す文字または記号を目隠しする右設置用中仕切
板を備え、 前記スピーカユニットの前面を右方向に向けてスピーカ
取付部に取り付けた右設置用中仕切板の目隠し部を前記
ベースの貫通孔に挿入したうえで左または右方向に移動
し取り付けることにより、前記右設置用中仕切板のスピ
ーカ取付部が取り付け基準面に位置するとともにベース
に一体形成表示された左を示す文字または記号を前記目
隠し部にて隠して一体形成表示された右を示す文字また
は記号のみを外から視認できるようにして右設置専用の
ダイポール特性を有するサラウンド用のスピーカを構成
する請求項１記載のスピーカ装置。 - 【請求項３】 中央の取り付け基準面に対して対称な形
状を有しかつ前記取り付け基準面に対して対称な形状の
貫通孔を有し前記貫通孔の左右の外部から視認できる部
分に前記基準面に対称に左および右を示す文字または記
号を一体形成表示した１種類のベースと、 スピーカユニットと、 前記スピーカユニットを取り付けるためのスピーカ取付
部および目隠し部を有し前記目隠し部は前記ベースに取
り付けたときに前記右または左を示す文字または記号を
目隠しする中仕切板と、 前記取り付け基準面に対称な２面に向けて解放された音
道口を有し前記ベースと前記中仕切板とともに装置の筺
体を形成するネットフレームカバーとを備え、 前記スピーカユニットの前面を左方向に向けてスピーカ
取付部に取り付けた中仕切板の目隠し部を前記ベースの
貫通孔に挿入し右または左方向に移動し取り付けること
により、前記中仕切板のスピーカ取付部が前記取り付け
基準面に位置するとともにベースに一体形成表示された
右を示す文字または記号を前記目隠し部にて隠して一体
形成表示された左を示す文字または記号のみを外から視
認できるようにして左設置専用のダイポール特性を有す
るサラウンド用のスピーカを構成し、 前記スピーカユニットの前面を左方向に向けてスピーカ
取付部に取り付けた中仕切板を前記取り付け基準面に対
して１８０度回転して前記スピーカユニットの前面を右
方向に向けてその目隠し部を前記ベースの貫通孔に挿入
し左または右方向に移動し取り付けることにより、前記
中仕切板のスピーカ取付部が前記取り付け基準面に位置
するとともにベースに一体形成表示された左を示す文字
または記号を前記目隠し部にて隠して一体形成表示され
た右を示す文字または記号のみを外から視認できるよう
にして右設置専用のダイポール特性を有するサラウンド
用のスピーカを構成するようにしたことを特徴とするス
ピーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34485196A JP3511823B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34485196A JP3511823B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | スピーカ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10191487A JPH10191487A (ja) | 1998-07-21 |
| JP3511823B2 true JP3511823B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=18372481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34485196A Expired - Fee Related JP3511823B2 (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3511823B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010034943A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Fujitsu Ten Ltd | スピーカおよびスピーカグリル |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34485196A patent/JP3511823B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10191487A (ja) | 1998-07-21 |
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